JPH1011695A - 道路横断歩道 - Google Patents
道路横断歩道Info
- Publication number
- JPH1011695A JPH1011695A JP8161245A JP16124596A JPH1011695A JP H1011695 A JPH1011695 A JP H1011695A JP 8161245 A JP8161245 A JP 8161245A JP 16124596 A JP16124596 A JP 16124596A JP H1011695 A JPH1011695 A JP H1011695A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- road
- zone lines
- pedestrian
- elastic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E01—CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
- E01F—ADDITIONAL WORK, SUCH AS EQUIPPING ROADS OR THE CONSTRUCTION OF PLATFORMS, HELICOPTER LANDING STAGES, SIGNS, SNOW FENCES, OR THE LIKE
- E01F9/00—Arrangement of road signs or traffic signals; Arrangements for enforcing caution
- E01F9/50—Road surface markings; Kerbs or road edgings, specially adapted for alerting road users
- E01F9/553—Low discrete bodies, e.g. marking blocks, studs or flexible vehicle-striking members
- E01F9/559—Low discrete bodies, e.g. marking blocks, studs or flexible vehicle-striking members illuminated
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E01—CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
- E01F—ADDITIONAL WORK, SUCH AS EQUIPPING ROADS OR THE CONSTRUCTION OF PLATFORMS, HELICOPTER LANDING STAGES, SIGNS, SNOW FENCES, OR THE LIKE
- E01F9/00—Arrangement of road signs or traffic signals; Arrangements for enforcing caution
- E01F9/20—Use of light guides, e.g. fibre-optic devices
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Architecture (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Road Signs Or Road Markings (AREA)
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】区画線が明瞭に視認されると共に、特に降雪時
における区画線の視認性低下を防止し、且つ歩行者とド
ライバーの優先度を信号機以上に強く意識させるように
なされた道路横断歩道を提供する。 【解決手段】光源41から導光された光を側面から出射
することにより線状に発光するチューブ状発光体3を横
断歩道の区画線2に沿ってまたは区画線2として路面に
埋設し、このチューブ状発光体3を信号機1と連動して
発光または点滅させると共に、区画線2内は弾性材料を
敷設した弾性路面5とする。チューブ状発光体3により
区画線2が明瞭に視認され、また降雪時は車両通過時に
生じる弾性路面5の弾性変形によって路面に生じる氷盤
が剥離および破断されて圧雪や氷が生じにくくなり、区
画線2が深い雪に埋もれて視認できなくなることが防止
される。
における区画線の視認性低下を防止し、且つ歩行者とド
ライバーの優先度を信号機以上に強く意識させるように
なされた道路横断歩道を提供する。 【解決手段】光源41から導光された光を側面から出射
することにより線状に発光するチューブ状発光体3を横
断歩道の区画線2に沿ってまたは区画線2として路面に
埋設し、このチューブ状発光体3を信号機1と連動して
発光または点滅させると共に、区画線2内は弾性材料を
敷設した弾性路面5とする。チューブ状発光体3により
区画線2が明瞭に視認され、また降雪時は車両通過時に
生じる弾性路面5の弾性変形によって路面に生じる氷盤
が剥離および破断されて圧雪や氷が生じにくくなり、区
画線2が深い雪に埋もれて視認できなくなることが防止
される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に降雪地域に好
適な道路横断歩道に関するものである。
適な道路横断歩道に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、道路横断歩道の領域を区画するた
めの区画線は、一般に白色の路面標示材により描かれて
いる。この区画線上には特に夜間の視認性を高めるため
に、ガラスビーズの如き再帰性反射材が散布され、車両
のヘッドライトが当たると、その光が再帰性反射材によ
り車両方向に再帰反射されて、車両から見ると区画線が
明るく輝くようになされている。
めの区画線は、一般に白色の路面標示材により描かれて
いる。この区画線上には特に夜間の視認性を高めるため
に、ガラスビーズの如き再帰性反射材が散布され、車両
のヘッドライトが当たると、その光が再帰性反射材によ
り車両方向に再帰反射されて、車両から見ると区画線が
明るく輝くようになされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の如
きガラスビーズが散布された区画線は、ガラスビーズが
平面的な区画線上に散布されているだけなので、ヘッド
ライトの光が効率よくガラスビーズに当たらず、ヘッド
ライトに対向している一部のガラスビーズのみが再帰反
射するため、得られる区画線の輝度にも限界があり、ま
た雨天時に区画線が水に水没して覆われると全く再帰反
射しなくなる問題があった。そこで最近では、区画線に
山形の突部を形成し、その突部にもガラスビーズを散布
することにより、ヘッドライトの光を当たりやすくして
区画線の輝度を高め、また雨天時など区画線が水によっ
て覆われても突部の上方部分を水面より突出せしめて、
再帰反射を維持させるような工夫や、特開平6−111
183号公報に記載される如く、信号機と連動して信号
機と同一情報を表示して発光する光伝送ホースを区画線
に埋め込んでヘッドライトの有無にかかわらず区画線の
存在を目立たせるようにしたものも提案されているが、
降雪によってこれらの区画線が隠れてしまった場合は視
認することができなくなる問題があり、また後者のもの
においては光伝送ホースは信号機と同一に赤、黄、青
と、発光する色が変化するものの常時発光しているた
め、歩行者とドライバーの優先度を信号機以上に強く意
識させるようなものではない。
きガラスビーズが散布された区画線は、ガラスビーズが
平面的な区画線上に散布されているだけなので、ヘッド
ライトの光が効率よくガラスビーズに当たらず、ヘッド
ライトに対向している一部のガラスビーズのみが再帰反
射するため、得られる区画線の輝度にも限界があり、ま
た雨天時に区画線が水に水没して覆われると全く再帰反
射しなくなる問題があった。そこで最近では、区画線に
山形の突部を形成し、その突部にもガラスビーズを散布
することにより、ヘッドライトの光を当たりやすくして
区画線の輝度を高め、また雨天時など区画線が水によっ
て覆われても突部の上方部分を水面より突出せしめて、
再帰反射を維持させるような工夫や、特開平6−111
183号公報に記載される如く、信号機と連動して信号
機と同一情報を表示して発光する光伝送ホースを区画線
に埋め込んでヘッドライトの有無にかかわらず区画線の
存在を目立たせるようにしたものも提案されているが、
降雪によってこれらの区画線が隠れてしまった場合は視
認することができなくなる問題があり、また後者のもの
においては光伝送ホースは信号機と同一に赤、黄、青
と、発光する色が変化するものの常時発光しているた
め、歩行者とドライバーの優先度を信号機以上に強く意
識させるようなものではない。
【0004】そこで本発明は上記の如き問題を解決し、
区画線が明瞭に視認されると共に、特に降雪時における
区画線の視認性低下を防止し、且つ歩行者とドライバー
の優先度を信号機以上に強く意識させるようになされた
道路横断歩道を提供せんとするものである。
区画線が明瞭に視認されると共に、特に降雪時における
区画線の視認性低下を防止し、且つ歩行者とドライバー
の優先度を信号機以上に強く意識させるようになされた
道路横断歩道を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成としている。すなわちこの
発明に係る道路横断歩道は、光源から導光された光を側
面から出射することにより線状に発光するチューブ状発
光体が横断歩道の区画線に沿ってまたは区画線として路
面に埋設され、このチューブ状発光体が信号機と連動し
て発光または点滅されると共に、少なくとも区画線内は
弾性材料が敷設されて弾性路面となされていることを特
徴とするものである。
に、本発明は次のような構成としている。すなわちこの
発明に係る道路横断歩道は、光源から導光された光を側
面から出射することにより線状に発光するチューブ状発
光体が横断歩道の区画線に沿ってまたは区画線として路
面に埋設され、このチューブ状発光体が信号機と連動し
て発光または点滅されると共に、少なくとも区画線内は
弾性材料が敷設されて弾性路面となされていることを特
徴とするものである。
【0006】本発明によれば、横断歩道の区画線に沿っ
てまたは区画線として路面に埋設されたチューブ状発光
体が信号機と連動して発光または点滅されているので、
ヘッドライトの有無にかかわらず雨天時においても晴天
時においても、区画線が明瞭に視認され、また区画線内
は弾性材料が敷設されて弾性路面となされているので、
降雪時に路面に生じる氷盤が車両通過時に生じる弾性変
形によって剥離および破断されて圧雪や氷が生じにくく
なり、従ってチューブ状発光体は深い雪に埋もれてしま
うことがなく、降雪時においても区画線の視認性低下が
防止され、加えて区画線内は圧雪や氷が生じにくいた
め、歩行者の転倒事故や車両のスリップ事故も防止する
ことができる。
てまたは区画線として路面に埋設されたチューブ状発光
体が信号機と連動して発光または点滅されているので、
ヘッドライトの有無にかかわらず雨天時においても晴天
時においても、区画線が明瞭に視認され、また区画線内
は弾性材料が敷設されて弾性路面となされているので、
降雪時に路面に生じる氷盤が車両通過時に生じる弾性変
形によって剥離および破断されて圧雪や氷が生じにくく
なり、従ってチューブ状発光体は深い雪に埋もれてしま
うことがなく、降雪時においても区画線の視認性低下が
防止され、加えて区画線内は圧雪や氷が生じにくいた
め、歩行者の転倒事故や車両のスリップ事故も防止する
ことができる。
【0007】本発明におけるチューブ状発光体とは、ク
ラッドの中にクラッドよりも屈折率の高いコアーが収容
され、光源からコアーの一端に導光された光が、クラッ
ドとコアーとの境界面で反射し、この反射の繰り返しに
より、コアーの他端に伝わりつつ、一部はクラッドの外
周面から出射されることにより、均一に線状に発光され
るもの等である。従ってこのチューブ状発光体は、他の
LED等の発光体と較べ、電気配線を必要としないの
で、耐水性に優れ、メンテナンスが容易であり、また光
フアイバーと比較して比較にならない位太くすることが
できるため、大量の光を入射させて、外周面から出射さ
れる光を多くすることができ、発光輝度を高めることが
できる。さらにこのチューブ状発光体は容易に曲げるこ
とが可能なため、取付けが容易であり、また色フイルタ
ーを用いることにより、発光色を変えることもできる。
ラッドの中にクラッドよりも屈折率の高いコアーが収容
され、光源からコアーの一端に導光された光が、クラッ
ドとコアーとの境界面で反射し、この反射の繰り返しに
より、コアーの他端に伝わりつつ、一部はクラッドの外
周面から出射されることにより、均一に線状に発光され
るもの等である。従ってこのチューブ状発光体は、他の
LED等の発光体と較べ、電気配線を必要としないの
で、耐水性に優れ、メンテナンスが容易であり、また光
フアイバーと比較して比較にならない位太くすることが
できるため、大量の光を入射させて、外周面から出射さ
れる光を多くすることができ、発光輝度を高めることが
できる。さらにこのチューブ状発光体は容易に曲げるこ
とが可能なため、取付けが容易であり、また色フイルタ
ーを用いることにより、発光色を変えることもできる。
【0008】なお光を外周面から出射させるために、ク
ラッドを透光性材料から形成すれば外周面全体から出射
されるので好ましいが、クラッドを遮光性材料から形成
し、部分的に洩光部を形成するか、または透光性材料か
らなるクラッドの外周面を遮光性材料で覆うと共に部分
的に遮光性材料を切欠して洩光部を形成する等して、ド
ット線状に出射されるようにしてもよく、さらに透光性
材料からなるクラッドの一部を長手方向に沿って遮光性
材料で被覆し、光を外周面全体から出射させず、ドライ
バー等と対向する側にのみ出射されるようにしてもよ
い。
ラッドを透光性材料から形成すれば外周面全体から出射
されるので好ましいが、クラッドを遮光性材料から形成
し、部分的に洩光部を形成するか、または透光性材料か
らなるクラッドの外周面を遮光性材料で覆うと共に部分
的に遮光性材料を切欠して洩光部を形成する等して、ド
ット線状に出射されるようにしてもよく、さらに透光性
材料からなるクラッドの一部を長手方向に沿って遮光性
材料で被覆し、光を外周面全体から出射させず、ドライ
バー等と対向する側にのみ出射されるようにしてもよ
い。
【0009】なお、コアーとクラッドとの接する境界
面、すなわちクラッドの内壁面は平滑でもよいが、微細
な凹凸を形成すれば、入射光はこの微細な凹凸で不規則
に反射され、外周面から出射される光が多くなるので好
ましい。
面、すなわちクラッドの内壁面は平滑でもよいが、微細
な凹凸を形成すれば、入射光はこの微細な凹凸で不規則
に反射され、外周面から出射される光が多くなるので好
ましい。
【0010】クラッドを形成する材料は、屈折率の低い
材料であれば特に限定されるものではないが、一般的に
はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポ
リアミド、ポリスチレンーブタジエン共重合体等の合成
樹脂や、ブチルゴム、EPDM、アクリルニトリルーブ
タジエン共重合体、フッ素ゴム、シリコーンゴム等が使
用され、特に屈折率の低いシリコーン系ポリマーやフッ
素系ポリマーが好適に使用され、これらの材料は単独ま
たは2種以上を用いてもよく、また単層であってもよい
し、多重層であってもよい。
材料であれば特に限定されるものではないが、一般的に
はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポ
リアミド、ポリスチレンーブタジエン共重合体等の合成
樹脂や、ブチルゴム、EPDM、アクリルニトリルーブ
タジエン共重合体、フッ素ゴム、シリコーンゴム等が使
用され、特に屈折率の低いシリコーン系ポリマーやフッ
素系ポリマーが好適に使用され、これらの材料は単独ま
たは2種以上を用いてもよく、また単層であってもよい
し、多重層であってもよい。
【0011】コアーは前記クラッドより屈折率が高く透
光性を有するものであれば、特に限定されるものではな
く、通常、粘性液体状、固体状あるいはゲル状のものが
使用される。この粘性液体状あるいはゲル状のコアーと
しては、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキ
サイド、グリセリン等のポリオール類、ポリオールエス
テル類、ポリオールエーテル類、クロロエチルホスフェ
ート、ジクロロプロピルホスフェート等の燐酸エステル
類、流動パラフィン、フッ素油、シリコーンオイル、ポ
リイソブチレン、ポリシロキサン変性ポリエーテル、無
機塩の水溶液、アクリル系ゲル、ポリマーを適当な溶媒
で希釈したポリマー溶液等が好適であり、また固体状の
コアーとしてはポリメチルメタクリレート等がある。
光性を有するものであれば、特に限定されるものではな
く、通常、粘性液体状、固体状あるいはゲル状のものが
使用される。この粘性液体状あるいはゲル状のコアーと
しては、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキ
サイド、グリセリン等のポリオール類、ポリオールエス
テル類、ポリオールエーテル類、クロロエチルホスフェ
ート、ジクロロプロピルホスフェート等の燐酸エステル
類、流動パラフィン、フッ素油、シリコーンオイル、ポ
リイソブチレン、ポリシロキサン変性ポリエーテル、無
機塩の水溶液、アクリル系ゲル、ポリマーを適当な溶媒
で希釈したポリマー溶液等が好適であり、また固体状の
コアーとしてはポリメチルメタクリレート等がある。
【0012】コアーが粘性液体状あるいはゲル状である
場合には、クラッドの中から漏れないようにクラッドの
両端をガラスや石英等の透光性材料からなる封止材で塞
ぐのが好ましく、また固体状のコアーをクラッドの中に
収容させるには、クラッドの中に合成樹脂のモノマーを
入れ、適宜形状にした状態で重合させればよい。
場合には、クラッドの中から漏れないようにクラッドの
両端をガラスや石英等の透光性材料からなる封止材で塞
ぐのが好ましく、また固体状のコアーをクラッドの中に
収容させるには、クラッドの中に合成樹脂のモノマーを
入れ、適宜形状にした状態で重合させればよい。
【0013】前記チューブ状発光体を、歩行者側の信号
機が青点灯と同時に発光させ、歩行者側の信号機が青点
滅時に点滅発光させ、歩行者側の信号機が赤点灯と同時
に消光させるようにすれば、ドライバーはこのチューブ
状発光体の発光、点滅発光、消光を視認することによ
り、信号機の赤、黄、青の表示と相まって、歩行者とド
ライバーの優先度を強く意識させることができる。
機が青点灯と同時に発光させ、歩行者側の信号機が青点
滅時に点滅発光させ、歩行者側の信号機が赤点灯と同時
に消光させるようにすれば、ドライバーはこのチューブ
状発光体の発光、点滅発光、消光を視認することによ
り、信号機の赤、黄、青の表示と相まって、歩行者とド
ライバーの優先度を強く意識させることができる。
【0014】さらに前記弾性材料としては、反発係数
0.3以上の天然ゴムを使用するのが好ましい。天然ゴ
ムは耐寒性に優れ、反発係数0.3以上にすれば下層の
コンクリート部分等が傷みにくくなるためである。
0.3以上の天然ゴムを使用するのが好ましい。天然ゴ
ムは耐寒性に優れ、反発係数0.3以上にすれば下層の
コンクリート部分等が傷みにくくなるためである。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照し、具体的に説明する。すなわち図1は本
発明の実施の一形態を示す説明図であり、図2はチュー
ブ状発光体の埋設された状態を示す断面図、図3はチュ
ーブ状発光体の構成を示す説明図である。
て図面を参照し、具体的に説明する。すなわち図1は本
発明の実施の一形態を示す説明図であり、図2はチュー
ブ状発光体の埋設された状態を示す断面図、図3はチュ
ーブ状発光体の構成を示す説明図である。
【0016】図面において、1は歩行者側の信号機、1
1は車両側の信号機、2は横断歩道の区画線、3はその
区画線2を形成するために路面に埋設されたチューブ状
発光体、4は光源ボックス、5はチューブ状発光体3で
形成される区画線2内であって、弾性材料が敷設されて
形成された弾性路面である。
1は車両側の信号機、2は横断歩道の区画線、3はその
区画線2を形成するために路面に埋設されたチューブ状
発光体、4は光源ボックス、5はチューブ状発光体3で
形成される区画線2内であって、弾性材料が敷設されて
形成された弾性路面である。
【0017】前記チューブ状発光体3は図3の如く、透
光性を有するフッ素樹脂からなるクラッド31の中にア
クリル系ゲルからなるコアー32が収容され、両端が石
英ガラスからなる封止材33で塞がれたものである。こ
のチューブ状発光体3を路面に埋設するには、出射され
る光を遮らないようにして路面に直接埋設してもよい
が、図2の如く、路面に埋設したエポキシ樹脂等からな
るU字状の溝体6に、ポリカーボネート等からなる透明
保護材7を収容し、その中にチューブ状発光体3を挿入
すれば、チューブ状発光体3が外部に露出されず、透明
保護材7で保護されるので車両等で踏まれても、潰れた
り、破損するのが防止され好ましい。なおチューブ状発
光体3は、降雪時にグレーダー(除雪車)の影響と視認
性とを考慮して地上深さを−10mm〜0mmに埋設す
るのが好ましい。
光性を有するフッ素樹脂からなるクラッド31の中にア
クリル系ゲルからなるコアー32が収容され、両端が石
英ガラスからなる封止材33で塞がれたものである。こ
のチューブ状発光体3を路面に埋設するには、出射され
る光を遮らないようにして路面に直接埋設してもよい
が、図2の如く、路面に埋設したエポキシ樹脂等からな
るU字状の溝体6に、ポリカーボネート等からなる透明
保護材7を収容し、その中にチューブ状発光体3を挿入
すれば、チューブ状発光体3が外部に露出されず、透明
保護材7で保護されるので車両等で踏まれても、潰れた
り、破損するのが防止され好ましい。なおチューブ状発
光体3は、降雪時にグレーダー(除雪車)の影響と視認
性とを考慮して地上深さを−10mm〜0mmに埋設す
るのが好ましい。
【0018】光源ボックス4内には、商用電源や太陽電
池等の電源装置(図示せず)により点灯される光源41
と、その光源41を夜間に歩行者側の信号機1が青点灯
と同時に点灯させ、歩行者側の信号機1が青点滅時に点
滅させ、歩行者側の信号機1が赤点灯と同時に消灯させ
るように制御する制御器42と、光源41の光を着色光
に変える色フイルター43等が設けられている。そして
この光源ボックス4にチューブ状発光体3の一端が挿入
されると共に、その挿入されたチューブ状発光体3の一
端面が前記色フイルター43を介在して光源41と対向
されている。
池等の電源装置(図示せず)により点灯される光源41
と、その光源41を夜間に歩行者側の信号機1が青点灯
と同時に点灯させ、歩行者側の信号機1が青点滅時に点
滅させ、歩行者側の信号機1が赤点灯と同時に消灯させ
るように制御する制御器42と、光源41の光を着色光
に変える色フイルター43等が設けられている。そして
この光源ボックス4にチューブ状発光体3の一端が挿入
されると共に、その挿入されたチューブ状発光体3の一
端面が前記色フイルター43を介在して光源41と対向
されている。
【0019】かかる構成により、電源装置から給電さ
れ、制御器42により制御された光源41からの光は、
色フイルター43を通ってチューブ状発光体3のコアー
32の一端に導光され、その導光された光は、クラッド
31とコアー32との境界面で反射し、この反射の繰り
返しにより、導光された光はコアー32の他端に伝わり
つつ、一部はクラッド31の外周面から出射されること
により、線状に発光される。このチューブ状発光体3の
発光パターンは、前記の如く歩行者側の信号機1と連動
するように制御器42で制御された光源41の点灯パタ
ーンに従って、歩行者側の信号機1が青点灯と同時に発
光されて車両に停止を促し、歩行者側の信号機1が青点
滅時に点滅発光されて車両に注意を促し、歩行者側の信
号機1が赤点灯と同時に消光される。なお光源41とチ
ューブ状発光体3との間に、歩行者側の信号機1と連動
して開閉するシャッターを設け、光源41を点灯させた
ままでこのシャッターを開閉させることにより、前記の
如き発光パターンでチューブ状発光体3が発光するよう
にしてもよい。
れ、制御器42により制御された光源41からの光は、
色フイルター43を通ってチューブ状発光体3のコアー
32の一端に導光され、その導光された光は、クラッド
31とコアー32との境界面で反射し、この反射の繰り
返しにより、導光された光はコアー32の他端に伝わり
つつ、一部はクラッド31の外周面から出射されること
により、線状に発光される。このチューブ状発光体3の
発光パターンは、前記の如く歩行者側の信号機1と連動
するように制御器42で制御された光源41の点灯パタ
ーンに従って、歩行者側の信号機1が青点灯と同時に発
光されて車両に停止を促し、歩行者側の信号機1が青点
滅時に点滅発光されて車両に注意を促し、歩行者側の信
号機1が赤点灯と同時に消光される。なお光源41とチ
ューブ状発光体3との間に、歩行者側の信号機1と連動
して開閉するシャッターを設け、光源41を点灯させた
ままでこのシャッターを開閉させることにより、前記の
如き発光パターンでチューブ状発光体3が発光するよう
にしてもよい。
【0020】なおチューブ状発光体3の視認性につい
て、チューブ状発光体3を埋設する地上深さと発光色と
を変えて測定し、その結果を表1に示した。測定方法
は、チューブ状発光体3から50m離れて視力1.0以
上のモニター25人から見た視認性を各人が5段階評価
し、その平均値を結果とした。表1から発光色は白、橙
等の輝度の高いもの、また埋設するには地上に近いもの
程、視認性に優れていることが確認された。
て、チューブ状発光体3を埋設する地上深さと発光色と
を変えて測定し、その結果を表1に示した。測定方法
は、チューブ状発光体3から50m離れて視力1.0以
上のモニター25人から見た視認性を各人が5段階評価
し、その平均値を結果とした。表1から発光色は白、橙
等の輝度の高いもの、また埋設するには地上に近いもの
程、視認性に優れていることが確認された。
【0021】
【表1】
【0022】なお本実施例では、チューブ状発光体3の
端面が光源ボックス4内に挿入されて光源41に対向さ
れているが、光源41とチューブ状発光体3の端面との
間に他の光伝送手段を介在させ、光源41からの光が光
伝送手段を通して、チューブ状発光体3に導光されるよ
うにしてもよい。またチューブ状発光体3の両端面を光
源41に対向させ、両端面からチューブ状発光体3に導
光してもよい。
端面が光源ボックス4内に挿入されて光源41に対向さ
れているが、光源41とチューブ状発光体3の端面との
間に他の光伝送手段を介在させ、光源41からの光が光
伝送手段を通して、チューブ状発光体3に導光されるよ
うにしてもよい。またチューブ状発光体3の両端面を光
源41に対向させ、両端面からチューブ状発光体3に導
光してもよい。
【0023】また前記光源としては、ハロゲンランプ、
メタルハロゲンランプ、キセノンランプ、高輝度放電灯
や発光ダイオード等、特に限定されるものではないが、
シヨートアークメタルハライドランプ等、輝度の高いも
のが好ましい。またこれら光源を点灯させる電源装置は
太陽電池でもよいし、また商用電源でもよい。
メタルハロゲンランプ、キセノンランプ、高輝度放電灯
や発光ダイオード等、特に限定されるものではないが、
シヨートアークメタルハライドランプ等、輝度の高いも
のが好ましい。またこれら光源を点灯させる電源装置は
太陽電池でもよいし、また商用電源でもよい。
【0024】次にチューブ状発光体3で形成される区画
線2内に敷設して弾性路面5を形成する弾性材料として
は、天然ゴム、EVA、EPDM、ウレタン、その他の
弾性を有するゴムや合成樹脂、発泡樹脂等、一般に弾力
性を付与させるために路面に敷設されるものであれば、
特に限定されるものではないが、特に耐寒性に優れた天
然ゴムが好ましく、また反発係数を0.3以上にすれば
下層のコンクリート部分等が傷みにくくなるので好まし
い。
線2内に敷設して弾性路面5を形成する弾性材料として
は、天然ゴム、EVA、EPDM、ウレタン、その他の
弾性を有するゴムや合成樹脂、発泡樹脂等、一般に弾力
性を付与させるために路面に敷設されるものであれば、
特に限定されるものではないが、特に耐寒性に優れた天
然ゴムが好ましく、また反発係数を0.3以上にすれば
下層のコンクリート部分等が傷みにくくなるので好まし
い。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、横断歩道の区画線に沿
ってまたは区画線として路面に埋設されたチューブ状発
光体が信号機と連動して発光または点滅されているの
で、ヘッドライトの有無にかかわらず雨天時においても
晴天時においても、区画線が明瞭に視認され、また区画
線内は弾性材料が敷設されて弾性路面となされているの
で、降雪時に路面に生じる氷盤が車両通過時に生じる弾
性変形によって剥離および破断されて圧雪や氷が生じに
くくなり、従ってチューブ状発光体は深い雪に埋もれて
しまうことがなく、降雪時においても区画線の視認性低
下が防止され、加えて区画線内は圧雪や氷が生じにくい
ため、歩行者の転倒事故や車両のスリップ事故も防止す
ることができ、降雪地域の横断歩道として好適である。
ってまたは区画線として路面に埋設されたチューブ状発
光体が信号機と連動して発光または点滅されているの
で、ヘッドライトの有無にかかわらず雨天時においても
晴天時においても、区画線が明瞭に視認され、また区画
線内は弾性材料が敷設されて弾性路面となされているの
で、降雪時に路面に生じる氷盤が車両通過時に生じる弾
性変形によって剥離および破断されて圧雪や氷が生じに
くくなり、従ってチューブ状発光体は深い雪に埋もれて
しまうことがなく、降雪時においても区画線の視認性低
下が防止され、加えて区画線内は圧雪や氷が生じにくい
ため、歩行者の転倒事故や車両のスリップ事故も防止す
ることができ、降雪地域の横断歩道として好適である。
【図1】本発明の実施の一形態を示す説明図である。
【図2】チューブ状発光体の埋設された状態を示す断面
図である。
図である。
【図3】チューブ状発光体の構成を示す説明図である。
1 歩行者側の信号機 11 車両側の信号機 2 区画線 3 チューブ状発光体 31 クラッド 32 コアー 33 封止材 4 光源ボックス 41 光源 42 制御器 43 色フイルター 5 弾性路面 6 溝体 7 透明保護材
Claims (3)
- 【請求項1】 光源から導光された光を側面から出射す
ることにより線状に発光するチューブ状発光体が横断歩
道の区画線に沿ってまたは区画線として路面に埋設さ
れ、このチューブ状発光体が信号機と連動して発光また
は点滅されると共に、少なくとも区画線内は弾性材料が
敷設されて弾性路面となされていることを特徴とする道
路横断歩道。 - 【請求項2】 前記チューブ状発光体は、歩行者側の信
号機が青点灯と同時に発光し、歩行者側の信号機が青点
滅時に点滅発光し、歩行者側の信号機が赤点灯と同時に
消光するようになされたことを特徴とする請求項1記載
の道路横断歩道。 - 【請求項3】 前記弾性材料として、反発係数0.3以
上の天然ゴムが使用されたことを特徴とする請求項1ま
たは2記載の道路横断歩道。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8161245A JPH1011695A (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 道路横断歩道 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8161245A JPH1011695A (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 道路横断歩道 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1011695A true JPH1011695A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=15731417
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8161245A Pending JPH1011695A (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 道路横断歩道 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1011695A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010001589A1 (ja) * | 2008-07-02 | 2010-01-07 | パナソニック株式会社 | ガイド装置 |
KR101055413B1 (ko) | 2011-05-26 | 2011-08-09 | 주식회사 한국종합기술 | 도로의 건널목에 부착되는 빙설파쇄장치 |
RU2482548C2 (ru) * | 2011-02-22 | 2013-05-20 | Сергей Георгиевич Быков | Маяк пешехода |
CN104916149A (zh) * | 2015-07-07 | 2015-09-16 | 安徽康成工业产品设计有限公司 | 一种具有警示功能的信号灯装置 |
CN105046993A (zh) * | 2015-07-20 | 2015-11-11 | 曾令海 | 路口智能灯控指示摄录装置 |
JP2016069832A (ja) * | 2014-09-29 | 2016-05-09 | 株式会社日本総合研究所 | 横断歩道照射装置及びシステム |
CN108396678A (zh) * | 2018-03-01 | 2018-08-14 | 王道正 | 一种太阳能环保交通指示灯 |
-
1996
- 1996-06-21 JP JP8161245A patent/JPH1011695A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010001589A1 (ja) * | 2008-07-02 | 2010-01-07 | パナソニック株式会社 | ガイド装置 |
CN102067194A (zh) * | 2008-07-02 | 2011-05-18 | 松下电器产业株式会社 | 引导装置 |
JPWO2010001589A1 (ja) * | 2008-07-02 | 2011-12-15 | パナソニック株式会社 | ガイド装置 |
JP5291101B2 (ja) * | 2008-07-02 | 2013-09-18 | パナソニック株式会社 | ガイド装置 |
RU2482548C2 (ru) * | 2011-02-22 | 2013-05-20 | Сергей Георгиевич Быков | Маяк пешехода |
KR101055413B1 (ko) | 2011-05-26 | 2011-08-09 | 주식회사 한국종합기술 | 도로의 건널목에 부착되는 빙설파쇄장치 |
JP2016069832A (ja) * | 2014-09-29 | 2016-05-09 | 株式会社日本総合研究所 | 横断歩道照射装置及びシステム |
CN104916149A (zh) * | 2015-07-07 | 2015-09-16 | 安徽康成工业产品设计有限公司 | 一种具有警示功能的信号灯装置 |
CN105046993A (zh) * | 2015-07-20 | 2015-11-11 | 曾令海 | 路口智能灯控指示摄录装置 |
CN108396678A (zh) * | 2018-03-01 | 2018-08-14 | 王道正 | 一种太阳能环保交通指示灯 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6030108A (en) | Waterproof lighting apparatus | |
EP0899503B1 (en) | Linear light source | |
JPH0260805B2 (ja) | ||
KR20010093783A (ko) | 발광 교통 표지 및 발광수단을 포함하는 발광 교통 표지용투명 플라스틱부 | |
JP2000131529A (ja) | 線状発光体 | |
WO2010137842A2 (ko) | 발광형 점자보도블럭 시스템 | |
WO1996010761A1 (en) | Self-contained lighted marking device | |
WO2011077014A1 (en) | Illumination device and system for improving safety of an intersection of traffic routes | |
CN111735024B (zh) | 一种提高司驾视觉距离的公路隧道光环境系统 | |
KR100981889B1 (ko) | 횡단보도 안내장치 | |
JPH1011695A (ja) | 道路横断歩道 | |
US4234265A (en) | Light transmitting roadway marker | |
KR20200137179A (ko) | 신호등에 연동하는 발광 경계블록 | |
JP2005056689A (ja) | 遮音壁用照明装置 | |
JP3256096B2 (ja) | 信号機に連動した発光路面表示装置 | |
JPH08221691A (ja) | 視線誘導灯 | |
KR102105488B1 (ko) | 회전형 교통 신호 안내 장치 | |
JPH08246426A (ja) | 道路柵 | |
JP2000110123A (ja) | 発光式視線誘導装置及び防護柵 | |
JPH0991592A (ja) | 屋内駐車場における車両誘導システム | |
JP2009235860A (ja) | 自発光式視線誘導装置 | |
JPH08216886A (ja) | 踏切における注意喚起灯 | |
JPH06111183A (ja) | 信号機連動標識 | |
JPH08277509A (ja) | 道路標識 | |
JP4087073B2 (ja) | 自発光式道路鋲 |