JP4387354B2 - 電線の絶縁被覆切断装置およびそれを用いた電線処理方法 - Google Patents

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本発明は、電線の絶縁被覆を切断する装置およびそれを用いた電線の処理方法に関し、より詳しくは、電線の絶縁被覆をレーザー光を用いて切断する技術に関する。
従来、電線端末部の絶縁被覆を除去(ストリップ)して芯線を露出させるために、V字形の切刃を有して互いに対向する一対のストリップブレードを接近させて絶縁被覆に切り込みを入れつつ、電線をその軸線方向に移動させることにより絶縁被覆を除去する装置が用いられている(例えば、下記特許文献1を参照)。
特開2001−112137号公報
ところで、近年、軽量化および省スペース化のために電線の細線化が進み、その絶縁被覆もますます薄肉になってきている。
これにより、ストリップブレードを用いて絶縁被覆に切り込みを入れるときには、ストリップブレードの切刃が芯線に対してぎりぎり一杯に接近するように絶縁被覆に切り込みを入れる必要がある。
ところが、絶縁被覆は必ずしも均一な厚みを有しておらず、芯線と絶縁被覆とが芯ずれして編肉が生じている場合には、芯線を構成している素線の一部にストリップブレードの切刃が食い込み、この素線を切断してしまうおそれがある。
しかしながら、芯線の傷付きや素線の切断が発生してもこれを不良として検出するのが困難なため、芯線を傷つけずに絶縁被覆を除去できる装置および方法が望まれていた。
また、耐熱用途に使用されるガラス被覆電線は、芯線をシリコーンゴム層で被覆するとともに、その外側にガラス繊維を偏組状に編み込んだ構造となっている。
しかしながら、ガラス繊維は硬いため、ストリップブレードの切れ刃が直ぐに磨耗して切れなくなってしまう。
さらに、ガラス繊維自体が細くて柔軟であることに加えて、その内側にあるシリコーンゴム層もまた柔軟であるため、ガラス繊維は非常に切れにくく、切れ残ったガラス繊維がひげ状に残る問題が生じている。
そこで、耐久性を向上させるために切れ刃の刃先角度を鈍角にし、若しくはストリップブレードを絶縁被覆の周りに回転させ、あるいは切れ刃にコーティングを行う等の対策を取っているが、切刃が磨耗して切れなくなる前にストリップブレードを交換する必要があり、交換時期の管理ばかりでなく交換作業に必要な手間が大きな負担となっていた。
そこで本発明の目的は、上述した従来技術が有する問題点を解消し、芯線を傷つけることなく絶縁被覆を完全に切断することができるばかりでなく、電線処理作業の効率を向上させることができ、さらには耐久性および耐振性に優れた電線の絶縁被覆切断装置およびそれを用いた電線処理方法を提供することにある。
上記の課題を解決するための請求項1に記載した手段は、
電線の絶縁被覆をレーザー光により切断する装置であって、
前記レーザー光を発生させるレーザー光発生手段と、
前後方向に延びる電線の絶縁被覆に向けて上下方向からそれぞれ前記レーザー光を集光する、上下方向に対向するように配設された上下一対の集光レンズと、
前記レーザー光発生手段から出力されたレーザー光を前記上下一対の集光レンズにそれぞれ案内するスプリッタおよびミラーと、
前記上下一対の集光レンズを左右方向に往復動自在に支持する支持手段と、
少なくとも電線の外径寸法を上回る距離において前記支持手段が左右方向に往復動するように前記支持手段を駆動する駆動手段と、を備え
前記支持手段は、前記スプリッタおよび前記ミラーが固定されている本体部分上に間隔を開けてそれぞれ固定された、左右方向に延びる上下一対の第1の案内レールと、前記上下一対の第1の案内レール上でそれぞれ左右方向にスライド自在な一対の第1のスライダと、前記一対の第1のスライダ間に掛け渡された、前記上下一対の集光レンズを支持する支持部材と、を有し、
前記駆動手段は、前記本体部分に支持された駆動モータと、前記駆動モータの回転軸と一体に回転するとともに前記回転軸に対し偏心配置された駆動ピンを有する駆動部材と、前記支持部材に固定されて上下方向に延びる第2の案内レールと、前記第2の案内レール上で上下方向にスライド自在であり、かつ前記駆動ピンが相対回転自在に係合している第2のスライダと、を有していることを特徴とする電線の絶縁被覆切断装置である
すなわち、請求項1に記載した電線の絶縁被覆切断装置は、レーザー光を用いて電線の絶縁被覆を切断するものであるから、芯線を損傷させることなく絶縁被覆を切断することができ、かつ芯線の変形や絶縁被覆の偏肉等の影響を受けることがない。
特に、炭酸ガスレーザー等の発振波長の短いレーザー光を用いることにより、絶縁被覆を構成している高分子材料を低いエネルギー密度で溶解させ蒸発させることができるとともに、芯線を構成している銅製の素線自体は吸収率が非常に小さいためこれを損傷させたり変質させたりすることがない。
また、上下一対のレーザー光を左右方向に往復動させながら絶縁被覆に照射するから、絶縁被覆をその全周にわたって完全に切断することができる。
これにより、ストリップブレードを用いる場合のように切断されない部分が残ることがないから、ストリップした絶縁被覆を除去するときに絶縁被覆を引っ張ることになって絶縁被覆が伸びることも防止できる。
さらに、照射されたレーザー光を絶縁被覆に向けて集光する集光レンズを左右方向に往復動させることによってレーザー光を左右方向に往復させる構造であるから、従来公知のガルバノミラーを用いた構造のように耐久性および耐振性の低さが問題になることがなく、電線処理作業の効率を大幅に高めることができる。
また、請求項に記載した電線の絶縁被覆切断装置は、レーザー光を絶縁被覆に向けて集光する集光レンズを左右方向に往復動自在に支持するために、案内レールとスライダとの組み合わせからなるリニアガイドを用いる構造である。
これにより、レーザー光を左右方向に往復させる機構に求められる精度、耐久性および耐振性の高さを、低コストに実現することができる。
さらに、請求項に記載した電線の絶縁被覆切断装置によれば、レーザー光を左右方向に往復させる時間あたりの回数、耐久性および耐振性の高さを低コストにかつ簡単な構造で実現することができる。
また、請求項に記載した手段は、請求項1に記載した電線の絶縁被覆切断装置に対し、
電線を前後方向に送給する送給手段と、
前記支持部材の左右方向の位置を検出する検出手段と、
前記送給手段、前記駆動手段および前記レーザー光発生手段の作動を制御する制御手段と、を追加したものである。
そして、前記制御手段は、電線の軸線に沿って絶縁被覆を前後方向に切断するために、前記検出手段から得られた前記支持部材の左右方向の位置情報に基づいて前記駆動手段の作動を制御することにより前記支持部材の左右方向の位置を位置決めし、前記レーザー光発生手段を制御してレーザー光を照射させ、前記送給手段を制御して電線を前後方向に移動させることを特徴とする。
なお、支持部材の左右方向の位置を検出する検出手段として、例えば駆動モータの回転軸の角度位置を検出するロータリエンコーダを用いることができる。
また、駆動モータとしてステッピングモータを用いれば、回転軸の回転角度位相、したがって支持部材の左右方向の位置を正確に制御することができる。
すなわち、請求項に記載した電線の絶縁被覆切断装置によれば、電線の中間部分の2カ所において絶縁被覆を左右方向に切断した後、これらの2カ所の左右方向切断箇所の間の部分の絶縁被覆を前後方向に切断することができるから、電線の中間部分をストリップする処理を容易に行うことができる。
また、請求項に記載した手段は、請求項に記載した電線の絶縁被覆切断装置において、前記駆動手段が、前記一対の第1の案内レールの間の中央部分に配置されていることを特徴とする。
すなわち、請求項に記載した電線の絶縁被覆切断装置によれば、支持部材の中央部分を駆動することができるから、支持部材したがって左右一対の集光レンズに傾きが生じることを防止できる。
これにより、電線の絶縁被覆に対してレーザー光を高い位置精度で照射することができるから、絶縁被覆の切口を平滑にすることができるばかりでなく、レーザー光による絶縁被覆の切断効率を高めることができる。
また、請求項に記載した手段は、請求項に記載した電線の絶縁被覆切断装置を用いて電線の中間部分の絶縁被覆を除去する電線処理方法であって、
前後方向に間隔を開けた2カ所においてレーザー光を照射して電線の絶縁被覆を左右方向に切断し、
絶縁被覆を左右方向に切断した2カ所の間の部分において電線の軸線に沿ってレーザー光を照射しつつ前記送給手段を用いて電線を前後方向に送給することにより絶縁被覆を前後方向に切断し、
左右方向および前後方向に切断して得られる2片の絶縁被覆を除去することを特徴としている。
すなわち、請求項に記載した電線処理方法によれば、電線の中間部分の2カ所において絶縁被覆を左右方向に切断した後、これらの左右方向切断箇所の間の部分の絶縁被覆を前後方向に切断することができるから、電線の中間部分をストリップする処理を容易に行うことができる。
また、請求項に記載した手段は、請求項1乃至のいずれかに記載した電線の絶縁被覆切断装置を用いて電線の端末処理を行う方法であって、
前記絶縁被覆切断装置を用いることにより前後方向に間隔を開けた2カ所において電線の絶縁被覆を左右方向に切断し、
絶縁被覆を切断した2カ所の部分の中間において電線を切断し、
電線を切断した箇所の前側および後側の絶縁被覆をそれぞれ引き抜いて芯線を露出させるとともに、
露出させた芯線にそれぞれ端子を圧着することを特徴とする。
すなわち、請求項に記載した電線処理方法によれば、電線を所定の長さに切断するとともに、切断した箇所の両端の絶縁被覆を除去して芯線を露出させ、芯線に端子を圧着するという電線端末処理において、レーザー光を用いて絶縁被覆を切断することができるから、芯線を傷つけることなく絶縁被覆を完全に切断することができるばかりでなく、ストリップブレードの交換を不要として電線処理作業の効率を大幅に高めることができる。
また、請求項に記載した手段は、請求項1乃至のいずれかに記載した電線の絶縁被覆切断装置を用いて電線の端末処理を行う方法であって、
前記絶縁被覆切断装置を用いることにより、前後方向に間隔を開けた2カ所のストリップ位置において電線の絶縁被覆を左右方向に切断し、
前記2カ所のストリップ位置の中間において前後方向に間隔を開けた2カ所の切り落とし位置において電線の絶縁被覆を左右方向に切断し、
前記2カ所の切り落とし位置の中間において電線を切断し、
電線を切断した箇所の前側および後側の絶縁被覆のそれぞれについて、前記ストリップ位置と前記切り落とし位置の間の絶縁被覆が芯線の端部を覆うとともに前記切り落とし位置から先の絶縁被覆が芯線から脱落するように、絶縁被覆を前記ストリップ位置からスライドさせることにより、ハーフストリップを形成することを特徴とする。
すなわち、請求項に記載した電線処理方法においては、電線を切断した箇所の近傍の絶縁被覆を完全にストリップして芯線の先端を露出させるのではなく、絶縁被覆の一部を芯線の先端部分に残存させて芯線の先端を覆うハーフストリップを形成する。
これにより、残存している絶縁被覆を保持して芯線に撚りを掛けることができるから、芯線に直接触れながら撚りを掛ける場合のように芯線に傷を付けることがない。
また、ストリップする絶縁被覆をストリップ位置および切り落とし位置の2カ所において予め切断してあるので、絶縁被覆をストリップ位置からスライドさせると、切り落とし位置から先の絶縁被覆が芯線から脱落し、ストリップ位置および切り落とし位置の間の絶縁被覆のみが芯線の先端部分に残存することになる。
これにより、芯線の先端よりも絶縁被覆が長く延び出ることがないから、従来の電線処理方法のように絶縁被覆が長く延び出て周囲の機器類に接触し、芯線を曲げてしまうことがない。
さらに、従来の電線処理方法においては、ハーフストリップを形成するために、ストリップ位置において絶縁被覆を切断した後、ストリップ位置から絶縁被覆をスライドさせ、次いで芯線の先端から延び出た絶縁被覆を切断して切り落とすといった煩雑な作業が必要であった。
これに対して、請求項に記載した電線処理方法においては、レーザー光を用いることにより、ストリップ位置および切り落とし位置の両方において予め絶縁被覆を切断しておくことができるから、ストリップ位置から絶縁被覆をスライドさせると自動的にハーフストリップが形成されることとなり、電線処理作業を効率よく行うことができ、ハーフストリップの形成に要する時間を短縮することができる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、芯線を傷つけることなく絶縁被覆を完全に切断することができるばかりでなく、電線処理作業の効率を向上させることができ、さらには耐久性および耐振性に優れた電線の絶縁被覆切断装置およびそれを用いた電線処理方法を提供することができる。
以下、図1〜図10を参照し、本発明の電線の絶縁被覆切断装置およびそれを用いた電線端末処理の一実施形態について詳細に説明する。
なお、以下の説明においては、同一の部分には同一の符号を用いて重複した説明を省略するとともに、電線が延びる方向を前後方向、第1および第2の集光レンズが電線を挟む方向を上下方向、前後および上下の両方向に垂直な方向を左右方向と言う。
まず最初に図1および図2を参照し、電線の絶縁被覆切断装置について説明すると、この絶縁被覆切断装置100は、電線端末処理装置の基板11を貫通する円筒支持部材12によって基板11の上方に支持された本体部分13と、基板11の下方に支持されたレーザー光発生手段14とを有している。
レーザー光発生手段14は、波長が10.6ナノメートルのレーザー光を発生させる炭酸ガスレーザー装置である。
レーザー光発生手段14から出力されたレーザー光は、円筒支持部材12の内部を通過して上方に延び、本体部分13の内部に固定されているスプリッタ21において2等分された後、ミラー22で反射されて第1の集光レンズ23に向かう経路と、ミラー24,25で反射されて第2の集光レンズ26に向かう経路とにそれぞれ案内される。
なお、第1および第2の集光レンズ23,26は、電線1の軸線に対して垂直な方向(上下方向)において対向している。
第1および第2の集光レンズ23,26は、支持手段30によって支持され、図1中に矢印Aで示した方向(左右方向)に自在に往復変位できるようになっている。
この支持手段30は、この装置100の基台41上に上下方向に間隔を開けてそれぞれ固定された、左右方向に延びる上下一対の第1の案内レール31,32と、これらの案内レール31,32上でそれぞれ左右方向にスライド自在な第1のスライダ33,34と、これらの第1のスライダ33,34間に掛け渡された支持部材35とを有している。
また、この装置100の基台41には、上下一対の集光レンズ23,26を左右方向に往復運動させるための駆動手段40が設けられている。
この駆動手段40は、基台41に支持部42,43を介して支持された駆動モータ44と、この駆動モータ44の回転軸45と一体に回転するとともに回転軸45に対し偏心配置された駆動ピン46aを有した駆動部材46と、支持部材35に固定されて上下方向に延びる第2の案内レール47と、この第2の案内レール47上で上下方向にスライド自在であって駆動ピン46aが軸受48を介して相対回転自在に係合している第2のスライダ49とを有している。
これにより、駆動モータ44を作動させると駆動部材46が回転軸45と一体に回転するが、駆動ピン46aは回転軸45の軸線に対して偏心しているため、駆動ピン46aは回転軸45の軸線周りに公転することになる。
そして、駆動ピン46aの公転運動のうち、上下方向の成分が第2の案内レール47上において第2のスライダ49をスライドさせることになり、左右方向の成分が第1の案内レール31,32上において第1のスライダ33,34をスライドさせることになる。
これにより、支持部材35によって支持されている上下一対の集光レンズ23,26は、駆動ピン46aの回転軸45の軸線に対する偏心量に等しい振幅で左右方向に往復運動する。
したがって、上下一対の集光レンズ23,26によって集光されて電線の絶縁被覆上に照射されるレーザー光は、これらの集光レンズ23,26の左右方向の往復運動に伴い、電線1の絶縁被覆を左右方向に走査することになる。
このとき、電線1の絶縁被覆に向かって上下方向からそれぞれ照射されるレーザー光は、波長が10.6ナノメートルの炭酸ガスレーザー光であるから、電線1の絶縁被覆を構成しているポリ塩化ビニル、ポリエチレン、シリコンゴム等の高分子材料や、ガラス繊維から成る耐熱被覆を容易に切断することができるが、芯線を構成している銅製の素線自体を損傷したり変質させたりすることはない。
また、上下一対のレーザー光を左右方向に往復動させながら絶縁被覆に照射するから、絶縁被覆を左右方向に完全に切断することができる。
また、上下一対の第1の案内レール31,32の間に駆動手段40が設けられているから、支持部材35したがって第1および第2の集光レンズ23,26が上下左右に傾くことを防止できる。
これにより、電線1の絶縁被覆に対してレーザー光を高い位置精度で照射することができるから、絶縁被覆の切口を平滑にすることができるばかりでなく、レーザー光による絶縁被覆の切断効率を高めることができる。
さらには、駆動モータ44の回転数を制御することにより、処理する電線の種類や絶縁被覆の材質、絶縁被覆および芯線の外径寸法に応じ、所定の時間内にレーザー光が電線を左右方向に走査する回数を容易に変更することができる。
また、駆動モータ44にロータリエンコーダを並設することにより、回転軸45の回転角度位相、したがって支持部材35の左右方向の位置を正確に検出することができる。
加えて、駆動モータ44としてステッピングモータを用いれば、支持部材35の左右方向の位置を正確に制御することができる。
次に、図3〜図10を参照し、上述した絶縁被覆切断装置100を用いて電線の端末を処理する手順について説明する。
図3に示した電線端末処理装置50は、電線1を所定の長さに切断してその両端に端子を圧着するためのもので、電線1の長さを測定しながら前側(図3において図示下側)に送給する測長送給部51、電線1の切断および絶縁被覆のストリップを行うカッタ52、切断箇所より後側の部分を保持する後側保持部53aを有した後側移送手段53、切断箇所より前側の部分を保持する前側保持部54aを有した前側移送手段54、切断箇所の後側の絶縁被覆をストリップする後側ストリップ部55、切断箇所の前側の絶縁被覆をストリップする前側ストリップ部56、前後の端子をそれぞれ圧着する端子圧着部57,58、および端末処理が完成した電線を排出するための排出手段59とを備えている。
そして、レーザー光を用いて絶縁被覆を切断する装置100は、カッタ52と後側移送手段53との間に配置されている。
この電線端末処理装置50を用いた電線の端末処理においては、まず最初に、図4に示したように、測長送給部51によって電線1を所定位置まで前側に送給した後、絶縁被覆切断装置100を用いることにより前側ストリップ位置1aにおいて絶縁被覆を左右方向に切断する。
すなわち、レーザー光発生手段14によってレーザー光を発生させるとともに、駆動モータ44を作動させて上下一対の集光レンズ23,26を左右方向に往復運動させ、レーザー光が電線1の絶縁被覆を左右方向に往復走査するようにする。
絶縁被覆の切断が完了すると、図5に示したように測長送給部51によって電線1を所定位置までさらに前側に送給した後、図6に示したように絶縁被覆切断装置100を用いることにより後側ストリップ位置1bにおいて絶縁被覆を左右方向に切断する。
次いで、図7に示したように測長送給部51によって電線1を切断する位置、すなわち前側ストリップ位置1aおよび後側ストリップ位置1bの中間の位置まででさらに前側に送給した後、図8に示したようにカッタ52を用いて電線1を切断する。
その後、図9に示したように、切断した電線1の前端近傍を後側保持部53aによって保持しつつ後側移送手段53を揺動させて後側ストリップ部55に対向させた後、後側ストリップ位置1bよりも前側にある絶縁被覆2bと後側ストリップ部55のストリップブレードとを軸線方向に係合させる。
同時に、切断した電線1の後端近傍を前側保持部54aによって保持しつつ前側搬送手段54を平行移動させて前側ストリップ部56に対向させた後、前側ストリップ位置1aよりも後側にある絶縁被覆2aと前側ストリップ部56のストリップブレードとを軸線方向に係合させる。
最後に、図10に示したように、後側保持部53aを後退させることにより前端の絶縁被覆2bを完全に引き抜いて芯線3bを露出させると同時に、前側保持部54aを前進させることにより後端の絶縁被覆2aを完全に引き抜いて芯線3aを露出させる。
それから、後側保持部53aをさらに揺動させて露出させた芯線3bを前側端子圧着部57に対向させて前側端子を圧着すると同時に、前側保持部54aをさらに平行移動させて露出させた芯線3aを後側端子圧着部58に対向させ後側端子を圧着する。
すなわち、この電線端末処理装置50は、電線1の切断および絶縁被覆のストリップを行うカッタ52とレーザー光を用いて絶縁被覆を切断する絶縁被覆切断装置100とを並設したものであるから、端末処理を行う電線の種類に応じて両者を使い分けることができる。
具体的に説明すると、絶縁被覆の材料が塩化ビニールの場合にはカッタ52を用いて絶縁被覆を切断し、絶縁被覆がガラス繊維を含む場合にはレーザー光による絶縁被覆切断装置100を用いる。
このとき、絶縁被覆切断装置100を用いて絶縁被覆を切断する分だけ、カッタ52を用いて絶縁被覆を切断する頻度を低下させることができるから、カッタ52の交換頻度を低減することができ、カッタ52のブレード交換に要する手間を省いて電線端末処理作業の効率を高めることができる。
また、本実施形態の絶縁被覆切断装置100を用いることによって電線1の長手方向の中間部の2カ所において絶縁被覆を左右方向に切断した後、駆動モータ44の作動を制御することにより支持部材35の左右方向位置を位置決めして電線1の軸線上にレーザー光が照射されるようにしつつ、測長送給部51を用いて電線を前後方向に移動させることによって電線1の絶縁被覆を前後方向に切断することができる。
これにより、電線1の長手方向の中間部の絶縁被覆を左右方向および前後方向に切断して2片の絶縁被覆として切り出すことができるから、手動であるいは機械によってこれらの2片の絶縁被覆を取り除けば、電線1の中間ストリップを行うことができる。
次に図11〜図14を参照し、上述した電線端末処理装置50を用いて電線1のハーフストリップ処理を行う手順について説明する。
上述した端末処理においては、図10に示したように、電線1を切断した箇所の絶縁被覆2a,2bを完全に引き抜いて芯線3a,3bを露出させる「完全ストリップ」を行った。
これに対して「ハーフストリップ」とは、電線1を切断した箇所の絶縁被覆2a,2bを芯線3a,3bの先端上に残存させる技術であり、芯線3a,3bの先端がばらけることを防止し、あるいは残存している絶縁被覆2a,2bを保持しながら芯線3a,3bに撚りを掛けることによって芯線3a,3bの傷付きを防止することができる。
電線端末処理装置50を用いたハーフストリップ処理においては、まず最初に、測長送給部51によって電線1を所定位置まで前側に送給する動作と絶縁被覆切断装置100を用いて絶縁被覆を左右方向に切断する動作とを交互に繰り返すことにより、図11に示したように、前後方向に間隔を開けた2カ所のストリップ位置1a,1bと、これらのストリップ位置1a,1bの中間において前後方向に間隔を開けた2カ所の切り落とし位置1c,1dにおいて、それぞれ絶縁被覆を左右方向に切断する。
次いで、図12に示したように2カ所の切り落とし位置1c,1dの中間において電線1を切断する。
その後、図13に示したように、切断した電線1の前端近傍を後側保持部53aによって保持しつつ後側移送手段53を揺動させて切断した電線の前端を後側ストリップ部55に対向させ、後側ストリップ位置1bよりも前側にある絶縁被覆2bと後側ストリップ部55のストリップブレードとを軸線方向に係合させる。
同時に、切断した電線1の前端近傍を前側保持部54aによって保持しつつ前側搬送手段54を平行移動させて切断した電線の後端を前側ストリップ部56に対向させ、前側ストリップ位置1aよりも後側にある絶縁被覆2aと前側ストリップ部56のストリップブレードとを軸線方向に係合させる。
それから、図14に示したように、後側保持部53aを後退させることにより前側の絶縁被覆2bを前方にスライドさせ、絶縁被覆2bの前端と芯線3bの前端とが揃うようにすると、前端の絶縁被覆2dは芯線3bから脱落することになる。
同時に、前側保持部54aを前進させることにより後側の絶縁被覆2bを後方にスライドさせ、絶縁被覆2aの後端と芯線3aの後端とが揃うようにすると、後端の絶縁被覆2cは芯線3aから脱落することになる。
これにより、絶縁被覆2a,2bが芯線3a,3bの先端部分に残存して芯線3a,3bの先端を覆う、いわゆるハーフストリップを形成することができる。
なお、芯線3a,3bの先端部分に残存している絶縁被覆2a,2bを保持して芯線3a,3bに撚りを掛けると、芯線3a,3bに直接触れながら撚りを掛ける場合のように芯線3a,3bに傷を付けることなく芯線3a,3bに撚りを掛けることができる。
また、芯線3a,3bの先端よりも絶縁被覆2a,2bが長く延び出ていないので、絶縁被覆2a,2bが周囲の機器類に接触して芯線3a,3bを曲げることがない。
その後、後側保持部53aをさらに後退させることにより絶縁被覆2bを完全に引き抜いて芯線3bを完全に露出させることができるとともに、前側保持部54aをさらに前進させることにより絶縁被覆2aを完全に引き抜いて芯線3aを完全に露出させることができる。
すなわち、電線端末処理装置50を用いたハーフストリップ処理においては、レーザー光で絶縁被覆を切断する装置100を用いることにより、ストリップ位置1a,1bおよび切り落とし位置1c,1dの4カ所において、絶縁被覆を予め切断しておくことができる。
これにより、前側ストリップ部55および後側ストリップ部56において、絶縁被覆をストリップ位置1a,1bからそれぞれスライドさせると、切り落とし位置1c,1dから先の絶縁被覆2c,2dが芯線3a,3bから脱落し、ストリップ位置1a,1bと切り落とし位置1c,1dの間の絶縁被覆2a,2bのみが芯線3a,3bの先端部分に残存することになる。
これに対して、従来の電線処理方法においては、ハーフストリップを形成するために、ストリップ位置において絶縁被覆を切断した後、ストリップ位置から絶縁被覆をスライドさせ、それから芯線の先端から延び出た絶縁被覆を切断して切り落とすといった煩雑な作業が必要であった。
したがって、電線端末処理装置50を用いることにより、ハーフストリップ処理を効率よく行うことができ、ハーフストリップ形成に要する時間を短縮することができる。
以上、本発明の電線の絶縁被覆切断装置の一実施形態ついて詳しく説明したが、本発明は上述した実施形態によって限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態においては、絶縁被覆に照射されるレーザー光が上下方向に延びるようになっているが、水平方向に延びるように装置全体の向きを変更できることは言うまでもない。
第1実施形態の絶縁被覆切断装置の構造を模式的に示す正面図。 図1中の矢印B方向から見た要部断面側面図。 図1に示した絶縁被覆切断装置を用いる電線端末処理装置の平面図。 図3に示した電線端末処理装置の作動を説明する要部拡大平面図。 図3に示した電線端末処理装置の作動を説明する要部拡大平面図。 図3に示した電線端末処理装置の作動を説明する要部拡大平面図。 図3に示した電線端末処理装置の作動を説明する要部拡大平面図。 図3に示した電線端末処理装置の作動を説明する要部拡大平面図。 図3に示した電線端末処理装置の作動を説明する要部拡大平面図。 図3に示した電線端末処理装置の作動を説明する要部拡大平面図。 図3に示した電線端末処理装置を用いてハーフストリップ処理を行う作動を説明する要部拡大平面図。 図3に示した電線端末処理装置を用いてハーフストリップ処理を行う作動を説明する要部拡大平面図。 図3に示した電線端末処理装置を用いてハーフストリップ処理を行う作動を説明する要部拡大平面図。 図3に示した電線端末処理装置を用いてハーフストリップ処理を行う作動を説明する要部拡大平面図。
1 電線
1a,1b ストリップ位置
1c,1d,切り落とし位置
2a,2b,2c,2d 絶縁被覆
3a,3b 芯線
11 基板
12 円筒支持部材
13 本体部分
14 レーザー光発生手段
21 スプリッタ
22,24,25 ミラー
23,26 集光レンズ
30 支持手段
31,32 第1の案内レール
33,34 第1のスライダ
35 支持部材
40 駆動手段
41 基台
42,43 支持部
44 駆動モータ
45 回転軸
46 駆動部材
46a 駆動ピン
47 第2の案内レール
48 軸受
49 第2のスライダ
50 電線端末処理装置
51 測長送給部
52 カッタ
53 後側移送手段
53a 後側保持部
54 前側移送手段
54a 前側保持部
55 後側ストリップ部
56 前側ストリップ部
57,58 端子圧着部
59 排出手段
100 絶縁被覆切断装置

Claims (6)

  1. 電線の絶縁被覆をレーザー光により切断する装置であって、
    前記レーザー光を発生させるレーザー光発生手段と、
    前後方向に延びる電線の絶縁被覆に向けて上下方向からそれぞれ前記レーザー光を集光する、上下方向に対向するように配設された上下一対の集光レンズと、
    前記レーザー光発生手段から出力されたレーザー光を前記上下一対の集光レンズにそれぞれ案内するスプリッタおよびミラーと、
    前記上下一対の集光レンズを左右方向に往復動自在に支持する支持手段と、
    少なくとも電線の外径寸法を上回る距離において前記支持手段が左右方向に往復動するように前記支持手段を駆動する駆動手段と、を備え
    前記支持手段は、前記スプリッタおよび前記ミラーが固定されている本体部分上に間隔を開けてそれぞれ固定された、左右方向に延びる上下一対の第1の案内レールと、前記上下一対の第1の案内レール上でそれぞれ左右方向にスライド自在な一対の第1のスライダと、前記一対の第1のスライダ間に掛け渡された、前記上下一対の集光レンズを支持する支持部材と、を有し、
    前記駆動手段は、前記本体部分に支持された駆動モータと、前記駆動モータの回転軸と一体に回転するとともに前記回転軸に対し偏心配置された駆動ピンを有する駆動部材と、前記支持部材に固定されて上下方向に延びる第2の案内レールと、前記第2の案内レール上で上下方向にスライド自在であり、かつ前記駆動ピンが相対回転自在に係合している第2のスライダと、を有していることを特徴とする電線の絶縁被覆切断装置。
  2. 電線を前後方向に送給する送給手段と、
    前記支持部材の左右方向の位置を検出する検出手段と、
    前記送給手段、前記駆動手段および前記レーザー光発生手段の作動を制御する制御手段と、をさらに備え、
    前記制御手段は、電線の軸線に沿って絶縁被覆を前後方向に切断するために、前記検出手段から得られた前記支持部材の左右方向の位置情報に基づいて前記駆動手段の作動を制御することにより前記支持部材の左右方向の位置を位置決めし、前記レーザー光発生手段を制御してレーザー光を照射させ、前記送給手段を制御して電線を前後方向に移動させることを特徴とする請求項に記載した電線の絶縁被覆切断装置。
  3. 前記駆動手段は、前記一対の第1の案内レールの間の中央部分に配置されていることを特徴とする請求項に記載した電線の絶縁被覆切断装置。
  4. 請求項に記載した電線の絶縁被覆切断装置を用いて電線の中間部分の絶縁被覆を除去する電線処理方法であって、
    前後方向に間隔を開けた2カ所においてレーザー光を照射して電線の絶縁被覆を左右方向に切断し、
    絶縁被覆を左右方向に切断した2カ所の間の部分において電線の軸線に沿ってレーザー光を照射しつつ前記送給手段を用いて電線を前後方向に送給することにより絶縁被覆を前後方向に切断し、
    左右方向および前後方向に切断して得られる2片の絶縁被覆を除去することを特徴とする電線処理方法。
  5. 請求項1乃至のいずれかに記載した電線の絶縁被覆切断装置を用いて電線の端末処理を行う方法であって、
    前記絶縁被覆切断装置を用いることにより前後方向に間隔を開けた2カ所において電線の絶縁被覆を左右方向に切断し、
    絶縁被覆を切断した2カ所の部分の中間において電線を切断し、
    電線を切断した箇所の前側および後側の絶縁被覆をそれぞれ引き抜いて芯線を露出させるとともに、
    露出させた芯線にそれぞれ端子を圧着することを特徴とする電線の端末処理方法。
  6. 請求項1乃至のいずれかに記載した電線の絶縁被覆切断装置を用いて電線の端末処理を行う方法であって、
    前記絶縁被覆切断装置を用いることにより、前後方向に間隔を開けた2カ所のストリップ位置において電線の絶縁被覆を左右方向に切断し、
    前記2カ所のストリップ位置の中間において前後方向に間隔を開けた2カ所の切り落とし位置において電線の絶縁被覆を左右方向に切断し、
    前記2カ所の切り落とし位置の中間において電線を切断し、
    電線を切断した箇所の前側および後側の絶縁被覆のそれぞれについて、前記ストリップ位置と前記切り落とし位置の間の絶縁被覆が芯線の端部を覆うとともに前記切り落とし位置から先の絶縁被覆が芯線から脱落するように、絶縁被覆を前記ストリップ位置からスライドさせることにより、ハーフストリップを形成することを特徴とする電線の端末処理方法。
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