JP4381358B2 - 磁気検出素子 - Google Patents

磁気検出素子 Download PDF

Info

Publication number
JP4381358B2
JP4381358B2 JP2005242558A JP2005242558A JP4381358B2 JP 4381358 B2 JP4381358 B2 JP 4381358B2 JP 2005242558 A JP2005242558 A JP 2005242558A JP 2005242558 A JP2005242558 A JP 2005242558A JP 4381358 B2 JP4381358 B2 JP 4381358B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
magnetic
magnetic layer
atomic
alloy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005242558A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007059590A (ja
Inventor
洋介 井出
正路 斎藤
昌彦 石曽根
和正 西村
直也 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2005242558A priority Critical patent/JP4381358B2/ja
Priority to US11/504,147 priority patent/US7724481B2/en
Publication of JP2007059590A publication Critical patent/JP2007059590A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4381358B2 publication Critical patent/JP4381358B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/02Measuring direction or magnitude of magnetic fields or magnetic flux
    • G01R33/06Measuring direction or magnitude of magnetic fields or magnetic flux using galvano-magnetic devices
    • G01R33/09Magnetoresistive devices
    • G01R33/093Magnetoresistive devices using multilayer structures, e.g. giant magnetoresistance sensors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y25/00Nanomagnetism, e.g. magnetoimpedance, anisotropic magnetoresistance, giant magnetoresistance or tunneling magnetoresistance
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/11Magnetic recording head
    • Y10T428/1107Magnetoresistive
    • Y10T428/1121Multilayer
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/11Magnetic recording head
    • Y10T428/115Magnetic layer composition

Description

本発明は、磁化方向が固定される固定磁性層と、前記固定磁性層に非磁性材料層を介して形成され、外部磁界による磁化方向が変動するフリー磁性層、を有する磁気検出素子に関する。
下記の特許文献には、CPP型磁気検出素子のフリー磁性層を、CoMnGeなどのホイスラー合金で形成する点が開示されている。
前記フリー磁性層を、CoMnGeで形成すると、磁気抵抗変化量ΔRと素子面積Aの積ΔRAを高く出来ることがわかっている。前記ΔRAの向上は、今後の高記録密度化に向けたCPP型磁気検出素子の実用化にとって非常に重要な条件である。
特開2003−218428号公報 特開2005−51251号公報 特開2004−348850号公報 特開2004−214251号公報
しかしながら、前記フリー磁性層をCoMnGeで形成すると、固定磁性層とフリー磁性層間に働くカップリング結合磁界Hinが大きくなることがわかった。後述する実験によると、Ge濃度を25原子%付近に設定すると、ΔRAを高く出来るものの、前記カップリング結合磁界Hinが大きくなってしまう。またGe濃度を25原子%より多くすると、ΔRAはさほど低下しないが、カップリング結合磁界Hinが急激に大きくなることがわかった。カップリング結合磁界Hinは大きくなると、アシンメトリー(asymmetry)の増大を招くため、カップリング結合磁界Hinを小さくする必要がある。
さらに、前記フリー磁性層をCoMnGeで形成すると、前記フリー磁性層の保磁力、及び磁歪も比較的、大きな値をとるため、再生特性の安定性(stability)を向上させるには、出来る限り、これらの磁気特性も小さい値であることが好ましい。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するためのものであり、特に、ΔRAを高く維持できるとともに、カップリング結合磁界Hinを小さくできる前記磁気検出素子を提供することを目的としている。
本発明における磁気検出素子は、磁化方向が固定される固定磁性層と、前記固定磁性層に非磁性材料層を介して形成され、外部磁界により磁化方向が変動するフリー磁性層と、を有し、
前記フリー磁性層は、組成式がCo2xMnxαy(αは、Ge、Ga、In、Si、Pb、Zn、Sn、Alから選択される1種または2種以上の元素βと、Sbを含み、濃度x、yは、いずれも原子%であり、3x+y=100原子%の関係を満たし、濃度yは、24原子%以上28原子%以下の範囲内である)で表される金属化合物からなるCoMnα合金層と、CoMnβ合金層(βは、Ge、Ga、In、Si、Pb、Zn、Sn、Alから選択される1種または2種以上の元素)との積層構造で形成されることを特徴とするものである。
これにより、ΔRAを高く維持できるとともに、カップリング結合磁界Hinを小さくできる。よって、従来に比べて、再生特性の安定性(stability)を向上させることが出来る。
本発明では、フリー磁性層の保磁力、および磁歪も小さくすることができ、より効果的に、再生特性の安定性(stability)を向上させることが出来る。
また本発明では、αは、β1−zSb(zは原子比率)で示され、zは、0.1〜0.9の範囲内であることが好ましい。これにより、効果的に、ΔRAを高く維持できるとともに、カップリング結合磁界Hinおよびフリー磁性層の保磁力を小さくできる。
また、zは、0.25〜0.75の範囲内であることが、より効果的に、ΔRAを高く維持できるともに、カップリング結合磁界Hinおよびフリー磁性層の保磁力を小さくできる。
また、前記CoMnα合金層は、少なくとも前記非磁性材料層に接して形成されることが、カップリング結合磁界Hin等を小さくする観点から好ましい。
フリー磁性層及び/又は固定磁性層は、組成式がCo2xMnα(αは、Ge、Ga、In、Si、Pb、Zn、Sn、Alから選択される1種または2種以上の元素βと、Sbを含み、濃度x、yは、いずれも原子%であり、3x+y=100原子%)で表される金属化合物からなるCoMnα合金層を有し、濃度yは、24原子%以上28原子%以下の範囲内で調整される。これにより、ΔRAを高く維持できるとともに、カップリング結合磁界Hinを小さくできる。さらに、前記CoMnα合金層をフリー磁性層に用いることで、前記フリー磁性層の保磁力、および磁歪も小さくすることができる。よって、従来に比べて、再生特性の安定性(stability)を向上させることが出来る。
図1は本実施形態のCPP型のデュアルスピンバルブ型薄膜素子(磁気検出素子)を、記録媒体との対向面と平行な方向から切断し、その切断面を示す部分断面図である。
このデュアルスピンバルブ型薄膜素子は、ハードディスク装置に設けられた浮上式スライダのトレーリング側端部などに設けられて、ハードディスクなどの記録磁界を検出するものである。なお、図中においてX方向は、トラック幅方向、Y方向は、磁気記録媒体からの洩れ磁界の方向(ハイト方向)、Z方向は、ハードディスクなどの磁気記録媒体の移動方向及び前記シングルスピンバルブ型薄膜素子の各層の積層方向、である。各方向は、残り2つの方向に対して直交する関係にある。
符号20は下部シールド層であり、前記下部シールド層20上に、デュアルスピンバルブ型薄膜素子21が形成されている。前記デュアルスピンバルブ型薄膜素子21は、積層体22を有する。
前記積層体22は、下から、下地層1、シード層2、下側反強磁性層3、下側固定磁性層4、下側非磁性材料層5、フリー磁性層6、上側非磁性材料層7、上側固定磁性層8、上側反強磁性層9、および保護層10の順に積層されている。
前記フリー磁性層6は磁化がトラック幅方向(図示X方向)に揃えられている。また前記固定磁性層4,8は磁化がハイト方向(図示Y方向)と平行な方向に固定されている。図1に示す実施形態では、前記前記固定磁性層4,8は積層フェリ構造であり、第1磁性層4a,8aの磁化と第2磁性層4c,8cの磁化とが反平行にされている。
前記積層体22は、トラック幅方向(図示X方向)の幅寸法が下側から上側に向けて徐々に小さくなる略台形状にて形成されている。
前記積層体22のトラック幅方向の両側には、下から、絶縁層27、ハードバイアス層28及び絶縁層29が積層されている。前記絶縁層29及び保護層10上には、磁性材料からなる上部シールド層30が形成される。CPP型のスピンバルブ型薄膜素子では、下部シールド層20及び上部シールド層30が電極として機能し、前記積層体22を構成する各層の界面に対し垂直方向(図示Z方向と平行な方向)に電流を流す電流源となっている。
各層の材質等について説明する。
前記下地層1は、Ta,Hf,Nb,Zr,Ti,Mo,Wのうち1種または2種以上の元素などの非磁性材料で形成される。前記シード層2は、NiFeCrまたはCrによって形成される。前記シード層2をNiFeCrによって形成すると、前記シード層2は、面心立方(fcc)構造を有し、膜面と平行な方向に{111}面として表される等価な結晶面が優先配向しているものになる。また、前記シード層2をCrによって形成すると、前記シード層2は、体心立方(bcc)構造を有し、膜面と平行な方向に{110}面として表される等価な結晶面が優先配向しているものになる。
前記下側反強磁性層3および上側反強磁性層9は、元素X(ただしXは、Pt,Pd,Ir,Rh,Ru,Osのうち1種または2種以上の元素である)とMnとを含有する反強磁性材料、あるいは、元素Xと元素X′(ただし元素X′は、Ne,Ar,Kr,Xe,Be,B,C,N,Mg,Al,Si,P,Ti,V,Cr,Fe,Co,Ni,Cu,Zn,Ga,Ge,Zr,Nb,Mo,Ag,Cd,Sn,Hf,Ta,W,Re,Au,Pb、及び希土類元素のうち1種または2種以上の元素である)とMnとを含有する反強磁性材料で形成される。
下側固定磁性層4及び上側固定磁性層8は、夫々、第1磁性層(反強磁性層に接する側の磁性層)4a,8a、非磁性中間層4b,8b、第2磁性層(非磁性材料層に接する側の磁性層)4c,8cからなる多層膜構造で形成される。前記下側固定磁性層4及び上側固定磁性層8は、積層フェリ構造である。前記第1磁性層4a,8aはCoFe、NiFe,CoFeNiなどの強磁性材料で形成されている。また前記非磁性中間層4b,8bは、Ru、Rh、Ir、Cr、Re、Cuなどの非磁性導電材料で形成される。なお第2磁性層4c,8cの材質及び構造については後述する。
前記下側非磁性材料層5及び上側非磁性材料層7は、Cu、Au、またはAgで形成されている。
また、フリー磁性層6の材質及び構造については後述する。
絶縁層27,29は、AlやSiO等の絶縁材料で形成される。前記ハードバイアス層28は例えばCo−Pt(コバルト−白金)合金やCo−Cr−Pt(コバルト−クロム−白金)合金などで形成される。
前記下部シールド層20及び上部シールド層30は、NiFe合金等で形成される。
図1に示すスピンバルブ型薄膜素子の特徴的部分について説明する。
図1に示すスピンバルブ型薄膜素子では、前記フリー磁性層6が、3層構造で形成され、前記下側非磁性材料層5及び上側非磁性材料層7との界面には、組成式がCo2xMnα(αは、Ge、Ga、In、Si、Pb、Zn、Sn、Alから選択される1種または2種以上の元素βと、Sbを含み、濃度x、yは、いずれも原子%であり、3x+y=100原子%)で表される金属化合物からなるCoMnα合金層6a,6cが形成されている。
αは上記のように元素βとSbを含む。よって、CoMnα合金層6a,6cは少なくとも4元系である。そして本実施形態では、前記αの濃度yが、24原子%以上で28原子%の範囲内である。
ところで、フリー磁性層6をCoMnGe合金層(Co:Mn:Ge=2:1:1)の単層で形成した場合、磁気抵抗変化量ΔRと素子面積Aの積ΔRAを高くできるが、固定磁性層4,8とフリー磁性層6間に働くカップリング結合磁界Hinが大きくなってしまう。後述する実験では、Geの濃度を25原子%以上にすると、前記カップリング結合磁界Hinが大きくなることがわかったが、これは、合金化されないGeが増えて、非磁性材料層5,7の界面に析出するからではないかと考えられる。
本実施形態では、Co,Mn,Ge等の元素βに、さらにSbを加えた4元系のCoMnα合金層6a,6cを、前記αの濃度yを、24原子%以上で28原子%の範囲内に調整して、非磁性材料層5,7との界面に設けることで、前記ΔRAを高く維持しつつ、前記カップリング結合磁界Hinを従来(CoMnGe合金の単層でフリー磁性層を形成したもの)に比べて小さくできる。また、前記フリー磁性層6の保磁力及び磁歪を従来(CoMnGe合金の単層でフリー磁性層を形成したもの)に比べて、小さくできる。
また前記αの濃度yを、26原子%以上で28原子%の範囲内に調整することが、より効果的に、ΔRAを高くでき、また、フリー磁性層6の保磁力をより小さくできて好ましい。
また本実施形態では、αは、β1−zSb(zは原子比率)で示され、zは、0.1〜0.9の範囲内であることが好ましい。効果的に、ΔRAを高く維持できるとともに、前記カップリング結合磁界Hin及びフリー磁性層6の保磁力を小さくすることが可能である。より好ましくは、zは、0.25〜0.75の範囲内である。これにより、より効果的に、ΔRAを高い値に維持でき、さらに、前記カップリング結合磁界Hin及びフリー磁性層6の保磁力を小さくすることが可能である。よって、従来に比べて、アシンメトリー(asymmetry)の増大を抑制できる等、再生特性の安定性(stability)を向上させることが出来る。
図1に示す実施形態では、前記フリー磁性層6を、CoMnα合金層の単層構造で形成せず、前記CoMnα合金層6a,6cの間に、CoMnβ合金層6b(βは、Ge、Ga、In、Si、Pb、Zn、Sn、Alから選択される1種または2種以上の元素)を設けている。前記フリー磁性層6を、CoMnα合金層の単層構造で形成しても、前記ΔRAを高く維持しつつ、前記カップリング結合磁界Hinを従来に比べて小さくできるが、前記フリー磁性層6に、CoMnβ合金層6bを設けることで、前記ΔRAをより高い値に維持することが可能になり好ましい。
一例を示すと、前記CoMnα合金層6a,6cは、CoMnGe0.75Sb0.25で形成され、前記CoMnβ合金層6bは、CoMnGeで形成される。CoMnβ合金層(例えばCoMnGe合金層)は、後述する実験からΔRAを大きくできることがわかっている。また、前記CoMnα合金層(例えば、CoMnGeSb合金層)は、前記カップリング結合磁界Hinに最も影響を与えると考えられる非磁性材料層5,7との界面に設け、このようにフリー磁性層6を前記CoMnα合金層6a,6cと前記CoMnβ合金層6bとの積層構造で形成することで、ΔRAを高く維持できるとともに、カップリング結合磁界Hinを小さくできる。また、前記CoMnβ合金層6bの原子比率はCo:Mn:β=2:1:1であることが好ましい。
なお組成分析には、SIMS分析装置や電解放射型透過電子顕微鏡(FE−TEM)を用いたナノビーム特性X線分析(Nano−beam EDX)等を用いる。前記CoMnα合金層6a,6cと、前記CoMnβ合金層6bは熱処理によって元素が拡散するので、前記拡散の影響がより少ない前記非磁性材料層5,7との界面付近で、α濃度、Sb濃度等を測定することがよい。
次に、前記固定磁性層4,8を構成する第2磁性層4c,8cは、上記したCoMnα合金層の単層構造で形成されても、後述する実験では、高いΔRAとともに、小さい前記カップリング結合磁界Hinを得ることが出来ることがわかっている。ただし、よりΔRAの向上を図るには、前記第2磁性層4c,8cを、CoMnβ合金層の単層構造で形成するか、あるいは非磁性材料層5,7に接するCoMnα合金層と、非磁性中間層4b,8bに接するCoMnβ合金層との積層構造、または、非磁性材料層5,7に接するCoMnα合金層と非磁性中間層4b,8bに接するNiFe,CoFeNi、CoFeなどの強磁性材料層との積層構造、または、非磁性材料層5,7に接するCoMnα合金層と非磁性中間層4b,8bに接するNiFe,CoFeNi、CoFeなどの強磁性材料層と、CoMnα合金層と、強磁性材料層との間に形成されるCoMnβ合金層との積層構造、等で形成する。特に、前記第2磁性層4c,8cの非磁性中間層4b,8bに接する層に、NiFe,CoFeNi、CoFeなどの強磁性材料層を設けることで、前記第1磁性層4a,8aとの間で生じるRKKY相互作用を大きくでき、前記第1磁性層4a,8aとともに第2磁性層4c,8cを強固に磁化固定することが出来る。
図2は、CPP型のシングルスピンバルブ型薄膜素子(磁気検出素子)を、記録媒体との対向面と平行な方向から切断し、その切断面を示す部分断面図である。
図2に示すシングルスピンバルブ型薄膜素子31は、下部シールド層20と上部シールド層30の間に形成されている。前記シングルスピンバルブ型薄膜素子31は、積層体32を有し、前記積層体32は、下から、下地層1、シード層2、反強磁性層33、固定磁性層34、非磁性材料層35、フリー磁性層6、および保護層10の順に積層されている。各層の材質は図1で説明したとおりである。
図2に示すシングルスピンバルブ型薄膜素子31でも、前記フリー磁性層6は、非磁性材料層35との界面に、組成式がCo2xMnα(αは、Ge、Ga、In、Si、Pb、Zn、Sn、Alから選択される1種または2種以上の元素βと、Sbを含み、濃度x、yは、いずれも原子%であり、3x+y=100原子%)で表される金属化合物からなるCoMnα合金層6aが形成され、フリー磁性層6の残りの部分が、CoMnβ合金層6bで形成されている。
αは上記のように元素βとSbを含む。よって、CoMnα合金層6aは少なくとも4元系であり、前記αの濃度yが、24原子%以上で28原子%の範囲内に設定されている。
本実施形態では、Co,Mn,Ge等の元素βに、さらにSbを加えた4元系のCoMnα合金層6aを、非磁性材料層5との界面に設けることで、前記ΔRAを高く維持しつつ、前記カップリング結合磁界Hinを従来(CoMnGe合金の単層でフリー磁性層を形成したもの)に比べて小さくできる。また、前記フリー磁性層6の保磁力及び磁歪を従来(CoMnGe合金の単層でフリー磁性層を形成したもの)に比べて、小さくできる。
また本実施形態では、αは、β1−zSb(zは原子比率)で示され、zは、0.1〜0.9の範囲内であることが好ましい。効果的に、ΔRAを高く維持できるとともに、前記カップリング結合磁界Hin及びフリー磁性層6の保磁力を小さくすることが可能である。より好ましくは、zは、0.25〜0.75の範囲内である。これにより、さらに効果的に、ΔRAを高い値に維持でき、さらに、前記カップリング結合磁界Hin及びフリー磁性層6の保磁力を小さくすることが可能である。
図1に示すデュアルスピンバルブ型薄膜素子21の製造方法について説明する。まず下地層1、シード層2、下側反強磁性層3、下側固定磁性層4、下側非磁性材料層5、フリー磁性層6、上側非磁性材料層7、上側固定磁性層8、上側反強磁性層9及び保護層10をスパッタ法や蒸着法で成膜する。各層の材質については図1で説明したので図1の説明を参照されたい。
図1に示すように、前記フリー磁性層6を3層構造で形成する。まず、前記下側非磁性材料層5上に、組成式がCo2xMnα(αは、Ge、Ga、In、Si、Pb、Zn、Sn、Alから選択される1種または2種以上の元素βと、Sbを含み、濃度x、yは、いずれも原子%であり、3x+y=100原子%)で表される金属化合物からなるCoMnα合金層6aをスパッタ法や蒸着法で成膜する。このとき、前記αの濃度yを、24原子%以上で28原子%の範囲内に設定し、好ましくは、β1−zSb(zは原子比率)のzを、0.1〜0.9の範囲内、より好ましくは、zを、0.25〜0.75の範囲内に設定する。例えば、CoMnα合金層6aを、CoMnGe0.75Sb0.25で形成する。
次に、前記CoMnα合金層6a上に、CoMnβ合金層6bをスパッタ法や蒸着法で成膜する。例えば、前記CoMnβ合金層6bをCoMnGeで形成する。
次に、前記CoMnβ合金層6b上に、CoMnα合金層6cをスパッタ法や蒸着法で成膜する。前記CoMnα合金層6cを、CoMnα合金層6aと同様に、例えば、CoMnGe0.75Sb0.25で形成する。
下地層1から保護層10を積層後、熱処理(例えば、290℃、3.5時間)を施す。これによって前記反強磁性層3,9と固定磁性層4,8を構成する第1磁性層4a,8aとの界面に交換結合磁界を発生させ、前記第1磁性層4a、8aをハイト方向(図示Y方向)と平行な方向に磁化させる。また、第1磁性層4a、8aと第2磁性層4c,8c間にはRKKY相互作用が働き、前記第2磁性層4c,8cは、前記第1磁性層4a,8aの磁化方向と反平行に磁化される。
前記熱処理によって、前記フリー磁性層6内のCoMnα合金層6a,6cとCoMnβ合金層6bとが拡散を起こすと考えられるが、前記フリー磁性層6の非磁性材料層5,7との界面付近及び中心付近の組成を分析することで、CoMnα合金層6a,6c、及びCoMnβ合金層6bの存在を確認することが出来る。
前記積層体22を示す形状に形成した後、前記積層体22のトラック幅方向(図示X方向)の両側に下から絶縁層27、ハードバイアス層28及び絶縁層29をスパッタ法あるいは蒸着法にて成膜する。そして、前記ハードバイアス層28を図示X方向に着磁し、前記フリー磁性層6の磁化方向を図示X方向に揃える。
図2に示すシングルスピンバルブ型薄膜素子31も図1に示すデュアルスピンバルブ型薄膜素子21と同様の製造方法により形成することが出来る。
以下の膜構成のデュアルスピンバルブ型薄膜素子を製造した。
基本膜構成は、下地層1;Ta(30)/シード層2;NiFeCr(50)/下側反強磁性層3;IrMn(70)/下側固定磁性層4[第1磁性層4a;Fe30at%Co70at%(30)/非磁性中間層4b;Ru(9.1)/第2磁性層4c]/下側非磁性材料層5;Cu(50)/フリー磁性層6/上側非磁性材料層7;Cu(50)/上側固定磁性層8[第2磁性層8c/非磁性中間層8b;Ru(9.1)/第1磁性層8a;Fe40at%Co60at%(30)]/上側反強磁性層9;IrMn(70)/保護層10;Ta(200)であった。なお括弧内の数値は膜厚を示し単位はÅである。
実験では前記フリー磁性層6の積層構成を、
Co2xMn(Ge0.75Sb0.25(80)とした。このとき、3x+yが100原子%となるように各元素の濃度を調整した。
また、第2磁性層4cを、{Fe40at%Co60at%(10)/Co2xMn(Ge0.75Sb0.25(40)}とし、第2磁性層8cを、{Co2xMn(Ge0.75Sb0.25(40)/Fe40at%Co60at%(10)}とした。このとき、3x+yが100原子%となるように各元素の濃度を調整した。
そして、(Ge0.75Sb0.25)の濃度y(原子%)を種々変化させた磁気検出素子を形成し、各磁気検出素子に熱処理を施した。
なお上記のスピンバルブ型薄膜素子を、以下では、フリー磁性層の組成にちなんで、「CoMnGeSb試料」と称することとする。
次に、フリー磁性層をCoMnGe合金層で形成したデュアルスピンバルブ型薄膜素子を製造した。上記した基本膜構成に対して、前記フリー磁性層6の積層構成を、
Co2xMnGe(80)とした。このとき、3x+yが100原子%となるように各元素の濃度を調整した。
また、第2磁性層4cを、{Fe40at%Co60at%(10)/Co2xMnGe(40)}とし、第2磁性層8cを、{Co2xMnGe(40)/Fe40at%Co60at%(10)}とした。このとき、3x+yが100原子%となるように各元素の濃度を調整した。
そして、Geの濃度y(原子%)を種々変化させた磁気検出素子を形成し、各磁気検出素子に熱処理を施した。
なお上記のスピンバルブ型薄膜素子を、フリー磁性層の組成にちなんで、「CoMnGe試料」と称することとする。
実験では、まず前記濃度yとΔRAとの関係について調べた。その結果を図3に示す。
図3に示すように、濃度yが大きくなっていくと、CoMnGeSb試料及びCoMnGe試料ともにΔRAが大きくなることがわかった。また、CoMnGe試料の場合、濃度yが25原子%付近で、すなわちCoMnGeとしたときに、前記ΔRAが最大になるが、CoMnGeSb試料の場合、濃度yが約26原子%のときに、ΔRAが最大になることがわかった。また、CoMnGeSb試料の場合、濃度yを28原子%程度にまで多くしても、ΔRAはほぼ一定の高い値を維持できることがわかった。
次に、前記濃度yとカップリング結合磁界Hinとの関係について調べた。その結果を図4に示す。図4に示すように、CoMnGe試料の場合、濃度yが25原子%以上になると急激に、カップリング結合磁界Hinが大きくなるのに対し、CoMnGeSb試料の場合、濃度yが変化しても、カップリング結合磁界Hinはほとんど変化せず、非常に低い値を保つことがわかった。
次に、前記濃度yとフリー磁性層の保磁力との関係について調べた。その結果を図5に示す。図5に示すように、CoMnGe試料の場合、CoMnGeSb試料に比べて、濃度yが変化することによって、保磁力が非常に高くなることがわかった。またCoMnGe試料の場合、保磁力は低いときでも10Oe(=約790A/m)以上であった。一方、CoMnGeSb試料の場合、特に濃度yを25原子%以上にすると(26原子%以上にすると確実に)、保磁力を10Oe(=約790A/m)より小さくできることがわかった。
次に、前記濃度yとフリー磁性層の磁歪との関係について調べた。図6に示すように、CoMnGe試料の場合、磁歪は約25〜30ppmであったが、CoMnGeSb試料の場合、濃度yが22〜28原子%の範囲内であれば、磁歪を25ppm以下に抑えることが出来ることがわかった。
次に、前記濃度yとフリー磁性層のMs・t(飽和磁化Ms×膜厚t)との関係について調べた。図7に示すように、CoMnGeSb試料とCoMnGe試料とでは、CoMnGeSb試料のほうが、約10%程度Ms・t値が小さくなるものの実質的にほぼ同じ大きさのMs・tが得られた。
上記したCoMnGeSb試料の実験結果に基づいて、Ge濃度とSb濃度とを足した濃度yを、24原子%以上で28原子%以下に設定した。これにより、ΔRAを7(mΩμm)以上に設定でき、またカップリング結合磁界Hinを、非常に低く(具体的には15Oe以下(約1185A/m以下))出来る。またフリー磁性層の保磁力を、15Oe以下(約1185A/m以下)に出来、また、フリー磁性層の磁歪を、磁歪を25ppm以下に抑えることが出来ることがわかった。
より好ましくは、濃度yを26原子%以上にすると、カップリング結合磁界Hinを低い状態に維持したまま、ΔRAを8(mΩμm)以上に設定でき、さらにフリー磁性層の保磁力を10Oe(約790A/m)以下に出来る。
次に、以下の膜構成のデュアルスピンバルブ型薄膜素子を製造した。
基本膜構成は、下地層1;Ta(30)/シード層2;NiFeCr(50)/下側反強磁性層3;IrMn(70)/下側固定磁性層4[第1磁性層4a;Fe30at%Co70at%(30)/非磁性中間層4b;Ru(9.1)/第2磁性層4c]/下側非磁性材料層5;Cu(50)/フリー磁性層6/上側非磁性材料層7;Cu(50)/上側固定磁性層8[第2磁性層8c/非磁性中間層8b;Ru(9.1)/第1磁性層8a;Fe40at%Co60at%(30)]/上側反強磁性層9;IrMn(70)/保護層10;Ta(200)であった。なお括弧内の数値は膜厚を示し単位はÅである。
実験では前記フリー磁性層6の積層構成を、
CoMn(Ge1―zSb(80)とした。
また、第2磁性層4cを、{Fe40at%Co60at%(10)/CoMn(Ge1―zSb(40)}とし、第2磁性層8cを、{CoMn(Ge1―zSb(40)/Fe40at%Co60at%(10)}とした。
そして、原子比率zを、種々変化させた磁気検出素子を形成し、各磁気検出素子に熱処理を施した。
実験では、原子比率zとΔRAとの関係、原子比率zとカップリング結合磁界Hinとの関係、原子比率zとフリー磁性層の保磁力との関係について調べた。その結果を図8に示す。
図8に示すように、原子比率zが大きくなるほど、すなわちGeに対するSbの濃度が高くなっていくと、ΔRAは低下していくことがわかった。また、カップリング結合磁界Hinは、原子比率zが大きくなるほど、低下していくことがわかった。さらに、フリー磁性層の保磁力は、原子比率zが0.75程度まで大きくなっても、小さい値を維持しているが、原子比率zが0.75より大きくなると、前記保磁力は徐々に大きくなることがわかった。
図8に示す実験結果から、原子比率zを、0.1〜0.9の範囲内にした。これにより、ΔRAを、5(mΩμm)以上にでき、またカップリング結合磁界Hin及びフリー磁性層の保磁力を20Oe(約1580A/m)以下に出来ることがわかった。
また図8に示す実験結果から、原子比率zを、0.25〜0.75の範囲内にすることがより好ましいことがわかった。これにより、ΔRAを、7(mΩμm)以上にでき、またカップリング結合磁界Hin及びフリー磁性層の保磁力を10Oe(約1580A/m)以下に出来ることがわかった。
また原子比率zを0.25〜0.5の範囲内にすると、ΔRAを8(mΩμm)以上にできることがわかった。
本実施形態のCPP型のデュアルスピンバルブ型薄膜素子(磁気検出素子)を、記録媒体との対向面と平行な方向から切断し、その切断面を示す部分断面図、 本実施形態のCPP型のシングルスピンバルブ型薄膜素子(磁気検出素子)を、記録媒体との対向面と平行な方向から切断し、その切断面を示す部分断面図、 フリー磁性層と第2磁性層を、Co2xMn(Ge0.75Sb0.25で形成したCoMnGeSb試料と、フリー磁性層と第2磁性層をCo2xMnGeで形成したCoMnGe試料とを用意し、濃度yを変化させたときの、前記濃度yとΔRAとの関係を示すグラフ、 フリー磁性層と第2磁性層を、Co2xMn(Ge0.75Sb0.25で形成したCoMnGeSb試料と、フリー磁性層と第2磁性層をCo2xMnGeで形成したCoMnGe試料とを用意し、濃度yを変化させたときの、前記濃度yとカップリング結合磁界Hinとの関係を示すグラフ、 フリー磁性層と第2磁性層を、Co2xMn(Ge0.75Sb0.25で形成したCoMnGeSb試料と、フリー磁性層と第2磁性層をCo2xMnGeで形成したCoMnGe試料とを用意し、濃度yを変化させたときの、前記濃度yとフリー磁性層の保磁力との関係を示すグラフ、 フリー磁性層と第2磁性層を、Co2xMn(Ge0.75Sb0.25で形成したCoMnGeSb試料と、フリー磁性層と第2磁性層をCo2xMnGeで形成したCoMnGe試料とを用意し、濃度yを変化させたときの、前記濃度yとフリー磁性層の磁歪との関係を示すグラフ、 フリー磁性層と第2磁性層を、Co2xMn(Ge0.75Sb0.25で形成したCoMnGeSb試料と、フリー磁性層と第2磁性層をCo2xMnGeで形成したCoMnGe試料とを用意し、濃度yを変化させたときの、前記濃度yとフリー磁性層のMs・tとの関係を示すグラフ、 フリー磁性層と第2磁性層をCoMn(Ge1―zSb(80)で形成し、原子比率zを変化させたときの、前記原子比率zとΔRAとの関係、前記原子比率zとカップリング結合磁界Hinとの関係、及び、前記原子比率zとフリー磁性層の保磁力との関係を示すグラフ、
符号の説明
1 下地層
2 シード層
3、9 反強磁性層
4、8 固定磁性層
5、7 非磁性材料層
6 フリー磁性層
6a、6b CoMnα合金層
6c CoMnβ合金層
10 保護層
20 下部シールド層
27、29 絶縁層
28 ハードバイアス層
30 上部シールド層

Claims (5)

  1. 磁化方向が固定される固定磁性層と、前記固定磁性層に非磁性材料層を介して形成され、外部磁界により磁化方向が変動するフリー磁性層と、を有し、
    前記フリー磁性層は、組成式がCo2xMnxαy(αは、Ge、Ga、In、Si、Pb、Zn、Sn、Alから選択される1種または2種以上の元素βと、Sbを含み、濃度x、yは、いずれも原子%であり、3x+y=100原子%の関係を満たし、濃度yは、24原子%以上28原子%以下の範囲内である)で表される金属化合物からなるCoMnα合金層と、CoMnβ合金層(βは、Ge、Ga、In、Si、Pb、Zn、Sn、Alから選択される1種または2種以上の元素)との積層構造で形成されることを特徴とする磁気検出素子。
  2. αは、β1-zSbz(zは原子比率)で示され、zは、0.1〜0.9の範囲内である請求項記載の磁気検出素子。
  3. zは、0.25〜0.75の範囲内である請求項記載の磁気検出素子。
  4. 前記CoMnα合金層は、少なくとも前記非磁性材料層に接して形成される請求項1ないしのいずれかに記載の磁気検出素子。
  5. 前記固定磁性層は、前記CoMnα合金層を有して構成される請求項1ないし4のいずれか1項に記載の磁気検出素子。
JP2005242558A 2005-08-24 2005-08-24 磁気検出素子 Expired - Fee Related JP4381358B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005242558A JP4381358B2 (ja) 2005-08-24 2005-08-24 磁気検出素子
US11/504,147 US7724481B2 (en) 2005-08-24 2006-08-15 Magnetic sensing element including free magnetic layer or pinned magnetic layer having two sublayers that are composed of different CoMn-based heusler alloys

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005242558A JP4381358B2 (ja) 2005-08-24 2005-08-24 磁気検出素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007059590A JP2007059590A (ja) 2007-03-08
JP4381358B2 true JP4381358B2 (ja) 2009-12-09

Family

ID=37804574

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005242558A Expired - Fee Related JP4381358B2 (ja) 2005-08-24 2005-08-24 磁気検出素子

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7724481B2 (ja)
JP (1) JP4381358B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7499249B2 (en) * 2005-04-28 2009-03-03 Tdk Corporation Spin valve-GMR element in which a non-metal laminate layer is provided as a free magnetic layer and method of manufacturing the same
JP2008243920A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Toshiba Corp 磁気抵抗効果再生素子、磁気ヘッド、および磁気再生装置
US20090168269A1 (en) * 2007-12-28 2009-07-02 Matthew Joseph Carey Current perpendicular to plane spin valve with high-polarization material in ap1 layer for reduced spin torque
US9099109B2 (en) 2013-09-05 2015-08-04 Seagate Technology Llc Magnetic stack with different areal extents on an air bearing surface

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3607678B2 (ja) * 2002-01-24 2005-01-05 アルプス電気株式会社 磁気検出素子
JP4237991B2 (ja) * 2002-08-29 2009-03-11 アルプス電気株式会社 磁気検出素子
JP2004214251A (ja) 2002-12-27 2004-07-29 Hitachi Ltd 磁気抵抗効果素子、及びそれを備える磁気ヘッド並びに磁気記録再生装置
JP4082274B2 (ja) 2003-05-22 2008-04-30 株式会社日立製作所 磁気センサ及びそれを備える磁気ヘッド
JP2005116701A (ja) 2003-10-06 2005-04-28 Alps Electric Co Ltd 磁気検出素子
JP2005051251A (ja) 2004-08-20 2005-02-24 Alps Electric Co Ltd 磁気検出素子
US7466525B2 (en) * 2004-09-03 2008-12-16 Tdk Corporation Magnetic sensing element including laminated film composed of half-metal and NiFe alloy as free layer
JP4483666B2 (ja) * 2005-04-08 2010-06-16 Tdk株式会社 磁気検出素子及びその製造方法
US7499249B2 (en) * 2005-04-28 2009-03-03 Tdk Corporation Spin valve-GMR element in which a non-metal laminate layer is provided as a free magnetic layer and method of manufacturing the same
JP4544037B2 (ja) * 2005-05-31 2010-09-15 Tdk株式会社 磁気検出素子及びその製造方法
JP2007142257A (ja) * 2005-11-21 2007-06-07 Alps Electric Co Ltd 磁気検出素子
JP2007273504A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Fujitsu Ltd 磁気抵抗効果素子、磁気ヘッド、磁気記録装置、磁気ランダムアクセスメモリ
JP2007273657A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Tdk Corp 磁気抵抗効果素子およびその製造方法、ならびに薄膜磁気ヘッド、ヘッドジンバルアセンブリ、ヘッドアームアセンブリおよび磁気ディスク装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20070048551A1 (en) 2007-03-01
US7724481B2 (en) 2010-05-25
JP2007059590A (ja) 2007-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6313973B1 (en) Laminated magnetorestrictive element of an exchange coupling film, an antiferromagnetic film and a ferromagnetic film and a magnetic disk drive using same
US8446698B2 (en) Magnetoresistive element, magnetic head assembly, and magnetic recording/reproducing apparatus
US7499249B2 (en) Spin valve-GMR element in which a non-metal laminate layer is provided as a free magnetic layer and method of manufacturing the same
US7898776B2 (en) Tunneling magnetic sensing element including enhancing layer having high Fe concentration in the vicinity of barrier layer
US20080068767A1 (en) Exchange-coupled film, method for making exchange-coupled film, and magnetic sensing element including exchange-coupled film
JP4951864B2 (ja) 磁気検出素子
JP4826097B2 (ja) 磁気検出素子及びその製造方法
US20090040661A1 (en) Tunneling magnetic sensing element and method for making the same
JP2008060273A (ja) トンネル型磁気検出素子およびその製造方法
US7760473B2 (en) Magnetoresistance element employing Heusler alloy as magnetic layer
JP2006245229A (ja) 磁気検出素子及びその製造方法
JP4544037B2 (ja) 磁気検出素子及びその製造方法
US20070115596A1 (en) Magnetic detecting element having pinned magnetic layer with pinned magnetization direction and free magnetic layer formed on pinned magnetic layer with nonmagnetic material layer interposed between with magnetization direction changing by external magnet
JP2005347418A (ja) 磁気検出素子
JP4381358B2 (ja) 磁気検出素子
JP4483686B2 (ja) 磁気検出素子
JP2007158058A (ja) 磁気検出素子
JP2007194325A (ja) 磁気検出素子
US7558029B2 (en) Magnetic detectible head comprising free layer
JP2006351919A (ja) 磁気検出素子
JP2006245277A (ja) 磁気検出素子
JP2007158060A (ja) 磁気検出素子
JP5061595B2 (ja) トンネル型磁気検出素子の製造方法
US7609489B2 (en) Magnetic sensor using NiFe alloy for pinned layer
JP2007221086A (ja) トンネル型磁気検出素子及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080111

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090303

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090305

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090908

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090915

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4381358

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131002

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees