JP4385698B2 - 空気調和機 - Google Patents

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この発明は、空気熱源式ヒートポンプ空気調和機に関わり、特に、インテリアとペリメータで空調負荷特性の異なるビル用空気調和機の消費電力低減に関するものである。
近年のオフィスビルでは居室内にコンピュータやその周辺機器が激増し、その発熱負荷によって年間通じて冷房負荷が発生している。また、その負荷特性も顕熱負荷がほとんどを占めるようになり、人体から発生する水分と取入外気による潜熱負荷の比率はごく僅かとなっている。しかしながら、従来の空気調和機においては、空調負荷の大小や、潜熱負荷と顕熱負荷の比率によらず飽和温度(蒸発温度)がほぼ一定になるよう運転制御されている。その結果、不要ともいえる除湿が行なわれて余分な電力消費を生じたり、また顕熱負荷が非常に小さい場合には室内の湿度が上昇してしまうなどの問題が生じていた。
これらの問題を解決するため、例えば特開平10−259944号公報に開示されているように、2系統の冷凍サイクルを同一室内に配備し、一方の冷凍サイクルの飽和温度を低めに、他方の飽和温度を高めに制御することで室内の温湿度を制御し、かつ消費電力を低減するものがある。
また、例えば特開平11−294832号公報に開示されているように、外気調和機で取入外気を冷却除湿し、室内側では室内空気露点温度より高い冷熱源温度で冷房を行ない、消費電力を低減するものがある。
特開平10−259944号公報 特開平11−294832号公報
しかしながら、同一室内に2系統の冷凍サイクルを配備する場合、冷媒配管工事コストが増大するという問題がある。また、顕熱比の大きい運転、すなわち高い飽和温度で運転する側の冷凍サイクルでは圧縮比が小さくなり効率のよい運転が可能となるが、顕熱比の小さい運転、すなわち低い飽和温度で運転する側の冷凍サイクルでは圧縮比が大きくなり、消費電力の大きい運転となってしまう。
また、外気調和機で潜熱処理を行ない、室内冷房運転を顕熱処理のみで行なう場合、高い飽和温度とすることで冷房運転の運転効率は向上できるが、外気調和機で外気を冷却除湿するための冷熱源を別途設ける必要があり、設備コストの増大を招く。さらに、この冷熱源に氷蓄熱などの手段を用いた場合には、夜間蓄熱時の運転効率低下や、蓄熱量を使い切れなかった場合のロスが発生する。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、空気調和機において、配管工事コストや設備コストを増大することなく、室内顕熱負荷と潜熱負荷との比率によらず室内温度と湿度を同時に制御するとともに、高い運転効率を発揮できる空気調和機を得ることを目的とする。
この発明に係わる空気調和機は、第1の圧縮機、室外熱交換器、液管、第1の減圧手段、第1の室内熱交換器、ガス管、を順次接続してなる第1の冷凍サイクルと、第2の圧縮機、四方弁、第2の室内熱交換器、第2の減圧手段で構成され、前記四方弁の一端が前記ガス管に直接接続され、第2の減圧手段の一端が前記液管に直接接続されてなる第2の冷凍サイクルとを有し、前記第1の室内熱交換器と、前記第2の室内熱交換器とは同一室内に配備され、前記第1の冷凍サイクルは、室内空気の露点温度より高い蒸発温度になるように第1の圧縮機の回転数を制御し、前記第2の冷凍サイクルは、室内空気の露点温度が所定温度より低くなるように第2の圧縮機の回転数を制御するものである。
この発明に係わる空気調和機によれば、配管工事コストや設備コストを増大することがなくなり、しかも顕熱処理用ユニットと潜熱処理用ユニットとでそれぞれ独立して圧縮機回転数を制御できるので、潜熱負荷と顕熱負荷の比率によらず室内温湿度を制御でき、高い運転効率を発揮できる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の構成を示す冷媒回路図である。図において、1は室外ユニット、2は室内に複数台設置された室内ユニットである。3は第2の冷凍サイクルで構成される外気処理ユニットである。室内ユニット2、外気処理ユニット3は液管4およびガス管5により室外ユニット1に接続されている。また、この冷凍サイクルにおいては冷媒にR410Aを用いている。
室外ユニット1において、6は第1の圧縮機で回転数が制御可能となっている。7は第1の四方弁であり、8は室外熱交換器である。室内ユニット2は、第1の減圧手段9と第1の室内熱交換器10とで構成される。ここで、この第1の室内熱交換器10は、通常の空気調和機に用いられる室内熱交換器より大きなもので、その内部を通過する液冷媒と、この液冷媒と熱交換を行なう室内空気との温度差が10度以内となる熱交換能力を有しており、冷房時にはより高い飽和温度(蒸発温度)となり、第1の圧縮機6の飽和温度が室内露点温度を下回ることをかなりの場合で防止することができる。そのため、室内ユニット2ではドレンポンプやドレンパン、ドレン配管などの結露水処理を省いたより簡易な構成となっている。つまり、第1の室内熱交換器10が、その内部を通過する熱媒体と、熱媒体と熱交換を行なう室内空気との温度差が10度以内となる熱交換能力を有しており、ドレンパンや、ドレンポンプ、ドレン配管などを省いているので、機器コストおよび工事コストを低減することができる。
外気処理ユニット3は、第2の圧縮機11、第2の四方弁12、第2の室内熱交換器13、第2の減圧手段14で構成され、第2減圧手段14の一端が液管4に、第2四方弁12の一端がガス管5に接続されている。
このように構成された本実施の形態1の空気調和機では、夏季冷房運転においては潜熱処理を外気処理ユニット3で行ない、顕熱処理を室内ユニット2により行なうことで、それぞれの処理熱量を自在にコントロールすることが可能となるとともに、高効率での運転が実現できる。また、冬季冷房運転においては、後述するように室内ユニット2では冷房運転を行ない、外気処理ユニット3ではその蒸発熱を利用して外気を加熱することができるため、消費電力を大幅に低減できる。
〔夏季冷房運転〕
まずは、夏季冷房運転における冷凍サイクル動作を図1および図2を参照して説明する。
図2は、夏季冷房運転時の冷凍サイクル動作を示すP−h線図で、横軸は比エンタルピ[kJ/kg]、縦軸は圧力[MPa]である。
夏季冷房運転において、第1の圧縮機6から吐出される高温高圧のガス冷媒(状態A)は、第1四方弁7を介して室外熱交換器8へと流れ、外気と熱交換して凝縮液化し、高圧の液冷媒(状態B)となって液管4へと流れる。室内ユニット2に流入する高圧液冷媒は、第1の膨張手段9によって飽和温度20℃程度まで減圧され、中圧二相冷媒(状態C)となって第1の室内熱交換器10へと流れる。第1の室内熱交換器10では25℃〜27℃程度である室内空気から吸熱して蒸発し、中圧ガス冷媒(状態D)となってガス管5へ流れる。この中圧ガス冷媒は四方弁7を経由して再び圧縮機6に吸入される。
一方、第2の冷凍サイクルを形成する外気処理ユニット3においては、液管4から流入する高圧液冷媒を第2の減圧手段14により飽和温度5℃程度の圧力まで減圧し、低圧二相となった冷媒(状態E)を第2の室内熱交換器13へ導く。第2の室内熱交換器13は主として在室人数に応じて取り入れられる外気と熱交換を行なうもので、取入外気はここで冷却除湿された後に室内に給気される。また、低圧二相冷媒Eは蒸発して低圧ガス冷媒(状態F)となり、第2四方弁12を経由して第2の圧縮機11へ吸入される。第2の圧縮機11では、飽和温度20℃程度の中圧まで冷媒が昇圧され、中圧ガス冷媒となってガス管5へ送られる。
以上のような動作により、夏季冷房運転においては、潜熱処理を行なう第2の冷凍サイクルの凝縮圧力が飽和温度20℃程度の圧力となり、外気に放熱する従来の空気調和機に比べて低温を得るための圧縮比が小さくなり、省エネルギーな運転が可能となる。
さらに、顕熱処理を行なう第1の冷凍サイクルにおいても蒸発圧力を飽和温度20℃程度で運転するため、従来の空気調和機のように潜熱顕熱を同時に行なう場合に比べて圧縮比を小さくでき、省エネルギーな運転が可能となる。
以上のように、本実施の形態1の空気調和機によれば、第1の圧縮機6、室外熱交換器8、液管4、第1の減圧手段9、第1の室内熱交換器10、ガス管5、を順次接続してなる第1の冷凍サイクルと、第2の圧縮機11、第2の四方弁12、第2の室内熱交換器13、第2の減圧手段14で構成され、第2の四方弁12の一端がガス管5に接続され、第2の減圧手段14の一端が液管4に接続されてなる第2の冷凍サイクルとにより構成されてなるようにしたので、第1の冷凍サイクルにおいては従来より高い飽和温度で高効率な運転を可能とし、また、第2の冷凍サイクルでは第2の圧縮機11の吐出圧を20℃程度まで低くすることができるため、こちらでも高効率な運転を行うことができる。さらに、それぞれの圧縮機6,11の回転数を独立に制御できるので、潜熱負荷と顕熱負荷の比率によらず室内温湿度を制御できる。
また、この空気調和機の第1の冷凍サイクルでは、夏季冷房運転時に主として冷房を行なうので、例えば第1の室内熱交換器10の左右等その周辺に設置した温湿度センサー(図示せず。)等により室内の温度および湿度を常に検知して、検知した室内の温度および湿度に基づき室内空気の露点温度を監視し、第1の圧縮機6は1の室内熱交換器10周辺の温湿度センサー(図示せず。)等により検知した室内の温度および湿度に基づいて第1の圧縮機6の中圧飽和温度が室内露点温度を下回らないようその回転数を制御するようにすると良い。このようにすれば、上述したように第1の室内熱交換器10を大きなものとしその内部を通過する液冷媒とこの液冷媒と熱交換を行なう室内空気との温度差が10度以内となる熱交換能力を持たせて、冷房時にはより高い飽和温度にしても、第1の圧縮機6の飽和温度が室内露点温度を下回る場合があるので、このような第1の圧縮機6の飽和温度が室内露点温度を下回ることを確実に防止して、第1の室内熱交換器10に冷房運転時に結露水が発生することを確実に防止することができ、室内ユニット2にはドレンポンプやドレン配管等の結露水を排出するための設備、部品類を設置する必要が無く、機器コストおよび工事コストを低減することができる。つまり、第1の冷凍サイクルが、室内空気の温度と湿度を検知して、常に室内空気の露点温度より高い飽和温度で運転することにより、第1の室内熱交換器10で結露することがなく、衛生性に優れる。
また、第2の冷凍サイクルでは、夏季冷房運転時に主として除湿を行なうので、例えば第2の室内熱交換器13の左右等その周辺に設置した周辺の温湿度センサー(図示せず。)等により検知した室内の温度および湿度に基づいて室内露点温度が所定温度、例えば第1の冷凍サイクルの低圧側飽和温度を上回らないように、第2の圧縮機11の回転数を制御するようにすると良い。すなわち、第2の圧縮機11は、潜熱負荷が大きいときには大きい回転数で、潜熱負荷が小さいときには小さい回転数で運転されるようにする。このようにすれば、第1の冷凍サイクルでの低圧側飽和温度が高くなりすぎて、冷房能力が不足することを防止することが可能となる。つまり、第2の冷凍サイクルが、室内空気の温度と湿度を検知して、室内空気の露点温度が常に第1の冷凍サイクルの低圧側飽和温度より低くなるように第2の圧縮機11の回転数を調整することにより、第1の冷凍サイクルの蒸発温度が高くなりすぎて、冷房能力が不足することがない。
また、第2の室内熱交換器13が処理する空気は取入外気に限ったものではなく、状況に応じて室内空気を処理できるように構成しており、主として室内取入れ外気との熱交換を行なうことにより、取入外気量に対応した潜熱能力を発揮することが可能となる。つまり、第2の室内熱交換器13が、主として室内取入れ外気との熱交換を行なうものとしたので、取入外気量に対応した潜熱能力を発揮することができる。なお、この外気処理ユニット3で処理された低温の空気は、室内ペリメータ近傍に吹き出されるように配置され、窓を介して冷房負荷となる日射負荷や貫流熱負荷を効率的に処理する。
また、第2の冷凍サイクルを形成する外気処理ユニット3は、室内ユニット2と同様に、空調対象室の潜熱負荷に対応して複数台設置してもよいし、室外ユニット1近傍に1台設置し、集中処理された取入外気を各室にダクト等を介して各室に給気してもよい。外気処理ユニット3を室内ユニット2と同様に空調対象室の潜熱負荷に対応して複数台設置、例えば各階毎に外気処理ユニット3を配置することにより、各階毎に空気ダクトを設けることが不要となるため、工事コストが低減できる。つまり、第2の冷凍サイクルが、液管4とガス管5との間に少なくとも2系統以上接続されるようにすれば、例えば各階毎に外気処理ユニット3が配置することができ、各階毎に空気ダクトが不要となるため、工事コストが低減できる。
一方、外気処理ユニット3を室外ユニット1の近傍に1台しか設けない場合は、第2の室内熱交換器13を通過した処理空気が室内外壁近傍に吹き出されるように配置され、室内ペリメータの熱負荷を処理するようにすることが望ましい。このようにすれば、次に説明するように、冬季における冷房運転により室内から回収した排熱をペリメータの暖房用熱源とするサイクルが構成され、高い運転効率が実現できることになる。つまり、第2の室内熱交換器13を通過した処理空気が室内外壁近傍に吹き出されるように配置され、室内ペリメータの熱負荷を処理することにより、冬季においては冷房運転により室内から回収した排熱をペリメータの暖房用熱源とするサイクルが構成され、高い運転効率が実現できる。
〔冬季冷房運転〕
続いて、冬季冷房運転における本実施の形態1の冷凍サイクル動作を図1および図3を参照して説明する。図3は冬季冷房運転時の冷凍サイクル動作を示すP−h線図である。
近年のオフィスビルでは、冬季においても室内はOA機器の発熱などにより冷房負荷が発生している。従って、第1の冷凍サイクルを構成する第1の圧縮機6、第1の四方弁7、室外熱交換器8、室内ユニット2、の運転状態は、前述の夏季冷房運転とほぼ同様に飽和温度20℃程度で冷房運転を行う。図3において、状態A⇒状態B⇒状態C⇒状態Dというサイクルとなる。夏季と異なるところは外気が低温であるため、室外熱交換器8での冷媒凝縮圧力が夏季より低くなり、飽和温度で30℃程度となる。冬季冷房運転においては、この室外熱交換器8での凝縮圧力が中圧となる。
一方、室内ペリメータにおいては窓からの冷ふく射や貫流熱負荷によって暖房負荷が発生するため、第2の冷凍サイクルを形成する外気処理ユニット3では暖房運転を行なう。つまり、第2の四方弁12は、図1中、破線方向に流路を構成し、ガス管5から低圧ガス冷媒(状態D)が第2の圧縮機11に吸入される。第2の圧縮機11では飽和温度で50℃程度の圧力まで昇圧され、高温高圧のガス冷媒(状態F)となって第2の室内熱交換器13へ流れる。第2の室内熱交換器13では取入外気または室内空気との熱交換が行なわれ、高温となった空気は室内ペリメータ近傍に吹出されて暖房負荷を処理し、高圧ガス冷媒Fは凝縮液化して高圧液冷媒(状態E)となる。この液冷媒は、第2の減圧手段14によって中圧まで減圧され、液管4へと流れる。
以上のような動作により、第1の冷凍サイクルでは冷房運転、第2の冷凍サイクルでは暖房運転を行なうことができる。すなわち、OA機器等の発熱(冷房負荷)は第1の室内ユニット2により処理され、ペリメータで発生する暖房負荷は外気処理ユニット3により処理される。このとき、第2の冷凍サイクルで暖房に利用される蒸発熱(熱源)は第1の室内熱交換器10から得られたものであり、室内発熱負荷をペリメータ負荷処理に回収して暖房運転を行なうため、外気から吸熱して暖房を行なう場合と比べて第2の圧縮機11の圧縮比が小さくなり、さらに、第1の圧縮機6の冷媒流量が低減されるため、消費電力が大きく低減できる。
〔冬季早朝などにおける暖房立上げ運転〕
次に、冬季早朝などにおける暖房立上げ運転について、図1および図4を参照して説明する。冬季の早朝など、在室人員が少なく、室内OA機器の発熱が大きくない状態では室内全体に暖房負荷が発生する場合がある。このときは、第1の冷凍サイクルにおいて暖房運転を行なう。すなわち、第1の四方弁7を図1中、破線方向に流路を形成し、第1の圧縮機6から吐出される高温高圧のガス冷媒(状態A)を、ガス管5を介して第1の室内熱交換器10へと流れるようにする。第1の室内熱交換器10では室内空気に放熱して凝縮液化し、高圧液冷媒(状態C)となる。この高圧液冷媒は、第1の減圧手段9により外気から吸熱できる温度まで減圧され、低圧二相冷媒(状態B)となり、液管4を経由して室外ユニット1に戻る。室外ユニット1では室外熱交換器8で外気から吸熱して蒸発し、再び圧縮機6に吸入される。
このようにすることで、室内全体に暖房負荷が発生した場合でも、第1の室内熱交換器10を凝縮器として使用し、室外熱交換器8を蒸発器として使用することにより、室内全体を暖房することが可能となる。つまり、第1の冷凍サイクルにおいて、第1の圧縮機6の吐出側に第1の四方弁7を配し、第1の室内熱交換器10を凝縮器とする一方、室外熱交換器8を蒸発器として運転する暖房運転モードを有するものとしたので、室内全体に暖房負荷が生じた場合においてもその負荷を処理することができる。なお、このとき第2の冷凍サイクルは運転を停止している。このような運転モードを設けることで、いかなる空調負荷に対しても柔軟に対応できる。
実施の形態2.
図5は、この発明の実施に形態2による空気調和機の構成を示す冷媒回路図である。なお、実施の形態1と同一または相当部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。16は例えばプレート熱交換器であり、第1の冷凍サイクルと第2の冷凍サイクルとの間で熱交換を行なうものである。プレート熱交換器16の1次側一端には液管4が第3の減圧手段15を介して接続され、1次側のもう一端はガス管5に接続されている。また、プレート熱交換器2次側は、第2の冷凍サイクルの熱交換器として第2の四方弁12の一端と、第2の減圧手段14の一端が接続されている。以下、本実施の形態2の動作を説明する。
夏季冷房運転においては、第1の冷凍サイクルは実施の形態1とまったく同様に、圧縮機6から吐出された冷媒は第1の四方弁7を介して室外熱交換器8、液管4、室内ユニット内の第2の減圧手段9、第1の室内熱交換器10、ガス管5、というように循環する。飽和温度も実施の形態1と同様に20℃程度で運転を行なう。当然、第3の減圧手段15においても飽和温度20℃程度まで減圧し、プレート熱交換器16にて第2の冷凍サイクルと熱交換して蒸発する。
第2の冷凍サイクルは、第2の四方弁12が図5中実線方向に流路を形成し、第2の圧縮機11から吐出されたガス冷媒はプレート熱交換器16において第1の冷凍サイクルに放熱し、凝縮して高圧液冷媒となる。ここでの凝縮温度は第1の冷凍サイクルの飽和温度20℃より数[deg]高めの温度となる。第2の減圧手段14では飽和温度5℃程度まで減圧され、第2の室内熱交換器13にて取入外気と熱交換して蒸発し、第2四方弁12を経由して再び第2の圧縮機11へ吸入される。
このような構成とすることで、実施の形態1と同様に、顕熱処理を行なう第1の冷凍サイクルにおいては飽和温度を20℃程度まで高めることができ、効率のよい冷房運転が行なえる。また、潜熱処理を行なう第2の冷凍サイクルにおいても凝縮温度を20℃程度に低下させることができ、こちらでも高効率な冷房運転を行なうことができる。
さらに、第1の冷凍サイクルと第2の冷凍サイクルで冷媒系統が独立しているため、冷凍機油がどちらかに偏るという現象が発生せず、空調システムとしての信頼性が向上する。つまり、第1の圧縮機6、室外熱交換器68、液管4、第1の減圧手段9、第1の室内熱交換器10、ガス管5を順次接続してなる第1の冷凍サイクルと、第2の圧縮機11、第1の冷凍サイクルとの熱交換を行なう系統間熱交換器であるプレート熱交換器16、第2の減圧手段14、第2の室内熱交換器13で第2の冷凍サイクルを構成し、第2の冷凍サイクルは系統間熱交換器であるプレート熱交換器16によって前記第1の冷凍サイクルと熱交換を行なうようにしたので、上記実施の形態1の効果が得られるだけでなく、第1冷凍サイクルと第2冷凍サイクルで冷凍機油の移動が無くなることにより、信頼性が向上する。
ただし、この実施の形態2においては、第1の冷凍サイクルで冷房運転を行い、かつ第2の冷凍サイクルで暖房運転を行うことはできないため、冬季冷房運転時等、ペリメータに暖房負荷が生じる場合には別途熱源を要する。第1の冷凍サイクルと第2の冷凍サイクル双方とも暖房運転を行う場合には、それぞれの四方弁7、11を図5中破線方向に流路を形成することで実現できる。
実施の形態3.
図6は、この発明の実施に形態3による空気調和機の構成を示す冷媒回路図である。また、図7は本実施の形態3の室外ユニット1、室内ユニット2、外気処理ユニット3の配置を示すイメージ図である。なお、実施の形態1と同一または相当部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
図6において、17は例えば電磁弁であり、第1の圧縮機6および第1の四方弁7を迂回してガス管5と室外熱交換器8を直接接続するものである。図7は本実施の形態3における各ユニットの上下方向の位置関係を示したものであり、室外ユニット1は室内ユニット2に対して上方に配置され、液管4にはH[m]の液ヘッドが生じている。以下、本実施の形態3の動作を図6および図8を参照して説明する。図8は本実施の形態3の冷凍サイクル動作を示すP−h線図である。
夏季冷房運転の場合には電磁弁17は閉止され、前述の実施の形態1と全く同様の動作を行なう。しかし、冬季あるいは中間期において外気温度が例えば20℃以下になると、第1の圧縮機6を運転しなくても外気間接冷房が可能となる。
このときの冷凍サイクル動作について説明する。この冷媒回路に封入されている冷媒は、室外熱交換器8で低温外気に放熱して凝縮する(図8における点G⇒点H)。この凝縮した液冷媒は前述の液ヘッドにより昇圧され、点Iとなって下方にある室内ユニット2へと流れる。室内ユニット2では第1の減圧手段9が全開となっており、ほとんど圧力損失を生じることなく第1の室内熱交換器10へ流れ、25℃程度の室内空気と熱交換して蒸発する(点I⇒点J)。蒸発したガス冷媒はガス管5を上昇して再び室外熱交換器8で凝縮する、というサイクルが形成され、第1の圧縮機6を運転することなく冷房運転が実現できる。このときの飽和温度は外気温度と室内温度とのおおよそ中間温度となるため、外気温度が15℃以下であれば飽和温度が20℃程度となり、所定の冷房能力が得られる。
また、このとき第2の冷凍サイクルでは、ペリメータに日射等による冷房負荷が発生している際には図8の破線で示すような運転を行なう。すなわち、第2四方弁12が図6の実線方向に流路を形成し、液管4の液冷媒を第2の減圧手段14により飽和温度5℃程度まで減圧し、第2の室内熱交換器13で蒸発させる。ここでガス冷媒は第2四方弁12を介して第2の圧縮機11へ吸入され、第2圧縮機11では再び飽和温度20℃程度の圧力まで昇圧してガス管5へ戻す、というサイクルを形成する。第2の室内熱交換器13で冷却された室内空気はペリメータの冷房負荷を処理すべく室内へ吹き出される。
また、冬季など、室内ペリメータに暖房負荷が発生している際には、図8の一点鎖線で示すような運転を行なう。すなわち、第2四方弁12は図6の破線方向に流路を形成し、第2圧縮機11はガス管5のガス冷媒を吸入する。飽和温度50℃程度の圧力まで昇圧された高温高圧のガス冷媒は第2室内熱交換器13で凝縮し、さらに第2減圧手段14によって再び飽和温度20℃程度まで減圧されて液管4に戻される、というサイクルを形成する。第2室内熱交換器13で加熱された室内空気はペリメータの暖房負荷を処理すべく室内へ吹き出される。
以上のように、本実施の形態3においては、冬季あるいは中間期など外気温度が室内冷房に必要な熱源温度より低い場合、例えば概ね15℃以下の場合には、電磁弁17を介したバイパス回路により室外熱交換機と室内ユニット2とを第1圧縮機6を介さずに接続するので、第1圧縮機6を運転することなく冷房運転を行うことができ、消費電力を大きく低減できる。つまり、室外ユニット1が室内ユニット2より上方に設置されるとともに、電磁弁17を介し第1の圧縮機6を迂回するバイパス回路を有しているので、中間期や冬季に第1冷凍サイクルの第1の圧縮機6を運転することなく冷房運転が可能となり、消費電力を低減できる。
この発明の実施の形態1における空気調和機の冷媒回路図である。 この発明の実施の形態1における空気調和機の夏季冷房運転時の冷凍サイクル動作を示すP−h線図である。 この発明の実施の形態1における空気調和機の冬季冷房運転時の冷凍サイクル動作を示すP−h線図である。 この発明の実施の形態1における空気調和機の冬季暖房運転時の冷凍サイクル動作を示すP−h線図である。 この発明の実施の形態2における空気調和機の冷媒回路図である。 この発明の実施の形態3における空気調和機の冷媒回路図である。 この発明の実施の形態3における空気調和機の上下方向の位置関係を示す設置イメージ図である。 この発明の実施の形態3における空気調和機の外気間接冷房運転時の冷凍サイクル動作を示すP−h線図である。
1:室外ユニット、2:室内ユニット、3:外気処理ユニット、4:液管、5:ガス管、6:第1圧縮機、7:第1四方弁、8:室外熱交換器、9:第1減圧手段、10:第1室内熱交換器、11:第2圧縮機、12:第2四方弁、13:第2室内熱交換器、14:第2減圧手段、15:第3減圧手段、16:系統間熱交換器、17:電磁弁。

Claims (8)

  1. 第1の圧縮機、室外熱交換器、液管、第1の減圧手段、第1の室内熱交換器、ガス管、を順次接続してなる第1の冷凍サイクルと、
    第2の圧縮機、四方弁、第2の室内熱交換器、第2の減圧手段で構成され、前記四方弁の一端が前記ガス管に直接接続され、第2の減圧手段の一端が前記液管に直接接続されてなる第2の冷凍サイクルとを有し、
    前記第1の室内熱交換器と、前記第2の室内熱交換器とは同一室内に配備され、
    前記第1の冷凍サイクルは、室内空気の露点温度より高い蒸発温度になるように第1の圧縮機の回転数を制御し、
    前記第2の冷凍サイクルは、室内空気の露点温度が所定温度より低くなるように第2の圧縮機の回転数を制御することを特徴とする空気調和機。
  2. 第1の圧縮機、室外熱交換器、液管、第1の減圧手段、第1の室内熱交換器、ガス管、を順次接続してなる第1の冷凍サイクルと、
    第2の圧縮機、前記第1の冷凍サイクルとの熱交換を行なう系統間熱交換器、第2の減圧手段、第2の室内熱交換器で構成され、前記系統間熱交換器の一端が前記ガス管に直接接続され、第2の減圧手段の一端が前記液管に直接接続され、前記系統間熱交換器によって、前記第1の冷凍サイクルと熱交換を行なう第2の冷凍サイクルとを有し、
    前記第1の室内熱交換器と、前記第2の室内熱交換器とは同一室内に配備され、
    前記第1の冷凍サイクルは、室内空気の露点温度より高い蒸発温度になるように第1の圧縮機の回転数を制御し、
    前記第2の冷凍サイクルは、室内空気の露点温度が所定温度より低くなるように第2の圧縮機の回転数を制御することを特徴とする空気調和機。
  3. 前記第2の室内熱交換器は、室内外壁近傍に配置されるか、あるいはその出口空気が室内外壁近傍に吹き出されるように配置され、室内ペリメータの熱負荷を処理するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気調和機。
  4. 前記第2の室内熱交換器は、主として室内取入れ外気との熱交換を行なうことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の空気調和機。
  5. 前記第1の冷凍サイクルにおいて、さらに前記第1の圧縮機の吐出側に新たに四方弁を配し、前記第1の室内熱交換器を凝縮器として、前記室外熱交換器を蒸発器として運転する暖房運転モードを有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の空気調和機。
  6. 前記第1の室内熱交換器は、その内部を通過する熱媒体と、前記熱媒体と熱交換を行なう室内空気との温度差が10度以内となる熱交換能力を有し、ドレンパン、ドレンポンプ、ドレン配管などを省いたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の空気調和機。
  7. 前記空気調和機において、前記第2の冷凍サイクルは、液管とガス管の間に少なくとも2系統以上接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の空気調和機。
  8. 前記空気調和機において、室外ユニットは、室内ユニットより上方に設置されるとともに、第1の圧縮機を迂回するバイパス回路を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の空気調和機。
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