JP4380795B1 - レンズシート、光学シート及びそれを用いたバックライトユニット、ディスプレイ装置 - Google Patents

レンズシート、光学シート及びそれを用いたバックライトユニット、ディスプレイ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
本発明は、従来のプリズムシートで生じるサイドローブを低減し、高輝度で且つ視野範囲を制御可能な新規なレンズシート、該レンズシートと拡散板とが積層一体化され薄型で高強度、高表示品位な光学シート、その光学シートを用いたバックライト・ユニット、ディスプレイ装置を提供する。
【解決手段】
入射面と出射面とを備える光透過性の基材17において、前記出射面に一定のピッチで配列された第1のレンズアレイ3を備え、該第1のレンズアレイ3の頂部3aには第2のレンズアレイ5が形成された形状であることを特徴とするレンズシート。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明光路制御に用いられるレンズシート、光学シート、バックライトユニットおよびディスプレイ装置に関するものである。特に、フラットパネルディスプレイに代表される画像表示装置における照明光路制御に使用されるレンズシート、光学シート、バックライトユニットおよびディスプレイ装置に関するものである。
最近の大型液晶テレビにおいては、複数本の冷陰極管やLED(Light Emitting Diode)を配置した直下型方式バックライトが採用されている。
画像表示素子と光源との間に光散乱性の強い拡散板が用いられて、光源としての冷陰極管やLEDなどが視認されないようにされている。
拡散板は、光拡散効果により光を全方位に拡散するため、液晶表示装置を暗くする。また、拡散板の板厚は、光散乱性を高めるために、また拡散板の上に構成される光学フィルムの支持をするために、通常1〜5mm程度の厚さを必要とするので、拡散板で少なからず光吸収され、液晶画面表示が暗くなる。
従来、直下型方式バックライトに使用される拡散板は、光源である冷陰極管から出射される光を拡散させ、輝度ムラ(ランプイメージ)を低減させることを目的としている。したがって、通常、拡散板の上には観察者側方向の輝度を向上させるために、単一、または複数の光学フィルムが配置される。
液晶表示画面の輝度を向上させる手段として、米国3M社の登録商標である輝度向上フィルム(Brightness Enhancement Film:BEF)がレンズシートとして広く使用されている。
図14は、BEFの配置の一例を示す断面模式図であり、図15は、BEFの斜視図である。図14、15に示すように、BEF185は、部材186上に、断面三角形状の単位プリズム187が一方向に周期的に配列された光学フィルムである。この単位プリズム187は光の波長に比較して大きいサイズ(ピッチ)とされている。
BEF185は、“軸外(off−axis)”からの光を集光し、この光を視聴者に向けて“軸上(on−axis)”に方向転換(redirect)または“リサイクル(recycle)”することができる。すなわちBEF185は、ディスプレイの使用時(観察時)に、軸外輝度を低下させることによって軸上輝度を増大させることができる。ここで言う「軸上」とは、視聴者の視野方向F’に一致する方向であり、一般的にはディスプレイ画面に対する法線方向側である。
BEF185に代表されるレンズシートを用いる際に、透明基材上に拡散フィラーが塗布され、拡散と集光の両方の機能を持つ拡散フィルム(以下、下拡散フィルムと呼ぶ)を拡散板とレンズシートとの間に配置することによって、拡散板から出射される拡散光を効率よく集光することができるとともに、拡散板だけでは消しきれない光源の視認性を抑えることができる。
さらにまた、レンズシートと液晶パネルとの間に光拡散フィルムを配置した場合には、サイドローブを低減させることができるとともに、規則的に配列されたレンズと液晶画素との間に生じるモアレ干渉縞を防ぐことができる。
BEFの採用により、ディスプレイ設計者が電力消費を低減しながら所望の軸上輝度を達成することができるようになった。
BEFに代表されるプリズムの反復的アレイ構造を有する輝度制御部材をディスプレイに採用する旨が開示されている特許文献としては、特許文献1乃至3に例示されるように多数のものが知られている。
特公平1−37801号公報 特開平6−102506号公報 特表平10−506500号公報 上記のようなBEFを輝度制御部材として用いた光学シートでは、屈折作用によって、光源からの光が、最終的には、制御された角度でフィルムより出射されることによって、視聴者の視覚方向の光の強度を高めるように制御することができる。
しかしながら、BEF185を用いた場合には、同時に反射/屈折作用による光成分が、視聴者の視覚方向F’に進むことなく横方向に無駄に出射されてしまう場合がある。
図16の線Bは、BEF185の特性を示したものだが、光強度と視野方向F’に対する角度が0°(軸上方向にあたる)における光強度が最も高められるが、F’に対する角度が±90°近辺には小さな光強度ピーク(サイドローブ)が発生し、横方向から無駄に出射される光も増えてしまっている。
この様な光強度ピークを有する輝度分布は望ましくはなく、±90°近辺での光強度ピークのない図16の線Aのような滑らかな輝度分布の方が望ましい。
また、軸上輝度のみが過度に向上すると、輝度分布の曲線のピーク幅が著しく狭くなり、視域が極端に限定されるため、ピーク幅を適度に拡げるために、上述のようにプリズムシートとは別部材の光拡散フィルムを新たに併用する必要があり、部材数の増加を伴ってしまうという問題がある。
ところで、またこのような液晶表示装置では、軽量、低消費電力、高輝度、薄型化であることが市場ニーズとして強く要請されており、それに伴い、液晶表示装置に搭載されるバックライトユニットも、軽量、低消費電力、高輝度であることが要求されている。
特に、近年、目覚しい発展をみるカラー液晶表示装置においては、液晶パネルのパネル透過率がモノクロ対応の液晶パネルに比べ格段に低く、そのため、バックライトユニットの輝度向上を図ることが、カラー液晶表示装置自体の低消費電力を得るために必須となっている。
しかしながら、上述したように従来の装置では、高輝度、低消費電力の要請に充分に応えられているとは言いがたく、ユーザからは、低価格、高輝度、高表示品位で、かつ低消費電力の液晶表示装置を実現できるバックライトユニット及びディスプレイ装置の開発が待ち望まれている。
本発明は上述の課題を鑑みてなされたものであり、拡散板から射出される拡散光を効率的に集光することで、観察者側の輝度を向上し、且つサイドローブがほとんど生じない新規のレンズシート、該レンズシートを備えた光学シート、バックライトユニット、及び表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、以下のような手段を講じる。
すなわち請求項1の発明は、透光性の基材の一方の面に第1レンズアレイを備え、前記第1レンズアレイは、前記基材の一方の面に、一方向に沿って延在すると共に互いが平行に配置された複数の第1レンズを備え、前記第1レンズの頂部に、前記第1レンズアレイとは交差する方向に沿って互いが平行に配置された複数の第2レンズを備える第2レンズアレイが形成されてなることを特徴とするレンズシートである。
請求項2の発明は、請求項1に記載のレンズシートにおいて、前記第1レンズアレイと前記第2レンズアレイとが交差する角度が70度〜110度の範囲で設定されてなることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載のレンズシートにおいて、前記第1レンズアレイと前記第2レンズアレイとが交差する角度が略90度であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1に記載のレンズシートにおいて、前記第2レンズの形状が、三角プリズム形状であることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載のレンズシートにおいて、前記第2レンズのプリズム頂角が70度〜110度の範囲で設定されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1に記載のレンズシートにおいて、前記第1レンズの形状が、台形プリズム形状であることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6に記載のレンズシートにおいて、前記第1レンズのプリズム頂角が70度〜110度の範囲で設定されていることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項7に記載のレンズシートにおいて、前記第1レンズが延在する方向をVe、前記第1レンズが配置される方向をHoとしたとき、前記第1レンズの頂角θ1、及び前記第2レンズの頂角θ2が以下の数式1の関係を満たすことを特徴とする。
Figure 0004380795
請求項9の発明は、請求項7に記載のレンズシートにおいて、前記第1レンズが延在する方向をHo、前記第1レンズが配置される方向をVeとしたとき、前記第1レンズの頂角θ1、及び前記第2レンズの頂角θ2が以下の数式2の関係を満たすことを特徴とする。
Figure 0004380795
請求項10の発明は、請求項1に記載のレンズシートにおいて、前記第1レンズの形状が、湾曲レンズ形状であることを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1に記載のレンズシートにおいて、前記第1レンズの高さよりも前記第2レンズの高さが低く設定されてなり、前記第1レンズの頂部と前記第2レンズの頂部とが一致してなることを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項1〜11のいずれか1項に記載のレンズシートにおいて、前記基材の他方の面に、略平坦な平面部と、前記平面部から突出する複数の突起部とで構成されてなることを特徴とするレンズシートである。
請求項13の発明は、請求項12に記載のレンズシートにおいて、前記突起部は、前記基材の厚み方向と平行する方向に延在する中心軸を有する円柱状に形成されていることを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項12に記載のレンズシートにおいて、前記突起部は、前記平面部から離れるに従いその断面積が小さくなることを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項12に記載のレンズシートにおいて、前記突起部は、幅の異なる2段以上の円柱で構成され、前記平面部から離れるに従いその断面積が小さくなることを特徴とする。
請求項16の発明は、光源から発せられた光を入射し、入射した光を拡散させることで光量むらを低減させ、拡散光を射出する拡散板と、請求項12から15のいずれか1項に記載のレンズシートとを少なくとも備え、前記拡散板の前記射出面と、前記レンズシートの前記突起部とが、固定層により一体積層されてなる光学シートである。
請求項17の発明は、表示画像を規定する画像表示素子と、前記画像表示素子の背面に、光源と、光源から発せられた光を入射し、入射した光を拡散させることで光量むらを低減させ、拡散光を射出する拡散板と、請求項1〜11のいずれか1項に記載のレンズシートを少なくとも備えることを特徴とするディスプレイ用バックライトユニットである。
請求項18の発明は、表示画像を規定する画像表示素子と、前記画像表示素子の背面に、光源と、請求項16に記載の光学シートを少なくとも備えることを特徴とするディスプレイ用バックライトユニットである。
請求項19の発明は、画素単位での透過/遮光に応じて表示画像を規定する画像表示素子と、前記画像表示素子の背面に、請求項17〜18の何れか1項に記載のディスプレイ用バックライトユニットを備えることを特徴とする表示装置である。
上記構成によれば、拡散板から射出される拡散光を、2方向のレンズにより集光することで観察者側の輝度を向上し、且つサイドローブがほとんど生じないレンズシート、該レンズシートと拡散板とを一体化させることで、部品点数の削減を達成し、同時にレンズシートの皺や撓みを防止する光学シート、該レンズシート、該光学シートを備えるバックライトユニット、及び表示装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態を説明する。
図1は本発明のレンズシート、バックライトユニットおよびディスプレイ装置の一例を示す断面模式図である。
本発明の実施形態であるディスプレイ装置70は、画像表示素子35とバックライトユニット55とから構成されている。また、本発明の実施形態であるバックライトユニット55は、ランプハウス(反射板)43内に複数の光源41が配置され、その上(観察者側方向F)に、光源41から入射する光を拡散して射出する拡散板25、本発明の実施形態であるレンズシート1が配置されて構成されている。
光源41から射出された光Hは、拡散板25で拡散され、その上に配置されたレンズシート1で集光され、バックライトユニット55から射出される光Kが、画像表示素子35に入射し、観察者側Fへと射出される。
光源41は、画像表示素子35へと光を供給するものである。そこで光源41としては、たとえば、複数の線状、及び点光源を用いることができる。複数の線状光源としては、たとえば、複数の蛍光灯、冷陰極管(CCFL)あるいはEEFLといったランプ光源、点光源としてはLEDなどを用いることができる。
反射板43は、複数の光源41の観察者側Fと反対側に配置され、光源41から全方向に出射された光のうち、観察者側Fと反対側の方向に出射された光を反射させて観察者側Fに出射させることができる。その結果、観察者側Fに出射された光Hは、ほぼ光源41から全方向に出射された光となる。このように反射板43を用いることによって、光の利用効率を高めることができる。反射板43としては、光を高効率で反射させる部材であればよく、たとえば、一般的な反射フィルム、反射板などを使用することができる。
本発明の実施形態であるレンズシート1について図2を用いて説明する。透光性の基材17の観察者側Fの面17bに第1のレンズアレイ3が形成されている。該第1のレンズアレイ3の頂部3aには、第1のレンズアレイ3の配列される方向と交差する方向に第2のレンズアレイ5が形成されている。
第2のレンズアレイ5のレンズ形状は、三角プリズム形状であることが望ましい。三角プリズム形状は観察者側Fへの集光効果が高いため、高輝度なディスプレイ装置70を得ることができるためである。高輝度なディスプレイ装置70を得るための該三角プリズムの頂角θ2は70度〜110度、更には80度〜100度の範囲であることが望ましい。頂角θ2が70度より小さい場合、サイドローブが大きくなり輝度が低下し、110度より大きい場合、半値角が広がって輝度が低下するためである。
第1のレンズアレイ3のレンズ形状は、台形プリズム形状であることが望ましい。台形プリズムの頂部3aには第2のレンズアレイ5が形成される。台形プリズムは、傾斜面3bは略直線となるため、三角プリズムと同等の効果が得られる。そのため、観察者側Fへの集光効果が高いため、高輝度なディスプレイ装置70を得ることができる。高輝度なディスプレイ装置70を得るための該台形プリズムの頂角θ1は70度〜110度、更には80度〜100度の範囲であることが望ましい。頂角θ1が70度より小さい場合、サイドローブが大きくなり輝度が低下し、110度より大きい場合、半値角が広がって輝度が低下するためである。
図2は第1のレンズアレイ3が台形プリズム形状、第2のレンズアレイ5が三角プリズム形状の場合の斜視図である。
台形プリズムの短辺部(頂部3a)に三角プリズムが形成されてなる。レンズシートに形成されるレンズが一方向の場合、レンズ配列方向側にのみ集光効果が得られる。従って視野の狭い方向と広い方向とが存在することとなる。図3(a)は本発明のレンズシート1において、第1のレンズアレイ3の断面形状を平面視できる方向から見た図であり、図3(b)は第2のレンズアレイ5の断面形状を平面視できる方向から見た図である。第2のレンズアレイ5の頂部5aは第1のレンズアレイ3である台形プリズムの頂部3aとが一致する。
図3(c)に示されるように、第1のレンズアレイ3と第2のレンズアレイ5とのなす角は70度〜110度であることが望ましい。レンズシート1を2枚重ねて使用する場合、一方のレンズシート1の第1のレンズアレイ3と、他方のレンズシート1の第2のレンズアレイ5とが、重なることにより生じるモアレ干渉縞を抑制することが出来るためである。70度を下回る、又は110度を超えると、レンズシート1の配光分布に歪が生じ、観察者に視認されるため好ましくない。
第1のレンズアレイ3と第2のレンズアレイ5とのなす角は略90度であることが望ましい。略90度とすることで、観察者側Fからディスプレイ装置70を平面視したとき、水平方向Hoと垂直方向Veとに集光効果が得られるためである。
本発明のレンズシート1は二方向に集光機能が存在するため、集光効果が高まる。例えば、二方向以上に集光機能が存在する光学フィルムとして、四角錘に代表される多角錘レンズが挙げられるが、二方向の集光割合を調節するには、多角錘の頂角を変える必要がある。四角錘を例に挙げると、最も輝度が高くなる構成は頂角が90度の四角錘だが、どちらか一方向の視野範囲を拡げたい、又は狭めたいといった場合、頂角を大きくする、又は小さくする必要がある。しかしながら頂角を変えてしまうと輝度が低下してしまうという問題が生じる。本発明のレンズシート1は、第1のレンズアレイ3が台形プリズム形状であり、第2のレンズアレイ5が三角プリズム形状であって、且つ第1のレンズアレイ3である台形プリズムの頂部3aと第2のレンズアレイ5の頂部5aとが一致しているため、第1のレンズアレイ3の頂部3aの幅を調整することで、二方向の集光割合を輝度を大きく変えずに調節することができる。つまり、Ho方向の視野を広く設定したり、Ho方向及びVe方向の二方向の視野を同程度に設定したり等、本発明のレンズシート1の適用条件によって視野の範囲を任意に設定することが可能である。
本発明のレンズシート1は、第1のレンズアレイ3が台形プリズム形状であり、第2のレンズアレイ5が三角プリズム形状である複合形状であるため、三角プリズムで発生するサイドローブがほとんど生じない。図4(a)に90度三角プリズムの視野角分布を示す。三角プリズムは正面方向に集光するため、0度に最大ピークを持つが、サイドローブが生じ、45度付近に谷間Vaが生じる。サイドローブはディスプレイ装置70として不要な方向への射出光であるが、サイドローブ自体がディスプレイ装置70を観察する上で問題となるのではなく、0度のメインピークとサイドローブとの谷間Vaの輝度が低いことが問題となる。谷間Vaの角度からディスプレイ装置70を観察すると、画面が暗くなってしまうためである。従って、サイドローブを低減させてもこの谷間Vaの輝度が低すぎる場合、ディスプレイ装置70に用いる場合には望ましくない。
本発明のレンズシート1は、第1のレンズアレイ3が台形プリズム形状であり、第2のレンズアレイ5が三角プリズム形状である複合形状であるため、図4(b)に示されるように、この谷間Vaに光を射出することが可能である。すなわち、図4(a)に示す90度三角プリズムのVe方向視野分布とHo方向視野分布とが合成された視野分布特性を得られるためである。また、第1のレンズアレイ3の頂部3の幅を調節することで、Ve方向の視野を拡げるか、逆にHo方向の視野を広げるかの調節することが可能である。
図5(a)は第1のレンズアレイ3の頂部3aの幅Lを変化させたときの、本発明のレンズシート1の輝度を、図5(b)はVe方向及びHo方向の半値角を示した図である。輝度は90度三角プリズムを1.0として示している。また、ここで半値角とは、0度方向(観察者側F)の輝度を100%としたとき、その輝度が50%となる視野角度を表す。本測定においては、第1のレンズアレイ3の配列方向がVe方向、第2のレンズアレイ5の配列方向がH方向となるようにディスプレイ装置70に配置した。図のx軸は、第1のレンズアレイ3の頂部3aの幅Lと第1のレンズアレイ3を構成する単位レンズのピッチPとの比である。
第1のレンズアレイ3の頂部3aの幅Lが狭くなると、第2のレンズアレイ5の集光効果が弱まり、第1のレンズアレイ3の集光効果が強まるため、Ve方向の半値角が狭くなり、Ho方向の半値角が広くなる。逆に第1のレンズアレイ3の頂部3aの幅が広くなると、第1のレンズアレイ3の集光効果が弱まり、第2のレンズアレイ5の集光効果が強まるため、Ve方向の半値角が広くなり、Ho方向の半値角が狭くなる。
本発明のディスプレイ装置70をテレビ用途として使用する場合、Ho方向の半値角が広いことが望ましい。テレビを観察する際、Ho方向の様々な位置から観察者がテレビを観察するためである。しかしながら本発明のディスプレイ装置70を広告看板用途等として使用する場合、Ve方向の半値角が広いことが望ましい場合が生じる。
また本発明のレンズシート1は第1のレンズアレイ3をVe方向に配列しても良く、またHo方向に配列しても良い。上述の通り、第1のレンズアレイ3の頂部3aの幅Lを変化させることで、Ve方向、Ho方向、双方の半値角を制御できるためである。従って、第1のレンズアレイ3の頂部3aの幅Lと、第1のレンズアレイ3を構成する単位レンズのピッチPとの比は任意に選ぶことが出来る。
また、第2のレンズアレイ5を構成する単位レンズのピッチをQとしたとき、0.05≦Q/P≦2.0であることが望ましい。本発明のレンズシート1の第2のレンズアレイ5は第1のレンズアレイ3の頂部3aに形成される。第1のレンズアレイ3のレンズ形状が台形プリズムであり、第2のレンズアレイ5のレンズ形状が三角プリズムである。その頂角の最適範囲は70度〜110度であるため、第1のレンズアレイ3を頂角が70度の台形プリズムとし、第2のレンズアレイ5を頂角が110度の三角プリズムとしたとき、第2のレンズアレイ5を構成する単位レンズのピッチQが第1のレンズアレイ3を構成する単位レンズのピッチPの2倍を超えると、第1のレンズアレイ3を構成する単位レンズの高さより、第2のレンズアレイ5を構成する単位レンズの高さの方が高くなってしまい、第1のレンズアレイ3の効果は消滅する。従って、Q/Pは2以下であることが望ましい。また、第2のレンズアレイ5を構成する単位レンズのピッチQが、第1のレンズアレイ3を構成する単位レンズのピッチPより小さい分には、輝度、及び半値角は問題ないが、例えば、第2のレンズアレイ5を構成する単位レンズのピッチQを20μmとしたとき、Q/Pが0.05であるとき、第1のレンズアレイ3を構成する単位レンズのピッチPは400μmとなる。第1のレンズアレイ3を構成する単位レンズのピッチPが大きくなりすぎると、画像表示素子35の周期構造と第1のレンズアレイ3の周期構造との間でモアレ干渉縞が生じやすくなるため、望ましくない。しかしながら、第1のレンズアレイ3を構成する単位レンズのピッチPを小さくすると、第2のレンズアレイ5を構成する単位レンズのピッチRが小さくなり過ぎてしまうため、望ましくない。従って、Q/Pは0.05以上であることが望ましい。
本発明のレンズシート1を構成する第1のレンズアレイ3と第2のレンズアレイ5のレンズ形状について、詳細に説明する。
まずレンズシート1の第1のレンズアレイ3の配列方向を、観察者側Fからディスプレイ装置70を平面視したときの水平方向Hoと設定したとき、以下の数式1を満たすことが望ましい。
第1のレンズアレイ3の台形プリズムの頂角をθ1、第2のレンズアレイ5の三角プリズムの頂角をθ2としたとき、
Figure 0004380795
特に、第2のレンズアレイ5の三角プリズムの頂角が90度である場合、80度<θ1≦90度であることが望ましい。
上記の数式1について図6を用いて説明する。
図6(a)は本発明のレンズシート1のVe方向の、図6(b)はHo方向の最大傾斜率を示すグラフである。第1のレンズアレイ3の頂角θ1を80度から90度まで変化させ、第2のレンズアレイ5の頂角θ2は90度である。
ここで、最大傾斜率は以下のように定義される。即ち、光学シートの出射面をXY平面、出射面の正面方向をZ軸とし、該Z軸を中心とした球座標(θ、φ)における出射光をL(θ、φ)としたときに、θ=a°における最大傾斜率α(a)を以下のように定義する。
α(a)=MAX〔{L(a、0)−L(a、1)}/L(a、0)、{L(a、1)
−L(a、2)}/L(a、0)、{L(a、2)−L(a、3)}/L(a、0)、…
{L(a、n)−L(a、n−1)}/L(a、0)、…{L(a、88)−L(a、8
9)}/L(a、0)、{L(a、89)−L(a、90)}/L(a、0)〕とする。
即ち、視野角度が1度変化したときに、輝度がどれだけ変化するかを表すもので、この値が大きいほど、視野角度変化による輝度変化が大きい(カットオフが生じる)結果となる。
ここで、図5(b)で示される半値角は、第1レンズアレイの配列方向を、観察者側Fからディスプレイ装置70を平面視したときの垂直方向Veと設定した場合であるため、
レンズシート1の第1レンズアレイの配列方向を水平方向Hoと設定した場合は、図5(b)で示されるそれぞれVe方向とHo方向の半値角は逆となる。
ディスプレイ装置70では一般的に水平方向Hoの半値角が垂直方向Veの半値角よりも広く、また最大傾斜率αも水平方向Hoの方が低い(カットオフ)ことが望まれている。従って、レンズシート1の第1レンズアレイの配列方向を水平方向Hoと設定した場合は、第1のレンズアレイ3の頂部3aの幅Lと第1のレンズアレイ3を構成する単位レンズのピッチとの比が40%以上であることが好ましい。
第1のレンズアレイ3の頂部3aの幅Lと、第1のレンズアレイ3の単位レンズのピッチとの比が、40%〜55%の間では、Ve方向とHo方向のそれぞれの最大傾斜率αはトレードオフの関係となっている。従って、Ho方向の最大傾斜率αは小さいことが望ましいが、Ho方向の最大傾斜率αを低下させ過ぎると、Ve方向の最大傾斜率αが上昇してしまう。
そこで第1のレンズアレイ3の頂角θ1を90度より小さくすることで、90度である場合と比べ、Ve方向の最大傾斜率αを増大させることなくHo方向の最大傾斜率αを低下させることが可能である。しかしθ1を小さくし過ぎると、Ho方向の最大傾斜率αが再び上昇するため、また輝度の低下が生じるため、第1のレンズアレイ3の頂角θ1は80度を超えることが望ましく、更には85度であることが最も望ましい。
次に、レンズシート1の第1のレンズアレイ3の配列方向を、観察者側Fからディスプレイ装置70を平面視したときの垂直方向Veと設定したとき、以下の数式2を満たすことが望ましい。
第1のレンズアレイ3の台形プリズムの頂角をθ1、第2のレンズアレイ5の三角プリズムの頂角をθ2としたとき、
Figure 0004380795
特に、第1のレンズアレイ5の三角プリズムの頂角が90度である場合、80度<θ2≦90度であることが望ましい。
図7(a)、及び図7(b)は、第1レンズアレイの配列方向を、観察者側Fからディスプレイ装置70を平面視したときの垂直方向Veと設定した場合におけるVe方向、Ho方向それぞれの最大傾斜率αを示したものである。ここで第1のレンズアレイ3の頂角θ1を90度に固定し、第2のレンズアレイ5の頂角θ2の影響を確認した。
第1レンズアレイの配列方向を、垂直方向Veと設定した場合の半値角は、図5(b)に示される通りであり、第1のレンズアレイ3の頂部3aの幅Lと単位レンズのピッチとの比は、40%以下であることが望ましい。Ho方向の半値角が広くなるためである。
第1のレンズアレイ3の頂部3aと単位レンズのピッチとの比が20%以下である場合、第2のレンズアレイ5の頂角θ2が90度を下回った方が、Ve方向の最大傾斜率αを変えずに、Ho方向の最大傾斜率αを低下させることが可能である。しかしながら、第1のレンズアレイ3の頂部3aと単位レンズのピッチとの比が20%以上である場合、θ2が90度以下では逆にHo方向の最大傾斜率αが上昇してしまい、θ2が90度を越えた方がVe方向の最大傾斜率αを変えずにHo方向の最大傾斜率を低下させることが可能となる。
ここで図8は、正面輝度示したものである。y軸の値は90度プリズムシートを1.0としたときの相対値である。これより、第1のレンズアレイ3の頂部3aの幅Lと単位レンズのピッチとの比が大きくなるほど、輝度が大きく低下することが見てとれる。
従って、第1のレンズアレイ3の頂部3aの幅Lと単位レンズのピッチとの比はなるべく小さくすることが望ましい。正面輝度と最大傾斜率αとの両方を最適化する場合、第2のレンズアレイ5の頂角θ2は80度を超えて90度以下であることが望ましく、更には85度であることが好ましい。
更には、最大傾斜率αを調整する方法として、図9に示されるように第1のレンズアレイ3を湾曲レンズ形状とすることができる。図9(a)は湾曲凸レンズの場合、図9(b)は湾曲凹レンズの場合を示す。第1のレンズアレイ3を湾曲形状とすることで、レンズシート1の射出方向をブロードにし、最大傾斜率を小さくすることが可能となる。
本発明のレンズシート1の製法としては、図10に示されるようなレンズシート2を作製する金型を用意し、該金型の逆版をおこして型とすることで、本発明のレンズシート1を作製することが可能である。図5中の第1レンズアレイ型部4により第1レンズアレイ3が形成され、第2レンズアレイ型部6により第2レンズアレイ5が形成される。または、透光性の基材17上に第1のレンズアレイ3を形成して後、第2のレンズアレイ5を形成することもできる。
図11は本発明の光学シート52、バックライトユニット55およびディスプレイ装置70の別の実施の一例を示す断面模式図である。
上述のディスプレイ装置70との違いは、レンズシート1の観察者側Fと反対側の面に、ドット状の突起部29が形成され、拡散板25と固定層20を介して接合された光学シート52が配置されている点である。
レンズシート1の入射面側は、図12に示されるように略平坦な平面部102と、1つ又は複数の円柱で構成される突起部29とからなる。突起部29はレンズシート1の厚さ方向と平行する方向に延在する中心軸を有する円柱形状に形成されている。尚、突起部29は図13(a)に示されるような円柱に限るものではなく、図13(b)に示されるように、円柱の先端が細るものや、図13(c)に示されるように円柱の先端が丸みを帯びるもの、図13(d)に示されるように、マイクロレンズ形状のもの、図13(e)に示されるように、台形状に先端が細るもの、図13(f)に示されるように多角形のもの、図13(g)に示されるように、円柱が2段で構成されるもの、図13(h)に示されるように、先端が細った円柱が2段で構成されるもの、図13(i)に示されるように、円柱とマイクロレンズとの組合せ等でもよい。その中でも、平面部102から離れるに従い、その断面積が小さくなる形状がより望ましい。突起部29を形成する際、その賦形性及び金型からの剥離性が向上するため、生産性が向上する。
また突起部29は2段以上の複数の円柱にて形成されることがより望ましい。そしてこの場合、拡散板25と固定層20により積層する際、2段目以降の円柱が固定層20内に埋没する形で一体化なされることが望ましい。接合面積(固定層20と突起部29とが接合する面積)が増加することで剥離強度が向上する。
上述のように、賦形性及び金型剥離性がよく、固定層20との密着性が良い突起部29をレンズシート1の入射面に形成することで、固定層20の表面平滑性及び内部に拡散粒子を含有する場合においても、輝度低下の生じない光学シート52を提供することが出来る。
ここで固定層20は、粘着剤、接着剤を用いて形成する。粘着剤、接着剤には、ウレタン系、アクリル系、ゴム系、シリコーン系、ビニル系の樹脂等を用いることができる。また、粘着剤、接着剤には、1液型で押圧して接着するもの、熱や光で硬化させるものを用いることができ、2液、もしくは複数の液を混合して硬化させるものを用いることができる。
さらに、固定層20内にフィラーを分散してもよい。固定層20内にフィラーを分散することで、接合層の弾性率を増加することが可能となる。
固定層20の形成方法において、接合面へ直接塗布する方法や、あらかじめドライフィルムとして準備したものを貼り合わせる方法がある。固定層20をドライフィルムとして準備した場合、製造工程上、簡易的に扱うことが可能となるため好ましい。
上述のレンズシート1は、図1より、光源41から拡散板25及び間隙(空気層)100を伝達してきた光を入射する入射面102から入射し、さらにその光を入射面102の反対面から光学利得が1以上の光Kとして出射するものである。
ここで光学利得とは、光学的な拡散部材の拡散性を示す指標の一つであり、完全拡散する拡散体の輝度を1として、その光の輝度との比で表される。測定する拡散部材の拡散性が方向によって偏っている場合、方向ごとの光学利得を出すことで、その拡散部材の拡散特性を示すことが出来る。
また、完全拡散とは、吸収が0で、かつ、どの方向にも一定の強度をもつとする理想的な拡散体のことを示す。つまり、光学利得が1以上であるということは、その測定する方向に光を集める効果を持つことを示し、その値が大きいほど集光効果が強いことを示す。
拡散板25は、透明樹脂に光拡散領域が分散されて形成されている。
透明樹脂としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂などを用いることができ、例えば、ポリカーボネート樹脂、アクリル系樹脂、フッ素系アクリル樹脂、シリコーン系アクリル樹脂、エポキシアクリレート樹脂、ポリスチレン樹脂、シクロオレフィンポリマー、メチルスチレン樹脂、フルオレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン、アクリルニトリルスチレン共重合体、アクリロニトリルポリスチレン共重合体などを用いることができる。
光拡散領域は、光拡散粒子からなることが好ましい。好適な拡散性能を容易に得ることができるためである。
光拡散粒子としては、無機酸化物または樹脂からなる透明粒子を用いることができる。無機酸化物からなる透明粒子としては、例えば、シリカ、アルミナなどを用いることができる。また、樹脂からなる透明粒子としては、アクリル粒子、スチレン粒子、スチレンアクリル粒子及びその架橋体、メラミン・ホルマリン縮合物の粒子、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(ペルフルオロアルコキシ樹脂)、FEP(テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体)、PVDF(ポリフルオロビニリデン)、及びETFE(エチレン・テトラフルオロエチレン共重合体)等のフッ素ポリマー粒子、シリコーン樹脂粒子などを用いることができる。
また、上述した透明粒子から2種類以上の透明粒子を組み合わせて使用してもよい。さらにまた、透明粒子の大きさ、形状は、特に規定されない。
光拡散領域として光拡散粒子を用いた場合には、拡散板25の厚さが0.1〜5mmであることが好ましい。
拡散板25の厚みが0.1〜5mmである場合には、最適な拡散性能と輝度を得ることができる。逆に、0.1mm未満の場合には、拡散性能が足りず、5mmを超える場合には、樹脂量が多いため吸収による輝度低下が生じる。
なお、透明樹脂として熱可塑性樹脂を用いた場合には、光拡散領域として気泡を用いても良い。
熱可塑性樹脂の内部に形成された気泡の内部表面が光の乱反射を生じさせ、光拡散粒子を分散させた場合と同等以上の光拡散機能を発現させることができる。そのため、拡散板25の膜厚をより薄くすることが可能となる。
このような拡散板25として、白色PETや白色PPなどを挙げることができる。白色PETは、PETと相溶性のない樹脂や酸化チタン(TiO)、硫酸化バリウム(BaSO)、炭酸カルシウムのようなフィラーをPETに分散させた後、該PETを2軸延伸法で延伸することにより、該フィラーの周りに気泡を発生させて形成する。
なお、熱可塑性樹脂からなる拡散板25は、少なくとも1軸方向に延伸されてなればよい。少なくとも1軸方向に延伸させれば、フィラーの周りに気泡を発生させることができるためである。
熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン−2、6−ナフレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、シクロヘキサンジメタノール共重合ポリエステル樹脂、イソフタル酸共重合ポリエステル樹脂、スポログリコール共重合ポリエステル樹脂、フルオレン共重合ポリエステル樹脂等のポリエステル系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、脂環式オレフィン共重合樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリアミド、ポリエーテル、ポリエステルアミド、ポリエーテルエステル、ポリ塩化ビニル、シクロオレフィンポリマー、およびこれらを成分とする共重合体、またこれら樹脂の混合物などを用いることができ、特に制限されることはない。
光拡散領域として気泡を用いた場合には、拡散板25の厚さが25〜500μmであることが好ましい。
拡散板25の厚さが25μm未満の場合には、シートのこしが不足し、製造工程やディスプレイ内でしわを発生しやすくなるので好ましくない。また、拡散板25の厚さが500μmを超える場合には、光学性能についてはとくに問題ないが、剛性が増すためロール状に加工しにくい、スリットが容易にできないなど、従来の拡散板と比較して得られる薄さの利点が少なくなるので好ましくない。
レンズシート1の厚みに関しては光学特性への影響よりはむしろ製造プロセス或は要求されるレンズシート1の物理特性等により決められる。
例えば、UV成形により第1のレンズアレイ3、第2のレンズアレイ5及び突起部29を形成した場合、その支持基材フィルムの基材厚さTは、50um以下だとシワが出てしまうので、50μm<Tである必要がある。
さらにまた使用するバックライト・ユニットやディスプレイ装置のサイズによりその基材厚みは変化する。例えば、対角37インチサイズ以上のディスプレイ装置では基材厚さTは0.05mmから3mmが望ましい。
突起部29は一定のピッチで配列されても良い。ただしこの場合、第1のレンズアレイ3及び第2のレンズアレイ5の配列との間にモアレ干渉縞が生じる場合がある。従って、第1のレンズアレイ3及び第2のレンズアレイ5とは配列方向が平行にならないよう構成することが望ましい。そのバイアス角度としては30度以下の範囲であることが望ましい。
突起部29は一定のピッチで配列され、一部をランダムに削除することで、見かけ上、ランダム配置とすることが可能である。または、配列ピッチを直接的にランダムにしても良い。そうすることで、第1のレンズアレイ3及び第2のレンズアレイ5との間にモアレ干渉縞が生じることを抑えることが出来る。
また一般にディスプレイも周期的な画素構造をもつものが多く、そのため、それぞれの周期構造同士のモアレ、3つ以上の周期構造で発生する2次モアレなどの高次のモアレが生じ見た目を損なう欠点が生じる。そこでレンズシート1のレンチキュラー方向を、画像表示素子35の周期構造の方向から30度以下の範囲でずれていてもよい。これにより、画像表示素子35の周期的な画素構造の横或は縦の構造との間で生じるモアレを防止することができる。
上述のモアレを防ぐ方法として、第1のレンズアレイ3及び第2のレンズアレイ5を蛇行させることによっても上述のモアレを防ぐことが可能である。
またモアレを防ぐ別の方法として、第1のレンズアレイ3及び第2のレンズアレイ5のレンズピッチをランダムとする方法もある。この場合、レンズの高さとピッチを変えてランダムとする方法とレンズの高さを変えずにピッチのみをランダムとする方法、そして前記プリズムレンズのシフト量Δをランダムとする方法があるが、外観上におけるムラの観点からレンズの高さを変えないランダムにする方法が望ましく、またその場合のランダム率(標準ピッチに対するピッチの増減率)は20%以下が望ましく、更に望ましくは10%以下が望ましい。
上述のような第1のレンズアレイ3、第2のレンズアレイ5及び突起部29は、透光性基材17上にUVや放射線硬化樹脂を用いて成形されるか、またはPET(ポリエチレンテレフタレート)、PC(ポリカーボネート)、PMMA(ポリメチルメタクリレート)、COP(シクロオレフィンポリマー)、PAN(ポリアクリロニトリル共重合体)、AS(アクリロニトリルスチレン共重合体)等を用いて、当該技術分野では良く知られている押し出し成形法、射出成型法、あるいは熱プレス成型法によって形成する。
このようにして作製されたレンズシート1の突起部29の表面には、例えば白色顔料からなる光反射層を付与してもよい。ここで白色顔料としては、酸化チタンや酸化アルミニウム、硫酸バリウム等が挙げられ、印刷法などによって形成する。
図1に示すように、本発明の実施形態であるディスプレイ装置70は、画像表示素子35とバックライトユニット55とから構成されている。
画像表示素子35は、2枚の偏光板(偏光フィルム)31、33と、その間に狭持された液晶パネル32とからなる。液晶パネル32は、たとえば、2枚のガラス基板の間に液晶層が充填されて構成されている。
バックライトユニット55から出射された光Kは、偏光フィルター33を介して液晶部32に入射され、偏光フィルター31を介して観察者側Fに出射される。
画像表示素子35は、画素単位で光を透過/遮光して画像を表示する素子であることが好ましい。画素単位で光を透過/遮光して画像を表示するものであれば、光学シート52により、観察者側Fへの輝度が向上され、光強度の視角度依存性が低減され、さらに、ランプイメージが低減された光を有効に利用して、画像品位の高い画像を表示させることができる。
画像表示素子35は、液晶表示素子であることが好ましい。液晶表示素子は、画素単位で光を透過/遮光して画像を表示する代表的な素子であり、他の表示素子に比べて、画像品位を高くすることができるとともに、製造コストを低減することができる。
なお、本発明の実施形態であるディスプレイ装置70に、拡散フィルム、プリズムシート、偏光分離反射シートなどを配置してもよい。そうすることにより、画像品位をより向上させることができる。
本発明の実施形態であるディスプレイ装置70は、先に記載の光学シート52により集光・拡散特性を向上させた光Kを利用する構成なので、観察者側Fの輝度を向上させ、光強度の視角方向の分布を滑らかにするとともに、ランプイメージを低減した画像を画像表示素子35に表示することができる。
本発明の実施形態であるディスプレイ装置70は、画素単位での透過/遮光に応じて表示画像を規定する画像表示素子35で、先に記載のバックライトユニット55により集光・拡散特性を向上させた光Kを利用する構成なので、観察者側Fの輝度を向上させ、光強度の視角方向の分布を滑らかにするとともに、ランプイメージを低減した画像を得ることができる。
本発明の実施形態であるディスプレイ装置70は、画像表示素子35が液晶表示素子であり、先に記載のバックライトユニット55により集光・拡散特性を向上させた光Kを利用する構成なので、観察者側Fの輝度を向上させ、光強度の視角方向の分布を滑らかにするとともに、ランプイメージを低減した画像を得ることができる。
ここまで、本発明のレンズシート1、それを用いた光学シート52を液晶装置に用いた場合について説明してきたがこれに限らず、背面投射型スクリーン、太陽電池、有機又は無機EL、照明装置など、光路制御を行うものであれば、いずれのものにも使用することができる。
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。尚、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
ポリカーボネイトを用いて基材17の厚みを250umとしてレンズシート1を押出成形法により作製した。第1のレンズアレイ3を、頂角が90度、レンズピッチを100μm、頂部3aの幅Lを20μmの台形プリズムとした。第2のレンズアレイ5を、頂角が90度、レンズピッチを25μmの三角プリズムとし、第1のレンズアレイ3と第2のレンズアレイ5とのなす角度は90度とした。
ポリカーボネイトを用いて基材17の厚みを250umとしてレンズシート1を押出成形法により作製した。第1のレンズアレイ3を、頂角が85度、レンズピッチを100μm、頂部3aの幅Lを50μmの台形プリズムとした。第2のレンズアレイ5を、頂角が90度、レンズピッチを25μmの三角プリズムとし、第1のレンズアレイ3と第2のレンズアレイ5とのなす角度は90度とした。
ポリカーボネイトを用いて基材17の厚みを250umとしてレンズシート1を押出成形法により作製した。第1のレンズアレイ3を、頂角が85度、レンズピッチを100μm、頂部3aの幅Lを50μmの台形プリズムとした。第2のレンズアレイ5を、頂角が90度、レンズピッチを34.5μmの三角プリズムとし、第1のレンズアレイ3と第2のレンズアレイ5とのなす角度は75度とした。
比較例1
ポリカーボネイトを用いて基材17の厚みを250umとして、頂角が90度、50μmの三角プリズム形状のレンズシート1を押出成形法により作製した。
まずは実施例1で作製したレンズシート1と、比較例1で作製したレンズシートとをバックライト55に配置し、その配光分布を測定した。バックライト55の構成は、反射板43の観察者側FにCCFL41が配置され、その上(観察者側F)に拡散板25、レンズシート1という順番で配置した。実施例1のレンズシート1は、第1のレンズアレイ3の配列方向をVe方向として配置した。測定結果を図17に示す。
図17(a)に示されるように、実施例1のレンズシート1はサイドローブが生じず、また図17(b)に示される比較例1に比べて正面方向(観察者側F)の輝度が上昇した。
次に実施例1〜3で作製したレンズシート1と比較例1で作製したレンズシートとを、バックライト55に配置し、その正面輝度と最大傾斜率を測定した。バックライト55の構成は、反射板43の観察者側FにCCFL41が配置され、その上(観察者側F)に拡散板25、レンズシート1という順番で配置した。実施例1のレンズシート1は、第1のレンズアレイ3の配列方向をVe方向として配置した。実施例2のレンズシート1は、第1のレンズアレイ3の配列方向をHo方向として配置した。実施例3のレンズシート1は第1のレンズアレイ3の配列方向をHo方向としたシートと、第1のレンズアレイ3の配列方向をVe方向としたフィルムとを2枚重ねた。測定結果を表1に示す。
Figure 0004380795
表1に示されるように、実施例1〜2と比較例1の正面輝度はほとんど差が無く、最大傾斜率は、実施例1〜2は比較例1に比べて良好なことが分かる。また、実施例3は正面輝度が非常に高く、また2枚重ねてもモアレは生じなかった。
実施例1で作製したレンズシート1の裏面に、2段の円柱状突起部を形成し、平面部102に近い1段目の円柱半径を40um、高さを30um、2段目の円柱半径を20um、高さを15umとして,200umのピッチで配列した。また第1のレンズアレイ3の配列と突起部4の配列方向とのなす角度を15度とした。
作製したレンズシート1を粘着材にて市販のPC樹脂製拡散板と積層一体化し、液晶TVの画素と第1のレンズアレイ3とのなす角度が15度となるようにセットした結果、バックライトの熱によっても剥れが生じず、モアレの生じない液晶TVが得られた。
本発明の実施形態であるディスプレイ装置の断面模式図である。 本発明の実施形態であるレンズシートの斜視図である。 (a)本発明の実施形態であるレンズシートの断面図である。 (b)本発明の実施形態であるレンズシートの断面図である。 (c)本発明の実施形態であるレンズシートの平面図である。 (a)従来のプリズムの配光特性図である。 (b)本発明の実施形態であるレンズシートの配光特性図である。 (a)本発明の実施形態であるレンズシートの輝度変化図である。 (b)本発明の実施形態であるレンズシートの半値角変化図である。 (a)本発明の実施形態であるレンズシートの最大傾斜率α(Ve)である。 (b)本発明の実施形態であるレンズシートの最大傾斜率α(Ho)である。 (a)本発明の実施形態であるレンズシートの最大傾斜率α(Ve)である。 (b)本発明の実施形態であるレンズシートの最大傾斜率α(Ho)である。 本発明の実施形態であるレンズシートの輝度変化図である。 (a)本発明の実施形態であるレンズシートの斜視図である。 (b)本発明の実施形態であるレンズシートの斜視図である。 本発明の実施形態であるレンズシートの型を説明する図である。 本発明の実施形態であるディスプレイ装置の断面模式図である。 本発明の実施形態である光学シートを構成するレンズシートである。 (a)本発明の実施の形態に関わる突起部形状の一例を説明する図である。 (b)本発明の実施の形態に関わる突起部形状の一例を説明する図である。 (c)本発明の実施の形態に関わる突起部形状の一例を説明する図である。 (d)本発明の実施の形態に関わる突起部形状の一例を説明する図である。 (e)本発明の実施の形態に関わる突起部形状の一例を説明する図である。 (f)本発明の実施の形態に関わる突起部形状の一例を説明する図である。 (g)本発明の実施の形態に関わる突起部形状の一例を説明する図である。 (h)本発明の実施の形態に関わる突起部形状の一例を説明する図である。 (i)本発明の実施の形態に関わる突起部形状の一例を説明する図である。 BEFの配置の一例を示す断面模式図である。 BEFの斜視図である。 光強度と視野方向に対する角度との関係を示すグラフである。 本発明の実施例と比較例の配光特性図である。
符号の説明
A…BEFの光強度分布、B…光学フィルムの光強度分布、H、K…光、L…第1のレンズアレイの頂部の幅、P…第1のレンズアレイのピッチ、Q…第2のレンズアレイのピッチ、F、F’…観察者側、X…平面視方向、Va…配光特性の谷間、Ve…画像表示装置垂直方向、Ho…画像表示装置水平方向、α…最大傾斜率、1…レンズシート、2…レンズシート、3…第1のレンズアレイ、3a…第1のレンズアレイの頂部、3b…第1のレンズアレイの傾斜面、4…第1レンズアレイ型部、5…第2のレンズアレイ、5a…第2のレンズアレイの頂部、6…第2レンズアレイ型部、17…光透過基材、17a…観察者と反対側の面、17b…観察者側の面、20…固定層、25…拡散板、29…突起部、31、33…偏光板、32…液晶パネル、35…画像表示素子、41…光源、43…反射板(反射フィルム)、52…光学シート、55…バックライトユニット、70…ディスプレイ装置、100…空気層、102…平面部、182…拡散フィルム、184…光拡散フィルム、185…BEF、186…透明部材、187…単位プリズム。

Claims (8)

  1. 透光性の基材の一方の面に、
    第一レンズアレイとして、頂角が70度〜110度に設定された台形プリズムアレイが配置され、
    前記台形プリズムアレイの頂部には、
    第二レンズアレイとして、頂角が70度〜110度に設定された三角プリズムアレイが、
    交差角70度〜110度の範囲で配置されてなり、
    前記台形プリズムアレイのレンズ高さに比べ、前記三角プリズムアレイの高さが低く設定されてなり、前記台形プリズムアレイの頂部と、前記三角プリズムアレイの頂部とが一致してなることを特徴とするレンズシート。
  2. 前記台形プリズムアレイのピッチをPとし、
    前記三角プリズムアレイのピッチをQとしたとき、その比が、以下の[数1]で設定さ
    れてなることを特徴とする請求項1に記載のレンズシート。
    Figure 0004380795
  3. 前記台形プリズムアレイが延在する方向がVe、配列される方向がHoであるとき、
    前記台形プリズムアレイの頂角θ1、及び前記三角プリズムアレイの頂角θ2が以下の[数2]の関係を満たすことを特徴とする請求項1〜2に記載のレンズシート。
    Figure 0004380795
  4. 前記台形プリズムアレイが延在する方向がHo、配列される方向がVeであるとき、
    前記台形プリズムアレイの頂角θ1、及び前記三角プリズムアレイの頂角θ2が以下の[数3]の関係を満たすことを特徴とする請求項1〜2に記載のレンズシート。
    Figure 0004380795
  5. 前記台形プリズムアレイが延在する方向がVe、配列される方向がHoであるとき、
    前記台形プリズムアレイの頂部の幅をL、ピッチをPとしたとき、その比が、以下の[数4]の関係を満たすことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のレン
    ズシート。
    Figure 0004380795
  6. 前記台形プリズムアレイが延在する方向がHo、配列される方向がVeであるとき、
    前記台形プリズムアレイの頂部の幅をL、ピッチをPとしたとき、その比が、以下の[数5]の関係を満たすことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のレン
    ズシート。
    Figure 0004380795
  7. 表示画像を規定する画像表示素子と、
    前記画像表示素子の背面に、光源と、光源から発せられた光を入射し、入射した光を拡散させることで光量むらを低減させ、拡散光を射出する拡散板と、請求項1〜6の何れか1項に記載のレンズシートを少なくとも備えることを特徴とするディスプレイ用バックライトユニット。
  8. 画素単位での透過/遮光に応じて表示画像を規定する画像表示素子と、
    前記画像表示素子の背面に請求項7に記載のディスプレイ用バックライトユニットを備えることを特徴とする表示装置。
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