JP4383596B2 - 電池の内部温度検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電池の内部温度検出装置に関し、詳しくは、電池の内部温度を検出する内部温度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電池の内部温度検出装置としては、正極と負極とセパレータと共に熱電対を積層して非水電解液二次電池を構成するものが提案されている(例えば、特開平10−55825号公報など)。この装置では、電池表面に熱電対からの端子を取り付け、この端子間電圧に基づいて電池内部の温度を検出している。
【0003】
また、電池の冷却風を制御するものとして、電池の端子間電圧と電池に流れる電流とに基づいて電池内部の発熱量を推定し、この推定された発熱量と電池表面の温度とに基づいて冷却風の風速を求めるものが提案されている(例えば、特開平9−92347号公報など)。なお、この公報には、「電池内部の発熱量と電池表面の温度とに基づいて電池の内部温度を推定し」と記載されているが、電池内部の発熱量と電池表面の温度とに基づいて冷却風の風速を求めているだけで、どのように電池の内部温度を推定するかについては何ら記載されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした装置は、非水電解液二次電池以外の電池には適用できない場合がある。即ち、熱電対が電解液などにより腐食するような熱電対を内部に取り付けることができないタイプの電池には適用できない。この場合、電池表面、即ち電槽表面の温度を代用することも考えられるが、電槽表面の温度と内部の温度とには偏差が生じるため、電池の充放電の制御の的確性を欠くものとなってしまう。電槽が樹脂などの断熱性を有する材料により形成されているときには、この傾向がクローズアップされる。
【0005】
本発明の電池の内部温度検出装置は、電池の内部の温度を検出することを目的の一つとする。また、本発明の電池の内部温度検出装置は、電池の内部に直接センサを取り付けることなく電池の内部の温度を精度よく検出することを目的の一つとする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
本発明の電池の内部温度検出装置は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本発明の第1の電池の内部温度検出装置は、
電池の内部温度を検出する内部温度検出装置であって、
前記電池の電槽表面の温度を検出する電槽表面温度検出手段と、
前記電池に流れる電流を検出する電流検出手段と、
該検出された電流の所定時間の平均値を演算し、該演算された平均値に基づいて前記電池の内部における発熱量を推定する発熱量推定手段と、
該推定された発熱量と前記電槽表面温度検出手段により検出された電槽表面の温度とに基づいて前記電池の内部温度を推定する内部温度推定手段とを備え
前記内部温度推定手段は、前記発熱量推定手段により推定された発熱量に基づいて電槽表面の温度と内部温度との偏差としての補正値を決定する補正値決定手段と、該決定した補正値を前記電槽表面温度検出手段により検出された電槽表面の温度に加算して前記内部温度とする補正値加算手段とを備え、
装置はさらに、
前記電池の冷却条件を判定する冷却条件判定手段を備え、
前記内部温度推定手段は、前記冷却条件判定手段により判定された冷却条件に基づいて前記電池の内部温度を推定する手段であることを要旨とする。
【0008】
この本発明の第1の電池の内部温度検出装置では、発熱量推定手段が、電流検出手段により検出された電池に流れる電流の所定時間の平均値を演算し、該演算された平均値に基づいて電池の内部における発熱量を推定し、内部温度推定手段が、この推定された発熱量と電槽表面温度検出手段により検出された電槽表面の温度とに基づいて電池の内部温度を推定する。更に、内部温度推定手段は、冷却条件に基づいて補正値を決定して電池の内部温度を推定するので、冷却状態を加味した内部温度の推定が可能となる。こうした本発明の第1の電池の内部温度検出装置によれば、電池内部に直接センサを設けることなく電池の内部温度を検出することができる。
【0009】
こうした本発明の第1の電池の内部温度検出装置において、前記発熱量推定手段は、前記電流検出手段により検出された電流の所定時間の平均値を演算し、該演算された平均値に基づいて発熱量を推定するので、電池に流れる電流が頻繁に変化する場合であっても電池の内部温度を検出することができる。
【0010】
本発明の第2の電池の内部温度検出装置は、
電池の内部温度を検出する内部温度検出装置であって、
前記電池の電槽表面の温度を検出する電槽表面温度検出手段と、
該検出された電槽表面の温度の時間変化率を演算する変化率演算手段と、
該演算された電槽温度の時間変化率に基づいて前記電池の内部における発熱量を推定する発熱量推定手段と、
該推定された発熱量と前記電槽表面温度検出手段により検出された電槽表面の温度とに基づいて前記電池の内部温度を推定する内部温度推定手段とを備え、
前記内部温度推定手段は、前記発熱量推定手段により推定された発熱量に基づいて電槽表面の温度と内部温度との偏差としての補正値を決定する補正値決定手段と、該決定した補正値を前記電槽表面温度検出手段により検出された電槽表面の温度に加算して前記内部温度とする補正値加算手段とを備え、
装置はさらに、
前記電池の冷却条件を判定する冷却条件判定手段を備え、
前記内部温度推定手段は、前記冷却条件判定手段により判定された冷却条件に基づいて前記電池の内部温度を推定する手段であることを要旨とする。
【0011】
この本発明の第2の内部温度検出装置では、変化率演算手段が、電槽表面温度検出手段により検出された電池の電槽表面の温度の時間変化率を演算し、発熱量推定手段が、この演算された電槽表面の温度の時間変化率に基づいて電池の内部における発熱量を推定する。そして、内部温度推定手段が、この推定された発熱量と電槽表面温度検出手段により検出された電槽表面の温度とに基づいて電池の内部温度を推定する。こうした本発明の第2の内部温度検出装置によれば、電池内部に直接センサを設けることなく、電槽表面の温度に基づいて電池の内部温度を検出することができる。
【0012】
これら本発明の第1または第2の電池の内部温度検出装置において、前記内部温度推定手段は、前記発熱量推定手段により推定された発熱量に基づいて電槽表面の温度と内部温度との偏差としての補正値を決定する補正値決定手段と、該決定した補正値を前記電槽表面温度検出手段により検出された電槽表面の温度に加算して前記内部温度とする補正値加算手段とを備える。
【0013】
また、本発明の第1または第2の電池の内部温度検出装置において、前記電池の冷却条件を判定する冷却条件判定手段を備え、前記内部温度推定手段は、前記冷却条件判定手段により判定された冷却条件に基づいて前記電池の内部温度を推定する手段であるものとする。こうすれば、より正確に電池の内部温度を検出することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例である電池の内部温度検出装置20の構成の概略を示す構成図である。実施例の電池の内部温度検出装置20は、図示するように、負荷18に接続された二次電池12の電槽表面の温度Toを検出する温度センサ22と、二次電池12に流れる電流Iを検出する電流センサ24と、温度センサ22により検出される電槽表面の温度Toや電流センサ24により検出される電流Iなどに基づいて二次電池12の内部温度Tiを演算する電子制御ユニット30とを備える。
【0015】
負荷18は、実施例では、単に電力を消費する機器を意味するのではなく、二次電池12を充電する機器なども含まれる。したがって、電流センサ24によって検出される電流Iは、放電電流として検出されたり充電電流として検出される。
【0016】
二次電池12には、二次電池12を冷却する冷却装置14が併設されている。冷却装置14による冷却は制御装置16により制御されており、制御装置16からは冷却装置14の冷却状態が電子制御ユニット30に向けて出力されている。
【0017】
電子制御ユニット30は、CPU32を中心として構成されたマイクロプロセッサとして構成されており、処理プログラムを記憶したROM34と、一時的にデータを記憶するRAM36と、入出力ポート(図示せず)とを備える。この電子制御ユニット30には、温度センサ22からの電槽表面の温度Toや電流センサ24からの電流I,制御装置16からの冷却装置14の冷却状態などが入力ポートを介して入力されている。
【0018】
次に、こうして構成された実施例の電池の内部温度検出装置20により二次電池12の内部温度Tiが検出される様子について説明する。図2は、電子制御ユニット30により実行される内部温度検出処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。なお、このルーチンは、所定時間毎(例えば、5分毎)に繰り返し実行される。
【0019】
内部温度検出処理ルーチンが実行されると、電子制御ユニット30のCPU32は、まず、電流センサ24により検出される電流Iを読み込む処理を実行する(ステップS100)。続いて、読み込んだ電流Iに基づいて二次電池12の内部の発熱量Qを次式(1)により演算する(ステップS102)。ここでRは二次電池12の内部抵抗である。二次電池12の内部抵抗Rは、予め設定しておいてもよいし、二次電池12の端子間電圧と充放電電流とにより求めるものとしてもよい。なお、実施例では、二次電池12の内部の発熱量Qが内部抵抗Rによるジュール発熱量に等しいとした。
【0020】
Q=IR2 (1)
【0021】
発熱量Qを演算すると、これをRAM36の所定アドレスに格納し(ステップS104)、所定時間経過したかを判定する(ステップS106)。実施例では、所定時間として4分としたが、このルーチンを繰り返し実行する際の間隔未満であれば如何なる時間でもよい。所定時間経過していないときにはステップS100に戻り、ステップS100ないしS104の処理を繰り返し行なう。
【0022】
所定時間経過しているときには、それまでに格納した発熱量Qに基づいてその平均値としての平均発熱量Qaveを計算する処理を行なう(ステップS108)。次に、冷却条件Cを読み込む処理を行なう(ステップS110)。ここで、冷却条件Cは、電子制御ユニット30が実行する図示しない冷却条件設定処理ルーチンにより冷却装置14の制御装置16から出力される冷却装置14の状態に基づいて設定される。例えば、冷却装置14が二次電池12に冷却風を供給する装置であり、制御装置16が冷却風を発生させるファンの回転数を制御するものであれば、電子制御ユニット30は、制御装置16から出力されるファンの回転数に基づいて冷却条件として「良い」,「普通」,「悪い」などのように3段階或いはそれより多い複数段に設定するものとすることができる。そして、設定した冷却条件をRAM36の所定アドレスに記憶するものとすれば、ステップS110の処理はRAM36の所定アドレスを読み込む処理となる。なお、制御装置16から冷却条件Cを出力するものとしてもよく、この場合、単に制御装置16からの冷却条件Cを読み込む処理となる。
【0023】
冷却条件Cを読み込むと、平均発熱量Qaveと冷却条件Cとに基づいて補正値T1を決定する処理を行なう(ステップS112)。補正値T1を決定する際に用いるマップの一例を図3に示す。図3中、曲線Aは冷却条件Cが「良い」の場合の平均発熱量Qaveと補正値T1との関係であり、曲線Bは冷却条件Cが「普通」の場合の平均発熱量Qaveと補正値T1との関係であり、曲線Cは冷却条件Cが「悪い」の場合の平均発熱量Qaveと補正値T1との関係である。これら曲線A〜Cの各関係は、実験などにより求めることができる。この曲線に影響を与える因子としては、二次電池12の電槽の材質や厚みなどがある。こうした関係を用いることにより、ステップS112の処理は、一例として、まず、冷却条件Cにより曲線を決定し、決定した曲線に対して平均発熱量Qaveを用いることにより補正値T1を決定するものとすることができる。なお、実施例では、こうした冷却条件Cと平均発熱量Qaveと補正値T1との関係をマップとして予めROM34に記憶しておき、冷却条件Cと平均発熱量Qaveとが与えられると、この冷却条件Cと平均発熱量Qaveとに対応する補正値T1を導出するものとした。
【0024】
補正値T1が決定されると、温度センサ22により検出される二次電池12の電槽表面の温度Toを読み込み(ステップS114)、決定した補正値T1を読み込んだ電槽表面の温度Toに加えて内部温度Tiを計算する(ステップS116)。そして、計算した内部温度TiをRAM36の所定アドレスに格納して(ステップS118)、本ルーチンを終了する。図4に、二次電池12の充放電の電流Iと電槽表面の温度Toと平均発熱量Qaveと検出された内部温度Tiの時間変化の一例を示す。
【0025】
以上説明した実施例の電池の内部温度検出装置20によれば、二次電池12の内部に温度センサを設けることなく内部温度Tiを検出することができる。しかも、冷却装置14による冷却状態をも加味して内部温度Tiを検出することができる。実施例の電池の内部温度検出装置20によれば、所定時間の平均発熱量Qaveを計算し、これに基づいて内部温度Tiを演算するから、充放電電流が著しく変化する使用態様、例えばハイブリッド車に搭載された二次電池などであっても、より正確な内部温度Tiを検出することができる。
【0026】
実施例の電池の内部温度検出装置20では、冷却条件Cに基づいて補正値T1を決定するものとしたが、冷却装置14を備えない構成や、冷却装置14を備えるが冷却条件Cを変更しない構成、例えば一定の回転数で冷却ファンを常に駆動する構成などの場合には、冷却条件Cを加味しないものとしてもよい。この場合図3に例示するマップは、単一の曲線だけとなる。
【0027】
次に、本発明の第2の実施例としての電池の内部温度検出装置20Bについて説明する。第2実施例の電池の内部温度検出装置20Bは、電流センサ24を備えない点を除いて図1に例示した第1実施例の電池の内部温度検出装置20と同一のハード構成をしている。したがって、第2実施例の電池の内部温度検出装置20Bのハード構成についての説明は省略する。
【0028】
第2実施例の電池の内部温度検出装置20Bでは、図2の内部温度検出処理ルーチンに代えて図5に例示する内部温度検出処理ルーチンを実行する。このルーチンは、ステップS200〜S202の処理を除いて図2のルーチンと同一の処理を行なう。重複した説明を回避するため、同一処理についての説明は省略する。なお、このルーチンも所定時間毎(例えば5分毎)に繰り返し実行される。
【0029】
図5の内部温度検出処理ルーチンが実行されると、電子制御ユニット30のCPU32は、まず、温度センサ22により検出される電槽表面の温度Toを読み込む処理を実行する(ステップS200)。そして、電槽表面の温度Toの時間変化率dT/dtを演算する処理を行なう(ステップS201)。電槽表面の温度Toの時間変化率dT/dtは、ステップS200で読み込んだ電槽表面の温度Toから前回ステップS200によって読み込んだ電槽表面の温度Toを減じ、これを前回ステップS200により読み込んだときから今回読み込むまでの間の時間Δtで割って求める。厳密には、時間変化率dT/dtは、瞬間的な変化率ではなく平均変化率となる。
【0030】
そして、求めた時間変化率dT/dtに基づいて発熱量Qを求める処理を行なう(ステップS202)。通常、電槽表面の温度Toの時間変化率dT/dtは発熱量Qに比例するから、時間変化率dT/dtと発熱量Qとの関係を実験などにより求めてマップとすれば、時間変化率dT/dtから発熱量Qを求めることができる。実施例では、こうしたマップを予めROM34に記憶しておき、時間変化率dT/dtが与えられると、このマップから発熱量Qを導出するものとした。
【0031】
そして、求めた発熱量Qを格納し(ステップS204)、所定時間経過したかを判定する(ステップS206)。以下、ステップS208以降の処理は、図2に例示する内部温度検出処理ルーチンのステップS108以降の処理と同一である。
【0032】
以上説明した第2実施例の電池の内部温度検出装置20Bによれば、電槽表面の温度Toの時間変化率dT/dtに基づいて発熱量Qを求め、その時間平均値としての平均発熱量Qaveと電槽表面の温度Toとに基づいて内部温度Tiを推定することができる。第2実施例の電池の内部温度検出装置20Bは、発熱量Qの求め方以外は第1実施例と同様であるから、第2実施例でも前述した第1実施例の電池の内部温度検出装置20が奏する効果と同一の効果を奏することができる。
【0033】
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である電池の内部温度検出装置20の構成の概略を示す構成図である。
【図2】 電子制御ユニット30により実行される内部温度検出処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図3】 冷却条件Cと平均発熱量Qaveと補正値T1との関係を例示するマップの一例を示す説明図である。
【図4】 二次電池12の充放電の電流Iと電槽表面の温度Toと平均発熱量Qaveと検出された内部温度Tiの時間変化の一例を示す説明図である。
【図5】 第2実施例の電池の内部温度検出装置20Bにより実行される内部温度検出処理ルーチンの一部の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
12 二次電池、14 冷却装置、16 制御装置、18 負荷、20,20B 電池の内部温度検出装置、22 温度センサ、24 電流センサ、30 電子制御ユニット、32 CPU、34 ROM、36 RAM。

Claims (2)

  1. 電池の内部温度を検出する内部温度検出装置であって、
    前記電池の電槽表面の温度を検出する電槽表面温度検出手段と、
    前記電池に流れる電流を検出する電流検出手段と、
    該検出された電流の所定時間の平均値を演算し、該演算された平均値に基づいて前記電池の内部における発熱量を推定する発熱量推定手段と、
    該推定された発熱量と前記電槽表面温度検出手段により検出された電槽表面の温度とに基づいて前記電池の内部温度を推定する内部温度推定手段とを備え
    前記内部温度推定手段は、前記発熱量推定手段により推定された発熱量に基づいて電槽表面の温度と内部温度との偏差としての補正値を決定する補正値決定手段と、該決定した補正値を前記電槽表面温度検出手段により検出された電槽表面の温度に加算して前記内部温度とする補正値加算手段とを備え、
    装置はさらに、
    前記電池の冷却条件を判定する冷却条件判定手段を備え、
    前記内部温度推定手段は、前記冷却条件判定手段により判定された冷却条件に基づいて前記電池の内部温度を推定する手段である
    内部温度検出装置。
  2. 電池の内部温度を検出する内部温度検出装置であって、
    前記電池の電槽表面の温度を検出する電槽表面温度検出手段と、
    該検出された電槽表面の温度の時間変化率を演算する変化率演算手段と、
    該演算された電槽温度の時間変化率に基づいて前記電池の内部における発熱量を推定する発熱量推定手段と、
    該推定された発熱量と前記電槽表面温度検出手段により検出された電槽表面の温度とに基づいて前記電池の内部温度を推定する内部温度推定手段とを備え、
    前記内部温度推定手段は、前記発熱量推定手段により推定された発熱量に基づいて電槽表面の温度と内部温度との偏差としての補正値を決定する補正値決定手段と、該決定した補正値を前記電槽表面温度検出手段により検出された電槽表面の温度に加算して前記内部温度とする補正値加算手段とを備え、
    装置はさらに、
    前記電池の冷却条件を判定する冷却条件判定手段を備え、
    前記内部温度推定手段は、前記冷却条件判定手段により判定された冷却条件に基づいて前記電池の内部温度を推定する手段であ
    内部温度検出装置。
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