JP2010122273A - 投写光学系のズーム比測定方法、そのズーム比測定方法を用いた投写画像の補正方法及びその補正方法を実行するプロジェクタ - Google Patents

投写光学系のズーム比測定方法、そのズーム比測定方法を用いた投写画像の補正方法及びその補正方法を実行するプロジェクタ Download PDF

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Abstract

【課題】ズーム機能を有する投写光学系において、そのズーム比の測定精度を向上させる技術を提供する。
【解決手段】原画像を表す画像光を投写スクリーンにズームして投写する投写光学系のズーム比を測定する測定方法であって、測定点を含む測定用画像を、測定点が投写光学系の光軸からオフセットした位置に投写されるように、投写スクリーンに投写表示する工程と、測定点が投写スクリーンに投写表示された投写測定点を、投写光学系からの相対的な固定位置として予め設定されている測定点検出位置から検出する工程と、検出された投写測定点の位置情報を求め、位置情報と、予め準備された位置情報に対するズーム比との関係を用いてズーム比を決定する工程とを備える、測定方法。
【選択図】図8

Description

この発明は、光を投写面にズームして投写する投写光学系に関する。
プロジェクタでは、液晶パネルに表示される原画像を表す画像光を投写光学系を介して投写スクリーンに投写することにより画像を表示する。しかし、プロジェクタの投写画像は、投写スクリーンの状態(例えば、投写光学系に対する投写スクリーンの位置や傾斜角度、投写スクリーンの面の形状など)によっては、台形歪みなどの歪みを生じてしまう場合がある。これまで、投写スクリーンの状態に応じて、原画像に対して補正処理を実行することにより、投写画像の歪みを低減する種々の技術が提案されてきた(特許文献1等)。
特開2001−061121号公報 特開2001−320652号公報 特開2004−140845号公報
ところで、プロジェクタに用いられる投写光学系は、一般に、ズーム機構を備えており、投写画像を任意にズームして表示することが可能である。しかし、ズーム機構によりズーム比を調整した場合には、投写光学系の焦点距離が変化する。従って、上述した原画像の補正処理などにおいて、投写光学系の焦点距離を投写光学系の内部パラメータとして用いる場合には、ズーム比が調整された後の投写光学系の焦点距離がより正確に測定されることが好ましい。こうした要求はプロジェクタに限らず、ズーム機能を有する投写光学系を備える光学機器において共通する要求であった。しかし、これまで、こうした要求に対して十分な工夫がなされてこなかったのが実情であった。
本発明は、ズーム機能を有する投写光学系において、そのズーム比の測定精度を向上させる技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
原画像を表す画像光を投写スクリーンに投写する投写光学系のズーム比を測定する測定方法であって、
(a)測定点を含む測定用画像を、前記測定点が前記投写光学系の光軸からオフセットした位置に表示されるように、前記投写スクリーンに投写表示する工程と、
(b)前記測定点が前記投写スクリーンに投写表示された投写測定点を、前記投写光学系に対する相対的な位置が固定されている測定点検出位置から検出する工程と、
(c)検出された前記投写測定点の位置情報を求め、前記位置情報と、予め準備された前記位置情報に対するズーム比の関係とを用いて前記ズーム比を決定する工程と、
を備える、測定方法。
この測定方法によれば、少なくとも1つの測定点を投写スクリーンに投写表示して、その位置を検出することにより、投写光学系のズーム比を決定することができる。従って、ズーム機能を有する投写光学系において、そのズーム比の測定精度を向上させることができる。
[適用例2]
適用例1記載の測定方法であって、
前記工程(b)は、前記測定検出位置から撮像部によって前記投写測定点を撮影し、撮影された撮影画像上における前記投写測定点の像を検出する工程を含み、
前記撮像部の光軸の方向ベクトルと、前記測定用画像の原画像において前記測定点が前記投写光学系の光軸からオフセットされた方向の方向ベクトルとが、ほぼ垂直の関係を有する、測定方法。
この測定方法によれば、撮影画像上において、投写光学系のズーム比の変化に応じて、測定点の像が移動する方向と、測定点の投写距離の変化に応じて移動する方向とは、ほぼ直交する。従って、ズーム比の変化による撮影画像上における測定点の像の位置の変化の検出精度が向上し、ズーム比の測定精度を向上させることができる。なお、本明細書において「原画像」と呼ぶときには、投写光学系の前段において、投写画像を形成するために液晶パネルなどに形成された画像が含まれる。
[適用例3]
適用例2に記載の測定方法であって、
前記位置情報には、前記撮影画像上における前記投写測定点の像の座標が含まれ、
前記工程(c)は、前記像の座標と、予め準備された前記像の座標に対する前記ズーム比の関係とを用いて、前記像の座標に対する前記ズーム比を決定する工程を含む、測定方法。
この測定方法によれば、予め準備されたマップによって一意にズーム比を決定できるため、ズーム比の測定が容易となる。
[適用例4]
原画像を表す画像光をズーム機構を備える投写光学系を介して投写スクリーンに投写することにより表示された投写画像を補正する画像の補正方法であって、
(a)測定点を含む測定用画像を、前記測定点が前記投写光学系の光軸からオフセットした位置に表示されるように、前記投写スクリーンに投写表示する工程と、
(b)前記測定点が前記投写スクリーンに投写表示された投写測定点を、前記投写光学系に対する相対的な位置が固定されている測定点検出位置から検出する工程と、
(c)検出された前記投写測定点の位置情報を求め、前記位置情報と、予め準備された前記位置情報に対するズーム比の関係とを用いて前記ズーム比を決定する工程と、
(d)決定された前記ズーム比を用いて、前記投写画像の台形歪みを補正する工程と、
を備える、画像の補正方法。
この画像の補正方法によれば、投写光学系のズーム比の変化により、その焦点距離が変化した場合であっても、その変化した焦点距離を原画像の台形歪み補正に反映させることができる。従って、ズーム機構を有する投写光学系を備えるプロジェクタにおいて、より適切な投写画像の画像補正が可能となる。
[適用例5]
適用例4記載の画像の補正方法であって、
前記工程(b)は、前記測定検出位置から撮像部によって前記投写測定点を撮影し、撮影された撮影画像上における前記投写測定点の像を検出する工程を含み、
前記撮像部の光軸の方向ベクトルと、前記測定用画像の原画像において前記測定点が前記投射光学系の光軸からオフセットされた方向の方向ベクトルとがほぼ垂直の関係を有する、画像の補正方法。
この補正方法によれば、さらに、ズーム比を精度良く測定することができ、原画像の台形歪み補正に反映させることができる。従って、表示画像の画質を向上させることができる。
[適用例6]
適用例5に記載の画像の補正方法であって、
前記位置情報には、前記撮影画像上における前記投写測定点の像の座標が含まれ、
前記工程(c)は、前記像の座標と、予め準備された前記像の座標に対する前記ズーム比の関係とを用いて、前記像の座標に対する前記ズーム比を決定する工程を含む、画像の補正方法。
この補正方法によれば、ズーム比を容易に測定することができ、原画像の歪み補正に反映させることができる。従って、表示画像の画質を向上させることができる。
[適用例7]
原画像を表す画像光を投写スクリーンに投写することにより投写画像を表示するプロジェクタであって、
ズーム機構を備え、前記画像光を前記投写スクリーンに投写する投写光学系と、
前記投写光学系から前記投写スクリーンに投写された測定用画像に含まれる投写測定点を検出する測定点検出部と、
前記投写画像の補正を実行する制御部と、
を備え、
前記投写測定点は、前記投写光学系の光軸からオフセットされた位置に投写表示されるズーム比測定用投写測定点を含み、
前記測定点検出部は、前記投写光学系に対する相対的な位置が固定されている測定点検出位置に設けられており、
前記制御部は、検出された前記ズーム比測定用投写測定点の位置情報を求め、前記位置情報と、予め準備された前記位置情報に対するズーム比の関係とを用いて前記ズーム比を決定し、決定された前記ズーム比を用いて前記投写画像の補正を実行する、プロジェクタ。
[適用例8]
適用例7に記載のプロジェクタであって、
前記測定点検出部は、前記投写測定点を撮影する撮像部を含み、
前記撮像部の光軸の方向ベクトルと、前記測定用画像の原画像において前記ズーム比測定用測定点が前記投写光学系の光軸からオフセットされた方向の方向ベクトルとが、ほぼ垂直の関係を有する、プロジェクタ。
[適用例9]
適用例8に記載のプロジェクタであって、
前記位置情報は、前記撮像部によって撮影された撮影画像上における前記ズーム比測定用投写測定点の像の座標が含まれ、
前記制御部は、前記像の座標と、予め準備された前記像に対する前記ズーム比との関係とを用いて、前記像の座標に対する前記ズーム比を決定する、プロジェクタ。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、ズーム機構を備える投写光学系のズーム比測定方法およびズーム比測定装置、ズーム比測定装置の制御方法およびズーム比測定装置の制御装置、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の形態で実現することができる。
A.実施例:
図1は本発明の一実施例としてのプロジェクタの内部構成の概略を示すブロック図である。このプロジェクタ100は、画像を表す画像光を投写スクリーンSCなどの投写面上に投写して画像を表示する。
プロジェクタ100は、A/D変換部110と、中央処理装置120(CPU120)と、映像用プロセッサ134と、内部メモリ160(RAM160)と、不揮発性記憶部170(ROM170)と、撮影画像メモリ182とを備えている。プロジェクタ100は、さらに、照明光学系140と、液晶パネル130と、投写光学系150と、液晶パネル駆動部132と、ズームレンズ駆動部155と、撮像部180と、リモコン制御部190と、リモコン191とを備えている。なお、CPU120と、液晶パネル駆動部132と、映像用プロセッサ134と、ズームレンズ駆動部155と、RAM160と、ROM170と、撮像部180と、撮影画像メモリ182と、リモコン制御部190とは内部バス102を介して互いに接続されている。
プロジェクタ100は、リモコン191を介してユーザからのプロジェクタ100の操作に関する指示入力を受け付ける。リモコン制御部190は、ユーザによる指示入力を示す信号をリモコン191から受信してCPU120へと送信する。CPU120は、その信号に応じてプロジェクタ100の各構成部を制御する。
プロジェクタ100は、図示しないDVDプレーヤやパソコンなどの外部機器から表示画像を表す画像信号をケーブル300を介して受け取る。外部機器から入力されたアナログ画像信号は、A/D変換部110によってデジタル画像信号へと変換され、映像用プロセッサ134に供給される。
映像用プロセッサ134は、台形歪み補正部136を備える。台形歪み補正部136は、A/D変換部110から入力されたデジタル画像信号に対して台形補正を実行する。台形補正については後述する。なお、以後、本明細書においては、A/D変換部110から出力されるデジタル画像信号によって表される画像を「補正前原画像」と呼ぶ。一方、映像用プロセッサ134によって補正された後のデジタル画像信号が表す画像を「補正後原画像」または、単に「原画像」と呼ぶ。
ここで、CPU120は、パターン検出部121と、ズーム比測定部122と、焦点距離算出部123と、三次元測量部124と、投写角度算出部125とを有する。これらの各構成部121〜125の連携処理により、台形歪み補正部136が実行する台形補正で用いられるパラメータが決定される。具体的なその連携処理の内容については後述する。なお、CPU120が備える各構成部121〜125は、RAM160に格納されたコンピュータプログラムとして実現され、必要に応じてCPU120に読み込まれるものとしても良い。一方、映像用プロセッサ134の台形歪み補正部136は、ハードウェア的に構成されるものとしても良い。
映像用プロセッサ134は、補正後原画像を表すデジタル画像信号を液晶パネル駆動部132へと出力する。液晶パネル駆動部132は、当該デジタル画像信号に基づいて液晶パネル130を駆動する。液晶パネル130は、照明光学系140から照射された照明光を画像を表す画像光へと変調する。液晶パネル130から出力された画像光は、投写光学系150を介して投写スクリーンSCへと投写される。以後、本明細書においては、投写スクリーンSCに投写表示された画像を「投写画像」と呼ぶ。
なお、投写光学系150は、ズームレンズ152を備えている。ズームレンズ152は、ズームレンズ駆動部155のズーム調整用モータ156やフォーカス調整用モータ157によって焦点距離が調整される。これによって、投写画像は、その表示倍率やフォーカスが調整される。
撮像部180は、投写画像が表示されている投写スクリーンSCを撮影することが可能である。プロジェクタ100は、この撮影画像に基づいて、プロジェクタ100に対する投写スクリーンSCの配置状態を検出することができる。ここで、「投写スクリーンSCの配置状態」とは、プロジェクタ100に対する投写スクリーンSCの位置及び傾斜角度を意味する。
撮像部180は、投写光学系150から相対的に固定された位置に設けられており、例えば、CMOSセンサや、CCDセンサなどのイメージセンサによって構成される。撮像部180の撮像データは、撮像部180から直接的に撮影画像メモリ182に格納される。CPU120は、内部バス102を介して当該撮像データを撮影画像メモリ182から読み込むことができる。
図2(A)は、プロジェクタ100の外観を示す概略正面図である。なお、図2(A)には、説明の便宜のため、三次元方向(x,y,z方向)を矢印で示してある。プロジェクタ100は、略直方体形状を有しており、矢印x方向及び矢印y方向に沿った同一の面100sに投写光学系150と撮像部180とが配置されている。より具体的には、投写光学系150と撮像部180とは、面100sの矢印x方向(長辺方向)に沿って並列に配置されており、それぞれが対向する面100sの短辺側に寄った位置に設けられている。なお、プロジェクタ100の底面には、脚部105が設けられている。プロジェクタ100は、脚部105の高さを調整することにより、投写光学系150の光軸及び撮像部180の光軸をともに図中の矢印y方向に沿って移動させることが可能である。
図2(B),(C)は、プロジェクタ100の投写光学系150が投写スクリーンSCへ画像光を投写している状態及び撮像部180が投写スクリーンSCを撮影している状態を模式的に示す説明図である。なお、図2(B),(C)に図示した矢印x,y,zの示す方向はそれぞれ、図2(A)の矢印x,y,zの示す方向と対応している。
投写光学系150と撮像部180とは、プロジェクタ100を上面方向(矢印yに沿った方向)に沿って見たときに(図2(B))、投写光学系150の光軸OApと撮像部180の光軸OAiとが交わるように配置されている。また、プロジェクタ100の側面方向(矢印xに沿った方向)に沿ってみたときに(図2(C))、2つの光軸OAp,OAiは、ほぼ重なっており、光軸OApと液晶パネル130のパネル面とは直交している。なお、図2(C)では、光軸OAiの図示は省略されている。
ここで、投写光学系150から投写スクリーンSCへと互いに放射状に延びる2本の直線PA1,PA2に挟まれている領域は、画像光の投写領域を示している。また、撮像部180から投写スクリーンSCに互いに放射状に延びる2本の破線SA1,SA2に挟まれた領域は、撮像部180による撮像領域を示している。このように、撮像部180は、投写スクリーンSCの投写画像全体を撮影することが可能である。
図3(A)〜(C)は、液晶パネル130に形成される原画像と、投写画像と、撮像部180の撮影画像との関係を説明するための説明図である。 図3(A)は、液晶パネル130(図1)を模式的に示す正面図である。液晶パネル130は、略長方形のパネル面130sを有している。液晶パネル130は、そのパネル面130sに、照明光を画像光へと変調するためのパネル画像を形成するための画像形成領域IFを有している。画像形成領域IFは、m×nドットの画素によって構成されている(m,nは任意の実数)。なお、本実施例の画像形成領域IFは、パネル面130sの外周より2ドットずつ小さい内周領域として形成されているが、画像形成領域IFの大きさは任意に設定可能である。
図3(B)は、投写スクリーンSCに全白投写画像PIが投写表示された状態を示す模式図である。なお、全白投写画像PIは、便宜上、ハッチングによって図示してある。プロジェクタ100と投写スクリーンSCの投写面とが正対しておらず、投写スクリーンSCの投写面がプロジェクタ100に対して傾きを有している場合には、全白投写画像PIは、その傾きに応じてその形状が歪む。
図3(C)は、図3(B)の全白投写画像PIが表示された投写スクリーンSCを撮像部180が撮影したときの撮影画像SIを示す模式図である。撮像部180は、投写光学系150の横位置から、投写スクリーンSCに対して斜め方向に向かって撮影するため、投写スクリーンSCは、略台形形状に歪んだ形状となる。
プロジェクタでは、一般に、その投写光学系の光軸と画像光の投写面とが垂直に交わるように配置されない場合が多く、原画像をそのまま投写表示すると、図3(B)に示すように投写画像は歪んでしまう。そこで、このプロジェクタ100では、プロジェクタ100に対する投写スクリーンSCの配置状態を検出し、その配置状態に応じて原画像の台形歪みを補正する台形補正処理を実行する。
図4は、プロジェクタ100において実行される台形補正処理の処理手順を示すフローチャートである。図5は、台形補正処理実行時におけるプロジェクタ100の内部の機能を示すブロック図である。図5は、図1で示したプロジェクタ100の内部構成の一部を書き換えたものであり、各構成部の符号は対応している。なお、この台形補正処理は、リモコン191(図1)を介したユーザからの指示により開始されるものとしても良いし、プロジェクタ100の起動時に常に実行されるものとしても良い。
ステップS10(図4)では、プロジェクタ100は、投写スクリーンSCに、投写スクリーンSCの配置状態を測定するための測定用パターン画像を投写する。ステップS10における具体的な処理手順としては、読み出し専用の記憶部であるROM170の測定パターン記憶部171に予め格納された測定用パターン画像MIを表す画像データを、CPU120が液晶パネル駆動部132へと送信する。液晶パネル駆動部132は、液晶パネル130に測定用パターン画像MIを表すパネル画像を画像形成領域IFに形成させる。これによって、測定用パターン画像MIが、投写光学系150を介して投写スクリーンSCに表示される。
図6(A)は、測定用パターン画像MIの一例を示す説明図であり、画像形成領域IFに測定用パターン画像MIが形成された液晶パネル130が模式的に示されている。図6(A)は、画像形成領域IFに測定用パターン画像MIが形成されている点と、投写光学系150の光軸とパネル面130sとの交点OPp(以後、「パネル光軸交点OPp」と呼ぶ)が「×」で示されている点以外は、図3(A)とほぼ同じである。なお、図6(A)には、説明の便宜のために、パネル面130sの対向する2つの短辺の中点を通る第1の中央線CL1と、パネル面130sの対向する2つの長辺の中点を通る第2の中央線CL2とを一点鎖線で図示してある。
測定用パターン画像MIは、9個の画像面内における座標が予め固定されている測定点MP1〜MP9を有している。測定点MP1〜MP9は、画像面内において、上下左右均等に3行3列で整列して配置されている。より具体的には、図6(A)の紙面に向かって、左から第1列として測定点MP1〜MP3が配置され、第2列として測定点MP4〜MP6が配置され、第3列として測定点MP7〜MP9が配置されている。なお、符号中の数字が小さいものほど紙面上側に配置されている。また、第1の中央線CL1上には、測定点MP2,MP5,MP8が存在し、第2の中央線CL2上には測定点MP3〜MP6が存在する。ここで、測定点MP4については、他の白丸で示した測定点MP1〜MP3,MP5〜MP9と異なり、後述するステップS40〜S50における投写光学系150のズーム比測定工程において用いられるため、便宜上、区別のために黒丸で示してある。以後、この測定点MP4を「ズーム比測定点MP4」と呼ぶ。
ところで、このプロジェクタ100では、投写光学系150の光軸が投写面に対して仰角を有することによって生じる投写画像の歪みを低減するために、予め投写光学系150の光軸を、パネル面130sの中央より下側にオフセットさせている。具体的には、パネル光軸交点OPpが、第2の中央線CL2上であって、第1の中央線CL1より紙面に向かって下側に位置するように、投写光学系150と液晶パネル130との位置が決められる。なお、液晶パネル130は、投写光学系150の光軸OApと直交するようにプロジェクタ100の内部に配置されている(図2(B),(C))。
図6(B)は、図6(A)の測定用パターン画像MIが投写スクリーンSCに投写表示された状態を示す模式図である。図6(B)は、測定用パターン画像MIの投写画像(以後、「測定用投写画像MIp」と呼ぶ)が追加されている点以外は図3(B)と同様である。測定用投写画像MIpは、投写面において略台形形状に歪んでいる点以外は、図6(A)の測定用パターン画像MIと同様である。なお、図6(B)には、投写光学系150の光軸と投写スクリーンSCの投写面との交点OPs(以後、「スクリーン光軸交点OPs」と呼ぶ)を「×」で図示してある。ステップS20(図4)では、撮像部180(図5)が、測定用投写画像MIpが表示されている投写スクリーンSCを撮影する。
図6(C)は、撮像部180によって撮影された撮影画像SIを示す模式図である。この撮影画像SIには、投写スクリーンSC上の測定点MP1〜MP9が映り込んでいる。なお、図6(C)には、スクリーン光軸交点OPsを「×」で図示してある。撮像部180は、この撮影画像SIを表す画像データ(以後、「撮像データ」と呼ぶ)を撮影画像メモリ182に格納する。
ステップS30(図4)では、CPU120は、撮影画像メモリ182に格納された撮像データを読み込む。また、CPU120のパターン検出部121は、撮影画像SI中に映り込んでいる測定点MP1〜MP9を検出するとともに、各測定点MP1〜MP9の撮像画像面内における座標を検出する。具体的には、パターン検出部121は、画像のコントラスト比によって測定点MP1〜MP9を検出し、各測定点MP1〜MP9を表す画素の重心座標を求める。
パターン検出部121は、さらに、求めた座標データのうち、ズーム比測定点MP4の座標データをズーム比測定部122へと送信する。ステップS40では、ズーム比測定部122が、ズーム比測定点MP4の座標データを用いて、投写光学系150の現時点におけるズーム比を測定する。
ここで、投写光学系150のズーム比は、上述したように、ズームレンズ駆動部155(図1)によって調整されて変化する。投写光学系150は、そのズーム比が変化すると、それに応じて、その焦点距離も変化する。投写光学系150の焦点距離は、後述するプロジェクタ100に対する投写スクリーンSCの配置状態を求めるための三角測量に用いられるパラメータの1つである。従って、投写光学系150のズーム比をより精度よく測定することにより、三角測量をより正確に行うことができる。以下に、投写光学系150のズーム比を測定するための原理を説明する。
図7及び図8は、投写光学系150のズーム比とズーム比測定点MP4との関係を説明するための説明図である。図7(A),(B)はそれぞれ、配置状態が同じ投写スクリーンSCに対して投写光学系150のズーム比を最小と最大とにそれぞれ設定したときに投写表示された測定用投写画像MIpを撮像した撮影画像SIを示す模式図である。図7(A),(B)は、表示倍率の異なる測定用投写画像MIpが示されている点と、ズーム比測定点MP4以外の測定点MP1〜MP3,MP5〜MP9及び投写スクリーンSCの図示が省略されている点以外は、図6(C)と同様である。また、図7(B)には、最小倍率で投写表示された測定用投写画像MIpを破線で図示してある。
図7(A),(B)に示すように、測定用投写画像MIpは、投写光学系150のズーム比を最小から最大に変化させると、スクリーン光軸交点OPsを中心として投影サイズが変化する。このとき、ズーム比測定点MP4は、ズーム比の変化に応じてスクリーン光軸交点OPsに対する距離は増大する方向(矢印で図示)に直線的に移動する。
図7(C)は、投写光学系150がズーム比測定点MP4を投写スクリーンSCへ投写している状態を模式的に示した図である。図7(C)には、投写光学系150と、投写スクリーンSCと、投写光学系150のズーム比が最小であるときと最大であるときのそれぞれのズーム比測定点MP4の投写画像MP4min,MP4maxとが模式的に図示されている。また、図7(C)には、投写光学系150の光軸OApと、スクリーン光軸交点OPsとが模式的に図示されている。なお、光軸OApは一点鎖線によって図示されている。
ここで、投写光学系150の主点PPと投写スクリーンSC上に投写表示されたズーム比測定点MP4とを結ぶ直線Lpを考える。この直線Lpは、ズーム比測定点MP4を表す画像光の軌跡である。この画像光の軌跡Lpは、投写光学系150のズーム比を最小から最大に変化させたときに、主点PPを中心としてその傾きが変化し、ハッチングで示した平面領域PAを形成する。即ち、この平面領域PA上の直線Lpの傾きと、投写光学系150のズーム比とは一意の関係である。従って、投写スクリーンSCに表示されたズーム比測定点MP4の世界座標系における座標を特定できれば、当該座標と投写光学系150の主点PPの座標とから直線Lpを求めることができ、投写光学系150のズーム比を一意に特定できる。
図8は、撮像部180の撮影画像SIと投写されたズーム比測定点MP4との関係を模式的に示している図である。図8は、図7(C)に撮像部180及びその撮影画像SIが追加されている点以外は、図7(C)とほぼ同じである。なお、撮影画像SIは、撮像部180のレンズにより反転された像として示してある。また、以下の説明では、投写スクリーンSCに投写表示されたズーム比測定点MP4と撮影画像SIに映り込んだズーム比測定点MP4とを区別するために、撮影画像SI中のズーム比測定点MP4を「ズーム比測定点SMP4」と表記する。
ここで、撮像部180の主点PPsと投写スクリーンSC上のズーム比測定点MP4の投写画像とを結ぶ仮想的直線Lmを考える。この直線Lmは、撮影画像SI中のズーム比測定点SMP4と撮像部180の主点PPsとを通過する。撮像部180の主点PPsの座標は既知なので、撮影画像SI中のズーム比測定点SMP4の座標から、直線Lmを決定することができる。ここで、投写スクリーンSCに投写されたズーム比測定点MP4は、平面領域PA上の点である。従って、投写スクリーンSC上のズーム比測定点MP4の投写画像の座標は、仮想的直線Lmと平面領域PAとの交点として求めることが可能である。
ここで、投写光学系150の主点PPを原点とする世界座標系を考える。前述したように、投写スクリーンSC上に投写されるズーム比測定点MP4を投写する光線で規定される平面領域PAは既知であり、その平面の式は、一般に以下の(1)式で与えられる。
Figure 2010122273
ここで、k1〜k4は定数である。
一方、撮像部180の主点PPsと、撮影画像SI上におけるズーム比測定点SMP4とを通る仮想直線Lmの式は、以下の(2)式で与えられる。
Figure 2010122273
ここで、x0,y0,z0 は撮像部180の主点PPsの座標であり、xm,ym,zm は撮像画像SI上の測定点SMP4の座標であり、いずれも世界座標系の座標である。なお、撮像画像SI上の測定点SMP4の座標xm,ym,zmは、撮像画像SI上の座標系における測定点SMP4の座標u,vから既知の座標変換によって算出できる。
投写スクリーン上の測定点MP4の座標は、上記(1)式と(2)式を用いた以下の連立方程式を解くことによって得ることが可能である。
Figure 2010122273
(3a)〜(3c)式に含まれる定数のうち、ズーム比の変化によって変更されるのは、撮像画像SI上の測定点SMP4の座標xm,ym,zmだけである。また、この座標xm,ym,zmは、撮像画像SI上の座標系におけるズーム比測定点SMP4の座標u,vから既知の座標変換によって算出される。一方、(3a)〜(3c)式を解いて得られる投写投写スクリーンSC上のズーム比測定点MP4の座標は、ズーム比と一意な関係にある。従って、撮像画像SI上の座標系におけるズーム比測定点SMP4の座標u,vを測定することによって、ズーム比を一意に決定することが可能である。
このように、撮影画像SI中のズーム比測定点SMP4の画像面内における座標u,vと、投写光学系150のズーム比とは、一意に関係づけられる。そこで、本実施例のズーム比測定部122(図5)では、撮影画像SIにおける座標u,vと投写光学系150のズーム比とを対応させたマップを予め備えており、そのマップを用いて投写光学系150のズーム比を特定する。
ところで、撮影画像SIにおけるズーム比測定点SMP4の位置は、投写光学系150のズーム比の変化のみでなく、投写光学系150の主点PPから投写スクリーンSC上のズーム比測定点MP4の投写位置までの距離(以後、「測定点投写距離」と呼ぶ)の変化に応じても変化する。従って、撮影画像SIにおけるズーム比測定点SMP4の位置を検出することにより、投写光学系150のズーム比とともに、測定点投写距離を測定することも可能である。
図9は、図8の仮想的平面領域PAを正対する方向から見たときの模式図であり、仮想的平面領域PA上におけるズーム比測定点MP4の位置の変化を模式的に示してある。図9には、仮想的平面領域PAと、投写光学系150の主点PPと、仮想的直線である画像光の軌跡Lp及び投写光学系の光軸OApとが図示されている。
ここで、測定点投写距離を一定に保持したまま、投写光学系150のズーム比を変化させた場合を想定する。図8で説明したように、仮想的直線Lpの傾きは、投写光学系150のズーム比の変化に応じて投写光学系150の主点PPを中心に変化する。従って、この場合には、投写光学系150のズーム比の変化によるズーム比測定点MP4の軌跡は、仮想的平面領域PA上において、投写光学系150の主点PPを中心とする円弧を描く。
一方、投写光学系150のズーム比を一定に保持したまま、測定点投写距離を変化させた場合を想定する。この場合には、ズーム比測定点MP4は、仮想的直線Lp上を、測定点投写距離の変化量に応じて移動する。このように、仮想的直線Lpの傾きを特定することにより、投写光学系150のズーム比を特定でき、特定された仮想的直線Lp上におけるズーム比測定点MP4の位置を特定することにより、測定点投写距離を特定できる。なお、投写スクリーンSCの傾斜角度が既知であれば、測定点投写距離とズーム比測定点MP4とパネル光軸交点OPpとのオフセット距離を用いて、投写距離(投写光学系150の主点PPとスクリーン光軸交点OPsとの間の距離)を求めることができる。
また、図9からも理解できるように、仮想的平面領域PAにおいて、投写光学系150のズーム比を変化によるズーム比測定点MP4の移動方向D1と、測定点投写距離の変化によるズーム比測定点MP4の移動方向D2とは直交する。これらの2つの方向D1,D2が、撮影画像SI上においても直交した状態にあれば、ズーム比の変化と測定点投写距離の変化とを撮影画像SI上において分離して測定可能であり、それらの測定精度が向上する。2つの方向D1,D2が撮影画像SIでも直交するためには、撮像部180の光軸と、仮想的平面領域PAとが直交する状態に近いことが好ましい。即ち、ズーム比及び測定点投写距離のそれぞれの変化による仮想的平面領域PAにおけるズーム比測定点MP4の位置の変化の測定精度を向上させるためには、撮像部180の光軸と平面領域PAを含む仮想的無限平面とのなす角度が垂直に近いほど好ましい。従って、図2(B)において、投写光学系100と撮像部180とは、x軸に沿った方向に互いに離れて配置されるほど好ましい。
あるいは、撮像部180の撮影方向(撮像部180の光軸方向)と、仮想的平面領域PAとは以下に説明する関係を有するようにしても良い。
図10は、本実施例のプロジェクタ100における仮想的平面領域PAに対する撮像部180の撮影方向を説明するための説明図である。図10は、図8と同様な模式図であるが、以下の点において図8と異なる。図10には、液晶パネル130と、撮像部180の光軸OAiとが追加されている。また、図10は、液晶パネル130のパネル面130sにおけるズーム比測定点MP4とパネル光軸交点OPpとが重なる方向から見た図である。なお、この方向は、液晶パネル130のパネル面130sにおいて、投写光学系150の光軸OApがズーム比測定点MP4からオフセットされた方向である(図6(A)のCL2の方向)。以後、この方向を「光軸オフセット方向」と呼ぶ。このプロジェクタ100では、光軸オフセット方向は、投写光学系150の光軸OAp及び撮像部180の光軸OAiのそれぞれの方向と垂直な関係となる(図2(C))。
この光軸オフセット方向に沿って見たときに、投写光学系150の光軸OApと画像光の軌跡Lpとは重なり、仮想的平面領域PAは、紙面に対して垂直な平面となる。そのため、仮想的平面領域PAは、直線として図示されている。また、撮像部180の光軸OAiを法線とする撮影画像SIの画像面も、紙面に対して垂直な平面となるため、直線として図示されている。なお、図には、ズーム比測定点MP4,SMP4の位置を点で図示してある。
さらに、図10には、投写スクリーンSCの投写方向への移動により投写距離が変化する様子が模式的に示されている。なお、説明の便宜のために、投写スクリーンSCは液晶パネル130と略平行であり、投写スクリーンSCは、投写スクリーンSC及び液晶パネル130の法線に沿って移動しているものとする。このように、投写距離が変化した場合には、撮影画像SIにおけるズーム比測定点SMP4の位置は画像上の横方向へと移動する。一方、投写距離を一定に保持して投写光学系150のズーム比を変化させた場合には、ズーム比測定点SMP4の位置は光軸オフセット方向へと移動する。
ここで、本実施例のプロジェクタ100では、光軸オフセット方向の方向ベクトルと撮像部180の光軸OAiの方向ベクトルとがなす角度はほぼ直角となる。このような構成であれば、投写光学系150のズーム比や投写距離の変化による撮影画像SIの画面上におけるズーム比測定点SMP4の移動方向は、図9に示した方向D1,D2となる。従って、投写距離の変化によるズーム比測定点SMP4の移動方向D1と、投写光学系150のズーム比の変化によるズーム比測定点SMP4の移動方向D2とを容易に分離して検出することが可能となる。従って、投写光学系150のズーム比の測定精度を向上させることができる。
なお、本実施例のプロジェクタ100では、さらに、投写光学系150の光軸OApと撮像部180の光軸OAiとで規定される平面が、仮想的平面領域PAと直交する構成である。このような構成であれば、投写光学系150のズーム比の変化による仮想的平面領域PA上でのズーム比測定点MP4の移動量と、撮影画像SI上におけるズーム比測定点SMP4の移動量とは、ほぼ線形的な関係となる。従って、ズーム比の測定精度をより向上させることができる。なお、上述したように、撮像部180の光軸OAiと仮想的平面領域PAが直交していると、さらに好ましい。
ステップS50(図4)では、ズーム比測定部122で測定されたズーム比を用いて、焦点距離算出部123が、投写光学系150の焦点距離を求める。ステップS60では、三次元測量部124(「三角測量部124」とも呼ぶ)が、この焦点距離と、予め測定されている他の投写光学系150及び撮像部180の内部パラメタとを用いて、他の測定点MP1〜MP3,MP4,MP5〜MP9の投写画像の三次元座標を三角測量によって検出する。なお、投写光学系150及び撮像部180の内部パラメタとしては、例えば、投写光学系150の光軸位置や、撮像部180の焦点距離及び光軸位置、投写光学系150と撮像部180との間の回転量と並進量などがある。
ステップS70では、投写角度算出部125が、測定点MP1〜MP9の三次元座標を最小二乗法などにより平面近似して、三次元座標空間における投写スクリーンSCの投写面を求め、プロジェクタ100に対する投写スクリーンSCの位置及び傾きを算出する。ステップS80では、これらの算出結果が映像用プロセッサ134の台形歪み補正部136に出力される。台形歪み補正部136は、この算出結果を用いて、A/D変換部110から受信した補正前原画像を表すデジタル画像信号に対して投写スクリーンSCの位置及び傾きに応じた台形補正処理を実行する。台形歪み補正部136は、補正後原画像を表すデジタル画像信号を液晶パネル駆動部132へと送信する。
このように、本実施例のプロジェクタ100によれば、投写スクリーンSCに投写された1点の測定点を用いて、投写光学系150のズーム比を精度良く測定することができる。また、この測定されたズーム比を用いて投写画像を台形補正するため、プロジェクタ100による原画像の再現性を向上させることができる。
ところで、プロジェクタ100では、投写光学系150のズームレンズ152の位置を検出してズーム比を特定するズーム比検出部を追加することも可能である。しかし、本発明を適用すれば、当該ズーム比検出部を設けることなく投写光学系150のズーム比を測定することが可能であり、ズーム比検出部を省略できる分だけプロジェクタ100を小型化・軽量化することが可能である。また、本実施例のプロジェクタ100では、少なくとも1つの撮像部180で三角測量が可能な能動的ステレオ法を採用している。従って、プロジェクタ100は、撮像部として2つ以上のカメラを用いて行う受動的ステレオ法を採用したプロジェクタに比較して、より小型化・軽量化が可能である。
B.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
B1.変形例1:
上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、CPU120が有していた各構成部121〜125の機能の一部または全部を映像用プロセッサ134が実行するようにすることもできる。
B2.変形例2:
上記実施例において、測定用パターン画像MIは、3行3列に整列された9個の測定点MP1〜MP9を有していたが、測定用パターン画像MIは、他の構成を有していても良い。例えば、測定点の個数は9個より少ないものとしても良く、9個よりさらに多いものとしても良い。なお、三角測量を実行するためには、少なくとも、ズーム比測定点MP4の他に、2個の測定点を有していることが好ましいが、測定点の個数が多いほど、三角測量の測定精度を向上させることが可能である。また、測定点を表す画像は、点でなくとも良く、例えば、パターン検出部121は、直線同士の交点など、直線上の特定の点を測定点として検出するものとしても良い。なお、三角測量の精度を向上させるために、測定点同士の距離は、互いに離れているほど好ましい。
さらに、上記実施例において、1個のズーム比測定点MP4によって投写光学系150のズーム比を測定していたが、さらに複数の測定点をズーム比の測定に用いるものとしても良い。これによって、ズーム比の測定精度を向上させることができる。
ところで、図6(A)に示されているように、液晶パネル130のパネル面130s上におけるパネル光軸交点OPpの位置とズーム比測定点MP4の位置とは互いにオフセットされていることが好ましい。この理由は、交点OPpの位置とズーム比測定点MP4の位置とが一致していると、ズーム比の変化に応じたズーム比測定点MP4の投写位置の変化を検出することが困難となるためである。また、交点OPpとズーム比測定点MP4との間の距離が大きいほど、投写光学系150のズーム比の変化に応じたズーム比測定点MP4の投写位置の変化が大きくなり、ズーム比の測定精度が向上するため好ましい。
また、上記実施例では、光軸オフセット方向の方向ベクトルと撮像部180の光軸OAiの方向ベクトルとがなす角度がほぼ直角であったが、当該角度は、他の角度であっても良い。このような構成であっても、投写光学系150のズーム比を測定することが可能である。ただし、この場合には、ズーム比の変化による撮影画像SI上におけるズーム比測定点SMP4の移動方向は、投写距離の変化による移動方向と直交しなくなる。従って、投写光学系150のズーム比の測定精度を向上させるためには、上記実施例の構成が好ましい。
B3.変形例3:
上記実施例において、ズーム比測定部122は、ズーム比測定点MP4の撮影画像SIにおける座標と投写光学系150のズーム比とを一意に対応させたマップを用いて投写光学系150のズーム比を決定していた。しかし、ズーム比測定部122は、当該マップを用いなくとも良く、ズーム比測定点MP4の位置情報と投写光学系150のズーム比との予め準備された関係を用いて投写光学系150のズーム比を決定すれば良い。例えば、ズーム比測定部122は、ズーム比測定点MP4の座標を用いて投写光学系150のズーム比を算出できる数式によって、投写光学系150のズーム比を算出するものとしても良い。
B4.変形例4:
上記実施例において、撮像部180の撮影画像SIによってズーム比測定点MP4を検出し、撮影画像SIの画像面内における座標をズーム比測定点MP4の位置情報として検出していた。しかし、ズーム比測定点MP4は、他の方法により、その位置情報が検出されるものとしても良い。例えば、撮像部180に換えて、エリアセンサなどの光センサによってズーム比測定点MP4の投写画像を検出し、その位置情報を求めるものとしても良い。
ここで、本明細書において、「ズーム比測定点MP4の位置情報」とは、ズーム比測定点MP4の位置を直接的または間接的に特定することが可能な情報を意味する。従って、ズーム比測定点MP4の位置情報には、例えば、上述した撮影画像SIの画像面内におけるズーム比測定点SMP4の座標u,vが含まれる。また、ズーム比測定点MP4の位置情報には、三次元座標空間における投写スクリーンSC上に投写表示されたズーム比測定点MP4の座標が含まれる。
B5.変形例5:
上記実施例において、撮像部180の位置は投写光学系150の位置に対して1カ所に固定されていた。しかし、撮像部180は、1カ所に固定されていなくとも良く、投写光学系150に対して複数箇所の相対的位置に移動可能であるとしても良い。なお、この場合には、その撮像部180の位置ごとに、ズーム比測定のためのズーム比測定点MP4の位置情報と投写光学系150のズーム比との関係が、予め準備されていることが好ましい。
B6.変形例6:
上記実施例では、測定された投写光学系150のズーム比を用いた三角測量によって投写スクリーンSCの配置状態を測定し、その配置状態に応じた原画像に対する台形補正を実行していた。しかし、プロジェクタ100は、測定されたズーム比を利用して、台形補正以外の処理を実行するものとしても良い。例えば、測定されたズーム比を用いて、曲率を有する投写面への画像投写に際して原画像に実行される画像の歪み補正を実行するものとしても良い。また、投写画像のフォーカスを調整するオートフォーカス処理するものとしても良い。
B7.変形例7:
上記実施例では、ズーム機構を備える投写光学系150を有するプロジェクタ100において、投写光学系150のズーム比の測定を実行していた。しかし、上記実施例で説明したズーム比の測定方法は、プロジェクタに限らず、投写面に光をズームして投写する投写光学系を備える装置やシステムに適用することが可能である。例えば、物体表面に画像光を投写して物体の形状を測定する三次元物体認識装置に本発明が適用されるものとしても良い。
B8.変形例8:
上記実施例では、光変調素子として透過型の液晶パネルを用いた。しかし、プロジェクタ100は、透過型の液晶パネル以外の光変調素子を用いても良い。例えば、光変調素子として反射型の液晶パネルやDLP(Digital Light Processing)(登録商標)等を採用してもよい。
プロジェクタの内部構成を示す概略ブロック図。 プロジェクタの外観を示す概略正面図及びプロジェクタによる投写スクリーンへの投写を説明するための模式図。 液晶パネルのパネル画像と投写スクリーンに表示された投写画像と撮像部による撮影画像とを示す概略図。 台形補正処理の処理手順を示すフローチャート。 台形補正処理におけるプロジェクタの機能ブロック図。 測定用パターン画像を説明するための説明図。 投写光学系のズーム比測定方法の原理を説明するための説明図。 投写光学系のズーム比測定方法の原理を説明するための説明図。 投写光学系のズーム比及び測定点投写距離の変化によるズーム比測定点MP4の位置の変化を説明するための説明図。 撮像部と仮想的平面領域との位置関係を説明するための説明図。
符号の説明
100…プロジェクタ
102…内部バス
105…脚部
110…A/D変換部
120…中央処理装置
121…パターン検出部
122…ズーム比測定部
123…焦点距離算出部
124…三次元測量部
125…投写角度算出部
130…液晶パネル
130s…パネル面
132…液晶パネル駆動部
134…映像用プロセッサ
136…台形歪み補正部
140…照明光学系
150…投写光学系
152…ズームレンズ
155…ズームレンズ駆動部
156…ズーム調整用モータ
157…フォーカス調整用モータ
160…内部メモリ(RAM)
170…不揮発性記憶部(ROM)
171…測定パターン記憶部
180…撮像部
182…撮影画像メモリ
190…リモコン制御部
191…リモコン
300…ケーブル
CL1…第1の中央線
CL2…第2の中央線
IF…画像形成領域
Lm…仮想的直線
Lp…測定点を表す画像光の軌跡
MI…測定用パターン画像
MIp…測定用投写画像
MP1〜MP9…測定点
MP4min…ズーム比最小設定時の投写画像
MP4max…ズーム比最大設定時の投写画像
MPi…測定用投写画像
OAi…撮像部の光軸
OAp…投写光学系の光軸
OPp…パネル光軸交点
OPs…スクリーン光軸交点
PA…平面領域
PI…全白投写画像
PP…投写光学系の主点
PPs…撮像部の主点
SC…投写スクリーン
SI…撮影画像

Claims (9)

  1. 原画像を表す画像光を投写スクリーンに投写する投写光学系のズーム比を測定する測定方法であって、
    (a)測定点を含む測定用画像を、前記測定点が前記投写光学系の光軸からオフセットした位置に表示されるように、前記投写スクリーンに投写表示する工程と、
    (b)前記測定点が前記投写スクリーンに投写表示された投写測定点を、前記投写光学系に対する相対的な位置が固定されている測定点検出位置から検出する工程と、
    (c)検出された前記投写測定点の位置情報を求め、前記位置情報と、予め準備された前記位置情報に対するズーム比の関係とを用いて前記ズーム比を決定する工程と、
    を備える、測定方法。
  2. 請求項1記載の測定方法であって、
    前記工程(b)は、前記測定検出位置から撮像部によって前記投写測定点を撮影し、撮影された撮影画像上における前記投写測定点の像を検出する工程を含み、
    前記撮像部の光軸の方向ベクトルと、前記測定用画像の原画像において前記測定点が前記投写光学系の光軸からオフセットされた方向の方向ベクトルとが、ほぼ垂直の関係を有する、測定方法。
  3. 請求項2に記載の測定方法であって、
    前記位置情報には、前記撮影画像上における前記投写測定点の像の座標が含まれ、
    前記工程(c)は、前記像の座標と、予め準備された前記像の座標に対する前記ズーム比の関係とを用いて、前記像の座標に対する前記ズーム比を決定する工程を含む、測定方法。
  4. 原画像を表す画像光をズーム機構を備える投写光学系を介して投写スクリーンに投写することにより表示された投写画像を補正する画像の補正方法であって、
    (a)測定点を含む測定用画像を、前記測定点が前記投写光学系の光軸からオフセットした位置に表示されるように、前記投写スクリーンに投写表示する工程と、
    (b)前記測定点が前記投写スクリーンに投写表示された投写測定点を、前記投写光学系に対する相対的な位置が固定されている測定点検出位置から検出する工程と、
    (c)検出された前記投写測定点の位置情報を求め、前記位置情報と、予め準備された前記位置情報に対するズーム比の関係とを用いて前記ズーム比を決定する工程と、
    (d)決定された前記ズーム比を用いて、前記投写画像の台形歪みを補正する工程と、
    を備える、画像の補正方法。
  5. 請求項4記載の画像の補正方法であって、
    前記工程(b)は、前記測定検出位置から撮像部によって前記投写測定点を撮影し、撮影された撮影画像上における前記投写測定点の像を検出する工程を含み、
    前記撮像部の光軸の方向ベクトルと、前記測定用画像の原画像において前記測定点が前記投射光学系の光軸からオフセットされた方向の方向ベクトルとがほぼ垂直の関係を有する、画像の補正方法。
  6. 請求項5に記載の画像の補正方法であって、
    前記位置情報には、前記撮影画像上における前記投写測定点の像の座標が含まれ、
    前記工程(c)は、前記像の座標と、予め準備された前記像の座標に対する前記ズーム比の関係とを用いて、前記像の座標に対する前記ズーム比を決定する工程を含む、画像の補正方法。
  7. 原画像を表す画像光を投写スクリーンに投写することにより投写画像を表示するプロジェクタであって、
    ズーム機構を備え、前記画像光を前記投写スクリーンに投写する投写光学系と、
    前記投写光学系から前記投写スクリーンに投写された測定用画像に含まれる投写測定点を検出する測定点検出部と、
    前記投写画像の補正を実行する制御部と、
    を備え、
    前記投写測定点は、前記投写光学系の光軸からオフセットされた位置に投写表示されるズーム比測定用投写測定点を含み、
    前記測定点検出部は、前記投写光学系に対する相対的な位置が固定されている測定点検出位置に設けられており、
    前記制御部は、検出された前記ズーム比測定用投写測定点の位置情報を求め、前記位置情報と、予め準備された前記位置情報に対するズーム比の関係とを用いて前記ズーム比を決定し、決定された前記ズーム比を用いて前記投写画像の補正を実行する、プロジェクタ。
  8. 請求項7に記載のプロジェクタであって、
    前記測定点検出部は、前記投写測定点を撮影する撮像部を含み、
    前記撮像部の光軸の方向ベクトルと、前記測定用画像の原画像において前記ズーム比測定用測定点が前記投写光学系の光軸からオフセットされた方向の方向ベクトルとが、ほぼ垂直の関係を有する、プロジェクタ。
  9. 請求項8に記載のプロジェクタであって、
    前記位置情報は、前記撮像部によって撮影された撮影画像上における前記ズーム比測定用投写測定点の像の座標が含まれ、
    前記制御部は、前記像の座標と、予め準備された前記像に対する前記ズーム比との関係とを用いて、前記像の座標に対する前記ズーム比を決定する、プロジェクタ。
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