JP4397267B2 - 高視認性棒状体及び防護柵 - Google Patents

高視認性棒状体及び防護柵 Download PDF

Info

Publication number
JP4397267B2
JP4397267B2 JP2004117642A JP2004117642A JP4397267B2 JP 4397267 B2 JP4397267 B2 JP 4397267B2 JP 2004117642 A JP2004117642 A JP 2004117642A JP 2004117642 A JP2004117642 A JP 2004117642A JP 4397267 B2 JP4397267 B2 JP 4397267B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
light
visibility
rod
coating layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004117642A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005299248A (ja
Inventor
尚義 炬口
義臣 堀口
剛 濱本
竜也 木許
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Jushi Corp
Original Assignee
Sekisui Jushi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Jushi Corp filed Critical Sekisui Jushi Corp
Priority to JP2004117642A priority Critical patent/JP4397267B2/ja
Publication of JP2005299248A publication Critical patent/JP2005299248A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4397267B2 publication Critical patent/JP4397267B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Road Signs Or Road Markings (AREA)
  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
  • Steps, Ramps, And Handrails (AREA)

Description

本発明は、主に防護柵の横梁や支柱、手摺等に設けられ、夜間における視認性が高められた棒状体に関するものである。
従来、発光により夜間における高い視認性を確保している棒状体としては、例えば特許文献1において、パイプの外面に凹溝を軸方向に沿って設け、この凹溝内に端面からの光の照射で発光する棒状の発光部材を収め、上記発光部材の端面と対向する位置に光源を配置したパイプ性安全部材が開示されている。
また特許文献2において、道路、鉄道用軌道、橋梁若しくは高架等の交通路の側部若しくは中央部に設置され、走行中の車両が路外、対向車線若しくは歩道等に逸脱するのを防止する防護柵において、この防護柵に、この防護柵の長さ方向に沿って連続的に発光する発光手段を、適宜の固定部材で取り付けるとともに、前記発光手段に光を供給する光源を設置したことを特徴とする自発光連続型視線誘導標が開示されている。
特開2003−27438号公報 特開平8−144232号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載の発光する棒状体では、発光を光源からの光に頼るものであり、発光に係わるエネルギーの供給に電源装置や、光源のメンテナンスに係わる作業等を必要とするものであった。
本発明は上記の如き課題に鑑みてなされたものであり、夜間において高い視認性を示すのに光源を必要とすることのない高視認性棒状体を提供せんとするものである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。すなわち、本発明に係わる高視認性棒状体は、鋼管からなる棒状本体の外側に合成樹脂被覆層が形成され、該合成樹脂被覆層の断面の一部が線状に切り欠かれて凹部が形成され、該凹部に線状の発光部が設けられ、該発光部が周辺から飛来する光によって発光されるようになされていることを特徴とするとするものである。
また前記発光部は、透光性の合成樹脂材料に蛍光性物質とガラスビーズとが配合されて形成されていることを特徴とするものである。
また前記棒状本体は、外側に合成樹脂被覆層が形成されたものであって、該合成樹脂被覆層の断面の一部が切り欠かれて凹部が形成され、該凹部に基材にガラスビーズを埋設した再帰反射シートが取り付けられると共に、該再帰反射シートの外側に間隔をおいて透光性の合成樹脂被膜が設けられることで発光部が形成されていることを特徴とするものである。
また前記棒状本体は、外側に合成樹脂被覆層が形成されたものであって、該合成樹脂被覆層の断面の一部が切り欠かれて凹部が形成され、該凹部に再帰反射性を備えた金属箔が取り付けられることで発光部が形成されていることを特徴とするものである。
また前記金属箔は、シボ加工が施されていることを特徴とするものである。
また前記金属箔は、透光性の合成樹脂により被覆されて発光部となされると共に、該発光部の金属箔の前面側には空気層が設けられていることを特徴とするものである。
また前記棒状本体は、外側に合成樹脂被覆層が形成されたものであって、該合成樹脂被覆層の断面の一部が切り欠かれて凹部が形成され、該凹部に合成樹脂からなる帯本体にガラスビーズが表面から突出するように埋設された再帰反射性合成樹脂帯が嵌着されて発光部が形成されていることを特徴とするものである。
また前記再帰反射性合成樹脂帯は、前記合成樹脂被覆層と溶着されていることを特徴とするものである。
また前記発光部は、前記合成樹脂被覆層と押出成形時に同時に設けられたものであることを特徴とするものである。
また前記発光部及び前記合成樹脂被覆層は、外側に透光性の透光性合成樹脂被覆層が設けられていることを特徴とするものである。
また本発明に係わる防護柵は、本発明請求項1〜10のいずれかに記載の高視認性棒状体を、支柱、横梁のいずれか少なくとも1つに用いていることを特徴とするものである。
請求項1に記載の本発明に係わる高視認性棒状体によれば、発光部が線状に設けられていることで、小さい表面積の発光部で斜め方向からでも夜間における高い視認性が得られ、また発光部は周辺から飛来する光により発光されることで光源を必要とすることなく夜間における高い視認性を得ることができる。
また請求項2の発明によれば、蛍光性物質は周囲からの光により夜間において励起発光するが、透光性の合成樹脂より光透過性の高いガラスビーズを混入しておくことで発光部における光の透過率が高められ、更に蛍光性物質から発せられた光がガラスビーズにより乱屈折されることで見た目の輝度も高められ、視認性を向上させることができ好ましい。
また請求項の発明によれば、再帰反射シートの外側に合成樹脂皮膜を設けることで汚損等による再帰反射性の低下を抑えることができ、更には再帰反射シートと合成樹脂皮膜とを間隔をおいて設けることで、再帰反射シートの表面は空気と接触でき再帰反射性能を損なうことがなく好ましい。また棒状本体の外側に設けられた合成樹脂被覆層に凹部を形成して発光部を設けることで、棒状本体を加工することなく発光部の突出を抑えて再帰反射シートの外側に合成樹脂皮膜を設けることができ好ましい。
また請求項の発明によれば、棒状本体の外側に設けられた合成樹脂被覆層に凹部を形成して発光部を設けることで、棒状本体を加工することなく突出を抑えて発光部を形成することができ、また延性、展性を備えた金属箔を用いていることで、高視認性棒状体が曲げ加工される場合でも追随することができ、R曲げが必要な用途にも適用することが容易となり好ましい。
また請求項の発明によれば、シボ加工された表面により多方向から飛来する光を再帰反射できるようになり好ましい。
また請求項の発明によれば、透光性の合成樹脂により被覆することで金属箔の汚損、腐食を抑えて長期間再帰反射性を保持することができ、また凹部内で金属箔が移動する恐れを小さくして所望の再帰反射性を得ることが容易となり好ましい。
また請求項の発明によれば、予め成形されている再帰反射性合成樹脂帯を用いることで、ガラスビーズの沈み込み等による再帰反射性の低下を防止して、高い再帰反射性能を確実に得られるものとすることができ好ましい。
また請求項の発明によれば、溶着されていることで再帰反射性合成樹脂帯は合成樹脂被覆層から容易に外れることがなく、また互いに合成樹脂を用いて形成されていることから溶着するのも容易であり好ましい。
また請求項の発明によれば、合成樹脂被覆層の押出成形時に同時に発光部を設けることで、棒状本体の長手方向に沿って連続的に発光部を設ける場合でも発光部の形成が容易となり好ましい。
また請求項10の発明によれば、発光部の入出光の妨げとなることなく、また合成樹脂被覆層の外観を損ねることなく発光部及び合成樹脂被覆層を保護することができるが、発光部及び合成樹脂被覆層の両方を透光性合成樹脂被覆層で被覆することで、合成樹脂被覆層から発光部が外れる恐れを小さくでき好ましい。
また請求項11に記載の本発明に係わる防護柵によれば、高視認性棒状体の線状の発光部により夜間において高い視認性が得られ、また発光部は周辺から飛来する光により発光されることで光源を必要とすることなく夜間における高い視認性を得ることができる。
本発明に係わる最良の実施の形態について、図面に基づき以下に具体的に説明する。
(第一の実施形態)
図1及び図2は、本発明に係わる高視認性棒状体の、第一の実施形態を説明するもので、図1は高視認性棒状体全体の斜視図、図2は発光部の詳細を示す断面図である。高視認性棒状体10は、鋼管である棒状本体2の周囲にポリオレフィン系の合成樹脂被覆層3が形成され、合成樹脂被覆層3の断面の一部が棒状本体2の長手方向に沿って連続的に切り欠かれて設けられた切欠部31に、線状の発光部1が取り付けられて形成されたものである。
図2は、発光部1の詳細を示す断面図である。発光部1は、外面が鏡面に近い平滑となされ再帰反射性を有するアルミニウム箔である金属箔11が透光性の合成樹脂12に被覆され、更に金属箔11の前面側に空気層13が設けられて形成されている。発光部1の前面側から発光部1に入射した光L1は、透光性の合成樹脂12及び空気層13を透過して金属箔11に到達し、金属箔11に反射されて反射光L2となるが、反射光L2は透光性の合成樹脂12と空気層13との界面で散乱されて様々な方向に向かうことで、特定の方向以外へも発光するものとなり見た目の発光輝度が高められる。また光の入出射に際して、経路に光の透過損失がほとんどない空気層13が設けられていることで、透光性の合成樹脂12のみである場合より光の透過損失の度合いが抑えられ、発光輝度はより高められる。
ここで金属箔11は、表面がシボ加工されたものを用いてもよい。図3は金属箔11のシボ加工の一例を説明する斜視図であるが、型枠等を用いて、六角錐形状の突起111を金属箔11の長さ方向に連続させて表面に形成したものであるが、金属箔11は延性及び展性に富む金属材料からなるので、加工は容易に行うことができる。シボ加工は言うまでもなく六角錐形状に限定されるものではなく、円錐状、その他の多角形錐状や、V字状突起を連続して形成したものなどでもよく、更には突起を設けることにも限定されず、凹状の窪みを設けることで、斜め方向からの光を反射できるようにしてもよい。
金属箔11は、表面が鏡面に近い再帰反射性を有する状態になるものであれば特にアルミニウムに限定されるものではなく、鉄鋼、ステンレス、チタン等を用いることができる。
また透光性の合成樹脂12についても、透光性を有するものであれば特にポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系のものに限定されず、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリフェニレンサルファイド、ポリアミド、ポリウレタン、ポリメタクリレート、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、ABS等を用いてよいが、光透過率の高い透明なものを用いるのが好ましい。また合成樹脂被覆層3についても適宜の合成樹脂を用いて形成することができるが、合成樹脂被覆層3の形成に用いる合成樹脂を、透光性の合成樹脂12と相溶性を有するものを用いておくことで、透光性の合成樹脂12と同時熱成形又は超音波等による溶着を行うことが可能となり、溶着を行うことで発光部1の取付強度を高めることに繋がり好ましい。
(第二の実施形態)
図4は、本発明に係わる第二の実施形態の、図2と同じく発光部1の詳細を示す断面図である。高視認性棒状体10としての全体形状及び断面形状は図1に示したものと同様であるが、発光部1は、透光性の合成樹脂12にガラスビーズ14及び蛍光性物質15を配合したものである。図中の点状のものが蛍光性物質15であるが、蛍光性物質15は外界から入射される太陽光のエネルギーを蓄積し、周囲が暗くなったときにそのエネルギーにより発光されるものであるが、発光部1に透光性の合成樹脂12より光透過性の高いガラスビーズが共に配合されていることで、発光部1における光の透過率が高められ、更に蛍光性物質15から発せられた光がガラスビーズ14により乱屈折されることで見た目の輝度も高められて夜間における視認性が高められる。
また発光部1の外面に凹凸を設けて、発光部1から放出される光が乱発光されるようにしてもよい。図5は図4と同じ視点からの断面図であるが、発光部1の外面に断面V字状の凹凸を設けておくことで、発光部1から放出される光L2が屈折されて種々の方向に向かうことで、ガラスビーズ14及び蛍光性物質15から放出された光が一定の方向に向かうことがなくなり、見た目の発光輝度を高めて夜間における視認性の向上を図ることができる。
ガラスビーズ14は、発光部1の大きさに合わせて適宜の粒径で汎用のものを用いることができる。また蛍光性物質15は、太陽光のエネルギーを蓄積し且つ発光するものであれば特に限定されるものではなく、硫化亜鉛や、それに銅を配合した等の硫化系のものを用いてもよいが、酸化アルミ、酸化ホウ素、酸化ストロンチウム等の酸化物を主体とし、それにユーロピューム等の希土類を配合した酸化系ものが、安全性、化学的な安定性、耐熱性、発光時間の長さ等において利点があり好ましい。とりわけアルミン酸系ストロンチウム系の蓄光性蛍光物質は発光輝度及び発光時間が長く好適に用いることができる。蛍光性物質15は、透光性の合成樹脂12の100重量部に対し、10〜20重量部程度配合することで、成形性に悪影響を及ぼすことなく十分な発光輝度を得ることができる。
また、第一及び第二の実施形態については、各々単独で用いてもよいが、上記に示した実施形態を組み合わせて用いてもよく、例えば金属箔11を透光性の合成樹脂12で被覆して金属箔11の前側に空気層13を設け、更に透光性の合成樹脂12にガラスビーズ14及び蛍光性物質15を配合するといった構成にすることで、第一及び第二の実施形態により得られる利点を兼ね備える発光部1を得ることができる。
(第三の実施形態)
図6〜図8は、本発明に係わる高視認性棒状体の、第三の実施形態を説明するもので、図6は高視認性棒状体の全体を示す斜視図、図7は発光部の詳細を示す断面図、図8は発光部を形成する再帰反射性合成樹脂帯を示す説明図である。まず図6において、高視認性棒状体10は上述の第一及び第二の実施形態と同様に、棒状本体2の周囲に合成樹脂被覆層3が設けられ、合成樹脂被覆層3の断面の一部が切り欠かれて凹部31が形成され、凹部31に発光部1が嵌着されて形成されたものである。発光部1は、ポリエチレンからなる帯本体16に大粒径のガラスビーズ17が表面から突出するように埋設されて形成されたものである。
図7において、ガラスビーズ17は帯本体16に埋設されているが、ガラスビーズ17はガラスからなるビーズ本体171の背面側及び側面の一部に金属蒸着膜172が形成され、前面側から入射した光がビーズ本体171と金属蒸着膜172との界面で再帰反射されることで、高い再帰反射性を得ることができるものである。
発光部1は、図8に示す如く、予め成形された再帰反射性合成樹脂帯を用いることで形成されている。図8は、発光部1を形成する再帰反射性合成樹脂帯Fを説明するもので、イ)は平面図、ロ)は側面図である。イ)に示す如く、ガラスビーズ17が帯本体16に適宜間隔をおいて埋設されるが、ガラスビーズ17はロ)に示す如く帯本体16から突出されて埋設されている。再帰反射性合成樹脂帯Fの長さ方向は図中程度の長さに限定されるものではなく、1m以上の巻物状となされたものなども用いることができる。かかる再帰反射性合成樹脂帯Fを、予め合成樹脂被覆層3に設けた凹部31に超音波等により溶着するか、又は合成樹脂被覆層3の形成時に同時に取り付けて溶着する等して、線状の発光部1を有する高視認性棒状体10が形成される。予め成形されている再帰反射性合成樹脂帯Fを用いることで、ガラスビーズ17を確実に帯本体16から突出させた状態の発光部1を得ることができ、高い再帰反射性能を確実に得られるものとすることができる。
図9は、第三の実施形態の変形の一例を示す断面図である。本図において、発光部1及び合成樹脂被覆層3の外側に、透光性の合成樹脂からなる透光性合成樹脂被覆層4が設けられ、更に透光性合成樹脂被覆層4の発光部1が配置されている外面には、断面V字状が連続された凹凸部41が設けられている。透光性合成樹脂被覆層4は透光性で、またガラスビーズ17と透光性合成樹脂被覆層4とは屈折率の差が大きいことから、ガラスビーズ17の再帰反射性をそれ程損なうことなく合成樹脂被覆層3及びガラスビーズ17表面への汚染物質の付着を防止できると共に、発光部1及び合成樹脂被覆層3の両方を透光性合成樹脂被覆層4で被覆することで、合成樹脂被覆層3から発光部1が外れる恐れを小さくでき、また合成樹脂被覆層3に施されている色調や意匠を損なうことが少ない。
発光部1を形成する再帰反射性合成樹脂帯Fは、帯本体16からガラスビーズ17を突出させた状態として予め成形されており、再帰反射性を備えたものであれば特に限定されるものではなく、例えば型枠に上半分を嵌入したビーズ本体171にまず金属蒸着を行ってビーズ本体171の下半分に金属蒸着膜172を形成し、その状態で帯本体16を形成する合成樹脂を射出して射出成形によりビーズ本体171の下半分を覆うように帯本体16を形成する等、適宜の方法を用いて形成したものを用いてよい。またガラスビーズ17は、再帰反射性合成樹脂帯Fの長手方向に一列のものに限定されず、所望の再帰反射性に応じて複数列設けたものを用いてもよい。
また、透光性合成樹脂被覆層4の形成に用いる合成樹脂は、第一の実施形態に示した透光性の合成樹脂12に挙げたものを用いることができるが、こちらも光の透過性の高い透明なものを用いるのが好ましい。また発光部1又は/及び合成樹脂被覆層3の形成に用いられる合成樹脂と相溶性を有するものを用いれば、熱成形又は超音波等による溶着を行うことで強固に一体化することができる。透光性合成樹脂被覆層4は、その形成の方法を特に限定するものではなく透光性の合成樹脂シートを接着する等の方法で形成してもよいが、押出による被覆成形することで、透光性合成樹脂被覆層4と発光部1又は/及び合成樹脂被覆層3との溶着を同時に行うことができ好ましい。
更にまた、第三の実施形態と、第一及び第二の実施形態を組み合わせることもでき、例えば帯本体16を透光性の合成樹脂を用いて形成し、帯本体16にガラスビーズや蛍光性物質を配合することで、発光部1全体を発光させて更に視認性を高めることもできる。
(第四の実施形態)
図10は、本発明に係わる高視認性棒状体の、第四の実施形態を説明する断面図である。高視認性棒状体10は、上述の第一〜第三の実施形態と同様に、棒状本体2の周囲に合成樹脂被覆層3が設けられ、合成樹脂被覆層3の断面の一部が切り欠かれて凹部31が形成され、凹部31に発光部1が嵌着されて形成されたものである。発光部1は、凹部31の棒状本体2側の底部に、基材にガラスビーズを埋設した再帰反射シート18が取り付けられると共に、再帰反射シート18の外側に間隔をおいて合成樹脂被覆層3に溶着されて透光性の合成樹脂被膜19が設けられて形成されたものである。合成樹脂皮膜19は、合成樹脂被覆層3の全周に亘って設けてもよい。かかる凹部31及び発光部1を、棒状本体2の長手方向に沿って連続的に設けることで、斜め方向からの光に対する高い再帰反射性を得ることができる。
発光部1に対して、外界からの光L1は透光性の合成樹脂被膜19を透過して再帰反射シート18に入射されるが、再帰反射シート18と合成樹脂被膜19とが間隔をおいて設けられていることで、再帰反射シート18の表面に空気が位置され再帰反射シート18が本来有する再帰反射性を損なうことなく再帰反射シート18表面への汚染物質の付着等による再帰反射性の低下を防止している。また再帰反射シート18が凹部31に設けられていることで、発光部1を高視認性棒状体10の外面からほとんど突出させることなく設けることができる。
再帰反射シート18は、合成樹脂等の基材にガラスビーズを練り込む等して表面からガラスビーズを突出させたもので、更にガラスビーズの背面側に反射層を設けたものなどが好適に用いられる。再帰反射シート18は、標識柱等に貼着されて道路付帯設備に再帰反射性を具備させる汎用タイプのものや、その高輝度タイプのものを用いるのが好ましく、例えば住友3M社製のスコッチライト(登録商標)などを用いることができる。再帰反射シート18は、裏面に粘接着層が設けられたものを用いれば、凹部31への取り付けにおいて粘接着層を用いて取り付けることができ、発光部1の形成が容易となり好ましい。
発光部1の形成については、例えばまず棒状本体2に対し凹部31を形成しつつ合成樹脂被覆層3を押出被覆成形し、成形後の凹部31の底部に再帰反射シート18を貼着等して取り付ける。再帰反射シート18の取り付け後に、合成樹脂被膜19を被覆成形することで発光部1が形成される。合成樹脂被膜19は、第一の実施形態の透光性の合成樹脂12を形成する際に挙げた透光性の合成樹脂で、合成樹脂被覆層3と相溶性を有するものを用いることができる。
(第五の実施形態)
図11は、本発明に係わる高視認性棒状体の、第四の実施形態を説明する断面図である。視認性棒状体10は、上述の第一〜第四の実施形態と同様に、棒状本体2の周囲に合成樹脂被覆層3が設けられ、合成樹脂被覆層3の断面の一部が切り欠かれて凹部31が形成され、凹部31に発光部1が嵌着されて形成されたものである。発光部1は、透光性の合成樹脂12中に、鏡面に近いレベルに研磨された断面円形の再帰反射性のステンレスからなる金属線11Bを埋設したものであり、金属線11Bの表面に車両の前照灯等からの外界からの光L1が入射すると、金属線11Bが断面円形であることから確実に外界に反射光L2が再帰反射して夜間における視認性を確保できる。また金属線11Bを埋設することは発光部1の成形と同時に行うことが容易であり、形成に係わる作業を軽減することができる。
(第六の実施形態)
図12は、本発明に係わる高視認性棒状体の、第六の実施形態を説明する断面図である。高視認性棒状体10は断面の一部が凹まされて凹部21が形成された金属管である棒状本体2に全周に亘合成樹脂被覆層3が形成され、合成樹脂被覆層3は凹部21において凹部31が形成されて、凹部31に発光部1が嵌着されて形成されている。かかる凹部21を設けておくことで、複数段の横梁を備えた防護柵の、一部の横梁に発光部1を設ける場合においても、棒状本体2の径及び肉厚をほぼ同一のものとして強度及び外径を略同一とし、強度設計の変更を必要とせず、また継手金具に同じものを用いることができる。更に発光部1が突出することがなく、防護柵の設置基準である車道側の横梁の前面側の位置を合わせることが容易となり得る。
(第七の実施形態)
図13〜図15は、本発明に係わる第七の実施形態で、高視認性棒状体を防護柵に用いた例を示す説明図である。まず図13に示す防護柵は、歩車道の境界に設けられる横断防止柵兼用の車両用のガードパイプである。防護柵100Aは、歩道H上の車道R側縁に沿って支柱30Aが間隔をおいて立設され、支柱30Aの車道R側に、継手金具Jを用いて支柱30A間に横梁20Aが三段差し渡されて設けられている。三段の横梁20Aの内、上二段は塗装鋼管を用いたものであるが、最下段の横梁は、線状の発光部1が備えられた高視認性棒状体10を用いている。高視認性棒状体10は、第一〜第六の実施形態に示した如きものを用いることができる。防護柵100Aの横梁20Aに替えて高視認性棒状体10を用いることで、夜間において防護柵の存在を強調し接触事故を防止したり、カーブにおいては車道Rの車両の運転者に対して視線誘導を行ったりすることができるが、発光部1が防護柵100Aの延設方向に沿って連続的に線状に設けられていることで、とりわけ夜間における斜め前方からの視認性が高められ、上述の機能を高く発揮することができる。
次に図14に示す防護柵は、橋梁上の車道の側縁に設置される高欄である。防護柵100Bは、前面側に円弧状の窪み30B1が設けられた支柱30Bが車道Rの側縁に立設され、その窪み30B1に横梁20Bが当接されてボルト・ナットを用いて取り付けられたものである。横梁20Bは上下三段に設けられており、上方二段の横梁20Bは塗装鋼管であるが、最下段には発光部1を備えた高視認性棒状体10が用いられている。最上段の主要横梁20B1の外径が最も大きくなされ、下方の下段横梁20B2及び高視認性棒状体10は同じ外径であるが、強度的に最も重要な主要横梁20B1以外の横梁に高視認性棒状体10を用いることで、防護柵100Bとしての強度をそれ程損なうことなく高い視認性を具備させることができる。また高欄は景観性を考慮して、濃茶色や濃青色、赤色等の色調で塗装される場合が多いが、これらの色調は夜間における視認性が低いものであり、かかる色調の高欄において、高視認性棒状体10を用いることの効果は更に高いものとなり得る。
更に図15に示す防護柵は、支柱及び横梁の表面を樹皮模様とした擬木柵である。防護柵100Cは、立設された支柱30C間に横梁20C及び高視認性棒状体10が差し渡されて取り付けられることで形成されている。かかる樹皮模様が施された防護柵100Cは、茶色系の色調となされているものであり、夜間における視認性が低いことから、高視認性棒状体10を用いることの効果は更に高いものとなり得る。
防護柵100に高視認性棒状体10を用いるにおいては、最下段の横梁に用いるのが強度的な影響が少なく、また濃霧や吹雪等の悪天候時にも比較的視認できることから好ましいが、特に用いる場所及び本数を限定するものではなく、最上段や上下方向の中間、若しくは取り付けられた横梁全てに用いることもできる。
(第八の実施形態)
図16は、本発明に係わる第八の実施形態である高視認性棒状体を車止めに用いた例を示すもので、イ)は正面図、ロ)はイ)のA線におけるB方向への断面図である。まずイ)において、歩道H面から立設された円筒状の車止め100Dは上端付近に線状の発光部1が嵌着されて設けられている。かかる車止め100Dについても、周囲の景観と調和させるために濃茶色や濃青色など、夜間における視認性の低い色調となされていることが多く、発光部1を設けることにより得られる効果は更に高いものとなり得る。
次にロ)において、発光部1は、ポリウレタン樹脂からなる弾性を備えた棒状本体2に設けられた凹部21に嵌着されて設けられたものである。発光部1は、第一〜第六の実施形態に示した発光部1を棒状本体2の成形時に同時に形成してもよく、また発光部1のみを押出や射出成形等により予め形成し、棒状本体2に設けられた凹部21に接着や締結等して取り付けてもよい。
本発明に係わる高視認性棒状体の、第一の実施形態を説明する斜視図である。 本発明に係わる高視認性棒状体の、第一の実施形態を説明する断面図である。 図2の金属箔の一例を示す斜視図である。 本発明に係わる高視認性棒状体の、第二の実施形態を説明する断面図である。 本発明に係わる高視認性棒状体の、第二の実施形態の変形の一例を説明する断面図である。 本発明に係わる高視認性棒状体の、第三の実施形態を説明する斜視図である。 本発明に係わる高視認性棒状体の、第三の実施形態を説明する断面図である。 図7の再帰反射性合成樹脂帯の一例を示す説明図である。 本発明に係わる高視認性棒状体の、第三の実施形態の変形の一例を説明する断面図である。 本発明に係わる高視認性棒状体の、第四の実施形態を説明する断面図である。 本発明に係わる高視認性棒状体の、第五の実施形態を説明する断面図である。 本発明に係わる高視認性棒状体の、第六の実施形態を説明する断面図である。 本発明に係わる高視認性棒状体を用いた第七の実施形態で、防護柵に用いる一例を示す斜視図である。 本発明に係わる高視認性棒状体を用いた第七の実施形態で、防護柵に用いる他の例を示す斜視図である。 本発明に係わる高視認性棒状体を用いた第七の実施形態で、防護柵に用いる更に他の例を示す斜視図である。 本発明に係わる高視認性棒状体を用いた第八の実施形態で、車止めに用いる一例を示す斜視図である。
符号の説明
1 発光部
11 金属箔
11B 金属線
12 透光性の合成樹脂
13 空気層
14 ガラスビーズ
15 蛍光性物質
16 帯本体
17 ガラスビーズ
18 再帰反射シート
19 合成樹脂被膜
2 棒状本体
3 合成樹脂被覆層
31 凹部
4 透光性合成樹脂被覆層
10 高視認性棒状体
20 横梁
30 支柱
100A 防護柵(ガードパイプ)
100B 防護柵(高欄)
100C 防護柵(擬木柵)
100D 車止め
L1 (入射する)光
L2 (出射される)光
F 再帰反射性合成樹脂帯

Claims (12)

  1. 鋼管からなる棒状本体の外側に合成樹脂被覆層が形成され、該合成樹脂被覆層の断面の一部が線状に切り欠かれて凹部が形成され、該凹部に線状の発光部が設けられ、該発光部が周辺から飛来する光によって発光されるようになされていることを特徴とする高視認性棒状体。
  2. 前記発光部は、透光性の合成樹脂材料に蛍光性物質とガラスビーズとが配合されて形成されていることを特徴とする請求項1に記載の高視認性棒状体。
  3. 前記発光部は、基材にガラスビーズを埋設した再帰反射シート外側に間隔をおいて透光性の合成樹脂被膜が設けられたものであることを特徴とする請求項1に記載の高視認性棒状体。
  4. 前記発光部は、再帰反射性を備えた金属箔が取り付けられたものであることを特徴とする請求項1に記載の高視認性棒状体。
  5. 前記金属箔は、シボ加工が施されていることを特徴とする請求項に記載の高視認性棒状体。
  6. 前記金属箔は、透光性の合成樹脂により被覆されて発光部となされると共に、該発光部の金属箔の前面側には空気層が設けられていることを特徴とする請求項又はに記載の高視認性棒状体。
  7. 前記発光部は、合成樹脂からなる帯本体にガラスビーズが表面から突出するように埋設された再帰反射性合成樹脂帯からなることを特徴とする請求項1に記載の高視認性棒状体。
  8. 前記再帰反射性合成樹脂帯は、前記合成樹脂被覆層と溶着されていることを特徴とする請求項に記載の高視認性棒状体。
  9. 前記発光部は、前記合成樹脂被覆層と押出成形時に同時に設けられたものであることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の高視認性棒状体。
  10. 前記発光部及び前記合成樹脂被覆層は、外側に透光性の透光性合成樹脂被覆層が設けられていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の高視認性棒状体。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の高視認性棒状体を、支柱、横梁のいずれか少なくとも1つに用いていることを特徴とする防護柵。
  12. 間隔をおいて立設された支柱間に横梁が差し渡され、前記横梁は塗装鋼管を用いた横梁と請求項1〜10のいずれか1項に記載された鋼管の外側に合成樹脂被覆層が形成された高視認性棒状体からなる横梁とから構成されていることを特徴とする請求項11に記載の防護柵。
JP2004117642A 2004-04-13 2004-04-13 高視認性棒状体及び防護柵 Expired - Fee Related JP4397267B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004117642A JP4397267B2 (ja) 2004-04-13 2004-04-13 高視認性棒状体及び防護柵

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004117642A JP4397267B2 (ja) 2004-04-13 2004-04-13 高視認性棒状体及び防護柵

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005299248A JP2005299248A (ja) 2005-10-27
JP4397267B2 true JP4397267B2 (ja) 2010-01-13

Family

ID=35331133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004117642A Expired - Fee Related JP4397267B2 (ja) 2004-04-13 2004-04-13 高視認性棒状体及び防護柵

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4397267B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5142506B2 (ja) * 2006-10-06 2013-02-13 株式会社セイバン 鞄用鋲および鞄
JP4947284B2 (ja) * 2006-10-20 2012-06-06 株式会社ユニオン 建物用扉の把手
JP4948138B2 (ja) * 2006-11-30 2012-06-06 矢崎化工株式会社 蓄光樹脂線入り木目模様手摺りパイプ又はアクリルメタリック手摺りパイプ
JP5710554B2 (ja) * 2012-07-30 2015-04-30 株式会社マイゾックス 測量用ポール
KR101803939B1 (ko) * 2016-11-14 2017-12-04 주식회사 에코스톤코리아 펜스 조립체의 제조방법 및 그 펜스 조립체
KR102540137B1 (ko) * 2021-08-13 2023-06-02 박명규 반사판 보호수단을 가지는 볼라드
KR102540140B1 (ko) * 2021-08-13 2023-06-02 박명규 반사판 보호수단을 가지는 볼라드
KR102638725B1 (ko) * 2022-03-30 2024-02-21 박연우 각도 조절 난간 어셈블리

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005299248A (ja) 2005-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4397267B2 (ja) 高視認性棒状体及び防護柵
KR101133276B1 (ko) 자동차 진입 억제용 투명 말뚝
AU763589B2 (en) Pavement marker with improved daytime visibility
KR200426985Y1 (ko) 도로교통안전용 반사판
US20140293421A1 (en) Three-sided reflector for use on sign post
JPH07220506A (ja) 側面発光体を埋設したコンクリート構造物
KR101281153B1 (ko) 도로표지용 반사체 및 이의 제조방법
JP2004232387A (ja) 自発光視線誘導標
JP3117190U (ja) 視線誘導道路標識柱
JP4691408B2 (ja) 道路鋲及びその形成方法
JP3615641B2 (ja) 自発光式道路鋲
US9207372B2 (en) Light reflective material, and preparation method thereof
KR101894586B1 (ko) 도로의 노면 표지
KR20130039899A (ko) 광섬유를 사용하여 다방향으로 빛을 발산하는 도로표지병
JP5142480B2 (ja) 道路鋲
JP2011063960A (ja) 道路用標示体
CN216891848U (zh) 一种荧光反光砖
JP4948774B2 (ja) 再帰反射性標識体
JP3129180U (ja) 警告装置
JP2005336949A (ja) 道路中央分離帯における対向車照明遮断及び分離帯夜間識別のための設置板
JP4223974B2 (ja) 道路鋲
JP3582759B2 (ja) 自発光式道路鋲
JP2010059697A (ja) 防護柵
JP4637058B2 (ja) 支柱とキャップの接続構造
JP2013113009A (ja) 防護柵

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070327

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080916

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091006

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091020

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121030

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121030

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131030

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141030

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees