JP4394904B2 - フォトダイオードアレイの製造方法 - Google Patents

フォトダイオードアレイの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4394904B2
JP4394904B2 JP2003178459A JP2003178459A JP4394904B2 JP 4394904 B2 JP4394904 B2 JP 4394904B2 JP 2003178459 A JP2003178459 A JP 2003178459A JP 2003178459 A JP2003178459 A JP 2003178459A JP 4394904 B2 JP4394904 B2 JP 4394904B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photodiode array
semiconductor
semiconductor layer
region
semiconductor substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003178459A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005019465A5 (ja
JP2005019465A (ja
Inventor
義磨郎 藤井
浩二 岡本
坂本  明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hamamatsu Photonics KK filed Critical Hamamatsu Photonics KK
Priority to JP2003178459A priority Critical patent/JP4394904B2/ja
Publication of JP2005019465A publication Critical patent/JP2005019465A/ja
Priority to US11/333,544 priority patent/US20060197188A1/en
Publication of JP2005019465A5 publication Critical patent/JP2005019465A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4394904B2 publication Critical patent/JP4394904B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/1446Devices controlled by radiation in a repetitive configuration

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)
  • Element Separation (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フォトダイオードアレイに関する。
【0002】
【従来の技術】
同一基板上に複数の画素領域が形成された光検出素子として、マルチチャンネルフォトダイオードやフォトダイオードアレイが知られている。マルチチャンネルフォトダイオード及びフォトダイオードアレイの最大の問題点は、画素間クロストークである。
【0003】
画素間クロストークを防止する方法として、例えば特許文献1には、画素間にトレンチ溝を形成するとともに、トレンチ溝を絶縁性材料で埋めて機械的強度を保つ構成が開示されている。図12は、特許文献1に開示されたフォトダイオードアレイを示す断面図である。図12を参照すると、フォトダイオードアレイ100は、複数のフォトダイオード101を備えている。フォトダイオード101は、n型半導体層102及びp型半導体層103からなっている。複数のフォトダイオード101の間には、素子分離用のトレンチ溝104が形成されており、トレンチ溝104の表面は絶縁層105で覆われている。また、トレンチ溝104は、充填材料106によって埋められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したフォトダイオードアレイ100の場合、トレンチ溝104を形成する工程、トレンチ溝104の表面に絶縁層105を形成する工程、及びトレンチ溝104を埋める工程という3つの工程が必要なので、これらの工程に応じた作業時間が必要となる。また、トレンチ溝104を埋める工程を省略することも考えられるが、フォトダイオードアレイ100の機械的強度が弱くなるため、好ましくない。
【0005】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、簡易な工程によって形成可能であり、機械的強度を保ちながらクロストークを防止することができるフォトダイオードアレイ及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係るフォトダイオードアレイの製造方法は、半導体基板上に形成された複数のフォトダイオードを有するフォトダイオードアレイの製造方法であって、半導体基板上に、複数のフォトダイオードを形成する第1工程と、フォトダイオードの半導体材料が溶融することにより結晶性を喪失した結晶溶融領域を複数のフォトダイオード間に形成する第2工程とを備え、フォトダイオードの半導体材料はSiであるとともに、第2工程において、複数のフォトダイオード間で半導体材料の内部に集光点を合わせて、フォトダイオードの半導体材料であるSiの吸収のバンドギャップよりも光子のエネルギーが小さいレーザ光を照射することによって、結晶溶融領域を形成することを特徴とする。
【0007】
上記したフォトダイオードアレイは、複数のフォトダイオード間に結晶溶融領域を備えている。結晶溶融領域では半導体材料が結晶性を喪失しており、隣接するフォトダイオードへキャリアが漏れようとするのを結晶溶融領域が阻止するので、複数のフォトダイオード間のクロストークを好適に防止することができる。
【0008】
また、上記したフォトダイオードアレイでは、クロストークを防止する手段を、結晶溶融領域を形成することのみによって得られる。従って、上記したフォトダイオードアレイによれば、トレンチ溝及び絶縁層を形成する工程、並びにトレンチ溝を埋める工程を必要とする従来のフォトダイオードアレイに比べて、製造工程を簡易にできる。また、上記したフォトダイオードアレイは物理的な溝を備えないので、フォトダイオードアレイの機械的強度を保つことができる。
【0009】
また、フォトダイオードアレイは、結晶溶融領域が、複数のフォトダイオード間に集光点を合わせてレーザ光が照射されることにより生じる多光子吸収によって形成されていることが好ましい。
【0010】
また、フォトダイオードアレイは、半導体基板と同じ導電型を有しており、半導体基板上にエピタキシャル成長された第1半導体層と、半導体基板とは反対の導電型を有しており、第1半導体層の表面側に形成された複数の第2半導体層とを備え、結晶溶融領域が、複数の第2半導体層間に形成されており、第1半導体層の表面から半導体基板に達していることを特徴としてもよい。
【0011】
上記したフォトダイオードアレイでは、結晶溶融領域が第1半導体層の表面から半導体基板に達するように形成されている。これによって、第1半導体層及び第2半導体層によって構成されるフォトダイオード間のクロストークをより効果的に防止することができる。
【0012】
また、本発明によるフォトダイオードアレイの製造方法は、半導体基板上に形成された複数のフォトダイオードを有するフォトダイオードアレイの製造方法であって、半導体基板と同じ導電型を有する第1半導体層を半導体基板上にエピタキシャル成長させる工程と、半導体基板とは反対の導電型を有する複数の第2半導体層を第1半導体層の表面側に形成する工程と、第1半導体層及び半導体基板の内部に集光点を合わせ、複数の第2半導体層同士の間隙に沿ってレーザ光を照射することにより、第1半導体層及び半導体基板を溶融させて結晶溶融領域を形成する工程とを備えることを特徴とする。
【0013】
上記したフォトダイオードアレイの製造方法では、第1半導体層及び第2半導体層のpn接合によってフォトダイオードが構成される。また、結晶溶融領域では、第1半導体層及び半導体基板が溶融されて結晶性を喪失する。従って、上記したフォトダイオードアレイの製造方法によれば、隣接するフォトダイオードへキャリアが漏れようとするのを阻止する結晶溶融領域を好適に形成することができるので、複数のフォトダイオード間のクロストークを好適に防止できるフォトダイオードアレイを提供することができる。
【0014】
また、上記したフォトダイオードアレイの製造方法では、クロストークを防止する手段を、結晶溶融領域を形成することのみによって得ている。従って、上記したフォトダイオードアレイの製造方法によれば、従来のフォトダイオードアレイの製造方法に比べて製造工程が簡易となる。また、上記したフォトダイオードアレイの製造方法によれば、フォトダイオードアレイに対して物理的に溝を形成しないので、機械的強度が保たれたフォトダイオードアレイを提供することができる。
【0015】
また、フォトダイオードアレイの製造方法は、結晶溶融領域を形成する工程において、第1半導体層及び半導体基板の内部に集光点を合わせてレーザ光を照射することにより多光子吸収を生じさせて結晶溶融領域を形成することが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係るフォトダイオードアレイについて説明する。なお、同一要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
【0017】
図1は、本発明によるフォトダイオードアレイの実施形態を示す平面図である。また、図2は、図1に示したフォトダイオードアレイ1のI−I断面を示す断面図である。本実施形態によるフォトダイオードアレイ1では、例えば16個といった複数のフォトダイオード3が一次元状に配列されている。
【0018】
図1を参照すると、フォトダイオード3は、光検出領域19をそれぞれ有している。そして、フォトダイオード3は、光検出領域19の両端に表面電極13を有している。
【0019】
また、図2を参照すると、フォトダイオードアレイ1は、n型半導体からなる半導体基板5と、半導体基板5上に形成され、半導体基板5と同じ導電型(n型)の半導体からなる第1半導体層7と、第1半導体層7の表面側に形成され、半導体基板5とは反対の導電型(p型)の半導体からなる複数の第2半導体層9とを備えている。第1半導体層7は、半導体基板5上にエピタキシャル成長されており、第2半導体層9におけるp型不純物濃度よりも低濃度のn型不純物を含んでいる。第2半導体層9は、フォトダイオードアレイ1の長手方向に並んで形成されており、ボロンなどのp型不純物を含んでいる。第1半導体層7と第2半導体層9とは互いにpn接合を構成している。なお、本実施形態における半導体基板5、第1半導体層7、及び第2半導体層9それぞれの半導体材料、不純物濃度、及び厚みは次のとおりである。
【表1】
Figure 0004394904
【0020】
ここで、第1半導体層7は第2半導体層9に比べて不純物濃度が低く、零バイアス時においても、また、後述する表面電極13及び裏面電極15に逆バイアス電圧を印加した場合においても、空乏層はpn接合界面から低濃度側の第1半導体層7に広がる。従って、フォトダイオードアレイ1の表面において第2半導体層9に対応する領域が光検出領域19(図1参照)となる。なお、第1半導体層7及び第2半導体層9の導電型は互いに反転させてもよい。
【0021】
複数の第2半導体層9の間(すなわち、複数のフォトダイオード3の間)には、素子分離用の結晶溶融領域(結晶溶融層)17が形成されている。結晶溶融領域17は、第1半導体層7の表面から半導体基板5に達している。結晶溶融領域17は、第1半導体層7及び半導体基板5の半導体材料が溶融することにより該半導体材料の結晶性が喪失されている。このような性質を示す結晶溶融領域17は、第1半導体層7及び半導体基板5の内部に集光点を合わせてレーザ光が照射されることにより生じる多光子吸収という現象によって形成されている。なお、多光子吸収による結晶溶融領域17の形成方法については後に詳述する。
【0022】
また、フォトダイオードアレイ1は、第1半導体層7及び第2半導体層9の表面上に形成された絶縁膜11と、該絶縁膜11上に形成された表面電極13と、半導体基板5の底面に形成された裏面電極15とをさらに備えている。絶縁膜11の材料としては、SiO2及びSiNXの双方またはいずれか一方が用いられる。絶縁膜11の材料としてSiO2及びSiNXの双方が用いられる場合には、絶縁膜11は、SiO2及びSiNXの複合膜か、あるいはSiO2及びSiNXを順次積層した積層膜として形成される。絶縁膜11は、第2半導体層9の表面を保護するための保護膜として機能する。
【0023】
表面電極13は、AlまたはAuなどの金属材料からなり、スパッタ法または蒸着法などによって絶縁膜11上に形成されている。ここで、前述した絶縁膜11は第2半導体層9上に開口(コンタクトホール)11aを有しており、表面電極13は開口11a内にも形成されている。これにより、表面電極13は、第2半導体層9と電気的に接続される。また、図1を参照すると、表面電極13はフォトダイオード3の両端に形成されており、フォトダイオードアレイ1の長手方向と直交する方向に関して対称性を有している。この対称性により、ボンディングワイヤをフォトダイオードアレイ1の両側方から表面電極13に接続することが可能となり、組立工程においてフォトダイオードアレイ1の向きを考慮せずに済むので、組み立て時の作業性が向上する。
【0024】
裏面電極15は、AlまたはAuなどの金属材料からなり、スパッタ法または蒸着法などにより半導体基板5の底面上に形成されている。裏面電極15は、半導体基板5の底面上の全面にわたって形成されており、複数のフォトダイオード3に共通の電極となっている。
【0025】
以上の構成を有するフォトダイオードアレイ1は、次の動作を行う。フォトダイオードアレイ1の表面側からフォトダイオード3の光検出領域19へ被検出光が入射すると、被検出光は絶縁膜11を透過し、第1半導体層7及び第2半導体層9によって形成される光吸収層に達する。そして、光吸収層において被検出光強度に応じた量のキャリア(電子・正孔)が生じる。キャリアは、半導体内部の電界に従って移動し、その一方は裏面電極15から、他方は表面電極13から取り出されるとともに、図示しないボンディングワイヤを介して外部に出力される。このとき、異なるフォトダイオード3間のキャリアの移動は、結晶溶融領域17によって妨げられる。
【0026】
次に、上記したフォトダイオードアレイ1の製造方法について説明する。図3(a)〜(c)及び図4(a)〜(c)は、本実施形態によるフォトダイオードアレイ1の製造方法を説明するための図である。
【0027】
まず、図3(a)に示すように、n型半導体からなる半導体基板5(例えば厚さ350μm)上に、エピタキシャル成長法を用いてn型の第1半導体層7を例えば厚さ30μmに形成する。
【0028】
続いて、図3(b)に示すように、第1半導体層7の表面に光検出領域19(図1参照)を反転した形状のマスクパターン21を形成する。そして、第1半導体層7の露出表面側から第1半導体層7の表層部にp型不純物(ボロン等)を拡散またはイオン注入によって添加(図中B)し、この表層部の導電型を反転させて複数の第2半導体層9を形成する。マスクパターン21は、p型不純物の拡散またはイオン注入に対してマスクとして働くもの、例えば、フォトレジストや、フォトレジストによりパターニングされた酸化膜や窒化膜、金属等で良い。このとき、第2半導体層9を例えば厚さ0.5μmに形成する。第2半導体層9を形成した後、マスクパターン21を除去する。
【0029】
続いて、図3(c)に示すように、第1半導体層7及び第2半導体層9の露出表面上にSiO2またはSiNXを堆積することにより、絶縁膜11を形成する。或いは、第1半導体層7及び第2半導体層9の露出表面上にSiO2及びSiNXからなる複合膜、もしくはSiO2及びSiNXを順次積層した積層膜を形成することにより、絶縁膜11を形成してもよい。このとき、絶縁膜11を例えば厚さ0.1μmに堆積する。絶縁膜11を堆積する方法としては、CVD(化学気相成長)法やスパッタ法などを用いるとよい。
【0030】
続いて、図4(a)に示すように、第2半導体層9との電気的なコンタクトをとるために、通常のフォトリソグラフィー技術によって絶縁膜11の所定領域に開口11aを形成し、第2半導体層9の表面を露出させる。そして、図4(b)に示すように、表面電極13及び裏面電極15をスパッタ法或いは蒸着法などにより形成する。
【0031】
続いて、図4(c)に示すように、複数の第2半導体層9同士の間隙に沿ってレーザ光Lを照射することにより、結晶溶融領域17を形成する。このとき、第1半導体層7及び半導体基板5の内部に集光点を合わせてレーザ光Lを照射する。このようにレーザ光Lを照射すると、第1半導体層7及び半導体基板5の内部で多光子吸収という現象が生じ、半導体材料が溶融して該半導体材料の結晶性が喪失される。また、このとき、結晶溶融領域17を、第1半導体層7の表面から半導体基板5に達するように、例えば第1半導体層7の表面から40〜50μmの深さまで形成する。また、第2半導体層9同士の間隙に沿った方向に、例えば幅2〜3μmに形成する。
【0032】
最後に、フォトダイオードアレイ1の周囲にダイシングを行い、フォトダイオードアレイ1を切り出す。以上の工程により、図1及び図2に示したフォトダイオードアレイ1が完成する。
【0033】
ここで、多光子吸収を利用した結晶溶融領域17の形成について、さらに詳細に説明する。本実施形態による結晶溶融領域17は、以下のレーザ加工方法により形成される。すなわち、本実施形態に用いられるレーザ加工方法では、レーザ光の強度を非常に大きくした場合に発生する多光子吸収により半導体材料内部に溶融領域を形成する。まず、多光子吸収について簡単に説明する。
【0034】
材料の吸収のバンドギャップEGよりも光子のエネルギーhνが小さいと光学的に透明となる。よって、材料に吸収が生じる条件はhν>EGである。しかし、光学的に透明でも、レーザ光の強度を非常に大きくするとnhν>EGの条件(n=2,3,4,・・・である)で材料に吸収が生じる。この現象を多光子吸収という。パルス波の場合、レーザ光の強度はレーザ光の集光点のピークパワー密度(W/cm2)で決まり、例えばピークパワー密度が1×108(W/cm2)以上の条件で多光子吸収が生じる。ピークパワー密度は、(集光点におけるレーザ光の1パルス当たりのエネルギー)÷(レーザ光のビームスポット断面積×パルス幅)により求められる。また、連続波の場合、レーザ光の強度はレーザ光の集光点の電界強度(W/cm2)で決まる。
【0035】
このような多光子吸収を利用した本実施形態に係る結晶溶融領域17の形成過程について図5〜図9を用いて説明する。図5は、結晶溶融領域17形成中のフォトダイオードアレイ1の拡大平面図である。図6は、図5に示すフォトダイオードアレイ1のII−II断面を示す断面図である。図7は、結晶溶融領域17形成後のフォトダイオードアレイ1の拡大平面図である。図8は、図7に示すフォトダイオードアレイ1のIII−III断面を示す断面図である。図9は、図7に示すフォトダイオードアレイ1のIV−IV断面を示す断面図である。
【0036】
図5及び図6に示すように、フォトダイオードアレイ1の表面には結晶溶融領域17を形成するための形成予定ライン27が想定される。形成予定ライン27は直線状に延びた仮想線であり、複数のフォトダイオード3同士の間隙(すなわち、光検出領域19同士の間隙)に沿って想定される。本実施形態では、多光子吸収が生じる条件で第1半導体層7及び半導体基板5の内部に集光点Pを合わせてレーザ光Lを照射することにより結晶溶融部分29を形成する。なお、集光点Pとはレーザ光Lが集光した箇所のことである。
【0037】
レーザ光Lを形成予定ライン27に沿って(すなわち矢印A方向に沿って)相対的に移動させることにより、集光点Pを形成予定ライン27に沿って移動させる。また、通常では深さ方向に50μmくらいの結晶溶融領域17を作成できるが、もっと深い結晶溶融領域が必要な場合には、レーザ光Lをフォトダイオードアレイ1の深さ方向に相対的に移動させることにより、集光点Pをフォトダイオードアレイ1の深さ方向に移動させることもできる。これにより、図7〜図9に示すように、半導体基板5に達する所定深さの結晶溶融領域17が形成予定ライン27に沿って第1半導体層7及び半導体基板5の内部にのみ形成される。
【0038】
上記した結晶溶融領域17の形成方法は、第1半導体層7及び半導体基板5がレーザ光Lを単純に吸収することにより半導体材料を発熱させて結晶溶融領域17を形成するのではない。第1半導体層7及び半導体基板5にレーザ光Lを透過させ、第1半導体層7及び半導体基板5の内部に多光子吸収を発生させてその部分で半導体材料を発熱させて半導体材料の結晶性を喪失させることにより、結晶溶融領域17を形成している。よって、第1半導体層7の表面保護膜ではレーザ光Lがほとんど吸収されないので、第1半導体層7の表面保護膜が溶融することはない。
【0039】
以上に説明した本実施形態によるフォトダイオードアレイ1は、以下の効果を有する。すなわち、本実施形態によるフォトダイオードアレイ1は、複数のフォトダイオード3間に結晶溶融領域17を備えている。結晶溶融領域17では半導体材料が結晶性を喪失している。従って、上記したフォトダイオードアレイ1によれば、隣接するフォトダイオード3へ移動しようとするキャリアを結晶溶融領域17が阻止するので、複数のフォトダイオード3間のクロストークを好適に防止することができる。
【0040】
また、本実施形態によるフォトダイオードアレイ1では、結晶溶融領域17が第1半導体層7の表面から半導体基板5に達し、半導体基板5に20μm程度突き出すように形成されている。これによって、第1半導体層7で生じたキャリアが結晶溶融領域17の下を回り込むことを防ぎ、フォトダイオード3間のクロストークをより効果的に防止することができる。また、通常、フォトダイオード3において発生するキャリアは、その発生深さが被検出光の波長によって異なる。従って、被検出光の波長に応じて結晶溶融領域17の深さを設定することによって、より効果的にクロストークを防止することができる。また、被測定光が特に長波長である場合には、波長に応じた深さの結晶溶融領域17を形成するとともに、低抵抗な半導体基板5を用いることによって、クロストークを充分に防止することができる。
【0041】
また、本実施形態によるフォトダイオードアレイ1の製造方法では、第1半導体層7及び第2半導体層9のpn接合によってフォトダイオード3が構成される。また、結晶溶融領域17では、第1半導体層7及び半導体基板5が溶融されて結晶性を喪失している。従って、本実施形態によるフォトダイオードアレイ1の製造方法によれば、隣接するフォトダイオード3へキャリアが移動することを阻止する結晶溶融領域17を好適に形成することができるので、複数のフォトダイオード3間のクロストークを好適に防止できるフォトダイオードアレイ1を提供することができる。
【0042】
また、本実施形態のフォトダイオードアレイ1及びその製造方法では、複数のフォトダイオード3間のクロストークを防止する手段を、結晶溶融領域17を形成することのみによって得られる。従って、本実施形態のフォトダイオードアレイ1及びその製造方法によれば、特許文献1に開示されたフォトダイオードアレイのように、トレンチ溝及び絶縁層を形成する工程、並びにトレンチ溝を埋める工程を必要とする従来のフォトダイオードアレイ及びその製造方法に比べて、製造工程を少なくできる。
【0043】
また、例えば特許文献1のような従来のフォトダイオードアレイ及びその製造方法では、トレンチ溝を形成する際に半導体材料の微小片が生じる場合がある。この微小片がフォトダイオード3上に残留していると、この微小片が原因でキャリアがリークする恐れがある。これに対し、本実施形態によるフォトダイオードアレイ1及びその製造方法によれば、トレンチ溝の形成といった加工を行う必要がないので、微小片が発生せず、リークなどの発生をなくせる。また、フォトダイオードアレイ1はトレンチ溝のような物理的な溝を備える必要がないので、フォトダイオードアレイ1の機械的強度を保つことができる。
【0044】
また、本実施形態のフォトダイオードアレイ1及びその製造方法では、結晶溶融領域17の幅は数μm(例えば2〜3μm)程度と非常に狭く形成されている。これに対し、従来のフォトダイオードアレイ及びその製造方法(例えば特許文献1)では、加工精度上トレンチ溝の幅が10μm程度必要であり、その分フォトダイオードアレイ表面の開口率が犠牲となっていた。本実施形態のフォトダイオードアレイ1及びその製造方法によれば、幅数μm程度の結晶溶融領域17によってクロストークを防止できるので、フォトダイオードアレイ1の開口率をより大きくすることができる。従って、画素間のピッチをより小さくでき、解像度をより高くすることが可能となる。
【0045】
(実施例)
図10は、上記した実施形態によるフォトダイオードアレイ1の実施例を示す走査型電子顕微鏡(SEM)写真である。図10に示す写真は、上記した実施形態のフォトダイオードアレイ1をフォトダイオード3の間隙に沿って切断した切断面を示している。図10に示すとおり、結晶溶融領域17は、半導体基板5に達するように所定深さ(本実施例では、50μmである)に形成されていることがわかる。また、写真からは判別できないが、本実施例では結晶溶融領域17の幅は1μmである。このように、上記した実施形態によるフォトダイオードアレイ1及びその製造方法によれば、幅1μmで深さ50μmといったアスペクト比が大きな結晶溶融領域17を形成することができる。また、レーザ光の焦点を深さ方向にスキャンしながら結晶溶融領域17を形成することにより、本実施例よりもさらに深い結晶溶融領域を形成することも可能である。
【0046】
なお、本実施例では、6インチ(100μm厚)半導体ウェハを用い、その半導体ウェハの裏面全体にテープを貼り付けた状態で5mm間隔の格子状にレーザ光を照射して結晶溶融領域を形成した。そして、テープを引っ張ることにより結晶溶融領域を境にして5mm×5mmのチップに分割し、チップの断面を撮影した。
【0047】
本発明は、上記した実施形態及び変形例に限らず、様々な変形が可能である。例えば、フォトダイオードアレイにおけるフォトダイオードの配置は、図1に示したような1次元の配置に限らず、例えば図11に示すような2次元の配置でもよい。図11に示したフォトダイオードアレイ50は、m行n列に配列された複数のフォトダイオード51を備えている。そして、複数のフォトダイオード51の間には、結晶溶融領域52が形成されている。このように、2次元に配置されたフォトダイオード51の間に結晶溶融領域52を備えることによっても、フォトダイオード51間のクロストークを好適に防止することができる。
【0048】
【発明の効果】
本発明によるフォトダイオードアレイ及びその製造方法によれば、簡易な工程によって形成可能であり、機械的強度を保ちながらクロストークを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるフォトダイオードアレイの実施形態を示す平面図である。
【図2】 図1に示したフォトダイオードアレイのI−I断面を示す断面図である。
【図3】 (a)〜(c)本実施形態によるフォトダイオードアレイの製造方法を説明するための図である。
【図4】 (a)〜(c)本実施形態によるフォトダイオードアレイの製造方法を説明するための図である。
【図5】 結晶溶融領域形成中のフォトダイオードアレイの拡大平面図である。
【図6】 図5に示すフォトダイオードアレイのII−II断面を示す断面図である。
【図7】 結晶溶融領域形成後のフォトダイオードアレイの拡大平面図である。
【図8】 図7に示すフォトダイオードアレイのIII−III断面を示す断面図である。
【図9】 図7に示すフォトダイオードアレイのIV−IV断面を示す断面図である。
【図10】 上記した実施形態によるフォトダイオードアレイの実施例を示す走査型電子顕微鏡(SEM)写真である。
【図11】 上記した実施形態によるフォトダイオードアレイの変形例を示す平面図である。
【図12】 特許文献1に開示されたフォトダイオードアレイを示す断面図である。
【符号の説明】
1…フォトダイオードアレイ、3…フォトダイオード、5…半導体基板、7…第1半導体層、9…第2半導体層、11…絶縁膜、11a…開口、13…表面電極、15…裏面電極、17…結晶溶融領域、19…光検出領域、21…マスクパターン、27…形成予定ライン、29…結晶溶融部分、50…フォトダイオードアレイ、51…フォトダイオード、52…結晶溶融領域、L…レーザ光、P…集光点。

Claims (5)

  1. 半導体基板上に形成された複数のフォトダイオードを有するフォトダイオードアレイの製造方法であって、
    前記半導体基板上に、前記複数のフォトダイオードを形成する第1工程と、
    前記フォトダイオードの半導体材料が溶融することにより結晶性を喪失した結晶溶融領域を前記複数のフォトダイオード間に形成する第2工程とを備え、
    前記フォトダイオードの前記半導体材料はSiであるとともに、
    前記第2工程において、前記複数のフォトダイオード間で前記半導体材料の内部に集光点を合わせて、前記フォトダイオードの前記半導体材料であるSiの吸収のバンドギャップよりも光子のエネルギーが小さいレーザ光を照射することによって、前記結晶溶融領域を形成することを特徴とするフォトダイオードアレイの製造方法
  2. 前記第1工程は、
    前記半導体基板と同じ導電型を有する第1半導体層を前記半導体基板上にエピタキシャル成長させる工程と、
    前記半導体基板とは反対の導電型を有する複数の第2半導体層を前記第1半導体層の表面側に形成する工程とを含み
    前記第2工程において、前記第1半導体層及び前記半導体基板の前記半導体材料の内部に集光点を合わせ、前記複数の第2半導体層同士の間隙に沿って前記レーザ光を照射することにより、前記第1半導体層及び前記半導体基板を溶融させて前記結晶溶融領域を形成することを特徴とする請求項1に記載のフォトダイオードアレイの製造方法。
  3. 前記第2工程において、前記結晶溶融領域が、前記複数の第2半導体層間において、前記第1半導体層の表面から前記半導体基板に達するように形成されることを特徴とする請求項2に記載のフォトダイオードアレイの製造方法。
  4. 前記第2工程において、前記半導体材料の内部に集光点を合わせて、前記レーザ光を照射することにより多光子吸収を生じさせて前記結晶溶融領域を形成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のフォトダイオードアレイの製造方法。
  5. 前記第1工程と、前記第2工程との間に、前記複数のフォトダイオードの露出表面上に絶縁膜を形成する工程をさらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のフォトダイオードアレイの製造方法。
JP2003178459A 2003-06-23 2003-06-23 フォトダイオードアレイの製造方法 Expired - Lifetime JP4394904B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003178459A JP4394904B2 (ja) 2003-06-23 2003-06-23 フォトダイオードアレイの製造方法
US11/333,544 US20060197188A1 (en) 2003-06-23 2006-01-18 Photodiode array and method for making thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003178459A JP4394904B2 (ja) 2003-06-23 2003-06-23 フォトダイオードアレイの製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005019465A JP2005019465A (ja) 2005-01-20
JP2005019465A5 JP2005019465A5 (ja) 2006-08-10
JP4394904B2 true JP4394904B2 (ja) 2010-01-06

Family

ID=34180078

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003178459A Expired - Lifetime JP4394904B2 (ja) 2003-06-23 2003-06-23 フォトダイオードアレイの製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20060197188A1 (ja)
JP (1) JP4394904B2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7960202B2 (en) 2006-01-18 2011-06-14 Hamamatsu Photonics K.K. Photodiode array having semiconductor substrate and crystal fused regions and method for making thereof
US7576371B1 (en) 2006-03-03 2009-08-18 Array Optronix, Inc. Structures and methods to improve the crosstalk between adjacent pixels of back-illuminated photodiode arrays
JP4951551B2 (ja) * 2008-02-26 2012-06-13 浜松ホトニクス株式会社 半導体光検出装置
JP5107092B2 (ja) * 2008-02-26 2012-12-26 浜松ホトニクス株式会社 半導体受光素子の製造方法
JP4951553B2 (ja) * 2008-02-26 2012-06-13 浜松ホトニクス株式会社 半導体受光素子
JP4951552B2 (ja) * 2008-02-26 2012-06-13 浜松ホトニクス株式会社 半導体光検出装置
JP5087426B2 (ja) * 2008-02-26 2012-12-05 浜松ホトニクス株式会社 フォトダイオードアレイ
JP5247487B2 (ja) * 2009-01-16 2013-07-24 浜松ホトニクス株式会社 固体撮像装置の製造方法及び放射線検出器の製造方法
JP5247483B2 (ja) * 2009-01-16 2013-07-24 浜松ホトニクス株式会社 フォトダイオードアレイ及び放射線検出器
JP5247484B2 (ja) * 2009-01-16 2013-07-24 浜松ホトニクス株式会社 裏面入射型フォトダイオードアレイ及び放射線検出器
JP5247488B2 (ja) * 2009-01-16 2013-07-24 浜松ホトニクス株式会社 フォトダイオードアレイ及び放射線検出器
JP5247485B2 (ja) * 2009-01-16 2013-07-24 浜松ホトニクス株式会社 放射線検出器及びその製造方法
JP5247486B2 (ja) * 2009-01-16 2013-07-24 浜松ホトニクス株式会社 裏面入射型フォトダイオードアレイ及び放射線検出器
JP6294721B2 (ja) * 2014-03-25 2018-03-14 エイブリック株式会社 イメージセンサ

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0691233B2 (ja) * 1984-12-03 1994-11-14 新技術事業団 半導体受光素子の製造方法
JPH0695571B2 (ja) * 1985-10-12 1994-11-24 新技術事業団 光電変換装置
JPH0748560B2 (ja) * 1986-11-18 1995-05-24 株式会社東芝 半導体受光装置の製造方法
US4979002A (en) * 1989-09-08 1990-12-18 University Of Colorado Foundation, Inc. Optical photodiode switch array with zener diode
JP2738379B2 (ja) * 1996-02-20 1998-04-08 日本電気株式会社 半導体装置の製造方法
JP4707885B2 (ja) * 2001-06-26 2011-06-22 浜松ホトニクス株式会社 光検出素子

Also Published As

Publication number Publication date
US20060197188A1 (en) 2006-09-07
JP2005019465A (ja) 2005-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060197188A1 (en) Photodiode array and method for making thereof
TWI481052B (zh) Photodiode and photodiode array
KR101708069B1 (ko) 포토 다이오드 및 포토 다이오드 어레이
JP5185205B2 (ja) 半導体光検出素子
JP6084401B2 (ja) 側面入射型のフォトダイオードの製造方法
CN101432900B (zh) 带有支承衬底的发射辐射的半导体本体及其制造方法
JP5829224B2 (ja) Mosイメージセンサ
US7888765B2 (en) Optical semiconductor device
JP2003007993A (ja) 光検出素子
JPH0797653B2 (ja) 光電変換素子
JPS63128677A (ja) 半導体受光装置の製造方法
JP6397460B2 (ja) 半導体ウエハ
US7960202B2 (en) Photodiode array having semiconductor substrate and crystal fused regions and method for making thereof
JP5247486B2 (ja) 裏面入射型フォトダイオードアレイ及び放射線検出器
TWI495134B (zh) Method for manufacturing photodiode and photodiode
CN112289883B (zh) 一种三维半导体雪崩光电探测芯片及其制备方法
JP4951551B2 (ja) 半導体光検出装置
JP5087426B2 (ja) フォトダイオードアレイ
JP3510500B2 (ja) 半導体受光装置の製造方法
JP5247484B2 (ja) 裏面入射型フォトダイオードアレイ及び放射線検出器
JP4951553B2 (ja) 半導体受光素子
JP5247483B2 (ja) フォトダイオードアレイ及び放射線検出器
JP2012119567A (ja) 半導体ウエハの製造方法、半導体装置の製造方法およびセンサアレイの製造方法
JP4951552B2 (ja) 半導体光検出装置
JP5107092B2 (ja) 半導体受光素子の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060623

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060623

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090421

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090617

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091013

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091016

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4394904

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121023

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121023

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131023

Year of fee payment: 4

EXPY Cancellation because of completion of term