JP2009289488A - 無電極放電ランプおよび照明器具 - Google Patents

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Ayumi Sato
歩 佐藤
Atsunori Okada
淳典 岡田
Makoto Ukekawa
信 請川
Shinichi Anami
真一 阿南
Koji Hiramatsu
宏司 平松
Motohiro Saimi
元洋 齋見
Yoshinori Tsuzuki
佳典 都築
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Abstract

【課題】従来構成よりもより広い温度範囲で光出力を安定させることができる無電極放電ランプを提供することを目的とする。
【解決手段】無電極放電ランプは、バルブ1と、バルブ1内に高周波電磁界を形成する誘導コイル24とを備える。バルブ1は連通管12を備え、誘導コイル24は連通管12の周囲に巻回される。誘導コイル24と連通管12との間には放熱体22が配設され、誘導コイル24の熱は放熱体22に伝えられる。連通管12内であって誘導コイル24に囲まれる部位にはアマルガムを収容するアマルガム用容器13が配設される。連通管12と放熱体22との間には隙間42が形成され、隙間42に熱スイッチ14が配設される。熱スイッチ14は可動部14bを備える。可動部14bは、連通管12と放熱体22との間を高温時に橋絡し、低温時に分離する。
【選択図】図1

Description

本発明は、バルブ内に収容されるアマルガムを備える無電極放電ランプおよび照明器具に関するものである。
従来から、ガラスなどの透光性材料からなるバルブと、高周波電流が通電されることによりバルブ内に高周波電磁界を形成する誘導コイルとを備える無電極放電ランプが提供されている。バルブ内には希ガスおよび水銀などからなる放電ガスが封入され、また、バルブの内面には蛍光体膜が形成されている。
バルブ内に高周波電磁界が形成されると希ガスによる放電が生じ、生じた放電によりバルブが加熱されて水銀が蒸気化する。蒸気化した水銀は放電を行うとともに放電により励起され紫外線を放出する。放出された紫外線は蛍光体膜により可視光に変換される。
無電極放電ランプは誘導コイルを用いてバルブ内に放電を発生させるから、熱陰極を備える蛍光ランプのように放電を発生させるための電極を有さない。したがって、無電極放電ランプは電極切れやエミッタ(熱電子放射物質)の消耗による不点灯が起きず、熱陰極を備える蛍光ランプより長寿命である。
無電極放電ランプでは、バルブ内にアマルガムを封入する技術が提供されている。バルブ内に封入されたアマルガムは、放電により加熱されたバルブにより暖められることによりバルブ内に水銀蒸気を供給する。アマルガムによりバルブ内に水銀蒸気を供給する場合は、水銀単体によりバルブ内に水銀蒸気を供給する場合に比べて周囲温度の違いによる水銀の蒸気圧の変化が少なく、広い温度範囲で光出力が所定の範囲内になり光出力が安定する。
しかしながら、アマルガムを用いた無電極放電ランプにおいては、上述の温度範囲の下限温度よりも低い温度である低温環境下で使用する場合や調光点灯を行う場合ではアマルガムを十分に暖めることができず、バルブ内の水銀蒸気が不足することがある。
そこで、誘導コイルの熱をアマルガムに伝えてアマルガムを暖め、低温環境下などにおいて水銀の蒸気圧を上げることができる無電極放電ランプが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の構成では、図8に示すように、バルブ1は電球形状に形成され、バルブ1の底面(図8の下面)には誘導コイル24を収納する凹所11が凹設されている。アマルガムはアマルガム用容器13内に収容され、アマルガム用容器13は、凹所11の底面に突設される連通管12内に収容されている。誘導コイル24は、筒状に形成されたフェライトコア21とフェライトコア21の周囲に巻回される巻線20とを備える。フェライトコア21と連通管12との間には放熱体22が配設されている。
特許文献1に記載の構成では、誘導コイル24の熱が放熱体22を介して連通管12に伝わるから、放電による熱に加えて誘導コイル24の熱によっても連通管12が加熱され、アマルガムが暖められる。
特開2005−197031号公報
ところで、アマルガムの温度が高くなりすぎると、アマルガムからバルブ1内に過剰に水銀蒸気が供給され、水銀の蒸気圧が上がりすぎて光出力が低下することがある。
特許文献1に記載された構成ではアマルガムには常に誘導コイル24の熱が伝わるから、低温環境下などの場合において誘導コイル24の熱をアマルガムに伝えない構成よりも光出力を高めることができる一方、周囲温度が高い場合においてはアマルガムに誘導コイル24の熱を伝えない構成よりも光出力が低くなる虞があるという問題があった。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、低温環境下での使用や調光点灯を行う場合においても、周囲温度が高い状況下で使用する場合においても安定した光出力を得ることができる無電極放電ランプおよび照明器具を提供することにある。
請求項1の発明は、内部に放電ガスが封入されるバルブであって1つの中心軸に沿って凹設された凹所を管壁に備えるバルブと、凹所内に収納され高周波電流が通電されることによりバルブ内に高周波電磁界を形成して放電ガスを励起発光させる誘導コイルと、誘導コイルに一部が囲まれるとともに内部空間がバルブの内部と連通する連通管と、連通管内における誘導コイルに囲まれる位置に配置されるとともにバルブ内に放電ガスの一成分となる水銀蒸気を供給するアマルガムを内部に収容するアマルガム用容器と、誘導コイルと連通管との間に配設され誘導コイルの熱を受け取るとともに一部が凹所から露出する放熱体と、放熱体からアマルガム用容器へ移動する単位時間当たりの熱量を多くする橋絡位置と少なくする非橋絡位置との間で変位する可動部を備える熱スイッチとを備え、バルブ内の水銀の蒸気圧が所定の範囲内になるアマルガムの温度の範囲に対応する熱スイッチの温度範囲の下限温度より熱スイッチの温度が低くなる場合は、可動部は橋絡位置にあり、前記温度範囲の上限温度より熱スイッチの温度が高くなる場合は、可動部は非橋絡位置にあることを特徴とする。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記可動部は、バイメタルで形成されることを特徴とする。
請求項3の発明では、請求項1または請求項2に記載の無電極放電ランプと無電極放電ランプを保持する灯体とを備えることを特徴とする。
請求項1,3の構成によると、放熱体からアマルガム用容器へ移動する単位時間当たりの熱量を多くする橋絡位置と少なくする非橋絡位置との間で変位する可動部を備える熱スイッチを備え、バルブ内の水銀の蒸気圧が所定の範囲内になるアマルガムの温度の範囲に対応する熱スイッチの温度範囲の下限温度より熱スイッチの温度が低くなる場合は、可動部は橋絡位置にあり、前記温度範囲の上限温度より熱スイッチの温度が高くなる場合は、可動部は非橋絡位置にあるから、前記温度範囲の下限温度より熱スイッチの温度が低くなる場合は、アマルガム用容器に移動する単位時間当たりの熱量が多くなってアマルガムが暖められ、低温環境下などにおける光出力を、アマルガムに誘導コイルの熱を伝えない従来構成よりも高めることができ、一方、前記温度範囲の上限温度より熱スイッチの温度が高くなる場合は、アマルガム用容器に移動する単位時間当たりの熱量が少なくなってアマルガムの温度が上がりすぎることが抑制され、周囲温度が高い状況下における光出力を、アマルガムに誘導コイルの熱を常に伝える従来構成よりも高めることができるという利点がある。
請求項2の構成では、可動部はバイメタルで形成されるから、可動部を金属以外で形成する構成よりも、可動部が橋絡位置にある場合の放熱体からアマルガム用容器へ移動する単位時間当たりの熱量を多くすることができ、アマルガムをより早く暖めることができるという利点がある。
本実施形態では、図2に示すように灯体3を備える照明器具に取り付けられて使用される無電極放電ランプAを例示する。灯体3は、無電極放電ランプAを点灯させる点灯回路41を収容する空間を内部に備える本体部31と、本体部31の下方に配設される無電極放電ランプAを保持する取付部33と、無電極放電ランプの周囲を覆い内面が反射面である反射鏡部32とを備える。
反射鏡部32は開口が下になるわん状に形成され、前記開口には透光性材料からなるパネル34が配設される。反射鏡部32の底部(図における上部)には上部開口が開設され、取付部33は前記上部開口に配設される。
無電極放電ランプAは、図3に示すように、略円筒状に形成され取付部33(図2参照)に一端部(図における下端部)が保持されるカプラ2と、口金17によりカプラ2に取り付けられるバルブ1とから構成される。バルブ1は、ガラスなどの透光性材料で形成され、内部に放電ガスとして希ガスや水銀が封入され、内面に蛍光体膜15が形成される。希ガスとしては、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノンなどが単体若しくは混合して用いられる。また、水銀に加えて、ナトリウム、カドミウム、亜鉛等の金属を封入することもできる。
バルブ1は、下部が円柱状であり上部が球状である電球形状に形成される。バルブ1は、カプラ2の一端部(図における上端部)が挿入される凹所11と、内部空間がバルブ1の内部と連通する連通管12とを備える。凹所11は、バルブ1の下面の中央部から円柱状である下部の中心軸に沿って凹設される。連通管12は、直管状に形成され凹所11の底面の中央部に突設される。連通管12は、バルブ1内に希ガスを封入するために用いられる排気管であって、希ガスの封入後、先端が閉塞される。
連通管12内には、バルブ1内に水銀蒸気を供給するアマルガムが収容される。アマルガムは、例えばビスマスとインジウムからなる基体金属と水銀との合金からなる。
アマルガムは、図1に示すように、金属などからなり水銀蒸気が通過する通気口(図示せず)を備えるアマルガム用容器13内に収容される。アマルガム用容器13は、連通管12の先端部内に収容される円柱状に形成された支持棒16の上に載置される。連通管12の管壁内面には、アマルガム用容器13の上方への移動を制限する支持突起12aが突設される。また、アマルガム用容器13は、外面が連通管12の管壁に近接する形状で形成される。すなわち、アマルガム用容器13は、支持棒16と支持突起12aと連通管12の管壁とにより連通管12内に固定される。
また、バルブ1内には、図3に示すように、仕事関数が小さい水酸化セシウムなどの金属化合物が塗布されたフラグ25が配設される。フラグ25は第2の無電極放電ランプ2の始動時における電子の数を増やし始動性を良くする。
カプラ2は、高周波電流が通電されることによりバルブ1内に高周波電磁界を形成する誘導コイル24と、伝熱材料からなり誘導コイル24で発生する熱を無電極放電ランプAの外部に放出する放熱体22と、誘導コイル24と放熱体22とを保持する保持部材23とを備える。
誘導コイル24は、亜鉛、マンガン、ニッケル、鉄などを含むフェライトのような磁性体で筒状に形成されるコア21と、メッキ線やリッツ線からなり点灯回路41に接続されるとともにコア21の周囲に巻回される巻線20とを備える。放熱体22は筒状に形成され、中心軸がコア21の中心軸に一致する形でコア21の内側に配設される。ここに、放熱体22の外径はコア21の内径と略同一寸法に形成され、放熱体22には誘導コイル24の熱が伝わる。
バルブ1は、カプラ2の一端部が凹所11に収容された状態で口金17によりカプラ2に取り付けられる。このとき、連通管12の中心軸と放熱体22の中心軸が一致する形にバルブ1は配設される。バルブ1がカプラ2に取り付けられると、誘導コイル24が凹所11内に収容される。また、連通管12はカプラ2を貫き、誘導コイル24および放熱体22が連通管12の一部の周囲を覆う形となる。
ここに、放熱体22の一端部(図における下端部)が凹所11から外部に露出する長さ寸法で放熱体22は形成され、放熱体22に伝えられた誘導コイル24の熱は、凹所11から外部に露出する放熱体22の一端部において無電極放電ランプAの外部に放出される。
点灯回路41により誘導コイル24に高周波電流が通電されバルブ1内に高周波電磁界が形成されると、バルブ1内の希ガスにより放電が開始され、放電により連通管12を含むバルブ1が加熱される。上述したようにアマルガムを内部に収容するアマルガム用容器13の外面は連通管12の管壁に近接するから、加熱されたバルブ1によりアマルガムが暖められ、アマルガムによりバルブ1内に水銀蒸気が供給される。バルブ1内に供給された水銀蒸気は放電を行うとともに放電により励起されて紫外線を放出する。放出された紫外線は蛍光体膜15により可視光に変換される。
ところで、本実施形態では、アマルガム用容器13が誘導コイル24および放熱体22に囲まれる位置に固定されるように、支持棒16の長さ寸法と、支持突起12aの形成の位置が決められる。また、中心軸が連通管12の中心軸と一致する形で保持部材23に保持される放熱体22の内径は連通管12の外径よりも大きく形成され、放熱体22と連通管12との間には隙間42(図1参照)が形成される。すなわち、アマルガム用容器13は放熱体22および誘導コイル24に囲まれる一方、放熱体22と連通管12とは分離され、放熱体22に伝えられた誘導コイル24の熱は連通管12に直接伝わらず、放熱体22から連通管12へ単位時間当たりに移動する熱量は、隙間42を形成しない場合に比べて少ない。
本実施形態では、図1に示すように隙間42に熱スイッチ14が配設される。熱スイッチ14は、連通管12の管壁であってアマルガム用容器13を囲む部位の外面に固着される板状の固定部14aと、固定部14aの一端に連続する可動部14bとを備える。
可動部14bはバイメタルで形成され、連通管12の管壁に接触する固定部14aの温度(すなわち、熱スイッチ14の温度)に応じて変位する。上述したようにアマルガムは連通管12により暖められアマルガムの温度は連通管12の温度に対応するから、熱スイッチ14の温度はアマルガムの温度に対応する。
可動部14bは、可動部14bの先端部が放熱体22に接触する橋絡位置と、可動部14bの先端部が放熱体22に接触しない非橋絡位置との間で変位するように形成される。すなわち、可動部14bが橋絡位置にあるときは、放熱体22に伝えられた誘導コイル24の熱は熱スイッチ14を伝熱経路として連通管12に直接伝えられ、放熱体22から連通管12へ単位時間当たりに移動する熱量が多くなる。一方、可動部14bが非橋絡位置にあるときは、誘導コイル24の熱は連通管12に直接伝わらず、放熱体22から連通管12へ単位時間当たりに移動する熱量が少なくなる。
ところで、無電極放電ランプにおいては、光出力はバルブ1内の水銀の蒸気圧に依存し、水銀の蒸気圧はアマルガムの温度に依存するから、光出力が設計時に規定した所定の光出力以上となるようなアマルガムの温度範囲が存在する。
本実施形態では、前記温度範囲の下限温度よりもアマルガムの温度が低くなる場合において可動部14bは橋絡位置にあり、前記温度範囲の上限の温度よりもアマルガムの温度が高くなる場合において非橋絡位置にあるように、可動部14bは形成される。
上述より、アマルガムの温度が前記温度範囲の下限温度より低く、光出力が前記所定の光出力より低くなる場合は、可動部14bは橋絡位置にあり、放電により生じる熱に加えて誘導コイル24の熱によってもアマルガムが暖められる。一方、アマルガムの温度が前記温度範囲の上限温度より高く、光出力が前記所定の光出力より低くなる場合は、可動部14bは非橋絡位置にあり、アマルガムの温度の上昇を抑制する。
したがって、本実施形態では、アマルガムに誘導コイル24の熱を直接伝えない従来構成よりも、低温環境下で使用する場合や調光点灯を行う場合の光出力を高めることができ、一方、アマルガムに誘導コイル24の熱を常に直接伝える従来構成よりも、周囲温度が高い状況下での使用における光出力を高めることができる。結果、上記いずれの従来構成よりも広い温度範囲で光出力を安定させることができる。
本実施形態において、ビスマスとインジウムの合金からなる基体金属と水銀との合金からなるアマルガムを用い、熱スイッチ14の温度が110℃以下のときに可動部14bが橋絡位置にあり、110℃より高いときに可動部14bが非橋絡位置にあるように熱スイッチ14を形成したところ、最適な光出力を得ることができた。
なお、本実施形態では、熱スイッチ14が備える固定部14aは連通管12の管壁に固着される構成を示したが、固定部14aが放熱体22に固着される構成であってもよい。
また、熱スイッチ14は、上述した形状のバイメタルに限らない。例えば、図4に示すように、温度が高いときに板状(図における実線の形状)であって、温度が低くなると反るように変形して側面円弧状(図における2点鎖線の形状)になる形状の熱スイッチ51や、図5に示すように、温度が高いときに、対向する2つの板状部52a,52bの一端同士を円弧部52cで繋いだ側面U字状(図における実線の形状)であって、温度が低くなると2つの板状部52a,52bが互いに離れる向きに変形する形状(図における2点鎖線の形状)の熱スイッチ52や、図6(a),(b)に示すように、帯状のバイメタルをコイル状に形成し、さらにコイル状に形成したものを線材としてさらにコイル状に形成した2重コイル形状の熱スイッチ53を用いてもよい。
2重コイル形状の熱スイッチ53は、温度が高い状態から温度が低い状態に移行すると、直径方向(図における矢印方向)の寸法が大きくなるように形成される。
図4に示す形状の熱スイッチ51は、図7(a)に示すように中央部が固定部51aとなる形で連通管12の管壁に固着され、両端部が放熱体22に接触する可動部51bとなる。
図5に示す形状の熱スイッチ52は、図7(b)に示すように板状部52aが固定部となる形で連通管12の管壁に固着され、板状部52bが可動部として放熱体22に面接触する。
図6(a),(b)に示す2重コイル形状の熱スイッチ53は、図7(c)に示すように連通管12に貫かれる形で配設され、例えば、上端部や下端部などが固定部53aとして連通管12の管壁に固着され、他の部位が可動部53bとして放熱体22に接触する。
上述のように、図4、図5、図6に示した何れかの形状の熱スイッチ51,52,53を用いると、図1に示す形状の熱スイッチ14よりも熱スイッチ51,52,53と放熱体22との接触面積が増え、より早くアマルガムを暖めることができる。
なお、本実施形態では、熱スイッチ14を連通管12と放熱体22との間に配設する構成を例示したが、これに限るものではなく、アマルガム用容器13と連通管12との間に配設する構成であってもよい。
また、本実施形態では可動部14bをバイメタルで形成する構成を示したが、これに限るものではなく、例えば、可動部14bをトリメタルで形成する構成でもよい。
実施形態の要部の断面図である。 実施形態の無電極放電ランプを用いた照明器具の概略構成図である。 実施形態の断面図である。 実施形態の他の形態の熱スイッチを示す側面図である。 実施形態のさらに他の形態の熱スイッチを示す側面図である。 実施形態のさらに他の形態の熱スイッチを示し、(a)は側面図、(b)は正面図である。 (a),(b),(c)は実施形態においてそれぞれ図4、図5、図6の熱スイッチを用いた場合の要部の断面図である。 従来例を示す断面図である。
符号の説明
1 バルブ
2 カプラ
3 灯体
11 凹所
12 連通管
13 アマルガム用容器
14 熱スイッチ
14b 可動部
15 蛍光体膜
24 誘導コイル
41 点灯回路
51、52、53 熱スイッチ
51b、53b 可動部
52b 板状部(可動部)

Claims (3)

  1. 内部に放電ガスが封入されるバルブであって1つの中心軸に沿って凹設された凹所を管壁に備えるバルブと、凹所内に収納され高周波電流が通電されることによりバルブ内に高周波電磁界を形成して放電ガスを励起発光させる誘導コイルと、誘導コイルに一部が囲まれるとともに内部空間がバルブの内部と連通する連通管と、連通管内における誘導コイルに囲まれる位置に配置されるとともにバルブ内に放電ガスの一成分となる水銀蒸気を供給するアマルガムを収容するアマルガム用容器と、誘導コイルと連通管との間に配設され一部が凹所から露出する放熱体と、放熱体からアマルガム用容器へ移動する単位時間当たりの熱量を多くする橋絡位置と少なくする非橋絡位置との間で変位する可動部を備える熱スイッチとを備え、バルブ内の水銀の蒸気圧が所定の範囲内になるアマルガムの温度の範囲に対応する熱スイッチの温度範囲の下限温度より熱スイッチの温度が低くなる場合は、可動部は橋絡位置にあり、前記温度範囲の上限温度より熱スイッチの温度が高くなる場合は、可動部は非橋絡位置にあることを特徴とする無電極放電ランプ。
  2. 前記可動部は、バイメタルで形成されることを特徴とする請求項1に記載の無電極放電ランプ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の無電極放電ランプと無電極放電ランプを保持する灯体とを備えることを特徴とする照明器具。
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