JP5124965B2 - 投影装置、投影方法及びプログラム - Google Patents
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Description
この投影装置としては、例えば、スクリーンに対して傾いて設置された場合に、それを検知してユーザに報知するものが提案されており(例えば、特許文献1参照)、これによって、ユーザが設置状態を調整することができるようになっている。
また、投影画像の台形補正を行うものも開発されているが、投影範囲内で台形補正を行うことから、投影装置の投影面に対する傾きが大きい場合には、投影可能な範囲に対する投影画像の寸法が小さくなってしまうことから、投影画像の画質が低下するといった問題がある。
本実施形態の投影装置は、所定の画像をスクリーン(投影面)等に投影する際に、画像の投影方向を指示する投影方向指示標識及び画像のスクリーンに対する直交方向を指示する直交方向指示標識を含む位置合わせチャートを投影して設置位置調整処理を行うものである。
投影装置100は、例えば、プロジェクタ等から構成され、外部機器(図示略)から出力され入力された静止画像や動画像に係る所定の画像データに基づいて、所定の画像をスクリーンS(図3参照)に投影するものである。
具体的には、例えば、図1(a)に示すように、投影装置100は、直方体状の本体ケーシング11の前面に投影レンズ12、二組の測距レンズ13a、13bと13c、13d及びIr受信部14等が配設されている。
具体的には、縦に配置された一組の測距レンズ13a、13bで縦方向の被写体までの距離を測定し、横方向に配置されたもう一組の測距レンズ13c、13dで横方向の被写体までの距離を測定するようになっている。
また、本体ケーシング11の上面には、例えば、本体メインキー/インジケータ15、スピーカ16及びカバー17等が配設されている。
カバー17は、例えば、本体サブキー(図示略)を操作する際に開閉するものである。なお、本体サブキーは、例えば、投影装置100のリモートコントローラ(図示略)を使用せずに、上記本体メインキー/インジケータ15のキーのみでは設定指示できない、例えば水平/垂直位置・輝度・色彩調整などの画面調整といった各種動作を操作するものである。
ACアダプタ接続部20は、例えば、電源となるACアダプタ(図示略)からのケーブルを接続するものである。
調整脚部22は、例えば、ねじ回転位置を手動で操作することにより、正確には投影レンズ12の投射方向の鉛直方向成分、すなわち仰角を調整するものである。
図2は、投影装置100の要部構成を模式的に示した図である。
図2に示すように、投影装置100は、外部機器から出力され入出力コネクタ部18を介して入力された各種規格の画像データが、入出力I/F31、システムバスSBを介して画像変換部32で所定のフォーマットの画像データに統一された後に、画像記憶部40に送られる。
そして、画像記憶部40に記憶されている画像データは、制御部39の制御下にて、順次読み出されて、表示エンコーダ33に対して送られるようになっている。
このように、表示駆動部35、空間的光変調素子36、光源ランプ37及び投影レンズ12は、画像記憶部40に記憶される複数の画像データに基づいて、当該画像データに応じた画像をスクリーンSに投影する投影手段を構成している。
加速度センサ42は、例えば、投影装置100が設置されている状態から移動された場合に、その振動を検知して制御部39に対して出力するものである。
位相差センサ131は、画面中央から垂直方向における複数の測距点との距離を測定するセンサである。また、位相差センサ132は、画面中央から水平方向における複数の測距点との距離を測定するセンサである。
図3は、投影装置100によるスクリーンSまでの距離の測定に係る測距処理を説明するための図であり、図4は、投影装置100の投影方向D1及びスクリーンSに対する直交方向D2を模式的に示した図である。
なお、図3及び図4にあっては、位相差センサ132による水平方向の距離測定を表している。
このとき、位相差センサ132の位置O1と投影レンズ12の位置O2は水平方向に所定の距離lだけ離間して配置されている。そこで、当該距離lと位相差センサ132からスクリーンS上の投影光までの距離L1、R1と角度θL1、θR1に基づいて、投影レンズ12からスクリーンS上の投影光までの距離L2、R2及び、この場合の投影光の投影方向D1に対する角度θL2、θR2を算出する。
これにより、投影装置100に対するスクリーンSの水平方向の傾きを算出することができ、投影レンズ12からの投影光のスクリーンSに対する直交方向D2の交点(図4参照)の水平位置(Bx)を検出することができる。
このように、測距処理部43は、スクリーン(投影面)Sに対する直交方向D2を検出する直交方向検出手段を構成している。
なお、Ir受信部14及びIr受信部19にて受信された赤外光受信信号も、直接制御部39に入力されるようになっている。
ここで、位置合わせチャートCは、例えば、図5等に示すように、投影レンズ12からの画像の投影方向D1(投影方向ベクトルの水平方向成分及び垂直方向成分)を指示する投影方向指示標識Aと、測距処理部43により算出されたスクリーンSに対する直交方向D2(直交方向ベクトルの水平方向成分及び垂直方向成分)を指示する直交方向指示標識B等から表されるものである。
このように、チャート投影プログラムは、投影レンズ12からの画像の投影方向D1を指示する投影方向指示標識Aを投影する処理に係る機能をCPUに実現させるとともに、スクリーンSに対する直交方向D2を指示する直交方向指示標識Bを投影する処理に係る機能をCPUに実現させるためのプログラムである。ここで、CPUは、表示駆動部35、空間的光変調素子36、光源ランプ37及び投影レンズ12等と協働して投影方向指示標識投影手段及び直交方向指示標識投影手段を構成している。
これにより、投影方向指示標識Aの位置をより分かり易く示すことができ、直交方向指示標識Bとの相対的な位置関係を分かり易いものとすることができる。
具体的には、投影方向指示標識Aは、例えば、複数の矩形状の枠により区分されたものであっても良いし(図6(a)参照)、複数の環状の枠により区分されたものであっても良い(図6(c)参照)。なお、図6(a)にあっては、水平方向に長尺な枠を例示したが、これに限られるものではなく、例えば、垂直方向に長尺なものであっても良い。
これにより、投影方向指示標識Aをより分かり易くすることができ、直交方向指示標識Bとの相対的な位置関係を分かり易いものとすることができる。特に、直交方向指示標識Bを投影方向指示標識Aに重ね合わせることが困難な状況の場合であっても、投影方向指示標識Aの所定の領域内に直交方向指示標識Bが重ね合わされることにより、スクリーンSに対してどの程度直交して配置されたかの把握を容易に行うことができる。
また、直交方向指示標識Bは、点で表示されるものに限られるものではなく、例えば、「*」印のように、記号全体としてはそれなりの面積を有しながら、その中心が明確に解るようなものであっても良い(図6(a)参照)。これにより、直交方向指示標識Bを見やすいものとすることができる。
これにより、直交方向指示標識Bの位置をより分かり易く示すことができ、投影方向指示標識Aとの相対的な位置関係を分かり易いものとすることができる。
即ち、チャート投影プログラムは、位置関係判定処理にて投影方向指示標識Aと直交方向指示標識Bとの相対距離が所定の距離以上である(投影方向指示標識Aと直交方向指示標識Bとの位置関係が投影装置100の設置位置として不適当である)と判定された場合に、スクリーンSに対する当該投影装置100の設置位置が不適正であることを示す不適正警告標識(例えば、「設置位置が不適正です。設置し直して下さい」等)を投影する処理に係る機能をCPUに実現させるためのプログラムである。ここで、CPUは、表示駆動部35、空間的光変調素子36、光源ランプ37及び投影レンズ12等と協働して警告標識投影手段を構成している。
これにより、不適正警告標識によって投影方向指示標識Aと直交方向指示標識Bとの相対距離が所定の距離以上であり、投影装置100の設置位置が不適正であることをユーザに報知することができることとなって、より利便性の高い投影装置100を提供することができる。
即ち、チャート投影プログラムは、位置関係判定処理にて投影方向指示標識Aと直交方向指示標識Bとの相対距離が所定の距離未満である(投影方向指示標識Aと直交方向指示標識Bとの位置関係が投影装置100の設置位置として適当である)と判定された場合に、スクリーンSに対する当該投影装置100の設置位置が適正であることを示す設置適正標識(例えば、「設置位置が適正です。OKボタンを操作して下さい」等)を投影する処理に係る機能をCPUに実現させるためのプログラムである。ここで、CPUは、表示駆動部35、空間的光変調素子36、光源ランプ37及び投影レンズ12等と協働して適正標識投影手段を構成している。
これにより、設置適正標識によって投影方向指示標識Aと直交方向指示標識Bとの相対距離が所定の距離未満であり、投影装置100の設置位置が適正であることをユーザに報知することができることとなって、より利便性の高い投影装置100を提供することができる。
即ち、チャート投影プログラムは、直交方向指示標識判定処理にてスクリーンS内に直交方向指示標識Bが存在していないと判定された場合に、投影される直交方向指示標識Bの位置を案内する位置案内標識PをスクリーンSに投影する処理に係る機能をCPUに実現させるためのプログラムである。ここで、CPUは、表示駆動部35、空間的光変調素子36、光源ランプ37及び投影レンズ12等と協働して位置案内標識投影手段を構成している。
これにより、位置案内標識Pに従って投影装置100の再設置をより適正に行うことができ、より利便性の高い投影装置100を提供することができる。
これにより、位置合わせチャートCに従って精緻に設置位置の調整を行わなくとも、その後の台形補正処理により台形補正された画像を投影することができる。即ち、設置位置の調整をある程度行っておくことで、その後に台形補正処理を行っても投影画像の寸法が小さくなることを適正に防止することができる。また、直交方向指示標識Bの指示する投影方向指示標識Aの領域に応じて、画像に対してより適正な台形補正処理を行うことができ、より魅力的な投影装置100を提供することができる。
このように、設置位置の調整と台形補正処理との双方のメリットをバランス良く享受することができる。
図7は、設置位置調整処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
なお、以下に説明する設置位置調整処理にあっては、領域特定処理、位置関係判定処理、直交方向指示標識判定処理等の各処理を適宜実行することができるが、図7に示す当該処理にあっては、上記各処理を実行しないものを例示する。
そして、制御部39は、所定のAF用のチャートを投影レンズ12から投影させ、測距処理部43により測距されたスクリーンSまでの距離に基づいて、レンズモータ38の駆動を制御して投影レンズ12のフォーカス位置を調整する合焦処理(AF)を行う(ステップS3)。これにより、後に投影される位置合わせチャートCの投影方向指示標識A及び直交方向指示標識Bを視認できる程度にフォーカスを合わせるようになっている。
位置合わせチャートCの投影は、所定時間、例えば、次の位置合わせチャートの投影時まで連続して行われ、その間に、制御部39は、設置位置が適正であることを指示するOKボタンが操作されたか否かを判定する(ステップS5)。
ここで、所定時間内にOKボタンが操作されていないと判定されると(ステップS5;NO)」、制御部39は、ステップS1に移行して、それ以降の処理を実行制御する。即ち、投影方向指示標識A及び直交方向指示標識Bを含む位置合わせチャートCを参考にして、ユーザにより投影装置100の再設置を行うことができる。つまり、直交方向指示標識Bの座標を随時算出するとともに、更新した直交方向指示標識Bの座標を含む位置合わせチャートを投影するので、ユーザは投影装置を動かしながら投影装置100の再設置を行うことができることとなって、スクリーンSに対してどのような位置に設置したら良いかをわかり易くすることができる。
次に、制御部39は、ROMから読み出した台形補正プログラムの実行に基づいて、投影レンズ12を介して投影される画像の台形補正を行う台形補正処理(AK)を行う(ステップS7)。
これにより、設置位置調整処理を終了する。
また、投影装置100の設置後に、投影画像の台形補正処理を行うことができるので、位置合わせチャートCに従って精緻に設置位置の調整を行わなくとも、その後の台形補正処理により台形補正された画像を投影することができる。このとき、投影方向指示標識Aが複数の領域に区分されてなるものの場合、直交方向指示標識Bの指示する領域に応じて、画像に対してより適正な台形補正処理を行うことができる。
従って、位置合わせチャートCを用いた設置位置の調整と台形補正処理との双方のメリットをバランス良く享受することができ、より魅力的な投影装置100を提供することができる。
さらに、複数の領域に区分された投影方向指示標識Aを投影することにより、当該投影方向指示標識Aをより分かり易くすることができ、直交方向指示標識Bとの相対的な位置関係を分かり易いものとすることができる。
一方、投影方向指示標識Aと直交方向指示標識Bとの相対距離が所定の距離未満である場合に、設置適正標識を投影することにより、投影装置100の設置位置が適正であることをユーザに報知することができる。このように、より利便性の高い投影装置100を提供することができる。
例えば、上記実施形態では、設置位置の調整後に台形補正処理を行うようにしたが、これに限られるものではなく、例えば、制御部39の制御下にて、投影レンズ12の位置を調節して投影画像の補正を行うようにしても良い。即ち、制御部(レンズ位置調節手段)の制御下にて、投影レンズ12をズームさせたり投影方向と垂直方向にレンズをシフトするレンズシフトを行うことにより、投影画像の移動を行うようにしても良い。また、当該画像補正は、例えば、中心からの距離に従って複数の領域に区分されてなる投影方向指示標識Aの場合、当該投影方向指示標識Aの領域のうち、直交方向指示標識Bにより指示される領域に基づいて、投影レンズ12の位置を調節するようにしても良い。
これにより、位置合わせチャートCに従って精緻に設置位置の調整を行わなくとも、その後の画像補正処理により補正された画像を投影することができる。また、直交方向指示標識Bが指示する投影方向指示標識Aの領域に応じて、画像に対してより適正な画像補正処理を行うことができ、より利便性の高い投影装置100を提供することができる。
即ち、CPUが投影時間判定手段として機能して、例えば、投影時間判定プログラムの実行に基づいて、位置関係判定処理にて投影方向指示標識Aと直交方向指示標識Bとの相対距離が所定の距離未満であると判定された場合に、直交方向指示標識Bが特定位置に連続して投影される連続投影時間が所定時間以上であるか否かを判定する投影時間判定処理を行い、さらに、CPUが設置完了認識手段として機能して、例えば、設置完了認識プログラムの実行に基づいて、投影時間判定処理にて連続投影時間が所定時間以上であると判定された場合に、当該投影装置100の設置が完了したことを認識して、台形補正を行う設置完了認識処理を行うようにしても良い。
これにより、所定の操作ボタン、例えば、設置位置が適正であることを指示するOKボタンの操作を行わなくても、連続投影時間の経過後に自動的に投影装置100の設置を完了することができることとなり、使い勝手の良い投影装置100を提供することができる。
また、本実施形態では、測距の為に位相差センサ131、132を用いたが、距離画像センサを用いても良い。この距離画像センサとは、例えば、画素に蓄積した電荷を電圧として読み出して出力回路に転送して増幅して出力する「電荷転送方式」に基づく特殊画素構造をしたCMOSセンサと、このCMOSセンサ周辺に被写体に向けて近赤外光を照射するLEDとを備え、このLED反射光を前記CMOSが受光するまでの時間を計測することで距離を求める「TOF方式」を用いたものである。これによって、より広範囲にわたる測距を素早く高速で行うことができる。他には、超音波センサ等も位相差センサの代替として使用されうる。
12 投影レンズ(投影手段)
35 表示駆動部(投影手段)
36 空間的光変調素子(投影手段)
37 光源ランプ(投影手段)
39 制御部(投影方向指示標識投影手段、直交方向指示標識投影手段、台形補正手段、領域特定手段、位置関係判定手段、警告標識投影手段、適正標識投影手段、投影時間判定手段、設置完了認識手段、直交方向指示標識判定手段、位置案内標識投影手段、レンズ位置調節手段)
43 測距処理部(直交方向検出手段)
D1 投影方向
D2 直交方向
S スクリーン(投影面)
Claims (10)
- 画像を投影レンズを介して投影する投影手段を備えた投影装置であって、
前記投影手段による前記画像の投影方向ベクトルの水平方向成分を指示する投影方向指示標識を投影する投影方向指示標識投影手段と、
前記投影装置から前記画像の投影面に対する直交方向ベクトルの水平方向成分を検出する直交方向検出手段と、
前記直交方向検出手段によって検出された前記直交方向ベクトルの水平方向成分を指示する直交方向指示標識を投影する直交方向指示標識投影手段と、
前記投影手段から投影される前記画像の台形補正を行う台形補正手段と、
を備え、
前記投影方向指示標識は、当該投影方向指示標識の中心からの距離に応じた複数の領域に区分されており、
前記投影方向指示標識の前記複数の領域のうち、前記直交方向指示標識により指示される領域を特定する領域特定手段を更に備え、
前記台形補正手段は、前記領域特定手段により特定された領域と投影方向指示標識の中心との距離に基づいて、前記台形補正を行うことを特徴とする投影装置。 - 前記投影方向指示標識投影手段は、前記投影方向ベクトルの垂直方向成分も指示し、
前記直交方向検出手段は、前記直交方向ベクトルの垂直方向成分も検出し、
前記直交方向指示標識投影手段は、前記直交方向ベクトルの垂直方向成分も指示することを特徴とする請求項1に記載の投影装置。 - 前記直交方向検出手段は、三角測距の原理に基づいて前記投影面までの距離を検出する位相差センサを備え、前記位相差センサにより検出された前記投影面までの距離に基づいて前記直交方向を検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の投影装置。
- 前記投影方向指示標識投影手段から投影される前記投影方向指示標識と前記直交方向指示標識投影手段から投影される前記直交方向指示標識との位置関係を特定して、当該位置関係が当該投影装置の設置位置として適当であるか否かを判定する位置関係判定手段と、
前記位置関係判定手段により前記位置関係が適当ではないと判定された場合に、前記投影面に対する当該投影装置の設置位置が不適正であることを示す不適正警告標識を投影する警告標識投影手段とを備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の投影装置。 - 前記投影方向指示標識投影手段から投影される前記投影方向指示標識と前記直交方向指示標識投影手段から投影される前記直交方向指示標識との位置関係を特定して、当該位置関係が当該投影装置の設置位置として適当であるか否かを判定する位置関係判定手段と、
前記位置関係判定手段により前記位置関係が適当であると判定された場合に、前記投影面に対する当該投影装置の設置位置が適正であることを示す設置適正標識を投影する適正標識投影手段とを備えることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の投影装置。 - 前記位置関係判定手段により前記位置関係が当該投影装置の設置位置として適当であると判定された場合に、前記直交方向指示標識投影手段から前記直交方向指示標識が特定位置に連続して投影される連続投影時間が所定時間以上であるか否かを判定する投影時間判定手段と、
前記投影時間判定手段により前記連続投影時間が所定時間以上であると判定された場合に、当該投影装置の設置が完了したことを認識して、前記台形補正を行う設置完了認識手段とを備えることを特徴とする請求項4又は5に記載の投影装置。 - 前記投影方向指示標識投影手段は、前記投影方向指示標識の位置を示す補助線を当該投影方向指示標識に重畳して投影する、又は前記直交方向指示標識投影手段は、前記直交方向指示標識の位置を示す補助線を当該直交方向指示標識に重畳して投影することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の投影装置。
- 前記直交方向指示標識投影手段から投影される前記直交方向指示標識が前記画像を投影可能な範囲内に存在するか否かを判定する直交方向指示標識判定手段と、
前記直交方向指示標識判定手段により前記画像を投影可能な範囲内に前記直交方向指示標識が存していないと判定された場合に、前記直交方向指示標識の位置を案内する位置案内標識を前記投影面に投影する位置案内標識投影手段とを備えることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の投影装置。 - 画像を投影レンズを介して投影する投影手段を備える投影装置を用いた投影方法であって、
前記投影手段による前記画像の投影方向を指示し、中心からの距離に応じた複数の領域に区分された投影方向指示標識を投影する工程と、
前記画像の投影面に対する直交方向を検出する工程と、
検出された前記直交方向を指示する直交方向指示標識を投影する工程と、
前記投影方向指示標識の前記複数の領域のうち、前記直交方向指示標識により指示される領域を特定する領域特定工程と、
前記領域特定工程により特定された前記領域に基づいて、前記投影手段から投影される画像を台形補正する台形補正工程と、を行うことを特徴とする投影方法。 - 画像を投影レンズを介して投影する投影手段を備える投影装置に、
前記投影手段による前記画像の投影方向を指示し、中心からの距離に応じた複数の領域に区分された投影方向指示標識を投影する機能と、
前記画像の投影面に対する直交方向を検出する機能と、
検出された前記直交方向を指示する直交方向指示標識を投影する機能と、
前記投影方向指示標識の前記複数の領域のうち、前記直交方向指示標識により指示される領域を特定する機能と、
特定された前記領域に基づいて、前記投影手段から投影される画像を台形補正する機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
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