JP4388512B2 - ブッシングおよびこれを用いた壁貫通ブッシング - Google Patents

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Description

この発明は、ブッシングおよびこれを用いた壁貫通ブッシングに係わり、特に、壁体の貫通孔に挿入・配置する場合に有用な66〜77kV級のブッシングおよびこれを用いた壁貫通ブッシングに関する。
従来から、この種の壁貫通ブッシングとしては、図6に示すように、磁器製の絶縁管Z内に絶縁油(不図示)を充填して成る磁器製ブッシングが知られている(例えば非特許文献1)。
しかしながら、このような構成の磁器製ブッシングは、全長が2〜3m程度の長尺体で構成されているため、これを製作するためには、大型の製造設備や検証設備を必要とし、また、磁器製の絶縁管内に絶縁油が充填されているため、磁器製ブッシングの重量(260〜280kg程度)が重くなるという難点があった。さらに、磁器製ブッシング自体が大型化しているため、磁器製ブッシングの取り回し作業に手間がかかるという難点があった。
また、固体絶縁を採用するモールド機器においては、図7に示すように、複数のモールド絶縁部材を連結する構造の、分割構成のモールド機器が開発されている。
同図において、この分割構成のモールド機器は、漏斗状の受容口100aを有する第1の固体絶縁体100と、受容口100aに装着される円錐状の挿入部200aを有する第2の固体絶縁体200とを備えており、これらの第1、第2の固体絶縁体100、200は、現地において一体に組み合わせられている。
ここで、このような構成のモールド機器においては、受容口100aと、挿入部200a間の間隙に絶縁スペーサなどのゴム成型品300を装着することで、受容口100aと挿入部200a間の界面の絶縁特性を維持する必要がある(例えば特許文献2)。
しかしながら、このようなゴム成型品300を現地において前述の間隙に装着すると、受容口100aと挿入部200a間の界面に気泡や異物が混入し、ひいては当該界面の絶縁特性が低下するおそれがあった。
一方、当該界面に気泡や異物が混入しないようにするためには、現地においてクリーンルーム等を設置し、当該クリーンルーム等の中で第1の固体絶縁体100と第2の固体絶縁体200とを一体に組み合わせる必要があるところ、このような組み合わせ方法では、混入異物の管理項目が増大し、また、混入異物の管理も困難であるという難点があった。
日本碍子株式会社 碍子要覧(77頁) 特開2003−16881号公報(段落番号「0013」、図1)
本発明は、上述の難点を解決するためになされたもので、分割構成のブッシングであって、小型の製造設備および検証設備を用いて製造・検証することができ、しかも、受容口と挿入部間の界面に異物や気泡を混入させるおそれのないブッシングおよびこれを用いた壁貫通ブッシングを提供することを目的としている。
本発明の第1の態様であるブッシングは、第1の分割ブッシングと第2の分割ブッシングとを一体に組み合わせて成るブッシングにおいて、第1の分割ブッシングは、漏斗状の受容口を有する第1の固体絶縁体を備え、第2の分割ブッシングは、受容口に装着される円錐状の挿入部と、挿入部の大径側に連設された円筒状の茎部とを有する第2の固体絶縁体を備え、受容口と挿入部間に形成される間隙および第1の分割ブッシングと茎部間に形成される間隙には、第1の分割ブッシングに設けられた注入口から絶縁ゴムが注入・充填されているものである。
本発明の第2の態様であるブッシングは、第1の分割ブッシングと第2の分割ブッシングとをアダプタを介して一体に組み合わせて成るブッシングにおいて、第1の分割ブッシングは、漏斗状の受容口を有する第1の固体絶縁体を備え、第2の分割ブッシングは、受容口に装着される円錐状の挿入部と、挿入部の大径側に連設された円筒状の茎部とを有する第2の固体絶縁体を備え、受容口と挿入部間に形成される間隙およびアダプタと茎部間に形成される間隙には、アダプタに設けられた注入口から絶縁ゴムが注入・充填されているものである。
本発明の第の態様は、第1の態様であるブッシングにおいて、注入口は、第1の分割ブッシングの下部側に設けられる第1の注入口と、第1の分割ブッシングの上部側に設けられる第2の注入口とを備え、絶縁ゴムは、第1の注入口から注入・充填されているものである。
本発明の第の態様は、第2の態様であるブッシングにおいて、注入口は、アダプタの下部側に設けられる第1の注入口と、アダプタの上部側に設けられる第2の注入口とを備え、絶縁ゴムは、第1の注入口から注入・充填されているものである。
本発明の第の態様は、第1の態様乃至第4の態様の何れかの態様であるブッシングにおいて、絶縁ゴムは、液状の常温硬化型シリコ−ンゴムで形成されているものである。
本発明の第6の態様は、第1の態様乃至第5の態様の何れかの態様であるブッシングにおいて、受容口の表面および挿入部の表面の少なくとも何れか一方は、プライマーで表面処理されているものである。
本発明の第7の態様は、第1の態様乃至第6の態様の何れかの態様であるブッシングにおいて、絶縁ゴムには、接着剤が含有されているものである。
本発明の第8の態様である壁貫通ブッシングは、第1の態様乃至第7の態様の何れかの態様であるブッシングを備え、ブッシングの外周には多数個の襞部が長手方向に離間して設けられているものである。
本発明の第9の態様である壁貫通ブッシングは、第1の態様乃至第7の態様の何れかの態様であるブッシングを備え、ブッシングの外周にはポリマー被覆体が設けられ、ポリマー被覆体の外周には多数個の襞部が長手方向に離間して設けられているものである。
本発明の第10の態様である壁貫通ブッシングは、第1の態様乃至第7の態様の何れかの態様であるブッシングを備え、ブッシングの中央部近傍の外周には電界緩和筒がブッシングと同心状に埋設され、電界緩和筒の端部には環状のフランジが外向きに連設されているものである。
本発明の第1の態様乃至第7の態様のブッシングによれば、第1の分割ブッシングと第2の分割ブッシング等とを一体に組み合わせることでブッシングが形成されることから、小型の製造設備および検証設備を用いてブッシングを製造・検証することができ、また、工場におけるクリーンルームなどの中で、受容口と挿入部間の間隙に絶縁ゴムを注入・充填することができることから、受容口と挿入部間の界面に異物や気泡を混入させるおそれがなく、絶縁特性の良好なブッシングを提供することができる。
また、本発明の第7の態様乃至第10の態様の壁貫通ブッシングによれば、内部導体の外周に固体絶縁体を設けた、いわゆるオイルレスの構成とされていることから、従来の磁器製のブッシングと比較して、重量を大幅に軽くすることができるとともに、コンパクト化を図ることができ、ひいては、壁貫通ブッシングの取り回し作業を簡単に行なうことができる。
以下、本発明のブッシングおよびこれを用いた壁貫通ブッシングの好ましい実施の形態例について、図面を参照して説明する。
[実施例1]
図1は、本発明におけるブッシングの一例を示す一部断面図である。
同図において、本発明のブッシングは、第1の分割ブッシング1と、第2の分割ブッシング2とを備えており、これらの第1、第2の分割ブッシング1、2は、アダプタ3を介して一体に組み合わせられている。
第1の分割ブッシング1は、中心に配設された丸棒導体などから成る第1の導体引出棒11と、第1の導体引出棒11の外周に例えばモールドにより一体的に設けられた硬質の第1の固体絶縁体12とを備えており、第1の導体引出棒11の一端部(図中右側)には、凹型の導体挿入孔11aが設けられている。また、第1の固体絶縁体12の一端部(図中右側)には、その端面から導体挿入孔11aに向かって漸次縮径するような漏斗状の受容口12aが導体挿入孔11aと同心状にかつ導体挿入孔11aと連通するように設けられている。
また、このような構成の第1の固体絶縁体12の一端部の外周近傍には、必要に応じてアルミニウム合金などの金属材料から成るアダプタ3および電界緩和兼用の固定金具5が配設されている。
アダプタ3は、固体絶縁体12の一端部外周に設けられた円筒状のアダプタ(以下「薄肉アダプタ」という。)31と、薄肉アダプタ31の一端部(図中右側)に薄肉アダプタ31と同心状に、かつ固体絶縁体12の一端面(図中右側)より第2の分割ブッシング2に向かって突出するように連設された厚肉の円筒状のアダプタ(以下「厚肉アダプタ」という。)32とを備えている。また、薄肉アダプタ31の他端部(図中左側)には環状のフランジ(以下「第1のアダプタフランジ」という。)31aが外向きに連設され、厚肉アダプタ32の一端部(図中右側)には環状のフランジ(以下「第2のアダプタフランジ」という。)32aが第1のボルトV1を介して外向きに取り付けられている。ここで、薄肉アダプタ31の内径は第1の固体絶縁体12の外径と略同径とされ、厚肉アダプタ32の内径は受容口12aの口径と略同径とされている。また、薄肉アダプタ31の外周面は厚肉アダプタ32の外周面と面一にされ、薄肉アダプタ31と厚肉アダプタ32との連設部の内周面側に形成された環状の段差壁33は、第1の固体絶縁体12の一端部の端面に当接されている。
さらに、厚肉アダプタ32の下部側には第1の注入口4aが、上部側には第2の注入口4bがそれぞれ設けられており、これらの第1、第2の注入口4a、4bは厚肉アダプタ32の内周面側と連通している。
固定金具5は、例えばアルミニウム合金などの金属材料から成り、円筒体の一端部に外向きのフランジを連設したもので構成されている。具体的には、第1の固体絶縁体12の導体挿入孔11aの一端部近傍と対応する部位の外周部近傍に固体絶縁体12と同心状に埋設された電界緩和筒51と、電界緩和筒51の一端部(図中右側)に外向きに連設され、外周縁部が固体絶縁体12の外周面から径方向に突出するように設けられた環状のフランジ(以下「固定金具フランジ」という。)52とを備えている。このような構成の固定金具5は、固定金具フランジ52の側面が第1のアダプタフランジ31aの側面と第1のOリングR1を介して当接され、第2のボルトV2の締結により両者が一体化されている。
第2の分割ブッシング2は、中心に配設された丸棒導体などから成る第2の導体引出棒21と、第2の導体引出棒11の外周に例えばモールドにより一体的に設けられた硬質の第2の固体絶縁体22とを備えており、第2の導体引出棒21の一端部(図中左側)は第2の固体絶縁体22の一端部(図中左側)から突出され、突出された第2の導体引出棒21の一端部の外周には、径方向に伸縮するテープ状の導体接続子(マルチラムバンド)21aが配設されている。
第2の固体絶縁体22の一端部には、第1の分割ブッシング1の受容口12aに装着可能な円錐状の挿入部22aが設けられており、この挿入部22aの大径側には厚肉アダプタ32内径より若干小径とされた円筒状の茎部22bが連設されている。さらに、茎部22bの基部(図中右側)には第2のアダプタフランジ32aと対応する形状の環状の外向きのフランジ(以下「固体絶縁体フランジ」という。)22cが連設されている。また、第2の固体絶縁体22の固体絶縁体フランジ22c近傍の外周にはベルマウス状の電界緩和部22dが設けられ、当該電界緩和部22dの外表面には図中点線で示すように固体絶縁体フランジ22cに跨って銀ペイントなどの導電塗料が塗布されている。
次に、このように構成された第1、第2の分割ブッシング1、2およびアダプタ3を一体に組み合わせる方法について説明する。
先ず、第2の導体引出棒21の先端部を導体挿入孔11aにプラグイン接続するとともに、挿入部22aを受容口12a内に装着する。次いで、第2のアダプタフランジ32aと固体絶縁体フランジ22cとを第2のOリングR2を介して両フランジを第3のボルトV3で締結・固定する。これにより、第1の固体絶縁体12の受容口12aと第2の固体絶縁体22の挿入部22aとの間、および厚肉アダプタ32の内周面と茎部22bの外周面との間に4〜5mm程度の間隙が形成される。
次に、第1の注入口4aから、液状の常温硬化型シリコ−ンゴムなどからなる絶縁ゴム6を例えば40kg/cm程度の圧力で注入する。当該注入作業は絶縁ゴムが第2の注入口から溢流するまで続行し、絶縁ゴムが第2の注入口から溢流し始めた時点で停止させ、その後、例えば2〜3時間程度放置する。これにより、第1の固体絶縁体12の受容口12aと第2の固体絶縁体22の挿入部22aとの間、および厚肉アダプタ32の内周面と第2の固体絶縁体22の茎部22bの外周面との間の間隙が絶縁ゴム6で充填される。
ここで、前記の絶縁ゴム6の注入・充填に際しては、第1の固体絶縁体12の受容口12aの表面および第2の固体絶縁体22の挿入部22aの表面、若しくは何れか一方の表面にプライマーで表面処理を施すことで、受容口12aと挿入部22aとの界面間における絶縁ゴム6の密着力を増加させることができる。この場合、絶縁ゴム6に接着剤(不図示)を含有させることで、さらに前述の界面における絶縁ゴム6の密着力を増加させることができる。なお、図中、符号R3、R4は第3、第4のOリングを示している。
以上のように、本発明のブッシングによれば、小型化された第1、第2の分割ブッシングを一体に組み合わせたもので構成されていることから、小型の製造設備および検証設備を用いてブッシングを製造・検証することができる。また、工場において、異物が混入しないように管理されたクリーンルームなどの中で、受容口と挿入部間の間隙に絶縁ゴムを注入・充填することができ、ひいては、当該界面に異物や気泡を混入させるおそれがなく、絶縁特性の良好なブッシングを提供することができる。
[実施例2]
図2は、本発明のブッシングの他の実施例を示す一部断面図である。なお、同図において、図1と共通する部分には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図2において、この実施例においては、図1に示す第1の固体絶縁体12とアダプタ3に代えて、当該第1の固体絶縁体12と当該アダプタ3とを同一の絶縁材料で一体に形成した他の第1の固体絶縁体12´が使用され、当該他の第1の固体絶縁体12´の一端部(図1に示すアダプタ3に相当する部分)に前述の実施例と同様に、第1、第2の注入口4a、4bが設けられている。
この実施例においても、前述の実施例と同様に、小型の製造設備および検証設備を用いてブッシングを製造・検証することができ、また、絶縁ゴムを工場において、異物が混入しないように管理されたクリーンルームなどの中で、注入・充填することで、前述の界面に異物や気泡を混入させるおそれがなく、絶縁特性の良好なブッシングを提供することができる。
[実施例3]
図3は、本発明のブッシングを用いた66〜77kV級の壁貫通ブッシングの一例を示す一部断面図、図4は同実施例における要部拡大断面図を示している。なお、図3および図4において、図1および図2と共通する部分には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図3および図4において、本発明のブッシングは、屋外側に配設される第1の分割ブッシング1と、屋内側に配設される第2の分割ブッシング2とを備えており、これらの第1の分割ブッシング1および第2の分割ブッシング2は、前述の実施例と同様にして、工場において一体に組み合わせられている。
ここで、この実施例においては、第1の固体絶縁体12の外周に第1のポリマー被覆体14が設けられ、この第1のポリマー被覆体3の外周には多数個の笠状の襞部15が軸方向に離間して設けられている。さらに、第1の分割ブッシング1の先端部(図中左側)からは第1の内部導体11の先端部が突出されている。
また、第2の固体絶縁体22の外周に第2のポリマー被覆体24が設けられ、この第2のポリマー被覆体24の外周には多数個の笠状の襞部25が軸方向に離間して設けられている。さらに、第2の分割ブッシング2の先端部(図中右側)からは第2の内部導体21の先端部が突出されている。
さらに、固定金具フランジ52には、第4のボルトV4を介して環状の取付金具8が固定金具フランジ52と同心状に取り付けられている。
このように構成された壁貫通ブッシングは、第2の分割ブッシング2の先端部が屋外側から壁体7の貫通孔71に向けて挿入され、壁体7の外壁に当接された取付金具8がボルト(不図示)により壁体7の外壁に固定される。これにより、壁貫通ブッシングの中央部が壁体7の貫通孔71に挿入・配置される。なお、固定金具5は、取付金具8とともに接地され、接地側電極とされる。
この実施例によれば、壁貫通ブッシングが内部導体の外周に固体絶縁体を設けた、いわゆるオイルレス構成とされていることから、従来の磁器製のブッシングと比較して、重量を大幅に軽くすることができるとともに、コンパクト化を図ることができる。従って、このような構成の壁貫通ブッシングによれば、壁貫通ブッシングの取り回し作業を簡単に行なうことができる。
[実施例4]
図5は、本発明の壁貫通ブッシングの他の実施例を示す一部断面図である。なお、同図において、図3および図4と共通する部分には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この実施例においては、図3および図4に示す第2のアダプタフランジ32aに代えて、第2のアダプタフランジ32aよりも大径の他の第2のアダプタフランジ32a´が厚肉アダプタ32の一端部に取り付けられている。
このように構成された壁貫通ブッシングは、第1の分割ブッシング1の先端部が屋内側から壁体7の貫通孔71に向けて挿入され、壁体7の外壁に当接された他の第2のアダプタフランジ32a´がボルト(不図示)により壁体7の内壁に固定される。これにより、壁貫通ブッシングの中央部が壁体7の貫通孔71に挿入・配置される。なお、固定金具5は接地される。
この実施例においても、前述の実施例と同様に、製品の重量が大幅に軽くされ、コンパクト化されていることから、壁貫通ブッシングの取り回し作業を簡単に行なうことができる。
前述の実施例においては、図面に示した特定の実施の形態をもって本発明を説明しているが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、次のように構成してもよい。
第1に、前述の実施例においては、壁貫通ブッシングを気中と気中を区分する壁体の貫通孔に挿入・配置しているが、気中と油中を区分する壁体の貫通口、気中とガス中を区分する壁体の貫通孔等に挿入・配置してもよい。
第2に、前述の実施例においては、アダプタ(またはブッシング)に第1、第2の注入口を設けているが、第1の注入口と第2の注入口との間に必要に応じて複数個の注入口を設けてもよい。
本発明のブッシングの一例を示す一部断面図。 本発明の他の実施例におけるブッシングの一部断面図。 本発明の壁貫通ブッシング一例を示す一部断面図。 図3に示す壁貫通ブッシングの要部拡大断面図。 本発明の他の実施例における壁貫通ブッシングの要部拡大断面図。 従来のブッシングの正面図。 従来のブッシングの組立図。
1・・・第1の分割ブッシング
11・・・第1の導体引出棒
11a・・・導体挿入孔
12・・・第1の固体絶縁体
12a・・・受容口
3・・・アダプタ
31・・・アダプタ(薄肉アダプタ)
31a・・・フランジ(第1のアダプタフランジ)
32・・・アダプタ(厚肉アダプタ)
32a・・・フランジ(第2のアダプタフランジ)
2・・・第2の分割ブッシング
21・・・第2の導体引出棒
22・・・第2の固体絶縁体
22a・・・挿入部
22b・・・茎部
22c・・・フランジ(固体絶縁体フランジ)
4a・・・第1の注入口
4b・・・第2の注入口
5・・・固定金具
51・・・電界緩和筒
52・・・フランジ(固定金具フランジ)
6・・・絶縁ゴム

Claims (10)

  1. 第1の分割ブッシングと第2の分割ブッシングとを一体に組み合わせて成るブッシングにおいて、
    前記第1の分割ブッシングは、漏斗状の受容口を有する第1の固体絶縁体を備え、
    前記第2の分割ブッシングは、前記受容口に装着される円錐状の挿入部と、前記挿入部の大径側に連設された円筒状の茎部とを有する第2の固体絶縁体を備え、
    前記受容口と前記挿入部間に形成される間隙および前記第1の分割ブッシングと前記茎部間に形成される間隙には、前記第1の分割ブッシングに設けられた注入口から絶縁ゴムが注入・充填されていることを特徴とするブッシング。
  2. 第1の分割ブッシングと第2の分割ブッシングとをアダプタを介して一体に組み合わせて成るブッシングにおいて、
    前記第1の分割ブッシングは、漏斗状の受容口を有する第1の固体絶縁体を備え、
    前記第2の分割ブッシングは、前記受容口に装着される円錐状の挿入部と、前記挿入部の大径側に連設された円筒状の茎部とを有する第2の固体絶縁体を備え、
    前記受容口と前記挿入部間に形成される間隙および前記アダプタと前記茎部間に形成される間隙には、前記アダプタに設けられた注入口から絶縁ゴムが注入・充填されていることを特徴とするブッシング。
  3. 前記注入口は、前記第1の分割ブッシングの下部側に設けられる第1の注入口と、前記第1の分割ブッシングの上部側に設けられる第2の注入口とを備え、前記絶縁ゴムは、前記第1の注入口から注入・充填されていることを特徴とする請求項記載のブッシング。
  4. 前記注入口は、前記アダプタの下部側に設けられる第1の注入口と、前記アダプタの上部側に設けられる第2の注入口とを備え、前記絶縁ゴムは、前記第1の注入口から注入・充填されていることを特徴とする請求項2記載のブッシング。
  5. 前記絶縁ゴムは、液状の常温硬化型シリコ−ンゴムであることを特徴とする請求項1乃至請求項4何れか1項記載のブッシング。
  6. 前記受容口の表面および前記挿入部の表面の少なくとも何れか一方は、プライマーで表面処理されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5何れか1項記載のブッシング。
  7. 前記絶縁ゴムには、接着剤が含有されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6何れか1項記載のブッシング。
  8. 請求項1乃至請求項7何れか1項記載のブッシングを備え、前記ブッシングの外周には多数個の襞部が長手方向に離間して設けられていることを特徴とする壁貫通ブッシング。
  9. 請求項1乃至請求項7何れか1項記載のブッシングを備え、前記ブッシングの外周にはポリマー被覆体が設けられ、前記ポリマー被覆体の外周には多数個の襞部が長手方向に離間して設けられていることを特徴とする壁貫通ブッシング。
  10. 請求項1乃至請求項7何れか1項記載のブッシングを備え、前記ブッシングの中央部近傍の外周部には電界緩和筒が前記ブッシングと同心状に埋設され、前記電界緩和筒の端部には環状のフランジが外向きに連設されていることを特徴とする壁貫通ブッシング。
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