JP4378872B2 - 光酸発生剤、化学増幅レジスト組成物、およびそれを用いたパターン形成方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、化学増幅レジスト組成物の感光剤として利用できる光酸発生剤、及び該光酸発生剤を含有する化学増幅レジスト組成物、前記レジスト組成物をパターン形成に利用する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体デバイス、例えば、DRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)などに代表される高集積回路素子では、一層の高密度、高集積化、あるいは高速化の要望が高い。それに伴い、各種電子デバイス製造分野では、ハーフミクロンオーダーの微細加工技術の確立、例えば、微細パタ−ン形成のためのフォトリソグラフィ−技術開発に対する要求がますます厳しくなっている。
【0003】
フォトリソグラフィー技術において、パターンの微細化を図る手段の一つとして、レジストのパターン形成の際に使用する露光光の波長を短くする方法がある。一般に、光学系の解像度(R)はレイリーの式、R=k・λ/NA(ここで、λは露光光源の波長、NAはレンズの開口数、kはプロセスファクター)で表すことができる。パターンの微細化を進めるためには、用いる光学系をより高解像度とする、すなわち光学系の解像度Rの値を小さくする必要があり、そのためには、露光光の波長λを短くする必要がある。
【0004】
例えば256メガビットの集積度のDRAMの製造では、最小パターン寸法0.22μmライン−アンド−スペースの解像度が要求されるため、KrFエキシマレーザ(波長248nm)が光源として使用されている。また、次世代の1ギガビット以上の集積度を持つDRAMの製造では、加工寸法が0.15μm以下となり、さらに微細な加工技術が必要となるため、ArFエキシマレーザ(193nm)、F2エキシマレーザ(157nm)などのより短波長の光(遠紫外光、真空紫外光)の利用が有効、かつ必要となると考えられている。現在では、ArFエキシマレーザリソグラフィが盛んに研究されている[ドナルド C.ホッファーら、ジャ−ナル・オブ・フォトポリマ−・サイエンス・アンド・テクノロジ−(Journal of Photopolymer Science and Technology)、9巻(3号)、387頁〜397頁(1996年)参照]。
【0005】
一方、ArFエキシマレーザやF2エキシマレーザを用いる場合、これらのレ−ザに利用するガスの寿命が短いこと、レ−ザ光によるレンズのダメージが大きいことなどから、露光用レジストの開発に際しては、加工寸法の微細化に対応する高解像性に加え、高感度化への要求が高い。
【0006】
レジストの高感度化の方法として、感光剤である光酸発生剤を利用する化学増幅型レジストが良く知られている。現在知られている前記化学増幅型レジストの代表的な例として、例えば、特開平2−27660号公報に記載される、ポリ(p−tert−ブトキシカルボニルオキシ−α−メチルスチレン)と光酸発生剤のトリフェニルスルホニウム・ヘキサフルオロアルセナ−トとの組み合わせからなるレジストなどが挙げられる。このような化学増幅型レジストは、現在KrFエキシマレ−ザ用レジストに広く用いられている[例えば、ヒロシ イト−、C.グラントウイルソン、アメリカン・ケミカル・ソサイアテイ・シンポジウム・シリ−ズ、242巻、11頁〜23頁(1984年)などを参照]。
【0007】
化学増幅型レジストの特徴は、光照射により、含有成分である光酸発生剤からプロトン酸が発生し、このプロトン酸が露光後の加熱処理により、レジスト樹脂などと酸触媒反応を起こすことである。この酸触媒作用を利用することで、化学増幅型レジストは、光反応効率(一光子あたりの反応)が1未満である従来のレジストに比べて、飛躍的な高感度化を達成している。現在開発されているレジストの大半は、化学増幅型レジストである。
【0008】
現在使用されている光酸発生剤の例として、ジャーナル・オブ・ジ・オーガニック・ケミストリー(Journal of the Organic Chemistry)、43巻、15号、3055〜3058頁(1978年)に記載されているJ.V.クリベロ(J.V.Crivello)らが開発したトリフェニルスルホニウム塩誘導体が挙げられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
現在、ArFエキシマレーザ用化学増幅レジストに用いられる代表的な光酸発生剤として、トリフェニルスルホニウム塩誘導体が用いられている[例えば、野崎ら、ジャーナル・オブ・フォトポリマー・サイエンス・アンド・テクノロジー(Journal of Photopolymer Science andTechnology)10巻、4号、545〜550頁(1997年)、あるいはYamachikaら、ジャーナル・オブ・フォトポリマー・サイエンス・アンド・テクノロジー(Journal of Photopolymer Science and Technology)12巻、4号、553〜560頁(1999年)などを参照]。
【0010】
しかしながら、これらのトリフェニルスルホニウム塩誘導体は、220nm以下の光を強く吸収するため、光酸発生剤として用いられた場合、レジストの透明性が低くなり、それに伴い解像性が低下するという問題を有している[例えば、内藤卓也、第8回光反応・電子用材料研究会講座、講演要旨集、16〜18頁(1999年)]。
また、ArFエキシマレーザを用いた化学増幅レジストでは、要求されるパターン寸法が小さいため、レジストパターン側壁の平滑性の低下が、パターン寸法の均一性に及ぼす影響が大きいものとなる。そのため、レジストに対してより高いパターン側壁の平滑性、すなわちパターンエッジラフネスの更なる低減が要求されている。
【0011】
そのため、ArFエキシマレーザに代表される130〜220nmの波長の露光に対応したレジスト材料の開発において、現在研究開発の対象となっている技術的課題の一つは、波長220nm以下の紫外光に対して透明性に優れ、かつ光反応効率(光酸発生効率)が高い光酸発生剤の開発、及び解像性に優れ、パターンエッジラフネスが低減された化学増幅レジストの開発である。
【0012】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ArFエキシマレーザに代表される130〜220nmの波長の露光に対応した化学増幅型レジスト材料に利用される光酸発生剤、より具体的には、波長220nm以下の紫外光に対して透明性に優れ、かつ光反応効率(光酸発生効率)が高い新規な光酸発生剤を提供することである。また更に、本発明は、係る新規な光酸発生剤を用いる化学増幅レジスト組成物、より具体的には、解像性に優れ、かつパターンエッジラフネスが低減されたレジスト組成物を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
発明者らは、上記の課題を解決するため鋭意研究を進め、種々の新規な構造のスルホニウム塩化合物を創出し、その特性を調べたところ、一般式(I)で示されるスルホニウム塩化合物から選ばれる少なくとも1種のスルホニウム塩化合物と、一般式(II)で表されるスルホニウム塩化合物から選ばれる少なくとも1種のスルホニウム塩化合物を含む光酸発生剤は、光反応効率(光酸発生効率)が高く、波長220nm以下の紫外光に対する透明性にも優れ、かつ本光酸発生剤を含有する化学増幅レジストは、解像性に優れ、レジストパターンのラインエッジラフネスが低減されたものであることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0014】
すなわち、本発明は、請求項1において、一般式(I):
【化3】
(式中、R1、R2は、それぞれ独立に、直鎖状、分枝状、単環式、または橋かけ環式のアルキル基、あるいは、飽和炭素骨格を有して互いにつながり環を形成した基、または互いにつながり環を形成したオキソアルキレン基を表し、R3、R4、R5、およびR6は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基、またはアルコキシ基を表し、Xは―CH2―、−C2H4−、または−OCH2−を表し、Y-は対イオン表す)で表されるスルホニウム塩化合物から選ばれる少なくとも1種のスルホニウム塩化合物と、一般式(II):
【化4】
(式中、R7はアルキレン基または2−オキソアルキレン基を表し、R8はオキソ基を有する直鎖状、分枝状、単環式、多環式あるいは橋かけ環式のアルキル基、または直鎖状、分枝状、単環式、多環式あるいは橋かけ環式のアルキル基を表し、R7、R8の少なくとも一方は、オキソ基を有するものとし、Y-、は対イオン表す)で表されるスルホニウム塩化合物から選ばれる少なくとも1種のスルホニウム塩化合物を含む光酸発生剤を提供する。
【0015】
また請求項2は、請求項1記載の光酸発生剤において、Y-で表される対イオンが、下記一般式(III):
CmF2m+1SO3 - (III)
(式中、mは1〜9の正の整数を表す)で示されるパーフルオロアルキルスルホナート イオン、下記一般式(IV):
CkH2k+1SO3 - (IV)
(式中、kは1〜9の正の整数を表す)で示されるアルキルスルホナート イオン、ベンゼンスルホナート イオン、アルキルベンゼンスルホナート イオン、カンファースルホナート イオン、フッ素置換ベンゼンスルホナート イオン、フッ素置換アルキルベンゼンスルホナート イオン、BF4 -、AsF6 -,SbF6 -,PF6 -、Br-、I-を含む群から選択される陰イオン種である光酸発生剤を提供する。
【0016】
また請求項3は、酸の作用により酸分解性基が分解しアルカリ水溶液への溶解度が増大する樹脂と、露光により酸を発生する光酸発生剤を含むポジ型化学増幅レジスト組成物であって、前記光酸発生剤として、請求項1または2に記載の光酸発生剤を用いるポジ型化学増幅レジスト組成物を提供する。
また請求項4は、酸の作用によりアルカリ水溶液への溶解度が減少する樹脂と、露光により酸を発生する光酸発生剤を含むネガ型化学増幅レジスト組成物であって、前記光酸発生剤として、請求項1または2に記載の光酸発生剤を用いるネガ型化学増幅レジスト組成物を提供する。
【0017】
また請求項5は、レジスト組成物の露光光として、波長130〜220nmの範囲から選択するパターン形成方法であって、パターン形成を行う被加工基板上に、請求項3に記載のポジ型レジスト組成物または請求項4に記載のネガ型レジスト組成物を塗布する工程、前記レジスト組成物を塗布して得られた皮膜に、前記露光光を用いて、所望のパターンを露光する工程、露光後に、前記レジスト組成物の塗布皮膜にベーク処理を施す工程、および、ベーク処理を施した前記レジスト組成物の塗布皮膜に、現像処理を施す工程を含むパターン形成方法を提供する。
【0018】
また請求項6は、請求項5記載のパターン形成方法において、前記露光光として、ArFエキシマレーザ光を用いるパターン形成方法を提供する。
また請求項7は、請求項5記載のパターン形成方法において、前記露光光として、F2エキシマレーザ光を用いるパターン形成方法を提供する。
【0019】
【発明の実施の形態】
上記一般式(I)において、R1、R2は、各々独立して、直鎖状、分枝状、単環式、あるいは橋かけ環式のアルキル基を表し、より具体的には、メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基等の直鎖状のアルキル基、イソプロピル基、イソブチル基、tert−ブチル基などの分枝状のアルキル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基などの単環式のシクロアルキル基、ノルボルニル基、イソボルニル基、アダマンチル基、トリシクロデシル基、テトラシクロドデシル基などの橋かけ環式のアルキル基などを表す。また、R1、R2は、互いに結合して環を形成していても良く、この場合、上記炭素骨格を含む二価の基:−R1−R2−、例えば、テトラメチレン基、ペンタメチレン基などのアルキレン基、2−オキソテトラメチレン基、3−オキソペンタメチレン基などのオキソ置換アルキレン基などであることができる。
【0020】
一般式(I)における、1−オキソインダン−2−イル基、1−テトラロン−2−イル基、または4−クロマノン−2−イル基上のR3〜R6は、各々、水素原子、ハロゲン原子、例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等、炭素数1〜4のアルキル基、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基等、アルコキシ基、例えば、メトキシ基、エトキシ基、ブトキシ基等を表す。
【0021】
上記一般式(II)において、R7は、アルキレン基またはオキソ基を有するアルキレン基を表す。R7の具体例としては、プロピレン基、ブチレン基、ペンチレン基、ヘキシレン基、ヘプチレン基、オキソプロピレン基、オキソブチレン基、オキソペンチレン基、オキソヘキシレン基、オキソヘプチレン基等が挙げられる。
【0022】
また、上記一般式(II)において、R8は、オキソ基を有する直鎖状、分岐状、単環式、あるいは橋かけ環式のアルキル基、または直鎖状、分岐状、単環式、あるいは橋かけ環式のアルキル基を表す。
【0023】
オキソ基を有する直鎖状、分岐状、単環式、あるいは橋かけ環式のアルキル基の具体例としては、2-オキソ-プロピル基、2-オキソ-ブチル基、2-オキソ-3-メチル-ブチル基、2-オキソ-3,3-ジメチル-ブチル基、2-オキソ-ペンチル基、2-オキソ-3-メチル-ペンチル基、2-オキソ-3,3-ジメチル-ペンチル基、2-オキソ-4-メチル-ペンチル基、2-オキソ-4,4-ジメチル-ペンチル基、2-オキソ-3-エチル-ペンチル基、2-オキソ-3,3-ジエチル-ペンチル基、2-オキソ-4-メチル-4-エチル-ペンチル基、2-オキソ-ヘキシル基、2-オキソ-3-メチル-ヘキシル基、2-オキソ-3,3-ジメチル-ヘキシル基、2-オキソ-4,4-ジメチル-ヘキシル基、2-オキソ-5,5-ジメチル-ヘキシル基、2-オキソ-3-エチル-ヘキシル基、2-オキソ-4-エチル-ヘキシル基、2-オキソ-ヘプチル基、2-オキソ-3-メチル-ヘプチル基、2-オキソ-4-メチル-ヘプチル基、2-オキソ-5-メチル-ヘプチル基、2-オキソ-6-メチル-ヘプチル基、2-オキソ-6,6-ジメチル-ヘプチル基、2-オキソ-3-エチル-ヘプチル基、2-オキソ-4-エチル-ヘプチル基、2-オキソ-5-エチル-ヘプチル基、2-オキソ-3-プロピル-ヘプチル基、2-オキソ-4-プロピル-ヘプチル基、2-オキソ-オクチル基、2-オキソ-3-メチル-オクチル基、2-オキソ-4-メチル-オクチル基、2-オキソ-5-メチル-オクチル基、2-オキソ-6-メチル-オクチル基、2-オキソ-7-メチル-オクチル基、2-オキソ-7,7-ジメチル-オクチル基、2-オキソ-3-エチル-オクチル基、2-オキソ-4-エチル-オクチル基、2-オキソ-5-エチル-オクチル基、2-オキソ-シクロペンチル基、2-オキソ-シクロヘキシル基、2-オキソ-シクロヘプチル基、2-オキソ-シクロプロピルメチル基、2-オキソ-メチルシクロヘキシル基、2-オキソ-シクロヘキシルメチル基、2-オキソ-ノルボルニル基、2-オキソ-トリシクロデシル基(特に2-オキソ-トリシクロ[5.2.1.02,6]デシル基)、2-オキソ-テトラシクロドデシル基(特に2-オキソ-テトラシクロ[4.4.02,5.17,10]ドデシル基)、2-オキソ-ボルニル基、2-オキソ-2-シクロヘキシル-エチル基、2-オキソ-2-シクロペンチル-エチル基等が挙げられる。
【0024】
直鎖状、分岐状、単環式、あるいは橋かけ環式のアルキル基の具体例としては、プロピル基、ブチル基、2-メチル-ブチル基、3-メチル-ブチル基、3,3-ジメチル-ブチル基、ペンチル基、2-メチル-ペンチル基、3-メチル-ペンチル基、4-メチル-ペンチル基、4,4-ジメチル-ペンチル基、2-エチル-ペンチル基、3-エチル-ペンチル基、ヘキシル基、3-メチル-ヘキシル基、4-メチル-ヘキシル基、5-メチル-ヘキシル基、5,5-ジメチル-ヘキシル基、2-エチル-ヘキシル基、3-エチル-ヘキシル基、4-エチル-ヘキシル基、ヘプチル基、2-メチル-ヘプチル基、3-メチル-ヘプチル基、4-メチル-ヘプチル基、5-メチル-ヘプチル基、6-メチル-ヘプチル基、6,6-ジメチル-ヘプチル基、2-エチル-ヘプチル基、3-エチル-ヘプチル基、4-エチル-ヘプチル基、5-エチル-ヘプチル基、2-エチル-ヘプチル基、3-エチル-ヘプチル基、4-プロピル-ヘプチル基、オクチル基、2-メチル-オクチル基、3-メチル-オクチル基、4-メチル-オクチル基、5-メチル-オクチル基、6-メチル-オクチル基、7-メチル-オクチル基、7,7-ジメチル-オクチル基、2-エチル-オクチル基、3-エチル-オクチル基、4-エチル-オクチル基、5-エチル-オクチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロプロピルメチル基、メチルシクロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、ノルボルニル基、トリシクロデシル基(特にトリシクロ[5.2.1.02,6]デシル基)、アダマンチル基、ボルニル基、テトラシクロドデシル基(特にテトラシクロ[4.4.02,5.17,10]ドデシル基)等が挙げられる。
ただし、上記R7、R8で表される基の少なくとも一方は、オキソ基を有するものとする。
【0025】
一般式(I)及び一般式(II)において、Y-は対イオンを表し、具体的には、一般式(III):
CmF2m+1SO3 - (III)
(式中、mは1〜9の正の整数を表す)で示されるパーフルオロアルキルスルホナート イオン、例えば、CF3SO3 -(トリフルオロメタンスルホナート イオン)、C4F9SO3 -(ノナフルオロブタンスルホナート イオン)、C8F17SO3 -(ヘプタデカフルオロオクタンスルホナート イオン)等、一般式(IV):
CkH2k+1SO3 - (IV)
(式中、kは1〜9の正の整数を表す)で示されるアルキルスルホナート イオン、例えば、CH3SO3 -(メタンスルホナート イオン)、C2H5SO3 -(エタンスルホナート イオン)、C8H17SO3 -(1−オクタンスルホナート イオン)、C9H19SO3 -(1−ノナンスルホナート イオン)等、カンファースルホナート イオン、ベンゼンスルホナート イオン、アルキルベンゼンスルホナート イオン、例えば、p−トルエンスルホナート
イオン、キシレンスルホナート イオン等、フッ素置換ベンゼンスルホナート イオン、例えば、4−フルオロベンゼンスルホナート イオン、ペンタフルオロベンゼンスルホナート イオン等、フッ素置換アルキルベンゼンスルホナート イオン、例えば、4−トリフルオロメチルベンゼンスルホナート イオン、3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホナート イオン等、フッ化物イオン、例えば、BF4 -(テトラフルオロボラート イオン)、AsF6 -(ヘキサフルオロアルセナート イオン)、SbF6 -(ヘキサフルオロアンチモナート イオン)、PF6 -(ヘキサフルオロホスファート イオン)等、またはハロゲン化物イオン、例えば、Br-(臭化物イオン)、I-(ヨウ化物イオン)等を表す。
【0026】
本発明の光酸発生剤は、上記一般式(I)で表されるスルホニウム塩化合物と上記一般式(II)で表されるスルホニウム塩化合物を含むものであり、両者の配合割合は、通常、1:9〜9:1程度であることが好ましい。
【0027】
本発明のレジスト組成物は、化学増幅型レジスト組成物であって、上記光酸発生剤、レジストに用いる樹脂、及びこれらを溶解する溶剤を含む、ポジ型レジスト組成物、またはネガ型レジスト組成物である。
【0028】
上記レジスト組成物において、光酸発生剤は、レジスト組成物中に含まれる溶剤を除く全構成成分100重量部中、0.2〜30重量部、好ましくは1〜15重量部の割合で含有させるのが望ましい。この割合が、0.2重量部、より好ましくは1重量部以上では、十分な感度が得られ、パタ−ンの形成が容易となる。また30重量部以下、より好ましくは15重量部以下であると、均一な塗布膜の形成が容易になり、さらに現像後には残さ(スカム)が発生しにくくなる。
【0029】
本発明のポジ型レジスト組成物において用いられるレジスト樹脂として、露光波長、具体的には220nm以下の遠紫外から真空紫外の領域の光に対して高透明であり、且つ酸の作用によりアルカリ現像液に可溶化する樹脂を、適当に設定して用いることができる。該樹脂の含有量は、フォトレジスト組成物中に含まれる溶剤を除く全構成成分100重量部中、通常60〜99.8重量部、好ましくは75〜99重量部である。
【0030】
本発明のポジ型フォトレジスト組成物に好ましく用いられる樹脂の一例としては、例えば、特開2000−26446号公報に記載されている2,6−ノルボルナンカルボラクトン基を有する(メタ)アクリレート単位を持つ共重合体、特許第2856116号公報に記載されている酸分解性基を持つ脂環式(メタ)アクリレート単位を持つ共重合体、ジャーナル・オブ・フォトポリマー・サイエンス・アンド・テクノロジー(Journal of PhotopolymerScience and Technology)10巻、4号、545〜550頁(1997年)および特開平9−73173号公報に記載されている2−アルキルアダマンチル(メタ)アクリレート構造単位を持つ共重合体、ジャーナル・オブ・フォトポリマー・サイエンス・アンド・テクノロジー(Journal of Photopolymer Science and Technology)10巻、3号、511〜520頁(1997年)およびジャーナル・オブ・フォトポリマー・サイエンス・アンド・テクノロジー(Journal of Photopolymer Science and Technology)11巻、3号、481〜488頁(1998年)に記載されているノルボルネン−無水マレイン酸交互共重合単位を有する樹脂、ジャーナル・オブ・フォトポリマー・サイエンス・アンド・テクノロジー(Journal of Photopolymer Science and Technology)12巻、4号、553〜559頁(1999年)に記載されているテトラシクロドデセン誘導体−無水マレイン酸交互共重合単位を有する樹脂、ジャーナル・オブ・フォトポリマー・サイエンス・アンド・テクノロジー(Journal of Photopolymer Science and Technology)11巻、3号、475〜480頁(1998年)および特開平10−218941号公報に記載されているポリノルボルネン誘導体、特開平10−111569号公報に記載されているノルボルネン誘導体およびテトラシクロドデセン誘導体の開環メタセシス重合により得られる樹脂、特開平11−305444号公報に記載されているノルボルネン−無水マレイン酸交互共重合単位と2−アルキルアダマンチル(メタ)アクリレート構造単位を持つ樹脂、および特開平11−295894号公報に記載されているラクトン構造を持つ(メタ)アクリレート単位を有する共重合体等が挙げられる。なお、上記の高透明性と酸触媒に対する反応性を有する限り、ここに具体的に示すポジ型のレジスト樹脂以外のものも、同じく好適に用いることができる。
【0031】
また本発明のネガ型フォトレジスト組成物において用いられるレジスト樹脂として、露光波長、具体的には220nm以下の遠紫外から真空紫外の領域の光に対して高透明であり、且つ酸の作用によりアルカリ現像液に不溶化する樹脂を、適当に設定して用いることができる。該レジスト樹脂の含有量は、フォトレジスト組成物中に含まれる溶剤を除く全構成成分100重量部中、通常60〜99.8重量部、好ましくは70〜99重量部である。
【0032】
本発明のネガ型フォトレジスト組成物に好ましく用いられる樹脂の一例としては、例えば、ジャーナル・オブ・フォトポリマー・サイエンス・アンド・テクノロジー(Journal of Photopolymer Science and Technology)12巻、3号、487〜492頁(1999年)に記載されている樹脂などが挙げられる。なお、上記の高透明性と酸触媒に対する反応性を有する限り、ここに具体的に示すネガ型のレジスト樹脂以外のものも、同じく好適に用いることができる。
【0033】
上記ネガ型フォトレジスト組成物には、露光部における樹脂の不溶化反応を促進するために、架橋剤を添加することができる。好ましい架橋剤として、例えば、ヘキサメトキシメチルメラミン、1,3,4,6−テトラキス(メトキシメチル)グリコールウリル、1,3−ビス(メトキシメチル)−4,5−ビス(メトキシメチル)エチレンウレア、1,3−ビス(メトキシメチル)ウレア等のユリア・メラミン系架橋剤、及び2,3−ジヒドロキシ−5−ヒドロキシメチルノルボルナン、1,4−シクロヘキサンジメタノール、3,4,8(9)−トリヒドロキシトリシクロデカン等の多価アルコール等が挙げられる。好適な架橋剤は、これら例示するものに限定されるものではない。また、上記架橋剤は、一種を単独で添加してもよく、あるいは2種類以上を混合して用いてもよい。
【0034】
本発明のフォトレジスト組成物には、上記スルホニウム塩化合物や樹脂などに加えて、適量の溶剤が含まれる。該溶剤としては、上記スルホニウム塩化合物と樹脂を含む成分を均一に溶解し、また得られたフォトレジスト組成物を、スピンコ−ト法などの方法により塗布して、均一な塗布膜を形成することができる限り、いかなる有機溶媒でも用いることができる。また、該溶剤は、一種類の有機溶媒を単独で用いてもよく、2種類以上を混合して用いても良い。
【0035】
上記溶剤として、限定されないが、例えば、n−プロピルアルコ−ル、イソプロピルアルコ−ル、n−ブチルアルコ−ル、tert−ブチルアルコ−ル、メチルセロソルブアセテ−ト、エチルセロソルブアセテ−ト、プロピレングリコ−ルモノエチルエ−テルアセテ−ト、乳酸メチル、乳酸エチル、酢酸2−メトキシブチル、酢酸2−エトキシエチル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、3−メトキシプロピオン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸エチル、N−メチル−2−ピロリジノン、シクロヘキサノン、シクロペンタノン、シクロヘキサノ−ル、メチルエチルケトン、1,4−ジオキサン、エチレングリコ−ルモノメチルエ−テル、エチレングリコ−ルモノメチルエ−テルアセテ−ト、エチレングリコ−ルモノエチルエ−テル、エチレングリコ−ルモノイソプロピルエ−テル、ジエチレングリコ−ルモノメチルエ−テル、ジエチレングリコ−ルジメチルエ−テル等を用いることができる。
【0036】
また、上記ポジ型レジスト組成物、及びネガ型レジスト組成物には、必要に応じて、溶解阻止剤、架橋剤、塩基性化合物、界面活性剤、色素、安定剤、塗布性改良剤、染料などの他の成分を添加することができる。
【0037】
本発明のパターン形成方法は、上記の本発明のポジ型レジスト組成物またはネガ型レジスト組成物を、スピンコート法等の公知の膜形成方法により、シリコン等の被加工基板上に、均一な塗布膜を形成させ、これに、ArFエキシマレーザ光やF2エキシマレーザ光等の波長130〜220nmの範囲の露光光を用いて露光させ、次いで、前記レジスト組成物の塗布皮膜にベーク処理を施した後、公知の現像方法により現像させて、マスクパターンをレジスト塗布膜上に転写形成させる方法である。
【0038】
【実施例】
次に、具体例を挙げて本発明の光酸発生剤、該光酸発生剤を用いたレジスト組成物、およびパターン形成方法について、さらに詳細に説明する。なお、これら実施例は、本発明の好ましい態様であるが、本発明はこれらの例に、限定されるものではない。
【0039】
(合成例1)
下記構造:
【化5】
のスルホニウム塩化合物、すなわち上記一般式(I)において、Xがメチレン基(―CH2―)、R1、R2がメチル基、R3、R4、R5、およびR6が水素原子、Y-がトリフルオロメタンスルホナート イオンである化合物を、下記の手順で合成した。
【0040】
2−ブロモ−1−インダノン10gをエタノール50mlに溶解した。そこに、メチルメルカプタンナトリウム塩の15%水溶液25mlを滴下し、室温で3時間撹拌した後、反応混合物を冷水300mlに注いだ。有機層をエーテル200mlで抽出し、得られたエーテル層を、塩化ナトリム水溶液、水の順で洗浄した。次いで、エーテル層を硫酸マグネシウムで乾燥後、エーテルを減圧下留去した。残さを、シリカゲルカラムで分離精製(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=7/1)することにより、2−(メチルチオ)−1−インダノン3.2gを得た(収率38%)。
【0041】
次に2−(メチルチオ)−1−インダノン2gを、ニトロメタン10mlに溶解し、そこにヨウ化メチル14gを加えて、室温で撹拌した。1時間後、ニトロメタン60mlに溶解したトリフルオロメタンスルホン酸銀2.88gを、滴下した。室温で16時間撹拌後、析出したヨウ化銀をろ別し、ろ液を減圧下1/3程度に濃縮した。残さを、エーテル200mlに滴下し、析出したスルホニウム塩をろ別した。さらにスルホニウム塩をアセトンに溶解し、エーテル中に再沈させた。そして酢酸エチル−エタノールから再結晶させるることにより、上記構造のスルホニウム塩2.95gを得た[収率:80%、融点:132℃、1H-NMR(THF−d8):3.14(3H,s)、3.20(3H,s)、3.74−3.95(2H,m)、4.87−5.02(1H,m)、7.38−7.85(4H,m)]。
【0042】
(合成例2)
下記構造:
【化6】
のスルホニウム塩化合物、すなわち一般式(I)において、Xが―OCH2―、R1、R2がメチル基、R3、R4、R5、およびR6が水素原子、Y-がトリフルオロメタンスルホナート イオンである化合物を、下記の手順で合成した。
【0043】
3−ブロモ−4−クロマノン(W.S.Johnsonら、J.Am.Chem.Soc.,66巻、218−220頁(1944年)記載の方法に準じて、4−クロマノンから合成した)10.4gを、エタノール42mlに溶解し、そこにメチルメルカプタンナトリウム塩の15%水溶液21.3mlを滴下した。室温で2時間撹拌した後、反応混合物を冷水300mlに注いだ。有機層をエーテル200mlで抽出し、得られたエーテル層を塩化ナトリム水溶液、水の順で洗浄した。該エーテル層を硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残さをシリカゲルカラムで分離精製(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=3/1)することにより、3−メチルチオ−4−クロマノン1.52gを得た(収率17%)。
【0044】
次に、3−メチルチオ−4−クロマノン1.48gを、ニトロメタン8mlに溶解した。そこに、ヨウ化メチル9.73gを加えて室温で撹拌した。1時間後、ニトロメタン40mlに溶解したトリフルオロメタンスルホン酸銀1.958gを滴下した。室温で20時間撹拌後、析出しているヨウ化銀をろ別し、ろ液を減圧下1/3程度に濃縮した。残さをエーテル200mlに滴下し、析出したスルホニウム塩をろ別した。さらにスルホニウム塩をアセトンに溶解し、エーテル中に再沈させた。そして酢酸エチル−エタノールから再結晶させることにより、上記構造のスルホニウム塩1.77gを得た(収率:65%、融点:113℃)。
【0045】
(合成例3)
下記構造:
【化7】
のスルホニウム塩化合物、すなわち一般式(I)において、Xがエチレン基(―C2H4―)、R1、R2がメチル基、R3、R4、およびR6が水素原子、R5がメトキシ基、Y-がノナフルオロブタンスルホナート イオンである化合物を、下記の手順で合成した。
【0046】
6−メトキシ−2−(メチルチオ)−1−テトラロン4.628gをアセトニトリル30mlに溶解した。そこに、アセトニトリル10mlに溶解したノナフルオロブタンスルホン酸メチル6.54gを、氷冷下で滴下した。冷蔵庫で一晩放置後、エーテル250ml中に注ぎ、析出した塩をろ別した。次いで、ろ別した塩をアセトニトリルに溶解し、エーテル中に再沈させ、さらにろ別した塩を、酢酸エチル−アセトニトリル混合溶媒より再結晶させることにより、上記スルホニウム塩6.33gを得た[収率:57%、融点:143℃、1H-NMR(アセトン−d6):2.49−2.63(1H,br)、3.12−3.17(3H,m)、3.29(6H,s)、3.93(3H,s)、5.28(1H,dd)、6.9−7.07(2H,m)、7.96(1H,d)]。
【0047】
(合成例4)
下記式で表される、2−オキソブチル−チアシクロヘキサニウム ブロマイドの合成を行った。
【化8】
【0048】
以下の合成操作はイエロ−ランプ下で実施した。
100ml3つ口フラスコ中で、ペンタメチレンスルフィド4gをアセトン40mlに溶解した。ここへ、1−ブロモ−2−ブタノン6gを撹拌しながら滴下した。24時間静置後、析出した白色結晶をろ集した。白色結晶を粉末状に砕き、これをエーテルにより洗浄した。減圧乾燥機で30℃にて6時間乾燥し、2−オキソブチル−チアシクロヘキサニウム ブロマイド7.2gを得た(収率72.5%)。
【0049】
得られた合成物のNMRの分析結果は以下の通りである。なお、NMRは、ブルカー製AMX400を用いた。
1H−NMR(CDCl3、内部標準物質:テトラメチルシラン):δ(ppm)1.11−1.18(t、3H、−CH3)、1.85−1.91(m、4H、−CH2−)、2.27−2.39(m、2H、−CH2−)、2.67−2.81(m、2H、−CH2−)、3.73−3.86(m、2H、S+−CH2−)、4.09−4.12(m、2H、S+−CH2−)、5.77(s、2H、S+−CH2−C(O)−)。
上記理論値は、C9H17BrOS(MW253.19)に対する計算値である。
【0050】
(合成例5)
下記式で表される、2−オキソブチル−チアシクロヘキサニウム トリフルオロメタンスルホナートの合成を行った。
【化9】
【0051】
以下の合成操作はイエロ−ランプ下で実施した。
300ml三つ口フラスコ中で、合成例4で得られた2−オキソブチル−チアシクロヘキサニウム ブロマイド2gを、アセトニトリル10mlに溶解した。ここへ、アセトニトリル100mlに溶解したトリフルオロメタンスルホン酸カリウム塩1.5gを、滴下した。3時間撹拌後、析出した臭化カリウムをろ別し、アセトニトリルをエバポレータ−にて減圧留去した。残渣をクロロホルムに溶解し、不溶物をろ別した。ろ液のクロロホルムを減圧留去し、残渣(透明粘性液体)を、冷凍庫にて−20℃で3時間冷却した。透明粘性液体は冷却することにより、白色結晶となった。白色結晶を酢酸エチルにて再結晶させた後、6時間30℃で減圧乾燥することにより、2−オキソブチル−チアシクロヘキサニウム トリフルオロメタンスルホナート1.92g得た(収率:75.4%、融点:51.4℃、熱分解点:212.8℃)。
【0052】
得られた合成物のNMRの分析結果は以下の通りである。
1H−NMR(CDCl3、内部標準物質:テトラメチルシラン):δ(ppm)1.04−1.11(t、3H、−CH3)、1.82−1.92(m、4H、−CH2−)、2.14−2.26(m、2H、−CH2−)、2.65−2.70(m、2H、−CH2−)、3.42−3.46(m、2H、S+−CH2−)、3.42−3.46(m、2H、S+−CH2−)、3.56−3.59(m、2H、S+−CH2−)、4.89(S、2H、S+−CH2−C(O)−)。
上記理論値は、C10H17F3O4S2(MW322.35)に対する計算値である。
【0053】
(合成例6)
下記式で表される、2−オキソブチル−チアシクロヘキサニウム ヘプタデカフルオロオクタスルホナートの合成を行った。
【化10】
【0054】
以下の合成操作はイエロ−ランプ下で実施した。
トリフルオロメタンスルホン酸カリウム塩1.5gの代わりにヘプタデカフルオロオクタスルホン酸カリウム塩5.38gを用いた以外は、合成例5と同様の方法で、2−オキソブチル−チアシクロヘキサニウム ヘプタデカフルオロオクタスルホナートの合成実験を行った。
その結果、2−オキソブチル−チアシクロヘキサニウム ヘプタデカフルオロオクタスルホナート1.54gを得た(収率58%)。
【0055】
得られた合成物のNMRの分析結果は以下の通りである。
1H−NMR(CDCl3、内部標準物質:テトラメチルシラン):δ(ppm)1.05−1.11(t、3H、−CH3)、1.82−1.92(m、4H、−CH2−)、2.24−2.28(m、2H、−CH2−)、2.66−2.71(m、2H、−CH2−)、3.48−3.46(m、2H、S+−CH2−)、3.42−3.62(m、4H、S+−CH2−)、4.99(S、2H、S+−CH2−C(O)−)。
上記理論値は、C17H17F17O4S2(MW672.41)に対する計算値である。
【0056】
(合成例7)
下記式で表される、2−オキソ−3,3―ジメチルブチル−チアシクロペンタニウム ブロマイドの合成を行った。
【化11】
【0057】
100ml3つ口フラスコ中で、テトラヒドロキシチオフェン2gをアセトン20mlに溶解した。ここへ、1−ブロモ−3、3−ジメチル−2−ブタノン4.87gを撹拌しながら滴下した。24時間静置後、析出した白色結晶をろ集した。白色結晶を粉末状に砕き、これをエーテルにより洗浄した。減圧乾燥機で30℃にて6時間乾燥させることにより、2−オキソ−3,3―ジメチルブチル−チアシクロペンタニウム ブロマイド5.15gを得た(収率75.0%)。
【0058】
得られた合成物のNMRの分析結果は以下の通りである。
1H−NMR(CDCl3、内部標準物質:テトラメチルシラン):δ(ppm)1.28−1.33(t、9H、−CH3)、2.34−2.41(m、2H、−CH2−)、2.56−2.63(m、2H、−CH2−)、2.74−2.81(m、2H、−CH2−)、3.77−3.88(m、4H、S+−CH2−)、5.5(s、2H、S+−CH2−C(O)−)。
上記理論値は、C10H19BrOS(MW267.22)に対する計算値である。
【0059】
(合成例8)
下記式で表される、2−オキソ−3,3―ジメチルブチル−チアシクロペンタニウム ノナフルオロブタンスルホナートの合成を行った。
【化12】
【0060】
以下の合成操作はイエロ−ランプ下で実施した。
トリフルオロメタンスルホン酸カリウム塩の代わりにノナフルオロブタンスルホン酸カリウム塩を、2−オキソブチル−チアシクロヘキサニウム ブロマイドの代わりに2−オキソ−3,3―ジメチルブチル−チアシクロペンタニウム ブロマイを用いた以外は、合成例5と同様の方法で合成実験を行った。
その結果、2−オキソ−3,3―ジメチルブチル−チアシクロペンタニウム ノナフルオロブタンスルホナートを得た(収率:52%、融点:79.5℃)。
【0061】
1H−NMR(CDCl3、内部標準物質:テトラメチルシラン):δ(ppm)1.23−1.27(t、9H、−CH3)、2.23−2.31(m、2H、−CH2−)、2.45−2.50(m、2H、−CH2−)、3.46−3.50(m、2H、S+−CH2−)、3.63−3.70(m、2H、S+−CH2−)、4.97(S、2H、S+−CH2−C(O)−)。
上記理論値は、C14H19F9O4S2(MW486.40)に対する
計算値を表す。
【0062】
(実施例1)
(スルホニウム塩の透明性の評価)
合成例1で得たスルホニウム塩3.1mgをアセトニトリル25mlに溶解し、これを用い光路長1mmの石英セルを利用して、紫外可視分光光度計(島津製作所製UV−365)を用いて吸収スペクトルを測定した。測定された吸光度から、193.4nm(ArF光の波長)に対するモル吸光係数を求めた。同様にして、合成例2、5、8で得られたスルホニウム塩、並びに従来光酸発生剤に用いられているトリフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホナート(TPS)(みどり化学(株)製TPS−105)に関しても、モル吸光係数を求めた。
【0063】
表1に得られたモル吸光係数示す。表1に示すように本発明に用いられるスルホニウム塩化合物は、従来のトリフェニルスルホニウム塩に比べ、ArF光に対する吸収が小さく、透明性に優れていることが示された。
【表1】
【0064】
(実施例2)
(光酸発生剤を用いたポジ型レジストのパターニング評価)
下記の組成からなるレジストを調製した;
(a)下記構造の樹脂:2g(式中、tBuはtert−ブチル基を示す)、
【化13】
(b)光酸発生剤(表2に示す割合で配合):0.04g、および
(c)プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート:11.5g。
【0065】
上記混合物を、0.2μmのテフロンフィルターを用いてろ過し、レジストを調製した。8インチシリコン基板上に、有機反射防止膜(Brewer社製DUV−30J)を0.1μm厚に塗布した基板上に、上記レジストをスピンコート塗布した後、110℃1分間ホットプレート上でベークし、膜厚0.4μmの薄膜を形成させた。次いで、ArF縮小露光装置(ニコン製、NA=0.6)を用いて露光した。その後すぐさま130℃、60秒間ホットプレ−ト上でベ−クし、液温23℃の2.38%TMAH[(CH3)4NOH]水溶液を用いて、60秒間浸漬法による現像を行い、続けて60秒間、純水でリンス処理を各々行った。その結果、レジスト膜の露光部分のみが現像液に溶解除去され、ポジ型のパタ−ンが得られた。
【0066】
次いで、ラインパターンの壁面を、走査型電子顕微鏡を用いて観察し、パターン壁面の平滑性を評価した。比較例3よりも滑らかになっているものを○、変化の無いものを△として判断した。
以下の表2に、感度、解像度、およびレジストパターン側壁の平滑性についての結果を示す。
表2に示す結果から、本発明の光酸発生剤を用いたポジ型レジスト組成物は、優れた解像特性を有し、側壁のラフネスが低減された優れたパターン形状を有することが示された。
【0067】
【表2】
【0068】
(実施例3)
(スルホニウム塩を用いたネガ型レジストのパターニング評価)
下記の組成からなるレジストを調製した;
(a)下記構造の樹脂:2g、
【化14】
(b)光酸発生剤(表3に示す割合で配合):0.04g、
(c)2,3−ジヒドロキシ−5−ヒドロキシメチルノルボルナン:0.3g、および、
(d)乳酸エチル:11.5g。
【0069】
上記混合物を0.2μmのテフロンフィルターを用いてろ過し、レジストを調製した。8インチシリコン基板上に上記レジストをスピンコート塗布し、80℃1分間ホットプレート上でベークし、膜厚0.4μmの薄膜を形成した。そしてArF縮小露光装置(ニコン製、NA=0.6)を用いて露光した。その後すぐさま130℃、60秒間ホットプレ−ト上でベ−クした後、液温23℃の2.38%TMAH[(CH3)4NOH]水溶液を用いて、60秒間浸漬法による現像を行った。続けて、60秒間、純水でリンス処理を、各々行った。
この結果、レジスト膜の未露光部分のみが現像液に溶解除去され、ネガ型のパタ−ンが得られた。
【0070】
次いで、ラインパターンの壁面を、走査型電子顕微鏡を用いて観察し、パターン壁面の平滑性を評価した。比較例3よりも滑らかになっているものを○、変化の無いものを△として判断した。表3に感度、および解像度、レジストパターン側壁の平滑性についての結果を示す。
【0071】
【表3】
【0072】
表3に示す結果から、本発明の光酸発生剤を用いたネガ型レジスト組成物は、優れた解像特性を有し、側壁のラフネスが低減された優れたパターン形状を有することが分かった。
【0073】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の光酸発生剤にあっては、透明性に優れ、また光反応効率(光酸発生効率)が高いものであり、該光酸発生剤を用いたレジスト組成物にあっては、感度、解像度に優れたものである。また、該レジスト組成物を用いて形成されたレジストパターンの側壁は、ラフネスが低減されており、半導体素子製造に必要な微細パターン形成が可能なものである。
Claims (7)
- 一般式(I):
- 前記Y-で表される対イオンが、下記一般式(III):
CmF2m+1SO3 - (III)
(式中、mは1〜9の正の整数を表す)で示されるパーフルオロアルキルスルホナート イオン、下記一般式(IV):
CkH2k+1SO3 - (IV)
(式中、kは1〜9の正の整数を表す)で示されるアルキルスルホナート イオン、ベンゼンスルホナート イオン、アルキルベンゼンスルホナート イオン、カンファースルホナート イオン、フッ素置換ベンゼンスルホナート イオン、フッ素置換アルキルベンゼンスルホナート イオン、BF4 -、AsF6 -,SbF6 -,PF6 -、Br-、I-を含む群から選択される陰イオン種であることを特徴とする請求項1記載の光酸発生剤。 - 酸の作用により酸分解性基が分解しアルカリ水溶液への溶解度が増大する樹脂と、露光により酸を発生する光酸発生剤を含むポジ型化学増幅レジスト組成物であって、前記光酸発生剤として、請求項1または2に記載の光酸発生剤を用いることを特徴とするポジ型化学増幅レジスト組成物。
- 酸の作用によりアルカリ水溶液への溶解度が減少する樹脂と、露光により酸を発生する光酸発生剤を含むネガ型化学増幅レジスト組成物であって、前記光酸発生剤として、請求項1または2に記載の光酸発生剤を用いることを特徴とするネガ型化学増幅レジスト組成物。
- レジスト組成物の露光光として、波長130〜220nmの範囲から選択するパターン形成方法であって、
パターン形成を行う被加工基板上に、請求項3に記載のポジ型レジスト組成物または請求項4に記載のネガ型レジスト組成物を塗布する工程、
前記レジスト組成物を塗布して得られた皮膜に、前記露光光を用いて、所望のパターンを露光する工程、
露光後に、前記レジスト組成物の塗布皮膜にベーク処理を施す工程、および、ベーク処理を施した前記レジスト組成物の塗布皮膜に、現像処理を施す工程を含むことを特徴とするパターン形成方法。 - 前記露光光として、ArFエキシマレーザ光を用いることを特徴とする請求項5記載のパターン形成方法。
- 前記露光光として、F2エキシマレーザ光を用いることを特徴とする請求項5記載のパターン形成方法。
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