JP4390527B2 - アドレス生成回路、半導体集積回路 - Google Patents

アドレス生成回路、半導体集積回路 Download PDF

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Description

本発明は、メモリ・アクセスのためのアドレス生成に関し、特に、半導体集積回路のメモリ・テストに好適な、メモリ・アクセスのためのアドレス生成に関する。
半導体集積回路に搭載されるメモリは益々大容量化され、メモリを効果的にテストすることができるテスト方法の重要度が日々増大している。このように半導体集積回路のメモリをテストする方法として、テスタを使用してメモリを外部からテストする方法が知られている。しかし、測定をするために、メモリ端子を集積回路外部まで引き出す必要があるため、一般に高速でテストすることが困難となる。さらに、多ビットのメモリにおいては、テスト用に確保できる入出力端子の数が不足する可能性が高くなる。
このため、外部テスタによるテストの欠点を回避するテスト方法として、BIST(Built in Self Test)法が知られている。BIST法において、被テスト回路である半導体集積回路上に、テスト回路であるBIST回路が形成される。このように、テスト回路を半導体集積回路上に搭載することによって、テスト用の入出力端子が低減され、また、メモリを実使用条件と同等の高速動作状態でテストできるというメリットが生じる。
BIST回路は、典型的には、半導体集積回路のメモリをテストするためのテスト・データを生成するテスト・データ生成部、メモリへのアクセス・アドレスを生成するアドレス発生部、メモリから読み取られるテスト・データの期待値データを生成する期待値データ生成部、あるいはメモリ・セルの良否判定を行う比較回路などを集積回路上に有している。典型的には、テスト・データ生成部によって生成されたテスト・データをアドレス生成部によるアドレスに従ってメモリの各セルに書き込む。その後、メモリからアドレスに従ってテスト・データを読み出し、期待値データ生成部によって生成された期待値データとメモリからの読み出しデータを比較部が比較することによって、各セルの良否を決定することができる。
BIST回路の一つとして、アップカウンタで順次に増加する第1アドレスADDR1を発生させる一方、この第1アドレスADDR1を反転器で反転させて順次に減少する第2アドレスADDR2を発生させ、この第1及び第2アドレスADDR1、ADDR2のいずれか一つをアップダウン制御信号UPDNに応答して選択器で選択してメモリブロックのアドレスADDRとして出力する構成が提案されている(特許文献1を参照)。この構成を有することによって、チップ面積を小さくでき、かつ効率的にアドレスを発生できるアドレス発生器及びアドレス発生方法と、これを利用したメモリ自己テスト回路を提供することができる。
メモリ・テストの一つの態様として、カラム方向における連続アクセス及びロウ方向における連続アクセスによるメモリ・テスト方法が知られている。このテストによって、ロウ方向のデコーダとカラム方向のデコーダのそれぞれのテストを効果的に行うことができる。例えば、ロウ方向の連続アクセスによるテストにおいて、複数のロウから一つのロウが選択され、選択されたロウの全ビットのそれぞれについて、テスト・データの書き込みが行われる。さらに、他のロウについてもテスト・データの書き込みが行われる。
その後、同様に、テスト・データがロウ方向における連続アクセスによりメモリから順次読み出され、メモリ・セルの良否が判定される。カラム方向においても、同様な連続アクセスによってメモリ・テストが実行される。しかし、上記特許文献従来のBIST回路は、アドレスが順次増加もしくは順次減少するものであるため、上記のようなロウ方向及びカラム方向の連続アクセスによるメモリ・テストを実行することができない。
又、半導体集積回路上に複数のメモリが形成されている場合に、複数のメモリを同時にテストするBIST回路が知られている(特許文献2を参照)。例えば、半導体装置は、ロウ・カラム構成の異なるRAM(A)、RAM(B)、RAM(C)に対して、同時にテストを行うテスト・パターン発生器などを含んでいる。テスト・パターン発生器は、RAMテスト・コントロール回路と、ライト・イネーブル発生回路、ロウ・アドレス発生回路、カラム・アドレス発生回路、およびデータ発生回路などから構成され、各RAMに対応したロウ・カラムアドレスの各信号線をそれぞれ接続し、ロウ・カラムアドレスを最小値から最大値まで順番に動かしてテスト・データを共通に供給することで、チェッカーボード・パターンによるデータリテンションテストを実現する。
この構成を有することによって、テスト対象のRAMのロウ・カラム構成に応じてテスト・データ発生回路を設計し直す必要がなく、他製品への適用を容易に可能とすることができる半導体装置のテスト方法を提供することができる。しかし、カラム及びロウ方向におけるメモリ・アクセスのために、ロウ・アドレス発生回路、カラム・アドレス発生回路をそれぞれ備えているため、チップ上の占有面積が増加する。
特開平11−45597号公報 特開2002−222600号公報
本発明は以上のような事情を背景としてなされたものであって、本発明は、メモリのロウ及びカラム方向における連続アクセスを可能とするアドレス生成を効果的に行うことを一つの目的とする。本発明の他の目的は、メモリ・アクセスのためのアドレス生成回路の回路規模を低減することである。本発明の他の目的は、ロウ及びカラム方向における連続アクセスによるメモリ・テストを効果的に行うことである。本発明の他の目的は、ロウ及びカラム方向における連続アクセスを行うことができるBIST回路を効率的に構成することである。
本発明の第1の態様は、メモリへアクセスするためのアクセス・アドレスを生成するアドレス生成回路であって、カウント・データを出力するカウンタと、前記カウンタからのカウント・データからアクセス・アドレスを生成するデータ変換部と、を備え、前記データ変換部は、制御信号に応じて、ロウ方向における連続アクセスのためのロウ・アクセス・アドレスの連続生成と、カラム方向における連続アクセスを行うためのカラム・アクセス・アドレスの連続生成とを、選択的に実行する。前記ロウ・アクセス・アドレスは、前記カラム・アクセス・アドレスの上位N(Nは1以上の整数)ビットと下位Nビットとの間において、一対一のビットの入れ替えを行うことによってビット並びを変更したアドレスに相当する。これによって、メモリのロウ及びカラム方向における連続アクセスを可能とするアドレス生成を効果的に行うことができる。
前記データ変換部は、前記ロウ・アクセス・アドレスもしくは前記カラム・アクセス・アドレスの一方として、入力されたカウンタ・データを出力し、他方のアドレスとして、入力されたカウント・データの上位N(Nは1以上の整数)ビットと下位Nビットとの間において、一対一のビットの入れ替えを行うことによってビット並びを変更したデータを出力するようにしても良い。これによって、効率的にアドレス生成を行うことができる。また、ビット並びを変更したアドレスによってアクセスされるロウもしくはカラムの数は、前記Nビットによって表される最大数であることが好ましい。これによって、回路を効率的に構成することができる。あるいは、前記カウント・データの全てのビットについて、前記カウント・データの中心に関して対称な位置にある各ビットを入れ替えることによって、ビット並びの変更を行っても良い。これによって、より多くのメモリに種類に対応した回路を構成することができる。
本発明の第2の態様は、メモリへのアクセスのために、アクセス・アドレスを生成するアドレス生成回路であって、カウント・データを出力するカウンタと、前記カウンタからのカウント・データからアクセス・アドレスを生成するデータ変換部と、を備え、前記データ変換部は、入力されたカウント・データ、もしくは、前記カウント・データのビット並びを変更したデータを、前記アクセス・アドレスとして選択的に出力するために、前記アクセス・アドレスの上位Nビット(Nは1以上の整数)を出力する上位ビット・セレクタ部と、前記アクセス・アドレスの下位Nビットを出力する下位ビット・セレクタ部と、備え、前記上位ビット・セレクタ部は、前記アクセス・アドレスの上位Nビットとして、入力カウント・データの上位Nビット、もしくは、下位Nビットの各ビットから構成されるNビット・データを、選択的に出力し、前記下位ビット・セレクタは、前記アクセス・アドレスの下位Nビットとして、入力カウント・データの下位Nビット、もしくは、上位Nビットの各ビットから構成されるNビット・データを、選択的に出力するものである。これによって、メモリのアクセスを可能とするアドレス生成を効果的に行うことができる。
前記上位ビット・セレクタ部は、アクセス・アドレスの上位Nビット・データの各対応ビットを出力するN個の上位ビット・セレクタを備え、前記下位ビット・セレクタ部は、アクセス・アドレスの下位Nビット・データの各対応ビットを出力するN個の下位ビット・セレクタを備え、前記上位ビット・セレクタのそれぞれには、入力カウンタ・データの上位Nビットの対応ビットと、前記入力されたカウント・データの下位Nビットのいずれか一つと、が入力され、前記下位ビット・セレクタのそれぞれには、入力カウンタ・データの下位Nビットの対応ビットと、前記入力されたカウント・データの上位Nビットのいずれか一つと、が入力されることが好ましい。これによって、効率的な回路構成によってアドレス生成を行うことができる。
さらに、カウント・データ及びアクセス・アドレスは2Nビット、もしくは、(2N+1)ビットであり、前記上位ビット・セレクタのそれぞれには、カウント・データの中心に関して前記対応ビットと対称な位置にある下位ビット・データが入力され、前記下位ビット・セレクタのそれぞれには、カウント・データの中心に関して前記対応ビット対称な位置にある上位ビット・データが入力されることが好ましい。これによって、より多くのメモリに種類に対応した回路を構成することができる。
あるいは、前記カウント・データによって前記メモリのロウもしくはカラムの一方が連続アクセスされ、前記ビット並びを変更したデータによって他方が連続アクセスされ、前記他方の数は、前記Nビットで表される最大数であることが好ましい。これによって、効率的な回路構成によってアドレス生成を行うことができる。
本発明の第の態様は、メモリと、前記メモリをテストするためのテスト回路と、を実装された半導体集積回路であって、前記テスト回路は、ロウ方向及びカラム方向におけるメモリへの連続アクセスのために、アクセス・アドレスを生成するアドレス生成回路を備え、前記アドレス生成回路は、カウント・データを出力するカウンタと、前記カウンタからのカウント・データからアクセス・アドレスを生成するデータ変換部と、を備え、前記データ変換部は、入力されたカウント・データ、もしくは、前記カウント・データのビット並びを変更したデータを、前記アクセス・アドレスとして選択的に出力するために、前記アクセス・アドレスの上位Nビット(Nは1以上の整数)を出力する上位ビット・セレクタ部と、前記アクセス・アドレスの下位Nビットを出力する下位ビット・セレクタ部と、備え、前記上位ビット・セレクタ部は、前記アクセス・アドレスの上位Nビットとして、入力カウント・データの上位Nビット、もしくは、下位Nビットの各ビットから構成されるNビット・データを、選択的に出力し、前記下位ビット・セレクタは、前記アクセス・アドレスの下位Nビットとして、入力カウント・データの下位Nビット、もしくは、上位Nビットの各ビットから構成されるNビット・データを、選択的に出力するものである。
本発明によれば、メモリのアクセスのためのアドレス生成を効果的に行うことができる。
以下に、本発明を適用された実施の形態が説明される。以下の説明は、本発明の実施形態を説明するものであり、本発明が以下の実施形態に限定されるものではない。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略及び簡略化がなされている。又、当業者であれば、以下の実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能である。
図1は本実施形態における半導体集積回路及びそのテスト回路を説明するブロック図である。図1において、101は被テスト回路としての半導体集積回路、102は半導体集積回路101のテストを行うロジック・テスタである。半導体集積回路101はメモリの一例であるDRAM103を備えており、本例において、DRAMのテストがロジック・テスタ102によって実行される。半導体集積回路101のチップ内には、テスト回路の一部として、メモリ103のテストを行うために内蔵された自己テスト回路であるBIST(Built-In Self Test)回路部104が形成されている。BIST回路部104として、テスト回路がチップ内に形成されているため、高速テストを行うことができる。半導体集積回路101は、さらに、通常動作においてデータ処理を行うロジック回路部105と、メモリ103へ入力されるアドレス及びデータの選択を行うセレクタ106とを備えている。
セレクタ106はロジック・テスタ102から入力される制御信号に従って、ロジック回路部105及びBIST回路部104からの出力されるデータ(アドレス及びメモリ103への書き込みデータを含む)の一つを選択する。半導体集積回路101の通常動作モードにおいて、セレクタ106はロジック回路部105からの入力を選択し、メモリ103へのアクセスはロジック回路部105によって実行される。一方、メモリ103のテストを行うテスト・モードにおいては、セレクタ106はBIST回路104からの入力を選択し、メモリ103はBIST回路部104によって制御される。セレクタ106はロジック・テスタ102からのBIST_MODE信号によって制御され、その信号に従ってロジック回路部105もしくはBIST回路部104からの入力をメモリに対して選択的に出力する。
BIST回路部104は、データ生成部107、アドレス生成部108、期待値データ生成部109、比較部110及び制御部111を有している。データ生成部107は、メモリ・テストのためにメモリ103へ記憶するテスト・データを生成する。アドレス生成部108は、メモリ103へテスト・データを書き込むアドレス及びメモリからテスト・データを読み出すアドレスを生成する。期待値データ生成部109は、メモリ103から読み出されるテスト・データの期待値データを生成する。比較部110は、メモリ103から読み出されたテスト・データと期待値データ生成部109によって生成された期待値データとを比較する。制御部111はロジック・テスタ102からの制御信号であるCONTROL信号に基づいてBIST回路部104を制御する。
ロジック・テスタ102は、メモリ・テストの開始を制御するBIST_START信号、セレクタ106をBISTモードにセットするBIST_MODE信号及びメモリ・テストを制御するためのCONTROL信号を出力する。CONTROL信号は、例えば、メモリ103へのリード/ライト・モードの制御や、アドレス生成部108によるアドレス生成方法の制御を行う制御信号を含む。この他、ロジック・テスタ102からはテスト・クロック(不図示)が入力される。半導体集積回路101は入力されたテスト・クロック信号と、内部のPLL回路(不図示)によってテスト・クロック信号と同期して生成される内部クロックに従って動作する。
メモリ103のテスト・モードにおいて、BIST回路部104はロジック・テスタ102の制御に従ってテスト・ベクタを生成し、メモリ103を動作させる。メモリ103から読み出されたテスト・データとBIST回路部104が生成した期待値データとを比較することによって、メモリ103のテストを行うことができる。BIST回路部104は期待値データとメモリ103からの読み出しデータの一致あるいは不一致を決定し、その結果をロジック・テスタ102にPASS/FAIL信号として出力する。
メモリ・テスト方法の一例及びそのテストにおける本例のテスト回路の動作を、図2を参照して説明する。ロジック・テスタ102から入力されるBIST_START信号がHレベルになると、メモリ・テストが開始される(S201)。ロジック・テスタ102からのCONTROL信号に従って、BIST回路部104の制御部111は、メモリ103へのテスト・データ書き込み処理を行うようにBIST回路部104を制御する。アドレス生成部108は、クロックに同期してアドレスを生成する(S202)。BIST_MODE信号はHレベル(BISTモード)にあり、セレクタ106はBIST回路部104からの入力を選択する。アドレス生成部108によって生成されたアドレスはセレクタ106によって選択されて、メモリ103のデコータ部(不図示)に入力される。デコータ部はアドレスに従ってメモリ103内のビットの選択を行う。
データ生成部107は、メモリ103に書き込むためのテスト・データを生成する(S203)。生成されたテスト・データはセレクタ106によって選択されてメモリ103へ出力され、アドレスによって指定されたビットに書き込まれる(S204)。アドレス生成部108は、メモリ・セルの全ビットへの書き込みを行うようにアドレスを生成する。アドレス生成部108のアドレス生成及びその内部構成については後に詳述される。上記のように、アドレス生成、テスト・データ生成及びメモリ103へのテスト・データ書き込み処理を繰り返し行うことによって、メモリ103の全ビットへ、テスト・データが書き込まれる。
メモリ・セルの全ビットへのテスト・データ書き込み処理が完了すると、メモリ103からの読み出し処理が開始される。ロジック・テスタ102からのCONTROL信号に従って、制御部111はメモリ103からのテスト・データ読み出し処理を行うようにBIST回路部104を制御する。アドレス生成部108はクロックに同期して読み出しアドレスを生成する(S205)。アドレス生成部108から出力されたアドレスはセレクタ106によって選択され、メモリ103に入力される。デコータは入力されたアドレスに従ってビットを選択して、テスト・データを読み出す(S206)。選択されたビットから読み出されたテスト・データは、BIST回路部104の比較部110に入力される。
一方、期待値データ生成部109は、アドレス生成部108が生成したアドレスから読み出されるべきテスト・データの期待値データを生成し、比較部110に出力する(S207)。比較部110は入力された期待値データとメモリ103からの読み出しデータとを比較して、2つのデータが一致するか一致しないかを決定する(S208)。比較部110は、データの一致/不一致に応じて、テスト結果を示す信号であるPASS/FAIL信号をロジック・テスタ102に出力する(S209)。例えば、データが不一致の場合にHレベルのパルス信号をロジック・テスタ102に出力する。以上の処理によって、メモリ・テストを実行し、メモリ・セルの不良を検出することができる。
図3は、本形態におけるアドレス生成部108の構成を示すブロック図である。アドレス生成部108は、カウンタ301と、カウンタからのカウント信号304を制御信号303に応じて変換するアドレス変換部302とを有している。アドレス生成部108は、メモリ103のカラム方向への連続アクセス及びロウ方向への連続アクセスを行うことができるように、ロウ方向でのアクセス・アドレスとカラム方向におけるアクセス・アドレスを連続生成することができる。カウンタ301は、出力値を1ずつインクリメントもしくはデクリメントする。カウンタ301は、出力値304のインクリメント及びデクリメントの双方、あるいは一方のみを行うように構成することができる。アドレス変換部302は連続的に増加もしくは減少するカウンタ301の出力データを変換し、メモリ103のロウ方向もしくはカラム方向に連続的に変化するアドレス305を生成する。カラム方向及びロウ方向に連続アクセスすることによって、カラム方向のデコーダ及びロウ方向のデコーダの高速動作について、メモリ・テストを効果的に行うことができる。
図4に示された具体例を参照して、アドレス生成部108によるアドレス生成の方法について説明する。図4は、本発明が適用可能なメモリ400の一つの構成例を示している。図4において、メモリ400は、8列のカラムと8行のロウから構成されている。各ビットに割り当てられたアドレスは、図4に示されたメモリ400の最前ロウ401の左端から開始し、ロウ方向における右に向かって連続的に増加する。例えば、8のメモリ・セルから構成される最前ロウ401において、左端ビットにはアドレス0が割り当てられ、同一ロウにおいて右方向にアドレスが増加し、右端のビットにはアドレス7が割り当てられている。
さらに、メモリ400において、前段ロウの右端のビットに割り当てられたアドレスの次のアドレスが、次の後段のロウの左端のビットに割り当てられている。例えば、最前ロウ401の右端のビットにはアドレス7が割り当てられており、次段ロウ402における左端ビットにはアドレス8が割り当てられている。上記の最前のロウ401と同様に、2行目のロウ402において、右方向に向かってアドレスが連続的に増加し、2行目のロウの右端のビットにはアドレス15が割り当てられている。同様の規則に従って、メモリ400の他のロウにおける各ビットに、順次、アドレスが割り当てられている。
アドレス生成部108は、上記のように、メモリのロウ方向及びカラム方向に連続アクセスするようにアドレスを生成することができる。つまり、連続アクセスにおいて、一のロウあるいはカラムにおいて、全てのビットを順次アクセスするアドレスを生成することができる。さらに、アドレス生成部108は、各ロウあるいは各カラムのそれぞれに順次アクセスするようにアドレスを生成することができる。従って、ロウ方向のメモリ・テストにおいて、順次選択された各ロウについて、そのロウ内の各ビットに順次アクセスすることができる。カラム方向のテストについても同様である。
例えば、ロウ方向のメモリ・テストにおいて、図4(a)に示すように、最前のロウ401へのアクセスのためにアドレス0−8を順次生成する。次に、2段目のロウ402の各ビットに連続アクセスを行い、順次、他のロウへアクセスを行う。あるいは、カラム方向のメモリ・テストにおいて、例えば、図4(b)に示すように、左端カラム403への連続アクセスのために、アドレス0、8、16、24、32、40、48、56のそれぞれを生成する。これによって、左端カラム403の各ビットを連続アクセスすることができる。同様に、他の各カラムに順次アクセスが行われる。尚、一つのロウもしくはカラムにおける各アドレスの生成順序は、アドレスの大小関係とは必ずしも一致しない。
以上のように、ロウ方向のメモリ・テストにおいて、ロウ方向への連続アクセスによって、メモリの全ビットへのアクセスが行われる。同一のロウにおいては全てのビットが連続的にアクセスされるが、各ロウのアクセス順序は、必ずしもロウの配列順序とは一致しない。また、カラム方向のメモリ・テストにおいて、同様に、カラム方向への連続アクセスによって、メモリの全ビットへのアクセスが行われる。同一のカラムにおいては全てのビットが連続的にアクセスされるが、各カラムのアクセス順序は、必ずしもカラムの配列順序とは一致しない。
図5(a)は、本発明に係るアドレス生成部108におけるアドレス変換部302の回路構成の好ましい一例を示す回路図である。図5(a)において、図4に対応して、6ビット・データによって64のアドレスを生成する例が示されている。アドレス変換部302は、カウンタ301からの入力データ304、もしくは入力データのビット並びを変更したデータの一方を選択的に出力する。これによって、メモリのカラム方向の連続アクセス、及び、ロウ方向の連続アクセスを行うことができる。図5(a)に示されるように、アドレス変換部302にはカウンタ301からの6ビット・データ304が入力され、アドレス変換部302は6ビット・データ305をメモリ103へのアクセス・アドレスとして出力する。アドレス変換部302は6つのセレクタ501−506、セレクタ501−506に接続される6ビット幅の入力ビット線507−512、及び、各セレクタ501−506から出力される6ビット幅の出力ビット線513−518を有している。例えば、セレクタ501−503からなるセレクタ部が上位3ビットを出力し、セレクタ504−506からなるセレクタ部が下位3ビットを出力する。各セレクタ501−506には、出力ビットのビット位置に対応する入力データの対応ビットが入力されている。各セレクタ501−506は、入力データの対応ビット、もしくは、それと異なるビットを選択的に出力する。
各入力ビット線507−512は2つに分岐され、それぞれ異なるセレクタ501−506に入力されている。具体的には、各入力ビット線513−518は、入力データ304の中心について対称なビットに対応するビット線と同一のセレクタ501−506に入力される。例えば、LSBに対応する入力ビット線512は、セレクタ501とセレクタ506に入力される。一方、LSBの対称なビットであるMSBに対応する入力ビット線507は、同様に、セレクタ501とセレクタ506に入力される。LSBから2ビット目(第2ビット)とMSBから2ビット目(LSBから5ビット目)のビットそれぞれに対応する入力ビット線511と入力ビット線508とは、セレクタ502とセレクタ505に入力されている。さらに、LSBから3ビット目とMSBから3ビット目(LSBから4ビット目)のビットそれぞれに対応する入力ビット線510と入力ビット線509とは、セレクタ503とセレクタ504に入力されている。これによって、上位3ビットのデータと下位3ビットのデータが、一対一で入れ替えられる。
各セレクタ501−506は、制御部111から入力される制御信号303に応じて入力ビット線507−512の一方を選択する。これによって、アドレス変換部302は、カウンタ301からの入力データ304もしくは、入力データのビット並びを変更したデータを選択的に出力する。入力データ304を変換することなく出力する場合において、各セレクタ501−506は、それぞれ、入力ビット線507−512を選択する。一方、ビット並びを変更したデータを出力する場合において、各セレクタ501−506は、それぞれ、入力ビット線512、511、510、509、508、507を選択する。これによって、制御信号303に応じて、カウンタからの入力データ304を変換することなく、もしくは入力データ304のビット並びについてデータ中心を対称に上位ビットと下位ビットを入れ替えた変換データをアドレス305として出力することができる。
図5(b)は、カウンタ301からの入力データと、ビット並びを変更されたデータとの関係を例示している。図5(b)に示すように、変更されたデータのビット並びは、データ中心について対称な、入力データの各ビットを入れ替えることによって生成されている。具体的には、6ビット「100100」の入力データに対して、変換されたデータは「001001」である。LSBとMSB、LSBからの第2ビットと第5ビット、第3ビットと第4ビットのそれぞれが入れ替えられている。尚、上記回路構成は好ましい一つの態様であるが、テーブルなどを使用して同様のデータ変換を行うデータ変換部を構成してもよい。
図4を参照して、カウンタ301からの入力データが、0、1、2、3・・・と順次増加する例を説明する。制御信号303が0の場合、アドレス変換部302はカウンタ301からの入力データを変換することなく、そのデータを選択的に出力する。従って、カウンタ301からの入力データ304が、0、1、2、3・・・と順次増加する場合、出力データ305も同様に、0、1、2、3・・・と順次増加する。図4(a)に示すように、出力されたアドレスに従って、ロウ401において、ロウ方向におけるメモリ400の連続アクセスを行うことができる。
一方、制御信号が1の場合、アドレス変換部302からの出力アドレス305は、カウンタ301からの入力データ304のビット並びを変更した変換データとなる。具体的には、0、1、2、3・・・と順次増加する入力データ304に対して、0、32、16、48、8・・・と変化するアドレス305が出力される。図4(b)に示すように、出力されるアドレスに従うことによって、カラム403において、カラム方向に連続的にメモリ・アクセスを行うことができる。
上記のように、アドレス生成部がロウ方向及びカラム方向への連続アクセスのアドレスを制御信号に従って生成することによって、メモリ・テスト、特に、デコーダの高速テストを効果的に行うことができる。アドレス生成部において、ロウ方向テスト及びカラム方向テストのための処理ブロックが与えられているため、テスト回路の回路規模を小さくすることができる。特に、一つのカウンタからの出力をセレクタによって選択することによってデータ変換を行うことにより、シンプルな回路構成によって、ロウ方向及びカラム方向の双方での連続アクセスを可能とするアドレス発生部を形成することができる。
尚、本発明は上記のようにBIST回路に適用することが好ましいが、チップと別に形成されるテスト回路に適用することが可能である。あるいは、本発明のアドレス発生部は、メモリ・テストのアドレス生成に特に好適であるが、通常動作におけるアドレス生成に利用することが可能である。上記においては、6ビット・アドレスを例として本発明を説明しているが、本発明は他のビット数のアドレス生成に適用することが可能である。
他のロウ・カラム構成を有するメモリを例として説明する。図6は、カラム数が4、ロウ数が16の構成を有するメモリ600を示している。図6に示されたメモリ600の高速動作テストのために、アドレス変換部302を有するアドレス生成部108を使用することによって、図4のメモリと同様に、カラム方向のメモリ・テストあるいはロウ方向のメモリ・テストのそれぞれにおいて、メモリへ600のカラム方向あるいはロウ方向への連続アクセスを行うことができる。具体的に説明する。
メモリ400のテストと同様に、ロウ方向へのアクセスにおいて、図3のカウンタ301からの入力データ304が、0、1、2、3・・・と順次増加する例を説明する。制御信号303が0の場合、アドレス変換部302はカウンタ301からの入力データ304を変換することなく、そのデータを選択的に出力する。従って、カウンタからの入力データ304が、0、1、2、3、・・・と順次増加する場合、出力データ305も同様に、0、1、2、3、・・・と順次増加する。図6に示すように、出力されたアドレス305に従って、カラム方向においてメモリの連続アクセスを行うことができる。
一方、制御信号303
が1の場合、0、1、2、3、4・・・と順次増加する入力データ304に対して、アドレス変換部302は、0、32、16、48、8・・・と変化するアドレス305を出力する。図6に示すように、出力されるアドレス305に従うことによって、カラム方向に連続的にメモリ・アクセスを行うことができる。各カラムのアクセス順序は、アドレス0が属するカラム601が第1に連続アクセスされ、その後、アドレス2が属するカラム603、アドレス1が属するカラム602、そしてアドレス3が属するカラム604と続く。
図7は、6ビット・アドレスを変換するアドレス変換部の他の好ましい例を示している。テスト対象であるメモリのカラム数が、図6に示されたように、4以下である場合、アドレス変換部を図7に示すように構成することができる。これによって、セレクタの数を低減することができる。具体的には、アドレス変換部700は、カウンタ301からの入力データ304の上位及び下位の2ビットについて、一対一のビット入れ替えを行うことによって、メモリのカラム方向の連続アクセスのためのアドレスを生成する。例えば、カウンタ501、502からなるセレクタ部が、アドレスの上位2ビットを出力し、カウンタ505、506からなるセレクタ部が、下位2ビットを出力する。図5のアドレス変換部302と比較して、アドレス変換部700においてはセレクタ503及び504が省略されており、入力データの中央部分における2ビット(第3、第4ビット)のそれぞれに対応する入力ビット線509と入力ビット線510とは、セレクタを介することなくアドレス変換部700の出力に接続されている。その他の構成は、図5に示されたアドレス変換部302と同様である。
例えば、図6の4カラム構成のメモリ600のカラム方向への連続アクセスにおいて、アドレスの下位2ビットによって、アクセスされるカラムが決定される。従って、上位及び下位の各2ビットを入れ替えることによって、カラム方向への連続アクセスが可能となる。変換されたデータの中央部分におけるビット配置は、アドレス変換部302とアドレス変換部700との間において相違するため、同一カラム内の各ビットへのアクセス順序は、これらの間において異なるものとなる。
尚、2カラム構成のメモリのカラム方向への連続アクセスにおいて、アドレスの下位1ビットによってアクセス・カラムが決定される。従って、上位及び下位の各1ビットを入れ替えることによって、カラム方向への連続アクセスが可能となる。又、8カラム構成のメモリにおいては、上位及び下位の各3ビットを入れ替えることによって、カラム方向への連続アクセスが可能である。カラム数を最大数とするビット数(8カラムであれば3ビット)に相当する数のビットを、上位及び下位ビットについて入れ替えることによって、カラム方向への連続アクセスが可能となる。従って、カラム方向への連続アクセスのために、それ以外の中央部分のビットについてはビット入れ替えを行うことなくアドレス変換をすることができる。これによって、アドレス変換部のセレクタ数を低減することができる。
図8は、6ビット・アドレスを変換するアドレス変換部800の他の好ましい例を示している。アドレス変換部700とアドレス変換部800との間において、セレクタへの入力ビット線の接続構成が異なっている。このため、上位ビットと下位ビットとの間で入れ替えられるビットが、アドレス変換部700、800の間で異なる。具体的には、入力ビット線511はセレクタ501に接続され、入力ビット線512がセレクタ502に接続されている。この他の点は、アドレス変換部700と同様である。データに関しては、第1ビットが第5ビットに変更され、第2ビットが第6ビットに変更され、第5ビットが第2ビットに変更され、第6ビットが第1ビットに変更される。他のビットは同一位置にある。これによって、カラム方向のメモリ・テストにおいて、各カラムへのアクセス順序がアドレス変換部700の例と異なるものとなる。
アドレス変換部700においては、各カラムのアクセス順序は、アドレス0が属するカラム601が第1に連続アクセスされ、その後、アドレス2が属するカラム603、アドレス1が属するカラム602、そしてアドレス3が属するカラム604と続く。一方、本例のアドレス変換部800においては、各カラムのアクセス順序は、アドレス0が属するカラム601が第1に連続アクセスされ、その後、アドレス1が属するカラム602、アドレス2が属するカラム603、そしてアドレス3が属するカラム604と続く。このように、カラムのアクセス順序は異なるものとなっても、同一カラムにおける全てのビットへの連続アクセス、及び全てのカラムへの順次アクセスが可能である。
尚、セレクタ505、506に入力される入力ビット線508と入力ビット線507とを入れ替えることも可能である。つまり、入力ビット線507がセレクタ505に接続され、入力ビット線508がセレクタ506に接続される。この他の点は、アドレス変換部800と同様である。データについては、第1ビットと第5ビットが入れ替えられ、第2ビットと第6ビットが入れ替えられる。尚、アドレス変換部について、同様の変更を行うことも可能である。
図9は、本発明が適用された半導体集積回路の他の好ましい例を示すブロック図である。図9においては、半導体集積回路900におけるBIST回路部901及びメモリ902、903のみが示されている。本例の半導体集積回路900は複数のメモリ備えており、各メモリのメモリ・テストを一つのBIST回路部901によって処理することができる。これにより、BIST回路を含むチップ面積の低減あるいはメモリ・テスト時間の短縮化を図ることができる。図9に示すように、半導体集積回路900はメモリ(A)902及びメモリ(B)903を有している。各メモリ902、903のロウ・カラム構成は、同一もしくは異なるものであることができる。例えば、半導体集積回路900は、図4及び6に示したロウ・カラム構成のメモリをそれぞれ備えることができる。BIST回路部901は、メモリ・テストにおけるアクセス・アドレスを生成するアドレス生成部904、メモリに書き込むデータを生成するデータ生成部905、メモリから読み出されるべき値である期待値データを生成する期待値データ生成部906、メモリから読み出されたデータと期待値データを比較する比較部907、BIST回路部901を制御する制御部908を備えている。
BIST回路部901によるメモリのテスト方法は、図1を参照して説明された半導体集積回路101と実質的に同様である。典型的には、アドレス生成部904によって生成されたアドレスに従って、データ生成部905によって生成されたテスト・データがメモリ902、903に順次記憶される。その後、アドレス生成部904によって生成されたアドレスに従ってメモリ902、903から順次読み出されたテスト・データと期待値データとを比較部907が比較し、比較結果に応じてPASS/FAIL信号をロジック・テスタ(不図示)に出力する。
本例においては、メモリ(A)902及びメモリ(B)903のそれぞれについて異なるテスト・データの生成及び、期待値データとの比較を行うことができるように、データ生成部905、期待値データ生成部906及び比較部907のそれぞれが、メモリ(A)901及びメモリ(B)902専用の処理ブロックを備えている。つまり、データ生成部905は、メモリ(A)用データ生成部905aとメモリ(B)用データ生成部905bを有している。期待値データ生成部906は、メモリ(A)用期待値データ生成部906aとメモリ(B)用期待値データ生成部906bを有している。比較部907は、メモリ(A)用比較部907aとメモリ(B)用比較部907bを有している。
アドレス生成部904は、メモリ(A)902及びメモリ(B)903両方のメモリ・テストのためにアドレス生成を行う。メモリ(A)902とメモリ(B)903のテストを同時に行う場合、アドレス生成部904によって発生されたアドレスに従って、メモリ(A)902とメモリ(B)903の両方に同時にアクセスされる。一方のメモリのメモリ・セル数が多い場合、少ないメモリについては同一アドレスについて複数回アクセスする、あるいは、少ないメモリの全てのビットへアクセスされた時点で、そのメモリへのアクセスを終了するようにBIST回路部901を構成することができる。
本例のアドレス生成部904のために、上記説明されたアドレス生成部の態様の中から、メモリ(A)902及びメモリ(B)903の構成に応じた、適切な構成を選択することができる。好ましくは、アドレス生成部904は、図5に示したように、制御信号に応じてカウンタからの入力データ、もしくは、入力データを変換した変換データを選択的に出力し、変換データの生成のために、入力データの中心について対称な各ビットを入れ替える処理を実行する。ビットの入れ替えは、カウンタからの入力データの全てのビットについて実行される。つまり、2N(Nは自然数)の偶数ビットの場合は、上位Nビットと下位Nビットの間において、入力データの中心について対称な各ビットを入れ替える。(2N+1)の奇数ビットの場合は、中心ビット以外の上位Nビットと下位Nビットの間において、入力データの中心について対称な各ビットを入れ替える。アドレス生成部904がこのようにアドレス変換することができることによって、被テスト・メモリの様々なロウ・カラム構成に対応することができる。これによって、メモリのロウ・カラム構成に応じて異なる構成のアドレス変換部の設計する必要性を低減することができる。特に、ロウ・カラム構成が異なる複数のメモリのメモリ・テストを実行するBIST回路部において、上記アドレス生成部の汎用性は効果的である。
本実施形態における、半導体集積回路及びテスト回路の概略構成を示すブロック図である。 本実施形態における、半導体集積回路のテスト方法を示すフローチャートである。 本実施形態における、BIST回路におけるアドレス発生回路の概略構成を示すブロック図である。 本実施形態における、アドレス発生回路によって生成されたアドレスによってアクセスされるメモリの例を説明するための図である。 本実施形態における、アドレス発生回路におけるアドレス変換部の回路構成及びデータ変換を示す図である。 本実施形態における、アドレス発生回路によって生成されたアドレスによってアクセスされるメモリの他の例を説明するための図である。 本実施形態における、アドレス変換部の他の回路構成例を示す図である。 本実施形態における、アドレス変換部の他の回路構成例を示す図である。 本実施形態における、他の半導体集積回路及びテスト回路の概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
101 半導体集積回路、102 ロジック・テスタ、103 メモリ、
104 BIST回路部、105 ロジック回路部、106 セレクタ、
107 データ生成部、108 アドレス生成部、109 期待値データ生成部、
110 比較部、111 制御部、301 カウンタ、302 アドレス変換部、
303 制御信号、304 カウント信号、501−506 セレクタ、
507−512 入力ビット線、513−518 出力ビット線、
900 半導体集積回路、901 BIST回路部、902、903 メモリ、
904 アドレス生成部、905 データ生成部、906 期待値データ生成部、
907 比較部、908 制御部

Claims (13)

  1. メモリへアクセスするためのアクセス・アドレスを生成するアドレス生成回路であって、
    カウント・データを出力するカウンタと、
    前記カウンタからのカウント・データからアクセス・アドレスを生成するデータ変換部と、を備え、
    前記データ変換部は、制御信号に応じて、ロウ方向における連続アクセスのためのロウ・アクセス・アドレスの連続生成と、カラム方向における連続アクセスを行うためのカラム・アクセス・アドレスの連続生成とを、選択的に実行し、
    前記ロウ・アクセス・アドレスは、前記カラム・アクセス・アドレスの上位N(Nは1以上の整数)ビットと下位Nビットとの間において、一対一のビットの入れ替えを行うことによってビット並びを変更したアドレスに相当する、
    アドレス生成回路。
  2. メモリへアクセスするためのアクセス・アドレスを生成するアドレス生成回路であって、
    カウント・データを出力するカウンタと、
    前記カウンタからのカウント・データからアクセス・アドレスを生成するデータ変換部と、を備え、
    前記データ変換部は、制御信号に応じて、ロウ方向における連続アクセスのためのロウ・アクセス・アドレスの連続生成と、カラム方向における連続アクセスを行うためのカラム・アクセス・アドレスの連続生成とを、選択的に実行し、
    前記ロウ・アクセス・アドレスもしくは前記カラム・アクセス・アドレスの一方は、前記カウンタ・データに相当し、他方のアドレスは、前記カウント・データの上位N(Nは1以上の整数)ビットと下位Nビットとの間において、一対一のビットの入れ替えを行うことによってビット並びを変更したアドレスに相当する、
    アドレス生成回路。
  3. ビット並びを変更したアドレスによってアクセスされるロウもしくはカラムの数は、前記Nビットによって表される最大数である、請求項1または2に記載のアドレス生成回路。
  4. メモリへアクセスするためのアクセス・アドレスを生成するアドレス生成回路であって、
    カウント・データを出力するカウンタと、
    前記カウンタからのカウント・データからアクセス・アドレスを生成するデータ変換部と、を備え、
    前記データ変換部は、制御信号に応じて、ロウ方向における連続アクセスのためのロウ・アクセス・アドレスの連続生成と、カラム方向における連続アクセスを行うためのカラム・アクセス・アドレスの連続生成とを、選択的に実行し、
    前記ロウ・アクセス・アドレスもしくは前記カラム・アクセス・アドレスの一方は、前記カウンタ・データに相当し、他方のアドレスは、前記カウント・データの全てのビットについて、前記カウント・データの中心に関して対称な位置にある各ビットを入れ替えることによって、ビット並びの変更を行ったアドレスに相当する、
    アドレス生成回路。
  5. メモリへのアクセスのために、アクセス・アドレスを生成するアドレス生成回路であって、
    カウント・データを出力するカウンタと、
    前記カウンタからのカウント・データからアクセス・アドレスを生成するデータ変換部と、を備え、
    前記データ変換部は、入力されたカウント・データ、もしくは、前記カウント・データのビット並びを変更したデータを、前記アクセス・アドレスとして選択的に出力するために、前記アクセス・アドレスの上位Nビット(Nは1以上の整数)を出力する上位ビット・セレクタ部と、前記アクセス・アドレスの下位Nビットを出力する下位ビット・セレクタ部と、備え、
    前記上位ビット・セレクタ部は、前記アクセス・アドレスの上位Nビットとして、入力カウント・データの上位Nビット、もしくは、下位Nビットの各ビットから構成されるNビット・データを、選択的に出力し、
    前記下位ビット・セレクタは、前記アクセス・アドレスの下位Nビットとして、入力カウント・データの下位Nビット、もしくは、上位Nビットの各ビットから構成されるNビット・データを、選択的に出力する、
    アドレス生成回路。
  6. 前記上位ビット・セレクタ部は、アクセス・アドレスの上位Nビット・データの各対応ビットを出力するN個の上位ビット・セレクタを備え、
    前記下位ビット・セレクタ部は、アクセス・アドレスの下位Nビット・データの各対応ビットを出力するN個の下位ビット・セレクタを備え、
    前記上位ビット・セレクタのそれぞれには、入力カウンタ・データの上位Nビットの対応ビットと、前記入力されたカウント・データの下位Nビットのいずれか一つと、が入力され、
    前記下位ビット・セレクタのそれぞれには、入力カウンタ・データの下位Nビットの対応ビットと、前記入力されたカウント・データの上位Nビットのいずれか一つと、が入力される、
    請求項5に記載のアドレス生成回路。
  7. カウント・データ及びアクセス・アドレスは2Nビット、もしくは、(2N+1)ビットであり、
    前記上位ビット・セレクタのそれぞれには、カウント・データの中心に関して前記対応ビットと対称な位置にある下位ビット・データが入力され、
    前記下位ビット・セレクタのそれぞれには、カウント・データの中心に関して前記対応ビット対称な位置にある上位ビット・データが入力される、
    請求項6に記載のアドレス生成回路。
  8. 前記カウント・データによって前記メモリのロウもしくはカラムの一方が連続アクセスされ、前記ビット並びを変更したデータによって他方が連続アクセスされ、前記他方の数は、前記Nビットで表される最大数である、請求項5に記載のアドレス生成回路。
  9. 複数のビットで表される値をインクリメントまたはデクリメントしながら出力するカウンタと、
    前記カウンタが出力する値を表す複数のビットの内、最上位ビットから数えてN番目のビットまでに含まれる第1ビットグループと最下位ビットから数えてN番目のビットまでに含まれる第2ビットグループの間でビットを入れ替えてなる値を、カラムアドレスとロウアドレスとでアドレスが指定されるメモリのロウアドレスとして出力し、前記カウンタが出力する値を前記メモリに対するカラムアドレスとして出力するアドレス変換部と、
    を備えたアドレス生成回路。
  10. 前記アドレス変換部は、前記第1ビットグループに含まれるビットの内の最上位ビットから数えてn番目のビットと、前記第2ビットグループに含まれるビットの内の最下位ビットから数えてn番目のビットと、を入れ替えてなる値を前記ロウアドレスとして出力することを特徴とする請求項9に記載のアドレス生成回路。
  11. 前記アドレス変換部は、前記第1ビットグループに含まれるビットの全てと、前記第2ビットグループに含まれるビットの全てを入れ替えることを特徴とする請求項9または10に記載のアドレス生成回路。
  12. メモリと、前記メモリをテストするためのテスト回路と、を実装された半導体集積回路であって、
    前記テスト回路は、ロウ方向及びカラム方向におけるメモリへの連続アクセスのために、アクセス・アドレスを生成するアドレス生成回路を備え、
    前記アドレス生成回路は、
    カウント・データを出力するカウンタと、
    前記カウンタからのカウント・データからアクセス・アドレスを生成するデータ変換部と、を備え、
    前記データ変換部は、入力されたカウント・データ、もしくは、前記カウント・データのビット並びを変更したデータを、前記アクセス・アドレスとして選択的に出力するために、前記アクセス・アドレスの上位Nビット(Nは1以上の整数)を出力する上位ビット・セレクタ部と、前記アクセス・アドレスの下位Nビットを出力する下位ビット・セレクタ部と、備え、
    前記上位ビット・セレクタ部は、前記アクセス・アドレスの上位Nビットとして、入力カウント・データの上位Nビット、もしくは、下位Nビットの各ビットから構成されるNビット・データを、選択的に出力し、
    前記下位ビット・セレクタは、前記アクセス・アドレスの下位Nビットとして、入力カウント・データの下位Nビット、もしくは、上位Nビットの各ビットから構成されるNビット・データを、選択的に出力する、
    半導体集積回路。
  13. 前記半導体集積回路は複数のメモリを備え、
    前記アドレス生成回路は、前記複数のメモリへのアクセスのためのアクセス・アドレスを生成する、請求項12に記載の半導体集積回路。
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