JP2005024618A - 傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ。 - Google Patents

傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ。 Download PDF

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Abstract

【課題】プロジェクタの投射光軸に対するスクリーンの傾斜角度を簡単な構成で正確に測定できる傾斜角度測定装置を有するプロジェクタを提供する。
【解決手段】テストパターン生成部40は、投影装置20から投射レンズ21の中央を通る水平な直線状のテストパターンを投射面に投射し、テストパターンを投射レンズ21の上方垂直方向に離れて配置されたデジタルカメラ50の撮像素子52で撮像し、画像解析傾斜角度算定部53が、撮像画面からテストパターンの水平方向の両端における各画素ラインとの交差部分の画素ラインごとの輝度を取得してその加重平均を求めて、その重心位置を交差位置としてテストパターンの両端の差分画素数を取得して投影装置20の投射光軸と投射面との水平方向傾斜角度を生成し、別に取得した垂直方向傾斜角度と併せて、液晶表示部22の出力映像を制御することにより投射面の映像の歪を補正する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はプロジェクタに関し、特にプロジェクタの投影装置の投射光軸と投射面との傾斜角度を算定するための傾斜角度測定装置を有するプロジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶技術やDLP(デジタルライトプロセッシング)技術の急速な進展に伴うプロジェクタの小型化・高性能化により、画像投射を目的とするプロジェクタの用途も拡大し、家庭内でのディスプレイ型テレビに代わる大型の表示装置としても注目されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−281597号公報
【特許文献2】
特開2001−169211号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、液晶プロジェクタやDLP方式プロジェクタはディスプレイ型テレビと違って映像面がスクリーンであったり壁であったりするためにプロジェクタの光軸と投射面との相対関係によって映像に歪を生ずるという問題点がある。特開平9−281597号公報には、液晶プロジェクタの据付角度の検出手段と液晶プロジェクタと投射対象と間の距離を検出する距離検出手段を有し、両検出結果から算出された角度によって液晶表示ユニットの角度を調整する方法が開示されている。この場合液晶表示ユニットの角度を機械的に調整する必要がある。また、特開2001−169211号公報には角度制御可能なレーザポインタの光点を曲面のスクリーンに投影し、一方、計測用点画像を生成してプロジェクタからスクリーンに投影し、カメラで撮影して光点と点画像との位置計測を行って点画像を移動しながら両点が一致したときに点画像のフレームメモリ上の画素座標を光点の入力画像上の座標に置換して座標変換パラメータメモリに設定する歪補正方法が開示されている。この場合レーザポインタの角度を制御する必要があり、構造が複雑となる。
【0005】
一方、スクリーンのプロジェクタの投射光軸に対する垂直方向および水平方向の傾斜がわかればプロジェクタのフレームメモリの座標を変換したりすることによって歪のない映像をスクリーンに投影する技術は実用化されている。
【0006】
このうち、垂直方向の傾斜については通常投射面が垂直となっているので、既に実用化されている加速度検出素子を用いた傾斜センサを用いて検出した投影装置の傾斜度を投射面に対する投影装置の傾斜と見なすことで、簡単な装置で検出できるが、投射面が上下方向で傾斜する場合は正確な傾斜度が得られない。
【0007】
このため、投射装置の投射レンズから水平方向並びに垂直方向の直線状のテストパターンを投射面に投射し、投射面のテストパターンを投射レンズから垂直方向と水平方向に離れた位置に設けられたデジタルカメラの撮像素子で撮影し、撮像画面上のテストパターンの水平方向並びに垂直方向の基準線に対する傾斜角度を取得することによって投射面の投射光軸に対する上下方向並びに左右方向の傾斜を算定する方法が提案されている。
【0008】
この場合、撮像画面上の水平方向並びに垂直方向の基準線からの傾斜角度は、通常テストパターンと撮像画面の両端との交点の画素の差分画素数を算出して、予め作成してある差分画素数と傾斜角度とを関連付けたテーブルによって傾斜角度を算定することが行われている。しかし、テストパターンの画像は投射レンズの焦点が投射面に一致していない場合は巾方向に広がるので、自動焦点調節機構を持たないプロジェクタにおいては、正確な算定のために手動で焦点を調整する必要があり、この場合でも撮像素子の画素数単位の精度でしか傾斜角度を算定できないという問題があった。
【0009】
本発明の目的は、映像の歪補正のためにプロジェクタの投射光軸に対するスクリーンの傾斜角度を簡単な構成で正確に測定できる傾斜角度測定装置を有するプロジェクタを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタは、
プロジェクタの投影装置の投射光軸と投射面との傾斜角度を算定する傾斜角度測定装置を有し、算定した傾斜角度に従って画像表示部の出力映像を制御することにより投射面の映像の歪を補正するプロジェクタである。傾斜角度測定装置は、テストパターン生成部と、デジタルカメラと、画像解析傾斜角度算定部とを備え、テストパターン生成部は、投影装置から投射レンズの中央を通る水平な直線状のテストパターンを投射面に投射し、その投射面のテストパターンを投射レンズの上方に離れて配置されたデジタルカメラの撮像素子で撮像し、画像解析傾斜角度算定部が、撮像素子の撮像画面からテストパターンの水平方向の両端における各画素ラインとの交差部分の画素ラインごとの輝度を取得してその加重平均を求め、その重心位置を交差位置としてテストパターンの両端の差分画素数を取得して投影装置の投射光軸と投射面との水平方向傾斜角度を生成し、別に取得した垂直方向傾斜角度と併せて、画像表示部の出力映像を制御することにより投射面の映像の歪を補正する。
【0011】
垂直方向傾斜角度の取得が、投影装置から投射レンズの中央を通る水平並びに垂直な直線状のテストパターンを投射面に投射し、その投射面のテストパターンを投射レンズの上方垂直かつ水平方向に離れて配置されたデジタルカメラの撮像素子で撮像し、画像解析傾斜角度算定部が、撮像素子の撮像画面からテストパターンの垂直方向の両端における各画素ラインとの交差部分の画素ごとの輝度を取得してその加重平均を求め、その重心位置を交差位置としてテストパターンの両端の差分画素数を取得して投影装置の投射光軸と投射面との垂直方向傾斜角度を生成することによって行われてもよく、傾斜角度測定装置に設けられた加速度検出素子を用いた垂直方向傾斜センサによって行われてもよい。
【0012】
デジタルカメラで撮像されたテストパターンと基準線との間の傾斜角度の解析は、テストパターンと撮像画面の両端との交点に対応する画素の画素数の差を算出して、予め作成してある差分画素数と傾斜角度とを関連付けたテーブルによって傾斜角度を算定することによって行われ、算定された傾斜角度から所定の計算式によって投影装置の投射光軸と投射面との傾斜角度が算定されてもよく、プロジェクタの投影装置の投射光軸と投射面との傾斜角度に従った画像表示部の出力映像の制御は、傾斜角度に対応して予め算出されている画像表示部の入力映像の補正値によってLSI制御パラメータを作成し、プロジェクタ用画像処理LSIを制御することによって実行されてもよい。
【0013】
プロジェクタは液晶プロジェクタであってもよく、DLP(デジタルライトプロセッシング)プロジェクタであってもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタの模式的ブロック構成図であり、図2は本発明の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタの模式的説明図であり、(a)は投射状態を示す模式的側面図、(b)は投射面上の映像とテストパターンを示す模式的正面図、(c)はプロジェクタの模式的正面図、(d)は投射面に焦点が一致している場合のデジタルカメラの撮像画面の模式図、(e)は投射面に焦点が一致していない場合のデジタルカメラの撮像画面の模式図である。
【0015】
ここでは、液晶プロジェクタを例として説明するが液晶表示部22をDLP表示部と読み替えれば同じ格子状表示を用いるDLP(デジタルライトプロセッシング)プロジェクタに対しても同様に適用できる。
【0016】
プロジェクタ10は、投射レンズ21と液晶表示部22を有する投影装置20と、液晶表示部22の画像を制御する画像制御部23と、傾斜角度測定装置30と、全体の動作を制御するCPU60とを備える。傾斜角度測定装置30はテストパターン生成部40と、撮像レンズ51と撮像素子52を有するデジタルカメラ50と、撮像素子52が撮像した画像の画素を解析して投射面70に対する投影装置20の垂直および水平方向の傾斜を算出する画像解析傾斜角度算定部53とを備える。
【0017】
図2(a)に示すように、スクリーンや壁などの投射面70に映像が投射されるようにプロジェクタ10は置き台90上に通常は上下方向に傾斜して配置される。この場合プロジェクタ10の投影装置20の投射光軸26と投射面70とが直交する状態で投影が行われると液晶表示部22の画面がそのまま投射面70に拡大して投影されるが、投影装置20の投射光軸26に対する直交面と投射面70とが傾斜する場合は直交する場合と比較して位置によって投射レンズ21からの距離が変化し、例えば離れた位置では画面が拡大するので投影された画面に台形の歪を生ずるという問題が生ずる。この問題を解決するために例えば上述の特許文献に記載されたような工夫がなされてきた。この場合投影装置20の投射光軸26に対する垂直面と投射面70との傾斜角度が正確に把握できれば、画像制御部23によって液晶表示部22の画像の画素への配置を移動させることによって投射面70に投射された映像を正しい状態に修正することができ、その移動度は公知の技術によって傾斜角度から数値的に求めることができる。
【0018】
本発明は投影装置20の投射光軸26と投射面70との傾斜角度を正確に把握することを目的としており、以下に説明する傾斜角度測定装置30によりその目的は達成される。
【0019】
傾斜角度測定装置30のテストパターン生成部40は、傾斜角度測定モードでは、画像制御部23を制御して液晶表示部22から垂直線テストパターン83aおよび水平線テストパターン83bを投射面70へ投射し、図2(b)に示すように表示される。投射レンズ21と撮像レンズ51とは図2(c)に示すように垂直方向並びに水平方向に離れるように配置されている。
【0020】
図2(d)は投射面に焦点が一致している場合の投射面70に投射された垂直線テストパターン83aおよび水平線テストパターン83bをデジタルカメラ50の撮像素子52で撮像したときの撮像画面80であり、(e)は投射面に焦点が一致していない場合の投射面70に投射された垂直線テストパターン83aおよび水平線テストパターン83bをデジタルカメラ50の撮像素子52で撮像したときの撮像画面80である。この例では、投射面70は上部が投射レンズ21から離れる方向に傾斜しているので、投射レンズ21から水平方向に離れた位置で撮像した撮像素子52の画像では、図2(d)、(e)に見られるように垂直線テストパターン83aの上側が下側よりも右側によった位置で表示される。同様に図示されていないが投射面70は向かって左側が投射レンズ21から離れる方向に傾斜しているので、投射レンズ21から垂直方向に離れた位置で撮像した撮像素子52の画像では、水平線テストパターン83bは向かって左側が右側より上がった位置で表示される。
【0021】
図2(d)は投射面に焦点が一致しているのでテストパターン83の画像における巾は画素の巾とほぼ一致しているが、図2(e)は投射面に焦点が一致していないのでテストパターン83の画像における巾は広がって複数の画素にまたがっており、その輝度は中央から周辺に向けて低下している。図3は図2(e)の鎖線で囲むA領域の模式的拡大図である。
【0022】
画像解析傾斜角度算定部53では撮像画面80における垂直線テストパターン83aおよび水平線テストパターン83bの垂直基準線および水平基準線に対する傾斜をそれぞれの画素より解析し、所定の計算式によって投影装置20の投射光軸26と投射面70との上下方向並びに左右方向の傾斜角度を算出して画像制御部23に出力し、画像制御部23はその傾斜角度に基づいて所定の計算式によって液晶表示部22の画像の画素への配置を移動させることによって投射面70に投射された映像を正しい状態に修正する。
【0023】
この場合、撮像画面80における垂直線テストパターン83aおよび水平線テストパターン83bの垂直基準線および水平基準線に対する傾斜の解析は、撮像画面80の両端とテストパターン83a、83bとの交点の画素の画素数の差を算出して予め作成してある差分画素数と傾斜角度を関連付けたテーブルによって傾斜角度を算定する。
【0024】
図2(d)のように投射面に焦点が一致している場合は、テストパターン83は細い線となっているので画素との対応が容易であるが、図2(e)のように投射面に焦点が一致していない場合は、テストパターン83の幅が広いので画素との対応を精密に行うことが難しく、従来は焦点の調節によって焦点を一致させてから行う必要があったが、本発明では焦点の一致している場合を含め、テストパターン83の幅が広いままでも画素との対応を精密に行うことができることに特徴がある。
【0025】
画像解析傾斜角度算定部53では、テストパターン83の幅が複数の画素ライン82に跨っている場合、端部におけるテストパターン83の画素毎の輝度を測定し、その加重平均から中心位置を特定しその画素位置が画素との交点であるとする。図3の例を参照としてその加重平均から中心位置を特定すると、
テストパターン中心の画素ライン位置=Σ(画素ライン位置×輝度)÷Σ(輝度)
=(273×0+238×33+239×100+240×100+241×33+242×0)÷(0+33+100+100+33+0)
=239.5(テストパターン中心の画素ライン位置)
(ここでは最も高い画素ラインの輝度を100とし、他の画素ラインの輝度は最も高いラインの輝度に対する比率で示す。)
となる。
【0026】
この方法はテストパターンの巾が広い場合だけではなく、焦点が合っていてテストパターンの巾の狭い場合でも、上述の加重平均を求める式でテストパターン中心の画素ライン位置を求めることができる。例えばテストパターンが239画素ラインのみと交差している場合には、239×100÷100=239で239画素ラインが中心の位置ラインとなり、テストパターンが239画素ラインと240画素ラインの中間にある場合には、(239×100+240×100)÷(100+100)=239.5となり239.5画素ラインが中心の位置ラインとなる。またテストパターンが239画素ラインと240画素ラインに跨っており、それぞれの輝度比が100:50の場合は(239×100+240×50)÷(100+50)=239.3となり239.3画素ラインが中心の位置ラインとなる。
【0027】
投射面に焦点が一致している場合の従来の方法では、テストパターン83と個々の画素との対応であったので1画素ライン単位で位置が設定されたが、この方法では上述のように1画素ライン以下の単位で位置が設定できるので、テストパターン83と端部の画素ライン82との交点をより精密に特定することが可能となる。
【0028】
図4は差分画素数から液晶表示部22の出力映像を修正する標準的な過程を示す模式的流れ図である。画像解析傾斜角度算定部53が、撮像素子52の撮像画面80からテストパターン83における同一線の縦方向の差分画素数86と横方向の差分画素数87についての差分画素数情報を取得し(ステップS1)、これを基に投影装置20の投射光軸26と投射面70との傾斜角度を生成し(ステップS2)、生成した傾斜角度を受けて画像制御部23はLSI制御パラメータを生成し(ステップS3)、プロジェクタ用画像処理LSIを制御することにより(ステップS4)、入力映像28が修正されて液晶表示部22で出力映像29となる。この出力映像25は投射面70に投射されると入力映像24と相似の映像となる。
【0029】
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。図5は本発明の第2の実施の形態の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタの模式的ブロック構成図である。
【0030】
第2の実施の形態では、機械の据付の心出しなどにも利用されている加速度検出素子を用いた傾斜センサ(Gセンサ)であって、重力の方向に対する傾斜角度を精密に測定し数値データとして出力する垂直方向傾斜センサ54によって垂直方向の傾斜を取得する以外は、第1の実施の形態と同じ構成と機能であり、詳細な説明を省略する。従って第2の実施の形態では垂直線テストパターン83aは投射されず水平線テストパターン83bのみが投射されるので、第1の実施の形態で図2(e)、図3を参照して説明したテストパターン83の幅が複数の画素に跨っている場合、端部におけるテストパターン83の画素毎の輝度を測定し、その加重平均から中心位置を特定しその画素位置が画素との交点であるとするテストパターン83と画素ライン82との交点の位置決めは、水平線テストパターン83bにのみ適用される。従って第2の実施の形態においても水平線テストパターン83bの焦点を調整することなく、より精密に水平線テストパターン83bと画素ライン82との傾斜角度を取得できる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、デジタルカメラで撮像した撮像画面のテストパターンの基準画素ラインに対する傾斜度を取得する過程において、投射面に対する焦点を調整することなく精密にテストパターンの基準画素ラインに対する傾斜度を取得できるという効果がある。
【0032】
これは、撮像画面のテストパターンの幅が複数の画素に跨っている場合、画面端部におけるテストパターンの画素ライン毎の輝度を測定し、その加重平均から中心位置を特定しその画素位置が画素との交点であるとすることにより、1画素ライン以下の精度で中心位置を測定できるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタの模式的ブロック構成図である。
【図2】本発明の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタの模式的説明図である。
(a)は投射状態を示す模式的側面図である。
(b)は投射面上の映像とテストパターンを示す模式的正面図である。
(c)はプロジェクタの模式的正面図である。
(d)は投射面に焦点が一致している場合のデジタルカメラの撮像画面の模式図である。
(e)は投射面に焦点が一致していない場合のデジタルカメラの撮像画面の模式図である。
【図3】図2(e)の鎖線で囲むA領域の模式的拡大図である。
【図4】差分画素数から液晶表示部の出力映像を修正する標準的な過程を示す模式的流れ図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタの模式的ブロック構成図である。
【符号の説明】
10 プロジェクタ
20 投影装置
21 投射レンズ
22 液晶表示部
23 画像制御部
26 投射光軸
28 入力映像
29 出力映像
30 傾斜角度測定装置
40 テストパターン生成部
50 デジタルカメラ
51 撮像レンズ
52 撮像素子
53 画像解析傾斜角度算定部
54 垂直方向傾斜センサ
60 CPU
70 投射面
71 映像
80 撮像画面
82 画素ライン
83a 垂直線テストパターン
83b 水平線テストパターン
86 縦差分画素数
87 横差分画素数
90 置き台
A 領域
S1〜S4 ステップ

Claims (7)

  1. プロジェクタの投影装置の投射光軸と投射面との傾斜角度を算定する傾斜角度測定装置を有し、算定した傾斜角度に従って画像表示部の出力映像を制御することにより前記投射面の映像の歪を補正するプロジェクタであって、
    前記傾斜角度測定装置は、テストパターン生成部と、デジタルカメラと、画像解析傾斜角度算定部とを備え、
    前記テストパターン生成部は、前記投影装置から投射レンズの中央を通る水平な直線状のテストパターンを前記投射面に投射し、該投射面のテストパターンを前記投射レンズの上方に離れて配置された前記デジタルカメラの撮像素子で撮像し、前記画像解析傾斜角度算定部が、前記撮像素子の撮像画面からテストパターンの水平方向の両端における各画素ラインとの交差部分の該画素ラインごとの輝度を取得してその加重平均を求め、その重心位置を交差位置として前記テストパターンの両端の差分画素数を取得して前記投影装置の投射光軸と前記投射面との水平方向傾斜角度を生成し、別に取得した垂直方向傾斜角度と併せて、前記画像表示部の出力映像を制御することにより前記投射面の映像の歪を補正する、傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ。
  2. 前記垂直方向傾斜角度の取得が、前記投影装置から投射レンズの中央を通る水平並びに垂直な直線状のテストパターンを前記投射面に投射し、該投射面のテストパターンを前記投射レンズの上方垂直かつ水平方向に離れて配置された前記デジタルカメラの撮像素子で撮像し、前記画像解析傾斜角度算定部が、前記撮像素子の撮像画面からテストパターンの垂直方向の両端における各画素ラインとの交差部分の画素ごとの輝度を取得してその加重平均を求め、その重心位置を交差位置として前記テストパターンの両端の差分画素数を取得して前記投影装置の投射光軸と前記投射面との垂直方向傾斜角度を生成することによって行われる、請求項1に記載の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ。
  3. 前記垂直方向傾斜角度の取得が、前記傾斜角度測定装置に設けられた加速度検出素子を用いた垂直方向傾斜センサによって行われる、請求項1に記載の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ。
  4. 前記デジタルカメラで撮像された前記テストパターンと基準線との間の傾斜角度の解析は、前記テストパターンと前記撮像画面の両端との交点に対応する画素の画素数の差を算出して、予め作成してある差分画素数と傾斜角度とを関連付けたテーブルによって傾斜角度を算定することによって行われ、算定された傾斜角度から所定の計算式によって前記投影装置の投射光軸と前記投射面との傾斜角度が算定される、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ。
  5. 前記プロジェクタの前記投影装置の投射光軸と前記投射面との傾斜角度に従った前記画像表示部の出力映像の制御は、前記傾斜角度に対応して予め算出されている前記画像表示部の入力映像の補正値によってLSI制御パラメータを作成し、プロジェクタ用画像処理LSIを制御することによって実行される、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ。
  6. 前記プロジェクタは液晶プロジェクタである、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ。
  7. 前記プロジェクタはDLP(デジタルライトプロセッシング)プロジェクタである、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ。
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