JP4398974B2 - 自動二輪車 - Google Patents

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    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating

Description

本発明は、後輪を駆動するためのパワーユニットと、起立位置及び収納位置を選択的にとり得るサイドスタンドとを備え、該パワーユニットの一部である内燃機関の機関本体内の変速機室に無段変速機が収容され、該無段変速機は、クランクシャフトからの回転動力が伝達される駆動プーリ軸に設けられる駆動プーリと、前記駆動プーリ軸と平行な軸線を有する被動プーリ軸に設けられる被動プーリと、前記駆動プーリおよび前記被動プーリに巻き掛けられるベルトとを備えていて、前記駆動プーリおよび前記被動プーリへの前記ベルトの巻き掛け半径を変化させて前記駆動プーリ軸から前記被動プーリ軸への動力伝達を無段階に変化させるように構成される自動二輪車に関する。
無段変速機の駆動プーリ軸に、クランクシャフトから伝達される回転動力の回転数が設定値を超えるのに応じてクラッチオン状態となる発進クラッチが設けられる自動二輪車用パワーユニットが、特許文献1で知られており、また四輪自動車において、複数のクラッチおよび無段変速機が変速機室に収容され、クラッチの断・接切換えおよび無段変速機の変速制御を油圧で行うように構成されたものが、特許文献2で知られている。
特開2000−73724号公報 特開昭63−103784号公報
上記特許文献1で開示されるように、発進クラッチだけを有するパワーユニットにおいて、たとえば駆動プーリ軸に発進クラッチが設けられる構成では、始動装置にかかる負荷を軽減できるものの、車両停止時に無段変速機における駆動プーリおよび被動プーリのプーリ溝幅が低速に対応する状態になる前に、発進クラッチが遮断し、次の発進時には無段変速機が高速に対応した状態での発進という状態が生じることがある。
また特許文献2で開示されるように、複数のクラッチの断・接切換えを油圧で制御するようにしたものでは、油路が多くなるのに伴って複雑な油路構成となり、油路の形成に多大な配慮が必要となる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、内燃機関の始動時の始動装置にかかる負荷を軽減するとともに内燃機関の停止時には無段変速機を低速状態に対応させた状態とし、しかも油路構成を単純化して油路形成に多大な配慮をすることを不要とした自動二輪を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、後輪を駆動するためのパワーユニットと、起立位置及び収納位置を選択的にとり得るサイドスタンドとを備え、該パワーユニットの一部である内燃機関の機関本体内の変速機室に無段変速機が収容され、該無段変速機は、クランクシャフトからの回転動力が伝達される駆動プーリ軸に設けられる駆動プーリと、前記駆動プーリ軸と平行な軸線を有する被動プーリ軸に設けられる被動プーリと前記駆動プーリおよび前記被動プーリに巻き掛けられるベルトとを備えていて、前記駆動プーリおよび前記被動プーリへの前記ベルトの巻き掛け半径を変化させて前記駆動プーリ軸から前記被動プーリ軸への動力伝達を無段階に変化させるように構成される自動二輪車において、前記クランクシャフトおよび前記駆動プーリ軸間に介設される入力クラッチが、前記変速機室の外方に配置されて前記駆動プーリ軸に設けられ、前記被動プーリ軸および後輪間に介設される発進クラッチが、前記変速機室に収容されて前記被動プーリ軸に設けられ前記入力クラッチが、前記サイドスタンドの操作に該入力クラッチの断・接切換えを連動させるべく該サイドスタンドに機械的に連動、連結されるクラッチであり、前記発進クラッチが油圧制御によって断・接を切換えるクラッチであることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記駆動プーリおよび前記被動プーリに、それらのプーリ幅を変化させる油圧駆動機構がそれぞれ付設されることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項記載の発明の構成に加えて、前記発進クラッチが、前記駆動プーリに付設された前記油圧駆動機構とは、前記駆動プーリ軸および前記被動プーリ軸の軸線に沿う方向で前記無段変速機を挟んで反対側に配置されることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないし3の何れかに記載の発明の構成に加えて、前記入力クラッチおよび前記発進クラッチが、前記駆動プーリ軸および前記被動プーリ軸の軸線に直交する平面への投影図上で一部が重なるように配置されることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4の何れかに記載の発明の構成に加えて、前記入力クラッチが、前記駆動プーリ軸の軸端に設けられることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし5の何れかに記載の発明の構成に加えて、前記サイドスタンドに、クラッチレバーが連動部材を介して連結されており、車体フレームに回転可能に支持した前記サイドスタンドが前記起立位置又は前記収納位置に回動するのに応じてクラッチレバーが回動して、入力クラッチを遮断又は伝達状態とすることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし6の何れかに記載の発明の構成に加えて、前記パワーユニットが、前記内燃機関のクランクシャフトを車両幅方向に向けて搭載され、このパワーユニット内に、前記クランクシャフトと平行に前記駆動プーリ軸及び前記被動プーリ軸を内蔵した変速機室が設けられることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1ないし6の何れかに記載の発明の構成に加えて、前記パワーユニットが、前記内燃機関のクランクシャフトを車両前後方向に向けて搭載され、このパワーユニット内に、前記クランクシャフトと平行に前記駆動プーリ軸及び前記被動プーリ軸を内蔵した変速機室が設けられることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1ないし8の何れかに記載の発明の構成に加えて、前記内燃機関は、クランクシャフトの軸線方向に並ぶ2つの気筒を有し、前記駆動プーリ及び前記被動プーリが、クランクシャフトの軸線方向でこれら2つの気筒の幅内に配置されることを特徴とする。
尚、実施例のワイヤまたはリンクロッド183は本発明の連動部材に対応する。
請求項1記載の発明によれば、入力クラッチが、クランクシャフトおよび前記駆動プーリ軸間に介設されて駆動プーリ軸に設けられ、発進クラッチが、被動プーリ軸および後輪間に介設されて被動プーリ軸に設けられるので、内燃機関の始動時に無段変速機側への動力伝達を遮断することができ、内燃機関の始動時の始動装置の負荷を軽減することができ、始動装置の小型化を図ることができる。また内燃機関の停止時に発進クラッチが遮断しても、入力クラッチを介してクランクシャフトの回転動力を無段変速機に伝達することができるので、無段変速機を高速状態から低速状態に変えることができ、次の発進時に無段変速機が高速状態のままとなることを回避することができる。また発進クラッチを油圧制御によって断・接を切換えるクラッチとし、入力クラッチを機械的に断・接を切換えるクラッチとしたことにより、必要となる油路の個数が多くなることを回避して油路構成を単純化し、油路の形成に多大な配慮が必要となることはない。
また全てのクラッチを油圧制御するようにした場合にはクラッチの配置にあたって設計の自由度が狭められるが、機械的に切換えられるクラッチを変速機室の外方に配置することができるようになるので、設計の自由度を高めることができる。また入力クラッチを変速機室の外方に配置することにより、変速機室の小型化が可能となり、変速機室の外方の入力クラッチの径を大型化して軸方向に小型化するように設計しても変速機室の大きさに影響を与えることはない。さらにこの入力クラッチの径は、変速機室内のプーリ軸から制限を受けないようにすることができるので、クラッチの径の選択の自由度を高めて軸方向での小型化を図ることができ、変速機室の小型化と合わせてパワーユニットの小型化に寄与することができる。さらに、入力クラッチをサイドスタンドに機械的に連動、連結される機械式クラッチとすることにより、サイドスタンドが出されたまま無段変速機にクランクシャフトからの動力伝達されるのを防止することができる。
特に請求項記載の発明によれば、変速機室に収容される発進クラッチが、前記駆動プーリに付設された前記油圧駆動機構とは、前記駆動プーリ軸および前記被動プーリ軸の軸線に沿う方向で前記無段変速機を挟んで反対側に配置されるので、変速機室に収容されるクラッチの径を駆動プーリ軸および被動プーリ軸の他方側に近接するまで大径化することが可能であり、クラッチの径の選択の自由度を高めることができる。
特に請求項記載の発明によれば、入力クラッチおよび発進クラッチを軸方向視で一部が重なるように配置することで、両クラッチの外径を大きくして軸方向の小型化を図ることができるとともに、駆動プーリ軸および被動プーリ軸間の間隔を小さくして、パワーユニットの小型化に寄与することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図7は本発明の第1実施例を示すものであり、図1はパワーユニットの正面図、図2は図1の2−2線断面図、図3は図2の3矢示部拡大図、図4は図2の4矢示部拡大図、図5はサイドスタンドおよび入力クラッチの連動、連結関係を示す斜視図、図6は図2の6矢示部拡大図、図7は図1の7−7線拡大断面図である。
先ず図1において、このパワーユニットPAは、自動二輪に搭載されるものであり、V型の4気筒である内燃機関EAと、該内燃機関EAの動力を変速および減速して駆動輪である後輪(図示せず)に伝達する動力伝達装置TAとから成る。
図2を併せて参照して、内燃機関EAの機関本体11は、自動二輪車の前後方向に延びるクランクシャフト12を回転自在に支承するクランクケース13と、前記クランクケース13の右側および左側上部に連設されて相互にV形をなす右側および左側バンクBR,BLとを有し、クランクケース13の下部にはオイルパン14が結合される。
前記クランクケース13は、上部ケース半体13aおよび下部ケース半体13bが相互に結合されて成るものであり、前記クランクシャフト12は、上部ケース半体13aおよび下部ケース半体13bの結合面間で回転自在に支承される。
右側バンクBRは、前記上部ケース半体13aと一体に形成される右側シリンダブロック15Rと、右側シリンダブロック15Rに結合される右側シリンダヘッド16Rと、右側シリンダヘッド16Rに結合される右側ヘッドカバー17Rとで構成され、左側バンクBLは、前記上部ケース半体13aと一体に形成される左側シリンダブロック15Lと、左側シリンダブロック15Lに結合される左側シリンダヘッド16Lと、左側シリンダヘッド16Lに結合される左側ヘッドカバー17Lとで構成される。
前記機関本体11の下部は自動二輪車の進行方向に沿う後方から後部カバー18で覆われるとともに、前記進行方向に沿う前方から前部カバー19で覆われるものであり、後部カバー18は、右側シリンダブロック15R、左側シリンダブロック15Lおよびクランクケース13に結合され、また前部カバー19は、その上部が右側および左側バンクBR,BL間の下部まで張り出すようにして、右側シリンダブロック15R、左側シリンダブロック15Lおよび前記クランクケース13に結合される。
図3を併せて参照して、右側および左側シリンダブロック15R,15Lには、クランクシャフト12の軸線に沿う方向で相互にオフセットして一対ずつのシリンダボア20,20…が設けられており、それらのシリンダボア20,20…に摺動自在に嵌合されるピストン21,21…がコネクティングロッド22,22…を介して前記クランクシャフト12のクランクピン12a,12aに連接される。
図1で示すように、前記両バンクBR,BL間には、右側バンクBRの各気筒に個別に対応するとともに右側シリンダヘッド16Rに接続されるスロットルボディ23R…と、左側バンクBLの各気筒に個別に対応するとともに左側シリンダヘッド16Lに接続されるスロットルボディ23L…とを有する吸気装置24が配置される。
右側シリンダヘッド16Rおよび左側シリンダヘッド16Lには、各気筒毎に吸気弁27,27…が弁ばね28,28…で閉弁方向に付勢されつつ一対ずつ開閉可能に配設されるとともに、排気弁(図示せず)が閉弁方向に付勢されつつ一対ずつ開閉可能に配設されており、各吸気弁27…および各排気弁は、吸気弁に対応した吸気側カムシャフト29…と、排気弁に対応した排気側カムシャフト(図示せず)とを有した動弁装置30…によって開閉駆動される。
自動二輪車に搭載された状態で前記クランクシャフト12の一端は前記クランクケース13から前方に突出しており、前記クランクシャフト12のクランクケース13から前方に突出した部分と、右側バンクBRの動弁装置30の吸気側カムシャフト29および排気側カムシャフトとの間には、クランクシャフト12に固定された駆動スプロケット31Rを含む調時伝動手段32Rが設けられ、前記駆動スプロケット31Rに軸方向で隣接した位置で前記クランクシャフト12に固定される駆動スプロケット31Lを含む調時伝動装置32Lが、前記クランクシャフト12および左側バンクBLの動弁装置30の吸気側カムシャフト29…および排気側カムシャフトとの間に設けられ、それらの調時伝動手段32R,32Lは、クランクシャフト12の回転動力を1/2に減速して前記吸気側カムシャフト29…および排気側カムシャフトに伝達する。
自動二輪車に搭載された状態で前記クランクシャフト12の他端は前記クランクケース13から後方に突出しており、該クランクシャフト12の他端部には被動歯車34が相対回転可能に装着される。この被動歯車34には、内燃機関Eを前方から見たときに前記前部カバー19で覆われる位置でクランクケース13の上部ケース半体13aに取付けられる始動モータ33(図1参照)から図示しない歯車機構を介して動力が伝達されるものであり、該被動歯車34およびクランクシャフト12間には、被動歯車34からクランクシャフト12側への動力伝達を許容するようにして一方向クラッチ35が設けられる。
図4を併せて参照して、動力伝達装置TAは、油圧制御による無段変速を可能としたベルト式の無段変速機36と、クランクシャフト12および前記無段変速機36間に介設される入力クラッチ51と、図示しない後輪に動力を伝達するために前記後部カバー18から後方に突出する出力軸37と、前記無段変速機36および出力軸37間に設けられる発進クラッチ38および歯車伝達機構39とを備える。
ところでクランクケース13内には、前記クランクシャフト12の大部分を収容するクランク室25が形成される。またクランク室25の方に位置するようにして機関本体11内に変速機室26が形成される。すなわちクランクケース13における下部ケース半体13bの前部側壁42に固定される前部支持壁43と、クランクケース13における下部ケース半体13bの後部側壁46に固定される後部支持壁47とで前壁および後壁となるようにして、前記クランク室25の下方で前記クランクケース13内に、前記クランク室25とは隔絶された変速機室26が形成される。
この変速機室26には、前記無段変速機36と、前記発進クラッチ38とが収容され、入力クラッチ51が変速機室26の外方に配置される。
前記無段変速機36は、前記クランクシャフト12と平行な駆動プーリ軸40および被動プーリ軸41を有するものであり、前記クランクシャフト12の軸線よりも下方に配置される。而して前記駆動プーリ軸40の一端は、前記前部支持壁43を回転自在に貫通するものであり、この前部支持壁43および駆動プーリ軸40間には、ボールベアリング44と、該ボールベアリング44の外方に位置するオイルシール45とが介装される。また駆動プーリ軸40の他端は、前記後部支持壁47にボールベアリング48を介して回転自在に支承される。また前記被動プーリ軸41の一端は、前記クランクケース13の前記前部側壁42にボールベアリング49を介して回転自在に支承され、被動プーリ軸41の他端は前記後部支持壁47にボールベアリング50を介して回転自在に支承される。
前記変速機室26の外方に配置される入力クラッチ51は機械的に断・接を切換えるクラッチであり、前記前部支持壁43から突出した前記駆動プーリ軸40の一端側軸端に設けられる。この入力クラッチ51は、前記クランクシャフト12から一次減速歯車機構52およびダンパばね53を介して動力が伝達されるクラッチアウタ54と、該クラッチアウタ54内の中心部に配置されて駆動プーリ軸40に相対回転不能に結合されるボス部55aを有するクラッチインナ55と、クラッチアウタ54の内周壁に軸方向摺動可能にスプライン嵌合される複数枚の第1駆動摩擦板56…と、それらの第1駆動摩擦板56…と交互に重ねられるとともにクラッチインナ55の外周に軸方向摺動可能にスプライン嵌合される複数枚の第1被動摩擦板57…と、交互に重なる第1駆動摩擦板56…および第1被動摩擦板57…に内側から対向するようにして前記ボス部55aにスライド可能に支承される加圧板58と、交互に重なる第1駆動摩擦板56…および第1被動摩擦板57…に外側から対向するようにして前記クラッチインナ55に一体に設けられる受圧板59と、前記加圧板58を受圧板59側に向けて付勢するクラッチばね60とを備える。
前記加圧板58には前記駆動プーリ軸40の軸線に沿う方向に延びて前記クラッチインナ55を移動自在に貫通する連結軸58aが設けられる。一方、駆動プーリ軸40の一端部に同軸に摺動可能に嵌合されたスライド軸61にレリーズベアリング62を介してレリーズ部材63が支承されており、このレリーズ部材63に前記連結軸58aが固定され、クラッチインナ55およびレリーズ部材63間にクラッチばね60が縮設される。
また前記前部カバー19には、前記入力クラッチ51の断・接を切り換える操作軸64が回動可能に支承されるとともに、前記スライド軸61に当接するプッシュロッド65が操作軸64の回動に応じて前記レリーズ部材62の位置を定めるようにして摺動可能に保持されており、前記操作軸64の前記前部カバー19からの突出端部にクラッチレバー66が設けられる。
而して前記クラッチレバー66が回動することでプッシュロッド65が押されることにより、加圧板58はクラッチばね60のばね力に抗して後退せしめられ、それにより第1駆動摩擦板56…および第1被動摩擦板57…が自由状態となり、入力クラッチ51は、クラッチアウタ54およびクラッチインナ55間を非連結としたクラッチオフ状態となる。
図5において、自動二輪車の車体フレーム180に枢軸181を介して回動可能に支承されたサイドスタンド182には、クラッチレバー66がワイヤまたはリンクロッド183およびジョイント184を介して連結されており、サイドスタンド182が二点鎖線で示す起立位置に回動し、それに応じてクラッチレバー66および操作軸64が回動し、プッシュロッド66を押すことにより入力クラッチ51が遮断状態となる。またサイドスタンド182が実線で示す収納位置に回動すると、先程とは逆方向にクラッチレバー66および操作軸64が回動する。それによりプッシュロッド66はクラッチばね60によって入力クラッチ51から離反する側に押され、入力クラッチ51が動力伝達状態となる。すなわち入力クラッチ51は、サイドスタンド182の操作に該入力クラッチ51の断・接切換えを連動させるべくサイドスタンド182に機械的に連動、連結されるものであり、サイドスタンド182が出されたまま無段変速機36にクランクシャフト12からの動力伝達されることはない。
前記駆動プーリ軸40の一端側には、クランクシャフト12からの回転動力が、一次減速歯車機構52、ダンパばね53および前記入力クラッチ51を介して伝達されるものであり、クランクシャフト12の回転動力を減速して駆動プーリ軸40側に伝達する一次減速歯車機構52は、クランクシャフト12に設けられた一次駆動歯車67と、該一次駆動歯車67に噛合する一次被動歯車68とから成る。而して一次駆動歯車67は、図3で明示するように、駆動スプロケット31Rの外方でクランクシャフト12に設けられ、一次被動歯車68は、駆動プーリ軸40に相対回転可能に支承されるとともに入力クラッチ51のクラッチアウタ54にダンパばね53を介して連結される。
無段変速機36は、駆動プーリ軸40に設けられる駆動プーリ70と、被動プーリ軸41に設けられる被動プーリ71とに無端状のVベルト72が巻き掛けられて成る。駆動プーリ70は、駆動プーリ軸40に一体に設けられた駆動側固定プーリ半体73と、駆動プーリ軸40に相対回転を不能としつつ軸方向のスライドを可能として支承されるとともに駆動側固定プーリ半体73に対向する駆動側可動プーリ半体74とから成る。また被動プーリ71は、被動プーリ軸41に一体に設けられた被動側固定プーリ半体75と、被動プーリ軸41に相対回転を不能としつつ軸方向のスライドを可能として支承されるとともに被動側固定プーリ半体75に対向する被動側可動プーリ半体76とから成る。
前記Vベルト72は、駆動プーリ70および被動プーリ71に巻き掛けられるものであり、駆動側および被動側可動プーリ半体74,76の駆動側および可動側固定プーリ半体73,75に対する軸方向相対位置を油圧で制御することで、駆動プーリ70および被動プーリ71へのVベルト72の巻き掛け半径が変化し、それにより駆動プーリ軸40から被動プーリ軸41への動力伝達が無段階に変速することになる。
駆動側可動プーリ半体74は、駆動側固定プーリ半体73に前部支持壁43と反対側から対向する位置に配置されており、前記駆動プーリ軸40を同軸に囲繞して駆動側可動プーリ半体74の内周部に一体に連設される円筒状の第1ボス部74aおよび駆動プーリ軸40間にキー77が介設され、該駆動側可動プーリ半体74をスライド駆動するための駆動側油圧駆動機構78が、駆動側可動プーリ半体74に関して駆動側固定プーリ半体73と反対側で駆動プーリ軸40に配設される。
駆動側油圧駆動機構78は、前記第1ボス部74aを同軸に囲繞して前記駆動側可動プーリ半体74の外周部に一体に連設されるとともに駆動側固定プーリ半体73と反対側に延びる円筒状の第1ケース部79と、第1ケース部79の内周および前記第1ボス部74aの外周に液密に摺接して駆動側可動プーリ半体74との間に第1油圧室80を形成するリング板状の第1端板81と、駆動側可動プーリ半体74に関して駆動側固定プーリ半体73と反対側で駆動プーリ軸40に固定されるとともに先端部を前記第1端板81に当接させる固定椀状体82と、該固定椀状体82の内周に液密に摺接されるとともに前記第1ボス部74aに内周部が固定されて前記固定椀状体82との間に第2油圧室83を形成する第2端板84とを備える。
而して第1および第2油圧室80,83に通じる第1油孔85が駆動プーリ軸40に設けられており、第1および第2油圧室80,83に作用する油圧に応じた油圧力で、駆動側可動プーリ半体74は、Vベルト72の駆動プーリ70への巻き掛け半径を大きくするように駆動側可動プーリ半体74を駆動側固定プーリ半体73に近接する側に付勢される。
被動側固定プーリ半体75は、駆動プーリ70における駆動側可動プーリ半体74に対応する位置で被動プーリ軸41に一体に設けられており、駆動プーリ軸40および被動プーリ軸41の軸線に沿う方向から見て駆動側可動プーリ半体74および被動側固定プーリ半体75は、それらの一部が重なるように配置され、駆動側可動プーリ半体74および被動側固定プーリ半体75の相互干渉が生じることを避けるための逃げ凹部86が、駆動側可動プーリ半体74の外周に設けられる。
図6を併せて参照して、被動側可動プーリ半体76は、駆動プーリ70における駆動側固定プーリ半体73に対応する位置に配置されており、該被動側可動プーリ半体76の内周部に一体に連設されて被動側固定プーリ半体75と反対側に延びるとともに被動プーリ軸41を同軸に囲繞する第2ボス部76aおよび被動プーリ軸41間にキー87が介設される。しかも駆動プーリ軸40および被動プーリ軸41の軸線に沿う方向から見て駆動側固定プーリ半体73および被動側可動プーリ半体76は、それらの一部が重なるように配置され、駆動側固定プーリ半体73および被動側可動プーリ半体76の相互干渉が生じることを避けるための逃げ凹部88が、被動側可動プーリ半体76の外周に設けられる。
このように駆動側可動プーリ半体74および被動側固定プーリ半体75の相互干渉が生じることを避けるための逃げ凹部86が駆動側可動プーリ半体74の外周に設けられ、駆動側固定プーリ半体73および被動側可動プーリ半体76の相互干渉が生じることを避けるための逃げ凹部88が被動側可動プーリ半体76の外周に設けられることにより、駆動プーリ軸40および被動プーリ軸41を近接させて無段変速機36をコンパクトに構成することができる。
前記被動側可動プーリ半体76をスライド駆動するための被動側油圧駆動機構90は、被動側可動プーリ半体76に関して被動側固定プーリ半体75と反対側で被動プーリ軸41に配設されるものであり、この被動側油圧駆動機構90は、前記第2ボス部76aを同軸に囲繞して前記被動側可動プーリ半体76の外周部に一端が固定されるとともに被動側固定プーリ半体75と反対側に延びる円筒状のケース部材91と、ケース部材91の内周に液密に摺接して被動側可動プーリ半体76との間に第3油圧室92を形成するとともに内周部が被動プーリ軸41に固定される端壁部材93と、内燃機関EAの停止時にVベルト72の緩みを防止すべく被動側可動プーリ半体76および端壁部材93間に縮設されるコイルばね94とを有する。
而して第3油圧室92に通じる第2油孔95が被動プーリ軸41に設けられており、第3油圧室92に作用する油圧に応じた油圧力で、被動側可動プーリ半体76は、Vベルト72の被動プーリ71への巻き掛け半径を大きくするように被動側可動プーリ半体76を被動側固定プーリ半体75に近接する側に付勢される。しかもケース部材91の他端には、被動側固定プーリ半体75とは反対側から前記端壁部材93に当接することで、被動側可動プーリ半体76の被動側固定プーリ半体75への近接限を規制する規制板部91aが半径方向内方に張り出すようにして一体に連設される。
また前記端壁部材93および前記規制板部91a間には内周側を開放した環状の第1キャンセラー室96が形成される。一方、潤滑用オイルを導くべく被動プーリ軸41および端壁部材93には第1潤滑オイル通路97が設けられており、この第1潤滑オイル通路97からの潤滑用オイルを第1キャンセラー室96側に導くガイド部材89が前記端壁部材93に固定される。したがって減圧状態での第3油圧室92のオイルに回転に伴う遠心力が作用して被動側可動プーリ半体76を押圧する力が生じても、第1キャンセラー室96のオイルにも同様に遠心力が作用するので、被動側可動プーリ半体76が被動側固定プーリ半体75に近接する側に不所望に移動してしまう状態が生じることが回避される。
被動プーリ軸41に設けられる発進クラッチ38は、駆動プーリ軸40に設けられた駆動プーリ70に付設された駆動側油圧駆動機構78とは駆動プーリ軸40および被動プーリ軸41の軸線に沿う方向で前記無段変速機36を挟んで反対側に配置される。
この発進クラッチ38は、無段変速機36における被動プーリ71および前記前部支持壁42間で被動プーリ軸41に設けられるものであり、被動プーリ軸41に相対回転不能に結合される円筒状の第3ボス部98aを有するクラッチアウタ98と、該クラッチアウタ98で同軸に囲繞されるとともに被動プーリ軸41にボールベアリング106を介して相対回転自在に支承されるクラッチインナ99と、前記クラッチアウタ98に相対回転不能に係合される複数枚の第2駆動摩擦板100…と、クラッチインナ99に相対回転不能に係合されるとともに第2駆動摩擦板100…と交互に配置される複数枚の第2被動摩擦板101…と、相互に重なって配置される第2駆動および第2被動摩擦板100…,101…に対向してクラッチアウタ98に固定的に支持される受圧板102と、第2駆動およびび第2被動摩擦板100…,101…を受圧板102との間に挟むとともに第4油圧室104を前記クラッチアウタ98との間に形成するピストン103と、第4油圧室104の容積を減少させる側に前記ピストン103を付勢するばね105とを備える。
前記ピストン103の外周部および内周部はクラッチアウタ98に液密に摺接される。しかも被動プーリ軸41には第4油圧室104に通じる第4油孔107が設けられており、第4油圧室104の油圧増大に応じて前記ピストン103は、第2駆動および第2被動摩擦板100…,101…を前記受圧板102との間に挟圧するように作動し、それにより発進クラッチ38が、クラッチアウタ98に被動プーリ軸41から伝達される回転動力をクラッチインナ99に伝達する接続状態となる。
また第4油圧室104とは反対側で前記ピストン103との間に第2キャンセラー室108を形成する壁部材109の内周部が、クラッチアウタ98の前記第3ボス部98aに固定されており、この壁部材109の外周部に前記ピストン103が液密に摺接される。しかも前記ばね105は、第2キャンセラー室108に収容されて前記ピストン103および前記壁部材109間に介設される。またクラッチアウタ98の第3ボス部98aおよび前記壁部材109には、潤滑用オイルを導く第2潤滑オイル通路110が設けられている。したがって減圧状態での第4油圧室104のオイルに回転に伴う遠心力が作用して前記ピストン103を押圧する力が生じても、第2キャンセラー室108のオイルにも同様に遠心力が作用するので、ピストン103が、第2駆動および第2被動摩擦板100…,101…を受圧板102との間に挟む側に不所望に移動してしまう状態が生じることが回避される。
しかも前記入力クラッチ51および前記発進クラッチ38は、前記駆動プーリ軸40および前記被動プーリ軸41の軸線に直交する平面への投影図上で一部が重なるように配置されている。
歯車伝達機構39は、前記クランクシャフト12と平行な軸線を有して前記被動プーリ軸41および前記出力軸37間に配置される単一のアイドル軸112と、前記発進クラッチ38のクラッチインナ99に一体に設けられる第1歯車113と、第1歯車113に噛合するようにして前記アイドル軸112に固定される第2歯車114と、前記アイドル軸112に固定される第3歯車115と、第3歯車115に噛合するようにして出力軸37に固定される第4歯車116とで構成され、被動プーリ軸41および出力軸37の回転方向が同一方向となるようにして、被動プーリ軸41および出力軸37間に設けられる。
前記アイドル軸112の一端部は前部側壁42にボールベアリング117を介して回転自在に支承され、アイドル軸112の他端は後部支持壁47を回転自在に貫通し、後部支持壁47およびアイドル軸112間に、ボールベアリング118と、該ボールベアリング118の外方に配置されるオイルシール119とが介装される。
出力軸37の一端は後部支持壁47にボールベアリング120を介して回転自在に支承され、出力軸37の他端は、後部カバー18ならびに該後部カバー18の外方側から締結されるキャップ121を回転自在に貫通し、後部カバー18および出力軸37間にボールベアリング122が介装され、前記キャップおよび出力軸37間にオイルシール123が介装される。第3歯車115は、後部支持壁47および後部カバー18間に配置されてアイドル軸112の他端部に固定され、第4歯車116は、後部支持壁47および後部カバー18間で出力軸37に固定される。
図7において、パワーユニットPAにおける各潤滑部には第1オイルポンプ124から吐出される潤滑用のオイルが供給され、前記無段変速機36の変速制御用および潤滑用の少なくとも一方、この実施例では両方のためのオイルが第2オイルポンプ125から吐出される。第1および第2オイルポンプ124,125は、その共通なポンプケース126および共通なポンプ軸127を有し、後部カバー18およびクランクケース13間で軸方向に隣接して配置される。
前記ポンプケース126は、軸方向に重なった第1、第2および第3ケース128,129,130が、クランクケース13に設けられたケース部131に締結されて成るものであり、ポンプ軸127は、第1〜第3ケース部材128〜130を回転自在に貫通するようにしてポンプケース126に回転自在に支承される。而して第1ケース128から突出したポンプ軸127の端部には、被動スプロケット132が固定されており、この被動スプロケット132と、クランクシャフト12の他端部に固定された駆動スプロケット133とに、無端状のチェーン134が巻き掛けられ、ポンプ軸127には、クランクシャフト12の回転動力が前記駆動スプロケット133、前記チェーン134および前記被動スプロケット132を介して伝達される。
第1オイルポンプ124は、第1ケース128および第2ケース129間に形成される第1ポンプ室135に、前記ポンプ軸127に固定されるインナーロータ136と、該インナーロータ136に噛合するアウターロータ137とが収容されて成るトロコイド式のものであり、オイルパン14からオイルストレーナ138を介して第1ポンプ室135に汲み上げられたオイルは、後部カバー18に取付けられたオイルフィルタ139に管路部材140を介して供給され、オイルフィルタ139からのオイルが潤滑用としてパワーユニットPAの各潤滑部に供給される。
第2ポンプ125は、第3ケース130およびケース部131間に形成される第2ポンプ室141に、前記ポンプ軸127に固定されるインナーロータ142と、該インナーロータ142に噛合するアウターロータ143とが収容されて成るトロコイド式のものである。而してクランクケース13には、第1オイルポンプ124で汲み上げられる潤滑用のオイルと、その潤滑用のオイルとは異なる無段変速機36の油圧制御および潤滑用のオイルとを区別して貯留すべく隔壁144が設けられており、第2ポンプ125は、油圧制御および潤滑制御用のオイルをオイルパン14から吸入管145を介して汲み上げる。
第2オイルポンプ125の吐出油圧は、駆動側油圧駆動機構78および被動側油圧駆動機構90に個別に対応した油圧制御弁(図示せず)で制御され、駆動側油圧駆動機構78おける第1および第2油圧室80,83、ならびに被動側油圧駆動機構90における第3油圧室92に供給されるとともに、無段変速機36の各潤滑部に供給される。
図4に注目して、駆動プーリ軸40の他端側には内端を閉じるとともに第1油孔85に連通した第1中心油路148が同軸に設けられる。第1中心油路148内には、後部カバー18側から円筒状の第1筒部材149が液密にかつ同軸に挿入される。一方、駆動プーリ軸40に対応した位置で後部カバー18には、第1筒部材149に液密に連結される環状の第1筒支持部材150が液密に嵌合されるとともに、第1筒支持部材150を後部カバー18との間に挟持する第1接続部材151が液密に螺合される。而して第1接続部材151には、駆動側油圧駆動機構78に対応した油圧制御弁に連なる管路(図示せず)が接続され、第1筒部材149を同軸に囲繞する第1管状カバー152の一端が、駆動プーリ軸40の他端外方で後部支持壁47に締結された支持部材169を液密に貫通し、前記第1管状カバー152の他端は後部カバー18に液密に連結される。
図4および図5に注目して、被動プーリ軸41の一端側には内端を閉じた第2中心油路153が同軸に設けられる。この第2中心油路153内には、第2潤滑オイル通路110に通じる第2筒部材154が液密にかつ同軸に挿入される。一方、被動プーリ軸41に対応した位置で前部カバー19には、第3筒支持部材155と、第3筒支持部材155を前部カバー19との間に挟むとともに第2筒部材154に液密に連結される第4筒支持部材156とが液密に嵌合され、第4筒支持部材156を介して第2筒部材154に連通する第2接続部材157が、第3および第4筒支持部材155,156を前部カバー19との間に挟むようにして液密に螺合される。
第2筒部材154は、第2潤滑オイル通路110とは隔絶して第4油孔107に通じる環状油路158を第2筒部材154との間に形成する第3筒部材159で同軸に囲繞されるものであり、この第3筒部材159の一端は第2中心油路153に液密に挿入され、第3筒部材159の他端は第3筒支持部材155に液密に連結される。また第3筒部材159を同軸に囲繞する第2管状カバー160の両端が、クランクケース13の前部側壁42および前部カバー19間に設けられる。
被動プーリ軸41の他端側には、内端を閉じた第3中心油路161が同軸に設けられ、この第3中心油路161内には、第2油孔95に通じる第4筒部材162が液密にかつ同軸に挿入される。一方、被動プーリ軸41に対応した位置で後部カバー18には、第5筒支持部材163と、第5筒支持部材163を後部カバー18との間に挟むとともに第4筒部材162に液密に連結される第5筒支持部材164とが液密に嵌合され、第6筒支持部材164を介して第4筒部材162に連通する第3接続部材165が、第4および第5筒支持部材163,164を後部カバー18との間に挟むようにして液密に螺合される。
而して第3接続部材165には、被動側油圧駆動機構90に対応した油圧制御弁に連なる管路(図示せず)が接続される。また第4筒部材162を同軸に囲繞して第5筒支持部材163に液密に連結される第5筒部材167が、第1潤滑オイル通路97に通じるとともに第2油孔95とは隔絶された環状の油路166を第4筒部材162との間に形成するようにして第3中心油路161に同軸に挿入され、第5筒部材167を同軸に囲繞する第3管状カバー160の一端が、後部支持壁47に締結された支持部材170を液密に貫通し、前記第3管状カバー168の他端は後部カバー18に液密に連結される。
またクランクシャフト12に関して前記出力軸37とは反対側にバランサ171が配置されるものであり、このバランサ171は、図7で明示するように、上下に間隔をあけて配置される第1および第2バランサ軸174,175を有する二軸二次バランサであり、第1および第2バランサ軸174,175は、クランクケース13に固定される一対の支軸172,173でそれぞれ回転自在に支承され、クランクシャフト12に固定される駆動歯車176に噛合する被動歯車177および第1バランサ軸174が嵌合部179で嵌合し、前記被動歯車177に噛合する被動歯車178および第2バランサ軸175が嵌合部180で嵌合し、クランクシャフト12から伝達される動力で第1バランサ軸174および第2バランサ軸175が回転する。
次にこの第1実施例の作用について説明すると、入力クラッチ51が、クランクシャフト12および駆動プーリ軸40間に介設されて駆動プーリ軸40に設けられ、発進クラッチ38が、被動プーリ軸41および後輪間に介設されて被動プーリ軸41に設けられるので、内燃機関EAの始動時に無段変速機36側への動力伝達を遮断することができ、内燃機関Eの始動時の始動装置の負荷を軽減することができ、始動装置の小型化を図ることができる。また内燃機関EAの停止時に発進クラッチ38が遮断しても、入力クラッチ51を介してクランクシャフト12の回転動力を無段変速機36に伝達することができるので、無段変速機36を高速状態から低速状態に変えることができ、次の発進時に無段変速機36が高速状態のままとなることを回避することができる。
た、発進クラッチ38を油圧制御によって断・接を切換えるクラッチとし、入力クラッチ51を機械的に断・接を切換えるクラッチとしたことにより、必要となる油路の個数が多くなることを回避して油路構成を単純化し、油路の形成に多大な配慮が必要となることはない。
また機械的に切換えられる入力クラッチ51を変速機室26の外方に配置することができるようになるので、設計の自由度を高めることができる。すなわち入力クラッチ51および発進クラッチ38をともに油圧制御するようにした場合には両クラッチ51,38の配置にあたって設計の自由度が狭められるが、入力クラッチ51を変速機室26の外方に配置して機械的に切換えるようにすることで設計の自由度を高めることができる。また入力クラッチ51を変速機室26の外方に配置することにより、変速機室26の小型化が可能となり、変速機室26の外方にある力クラッチ51の径を大型化して軸方向に小型化するように設計しても変速機室26の大きさに影響を与えることはない。さらに変速機室26の外方の入力クラッチ51の径は、変速機室26内のプーリ軸40,41から制限を受けないようにすることができるので、入力クラッチ51の径の選択の自由度を高めて軸方向での小型化を図ることができ、変速機室26の小型化と合わせてパワーユニットPAの小型化に寄与することができる。
また変速機室26に収容されるとともに被動プーリ軸41に設けられる発進クラッチ38が、駆動プーリ軸41に設けられた駆動プーリ70に付設された駆動側油圧駆動機構78とは無段変速機36を挟んで反対側に配置されるので、変速機室26に収容される発進クラッチ38の径を駆動プーリ軸40に近接するまで大径化することが可能であり、発進クラッチ38の径の選択の自由度を高めることができる。
また入力クラッチ51および発進クラッチ38が軸方向視で一部が重なるように配置されるので、両クラッチ51,38の外径を大きくして軸方向の小型化を図ることができるとともに、駆動プーリ軸40および被動プーリ軸41間の間隔を小さくして、パワーユニットPAの小型化に寄与することができる。
さらに入力クラッチ51がサイドスタンド182に連動、連結されているので、サイドスタンド182が出されたまま無段変速機36にクランクシャフト12からの動力伝達されるのを防止することができる。
上記第1実施例では、入力クラッチ51のクラッチレバー66にサイドスタンド182が連動、連結された場合について説明したが、操向ハンドルに設けられるクラッチ操作部材にワイヤ等の機械的連結手段を介して前記クラッチレバー66が連結されるようにして、サイドスタンド182および前記クラッチ操作部材の一方を操作することで入力クラッチ51の断・接を切り換えるようにして、サイドスタンド182および前記クラッチ操作部材が前記クラッチレバー66に連結されるようにしてもよい。
図8は本発明の参考例を示すものであり、クランクシャフト12から一次減速歯車機構52を介して伝達される動力の駆動プーリ軸40への伝達および遮断を切換える入力クラッチ51′は、油圧制御によって断・接を切換えるようにして変速機室26′に収容され、また被動プーリ軸41および後輪間に介設されるようにして被動プーリ軸41に設けられる発進クラッチ38′は、機械的に断・接を切換えるようにして前記変速機室26′の外方に配置される。
しかも変速機室26′に収容されるとともに駆動プーリ軸40に設けられる入力クラッチ51′は、被動プーリ軸41に設けられた被動プーリ71に付設された被動側油圧駆動機構90とは、駆動プーリ軸40および被動プーリ軸41の軸線に沿う方向で無段変速機36を挟んで反対側に配置される。
図9および図10は本発明の第実施例を示すものであり、図9は自動二輪車の左側面図、図10は図9の10−10線断面図である。
なお第1実施例に対応する部分については同一の参照符号を付して図示するのみとし、詳細な説明は省略する。
先ず図9において、この自動二輪車の車体フレームFが前端に備えるヘッドパイプ190には前輪WFを軸支するフロントフォーク191が操向可能に支承されており、前輪WFおよび後輪WR間で前記車体フレームFにはパワーユニットPBが搭載される。このパワーユニットPBは、たとえばV型の4気筒である内燃機関EBと、該内燃機関EBの動力を減速して駆動輪である後輪WRに伝達する動力伝達装置TBとから成る。
内燃機関EBの機関本体192は、自動二輪車の幅方向に延びるクランクシャフト193を回転自在に支承するクランクケース194と、自動二輪車の進行方向に沿う前後でV形をなすようにして前記クランクケース194の上部に連設される前部および後部バンクBA,BBとを有する。
前記パワーユニットPBには、スイングアーム195の前端部が揺動可能に支承され、このスイングアーム195の後部に前記後輪WRが軸支され、スイングアーム195および車体フレームF間にリヤクッションユニット196が設けられる。また前記パワーユニットPBの出力は、自動二輪車の前後方向に沿って延びる駆動軸197を介して後輪WR側に伝達される。
図10において、動力伝達装置TBは、油圧制御による無段変速を可能としたベルト式の無段変速機36と、クランクシャフト193および前記無段変速機36間に介設される入力クラッチ51と、前記駆動軸197に連結されるべく前記クランクケース194の左側後部から後方に突出する出力軸198と、前記無段変速機36および出力軸198間に設けられる発進クラッチ38、歯車伝達機構199および傘歯車機構200とを備える。
ところでクランクケース194内には、前記クランクシャフト193の大部分を収容するクランク室201が形成され、このクランク室201とは隔絶された変速機室202がクランク室201の後方に位置するようにして機関本体192内に形成される。
この変速機室202には、前記無段変速機36と、前記発進クラッチ38および前記入力クラッチ51の一方である発進クラッチ38とが収容され、前記発進クラッチ38および前記入力クラッチ51の他方である入力クラッチ51が変速機室202の外方に配置される。
前記無段変速機36は、前記クランクシャフト193と平行な駆動プーリ軸40と、駆動側油圧駆動機構78が付設されるとともに前記駆動プーリ軸40に設けられる駆動プーリ70と、駆動プーリ軸40と平行な被動プーリ軸41と、被動側油圧駆動機構90が付設されるとともに前記被動プーリ軸41に設けられる被動プーリ71とを有して、第1実施例と同様に構成される。また変速機室202の外方に配置される入力クラッチ51は機械的に断・接を切換えるクラッチであり、前記駆動プーリ軸40の一端側には、クランクシャフト193からの回転動力が、一次減速歯車機構52、ダンパばね53および前記入力クラッチ51を介して伝達される。
被動プーリ軸41に設けられる発進クラッチ38は、油圧制御によって断・接を切り換えるクラッチであり、駆動プーリ70の駆動側油圧駆動機構78とは駆動プーリ軸40および被動プーリ軸41の軸線に沿う方向で前記無段変速機36を挟んで反対側に配置される。
歯車伝達機構199は、前記クランクシャフト193と平行な軸線を有してクランクケース194に回転自在に支承されるアイドル軸203および前記発進クラッチ38間に設けられるものであり、発進クラッチ38のクラッチインナ99に一体に設けられる駆動歯車204と、駆動歯車204に噛合するようにして前記アイドル軸203に固定される被動歯車205とで構成される。
傘歯車機構200は、クランクケース194における左側壁の後部から突出した前記アイドル軸203の端部と、前記クランクケース194に取付けられる歯車ケース206で回転自在に支承された前記出力軸198との間に設けられ、前記歯車ケース206内でアイドル軸203の端部に固定された駆動傘歯車207と、該駆動傘歯車207に噛合するようにして前記出力軸198に固設された被動傘歯車208とで構成される。
この第実施例によっても上記第1実施例と同様の効果を奏することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
第1実施例のパワーユニットの正面図である。 図1の2−2線断面図である。 図2の3矢示部拡大図である。 図2の4矢示部拡大図である。 サイドスタンドおよび入力クラッチの連動、連結関係を示す斜視図である。 図2の6矢示部拡大図である。 図1の7−7線拡大断面図である。 参考例の動力伝達系統を簡略化して示す図である。 実施例の自動二輪車の左側面図である。 図9の10−10線拡大断面図である。
11,192・・・機関本体
12,193・・・クランクシャフト
26,202・・・変速機室
36・・・無段変速機
・・・発進クラッチ
40・・・駆動プーリ軸
41・・・被動プーリ軸
・・・入力クラッチ
66・・・クラッチレバー
70・・・駆動プーリ
71・・・被動プーリ
72・・・ベルト
78,90・・・油圧駆動機構
180・・・車体フレーム
182・・・サイドスタンド
183・・・連動部材
EA,EB・・・内燃機関
PA,PB・・・パワーユニット

Claims (9)

  1. 後輪を駆動するためのパワーユニット(PA,PB)と、起立位置及び収納位置を選択的にとり得るサイドスタンド(182)とを備え、該パワーユニット(PA,PB)の一部である内燃機関(EA,EB)の機関本体(11,192)内の変速機室(26,202)に無段変速機(36)が収容され、該無段変速機(36)は、クランクシャフト(12,193)からの回転動力が伝達される駆動プーリ軸(40)に設けられる駆動プーリ(70)と、前記駆動プーリ軸(40)と平行な軸線を有する被動プーリ軸(41)に設けられる被動プーリ(71)と前記駆動プーリ(70)および前記被動プーリ(71)に巻き掛けられるベルト(72)とを備えていて、前記駆動プーリ(70)および前記被動プーリ(71)への前記ベルト(72)の巻き掛け半径を変化させて前記駆動プーリ軸(40)から前記被動プーリ軸(41)への動力伝達を無段階に変化させるように構成される自動二輪車において、
    前記クランクシャフト(12,193)および前記駆動プーリ軸(40)間に介設される入力クラッチ(51)、前記変速機室(26,202)の外方に配置されて前記駆動プーリ軸(40)に設けられ、
    前記被動プーリ軸(41)および後輪間に介設される発進クラッチ(38)、前記変速機室(26,202)に収容されて前記被動プーリ軸(41)に設けられ
    前記入力クラッチ(51)が、前記サイドスタンド(182)の操作に該入力クラッチ(51)の断・接切換えを連動させるべく該サイドスタンド(182)に機械的に連動、連結されるクラッチであり、
    前記発進クラッチ(38)が油圧制御によって断・接を切換えるクラッチであることを特徴とする自動二輪
  2. 前記駆動プーリ(70)および前記被動プーリ(71)に、それらのプーリ溝幅を変化させる油圧駆動機構(78,90)がそれぞれ付設されることを特徴とする請求項記載の自動二輪
  3. 記発進クラッチ(38)が、前記駆動プーリ(70)に付設された前記油圧駆動機構(78,90)とは、前記駆動プーリ軸(40)および前記被動プーリ軸(41)の軸線に沿う方向で前記無段変速機(36)を挟んで反対側に配置されることを特徴とする請求項記載の自動二輪
  4. 前記入力クラッチ(51)および前記発進クラッチ(38)が、前記駆動プーリ軸(40)および前記被動プーリ軸(41)の軸線に直交する平面への投影図上で一部が重なるように配置されることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の自動二輪
  5. 前記入力クラッチ(51)が、前記駆動プーリ軸(40)の軸端に設けられることを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の自動二輪
  6. 前記サイドスタンド(182)に、クラッチレバー(66)が連動部材(183)を介して連結されており、車体フレーム(180)に回転可能に支持した前記サイドスタンド(182)が前記起立位置又は前記収納位置に回動するのに応じてクラッチレバー(66)が回動して、入力クラッチ(51)を遮断又は伝達状態とすることを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載の自動二輪
  7. 前記パワーユニット(PB)が、前記内燃機関(EB)のクランクシャフト(12)を車両幅方向に向けて搭載され、このパワーユニット(PB)内に、前記クランクシャフト(12)と平行に前記駆動プーリ軸(40)及び前記被動プーリ軸(41)を内蔵した変速機室(202)が設けられることを特徴とする請求項1ないし6の何れかに記載の自動二輪車。
  8. 前記パワーユニット(PA)が、前記内燃機関(EA)のクランクシャフト(12)を車両前後方向に向けて搭載され、このパワーユニット(PA)内に、前記クランクシャフト(12)と平行に前記駆動プーリ軸(40)及び前記被動プーリ軸(41)を内蔵した変速機室(26)が設けられることを特徴とする請求項1ないし6の何れかに記載の自動二輪車。
  9. 前記内燃機関(EA,EB)は、クランクシャフト(12)の軸線方向に並ぶ2つの気筒を有し、前記駆動プーリ(70)及び前記被動プーリ(71)が、クランクシャフト(12)の軸線方向でこれら2つの気筒の幅内に配置されることを特徴とする請求項1ないし8の何れかに記載の自動二輪車。
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