JP4394204B2 - 耐熱性リターナブルicトレー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、帯電防止性と高い耐熱性を具備し、機械特性の優れた、かつ反りやひずみの少なく、繰り返し使用できるリターナブルICトレーに関する。
【0002】
【従来の技術】
電機電子分野では、IC熱処理工程用トレーの用途がある。主にICの運搬や水分除去のための乾燥用として、従来ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリエーテルイミド樹脂やポリスルフォン樹脂を主体とする組成物を成形したものが用いられてきた。そしてこれらのICトレーは水分除去の目的使用のため200℃を下回る耐熱性を有していれば十分であった。
【0003】
ところが、昨今は200℃を超えるリフローハンダ工程用トレーなど、さらなる高温下の使用を要求されるようになってきたが、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリエーテルイミド樹脂やポリスルフォン樹脂を主体とする組成物では耐熱性が十分ではなく、使用できなかった。したがって、200℃を超える場合には金属製(アルミニウム)のICトレーが使われてきた。 しかし、金属製ICトレーは射出成形による大量生産ができず、加工が難しくコストが高く、さらには樹脂製トレーと比して重いという欠点を有し、これに代わる低コストにて製造可能な軽量である樹脂製ICトレーが望まれていた。 そこで熱可塑性樹脂の中では最大の耐熱性を有する熱可塑性ポリイミド樹脂の応用が考えられているが、通常このような用途では成形品の表面抵抗値を制御して帯電防止性を付与する必要が多く、この点の改良が重要視される。
【0004】
一般に熱可塑性樹脂の表面抵抗を制御する場合、導電性カーボンを練り込む手法が採られる。しかしこの手法では成形品と電子部品の接触部分の擦れによるカーボンの脱落が生じる場合(摩耗)があり、その脱落カーボンが電子部品本体中の絶縁部分を導通するなど、用途によっては問題となることがある。即ち、ICトレーを繰り返し使用するためには、繰り返し用いても変形せずかつ摩耗しないことが必要であった。
【0005】
他方、炭素繊維を熱可塑性樹脂に練り込む手法では上記の問題が避けられるが、 成形品中で炭素繊維の配向が起こると収縮率に異方性を生じ、反りの原因となる問題があった。また、ICトレーをはじめとする複雑形状のものについては、製品を金型から取り出すのは比較的難しく、無理に金型内から取りだそうとすると反りも生じる。
【0006】
さらには、250℃以上での超高温にての使用も望まれている。 ところが、これまでこれだけの高温に使用できる樹脂製ICトレー用材料は知られていなかった。
【0007】
最後に、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリエーテルイミド樹脂やポリスルフォン樹脂を主体とする組成物を成形して得られたICトレーは長期使用すると機械特性が低下する。特に、長期耐熱特性に難がある。例えばポリフェニレンエーテルをICトレーとして150℃にて使用する場合は繰り返し使用することが困難であり、たとえできたとしても30回などの繰り返し使用はできない。そういう意味でも、200℃以上の高温にて使用でき(当然200℃未満では使用できるが)、かつ繰り返し使用できる樹脂製リターナブルICトレーが望まれていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記課題に関し、帯電防止性と高い耐熱性及び優れた機械特性を具備し、かつ反りやひずみが少なく、耐摩耗特性良好な、繰り返し使用可能な耐熱性リターナブルICトレーの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、所望の性能を有する新規な樹脂組成物を見いだし、本発明を完成するに至った。
【0010】
すなわち本発明は、
(a) 成分(A)、成分(B)、成分(C)及び成分(D)を含有してなる樹脂組成物であって、
成分(A)は、熱可塑性ポリイミド樹脂を含有する樹脂組成物であり、
成分(B)は、炭素繊維であり、
成分(C)は、マイカであり、
成分(D)は、内部離型剤であって、
成分(A)100重量部に対して、
成分(B)は、10〜80重量部であり、
成分(C)は、1〜100重量部であり、かつ
成分(D)は、0.1〜50重量部である
樹脂組成物を成形して得られる耐熱性リターナブルICトレー。
【0011】
(b) 成分(A)に含有される熱可塑性ポリイミド樹脂が式(1)の繰り返し構造単位を有するものである、(a)項に記載の耐熱性リターナブルICトレー。
【0012】
【化3】
(式1中、Xは直接結合、又は −SO2−、−CO−、−C(CH3)2−、−C(CF3)2− 及び −S− からなる群から選ばれた基を表し、R1、 R2、 R3及びR4はそれぞれ水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン化アルコキシ基又はハロゲン原子を表し、そしてYは式(2)からなる群から選ばれた1種又は2種以上の基を表す。)。
【0013】
【化4】
(Yが式(2)からなる群から選ばれた2種以上の基を表すということは、該ポリイミド樹脂が2種以上の式(1)の繰り返し構造単位を有しており、その各繰り返し構造単位に於いて、各Yは式(2)からなる群の互いに異なる基を表すことを意味する。)。
【0014】
(c) 成分(A)に含有される熱可塑性ポリイミド樹脂が、樹脂を濃度0.5g/100mlになるようにパラクロロフェノール/フェノール(90/10重量比)の混合溶媒中に溶解し、該溶液を200℃に加熱した後、35℃に冷却して測定される、0.35〜0.60dl/gの範囲の対数粘度を有する、(a)又は(b)項に記載の耐熱性リターナブルICトレー。
【0015】
(d) 炭素繊維がポリアクリロニトリルの焼成によって得られた炭素繊維である、(a)項に記載の耐熱性リターナブルICトレー。
【0016】
(e) 炭素繊維の含有量が10〜50重量部である、(a)項に記載の耐熱性リターナブルICトレー。
【0017】
(f) マイカの含有量が5〜50重量部である、(a)項に記載の耐熱性リターナブルICトレー。
【0018】
(g) 内部離型剤の添加量が1〜30重量部である、(a)項に記載の耐熱性リターナブルICトレー。
【0019】
(h) 内部離型剤がフッ素樹脂(フルオロカーボン樹脂)である、(a)項に記載の耐熱性リターナブルICトレー。
に関するものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の樹脂組成物における成分(A)は、熱可塑性ポリイミド樹脂を含有する樹脂組成物である。熱可塑性ポリイミド樹脂は式(1)で表される繰り返し単位を持つものが好ましい。すなわち、次式(3)のエーテルジアミンと次式(4)のテトラカルボン酸二無水物とを有機溶媒の存在下又は非存在下で反応させ、得られたポリアミド酸を化学的に又は熱的にイミド化して製造できる。
【0024】
【化5】
(式中、X、 R1、 R2、 R3及びR4は式(1)におけると同じ意味を表す)。
【0025】
【化6】
(式中、Yは式(1)におけると同じ意味を表す)。
【0026】
これらのエーテルジアミンやテトラカルボン酸無水物は、一種又は複数を組み合わせて用いることができ、本発明の目的を害さない範囲で他の共重合成分を更に組み合わせて用いることができる。また異なるモノマーから得られた複数の熱可塑性ポリイミド樹脂をポリマーブレンドして用いてもよい。
【0027】
この熱可塑性ポリイミド樹脂は特に限定されるものではないが、中でも式(5)で表される熱可塑性ポリイミド樹脂(三井化学(株)製;商品名オーラムPD400、PD450、PD500、PL400、PL450、PL500、PD6200、PL6200等)がさらに好ましい。
【0028】
【化7】
【0029】
上記式(5)で表される熱可塑性ポリイミド樹脂は特に耐吸湿性が優れており、それを成形してなるICトレーはハンダリフロー中の発泡などのトラブルが発生し難い。
【0030】
成分(A)の熱可塑性ポリイミド樹脂を含有する樹脂組成物はパウダー状又はペレット状のものを用いることが望ましい。
【0031】
また本発明において、成分(A)に含有される熱可塑性ポリイミド樹脂の対数粘度は特に限定はされないが一般的には0.35〜0.60dl/gの範囲が好ましく、さらに好ましくは0.40〜0.55dl/gの範囲である。
【0032】
対数粘度が0.35を下回ると、熱可塑性ポリイミド樹脂の分子量が減少し、該樹脂を成形して得られる成形物の機械特性が十分でない場合がある。一方、対数粘度が0.60を上回る場合は、熱可塑性ポリイミド樹脂の分子量が増加し、該樹脂からICトレーを射出成形によって製造するための流動性に難が生じることがある。
【0033】
この対数粘度が小さいほどポリマーの分子量が小さく、大きいほどポリマーの分子量が大きいことを意味する。本発明における対数粘度の測定は、樹脂を濃度0.5g/100mlになるようにパラクロロフェノール/フェノール(90/10重量比)の混合溶媒中に溶解し、該溶液を200℃に加熱した後、35℃に冷却して測定される。対数粘度については、“高分子分析ハンドブック”(朝倉書店出版;日本分析化学学会編、1995年初版、P58)又は“高分子辞典”(朝倉書店出版;高分子学会編、1983年第8版、P516)等にその定義が記載されている。
【0034】
本発明は、成分(A)、成分(B)、成分(C)及び成分(D)を含有してなる樹脂組成物であって、
成分(A)は、熱可塑性ポリイミド樹脂を含有する樹脂組成物であり、
成分(B)は、炭素繊維であり、
成分(C)は、マイカであり、
成分(D)は、内部離型剤であって、
成分(A)100重量部に対して、
成分(B)は、10〜80重量部であり、
成分(C)は、1〜100重量部であり、かつ
成分(D)は、0.1〜50重量部である
樹脂組成物である。
【0035】
本発明の樹脂組成物中に含有される炭素繊維の量は、成分(A)100重量部に対して、10〜80重量部であるが、好ましくは10〜60重量部、更に好ましくは20〜50重量部である。10重量部を下回ると、樹脂組成物を成形して得られる成形物の寸法収縮が大きくかつ機械特性も十分ではない。導電性に関しては1重量部以上では使用可であるが、その場合には表面抵抗が1010Ωより大きくなり、樹脂組成物は使用に十分でない。10重量部以上であれば表面抵抗が1010Ωより小さくなり、樹脂組成物は十分使用できる。80重量部を上回ると、樹脂組成物の成形加工性が十分ではなく、射出成形を行なうことが難しくなる。
【0036】
本発明の樹脂組成物中に含有されるマイカの量は、成分(A)100重量部に対して、1〜100重量部であるが、好ましくは3〜70重量部、更に好ましくは5〜50重量部である。1重量部を下回ると、樹脂組成物を成形して得られる成形物に反りが生じ好ましくない。100重量部を超えると、樹脂組成物の成形加工性が十分ではなく、射出成形を行なうことが難しくなる。
【0037】
本発明の樹脂組成物中に含有される内部離型剤の量は、成分(A)100重量部に対して、0.1〜50重量部であるが、好ましくは0.5〜40重量部、更に好ましくは1〜30重量部である。0.1重量部を下回ると、1)樹脂組成物の射出成形時、金型から製品を取り出すときに取りずらい、すなわち成形品の離型性が悪く好ましくない。この際、無理に成形品を金型から取り出そうとすると、製品が反り、好ましくない。2)成形品の耐摩耗性が著しく悪くなり好ましくない。
【0038】
一方、 内部離型剤の量が50重量部を超えると、樹脂組成物を成形して得られる製品が脆くなり、かつ成形品がゲート近傍にて剥離現象を起こす。
【0039】
本発明に於いて用いられる炭素繊維の種類は特に限定されるものではないが、ポリアクリロニトリルの焼成によって得られるものが好ましい。すなわち、石油・石炭系ピッチを熔融紡糸して得られるピッチ系炭素繊維は、上記好ましいタイプの炭素繊維に比べて弾性率が十分ではない場合がある。
【0040】
本発明に於いて原料として用いる炭素繊維の平均繊維長は特に限定されるものではないが、3mmから7mm迄のものが好ましい。平均繊維径についても、特に限定されるものではないが、6μmから15μm迄のものが好ましい。
【0041】
本発明に用いられるマイカのアスペクト比の重量平均値は特に限定されるものではないが、一般的には20から300のものが好ましい。ここでいうアスペクト比とは、粒径と厚みの比をいう。
【0042】
本発明に用いられる内部離型剤は、射出成形時に製品を金型から取り出すときの離型性を改良させるのに必須の成分である。この内部離型剤は炭素繊維と特定量併用することにより、この組成物から作られたICトレーの耐久性を向上させるためにも機能する。これは内部離型剤と炭素繊維の併用によりICトレーの耐摩耗性が改善されるからである。本発明に用いられる内部離型剤は特に限定されるものではないが、一般的にはフッ素樹脂(フルオロカーボン樹脂)、オイル及び高密度及び/又は低密度ポリエチレン(HDPE、LDPE)が好ましい。この中でも、フッ素樹脂が最も好ましい。
【0043】
本発明に用いられるフッ素樹脂は、下記に示す▲1▼〜▲6▼からなる群より選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
【0044】
▲1▼ 分子内に −(CF2CF2)− で表される繰り返し構造単位を有する四フッ化エチレン樹脂、
▲2▼ 分子内に −(CF2CF2)− 及び −〔 CF(CF3)CF2〕− で表される繰り返し構造単位を有する四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合樹脂、
▲3▼ 分子内に −(CF2CF2)− 及び −〔 CF(OCmF2m+1) CF2〕− (式中、mは正の整数を表す)で表される繰り返し構造単位を有する四フッ化エチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合樹脂、
▲4▼ 分子内に −(CF2CF2)− 及び −(CH2CH2)− で表される繰り返し構造単位を有する四フッ化エチレン−エチレン共重合樹脂、
▲5▼ 分子内に −(CH2CH2)− 及び −(CFClCF2)− で表される繰り返し構造単位を有する三フッ化塩化エチレン−エチレン共重合樹脂、
▲6▼ 分子内に −(CF2CH2)− で表される繰り返し構造単位を有するフッ化ビニリデン樹脂、
である。
【0045】
更に好ましくは、樹脂▲1▼が好ましい。なぜなら、本発明の組成物の射出成形加工温度は低くても350℃以上は必要であり、時には390〜430℃の高温での成形が必要になる。したがって、耐熱安定性、耐熱分解性の優れたフッ素樹脂が特に好ましくなる。
【0046】
本発明では、他の熱可塑性樹脂を目的に応じて適当量配合することが可能である。配合することのできる熱可塑性樹脂としては、高密度及び/又は低密度ポリエチレン(HDPE、LDPE)、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリフェニレンエーテル、ポリアセタール、ポリアリレート、ポリエーテルニトリル、ポリフェニレンスルフィド、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミド、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルケトンケトン、ポリエーテルケトンエーテルケトンケトン、液晶ポリマーなどが挙げられる。
【0047】
さらに、熱硬化性樹脂やフレーク状ではないフィラー類も発明の目的を損なわない程度ならば充填可能である。熱硬化性樹脂としては、例えばフェノール樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられる。フィラーとしては、例えばケイ石粉、二硫化モリブデン等の耐摩耗性向上剤、ガラス繊維、芳香族ポリアミド繊維、アルミナ繊維、ボロン繊維、炭化ケイ素繊維、チタン酸カリウムウイスカー、ほう酸アルミニウムウイスカー、カーボンウイスカー、金属繊維、セラミック繊維等の補強剤、三酸化アンチモン、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム等の難燃性向上剤、アスベスト、シリカ等の耐トラッキング向上剤、硫酸バリウム、シリカ、メタ珪酸カルシウム等の耐酸性向上剤、鉄粉、亜鉛粉、アルミニウム粉、銅粉等の熱伝導度向上剤、、その他、ガラスビーズ、ケイ藻土、アルミナ、シラスバルン、水和アルミナ、ハイドロタルサイト、ゼオライト、各種の金属酸化物等が挙げられる。
【0048】
着色料、各種安定剤、可塑剤なども本発明の効果を害さない範囲で添加可能である。
【0049】
本発明の樹脂組成物は成分(A)、(B)、(C)、(D)及びその他必要とする成分を均一に混合した後、通常公知な方法、例えば一軸あるいは多軸の押出機を用いた連続生産が可能である。
【0050】
本発明における成形体は、通常250℃までの雰囲気温度中で使用できるが、250℃を越える温度では成形体を後結晶化することにより330℃まで使用できる。
【0051】
本発明の樹脂組成物は、射出成形法、押出成形法、圧縮成形法、トランスファー成形法等の公知の成形法により成形され実用に供される。特に以下の実施例に登場するICトレーのような大面積・平板状の成形品の製造に効果的に用いられ、 得られたトレーはQFP(Quad FlatL-Leaded Package)、SOP(Small Outline L-Leaded Package)、PGA(Pin Grid Array Package)、BGA(Ball Grid Array Package)、 その他の形式のIC熱処理用のトレーとして広く用いることができる。
【0052】
【実施例】
以下実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。尚、実施例、比較例における樹脂の物性測定及び評価は、以下の要領で実施した。
(1)成形品の反り、高温時での反りテスト
本樹脂組成物の成形品(300mm×150mm×高さ10mm。但し肉厚は2mmのICトレー。中央部に1ヶ所あるダイレクトゲートから樹脂が流入する)を定板に乗せ、ハイトメーターで反りを測定した。その後230℃のオーブン中に3分間このICトレーを入れ、取り出し、冷却後反りを測定した。さらにこのテストを同一成形品にて行い、繰り返し合計30回行なった場合の反りも測定した。
(2)トレーの耐衝撃性
トレー試料を高さ2mからコンクリート面上に合計3回落下させ、破損の有無を観察した。破損の見られないものは○、見られる場合には×を記した。
(3)耐摩耗試験
JIS K−7204 に準拠した。試験片として100mm径×3mm肉厚の円板を用い、摩耗輪としてはCS17、試験荷重は1000gにて行い、1000回転後の樹脂組成物の摩耗量を求めた。数値の小さいことが耐摩耗性が良好であることを示す。
(4)表面抵抗
上記(1)と同様のICトレーの表面抵抗を、表面高抵抗計(三菱油化(株)製、商品名 ハイレスタ)を用いて、23℃、相対湿度50%の条件下で測定した。印加電圧:500V、端子間距離:20mm。表面抵抗がE12Ω(10の12乗Ω)より小さいものはICトレーとして使用できるが、 E10Ω(10の10乗Ω)より小さい方が好ましい。
(5)離型圧力
上記(1)と同様のICトレーを射出成形する際に、1つのイジェクターピンに圧力センサーを取り付け、離型圧力を測定した。
(6)アイゾット衝撃値の冷熱サイクルテスト
230℃のオーブン中に3分間アイゾット衝撃試験片を入れ、 取り出し常温まで冷却後、アイゾット衝撃値を測定した。リターナブル性を見るためにこのテストを同一成形品にて30回行なった場合のアイゾット衝撃値を求めた。尚、 熱処理前のアイゾット衝撃値を100とし、それを0回目の値とした。30回熱処理を行ない、 各熱処理後のアイゾット衝撃値を0回目のアイゾット衝撃値で除して100倍し、各熱処理後の数値とした。アイゾット衝撃値の測定は、ASTM D256に従って行なった。樹脂組成物は下記の実施例4、比較例11、12を用いた。結果を図1に示した。
【0053】
実施例1
成分(A)として式(5)の構造を持つ熱可塑性ポリイミド樹脂パウダー(三井化学(株)製、商品名オーラムPD450)、成分(B)として炭素繊維(東邦レーヨン(株)製、商品名ベスファイトHTA−C6)、成分(C)としてマイカ(レプコ(株)製、商品名S−200)、成分(D)として四フッ化エチレン樹脂((株)喜多村社製、商品名PTFE KTL610)を表1に示す割合で配合した後タンブラーミキサーで十分に混合し、 スクリュー径37mm、L/D=32の二軸押出機にて420℃、スクリュー回転数80rpmで溶融混合し、押出してペレット化した。その際、 炭素繊維はサイドフィーダーにて供給し押し出しを行なった。押出し後、このペレットを用いてICトレー、耐摩耗試験板及びアイゾット衝撃試験片を成形し、評価を行った。結果を表1に示す。
【0054】
実施例2−4、 及び6−8
表1及び2に示す組成の樹脂組成物、ICトレー、耐摩耗試験板及びアイゾット衝撃試験片を実施例1と同様な方法で成形し、同様の評価を行なった。結果を表1及び2に示す。
【0055】
実施例5
成分(C)のマイカとして(レプコ(株)製、商品名S−60H)を用いた以外は実施例4と同様な方法で樹脂組成物、ICトレー、耐摩耗試験板及びアイゾット衝撃試験片を成形し、同様の評価を行なった。結果を表2に示す。
【0056】
実施例9
成分(A)として式(5)の構造を持つ熱可塑性ポリイミド樹脂パウダー(対数粘度=0.35dl/g)を用いた以外は樹脂組成物、ICトレー、耐摩耗試験板及びアイゾット衝撃試験片を実施例4と同様な方法で成形し、同様の評価を行なった。結果を表3に示す。
【0057】
実施例10
成分(A)として式(5)の構造を持つ熱可塑性ポリイミド樹脂パウダー(対数粘度=0.60dl/g)を用いた以外は樹脂組成物、ICトレー、耐摩耗試験板及びアイゾット衝撃試験片を実施例4と同様な方法で成形し、同様の評価を行なった。結果を表3に示す。
【0058】
実施例11
成分(A)として式(5)の構造を持つ熱可塑性ポリイミド樹脂パウダー(三井化学(株)製、商品名オーラムPD450)とポリエーテルエーテルケトン(VICTREX社製、商品名PEEK150P)を表3の組成にて用いた以外は樹脂組成物、ICトレー、耐摩耗試験板及びアイゾット衝撃試験片を実施例4と同様な方法で成形し、同様の評価を行なった。但し、 樹脂組成物の比率は表3による。結果を表3に示す。
【0059】
比較例1
式(5)の構造を持つ熱可塑性ポリイミド樹脂パウダー(三井化学(株)製、商品名オーラムPD450)及びカーボンブラック(ライオン製、商品名ケッチェンEC)をスクリュー径37mm、L/D=32の二軸押出機にて420℃、スクリュー回転数80rpmで溶融混練し、押出してペレット化した。押出後、このペレットを用いてICトレー、耐摩耗試験板及びアイゾット衝撃試験片を成形し、評価を行った。結果を表4に示す。
【0060】
比較例2
式(5)の構造を持つ熱可塑性ポリイミド樹脂パウダー(三井化学(株)製、商品名オーラムPD450)と炭素繊維(東邦レーヨン(株)製、商品名ベスファイトHTA−C6)を表4に示す割合で、スクリュー径37mm、L/D=32の二軸押出機にて420℃、スクリュー回転数80rpmで溶融混練し、押出してペレット化した。この際、炭素繊維はサイドフィーダーにて供給した。押出後、このペレットを用いてICトレー、耐摩耗試験板及びアイゾット衝撃試験片を成形し、評価を行った。結果を表4に示す。
【0061】
比較例3
式(5)の構造を持つ熱可塑性ポリイミド樹脂パウダー(三井化学(株)製、商品名オーラムPD450)とマイカ(レプコ(株)製、商品名S−200)を表4に示す割合で配合した後、タンブラーミキサーで十分に混合し、スクリュー径37mm、L/D=32の二軸押出機にて420℃、スクリュー回転数80rpmで溶融混合し、押出してペレット化した。その際、炭素繊維はサイドフィーダーにて供給し押し出しを行なった。 押出し後、このペレットを用いてICトレー、耐摩耗試験板及びアイゾット衝撃試験片を成形し、評価を行った。結果を表4に示す。
【0062】
比較例4
式(5)の構造を持つ熱可塑性ポリイミド樹脂パウダー(三井化学(株)製、商品名オーラムPD450)とポリテトラフルオロエチレン((株)喜多村社製、商品名PTFE KTL610)を表4に示す割合で配合した後、タンブラーミキサーで十分に混合し、スクリュー径37mm、L/D=32の二軸押出機にて420℃、スクリュー回転数80rpmで溶融混合し、押出してペレット化した。押出し後、このペレットを用いてICトレー、耐摩耗試験板及びアイゾット衝撃試験片を成形し、評価を行った。結果を表4に示す。
【0063】
比較例5
式(5)の構造を持つ熱可塑性ポリイミド樹脂パウダー(三井化学(株)製、商品名オーラムPD450)、炭素繊維(東邦レーヨン(株)製、商品名ベスファイトHTA−C6)及びマイカ(レプコ(株)製、商品名S−200)を表5に示す割合で配合した後、タンブラーミキサーで十分に混合し、スクリュー径37mm、L/D=32の二軸押出機にて420℃、スクリュー回転数80rpmで溶融混合し、押出してペレット化した。その際、炭素繊維はサイドフィーダーにて供給し押し出しを行なった。押出し後、このペレットを用いてICトレー、耐摩耗試験板及びアイゾット衝撃試験片を成形し、評価を行った。結果を表5に示す。
【0064】
比較例6
式(5)の構造を持つ熱可塑性ポリイミド樹脂パウダー(三井化学(株)製、商品名オーラムPD450)、炭素繊維(東邦レーヨン(株)製、商品名ベスファイトHTA−C6)及びポリテトラフルオロエチレン((株)喜多村社製、商品名PTFE KTL610)を表5に示す割合で配合した後、タンブラーミキサーで十分に混合し、スクリュー径37mm、L/D=32の二軸押出機にて420℃、スクリュー回転数80rpmで溶融混合し、押出してペレット化した。その際、 炭素繊維はサイドフィーダーにて供給し押し出しを行なった。 ポリテトラフルオロエチレン((株)喜多村社製、商品名PTFE KTL610)を表5に示す割合で配合した後、タンブラーミキサーで十分に混合し、スクリュー径37mm、L/D=32の二軸押出機にて420℃、スクリュー回転数80rpmで溶融混合し、押出してペレット化した。押出し後、このペレットを用いてICトレー、耐摩耗試験板及びアイゾット衝撃試験片を成形し、評価を行った。結果を表5に示す。
【0065】
比較例7
式(5)の構造を持つ熱可塑性ポリイミド樹脂パウダー(三井化学(株)製、商品名オーラムPD450)、マイカ(レプコ(株)製、商品名S−200)及びポリテトラフルオロエチレン((株)喜多村社製、商品名PTFE KTL610)を表5に示す割合で配合した後、タンブラーミキサーで十分に混合し、スクリュー径37mm、L/D=32の二軸押出機にて420℃、スクリュー回転数80rpmで溶融混合し、押出してペレット化した。押出し後、このペレットを用いてICトレー、耐摩耗試験板及びアイゾット衝撃試験片を成形し、評価を行った。結果を表5に示す。
【0066】
比較例8
表5に示す割合にて成分を配合した以外は実施例4と同様な方法で成形し、同様の評価を行なった。結果を表5に示す。
【0067】
比較例9
表6に示す割合にて成分を配合した以外は実施例5と同様な方法で成形し、同様の評価を行なった。結果を表6に示す。
【0068】
比較例10
熱可塑性ポリイミド樹脂の代わりにポリエーテルエーテルケトン樹脂(VICTREX社製、商品名PEEK150P)を用い、押出し温度を390℃で行った以外は、実施例4と同様な方法で成形し、同様の評価を行なった。結果を表6に示す。
【0069】
比較例11
熱可塑性ポリイミド樹脂の代わりにポリエーテルイミド樹脂(GE社製、商品名 ULTEM 1000)を用い、押出し温度を380℃で行った以外は、実施例4と同様な方法で成形し、同様の評価を行なった。結果を表6に示す。
【0070】
比較例12
熱可塑性ポリイミド樹脂の代わりにポリフェニレンエーテル樹脂(GEMポリマー社製、商品名 PPO)を用い、押出し温度を320℃で行った以外は、実施例4と同様な方法で成形し、同様の評価を行なった。結果を表6に示す。
【0071】
【表1】
【0072】
【表2】
【0073】
【表3】
【0074】
【表4】
【0075】
【表5】
【0076】
【表6】
【0077】
【発明の効果】
本発明の耐熱性リターナブルICトレーは、帯電防止性と高い耐熱性及び優れた機械特性を具備し、かつ反りやひずみが少なく、耐摩耗性良好な、繰り返し使用可能なICトレーである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例4及び比較例11と12で得られたアイゾット衝撃値の冷熱サイクルテストの結果を示す。
Claims (8)
- 成分(A)、成分(B)、成分(C)及び成分(D)を含有してなる樹脂組成物であって、
成分(A)は、熱可塑性ポリイミド樹脂を含有する樹脂組成物であり、
成分(B)は、炭素繊維であり、
成分(C)は、マイカであり、
成分(D)は、内部離型剤であって、
成分(A)100重量部に対して、
成分(B)は、10〜80重量部であり、
成分(C)は、1〜100重量部であり、かつ
成分(D)は、0.1〜50重量部である
樹脂組成物を成形して得られる耐熱性リターナブルICトレー。 - 成分(A)に含有される熱可塑性ポリイミド樹脂が、樹脂を濃度0.5g/100mlになるようにパラクロロフェノール/フェノール(90/10重量比)の混合溶媒中に溶解し、該溶液を200℃に加熱した後、35℃に冷却して測定される、0.35〜0.60dl/gの範囲の対数粘度を有する、請求項1又は2に記載の耐熱性リターナブルICトレー。
- 炭素繊維がポリアクリロニトリルの焼成によって得られた炭素繊維である、請求項1に記載の耐熱性リターナブルICトレー。
- 炭素繊維の含有量が10〜50重量部である、請求項1に記載の耐熱性リターナブルICトレー。
- マイカの含有量が5〜50重量部である、請求項1に記載の耐熱性リターナブルICトレー。
- 内部離型剤の添加量が1〜30重量部である、請求項1に記載の耐熱性リターナブルICトレー。
- 内部離型剤がフッ素樹脂である、請求項1に記載の耐熱性リターナブルICトレー。
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