JP2019088363A - 遊技機 - Google Patents

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亮 橋口
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Abstract

【課題】本発明は、遊遊技者の遊技に対する興趣の向上を図ることができる遊技機を提供することを目的とする。【解決手段】遊技機100に備えられた球振り分け装置4は、遊技領域116を流下した遊技球が進入可能な入球口40aと、入球口40aを形成する左側壁40bおよび右側壁40cとを有する振分入賞部40と、振分入賞部40の上方に設けられて遊技領域116を流下した遊技球を受け入れた後に振分入賞部40に排出可能な第二球通過部42とを有している。第二球通過部42は、入球口40aの左側を規定する左側壁40bおよび右側を規定する右側壁40cのうちの左側壁40bに片寄って配置されている。【選択図】図6

Description

本発明は、弾球遊技機(パチンコ機)に代表される遊技機に関する。
遊技領域を流下する遊技球を振り分けたり流下方向を変換したりして所定領域に誘導する遊技機が知られている(例えば特許文献1または2)。
特開2016−87111号公報 特開2010−194365号公報
しかしながら、従来の遊技機は、遊技球の所定領域への誘導が遊技性やゲーム性に関連せず、遊技者の遊技に対する興趣を向上することができないという問題がある。
本発明の目的は、遊技者の遊技に対する興趣の向上を図ることができる遊技機を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一態様による遊技機は、遊技球が流下可能な遊技領域と、前記遊技領域を流下した遊技球が進入可能な進入口および前記進入口を形成する側壁を有する進入部と、前記進入部の上方に設けられて前記遊技領域を流下した遊技球を受け入れた後に前記進入部に排出可能な球通過部とを備え、前記球通過部は、前記側壁のうちの前記進入口の左側を規定する左側壁および右側を規定する右側壁のいずれか一方の側に片寄って配置されていることを特徴とする。
前記球通過部の上方で前記球通過部が片寄る方向とは反対方向に前記球通過部に対して片寄って配置され、前記遊技領域を流下した遊技球を受け入れた後に前記球通過部に排出可能な初段球通過部を備えていてもよい。
前記球通過部の一部は、前記進入口と所定の間隙を設けて前記左側壁および前記右側壁に跨って配置されていてもよい。
本発明の一態様によれば、遊技者の遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
扉が開放された状態を示す遊技機100の斜視図である。 遊技機100の正面図である。 遊技機100に設けられた遊技盤108の正面図である。 遊技の進行を制御する制御手段の内部構成を示すブロック図である。 遊技機100に備えられた球振り分け装置4の外観斜視図であって、図5中中央には、球振り分け装置4の全体構成が図示され、図5中左には、球振り分け装置4を構成する前側部品4Aが図示され、図5中右上には、球振り分け装置4を構成する後側部品4Bが図示され、図5中右下には、球振り分け装置4を構成する排出部品4Cが図示されている。 遊技機100に備えられた球振り分け装置4の概略構成を説明する図であって、図6(a)は排出部品4Cを除いた球振り分け装置4の正面図であり、図6(b)は排出部品4Cを除いた球振り分け装置4の右側面図である。 遊技機100に備えられた球振り分け装置4の概略構成を説明する図であって、図8(7)は前側部品4Aの正面図であり、図7(b)は前側部品4Aの右側面図である。 遊技機100に備えられた球振り分け装置4の概略構成を説明する図であって、図8(a)は後側部品4Bの正面図であり、図8(b)は後側部品4Bの右側面図である。 遊技機100に備えられた球振り分け装置4の概略構成を説明する図であって、図9中左は前側部品4Aを背面側から見た斜視図であり、図9中右は後側部品4Bを前側から見た斜視図である。 遊技機100に備えられた球振り分け装置4の作用・効果を説明する図であって、球振り分け装置4に設けられた第一球通過部41、第二球通過部42および振分入賞部40を模式的に示す図である 遊技機100に備えられる球振り分け装置の他の構成例としての球振り分け装置5の外観斜視図である。 遊技機100に備えられる球振り分け装置5の概略構成を説明する図であって、図12(a)は球振り分け装置5の正面図であり、図12(b)は球振り分け装置5の右側面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
本発明の実施形態の理解を容易にするため、まず、遊技機の機械的構成および電気的構成を簡単に説明し、その後、遊技機に設けられた球振り分け装置の具体的な構成について説明する。
図1は、本実施形態の遊技機100の斜視図であり、扉が開放された状態を示している。図示のように、遊技機100は、略矩形状に組まれた四辺によって囲繞空間が形成される外枠102と、外枠102にヒンジ機構によって開閉自在に取り付けられた中枠104と、中枠104に、ヒンジ機構によって開閉自在に取り付けられた前枠106と、を備えている。
中枠104は、外枠102と同様に、略矩形状に組まれた四辺によって囲繞空間が形成されており、囲繞空間に遊技盤108が保持されている。また、前枠106には、ガラス製または樹脂製の透過板110が保持されている。そして、中枠104および前枠106を外枠102に対して閉じると、遊技盤108と透過板110とが所定の間隔を維持して略平行に対面するとともに、遊技機100の正面側から、透過板110を介して遊技盤108が視認可能となる。
(遊技機の詳細な構成)
次に、遊技機100の詳細な構成について図2および図3を用いて説明する。図2では、遊技盤108に設けられている釘131(いずれも後述する)の図示は省略されている。また、図2では、透明なアクリル板で覆われて視認可能な大入賞口126の具体的な構造の図示は省略されている。
図2は、遊技機100の正面図である。図2に示すように、前枠106の下部には、遊技機100の正面側に突出する操作ハンドル112が設けられている。操作ハンドル112は、遊技者が回転操作可能に設けられており、遊技者が操作ハンドル112を回転させて発射操作を行うと、操作ハンドル112の回転角度に応じた強度で、不図示の発射機構によって遊技球が発射される。このようにして発射された遊技球は、遊技盤108に設けられたレール114a,114b間を上昇して遊技球が流下可能な遊技領域116に導かれることとなる。
遊技領域116は、遊技盤108と透過板110との間隔に形成される空間であって、遊技球が流下または転動可能な領域である。図3に示すように、遊技盤108には、多数の釘131や1つの風車133が設けられており、遊技領域116に導かれた遊技球が釘131や風車133に衝突して、不規則な方向に流下、転動するようにしている。なお、図3では、遊技領域116に設けられた多数の釘131が白丸で図示され、多数の釘131のうちの1つの釘131のみに参照符号が付されている。
図2および図3に示すように、遊技領域116は、発射機構の発射強度に応じて遊技球の進入度合いを互いに異にする第1遊技領域116aおよび第2遊技領域116bを備えている。第1遊技領域116aは、遊技機100に正対した遊技者から見て遊技領域116の左側に位置し、第2遊技領域116bは、遊技機100に正対した遊技者から見て遊技領域116の右側に位置している。レール114a,114bが遊技領域116の左側にあることから、発射機構によって所定の強度未満の発射強度で発射された遊技球は第1遊技領域116aに進入し、所定の強度以上の発射強度で発射された遊技球は第2遊技領域116bに進入することとなる。
また、遊技領域116には、遊技球が入球可能な振分入賞部(入賞部の一例)40、一般入賞口118、第1始動口120、第2始動口122が設けられており、振分入賞部40、一般入賞口118、第1始動口120、第2始動口122に遊技球が入球すると、それぞれ所定の賞球が遊技者に払い出される。遊技球の入球に基づいて払い出される賞球数は、振分入賞部40および入賞口ごとに異なっていてもよい。
なお、詳しくは後述するが、第1始動口120内には第1始動領域が設けられ、また、第2始動口122内には第2始動領域が設けられている。そして、第1始動口120または第2始動口122に遊技球が入球して第1始動領域または第2始動領域に遊技球が進入すると、予め設けられた複数の特別図柄の中からいずれか一の特別図柄を決定するための抽選が行われる。各特別図柄には、遊技者にとって有利な大役遊技の実行可否や、以後の遊技状態をどのような遊技状態にするかといった種々の遊技利益が対応付けられている。したがって、遊技者は、第1始動口120または第2始動口122に遊技球が入球すると、所定の賞球を獲得するのと同時に、種々の遊技利益を受ける権利獲得の機会を獲得することとなる。
第1始動口120は、遊技領域116の下部であって、第1遊技領域116aを流下する遊技球のみが入球可能であるか、または、第1遊技領域116aに進入した遊技球の方が、第2遊技領域116bに進入した遊技球よりも進入しやすい位置に配置されている。
また、図3に示すように、第2始動口122は、第2遊技領域116bに位置している。第2始動口122は、第2遊技領域116bを流下する遊技球のみが入球可能のみが入球可能であるか、または、第2遊技領域116bに進入した遊技球の方が、第1遊技領域116aに進入した遊技球よりも進入しやすい位置に配置されている。第2始動口122は、可動片122aを有する始動可変入賞装置によって構成されており、第2始動口122への遊技球の進入容易性が可変するようになっている。具体的には、第2始動口122は、可動片122aが開閉可能に設けられており、可動片122aが閉状態にあるときには、第2始動口122への遊技球の進入が不可能または困難となっている。これに対して、第2遊技領域116bに設けられたゲート124を遊技球が通過すると、後述する普通図柄の抽選が行われ、この抽選によって当たりに当選すると、可動片122aが所定時間、開状態に制御される。このように、可動片122aが開状態になると、第2始動口122への遊技球の入球が容易となる。
第2遊技領域116bには、第2始動口122の下方であって、第2遊技領域116bを流下する遊技球のみが入球可能であるか、または、第2遊技領域116bに進入した遊技球の方が、第1遊技領域116aに進入した遊技球よりも進入しやすい位置に球振り分け装置4が設けられている。球振り分け装置4は、ユニット化された装置であり、遊技盤108に取り付けられている。第2遊技領域116bに進入して第2始動口122に入球しなかった遊技球は、球振り分け装置4に受け入れられる。球振り分け装置4は、振分入賞部40、第一球通過部41および第二球通過部42を有している。球振り分け装置4は、受け入れた遊技球を振分入賞部40に振り分けたり振り分けなかったりするようになっている。球振り分け装置4の詳細な構成については後述する。
さらに、第2遊技領域116bには、第2遊技領域116bを流下する遊技球のみが入球可能であるか、または、第2遊技領域116bに進入した遊技球の方が、第1遊技領域116aに進入した遊技球よりも進入しやすい位置に大入賞口126が設けられている。大入賞口126は、遊技者に遊技利益を付与するか否かの抽選(以下、「大役抽選」という)によって大当たりに当選した場合に作動し、大入賞口126の入球口126bへの入球を可能にする。
図3に示すように、大入賞口126は、球振り分け装置4の下方に配置されている。大入賞口126は、1つの開閉部材126aを有している。大入賞口126は、開閉部材126aが盤面の内部にスライドするタイプの装置である(スライド式のアタッカ)。開閉部材126aは、例えば図示しないソレノイドを用いたリンク機構の働きにより、遊技盤108の盤面に対して前後方向に往復動作するようになっている。開閉部材126aは、遊技盤108の盤面から遊技者側に突出した状態で閉位置(閉鎖状態)にあり、このとき遊技球は開閉部材126aの上面を転動することになる。このため、入球口126bへの遊技球の入球は困難(入球口126bは閉塞中)な状態となる。大入賞口126が作動すると、開閉部材126aは、遊技盤108の盤面の内部に引き込まれた状態で開位置(開放状態)にあり、入球口126bを開放する。入球口126bが開放されている間に大入賞口126は、入球口126bが閉塞中の場合と比較して、遊技球の流入が困難ではない状態となり、入球口126bへの入球という事象を発生させることができる。
また、大入賞口126の内部には、大入賞口126に入球した遊技球を内部に誘導するための誘導通路126dが配置されている。誘導通路126dには、大入賞口検出スイッチ126sが配置されている。大入賞口126に入球した遊技球は、大入賞口検出スイッチ126sによって入球が検出され、最終的には、排出口126eに導かれて内部に回収される。大入賞口126の入球口126bから入球した遊技球が、誘導通路126dで誘導されて大入賞口検出スイッチ126sによって検出されると、所定の賞球が遊技者に払い出される。
第1遊技領域116aには、第1始動口120の左側に2つの一般入賞口118が設けられている。一般入賞口118および振分入賞部40は、遊技球の入球が検出されると遊技者に所定の賞球が付与されるものの、第1始動口120および第2始動口122と異なり、大役抽選の実行契機にはならない。
また、第1遊技領域116aの右側縁部には球案内通路165が形成されている。球案内通路165の下縁部には転動ステージ167が形成されている。球案内通路165は第1遊技領域116a内にて左斜め上方に開口しており、第1遊技領域116a内を流下する遊技球がこの開口を通って無作為に球案内通路165内に流入する。球案内通路165内に流入した遊技球は、球案内通路165の内部を通過して転動ステージ167上に放出される。転動ステージ167の上面は滑らかな湾曲面を有している。転動ステージ167上では、遊技球が左右方向に転動自在である。転動ステージ167上で転動した遊技球は、やがて下方の第1遊技領域116a内に流下する。転動ステージ167の中央位置には、球流入口169aが形成されている。球流入口169aは、遊技盤108の背面側に設けられた通路(不図示)を介して、第1始動口120の直上に設けられた球放出口169bと連通されている。転動ステージ167から第1遊技領域116a内に流下する前に球流入口169aに流入する遊技球は、遊技盤108の背面側の通路を通って球放出口169bから第1遊技領域116aに放出される。球放出口169bから放出される遊技球は、転動ステージ167から第1遊技領域116a内に流下する遊技球よりも第1始動口120に流入しやすくなる。
図3に示すように、第1遊技領域116aには、2つの一般入賞口118を挟んで、遊技球を遊技領域116から遊技盤108の背面側に排出する2つの排出口130が設けられている。2つの排出口130の一方は、一般入賞口118の左上に隣接して設けられ、2つの排出口130の他方は、遊技領域116の最下部の中心部(第1始動口120の直下)に設けられている。複数の排出口130により、振分入賞部40、一般入賞口118、第1始動口120、第2始動口122、大入賞口126のいずれにも入球しなかった遊技球が、遊技領域116から遊技盤108の背面側に排出される。
そして、遊技機100には、遊技の進行中等に演出を行う演出装置として、液晶表示装置からなる演出表示装置200、可動装置からなる演出役物装置202、さまざまな点灯態様や発光色に制御される複数のランプからなる演出照明装置204、スピーカからなる音声出力装置206、遊技者の操作を受け付けるとともに、振動による演出を行う演出操作装置208が設けられている。
演出表示装置200は、画像を表示する画像表示部からなる演出表示部200aを備えており、演出表示部200aを、遊技盤108の略中央部分において、遊技機100の正面側から視認可能に配置している。演出表示部200aには、図2に示すように演出図柄210a,210b,210cが変動表示され、演出図柄210a,210b,210cの停止表示態様によって大役抽選結果が遊技者に報知される変動演出が実行されることとなる。変動演出では、演出表示部200aに加えて演出役物装置202、演出照明装置204、音声出力装置206および演出操作装置208等の複数の演出装置の動作が行われてもよい。
演出役物装置202は、演出表示部200aよりも前面に配置され、通常、遊技盤108の背面側に退避しているが、上記の演出図柄210a,210b,210cの変動表示中などに、演出表示部200aの前面まで可動して、遊技者に大当たりの期待感を付与するものである。
演出照明装置204は、演出役物装置202や遊技盤108等に設けられており、演出表示部200aに表示される画像等に合わせて、さまざまに点灯制御される。
図2に示すように、音声出力装置206は、前枠106の上部位置や外枠102の最下部位置に設けられ、演出表示部200aに表示される画像等に合わせて、遊技機100の正面側に向けてさまざまな音声を出力する。
演出操作装置208は、遊技者の押下操作を受け付ける押下ボタン208aと、遊技者の引き倒しによる入力操作を受け付ける演出レバー208bと、演出レバー208bの入力操作に伴って回転する回転部208cとを有している。押下ボタン208aおよび演出レバー208bは、遊技者が操作可能な操作装置に相当する。演出操作装置208は、遊技機100の幅方向略中央位置であって、かつ、透過板110(図1参照)よりも下方位置に設けられている。演出操作装置208は、例えば演出表示部200aに表示される画像等に合わせて有効化されるものであり、操作有効時間内に遊技者の操作を受け付けると、当該操作に応じて、さまざまな演出が実行される。
演出操作装置208の後ろ側(遊技盤108側)には、遊技機100から払い出される賞球や、遊技球貸出装置から貸し出される遊技球が導かれる上皿132であり、上皿132が遊技球で一杯になると、遊技球は下皿134に導かれることとなる。また、下皿134の底面には、下皿134から遊技球を排出するための球抜き孔(不図示)が形成されている。この球抜き孔は、通常、開閉板(不図示)によって閉じられているが、球抜きつまみ134aを図中左右方向にスライドさせることにより、球抜きつまみ134aと一体となって開閉板がスライドし、球抜き孔から下皿134の下方に遊技球を排出することが可能となっている。
また、遊技盤108には、遊技領域116の外方であって、かつ、遊技者が視認可能な位置に、第1特別図柄表示器160、第2特別図柄表示器162、第1特別図柄保留表示器164、第2特別図柄保留表示器166、普通図柄表示器168、普通図柄保留表示器170、右打ち報知表示器172が設けられている。各表示器160,162,164,166,168,170,172は、遊技に係る種々の状況を表示するための装置であるが、その詳細については後述する。
(制御手段の内部構成)
図4は、遊技の進行を制御する制御手段の内部構成を示すブロック図である。
主制御基板300は遊技の基本動作を制御する。主制御基板300は、メインCPU300a、メインROM300b、メインRAM300cを備えている。メインCPU300aは、各検出スイッチやタイマからの入力信号に基づいて、メインROM300bに格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、各装置や表示器を直接制御したり、あるいは演算処理の結果に応じて他の基板にコマンドを送信したりする。メインRAM300cは、メインCPU300aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
本実施形態の遊技機100は、主に第1始動口120または第2始動口122への遊技球の入球によって開始される特別遊技と、ゲート124を遊技球が通過することによって開始される普通遊技とに大別される。そして、主制御基板300のメインROM300bには、特別遊技および普通遊技を進行するための種々のプログラムや、各種の遊技に必要なデータ、テーブルが記憶されている。
主制御基板300には、一般入賞口118に遊技球が入球したことを検出する一般入賞口検出スイッチ118s、第1始動口120に遊技球が入球したことを検出する第1始動口検出スイッチ120s、第2始動口122に遊技球が入球したことを検出する第2始動口検出スイッチ122s、ゲート124を遊技球が通過したことを検出するゲート検出スイッチ124s、大入賞口126に遊技球が入球したことを検出する大入賞口検出スイッチ126s、振分入賞部40に遊技球が入球したことを検出する振分入賞部検出スイッチ40sが接続されており、これら各検出スイッチから主制御基板300に検出信号が入力されるようになっている。
また、主制御基板300には、第2始動口122の可動片122aを作動する普通電動役物ソレノイド122cと、大入賞口126の開閉部材126aを作動する開閉部材ソレノイド126cと、が接続されており、主制御基板300によって、第2始動口122および大入賞口126の開閉制御がなされるようになっている。
さらに、主制御基板300には、第1特別図柄表示器160、第2特別図柄表示器162、第1特別図柄保留表示器164、第2特別図柄保留表示器166、普通図柄表示器168、普通図柄保留表示器170、右打ち報知表示器172が接続されており、主制御基板300によって、これら各表示器の表示制御がなされるようになっている。
また、遊技機100には、電波を検知する電波検知センサ、磁気を検知する磁気検知センサ、中枠104や前枠106の開放状態を検知する扉開放センサ等、異常または不正の可能性があることを検知する異常検知センサ174が複数設けられており、各異常検知センサ174から主制御基板300に異常検知信号が入力されるように構成されている。
そして、主制御基板300には、払出制御基板310および副制御基板330が接続されている。
払出制御基板310は、遊技球を発射させるための制御、および、賞球を払い出すための制御を行う。払出制御基板310も、CPU、ROM、RAMを備えており、主制御基板300に対して双方向に通信可能に接続されている。払出制御基板310には遊技情報出力端子板312が接続されており、主制御基板300から出力される遊技進行上の種々の情報が、払出制御基板310および遊技情報出力端子板312を介して、遊技店のホールコンピュータ等に出力されることとなる。
また、払出制御基板310には、貯留部に貯留された遊技球を賞球として遊技者に払い出すための払出モータ314が接続されている。払出制御基板310は、主制御基板300から送信された払出個数指定コマンドに基づいて払出モータ314を制御して所定の賞球を遊技者に払い出すように制御する。このとき、遊技球の払い出しが払出検知スイッチ315sによって検出され、払い出された遊技球数が払出球計数スイッチ316sによって検出され、払い出すべき賞球が遊技者に払い出されたかが把握されるようになっている。払出モータ314の駆動により実際に賞球が払い出されると、その都度、払出検知スイッチ315sからの検知信号および払出球計数スイッチ316sからの計数信号が払出制御基板310に入力される。
また、払出制御基板310には、下皿134の満タン状態を検出する皿満タン検出スイッチ318sが接続されている。皿満タン検出スイッチ318sは、賞球として払い出される遊技球を下皿134に導く通路に設けられており、当該通路を遊技球が通過するたびに、遊技球検出信号が払出制御基板310に入力されるようになっている。
そして、下皿134に所定量以上の遊技球が貯留されて満タン状態になると、下皿134に向かう通路内に遊技球が滞留し、皿満タン検出スイッチ318sから払出制御基板310に向けて、遊技球検出信号が連続的に入力される。払出制御基板310は、遊技球検出信号が所定時間連続して入力された場合に、下皿134が満タン状態であると判断し、皿満タンコマンドを主制御基板300に送信する。一方、皿満タンコマンドを送信した後、遊技球検出信号の連続入力が途絶えた場合には、満タン状態が解除されたと判断し、皿満タン解除コマンドを主制御基板300に送信する。
また、払出制御基板310には、発射制御基板320が双方向に通信可能に接続されている。発射制御基板320は、払出制御基板310から発射制御データを受信すると発射の許可を行う。発射制御基板320は、操作ハンドル112に設けられ、操作ハンドル112に遊技者が触れたことを検出するタッチセンサ112sと、操作ハンドル112の操作角度を検出する操作ボリューム112aと、が接続されている。そして、タッチセンサ112sおよび操作ボリューム112aから信号が入力されると、発射制御基板320において、遊技球発射装置に設けられた発射用ソレノイド112cを通電して遊技球を発射させる制御がなされる。
副制御基板330は、主に遊技中や待機中等の各演出を制御する。副制御基板330は、サブCPU330a、サブROM330b、サブRAM330c、画像制御部340、音声制御部350、照明制御部360および可動体制御部370を備えている。サブCPU330a、画像制御部340、音声制御部350、照明制御部360および可動体制御部370は、それぞれ個別の回路で構成されていてもよい。また、サブCPU330a、画像制御部340、音声制御部350、照明制御部360および可動体制御部370は、少なくとも2つ以上が1つの回路で構成(例えば1パッケージ化または1チップ化)され、この回路の機能ブロックとして構成されていてもよい。
副制御基板330は、主制御基板300に対して、主制御基板300から副制御基板330への一方向に通信可能に接続されている。サブCPU330aは、主制御基板300から送信されたコマンドやタイマからの入力信号等に基づいて、サブROM330bに格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、演出を実行するためのコマンドを、画像制御部340、音声制御部350、照明制御部360および可動体制御部370の少なくとも1つに送信する。このとき、サブRAM330cは、サブCPU330aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
画像制御部340は、演出表示装置200の演出表示部200aに画像を表示させる画像表示制御を行うものであり、CPU、ROM、RAM、VRAMを備えている。画像制御部340のROMには、演出表示部200aに表示される図柄や背景等の画像データが多数格納されており、副制御基板330から送信されたコマンドに基づいて、CPUが、画像データをROMからVRAMに読み出して、演出表示部200aの画像表示を制御する。
音声制御部350は、副制御基板330から送信されたコマンドに基づいて、音声出力装置206から音声を出力させる音声出力制御を行う。また、照明制御部360は、副制御基板330から送信されるコマンドに基づいて、演出照明装置204を点灯させる点灯制御を行う。可動体制御部370は、副制御基板330から送信されたコマンドに基づいて、演出役物装置202を可動したり、演出操作装置208の押下ボタン208aを遊技者側に飛び出させて可動したりする動作制御を行う。また、可動体制御部370は、押下ボタン208aが押下操作されたことを検出する演出操作装置検出スイッチ208sまたは演出操作装置208の演出レバー208bの入力操作されたことを検知するレバー操作検出スイッチから操作検出信号が入力された際に、所定のコマンドあるいは制御信号を副制御基板330に送信する。
なお、各基板には、不図示の電源基板が接続されており、電源基板を介して商用電源から各基板に電力供給がなされている。また、電源基板にはコンデンサからなるバックアップ電源が設けられている。
次に、本実施形態の遊技機100における遊技について、メインROM300bに記憶されている各種テーブルと併せて説明する。
前述したように、本実施形態の遊技機100は、特別遊技と普通遊技の2種類の遊技が並行して進行するものであり、これら両遊技を進行する際の遊技状態として、低確率遊技状態または高確率遊技状態のいずれかの遊技状態と、非時短遊技状態または時短遊技状態のいずれかの遊技状態と、が組み合わされたいずれかの遊技状態にて遊技が進行する。
低確率遊技状態というのは、大入賞口126が開放される大役遊技を実行する権利獲得の確率が低く設定された遊技状態であり、高確率遊技状態というのは、大役遊技を実行する権利獲得の確率が高く設定された遊技状態である。
また、非時短遊技状態というのは、可動片122aが開状態になりにくく、第2始動口122に遊技球が入球しにくい遊技状態であり、時短遊技状態というのは、非時短遊技状態よりも可動片122aが開状態になりやすく、第2始動口122に遊技球が入球しやすい遊技状態である。なお、遊技機100の初期状態は、低確率遊技状態および非時短遊技状態に設定され、この遊技状態を本実施形態では通常遊技状態と称する。
遊技者が操作ハンドル112を操作して遊技領域116に遊技球を発射させるとともに、遊技領域116を流下する遊技球が第1始動口120または第2始動口122に入球すると、大役抽選が行われる。この大役抽選において、大当たりに当選すると、大入賞口126が開放されるとともに大入賞口126への遊技球の入球が可能となる大役遊技が実行される。
なお、詳細な説明は省略するが、第1始動口120または第2始動口122に遊技球が入球すると、この入球を契機に大役抽選に用いられる種々の乱数(大当たり決定乱数、当たり図柄乱数、リーチグループ決定乱数、リーチモード決定乱数、変動パターン乱数)の乱数値が取得されるとともに、これら各乱数値がメインRAM300cの特図保留記憶領域(乱数記憶手段の一例)に記憶される。以下では、第1始動口120に遊技球が入球して特図保留記憶領域に記憶された種々の乱数を総称して特1保留とよび、第2始動口122に遊技球が入球して特図保留記憶領域に記憶された種々の乱数を総称して特2保留とよぶ。
メインRAM300cの特図保留記憶領域は、第1特図保留記憶領域と第2特図保留記憶領域とを備えている。第1特図保留記憶領域および第2特図保留記憶領域は、それぞれ4つの記憶部(第1〜第4記憶部)を有している。そして、第1始動口120に遊技球が入球すると、特1保留を第1特図保留記憶領域の第1記憶部から順に記憶し、第2始動口122に遊技球が入球すると、特2保留を第2特図保留記憶領域の第1記憶部から順に記憶する。例えば、第1始動口120に遊技球が入球したとき、第1特図保留記憶領域の第1〜第4記憶部のいずれにも保留が記憶されていない場合には、第1記憶部に特1保留を記憶する。また、例えば、第1記憶部〜第3記憶部に特1保留が記憶されている状態で、第1始動口120に遊技球が入球した場合には、特1保留を第4記憶部に記憶する。なお、第2始動口122に遊技球が入球した場合にも、上記と同様に、第2特図保留記憶領域の第1記憶部〜第4記憶部の中で、特2保留が記憶されていない、最も番号(序数)の小さい記憶部に特2保留が記憶される。
ただし、第1特図保留記憶領域および第2特図保留記憶領域に記憶可能な特1保留数(X1)および特2保留数(X2)は、それぞれ4つに設定されている。したがって、例えば、第1始動口120に遊技球が入球したときに、第1特図保留記憶領域に既に4つの特1保留が記憶されている場合には、当該第1始動口120への遊技球の入球によって新たに特1保留が記憶されることはない。同様に、第2始動口122に遊技球が入球したときに、第2特図保留記憶領域に既に4つの特2保留が記憶されている場合には、当該第2始動口122への遊技球の入球によって新たに特2保留が記憶されることはない。
遊技機100では、第1始動口120または第2始動口122(図3参照)への遊技球の入球を契機とする特別遊技と、ゲート124(図3参照)への遊技球の通過を契機とする普通遊技とが、同時並行して進行する。特別遊技に係る処理は、段階的に、かつ、繰り返し実行される。同様に、遊技機100では、ゲート124への遊技球の通過を契機とする普通遊技に係る処理が、段階的に、かつ、繰り返し実行される。
遊技機100では、主制御基板300に設けられたメインCPU300aは、特別遊技に係る各処理および普通遊技に係る各処理を、CPU初期化処理(詳細な説明は省略する)に所定の周期(例えば4ミリ秒)で割り込むタイマ割込み処理において実行する。メインCPU300aは、このタイマ割込み処理における特別遊技に係る処理や普通遊技に係る処理の結果の情報を含むコマンドを副制御基板330に送信する。メインCPU300aは、例えば大役抽選の抽選結果の情報を含むコマンドや当該抽選結果を報知するために特別図柄を変動表示するための変動時間(変動パターン)の情報を含むコマンドなどを副制御基板330に送信する。
遊技機100では、副制御基板330に設けられたサブCPU330aは、サブCPU初期化処理に所定の周期(例えば2ミリ秒)でタイマ割込み処理プログラムを読み込んで当該サブタイマ割込み処理を実行する。サブCPU330aは、サブタイマ割込み処理において、主制御基板300から送信されるコマンドに基づいて、演出表示部200aに表示する演出図柄210a,210b,210cの変動演出の表示パターンなどを決定する。さらに、サブCPU330aは、サブタイマ割込み処理において、決定した動作パターンなどの情報を含む種々のコマンドを作成し、画像制御部340、音声制御部350、照明制御部360および可動体制御部370のうちの対応する制御部にこれらのコマンドを送信する。
(球振り分け装置の構成)
次に、本実施形態による遊技機100に備えられた球振り分け装置4について図3を参照しつつ図5から図10を用いて説明する。まず、球振り分け装置4の概略構成について図5から図9を用いて説明する。
図5に示すように、球振り分け装置4は、遊技盤108に取り付けられる後側部品4Bと、後側部品4Bに固定されて遊技者側に配置される前側部品4Aと、振分入賞部40に入球した遊技球を遊技盤108(図3参照)の背面側に排出する排出部品4Cとを有している。球振り分け装置4は、前側部品4Aおよび後側部品4Bとの間に形成される所定形状の空間において遊技球の流下方向を無作為に振り分けるようになっている。
図5中の右下側に示すように、排出部品4Cには、振分入賞部検出スイッチ40sが取り付けられている。振分入賞部検出スイッチ40sは、に設けられている。排出通路46は、振分入賞部40に入球した遊技球の全てが遊技盤108の背面側に排出される際に通過する通路である。これにより、振分入賞部検出スイッチ40sは、振分入賞部40に入球した遊技球を排出通路46において検出することができる。
図5中の右上側に示すように、後側部品4Bは、所定の広がりを有し薄板状に形成されたベースパネル45を有している。球振り分け装置4は、後側部品4Bを遊技盤108の盤面(釘131が打ち付けられる面)に固定されて遊技盤108に取り付けられる。ベースパネル45の表面は、遊技盤108の盤面とほぼ面一の状態で配置される。このため、ベースパネル45に設けられてベースパネル45よりも前側に突出する振分入賞部40および上側壁部423aは、遊技領域116に配置される。一方、ベースパネル45に設けられてベースパネル45よりも後ろ側に突出する第一誘導部412および第二誘導部422は、遊技盤108の背面側に配置される。詳細は後述するが、第一誘導部412は、第一球通過部41の構成要素であり、第二誘導部422および上側壁部423aは、第二球通過部42の構成要素である。
また、ベースパネル45の外周端は面取りされている。このため、第2遊技領域116bを流下する遊技球は、ベースパネル45の外周端に衝突しても、流下方向と反対方向に弾かれずに円滑に球振り分け装置4に進入することができる。
図5中の左側に示すように、前側部品4Aは、前面パネル43と前面パネル43の左右両端に設けられた外壁部44とを有している。前側部品4Aは、左右両側の外壁部44の間に振分入賞部40および上側壁部423aを内包した状態で外壁部44の先端部をベースパネル45の表面に接触させて配置される。前面パネル43からの外壁部44の高さは、遊技球の直径並びにベースパネル45からの振分入賞部40および上側壁部423aの高さよりも高くなっている。このため、前側部品4Aを後側部品4Bに固定した場合に、前側部品4Aと後側部品4Bとの間に遊技球が通過可能な空間が形成される。
図6に示すように、遊技機100に備えられた球振り分け装置4は、遊技領域116を流下した遊技球が進入可能な入球口(進入口の一例)40aと、入球口40aを形成する左側壁40bおよび右側壁40cとを有する振分入賞部(進入部の一例)40を備えている。詳細は後述するが、入球口40aは、左側壁40b、右側壁40c、前面パネル43の一部およびベースパネル45の一部で形成されている。振分入賞部40は、遊技領域116を流下する遊技球の入球に基づき所定の賞球が遊技者に払い出されるように構成されている。
球振り分け装置4は、振分入賞部40の上方に設けられて遊技領域116を流下した遊技球を受け入れた後に振分入賞部40に排出可能な第二球通過部(球通過部の一例)42を備えている。第二球通過部42は、振分入賞部40の入球口40aを形成する側壁のうちの左側を規定する左側壁40bおよび右側を規定する右側壁40cのいずれか一方の側(本実施形態では左側壁40bの側)に片寄って配置されている。第二球通過部42は、左側壁40bおよび右側壁40cのいずれか一方の側に入球口40aを含む仮想平面に平行な方向に片寄って配置されていてもよい。また、第二球通過部42は、左側壁40bおよび右側壁40cのいずれか一方の側に遊技盤108の盤面の面内で入球口40aを含む仮想平面に平行な方向に片寄って配置されていてもよい。また、第二球通過部42は、左側壁40bおよび右側壁40cのいずれか一方の側であって振分入賞部40に近付く方向または遠ざかる方向(すなわち上下方向)に片寄って配置されていてもよい。さらに、第二球通過部42は、左側壁40bおよび右側壁40cのいずれか一方の側であって振分入賞部40に近付く方向または遠ざかる方向(すなわち上下方向)に遊技盤108の盤面の面内で入球口40aを含む仮想平面に平行な方向に片寄って配置されていてもよい。
また、球振り分け装置4は、第二球通過部42の上方で第二球通過部42が片寄る方向とは反対方向に第二球通過部42に対して片寄って配置され、遊技領域116を流下した遊技球を受け入れた後に第二球通過部42に排出可能な第一球通過部(初段球通過部の一例)41を備えている。球振り分け装置4を正面側から見た場合、第一球通過部41は、第二球通過部42に対して右側に片寄って配置され、第二球通過部42は、振分入賞部40に対して左側に片寄って配置されている。このように、第一球通過部41は、第二球通過部42が振分入賞部40に対して片寄る方向とは反対方向に第二球通過部42に対して片寄って配置されている。第一球通過部41は、第二球通過部42が片寄る方向とは反対方向に第二受入口42aを含む仮想平面に平行な方向に片寄って配置されていてもよい。また、第一球通過部41は、第二球通過部42が片寄る方向とは反対方向に遊技盤108の盤面の面内で第二受入口42aを含む仮想平面に平行な方向に片寄って配置されていてもよい。また、第一球通過部41は、第二球通過部42が片寄る方向とは反対方向であって第二球通過部42に近付く方向または遠ざかる方向(すなわち上下方向)に片寄って配置されていてもよい。さらに、第一球通過部41は、第二球通過部42が片寄る方向とは反対方向であって第二球通過部42に近付く方向または遠ざかる方向(すなわち上下方向)に遊技盤108の盤面の面内で第二受入口42aを含む仮想平面に平行な方向に片寄って配置されていてもよい。
第一球通過部41は、振分入賞部40の上方に設けられて遊技領域116を流下する遊技球を受け入れた後に第二球通過部42に排出可能に構成されている。第二球通過部42は、振分入賞部40および第一球通過部41に挟まれて配置されて第一球通過部41から排出された遊技球を受け入れた後に振分入賞部40に排出可能に構成されている。第一球通過部41、第二球通過部42および振分入賞部40は、球振り分け装置4を正面側から見た場合、千鳥配置されている。より具体的には、振分入賞部40および第一球通過部41は、球振り分け装置4の上下方向にほぼ一直線上に配置され、第二球通過部42は、球振り分け装置4の左右方向(本実施形態では左方向)に当該一直線上から半ピッチずらして配置されている。ここで、当該半ピッチは、例えば遊技球の半径に一致する。
したがって、第二球通過部42は、振分入賞部40に対して遊技球の半径分だけ左側壁40b側に片寄っている。第一球通過部41は、第一球通過部41に対して遊技球の半径分だけ第二球通過部42とは反対方向に片寄っている。このように、第一球通過部41および第二球通過部42は、互いに反対方向に片寄って配置されるとともに、片寄りの程度が一致しているため、第一球通過部41と振分入賞部40とが一直線上に配置されることになる。
より具体的に、第二球通過部42の中心線CL2は、振分入賞部40の入球口40aの左側を規定する左側壁40bおよび右側を規定する右側壁40cのうちの左側壁40bの側に片寄っている。第二球通過部42の中心線CL2は、振分入賞部40および第一球通過部41が並ぶ方向と交差する所定方向に、振分入賞部40の中心線CL0および第一球通過部41の中心線CL1のそれぞれに対してずらされている。ここで、振分入賞部40および第一球通過部41の並ぶ方向は、球振り分け装置4の上下方向である。また、所定方向は、球振り分け装置4の左右方向である。遊技機100では、第二球通過部42は、第一球通過部41および振分入賞部40に対して球振り分け装置4の右から左に向かう方向にずらされて形成されているが、球振り分け装置4の左から右に向かう方向にずらされて形成されていてもよい。
振分入賞部40の中心線CL0は、ベースパネル45に直交する方向に振分入賞部40を見た場合、入球口40aの中点を通り球振り分け装置4の上下方向に延在する仮想直線である。換言すると、振分入賞部40の中心線CL0は、例えば入球口40aの中央軸線である。また、第一球通過部41の中心線CL1は、ベースパネル45に直交する方向に第一球通過部41を見た場合、第一排出口41b(詳細は後述)の中点を通り球振り分け装置4の上下方向に延在する仮想直線である。換言すると、第一球通過部41の中心線CL1は、第一排出口41bの中央軸線に直交し球振り分け装置4の上下方向に延在する仮想直線である。第一球通過部41の中心線CL1は、第二球通過部42が片寄る方向とは反対方向(本実施形態では球振り分け装置4の右側方向)に第二球通過部42の中心線CL2に対して片寄って配置される。
第一球通過部41に対するずれにおける第二球通過部42の中心線CL2は、ベースパネル45に直交する方向に第二球通過部42を見た場合、第二受入口42a(詳細は後述)の中点を通り球振り分け装置4の上下方向に延在する仮想直線である。換言すると、第二球通過部42の中心線CL2は、第二受入口42aの中央軸線である。
振分入賞部40に対するずれにおける第二球通過部42の中心線CL2は、ベースパネル45に直交する方向に第二球通過部42を見た場合、第二排出口42b(詳細は後述)の中点を通り球振り分け装置4の上下方向に延在する仮想直線である。換言すると、第二球通過部42の中心線CL2は、第二排出口42bの中央軸線に直交し球振り分け装置4の上下方向に延在する仮想直線である。
このように、第二球通過部42の中心線CL2は、第一球通過部41に対する第二球通過部42のずれにおける中心線と、振分入賞部40に対する第二球通過部42のずれにおける中心線との2つが存在する。本実施形態では、ベースパネル45に直交する方向に第二球通過部42を見た場合、第二受入口42aおよび第二排出口42bが一直線上に重なっている。このため、ベースパネル45に直交する方向に第二球通過部42を見た場合、第一球通過部41に対するずれにおける中心線CL2と、振分入賞部40に対するずれにおける中心線CL2とは、一直線上に存在して共通の直線となる。
遊技機100では、振分入賞部40の中心線CL0および第一球通過部41の中心線CL1は、一直線上に存在しており、第二球通過部42の中心線CL2は、この一直線上に存在していない。第二球通過部42の中心線CL2は、第一球通過部41の左側壁41c(詳細は後述)と、第二球通過部42の直下に配置された振分入賞部40の左側壁40b(詳細は後述)の先端部とを通る位置に存在している。また、遊技機100では、第一球通過部41の中心線CL1は、第二球通過部42の右側壁42dの先端部を通る位置に存在している。
図6に示すように、球振り分け装置4に設けられた第一球通過部41は、前側部品4Aの上部に設けられた第一受入部411(図7参照)と、後側部品4Bに設けられた第一誘導部412(図8参照)とを有している。前側部品4Aを後側部品4Bに取り付けた場合に、第一受入部411の下半分と第一誘導部412の上半分とが対面するようになっている(図6(b)参照)。図8(a)および図9中の右側に示すように、第一誘導部412は、ベースパネル45に形成された長方形状の開口部451をベースパネル45の背面側から塞ぐ箱形状を有している。図6に示すように、開口部451は、第一受入部411の底部411aによって上下に仕切られている。開口部451の上側は、底部441aとともに第一誘導部412に遊技球を進入させる第一進入口412aを構成する。開口部451の下側は、底部441aとともに第一誘導部412から遊技球を排出、すなわち第一球通過部41から遊技球を排出する第一排出口41bを構成する。
第一排出口41bの直下には、第二球通過部42の右側壁423が配置されている。左側壁42cの左側には、第二球通過部42の第二受入口42aが配置されている。右側壁423の右側には、遊技球を第2遊技領域116bに戻すための第一リターン通路47aが配置されている。第一球通過部41を通過して第一排出口41bから排出された遊技球は、第二球通過部42の右側壁423の先端に衝突し、第二球通過部42および第一リターン通路47aのいずれか一方に誘導される。
図6に示すように、球振り分け装置4に設けられた第二球通過部42は、前側部品4Aの中央部に設けられた第二受入部421(図7参照)と、後側部品4Bに設けられた第二誘導部422(図8参照)とを有している。前側部品4Aを後側部品4Bに取り付けた場合に、第二受入部421と第二誘導部422の上半分とが対面するようになっている。図8(a)および図9中の右側に示すように、第二誘導部422は、ベースパネル45に形成された長方形状の開口部452をベースパネル45の背面側から塞ぐ箱形状を有している。図6に示すように、開口部452は、第二受入部421の底部421aによって上下に仕切られている。開口部452の上側は、底部421aとともに第二誘導部422に遊技球を進入させる第二進入口422aを構成する。開口部452の下側は、底部421aとともに第二誘導部422から遊技球を排出、すなわち第二球通過部42から遊技球を排出する第二排出口42bを構成する。
第二排出口42bの直下には、振分入賞部40の左側壁40bが配置されている。左側壁40bの左側には、遊技球を第2遊技領域116bに戻すための第二リターン通路47bが配置されている。左側壁40bの右側には、遊技領域116を流下する遊技球を入球可能な振分入賞部40の入球口40aが配置されている。入球口40aは、第一球通過部41および第二球通過部42を介して遊技領域116(本実施形態では第2遊技領域11
6b)を流下する遊技球が入球可能に構成されている。第二球通過部42を通過して第二排出口42bから排出された遊技球は、振分入賞部40の左側壁40bの先端に衝突し、振分入賞部40および第二リターン通路47bのいずれか一方に誘導される。
球振り分け装置4は、第一リターン通路47aおよび第二リターン通路47bを球振り分け装置4の外部(本実施形態では第2遊技領域116b)に連通させるリターン開口部47cを有している。リターン開口部47cは、振分入賞部40の下方に設けられている。第一リターン通路47aおよび第二リターン通路47bのいずれか一方を流下した遊技球は、リターン開口部47cを通って第2遊技領域116bに戻り、大入賞口126(図3参照)に向かって第2遊技領域116bを流下することになる。
このように、球振り分け装置4は、第一球通過部41の第一受入口41aから受け入れた遊技球を振分入賞部40および外部(本実施形態では第2遊技領域116b)に振り分けるように構成されている。球振り分け装置4は、第一球通過部41からの排出時および第二球通過部42からの排出時の合計2回、遊技球を振り分ける機会を有している。球振り分け装置4は、第一球通過部41を通過した遊技球を例えば50%の確率で第二球通過部42に振り分けるように設計されている。また、球振り分け装置4は、第二球通過部42を通過した遊技球を例えば50%の確率で振分入賞部40に振り分け、75%の確率で外部に振り分けるように設計されている。したがって、球振り分け装置4は、第一球通過部41の第一受入口41aから受け入れた遊技球を25%の確率で振分入賞部40に振り分けることができる。以下、球振り分け装置4の各部の構成について、より詳細に説明する。
(第一球通過部の構成)
図7(a)および図9中の左側に示すように、第一球通過部41を構成する第一受入部411は、前面パネル43の上部、左側壁41c、右側壁41dおよび底部411aによって、正面側、左右側および底面側を囲まれ、上部および背面側が開放された形状を有している。第一受入部411の正面側は、前面パネル43の上部で構成されている。第一受入部411の左側壁41cおよび右側壁41dは、前側部品4Aに形成された外壁部44の上側の部分で構成されている。第一受入部411の底部411aは、左側壁41cと右側壁41dとの間に張り渡されており、外壁部44と一体に形成されている。左側壁41cおよび右側壁41dの上部は、湾曲している。これにより、第2遊技領域116bから球振り分け装置4に進入する遊技球の勢いが低減され、遊技球が球振り分け装置4の中を円滑に通過することが可能になる。
前側部品4Aおよび後側部品4Bを組み合わせることにより、左側壁41cおよび右側壁41dのそれぞれの上部端部と、当該上部端部の間に位置する前面パネル43の上部端部と、当該上部端部の間に位置するベースパネル45の上部端部とで囲まれて形成される開口が第一球通過部41の第一受入口41aとなる(図6参照)。第一球通過部41に設けられた第一受入口41aは、遊技領域116を流下する遊技球を受け入れ可能に構成されている。第一受入口41aを端部とし、第一受入部411とベースパネル45とによって囲まれて形成される空間の遊技球の流下方向における断面は、遊技球が1つずつ通過できる大きさに形成されている。また、第一受入部411の当該空間には、前面パネル43と底部411aに跨って形成された2個の第一前段案内リブ411bが形成されている。2個の第一前段案内リブ411bが、左側壁41cと右側壁41dとの間で所定間隔で並んで配置されている。2個の第一前段案内リブ411bは、球振り分け装置4を正面側から見た場合、第一球通過部41の中心線CL1に対して線対称の関係にある。図7(b)に示すように、第一前段案内リブ411bは、前面パネル43からベースパネル45(図6(b)参照)5に向かって傾斜する傾斜面を有している。この傾斜面は、前面パネル43および底部411aに向かう凹状に形成されている。第一受入口41aから受け入れられた遊技球は、第一前段案内リブ411bに案内されて第一進入口412a(図6(a)参照)から第一誘導部412に進入する。
図8(b)および図9中の右側に示すように、第一誘導部412は、ベースパネル45の背面側に突出する箱形状を有している。これにより、第一球通過部41は、第一受入口41aから受け入れた遊技球を遊技盤108の背面に誘導した後に第一排出口41bから排出可能に設けられている。第一誘導部412の空間は、遊技球の誘導方向における断面が遊技球を1つずつ通過可能な大きさを有している。また、第一誘導部412の空間には、上部、背面部および底部に跨って形成された第一後段案内リブ412bが形成されている。2個の第一後段案内リブ412bが、側壁の間で所定間隔で並んで配置されている。図8(b)に示すように、第一後段案内リブ412bは、上部から背面部に向かって傾斜する傾斜面と、背面部において僅かに背面側に傾斜する傾斜面と、背面部から開口部451に向かって2段階で傾斜する傾斜面とが連続する全体として凹状面を有している。第一誘導部412を通過する遊技球は、第一後段案内リブ412bに案内されて第一排出口41bから排出される。第一球通過部41に設けられた第一排出口41bは、第一受入口41aから受け入れた遊技球を排出可能に構成されている。
図6(a)に示すように、球振り分け装置4を正面側から見た場合に、2個の第一前段案内リブ411bは、2個の第一後段案内リブ412bの上側部分と重なっている。このため、第一球通過部41は、遊技球が第一前段案内リブ411bで案内されている状態を第一後段案内リブ412bにそのまま引き継ぐことができる。これにより、第一球通過部41は、第一受入部411から第一誘導部412に遊技球を円滑に転動させることができる。また、遊技球は、2個の第一前段案内リブ411bの間に形成される溝に一部分が挟まれながら当該溝に沿って転動する。同様に、遊技球は、2個の第一後段案内リブ412bの間に形成される溝に一部分が挟まれながら当該溝に沿って転動する。このように、第一球通過部41は、2個の第一前段案内リブ411bおよび2個の第一後段案内リブ412bで遊技球を案内することによって、第2遊技領域116bを転動しながら流下することによって遊技球に生じる球ぶれを低減することができる。特に、全体に亘って2個の第一後段案内リブ412bが形成されている第一誘導部412は、球ぶれを低減する整流路としての機能を発揮するようになっている。
(第二球通過部の構成)
図7(a)および図9中の左側に示すように、第二球通過部42を構成する第二受入部421は、前面パネル43の中央部、右側壁42d、左側壁42c(図6(a)参照)および底部421aによって、正面側、左右側および底面側が囲まれ、上部および背面側が開放された形状を有している。第二受入部421の正面側は、前面パネル43の中央部で構成されている。第二受入部421の右側壁42dは、前側部品4Aの右側に形成された外壁部44の中央部分で構成されている。第二受入部421の左側壁42cは、前側部品4Aに形成された四角錐台形状の下側壁部423bと、後側部品4Bに形成された直角三角柱形状の上側壁部423a(図8(a)参照)とを重ねて構成されている。左側壁42cは、全体で直角三角柱形状を有している。第二受入部421の底部421aは、右側壁42dと下側壁部423bとの間に張り渡されており、外壁部44と一体に形成されている。
左側壁42cは、第二球通過部42の左側壁となる。左側壁42cに対向する右側壁42dの部分は、第二球通過部42の右側壁となる。詳細は後述するが、右側壁42dの斜面部は、第一リターン通路47aを構成する側壁となる。第一球通過部41の直下に配置された左側壁42cの辺が第一球通過部41から排出された遊技球を第二球通過部42および第一リターン通路47aのいずれかに振り分ける起点となる。
前側部品4Aおよび後側部品4Bを組み合わせることにより、左側壁42cおよび右側壁42dのそれぞれの上部端部と、当該上部端部の間に位置する前面パネル43の部分と、当該上部端部の間に位置するベースパネル45の部分とで囲まれて形成される開口が第二球通過部42の第二受入口42aとなる。第二球通過部42に設けられた第二受入口42aは、第一球通過部41から排出された遊技球を受け入れ可能に構成されている。第二受入口42aを端部とし、第二受入部421とベースパネル45とによって囲まれて形成される第二受入部421の空間の遊技球の流下方向における断面は、遊技球が1つずつ通過できる大きさに形成されている。また、第二受入部421の当該空間には、前面パネル43と底部421aに跨って形成された2個の第二前段案内リブ421bが形成されている。2個の第二前段案内リブ421bが、左側壁42cと右側壁42dとの間で所定間隔で並んで配置されている。図7(b)に示すように、第二前段案内リブ421bは、第一前段案内リブ411bと同一の形状を有している。第二受入口42aから受け入れられた遊技球は、第二前段案内リブ421bに案内されて第二進入口422aから第二誘導部422に進入する。
球振り分け装置4を正面から見た場合、右側壁42dは、第一球通過部41の第一排出口41bの中央下方に配置されている。つまり、第二受入口42aを形成する第二球通過部42の右側壁42dの端部(側壁端部の一部の一例)は、第一排出口41bの中央下方に配置されている。右側壁42dは、直角三角柱形状を有し、振分入賞部40の中心線CL0上から右側に張り出した形状を有している。このため、右側壁40cを含み中心線CL2よりも右側に位置する第二球通過部42の部位(球通過部の一部の一例)は、振分入賞部40の入球口40aと所定の間隙を設けて振分入賞部40の左側壁40bおよび右側壁40cに跨って配置される。これにより、第一球通過部41の第一排出口41bから排出された遊技球が第一リターン通路47aを通過して振分入賞部40に入賞し難くなる。
図8(b)および図9中の右側に示すように、第二誘導部422は、ベースパネル45の背面側に突出する箱形状を有している。これにより、第二球通過部42は、第一排出口41bから排出された遊技球を遊技盤108の背面に誘導した後に第二排出口42bから排出可能に設けられている。第二誘導部422の空間は、遊技球の誘導方向における断面が遊技球を1つずつ通過可能な大きさを有している。また、第二誘導部422の空間には、上部、背面部および底部に跨って形成された2個の第二後段案内リブ422bが形成されている。2個の第二後段案内リブ422bが、側壁の間で所定間隔で並んで配置されている。図8(b)に示すように、第二後段案内リブ422bは、第一後段案内リブ412bと同一の形状を有している。第二誘導部422を通過する遊技球は、第二後段案内リブ422bに案内されて第二排出口42bから排出される。第二球通過部42に設けられた第二排出口42bは、第二受入口42aから受け入れた遊技球を振分入賞部40に排出可能に構成されている。
図6(a)に示すように、球振り分け装置4を正面側から見た場合に、2個の第二前段案内リブ421bは、2個の第二後段案内リブ422bの上側部分と重なっている。このため、第二球通過部42は、遊技球が第二前段案内リブ421bで案内されている状態を第二後段案内リブ422bにそのまま引き継ぐことができる。これにより、第二球通過部42は、第二受入部421から第二誘導部422に遊技球を円滑に転動させることができる。また、遊技球は、2個の第二前段案内リブ421bの間に形成される溝に一部分が挟まれながら当該溝に沿って転動する。同様に、遊技球は、2個の第二後段案内リブ422bの間に形成される溝に一部分が挟まれながら当該溝に沿って転動する。このため、第二球通過部42は、2個の第二前段案内リブ421bおよび2個の第二後段案内リブ422bで遊技球を案内することによって、第一球通過部41で低減された遊技球の球ぶれをさらに低減することができる。特に、全体に亘って2個の第二後段案内リブ422bが形成されている第二誘導部422は、球ぶれを低減する整流路としての機能を発揮するようになっている。
(振分入賞部の構成)
図8(b)および図9中の右側に示すように、振分入賞部40は、ベースパネル45から正面側に向かって突出して形成されている。振分入賞部40の左側壁40b、右側壁40cおよび底部40dは、二重枠構造を有している。振分入賞部40は、左側壁40b、右側壁40c、底部40d、および底部40dの正面側を塞いで形成された正面壁部40eとで囲まれ、上部および背面側が開放された形状を有している。底部40dの内側構造壁は、底部40dの外側構造壁に向かって半円状に突出する形状を有している。正面壁部40eは、底部40dの内側構造壁、左側壁40bの内側構造壁の一部、および右側壁40cの内側構造壁の一部に倣う形状を有している。振分入賞部40の背面側には、ベースパネル45を開口して形成された排出口40fが形成されている。排出口40fは、排出部品4Cの排出通路46(図5参照)と振分入賞部40とを連通するために形成された開口部である。排出口40fは、左側壁40bの内側構造壁、右側壁40cの内側構造壁および底部40dで囲まれたベースパネル45の領域を開口して形成されている。
詳細は後述するが、左側壁40bの外側構造壁は、第二リターン通路47bを構成する側壁となり、右側壁40cの外側構造壁は、第一リターン通路47aを構成する側壁となる。
前側部品4Aおよび後側部品4Bを組み合わせることにより、左側壁40bおよび右側壁40cのそれぞれの上部端部と、当該上部端部の間に位置する前面パネル43の部分と、当該上部端部の間に位置するベースパネル45の部分とで囲まれて形成される開口が振分入賞部40の入球口40aとなる。入球口40aを端部とし、振分入賞部40とベースパネル45とによって囲まれて形成される振分入賞部40の空間の遊技球の流下方向における断面は、遊技球が1つずつ通過できる大きさに形成されている。また、振分入賞部40の当該空間には、前面パネル43と底部40dに跨って形成された1個の案内リブ401が形成されている。図8(b)に示すように、案内リブ401は、前面パネル43から排出口40fに向かって傾斜する傾斜面を有している。この傾斜面は、前面パネル43および底部40dに向かう凹状に形成されている。入球口40aから振分入賞部40に入球した遊技球は、案内リブ401に案内されて排出口40fから排出部品4Cに排出される。
図6(a)に示すように、球振り分け装置4を正面から見た場合、左側壁40bは、第二球通過部42の第二排出口42bの中央下方に配置されている。つまり、入球口40aを形成する振分入賞部40の左側壁40bの端部(側壁端部の一部の一例)は、第二排出口42bの中央下方に配置されている。
上述のとおり、球振り分け装置4には、遊技球が振分入賞部40に入球しない場合の経路として第一リターン通路47aおよび第二リターン通路47bが設けられている。第一リターン通路47aおよび第二リターン通路47bはそれぞれ、振分入賞部40の下方に形成されたリターン開口部47cを終端としている。このため、第一リターン通路47aおよび第二リターン通路47bは、球振り分け装置4の外部(本実施形態では第2遊技領域116b)に開放された空間となる。
(第一リターン通路および第二リターン通路の構成)
図6(a)に示すように、第一リターン通路47aは、前面パネル43、ベースパネル45、前側部品4Aの外壁部44の一部である右障壁部44b、右側壁42dの斜面部、および振分入賞部40の右側壁40cで囲まれて形成された空間である。右障壁部44bは、外壁部44のうち右側に配置されて右側壁41dを除く部分に相当する。遊技球の流下方向における第一リターン通路47aの断面は、遊技球が1つずつ通過できる大きさに形成されている。また、右側壁42dと振分入賞部40との間の空間は、第一リターン通路47aと連通し、かつ遊技球が通過可能な大きさを有している。しかしながら、当該空間は、右側壁42dの斜面部および振分入賞部40の右側壁40cの端部によって、右斜め下方に向いて開口している。このため、第一リターン通路47aを流下する遊技球は、当該空間にほとんど進入せずに、振分入賞部40の下方に形成されたリターン開口部47cを介して球振り分け装置4の外部に放出される。
図6(a)に示すように、第二リターン通路47bは、前面パネル43、ベースパネル45、前側部品4Aの外壁部44の一部である左障壁部44a、および振分入賞部40の左側壁40bで囲まれて形成された空間である。左障壁部44aは、外壁部44のうち左側下部の部分に相当する。遊技球の流下方向における第二リターン通路47bの断面は、遊技球が1つずつ通過できる大きさに形成されている。第二リターン通路47bを流下する遊技球は、振分入賞部40の下方に形成されたリターン開口部47cを介して球振り分け装置4の外部に放出される。
(球振り分け装置の作用・効果)
次に、球振り分け装置4の作用・効果について図10を用いて説明する。
第二球通過部42は、振分入賞部40に対して一方側(本実施形態では左側)に片寄って配置されている。これにより、第二球通過部42の第二排出口42bのほぼ中央に振分入賞部40の左側壁40bの先端部(すなわち入球口40aの開口端部)が配置される。このため、図10に示すように、第二排出口42bの右側下方には振分入賞部40が配置され、第二排出口42bの左側下方には第二リターン通路47bが配置される。このように、球振り分け装置4は、振分入賞部40に対して第二球通過部42(特に第二排出口42b)を片寄らせて配置することにより、第二排出口42bから排出された遊技球を振分入賞部40の左側壁40bの先端部に衝突させて振分入賞部40および第二リターン通路47bにほぼ半々の割合で無作為に振り分けることができる。このため、遊技機100は、第2遊技領域116bを流下した遊技球が球振り分け装置4に受け入れられて振分入賞部40および第二リターン通路47bのいずれに進入するのかを遊技者に注目させることができる。
振分入賞部40に遊技球が入球すると、所定の賞球が得られるため、遊技者は利益を得られる。遊技球が第二リターン通路47bに進入しても所定の賞球は得られないが、図3に示すように、第二リターン通路47bの下流には、大入賞口126が設けられている。このため、大役遊技が実行されている場合には、遊技球が振分入賞部40に振り分けられるよりも第二リターン通路47bに振り分けられた方が遊技者はより多くの利益を得られる。このように、遊技機100は、遊技球の振り分け方向を遊技性やゲーム性(大役遊技の実行中か否かなど)に関連させて遊技者の遊技の興趣の向上を図ることができる。
第一球通過部41は、第二球通過部42に対して片寄って配置(本実施形態では第二球通過部42の右側)されている。このため、図10に示すように、第一球通過部41の第一排出口41bから排出された遊技球は、第二球通過部42の第二受入口42aの右側を規定する右側壁42dの先端部に衝突させて第二球通過部42および第一リターン通路47aのいずれか一方に無作為に振り分けられる。第二球通過部42の下流には振分入賞部40が配置され、第一リターン通路47aの下流には大入賞口126が配置されている(図3参照)。このため、遊技機100は、第一球通過部41から排出する遊技球の振り分け方向を遊技性やゲーム性(大役遊技の実行中か否かなど)に関連させることができるので、遊技者の遊技の興趣の向上を図ることができる。
次に、遊技機100の他の作用・効果について説明する。遊技機100は、遊技店に設置された島設備に取り付けられる。遊技機100は、島設備の取り付け状態によって、振分入賞部40に入球する遊技球の割り合い(入賞率)に機体差が生じる場合がある。例えば、遊技機100は、島設備に水平に取り付けられる場合がある。また、遊技機100は、左側が右側よりも高くなって右下がりに傾斜した状態で取り付けられる場合があるさらに、遊技機100は、左側が右側よりも低くなって右上がりに傾斜した状態で取り付けられる場合がある。
遊技機100が水平な状態で島設備に取り付けられた場合には、図10に示すように、球振り分け装置4の第一球通過部41から排出される遊技球Bは、第二球通過部42の右側壁423の先端部に衝突して矢印Y1の方向および矢印Y2の方向にそれぞれ例えば50%の確率で弾かれる。遊技球Bは、右側壁423によって矢印Y1の方向に弾かれた場合には、第二球通過部42に誘導される。一方、遊技球Bは、右側壁423によって矢印Y2の方向に弾かれた場合には、第一リターン通路47aに誘導される。この場合、遊技球Bは、球振り分け装置4に設けられたリターン開口部47c(図10では不図示)を通って第2遊技領域116b(図10では不図示)に放出される。
図10に示すように、第二球通過部42に誘導された遊技球Bは、振分入賞部40の左側壁40bの先端部に衝突して矢印Y3の方向および矢印Y4の方向にそれぞれ例えば50%の確率で弾かれる。遊技球Bは、左側壁40bによって矢印Y3の方向に弾かれた場合には、第二リターン通路47bに誘導される。この場合、遊技球Bは、球振り分け装置4に設けられたリターン開口部47c(図10では不図示)を通って第2遊技領域116b(図10では不図示)に放出される。一方、遊技球Bは、左側壁40bによって矢印Y4の方向に弾かれた場合には、振分入賞部40に誘導される。この場合、遊技球Bは、排出部品4C(図10では不図示)に放出されて、排出部品4Cに設けられた振分入賞部検出スイッチ40sによって振分入賞部40への入球が検出される。
このように、遊技機100が水平な状態で島設備に取り付けられた場合には、球振り分け装置4は、25%(=50%×50%)の確率で遊技球を振分入賞部40に振り分けることができる。
遊技機100が右下がりに傾斜した状態で島設備に取り付けられた場合、遊技球は、右側に流下し易くなる。この場合、球振り分け装置4の第一球通過部41から排出される遊技球Bは、第二球通過部42の右側壁423の先端部に衝突すると、矢印Y1よりも矢印Y2の方向に弾かれ易くなる。このため、遊技球Bは、右側壁423の先端部によって、矢印Y1の方向に例えば40%の確率で弾かれ、矢印Y2の方向に例えば60%の確率で弾かれるとする。そうすると、遊技球Bは、右側壁423によって、40%の確率で第二球通過部42に誘導され、60%の確率で第一リターン通路47aに誘導される。
第二球通過部42に誘導された遊技球Bは、振分入賞部40の左側壁40bの先端部に衝突して、矢印Y3の方向に例えば40%の確率で弾かれ、矢印Y4の方向に例えば60%の確率で弾かれる。このため、遊技球Bは、左側壁40bによって、40%の確率で第二リターン通路47bに誘導され、60%の確率で振分入賞部40に誘導される。
その結果、遊技機100が右下がりに傾斜した状態で島設備に取り付けられた場合には、球振り分け装置4は、24%(=40%×60%)の確率で遊技球を振分入賞部40に振り分けることができる。
また、遊技機100が右上がりに傾斜した状態で島設備に取り付けられた場合、球振り分け装置4を通過する遊技球Bは、矢印Y1および矢印Y3の方向には例えば60%の確率で弾かれ、矢印Y2および矢印Y4の方向には例えば40%の確率で弾かれるとする。このため、球振り分け装置4は遊技球Bを、第一球通過部41から第二球通過部42に60%の確率で誘導し、第二球通過部42から振分入賞部40に40%の確率で誘導する。その結果、遊技機100が右下がりに傾斜した状態で島設備に取り付けられた場合には、球振り分け装置4は、24%(=60%×40%)の確率で遊技球を振分入賞部40に振り分けることができる。
ところで、第一球通過部が第二球通過部対して一の方向に片寄って配置され、第二球通過部が振分入賞部に対して当該一の方向と反対方向に片寄って配置されておらず、第一球通過部、第二球通過部および振分入賞部が一直線上に配置されているとする。また、遊技機が島設備に、水平な状態で設置されている場合、右下がりの状態で設置されている場合、および右上がりの状態で設置されている場合に、遊技球が矢印Y1,Y2,Y3,Y4の方向に誘導される確率を上述の例と同様とする。
そうすると、遊技機が水平な状態で島設備に設置されている場合には、球振り分け装置が振分入賞部に遊技球を振り分ける確率は、25%(=50%×50%)となる。また、遊技機が右下がりの状態で島設備に設置されている場合には、球振り分け装置が振分入賞部に遊技球を振り分ける確率は、16%(=40%×40%)となる。また、遊技機が右上がりの状態で島設備に設置されている場合には、球振り分け装置が振分入賞部に遊技球を振り分ける確率は、36%(=60%×60%)となる。
このように、本実施形態における球振り分け装置4は、第一球通過部、第二球通過部および振分入賞部が一直線上に配置された球振り分け装置と比較して、島設備への設置状態に起因する振分入賞部40の入賞率の機体差を低減できる。
また、図8および図9に示すように、第一排出口41bを構成する開口部451と、第一排出口41bから排出された遊技球の誘導方向を決定する右側壁423を構成する上側壁部423aとがベースパネル45、すなわち同一の部材に形成されている。このため、第一排出口41bと右側壁423との相対位置の誤差は、ベースパネル45の製造誤差のみであり、前側部品4Aを後側部品4Bに取り付ける際の取り付け誤差は含まれない。また、第二排出口42bを構成する開口部452と、第二排出口42bから排出された遊技球の誘導方向を決定する左側壁40bとがベースパネル45、すなわち同一の部材に形成されている。このため、第二排出口42bと左側壁40bとの相対位置の誤差は、ベースパネル45の製造誤差のみであり、前側部品4Aを後側部品4Bに取り付ける際の取り付け誤差は含まれない。
さらに、第一排出口41bを構成する開口部451、右側壁423を構成する上側壁部423a、第二排出口42bを構成する開口部452および左側壁40bがベースパネル45、すなわち同一の部材に形成されている。このため、第二球通過部42の右側壁42dにおける遊技球の左右方向への振り分け割合の設計値に対する誤差と、振分入賞部40の左側壁40bにおける遊技球の左右方向への振り分け割合の設計値に対する誤差との組み合わせの機体差が低減される。
また、球振り分け装置4は、遊技盤108に固定されるための固定部を複数箇所(本実施形態では4箇所)有しているので、遊技盤108への取り付け状態の機体差を低減できる。
その結果、振分入賞部40への入賞が、島設備への遊技機100の設置状態や球振り分け装置4の遊技盤108への取り付け状態などの環境差、および球振り分け装置4の製造誤差の影響を受けにくいので、遊技機100は、安定したベース(出玉率)を確保できる。
以上説明したように、本実施形態による遊技機100は、振分入賞部40の上方に設けられて振分入賞部40に対して所定方向(例えば遊技機100の左方向)に片寄って配置された第二球通過部42を有する球振り分け装置4を備えている。また、遊技機100に備えられた球振り分け装置4は、第二球通過部42の上方に設けられて第二球通過部42に対して所定方向(例えば遊技機100の右方向)に片寄って配置された第一球通過部41を有している。これにより、遊技機100は、第一球通過部41の第一排出口41bから排出された遊技球および第二球通過部42の第二排出口42bから排出された遊技球の行方(振り分け方向)を遊技者に注目させることができる。さらに、遊技機100は、第一排出口41bから排出する遊技球の振り分け方向に対する遊技者の利益と、第二排出口42bから排出する遊技球の振り分け方向に対する遊技者の利益とを遊技状態によって変更することができる。これにより、遊技機100は、第一球通過部41から排出する遊技球および第二球通過部42から排出する遊技球の振り分け方向を遊技性やゲーム性(大役遊技の実行中か否かなど)に関連させることができるので、遊技者の遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
また、遊技機100は、振分入賞部40に対する第二球通過部42の片寄の方向と、第二球通過部42に対する第一球通過部41の片寄の方向とを反対方向することにより、千鳥配置された第一球通過部41、第二球通過部42および振分入賞部40を有する球振り分け装置4を備えている。これにより、第二球通過部42の第二受入口42aの中心線(第一球通過部41に対するずれにおける第二球通過部42の中心線CL2)は、第一排出口41bの中心線(第一球通過部41の中心線CL1)に対して所定方向(第一球通過部41および振分入賞部40が並ぶ方向に対して交差する方向)にずらされる。また、第二球通過部42の第二排出口42bの中心線(振分入賞部40に対するずれにおける第二球通過部42の中心線CL2)は、振分入賞部40の入球口40aの中心線(振分入賞部40の中心線CL0)に対して所定方向(第一球通過部41および振分入賞部40が並ぶ方向に対して交差する方向)にずらされる。
このような構成を備えた遊技機100によれば、遊技球が所定領域(例えば入賞口としての振分入賞部)に誘導される割合の機体差を低減することができる。その結果、遊技機100は、安定したベース(出玉率)を確保できる。
(球振り分け装置の他の構成例)
次に、本実施形態による遊技機100に備えられる球振り分け装置の他の構成例について図11および図12を用いて説明する。他の構成例としての球振り分け装置5は、球振り分け装置4と同様に、ユニット化されており、遊技機100の遊技領域(例えば第2遊技領域116b)に取り付けられるようになっている。
図11および図12に示すように、球振り分け装置5は、遊技領域(図11および図12では不図示)を流下した遊技球が進入可能な入球口(進入口の一例)50aと、入球口50aを形成する左側壁50bおよび右側壁50cとを有する振分入賞部(進入部の一例)50を備えている。入球口50aは、左側壁50b、右側壁50c、前面パネル53の一部およびベースパネル55の一部で形成されている。振分入賞部50は、遊技領域を流下する遊技球の入球に基づき所定の賞球が遊技者に払い出されるように構成されている。
球振り分け装置5は、振分入賞部50の上方に設けられて遊技領域を流下した遊技球を受け入れた後に振分入賞部50に排出可能な第二球通過部(球通過部の一例)52を備えている。第二球通過部52は、振分入賞部50の入球口50aを形成する側壁のうちの左側を規定する左側壁50bおよび右側を規定する右側壁50cのいずれか一方の側(本例では左側壁50bの側)に片寄って配置されている。第二球通過部52は、左側壁50bおよび右側壁50cのいずれか一方の側に入球口50aを含む仮想平面に平行な方向に片寄って配置されていてもよい。また、第二球通過部52は、左側壁50bおよび右側壁50cのいずれか一方の側に遊技盤の盤面の面内で入球口50aを含む仮想平面に平行な方向に片寄って配置されていてもよい。また、第二球通過部52は、左側壁50bおよび右側壁50cのいずれか一方の側であって振分入賞部50に近付く方向または遠ざかる方向(すなわち上下方向)に片寄って配置されていてもよい。さらに、第二球通過部52は、左側壁50bおよび右側壁50cのいずれか一方の側であって振分入賞部50に近付く方向または遠ざかる方向(すなわち上下方向)に遊技盤の盤面の面内で入球口50aを含む仮想平面に平行な方向に片寄って配置されていてもよい。
また、球振り分け装置5は、第二球通過部52の上方で第二球通過部52が片寄る方向とは反対方向に第二球通過部52に対して片寄って配置され、遊技領域を流下した遊技球を受け入れた後に第二球通過部52に排出可能な第一球通過部(初段球通過部の一例)51を備えている。球振り分け装置5を正面側から見た場合、第一球通過部51は、第二球通過部52に対して右側に片寄って配置され、第二球通過部52は、振分入賞部50に対して左側に片寄って配置されている。このように、第一球通過部51は、第二球通過部52が振分入賞部50に対して片寄る方向とは反対方向に第二球通過部52に対して片寄って配置されている。第一球通過部51は、第二球通過部52が片寄る方向とは反対方向に第二受入口52aを含む仮想平面に平行な方向に片寄って配置されていてもよい。また、第一球通過部51は、第二球通過部52が片寄る方向とは反対方向に遊技盤の盤面の面内で第二受入口52aを含む仮想平面に平行な方向に片寄って配置されていてもよい。また、第一球通過部51は、第二球通過部52が片寄る方向とは反対方向であって第二球通過部52に近付く方向または遠ざかる方向(すなわち上下方向)に片寄って配置されていてもよい。さらに、第一球通過部51は、第二球通過部52が片寄る方向とは反対方向であって第二球通過部52に近付く方向または遠ざかる方向(すなわち上下方向)に遊技盤の盤面の面内で第二受入口52aを含む仮想平面に平行な方向に片寄って配置されていてもよい。
第一球通過部51は、振分入賞部50の上方に設けられて遊技領域を流下する遊技球を受け入れた後に第二球通過部52に排出可能に構成されている。第二球通過部52は、振分入賞部50および第一球通過部51に挟まれて配置されて第一球通過部51から排出された遊技球を受け入れた後に振分入賞部50に排出可能に構成されている。図12(a)に示すように、第一球通過部51、第二球通過部52および振分入賞部50は、球振り分け装置5を正面側から見た場合、千鳥配置されている。より具体的には、振分入賞部50および第一球通過部51は、球振り分け装置5の上下方向にほぼ一直線上に配置され、第二球通過部52は、球振り分け装置4の左右方向(本実施形態では左方向)に当該一直線上から半ピッチずらして配置されている。ここで、当該半ピッチは、例えば遊技球の半径に一致する。
したがって、第二球通過部52は、振分入賞部50に対して遊技球の半径分だけ左側壁50b側に片寄っている。第一球通過部51は、第一球通過部51に対して遊技球の半径分だけ第二球通過部52とは反対方向に片寄っている。このように、第一球通過部51および第二球通過部52は、互いに反対方向に片寄って配置されるとともに、片寄りの程度が一致しているため、第一球通過部51と振分入賞部50とが一直線上に配置されることになる。
第二球通過部52の中心線CL12は、振分入賞部50の入球口50aの左側を規定する左側壁50bおよび右側を規定する右側壁50cのうちの左側壁50bの側に片寄っている。第二球通過部52の中心線CL12は、振分入賞部50および第一球通過部51が並ぶ方向と交差する所定方向に、振分入賞部50の中心線CL10および第一球通過部51の中心線CL11のそれぞれに対してずらされている。ここで、振分入賞部50および第一球通過部51の並ぶ方向は、球振り分け装置5の上下方向である。また、所定方向は、球振り分け装置5の左右方向である。遊技機100では、第二球通過部52は、第一球通過部51および振分入賞部50に対して球振り分け装置5の右から左に向かう方向にずらされて形成されているが、球振り分け装置5の左から右に向かう方向にずらされて形成されていてもよい。
振分入賞部50の中心線CL10は、ベースパネル55に直交する方向に振分入賞部50を見た場合、入球口50aの中点を通り球振り分け装置5の上下方向に延在する仮想直線である。換言すると、振分入賞部50の中心線CL10は、例えば入球口50aの中央軸線である。また、第一球通過部51の中心線CL11は、ベースパネル55に直交する方向に第一球通過部51を見た場合、第一排出口51bの中点を通り球振り分け装置5の上下方向に延在する仮想直線である。換言すると、第一球通過部51の中心線CL11は、第一排出口51bの中央軸線に直交し球振り分け装置5の上下方向に延在する仮想直線である。第一球通過部51の中心線CL11は、第二球通過部52が片寄る方向とは反対方向(本実施形態では球振り分け装置5の右側方向)に第二球通過部52の中心線CL12に対して片寄って配置される。
第一球通過部51に対するずれにおける第二球通過部52の中心線CL12は、ベースパネル55に直交する方向に第二球通過部52を見た場合、第二受入口52aの中点を通り球振り分け装置5の上下方向に延在する仮想直線である。換言すると、第二球通過部52の中心線CL12は、第二受入口52aの中央軸線である。
振分入賞部50に対するずれにおける第二球通過部52の中心線CL12は、ベースパネル55に直交する方向に第二球通過部52を見た場合、第二排出口52bの中点を通り球振り分け装置5の上下方向に延在する仮想直線である。換言すると、第二球通過部52の中心線CL12は、第二排出口52bの中央軸線に直交し球振り分け装置5の上下方向に延在する仮想直線である。
このように、第二球通過部52の中心線CL12は、第一球通過部51に対する第二球通過部52のずれにおける中心線と、振分入賞部50に対する第二球通過部52のずれにおける中心線との2つが存在する。本実施形態では、ベースパネル55に直交する方向に第二球通過部52を見た場合、第二受入口52aおよび第二排出口52bが一直線上に重なっている。このため、ベースパネル55に直交する方向に第二球通過部52を見た場合、第一球通過部51に対するずれにおける中心線CL12と、振分入賞部50に対するずれにおける中心線CL12とは、一直線上に存在して共通の直線となる。
遊技機100では、振分入賞部50の中心線CL10および第一球通過部51の中心線CL11は、一直線上に存在しており、第二球通過部52の中心線CL12は、この一直線上に存在していない。第二球通過部52の中心線CL12は、第一球通過部51の左側壁51cと、第二球通過部52の直下に配置された振分入賞部50の左側壁50bの先端部とを通る位置に存在している。また、遊技機100では、第一球通過部51の中心線CL11は、第二球通過部52の右側壁52dの先端部を通る位置に存在している。
第一球通過部51は、前面パネル53の裏面側から突出して形成された第一受入部511と、ベースパネル55の背面側に突出して形成された第一誘導部512とを有している。第一球通過部51は、遊技領域を流下して第一受入口51aから受け入れた遊技球を、第一受入部511および第一誘導部512で誘導して第一排出口51bから排出するようになっている。つまり、第一球通過部51は、第一受入口51aから受け入れた遊技球を遊技盤(図11および図12では不図示)の背面に誘導した後に第一排出口51bから排出可能に設けられている。
第二球通過部52は、前面パネル53の裏面側から突出して形成された第二受入部521と、ベースパネル55の背面側に突出して形成された第二誘導部522とを有している。第一排出口51bの直下に配置される第二球通過部52の右側壁52cは、ベースパネル55の正面側から突出して形成されている。これにより、第一排出口51bと第二球通過部52の右側壁52cとの相対位置関係の機体差の低減が図られている。第二球通過部52は、第一球通過部51から排出されて第二受入口52aから受け入れた遊技球を、第二受入部521および第二誘導部522で誘導して第二排出口52bから排出するようになっている。つまり、第二球通過部52は、第一排出口51bから排出された遊技球を遊技盤(図11および図12では不図示)の背面に誘導した後に第二排出口52bから排出可能に設けられている。
振分入賞部50は、ベースパネル55に形成された排出口50dと、ベースパネル55の背面側から突出して形成された誘導突起部501とを有している。誘導突起部501は、排出口50dの下方に設けられている。誘導突起部501は、排出口50dを通過した遊技球を一旦受けて、振分入賞部検出スイッチ40sが取り付けられた排出部品(図11および図12では不図示)に誘導するようになっている。
球振り分け装置5では、球振り分け装置4と同様に、球振り分け装置5を正面側から見た場合、第二球通過部52が振分入賞部50に対して一の方向(本実施形態では球振り分け装置5の左方向)に片寄って配置され、第一球通過部51が第二球通過部52に対して一の方向と逆方向(本実施形態では球振り分け装置5の右方向)に片寄って配置されている。このため、第一球通過部51、第二球通過部52および振分入賞部50は、球振り分け装置5を正面側から見た場合、千鳥配置される。このため、球振り分け装置5では、第一球通過部51の第一排出口51bの直下に第二球通過部52の右側壁52cの先端部が配置されている。これにより、球振り分け装置5は、第一排出口51bから排出された遊技球を右側壁52cの先端部に衝突させることによって弾いて、第二球通過部52および球振り分け装置5の外部(本例では遊技領域)の一方に振り分けることができる。球振り分け装置5は、球振り分け装置4とは異なり、リターン通路を有しておらず、第二球通過部52または振分入賞部50に遊技球を振り分けない場合、遊技球を球振り分け装置5の外部に直接放出するように構成されている。
また、球振り分け装置5では、第二球通過部52の第二排出口52bの直下に振分入賞部50の左側壁50bの先端部が配置されている。これにより、球振り分け装置5は、第二排出口52bから排出された遊技球を左側壁50bの先端部に衝突させることによって弾いて、振分入賞部50および球振り分け装置5の外部(本例では遊技領域)の一方に振り分けることができる。
図示は省略するが、第二球通過部52または振分入賞部50に振り分けられない場合に遊技球が振り分けられる球振り分け装置5の外部であって球振り分け装置5の下流には、大入賞口126が配置されている。このため、球振り分け装置5を備えた遊技機100は、球振り分け装置4を備えた遊技機100と同様に、第一球通過部51から排出する遊技球および第二球通過部52から排出する遊技球の振り分け方向を遊技性やゲーム性(大役遊技の実行中か否かなど)に関連させることができるので、遊技者の遊技に対する興趣の向上を図ることができる。
また、球振り分け装置5は、第一球通過部51からの排出時および第二球通過部52からの排出時の合計2回、遊技球を振り分ける機会を有している。球振り分け装置5は、第一球通過部51を通過した遊技球を例えば50%の確率で第二球通過部52に振り分けるように設計されている。また、球振り分け装置5は、第二球通過部52を通過した遊技球を例えば50%の確率で振分入賞部50に振り分け、75%の確率で外部に振り分けるように設計されている。したがって、球振り分け装置5は、第一球通過部51の第一受入口51aから受け入れた遊技球を25%の確率で振分入賞部50に振り分けることができる。
また、球振り分け装置5は、遊技店の島設備に傾いて設置されても、球振り分け装置4と同様の作用により、振分入賞部50への遊技球の入賞率の機体差を低減できる。
図11および図12に示すように、第一受入部511は、2個の第一前段案内リブ511bを有し、第一誘導部512は、第一後段案内リブ512aを有している。また、第二受入部521は、2個の第二前段案内リブ521aを有し、第二誘導部522は、第二後段案内リブ522aを有している。これにより、球振り分け装置5は、遊技領域を転動しながら流下することによって遊技球に生じる球ぶれを低減できる。これにより、球振り分け装置5は、第二球通過部52および振分入賞部50において遊技球を振り分ける際に、遊技球の想定外の挙動を防止できる。その結果、遊技機100は、遊技球の振り分け割合の機体差が低減され、入賞率の安定化を図ることができる。
以上説明したように、他の構成例としての球振り分け装置5を備えた遊技機100は、球振り分け装置4を備えた遊技機100と同様に、遊技球が所定領域に誘導される割合の機体差を低減することができる。さらに、振分入賞部50への入賞が、島設備への遊技機100の設置状態や球振り分け装置5の遊技盤108への取り付け状態などの環境差、および球振り分け装置5の製造誤差の影響を受けにくいので、球振り分け装置5を備えた遊技機100は、安定したベース(出玉率)を確保できる。
本発明は、上記実施形態に限らず、種々の変形が可能である。
上記実施形態では、球振り分け装置は、第一球通過部および第二球通過部において遊技盤の盤面の背面側に遊技球を誘導しているが、本発明はこれに限られない。例えば、第一球通過部および第二球通過部の少なくとも一方は、受け入れた遊技球を遊技盤の盤面の前面側に誘導した後に、遊技球を排出口から排出してもよい。遊技球を遊技盤の盤面の前面側で誘導する場合には、第一受入部および第二受入部は、第一受入部411および第二受入部421のように底部411a,511aを有さないように構成される。これにより、当該第一受入部および当該第二受入部は、遊技盤の盤面の前面で遊技球を通過させることができる。さらに、当該第一受入部および当該第二受入部における遊技球の通過領域に、案内リブを設けておくことにより、遊技球の球ぶれの低減を図ることができる。
上記実施形態では、遊技領域を流下した遊技球が進入可能な進入口および当該進入口を形成する側壁を有する進入部として、振分入賞部を例にとって説明したが、本発明はこれに限られない。進入部は、第1始動口、第2始動口、ゲートおよび大入賞口など、遊技球が進入することによって遊技者が所定の利益を得られる構成要素であってもよい。
また、上記実施形態における遊技盤108の盤面構成は一例に過ぎず、適宜設計可能であることは言うまでもない。
また、上記実施形態における遊技状態の設定は一例に過ぎず、上記と同様の遊技性を担保可能な範囲において、適宜設定可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
4,5 球振り分け装置
4A 前側部品
4B 後側部品
4C 排出部品
5 球振り分け装置
40,50 振分入賞部
40a 入球口
40b,41c,42c,50b,51c 左側壁
40c,41d,42d,52c,423 右側壁
40d,411a,421a,441a 底部
40e 正面壁部
40f,50d 排出口
40s 振分入賞部検出スイッチ
41,51 第一球通過部
41a,51a 第一受入口
41b,51b 第一排出口
42,52 第二球通過部
42a,52a 第二受入口
42b,52b 第二排出口
43,53 前面パネル
44 外壁部
44a 左障壁部
44b 右障壁部
45,55 ベースパネル
46 排出通路
47a 第一リターン通路
47b 第二リターン通路
47c リターン開口部
100 遊技機
202 演出役物装置
204 演出照明装置
206 音声出力装置
208 演出操作装置
208a 押下ボタン
208b 演出レバー
208c 回転部
300 主制御基板
300a メインCPU
300b メインROM
300c メインRAM
330 副制御基板
330a サブCPU
330b サブROM
330c サブRAM
340 画像制御部
401 案内リブ
411,511 第一受入部
411b,511b 第一前段案内リブ
412,512 第一誘導部
412a 第一進入口
412b,512a 第一後段案内リブ
421,521 第二受入部
421b,521b 第二前段案内リブ
422,522 第二誘導部
422a 第二進入口
422b,522a 第二後段案内リブ
423a 上側壁部
423b 下側壁部
451,452 開口部
501 誘導突起部

Claims (3)

  1. 遊技球が流下可能な遊技領域と、
    前記遊技領域を流下した遊技球が進入可能な進入口および前記進入口を形成する側壁を有する進入部と、
    前記進入部の上方に設けられて前記遊技領域を流下した遊技球を受け入れた後に前記進入部に排出可能な球通過部と
    を備え、
    前記球通過部は、前記側壁のうちの前記進入口の左側を規定する左側壁および右側を規定する右側壁のいずれか一方の側に片寄って配置されていること
    を特徴とする遊技機。
  2. 前記球通過部の上方で前記球通過部が片寄る方向とは反対方向に前記球通過部に対して片寄って配置され、前記遊技領域を流下した遊技球を受け入れた後に前記球通過部に排出可能な初段球通過部を備えること
    を特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記球通過部の一部は、前記進入口と所定の間隙を設けて前記左側壁および前記右側壁に跨って配置されていること
    を特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
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