JP4847507B2 - 物理抽選装置及びこれを備えたゲーム装置 - Google Patents
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Description
ポケット開口面上を転動する抽選用転動体は、その移動速度が抽選用ポケットに落ちることができる程度まで小さくなった後、すぐに抽選用転動体が抽選用ポケットの開口を通過するような転動軌道上を転動する場合もあれば、いつまでも抽選用転動体が抽選用ポケットの開口を通過しないような転動軌道上を転動する場合もあり得る。ポケット開口面上における抽選用転動体の転動軌道が複数の抽選用ポケットを通るように軌道を安定化させ、抽選用転動体が抽選用ポケットへ入りやすくなるように各要素を調整すれば、抽選用転動体が抽選用ポケットに落ちるまでの時間のバラツキを十分に少なくすることが可能である。しかし、この場合には、抽選用転動体の一部分がその進行方向に存在する抽選用ポケットの開口にわずかに入り込むだけで、抽選用転動体がその開口の進行方向縁部に衝突して急激に移動速度が落とされる。そのため、抽選用転動体はすぐに抽選用ポケットに落ちてしまい、平均的な物理抽選時間が極端に短くなってしまう。しかも、物理抽選においては、通常、抽選者からの抽選に関する信頼性を得るために、ポケット開口面上における抽選用転動体の転動軌道に十分にランダム性を持たせなければならない。したがって、ポケット開口面上における抽選用転動体の転動軌道が複数の抽選用ポケットを通るように転動軌道を安定化させる構成は、ほとんど採用されない。一方、ポケット開口面上における抽選用転動体の転動軌道に十分ランダム性を持たせて、抽選用転動体が抽選用ポケットへ入り難くなるように各要素を調整すれば、平均的な物理抽選時間が長くなるように調整することは可能となる。しかし、抽選用転動体が抽選用ポケットに落ちるまでの時間に大きなバラツキが生じてしまうことになる。
この物理抽選装置においては、抽選用転動体をポケット開口面上に投入するのではなく、そのポケット開口面に隣接し、ポケット開口面側が低くなるように傾斜した傾斜面上に投入することとしている。そして、投入された抽選用転動体は、重力の作用により傾斜面上でその傾斜方向下側へ向かう力を受けることになるが、投入直後の抽選用転動体は、傾斜面上の通過部を通過できない速度で転動するので、しばらくの間は、傾斜面上の移動阻止部にポケット開口面側への移動を阻止されながら傾斜面上を転動する。その後、抽選用転動体の移動速度が徐々に遅くなり、自重により傾斜面上の通過部を通過可能な程度まで抽選用転動体の上記速度成分が小さくなると、抽選用転動体は、自重により通過部を通過して傾斜面側からポケット開口面側へ移動する。このような構成において、抽選用転動体が投入されてから通過部を通過するまでの時間(以下、「傾斜面転動時間」という。)を変動させる要素としては、投入直後における抽選用転動体の上記速度成分の大きさ、抽選用転動体に対する通過部の相対的な大きさ、傾斜面上における通過部と移動阻止部との比率、傾斜面の傾斜角度などが挙げられる。この傾斜面転動時間は、抽選用転動体がポケット開口面側に移動してから抽選用ポケットのいずれかに入るまでの時間(以下、「ポケット開口面転動時間」という。)と比較して、長い時間であっても安定して一定範囲内となるように調整することが容易である。
これは、主に次の理由による。すなわち、傾斜面上の抽選用転動体は、その傾斜方向下側への力を常時受けているので、抽選用転動体には傾斜面上の通過部へ向かう力が常に働いている。そのため、傾斜方向に対して略直交する方向への速度成分を有する抽選用転動体は、通過部の隣接位置を通過するように傾斜面上を転動することになる。その結果、抽選用転動体の上記速度成分が通過部を通過可能な程度まで小さくなったらすぐに、抽選用転動体は通過部を通過して傾斜面側からポケット開口面側へ移動することになる。このように、通過部の隣接位置を通過するように抽選用転動体の転動軌道を安定化させることができることで、傾斜面転動時間を一定範囲内とすることは容易である。ここで、このように抽選用転動体の転動軌道を安定化させる場合、その平均的な傾斜面転動時間は、ポケット開口面上での抽選用転動体の転動軌道を安定化させる場合の平均的なポケット開口面転動時間に比べて長く確保することができる。詳しく説明すると、傾斜面上の抽選用転動体であっても、その一部分が通過部に入り込むことで、移動阻止部及び通過部の並び方向(傾斜方向に対して直交する方向)の移動阻止部の端部に衝突するので、ポケット開口面上の抽選用転動体が抽選用ポケットの開口縁部に衝突する場合と同様に、その移動速度が急激に落ちる。しかし、ポケット開口面上の抽選用転動体がその面上に開口した抽選用ポケットへ入り込もうとする力は重力のすべてが作用するのに対し、傾斜面上の抽選用転動体が通過部へ入り込む方向へ受ける力の大きさは重力の一部分しか作用しない。また、抽選用転動体の移動方向における抽選用ポケットの開口の長さと通過部の長さとが同じであり、かつ、抽選用転動体の移動速度も同じであれば、傾斜面上の抽選用転動体が通過部上を通り過ぎるのに要する時間は、ポケット開口面上の抽選用転動体が抽選用ポケットの開口上を通り過ぎるのに要する時間と同じになる。そして、その時間内に抽選用転動体が通過部や抽選用ポケットの開口へ入り込む量(入り込む方向への移動距離)は、その抽選用転動体が入り込む方向へ受ける力(通過部については重力の一部分。抽選用ポケットについては重力の全部。)に比例する。したがって、その時間内に傾斜面上の抽選用転動体が重力(一部分)の作用を受けて通過部へ入り込む量は、その時間内にポケット開口面上の抽選用転動体が重力(全部)の作用を受けて抽選用ポケットの開口へ入り込む量よりも少ないものとなる。特に、傾斜面の傾斜角度が小さい場合、傾斜面上の抽選用転動体が通過部へ入り込む量は、ポケット開口面上の抽選用転動体が抽選用ポケットの開口へ入り込む量よりもかなり少ないものとなる。したがって、抽選用転動体の転動軌道を安定化させたときの平均的な傾斜面転動時間は、抽選用転動体の転動軌道を安定化させたときの平均的なポケット開口面転動時間に比べて、長く確保できる。
一方、ポケット開口面転動時間については、上述したとおり、平均的なポケット開口面転動時間が長くなるように各要素を調整しようとすると大きなバラツキが生じてしまうが、平均的なポケット開口面転動時間を比較的短い時間内に調整する場合には、そのバラツキは十分に小さいものとなる。このとき、ポケット開口面上における抽選用転動体の転動軌道のランダム性が低下することになるが、抽選用転動体が傾斜面上を転動している間にポケット開口面が移動することで、傾斜面上を転動している抽選用転動体の抽選用ポケットに対するランダム性が得られることから、物理抽選全体におけるランダム性は十分に確保できる。
以上より、本物理抽選装置においては、平均的なポケット開口面転動時間を比較的短い時間に調整してポケット開口面転動時間のバラツキを十分に小さく抑えつつ、これにより不足する物理抽選時間の不足分は、比較的長い時間でもバラツキが少ない状態で一定範囲内に調整可能な傾斜面転動時間によって補うことにより、物理抽選時間全体について、バラツキが少ない状態で物理抽選時間が目標範囲内となるようにすることができる。
この物理抽選装置においては、回転駆動するドーナツ状の本体構造部分の内周面にポケット開口面が設けられる構成において、バラツキが少ない状態で多くの物理抽選時間が目標範囲内となるようにすることができる。
この物理抽選装置においては、傾斜面側からポケット開口面側へ移動した抽選用転動体がポケット開口面を通過しても、その抽選用転動体は第2の傾斜面により再びポケット開口面側へ戻される。このような構成により、傾斜面側からポケット開口面側へ移動した後の抽選用転動体を、より短時間でかつバラツキの少ない状態で抽選用ポケットへ入れることが可能となる。
この物理抽選装置においては、傾斜面上の抽選用転動体が通過部を通過してポケット開口面側へ移動する箇所を変化させることができる。これにより、物理抽選のランダム性を向上させ、より信頼性の高い物理抽選を行うことが可能となる。
この物理抽選装置においては、すべての物理抽選時間を目標範囲内とすることは困難であることに鑑み、一部の物理抽選時間が目標範囲を越えて長くなる場合には、ポケット開口面の移動速度を減速させて抽選用転動体が抽選用ポケットに入りやすくする。これにより、その結果、物理抽選時間のバラツキを更に小さくすることができる。本物理抽選装置においては、上述したとおり、バラツキが少ない状態で多くの物理抽選時間が目標範囲内となるようにすることができるので、このようにポケット開口面の移動速度を減速させなければならない頻度は、従来よりも少なくできる。よって、抽選結果が意図的に出されたのではないかという疑義を抽選者に抱かせるおそれがある機会を減らすことができる。
この物理抽選装置においては、移動阻止部及び通過部を簡易な構成で実現することができる。
このゲーム装置においては、上述した物理抽選装置を用いるので、バラツキが少ない状態で多くの物理抽選時間が目標範囲内となるようにすることができる。
なお、各図は本発明の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ及び位置関係を概略的に示してあるに過ぎず、従って、本発明は各図で例示された形状、大きさ及び位置関係のみに限定されるものではない。また、各図では、構成の明瞭化のため、断面におけるハッチングの一部が省略されている。さらに、後述において例示する数値は、本発明の好適な例に過ぎず、従って、本発明は例示された数値に限定されるものではない。
本メダルゲーム機1は、センター抽選装置3を囲うように8つのステーション部2を備えており、各プレイヤーは各ステーション部2でそれぞれゲームをプレイすることになる。
ステーション部2は、筺体の上部に、表示手段及び操作手段としてのタッチパネル11と、操作手段としてのスタートボタン12及びBETモード選択ボタン13と、ベット対象受取手段を構成するメダル投入口14などが設けられている。タッチパネル11にはゲーム画面が表示され、プレイヤーはそのゲーム画面の表示を見ながらタッチパネル11や各種ボタン12,13を操作することによりゲームをプレイする。本実施形態では、ステーション部2で実行されるゲームがスロットゲーム(図柄合わせ遊技)である場合を例に挙げて説明するが、ステーション部2で実行されるゲームの種類はこれに限られない。なお、スロットゲームとは、複数種類のシンボル(図柄)を変動表示させ、その後にその変動表示を停止させたときに停止表示されるシンボルが、又は停止表示された複数シンボルによる組み合わせが、予め決められた賞に対応していると、プレイヤーへ所定の特典が付与されるゲームをいう。
タッチパネル11に表示されるゲーム画面には、所定順序で配列する2種以上の複数のシンボルが、5つのシンボル表示域11a〜11eそれぞれに表示される。また、タッチパネル11には、このほかに、ゲーム画面下部に、プレイヤーがメダル投入口5aから投入したメダルの枚数に相当するクレジットの量を表示するクレジット表示部などの、ゲームに必要な各種情報を表示する表示部11fも表示される。更に、ゲーム画面下部には、5つのモード選択ボタン13にそれぞれ対応するBETモード表示部11gも表示されている。なお、本実施形態では、機械式のボタン12,13に対する操作以外の操作の一部又は全部は、タッチパネル11に表示されている各種操作用画像を触れることにより行うが、その操作用画像に代えて機械式のボタンを設けても良いし、逆に、機械式のボタン12,13に代えてタッチパネル11の操作用画像を利用するようにしてもよい。
ステーション制御装置20は、CPU21、入出力ポート21a、ROM22、RAM23、乱数発生回路24、表示制御部25、音響制御部26、払戻制御部27などから構成されている。入出力ポート21aは、後述する中央制御装置30との間でデータ通信を行うために利用される。ROM22は、CPU21が利用する各種プログラムや各種データベース等のデータを格納しており、これらをCPU21に出力する。RAM23は、CPU21によって演算された変数データなどを一時的に格納したり、クレジットデータ等の各種変動データを記憶したりする。乱数発生回路24は、所定のタイミングで乱数を発生させてそのデータをCPU21に出力する。表示制御部25は、タッチパネル11とともに表示手段を構成し、CPU21の制御の下、ゲーム画面等を表示するタッチパネル11の表示制御を行う。音響制御部26は、CPU21の制御の下、スピーカー15から出力する音声によるアナウンスや演出音等を制御する。払戻制御部27は、CPU21の制御の下、メダルを払い戻すためにメダル払戻装置16を制御する。また、CPU21は、メダル投入口に投入されたメダル枚数をカウントする図示しないメダルカウンターや、LED等の照明を制御する照明制御部などにも接続されている。
図5は、1回のスロットゲームの流れを示すフローチャートである。
プレイヤーによって図示しないメダルがメダル投入口5aに投入されると、そのメダル等はメダルカウンターによりカウントされる。そして、メダルカウンターは、ステーション制御装置20のCPU21に投入メダルデータを出力する。この投入メダルデータを受け取ったCPU21は、投入メダルデータに相当するクレジット量をRAM23のクレジットデータに加算する処理を行う。なお、予めゲーム施設に預けておいたクレジットをクレジット引出処理を行うことにより引き出して使用する場合には、引き出した分のクレジットデータがRAM23に記憶される。
図6は、センター抽選装置3の斜視図である。
図7は、センター抽選装置3を図6とは別の角度から見たときの斜視図である。
本実施形態のセンター抽選装置3は、主に、物理抽選装置である鉛直リング抽選器40と、傾斜リング抽選器50と、これらの抽選器40,50を鉛直方向下側から支持する装置支持台60と、表示手段としての2つのディスプレイ装置71,72と、抽選用転動体としての抽選ボール73を各抽選器40,50へ投入しかつ各抽選器40,50から回収するボール搬送装置80とから構成されている。第1ディスプレイ装置71は、鉛直リング抽選器40の中空領域を通じてプレイヤーが視認できるように配置されており、第2ディスプレイ装置72は、傾斜リング抽選器50の中空領域内にその一部が配置されている。
鉛直リング抽選器40で物理抽選を行う場合、抽選ボール73は投入手段を構成するボール搬送装置80のボール投入口86aから、鉛直リング抽選器40の内周面上へ投入される。本実施形態において、鉛直リング抽選器40の内周面は、回転軸方向に2つの領域に大別できる。すなわち、抽選用ポケット41が設けられるポケット開口面としてのポケット領域(図6中手前側の領域)Bと、抽選用ポケット41が設けられていない傾斜面としての非ポケット領域(図6中奥側の領域)Cである。ポケット領域Bと非ポケット領域Cとは、全周にわたって断続的に配置されている移動阻止部材としての複数の突起壁43aによって分割されている。各突起壁43aの間に形成される隙間は、抽選ボール73が約1個分通過可能な幅を持っている。この隙間が通過部を構成している。また、本実施形態では、ポケット領域Bにおける非ポケット領域Cが隣接する側とは反対側に、ポケット領域B側が低くなるように傾斜している第2の傾斜面としての戻し傾斜面Dが、ポケット領域に隣接して鉛直リング抽選器40の内周面上に形成されている。このような戻し傾斜面Dは、非ポケット領域C側からポケット領域B側へ移動した抽選ボール73がポケット領域方向Eへポケット領域Bを通過したときに、その抽選ボール73を再びポケット領域B側へ戻す機能を果たす。この戻し傾斜面Dはポケット領域Bとの境界を厳密に区切る技術的な意味はなく、ポケット領域Bの一部で戻し傾斜面Dを構成するようにしてもよい。
なお、本実施形態における鉛直リング抽選器40及び傾斜リング抽選器50は、いずれも本体構造部分のループが閉じているドーナツ形状のものであったが、本体構造部分のループの一部が開いたU字形状やC字形状のものとしてもよい。
中央制御装置30は、CPU31、入出力ポート31a、ROM32、RAM33、第1回転制御部34a、第2回転制御部34b、テーブル駆動制御部35、表示制御部36、搬送制御部37、第1センサ制御部38a、第2センサ制御部38bなどから構成されている。入出力ポート31aは、各ステーション制御装置20との間でデータ通信を行うために利用される。ROM32は、CPU31が利用する各種プログラムや各種データベース等のデータを格納しており、これらをCPU31に出力する。RAM33は、CPU31によって演算された変数データなどを一時的に格納したり、ジャックポット貯留枚数等の各種変動データを記憶したりする。第1回転制御部34aは、CPU31の制御の下、鉛直リング抽選器40を回転駆動させる第1駆動装置61を制御する。第2回転制御部34bは、CPU31の制御の下、傾斜リング抽選器50を回転駆動させる第2駆動装置62を制御する。テーブル駆動制御部35は、CPU31の制御の下、回転テーブル64を回転駆動させるテーブル駆動装置63を制御する。表示制御部36は、鉛直リング抽選器40用の第1ディスプレイ装置71と、傾斜リング抽選器50用の第2ディスプレイ装置72とともに表示手段を構成し、CPU31の制御の下、抽選の説明や演出用の画面等を表示するこれらのディスプレイ装置71,72の表示制御を行う。搬送制御部37は、CPU31の制御の下、ボール搬送装置80に存在する搬送経路切替装置等の各種駆動装置を制御する。第1センサ制御部38aは、鉛直リング抽選器40に設けられた後述する第1ボールセンサ45及び第1パターンセンサ46からの出力信号に応じて、抽選ボール73が入った抽選用ポケット41に対応する当選ポケット信号をCPU31へ出力する。第2センサ制御部38bは、傾斜リング抽選器50に設けられた後述する第2ボールセンサ55及び第2パターンセンサ56からの出力信号に応じて、抽選ボール73が入った抽選用ポケット51に対応する当選ポケット信号をCPU31へ出力する。
図12は、ボール搬送装置80及びその周辺構成を説明するための斜視図である。
図13は、ボール搬送装置80及びその周辺構成を説明するための側面図である。
本実施形態では、上述したように、鉛直リング抽選器40の上方部分に、抽選用ポケット41に入ったまま周回移動する抽選ボール73が抽選用ポケット41からこぼれ落ちるのを防止するためのこぼれ落ち防止レール47a,47bが設けられている。このこぼれ落ち防止レール47a,47bは、図12に示すように、その周方向に2つに分割されており、その間には抽選ボール73が通過可能な空隙が形成されている。この空隙が鉛直リング抽選器40のボール排出部(以下「第1ボール排出部」という。)48として機能する。すなわち、鉛直リング抽選器40の回転駆動により搬送されてきた抽選ボール73は、この第1ボール排出部48との対向位置に到達すると、自重により第1ボール排出部48を通じて下方へ落下する。
よって、本実施形態では、シャッター82bの動作を制御することで、第1ボール排出部48から排出された抽選ボール73を、傾斜リング抽選器50のボール投入待機部83へ送るか、ボール貯留部へ送るかを、選択的に実行することができる。
本実施形態では、上述したように、傾斜リング抽選器50の基台54における抽選用ポケット51の周回移動経路上に、抽選ボール73が通過可能な切欠部が形成されている。この切欠部が傾斜リング抽選器50のボール排出部(以下「第2ボール排出部」という。)58として機能する。すなわち、傾斜リング抽選器50の回転駆動により搬送されてきた抽選ボール73は、この第2ボール排出部58との対向位置に到達すると、図11に示すように、自重により第2ボール排出部58を通じて排出される。
搬送経路切替装置81は、主に、偏心回転部材81aと、偏心回転部材81aを回転させる図示しない駆動モータとから構成されている。偏心回転部材81aは、円盤状部材で構成されており、その円盤中心からズレた偏心位置に設けられる回転軸に駆動モータが接続されている。駆動モータは、中央制御装置30の搬送制御部37により、その回転方向や回転角が制御される。本実施形態において、偏心回転部材81aは、スタンバイ状態では、図18に示すように、偏心回転部材81aの回転軸から最も離れた長半径側端部が鉛直方向真下を向く状態で停止する。このスタンバイ状態では、搬送経路切替装置81の入口に接続された第3搬送レール85の下端側部分に並んで貯留される複数の抽選ボール73のうち最下流側に位置する抽選ボール73が、図18に示すように搬送経路切替装置81内に入り込む。このとき、最下流側の抽選ボール73は、偏心回転部材81aの鉛直方向上方に位置決めされる。
なお、本実施形態において、この検知に関わる構成及び動作は、鉛直リング抽選器40も傾斜リング抽選器50もほぼ同様の構成であるため、以下の説明では、傾斜リング抽選器50を例に挙げて説明し、鉛直リング抽選器40についての説明は省略する。
本実施形態では、上述したように、抽選用ポケット51を周回移動させるために、その抽選用ポケット51を形成する仕切り部材52が周回移動するように駆動させている。一方で、中央制御装置30は、装置支持台60の内部に固定配置されている。そのため、各抽選用ポケット51に抽選ボール73が入ったことを検知するためのセンサを抽選用ポケット51と一緒に周回移動するように仕切り部材52に設けると、そのセンサの出力信号を安定して中央制御装置30へ伝達することが困難である。
そこで、本実施形態では、固定配置されるセンサだけを用いて、周回移動する抽選用ポケットのいずれに抽選ボール73が入ったかを検知する構成を採用している。
第1に、抽選ボール73が抽選用ポケット51に入った時点からなるべく早い時期にその抽選用ポケット51を特定するためである。すなわち、本実施形態においては、抽選ボール73は必ず最下部の抽選用ポケットに入るとは限らず、最下部の抽選用ポケットの両側2つずつの合計5つの抽選用ポケットの範囲で、いずれかの抽選用ポケット51に入る可能性がある。この場合、この範囲内における抽選用ポケットの周回移動方向最下流側付近にのみ1つの第2ボールセンサ55を設ければ、抽選ボール73が入った抽選用ポケットを特定できる。しかし、この場合、抽選ボール73が入った抽選用ポケット51に入った後、その抽選用ポケット51がその第2ボールセンサ55の位置まで移動してくるまでは、その抽選用ポケット51を特定することができない。したがって、抽選用ポケット51に抽選ボール73が入ってからしばらくの間、その抽選用ポケット51を特定できず、演出が遅れるなどの弊害をもたらす場合がある。これに対し、本実施形態のように複数の第2ボールセンサ55を設けることで、抽選用ポケット51に抽選ボール73が入ってからこれが検知されるまでの最大遅延時間を小さくすることができる。これにより、抽選用ポケット51に抽選ボール73が入った時点から早期にその抽選用ポケット51を特定でき、演出が遅れるなどの弊害を軽減することができる。
第2に、例えば、第2ボールセンサ55が故障したり、抽選ボール73による第2ボールセンサ55のスイッチ片の押し込みが経時変化するなどして検知が不安定になったりした場合でも、ダウンタイムを発生させずに、ゲーム進行(物理抽選)を継続可能とするためである。すなわち、本実施形態のように複数の第2ボールセンサ55を設けることで、抽選用ポケット51に抽選ボール73が入った直後に到達する第2ボールセンサ55でボール検知ができない場合であっても次の第2ボールセンサ55でボール検知が可能となり、ダウンタイムを発生させずに、ゲーム進行(物理抽選)を継続することが可能となる。
図22は、1回の第1センター抽選の流れを示すフローチャートである。
中央制御装置30のCPU31は、入出力ポート31aを介して、いずれかのステーション部2から第1センター抽選開始要求を受信した場合(S21)、CPU31は、RAM33の抽選待ちデータベースに当該ステーション部2を特定するためのステーションIDを登録する(S22)。そして、第1センター抽選開始要求を受信した順番で、順次、そのステーション部2のプレイヤーに対する第1センター抽選を行う。第1センター抽選を開始する場合、まず、CPU31は、テーブル駆動制御部35に対し、第1センター抽選を行うプレイヤーのステーション部2に、鉛直リング抽選器40の正面を向かせる駆動命令を出力する。これにより、テーブル駆動制御部35は、そのステーション部2に鉛直リング抽選器40の正面が向くように、回転テーブル64を回転駆動させる。その後、CPU31は、搬送制御部37に対し、抽選ボール73をボール投入口86aへ送る命令を出力する。搬送制御部37は、この命令を受けて、搬送経路切替装置81の駆動モータ81bを回転駆動させ、偏心カム81aを図19に示したように回転させる。これにより、抽選ボール73は、第4搬送レール86を通ってボール投入口86aから鉛直リング抽選器40の内周面上の非ポケット領域Cへ投入される(S23)。
また、鉛直リング抽選器40の回転速度を減速した後も、抽選ボール73が抽選用ポケット41に入らず、抽選用ポケット41を避け続ける別の軌道に乗ってしまうような事態が生じることが想定される場合には、例えば、減速してからの経過時間を計時手段により計時し、その経過時間が規定時間(上記の規定時間とは異なる期間に設定してもよい。)を経過したら、減速予告報知処理を行った後に鉛直リング抽選器40の回転速度を更に減速させたり、逆に増速させたりするような構成も採用できる。
図23は、1回の第2センター抽選の流れを示すフローチャートである。
中央制御装置30のCPU31は、入出力ポート31aを介していずれかのステーション部2から第2センター抽選開始要求を受信するか、第1センター抽選において第2センター抽選賞の当選が決定するかの第2センター抽選開始条件が満たされた場合(S41)、CPU31は、そのステーション部2のプレイヤーに対する第2センター抽選を行う。第2センター抽選を開始する場合、CPU31は、テーブル駆動制御部35に対し、第2センター抽選を行うプレイヤーのステーション部2に、傾斜リング抽選器50の正面を向かせる駆動命令を出力する。これにより、テーブル駆動制御部35は、そのステーション部2に傾斜リング抽選器50の正面が向くように、回転テーブル64を回転駆動させる。
また、傾斜リング抽選器50の回転速度を減速した後も、抽選ボール73が抽選用ポケット51に入らずに上記のような状況に陥ることが想定される場合には、例えば、減速してからの経過時間を計時手段により計時し、その経過時間が規定時間(上記の規定時間とは異なる期間に設定してもよい。)を経過したら、減速予告報知処理を行った後に傾斜リング抽選器50の回転速度を更に減速させたり、逆に増速させたりするような構成も採用できる。
第2ジャックポット賞は、第2ジャックポット貯留枚数(払出量)分のメダル(クレジット)が、当該ステーション部2でプレイするプレイヤーに払い出される賞である。第2ジャックポット貯留枚数を示す第2貯留枚数データ(払出量データ)も、中央制御装置30のRAM33に記憶されている。この第2貯留枚数データのカウント値すなわち第2ジャックポット貯留枚数も、所定の初期値(例えば500枚)に対し、すべてのステーション部2でクレジットがベットされるたびにそのベット量の一部に相当する量(例えば0.03)を累積的に加算したものである。
なお、本実施形態では、第1ジャックポット賞と第2ジャックポット賞とで、ジャックポット貯留枚数の増加条件が同じであるが、互いに異なるようにしてもよい。
また、本実施形態では、センター抽選装置3を用いて、抽選用転動体である抽選ボール73が複数ある抽選用ポケット41,51のいずれに入るかにより、当選する賞を決定するという物理抽選を行う場合について説明したが、センター抽選装置3を用いて他の種類の物理抽選を行うことも可能である。例えば、センター抽選装置3をビンゴゲーム機に適用し、複数ある抽選用ポケット41,51にそれぞれビンゴ数字を割り当てておき、各抽選用転動体である抽選ボール73が入った抽選用ポケット41,51に割り当てられたビンゴ数字を当選ビンゴ数字として順次決定していくという物理抽選にも適用できる。この場合、鉛直リング抽選器40を用いる場合を例に挙げると、第1ボール排出部48に設けられたシャッター47cを図14に示すようにボール通過位置に移動させた状態で、抽選ボール73を複数回投入すれば、すでに抽選ボール73が入っている抽選用ポケット41はその抽選ボール73で塞がれるため、同じビンゴ数字が繰り返し当選する事態を防ぐことができるとともに、迅速なビンゴ抽選が可能となるため、有益である。
2 ステーション部
3 センター抽選装置
11 タッチパネル
20 ステーション制御装置
30 中央制御装置
40 鉛直リング抽選器
41,51 抽選用ポケット
50 傾斜リング抽選器
60 装置支持台
71,72 ディスプレイ装置
73 抽選ボール
80 ボール搬送装置
81 搬送経路切替装置
82 第1搬送レール
83 ボール投入待機部
84 第2搬送レール
85 第3搬送レール
86 第4搬送レール
B ポケット領域
C 非ポケット領域
Claims (7)
- 複数の抽選用ポケットが開口したポケット開口面上を抽選用転動体を転動させて、該抽選用転動体が該複数の抽選用ポケットのいずれに入るかにより抽選を行う物理抽選装置であって、
上記ポケット開口面を移動させることにより上記複数の抽選用ポケットを周回移動させるポケット移動手段と、
該ポケット開口面に連続していて、該ポケット開口面の移動に伴って一体的に移動するように構成されており、かつ、該ポケット開口面側が低くなるように傾斜した傾斜面と、
該傾斜面上で該傾斜面の傾斜方向に対して略直交する方向の速度成分を有するように上記抽選用転動体を該傾斜面上へ投入する投入手段とを有し、
上記傾斜面上へ投入された抽選用転動体が該傾斜面側から上記ポケット開口面側へ移動するのを阻止するための移動阻止部と、該傾斜面上へ投入された抽選用転動体が自重により該傾斜面側から該ポケット開口面側へ移動可能な通過部とを、該傾斜方向に対して直交する方向に並べて該傾斜面と該ポケット開口面との境界部分に設けるとともに、
上記投入手段により投入された抽選用転動体が最初に上記通過部に到達した時の上記速度成分の大きさを、上記傾斜面上の抽選用転動体が該通過部を通過可能な大きさよりも大きくなるように設定したことを特徴とする物理抽選装置。 - 請求項1の物理抽選装置において、
上記傾斜面及び上記ポケット開口面は、回転駆動可能なドーナツ状の本体構造部分の内周面で構成され、かつ、該内周面の回転軸方向に並んで配置されており、
上記ポケット移動手段は、該本体構造部分を回転駆動させることにより、該傾斜面及び該ポケット開口面を移動させることを特徴とする物理抽選装置。 - 請求項1又は2の物理抽選装置において、
上記ポケット開口面における上記傾斜面が隣接する側とは反対側に、該ポケット開口面側が低くなるように傾斜している第2の傾斜面が、該ポケット開口面に隣接して設けられていることを特徴とする物理抽選装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の物理抽選装置において、
上記移動阻止部及び上記通過部を、上記傾斜方向に対して略直交する方向に移動させる移動手段を有することを特徴とする物理抽選装置。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の物理抽選装置において、
上記抽選用転動体を上記傾斜面上へ投入してから所定期間を経過するまでに該抽選用転動体が上記複数の抽選用ポケットのいずれにも入らないとき、上記ポケット開口面の移動速度を減速させる速度制御手段を有することを特徴とする物理抽選装置。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の物理抽選装置において、
上記傾斜方向に対して直交する方向に複数の突起部を断続的に上記境界部分に設け、該複数の突起部が上記移動阻止部となり、該複数の突起部間の隙間が上記通過部となるように構成したことを特徴とする物理抽選装置。 - 抽選用転動体を傾斜面上で転動させて該抽選用転動体が複数の抽選用ポケットのいずれに入るかにより抽選を行う物理抽選装置と、
所定のゲームプログラムを実行することにより該物理抽選装置を用いた物理抽選の結果を用いてゲーム進行の制御を行うか、所定のゲームプログラムを実行することによりゲーム進行の制御を行って該ゲーム進行の結果に応じて該物理抽選装置を用いた物理抽選を開始させる制御を行うゲーム進行制御手段を備えたゲーム装置であって、
上記物理抽選装置として、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の物理抽選装置を用いたことを特徴とするゲーム装置。
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