JP2021135133A - 電子機器の制御方法および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性の低い外部パラメーターが存在する状況を抑制可能な技術を提供する。【解決手段】投射レンズを介して画像を投射する投射部と、撮像レンズを介して撮像を実行する撮像部と、を含む電子機器の制御方法は、投射レンズの特性を表す第1特性データと、撮像レンズの特性を表す第2特性データと、投射レンズと撮像レンズとの配置関係を表す配置関係データとを、第1記憶部が記憶した後、投射レンズを介してパターン画像を投射部から物体に投射し、物体上のパターン画像を、撮像レンズを介して撮像部に撮像させることによって撮像データを生成し、第1特性データと第2特性データを更新せずに、撮像データと第1特性データと第2特性データに基づいて配置関係データを更新する。【選択図】図10

Description

本発明は、電子機器の制御方法および電子機器に関する。
特許文献1は、パターン投影法によって物体の3次元形状を計測する3次元計測装置を開示する。3次元計測装置は、投射レンズを介して物体にパターン画像を投射する。3次元計測装置は、撮像レンズを介して物体上のパターン画像を撮像することによって撮像データを生成する。3次元計測装置は、撮像データと、投射レンズの内部パラメーターと、撮像レンズの内部パラメーターと、投射レンズと撮像レンズとの配置の関係を表す外部パラメーターと、を用いることによって、物体の3次元形状を計測する。投射レンズの内部パラメーターは、投射レンズの特性、例えば、投射レンズの焦点距離および投射レンズのレンズ歪みを表す。撮像レンズの内部パラメーターは、撮像レンズの特性、例えば、撮像レンズの焦点距離および撮像レンズのレンズ歪みを表す。
国際公開第2006/120759号
特許文献1に記載の3次元計測装置では、例えば、投射レンズと撮像レンズとを直接的または間接的に支える部材の形状が経時変化した場合、投射レンズの内部パラメーターの信頼性と撮像レンズの内部パラメーターの信頼性は低下しないが、外部パラメーターの信頼性は低下するおそれがある。このため、信頼性の低い外部パラメーターが存在し続ける状況を抑制可能な技術が望まれる。
本発明に係る電子機器の制御方法の一態様は、投射レンズを介して画像を投射する投射部と、撮像レンズを介して撮像を実行する撮像部と、を含む電子機器の制御方法であって、前記投射レンズの特性を表す第1特性データと、前記撮像レンズの特性を表す第2特性データと、前記投射レンズと前記撮像レンズとの配置の関係を表す配置関係データとを、第1記憶部が記憶した後、前記投射レンズを介してパターン画像を前記投射部から物体に投射し、前記物体上の前記パターン画像を、前記撮像レンズを介して前記撮像部に撮像させることによって撮像データを生成し、前記第1記憶部が記憶する前記第1特性データと、前記第1記憶部が記憶する前記第2特性データとを更新せずに、前記撮像データと、前記第1記憶部が記憶する前記第1特性データと、前記第1記憶部が記憶する前記第2特性データとに基づいて、前記第1記憶部が記憶する前記配置関係データを更新する。
本発明に係る電子機器の一態様は、投射レンズの特性を表す第1特性データと、撮像レンズの特性を表す第2特性データと、前記投射レンズと前記撮像レンズとの配置の関係を表す配置関係データとを、第1記憶部が記憶した後、前記投射レンズを介して物体にパターン画像を投射する投射部と、前記物体上の前記パターン画像を、前記撮像レンズを介して撮像することによって撮像データを生成する撮像部と、前記第1記憶部が記憶する前記第1特性データと、前記第1記憶部が記憶する前記第2特性データとを更新せずに、前記撮像データと、前記第1記憶部が記憶する前記第1特性データと、前記第1記憶部が記憶する前記第2特性データとに基づいて、前記第1記憶部が記憶する前記配置関係データを更新する更新部と、を含む。
第1実施形態に係る電子機器100を示す模式図である。 グレーコードパターンGP1〜GP3の一例を示す図である。 電子機器100の一例を示す図である。 液晶ライトバルブ132の一例を示す図である。 イメージセンサー22の一例を示す図である。 物体200の3次元形状を計測する手法を説明するための図である。 物体200の3次元形状を計測する手法を説明するための図である。 三角測量における補正の必要性を示す図である。 エピポーラ拘束を説明するための図である。 外部パラメーターを更新する動作を説明するための図である。 パターン画像PIの一例を示す図である。
A:第1実施形態
A1:電子機器100の概要
図1は、第1実施形態に係る電子機器100を示す模式図である。電子機器100は、例えば、プロジェクターである。電子機器100は、プロジェクターに限らず、例えば、物体の3次元形状を計測する計測装置でもよい。電子機器100は、投射装置1と、カメラ2と、筐体101と、を含む。投射装置1とカメラ2は、筐体101に配置される。
電子機器100は、空間コード化法におけるグレーコードパターンを投射装置1から物体200に投射する。電子機器100は、物体200上のグレーコードパターンをカメラ2で撮像することによって撮像データを生成する。電子機器100は、撮像データに基づいて、物体200の3次元形状を計測する。電子機器100がプロジェクターである場合、物体200は、電子機器100から画像が投射される被投射物、例えば、スクリーン、ホワイトボード、壁、扉または商品である。
図2は、グレーコードパターンGP1〜GP3の一例を示す図である。グレーコードパターンGP1〜GP3の各々は、黒部分を「0」とし、白部分を「1」とするパターンである。
電子機器100は、投射されたグレーコードパターンGP1〜GP3における第1特定位置と、撮像データが表す撮像画像において第1特定位置に対応する第2特定位置と、を相互に対応づける。例えば、電子機器100は、投射されたグレーコードパターンGP1〜GP3において「010」=「3」によって示される第1特定位置と、撮像画像において「010」=「3」によって示される第2特定位置と、を相互に対応づける。電子機器100は、第1特定位置と第2特定位置との位置関係に基づいて、物体200の3次元形状を計測する。
なお、グレーコードパターンの数は3つに限らない。また、縦縞のグレーコードパターンGP1〜GP3に加えて、横縞のグレーコードパターンが用いられてもよい。電子機器100は、グレーコードパターンGP1〜GP3とは異なるパターンを用いて物体200の3次元形状を計測してもよい。例えば、電子機器100は、位相シフト法で用いられるパターンを用いて物体200の3次元形状を計測してもよい。
A2:電子機器100の一例
図3は、電子機器100の一例を示す図である。電子機器100は、投射装置1と、カメラ2と、情報処理装置3と、レンズセンサー4と、を含む。
A3:投射装置1
投射装置1は、ズームレンズ11と、被検出体11aと、レンズ駆動部12と、投射部13と、を含む。
ズームレンズ11は、投射レンズの一例である。ズームレンズ11の焦点距離は、第1焦点距離f1から第2焦点距離f2までの範囲内で変更可能である。第1焦点距離f1は、第2焦点距離f2よりも長い。ズームレンズ11の焦点距離が第1焦点距離f1になっていることは、ズームレンズ11の焦点距離が「テレ端」になっていることを意味する。ズームレンズ11の焦点距離が第2焦点距離f2になっていることは、ズームレンズ11の焦点距離が「ワイド端」になっていることを意味する。
ズームレンズ11の主点の位置は、ズームレンズ11の焦点距離に応じて決まる。ズームレンズ11の焦点距離の減少に伴い、ズームレンズ11の主点の位置は、第1矢印A方向に移動する。ズームレンズ11の焦点距離の増加に伴い、ズームレンズ11の主点の位置は、第2矢印B方向に移動する。第2矢印B方向は、第1矢印A方向の反対方向である。
ズームレンズ11の焦点距離が「テレ端」であるときのズームレンズ11の主点の位置は、所定位置N1の一例である。所定位置N1は、ズームレンズ11の焦点距離が「テレ端」であるときのズームレンズ11の主点の位置に限らない。例えば、所定位置N1は、ズームレンズ11の焦点距離が「ワイド端」であるときのズームレンズ11の主点の位置でもよい。また、所定位置N1は、ズームレンズ11の焦点距離が「テレ端」であるときのズームレンズ11の主点の位置と、ズームレンズ11の焦点距離が「ワイド端」であるときのズームレンズ11の主点の位置と、の間の位置でもよい。ズームレンズ11において焦点距離が変動する機能を「ズーム機能」と称する。
被検出体11aは、ズームレンズ11の焦点距離の変更に応じて移動する。被検出体11aは、例えば、突起体である。
レンズセンサー4は、ズームレンズ11の主点が所定位置N1に位置するか否かを検出する。レンズセンサー4は、例えば、ズームレンズ11の主点が所定位置N1に位置する場合に被検出体11aと接触することによってオン状態になるスイッチである。なお、レンズセンサー4は、上述のスイッチに限らない。例えば、レンズセンサー4は、ズームレンズ11の主点が所定位置N1に位置する場合に被検出体11aを非接触で検出する非接触検出器でもよい。非接触検出器は、例えば、ズームレンズ11の主点が所定位置N1に位置する場合に被検出体11aで反射される光を検出する光センサーである。
レンズ駆動部12は、例えば、モーターである。レンズ駆動部12は、ズームレンズ11の焦点距離を変更する。ズームレンズ11の焦点距離は、手動で変更されてもよい。この場合、レンズ駆動部12は、省略されてもよい。
投射部13は、ズームレンズ11を介して物体200に投射画像を投射する。例えば、電子機器100が物体200の3次元形状を計測する場合、投射部13は、投射画像として、図2に例示するようなグレーコードパターンGP1〜GP3を投射する。投射部13は、光源131と、液晶ライトバルブ132と、を含む。
光源131は、LED(Light Emitting Diode)である。光源131は、LEDに限らず、例えば、キセノンランプ、超高圧水銀ランプ、または、レーザー光源でもよい。
液晶ライトバルブ132は、一対の透明基板間に液晶が存在する液晶パネル等によって構成される。液晶ライトバルブ132は、図4に示すように矩形の画素領域132aを有する。画素領域132aは、マトリクス状に位置する複数の画素132pを含む。
液晶ライトバルブ132には、3次元の第1座標系H1が適用される。第1座標系H1は、投射装置1の座標系である。第1座標系H1の原点o1は、ズームレンズ11の主点の位置に設定される。第1座標系H1は、X1軸とY1軸とZ1軸にて定められる。
X1軸の向きとY1軸の向きとZ1軸の向きとの各々は、液晶ライトバルブ132の向きに応じて決定される。X1軸の方向は、液晶ライトバルブ132の水平方向、さらに言えば液晶ライトバルブ132の横方向である。Y1軸の方向は、X1軸の方向と直交する。Y1軸の方向は、液晶ライトバルブ132の垂直方向、さらに言えば液晶ライトバルブ132の縦方向である。Z1軸の方向は、X1軸の方向およびY1軸の方向の各々と直交する。
液晶ライトバルブ132からズームレンズ11の主点までのZ1軸方向における距離は、ズームレンズ11の焦点距離に応じて変動する。
液晶ライトバルブ132では、液晶に対して画素132pごとに画像データに応じた駆動電圧が印加される。画素132pの光透過率は、駆動電圧によって設定される。光源131から出射された光は、画素領域132aによって変調される。液晶ライトバルブ132によって変調された光は、ズームレンズ11に向かう。液晶ライトバルブ132は、光変調装置の一例である。ズームレンズ11は、液晶ライトバルブ132によって変調された光である投射画像を物体200に投射する。
A4:カメラ2
カメラ2は、物体200上の投射画像を撮像することによって撮像データを生成する。カメラ2は、撮像レンズ21と、イメージセンサー22と、を含む。
撮像レンズ21は、物体200上の投射画像の光学像をイメージセンサー22に結像する。撮像レンズ21は、ズーム機能を有さない。
イメージセンサー22は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサーである。イメージセンサー22は、CCDイメージセンサーに限らず、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサーでもよい。イメージセンサー22は、撮像レンズ21によって結像された投射画像の光学像に基づいて、撮像データを生成する。イメージセンサー22は、図5に例示されるように、矩形の撮像領域22aを有する。撮像領域22aは、マトリクス状に位置する複数の受光用のセル22pを含む。イメージセンサー22は、撮像部の一例である。
イメージセンサー22には、3次元の第2座標系H2が適用される。第2座標系H2は、カメラ2の座標系である。第2座標系H2の原点o2は、撮像レンズ21の主点の位置に設定される。第2座標系H2は、X2軸とY2軸とZ2軸にて定められる。
X2軸の向きとY2軸の向きとZ2軸の向きとの各々は、イメージセンサー22の向きに応じて決定される。X2軸の方向は、イメージセンサー22の水平方向、さらに言えばイメージセンサー22の横方向である。Y2軸の方向は、X2軸の方向と直交する。Y2軸の方向は、イメージセンサー22の垂直方向、さらに言えばイメージセンサー22の縦方向である。Z2軸の方向は、X2軸の方向およびY2軸の方向の各々と直交する。
イメージセンサー22から撮像レンズ21の主点までのZ2軸方向における距離は、撮像レンズ21の焦点距離と等しい。
A5:情報処理装置3
情報処理装置3は、種々の処理を実行する。例えば、情報処理装置3は、撮像データに基づいて、物体200の3次元形状を計測する。
情報処理装置3は、操作部31と、表示部32と、記憶部33と、処理部34と、を含む。
操作部31は、例えば、キーボード、マウス、操作ボタン、操作キーまたはタッチパネルである。操作部31は、ユーザーの入力操作を受ける。
表示部32は、ディスプレイ、例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等のFPD(Flat Panel Display)である。表示部32は、種々の情報を表示する。
記憶部33は、処理部34が読み取り可能な記録媒体である。記憶部33は、例えば、不揮発性メモリーと揮発性メモリーとを含む。不揮発性メモリーは、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)およびEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)である。揮発性メモリーは、例えば、RAM(Random Access Memory)である。記憶部33は、第1記憶部331と、第2記憶部332と、を含む。
第1記憶部331は、ズームレンズ11の内部パラメーターと、撮像レンズ21の内部パラメーターと、外部パラメーターと、イメージセンサー22の実体位置と、液晶ライトバルブ132の実体位置と、を記憶する。
ズームレンズ11の内部パラメーターは、ズームレンズ11の特性を表す。ズームレンズ11の内部パラメーターは、ズームレンズ11の特性として、ズームレンズ11の焦点距離と、ズームレンズ11のレンズ歪と、ズームレンズ11の取付時の中心オフセットと、ズームレンズ11の取付時の光軸角度ずれと、を示す。ズームレンズ11の取付時の中心オフセットは、ズームレンズ11の実際の中心位置と、液晶ライトバルブ132の平面上の基準座標、例えば左上の画素132p’の座標との、ずれ量を示す。ズームレンズ11の取付時の光軸角度ずれは、ズームレンズ11の実際の光軸と液晶ライトバルブ132のz軸とのずれ角度を示す。ズームレンズ11の内部パラメーターは、第1特性データの一例である。
電子機器100の製造者は、電子機器100の出荷前に、ズームレンズ11の内部パラメーターを第1記憶部331に記憶させる。例えば、電子機器100の製造者は、ズームレンズ11の主点が所定位置N1にあるときのズームレンズ11の特性を表すパラメーターを、ズームレンズ11の内部パラメーターとして第1記憶部331に記憶させる。電子機器100の製造者とは異なる者、例えば、電子機器100の検査者が、ズームレンズ11の内部パラメーターを第1記憶部331に記憶させてもよい。
撮像レンズ21の内部パラメーターは、撮像レンズ21の特性を表す。撮像レンズ21の内部パラメーターは、撮像レンズ21の特性として、撮像レンズ21の焦点距離と、撮像レンズ21のレンズ歪と、撮像レンズ21の取付時の中心オフセットと、撮像レンズ21の取付時の光軸角度ずれと、を示す。撮像レンズ21の内部パラメーターは、撮像レンズ21の特性を表す第2特性データの一例である。
電子機器100の製造者は、電子機器100の出荷前に、撮像レンズ21の内部パラメーターを第1記憶部331に記憶させる。電子機器100の製造者とは異なる者、例えば、電子機器100の検査者が、撮像レンズ21の内部パラメーターを第1記憶部331に記憶させてもよい。
外部パラメーターは、ズームレンズ11と撮像レンズ21との配置の関係を表す。外部パラメーターは、回転行列R1と、平行移動行列T1と、を示す。回転行列R1は、第1座標系H1と第2座標系H2とのずれ角度に基づく行列である。具体的には、回転行列R1は、X2軸の方向をX1軸の方向に揃え、Y2軸の方向をY1軸の方向に揃え、かつ、Z2軸の方向をZ1軸の方向に揃えるための行列である。平行移動行列T1は、ズームレンズ11の主点の位置と、撮像レンズ21の主点の位置と、の位置ずれ量に基づく行列である。外部パラメーターは、配置関係データの一例である。
電子機器100の製造者は、電子機器100の出荷前に、外部パラメーターを第1記憶部331に記憶させる。例えば、電子機器100の製造者は、ズームレンズ11の主点が所定位置N1にあるときの回転行列R1と、ズームレンズ11の主点が所定位置N1にあるときの平行移動行列T1とを、外部パラメーターとして第1記憶部331に記憶させる。電子機器100の製造者とは異なる者、例えば、電子機器100の検査者が、外部パラメーターを第1記憶部331に記憶させてもよい。
第1記憶部331は、電子機器100とは別体でもよい。例えば、第1記憶部331は、電子機器100と通信可能なサーバーに含まれてもよい。この場合、電子機器100は、有線または無線のインターフェイスを介して、第1記憶部331とデータを送受信する。
第1記憶部331は、例えば、1つの記録媒体によって構成される。第1記憶部331は、ズームレンズ11の内部パラメーターを記憶する第1記録媒体と、撮像レンズ21の内部パラメーターを記憶する第2記録媒体と、外部パラメーターを記憶する第3記録媒体と、によって構成されてもよい。第1記録媒体から第3記録媒体のうち一の記録媒体は、第1記録媒体から第3記録媒体のうち、当該一の記録媒体とは異なる一の記録媒体を兼ねてもよい。
第2記憶部332は、1または2以上の記録媒体によって構成される。第2記憶部332は、処理部34によって実行されるプログラムと、処理部34が使用する各種のデータを記憶する。なお、第2記憶部332が、第1記憶部331を兼ねてもよい。
処理部34は、例えば、1または2以上のプロセッサーによって構成される。一例を挙げると、処理部34は、1または2以上のCPU(Central Processing Unit)によって構成される。処理部34の機能の一部または全部は、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の回路によって構成されてもよい。処理部34は、各種の処理を並列的または逐次的に実行する。
処理部34は、記憶部33からプログラムを読み取る。処理部34は、当該プログラムを実行することによって、投射制御部341と、カメラ制御部342と、判定部343と、更新部344と、計測部345と、を実現する。
投射制御部341は、投射装置1を制御することによって、投射装置1に、投射画像を物体200に向けて投射させる。投射制御部341は、1または2以上の投射コントローラー等の回路によって構成されてもよい。
カメラ制御部342は、カメラ2を制御することによって、カメラ2に撮像データを生成させる。カメラ制御部342は、1または2以上のカメラコントローラー等の回路によって構成されてもよい。
判定部343は、レンズセンサー4の検出結果に基づいて、ズームレンズ11の主点が所定位置N1にあるか否かを判定する。判定部343は、判定回路等の回路によって構成されてもよい。
更新部344は、第1記憶部331が記憶するズームレンズ11の内部パラメーターと、第1記憶部331が記憶する撮像レンズ21の内部パラメーターとを更新せずに、撮像データと、第1記憶部331が記憶するズームレンズ11の内部パラメーターと、第1記憶部331が記憶する撮像レンズ21の内部パラメーターと、に基づいて、第1記憶部331が記憶する外部パラメーターを更新する。
例えば、更新部344は、第1記憶部331が記憶するズームレンズ11の内部パラメーターと、第1記憶部331が記憶する撮像レンズ21の内部パラメーターとを更新せずに、ズームレンズ11の主点が所定位置N1にあるという判定に応じて生成される撮像データと、ズームレンズ11の内部パラメーターと、撮像レンズ21の内部パラメーターと、に基づいて、第1記憶部331が記憶する外部パラメーターを更新する。更新部344は、更新回路等の回路によって構成されてもよい。
計測部345は、撮像データと、第1記憶部331が記憶するズームレンズ11の内部パラメーターと、第1記憶部331が記憶する撮像レンズ21の内部パラメーターと、第1記憶部331が記憶する外部パラメーターと、に基づいて、物体200の3次元形状を計測する。
A6:3次元形状の計測の一例
図6は、物体200の3次元形状を計測する手法を説明するための図である。ズームレンズ11の主点位置Cは、ズームレンズ11の焦点距離に応じて変動する。第1基準点Dは、物体200の計測ポイントGに投射される画像が存在する位置である。図6では、液晶ライトバルブ132の代わりに、仮想液晶ライトバルブ132Vが示される。仮想液晶ライトバルブ132Vは、ズームレンズ11の主点位置Cを基準に、液晶ライトバルブ132と点対称となる位置に設定される。3次元計測で用いられるエピポーラ幾何では、一般に仮想液晶ライトバルブ132Vが用いられるため、図6において仮想液晶ライトバルブ132Vが示される。
撮像レンズ21の主点位置Eは、撮像レンズ21の焦点距離が一定であるため固定される。第2基準点Fは、撮像データにて表される撮像画像において、計測ポイントG上の画像が存在する位置である。図6では、イメージセンサー22の代わりに、仮想イメージセンサー22Vが示される。仮想イメージセンサー22Vは、撮像レンズ21の主点位置Eを基準に、イメージセンサー22と点対称となる位置に設定される。エピポーラ幾何では、一般に仮想イメージセンサー22Vが用いられるため、図6において仮想イメージセンサー22Vが示される。
図6では、直線CEと直線CGとのなす角として角度αが示され、直線CEと直線EGとのなす角として角度βが示され、直線CEの長さとして長さTが示される。物体200の計測ポイントGまでの距離Zは、
Z=T((1/tanα)+(1/tanβ))
と表すことができる。計測部345は、計測ポイントGを変更しながら距離Zを算出することによって、物体200の3次元形状を計測する。
ズームレンズ11の主点位置Cと、第1基準点Dと、液晶ライトバルブ132の位置と、仮想液晶ライトバルブ132Vの位置は、それぞれ、第1座標系H1によって特定される。撮像レンズ21の主点位置Eと、第2基準点Fと、イメージセンサー22の位置と、仮想イメージセンサー22Vの位置は、それぞれ、第2座標系H2によって特定される。
計測部345は、距離Zの算出を容易にするために、ズームレンズ11の主点位置Cと、第1基準点Dと、撮像レンズ21の主点位置Eと、第2基準点Fと、計測ポイントGと、液晶ライトバルブ132の実体位置と、仮想液晶ライトバルブ132Vの位置と、イメージセンサー22の実体位置と、仮想イメージセンサー22Vの位置と、の位置関係を、図7に示す仮想の位置関係に修正する。
図7では、tanαは、第1基準点Dの位置に基づいて決定される距離J1と、ズームレンズ11の焦点距離f3と、によって表される。第1基準点Dは、仮想液晶ライトバルブ132Vと直線CGとの交点である。tanβは、第2基準点Fの位置に基づいて決定される距離J2と、撮像レンズ21の焦点距離f5と、によって表される。第2基準点Fは、仮想イメージセンサー22Vと直線EGとの交点である。なお、図7では、液晶ライトバルブ132において第1基準点Dに対応する位置を第3基準点D1として示し、イメージセンサー22において第2基準点Fに対応する位置を第4基準点F1として示す。
第3基準点D1は、ズームレンズ11の主点位置Cを基準に、第1基準点Dと点対称になる位置に設定される。第3基準点D1は、液晶ライトバルブ132において、計測ポイントGに投射される画像が存在する位置である。第1基準点Dは、仮想液晶ライトバルブ132Vにおいて、計測ポイントGに投射される画像が存在する位置である。
第4基準点F1は、撮像レンズ21の主点位置Eを基準に、第2基準点Fと点対称になる位置に設定される。第4基準点F1は、イメージセンサー22において、計測ポイントGの画像が存在する位置である。第2基準点Fは、仮想イメージセンサー22Vにおいて、計測ポイントGの画像が存在する位置である。
計測部345は、図7に示す仮想の位置関係を設定するために、第1記憶部331から、ズームレンズ11の内部パラメーターと、撮像レンズ21の内部パラメーターと、外部パラメーターと、液晶ライトバルブ132の実体位置と、イメージセンサー22の実体位置と、を読み取る。
計測部345は、液晶ライトバルブ132の実体位置と、ズームレンズ11の焦点距離と、を用いて、ズームレンズ11の主点位置Cを特定する。一例を挙げると、計測部345は、液晶ライトバルブ132において設定された中心位置からZ1軸方向に、ズームレンズ11の焦点距離だけ離れた位置を、ズームレンズ11の主点位置Cとして特定する。
図7では、第1基準点Dおよび第3基準点D1は、ズームレンズ11の主点位置Cと計測ポイントGとを通る直線上に位置する。しかしながら、図8に示すように、液晶ライトバルブ132において、計測ポイントGに投射される画像が実際に存在する第1存在位置D2は、例えば、ズームレンズ11のレンズ歪およびズームレンズ11の取付時の光軸角度ずれに起因して、ズームレンズ11の主点位置Cと計測ポイントGとを通る直線上に位置せず、第3基準点D1とは異なる場所に位置する。また、仮想液晶ライトバルブ132Vにおいて、ズームレンズ11の主点位置Cを基準に、第1存在位置D2と点対称となる第3存在位置D3も、ズームレンズ11の主点位置Cと計測ポイントGとを通る直線上に位置せず、第1基準点Dとは異なる場所に位置する。
このため、計測部345は、ズームレンズ11の焦点距離と、ズームレンズ11の取付時の中心オフセットと、ズームレンズ11の取付時の光軸角度ずれと、ズームレンズ11のレンズ歪と、に基づいて、第1存在位置D2を補正することによって、第3基準点D1の位置と第1基準点Dの位置とを特定する。
また、計測部345は、イメージセンサー22の実体位置と、撮像レンズ21の焦点距離と、を用いて、撮像レンズ21の主点位置Eを特定する。一例を挙げると、計測部345は、イメージセンサー22の設計上の中心位置からZ2軸方向に、撮像レンズ21の焦点距離だけ離れた位置を、撮像レンズ21の主点位置Eとして特定する。
図7では、第2基準点Fおよび第4基準点F1は、撮像レンズ21の主点位置Eと計測ポイントGとを通る直線上に位置する。しかしながら、図8に示すように、イメージセンサー22において、計測ポイントGの画像が実際に存在する第2存在位置F2は、例えば、撮像レンズ21のレンズ歪および撮像レンズ21の取付時の光軸角度ずれに起因して、撮像レンズ21の主点位置Eと計測ポイントGとを通る直線上に位置せず、第4基準点F1とは異なる場所に位置する。また、仮想イメージセンサー22Vにおいて、撮像レンズ21の主点位置Eを基準に、第2存在位置F2と点対称となる第4存在位置F3も、撮像レンズ21の主点位置Eと計測ポイントGとを通る直線上に位置せず、第2基準点Fとは異なる場所に位置する。
このため、計測部345は、撮像レンズ21の焦点距離と、撮像レンズ21の取付時の中心オフセットと、撮像レンズ21の取付時の光軸角度ずれと、撮像レンズ21のレンズ歪と、に基づいて、第2存在位置F2を補正することによって、第4基準点F1の位置と第2基準点Fの位置とを特定する。
計測部345は、回転行列R1と、平行移動行列T1と、を用いて、第2座標系H2の座標を第1座標系H1の座標に変換する。計測部345は、計測ポイントGを変更しながら、第1座標系H1の座標を用いることによって、Z=T((1/tanα)+(1/tanβ))の演算を実行する。
A7:外部パラメーターを更新する必要性
図1に例示する筐体101の形状が経時変化しても、さらに言えば、ズームレンズ11と撮像レンズ21とを直接的または間接的に支える部材の形状が経時変化しても、ズームレンズ11の特性と撮像レンズ21の特性は変化しない。このため、第1記憶部331が記憶するズームレンズ11の内部パラメーターの信頼性と、第1記憶部331が記憶する撮像レンズ21の内部パラメーターの信頼性は低下しない。よって、ズームレンズ11と撮像レンズ21とを直接的または間接的に支える部材の形状が経時変化しても、第1記憶部331が記憶するズームレンズ11の内部パラメーターと、第1記憶部331が記憶する撮像レンズ21の内部パラメーターとを更新する必要性は低い。
一方、ズームレンズ11と撮像レンズ21とを直接的または間接的に支える部材の形状が経時変化すると、ズームレンズ11と撮像レンズ21との配置の関係が変化するおそれがある。このため、第1記憶部331が記憶する外部パラメーターの信頼性は低下する。よって、ズームレンズ11と撮像レンズ21とを直接的または間接的に支える部材の形状が経時変化する場合、第1記憶部331が記憶する外部パラメーターを更新する必要がある。
そこで、更新部344は、第1記憶部331が記憶するズームレンズ11の内部パラメーターと、第1記憶部331が記憶する撮像レンズ21の内部パラメーターとを更新せずに、第1記憶部331が記憶する外部パラメーター、具体的には、第1記憶部331が記憶する回転行列R1と、第1記憶部331が記憶する平行移動行列T1を更新する。例えば、更新部344は、エピポーラ拘束を用いることによって、新たな外部パラメーター、具体的には、新たな回転行列R1と新たな平行移動行列T1とを算出する。更新部344は、第1記憶部331が記憶する外部パラメーターを新たな外部パラメーターに置き換えることによって、第1記憶部331が記憶する外部パラメーターを更新する。
A8:外部パラメーターの更新手法
図9に例示されるように、第1基準点Dと第2基準点Fは、計測ポイントGと、ズームレンズ11の主点位置Cと、撮像レンズ21の主点位置Eと、を通るエピポーラ平面Kに存在する。
図9において、第1ベクトルp1は、ズームレンズ11の主点位置Cを始点とし第1基準点Dを終点とするベクトルである。第2ベクトルp2は、撮像レンズ21の主点位置Eを始点とし第2基準点Fを終点とするベクトルである。なお、第1ベクトルp1は、ズームレンズ11の主点位置Cを始点とし第3基準点D1を終点とするベクトルを、ズームレンズ11の主点位置Cを回転中心として180°回転させることによって生成される。また、第2ベクトルp2は、撮像レンズ21の主点位置Eを始点とし第4基準点F1を終点とするベクトルを、撮像レンズ21の主点位置Eを回転中心として180°回転させることによって生成される。
第1ベクトルp1と、第2ベクトルp2と、回転行列R1と、平行移動行列T1は、式1、式2および式3を満たす。なお、平行移動行列T1はベクトルでもある。
p2=R1p1+T1 ・・・式1
T1×p2=T1×R1p1 ・・・式2
p1・(T1×p2)=p2・(T1×p1)=0 ・・・式3
エピポーラ拘束は、図9が示す関係に基づく拘束、具体的には、式1〜式3に基づく拘束である。エピポーラ平面Kに含まれる2つのベクトルの外積は、エピポーラ平面Kに垂直なベクトルを示す。このため、エピポーラ平面Kに含まれる2つのベクトルの外積と、エピポーラ平面Kに含まれる他のベクトルと、の内積は「0」になる。式3は、この関係に基づいて定められる。更新部344は、第1記憶部331が記憶するズームレンズ11の内部パラメーターと、第1記憶部331が記憶する撮像レンズ21の内部パラメーターと、撮像データと、式3と、を用いることによって、回転行列R1と平行移動行列T1、すなわち、外部パラメーターを算出する。
回転行列R1は、X1軸回り、Y1軸回りおよびZ1軸回りの合計3つの回転によって定義される。つまり、回転行列R1における変数の数は「3」である。
平行移動行列T1は、X1軸方向、Y1軸方向およびZ1軸方向の合計3つの平行移動によって定義される。つまり、平行移動行列T1における変数の数は「3」である。ところが、外部パラメーターの算出に用いる式3は、外積の計算と内積の計算とによって構成される。このため、式3では、ベクトルの方向は必要であるが、ベクトルの大きさは必要ではない。よって、例えば、(x,y,1)など、2つの変数によって規格化されたベクトルでエピポーラ拘束は成立する。つまり、平行移動行列T1における変数の数を実質的に「2」にできる。
このため、回転行列R1と平行移動行列T1とで構成される外部パラメーターの変数の数は、回転行列R1における変数の数である「3」に平行移動行列T1における変数の数である「2」を加算することによって得られる「5」となる。したがって、相互に独立する5つの計測ポイントGがあれば、更新部344は、回転行列R1と平行移動行列T1、すなわち、外部パラメーターを算出できる。
なお、5点の計測ポイントGに基づいて算出される平行移動行列T1については、ベクトルの方向は算出されるが、ベクトルの大きさは算出されない。このため、平行移動行列T1についてベクトルの大きさが必要な場合は、例えば、更新前の平行移動行列T1から算出されるベクトルの大きさが用いられてもよい。
A9:動作の説明
図10は、第1記憶部331が記憶する外部パラメーターを更新する動作を説明するための図である。ユーザーは、外部パラメーターを更新したい場合、まず、投射画像が物体200に投射され、かつ、物体200上の投射画像をカメラ2が撮像できるように、電子機器100を配置する。物体200は、光の散乱性が高く反射率が一定であり凹凸のある外面を有することが望ましい。なお、外部パラメーターの更新時に使用される物体200は、3次元形状の計測対象となる物体と異なってもよい。
続いて、ユーザーは、ズームレンズ11の主点の位置を、所定位置N1、すなわち、テレ端に固定する。ズームレンズ11の主点の位置が所定位置N1になると、レンズセンサー4は、被検出体11aと接触することによってオン状態になる。判定部343は、レンズセンサー4がオン状態になると、ズームレンズ11の主点が所定位置N1に位置すると判定する。
続いて、ユーザーは、パターン画像の投射指示を操作部31に入力する。操作部31は、投射指示を処理部34に提供する。ズームレンズ11の主点が所定位置N1に位置すると判定部343が判定する状況で処理部34が投射指示を受けると、ステップS101において投射制御部341は、投射装置1に、パターン画像PIを物体200に向けて投射させる。
図11は、パターン画像PIの一例を示す図である。パターン画像PIは、マトリクス状に位置する24個の白色のドットWDを表す。パターン画像PIは、図11に示す画像に限らない。例えば、パターン画像PIは、グレーコードパターンでもよい。
続いて、ステップS102においてカメラ制御部342は、イメージセンサー22に物体200上のパターン画像PIを撮像させることによってイメージセンサー22に撮像データを生成させる。
続いて、ステップS103において更新部344は、撮像データの数が所定数であるか否かを判定する。所定数は「1」以上の整数である。
1つの撮像データから、互いに独立した5点以上の計測ポイントGに1対1で対応する5点以上の第4基準点F1を検出できる場合、更新部344は、1つの撮像データがあれば、新たな外部パラメーターを算出できる。このため、所定数は「1」でもよい。しかしながら、第4基準点F1の数が多いほど、新たな外部パラメーターの精度が上がるため、所定数を「1」よりも大きい数、例えば、「2」としてもよい。なお、物体200の外面が、3次元的に複雑な形状であるほど、第4基準点F1の数を多くできる。
撮像データの数が所定数に満たない場合、更新部344は、処理をステップS101に戻す。続いてユーザーは、共通の計測ポイントGに互いに対応する第3基準点D1と第4基準点F1とのペアを新たに作るために、電子機器100と物体200との位置関係を変更する。ユーザーは、変更後の位置関係においても、投射画像が物体200に投射され、かつ、カメラ2が物体200上の投射画像を撮像可能にする。続いてユーザーは、パターン画像の投射指示を操作部31に入力する。以下、ステップS101とステップS102とが実行される。
更新部344は、ステップS103において撮像データの数が所定数であると判定すると、ステップS104において、撮像データが表す撮像画像を解析することによって、図8に示すように、第1存在位置D2に対応する第2存在位置F2の位置を特定する。第1存在位置D2は、例えば、図11に示す24個の白色のドットWDのいずれかである。24個の白色のドットWDの各々は、所定画像の一例である。
ステップS104では、更新部344は、互いに異なる少なくとも5つの第1存在位置D2に1対1で対応する少なくとも5つの第2存在位置F2を特定する。相互に対応する第1存在位置D2と第2存在位置F2は、共通の計測ポイントGに対応する。
互いに異なる少なくとも5つの第1存在位置D2に1対1で対応する少なくとも5つの第2存在位置F2を特定する理由は、上述の通り、少なくとも5つの計測ポイントGがあれば、更新部344は、回転行列R1と平行移動行列T1を算出できるからである。
続いて、ステップS105において更新部344は、相互に対応する第1存在位置D2と第2存在位置F2とのペアを特定する。更新部344は、少なくとも5つのペアを特定する。
続いて、ステップS106において更新部344は、第1存在位置D2と第2存在位置F2とのペアごとに、第1存在位置D2と第2存在位置F2とを示す位置データを生成する。
続いて、ステップS107において更新部344は、ペアごとに位置データを第2記憶部332に記憶する。
続いて、ステップS108において更新部344は、第2記憶部332が記憶する位置データと、第1記憶部331が記憶するズームレンズ11の内部パラメーターと、第1記憶部331が記憶する撮像レンズ21の内部パラメーターと、に基づいて、新たな外部パラメーターを算出する。
ステップS108では、更新部344は、まず、第2記憶部332からペアごとに位置データを読み出す。続いて、更新部344は、位置データが示す第1存在位置D2と、位置データが示す第2存在位置F2と、を特定する。ここで、第1存在位置D2と第2存在位置F2は、それぞれ、2次元の座標である。続いて、更新部344は、第1存在位置D2を、第3基準点D1の規格化された3次元の座標に変換する。例えば、第1存在位置D2の座標を(x,y)とし、第3基準点D1の規格化された3次元の座標を(X,Y,Z)とすると、更新部344は、
X=(x−C)/f
Y=(y−C)/f
Z=1
のように、第1存在位置D2の2次元の座標を、第3基準点D1の規格化された3次元の座標に変換する。ここで、f、CおよびCは、ズームレンズ11の内部パラメーターに基づいて定められる値である。また、(X,Y)で示される2次元の座標は、第3基準点D1の2次元の座標である。
続いて、更新部344は、第1存在位置D2を、第3基準点D1の規格化された3次元の座標に変換する手法と同様な手法で、第2存在位置F2を、第4基準点F1の規格化された3次元の座標に変換する。この場合、ズームレンズ11の内部パラメーターの代わりに、撮像レンズ21の内部パラメーターが用いられる。
続いて、更新部344は、以下のエピポーラ拘束の式4に基づいて、回転行列R1と平行移動行列T1とを新たに算出する。
p’E1p=0 ・・・式4
ここで、p’は、第4基準点F1の規格化された3次元の座標である。pは、第3基準点D1の規格化された3次元の座標である。E1は、基本行列である。基本行列E1は、Essential Matrixと称される。基本行列E1は、E1=[T1x]R1を満たす。
例えば、更新部344は、pとp’との少なくとも5つのペアを用いて、式4から非線形最小二乗法などにより基本行列E1を算出する。続いて、更新部344は、算出された基本行列E1に対し、特異値分解などを施すことによって、基本行列E1を、回転行列R1と平行移動行列T1に分解する。基本行列E1から分解された回転行列R1と、基本行列E1から分解された平行移動行列T1が、新たな外部パラメーターとなる。
ステップS108が完了すると、ステップS109において更新部344は、第1記憶部331に記憶されている外部パラメーターを新たな外部パラメーターに置き換えることによって、第1記憶部331が記憶する外部パラメーターを更新する。
外部パラメーターの更新後、計測部345は、更新後の外部パラメーターを用いて、物体200の3次元形状の計測を実行する。このため、計測部345が、ズームレンズ11と撮像レンズ21とを直接的または間接的に支える部材の形状において経時変化が生じる前に算出された外部パラメーターを用いて3次元形状の計測を実行してしまうことを抑制できる。
A10:第1実施形態についてのまとめ
本実施形態に係る電子機器100の制御方法と電子機器100は以下の態様を含む。
投射部13は、ズームレンズ11の内部パラメーターと、撮像レンズ21の内部パラメーターと、外部パラメーターとを、第1記憶部331が記憶した後、ズームレンズ11を介して物体200にパターン画像PIを投射する。イメージセンサー22は、物体200上のパターン画像PIを、撮像レンズ21を介して撮像することによって撮像データを生成する。更新部344は、第1記憶部331が記憶するズームレンズ11の内部パラメーターと、第1記憶部331が記憶する撮像レンズ21の内部パラメーターとを更新せずに、撮像データと、第1記憶部331が記憶するズームレンズ11の内部パラメーターと、第1記憶部331が記憶する撮像レンズ21の内部パラメーターとに基づいて、第1記憶部331が記憶する外部パラメーターを更新する。
この態様によれば、例えば、ズームレンズ11と撮像レンズ21とを直接的または間接的に支える部材の形状が経時変化した場合、当該経時変化の影響を受ける外部パラメーターを更新できる。よって、電子機器100は、信頼性の低い外部パラメーターが存在し続ける状況を抑制できる。また、電子機器100は、ズームレンズ11の内部パラメーターと撮像レンズ21の内部パラメーターとの不必要な更新を抑制できる。ここで、ズームレンズ11は、投射レンズの一例である。投射レンズは、ズームレンズ11に限らず、例えば、単焦点レンズでもよい。
パターン画像PIの一部は、ドットWDを表す。撮像データは、物体200上のドットWDを表す撮像画像を示す。更新部344は、撮像データに基づいて、撮像画像におけるドットWDの位置を特定する。更新部344は、第1記憶部331が記憶するズームレンズ11の内部パラメーターと、第1記憶部331が記憶する撮像レンズ21の内部パラメーターとを更新せずに、撮像画像におけるドットWDの位置と、第1記憶部331が記憶するズームレンズ11の内部パラメーターと、第1記憶部331が記憶する撮像レンズ21の内部パラメーターとに基づいて、第1記憶部331が記憶する外部パラメーターを更新する。
この態様によれば、パターン画像PIが表すドットWDを用いることによって、外部パラメーターを更新できる。なお、ドットWDは、所定画像の一例である。所定画像の形状は、ドットWDに限らず、例えば、多角形でもよく適宜変更可能である。
ズームレンズ11の内部パラメーターは、ズームレンズ11の主点が所定位置N1にあるときのズームレンズ11の特性を表す。外部パラメーターは、ズームレンズ11の主点が所定位置N1にあるときのズームレンズ11と、撮像レンズ21と、の配置の関係を表す。投射部13は、ズームレンズ11の主点が所定位置N1にある状況でズームレンズ11を介して物体200にパターン画像PIを投射する。この態様によれば、電子機器100は、ズームレンズ11の主点が所定位置N1にあるときのズームレンズ11の内部パラメーターを用いることによって、外部パラメーターを更新できる。
ズームレンズ11の焦点距離は、第1焦点距離f1から第2焦点距離f2までの範囲内で変更可能である。所定位置N1は、ズームレンズ11の焦点距離が第1焦点距離f1であるときのズームレンズ11の主点の位置と、ズームレンズ11の焦点距離が第2焦点距離f2であるときのズームレンズ11の主点の位置と、ズームレンズ11の焦点距離が第1焦点距離f1と第2焦点距離f2とのいずれとも異なるときのズームレンズ11の主点の位置とのいずれかである。この態様によれば、所定位置N1を、いわゆる「テレ端」または「ワイド端」等に応じて設定できる。
第2記憶部332は、撮像画像におけるドットWDの位置を示す位置データを記憶する。更新部344は、第1記憶部331が記憶するズームレンズ11の内部パラメーターと第1記憶部331が記憶する撮像レンズ21の内部パラメーターとを更新せずに、第2記憶部332が記憶する位置データと、第1記憶部331が記憶するズームレンズ11の内部パラメーターと、第1記憶部331が記憶する撮像レンズ21の内部パラメーターと、に基づいて、第1記憶部331が記憶する外部パラメーターを更新する。
この態様によれば、第2記憶部332は、外部パラメーターの更新に必要となる位置データを蓄積できる。更新部344は、第2記憶部332に記憶済みの位置データを用いることによって外部パラメーターを更新できるので、撮像データの生成タイミングにかかわらず外部パラメーターを更新できる。また、第2記憶部332が複数の位置データを記憶する場合、更新部344は、複数の位置データを用いて外部パラメーターを更新できる。このため、更新部344は、更新後の外部パラメーターを高精度とすることができる。
B:変形例
以上に例示した実施形態の変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2個以上の態様を、相互に矛盾しない範囲において適宜に併合してもよい。
B1:第1変形例
第1実施形態において、判定部343は、ズームレンズ11の主点が所定位置N1にあるか否かを判定する。投射部13は、ズームレンズ11の主点が所定位置N1にあると判定される場合、ズームレンズ11を介して物体200にパターン画像PIを投射してもよい。
この態様によれば、電子機器100は、投射指示等のユーザーの特別な指示がなくても、外部パラメーターの更新に必要な撮像データを自動的に生成できる。また、電子機器100は、3次元形状の計測を行うか否かにかかわらず、ズームレンズ11の主点が所定位置N1にある場合、パターン画像PIの投射と、物体200上のパターン画像PIの撮像と、撮像画像におけるドットWDの位置の特定と、を実行できる。この場合、更新部344は、ユーザーの特別な指示がなくても、新たに特定したドットWDの位置に基づいて、自動的に外部パラメーターを更新してもよい。
B2:第2変形例
第1実施形態および第1変形例において、操作部31は、外部パラメーターの更新を指示する更新指示をユーザーから受けてもよい。この場合、操作部31は、更新指示を更新部344に提供する。更新部344は、更新指示を受けた場合、第1記憶部331が記憶するズームレンズ11の内部パラメーターと第1記憶部331が記憶する撮像レンズ21の内部パラメーターを更新せずに、第2記憶部332が記憶する位置データと、第1記憶部331が記憶するズームレンズ11の内部パラメーターと、第1記憶部331が記憶する撮像レンズ21の内部パラメーターに基づいて、第1記憶部331が記憶する外部パラメーターを更新する。この態様によれば、電子機器100は、ユーザーが望むタイミングで外部パラメーターを更新できる。
B3:第3変形例
第1実施形態および第1変形例〜第2変形例において、更新部344は、位置データを第2記憶部332に記憶してから30日間が経過した場合、当該位置データを第2記憶部332から削除してもよい。この態様によれば、電子機器100は、信頼性が低下した位置データを用いて外部パラメーターを更新することを抑制できる。30日間は、所定期間の一例である。所定期間は、30日間に限らず、30日間よりも短い期間でもよいし、30日間よりも長い期間でもよい。
B4:第4変形例
第1実施形態および第1変形例〜第3変形例において、更新部344は、位置データを第2記憶部332に記憶した後に実行される外部パラメーターの更新の回数が所定回数を超えた場合、当該位置データを第2記憶部332から削除してもよい。この態様によれば、電子機器100は、信頼性が低下した位置データを用いて外部パラメーターを更新することを抑制できる。所定回数は、例えば5回である。所定回数は、5回よりも少ない回数でもよいし、5回よりも長い回数でもよい。
B5:第5変形例
更新部344は、位置データを第2記憶部332に記憶してから特定期間が経過した場合、外部パラメーターの更新を促す表示を表示部32に実行させてもよい。外部パラメーターの更新を促す表示は、例えば「外部パラメーターを更新してください」という表示である。外部パラメーターの更新を促す表示は、上述の表示に限らず、適宜変更可能である。特定期間は、例えば、30日間である。特定期間は、30日間に限らず、30日間よりも短い期間でもよいし、30日間よりも長い期間でもよい。
B6:第6変形例
第1実施形態および第1変形例〜第5変形例は、ロボティクスなどで用いられる3次元形状計測器全般に適用できる。また、第1実施形態および第1変形例〜第5変形例は、投射面の3次元形状を計測し、3次元形状の計測結果に応じて投射画像を幾何学的に補正するプロジェクターにも適用できる。
B7:第7変形例
第1実施形態および第1変形例〜第6変形例において、光変調装置の一例として液晶ライトバルブ132が用いられたが、光変調装置は液晶ライトバルブに限らず適宜変更可能である。例えば、光変調装置は、1枚のデジタルミラーデバイスを用いた方式等の構成であってもよい。また、液晶パネルおよびDMD以外にも、光源131が発した光を変調可能な構成は、光変調装置として採用できる。
1…投射装置、2…カメラ、3…情報処理装置、4…レンズセンサー、11…ズームレンズ、11a…被検出体、12…レンズ駆動部、13…投射部、21…撮像レンズ、22…イメージセンサー、31…操作部、32…表示部、33…記憶部、34…処理部、100…電子機器、331…第1記憶部、332…第2記憶部、341…投射制御部、342…カメラ制御部、343…判定部、344…更新部、345…計測部。

Claims (10)

  1. 投射レンズを介して画像を投射する投射部と、撮像レンズを介して撮像を実行する撮像部と、を含む電子機器の制御方法であって、
    前記投射レンズの特性を表す第1特性データと、前記撮像レンズの特性を表す第2特性データと、前記投射レンズと前記撮像レンズとの配置の関係を表す配置関係データとを、第1記憶部が記憶した後、前記投射レンズを介してパターン画像を前記投射部から物体に投射し、
    前記物体上の前記パターン画像を、前記撮像レンズを介して前記撮像部に撮像させることによって撮像データを生成し、
    前記第1記憶部が記憶する前記第1特性データと、前記第1記憶部が記憶する前記第2特性データとを更新せずに、前記撮像データと、前記第1記憶部が記憶する前記第1特性データと、前記第1記憶部が記憶する前記第2特性データとに基づいて、前記第1記憶部が記憶する前記配置関係データを更新する、
    ことを含む制御方法。
  2. 前記パターン画像の一部は、所定画像を表し、
    前記撮像データは、前記物体上の前記所定画像を表す撮像画像を示し、
    前記撮像データに基づいて、前記撮像画像における前記所定画像の位置を特定し、
    前記第1記憶部が記憶する前記第1特性データと、前記第1記憶部が記憶する前記第2特性データとを更新せずに、前記撮像画像における前記所定画像の位置と、前記第1記憶部が記憶する前記第1特性データと、前記第1記憶部が記憶する前記第2特性データとに基づいて、前記第1記憶部が記憶する前記配置関係データを更新する、
    請求項1に記載の制御方法。
  3. 前記投射レンズは、ズームレンズであり、
    前記第1特性データは、前記ズームレンズの主点が所定位置にあるときの前記ズームレンズの特性を表し、
    前記配置関係データは、前記ズームレンズの主点が前記所定位置にあるときの前記ズームレンズと、前記撮像レンズと、の配置の関係を表し、
    前記ズームレンズの主点が前記所定位置にある状況で前記ズームレンズを介して前記パターン画像を前記投射部から前記物体に投射する、
    請求項2に記載の制御方法。
  4. 前記ズームレンズの焦点距離は、第1焦点距離から第2焦点距離までの範囲内で変更可能であり、
    前記所定位置は、
    前記焦点距離が前記第1焦点距離であるときの前記ズームレンズの主点の位置と、
    前記焦点距離が前記第2焦点距離であるときの前記ズームレンズの主点の位置と、
    前記焦点距離が前記第1焦点距離と前記第2焦点距離とのいずれとも異なるときの前記ズームレンズの主点の位置と、
    のいずれかである、
    請求項3に記載の制御方法。
  5. 前記ズームレンズの主点が前記所定位置にあるか否かを判定し、
    前記ズームレンズの主点が前記所定位置にあると判定する場合に、前記ズームレンズを介して前記パターン画像を前記投射部から前記物体に投射する、
    請求項3または4に記載の制御方法。
  6. 前記撮像画像における前記所定画像の位置を示す位置データを第2記憶部に記憶し、
    前記第1記憶部が記憶する前記第1特性データと、前記第1記憶部が記憶する前記第2特性データとを更新せずに、前記第2記憶部が記憶する前記位置データと、前記第1記憶部が記憶する前記第1特性データと、前記第1記憶部が記憶する前記第2特性データとに基づいて、前記第1記憶部が記憶する前記配置関係データを更新する、
    請求項2から5のいずれか1項に記載の制御方法。
  7. 前記配置関係データの更新を指示する更新指示を受けた場合、前記第1記憶部が記憶する前記第1特性データと、前記第1記憶部が記憶する前記第2特性データとを更新せずに、前記第2記憶部が記憶する前記位置データと、前記第1記憶部が記憶する前記第1特性データと、前記第1記憶部が記憶する前記第2特性データとに基づいて、前記第1記憶部が記憶する前記配置関係データを更新する、
    請求項6に記載の制御方法。
  8. 前記位置データを前記第2記憶部に記憶してから所定期間が経過した場合、当該位置データを前記第2記憶部から削除する、
    請求項6または7に記載の制御方法。
  9. 前記位置データを前記第2記憶部に記憶した後に実行される前記更新の回数が所定回数を超えた場合、当該位置データを前記第2記憶部から削除する、
    請求項6または7に記載の制御方法。
  10. 投射レンズの特性を表す第1特性データと、撮像レンズの特性を表す第2特性データと、前記投射レンズと前記撮像レンズとの配置の関係を表す配置関係データとを、第1記憶部が記憶した後、前記投射レンズを介して物体にパターン画像を投射する投射部と、
    前記物体上の前記パターン画像を、前記撮像レンズを介して撮像することによって撮像データを生成する撮像部と、
    前記第1記憶部が記憶する前記第1特性データと、前記第1記憶部が記憶する前記第2特性データとを更新せずに、前記撮像データと、前記第1記憶部が記憶する前記第1特性データと、前記第1記憶部が記憶する前記第2特性データとに基づいて、前記第1記憶部が記憶する前記配置関係データを更新する更新部と、
    を含む電子機器。
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