JP4388365B2 - 光源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、超高圧放電灯とリフレクターとを備え、投射型プロジェクターの光源として用いられる光源装置に関する。
近年では、ビジネスにおけるプレゼンテーション、家庭におけるホームシアターやリアプロジェクションテレビ等の様々なシーンで投射型プロジェクターが使用されており、その主要部品である光源装置には、リフレクターに放電灯を取り付けたものが一般に用いられている。
このような投射型プロジェクターの光源装置には、「明るさ向上」に対する強い要求があり、従来では、放電灯の高圧化(0.15mg/mm3以上の水銀封入)によってこの要求に応じていた。しかし、陰極側に輝点をもつ直流点灯式の放電灯は、スクリーンムラを懸念して採用されておらず、専ら交流点灯式の放電灯の高圧化が進められてきた。
従来技術では、交流点灯式の放電灯において水銀蒸気圧を高めることによって、「明るさ向上」に対する要求に応じていたが、近年のプロジェクターの小型化に伴う映像素子の小型化は、光源装置にできる限りの「点光源であること」を要求することとなり、交流点灯式の放電灯では、この要求に応じることができなかった。
一方、「点光源であること」の要求に応じるためには、陰極側に輝点をもつ直流点灯式の放電灯を用いることが最適であり、直流点灯式の放電灯においても水銀蒸気圧を高めることによって「明るさ向上」を達成できることは知られている。しかし、直流点灯式の超高圧放電灯を用いた場合には、上述のスクリーンムラの問題が残るため、「高画質」の要求には応じることができなかった。
また、直流点灯式の超高圧放電灯の陰極側をリフレクターの中央部に設けられた取付孔に取り付けた場合には、陽極消耗および陰極析出によってアーク中心がリフレクターの内面から遠ざかる方向へ移動するので、リフレクターの反射面で反射した光の多くが超高圧放電灯の発光部に当たるようになる。そのため、発光部の温度が上昇して、超高圧放電灯の短時間での照度低下や破裂を生じるおそれがあった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、「明るさ向上」,「点光源であること」および「高画質」のすべての要求に応じることができ、しかも、発光部の温度上昇を抑制することによって、短時間での照度低下や破裂を防止できる、光源装置を提供することである。
請求項1に記載した発明は、「0.15mg/mm3以上の水銀が封入された発光部28内に陽極40aと陰極40bとからなる電極40が配設されており、発光部28の両端部から棒状に延びて2つの封止部30が形成されている直流点灯式の超高圧放電灯14、封止部30の陽極側が挿通される取付孔42と発光部28から出射された光を反射する反射面16aとを有するリフレクター16、および陽極40a側の封止部30を覆うようにしてその中央部を越えて発光部28側へ延びて形成された酸化物焼結体からなる導熱部材18を備え、導熱部材18には、超高圧放電灯14における発光部28の低温部に対応する位置に欠如部84が設けられている光源装置10」である。
直流点灯式の超高圧放電灯14では電極40の陰極40bが輝点となるが、この発明では、超高圧放電灯14の陽極40a側の封止部30をリフレクター16の取付孔42に取り付けるようにしているので、超高圧放電灯14の輝点は、リフレクター16の光出射方向の先方側に配置されることになる。したがって、輝点からリフレクター16の反射面16aまでの距離を長くとることができ、輝点の移動によるチラツキがスクリーン64の画質に及ぼす影響を小さくすることができる。また、超高圧放電灯14における陽極40aの消耗によってアーク中心が移動する方向は、リフレクター16の中央部内面に近づく方向となり、反射面16aで反射した光の多くは発光部28から遠ざかる方向へ向かうようになる。これにより、反射光による発光部28の加熱が抑制される。
また、この発明では、封止部30の先端部から中央部を越えて発光部28側へ延びて導熱部材18が形成されているので、超高圧放電灯14の熱が封止部30から導熱部材18を通して外部空間へ効率よく逃がされる。
そして、特筆すべきは、「導熱部材18には、超高圧放電灯14における発光部28の低温部に対応する位置に欠如部84が設けられている」点にある。たとえば、光軸が水平になるようにして光源装置10を配置した場合には、発光部28内におけるガスの対流の関係で発光部28の上部の温度に比べて下部の温度が低くなる。そのような場合に、発光部28の下部に対応する位置に欠如部84を設けることによって、発光部28の下部すなわち低温部の放熱を抑制することができ、上部と下部との温度差を解消することができる。これにより、発光部28に生じた温度差に起因する動作の不具合を解消できる。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した「光源装置10」において、「超高圧放電灯14に与えられるランプ電流に対してパルス電流を重畳させるパルス重畳装置26を備える」ことを特徴とする。
この発明では、ランプ電流にパルス電流を重畳するようにしているので、輝点の温度が重畳されたパルス電流によって周期的に高められ、輝点が他の位置に移動する前に現位置での電子放出が良好となり、その結果、輝点の移動が抑制されて画面のチラツキが抑制される。パル電流を重畳した場合には、陰極40bに析出が発生し、アーク中心の移動が大きくなるが、上述したように、反射面16aで反射した光の多くは発光部28から遠ざかる方向へ向かうようになるので、反射光による発光部28の加熱が促進されることはない。
請求項に記載した発明は、請求項1または2に記載した「光源装置10」において、「リフレクター16は金属によって構成されている」ことを特徴とする。
この発明では、熱伝導率の高い金属製のリフレクター16を用いているので、リフレクター16内の熱を効率よく逃がすことができる。また、金属製のリフレクター16に光が照射されると光電効果によってリフレクター16がマイナスに荷電されるので、超高圧放電灯14内で発生した不純物(水素、ナトリウム等)の陽イオンがリフレクター16に引き寄せられ、ガラス壁を通過して超高圧放電灯14の外部へ排出される。したがって、不純物による超高圧放電灯14の短寿命化を抑制できる。
請求項に記載した発明は、請求項に記載した「光源装置10」において、「金属は水銀と反応してアマルガムを生成する」ことを特徴とする。

この発明では、水銀と反応してアマルガムを生成する金属(アルミニウム、金、銀、亜鉛、カドミウム、鉛、ナトリウム、カリウム等)によってリフレクター16が構成されるので、超高圧放電灯14が破裂したときに飛散した水銀は、リフレクター16と反応して「アマルガム」として固定される。したがって、超高圧放電灯14が破裂した場合でも水銀が拡散する心配はない。
請求項1〜5に記載した発明によれば、超高圧放電灯の陽極側の封止部をリフレクターの取付孔に取り付けるようにしているので、輝点からリフレクターの反射面までの距離を長くとることができ、輝点の移動に起因する画面のチラツキを抑制できる。また、陽極消耗および陰極析出によってアーク中心が移動するにつれて、反射面で反射した光が超高圧放電灯の発光部から遠ざかる方向へ向かうので、反射光による発光部の加熱が抑制される。したがって、超高圧放電灯の短時間での照度低下や破裂を防止できる。
図1を参照して、本発明が適用された光源装置10は、図4に示すような投射型プロジェクター12の光源として用いられるものであり、超高圧放電灯14,超高圧放電灯14の光を反射させるリフレクター16,超高圧放電灯14の熱を逃がす導熱部材18,キャップ20,前面カバー22,直流電源24およびパルス重畳装置26によって構成されている。
超高圧放電灯14は、図3に示すように、球状の発光部28とその両端からストレートに延びた棒状の封止部30とを有する封体容器32を備えている。そして、封体容器32における各封止部30の内部には、一端が発光部28の内部へ突出した電極棒34と、一端が外部へ突出したリード棒36と、電極棒34の他端とリード棒36の他端とを電気的に接続するモリブデン箔38とが配設されており、各電極棒34の一端には、一対のタングステン電極(以下、単に「電極」という。)40を構成する陽極40aおよび陰極40bが接続されている。また、発光部28の内部には、0.15mg/mm3以上の水銀が封入されている。
リフレクター16(図1)は、超高圧放電灯14の発光部28において発生した光を所定方向へ反射させるための碗状部材であり、リフレクター16の内面には、鏡面状の反射面16aが形成されている。また、リフレクター16の中央部には、超高圧放電灯14の陽極40a側の封止部30が挿通される取付孔42を構成する筒状の放電灯取付部44が形成されている。
なお、リフレクター16の材質としては、ガラスや金属を用いることができるが、高強度で薄肉に形成できる点において、金属(アルミニウム、ステンレス、真鍮、ニッケル、クロム、ニッケル−クロム合金、銅、銅−ニッケル合金等)を用いることが望ましい。金属製のリフレクター16の熱伝導率は、ガラス製のリフレクター16よりもはるかに高く、たとえば、アルミニウム製であれば233W/m・K、ステンレス製であれば19W/m・Kである。したがって、金属製のリフレクター16を用いれば、超高圧放電灯14で発生した熱を外部へ効率よく逃がすことができる。
また、金属製のリフレクター16の加工方法としては、「プレス加工」または「絞り加工」等を用いることができるが、「絞り加工」を用いた場合には、リフレクター16の肉厚を0.2mm程度にまで薄くすることができる。また、「絞り加工」の後に「プレス加工」等の成形加工を施すようにすれば、薄肉にして加工精度の高いリフレクター16を得ることができる。
「絞り加工」によって1.2mmの肉厚で形成されたリフレクター16の重量は、アルミニウム製であれば113g程度、ステンレス製であれば125g程度であり、一般的なガラス製のリフレクター(肉厚6mm)の重量が250g程度であるのに比べて大幅に軽くなる。
導熱部材18は、超高圧放電灯14の発光部28において発生した熱を外部へ放熱するものであり、図1,図2および図3に示すように、超高圧放電灯14における陽極40a側の封止部30の外面とリフレクター16における取付孔42の内面(すなわち、放電灯取付部44の内面)との間に介在される筒状の導熱部46と、放電灯取付部44の外面に嵌め合わされる筒状の嵌合部48と、キャップ20が装着される環状面を有するキャップ装着部50とによって構成されている。
導熱部46は、超高圧放電灯14の陽極40a側の封止部30を覆うようにして、その封止部30の中央部を越えて発光部28側へ延びて形成されている。つまり、図3に示すように、封止部30の長さをL(たとえば22.2mm)とすると、導熱部材18の封止部30を覆う部分(導熱部46)の先端位置Pは、封止部30の先端からL/2(たとえば11.1mm)の位置よりも発光部28側に配置されている。
この導熱部材18は、アルミナ(Al2O3),ステアタイト(MgO−SiO2),ムライト(3Al2O3−SiO2),フォルステライト(2MgO−SiO2)等のような酸化物の焼結体によって全体が一体成形されている。したがって、超高圧放電灯14の発光部28で生じた熱は、封止部30から導熱部材18の導熱部46へ伝播され、導熱部材18の全表面から外部空間およびリフレクター16へ逃がされることになる。なお、アルミナ(Al2O3)の熱伝導率は16.7W/m・K、ステアタイト(MgO−SiO2)の熱伝導率は2.5W/m・K、ムライト(3Al2O3−SiO2)の熱伝導率は4.2W/m・K、フォルステライト(2MgO−SiO2)の熱伝導率は3.4W/m・Kである。ただし、導熱部材18は、耐熱性および導熱性を有する酸化物の焼結体であればよく、その構成材料の種類や配合割合は特に限定されるものではない。
キャップ20は、超高圧放電灯14における封止部30の先端部を保護するとともに、リード線52(図1)を保持するものであり、セラミック等によってすり鉢状に形成されている。
直流電源24は、超高圧放電灯14に点灯始動電圧(200V以上)を印加するとともに、定常点灯時には、ランプ電流(たとえば2.86A)を供給するものであり、パルス重畳装置26は、ランプ電流に対して所定のパルス幅(たとえば10msec)のパルス電流(たとえば3.58A)を所定の繰り返し周期(たとえば300Hz)で重畳するものである。そして、直流電源24およびパルス重畳装置26を含む電気回路が超高圧放電灯14から延びるリード線52に接続されている。
光源装置10を組み立てる際には、まず、図3に示すように、超高圧放電灯114における陽極40a側の封止部30の外面に導熱部材18の導熱部46を嵌め合わせる。続いて、導熱部46の先端部と封止部30の外面とをセメント54によって接合し、キャップ装着部46にキャップ20をセメントによって固着する。そして、超高圧放電灯14をリフレクター16の中央部に位置決めし、嵌合部48と放電灯取付部44とをセメントによって接合する。その後、超高圧放電灯14から延びるリード線52に直流電源24およびパルス重畳装置26を接続する。

光源装置10が組み込まれるプロジェクター12においては、図4に示すように、2枚のフライアイレンズ56aおよび56bと、内部光学系58と、LCD,DLPまたはLCOS等のような光学素子60と、投射レンズ62とが所定位置に配置されており、光源装置10から出射された光が、これらの光学機器を通してスクリーン64へ投射される。
つまり、プロジェクター12の駆動スイッチを入れると、直流電源24から超高圧放電灯14に点灯始動電圧が印加されて発光部28が発光する。そして、発光部28で発生した光は、リフレクター16の反射面16aで反射されてフライアイレンズ56aおよび56bならびに内部光学系58へ与えられ、光学素子60から画像情報を受け取った後、投射レンズ62によってスクリーン64へ投射される。
この実施例では、超高圧放電灯14の陽極40a側の封止部30をリフレクター16の取付孔42に取り付けるようにしているので、輝点をもつ陰極40bは、リフレクター16の光出射方向の先方側に配置されることになる。したがって、輝点からリフレクター16の反射面16aまでの距離を長くとることができ、輝点の移動によるチラツキがスクリーン64上の画質に及ぼす影響を小さくすることができる。
また、「陽極40aの消耗」および「陰極40bの析出」によってアーク中心が移動する方向は、図5に示すように、リフレクター16の中央部内面に近づく方向となり、反射面16aで反射した光の多くは、図6に示すように、発光部28から遠ざかる方向へ向かうようになる。したがって、反射光による発光部28の加熱が抑制されることとなり、導熱部材18の放熱効果と相俟って、超高圧放電灯14の異常加熱による動作不良を回避できる。また、導熱部材18の放熱効果によって、消灯後の温度低下が促進されるので、再度点灯できるまでの待ち時間を短縮できる。
また、上述の実施例では、パルス重畳装置26によってランプ電流に対してパルス電流を重畳するようにしているので、輝点の温度が重畳されたパルス電流によって周期的に高められ、輝点が他の位置に移動する前に現位置での電子放出が良好となる。その結果、輝点の移動を抑制でき、「陰極40bをリフレクター16の光出射方向の先方側に配置したこと」と相俟って、輝点の移動によるチラツキがスクリーン64上の画質に及ぼす影響を小さくすることができる。
また、金属製のリフレクター16を採用した場合には、以下の効果を奏することができる。つまり、発光部28で発生した光が金属製のリフレクター16に照射されると、光電効果によってリフレクター16がマイナスに荷電されるので、超高圧放電灯14の発光部28内で発生した水素やナトリウム等の不純物(イオン半径の小さい陽イオン)がリフレクター16の側へ引き寄せられ、ガラス壁を通過して発光部28の外部へ引き出される。これにより、発光部28内の不純物が低減されて不純物による超高圧放電灯14の短寿命化が抑制される。
この場合、リフレクター16の材料として、水銀と反応して「アマルガム」を生成する金属(アルミニウム、ステンレス、金、銀、亜鉛、カドミウム、鉛、ナトリウム、カリウム等)を採用すると、超高圧放電灯14の破裂時にリフレクター16の内側で飛散した水銀とリフレクター16とが反応して「アマルガム」が生成されるので、水銀の拡散をより確実に防止することができる。なお、「アマルガムの生成による水銀の拡散防止効果」を得るためには、リフレクター16の反射面16aに「アマルガム」を生成する金属膜を形成するようにしてもよい。
なお、上述の実施例では、図3に示すように、導熱部46、嵌合部48およびキャップ装着部50を有する導熱部材18を用いるようにしているが、これに代えて、図7および図8に示すように、筒状の導熱部66とキャップ68とが一体成形された導熱部材70が用いられてもよい。また、図9および図10に示すように、筒状の導熱部72とキャップ74とがセメント等により接合された導熱部材76が用いられてもよいし、図11に示すように、筒状の導熱部78のみからなる導熱部材80が用いられてもよい。
そして、各導熱部材18,70,76および80には、図12に示すように、放熱板82が取り付けられてもよいし、図13に示すように、発光部28の低温部に対応する位置に欠如部84が設けられてもよい。欠如部84は、図14に示すように、導熱部46,66,72および78の発光部28に臨まされる側の端部を部分的に欠如させることによって、または、図15に示すように、長さの異なる2つ(または3つ以上)の割筒体80aおよび80bを組み合わせることによって設けられるものである。たとえば、プロジェクター12の内部に光軸が水平になるようにして光源装置10を配置した場合には、発光部28内におけるガスの対流の関係で発光部28の上部の温度に比べて下部の温度が低くなる。そのような場合には、発光部28の下部に対応する位置に欠如部84を設けることによって、発光部28の下部すなわち低温部の放熱を抑制することができ、上部と下部との温度差を解消することができる。これにより、発光部28に生じた温度差に起因する動作の不具合を解消できる。
ただし、これらの実施例においても、導熱部材70,76および80は、酸化物の焼結体であるとともに、超高圧放電灯14における封止部30の中央部(L/2の部分)を越えて発光部28側へ延びて形成されている必要がある。
光源装置を示す断面図である。 導熱部材およびキャップを示す斜視図である。 導熱部材と封止部との接合状態を示す断面図である。 プロジェクターを示す模式図である。 アーク中止が移動する様子を示す図である。 反射光の方向を示す図である。 他の光源装置を示す断面図である。 図7の光源装置に用いた導熱部材を示す斜視図である。 他の光源装置を示す断面図である。 図9の光源装置に用いた導熱部材を示す斜視図である。 他の光源装置を示す断面図である。 他の光源装置を示す断面図である。 導熱部材の変形例を示す図である。 図13の導熱部材(一体)を示す斜視図である。 図13の導熱部材(半割)を示す斜視図である。
符号の説明
10… 光源装置
12… プロジェクター
14… 超高圧放電灯
16… リフレクター
18… 導熱部材
24… 直流電源
26… パルス重畳装置
28… 発光部
30… 封止部
40… 電極
40a… 陽極
40b… 陰極
42… 取付孔
44… 放電灯取付部
46… 導熱部

Claims (4)

  1. 0.15mg/mm3以上の水銀が封入された発光部内に陽極と陰極とからなる電極が配設されており、前記発光部の両端部から棒状に延びて2つの封止部が形成されている直流点灯式の超高圧放電灯、前記封止部の陽極側が挿通される取付孔と前記発光部から出射された光を反射する反射面とを有するリフレクター、および陽極側の前記封止部を覆うようにしてその中央部を越えて前記発光部側へ延びて形成された酸化物焼結体からなる導熱部材を備え、
    前記導熱部材には、前記超高圧放電灯における前記発光部の低温部に対応する位置に欠如部が設けられている光源装置。
  2. 前記超高圧放電灯に与えられるランプ電流に対してパルス電流を重畳させるパルス重畳装置を備える、請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記リフレクターは金属によって構成されている、請求項1または2に記載の光源装置。
  4. 前記金属は水銀と反応してアマルガムを生成する、請求項に記載の光源装置。
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