JP4394389B2 - 炭酸ガスセンサー - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般居住空間や農業用温室ハウスなどの雰囲気中の炭酸ガス濃度を測定する固体電解質を用いて構成した炭酸ガスセンサーに関するものであり、特に測定雰囲気ガス中に含まれる有機溶剤(アルコール、シンナー、トリクレン、ベンゼンなど)、および温室ハウス用の殺菌剤、殺虫剤などの妨害ガス、さらには水蒸気を効率的に除去しながら精度の高い炭酸ガス検出が可能な炭酸ガスセンサーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より固体電解質の上に一対の電極を形成し、一方にはアルカリ金属炭酸塩層を設けることにより炭酸ガス感知電極とし、他方を不感応電極とした炭酸ガス検出部を有し、小型のヒータにより自己加熱することの可能な実用的な炭酸ガスセンサーが知られている。しかし、これら公知の炭酸ガスセンサーはいずれも、アルコール、殺菌剤、殺虫剤などの妨害ガスが高い濃度で存在する状況下でセンサーを使用すると、センサーの表面に前記妨害ガスが加熱分解もしくは吸着されることによりセンサーの出力が回復不能のダメージを受けてしまうという問題点が指摘されていた。
このため、このような妨害ガスの影響を抑えて炭酸ガス濃度を正確に測定するためにセンサーのガス取り入れ口にフィルターを設ける等の対策が採られている。(特許文献1、特許文献2等)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−72878号公報〔特許請求の範囲〕
【特許文献2】
特開平6−186198号公報〔特許請求の範囲〕
【0004】
上記特許文献1に示されたものは、固体電解質型ガスセンサーが建材臭や生活臭および湿気などの影響を受け難くするために、ケースの第一開口部に配設されたメッシュフイルターと、ケースの第二開口部に嵌合した接続端子台とを備え、メッシュフイルターと接続端子台との間に固体電解質型炭酸ガスセンサー素子を設け、固体電解質型炭酸ガスセンサー素子を覆うようにポリエステル製の感温形状記憶フイルムを配設すると共に、固体電解質型炭酸ガスセンサー素子の上部にゼオライトと活性炭を積層状に配置させたものである。
【0005】
また特許文献2に示されたものは、ガス取り込み用開口部あるいは炭酸ガスセンサーと開口部との間にゼオライトからなるフィルターを設けることにより有機ガスを除去するものである。
【0006】
しかしながら上述したフィルタ付炭酸ガスセンサーでは、水蒸気に対する対策が十分でなく居住空間や農業用温室ハウスにおいて常に共存している水蒸気は、ゼオライトあるいは活性炭へ毛管凝縮し、フィルターの性能を低下させ、妨害ガスの吸着ができなくなるという問題がある。さらにフィルター材が粉体であるため、収納容器が必要となり、フィルターのサイズが必然的に大きくなるほか、コストがかかるという問題がある。
【0007】
そこで本発明はこのような問題を克服するため、固体電解質、固体基準極、検知極からなる炭酸ガスセンサーにおいて、前記検知極を検知極と同種のアルカリ金属を含む多孔性複合酸化物層で被覆し、その多孔性複合酸化物層を多孔性触媒によって被覆した妨害ガス除去フィルターを設けることにより、検知極のアルカリ金属炭酸塩と多孔性触媒の反応を防止し、検知極の劣化を防ぎ、妨害ガスの浸入を防止できる炭酸ガスセンサーを提供することを目的としている。また、前記固体基準極の被検知体との連通部が、前記検知極の被検知体との連通部を覆う多孔性触媒層と同種の多孔性触媒層によって覆われていることを特徴とする炭酸ガスセンサーを提供することを目的としている。
上記構成により、本炭酸ガスセンサーは妨害ガスを吸着、分解しながら、さらにセンサー付設のヒータの熱量を利用して多孔性触媒が吸着した水を蒸発させることにより、常に高い活性を維持できる。多孔性触媒と検知極との間に多孔性複合酸化物を介在させることでセンサー検知極であるアルカリ金属炭酸塩と多孔性触媒との反応を防止することができる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明が採用した技術解決手段は、
固体電解質、固体基準極及び検知極からなる炭酸ガスセンサーにおいて、前記検知極の被検知体との連通部は、前記検知極と同種のアルカリ金属を含むLiAlO2 、Li2 TiO3 、Li2 ZrO3 、Li3 PO4 のいずれかの多孔性複合酸化物層を介した多孔性触媒層で覆われていることを特徴とする炭酸ガスセンサーである。
また、前記固体基準極の被検知体との連通部が、前記検知極の被検知体との連通部を覆う多孔性触媒層と同種の多孔性触媒層によって覆われていることを特徴とする炭酸ガスセンサーである。
また、前記多孔性触媒層は、貴金属を担持した通気性を有する多孔性触媒層であることを特徴とする炭酸ガスセンサーである。
また、前記貴金属は、Pt、Pd、Rh、Ruのいずれかであることを特徴とする炭酸ガスセンサーである。
また、前記固体基準極と前記多孔性触媒層との間に多孔性複合酸化物層を介在させたことを特徴とする炭酸ガスセンサーである。
【0009】
【実施の形態】
本発明は、固体電解質、固体基準極、検知極からなる炭酸ガスセンサーにおいて、前記検知極を検知極と同種のアルカリ金属を含み、かつ、通気性を有する多孔性複合酸化物層で被覆し、さらに、前記多孔性複合酸化物層をセラミックス耐熱性材料(アルミナなどの酸化物)に貴金属を担持した通気性を有する多孔性触媒層によって被覆した妨害ガス除去フィルターを備えている。
この妨害ガス除去フィルターは、多孔性触媒層が吸着した水分をセンサー付設のヒータの熱量を利用して蒸発させることができるため、常に高い活性を維持できる。なお多孔性触媒層を構成する貴金属触媒には、Pt、Pd、Rh、Ruなどが選択されている。また多孔性触媒層とセンサー検知極であるアルカリ金属炭酸塩との反応を防止するために設けられる多孔性複合酸化物層には、検知極と同種のアルカリ金属を含むAl、Zr、Si、Ti、Pなどの複合酸化物が選択されている。具体例として、検知極が炭酸リチウム(Li2 CO3 )である場合、LiAlO2 、Li2 TiO3 、Li2 ZrO3 、Li3 PO4 など複合酸化物があげられる。
【0010】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明すると、図1は本発明の第1実施形態に係わる炭酸ガスセンサーの構成図である。図において1は固体電解質(本例ではリチウムイオン導電性固体電解質(リチウムガラス)を使用)、2は固体基準極(本例ではLiFeO2 、LiFe5 8 からなる二相複合酸化物焼結体を使用)、3は検知極(本例では炭酸リチウムと金の焼結体(Li2 CO3 +Au)を使用)、4は通気性を有する多孔性複合酸化物層(本例ではLiAlO2 )、5は貴金属を担持した通気性を有する多孔性触媒層(本例では白金を担持した通気性を有すアルミナ触媒層、Pt/Al2 3 )、6はAuリード線、7はセラミックスヒータであり、多孔性複合酸化物層(LiAlO2 )4と、白金を担持した多孔性触媒層(アルミナ触媒層、Pt/Al2 3 )5の2層によって妨害ガス除去フィルターが構成されている。そして前記妨害ガス除去フィルターは、測定雰囲気ガス中に含まれる有機溶剤(アルコール、シンナー、トリクレン、ベンゼンなど)、および温室ハウス用の殺菌剤、殺虫剤などの妨害ガスを効率的に除去する機能を有している。
【0011】
このセンサーは、検知極3および固体基準極2は、それと接するリチウムイオン導電性固体電解質1と2枚ヒータ7、7に図示せぬ機械的な手段により押しつけられており、またリチウムイオン導電性固体電解質1、固体基準極2、検知極3は図示のように2枚のヒータ7、7により挟持されている。リチウムイオン導電性固体電解質1、二相複合酸化物焼結体で構成された固体基準極2および炭酸リチウムと金の焼結体からなる検知極3の外周(外気とふれる部分)には、図示のように通気性を有する多孔性複合酸化物層(LiAlO2 )4と、貴金属を担持し通気性を有する多孔性触媒(白金を担持した通気性を有するアルミナ触媒層、Pt/Al2 3 )5が順次塗布され乾燥550度で焼き付けられている。
【0012】
ところで、炭酸リチウムと金の焼結体(Li2 CO3 +Au)からなる検知極3に、白金を担持した多孔性触媒層(たとえば白金を担持したアルミナ触媒層、Pt/Al2 3 )5を直結するように形成した場合、炭酸ガス濃度測定時(センサー素子の作動温度は500°C)、検知極3、多孔性触媒層5間で下記の反応が起こってしまう。
Li2 CO3 +Al2 3 →2LiAlO2 +CO2
これを避けるために、本発明では炭酸リチウムと金の焼結体からなる検知極3と、白金を担持した多孔性触媒層(Pt/Al2 3 )5の間に多孔性複合酸化物層のLiAlO2 4を介在させ、妨害ガス除去フィルターとしている。
【0013】
ここでフィルタ層の成形工程を説明する。
1 粒径1〜3μmのLiAlO2 と有機溶剤を混合し、多孔性複合酸化物材料となるペースト(A)を作る。
2 2枚のヒータで挟持され、かつ機械的に押しつけられている検知極3とリチウムイオン導電性固体電解質(リチウムガラス)1と基準極2の径方向外側の外周面に上記ペーストAを塗布する。
3 乾燥:120°C、1時間
4 次に粒径5〜30μmのAl2 3 にPtの微粒子を担持した材料(Pt/Al2 3 )と有機溶剤を混合し、多孔性触媒材料となるペーストBを作る。
5 上記3の後の外周面に上記ペーストBを重ねるように塗布する。
6 乾燥:120°C 1時間
7 焼き付け:550°C 1〜2時間
【0014】
なお、図1ではリチウムイオン導電性固体電解質1、二相複合酸化物焼結体で構成された固体基準極2および炭酸リチウムと金の焼結体からなる検知極3の外周(外気とふれる部分、別の言い方をすれば被検知体との連通部)が、通気性を有する多孔性複合酸化物層(LiAlO2 )4と、貴金属を担持し通気性を有する多孔性触媒(白金を担持した通気性を有するアルミナ触媒層、Pt/Al2 3 )5によって被覆されているが、図2に示すように検知極3のみの外周を通気性を有する多孔性複合酸化物層(LiAlO2 )4と、貴金属を担持し通気性を有する多孔性触媒5によって被覆し、固体基準極2を直接貴金属を担持し通気性を有する多孔性触媒5によって被覆することもできる。ただし、この変形例ではリチウムイオン導電性固体電解質1、固体基準極2、検知極3を重ね合わせた厚みが通常約0.5mmなので、固体基準極2のみを多孔性触媒5によって被覆することは製造上では面倒であり、図1の形態がのぞましい。
【0015】
つづいて図3を参照して第2実施形態の炭酸ガスセンサーを説明すると、この炭酸ガスセンサーは検知極、固体基準極を図3のように並列に配置した点に特徴がある。この炭酸ガスセンサーは、リチウムイオン導電性固体電解質としてのリチウムガラス1上に、LiFeO2 、LiFe5 8 からなる二相複合酸化物焼結体で構成された固体基準極2と炭酸リチウムと金の焼結体(Li2 CO3 +Au)からなる検知極3を並列に載置し、その上を多孔性複合酸化物層(LiAlO2 )4で被覆し、さらにその上を多孔性触媒層(白金を担持したアルミナ触媒層、Pt/Al2 3 )5で被覆して構成している。なお6はAuリード線、7はセラミックスヒータである。このような構成とすることで多孔性複合酸化物層4、多孔性触媒層(Pt/Al2 3 )5からなるフィルター層は、スクリーン印刷方法により形成することができる。
【0016】
なお、図3では固体基準極2および検知極3が、通気性を有する多孔性複合酸化物層(LiAlO2 )4と、貴金属を担持し通気性を有する多孔性触媒(白金を担持した通気性を有するアルミナ触媒層、Pt/Al2 3 )5によって被覆されているが、図4に示すように検知極3のみを通気性を有する多孔性複合酸化物層(LiAlO2 )4で被覆し、さらにその外側を貴金属を担持し通気性を有する多孔性触媒5によって被覆し、一方、固体基準極2は直接貴金属を担持し通気性を有する多孔性触媒5によって被覆することもできる。この場合、固体基準極2と検知極3との間の隙間は少なくとも0.1mm程度の寸法が必要である。
【0017】
以上のようなフィルター層を設けたセンサー素子をパッケージに装着し約500°Cに加熱し、センサーの耐薬性を評価した。
この評価は表1に示したような所定濃度のハウス用殺菌剤、殺虫剤を素子の表面に5,6回で噴霧し、噴霧前後の素子起電力を比較することで行った。
表1に示したように殺菌剤、殺虫剤の噴霧後による素子起電力のドリフトが無く、フィルター層の殺菌剤、殺虫剤を除去できることが判明した。また、アルコール、シンナー、トリクレンなどの溶剤による影響評価は密閉チャンバーに溶剤を含む1000ppmの炭酸ガスをそれぞれ1時間程度に素子をさらした前後の起電力を比較した。従来のフィルター層を設けない素子の起電力ドリフトを発生することに対してフィルター層を組み込んだ素子に揮発性溶剤を曝しても起電力ドリフトの発生がなく、フィルター層の揮発性溶剤を除去できることが判明した。
【0018】
【表1】
Figure 0004394389
【0019】
つづいて上記実施形態に係る具体的構成の1例を説明する。
図5は本発明の素子の構造断面図である。
21はアルミナ板、22は上用断熱材、23は上用ヒーター、24は基準極集電体用Au金網、25は固体基準極、26はイオン導電体、27は検知極、28は検知極集電体Au金網、29は下用ヒーター、30はパイレックスリング(登録商標)、31は下用断熱材、32はステム、33は板バネ、34はリードピン、35は熱電対である。このセンサー構造は、先ずステム32に下用断熱材31を入れたパイレックスリング(ガラスリング)30をのせ、下用ヒーター29を被せ、熱電対を配置しておく。この下用ヒーター29の上に検知極用集電体28をのせ、この上に検知極27、イオン導電体26、固体基準極25をのせ、さらに固体基準極25の上に基準極用集電体24をのせ、その上に上用ヒーター23、上用断熱材22、アルミナ板21をのせ、板バネ33で上から押圧して構成される。
【0020】
この組み付けを行う際には検知極27、固体基準極25等のリード線がショートしないように注意するとともに、ステム32の中央に各要素を整列して配置し、各要素がずれぬよう板バネ33により所定の押圧力で押圧することが望ましい。板バネ33による押し付け力は素子の大きさと配置によって決まるが、一定値以下の接触抵抗を有すれば可である。このため、スプリング(弾性体)の付勢力(弾性力)による押し付け力としては比較的広範囲の許容値をとることができる。なお本例ではバネには板バネを使用しているが、要素全体を押圧できるものであれば、コイルバネ等も使用することができる。また、センサーは上記各部品を保護するために検知ガスの通過が許容される網目カバー等によって被覆することが望ましい。
【0021】
そして、上記ガスセンサーを構成する構成要素のうち基準極集電体用Au金網24、固体基準極25、イオン導電体26、検知極27、検知極集電体Au金網28の外周には前述した通気性を有する多孔性複合酸化物層36を被覆し、さらにその外側に貴金属を担持した通気性を有する多孔性触媒層37を被覆して妨害ガス除去フィルターを構成している。このような構成により、水分は常時除去され炭酸ガスセンサーは常に高い活性を維持することができる。
【0022】
なお、各要素の押圧手段は各要素に対して所定の押圧力が発揮できるものであればバネ以外の他の手段(たとえばネジによる締付け等)を使用することができる。さらに上記実施形態に限定されることなく、同様の機能を達成できるものであれば、他の組付け態様を採用することも可能である。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、炭酸ガスセンサーにおいて、検知極を検知極と同種のアルカリ金属を含み、かつ、通気性を有する多孔性複合酸化物層で被覆し、さらに前記多孔性複合酸化物層をセラミックス耐熱性材料(アルミナなどの酸化物)に貴金属を担持した通気性を有する多孔性触媒層で被覆することにより、検知極のアルカリ金属炭酸塩と多孔性触媒の反応を防止して検知極の劣化を防ぎ、これらによって妨害ガス除去フィルターを構成したため、妨害ガスを吸着、分解しながら素子ヒータの熱量を利用して多孔性触媒層に吸着した水を蒸発させることができ、この結果、常に高い活性を維持できる。また取り扱いが簡便でしかもサイズが小さな炭酸ガスセンサーを得ることができる、等の優れた効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係わる炭酸ガスセンサーの断面図である。
【図2】第1実施形態に係わる炭酸ガスセンサーの変形例の図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係わる炭酸ガスセンサーの断面図である。
【図4】第2実施形態に係わる炭酸ガスセンサーの変形例の図である。
【図5】本発明の具体的構成例の図である。
【符号の説明】
1 リチウムイオン導電性固体電解質(リチウムガラス等)
2 二相複合酸化物焼結体(たとえばLiFeO2 、LiFe5 8 )で構成された固体基準極
3 検知極(炭酸リチウムと金の焼結体(Li2 CO3 +Au)からなる)
4 多孔性複合酸化物層(LiAlO2 等)
5 多孔性触媒層(白金を担持したアルミナ触媒層、Pt/Al2 3 等)
6 Auリード線
7 セラミックスヒータ

Claims (5)

  1. 固体電解質、固体基準極及び検知極からなる炭酸ガスセンサーにおいて、前記検知極の被検知体との連通部は、前記検知極と同種のアルカリ金属を含むLiAlO2 、Li2 TiO3 、Li2 ZrO3 、Li3 PO4 のいずれかの多孔性複合酸化物層を介した多孔性触媒層で覆われていることを特徴とする炭酸ガスセンサー。
  2. 前記固体基準極の被検知体との連通部が、前記検知極の被検知体との連通部を覆う多孔性触媒層と同種の多孔性触媒層によって覆われていることを特徴とする請求項1に記載の炭酸ガスセンサー。
  3. 前記多孔性触媒層は、貴金属を担持した通気性を有する多孔性触媒層であることを特徴とする請求項2に記載の炭酸ガスセンサー。
  4. 前記貴金属は、Pt、Pd、Rh、Ruのいずれかであることを特徴とする請求項3に記載の炭酸ガスセンサー。
  5. 前記固体基準極と前記多孔性触媒層との間に多孔性複合酸化物層を介在させたことを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載の炭酸ガスセンサー。
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