JPH07220506A - 側面発光体を埋設したコンクリート構造物 - Google Patents

側面発光体を埋設したコンクリート構造物

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JPH07220506A
JPH07220506A JP6013854A JP1385494A JPH07220506A JP H07220506 A JPH07220506 A JP H07220506A JP 6013854 A JP6013854 A JP 6013854A JP 1385494 A JP1385494 A JP 1385494A JP H07220506 A JPH07220506 A JP H07220506A
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JP
Japan
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light
concrete structure
embedded
emitting body
light emitting
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Application number
JP6013854A
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Inventor
Masaki Kawasaki
正樹 河崎
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NEKUSUTO I KK
Original Assignee
NEKUSUTO I KK
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Publication date
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01FADDITIONAL WORK, SUCH AS EQUIPPING ROADS OR THE CONSTRUCTION OF PLATFORMS, HELICOPTER LANDING STAGES, SIGNS, SNOW FENCES, OR THE LIKE
    • E01F11/00Road engineering aspects of Embedding pads or other sensitive devices in paving or other road surfaces, e.g. traffic detectors, vehicle-operated pressure-sensitive actuators, devices for monitoring atmospheric or road conditions
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01FADDITIONAL WORK, SUCH AS EQUIPPING ROADS OR THE CONSTRUCTION OF PLATFORMS, HELICOPTER LANDING STAGES, SIGNS, SNOW FENCES, OR THE LIKE
    • E01F9/00Arrangement of road signs or traffic signals; Arrangements for enforcing caution
    • E01F9/20Use of light guides, e.g. fibre-optic devices
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01FADDITIONAL WORK, SUCH AS EQUIPPING ROADS OR THE CONSTRUCTION OF PLATFORMS, HELICOPTER LANDING STAGES, SIGNS, SNOW FENCES, OR THE LIKE
    • E01F9/00Arrangement of road signs or traffic signals; Arrangements for enforcing caution
    • E01F9/50Road surface markings; Kerbs or road edgings, specially adapted for alerting road users
    • E01F9/535Kerbs or road edgings specially adapted for alerting road users
    • E01F9/547Kerbs or road edgings specially adapted for alerting road users illuminated
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01FADDITIONAL WORK, SUCH AS EQUIPPING ROADS OR THE CONSTRUCTION OF PLATFORMS, HELICOPTER LANDING STAGES, SIGNS, SNOW FENCES, OR THE LIKE
    • E01F9/00Arrangement of road signs or traffic signals; Arrangements for enforcing caution
    • E01F9/50Road surface markings; Kerbs or road edgings, specially adapted for alerting road users
    • E01F9/553Low discrete bodies, e.g. marking blocks, studs or flexible vehicle-striking members
    • E01F9/559Low discrete bodies, e.g. marking blocks, studs or flexible vehicle-striking members illuminated

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  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Planar Illumination Modules (AREA)
  • Road Signs Or Road Markings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】側面発光体を埋設したコンクリート構造物に関
する。 【構成】コンクリート構造物の躯体の表面に凹部を形成
し、同凹部内に側面発光体を配設し、かつ、同凹部内
に、透明素材又は半透明素材からなる充填材を封入した
ことを特徴とする側面発光体を埋設している。従って、
側面発光体から直接発光させる場合と比較して著しく広
い面積で側面発光することが可能となり、かつ、悪戯に
よる側面発光体の破損を防止でき、さらに、道路や橋梁
床版等にように、載荷重や強度を配慮しなければならな
い個所にも、好適に使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種建築物や道路等の
内外装飾照明のみならず、横断歩道マークや、事故の多
いカーブの中央線や、縁石や、波止場や駐車場のカース
トップ若しくは誘導線光等としても好適に用いることが
できる側面発光体を埋設したコンクリート構造物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、上記した各種建築物や道路の内外
装飾照明を行う光源として多種多用な光源が開発されて
おり、その一つとして、特開平2−46409号等に記
載されているように、散乱材を含有する透明又は半透明
の管状クラッド材と、同管状クラッド材より高い屈折率
を有するコア材とからなる光伝送ホースを側面発光体と
して利用したものがある( 例えば、株式会社ブリジスト
ン製のレイダック( 登録商標) がある) 。また、このよ
うな光伝送ホースは、単一のホースからなるものの他、
多数の小径の光伝送ホースを束ねたものがある。
【0003】かかる光伝送ホースは、その一端を光源に
接続しており、同光源からの光は光伝送ホースの全長に
わたって伝播されるとともに、その全周面ないし全側面
から放射状に外部に向けて光を放出ないし散乱すること
ができる。
【0004】また、光伝送ホースは、屈曲自在なので、
あらゆるデザインが可能となり、かつ、熱を持たないの
で、いわゆる冷光照明も可能となる。
【0005】この光伝送ホースの具体的用途としては、
イルミネーション(ネオン管代替)、建物照明(ビルの
外郭のイメージアップ)、橋梁照明(橋の欄干のイメー
ジアップ)、照明器具(店舗内照明、システムキッチン
等)、ディスプレー・モニュメント、土木資材用照明
(保安用具のライトアップ)、イベント用ライティング
・イルミネーション、冷光照明(冷凍ショーケース
等)、水中照明(噴水・プールのライトアップ)をあげ
ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来、かかる
用途に用いる光伝送ホースは、専ら、ホース自体を、直
線状又は曲線状に屈曲した形態で、発光体として設計・
使用するのみであり、強度面は何ら配慮されておらず、
従って、道路の路盤や橋梁の床版等のように、載荷重や
振動を受ける場所には用いることができなかった。
【0007】また、デザイン的にも、全長にわたって均
一量の光しか外部の放出ないし散乱することができず、
その面でも、装飾的用途の面でも限界があった。
【0008】さらに、光伝送ホースは、外部にそのまま
の形態で露出されている又は薄板からなる保護カバーで
保護されているだけであるため、投石や打撃等の悪戯に
よって容易に破断し、一部でも破断した場合は、同破断
個所から全部光が漏れ、側面発光体がその機能を殆ど果
たさなくことになる。
【0009】本発明は、上記した課題を解決することが
できる側面発光体を埋設したコンクリート構造物を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンクリート
構造物の躯体の表面に凹部を形成し、同凹部内に側面発
光体を配設し、かつ、同凹部内に、透明素材又は半透明
素材からなる充填材を封入したことを特徴とする側面発
光体を埋設したコンクリート構造物に係るものである。
【0011】本発明は、また、上記したコンクリート構
造物において、凹部の表面に反射材を塗布又は接着す
ること、充填材としてレジンコンクリートや、透明又
は半透明の合成樹脂を用いること、充填材中に紫外線
発光物質を添加すること、及び、充填材として、紫外
線を照射することにより発光する紫外線発光物質を透明
なガラス中に混和して生成した混合物を、粉状、砂利
状、砂状、小片状に破砕し、破砕物を合成樹脂基材中に
混入して成形した発光性構築材を用いることにも特徴を
有する。
【0012】ここに、コンクリート構造物とは、コンク
リートブロックや、コンクリート板等のコンクリート2
次製品のみならず、いわゆる場所打ちによって形成され
るコンクリート製の側壁や、道路や、橋梁床版等も含む
概念である。
【0013】コンクリート構造物に設けた凹部は、側面
発光体を充分に埋設することができる広さを有する限
り、矩形断面や半円形断面や台形断面等の他にあらゆる
断面形状とすることができるものである。
【0014】側面発光体としては、特開平2−4640
9号等に記載されているような、散乱材を含有する透明
又は半透明の管状クラッド材と、同管状クラッド材より
高い屈折率を有するコア材とからなる光伝送ホースを側
面発光体を好適に用いることができる。
【0015】この光伝送ホースからなる側面発光体の一
端に発光装置を接続することによって、側面発光体を、
その全長にわたって、側面から外部に発光させることが
できる。
【0016】凹部の表面に塗布又は接着する反射材とし
ては、銀色の塗料を吹付・塗装したり、銀を蒸着したポ
リカーボネート等の薄肉板や、鏡面仕上を施した薄肉の
ステンレス鋼板やアルミ板等を用いることができ、外部
への光の散乱・放出量を増大することができる。
【0017】透明又は半透明からなる充填材内に側面発
光体を埋設したので、光は側面発光体からの直接外部に
放出されることなく、充填材中で散乱され、その上面に
形成された広幅の光散乱・放出面を通して外部に放出さ
れることになる。
【0018】従って、側面発光体から直接発光させる場
合と比較して著しく広い面積で側面発光することが可能
となり、イルミネーション(ネオン管代替)、建物照明
(ビルの外郭のイメージアップ)、橋梁照明(橋の欄干
のイメージアップ)、照明器具(店舗内照明、システム
キッチン等)、ディスプレー・モニュメント、土木資材
用照明(保安用具のライトアップ)、イベント用ライテ
ィング・イルミネーション、冷光照明(冷凍ショーケー
ス等)、水中照明(噴水・プールのライトアップ)に好
適に用いることができる。
【0019】また、充填材の硬度や強度を高めることに
よって、道路や橋梁床版等にように、載荷重や強度を配
慮しなければならない個所にも、コンクリート構造物を
好適に使用することができる。
【0020】さらに、側面発光体を充填材中に埋設した
ので、投石や打撃等の悪戯によって側面発光体が破損す
るのを効果的に防止することができる。
【0021】また、上記したコンクリート構造物におい
て充填材として用いるレジンコンクリートは、例えば、
透明又は半透明の不飽和ポリエステル樹脂を15〜18重量
%、ガラス粉末を85〜82重量%の組成を有するものを用
いることができる。また、必要に応じて、少量、例え
ば、外掛けで2重量%の顔料を混入してもよい。
【0022】さらに、切断した細片状のガラス繊維等
を、補強材として混入することもできる。
【0023】また、充填材としての透明又は半透明な合
成樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、塩化ビニル樹
脂、塩化ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ウ
レタン樹脂等を用いることができる。
【0024】これらの合成樹脂は、加工性 (接着性、曲
げ加工、切断、研磨) に優れており、かつ、寸法も自由
に決定でき、軽量かつ強靱で柔軟性に富み、さらに、透
光性ないし導光性にも優れている。
【0025】特に、アクリル樹脂は硬度が木材と略同じ
であり、また、性質も木材と類似しているので、加工性
に優れているので、充填材を任意の形状に容易に加工で
きることになる。
【0026】さらに、充填材としてフッソ系樹脂等のよ
うにフレキシブルな素材を用いた場合は、コンクリート
構造物がアスファルト道路のような場合であっても、ア
スファルトの温度変形に容易に追随でき、充填材及び同
充填材中に埋設した側面発光体の破損を効果的に防止す
ることができる。
【0027】充填材中に添加する紫外線発光物質とは、
紫外線を受けることによって発光する有機又は無機の物
質をいう。例えば、赤色の場合はY2O2S(付活剤としてEu
を用いる) 、緑色の場合はZn2,ZeO4 (付活剤としてMnを
用いる) 、青色の場合はBaMg2Al16O27 (付活剤としてEu
を用いる) を好適に用いることができる。
【0028】このことは、紫外線を照射することにより
発光する紫外線発光物質を透明なガラス中に混和して生
成した混合物を、粉状、砂利状、砂状、小片状に破砕
し、破砕物を合成樹脂基材中に混入して成形した発光性
構築材において用いる紫外線発光物質についても同様で
ある。
【0029】この場合、側面発光体の一端に接続する発
光装置としては、紫外線発光装置を用いる。そして、紫
外線を側面発光体の一端に当てることによって、側面発
光体の全側面から紫外線を放出することができ、同紫外
線によって充填材を紫外線発光させ、昼間時とは全く異
なった色彩・光模様を外部にくっきりと広幅で現出する
ことができる。
【0030】ここに、合成樹脂基材としては、例えば、
アルクリ樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ポリカーボネート
樹脂、ポリエステル樹脂等等を用いることができる。
【0031】これらの合成樹脂基材も、加工性 (接着
性、曲げ加工、切断、研磨) に優れており、かつ、寸法
も自由に決定でき、軽量かつ強靱で柔軟性に富み、さら
に、透光性ないし導光性にも優れている。
【0032】特に、アクリル樹脂は硬度が木材と略同じ
であり、また、性質も木材と類似しているので、加工性
に優れているので、充填材を任意の形状に容易に加工で
きることになる。
【0033】
【実施例】本発明を、以下、添付図に示す実施例に従っ
て詳細に説明する。
【0034】(実施例1)図1に、本発明に係るコンクリ
ート構造物を交差点における横断歩道に適用した場合を
示す。
【0035】図1及び図2に示すように、交差点10にお
ける各横断歩道11は、同一幅及び同一長さの表示帯12
を、多数、一定間隔を開けて、道路表面に設けることに
よって形成される。
【0036】図2及び図3に示すように、各表示体12
は、道路表面を掘削して矩形断面の溝13を形成し、同溝
13の凹状内面に鏡面仕上げした薄肉のステンレス鋼板か
らなる反射板14を接着し、同反射板14の底部表面上に側
面発光体15を、長手方向に伸延した状態で載置し、さら
に、同溝13内に、透明なアクリル樹脂からなる充填材16
を充填することによって形成している。
【0037】側面発光体15としては、特開平2−464
09号等に記載されている、散乱材を含有する透明又は
半透明の管状クラッド材と、同管状クラッド材より高い
屈折率を有するコア材とからなる光伝送ホースを用い
る。
【0038】かかる構成によって、光伝送ホースからな
る側面発光体15の一端に光源を接続してオンした場合
は、側面発光体15の全長から、光が放射状に外部に向け
て散乱・放出されることになる。
【0039】また、この際、従来のように、小径の光伝
送ホースからなる側面発光体15から直接光が散乱・放出
されるのではなく、光は、図3に示すように、広い幅を
有する充填材16の上部表面全体から外部に向けて散乱・
放出されることになるので、特に夜間において、歩行者
及び運転者は、容易かつ確実に、横断歩道11の表示体12
を視覚によって認識することができ、交差点における歩
行者の安全を図るとともに、交通事故の発生を確実に防
止することができる。
【0040】また、充填材16として高硬度及び高強度の
アクリル材を用いることによって、表示体12上にトラッ
ク等の大きな載荷重がかかっても、光伝送ホースからな
る側面発光体15が破損するのを確実に防止することがで
きる。
【0041】さらに、側面発光体15を充填材16中に埋設
したので、投石や打撃等の悪戯によって側面発光体15が
破損するのを効果的に防止することができる。
【0042】ところで、溝13の形状は、図3に示す断面
形状に何ら限定されるものではなく、その他任意の断面
形状、例えば、図4に示す半円形状とすることもでき
る。
【0043】また、図5に示すように、充填材16は、そ
の下層16a をレジンコンクリートによって形成するとと
もに、その上層16b を、例えば、紫外線発光物質を混入
したアクリル樹脂から形成した2層構造とすることもで
きる。
【0044】この場合、高価な紫外線発光物質の使用量
を可及的に低減することができるので、コンクリート構
造物を安価に構築できることになる。上記した2層構造
のコンクリート構築物は、上記した屋外における使用の
他、室内における使用にも適用できる。
【0045】(実施例2)本実施例は、コンクリート構造
物の表面に設けた帯状の模様を、複数の色からなる多色
模様としたことを特徴とする。
【0046】即ち、図6に示すように、本実施例では、
実施例1と同様に、長尺の溝13の底部上面上に光伝送ホ
ースからなる側面発光体15を載置するとともに、充填材
16を充填して帯状の模様を形成している。
【0047】しかして、本実施例では、溝13内を複数の
ゾーン13a,13b,13c,13d,13e に区画しており、各ゾーン
毎における充填材16を、同一の波長の紫外線を照射する
ことによって、異なった波長の可視光を出して異なった
色彩で発光する発光性構築材によって形成している。
【0048】従って、側面発光体15の一端に紫外線照射
装置を接続し、紫外線を側面発光体15の一端に照射した
場合、可視光源を接続した場合における模様と全く異な
った模様で、それぞれのゾーン13a,13b,13c,13d,13e が
発光することになる。
【0049】例えば、赤色通常光で、側面発光体15を全
長にわたって赤色で発光させるとともに、紫外線によっ
て側面発光体15を、図6に示すように、黄色、赤色、白
色、緑色、青色で発光させることができる。
【0050】また、本実施例では、溝13の幅a, b, c
を自在に変えており、、この面からも帯状の模様に変化
を与え、コンクリート構造物の光装飾効果を高めること
ができる。
【0051】なお、紫外線照射装置や通常光照射装置の
光量は自在にボリューム等によって調整できるようにす
る。
【0052】(実施例3)本実施例は、本発明を、事故の
多い道路のカーブ部分の中央線に適用した場合である。
【0053】即ち、図7において、道路20の中央部に設
けた中央線21は、実施例1の場合と同様に、道路表面を
掘削して矩形断面の溝13を形成し、同溝13の凹状内面に
鏡面仕上げした薄肉のステンレス鋼板からなる反射板14
を接着し、同反射板14の底部表面上に側面発光体15を、
長手方向に伸延した状態で載置し、さらに、同溝13内に
透明なアクリル樹脂からなる充填材16を充填することに
よって形成している。
【0054】従って、側面発光体15の一端に接続した発
光装置を作動することによって、側面発光体15の全長か
ら、光が放射状に外部に向けて散乱・放出され、同光
は、さらに、広い幅を有する充填材16の上部表面全体か
ら外部に向けて散乱・放出されることになるので、特に
夜間において、運転者は、容易かつ確実に、中央線21を
視覚によって認識することができ、カーブにおける交通
事故の発生を確実に防止することができる。
【0055】さらに、充填材16として高硬度及び高強度
のアクリル材を用いることによって、中央線21上にトラ
ック等の大きな載荷重がかかっても、光伝送ホースから
なる側面発光体15が破損するのを確実に防止することが
できる。
【0056】(実施例4)本実施例は、本発明を、道路や
公園の歩道の一側又は両側に設けた縁石に適用した場合
である。
【0057】即ち、図8において、縁石ブロック30は、
その上面に表示体31を設けており、同表示体31は、縁石
ブロック30の上面に実施例1と同様な溝13を形成し、同
溝13の凹状内面に鏡面仕上げした薄肉のステンレス鋼板
からなる反射板14を接着し、同反射板14の底部表面上に
側面発光体15を、長手方向に伸延した状態で載置し、さ
らに、同溝13内に透明なアクリル樹脂からなる充填材16
を充填することによって形成している。
【0058】かかる構成によって、歩行者や運転者に夜
間であっても、縁石ブロック30の存在を認識させること
ができ、転倒事故や交通事故を確実に防止でき、また、
道路や歩道等の光装飾効果を図ることもできる。
【0059】(実施例5)本実施例は、本発明を、波止場
や駐車場のカーストップや誘導線光に適用した場合であ
る。
【0060】即ち、図9において、波止場40に設けたカ
ーストップ40は、その一側側面に表示体41を設けてお
り、同表示体41は、カーストップ40の一側側面に実施例
1と同様な溝13を形成し、同溝13の凹状内面に鏡面仕上
げした薄肉のステンレス鋼板からなる反射板14を接着
し、同反射板14の底部表面上に側面発光体15を、長手方
向に伸延した状態で載置し、さらに、同溝13内に透明な
アクリル樹脂からなる充填材16を充填することによって
形成している。
【0061】かかる構成によって、運転者に夜間であっ
ても、カーストップ40の存在を認識させることができ、
車42の海中への転落事故を確実に防止することができ、
また、波止場40の光装飾効果を図ることもできる。
【0062】以上、本発明を、幾つかの実施例を参照し
て説明してきたが、本発明は何ら実施例記載のコンクリ
ート構造物に限定されるものではなく、以下の変容例も
請求項記載の本発明に包含されるものである。
【0063】充填材中に散乱剤を混入する。これによ
って、放出光の散乱効果を高めることもできる。
【0064】凹部に埋設する側面発光体は単数でも複
数でもよく、また、その直径も自在に変えることができ
る。このようにすることによって、光量を自在に調整す
ることができる。
【0065】凹部に側面発光体を立体交差状に埋設し
てもよい。この場合、側面発光体のデザイン効果を高め
ることができるとともに、側面発光体の集約密度を高め
ることができるので、同部分における光量を著しく増大
させることもできる。
【0066】
【発明の効果】本発明では、コンクリート構造物の躯体
の表面に凹部を形成し、同凹部内に側面発光体を配設
し、かつ、同凹部内に、透明素材又は半透明素材からな
る充填材を封入したことを特徴とする側面発光体を埋設
している。
【0067】従って、側面発光体から直接発光させる場
合と比較して著しく広い面積で側面発光することが可能
となり、イルミネーション(ネオン管代替)、建物照明
(ビルの外郭のイメージアップ)、橋梁照明(橋の欄干
のイメージアップ)、照明器具(店舗内照明、システム
キッチン等)、ディスプレー・モニュメント、土木資材
用照明(保安用具のライトアップ)、イベント用ライテ
ィング・イルミネーション、冷光照明(冷凍ショーケー
ス等)、水中照明(噴水・プールのライトアップ)のみ
ならず、道路や橋梁床版等にように、載荷重や強度を配
慮しなければならない個所にも、好適に使用することが
できる。
【0068】また、凹部の表面に反射材を塗布又は接着
した場合は、外部への光の散乱・放出量を増大すること
ができる。
【0069】さらに、充填材として、紫外線を照射する
ことにより発光する紫外線発光物質を透明なガラス中に
混和して生成した混合物を、粉状、砂利状、砂状、小片
状に破砕し、破砕物を合成樹脂基材中に混入して成形し
た発光性構築材を用いた場合は、夜間において紫外線に
よって充填材を紫外線発光させ、可視光源を接続した場
合と全く異なった色彩・光模様を外部にくっきりと広幅
で現出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1であって、コンクリート構造
物を交差点の歩道に適用した場合の斜視図である。
【図2】同歩道の拡大斜視図である。
【図3】同要部の拡大断面図である。
【図4】同要部の拡大断面図である。
【図5】同要部の拡大断面図である。
【図6】本発明の実施例2であって、コンクリート構造
物を多色模様帯に適用した場合の平面図である。
【図7】本発明の実施例3であって、コンクリート構造
物を道路の中央線に適用した場合の斜視図である。
【図8】本発明の実施例4であって、コンクリート構造
物を道路の縁石に適用した場合の斜視図である。
【図9】本発明の実施例5であって、コンクリート構造
物を波止場のカーストップに適用した場合の斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 交差点 11 横断歩道 12 表示帯 13 溝 14 反射板 15 側面発光体 16 充填材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 5/12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート構造物の躯体の表面に凹部を
    形成し、同凹部内に側面発光体を配設し、かつ、同凹部
    内に透明素材又は半透明素材からなる充填材を封入した
    ことを特徴とする側面発光体を埋設したコンクリート構
    造物。
  2. 【請求項2】凹部の表面に反射材を塗布又は接着したこ
    とを特徴とする請求項1記載の側面発光体を埋設したコ
    ンクリート構造物。
  3. 【請求項3】充填材がレジンコンクリートであることを
    特徴とする請求項1記載の側面発光体を埋設したコンク
    リート構造物。
  4. 【請求項4】充填材が透明又は半透明の合成樹脂である
    ことを特徴とする請求項1記載の側面発光体を埋設した
    コンクリート構造物。
  5. 【請求項5】充填材中に紫外線発光物質を添加したこと
    を特徴とする請求項1〜4のうちいずれかの請求項記載
    の側面発光体を埋設したコンクリート構造物。
  6. 【請求項6】充填材が、紫外線を照射することにより発
    光する紫外線発光物質を透明なガラス中に混和して生成
    した混合物を、粉状、砂利状、砂状、小片状に破砕し、
    破砕物を合成樹脂基材中に混入して成形した発光性構築
    材であることを特徴とする請求項1記載の側面発光体を
    埋設したコンクリート構造物。
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