JP4380557B2 - プロジェクタ、チャート画像の表示方法及びプログラム - Google Patents

プロジェクタ、チャート画像の表示方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4380557B2
JP4380557B2 JP2005038262A JP2005038262A JP4380557B2 JP 4380557 B2 JP4380557 B2 JP 4380557B2 JP 2005038262 A JP2005038262 A JP 2005038262A JP 2005038262 A JP2005038262 A JP 2005038262A JP 4380557 B2 JP4380557 B2 JP 4380557B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
projection
distance
chart
chart image
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005038262A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006229358A (ja
Inventor
秀昭 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2005038262A priority Critical patent/JP4380557B2/ja
Priority to US11/353,401 priority patent/US7600875B2/en
Publication of JP2006229358A publication Critical patent/JP2006229358A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4380557B2 publication Critical patent/JP4380557B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3179Video signal processing therefor
    • H04N9/3185Geometric adjustment, e.g. keystone or convergence
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/14Details
    • G03B21/147Optical correction of image distortions, e.g. keystone
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/14Details
    • G03B21/26Projecting separately subsidiary matter simultaneously with main image
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/74Projection arrangements for image reproduction, e.g. using eidophor

Description

本発明は、プロジェクタ、チャート画像の表示方法及びプログラムに関するものである。
プロジェクタは、スクリーンに画像を投影するものであり、入力された映像に、文字、図形等のような異なる画像を重ね合わせて、この映像をスクリーンに投影するようにしたものもある(例えば、特許文献2参照)。
また、鮮明な画像をスクリーンに投影するため、スクリーンまでの距離を測定して、フォーカス制御を行うプロジェクタがある。このようなプロジェクタとして、パッシブ型のオートフォーカスユニット(AFユニット)を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。このAFユニットは、2つのラインセンサを有する位相差センサを備えている。
このプロジェクタは、図21(a)に示すように、スクリーンS11に、距離測定用のチャート画像Hgを投影する。位相差センサは、光を受光する視野範囲Sp_11を設定して、このチャート画像Hgの光を受光し、チャート画像Hgの位相差データを取得する。プロジェクタは、この位相差データに基づいて、スクリーンS11までの距離を測定する。
このチャート画像Hgを、図21(b)に示すように、入力された映像Igに重ね合わせることにより、例えば、一定周期で、あるいは、振動を検知したときだけ、フォーカス制御を行って、鮮明な画像を自動的にスクリーンS11に投影することができる。ただし、この場合の振動の検知は、ユーザーによるプロジェクタ本体の移動などで生じるプロジェクタからスクリーンS11までの距離の変化を予見する一手段である。
特開2003−153135号公報(第3頁、図5) 特許第3120526号明細書(第2−3頁、図4,5)
しかし、ユーザの指示がないにもかかわらず、このようなチャート画像Hgが映像Igに重なって投影されると、ユーザには違和感を与えることになる。チャート画像Hgが小さければ支障はないものの、図21(b)に示すように、映像Igを大きく覆ってしまうと大きな妨げになる。従って、このチャート画像Hgをできるだけ小さく表示する必要がある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、チャート画像を小さく表示することが可能なプロジェクタ、チャート画像の表示方法及びプログラムを提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るプロジェクタは、
投影面に画像を投影するプロジェクタにおいて、
前記投影面までの距離測定用の模様を有するチャート画像を生成するチャート画像生成部と、
前記チャート画像生成部が生成したチャート画像の信号を投影光に変換して、前記投影面にチャート画像を投影する投影部と、
前記投影面からの光を受光する視野範囲としての測距領域を有し、前記投影面に投影された前記チャート画像からの光を前記測距領域を通して受光して、前記チャート画像が受光面に結像したときの前記投影面までの距離に関するセンサデータを取得する測距センサと、
少なくとも投影画角や投影距離に応じて変化する前記測距センサの前記投影面における測距領域を判別し、判別した前記測距領域に対応する前記チャート画像の前記投影面における表示位置及び表示サイズを指定するチャート表示情報を前記チャート画像生成部に供給する制御部と、を備えたことを特徴とする。
前記制御部は、
前記投影部の投影画角情報を取得し、前記投影部の投影画角と前記測距センサの前記投影面における測距領域との予め設定された関係に従い、前記取得した投影画角情報に基づいて前記測距センサの前記投影面における測距領域を判別し、判別した前記測距領域に対応する前記チャート画像の表示位置及び表示サイズを設定し、設定した表示位置及び表示サイズを指定するチャート表示情報を前記チャート画像生成部に供給するようにしてもよい。
前記投影部の投影画角と前記測距センサの前記投影面における測距領域との予め設定された関係に従って設定される前記投影部の投影画角と前記チャート画像の表示位置及び表示サイズとの関係情報を記憶する記憶部を備え、
前記制御部は、前記記憶部が記憶する前記関係情報を参照することにより、取得した前記投影部の投影画角情報に基づいて前記チャート画像の表示位置及び表示サイズを設定するようにしてもよい。
互いに異なる測距領域を有する前記複数の測距センサを備え、
前記制御部は、前記複数の測距センサのうち、前記投影面までの距離を測定するための少なくとも1つの測距センサを指定し、指定した測距センサの前記投影面における測距領域に対応させて前記チャート画像の表示位置及び表示サイズを設定し、前記表示位置及び表示サイズを指定するチャート表示情報を前記チャート画像生成部に供給し、前記指定した測距センサから取得したセンサデータに基づいて前記投影面までの距離情報を取得し、取得した距離情報に基づいて前記投影部の位置を制御して焦点合わせを行うようにしてもよい。
前記制御部は、前記投影面までの距離と前記測距センサの前記投影面における測距領域との予め設定された関係に従い、取得した前記投影面までの距離情報に基づいて前記測距センサの前記投影面における測距領域を判別し、判別した前記測距領域に対応する前記チャート画像の表示位置及び表示サイズを設定し、設定した表示位置及び表示サイズを指定するチャート表示情報を前記チャート画像生成部に供給するようにしてもよい。
前記投影面までの距離と前記測距センサの前記投影面における測距領域との予め設定された関係に従って設定される前記投影面までの距離と前記チャート画像の表示位置及び表示サイズとの関係情報を記憶する記憶部を備え、
前記制御部は、前記記憶部が記憶する前記関係情報を参照し、取得した前記投影面までの距離情報に基づいて前記チャート画像の表示位置及び表示サイズを設定するようにしてもよい。
前記投影面の傾斜角度の情報に基づいて、台形補正として前記投影面上の画像の歪みを補正する台形補正部を備え、
前記制御部は、前記投影面上の傾斜角度を取得する方向に少なくとも2つの測距点を設定し、前記複数の測距センサのなかから、前記設定した測距点を前記測距領域に含む測距センサを指定し、前記チャート画像の表示位置及び表示サイズを、前記設定した測距点に基づいて設定し、前記設定したチャート画像の表示位置及び表示サイズを指定するチャート表示情報を前記チャート画像生成部に供給するとともに、前記指定した測距センサが前記各測距点毎に得た複数のセンサデータを、前記指定した測距センサから取得し、複数のセンサデータに基づいて、それぞれの測距点までの距離情報を取得し、取得した複数の距離情報に基づいて前記投影面の傾斜角度を取得し、取得した傾斜角度を前記台形補正部に供給するようにしてもよい。
前記制御部は、前記複数の測距センサから少なくとも2つの測距センサを指定し、前記指定した複数の測距センサの各測距領域にそれぞれ対応するように、前記チャート画像の表示位置及び各表示サイズを設定し、設定した表示位置及び表示サイズを指定するチャート表示情報を前記チャート画像生成部に供給するようにしてもよい。
前記制御部は、フォーカス制御用の前記チャート画像の表示サイズを、前記台形補正用のチャート画像の表示サイズよりも小さくなるように設定するようにしてもよい。
前記制御部は、前記測距センサの測距領域に前記投影部の取付位置の誤差と前記測距センサの測距領域の誤差も含めて、前記チャート画像の表示位置及び表示サイズを設定するようにしてもよい。
前記チャート画像信号生成部が生成したチャート画像と入力された映像とを重ね合わせて、重ね合わせた画像信号を前記投影部に供給する画像信号合成部を備え、
前記投影部は、前記画像信号合成部から供給された画像信号を前記投影面に投影するようにしてもよい。
本発明の第2の観点に係るプロジェクタは、
投影面に画像を投影するプロジェクタにおいて、
前記投影面までの距離測定用の模様を有するチャート画像を生成するチャート画像生成部と、
前記チャート画像生成部が生成したチャート画像の信号を投影光に変換して、前記投影面にチャート画像を投影する投影部と、
前記投影面からの光を受光する視野範囲としての測距領域を有し、前記投影面に投影された前記チャート画像からの光を前記測距領域を通して受光し、前記チャート画像が受光面に結像したときの前記投影面までの距離に関するセンサデータを取得する測距センサと、
少なくとも投影画角や投影距離に応じて変化する前記測距センサの前記投影面における測距領域を判別し、判別した前記測距領域と、前記チャート画像の前記投影面における表示位置及び表示サイズとが対応するように、前記測距センサの測距領域を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
前記測距センサは、複数の受光部が間隔をもって配置され、前記投影面に投影された前記チャート画像からの反射光を前記測距領域を通して前記複数の受光部の受光面で受光して、平行光を受光したときの前記受光面上の結像位置と前記チャート画像の反射光を受光したときの前記受光面上の結像位置との各ずれ量の和を、位相差を示すセンサデータとして取得する位相差センサからなるものであってもよい。
本発明の第3の観点に係るチャート画像の表示方法は、
映像を投影する投影面までの距離測定用の模様を有して前記投影面に投影されるチャート画像の表示方法であって、
前記投影面に投影されたチャート画像の光を受光して前記投影面までの距離に関するセンサデータを取得する測距センサの少なくとも投影画角や投影距離に応じて変化する視野範囲としての測距領域を判別するステップと、
判別した前記測距領域に対応するように前記チャート画像の表示位置及び表示サイズを設定するステップと、
前記設定した表示位置に、設定した表示サイズの前記チャート画像を前記投影面に投影するステップと、を備えたことを特徴とする。
本発明の第4の観点に係るプログラムは、
コンピュータに、
映像を投影する投影面までの距離を測定するために前記投影面から光を受光して、前記投影面までの距離に関するセンサデータを取得する測距センサの少なくとも投影画角や投影距離に応じて変化する視野範囲としての測距領域を判別する手順、
前記投影面までの距離測定用の模様を有するチャート画像の表示位置及び表示サイズを、判別した前記測距センサの測距領域に対応するように設定する手順、
前記設定した表示位置に、設定した表示サイズの前記チャート画像を前記投影面に投影する手順、
を実行させるためのものである。
本発明によれば、チャート画像を小さく表示することができる。
以下、本発明の実施形態に係るプロジェクタを図面を参照して説明する。
本実施形態に係るプロジェクタの構成を図1に示す。
本実施形態に係るプロジェクタ1は、スケーラ11と、台形補正回路12と、チャート生成回路13と、スーパーインポーズ回路14と、表示デバイス15と、投影レンズ16と、光学メカ部17と、センサ部18と、ROM20と、RAM21と、CPU22と、を備える。
スケーラ11は、入力された映像信号のスケーリングを行うものである。
台形補正回路12は、スケーラ11がスケーリングを行った映像信号に対して、台形補正を行うものである。
台形補正回路12は、以下のように台形補正を行う。図2(a)に示すような四角形a0、b0、c0、d0の形状を有する映像が供給されて、データの補正がされずに、投影面としてのスクリーン2に投影された映像が、スクリーンSの傾斜により、図2(b)に示すような四角形a1,b1、c1,d1のものになったとする。
この場合、台形補正回路12は、四角形a1,b1、c1,d1の中から、四角形p1,q1,r1、s1を切り取る。台形補正回路12は、切り取った四角形p1,q1,r1,s1を逆変換して、図2(c)に示すような逆変換像p2,q2,r2,s2を生成する。この逆変換像p2,q2,r2,s2がスクリーン2に投影されて、歪みのない投影像がスクリーン2上に結像する。
台形補正回路12は、CPU22からスクリーンSの傾斜角度θh、θvの情報が供給されて、このように、スクリーンS面上の画像の歪みを補正する台形補正を行う。傾斜角度θhは、プロジェクタ1が投光する投影光の光軸に対し、スクリーンSの水平方向の傾斜角度であり、傾斜角度θvは、スクリーンSの垂直方向の傾斜角度である。
チャート生成回路13は、水平チャートHc、垂直チャートVcのチャート画像信号を生成するものである。水平チャートHc、垂直チャートVcは、ともにスクリーンSまでの距離を測定するためにスクリーンSに投影されるものであり、それぞれ、図3(a)に示すような、ピッチHpitchの白黒模様、図3(b)に示すようなピッチVpitchの白黒模様を有している。チャート生成回路13は、この水平チャートHcと垂直チャートVcとを予め記憶する。
また、チャート生成回路13は、CPU22からチャート表示情報が供給されて、フォーカス制御用、台形補正用のチャートを生成する。このチャート表示情報は、チャートの表示の有無、種類、表示位置、表示サイズ等を指定する情報である。
チャートの表示の有無は、チャートを表示するか否かを指定する情報である。種類は、投影するチャートが水平チャートHcか垂直チャートVcかを指定する情報である。表示位置は、スクリーンSにおけるチャートの表示位置を指定する情報である。表示サイズは、投影するチャートの表示サイズを指定する情報である。
チャート表示情報がチャート画像の表示有りを示す場合、チャート生成回路13は、供給されたチャート表示情報に基づいて、水平チャートHc、垂直チャートVcの少なくとも一方を選択する。チャート生成回路13は、CPU22から供給されたチャート表示情報に基づいて表示位置と表示サイズとが設定されたチャート画像信号を生成する。そして、チャート生成回路13は、生成したチャート画像信号をスーパーインポーズ回路14に出力する。
スーパーインポーズ回路14は、台形補正回路12から出力された映像信号とチャート生成回路13が生成したチャート画像信号とを重ね合わせ、重ね合わせた映像信号を表示デバイス15に供給するものである。
表示デバイス15は、空間光変調器等を備え、スーパーインポーズ回路14が生成した映像信号を投影光に変換して、画像をスクリーンSに投影するものである。表示デバイス15は、供給された映像信号に含まれる水平チャートHc,垂直チャートVcのチャート画像を、設定された表示位置に、設定された表示サイズでスクリーンSに投影する。
投影レンズ16は、表示デバイス15が変換した投影光による像をスクリーンSの面に結像させるためのレンズである。
光学メカ部17は、スクリーンSに像が結像するように投影レンズ16の位置を制御するものである。光学メカ部17は、CPU22から、プロジェクタ1とスクリーンSとの間の距離情報が供給され、この距離情報に基づいてスクリーンSに像が結像するように投影レンズ16の位置を制御する。
また、プロジェクタ1は、ズーム機構を備えており、光学メカ部17は、ズーム制御を行う。この場合、光学メカ部17は、図4に示すように、プロジェクタ1の光軸C0と投影画像Gの底辺の中心線Cgとを合わせるようにズーム制御を行う。広角側では、投影画像Gの画角は大きく、望遠側では、画角は小さくなる。光学メカ部17は、この投影レンズ16の画角情報(ズーム情報)をCPU22に出力する。
センサ部18は、位相差センサ18hと位相差センサ18vとからなる。位相差センサ18h,18vは、スクリーンSに投影されたチャート画像からの光を受光して、受光した光に基づいて、それぞれ、水平方向、垂直方向の位相差データを取得するものである。
位相差センサ18h、18vは、図5(a)に示すように、レンズ31a,31bと、フォトセンサアレイ32a,32bと、を備える。
位相差センサ18hのレンズ31aとレンズ31b、フォトセンサアレイ32aとフォトセンサアレイ32bとは、水平方向に配置される。また、位相差センサ18vのレンズ31aとレンズ31b、フォトセンサアレイ32aとフォトセンサアレイ32bとは、垂直方向に配置される。
レンズ31a,31bは、それぞれ、被写体33をフォトセンサアレイ32a,32bの検出面上に結像させるためのものであり、間隔bをもって配置される。C1,C2は、レンズ31a,31bのそれぞれの中心線である。中心線C1,C2は、レンズ31a,31bに対して無限大の位置に存在する被写体33からの光線と一致し、互いに平行になる。
フォトセンサアレイ32a,32bは、光の受光面を有する受光部であり、それぞれ、受光面で結像した被写体33の像を検出して、その検出信号を電気信号として出力するものである。フォトセンサアレイ32a,32bは、それぞれ、複数のフォトセンサが配列されることにより構成される。それぞれの複数のフォトセンサは、図5(b)に示すように、中心線C1,C2に対して垂直な直線Cx上に配列される。レンズ31aとフォトセンサアレイ32a、レンズ31bとフォトセンサアレイ32bは、間隔fをもって配置される。
フォトセンサアレイ32a,32bには、それぞれ、被写体33の映像データ列L0、R0が形成される。被写体33がレンズ31a,31bに対して無限大の位置よりも近い位置に配置されると、映像データ列L0、R0に位相差(x1+x2)が生じる。
位相差センサ18h、18vは、例えば、フォトセンサアレイ32b上のデータ列R1をシフトしつつ、フォトセンサアレイ32aのデータ列L1とデータ列R1との相関値を求める。そして、位相差センサ18h、18vは、相関値が極大となるずれ(シフト)量を、中心線C1,C2からの位相差(x1+x2)として取得する。レンズ31a,31bと被写体33との間の距離Lは、位相差(x1+x2)と間隔b、fとに基づいて求められる。
被写体33をスクリーンSに投影されたチャート画像とすることにより、位相差センサ18h、18vは、センサデータとして、プロジェクタ1とスクリーンSとの間の距離に関する位相差データを取得する。
スクリーンSの水平方向の傾斜角度θhを測定する場合、図6(a)に示すように、位相差センサ18hは、水平チャートHcのチャート画像に対して、2つの測距ウィンドウWR、WLを設定する。
図中、S1で示す面が、位相差センサ18hの中心線C3に垂直の理想スクリーン面であり、θsがこの理想スクリーンS1の面に対するスクリーンSの面の傾斜角度である。R,Lは、それぞれ、位相差センサ18hと測距ウィンドウWR、WL内の中心の点P1,P2との間の距離を示す。また、角度θwは、位相差センサ18hの中心線C3と中心点P1、P2とのそれぞれの間の角度を示す。
被写体33をチャート画像とした場合に位相差センサ18hがスクリーンS上の測距ウィンドウWRからの反射光を受光すると、フォトセンサアレイ32a,32bに形成されるデータ列L0,R0は、それぞれ、図6(b)に示すような波形を有する。位相差センサ18hは、前述のように、このデータ列L0,R0に基づいて、点P1までの距離に対応した位相差データを取得する。
同様に、位相差センサ18hがスクリーンS上の測距ウィンドウWLからの反射光を受光すると、フォトセンサアレイ32a,32bには、それぞれ、図6(b)に示すような波形の映像データが形成される。位相差センサ18hは、この映像データに基づいて、点P2までの距離に対応した水平方向の位相差データを取得する。
位相差センサ18hは、取得した位相差データをCPU22に供給する。位相差センサ18vも、位相差センサ18hと同様に動作して、取得した垂直方向の位相差データをCPU22に供給する。
位相差センサ18h,18vは、図7に示すように、視野角θx,θyを有する。視野角θxは、それぞれ、フォトセンサアレイ32a,32bの複数のフォトセンサの配列方向の視野角であり、約12度である。視野角θyは、この配列方向と直角方向の視野角であり、0.6度である。位相差センサ18h,18vは、それぞれ、このような視野角θx,θyを有することにより、スクリーンS上に視野範囲が形成され、スクリーンS上のチャート画像から視野範囲を通して光を受光する。
また、位相差センサ18h、18vは、図8(a)に示すように、投影レンズ16の近傍に、それぞれの中心線Ch,Cvが直交するように配置される。尚、図8(b)に示すように、位相差センサ18h,18vのプロジェクタ1の光軸C0に対する仰角をθpとする。但し、仰角θpは、正の値だけでなく、負の値であってもよいし、また、0であってもよい。このように、位相差センサ18h,18vは、互いに異なる視野範囲を有している。
操作部19は、データ、指令等の操作情報を入力するためのものであり、データを入力するためのテンキー、オートフォーカス、自動台形補正等を指示するための操作キー等を備える。操作部19は、操作情報を取得すると、取得した操作情報をCPU22に供給する。
ROM20は、CPU22が実行するプログラム、テーブルデータを記憶するものである。ROM20は、テーブルデータとして、図9(a)〜(c)に示すような、テーブルT1,T2,T3のデータを記憶する。
テーブルT1〜T3は、表示デバイス15の画角、スクリーンSまでの距離とスクリーンSにおけるセンサ部18の視野範囲との予め設定された関係に従って設定されたものである。
即ち、位相差センサ18h、18vは、前述のように、視野角θx,θyを有し、また、配置位置は、投影レンズ16の近傍であって、光軸C0とは離れているため、図10に示すように、投影領域Sp_1における位相差センサ18h、18vの視野範囲Sp_H,Sp_Vは、画角によって変化する。
また、図11に示すように、投影領域Sp_1における位相差センサ18h、18vの視野範囲Sp_H,Sp_Vは、プロジェクタ1とスクリーンSとの距離によっても変化する。
このため、テーブルT1〜T3は、このセンサ部18の視野範囲とチャート生成回路13が生成するチャート画像の表示位置及び表示サイズとが対応するように予め設定されたものである。
尚、図10(a)〜(c)は、それぞれ、画角α_wide(画角大)、α_mid(画角中)、α_tele(画角小)の場合の投影領域Sp_1における位相差センサ18hの視野範囲Sp_Hを示す。また、図10(d)〜(f)は、それぞれ、画角α_wide、α_mid、α_teleの場合の投影領域Sp_1における位相差センサ18vの視野範囲Sp_Vを示す。このように、本実施形態では、画角を画角α_wide、α_mid、α_teleの3つの画角範囲に区分するものとする。
また、図11(a)〜(c)は、それぞれ、近距離L_near、中距離L_mid、遠距離L_longの場合の投影領域Sp_1における位相差センサ18hの視野範囲Sp_Hを示す。また、図11(d)〜(f)は、それぞれ、近距離L_near、中距離L_mid、遠距離L_longの場合の投影領域Sp_1における位相差センサ18vの視野範囲Sp_Vを示す。このように、本実施形態では、距離を近距離L_near、中距離L_mid、遠距離L_longの3つの距離範囲に区分するものとする。
テーブルT1は、チャート表示情報を示すテーブルである。図9(a)に示すように、チャートの有無については、フォーカス制御、台形補正の場合、ともに「有り」とする。
フォーカス制御は投影レンズ16の位置を制御することにより焦点合わせを行う制御であり、フォーカス制御の場合、プロジェクタ1とスクリーンSの中心部分との距離を取得できればよい。このため、フォーカス制御の場合、チャートの種類は、水平チャートHc及び垂直チャートVcのうちのいずれか一方でよく、本実施形態では、水平チャートHcとする。
表示位置は、図12に示すように、投影領域Sp_1の中心を含む中央領域Sp_cとし、表示サイズは、スクリーンSとの距離が近距離であっても、遠距離であっても、センサ部18の視野範囲と対応するu1×w1とする。
フォーカス制御の場合の表示位置及び表示サイズをこのように設定したのは、取得すべきプロジェクタ1とスクリーンSとの間の距離が不明であるため、位相差センサ18h,18vの視野範囲Sp_H,Sp_Vが距離によって変化しても、水平チャートHcが視野範囲Sp_H,Sp_Vに対応する位置に投影されるようにするためである。
次に、台形補正の場合、図9(a)のテーブルT1に示すように、チャートの種類は、水平チャートHc及び垂直チャートVcとし、表示位置、表示サイズは、テーブルT2、T3に基づいて設定されるものとする。
チャートの種類を水平チャートHc及び垂直チャートVcとしたのは、スクリーンSの傾斜角度θh,θvを取得するためには、水平、垂直方向に、それぞれ、スクリーンS上の2点までの距離を測定する必要があるためである。
図9(b)に示すテーブルT2は、表示デバイス15の画角と投影領域Sp_1における水平チャートHc、垂直チャートVcの表示位置及び表示サイズとの関係を示すものである。このテーブルT2は、画角と、投影領域Sp_1における位相差センサ18h、18vの視野範囲Sp_H,Sp_Vと、の予め設定された関係に基づいて設定される。
テーブルT2は、画角α_midの場合の水平チャートHc、垂直チャートVcの表示位置を基準(=1)として表されている。そして、画角α_wide、α_teleの場合の各欄の値は、基準表示位置、基準表示サイズに対する水平チャートHc、垂直チャートVcの表示位置、表示サイズの乗数を示す。
例えば、画角α_midの場合の投影領域Sp_1における水平チャートHcの基準表示位置の中心の座標を(p0、q0)とすると、テーブルT2は、画角α_wideの場合の水平チャートHcの表示位置の中心が(p0、q0×(1+q1))で表されることを示す。
図9(c)に示すテーブルT3は、スクリーンSまでの距離と投影領域Sp_1における水平チャートHc、垂直チャートVcの表示位置と表示サイズとの関係を示すものである。テーブルT3は、スクリーンSまでの距離と、投影領域Sp_1における位相差センサ18h、18vの視野範囲Sp_H,Sp_Vと、の予め設定された関係に基づいて設定される。
テーブルT3は、中距離L_midの場合の水平チャートHc、垂直チャートVcの表示位置を基準(=1)として表されている。そして、近距離L_near、遠距離L_longの場合の各欄の値は、基準表示位置、基準表示サイズに対する水平チャートHc、垂直チャートVcの表示位置、表示サイズの乗数を示す。
例えば、中距離L_midの場合の投影領域Sp_1における水平チャートHcの基準表示位置の中心の座標を(p0、q0)とすると、テーブルT2は、近距離L_nearの場合の水平チャートHcの表示位置の中心が(p0、q0×(1+q4))で表されることを示す。
尚、プロジェクタ1には、様々な個体バラツキがある。個体バラツキには、投影レンズ16等の組立誤差による光軸ずれの個体ばらつきと、位相差センサ18h,18vの取付誤差によるセンサ視野の方向ずれの個体バラツキと、光学メカ部17が出力する画角情報の個別ばらつきと、が含まれる。
このような個体バラツキがあっても、チャートの表示位置、表示サイズと位相差センサ18h,18vの視野範囲とが対応するように、テーブルT1〜T3のデータは、このような個体バラツキによる位相差センサ18h,18vの視野範囲の誤差も含めて設定される。これらの個体ばらつきは、プロジェクタ1の製造時に、予め測定される。
RAM21は、CPU22の作業に必要なデータを一時記憶するためのものである。RAM21は、作業に必要なデータとして、チャートの補正した表示位置等の情報を一時記憶する。
CPU22は、ROM20からプログラム等を読み出して、プロジェクタ1の各部を制御するものである。具体的に、CPU22は、一定周期で、あるいは、スクリーンSまでの距離の変化が予見されるような振動を検知した場合、あるいは、ユーザが操作部19を操作することによって指示された場合に、フォーカス制御、台形補正制御を行う。
フォーカス制御を行う場合、CPU22は、ROM20が記憶するテーブルT1を参照して、フォーカス制御用のチャート表示情報を設定する。即ち、CPU22は、チャートの有無を「有」とする。CPU22は、位相差データを取得するセンサとして位相差センサ18hを指定し、チャートの種類を水平チャートHcとする。また、CPU22は、表示位置をSp_c、表示サイズをu1×w1に設定する。CPU22は、これらの設定した各情報を指定するためのチャート表示情報をチャート生成回路13に供給する。
このとき、CPU22は、チャートが位相差センサ18h、18vの視野範囲に入ったか否かを判別する。CPU22は、例えば、図6(b)に示すデータ列L0,R0の波高値に閾値を設定し、データ列L0,R0の波高値が、この閾値を越えた場合、チャートが位相差センサ18h、18vの視野に入っていると判別する。
チャートが位相差センサ18h、18vの視野に入っていないと判別した場合、CPU22は、チャート表示情報を補正して、補正したチャート表示情報をチャート生成回路13に供給する。
CPU22は、センサ部18から位相差データを取得すると、前述のように、図5に示す位相差(x1+x2)と間隔b、fとに基づいて、プロジェクタ1とスクリーンSとの間の距離を求める。そして、CPU22は、この距離情報を光学メカ部17に供給する。
台形補正を行う場合、ROM20が記憶するテーブルT1〜T3を参照して、台形補正用のチャート表示情報を設定する。即ち、CPU22は、テーブルT1を参照して、チャートの有無を「有」として、位相差データを取得するセンサとして位相差センサ18hと位相差センサ18vとを指定し、チャートの種類を水平チャートHc、垂直チャートVcとする。
また、CPU22は、光学メカ部17から画角情報を取得し、ROM20が記憶するテーブルT2を参照することにより、取得した画角情報に基づいて水平チャートHc,垂直チャートVcの表示位置及び表示サイズを設定する。
さらに、CPU22は、ROM20が記憶するテーブルT3を参照することにより、フォーカス制御時に既に取得した距離情報に基づいて水平チャートHc,垂直チャートVcの表示位置及び表示サイズを設定する。
そして、CPU22は、これらの設定した情報を示す台形補正用のチャート表示情報をチャート生成回路13に供給する。
尚、CPU22は、フォーカス制御の場合と同じように、チャートの投影範囲と位相差センサ18h、18vの視野範囲とが対応しているか否かを判定する。対応していると判定すると、CPU22は、センサ部18から取得した位相差データに基づいて、プロジェクタ1とスクリーンSの水平方向、垂直方向の各2点までの間の距離を求める。
そして、CPU22は、求めた各2点までの距離に基づいて、スクリーンSの傾斜角度θh、θvを求める。CPU22は、この傾斜角度θh、θvの情報を台形補正回路12に供給し、台形補正を行うように台形補正回路12を制御する。
次に本実施形態に係るプロジェクタ1の動作を説明する。
スケーラ11は、入力された映像信号のスケーリングを行う。台形補正回路12は、CPU22から傾斜角度θh,θvが供給されなければ、台形補正を行わずに、スケーラ11がスケーリングを行った映像信号をスーパーインポーズ回路14に出力する。
CPU22は、一定周期で、あるいは、スクリーンSまでの距離の変化が予見されるような振動を検知した場合、あるいは、ユーザが操作部19を操作することによって指示された場合にフォーカス制御を行う。
フォーカス制御を行う場合、CPU22は、図13に示すフローチャートに従って、フォーカス制御処理を実行する。
CPU22は、ROM20のテーブルT1を参照してフォーカス制御用のチャート表示情報を取得する(ステップS11)。
CPU22は、チャート表示情報に基づいて位相差センサ18h、18vのうちのいずれか一方を指定する(ステップS12)。
CPU22は、取得したフォーカス制御用のチャート表示情報をチャート生成回路13に供給して、フォーカス制御用のチャート画像信号を生成させる(ステップS13)。
CPU22は、チャート生成回路13が生成したチャート画像信号と台形補正回路12が出力した映像信号とを重ね合わせるように、スーパーインポーズ回路14を制御する(ステップS14)。
CPU22は、スーパーインポーズ回路14が出力した映像信号を投影光に変換して、スクリーンSに投影するように、表示デバイス15を制御する(ステップS15)。
CPU22は、センサ部18から、センサ画素データを取得する(ステップS16)。
CPU22は、取得したセンサ画素データに基づいて、チャート画像が位相差センサ18h,18vの視野範囲内か否かを判定する(ステップS17)。
チャート画像が視野範囲内ではないと判定した場合(ステップS17においてNo)、CPU22は、チャート表示情報を補正する(ステップS18)。
CPU22は、補正したチャート表示情報をRAM21に記憶するとともに、チャート生成回路13に供給して、再度、フォーカス制御用のチャート画像信号を生成させる(ステップS19)。
チャート画像が視野範囲内であると判定した場合(ステップS17においてYes)、CPU22は、センサ部18から、位相差データを取得して、取得した位相差データに基づいてスクリーンSまでの距離を求める(ステップS20)。
CPU22は、この距離情報を光学メカ部17に供給して、投影レンズ16の位置を制御させる(ステップS21)。
CPU22は、距離情報をRAM21に記憶する(ステップS22)。そして、CPU22は、このフォーカス制御を終了させる。
次に、CPU22は、一定周期で、あるいは、スクリーンSまでの距離の変化が予見されるような振動を検知した場合、あるいは、ユーザが操作部19を操作することによって指示された場合に台形補正制御を行う。CPU22は、図14に示すフローチャートに従って、台形補正制御処理を実行する。
CPU22は、光学メカ部17から、画角情報を取得する(ステップS31)。
CPU22は、距離情報をRAM21から読み出す(ステップS32)。
CPU22は、ROM20のテーブルT2及びテーブルT3を参照して、水平チャートHc及び垂直チャートVcの画角及び距離に対応したそれぞれの表示位置、表示サイズを取得する(ステップS33)。
CPU22は、位相差センサ18h,18vを指定する(ステップS34)。
CPU22は、台形補正用のチャート表示情報をチャート生成回路13に供給し、台形補正用のチャート画像信号を生成させる(ステップS35)。
CPU22は、チャート生成回路13が生成したチャート画像信号と台形補正回路12が出力した映像信号とを重ね合わせるように、スーパーインポーズ回路14を制御する(ステップS36)。
CPU22は、スーパーインポーズ回路14が出力した映像信号を投影光に変換して、スクリーンSに投影するように、表示デバイス15を制御する(ステップS37)。
CPU22は、センサ部18から、センサ画素データを取得する(ステップS38)。
CPU22は、取得したセンサ画素データに基づいて、チャート画像が位相差センサ18h,18vの視野範囲内か否かを判定する(ステップS39)。
チャート画像が視野範囲内ではないと判定した場合(ステップS39においてNo)、CPU22は、チャート表示情報を補正する(ステップS40)。
CPU22は、補正したチャート表示情報をRAM21に記憶するとともに、チャート生成回路13に供給して、再度、台形補正用のチャート画像信号を生成させる(ステップS41)。
チャート画像が視野範囲内であると判定した場合(ステップS39においてYes)、CPU22は、センサ部18から位相差データを取得し、取得した位相差データに基づいて、スクリーンSの傾斜角度θh、θvを求める(ステップS42)。
CPU22は、このスクリーンSの傾斜角度θh、θvの情報を台形補正回路12に供給して、台形補正を行うように台形補正回路12を制御する(ステップS43)。
次に、プロジェクタ1の動作を具体的に説明する。
CPU22は、フォーカス制御を行う場合、図9(a)に示すテーブルT1を参照し、フォーカス制御用のチャート表示情報をチャート生成回路13に供給する(図13のステップS11〜S13の処理)。チャート生成回路13は、図12に示すようなチャート画像を生成する。
CPU22は、ステップS14〜S15の処理を実行し、スーパーインポーズ回路14は、チャート生成回路13が生成した水平チャートHc、垂直チャートVcと、台形補正回路12が出力した映像信号とを重ね合わせ、表示デバイス15は、この映像信号を投影光に変換して、画像をスクリーンSに投影する。
位相差センサ18hは、チャート画像の表示位置及び表示サイズに対応する範囲を視野範囲として、このチャート画像の光を受光して、位相差データを取得する。CPU22は、この位相差データを取得してスクリーンSまでの距離を求め、距離情報を光学メカ部17に供給し、フォーカス制御を行い、距離情報をRAM21に記憶する(ステップS16〜S22の処理)。
また、CPU22は、台形補正制御を行う場合、図9(a)に示すテーブルT1を参照して、台形補正用のチャート表示情報を取得する。また、CPU22は、光学メカ部17から、例えば、画角情報α_wideを取得した場合、図9(b)に示すテーブルT2を参照して、画角情報α_wideに対応するフォーカス制御用のチャート表示情報を取得し、このチャート表示情報をチャート生成回路13に供給する(図14のステップS31〜S35の処理)。
例えば、図15(a)に示すように、画角α_midの場合の水平チャートHcの表示位置、表示サイズがそれぞれ(p0,q0)、横辺a、縦辺bとする。チャート生成回路13は、CPU22から供給されたチャート表示情報に基づいて、画角α_wideの場合の表示位置、表示サイズを(p0,q0×(1+q1))、横辺(a×(1-s1))、縦辺(b×(1-s1))とする。
ただし、表示位置や表示サイズを表す座標を(x、y)で表すものとし、x軸の正の向きを右向き、y軸の正の向きを下向きとする。また図9(b)のq1,q2,s1,a2及び図9(c)のp3〜p6,q3〜q6は正の値とする。
さらに、スクリーンSまでの距離が距離L_nearだった場合、CPU22は、図9(c)に示すテーブルT3を参照して、距離L_nearに対応するチャート表示情報をチャート生成回路13に供給する。
チャート生成回路13は、CPU22から供給されたチャート表示情報に基づいて、距離L_nearの場合の表示位置を(p0×(1-p4),q0×(1+q1)×(1-q4))、表示サイズを、横辺(a×(1-s1))、縦辺(b×(1-s1))とする。
また、垂直チャートVcの表示位置、表示サイズについても水平チャートHcの場合と同様の手順で得られ、CPU22は、このチャート表示情報をチャート生成回路13に供給する。
CPU22は、ステップS36,S37の処理を実行する。スーパーインポーズ回路14は、チャート生成回路13が生成した水平チャートHc、垂直チャートVcと、台形補正回路12が出力した映像信号とを重ね合わせ、表示デバイス15は、この映像信号を投影光に変換して、画像をスクリーンSに投影する。
水平チャートHcの場合、図15(b)に示すように、水平チャートHcは、スクリーンS上の位相差センサ18hの視野範囲Sp_H1に対応する表示位置に、対応する表示サイズで投影され、小さく表示される。
位相差センサ18hは、チャート画像の表示位置及び表示サイズに対応する範囲を視野範囲として、このチャート画像の光を視野範囲を通して受光し、スクリーンS上の水平方向の2点の位相差データを取得する。また、位相差センサ18vは、スクリーンS上の垂直方向の2点の位相差データを取得する。
CPU22は、ステップS38〜S43の処理を実行し、これらの位相差データを取得してスクリーンSまでの距離を求め、傾斜角度θh、θvを求め、求めた傾斜角度θh、θvを台形補正回路12に供給する。台形補正回路12は、CPU22から供給された傾斜角度θh、θvに基づいて台形補正を行う。
以上説明したように、本実施形態によれば、プロジェクタ1は、センサ部18の視野範囲に対応するチャート表示情報を予め記憶する。また、プロジェクタ1は、このチャート表示情報に基づいて、センサ部18の視野範囲に対応する表示位置に、対応する表示サイズのチャートを投影するようにした。
従って、チャート画像の表示サイズを小さくすることができ、映像にチャート画像が重なっても、視覚上、映像に支障を来すこともなく、ユーザに違和感を与えることもない。
また、チャート画像を、支障がなく映像に重ね合わせることができるため、プロジェクタ1とスクリーンSとの距離が変化したときに、すぐに、あるいは、一定周期でフォーカス制御、台形補正を行うことができる。このため、フォーカス制御と台形補正とを完全に自動化することができ、常に鮮明な画像、歪みのない画像をスクリーンSに投影することができる。
尚、本発明を実施するにあたっては、種々の形態が考えられ、上記実施形態に限られるものではない。
例えば、スクリーンSに投影するチャート画像は、上記実施形態のものに限られるものではなく、例えば、台形補正用のチャートとして、それぞれ、図16(a)に示すような水平チャートHc_1、図16(b)に示すような垂直チャートVc_1を用いることができる。
水平チャートHc_1、垂直チャートVc_1は、それぞれ、水平チャートHc、垂直チャートVcの中央部分を消去したものである。台形補正の場合、左右又は上下方向にスクリーンS上の2点までの距離が求められれば、傾斜角度θh、θvを求めることができる。このため、このような水平チャートHc_1、垂直チャートVc_1を、台形補正用に用いれば、チャートをより小さくすることができる。
また、台形補正用のチャートとして、図17に示すようなチャートHVc_1を用いることもできる。チャートHVc_1は、図16(a)、(b)にそれぞれ示すような水平チャートHc_1と垂直チャートVc_1とを1つにしたものである。
この場合、CPU22は、位相差センサ18h,18vを同時に指定し、位相差センサ18hの各視野範囲毎に対応した水平チャートHcと、位相差センサ18vの各視野範囲毎に対応した垂直チャートVcとの各表示位置及び各表示サイズとを設定し、このように表示位置及び表示サイズを指定するチャート表示情報をチャート生成回路13に供給する。
台形補正用のチャートに、このようなチャートHVc_1を用いれば、スクリーンS上の水平方向の2点と垂直方向の2点とまでの距離を同時に測定することができるので、測定時間を短くすることができる。
また、フォーカス制御用チャートとして、図18に示すような垂直チャートVc_11を用いることもできる。この場合、CPU22は、位相差データを取得するためのセンサとして位相差センサ18vを指定する。
このように、フォーカス制御用チャートに図18に示すような垂直チャートVc_11を用いた場合、図19に示すように、画角α_wide,α_mid,α_teleに対して、位相差センサ18vの中央部分に対応するように垂直チャートVc_11を表示することもできる。あるいは、図20に示すように、投影領域Sp_1の中央に垂直チャートVc_11を表示することもできる。
この場合の垂直チャートVc_11は、図19に示す垂直チャートVc_11と比較して、投影領域Sp_1の中央近くに表示されていることが分かる。図20に示すように垂直チャートVc_11を表示する場合は、画角がワイドになるほど、位相差センサ18vの上部でスクリーンSまでの距離を測定することになり、投影像の中央付近までの距離を常に測定できるため、フォーカス制御の精度が向上する。
上記実施形態では、画角、距離を、それぞれ、3つに区分けするようにした。しかし、これに限られるものではなく、画角、距離を、それぞれ、4つ以上に区分けして、チャートの表示位置及び表示サイズを、精度良く設定することができる。
上記実施形態の台形補正制御処理(図14)では、スクリーンSの傾斜角度θh、θvを同時に取得する場合について説明した。しかし、スクリーンSの水平方向の傾斜角度θh、垂直方向の傾斜角度θvを、個別に取得することもできる。この場合、CPU22は、傾斜角度θh、θvを取得する場合について、それぞれ、図14のステップS34〜S42を実行する。
上記実施形態では、フォーカス制御の場合、図9(a)のテーブルT1に示すように、画角にかかわらず、チャートの表示位置及び表示サイズを一定とした。しかし、フォーカス制御の場合においても、画角に基づいてチャートの表示位置及び表示サイズを設定することもできる。
上記実施形態では、位相差センサ18h,18vの視野範囲に対応するように、水平チャートHc、垂直チャートVcの表示位置及び表示サイズを設定するようにした。しかし、位相差センサ18h,18vを可動式として、水平チャートHc、垂直チャートVcの表示サイズをできるだけ小さくし、水平チャートHc、垂直チャートVcの表示位置に合わせて位相差センサ18h,18vの視野範囲を設定することもできる。
上記実施形態では、プログラムが、それぞれメモリ等に予め記憶されているものとして説明した。しかし、プロジェクタを、装置の全部又は一部として動作させ、あるいは、上述の処理を実行させるためのプログラムを、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto Optical disk)などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、これを別のコンピュータにインストールし、上述の手段として動作させ、あるいは、上述の工程を実行させてもよい。
さらに、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等にプログラムを格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロード等するものとしてもよい。
本発明の実施形態に係るプロジェクタの構成を示すブロック図である。 図1に示す台形補正回路の動作を示す図であり、(a)は入力映像を、(b)は投影像を、(c)は逆変換像を示す。 図1に示す水平チャート生成回路が生成するチャートを示す図であり、(a)は水平チャートを、(b)は垂直チャートを示す。 プロジェクタの画角を示す図である。 センサ部の位相差データを取得する原理(1)を示す図である。 センサ部の位相差データを取得する原理(2)を示す図である。 位相差センサの視野角を示す図である。 プロジェクタと位相差センサの取付位置を示す図であり、(a)は、プロジェクタの前面図、(b)は、プロジェクタの側面図である。 図1のROMが記憶するテーブルデータの内容を示す図である。 画角と位相差センサの視野範囲との関係を示す図である。 スクリーンまでの距離と位相差センサの視野範囲との関係を示す図である。 フォーカス制御用のチャートとして水平チャートを用いた場合の位相差センサの視野範囲と水平チャートの表示位置及び表示サイズとの関係を示す図である。 図1に示すCPUが実行するフォーカス制御処理を示すフローチャートである。 図1に示すCPUが実行する台形補正制御処理を示すフローチャートである。 図1に示すチャート生成回路の具体的な動作を示す図である。 台形補正用のチャートの応用例としての水平チャート、垂直チャートを示す図である。 台形補正用のチャートの応用例として、水平及び垂直両用のチャートを示す図である。 フォーカス制御用のチャートとして用いた垂直チャートを示す図である。 図18に示す垂直チャートを用いた場合の画角と表示位置及び表示サイズとの関係(1)を示す図である。 図18に示す垂直チャートを用いた場合の画角と表示位置及び表示サイズとの関係(2)を示す図である。 従来のプロジェクタの測距原理を示す図であり、(a)は、測距のためにスクリーンに投影されるチャート画像と位相差センサの視野範囲とを示し、(b)は、映像と重ね合わせられたチャート画像を示す。
符号の説明
1・・・プロジェクタ、12・・・台形補正回路、13・・・チャート生成回路、14・・・スーパーインポーズ回路、17・・・光学メカ部、18・・・センサ部、18h,18v・・・位相差センサ、20・・・ROM、22・・・CPU、S・・・スクリーン

Claims (15)

  1. 投影面に画像を投影するプロジェクタにおいて、
    前記投影面までの距離測定用の模様を有するチャート画像を生成するチャート画像生成部と、
    前記チャート画像生成部が生成したチャート画像の信号を投影光に変換して、前記投影面にチャート画像を投影する投影部と、
    前記投影面からの光を受光する視野範囲としての測距領域を有し、前記投影面に投影された前記チャート画像からの光を前記測距領域を通して受光して、前記チャート画像が受光面に結像したときの前記投影面までの距離に関するセンサデータを取得する測距センサと、
    少なくとも投影画角や投影距離に応じて変化する前記測距センサの前記投影面における測距領域を判別し、判別した前記測距領域に対応する前記チャート画像の前記投影面における表示位置及び表示サイズを指定するチャート表示情報を前記チャート画像生成部に供給する制御部と、を備えた、
    ことを特徴とするプロジェクタ。
  2. 前記制御部は、
    前記投影部の投影画角情報を取得し、前記投影部の投影画角と前記測距センサの前記投影面における測距領域との予め設定された関係に従い、前記取得した投影画角情報に基づいて前記測距センサの前記投影面における測距領域を判別し、判別した前記測距領域に対応する前記チャート画像の表示位置及び表示サイズを設定し、設定した表示位置及び表示サイズを指定するチャート表示情報を前記チャート画像生成部に供給する、
    ことを特徴とする請求項に記載のプロジェクタ。
  3. 前記投影部の投影画角と前記測距センサの前記投影面における測距領域との予め設定された関係に従って設定される前記投影部の投影画角と前記チャート画像の表示位置及び表示サイズとの関係情報を記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記記憶部が記憶する前記関係情報を参照することにより、取得した前記投影部の投影画角情報に基づいて前記チャート画像の表示位置及び表示サイズを設定する、
    ことを特徴とする請求項に記載のプロジェクタ。
  4. 互いに異なる測距領域を有する前記複数の測距センサを備え、
    前記制御部は、前記複数の測距センサのうち、前記投影面までの距離を測定するための少なくとも1つの測距センサを指定し、指定した測距センサの前記投影面における測距領域に対応させて前記チャート画像の表示位置及び表示サイズを設定し、前記表示位置及び表示サイズを指定するチャート表示情報を前記チャート画像生成部に供給し、前記指定した測距センサから取得したセンサデータに基づいて前記投影面までの距離情報を取得し、取得した距離情報に基づいて前記投影部の位置を制御して焦点合わせを行う、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のプロジェクタ。
  5. 前記制御部は、前記投影面までの距離と前記測距センサの前記投影面における測距領域との予め設定された関係に従い、取得した前記投影面までの距離情報に基づいて前記測距センサの前記投影面における測距領域を判別し、判別した前記測距領域に対応する前記チャート画像の表示位置及び表示サイズを設定し、設定した表示位置及び表示サイズを指定するチャート表示情報を前記チャート画像生成部に供給する、
    ことを特徴とする請求項に記載のプロジェクタ。
  6. 前記投影面までの距離と前記測距センサの前記投影面における測距領域との予め設定された関係に従って設定される前記投影面までの距離と前記チャート画像の表示位置及び表示サイズとの関係情報を記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記記憶部が記憶する前記関係情報を参照し、取得した前記投影面までの距離情報に基づいて前記チャート画像の表示位置及び表示サイズを設定する、
    ことを特徴とする請求項に記載のプロジェクタ。
  7. 前記投影面の傾斜角度の情報に基づいて、台形補正として前記投影面上の画像の歪みを補正する台形補正部を備え、
    前記制御部は、前記投影面上の傾斜角度を取得する方向に少なくとも2つの測距点を設定し、前記複数の測距センサのなかから、前記設定した測距点を前記測距領域に含む測距センサを指定し、前記チャート画像の表示位置及び表示サイズを、前記設定した測距点に基づいて設定し、前記設定したチャート画像の表示位置及び表示サイズを指定するチャート表示情報を前記チャート画像生成部に供給するとともに、前記指定した測距センサが前記各測距点毎に得た複数のセンサデータを、前記指定した測距センサから取得し、複数のセンサデータに基づいて、それぞれの測距点までの距離情報を取得し、取得した複数の距離情報に基づいて前記投影面の傾斜角度を取得し、取得した傾斜角度を前記台形補正部に供給する、
    ことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載のプロジェクタ。
  8. 前記制御部は、前記複数の測距センサから少なくとも2つの測距センサを指定し、前記指定した複数の測距センサの各測距領域にそれぞれ対応するように、前記チャート画像の表示位置及び各表示サイズを設定し、設定した表示位置及び表示サイズを指定するチャート表示情報を前記チャート画像生成部に供給する、
    ことを特徴とする請求項に記載のプロジェクタ。
  9. 前記制御部は、フォーカス制御用の前記チャート画像の表示サイズを、前記台形補正用のチャート画像の表示サイズよりも小さくなるように設定する、
    ことを特徴とする請求項に記載のプロジェクタ。
  10. 前記制御部は、前記測距センサの測距領域に前記投影部の取付位置の誤差と前記測距センサの測距領域の誤差も含めて、前記チャート画像の表示位置及び表示サイズを設定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のプロジェクタ。
  11. 前記チャート画像信号生成部が生成したチャート画像と入力された映像とを重ね合わせて、重ね合わせた画像信号を前記投影部に供給する画像信号合成部を備え、
    前記投影部は、前記画像信号合成部から供給された画像信号を前記投影面に投影する、
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のプロジェクタ。
  12. 投影面に画像を投影するプロジェクタにおいて、
    前記投影面までの距離測定用の模様を有するチャート画像を生成するチャート画像生成部と、
    前記チャート画像生成部が生成したチャート画像の信号を投影光に変換して、前記投影面にチャート画像を投影する投影部と、
    前記投影面からの光を受光する視野範囲としての測距領域を有し、前記投影面に投影された前記チャート画像からの光を前記測距領域を通して受光し、前記チャート画像が受光面に結像したときの前記投影面までの距離に関するセンサデータを取得する測距センサと、
    少なくとも投影画角や投影距離に応じて変化する前記測距センサの前記投影面における測距領域を判別し、判別した前記測距領域と、前記チャート画像の前記投影面における表示位置及び表示サイズとが対応するように、前記測距センサの測距領域を制御する制御部と、を備えた、
    ことを特徴とするプロジェクタ。
  13. 前記測距センサは、複数の受光部が間隔をもって配置され、前記投影面に投影された前記チャート画像からの反射光を前記測距領域を通して前記複数の受光部の受光面で受光して、平行光を受光したときの前記受光面上の結像位置と前記チャート画像の反射光を受光したときの前記受光面上の結像位置との各ずれ量の和を、位相差を示すセンサデータとして取得する位相差センサからなる、
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載のプロジェクタ。
  14. 映像を投影する投影面までの距離測定用の模様を有して前記投影面に投影されるチャート画像の表示方法であって、
    前記投影面に投影されたチャート画像の光を受光して前記投影面までの距離に関するセンサデータを取得する測距センサの少なくとも投影画角や投影距離に応じて変化する視野範囲としての測距領域を判別するステップと、
    判別した前記測距領域に対応するように前記チャート画像の表示位置及び表示サイズを設定するステップと、
    前記設定した表示位置に、設定した表示サイズの前記チャート画像を前記投影面に投影するステップと、を備えた、
    ことを特徴とするチャート画像の表示方法。
  15. コンピュータに、
    映像を投影する投影面までの距離を測定するために前記投影面から光を受光して、前記投影面までの距離に関するセンサデータを取得する測距センサの少なくとも投影画角や投影距離に応じて変化する視野範囲としての測距領域を判別する手順、
    前記投影面までの距離測定用の模様を有するチャート画像の表示位置及び表示サイズを、判別した前記測距センサの測距領域に対応するように設定する手順、
    前記設定した表示位置に、設定した表示サイズの前記チャート画像を前記投影面に投影する手順、
    を実行させるためのプログラム。
JP2005038262A 2005-02-15 2005-02-15 プロジェクタ、チャート画像の表示方法及びプログラム Expired - Fee Related JP4380557B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005038262A JP4380557B2 (ja) 2005-02-15 2005-02-15 プロジェクタ、チャート画像の表示方法及びプログラム
US11/353,401 US7600875B2 (en) 2005-02-15 2006-02-14 Image display apparatus, image display method, and recording medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005038262A JP4380557B2 (ja) 2005-02-15 2005-02-15 プロジェクタ、チャート画像の表示方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006229358A JP2006229358A (ja) 2006-08-31
JP4380557B2 true JP4380557B2 (ja) 2009-12-09

Family

ID=36912332

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005038262A Expired - Fee Related JP4380557B2 (ja) 2005-02-15 2005-02-15 プロジェクタ、チャート画像の表示方法及びプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7600875B2 (ja)
JP (1) JP4380557B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8705013B2 (en) 2010-08-24 2014-04-22 Casio Computer Co., Ltd. Diffractive optical element, distance measuring apparatus and distance measuring method
US8743346B2 (en) 2010-08-24 2014-06-03 Casio Computer Co., Ltd. Range image sensor, range image generating apparatus, range image data obtaining method and range image generating method

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7609958B2 (en) * 2006-08-01 2009-10-27 Eastman Kodak Company Automatic focus system calibration for image capture systems
CN101526346A (zh) * 2008-03-05 2009-09-09 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 便携式电子装置及其测量物体长度的方法
US7972018B2 (en) * 2009-02-25 2011-07-05 Canon Kabushiki Kaisha Image projection system with auto-focus
TW201202829A (en) * 2010-07-02 2012-01-16 Hon Hai Prec Ind Co Ltd Projector and adjusting apparatus, adjusting method thereof
DE102011006985A1 (de) * 2011-04-07 2012-10-11 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren und Einrichtung zur optischen Fokussierung
JP5924020B2 (ja) * 2012-02-16 2016-05-25 セイコーエプソン株式会社 プロジェクター、及び、プロジェクターの制御方法
US20130229396A1 (en) * 2012-03-05 2013-09-05 Kenneth J. Huebner Surface aware, object aware, and image aware handheld projector
TWI592020B (zh) * 2016-08-23 2017-07-11 國立臺灣科技大學 投影機的影像校正方法及影像校正系統
CN107367895A (zh) * 2017-08-22 2017-11-21 深圳市乐视环球科技有限公司 一种自动调节立体投影装置位置的装置和方法
CN110456602B (zh) * 2019-08-22 2021-06-18 歌尔股份有限公司 一种投影系统的投影图案校正装置、方法及系统
CN111182282B (zh) * 2019-12-30 2022-03-29 成都极米科技股份有限公司 检测投影对焦区域的方法、装置和投影仪
KR20210123059A (ko) * 2020-04-02 2021-10-13 삼성전자주식회사 영상 투사 장치 및 영상 투사 장치의 제어 방법

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4533950A (en) * 1983-03-23 1985-08-06 Visual Information Institute, Inc. Method of testing the linearity of a raster scan
JP3120526B2 (ja) 1992-01-17 2000-12-25 カシオ計算機株式会社 プロジェクタ
JPH089309A (ja) * 1994-06-23 1996-01-12 Canon Inc 表示方法及び装置
JP3353865B2 (ja) * 1995-06-09 2002-12-03 株式会社リコー 測距装置
JPH10243363A (ja) 1997-02-28 1998-09-11 Nippon Columbia Co Ltd 映像再生装置
US6305805B1 (en) * 1998-12-17 2001-10-23 Gateway, Inc. System, method and software for correcting keystoning of a projected image
JP3509652B2 (ja) * 1999-08-23 2004-03-22 日本電気株式会社 プロジェクタ装置
CA2350527C (en) * 1999-12-24 2008-02-05 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Projector
JP4150924B2 (ja) * 2003-07-02 2008-09-17 セイコーエプソン株式会社 画像処理システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法
US6520647B2 (en) * 2000-08-17 2003-02-18 Mitsubishi Electric Research Laboratories Inc. Automatic keystone correction for projectors with arbitrary orientation
JP4400808B2 (ja) * 2000-09-11 2010-01-20 ソニー株式会社 画像処理装置および方法、並びに記録媒体
JP2003153135A (ja) 2001-11-16 2003-05-23 Sanyo Electric Co Ltd 投射型表示装置
JP4078159B2 (ja) * 2002-09-11 2008-04-23 キヤノン株式会社 投射型表示装置および画像表示システム
JP3731663B2 (ja) * 2002-12-04 2006-01-05 セイコーエプソン株式会社 画像処理システム、プロジェクタおよび画像処理方法
JP3849654B2 (ja) * 2003-02-21 2006-11-22 株式会社日立製作所 投射型表示装置
TWI249959B (en) * 2003-05-16 2006-02-21 Seiko Epson Corp Image processing system, projector, information memorizing medium and image processing method
JP3846592B2 (ja) * 2003-06-26 2006-11-15 セイコーエプソン株式会社 画像処理システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法
JP4412932B2 (ja) 2003-07-17 2010-02-10 三洋電機株式会社 投写型映像表示装置及び当該装置の出荷時調整方法
US7175285B2 (en) * 2003-07-29 2007-02-13 Sharp Laboratories Of America, Inc. Projection system that adjusts for keystoning
JP4131214B2 (ja) * 2003-08-08 2008-08-13 カシオ計算機株式会社 傾斜角度検出装置及び傾斜角度検出方法
JP3951984B2 (ja) * 2003-08-22 2007-08-01 日本電気株式会社 画像投影方法、及び画像投影装置
JP4020043B2 (ja) * 2003-08-25 2007-12-12 カシオ計算機株式会社 投影装置、投影方法及びプログラム
JP3879858B2 (ja) * 2003-09-26 2007-02-14 セイコーエプソン株式会社 画像処理システム、プロジェクタおよび画像処理方法
JP2005223393A (ja) * 2004-02-03 2005-08-18 Casio Comput Co Ltd 投影装置、投影方法、及び投影プログラム
US7399086B2 (en) * 2004-09-09 2008-07-15 Jan Huewel Image processing method and image processing device
JP4169026B2 (ja) * 2005-09-27 2008-10-22 カシオ計算機株式会社 測距装置及び測距方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8705013B2 (en) 2010-08-24 2014-04-22 Casio Computer Co., Ltd. Diffractive optical element, distance measuring apparatus and distance measuring method
US8743346B2 (en) 2010-08-24 2014-06-03 Casio Computer Co., Ltd. Range image sensor, range image generating apparatus, range image data obtaining method and range image generating method

Also Published As

Publication number Publication date
US7600875B2 (en) 2009-10-13
US20060187422A1 (en) 2006-08-24
JP2006229358A (ja) 2006-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4380557B2 (ja) プロジェクタ、チャート画像の表示方法及びプログラム
US7252388B2 (en) Projector with tilt-angle detecting capability
US6932480B2 (en) Image processing system, projector, program, information storage medium and image processing method
JP3827662B2 (ja) 投射型表示装置
JP4131214B2 (ja) 傾斜角度検出装置及び傾斜角度検出方法
EP1517550A2 (en) Projector with tilt angle measuring device
JP4702072B2 (ja) 投影装置、投影装置の測距仰角制御方法及びプログラム
JP2010122273A (ja) 投写光学系のズーム比測定方法、そのズーム比測定方法を用いた投写画像の補正方法及びその補正方法を実行するプロジェクタ
JP5124965B2 (ja) 投影装置、投影方法及びプログラム
JP3996617B2 (ja) 画像歪み補正機能を備えたプロジェクタ装置
WO2012085990A1 (ja) 投写型表示装置および設置姿勢教示方法
JP2005331585A (ja) 距離傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ
JP4098194B2 (ja) 角度検出装置およびそれを備えたプロジェクタ
JP5213018B2 (ja) リアプロジェクタ及び画像投射位置調整方法
JP5292678B2 (ja) 投影装置、ポインタ表示処理方法およびプログラム
JP2005249432A (ja) プロジェクタ装置および距離測定方法
JP2005227194A (ja) 投影装置、角度検出方法及びプログラム
JP2004363856A (ja) 投映型表示装置
JP2007019654A (ja) プロジェクタ
JP2005150818A (ja) 歪補正手段を有するコンピュータを備えたプロジェクタシステム
JP2005150859A (ja) 画像投影装置
JP5354163B2 (ja) プロジェクター、プログラムおよび情報記憶媒体
JP7189515B2 (ja) 二次元フリッカ測定装置、二次元フリッカ測定方法、および、二次元フリッカ測定プログラム
JP2005043085A (ja) 角度検出装置及びそれを備えたプロジェクタ
JP2004347908A (ja) プロジェクタ及び自動焦点調節方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090331

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090519

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090901

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090914

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4380557

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131002

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees