JP2019037638A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、稼働率の低下を防止することができる遊技機を提供することを目的とする。【解決手段】遊技機100は、遊技球が流下する遊技領域116を有する遊技盤108と、遊技盤108に設けられた立壁としてのセンター役物150(およびサイド役物180)と、センター役物150(およびサイド役物180)と並設された複数の遊技釘131とを備え、センター役物150(およびサイド役物180)は、複数の遊技釘131のうちの第一遊技釘135(および第二遊技釘136)の尖端側とセンター役物150(およびサイド役物180)との間隔が第一間隔となり第一遊技釘135(および第二遊技釘136)の釘笠側とセンター役物150(およびサイド役物180)との間隔が第一間隔と異なる第二間隔となるように形成された第一の間隔変更部154(および第二の間隔変更部181)を有している。【選択図】図3

Description

本発明は、弾球遊技機(パチンコ機)に代表される遊技機に関する。
パチンコ機は、遊技盤に設けられた多数の遊技釘や役物に遊技球を衝突させ、遊技球を不規則な方向に流下、転動するようになっている。また、パチンコ機は、遊技球をこの不規則な方向に流下、転動する過程で、遊技盤に設けられた所定の始動口や入賞口に遊技球を入球することができるようになっている。
例えば特許文献1には、一般入賞口の側面のうちの内ガイドレールの接触面には突起部および傾斜部が設けられ、接触面の突起部側に当接した遊技球を遊技盤の盤面側に誘導するように構成されたパチンコ機が開示されている。また、特許文献2には、センター役物の外周部における球通過経路の入口部分にテーパ部を有する台板が備えられたパチンコ機が開示されている。また、特許文献3には、球受入口の外部に且つ球受入口の近傍位置に開閉部材と干渉しないように設けられた振分調整釘を有する振分装置を備えるパチンコ遊技機が開示されている。特許文献3には、この振分調整釘は、この振分調整釘に当たって球受入口から受入れられた遊技球を第1,第2球振分口の何れかに択一的に振り分けるとともにその振分率を調整可能であることが開示されている。
特開2008−29600号公報 特開2013−252272号公報 特開2011−10811号公報
遊技盤に設けられた構成要素のうち、遊技釘が遊技球の流下・転動方向に最も影響を与える。同一機種の遊技機であっても、遊技釘の角度を調整することによって、所定の入賞口や始動口に遊技球を入球し易くしたり入球し難くしたりできる。
しかしながら、熟練した遊技者は、遊技釘の角度を確認することによって、所定の入賞口や始動口に遊技球が入球し易いか否かを見分けることができ、所定の入賞口や始動口に遊技球が入球し難いと判断した場合には、遊技を敬遠してしまい、遊技機の稼働率が低下してしまうという問題がある。一方、熟練していない遊技者は、遊技釘の角度を確認することによって、所定の入賞口や始動口に遊技球が入球し易いか否かを見分けることができないが、熟練した遊技者との不公平感を抱いて遊技を敬遠してしまい、遊技機の稼働率が低下してしまうという問題がある。
本発明の目的は、稼働率の低下を防止することができる遊技機を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一態様による遊技機は、遊技球が流下可能な遊技領域を有する遊技盤と、前記遊技盤に設けられた立壁と、前記立壁と並設された複数の遊技釘と、を備え、前記立壁は、前記複数の遊技釘のうちの所定の遊技釘の尖端側と前記立壁との間隔が第一間隔となり、該所定の遊技釘の釘笠側と該立壁との間隔が前記第一間隔と異なる第二間隔となるよう形成された間隔変更部を有し、前記間隔変更部と前記所定の遊技釘との間には遊技球を通過可能な球通過部が形成されていることを特徴とする。
前記立壁は、前記遊技領域を流下する遊技球と接触して該遊技球を所定の流下方向に誘導可能とする突状壁面を有し、前記所定の遊技釘は、前記所定の流下方向であって前記突状壁面の近くに配置された遊技釘であり、前記突状壁面は、前記第一間隔および前記第二間隔のうちの長さの短い間隔の側に配置される前記突状壁面の端部が、該長さの長い間隔の側に配置される前記突状壁面の端部よりも前記所定の遊技釘に向かって突出する形状を有していてもよい。
前記遊技盤には、前記球通過部として少なくとも第一球通過部および第二球通過部が設けられており、前記第一球通過部は、前記第二球通過部に対して、前記第一間隔および前記第二間隔の長短が逆の関係を有していてもよい。
本発明の一態様によれば、稼働率の低下を防止することができる。
扉が開放された状態を示す遊技機100の斜視図である。 遊技機100の正面図である。 遊技機100に設けられた遊技盤108の正面図である。 遊技の進行を制御する制御手段の内部構成を示すブロック図である。 遊技機100に設けられた遊技盤108の要部拡大図(その1)である。 遊技機100に設けられた遊技盤108の要部拡大図(その2)である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
本発明の一実施形態による遊技機の機械的構成および電気的構成について図1から図6を用いて説明する。
図1は、本実施形態の遊技機100の斜視図であり、扉が開放された状態を示している。図示のように、遊技機100は、略矩形状に組まれた四辺によって囲繞空間が形成される外枠102と、外枠102にヒンジ機構によって開閉自在に取り付けられた中枠104と、中枠104に、ヒンジ機構によって開閉自在に取り付けられた前枠106と、を備えている。
中枠104は、外枠102と同様に、略矩形状に組まれた四辺によって囲繞空間が形成されており、囲繞空間に遊技盤108が保持されている。また、前枠106には、ガラス製または樹脂製の透過板110が保持されている。そして、中枠104および前枠106を外枠102に対して閉じると、遊技盤108と透過板110とが所定の間隔を維持して略平行に対面するとともに、遊技機100の正面側から、透過板110を介して遊技盤108が視認可能となる。
(遊技機の詳細な構成)
次に、遊技機100の詳細な構成について図2および図3を用いて説明する。図2では、遊技盤108に設けられている遊技釘131および風車133の図示は省略されている。また、図2では、閉状態の第2始動口122、第1大入賞口126および第2大入賞口128(いずれも後述する)が図示され、図3では、開状態の第2始動口122、第1大入賞口126および第2大入賞口128が図示されている。
図2は、遊技機100の正面図である。図2に示すように、前枠106の下部には、遊技機100の正面側に突出する操作ハンドル112が設けられている。操作ハンドル112は、遊技者が回転操作可能に設けられており、遊技者が操作ハンドル112を回転させて発射操作を行うと、操作ハンドル112の回転角度に応じた強度で、不図示の発射機構によって遊技球が発射される。このようにして発射された遊技球は、遊技盤108に設けられたレール114a,114b間を上昇して遊技盤108に設けられた遊技領域116に導かれることとなる。
遊技領域116は、遊技盤108と透過板110との間隔に形成される空間であって、遊技球が流下または転動可能な領域である。図3に示すように、遊技盤108には、立壁としてのセンター役物150やサイド役物180(詳細は後述)と並設された複数の遊技釘131と、1つの風車133とが設けられており、遊技領域116に導かれた遊技球が遊技釘131や風車133に衝突して、不規則な方向に流下、転動するようにしている。なお、図3では、遊技領域116に設けられた複数の遊技釘131が白丸で図示され、複数の遊技釘131のうちの1つの遊技釘131、第一遊技釘135および第二遊技釘136(詳細は後述)のみに参照符号が付されている。
図2および図3に示すように、遊技領域116は、発射機構の発射強度に応じて遊技球の進入度合いを互いに異にする第1遊技領域116aおよび第2遊技領域116bを備えている。第1遊技領域116aは、遊技機100に正対した遊技者から見て遊技領域116の左側に位置し、第2遊技領域116bは、遊技機100に正対した遊技者から見て遊技領域116の右側に位置している。レール114a,114bが遊技領域116の左側にあることから、発射機構によって所定の強度未満の発射強度で発射された遊技球は第1遊技領域116aに進入し、所定の強度以上の発射強度で発射された遊技球は第2遊技領域116bに進入することとなる。
また、遊技領域116には、遊技球が入球可能な一般入賞口118、第1始動口120、第2始動口122(図2では不図示)が設けられており、一般入賞口118、第1始動口120、第2始動口122に遊技球が入球すると、それぞれ所定の賞球が遊技者に払い出される。遊技球の入球に基づいて払い出される賞球数は、入賞口ごとに異なっていてもよい。
第1始動口120内には第1始動領域が設けられ、また、第2始動口122内には第2始動領域が設けられている。そして、第1始動口120または第2始動口122に遊技球が入球して第1始動領域または第2始動領域に遊技球が進入すると、予め設けられた複数の特別図柄の中からいずれか一の特別図柄を決定するための抽選が行われる。各特別図柄には、遊技者にとって有利な大役遊技の実行可否や、以後の遊技状態をどのような遊技状態にするかといった種々の遊技利益が対応付けられている。したがって、遊技者は、第1始動口120または第2始動口122に遊技球が入球すると、所定の賞球を獲得するのと同時に、種々の遊技利益を受ける権利獲得の機会を獲得することとなる。
第1始動口120は、遊技領域116の下部であって、第1遊技領域116aを流下する遊技球のみが入球可能であるか、または、第1遊技領域116aに進入した遊技球の方が、第2遊技領域116bに進入した遊技球よりも進入しやすい位置に配置されている。
また、図3に示すように、第2始動口122は、第1始動口120の右隣であって第2遊技領域116bに位置している。第2始動口122は、第2遊技領域116bを流下する遊技球のみが入球可能であるか、または、第2遊技領域116bに進入した遊技球の方が、第1遊技領域116aに進入した遊技球よりも進入しやすい位置に配置されている。第2始動口122は、可動片122aを有する始動可変入賞装置によって構成されており、第2始動口122への遊技球の進入容易性が可変するようになっている。具体的には、第2始動口122は、可動片122aが開閉可能に設けられており、可動片122aが閉状態にあるときには、第2始動口122への遊技球の進入が不可能または困難となっている。これに対して、第2遊技領域116bに設けられたゲート124を遊技球が通過すると、後述する普通図柄の抽選が行われ、この抽選によって当たりに当選すると、可動片122aが所定時間、開状態に制御される。このように、可動片122aが開状態になると、可動片122aが遊技球を第2始動口122に導く受け皿として機能し、第2始動口122への遊技球の入球が容易となる。
さらに、第2遊技領域116bには、第2遊技領域116bを流下する遊技球のみが入球可能であるか、または、第2遊技領域116bに進入した遊技球の方が、第1遊技領域116aに進入した遊技球よりも進入しやすい位置に第1大入賞口126および第2大入賞口128が設けられている。なお、以下、第1大入賞口126および第2大入賞口128をまとめて単に大入賞口ともよぶ。第1大入賞口126には、開閉扉126aおよび開閉扉126bが開閉可能に設けられている。通常、開閉扉126bが第1大入賞口126を閉鎖して、第1大入賞口126への遊技球の入球が不可能となっている。また、開閉扉126aは、開閉扉126bが第1大入賞口126を閉鎖している時に下方に向かって下がった状態になっている(図2参照)。これにより、第1大入賞口126に遊技球が入球不可能な状態では、開閉扉126aと開閉扉126bとの間には、第2遊技領域116bを流下する遊技球が通過可能な空間が生じる。これに対して、前述の大役遊技が実行されると、開閉扉126bが開放され、開閉扉126aが開閉扉126bに向かって傾斜した状態に立ち上がる(図3参照)。開閉扉126aの先端と開閉扉126bの先端との間には、遊技球の直径よりも長さの短い間隙が形成される。このため、開閉扉126aおよび開閉扉126bが受け皿として機能し、第2遊技領域116bを流下する遊技球は第1大入賞口126への入球が可能となる。そして、第1大入賞口126に遊技球が入球すると、所定の賞球が遊技者に払い出される。
また、第2大入賞口128は、開閉扉128aが開閉可能に設けられており、通常、開閉扉128bが第2大入賞口128を閉鎖して、第2大入賞口128への遊技球の入球が不可能となっている。これに対して、前述の大役遊技が実行されると、開閉扉128aが開放されて、開閉扉128aが受け皿として機能し、第2大入賞口128への遊技球の入球が可能となる。そして、第2大入賞口128に遊技球が入球すると、所定の賞球が遊技者に払い出される。大入賞口への遊技球の入球に基づいて払い出される賞球数は、大入賞口ごとに異なっていてもよい。
第1遊技領域116aには、第1始動口120の左側に2つの一般入賞口118aが設けられている。また、第2遊技領域116bには、第1大入賞口126と第2始動口122との間に1つの一般入賞口118bが設けられている。
図3に示すように、第1遊技領域116aには、2つの一般入賞口118aを挟んで、遊技球を遊技領域116から遊技盤108の背面側に排出する2つの排出口130が設けられている。2つの排出口130の一方は、一般入賞口118の左上に隣接して設けられ、2つの排出口130の他方は、遊技領域116の最下部の中心部(第1始動口120の直下)に設けられている。また、第2遊技領域116bには、一般入賞口118bの下方に1つの排出口130が設けられている。複数の排出口130により、一般入賞口118a,118b、第1始動口120、第2始動口122、第1大入賞口126、第2大入賞口128のいずれにも入球しなかった遊技球が、遊技領域116から遊技盤108の背面側に排出される。
そして、遊技機100には、遊技の進行中等に演出を行う演出装置として、液晶表示装置からなる演出表示装置200、可動装置からなる演出役物装置202、さまざまな点灯態様や発光色に制御される複数のランプからなる演出照明装置204、スピーカからなる音声出力装置206、遊技者の操作を受け付けるとともに、振動による演出を行う演出操作装置208が設けられている。
演出表示装置200は、画像を表示する画像表示部からなる演出表示部200aを備えており、演出表示部200aを、遊技盤108の略中央部分において、遊技機100の正面側から視認可能に配置している。演出表示部200aには、図2に示すように演出図柄210a,210b,210cが変動表示され、演出図柄210a,210b,210cの停止表示態様によって大役抽選結果が遊技者に報知される変動演出が実行されることとなる。変動演出では、演出表示部200aに加えて演出役物装置202、演出照明装置204、音声出力装置206および演出操作装置208等の複数の演出装置の動作が行われてもよい。以下、演出役物装置202および演出操作装置208を「可動体」と総称する場合がある。
演出役物装置202は、演出表示部200aよりも前面に配置され、通常、遊技盤108の背面側に退避しているが、上記の演出図柄210a,210b,210cの変動表示中などに、演出表示部200aの前面まで可動して、遊技者に大当たりの期待感を付与するものである。
演出照明装置204は、演出役物装置202や遊技盤108等に設けられており、演出表示部200aに表示される画像等に合わせて、さまざまに点灯制御される。
図2および図3に示すように、遊技機100は、演出表示装置200、演出役物装置202および演出照明装置204などが設けられたセンター役物150を備えている。センター役物150は、遊技盤108の上部寄り中央付近に配置されている。センター役物150は、中央部に所定形状の開口部151aを有する装飾枠151を有している。センター役物150は、装飾枠151の裏面側(透過板110(図1参照)が配置される側の反対側)で開口部151aを塞ぐように配置された演出表示装置200を有している。演出表示装置200の演出表示部200aは、開口部151aから露出して配置されている。センター役物150は、装飾枠151と演出表示装置200の間であって装飾枠151の下部に配置された演出役物装置202を有している。センター役物150は、装飾枠151の前面側(透過板110(図1参照)が配置される側)であって装飾枠151の上部に配置された演出照明装置204を有している。
演出役物装置202は、装飾枠151と演出表示装置200との間で上下に可動できるようになっている。演出役物装置202は、非可動時には演出表示部200aでの演出表示を妨げない態様で開口部151aに一部を露出した状態で待機している。演出役物装置202は、必要に応じで演出表示部200aの前面側にせり上がり、所定の動作や所定の発光によって演出表示部200aでの演出表示を盛り上げるようになっている。
センター役物150は、装飾枠151の左隅の一定領域にワープ通路152を有している。ワープ通路152は遊技球が通過可能な中空構造を有している。ワープ通路152は、装飾枠151の左壁側を開口する入口開口部152aと、装飾枠151の下壁側を開口する出口開口部152bとを有している。これにより、ワープ通路152は、装飾枠151の左壁側と装飾枠151の下側壁とを連通する通路を形成する。
センター役物150は、装飾枠151の下側壁で左右方向に延在するステージ153を有している。ステージ153の左側端部は、ステージ153の左上方に設けられたワープ通路152の出口開口部152bまで延在して配置されている。これにより、遊技機100は、ワープ通路152の出口開口部152bからステージ153に遊技球を排出することができる。ステージ153の中央部には誘導部153aが形成されている。誘導部153aはV字状に形成されており、装飾枠151の裏面側から前面側に向かって僅かに下方に傾斜して設けられている。
図3に示すように、ステージ153の誘導部153aの真下には上面を開口した状態で第1始動口120が配置されている。ワープ通路152は、入口開口部152aから流入する遊技球を出口開口部152bを通してステージ153上に排出する。ステージ153は、誘導部153aに向かって傾斜している。ステージ153に排出される遊技球は、所定の運動エネルギーを有しているため、誘導部153aに留まらずに誘導部153aを乗り越えて転動し、ステージ153の右側の所定位置まで到達すると一旦停止する。当該遊技球は、再び誘導部153aに向かってステージ153を左側方向に転動し、再び誘導部153aを乗り越えてステージ153の左側の所定位置まで到達すると一旦停止する。当該遊技球は、再び誘導部153aに向かってステージ153を右側方向に転動する。このように、遊技球は、ステージ153上で誘導部153aを挟んで左右方向に転動を繰り返して最終的に誘導部153aから落下して第1始動口120に入球する場合もあれば、ステージ153上を転動している際に誘導部153a以外のステージ153の一部から遊技領域116にこぼれ落ちて排出口130から遊技盤108の裏面側に排出される場合もある。
ステージ153の誘導部153aは、第1始動口120の入口近傍に設けられた2つの遊技釘(命釘)のほぼ中央に向かって遊技球を落下する。このため、誘導部153aから落下する遊技球は、ワープ通路152およびステージ153の下方に設けられた複数の遊技釘(道釘)上を通って当該命釘の側方から転動する遊技球よりも高い確率で第1始動口120に入球することができる。このため、ワープ通路152は、遊技球を第1始動口120に到達させ易くする役物としての機能を発揮する。
センター役物150は、遊技盤108に設けられた立壁の一例に相当する。センター役物150は、遊技盤108の盤面から屹立するように立設されている。センター役物150は、遊技領域116に設けられて遊技領域116を画定するようになっている。より具体的には、センター役物150は、第1遊技領域116aの遊技盤108の内側を画定する立壁の一例に相当する。センター役物150は、複数の遊技釘131のうちの所定の遊技釘として第一遊技釘135(詳細は後述する)と向き合っている部分に設けられた第一の間隔変更部154を有している。第一の間隔変更部154は、第一遊技釘135の尖端側とセンター役物150との間隔が第一間隔となり、第一遊技釘135の釘笠側と当該センター役物150との間隔が第一間隔と異なる第二間隔となるよう形成されている。第一の間隔変更部154は、遊技盤108の盤面から立ち上がるように延びて並設された複数の遊技釘131のうちの第一遊技釘135と対向するセンター役物150の一部分に設けられている。詳細は後述するが、第一の間隔変更部154は、第一遊技釘135と協働して、遊技店の島設備に取り付けられた遊技機100の傾斜方向によって第一の間隔変更部154近傍を流下する遊技球を所定の方向に転動し易くできる。第一の間隔変更部154は、ワープ通路152の入口開口部152aの上方に設けられている。このため、センター役物150は、遊技店の島設備に取り付けられた遊技機100の傾斜方向によって、第一の間隔変更部154の近傍に流下してきた遊技球をワープ通路152側に転動し易くしたりワープ通路152側に転動し難くしたりできる。つまり、第一の間隔変更部154は、遊技盤108の盤面に対する遊技釘131の角度を調整したことと同様の作用・効果を奏する。
図2および図3に示すように、遊技機100は、排出口130および一般入賞口118aが設けられたサイド役物180を備えている。サイド役物180は、レール114aに沿って遊技盤108内の左下方に配置されている。サイド役物180は、正面側(遊技者側)に化粧板182を有している。化粧板182は、透明なアクリルで形成されている。これにより、サイド役物180は、化粧板182を透過してサイド役物180における遊技球の転動状態を遊技者に視認させることができる。化粧板182は、サイド役物180における遊技球の転動状態を遊技者に視認させるだけでなく、排出口130または一般入賞口118aの入球口に入球した遊技球が再び遊技領域116に戻るのを防止するようになっている。なお、理解を容易にするため、図2では、サイド役物180は不透過の状態で図示され、図3では、サイド役物180の図示は省略されている。
サイド役物180は、遊技盤108に設けられた立壁の一例に相当する。サイド役物180は、遊技盤108の盤面から屹立するように立設されている。サイド役物180は、遊技領域116に設けられて遊技領域116を画定するようになっている。より具体的には、サイド役物180は、レール114aとともに、第1遊技領域116aの遊技盤108の外側を画定する立壁の一例に相当する。つまり、第1遊技領域116aは、レール114a、サイド役物180およびセンター役物150によって遊技盤108の盤面の面内方向の領域が画定され、遊技盤108の盤面および透過板110(図1参照)によって遊技盤108の盤面に直交する方向の領域が画定される。
図2および図3に示すように、サイド役物180は、複数の遊技釘131のうちの所定の遊技釘として第二遊技釘136(詳細は後述する)と向き合っている部分に設けられた第二の間隔変更部181を有している。第二の間隔変更部181は、第二遊技釘136の尖端側とサイド役物180との間隔が第一間隔となり、第二遊技釘136の釘笠側と当該サイド役物180との間隔が第一間隔と異なる第二間隔となるよう形成されている。第二の間隔変更部181は、遊技盤108の盤面から立ち上がるように延びて並設された複数の遊技釘131のうちの第二遊技釘136と対向するサイド役物180の一部分に設けられている。図3に示すように、第二の間隔変更部181は、サイド役物180に設けられた排出口130と一般入賞口118aとの間に配置されている。詳細は後述するが、第二の間隔変更部181は、第二遊技釘136と協働して、遊技店の島設備に取り付けられた遊技機100の傾斜方向によって第二の間隔変更部181近傍を流下する遊技球を所定の方向に転動し易くできる。第二の間隔変更部181は、一般入賞口118aの上方に設けられている。このため、サイド役物180は、遊技店の島設備に取り付けられた遊技機100の傾斜方向によって、第二の間隔変更部181の近傍に流下してきた遊技球を一般入賞口118a側に転動し易くしたり一般入賞口118a側に転動し難くしたりできる。つまり、第二の間隔変更部181は、遊技盤108の盤面に対する遊技釘131の角度を調整したことと同様の作用・効果を奏する。
図2に示すように、音声出力装置206は、前枠106の上部位置や外枠102の最下部位置に設けられ、演出表示部200aに表示される画像等に合わせて、遊技機100の正面側に向けてさまざまな音声を出力する。
演出操作装置208は、遊技者の押下操作を受け付ける押下ボタン208aと、遊技者の引き倒しによる入力操作を受け付ける演出レバー208bと、演出レバー208bの入力操作に伴って回転する回転部208cとを有している。押下ボタン208aおよび演出レバー208bは、遊技者が操作可能な操作装置に相当する。演出操作装置208は、遊技機100の幅方向略中央位置であって、かつ、透過板110(図1参照)よりも下方位置に設けられている。演出操作装置208は、例えば演出表示部200aに表示される画像等に合わせて有効化されるものであり、操作有効時間内に遊技者の操作を受け付けると、当該操作に応じて、さまざまな演出が実行される。
演出操作装置208の後ろ側(遊技盤108側)には、遊技機100から払い出される賞球や、遊技球貸出装置から貸し出される遊技球が導かれる上皿132であり、上皿132が遊技球で一杯になると、遊技球は下皿134に導かれることとなる。また、下皿134の底面には、下皿134から遊技球を排出するための球抜き孔(不図示)が形成されている。この球抜き孔は、通常、開閉板(不図示)によって閉じられているが、球抜きつまみ134aを図中左右方向にスライドさせることにより、球抜きつまみ134aと一体となって開閉板がスライドし、球抜き孔から下皿134の下方に遊技球を排出することが可能となっている。
また、遊技盤108には、遊技領域116の外方であって、かつ、遊技者が視認可能な位置に、第1特別図柄表示器160、第2特別図柄表示器162、第1特別図柄保留表示器164、第2特別図柄保留表示器166、普通図柄表示器168、普通図柄保留表示器170、右打ち報知表示器172が設けられている。各表示器160,162,164,166,168,170,172は、遊技に係る種々の状況を表示するための装置であるが、その詳細については後述する。
(制御手段の内部構成)
図4は、遊技の進行を制御する制御手段の内部構成を示すブロック図である。
主制御基板300は遊技の基本動作を制御する。主制御基板300は、メインCPU300a、メインROM300b、メインRAM300cを備えている。メインCPU300aは、各検出スイッチやタイマからの入力信号に基づいて、メインROM300bに格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、各装置や表示器を直接制御したり、あるいは演算処理の結果に応じて他の基板にコマンドを送信したりする。メインRAM300cは、メインCPU300aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
本実施形態の遊技機100は、主に第1始動口120または第2始動口122への遊技球の入球によって開始される特別遊技と、ゲート124を遊技球が通過することによって開始される普通遊技とに大別される。そして、主制御基板300のメインROM300bには、特別遊技および普通遊技を進行するための種々のプログラムや、各種の遊技に必要なデータ、テーブルが記憶されている。
主制御基板300には、一般入賞口118a,118bに遊技球が入球したことを検出する一般入賞口検出スイッチ118s1,118s2、第1始動口120に遊技球が入球したことを検出する第1始動口検出スイッチ120s、第2始動口122に遊技球が入球したことを検出する第2始動口検出スイッチ122s、ゲート124を遊技球が通過したことを検出するゲート検出スイッチ124s、第1大入賞口126に遊技球が入球したことを検出する第1大入賞口検出スイッチ126s、第2大入賞口128に遊技球が入球したことを検出する第2大入賞口検出スイッチ128sが接続されており、これら各検出スイッチから主制御基板300に検出信号が入力されるようになっている。
また、主制御基板300には、第2始動口122の可動片122aを作動する普通電動役物ソレノイド122cと、開閉扉126aを作動する開閉扉ソレノイド126c1と、第1大入賞口126を開閉する開閉扉126bを作動する第1大入賞口ソレノイド126c2と、第2大入賞口128を開閉する開閉扉128bを作動する第2大入賞口ソレノイド128cと、第2大入賞口128内に設けられた可動部材142を可動する可動部材駆動ソレノイド142cと、が接続されており、主制御基板300によって、第2始動口122、第1大入賞口126および第2大入賞口128の開閉制御がなされるようになっている。
さらに、主制御基板300には、第1特別図柄表示器160、第2特別図柄表示器162、第1特別図柄保留表示器164、第2特別図柄保留表示器166、普通図柄表示器168、普通図柄保留表示器170、右打ち報知表示器172が接続されており、主制御基板300によって、これら各表示器の表示制御がなされるようになっている。
また、遊技機100には、電波を検知する電波検知センサ、磁気を検知する磁気検知センサ、中枠104や前枠106の開放状態を検知する扉開放センサ等、異常または不正の可能性があることを検知する異常検知センサ174が複数設けられており、各異常検知センサ174から主制御基板300に異常検知信号が入力されるように構成されている。
そして、主制御基板300には、払出制御基板310および副制御基板330が接続されている。
払出制御基板310は、遊技球を発射させるための制御、および、賞球を払い出すための制御を行う。払出制御基板310も、CPU、ROM、RAMを備えており、主制御基板300に対して双方向に通信可能に接続されている。払出制御基板310には遊技情報出力端子板312が接続されており、主制御基板300から出力される遊技進行上の種々の情報が、払出制御基板310および遊技情報出力端子板312を介して、遊技店のホールコンピュータ等に出力されることとなる。
また、払出制御基板310には、貯留部に貯留された遊技球を賞球として遊技者に払い出すための払出モータ314が接続されている。払出制御基板310は、主制御基板300から送信された払出個数指定コマンドに基づいて払出モータ314を制御して所定の賞球を遊技者に払い出すように制御する。このとき、遊技球の払い出しが払出検知スイッチ315sによって検出され、払い出された遊技球数が払出球計数スイッチ316sによって検出され、払い出すべき賞球が遊技者に払い出されたかが把握されるようになっている。払出モータ314の駆動により実際に賞球が払い出されると、その都度、払出検知スイッチ315sからの検知信号および払出球計数スイッチ316sからの計数信号が払出制御基板310に入力される。
また、払出制御基板310には、下皿134の満タン状態を検出する皿満タン検出スイッチ318sが接続されている。皿満タン検出スイッチ318sは、賞球として払い出される遊技球を下皿134に導く通路に設けられており、当該通路を遊技球が通過するたびに、遊技球検出信号が払出制御基板310に入力されるようになっている。
そして、下皿134に所定量以上の遊技球が貯留されて満タン状態になると、下皿134に向かう通路内に遊技球が滞留し、皿満タン検出スイッチ318sから払出制御基板310に向けて、遊技球検出信号が連続的に入力される。払出制御基板310は、遊技球検出信号が所定時間連続して入力された場合に、下皿134が満タン状態であると判断し、皿満タンコマンドを主制御基板300に送信する。一方、皿満タンコマンドを送信した後、遊技球検出信号の連続入力が途絶えた場合には、満タン状態が解除されたと判断し、皿満タン解除コマンドを主制御基板300に送信する。
また、払出制御基板310には、発射制御基板320が双方向に通信可能に接続されている。発射制御基板320は、払出制御基板310から発射制御データを受信すると発射の許可を行う。発射制御基板320は、操作ハンドル112に設けられ、操作ハンドル112に遊技者が触れたことを検出するタッチセンサ112sと、操作ハンドル112の操作角度を検出する操作ボリューム112aと、が接続されている。そして、タッチセンサ112sおよび操作ボリューム112aから信号が入力されると、発射制御基板320において、遊技球発射装置に設けられた発射用ソレノイド112cを通電して遊技球を発射させる制御がなされる。
副制御基板330は、主に遊技中や待機中等の各演出を制御する。副制御基板330は、サブCPU330a、サブROM330b、サブRAM330c、画像制御部340、音声制御部350、照明制御部360および可動体制御部370を備えている。サブCPU330a、画像制御部340、音声制御部350、照明制御部360および可動体制御部370は、それぞれ個別の回路で構成されていてもよい。また、サブCPU330a、画像制御部340、音声制御部350、照明制御部360および可動体制御部370は、少なくとも2つ以上が1つの回路で構成(例えば1パッケージ化または1チップ化)され、この回路の機能ブロックとして構成されていてもよい。
副制御基板330は、主制御基板300に対して、主制御基板300から副制御基板330への一方向に通信可能に接続されている。サブCPU330aは、主制御基板300から送信されたコマンドやタイマからの入力信号等に基づいて、サブROM330bに格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、演出を実行するためのコマンドを、画像制御部340、音声制御部350、照明制御部360および可動体制御部370の少なくとも1つに送信する。このとき、サブRAM330cは、サブCPU330aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
画像制御部340は、演出表示装置200の演出表示部200aに画像を表示させる画像表示制御を行うものであり、CPU、ROM、RAM、VRAMを備えている。画像制御部340のROMには、演出表示部200aに表示される図柄や背景等の画像データが多数格納されており、副制御基板330から送信されたコマンドに基づいて、CPUが、画像データをROMからVRAMに読み出して、演出表示部200aの画像表示を制御する。
音声制御部350は、副制御基板330から送信されたコマンドに基づいて、音声出力装置206から音声を出力させる音声出力制御を行う。また、照明制御部360は、副制御基板330から送信されるコマンドに基づいて、演出照明装置204を点灯させる点灯制御を行う。可動体制御部370は、副制御基板330から送信されたコマンドに基づいて、演出役物装置202を可動したり、演出操作装置208の押下ボタン208aを遊技者側に飛び出させて可動したりする動作制御を行う。また、可動体制御部370は、押下ボタン208aが押下操作されたことを検出する演出操作装置検出スイッチ208sまたは演出操作装置208の演出レバー208bの入力操作されたことを検知するレバー操作検出スイッチから操作検出信号が入力された際に、所定のコマンドあるいは制御信号を副制御基板330に送信する。
なお、各基板には、不図示の電源基板が接続されており、電源基板を介して商用電源から各基板に電力供給がなされている。また、電源基板にはコンデンサからなるバックアップ電源が設けられている。
次に、本実施形態の遊技機100における遊技について簡単に説明する。前述したように、本実施形態の遊技機100は、特別遊技と普通遊技の2種類の遊技が並行して進行するものであり、これら両遊技を進行する際の遊技状態として、低確率遊技状態または高確率遊技状態のいずれかの遊技状態と、非時短遊技状態または時短遊技状態のいずれかの遊技状態と、が組み合わされたいずれかの遊技状態にて遊技が進行する。
低確率遊技状態というのは、第1大入賞口126および第2大入賞口128が開放される大役遊技を実行する権利獲得の確率が低く設定された遊技状態であり、高確率遊技状態というのは、大役遊技を実行する権利獲得の確率が高く設定された遊技状態である。
また、非時短遊技状態というのは、可動片122aが開状態になりにくく、第2始動口122に遊技球が入球しにくい遊技状態であり、時短遊技状態というのは、非時短遊技状態よりも可動片122aが開状態になりやすく、第2始動口122に遊技球が入球しやすい遊技状態である。なお、遊技機100の初期状態は、低確率遊技状態および非時短遊技状態に設定され、この遊技状態を本実施形態では通常遊技状態と称する。
遊技者が操作ハンドル112を操作して遊技領域116に遊技球を発射させるとともに、遊技領域116を流下する遊技球が第1始動口120または第2始動口122に入球すると、遊技者に遊技利益を付与するか否かの抽選(以下、「大役抽選」という)が行われる。この大役抽選において、大当たりに当選すると、第1大入賞口126(または第2大入賞口128)が開放されるとともに第1大入賞口126(または第2大入賞口128)への遊技球の入球が可能となる大役遊技が実行される。以下では、大役抽選方法について説明する。
第1始動口120または第2始動口122に遊技球が入球すると、大役抽選に係る種々の乱数値(大当たり決定乱数、当たり図柄乱数、リーチグループ決定乱数、リーチモード決定乱数、変動パターン乱数)が取得されるとともに、これら各乱数値がメインRAM300cの特図保留記憶領域に記憶される。以下では、第1始動口120に遊技球が入球して特図保留記憶領域に記憶された種々の乱数を総称して特1保留とよび、第2始動口122に遊技球が入球して特図保留記憶領域に記憶された種々の乱数を総称して特2保留とよぶ。
メインRAM300cの特図保留記憶領域は、第1特図保留記憶領域と第2特図保留記憶領域とを備えている。第1特図保留記憶領域および第2特図保留記憶領域は、それぞれ4つの記憶部(第1〜第4記憶部)を有している。そして、第1始動口120に遊技球が入球すると、特1保留を第1特図保留記憶領域の第1記憶部から順に記憶し、第2始動口122に遊技球が入球すると、特2保留を第2特図保留記憶領域の第1記憶部から順に記憶する。例えば、第1始動口120に遊技球が入球したとき、第1特図保留記憶領域の第1〜第4記憶部のいずれにも保留が記憶されていない場合には、第1記憶部に特1保留を記憶する。また、例えば、第1記憶部〜第3記憶部に特1保留が記憶されている状態で、第1始動口120に遊技球が入球した場合には、特1保留を第4記憶部に記憶する。なお、第2始動口122に遊技球が入球した場合にも、上記と同様に、第2特図保留記憶領域の第1記憶部〜第4記憶部の中で、特2保留が記憶されていない、最も番号(序数)の小さい記憶部に特2保留が記憶される。
ただし、第1特図保留記憶領域および第2特図保留記憶領域に記憶可能な特1保留数(X1)および特2保留数(X2)は、それぞれ4つに設定されている。したがって、例えば、第1始動口120に遊技球が入球したときに、第1特図保留記憶領域に既に4つの特1保留が記憶されている場合には、当該第1始動口120への遊技球の入球によって新たに特1保留が記憶されることはない。同様に、第2始動口122に遊技球が入球したときに、第2特図保留記憶領域に既に4つの特2保留が記憶されている場合には、当該第2始動口122への遊技球の入球によって新たに特2保留が記憶されることはない。
(センター役物に設けられた間隔変更部)
次に、センター役物150に設けられた第一の間隔変更部154について図5を用いて説明する。まず、センター役物150に設けられた第一の間隔変更部154の概略構成について図3を参照しつつ図5を用いて説明する。図5中の上方には、遊技盤108の第一の間隔変更部154の近傍が拡大して図示され、図5中の下方には、第一の間隔変更部154および第一遊技釘135を遊技盤108の上流側から下方側に向かって見た状態が模式的に図示されている。また、図5には、理解を容易にするため、遊技球Bも併せて図示されている。
図5中の右下方に示すように、センター役物150に設けられた第一の間隔変更部154は、複数の遊技釘131のうちの所定の遊技釘としての第一遊技釘135と向き合っているセンター役物150の一部分に設けられている。第一の間隔変更部154は、第一遊技釘135の尖端側での第一遊技釘135とセンター役物150の一部分との第一間隔L1の長さと第一遊技釘135の釘笠側での第一遊技釘135とセンター役物150の当該一部分との第二間隔L2の長さとを異ならせて形成されている。センター役物150は、第1遊技領域116aを流下する遊技球と接触してこの遊技球を所定の流下方向に誘導可能とする第一突状壁面154aを有している。第一突状壁面154aは、第一遊技釘135と対向して配置されている。第一突状壁面154aは、第一間隔L1および第二間隔L2のうちの長さの短い間隔の側に配置される第一突状壁面154aの端部が、当該長さの長い間隔の側に配置される第一突状壁面154aの端部よりも第一遊技釘135に向かって突出する形状を有している。すなわち、第一突状壁面154aは、第一遊技釘135の釘笠側(短い間隔の側)に配置される端部が第一遊技釘135の尖端側(長い間隔の側)に配置される端部よりも第一遊技釘135に向かって突出する突状の形状を有している。第一突状壁面154aは、透過板110側(すなわち第一遊技釘135の釘笠側)から遊技盤108の盤面108a(すなわち第一遊技釘135の尖端側)に向かうに従って第一遊技釘135との間隔が広くなる曲面状の傾斜面である。第一突状壁面154aは第一遊技釘135に対して凹状に形成されている。第一の間隔変更部154の第一遊技釘135に対向する対向面が第一突状壁面154aとなる。第一の間隔変更部154の当該対向面は、第一突状壁面154aによって規定される。つまり、第一の間隔変更部154は、第一突状壁面154aに基づけられて設けられている。これにより、第一の間隔変更部154は、第一間隔L1が第二間隔L2よりも長くなり、第一間隔L1および第二間隔L2の長さが異なるようになる。
第一の間隔変更部154は、第一間隔L1および第二間隔L2のいずれにおいても第一遊技釘135との間で遊技球Bを通過可能に形成されている。しかしながら、第一の間隔変更部154は、第一間隔L1および第二間隔L2のいずれにおいても第一遊技釘135との間であらゆる方向から進入する遊技球Bを通過可能に形成されているわけではない。第一の間隔変更部154は、第一間隔L1および第二間隔L2のいずれにおいても第一遊技釘135との間で少なくとも1つの方向から進入する遊技球Bを通過可能に形成されている。図5中の右下方に示すように、本実施形態では、遊技機100の使用状態(遊技店の島設備に設置された状態)において、第一の間隔変更部154は、第一間隔L1および第二間隔L2のいずれにおいても第一遊技釘135との間で左斜め上方から進入する遊技球Bを通過可能に形成されている。つまり、第一の間隔変更部154および第一遊技釘135を当該方向から見た場合、第一間隔L1および第二間隔L2は、いずれも遊技球Bの直径よりも長くなっている。
一方、図5中の左下方に示すように、本実施形態では、遊技機100の使用状態(遊技店の島設備に設置された状態)において、第一の間隔変更部154は、鉛直上方から進入する遊技球Bに対して第一遊技釘135との間で、第一間隔L1において遊技球Bを通過可能に形成されているのに対し、第二間隔L2において遊技球Bを通過不可能に形成されている。つまり、第一の間隔変更部154および第一遊技釘135を当該方向から見た場合、第一間隔L1は遊技球Bの直径よりも長くなっているが、第二間隔L2は遊技球Bの直径よりも短くなっている。
第一の間隔変更部154と第一遊技釘135との間には、遊技球を通過可能な第一球通過部171が形成されている。第一球通過部171は、第一間隔L1および第二間隔L2のいずれにおいても遊技球を通過可能に設けられている。第一球通過部171は、第一間隔L1および第二間隔L2のいずれか一方の間隔において、第一間隔L1および第二間隔L2のいずれか他方の間隔よりも遊技球Bを通過し易く形成されている。第一球通過部171は、第一間隔L1および第二間隔L2のいずれにおいても、あらゆる方向から進入する遊技球Bを通過可能に形成されているわけではない。第一球通過部171は、第一間隔L1および第二間隔L2のいずれにおいても、少なくとも1つの方向から進入する遊技球Bを通過可能に形成されている。図5中の右下方に示すように、本実施形態では、遊技機100の使用状態(遊技店の島設備に設置された状態)において、第一球通過部171は、第一間隔L1および第二間隔L2のいずれにおいても左斜め上方から進入する遊技球Bを通過可能に形成されている。つまり、第一球通過部171を当該方向から見た場合、第一間隔L1および第二間隔L2は、いずれも遊技球Bの直径よりも長くなっている。
一方、図5中の左下方に示すように、本実施形態では、遊技機100の使用状態(遊技店の島設備に設置された状態)において、第一球通過部171は、鉛直上方から進入する遊技球Bに対して、第一間隔L1において遊技球Bを通過可能に形成されているのに対し、第二間隔L2において遊技球Bを通過不可能に形成されている。つまり、第一球通過部171を当該方向から見た場合、第一間隔L1は遊技球Bの直径よりも長くなっているが、第二間隔L2は遊技球Bの直径よりも短くなっている。
本実施形態では、第一遊技釘135の尖端135c側での第一間隔L1は、第一の間隔変更部154の遊技盤108側の端部と第一遊技釘135との最短距離を意味する。具体的には、第一間隔L1は、複数の遊技釘131、第一遊技釘135および第二遊技釘136(詳細は後述する)が打ち付けられる遊技盤108の盤面108a上での第一の間隔変更部154の当該端部と第一遊技釘135の本体135aの側面との間の最短距離を意味する。
一方、本実施形態では、第一遊技釘135の釘笠135b側での第二間隔L2は、第一の間隔変更部154の透過板110側の端部と第一遊技釘135との最短距離を意味する。具体的には、第二間隔L2は、透過板110に対向するセンター役物150の表面に平行な平面であって第一の間隔変更部154の透過板110側の端部を含む仮想平面BP1での第一の間隔変更部154の当該端部と第一遊技釘135の本体135aの側面との間の最短距離を意味する。ここで、第一遊技釘135の本体135aの側面には、当該側面を透過板110側に延在した仮想側面BS1も含まれる。例えば、図5中の右下に示すように、遊技盤108の盤面108aを基準とする第一遊技釘135の本体135aの高さが、第一の間隔変更部154の高さよりも低い場合には、第二間隔L2は仮想側面BS1に基づいて決定される。
所定の遊技釘としての第一遊技釘135は、所定の流下方向(第1遊技領域116aにおいて遊技盤108の外側に向かう方向)であって第一突状壁面154aの近くに配置された遊技釘である。また、第一遊技釘135は、第一の間隔変更部154よりも下流側で第一の間隔変更部154の最も近くに配置された遊技釘であってもよい。また、第一遊技釘135は、遊技領域116に露出するセンター役物150の側面を、第一の間隔変更部154を含み且つ第一の間隔変更部154よりも下流の遊技領域116に延長させた仮想平面上または当該仮想平面に接する複数の遊技釘のうちの第一の間隔変更部154の最も近くに配置された遊技釘であってもよい。また、第一遊技釘135は、第一の間隔変更部154の近傍であって賞球が得られる入球口(本実施形態では第1始動口120)への入球に影響する分岐点に存在する遊技釘であってもよい。詳細は後述するが、図5中の上方に示すように、第一遊技釘135は、遊技球Bが矢印Y1方向(第1遊技領域116aにおいて遊技盤108の内側に向かう方向)および矢印Y2方向(第1遊技領域116aにおいて遊技盤108の外側に向かう方向)のいずれかに転動可能な分岐点に存在している。矢印Y1方向にはワープ通路152が設けられており、矢印Y2方向にはレール114aが設けれている(図3参照)。ワープ通路152の下流には第1始動口120への入球を誘導する誘導部153aが設けられているため、矢印Y1方向に転動する遊技球Bは、矢印Y2方向に転動する遊技球Bよりも第1始動口120に入球する確率が高くなる。
次に、第一の間隔変更部154の動作について図3を参照しつつ図5を用いて説明する。
第1遊技領域116aに打ち出された遊技球Bが、図5中の上方に示すように、第一の間隔変更部154近傍で矢印Y1方向に転動したとする。遊技球Bは、遊技釘131やセンター役物150などに衝突しながら第1遊技領域116aを流下して第一の間隔変更部154近傍に到達するため、矢印Y1方向に転動する遊技球Bには、左右上下方向などに複雑な球ぶれが生じている。
ところで、遊技者が着席する側とは反対側(島設備の奥側)に遊技機100の上部が傾けられた状態(いわゆる、寝かせた状態)で遊技機100が遊技店の島設備に設置されているとする。そうすると、遊技球Bは、透過板110側よりも遊技盤108の盤面108aに沿って遊技領域116を流下し易くなる。このため、図5中の右下方に示すように、矢印Y1方向に転動する遊技球Bは、透過板110よりも遊技盤108の盤面108aの近くで第一の間隔変更部154と第一遊技釘135との間隙(すなわち第一球通過部171)に進入し易くなる。
遊技盤108の盤面108a側での第一の間隔変更部154の第一間隔L1は、例えば15mmから20mmであり、遊技球Bの直径11mmの1.36倍から1.81倍である。このため、遊技球Bは、球ぶれが生じていたとしても、第一遊技釘135および第一の間隔変更部154のいずれか一方に衝突しない確率がこれらの一方に衝突する確率よりも高くなる。これにより、遊技球Bは、第一遊技釘135および第一の間隔変更部154のいずれか一方によって矢印Y2方向に弾かれる確率よりも第一遊技釘135および第一の間隔変更部154の間に設けられた第一球通過部171を通過する確率が高くなる。
第一の間隔変更部154の下方には、ワープ通路152の入口開口部152aが配置されている。このため、矢印Y1方向に転動して第一球通過部171を通過した遊技球Bは、ワープ通路152に入球して第1始動口120(図3参照)に到達し易くなる。
一方、遊技者が着席する側とは反対側(島設備の奥側)に遊技機100の上部がほぼ傾けられない状態(いわゆる、起きている状態)で遊技機100が遊技店の島設備に設置されていたとする。そうすると、遊技球Bは、遊技盤108の盤面108a側よりも透過板110側で転動しながら遊技領域116を流下し易くなる。このため、図5中の右下方に示すように、矢印Y1方向に転動する遊技球Bは、遊技盤108の盤面108aよりも透過板110の近くで第一球通過部171に進入し易くなる。
透過板110側での第一の間隔変更部154の第二間隔L2は、例えば11.1mmから11.5mmであり、遊技球Bの直径11mmの1.01倍から1.05倍である。このため、遊技球Bは、球ぶれが生じている場合だけでなく球ぶれが生じていない場合にも、第一遊技釘135および第一の間隔変更部154のいずれか一方に衝突する確率がこれらのいずれか一方に衝突しない確率よりも高くなる。これにより、遊技球Bは、第一球通過部171を通過する確率よりも第一遊技釘135および第一の間隔変更部154のいずれか一方によって矢印Y2方向に弾かれてしまう確率が高くなる。
その結果、遊技球Bは、遊技機100が寝かせた状態で島設備に設置された場合と比較して、ワープ通路152に入球し難くなって第1始動口120(図3参照)に到達する可能性が低下する。
このように、遊技機100は、遊技店の島設備に設置される傾斜角度が変更されるだけで、遊技領域116における遊技球Bの流下方向が調整されて、遊技球Bを第1始動口120に入球し易くさせたり入球し難くさせたりできる。したがって、遊技機100は、遊技店の島設備に設置される傾斜角度を変更することによって、遊技盤108の盤面108aに対する遊技釘の角度を調整したことと同様の効果が得られる。また、島設備に設置される遊技機100の傾斜角度は、3°から5°程度である。遊技者は、遊技機100のこの傾斜角度の違いを認識できない。このため、遊技者は、島設備に設置された遊技機100が第1始動口120に遊技球Bが入球し易いように設置されているのか否かを判断できない。これにより、遊技者が遊技機100での遊技を敬遠しなくなるので、遊技機100は、稼働率の低下を防止することができる。
(サイド役物に設けられた間隔変更部)
次に、サイド役物180に設けられた第二の間隔変更部181について図6を用いて説明する。まず、サイド役物180に設けられた第二の間隔変更部181の概略構成について図3を参照しつつ図6を用いて説明する。図6中の上方には、遊技盤108の第二の間隔変更部181の近傍が拡大して図示され、図6中の下方には、第二の間隔変更部181よび第二遊技釘136を遊技盤108の上流側から下方側に向かって見た状態が模式的に図示されている。また、図6には、理解を容易にするため、遊技球Bも併せて図示されている。
図6中の左下方に示すように、サイド役物180に設けられた第二の間隔変更部181は、複数の遊技釘131のうちの所定の遊技釘としての第二遊技釘136と向き合っているサイド役物180の一部分に設けられている。第一の間隔変更部154は、第二遊技釘136の尖端側での第二遊技釘136とサイド役物180の一部分との第一間隔L3の長さと第二遊技釘136の釘笠側での第二遊技釘136とサイド役物180の当該一部分との第二間隔L4の長さとを異ならせて形成されている。サイド役物180は、第1遊技領域116aを流下する遊技球と接触してこの遊技球を所定の流下方向に誘導可能とする第二突状壁面181aを有している。第二突状壁面181aは、第二遊技釘136と対向して配置されている。第二突状壁面181aは、第一間隔L3および第二間隔L4のうちの長さの短い間隔の側に配置される第二突状壁面181aの端部が、当該長さの長い間隔の側に配置される第二突状壁面181aの端部よりも第二遊技釘136に向かって突出する形状を有している。すなわち、第二突状壁面181aは、第二遊技釘136の尖端側(短い間隔の側)に対応する端部が第二遊技釘136の釘笠側(長い間隔の側)に対応する端部よりも第二遊技釘136に向かって突出する突状の形状を有している。より具体的には、第二突状壁面181aは、遊技盤108の盤面108aと接する部分が透過板110側に対向する部分よりも第二遊技釘136に向かって突出する突状の形状を有している。第二突状壁面181aは、透過板110側(すなわち第二遊技釘136の釘笠側)から遊技盤108の盤面108aに向かうに従って第二遊技釘136との間隔が狭くなる曲面状の傾斜面である。第二突状壁面181aは、第二遊技釘136に対して凸状に形成されている。第二の間隔変更部181の第二遊技釘136に対向する対向面が第二突状壁面181aとなる。第二の間隔変更部181の当該対向面は、第二突状壁面181aによって規定される。つまり、第二の間隔変更部181は、第二突状壁面181aに基づけられて設けられている。これにより、第二の間隔変更部181は、第一間隔L3が第二間隔L4よりも長くなり、第一間隔L3および第二間隔L4の長さが異なるようになる。
第二の間隔変更部181は、第一間隔L3および第二間隔L4のいずれにおいても第二遊技釘136との間で遊技球Bを通過可能に形成されている。しかしながら、第二の間隔変更部181は、第一間隔L3および第二間隔L4のいずれにおいても第二遊技釘136との間であらゆる方向から進入する遊技球Bを通過可能に形成されているわけではない。第二の間隔変更部181は、第一間隔L3および第二間隔L4のいずれにおいても第二遊技釘136との間で少なくとも1つの方向から進入する遊技球Bを通過可能に形成されている。図6中の左下方に示すように、本実施形態では、遊技機100の使用状態(遊技店の島設備に設置された状態)において、第二の間隔変更部181は、第一間隔L3および第二間隔L4のいずれにおいても第二遊技釘136との間で右斜め上方から進入する遊技球Bを通過可能に形成されている。つまり、第二の間隔変更部181および第二遊技釘136を当該方向から見た場合、第一間隔L3および第二間隔L4は、いずれも遊技球Bの直径よりも長くなっている。
一方、図6中の右下方に示すように、本実施形態では、遊技機100の使用状態(遊技店の島設備に設置された状態)において、第二の間隔変更部181は、鉛直上方から進入する遊技球Bに対して第二遊技釘136との間で、第一間隔L3において遊技球Bを通過不可能に形成されているのに対し、第二間隔L4において遊技球Bを通過可能に形成されている。つまり、第二の間隔変更部181および第二遊技釘136を当該方向から見た場合、第一間隔L3は遊技球Bの直径よりも短くなっているが、第二間隔L4は遊技球Bの直径よりも長くなっている。
第二の間隔変更部181と第二遊技釘136との間には、遊技球を通過可能な第二球通過部191が形成されている。第二球通過部191は、第一間隔L3および第二間隔L4のいずれにおいても遊技球を通過可能に設けられている。第二球通過部191は、第一間隔L3および第二間隔L4のいずれか一方の間隔において、第一間隔L3および第二間隔L4のいずれか他方の間隔よりも遊技球Bを通過し易く形成されている。第二球通過部191は、第一間隔L3および第二間隔L4のいずれにおいても、あらゆる方向から進入する遊技球Bを通過可能に形成されているわけではない。第二球通過部191は、第一間隔L3および第二間隔L4のいずれにおいても、少なくとも1つの方向から進入する遊技球Bを通過可能に形成されている。図6中の左下方に示すように、本実施形態では、遊技機100の使用状態(遊技店の島設備に設置された状態)において、第二球通過部191は、第一間隔L3および第二間隔L4のいずれにおいても、右斜め上方から進入する遊技球Bを通過可能に形成されている。つまり、第二球通過部191を当該方向から見た場合、第一間隔L3および第二間隔L4は、いずれも遊技球Bの直径よりも長くなっている。
一方、図6中の右下方に示すように、本実施形態では、遊技機100の使用状態(遊技店の島設備に設置された状態)において、第二球通過部191は、鉛直上方から進入する遊技球Bに対して、第一間隔L3において遊技球Bを通過不可能に形成されているのに対し、第二間隔L4において遊技球Bを通過可能に形成されている。つまり、第二球通過部191を当該方向から見た場合、第一間隔L3は遊技球Bの直径よりも短くなっているが、第二間隔L4は遊技球Bの直径よりも長くなっている。
本実施形態では、第二遊技釘136の尖端136c側での第一間隔L3は、第二の間隔変更部181の遊技盤108側の端部と第二遊技釘136との最短距離を意味する。具体的には、第一間隔L3は、遊技盤108の盤面108a上での第二の間隔変更部181の当該端部と第二遊技釘136の本体136aの側面との間の最短距離を意味する。
一方、本実施形態では、第二遊技釘136の釘笠136b側での第二間隔L4は、第二の間隔変更部181の透過板110側の端部と第二遊技釘136との最短距離を意味する。具体的には、第二間隔L4は、透過板110に対向するサイド役物180の表面に平行な平面であって第二の間隔変更部181の透過板110側の端部を含む仮想平面BP2での第二の間隔変更部181の当該端部と第二遊技釘136の本体136aの側面との間の最短距離を意味する。ここで、第二遊技釘136の本体136aの側面には、当該側面を透過板110側に延在した仮想側面BS2も含まれる。例えば、図6中の左下方に示すように、遊技盤108の盤面108aを基準とする第二遊技釘136の本体136aの高さが、第二の間隔変更部181の高さよりも低い場合には、第二間隔L4は仮想側面BS2に基づいて決定される。
遊技機100に備えられた遊技盤108には、所定の遊技釘として第一遊技釘135および第二遊技釘136と、球通過部として少なくとも第一球通過部171および第二球通過部191とが設けられている。遊技機100では、センター役物150およびサイド役物180(いずれも立壁の一例)は、突状壁面として第一突状壁面154aおよび第二突状壁面181aと、間隔変更部として第一の間隔変更部154および第二の間隔変更部181とを有している。第一の間隔変更部154は、遊技領域116(例えば第1遊技領域116a)における中央領域側寄り(第1遊技領域116aにおける遊技盤108の内側寄り)に設けられている。一方、第二の間隔変更部181は、遊技領域116(例えば第1遊技領域116a)における外領域側寄り(第1遊技領域116aにおける遊技盤108の外側寄り)に設けられている。また、第一球通過部171は、第一突状壁面154aと第一突状壁面154aの近くに配置された第一遊技釘135との間に設けられている。第二球通過部191は、第二突状壁面181aと第二突状壁面181aの近くに配置された第二遊技釘136との間に設けられている。第一球通過部171は、第二球通過部191に対して、第一間隔および第二間隔の長短が逆の関係を有している。具体的に、第一球通過部171は、「第一間隔L1が第二間隔L2よりも長い」という関係を有している。これに対し、第二球通過部191は、「第一間隔L3が第二間隔L4よりも短い」という関係を有している。このように、遊技機100は、第一間隔および第二間隔の長短が逆の関係を有する複数の球通過部を有している。詳細は後述するが、遊技機100は、第一間隔および第二間隔の長短が逆の関係を有するように構成された第一球通過部171および第二球通過部191を備えることによって、出玉率が規定の範囲から逸脱するのを防止するようになっている。
所定の遊技釘としての第二遊技釘136は、所定の流下方向(第1遊技領域116aにおいて遊技盤108の内側に向かう方向)であって第二突状壁面181aの近くに配置された遊技釘である。また、第二遊技釘136は、第二の間隔変更部181よりも下流側で第二の間隔変更部181の最も近くに配置された遊技釘であってもよい。また、第二遊技釘136は、遊技領域116に露出するサイド役物180の側面を、第二の間隔変更部181を含み且つ第二の間隔変更部181よりも下流の遊技領域116に延長させた仮想平面上または当該仮想平面に接する複数の遊技釘のうちの第二の間隔変更部181の最も近くに配置された遊技釘であってもよい。また、第二遊技釘136は、第二の間隔変更部181の近傍であって賞球が得られる入球口(本実施形態では一般入賞口118a)への入球に影響する分岐点に存在する遊技釘であってもよい。詳細は後述するが、図6中の上方に示すように、第二遊技釘136は、遊技球Bが矢印Y3方向(第1遊技領域116aにおいて遊技盤108の外側に向かう方向)および矢印Y4方向(第1遊技領域116aにおいて遊技盤108の内側に向かう方向)のいずれかに転動可能な分岐点に存在している。矢印Y3方向には一般入賞口118aが設けられており、矢印Y4方向には第1始動口120の下方に設けられた排出口130が設けられている(図3参照)。また、矢印Y4方向に転動した遊技球Bが第1始動口120に入球する可能性もほとんどない。このため、矢印Y3方向に転動する遊技球Bは、矢印Y4方向に転動する遊技球Bよりも、一般入賞口118aなどの賞球が得られる入球口に入球する確率が高くなる。
次に、第二の間隔変更部181の動作について図3を参照しつつ図6を用いて説明する。
第1遊技領域116aに打ち出された遊技球Bが、図6中の上方に示すように、第二の間隔変更部181近傍で矢印Y3方向に転動したとする。遊技球Bは、遊技釘131、第一遊技釘135あるいはセンター役物150などに衝突しながら第1遊技領域116aを流下して第二の間隔変更部181近傍に到達するため、矢印Y3方向に転動する遊技球Bには、左右上下方向などに複雑な球ぶれが生じている。
ここで、例えば寝かせた状態で遊技機100が遊技店の島設備に設置されているとする。そうすると、遊技球Bは、透過板110よりも遊技盤108の盤面108aに沿って遊技領域116を流下し易くなる。このため、図6中の左下方に示すように、矢印Y3方向に転動する遊技球Bは、透過板110よりも遊技盤108の盤面108aの近くで第二の間隔変更部181と第二遊技釘136との間隙(すなわち第二球通過部191)に進入し易くなる。
遊技盤108の盤面108a側での第二の間隔変更部181の第一間隔L3は、例えば11.1mmから11.5mmであり、遊技球Bの直径11mmの1.01倍から1.05倍である。このため、遊技球Bは、球ぶれが生じている場合だけでなく球ぶれが生じていなくても、第二遊技釘136および第二の間隔変更部181のいずれか一方に衝突する確率がこれらのいずれか一方に衝突しない確率よりも高くなる。これにより、遊技球Bは、第二遊技釘136および第二の間隔変更部181の間に設けられた第二球通過部191を通過する確率よりも第二遊技釘136および第二の間隔変更部181のいずれか一方によって矢印Y4方向に弾かれてしまう確率が高くなる。
その結果、遊技機100が寝かせた状態で島設備に設置されいると、遊技球Bは、一般入賞口118aや第1始動口120よりも、第1始動口120の下方に設けられた排出口130(図3参照)に到達する可能性が高くなる。
一方、遊技機100が例えば起きている状態で遊技店の島設備に設置されていたとする。そうすると、遊技球Bは、遊技盤108の盤面108a側よりも透過板110側で転動しながら遊技領域116を流下し易くなる。このため、図6中の左下方に示すように、矢印Y3方向に転動する遊技球Bは、遊技盤108の盤面108aよりも透過板110の近くで第二球通過部191に進入し易くなる。
遊技盤108の盤面108a側での第二の間隔変更部181の第二間隔L4は、例えば15mmから20mmであり、遊技球Bの直径11mmの1.36倍から1.81倍である。このため、遊技球Bは、球ぶれが生じていたとしても、第二遊技釘136および第二の間隔変更部181のいずれか一方に衝突しない確率がこれらのいずれか一方に衝突する確率よりも高くなる。これにより、遊技球Bは、第二遊技釘136および第二の間隔変更部181のいずれか一方によって矢印Y4方向に弾かれる確率よりも第二球通過部191を通過する確率が高くなる。
第二の間隔変更部181の下方には、2つの一般入賞口118aが配置されている(図3参照)。このため、矢印Y3方向に転動して第二球通過部191を通過した遊技球Bは、矢印Y4方向に転動した場合と比較して、一般入賞口118aに入球する可能性が高くなる。ただし、2つの一般入賞口118aの周りには、遊技釘131が配置されている。このため、第二球通過部191を通過した遊技球Bは、これらの遊技釘131に弾かれながら転動するため、必ず2つの一般入賞口118aのいずれかに入球するわけではなく、一般入賞口118aに入球できずに第1始動口120の下方に配置された排出口130に到達してしまう場合もある。
このように、遊技機100は、遊技店の島設備に設置される傾斜角度が変更されるだけで、遊技領域116における遊技球Bの流下方向が調整されて、遊技球Bを一般入賞口118aに入球し易くさせたり入球し難くさせたりできる。したがって、遊技機100は、遊技店の島設備に設置される傾斜角度を変更することによって、遊技盤108の盤面108aに対する遊技釘の角度を調整したことと同様の効果が得られる。また、島設備に設置される遊技機100の傾斜角度は、3°から5°程度である。遊技者は、遊技機100のこの傾斜角度の違いを認識できない。このため、遊技者は、島設備に設置された遊技機100が一般入賞口118aに遊技球Bが入球し易いように設置されているのか否かを判断できない。これにより、遊技者が遊技機100での遊技を敬遠しなくなるので、遊技機100は、稼働率の低下を防止することができる。
(複数の間隔変更部を設けることの効果)
次に、複数の間隔変更部を設けることの効果について図5および図6を参照しながら説明する。遊技機100は、センター役物150およびサイド役物180にそれぞれ間隔変更部を有している。つまり、遊技機100は、遊技領域116(より具体的には第1遊技領域116a)を挟んで第一の間隔変更部154および第二の間隔変更部181を有している。さらに、センター役物150、すなわち第1遊技領域116aにおける中央領域側寄りに配置された第一の間隔変更部154は、遊技機100が寝かされた状態で島設備に設置されていると第1始動口120に遊技球Bを転動させ易く、遊技機100が起こされた状態で島設備に設置されていると第1始動口120に遊技球Bを転動させ難くなっている。さらに、第一の間隔変更部154は、遊技機100が起こされた状態で島設備に設置されている場合には、センター役物150から遠ざかる方向に向かって遊技球Bを転動させ易くなっている。
一方、サイド役物180、すなわち第1遊技領域116aにおける外領域側寄りに配置された第二の間隔変更部181は、遊技機100を寝かされた状態で島設備に設置されると一般入賞口118aに遊技球Bを転動させ難く、遊技機100を起こされた状態で島設備に設置されると一般入賞口118aに遊技球Bを転動させ易くなっている。
例えば遊技機100が起こされた状態で島設備に設置されている場合、第一の間隔変更部154によってセンター役物150から遠ざかる方向に弾かれて第1遊技領域116aを流下する遊技球Bは、第二の間隔変更部181によって一般入賞口118aに転動し易くなる。これにより、第1遊技領域116aを流下する遊技球Bは、第一の間隔変更部154で賞球が得られ難い方向に転動したとしても、第二の間隔変更部181によって賞球が得られ易い方向に転動される。その結果、遊技機100は、出玉率の低下を防止できる。
また、例えば遊技機100が寝かされた状態で島設備に設置されている場合に、第一の間隔変更部154によってセンター役物150から遠ざかる方向に弾かれて第1遊技領域116aを流下する遊技球Bは、第二の間隔変更部181によって一般入賞口118aに転動し難くなる。このため、遊技機100は、遊技球Bが第一の間隔変更部154によって第1始動口120に入球し易く、且つ、第一の間隔変更部154および第一遊技釘135の一方で弾かれた後にサイド役物180に到達した遊技球が一般入賞口118aにも入球し易い、という状態にならないようになっている。これにより、遊技機100は、遊技機100が寝かされた状態で島設備に設置されている場合に、出玉率が高くなりすぎることを防止できる。
このように、遊技機100は、第一間隔および第二間隔の長短が逆の関係を有するように構成された第一の間隔変更部154および第二の間隔変更部181を備えることによって、出玉率が規定の範囲から逸脱するのを防止するようになっている。
以上説明したように、本実施形態による遊技機100は、遊技球が流下可能な遊技領域116を有する遊技盤108と、遊技盤108に設けられた立壁としてのセンター役物150およびサイド役物180と、センター役物150およびサイド役物180と並設された複数の遊技釘131とを備えている。センター役物150は、複数の遊技釘131のうちの所定の遊技釘としての第一遊技釘135の尖端側とセンター役物150の一部分との間隔が第一間隔L1となり第一遊技釘135の釘笠側とセンター役物150の当該一部分との間隔が第一間隔L1と異なる第二間隔L2となるように形成された第一の間隔変更部154を有している。また、サイド役物180は、複数の遊技釘131のうちの所定の遊技釘としての第二遊技釘136の尖端側とサイド役物180の一部分との間隔が第一間隔L3となり第二遊技釘136の釘笠側とサイド役物180の一部分との間隔が第一間隔L3と異なる第二間隔L4となるように形成された第二の間隔変更部181を有している。これにより、遊技機100は、遊技者が遊技を敬遠する可能性が低くなるので、稼働率の低下を防止できる。
本発明は、上記実施形態に限らず、種々の変形が可能である。
上記実施形態による遊技機100では、第一の間隔変更部154は、第一遊技釘135との間の距離が遊技盤108の盤面108aから透過板110側に向かって徐々に短くなる曲面状の第一突状壁面154aに基づけられて設けられ、第二の間隔変更部181は、第二遊技釘136との間の距離が遊技盤108の盤面108aから透過板110側に向かって徐々に長くなる曲面状の第二突状壁面181aに基づけられて設けられているが、本発明はこれに限られない。第一の間隔変更部154は、第一遊技釘135との距離が第一間隔L1および第二間隔L2の範囲内であれば、曲面状の第一突状壁面154aに代えて、例えば平面状の壁面や、遊技盤108の盤面108a側の端部と透過板110側の端部との間に所定の突起を有する形状など、種々の形状の壁面に基づけられて設けられることができる。同様に、第二の間隔変更部181は、第二遊技釘136との距離が第一間隔L3および第二間隔L4の範囲内であれば、曲面状の第二突状壁面181aに代えて、例えば平面状の壁面や、遊技盤108の盤面108a側の端部と透過板110側の端部との間に所定の突起を有する形状など、種々の形状に基づけられて設けられることができる。
上記実施形態による遊技機100は、センター役物150およびサイド役物180にそれぞれ1つずつの間隔変更部を有しているが、本発明はこれに限られない。例えば、遊技機100は、センター役物150およびサイド役物180に2つ以上の間隔変更部を有していてもよい。
例えば、遊技機100は、複数の遊技釘131のうちのいわゆる道釘と対向する領域のセンター役物150の側壁に間隔変更部を有していてもよい。例えば、当該道釘と、当該道釘に対向するセンター役物150との距離が遊技球の直径よりも若干長い場合、当該領域に間隔変更部が設けられるとよい。この場合、遊技機100が遊技店の島設備に設置される傾斜角度によって、当該間隔変更部は当該道釘と協働して、第1始動口120に遊技球を入球させ易くしたり入球させ難くしたりできるので、上記実施形態による遊技機100と同様の効果が得られる。
上記実施形態による遊技機100は、第1遊技領域116aにおける外領域側寄り(第1遊技領域116aにおける遊技盤108の外側寄り)に設けられた立壁の一例としてサイド役物180を有しているが、本発明はこれに限られない。例えばレール114aおよび第1遊技領域116aを画定するレール114aの表面に設けられたサイド役物180以外の役物や装飾物は、第1遊技領域116aにおける外領域側寄りに設けられた立壁の一例に相当する。この場合、例えばレール114aは、第1遊技領域116aを画定する表面が所定の凹凸形状を有し、複数の遊技釘131のいずれかと協働して遊技球を弾いたり通過させたりできるようになっていてもよい。
上記実施形態による遊技機100は、第1遊技領域116aのみに第一の間隔変更部154および第二の間隔変更部181を有しているが、本発明はこれに限られない。遊技機100は、第2遊技領域116bに間隔変更部を有していてもよい。
上記実施形態による遊技機100では、第一の間隔変更部154および第二の間隔変更部181は、第一間隔および第二間隔の長短が逆の関係を有しているが、本発明はこれに限られない。例えば、遊技領域における中央領域側(遊技領域における遊技盤の内側寄り)に設けられる間隔変更部と、遊技領域における外領域側寄り(遊技領域における遊技盤の外側寄り)に設けられる間隔変更部とは、出玉率が規定の範囲に収まれば、第一間隔および第二間隔の長短の関係が互いに同一であってもよい。
いずれの大入賞口で大役遊技を実行するかは適宜設定可能である。
また、上記実施形態における遊技盤108の盤面構成は一例に過ぎず、適宜設計可能であることは言うまでもない。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
100 遊技機
131 遊技釘
135 第一遊技釘
136 第二遊技釘
150 センター役物
152 ワープ通路
152a 入口開口部
152b 出口開口部
153 ステージ
153a 誘導部
154 第一の間隔変更部
154a 第一突状壁面
171 第一球通過部
180 サイド役物
181 第二の間隔変更部
181a 第二突状壁面
191 第二球通過部
202 演出役物装置
204 演出照明装置
206 音声出力装置
208 演出操作装置
208a 押下ボタン
208b 演出レバー
208c 回転部
300 主制御基板
300a メインCPU
300b メインROM
300c メインRAM
330 副制御基板
330a サブCPU
330b サブROM
330c サブRAM
340 画像制御部

Claims (3)

  1. 遊技球が流下可能な遊技領域を有する遊技盤と、
    前記遊技盤に設けられた立壁と、
    前記立壁と並設された複数の遊技釘と、
    を備え、
    前記立壁は、
    前記複数の遊技釘のうちの所定の遊技釘の尖端側と前記立壁との間隔が第一間隔となり、該所定の遊技釘の釘笠側と該立壁との間隔が前記第一間隔と異なる第二間隔となるよう形成された間隔変更部を有し、
    前記間隔変更部と前記所定の遊技釘との間には遊技球を通過可能な球通過部が形成されていること
    を特徴とする遊技機。
  2. 前記立壁は、
    前記遊技領域を流下する遊技球と接触して該遊技球を所定の流下方向に誘導可能とする突状壁面を有し、
    前記所定の遊技釘は、
    前記所定の流下方向であって前記突状壁面の近くに配置された遊技釘であり、
    前記突状壁面は、
    前記第一間隔および前記第二間隔のうちの長さの短い間隔の側に配置される前記突状壁面の端部が、該長さの長い間隔の側に配置される前記突状壁面の端部よりも前記所定の遊技釘に向かって突出する形状を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記遊技盤には、前記球通過部として少なくとも第一球通過部および第二球通過部が設けられており、
    前記第一球通過部は、前記第二球通過部に対して、前記第一間隔および前記第二間隔の長短が逆の関係を有すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
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