JP2005227194A - 投影装置、角度検出方法及びプログラム - Google Patents

投影装置、角度検出方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】投影画像に対する水平方向と垂直方向の両方向の傾き角度を速やかに検出する。
【解決手段】測距用のパターン画像であるチャート画像を投影する空間的光変調素子36及び投影レンズ12を含む投影系と、このチャート画像の投影面上の複数の測定点を水平方向または垂直方向の2本の走査ラインにより読み取り、これらの測定点までの距離データを測定する同一方向に並設された位相差センサ131,132とを備えると共に、各測定点の中から水平方向の角度検出用と垂直方向の角度検出用にそれぞれ少なくとも2点の測定点を選択し、その距離データに基づいて画像投影面の水平方向および垂直方向の傾き角度を検出して制御部39を備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、スクリーン上に任意の画像を投影する投影装置に係り、特に位相差センサ方式による投影画像の縦横自動台形補正機能を備えた投影装置と、この投影装置に用いられる角度検出方法及びプログラムに関する。
スクリーン上に任意の画像を投影する投影装置(プロジェクタ)において、スクリーンに対する装置の設置具合などによって、スクリーン上に投影された画像の四片が台形状に歪むことがある。
従来、このような投影画像の歪みを自動補正する方法として、投影光学系からスクリーンまでの距離を3点以上測定することにより、これらの測定点までの距離の位相差に基づいてスクリーン投影面の傾き角度を検出し、そこに投影された画像の歪みを補正することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
なお、投影画像の歪みを補正することを、歪みの形状が台形であることから「台形補正」と呼ばれている。
ここで、位相差センサを用いて測距を行う場合に、まず、スクリーン上に測距用のパターン画像を投影し、そのパターン画像のコントラストの変わる箇所(通常、白の部分)を測定ポイントとして、その測定ポイントを位相差センサにて感知して距離を算出する。この測定ポイントは少なくとも3箇所あり、これらの測定ポイントに対して測距を行うことでスクリーン投影面の傾き角度が検出される。
その際、水平方向と垂直方向の両方向について傾き角度を検出する場合には、通常、水平測距用のパターン画像を投影して各測定ポイントに対する測距を行い、これらの距離データから画像投影面が水平方向にどのくらい傾いているかを検出し、続いて、垂直測距用のパターン画像を投影して各測定ポイントに対する測距を行い、これらの距離データから画像投影面が垂直方向にどのくらい傾いているかを検出している。
特開2003−204495号公報
上述したように、従来、測距用の画像パターンを水平方向と垂直方向で個別に投影して各測定ポイントの測距を行い、これらの距離データに基づいて両方向の傾き角度を検出していた。このため、2度の画像パターンの投影による測定処理が必要であり、処理時間が長くかかるなどの問題があった。
本発明は前記のような点に鑑みなされたもので、投影画像に対する水平方向と垂直方向の両方向の傾き角度を速やかに検出可能とする投影装置、角度検出方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る投影装置は、測距用の特定の明暗パターンを有するチャート画像を投影する投影手段と、この投影手段によるチャート画像の投影面上の複数の測定点を2本の水平方向または垂直方向の走査ラインにより読み取り、これらの測定点までの距離データを測定する測距手段と、この測距手段によって読み取られた各測定点の中から水平方向の角度検出用と垂直方向の角度検出用にそれぞれ少なくとも2点の測定点を選択し、その距離データを抽出するデータ抽出手段と、このデータ抽出手段によって抽出された各測定点の距離データに基づいて画像投影面の水平方向および垂直方向の傾き角度を検出する角度検出手段とを具備したことを特徴とする。
本発明の請求項2に係る投影装置は、測距用の特定の明暗パターンを有するチャート画像を投影する投影手段と、この投影手段によるチャート画像の投影面上の複数の測定点を2本の水平方向の走査ラインにより読み取り、これらの測定点までの距離データを測定する測距手段と、この測距手段によって読み取られた各測定点の中から水平方向の角度検出用として同一走査ライン上の少なくとも2点の測定点を選択すると共に、垂直方向の角度検出用として別々の走査ライン上の少なくとも2点の測定点を選択し、その距離データを抽出するデータ抽出手段と、このデータ抽出手段によって抽出された各測定点の距離データに基づいて画像投影面の水平方向および垂直方向の傾き角度を検出する角度検出手段とを具備したことを特徴とする。
本発明の請求項3に係る投影装置は、測距用の特定の明暗パターンを有するチャート画像を投影する投影手段と、この投影手段によるチャート画像の投影面上の複数の測定点を2本の垂直方向の走査ラインにより読み取り、これらの測定点までの距離データを測定する測距手段と、この測距手段によって読み取られた各測定点の中から垂直方向の角度検出用として別々の走査ライン上の少なくとも2点の測定点を選択すると共に、垂直方向の角度検出用として同一走査ライン上の少なくとも2点の測定点を選択し、その距離データを抽出するデータ抽出手段と、このデータ抽出手段によって抽出された各測定点の距離データに基づいて画像投影面の水平方向および垂直方向の傾き角度を検出する角度検出手段とを具備したことを特徴とする。
また、本発明の請求項4は、前記請求項1乃至3のいずれか1つに記載の投影装置において、前記角度検出手段によって検出された画像投影面の水平方向および垂直方向の傾き角度に基づいて、前記投影手段によって投影される画像が適正なアスペクト比の矩形となるように台形補正を行う台形補正手段をさらに具備したことを特徴とする。
また、本発明の請求項5は、前記請求項1乃至3のいずれか1つに記載の投影装置において、前記測距手段によって得られた各測定点のうちの特定の測定点における距離データに基づいて、前記投影手段によって投影される画像の合焦位置を可変制御する合焦制御手段をさらに具備したことを特徴とする。
本発明の請求項6に係る角度検出方法は、画像を投影する投影装置に用いられる角度検出方法であって、測距用の特定の明暗パターンを有するチャート画像を投影するステップと、このチャート画像の投影面上の複数の測定点を2本の水平方向または垂直方向の走査ラインにより読み取り、これらの測定点までの距離データを測定するステップと、この読み取られた各測定点の中から水平方向の角度検出用と垂直方向の角度検出用にそれぞれ少なくとも2点の測定点を選択し、その距離データを抽出するステップと、この抽出された各測定点の距離データに基づいて画像投影面の水平方向および垂直方向の傾き角度を検出するステップとを備えたことを特徴とする。
本発明の請求項7に係る角度検出方法は、画像を投影する投影装置に用いられる角度検出方法であって、測距用の特定の明暗パターンを有するチャート画像を投影するステップと、このチャート画像の投影面上の複数の測定点を2本の水平方向の走査ラインにより読み取り、これらの測定点までの距離データを測定するステップと、この読み取られた各測定点の中から水平方向の角度検出用として同一走査ライン上の少なくとも2点の測定点を選択すると共に、垂直方向の角度検出用として別々の走査ライン上の少なくとも2点の測定点を選択し、その距離データを抽出するステップと、この抽出された各測定点の距離データに基づいて画像投影面の水平方向および垂直方向の傾き角度を検出するステップとを備えたことを特徴とする。
本発明の請求項8に係る角度検出方法は、画像を投影する投影装置に用いられる角度検出方法であって、測距用の特定の明暗パターンを有するチャート画像を投影するステップと、このチャート画像の投影面上の複数の測定点を2本の垂直方向の走査ラインにより読み取り、これらの測定点までの距離データを測定するステップと、この読み取られた各測定点の中から垂直方向の角度検出用として別々の走査ライン上の少なくとも2点の測定点を選択すると共に、垂直方向の角度検出用として同一走査ライン上の少なくとも2点の測定点を選択し、その距離データを抽出するステップと、この抽出された各測定点の距離データに基づいて画像投影面の水平方向および垂直方向の傾き角度を検出するステップとを備えたことを特徴とする。
本発明の請求項9に係るプログラムは、画像を投影する投影装置に搭載されたコンピュータによって実行されるプログラムであって、前記コンピュータに、測距用の特定の明暗パターンを有するチャート画像を投影する機能と、このチャート画像の投影面上の複数の測定点を2本の水平方向または垂直方向の走査ラインにより読み取り、これらの測定点までの距離データを測定する機能と、この読み取られた各測定点の中から水平方向の角度検出用と垂直方向の角度検出用にそれぞれ少なくとも2点の測定点を選択し、その距離データを抽出する機能と、この抽出された各測定点の距離データに基づいて画像投影面の水平方向および垂直方向の傾き角度を検出する機能とを実現させることを特徴とする。
本発明の請求項10に係るプログラムは、画像を投影する投影装置に搭載されたコンピュータによって実行されるプログラムであって、前記コンピュータに、測距用の特定の明暗パターンを有するチャート画像を投影する機能と、このチャート画像の投影面上の複数の測定点を2本の水平方向の走査ラインにより読み取り、これらの測定点までの距離データを測定する機能と、この読み取られた各測定点の中から水平方向の角度検出用として同一走査ライン上の少なくとも2点の測定点を選択すると共に、垂直方向の角度検出用として別々の走査ライン上の少なくとも2点の測定点を選択し、その距離データを抽出する機能と、この抽出された各測定点の距離データに基づいて画像投影面の水平方向および垂直方向の傾き角度を検出する機能とを実現させることを特徴とする。
本発明の請求項11に係るプログラムは、画像を投影する投影装置に搭載されたコンピュータによって実行されるプログラムであって、前記コンピュータに、測距用の特定の明暗パターンを有するチャート画像を投影する機能と、このチャート画像の投影面上の複数の測定点を2本の垂直方向の走査ラインにより読み取り、これらの測定点までの距離データを測定する機能と、この読み取られた各測定点の中から垂直方向の角度検出用として別々の走査ライン上の少なくとも2点の測定点を選択すると共に、垂直方向の角度検出用として同一走査ライン上の少なくとも2点の測定点を選択し、その距離データを抽出する機能と、この抽出された各測定点の距離データに基づいて画像投影面の水平方向および垂直方向の傾き角度を検出する機能とを実現させることを特徴とする。
本発明によれば、測距用のパターン画像であるチャート画像を投影した際に、その投影面上の複数の測定点を2本の水平方向または垂直方向の走査ラインにより二次元の平面で捕らえることで、これらの測定点の組み合わせから水平方向と垂直方向の両方向の傾き角度を1回の測定処理にて迅速に求めることができる。
また、このような角度検出にて得られた画像投影面の水平方向と垂直方向の傾き角度に応じて投影画像を台形補正することで、歪みのない綺麗な画像をスクリーン上に投影することが可能となる。
また、前記各測定点のうちの特定の測定点における距離データに基づいて投影画像の合焦位置を可変制御することで、投影画像の合焦位置を自動調整してスクリーン上に投影することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る投影装置として小型のプロジェクタ装置に例にした場合の外観構成を示す図であり、図1(A)は上から見た場合の斜視図、同図(B)は下から見た場合の斜視図である。
図1(A)に示すように、このプロジェクタ装置10は、直方体状の本体ケーシング11の前面に、投影レンズ12、2つの位相差センサ131及び132、受信部14が設けられている。
投影レンズ12は、後述するマイクロミラー素子等の空間的光変調素子で形成された光像を投影するためのものであり、ここでは合焦位置及びズーム位置(投影画角)を任意に可変できるものとする。
位相差センサ131及び132は、それぞれ被写体像に対する視差から三角測距の原理に基づいて被写体までの距離、具体的には画像投影面までの距離を測定するものである。この2つの位相差センサ131及び132は、それぞれに一対の測距レンズ13a,13b、測距レンズ13c,13dを有し、本体ケーシング11前面の投影レンズ12の近傍に水平方向に並設され、測距の際に画像投影面上の複数の測定点を水平方向の2本のライン上で読み取るように構成されている。
Ir受信部14は、図示しないこのプロジェクタ装置10のリモートコントローラからのキー操作信号が重畳された赤外光を受信する。
また、本体ケーシング11の上面には、本体メインキー/インジケータ15、スピーカ16、及びカバー17が配設される。なお、本体メインキー/インジケータ15の詳細については後述する。スピーカ16は、動画の再生時等の音声を拡声出力する。カバー17は、ここでは図示しないサブキーを操作する際に開閉する。該サブキーは、図示しないこのプロジェクタ装置10のリモートコントローラを使用せずに、本体メインキー/インジケータ15のキーでは設定指示できない詳細な各種動作等を操作する。
さらに、図1(B)に示すように、本体ケーシング11の背面には、入出力コネクタ部18、Ir受信部19、及びACアダプタ接続部20が配設される。
入出力コネクタ部18は、例えばパーソナルコンピュータ等の外部機器との接続のためのUSB端子、映像入力用のミニD−SUB端子、S端子、及びRCA端子と、音声入力用のステレオミニ端子等からなる。
Ir受信部19は、前記Ir受信部14と同様に、図示しないリモートコントローラからのキー操作信号が重畳された赤外光を受信する。ACアダプタ接続部20は、電源となる図示しないACアダプタからのケーブルを接続する。
また、本体ケーシング11の下面には、背面側に一対の固定脚部21,21が取り付けられると共に、前面側に高さ調節が可能な調整脚部22が取り付けられる。調整脚部22は、そのねじ回転位置を手動で操作することにより、正確には投影レンズ12の投影方向の鉛直方向成分、すなわち仰角を調整する。
図2は本体メインキー/インジケータ15の詳細な配置構成を示す図である。
本体メインキー/インジケータ15には、電源(power)キー15a、ズーム(Zoom)キー15b、フォーカス(Focus)キー15c、「AFK」キー15d、「Input」キー15e、「Auto」キー15f、「menu」キー15g、「Keystone」キー15h、「HELP」キー15i、「Esc」キー15j、「アップ(↑)」キー15k、「ダウン(↓)」キー15l、「レフト(←)」キー15m、「ライト(→)」キー15n、及び「Enter」キー15oと、電源/待機(power/standby)インジケータ15p、及び温度(TEMP)インジケータ15qを備える。
電源キー15aは、電源のオン/オフを指示する。
ズームキー15bは、「△」「▽」の操作によりズームアップ(tele)及びズームダウン(wide)を指示する。
フォーカスキー15cは、「△」「▽」の操作により合焦位置の前方向及び後方向への移動を指示する。
「AFK」キー15dは、自動合焦(Automatic Focus)と自動台形補正(Automatic Keystone correction)の即時実行を指示する。
「Input」キー15eは、前記入出力コネクタ部18のいずれかに入力される画像信号の手動切換えを指示し、「Auto」キー15fは、同入出力コネクタ部18のいずれかに入力される画像信号の自動切換えを指示する。
「menu」キー15gは、投影動作に関する各種メニュー項目の表示を指示し、「Keystone」キー15hは、台形補正の手動操作を指示する。
「HELP」キー15iは、指示操作が不明な場合の各種ヘルプ情報の表示を指示し、「Esc」キー15jはその時点での操作の解除を指示する。
「アップ」キー15k、「ダウン」キー15l、「レフト」キー15m、及び「ライト」キー15nは、メニュー項目や手動台形補正方向、ポインタやカーソル等その時点で選択または移動方向を指示する場合に応じて操作する。
電源/待機インジケータ15pは、電源のオン/オフ状態と画像信号の入力がない状態を例えば緑色と赤色のLEDの点灯/消灯あるいは点滅により表示する。
温度インジケータ15qは、画像投影の光源となるランプの温度が投影に適した状態となっているか否かを例えば緑色と赤色のLEDの点灯/消灯あるいは点滅により表示する。
図3はプロジェクタ装置10の電子回路の機能構成を示すブロック図である。図中、前記入出力コネクタ部18より入力された各種規格の画像信号が、入出力インタフェース(I/F)31、システムバスSBを介して画像変換部32で所定のフォーマットの画像信号に統一された後に表示エンコーダ33へ送られる。
表示エンコーダ33は、送られてきた画像信号をビデオRAM34に展開記憶させた上で、このビデオRAM34の記憶内容からビデオ信号を発生して表示駆動部35に出力する。
この表示駆動部35は、送られてきた画像信号に対応して適宜フレームレート、例えば30[フレーム/秒]で空間的光変調素子(SOM)36を表示駆動するもので、この空間的光変調素子36に対して、例えば超高圧水銀灯等の光源ランプ37が出射する高輝度の白色光を照射することで、その反射光で光像が形成され、投影レンズ12を介して図3では不図示のスクリーンに投影表示される。前記投影レンズ12は、レンズモータ(M)38により駆動されることで、ズーム位置及びフォーカス位置を適宜移動する。
前記各回路のすべての動作制御を司るのが制御部39である。この制御部39は、マイクロコンピュータからなり、CPUと、後述する自動合焦及び自動台形補正の処理を含む該CPUで実行される動作プログラムを固定的に記憶したROM、及びワークメモリとして使用されるRAM等を備える。
また、この制御部39には、システムバスSBを介して画像記憶部40、音声処理部41、測距処理部42が接続される。
画像記憶部40は、例えばフラッシュメモリ等からなり、後述する特定の明暗パターンを有する測距用のチャート画像やユーザロゴ画像の画像データを記憶するもので、制御部39に指示された画像データを適宜読出して前記表示エンコーダ33へ送出し、それらの画像を投影レンズ12により投影表示させる。
音声処理部41は、PCM音源等の音源回路を備え、投影表示動作時に与えられる音声データをアナログ化し、前記スピーカ16を駆動して拡声放音させる。
測距処理部42は、測距レンズ13a,13bを有する位相差センサ131と測距レンズ13c,13dを有する位相差センサ132を駆動して、後述する投影表示されたチャート画像中の任意のポイント位置までの距離を測定する。
なお、前記本体メインキー/インジケータ15とカバー17内に備えられる本体サブキーによりキー/インジケータ部43を構成し、このキー/インジケータ部43におけるキー操作信号が直接制御部39に入力され、また、制御部39は前記電源/待機インジケータ15p及び温度インジケータ15qを直接点灯/点滅駆動する一方で、前記Ir受信部14及びIr受信部19での赤外光受信信号も直接制御部39に入力される。
ここで、本実施形態の動作を説明する前に、図4乃至図6を参照して、このプロジェクタ装置10に用いられる位相差センサ方式による角度検出の方法について説明する。なお、ここではプロジェクタ装置10に設けられた2組の位相差センサ131と位相差センサ132のうち、一方の位相差センサ132を例にして説明するが、他方の位相差センサ131についても同様である。
まず、三角測距の原理について説明する。
図4はその説明図であり、平測距用の位相差センサ132を上から見た場合を示している。位相差センサ132は、前記一対の測距レンズ13c,13dと、この測距レンズ13c,13dに対向して配設された一対のフォトセンサアレイ51,52とから構成されている。
今、位相差センサ132から被写体53までの距離を測定する場合において、被写体53に対して照射された光の反射光が一方の測距レンズ13cを通じてフォトセンサアレイ51に結像すると共に、その反射光が他方の測距レンズ13dを通じてフォトセンサアレイ52に結像する。図中の54及び55がその被写体像を示している。
ここで、各測距レンズ13c、13dの光軸と結像間のそれぞれ距離をx1、x2とし、測距レンズ13c、13d間の距離をB、フォトセンサアレイ51、52と測距レンズ13c、13d間の距離をfとすると、被写体53までの距離dは以下のように式で求められる。
d=B*f/(x1+x2)
前記式において、B、fはセンサ固有の値であるので、被写体53までの距離dはフォトセンサアレイ51、52の位相(x1,x2)で求められることになる。
次に、多点測距について説明する。
図5はその説明図であり、前記位相差センサ132を構成する一対のフォトセンサアレイ51、52はそれぞれに一列に配設された数百bitのフォトセンサを有するラインセンサで構成される。これらのフォトセンサを複数のグループに分け、そのグループ毎に測距を行うのが多点測距である。
図5の例では、フォトセンサアレイ51、52に含まれるフォトセンサをそれぞれに3つのグループに分け、A1とA2グループのフォトセンサを用いてスクリーン56に向かって右側を測距し、B1とB2グループのフォトセンサを用いてスクリーン56の中央付近を測距し、C1とC2グループのフォトセンサを用いてスクリーン56に向かって左側を測距する場合が示されている。
ここで、図6に位相差センサ132とスクリーン56との位置関係を示すと、位相差センサ132とスクリーン56が並行である場合には、スクリーン56の右側、中央、左側の3つの測定点を測距すると(D,E,Fとする)、位相差がD=E=Fといった関係が成り立つ。
一方、スクリーン56がθだけ傾いて図中の点線で示すような状態になった場合、スクリーン56の右側、中央、左側の3つの測定点を測距すると(D´,E´,F´とする)、位相差がD´<E´<F´といった関係になる。この場合、スクリーン56は平面であるから、この3点は一次関数的な直線として表すことができ、この3点の距離からスクリーン56の傾き角度、つまりは、スクリーン56に投影された画像の傾き角度を求めることができる。
ところで、投影画像の水平方向と垂直方向の両方の傾き角度を検出する場合、一般的には、2つの位相差センサを水平方向と垂直方向に配置し、水平方向に配置した位相差センサにて水平測距用のパターン画像の各測定点を水平方向に読み取ることで水平方向の傾き角度を算出し、また、垂直方向に配置した位相差センサにて垂直測距用のパターン画像の各測定点を垂直方向に読み取ることで垂直方向の傾き角度を算出することが行われている。しかしながら、このような方法では、水平方向と垂直方向に関し、それぞれに個別のパターン画像を用いて2回に分けて測距を行わなければならないため、処理時間がかかってしまうといった問題がある。
そこで、本実施形態では、2つの位相差センサを同一方向に並設して、測距用のパターン画像(チャート画像と呼ぶ)上の各測定点を2本のライン上で読み取ることにより、これらの測定点の距離データに基づいて水平方向と垂直方向の両方向の傾き角度を一度に算出して処理時間の短縮化を図るようにしている。
図7に具体例を示す。図7(A)はプロジェクタ装置10の本体正面に設置された一対の位相差センサ131,132の配置例を示す図である。この位相差センサ131,132はそれぞれに同じラインセンサからなり、プロジェクタ装置10の投影レンズ12の近傍に水平方向に所定の間隔を以て並設されている。
また、同図(B)は水平/垂直用のパターン画像として投影されるチャート画像61の一例を示す図である。このチャート画像61には、その水平方向に3本の白線62〜64のパターンが等間隔に配置されている。白線62〜64以外の部分は黒(暗部)であるのに対し、白線62〜64の部分は白(明部)であり、その明暗パターンのコントラストの差から測定点を検知する。
図中のL1は位相差センサ131による水平方向の走査ラインであり、この走査ラインL1にて3箇所の測定点P1,P2,P3が検知される。また、図中のL2は位相差センサ132による水平方向の走査ラインであり、この走査ラインL2にて3箇所の測定点P4,P5,P6が検知される。
すなわち、本実施形態では、前記2つの位相差センサ131,132による2本の平行な走査ラインL1,L2にてチャート画像61上の各測定点P1〜P6を二次元の平面で捕らえることで一度に測定可能とし、これにより水平方向と垂直方向の傾き角度を短時間で検出することを特徴としている。
以下に、本実施形態の動作について詳しく説明する。
図8は、電源がオンされている状態で、本体メインキー/インジケータ15の「AFK」キー15dの操作により強制的に実行される割込み処理としての自動合焦及び自動台形補正の処理内容を示すもので、その制御は制御部39が内部のROMに記憶されている動作プログラムに基づいて実行する。
なお、ここでは「AFK」キー15dの操作に対応して自動合焦と自動台形補正の処理を1回のみ実行するワンショットモードと、「AFK」キー15dが1回目に操作されてから再度2回目に操作するまでの間、自動合焦と自動台形補正の処理を繰返し連続して実行するコンティニューモードとのいずれか一方を、予め本体メインキー/インジケータ15の「menu」キー15gと「アップ」キー15k、「ダウン」キー15l、及び「Enter」キー15o等の操作によりユーザが任意に切換設定しておくものとする。
その処理当初には、「AFK」キー15dの操作がなされるのを待機し(ステップA01)、「AFK」キー15dが操作されたと判断した時点で、それまでの動作を中断して割込み処理としての自動合焦と自動台形補正を開始する状態を設定した上で(ステップA02)、まず1回目の自動合焦と自動台形補正を実行する(ステップA03)。
図9は、この自動合焦と自動台形補正の処理内容を示すサブルーチンであり、その当初には投影レンズ12を含む投影系により画像記憶部40に記憶されている画像データに基づいて、図7(B)に示すような水平/垂直測距両用のチャート画像61を投影表示させる(ステップB01)。このチャート画像61は、等間隔で水平方向に配列された3本の白線62〜64を有するパターン画像からなる。
このチャート画像61を投影表示させた状態で、まず、プロジェクタ装置10の本体正面に設置された一対の位相差センサ131,132のうち、上段に位置する位相差センサ131を駆動し、図7(B)に示すように、第1の水平ラインである走査ラインL1とチャート画像61の白線62〜64との交点である測定点P1,P2,P3(明点)の位置を順次読み取り、測距処理部42により各測定点P1,P2,P3までの距離をそれぞれ測定する(ステップB02)。
なお、各測定点を測距する順番は、特に限定されるものではなく、例えば中央ポイントとなる測定点P2を先に測定した後、画面に向かって左ポイントとなる測定点P1、そして、画面に向かって右ポイントとなる測定点P3といった順で測定することでも良い。ここで得られた各測定点P1〜P3の距離データは、制御部39に設けられた測距結果記憶部39aに記憶保持される。
続いて、装置本体正面の下段に位置する位相差センサ132を駆動し、図7(B)に示すように、第2の水平ラインである走査ラインL2とチャート画像61の白線62〜64との交点である測定点P4,P5,P6(明点)の位置を順次読み取り、測距処理部42により、これらの測定点P4,P5,P6までの距離をそれぞれ測定する(ステップB03)。
この場合も各測定点を測距する順番は、特に限定されるものではなく、例えば中央ポイントとなる測定点P5を先に測定した後、画面に向かって左ポイントとなる測定点P4、そして、画面に向かって右ポイントとなる測定点P6といった順で測定することでも良い。ここで得られた各測定点P4〜P6の距離データは、制御部39に設けられた測距結果記憶部39aに記憶保持される。
ここで、前記測距結果記憶部39aに記憶された各測定点P1〜P6の距離データの中で、水平方向の角度検出に用いる少なくとも2点の測定点の距離データを抽出する(ステップB04)。この場合、抽出対象となる測定点は同一ライン上のものから選出するものとする。
すなわち、図7(B)の例で言えば、第1の走査ラインL1上の測定点P1,P2,P3または第2の走査ラインL2上の測定点P4,P5,P6の中から水平方向の角度検出に適用可能な少なくとも2点を選ぶことになる。
また、同一ライン上の各測定点の中でも、できるだけ装置本体に近い測定点つまり近点側のものを利用して角度検出することが好ましい。これは、装置本体に遠い程、位相差センサによる測距精度が悪くなるからである。したがって、例えば第1の走査ラインL1上の各測定点の中から選ぶ場合であれば、装置本体がスクリーン投影面と平行ではなく、P1>P2>P3といった順に傾いていたとすると、精度の悪い遠点側のP1は無視し、近点側の2点つまりP2とP3を抽出対象とし、それらの距離データに基づいて投影光軸に対するスクリーン投影面の左右方向(水平方向)の角度「θh」を算出する(ステップB05)。
次に、前記測距結果記憶部39aに記憶された各測定点P1〜P6の距離データの中で、垂直方向の角度検出に用いる少なくとも2点の測定点の距離データを抽出する(ステップB06)。この場合、走査ラインL1,L2はそれぞれに水平ラインであるため、抽出対象となる測定点は異なるライン上のものから選出する必要がある。
すなわち、図7(B)の例で言えば、第1の走査ラインL1上の測定点P1,P2,P3から少なくとも1つ、また、第2の走査ラインL2上の測定点P4,P5,P6から少なくとも1つといったように、別々のラインから垂直方向の角度検出に適用可能な少なくとも2点を選ぶことになる。
また、このときも前記水平方向の角度検出時と同様に、装置本体から遠いものは避け、近点側を利用することが好ましいため、2点を選ぶとするならば、「P1とP4」,「P2とP5」,「P3とP6」の組み合わせの中から選び、これらの測定点の距離データに基づいて投影光軸に対するスクリーン投影面の上下方向(垂直方向)の角度「θv」を算出する(ステップB07)。
次いで、各測定点P1〜P6の中で投影画像面の中心に最も近い点、つまり、P2またはP5の測定点を基準点として抽出し、その投影画像位置までの距離をそのまま投影画像を代表する距離値であるものとして取得し(ステップB08)、レンズモータ38により、その距離値に応じた合焦位置となるように投影レンズ12を移動させる。
その後、前記ステップB05、B07で得られた画像を投影しているスクリーン投影面の左右方向の角度「θh」及び上下方向の角度「θv」を基にして、スクリーン投影面が全体でどの方向にどれだけの角度で斜めになっており、投影画像を入力される画像信号と同一の適正なアスペクト比の矩形とすればよいのか、必要な台形補正の角度を算出し、表示エンコーダ33にビデオRAM34で展開記憶させる画像データの上辺と下辺の比、及び左辺と右辺の比を補正させるように設定した上で(ステップB09)、この図9による一連のサブルーチンを一旦終了して前記図8の処理に戻る。
図8では、ステップA03での自動合焦と自動台形補正を実行した後、その時点で上述したコンティニューモードが設定されているか否かを判断する(ステップA04)。
ここでコンティニューモードが設定されていると判断した場合、次いで2回目の「AFK」キー15dの操作がないことを確認した上で(ステップA05)、前記ステップA03に戻り、再度自動合焦と自動台形補正を実行する。
こうしてコンティニューモードが設定されている状態では、2回目の「AFK」キー15dが操作されるまで前記ステップA03〜A05の処理を繰返し実行することで、自動合焦と自動台形補正の処理を実行し続ける。
2回目の「AFK」キー15dが操作されたと前記ステップA05で判断した場合、及び前記ステップA04でコンティニューモードではなくワンショットモードが設定されていると判断した場合には、その時点で割込み処理である自動合焦と自動台形補正を終了する状態を設定し(ステップA06)、再びそれまでの動作に復帰した上で、再度の「AFK」キー15dの操作に備えて前記ステップA01からの処理に戻る。
このように、ユーザが本体メインキー/インジケータ15の「AFK」キー15dを操作すると、そのキー操作に対応して画像投影面中の縦横各方向に対応した複数の測定点までの距離が測定され、その測定結果に基づいて投影画像の自動合焦と自動台形補正が同時に実行される。したがって、1回のキー指示操作でより簡単且つ迅速に投影画像の合焦位置及び台形歪を自動調整できる。
また、前記自動合焦と自動台形補正の前処理として必要となる測距を行う場合に、同一方向に並設された一対の位相差センサ131,132を用いて、チャート画像61の投影面から各測定点P1〜P6を二次元の平面で捕らえることで、これらの測定点P1〜P6の組み合わせから水平方向と垂直方向の両方向の傾き角度を1回の測定処理にて迅速に求めることができ、その傾き角度に応じた自動台形補正により、歪みのない綺麗な画像をスクリーン上に投影することが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
プロジェクタ装置10の外観構成や回路構成については、位相差センサの配置を除いて前記第1の実施形態(図1〜図3)と同様である。前記第1の実施形態では、図7で説明したように、一対の位相差センサ131,132を水平方向に並設し、チャート画像61の投影面上の複数の測定点P1〜P6を水平方向に2本のライン上で読み取るものとしたが、第2の実施形態では、これを垂直方向に読み取るようにしている。
図10に具体例を示す。図10(A)はプロジェクタ装置10の本体正面に設置された一対の位相差センサ131′,132′の配置例を示す図であり、第2の実施形態では、この位相差センサ131′,132′が投影レンズ12の近傍に垂直方向に所定の間隔を以て並設されている。
また、同図(B)は水平/垂直用のパターン画像として投影されるチャート画像71の一例を示す図であり、前記第1の実施形態で用いたチャート画像61の向きを変えたものと同じである。すなわち、このチャート画像71には、その垂直方向に3本の白線72〜74のパターンが等間隔に配置されている。白線72〜74以外の部分は黒(暗部)であるのに対し、白線72〜74の部分は白(明部)であり、その明暗パターンのコントラストの差から測定点を検知する。
図中のL3は位相差センサ131′による垂直方向の走査ラインであり、この走査ラインL3にて3箇所の測定点P7,P8,P9が検知される。また、図中のL4は位相差センサ132′による垂直方向の走査ラインであり、この走査ラインL4にて3箇所の測定点P10,P11,P12が検知される。
すなわち、第2の実施形態では、前記2つの位相差センサ131′,132′による2本の平行な走査ラインL3,L4にてチャート画像71上の各測定点P7〜P12を二次元の平面で捕らえることで一度に測定可能とし、これにより水平方向と垂直方向の傾き角度を短時間で検出することを特徴としている。
以下に、第2の実施形態としての処理動作について説明する。なお、全体の流れは図8のフローチャートと同様であるため、ここでは図8のステップA03で実行されるAFK処理について説明する。
図11は、第2の実施形態におけるAFK(自動合焦と自動台形補正)の処理内容を示すサブルーチンである。基本的な処理の流れは、前記第1の実施形態における図9と同様であり、ここでは垂直方向に並設された一対の位相差センサ131′,132′を用いてチャート画像71の各測定点P7〜P12を2本の垂直方向の走査ラインL3,L4にて検知する点が異なる。
まず、投影レンズ12を含む投影系により画像記憶部40に記憶されている画像データに基づいて、図10(B)に示すような水平/垂直測距両用のチャート画像71を投影表示させる(ステップC01)。このチャート画像71は、等間隔で垂直方向に配列された3本の白線72〜74を有するパターン画像からなる。
このチャート画像71を投影表示させた状態で、まず、プロジェクタ装置10の本体正面に設置された一対の位相差センサ131′,132′のうち、本体正面に向かって右側に位置する位相差センサ132′を駆動し、図10(B)に示すように、第1の垂直ラインである走査ラインL3とチャート画像71の白線72〜74との交点である測定点P7,P8,P9(明点)の位置を順次読み取り、測距処理部42により各測定点P7,P8,P9までの距離をそれぞれ測定する(ステップC02)。
なお、各測定点を測距する順番は、特に限定されるものではなく、例えば中央ポイントとなる測定点P8を先に測定した後、画面に向かって上ポイントとなる測定点P7、そして、画面に向かって下ポイントとなる測定点P9といった順で測定することでも良い。ここで得られた各測定点P7〜P9の距離データは、制御部39に設けられた測距結果記憶部39aに記憶保持される。
続いて、装置本体正面の左側に位置する位相差センサ131′に駆動し、図10(B)に示すように、第2の垂直ラインである走査ラインL4とチャート画像71の白線72〜74との交点である測定点P10,P11,P12(明点)の位置を順次読み取り、測距処理部42により、これらの測定点P10,P11,P12までの距離をそれぞれ測定する(ステップC03)。
この場合も各測定点を測距する順番は、特に限定されるものではなく、例えば中央ポイントとなる測定点P11を先に測定した後、画面に向かって上ポイントとなる測定点P10、そして、画面に向かって下ポイントとなる測定点P12といった順で測定することでも良い。ここで得られた各測定点P10〜P12の距離データは、制御部39に設けられた測距結果記憶部39aに記憶保持される。
ここで、前記測距結果記憶部39aに記憶された各測定点P7〜P12の距離データの中で、水平方向の角度検出に用いる少なくとも2点の測定点の距離データを抽出する(ステップC04)。この場合、走査ラインL3,L4はそれぞれに垂直ラインであるため、抽出対象となる測定点は異なるライン上のものから選出する必要がある。
すなわち、図10(B)の例で言えば、第1の走査ラインL3上の測定点P7,P8,P9から少なくとも1つ、また、第2の走査ラインL4上の測定点P10,P11,P12から少なくとも1つといったように、別々のラインから水平方向の角度検出に適用可能な少なくとも2点を選ぶことになる。
また、前記第1の実施形態で説明したように、各測定点のうち、できるだけ装置本体に近い測定点つまり近点側のものを利用して角度検出することが好ましい。これは、装置本体に遠い程、位相差センサによる測距精度が悪くなるからである。したがって、2点を選ぶとするならば、「P7とP10」,「P8とP11」,「P9とP12」の組み合わせの中から選び、これらの距離データに基づいて投影光軸に対するスクリーン投影面の左右方向(水平方向)の角度「θh」を算出する(ステップC05)。
次に、前記測距結果記憶部39aに記憶された各測定点P7〜P12の距離データの中で、垂直方向の角度検出に用いる少なくとも2点の測定点の距離データを抽出する(ステップC06)。この場合、抽出対象となる測定点は同一ライン上のものから選出するものとする。
すなわち、図10(B)の例で言えば、第1の走査ラインL3上の測定点P7,P8,P9または第2の走査ラインL4上の測定点P10,P11,P12の中から水平方向の角度検出に適用可能な少なくとも2点を選ぶことになる。
また、同一ライン上の各測定点の中でも、できるだけ装置本体に近い測定点つまり近点側のものを利用して角度検出することが好ましいため、例えば第1の走査ラインL3の各測定点の中から選ぶ場合であれば、装置本体がスクリーン投影面と平行ではなく、P7>P8>P9といった順に傾いていたとすると、精度の悪い遠点側のP7は無視し、近点側の2点つまりP8とP9を抽出対象とし、それらの距離データに基づいて投影光軸に対するスクリーン投影面の左右方向(垂直方向)の角度「θv」を算出する(ステップC07)。
次いで、各測定点P7〜P12の中で投影画像面の中心に最も近い点、つまり、P8またはP11の測定点を基準点として抽出し、その投影画像位置までの距離データをそのまま投影画像を代表する距離値であるものとして取得し(ステップC08)、レンズモータ38により、その距離値に応じた合焦位置となるように投影レンズ12を移動させる。
その後、前記ステップC05、C07で得られた画像を投影しているスクリーン投影面の左右方向の角度「θh」及び上下方向の角度「θv」を基にして、スクリーン投影面が全体でどの方向にどれだけの角度で斜めになっており、投影画像を入力される画像信号と同一の適正なアスペクト比の矩形とすればよいのか、必要な台形補正の角度を算出し、表示エンコーダ33にビデオRAM34で展開記憶させる画像データの上辺と下辺の比、及び左辺と右辺の比を補正させるように設定した上で(ステップC09)、ここでは処理を一旦終了して前記図8の処理に戻る。
このように、垂直方向に並設された一対の位相差センサ131′,132′を用いてチャート画像71の各測定点P7〜P12を2本の垂直方向の走査ラインL3,L4にて検知する構成とした場合でも、前記第1の実施形態と同様に、各測定点P7〜P12の組み合わせから水平方向と垂直方向の両方向の傾き角度を1回の測定処理にて迅速に求めることができ、その傾き角度に応じた自動台形補正により、歪みのない綺麗な画像をスクリーン上に投影することが可能となる。
なお、前記第1の実施形態では、図9のステップB08にて自動合焦処理(オートフォーカス処理)を行う際に、画像投影面の中心位置に近い測定点(図7のP2またはP5)を基準点として抽出したが、位相差センサ131,132の設置場所を調整して、図12に示すように、どちらか一方の位相差センサにてチャート画像61の投影面の中心位置を捕らえるような構成とすれば、その画像投影面の中心位置の距離データを用いて、より正確な焦点調整が可能となる。
図12の例では、位相差センサ131の走査線L1にて画像投影面の中心位置を捕らえるようにしており、その場合にはP2の測定点までの距離データに基づいて合焦処理が行われることになる。
また、前記第2の実施形態における図11のステップC08で合焦処理を行う場合でも同様であり、位相差センサ131′,132′の設置場所を調整して、図13に示すように、どちらか一方の位相差センサにてチャート画像71の投影面の中心位置を捕らえるような構成とすれば、その画像投影面の中心位置の距離データを用いて、より正確な焦点調整が可能となる。
図13の例では、位相差センサ131′の走査線L3にて画像投影面の中心位置を捕らえるようにしており、その場合にはP8の測定点までの距離データに基づいて合焦処理が行われることになる。
また、前記第1および第2の実施形態では、計6箇所の測定点を定めて測距を行うものとしたが、測定点をさらに増やしても良く、その場合には、各測定点について水平方向の傾き角度の検出に用いる測定点や、垂直方向の傾き角度の検出に用いる測定点を適宜抽出して、前記同様の処理を行うことになる。
その他、本発明は前記実施の形態に限らず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能であるものとする。
さらに、前記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
また、上述した実施形態において記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD−ROM等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで各種装置に適用したり、そのプログラム自体をネットワーク等の伝送媒体により伝送して各種装置に適用することも可能である。本装置を実現するコンピュータは、記録媒体に記録されたプログラムあるいは伝送媒体を介して提供されたプログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行する。
本発明の第1の実施形態に係る投影装置として小型のプロジェクタ装置に例にした場合の外観構成を示す図。 同実施形態におけるプロジェクタ装置に設けられた本体メインキー/インジケータの配置構成を示す図。 同実施形態におけるプロジェクタ装置の電子回路の機能構成を示すブロック図。 三角測距の原理について説明するための図。 多点測距について説明するための図。 位相差センサとスクリーンとの位置関係を示す図。 同実施形態におけるプロジェクタ装置の位相差センサの配置と測距用のチャート画像との関係を示す図。 同実施形態におけるプロジェクタ装置のAFKキー操作に対する処理内容を示すフローチャート。 同実施形態におけるプロジェクタ装置のAFK処理のサブルーチンの処理内容を示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態におけるプロジェクタ装置を説明するための図であり、プロジェクタ装置の位相差センサの配置と測距用のチャート画像との関係を示す図。 同実施形態におけるプロジェクタ装置のAFK処理のサブルーチンの処理内容を示すフローチャート。 前記第1の実施形態における変形例を説明するための図であり、画像投影面上の中心位置を測定点として捕らえる場合のチャート画像の一例を示す図。 前記第2の実施形態における変形例を説明するための図であり、画像投影面上の中心位置を測定点として捕らえる場合のチャート画像の一例を示す図。
符号の説明
10…プロジェクタ装置、11…本体ケーシング、12…投影レンズ、131,132…位相差センサ、13a,13b,13c,13d…測距レンズ、14…Ir受信部、15…本体メインキー/インジケータ、15a…電源(power)キー、15b…ズーム(Zoom)キー、15c…フォーカス(Focus)キー、15d…「AFK」キー、15e…「Input」キー、15f…「Auto」キー、15p…電源/待機インジケータ、15q…温度インジケータ、16…スピーカ、17…カバー、18…入出力コネクタ部、19…Ir受信部、20…ACアダプタ接続部、21…固定脚部、22…調整脚部、31…入出力インタフェース(I/F)、32…画像変換部、33…表示エンコーダ、34…ビデオRAM、35…表示駆動部、36…空間的光変調素子(SOM)、37…光源ランプ、38…レンズモータ(M)、39…制御部、39a…測距結果記憶部、40…画像記憶部、41…音声処理部、42…測距処理部、43…キー/インジケータ部、SB…システムバス、51,52…フォトセンサアレイ、54,55…被写体像、56…スクリーン、61…チャート画像、62〜64…白線、P1〜6…測定点、131′,132′…位相差センサ、71…チャート画像、72〜74…白線、P7〜12…測定点。

Claims (11)

  1. 測距用の特定の明暗パターンを有するチャート画像を投影する投影手段と、
    この投影手段によるチャート画像の投影面上の複数の測定点を2本の水平方向または垂直方向の走査ラインにより読み取り、これらの測定点までの距離データを測定する測距手段と、
    この測距手段によって読み取られた各測定点の中から水平方向の角度検出用と垂直方向の角度検出用にそれぞれ少なくとも2点の測定点を選択し、その距離データを抽出するデータ抽出手段と、
    このデータ抽出手段によって抽出された各測定点の距離データに基づいて画像投影面の水平方向および垂直方向の傾き角度を検出する角度検出手段と
    を具備したことを特徴とする投影装置。
  2. 測距用の特定の明暗パターンを有するチャート画像を投影する投影手段と、
    この投影手段によるチャート画像の投影面上の複数の測定点を2本の水平方向の走査ラインにより読み取り、これらの測定点までの距離データを測定する測距手段と、
    この測距手段によって読み取られた各測定点の中から水平方向の角度検出用として同一走査ライン上の少なくとも2点の測定点を選択すると共に、垂直方向の角度検出用として別々の走査ライン上の少なくとも2点の測定点を選択し、その距離データを抽出するデータ抽出手段と、
    このデータ抽出手段によって抽出された各測定点の距離データに基づいて画像投影面の水平方向および垂直方向の傾き角度を検出する角度検出手段と
    を具備したことを特徴とする投影装置。
  3. 測距用の特定の明暗パターンを有するチャート画像を投影する投影手段と、
    この投影手段によるチャート画像の投影面上の複数の測定点を2本の垂直方向の走査ラインにより読み取り、これらの測定点までの距離データを測定する測距手段と、
    この測距手段によって読み取られた各測定点の中から垂直方向の角度検出用として別々の走査ライン上の少なくとも2点の測定点を選択すると共に、垂直方向の角度検出用として同一走査ライン上の少なくとも2点の測定点を選択し、その距離データを抽出するデータ抽出手段と、
    このデータ抽出手段によって抽出された各測定点の距離データに基づいて画像投影面の水平方向および垂直方向の傾き角度を検出する角度検出手段と
    を具備したことを特徴とする投影装置。
  4. 前記角度検出手段によって検出された画像投影面の水平方向および垂直方向の傾き角度に基づいて、前記投影手段によって投影される画像が適正なアスペクト比の矩形となるように台形補正を行う台形補正手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の投影装置。
  5. 前記測距手段によって得られた各測定点のうちの特定の測定点における距離データに基づいて、前記投影手段によって投影される画像の合焦位置を可変制御する合焦制御手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の投影装置。
  6. 画像を投影する投影装置に用いられる角度検出方法であって、
    測距用の特定の明暗パターンを有するチャート画像を投影するステップと、
    このチャート画像の投影面上の複数の測定点を2本の水平方向または垂直方向の走査ラインにより読み取り、これらの測定点までの距離データを測定するステップと、
    この読み取られた各測定点の中から水平方向の角度検出用と垂直方向の角度検出用にそれぞれ少なくとも2点の測定点を選択し、その距離データを抽出するステップと、
    この抽出された各測定点の距離データに基づいて画像投影面の水平方向および垂直方向の傾き角度を検出するステップと
    を備えたことを特徴とする角度検出方法。
  7. 画像を投影する投影装置に用いられる角度検出方法であって、
    測距用の特定の明暗パターンを有するチャート画像を投影するステップと、
    このチャート画像の投影面上の複数の測定点を2本の水平方向の走査ラインにより読み取り、これらの測定点までの距離データを測定するステップと、
    この読み取られた各測定点の中から水平方向の角度検出用として同一走査ライン上の少なくとも2点の測定点を選択すると共に、垂直方向の角度検出用として別々の走査ライン上の少なくとも2点の測定点を選択し、その距離データを抽出するステップと、
    この抽出された各測定点の距離データに基づいて画像投影面の水平方向および垂直方向の傾き角度を検出するステップと
    を備えたことを特徴とする角度検出方法。
  8. 画像を投影する投影装置に用いられる角度検出方法であって、
    測距用の特定の明暗パターンを有するチャート画像を投影するステップと、
    このチャート画像の投影面上の複数の測定点を2本の垂直方向の走査ラインにより読み取り、これらの測定点までの距離データを測定するステップと、
    この読み取られた各測定点の中から垂直方向の角度検出用として別々の走査ライン上の少なくとも2点の測定点を選択すると共に、垂直方向の角度検出用として同一走査ライン上の少なくとも2点の測定点を選択し、その距離データを抽出するステップと、
    この抽出された各測定点の距離データに基づいて画像投影面の水平方向および垂直方向の傾き角度を検出するステップと
    を備えたことを特徴とする角度検出方法。
  9. 画像を投影する投影装置に搭載されたコンピュータによって実行されるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    測距用の特定の明暗パターンを有するチャート画像を投影する機能と、
    このチャート画像の投影面上の複数の測定点を2本の水平方向または垂直方向の走査ラインにより読み取り、これらの測定点までの距離データを測定する機能と、
    この読み取られた各測定点の中から水平方向の角度検出用と垂直方向の角度検出用にそれぞれ少なくとも2点の測定点を選択し、その距離データを抽出する機能と、
    この抽出された各測定点の距離データに基づいて画像投影面の水平方向および垂直方向の傾き角度を検出する機能と
    を実現させることを特徴とするプログラム。
  10. 画像を投影する投影装置に搭載されたコンピュータによって実行されるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    測距用の特定の明暗パターンを有するチャート画像を投影する機能と、
    このチャート画像の投影面上の複数の測定点を2本の水平方向の走査ラインにより読み取り、これらの測定点までの距離データを測定する機能と、
    この読み取られた各測定点の中から水平方向の角度検出用として同一走査ライン上の少なくとも2点の測定点を選択すると共に、垂直方向の角度検出用として別々の走査ライン上の少なくとも2点の測定点を選択し、その距離データを抽出する機能と、
    この抽出された各測定点の距離データに基づいて画像投影面の水平方向および垂直方向の傾き角度を検出する機能と
    を実現させることを特徴とするプログラム。
  11. 画像を投影する投影装置に搭載されたコンピュータによって実行されるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    測距用の特定の明暗パターンを有するチャート画像を投影する機能と、
    このチャート画像の投影面上の複数の測定点を2本の垂直方向の走査ラインにより読み取り、これらの測定点までの距離データを測定する機能と、
    この読み取られた各測定点の中から垂直方向の角度検出用として別々の走査ライン上の少なくとも2点の測定点を選択すると共に、垂直方向の角度検出用として同一走査ライン上の少なくとも2点の測定点を選択し、その距離データを抽出する機能と、
    この抽出された各測定点の距離データに基づいて画像投影面の水平方向および垂直方向の傾き角度を検出する機能と
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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