JP4393149B2 - ホログラフィ−用ハロゲン化銀感光材料 - Google Patents
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Description
しかしながら、ホログラフィ−用ハロゲン化銀感光材料に用いられるハロゲン化銀乳剤粒子は円相当径が100nm以下である超微粒子であることが要求されるために、通常の写真用ハロゲン化銀乳剤粒子に対する高感度化技術をそのまま適用できない場合がある。特にハロゲン化銀乳剤の高感度化に利用されるハロゲン化銀溶剤の使用は、超微粒子の溶解を促進し、所望の粒子サイズを再現性良く安定に製造することができないために適用ができないとされていた。
本発明の目的は、以下の方法によって達成される。
(2) 支持体上に少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀乳剤層を有するホログラフィ−用ハロゲン化銀感光材料において、該ハロゲン化銀乳剤層中に、数平均円相当径が10nm以上50nm以下であるハロゲン化銀粒子が含有され、かつ、J会合性シアニン色素がハロゲン化銀粒子の銀1モル当たり1×10 −4 モル以上1×10−3モル以下含有されていることを特徴とするホログラフィ−用ハロゲン化銀感光材料。
(3) 前記J会合性シアニン色素がハロゲン化銀粒子の銀1モル当たり1×10−4モル以上1×10−3モル以下含有されていることを特徴とする(1)に記載のホログラフィ−用ハロゲン化銀感光材料。
(4) 支持体上に少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀乳剤層を有するホログラフィ−用ハロゲン化銀感光材料において、該ハロゲン化銀乳剤層中に、数平均円相当径が10nm以上50nm以下であるハロゲン化銀粒子が含有され、かつ、イリジウム塩がハロゲン化銀粒子の銀1モル当たり1×10−4モル以上1×10−2モル以下含有されていることを特徴とするホログラフィ−用ハロゲン化銀感光材料。
(5) (1)において、さらにJ会合性シアニン色素がハロゲン化銀粒子の銀1モル当たり5×10−5モル以上1×10−3モル以下含有されていることを特徴とする(1)記載のホログラフィ−用ハロゲン化銀感光材料。
(6) (1)において、さらにイリジウム塩がハロゲン化銀粒子の銀1モル当たり1×10-4モル以上1×10-2モル以下含有されていることを特徴とする(1)記載のホログラフィ−用ハロゲン化銀感光材料。
(7) (1)において、さらに低分子量ゼラチンが含有されていることを特徴とする(1)〜(6)のいずれか一項に記載のホログラフィ−用ハロゲン化銀感光材料。
(8) 前記J会合性シアニン色素が塩基性複素環核を有し、前記塩基性複素環核が、ピロリン核、オキサゾリン核、チオゾリン核、ピロール核、オキサゾール核、チアゾール核、セレナゾール核、イミダゾール核、テトラゾール核、ピリジン核、これらの核のいずれかに脂環式炭化水素環が融合した核、又はこれらの核のいずれかに芳香族炭化水素環が融合した核であることを特徴とする(2),(3)及び(5)のいずれか一項に記載のホログラフィ−用ハロゲン化銀感光材料。
(9) 前記J会合性シアニン色素が塩基性複素環核を有し、前記塩基性複素環核が、インドレニン核、ベンゾインドレニン核、インドール核、ベンゾオキサドール核、ナフトオキサゾール核、ベンゾチアゾール核、ナフトチアゾール核、ベンゾセレナゾール核、ベンゾイミダゾール核、又はキノリン核であることを特徴とする(2),(3)及び(5)のいずれか一項に記載のホログラフィ−用ハロゲン化銀感光材料。
(10) 分子内にハロゲン化銀への吸着性基を少なくとも1つ有する化合物を、ハロゲン化銀粒子の銀1モル当たり1×10−8モル以上2×10−3モル以下含有し、前記吸着性基が、3−メルカプト−1,2,4−トリアゾール基、5−メルカプトテトラゾール基、2,4−ジメルカプトピリミジン基、2,4−ジメルカプトトリアジン基、又は3,5−ジメルカプト−1,2,4−トリアゾール基であることを特徴とする(1)〜(9)のいずれか一項に記載のホログラフィ−用ハロゲン化銀感光材料。
本発明でホログラフィ−用ハロゲン化銀感光材料とは物体光と参照光の干渉波を記録するハロゲン化銀感光材料である。この波面記録により物体光の振幅と位相の両方を記録することができ、参照光により物体を三次元的に忠実に再現することができる。
本発明のホログラフィ−用ハロゲン化銀感光材料は支持体上に少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層を有する。支持体はハロゲン化銀感光材料に通常用いられる支持体を用いることができ、ガラス、TAC、PET、PEN等を代表例として挙げる事ができる。ハロゲン化銀乳剤層は通常の撮影用写真感光材料の如く、感色性の異なる3層構成以上にもできるし、保護層、YF層、中間層、ハレ−ション防止層、下塗り層、バック層等、目的に応じて適宜選択して使用することができる。
塗布銀量、塗布ゼラチン量は特に制限はない。塗布銀量は1g/m2から10g/m2の範囲が好ましい。塗布ゼラチン量は1g/m2から10g/m2の範囲が好ましい。銀/ゼラチン塗布量比率についても任意の範囲で選択することができる。好ましくは0.3〜2.0の範囲である。塗布膜厚は通常3μm〜12μmの範囲が好ましく用いられる。処理工程での膨潤膜厚についても硬膜剤の使用量の調整により任意に選ぶことができる。
本発明のハロゲン化銀粒子は超微粒子であるため、ハロゲン組成の構造付与は容易ではないが、内部高沃化銀含量の構造、外部高沃化銀含量の構造等が可能である。塩化銀についての構造についても同様である。さらには3重構造以上の多層構造も可能である。
(式中、Mは鉄、ルテニウム、オスミウム、コバルト、ロジウム、イリジウムまたはクロムであり、nは3または4である。)。
(I-1) [Fe(CN)6]4-
(I-2) [Fe(CN)6]3-
(I-3) [Ru(CN)6]4-
(I-4) [Os(CN)6]4-
(I-5) [Co(CN)6]3-
(I-6) [Rh(CN)6]3-
(I-7) [Ir(CN)6]3-
(I-8) [Cr(CN)6]4-。
本発明で使用するゼラチンは、下記の各種修飾処理を施されていても良い。例えば、アミノ基を修飾したフタル化ゼラチン、コハク化ゼラチン、トリメリットゼラチン、ピロメリットゼラチン、カルボキシル基を修飾したエステル化ゼラチン、アミド化ゼラチン、イミダゾール基を修飾したホルミル化ゼラチン、メチオニン基を減少させた酸化処理ゼラチンや増加させた還元処理ゼラチンなどが挙げられる。
還元増感剤としては、例えば、第一錫塩、アスコルビン酸およびその誘導体、アミンおよびポリアミン類、ヒドラジン誘導体、ホルムアミジンスルフィン酸、シラン化合物、ボラン化合物が公知である。本発明において用いる還元増感にはこれら公知の還元増感剤を選んで用いることができ、また2種以上の化合物を併用することもできる。還元増感剤としては塩化第一錫、二酸化チオ尿素、ジメチルアミンボラン、アスコルビン酸およびその誘導体が好ましい化合物である。還元増感剤の添加量は乳剤製造条件に依存するので添加量を選ぶ必要があるが、ハロゲン化銀1モル当り10-7〜10-3モルの範囲が適当である。
(タイプ1)
1電子酸化されて生成する1電子酸化体が、引き続く結合開裂反応を伴って、さらに1電子もしくはそれ以上の電子を放出し得る化合物。
(タイプ2)
1電子酸化されて生成する1電子酸化体が、引き続く結合形成反応を経た後に、さらに1電子もしくはそれ以上の電子を放出し得る化合物。
タイプ1の化合物で、1電子酸化されて生成する1電子酸化体が、引き続く結合開裂反応を伴って、さらに1電子を放出し得る化合物としては、特開平9−211769号(具体例:28〜32頁の表Eおよび表Fに記載の化合物PMT−1〜S−37)、特開平9−211774号、特開平11−95355号(具体例:化合物INV1〜36)、特表2001−500996号(具体例:化合物1〜74、80〜87、92〜122)、米国特許5,747,235号、米国特許5,747,236号、欧州特許786692A1号(具体例:化合物INV1〜35)、欧州特許893732A1号、米国特許6,054,260号、米国特許5,994,051号などの特許に記載の「1光子2電子増感剤」または「脱プロトン化電子供与増感剤」と称される化合物が挙げられる。これらの化合物の好ましい範囲は、引用されている特許明細書に記載の好ましい範囲と同じである。
タイプ2の化合物で1電子酸化されて生成する1電子酸化体が、引き続く結合形成反応を伴って、さらに1電子もしくはそれ以上の電子を放出し得る化合物としては、一般式(10)(特開平2003-140287号に記載の一般式(1)と同義)、化学反応式(1)(特願平2003-33446号に記載の化学反応式(1)と同義)で表される反応を起こしうる化合物であって一般式(11)(特願平2003-33446号に記載の一般式(2)と同義)で表される化合物が挙げられる。これらの化合物の好ましい範囲は、引用されている特許明細書に記載の好ましい範囲と同じである。
級塩構造としては具体的にはアンモニオ基(トリアルキルアンモニオ基、ジアルキルアリール(またはヘテロアリール)アンモニオ基、アルキルジアリール(またはヘテロアリール)アンモニオ基など)または4級化された窒素原子を含む含窒素ヘテロ環基を含む基である。リンの4級塩構造としては、フォスフォニオ基(トリアルキルフォスフォニオ基、ジアルキルアリール(またはヘテロアリール)フォスフォニオ基、アルキルジアリール(またはヘテロアリール)フォスフォニオ基、トリアリール(またはヘテロアリール)フォスフォニオ基など)が挙げられる。より好ましくは窒素の4級塩構造が用いられ、さらに好ましくは4級化された窒素原子を含む5員環あるいは6員環の含窒素芳香族ヘテロ環基が用いられる。特に好ましくはピリジニオ基、キノリニオ基、イソキノリニオ基が用いられる。これら4級化された窒素原子を含む含窒素ヘテロ環基は任意の置換基を有していてもよい。
負電荷を有する基が存在する場合には、それとともに分子内塩を形成していても良い。分子内にない対アニオンとしては、塩素イオン、ブロモイオンまたはメタンスルホネートイオンが特に好ましい。
1 化学増感剤 23頁 648 頁右欄 996 頁
2 感度上昇剤 同 上
3 分光増感剤、 23〜24頁 648 頁右欄〜 996 右〜998右
強色増感剤 649 頁右欄
4 増 白 剤 24頁 647 頁右欄 998 右
5 かぶり防止剤、 24〜25頁 649 頁右欄 998 右〜1000右
および安定剤
6 光吸収剤、 25〜26頁 649 頁右欄〜 1003左〜1003右
フィルター染料、 650 頁左欄
紫外線吸収剤
7 ステイン防止剤 25頁右欄 650 左〜右欄 1002右
8 色素画像安定剤 25頁 1002右
9 硬 膜 剤 26頁 651 頁左欄 1004右〜1005左
10 バインダー 26頁 同 上 1003右〜1004右
11 可塑剤、潤滑剤 27頁 650 頁右欄 1006左〜1006右
12 塗布助剤、 26〜27頁 同 上 1005左〜1006左
表面活性剤
13 スタチック 27頁 同 上 1006右〜1007左
防 止 剤
14 マット剤 1008左〜1009左。
以下に実施例をもって本発明を具体的に説明する。但し、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(乳剤aの調製)
KBr0.28g、平均分子量100000のフタル化ゼラチン33.3gを含む水溶液1660mLを30℃に保ち撹拌した。二酸化チオ尿素0.04gを添加した後、pHを6.0に合わせた。AgNO3(96.0g)水溶液800mlとKIを3モル%含むKBr水溶液をダブルジェット法で10分間に渡り添加した。この時、銀電位を飽和カロメル電極に対して+20mVに保った。温度を28℃に降温した後、通常の水洗を行なった。平均分子量100000の脱イオン骨ゼラチン21gを添加した後、40℃でPHを6.0に調整した。その後、増感色素I、IIを40:60のモル比率でハロゲン化銀1モルに対して1×10-4モル添加した。本実験において増感色素は、特開平11−52507号に記載の方法で作成した固体微分散物として、使用した。すなわち硝酸ナトリウム0.8質量部および硫酸ナトリウム3.2質量部をイオン交換水43質量部に溶解し、増感色素13質量部を添加し、60℃の条件下でディゾルバー翼を用い2000rpmで20分間分散することにより、増感色素の固体分散物を得た。
60℃に昇温し、ハロゲン化銀1モルに対して、塩化金酸(5.5×10-4モル)、チオ硫酸ナトリウム(7.2×10-4モル)およびN,N−ジメチルセレノ尿素(4.8×10-4モル)を添加し最適に化学増感を施した。かぶり防止剤I(1.0×10-3モル)を添加して化学増感を終了した。
本乳剤aは数平均円相当径30nm、円相当径の変動係数16%の丸みを帯びた立方体粒子であった。本粒子は3モル%の沃化銀を含有する臭化銀粒子であり、沃化銀含有率の粒子間分布の変動係数は12%の粒子である。
乳剤aの調製において化学増感時の塩化金酸を添加する時にチオシアン酸カリウムをハロゲン化銀1モルに対して1×10-4モル、5×10-4モル、3×10-3モル添加する以外は同様にして各々乳剤b−1〜3を調製した。化学増感後の微粒子の数平均円相当径は各々、53nm、61nm、68nmであり、大粒子化しており、所望のサイズのハロゲン化銀乳剤粒子が得られなかった。
乳剤aならびにb−1〜3の調製において、増感色素I、IIの代わりに、増感色素III、IV、Vを60:37:3のモル比率でハロゲン化銀1モルに対して1×10-3モル、粒子形成後、脱塩前に添加する以外は同様にして各々乳剤c−1〜4を調製した。乳剤c−1〜4は乳剤aと同様に数平均円相当径30nm、円相当径の変動係数16%の丸みを帯びた立方体粒子であった。また、633nmをピ−クとする鋭い増感色素のJ会合吸収が観測された。
本実験において増感色素は、前述同様の固体分散物として添加した。
乳剤c−1〜4の調製において、増感色素の添加量をハロゲン化銀1モルに対して5×10-5モルに変更する以外は同様にして乳剤d−1〜4を調製した。化学増感後の微粒子の数平均円相当径は各々、30nm、51nm、56nm、61nmであった。乳剤d−2〜4は、大粒子化しており、所望のサイズのハロゲン化銀乳剤粒子が得られなかった。
乳剤d−1〜4の調製において、粒子形成時のAgNO3水溶液の添加開始から2分後にK3IrCl6水溶液をハロゲン化銀1モルに対して5×10-4モル添加した以外は同様にして、乳剤e−1〜4を調製した。乳剤e−1〜4は乳剤aと同様に数平均円相当径30nm、円相当径の変動係数16%の丸みを帯びた立方体粒子であった。また、633nmをピ−クとする鋭い増感色素のJ会合吸収が観測された。
乳剤d−1〜4の調製において、脱塩後に添加した平均分子量100000の脱イオン骨ゼラチンを平均分子量20000の脱イオン骨ゼラチンに変更した以外は同様にして、乳剤f−1〜4を調製した。乳剤f−1〜4の数平均円相当径は各々、30nm、30nm、33nm、47nmで円相当径の変動係数は各々、16%、16%、14%、12%の丸みを帯びた立方体粒子であった。
現像はD−19現像液を用い20℃で5分間行い、その後、定着、水洗し、乾燥した。
以上により得られた試料の、かぶりプラス2.0の濃度での感度値ならびに、かぶり値を表−2に示す。
実施例1の乳剤aおよびf−1を塗布する前に、化合物1、2、3を各々、40℃でハロゲン化銀1モルに対して4.8×10-4モル添加する以外は実施例1と同様にして試料を作成した。
(乳剤g−1〜3の調製)
実施例1の乳剤c−4の調製において、粒子形成時のAgNO3水溶液の添加開始から2分後にK3IrCl6水溶液をハロゲン化銀1モルに対して5×10-4モル添加した以外は同様にして、乳剤g−1を調製した。乳剤c−4の調製において、脱塩後に添加した平均分子量100000の脱イオン骨ゼラチンを平均分子量20000の脱イオン骨ゼラチンに変更した以外は同様にして、乳剤g−2を調製した。乳剤g−1の調製において、脱塩後に添加した平均分子量100000の脱イオン骨ゼラチンを平均分子量20000の脱イオン骨ゼラチンに変更した以外は同様にして、乳剤g−3を調製した。乳剤g−1〜3の数平均円相当径は30nmで円相当径の変動係数は16%の丸みを帯びた立方体粒子であった。
実施例1で調製した乳剤a−1、c−4ならびにg−1〜3を、実施例1と同様に塗布した。
光源として5mWの出力のヘリウム−ネオンレ−ザ−を用い、久保田敏弘著、ホログラフイ−入門−原理と実際−、1995年朝倉書店出版、p.177の図11.6に記載された撮影系を組み立て、ホログラフィ−撮影を行った。同著、p.159に記載されたCW−C1現像液+鉄EDTA漂白液の処方にて処理を行った。良好な再生像を得るのに要した露光時間を表―4に示す。
Claims (10)
- 支持体上に少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀乳剤層を有するホログラフィ−用ハロゲン化銀感光材料において、該ハロゲン化銀乳剤層中に、数平均円相当径が10nm以上50nm以下であるハロゲン化銀粒子が含有され、かつ、チオシアン酸塩がハロゲン化銀粒子の銀1モル当たり5×10−4モル以上1×10−2モル以下含有されていることを特徴とするホログラフィ−用ハロゲン化銀感光材料。
- 支持体上に少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀乳剤層を有するホログラフィ−用ハロゲン化銀感光材料において、該ハロゲン化銀乳剤層中に、数平均円相当径が10nm以上50nm以下であるハロゲン化銀粒子が含有され、かつ、J会合性シアニン色素がハロゲン化銀粒子の銀1モル当たり1×10 −4 モル以上1×10−3モル以下含有されていることを特徴とするホログラフィ−用ハロゲン化銀感光材料。
- 前記J会合性シアニン色素がハロゲン化銀粒子の銀1モル当たり1×10−4モル以上1×10−3モル以下含有されていることを特徴とする請求項1に記載のホログラフィ−用ハロゲン化銀感光材料。
- 支持体上に少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀乳剤層を有するホログラフィ−用ハロゲン化銀感光材料において、該ハロゲン化銀乳剤層中に、数平均円相当径が10nm以上50nm以下であるハロゲン化銀粒子が含有され、かつ、イリジウム塩がハロゲン化銀粒子の銀1モル当たり1×10−4モル以上1×10−2モル以下含有されていることを特徴とするホログラフィ−用ハロゲン化銀感光材料。
- さらにJ会合性シアニン色素がハロゲン化銀粒子の銀1モル当たり5×10−5モル以上1×10−3モル以下含有されていることを特徴とする請求項1に記載のホログラフィ−用ハロゲン化銀感光材料。
- さらにイリジウム塩がハロゲン化銀粒子の銀1モル当たり1×10−4モル以上1×10−2モル以下含有されていることを特徴とする請求項1に記載のホログラフィ−用ハロゲン化銀感光材料。
- さらに低分子量ゼラチンが含有されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のホログラフィ−用ハロゲン化銀感光材料。
- 前記J会合性シアニン色素が塩基性複素環核を有し、前記塩基性複素環核が、ピロリン核、オキサゾリン核、チオゾリン核、ピロール核、オキサゾール核、チアゾール核、セレナゾール核、イミダゾール核、テトラゾール核、ピリジン核、これらの核のいずれかに脂環式炭化水素環が融合した核、又はこれらの核のいずれかに芳香族炭化水素環が融合した核であることを特徴とする請求項2,3及び5のいずれか一項に記載のホログラフィ−用ハロゲン化銀感光材料。
- 前記J会合性シアニン色素が塩基性複素環核を有し、前記塩基性複素環核が、インドレニン核、ベンゾインドレニン核、インドール核、ベンゾオキサドール核、ナフトオキサゾール核、ベンゾチアゾール核、ナフトチアゾール核、ベンゾセレナゾール核、ベンゾイミダゾール核、又はキノリン核であることを特徴とする請求項2,3及び5のいずれか一項に記載のホログラフィ−用ハロゲン化銀感光材料。
- 分子内にハロゲン化銀への吸着性基を少なくとも1つ有する化合物を、ハロゲン化銀粒子の銀1モル当たり1×10−8モル以上2×10−3モル以下含有し、前記吸着性基が、3−メルカプト−1,2,4−トリアゾール基、5−メルカプトテトラゾール基、2,4−ジメルカプトピリミジン基、2,4−ジメルカプトトリアジン基、又は3,5−ジメルカプト−1,2,4−トリアゾール基であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のホログラフィ−用ハロゲン化銀感光材料。
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