JP4377676B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4377676B2
JP4377676B2 JP2003427092A JP2003427092A JP4377676B2 JP 4377676 B2 JP4377676 B2 JP 4377676B2 JP 2003427092 A JP2003427092 A JP 2003427092A JP 2003427092 A JP2003427092 A JP 2003427092A JP 4377676 B2 JP4377676 B2 JP 4377676B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polycrystalline silicon
insulating film
silicon layer
film
etching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003427092A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005191063A (ja
Inventor
憲二 松崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2003427092A priority Critical patent/JP4377676B2/ja
Priority to US11/019,290 priority patent/US7679128B2/en
Publication of JP2005191063A publication Critical patent/JP2005191063A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4377676B2 publication Critical patent/JP4377676B2/ja
Priority to US12/632,915 priority patent/US20100087057A1/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B69/00Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B41/00Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
    • H10B41/30Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the memory core region

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Description

特に高アスペクト比でパターニング形成する部分をエッチングする際にマイクロローディング効果を抑制することができる半導体装置およびその製造方法に関する。
例えば半導体基板にパターニング形成される部分のうち、パターンが密に形成される部分(以下パターン密部と称する)およびパターンが疎に形成される部分(以下パターン疎部と称する)を同時にエッチングする場合、エッチング時のラジカルが被エッチング膜のパターン密部の深い部分に到達しにくくなるため、パターン密部におけるエッチング速度がパターン疎部におけるエッチング速度よりも遅くなり、同一のエッチング条件下においてはマイクロローディング効果によりエッチング後の加工形状の段差を生じてしまうことが知られている。
図13および図14は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性記憶装置の製造方法の一工程を概略的に示している。図13(a)〜(c)および図14(a)〜(c)に示す不揮発性記憶装置の断面形状において、下から、1は半導体基板、4はSTI(Shallow Trench Isolation)、2はゲート酸化膜、3は多結晶シリコン層、5はONO(Oxide-Nitride-Oxide)膜、6は多結晶シリコン層、7はWsi(Tungsten-Silicide)膜もしくはW(Tungsten)膜、8はシリコン窒化膜またはシリコン酸化膜、9はレジストを示しており、(a)は正面図、(b)はパターン密部における縦断側面図、(c)はパターン疎部における縦断側面図を示している。レジスト9をマスクとして各層6〜8をONO膜5近傍までエッチングすると、マイクロローディング効果によりONO膜5の上層に形成されたパターン密部における多結晶シリコン膜6がアンダーエッチングされる(図13に示すエッチング残部6a参照)。
また、図14に示すように、このままさらに半導体基板1にパターニングされたレジスト9等をマスクとしてONO膜5および多結晶シリコン層3をゲート酸化膜2が露出するまでエッチングすると高アスペクト比の領域では、図14(b)に示すように、パターン密部におけるゲート酸化膜2上の多結晶シリコン層3がマイクロローディング効果により裾引き形状3bに形成されてしまい、多結晶シリコン層3により形成されるフローティングゲートに蓄積された電子がメモリセル間で伝導してしまうことになり、最悪の場合、半導体装置の正常な動作を維持することができなくなり不具合を生じる虞もある。このような不具合を解決するために、例えば特許文献1に開示される方法がある。この半導体装置の製造方法によれば、パターン疎部にだけマスクを施してパターン密部のみを再度エッチングすることによりマイクロローディング効果を抑制している。
特開2001−189300号公報
しかし、アスペクト比5程度でパターニング設計された半導体装置については、近年の半導体プロセスの技術向上によりマイクロローディング効果を抑制しながらパターン形成できるようになりつつあるが、近年ではさらに高アスペクト比(例えば、7程度以上)を形成する設計ルールでパターニング設計されるようになってきており、半導体プロセスも改良を施す必要を生じている。しかも、特許文献1記載のプロセスを用いると、パターン密部およびパターン疎部を別々に形成する必要が生じる。
また、第1の多結晶シリコン層3をフラッシュメモリのフローティングゲートとして機能させるため等には多結晶シリコン層3に凹部3aを形成することがある。この凹部3aを埋め込むようにONO膜5および多結晶シリコン層6を形成し、さらにWsi膜もしくはW膜7,シリコン窒化膜またはシリコン酸化膜8およびレジスト9を形成した後、パターン密部においてアンダーエッチングしないようにONO膜5近辺までエッチング処理することがある。このような場合にも前述したマイクロローディング効果の影響を加味すると、ONO膜5および多結晶シリコン層3により形成された凹部3aの内部まで多結晶シリコン層6がオーバーエッチングされてしまう。
本発明は高アスペクト比でパターニング形成する部分をエッチングする際にもマイクロローディング効果を抑制することができると共に、凹部に多結晶シリコン層が埋め込まれて形成され高アスペクト比でパターニング形成する部分をエッチングする場合においても、凹部においてオーバーエッチングされることのない半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とする
本発明の半導体装置の一態様は、半導体基板と、この半導体基板表面に形成された基板表層絶縁膜と、この基板表層絶縁膜上に形成された複数の第1の多結晶シリコン層であって当該複数の多結晶シリコン層間に凹部が形成された複数の第1の多結晶シリコン層と、前記複数の第1の多結晶シリコン層に形成された第1の絶縁膜であって前記第1の多結晶シリコン層間の凹部に沿って形成された第1の絶縁膜と、前記第1の絶縁膜上に上面が平坦化された状態で形成された第2の多結晶シリコン層と、前記第2の多結晶シリコン層上に前記第1の絶縁膜とは異なる材質により平板状に形成されたエッチングストップ用絶縁膜と、前記エッチングストップ用絶縁膜上に形成された第3の多結晶シリコン層とを備えたことを特徴としている。このような構成によれば、ッチングストップ用絶縁膜の上層側における第3の多結晶シリコン層をエッチング処理したとしても、エッチングストップ用絶縁膜の上表面でエッチング処理を停止させることができる。したがって、エッチングストップ用絶縁膜の上層をたとえ高アスペクト比でパターニング形成するようにしても、平板状に形成されたエッチングストップ用絶縁膜上でエッチングをストップさせてからエッチングストップ用絶縁膜から下層の第2および第1の多結晶シリコン層について再度エッチング処理を施すことによりマイクロローディング効果を抑制することができる
さらに本発明の半導体装置の一態様は、パターンが密に形成されたメモリセル領域当該メモリセル領域の密なパターンよりもパターンが疎に形成された周辺回路領域とを有し、前記メモリセル領域において、前記複数の第1の多結晶シリコン層、前記第1の絶縁膜、前記第2の多結晶シリコン層、前記エッチングストップ用絶縁膜、および、前記第3の多結晶シリコン層が形成されていることを特徴としている。
このような構成によれば、第2の絶縁膜が、パターン密部およびパターン疎部に第1の絶縁膜とは異なる材質によりそれぞれ形成されているため、各部の第3の多結晶シリコン層をエッチングする際に第2の絶縁膜上でエッチングストップし、この後、第2の絶縁膜からこの下層を各部同時に再度エッチングすることで形成できるので、パターン密部およびパターン疎部を別々にエッチングする必要をなくしながら、高アスペクト比でパターニング形成された部分をエッチングする場合にもマイクロローディング効果を抑制できる。
本発明の半導体装置の製造方法の一態様は、半導体基板上に基板表層絶縁膜を形成する工程と、前記基板表層絶縁膜上に複数の第1の多結晶シリコン層を形成する工程であって当該複数の第1の多結晶シリコン層間に凹部を備えるように形成する工程と、前記第1の多結晶シリコン層上に第1の絶縁膜を形成する工程であって前記複数の第1の多結晶シリコン層間の凹部に沿って第1の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の絶縁膜上に上面が平坦化された状態で第2の多結晶シリコン層を形成する工程と、前記第2の多結晶シリコン層上に前記第1の絶縁膜とは異なる材質によりエッチングストップ用絶縁膜を平板状に形成する工程と、前記エッチングストップ用絶縁膜上に第3の多結晶シリコン層を形成する工程と、この第3の多結晶シリコン層を前記エッチングストップ用絶縁膜の表面が露出するようにエッチングする工程と、露出されたエッチングストップ用絶縁膜を除去し、前記基板表層絶縁膜が露出するまで前記第2および第1の多結晶シリコン層をエッチングする工程とを備えたことを特徴としている。
本発明によれば、高アスペクト比でパターニング形成する部分をエッチングする際にもマイクロローディング効果を抑制することができると共に、凹部に多結晶シリコン層が埋め込まれて形成され高アスペクト比でパターニング形成する部分をエッチングする場合においても、凹部においてオーバーエッチングされなくなる。
以下、本発明を、不揮発性記憶装置のゲート電極構造に適用した半導体装置の一実施形態について図1ないし図12を参照しながら説明する。不揮発性記憶装置は、周辺回路領域およびメモリセル領域に分離形成されており図2は模式的な平面図を示している。図2(a)は、不揮発性記憶装置のメモリセル領域(パターン密部に相当)、図2(b)は、不揮発性記憶装置の周辺回路領域(パターン疎部に相当)を示している。図1は、不揮発性記憶装置におけるメモリセル間のフローティングゲート構造およびコントロールゲート構造の素子分離構造を断面図で示している。
図1(a)は、図2(a)に示すメモリセル領域におけるゲート電極の構造を示すA−Aに沿う断面図、図1(b)は図2(a)に示すB−B線に沿う断面図、図1(c)は図2(b)に示す周辺回路領域におけるゲート電極の構造を示すC−C線に沿う断面図を示している。
図2(a)に示す素子領域Saにおいて、不揮発性記憶装置11は、以下に示す構造により形成されている。すなわち図1(a)に示す素子領域Saにおいて、半導体基板12上に基板表層絶縁膜としてのゲート酸化膜13が形成されており、ゲート酸化膜13の上部には、第1の多結晶シリコン層14が形成されている。第1の多結晶シリコン層14は、不揮発性記憶装置11におけるメモリセルのフローティングゲート電極として機能する。第1の多結晶シリコン層14の上には第1の絶縁膜としてのONO膜16が形成されている。
ONO膜16の上には第2の多結晶シリコン層17が形成されており、第2の多結晶シリコン層17の上にはエッチングストップ用絶縁膜としてシリコン酸化膜18(第2の絶縁膜)が形成されている。このシリコン酸化膜18の上には第3の多結晶シリコン層19が形成されている。第3の多結晶シリコン層19は、不揮発性記憶装置11のコントロールゲート電極として機能する。さらに第3の多結晶シリコン層19の上には、WSi(Tungsten-Silicide)膜20が形成されており、さらにその上にはシリコン窒化膜21が形成されている。
また、図2(a)に示す素子分離領域Sbにおいて、不揮発性記憶装置11は、以下に示すように構成されている。すなわち図1(a)に示す素子分離領域Sbにおいて、半導体基板12上には、STI15が形成されており、その上には、ONO膜16が形成されており、その上には第2の多結晶シリコン層17が形成されている。第2の多結晶シリコン層17の上には、エッチングストップ用絶縁膜としてのシリコン酸化膜18が形成されている。さらにシリコン酸化膜18の上には、第3の多結晶シリコン層19が形成されている。第3の多結晶シリコン層19の上にはWSi膜20が形成されており、さらにその上にはシリコン窒化膜21が形成されている。多層構造部Aは、第1および第2の多結晶シリコン層14および17と、ONO膜16とにより構成されている。
素子分離領域SbにおいてSTI15上にはONO膜16が形成されるが、この膜は不揮発性記憶装置のフローティングゲート電極のメモリセルの分離膜として機能するものであり、隣接する第1の多結晶シリコン層14間の電気的接続を分離する。各メモリセルのフローティングゲート電極を電気的に分離するため、隣接する第1の多結晶シリコン層14間に凹部14cが形成されており、この凹部14cに沿うようにONO膜16が均一な膜厚で形成される。
この凹部14c上に均一な膜厚でONO膜16が形成された状態で、凹部14cを埋め込むように第2の多結晶シリコン層17が形成されている。この第2の多結晶シリコン層17は、素子領域Saおよび素子分離領域SbにおけるONO膜16の絶縁膜としての特性に影響を与えないようにしてONO膜16を覆うように設けられており、第2の多結晶シリコン層17の上面が素子領域Saおよび素子分離領域Sbにおいて略同一平面上になるように平坦化された状態でONO膜16上に設けられる。この第2の多結晶シリコン層17上には、シリコン酸化膜18、第3の多結晶シリコン層19、WSi膜20およびシリコン窒化膜21が素子領域Saおよび素子分離領域Sbにおいてそれぞれ平板状に積層形成されている。
<製造方法について>
図3ないし図12は、不揮発性記憶装置におけるゲート電極の製造方法の一例を模式的に示している。なお、以下に示す図面の説明において、(a)は正面図、(b)はパターン密部における縦断側面図、(c)はパターン疎部における縦断側面図を示している。
この不揮発性記憶装置11は、次に示すように製造される。尚、本願発明に関係しない初期の製造工程については概略的に示す。まず図3に示すように、半導体基板12表面上に基板表層絶縁膜としてのゲート酸化膜13を形成し(第1の工程)、その上に第1の多結晶シリコン層14の下層部14aを形成する。さらに各メモリセルのフローティングゲート電極を分離するためSTI(Shallow-Trench-Isolation)15を形成する。STI15を形成した後、第1の多結晶シリコン層14の下層部14aの上に上層部14bを積層形成する。このとき、各メモリセルのフローティングゲート電極を構成する第1の多結晶シリコン層14間に凹部14cが形成される(第2の工程)。
この後、図4に示すように、これら形成された多結晶シリコン層14およびSTI15上に、第1の絶縁膜としてのONO(Oxide-Nitride-Oxide)膜16を凹部14cに沿って一定の膜厚で形成する(第3の工程)ことで、ゲート酸化膜13,STI15およびONO膜16により多結晶シリコン層14が分離される。そして、ONO膜16上にさらに多結晶シリコン層(第2の多結晶シリコン層)17を埋め込み形成することで、凹部14cを埋め込みONO膜16上に当該ONO膜16を覆うように積層して形成する(積層工程)。
次に、図5に示すように、この多結晶シリコン層17の表面をCDE(Chemical-Dry-Etching)もしくはRIE(Reactive-Ion-Etching)によりエッチバック処理して平坦化する(第4の工程)。なお、多結晶シリコン層17の表面をエッチバック処理により平坦化するエッチング量は任意の量に調整される。このとき、エッチング条件を調整し、わずかにONO膜16を覆うようにしてONO膜16の表面が露出する手前で停止するように多結晶シリコン層17をエッチバック処理しても、ONO膜16の表面が露出するまでエッチバック処理しても良い。
さらに図6に示すように、多結晶シリコン層17を平坦化した後、その表面を熱処理することによりシリコン酸化膜18を形成する(第5の工程)。このシリコン酸化膜18は、多結晶シリコン層17のエッチング処理によりONO膜16の表面が上面に露出することが想定されるような場合には、例えば不揮発性記憶装置11におけるONO膜16の機能を低下させない程度、すなわちONO膜16の膜厚が大きく変化しない程度に、シリコン酸化膜18を形成するときの酸化量を調整すると良い。
そして、図7に示すように、シリコン酸化膜18上に多結晶シリコン層17と同一材質の多結晶シリコン層19を形成し(第6の工程)、さらにその上層にWsi(Tungsten-Silicide)膜20を形成し、その上層にシリコン窒化膜21を形成する。なお、Wsi膜20に代えてW(Tungsten)膜を形成しても良いし、また、シリコン窒化膜21に代えてシリコン酸化膜を形成しても良い。さらにシリコン窒化膜21上にレジスト22をパターニング形成する。次に、パターニング形成されたレジスト22をマスクとしてシリコン窒化膜21をエッチングする。
さらに、図8に示すように、レジスト22およびシリコン窒化膜21をマスクとしてWsi膜20をエッチングする。
さらに、図9に示すように、パターニング形成されたレジスト22、シリコン窒化膜21およびWsi膜20をマスクとして、第3の多結晶シリコン層19をシリコン酸化膜18が露出するようにエッチングする(第7の工程)。このとき、シリコン酸化膜18に対して高選択性条件下でエッチング処理を行う。
すなわち、例えばアスペクト比7程度に形成されたパターン密部(図9(b)参照),およびアスペクト比がその値未満に形成されたパターン疎部(図9(c)参照)を同時にエッチング処理する場合において、パターン疎部がエッチング処理された後にシリコン酸化膜18がエッチングストッパとして機能した状態で、パターン密部もシリコン酸化膜18直上までエッチング処理する。したがって、パターン密部とパターン疎部において、エッチング速度が異なっていたとしても、パターン疎部およびパターン密部の両領域においてエッチングされた後の残部の上面を面一にするようにエッチング処理することができる(パターニング工程)。
すなわち、たとえ第2の多結晶シリコン層17がシリコン酸化膜18の下層側で凹部14c内に形成されるようになっていても、その上層に平板状に形成されたシリコン酸化膜18がエッチングストッパとして機能するため、凹部14cに埋め込まれた第2の多結晶シリコン層17をエッチング処理することがない。これにより、高アスペクト下においてもマイクロローディング効果を抑制することができる。
次に、図10に示すように、シリコン酸化膜18に対して低選択性条件下でレジスト22、シリコン窒化膜21をマスクとしてシリコン酸化膜18をエッチング処理しシリコン酸化膜18を除去する(第8の工程)。この場合シリコン酸化膜18を除去する際にその直下層に位置する第2の多結晶シリコン層17側も共にエッチング処理される。
その後、図11および図12に示すように、ゲート酸化膜13に対して高選択性条件下にてエッチング処理を行い、ONO膜16および第1の多結晶シリコン層14をゲート酸化膜13の直上までエッチング処理する(第9の工程)。したがって、パターン密部とパターン疎部において、エッチング速度が異なっていたとしても、シリコン酸化膜18でエッチング処理を一旦ストップさせてからさらにゲート酸化膜13直上までエッチング処理することにより、両部においてゲート酸化膜13上まで確実にエッチング処理を施し高アスペクト下におけるマイクロローディング効果を抑制することができる。
この後、レジスト剥離工程や配線工程等の製造工程、および検査工程を経て不揮発性記憶装置を製造するが、当該工程については、本発明には関連しないため、その説明を省略する。
このような一実施形態によれば、凹部14cに埋め込まれた第2の多結晶シリコン層17の表面を熱処理することによりONO膜16を覆うように酸化しシリコン絶縁膜18を形成することでエッチングストップ用絶縁膜として機能するように予め形成し、各層19〜21を積層した後、このシリコン絶縁膜18の表面が露出するまでエッチングし、ついでシリコン絶縁膜18を積極的にエッチング処理し、その後ゲート酸化膜13の表面の直上に至るまで再度エッチング処理するようにしたので、たとえ高アスペクト比7程度のパターン密部,およびアスペクト比の低いパターン疎部を同時にエッチング処理する際にエッチング速度が異なる場合であっても、同一中間位置(シリコン酸化膜18)までエッチングした後にゲート酸化膜13の表面直上までエッチング処理することができ、従来のように段差を生じたりエッチング後に裾引き形状に形成される懸念が少なくなり、マイクロローディング効果による影響を抑制することができる。
(他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下のように変形もしくは拡張が可能である。
集積度に応じて同様な課題を生じるため、フラッシュメモリに限らず、SRAM等の他の記憶装置やマイクロプロセッサ等の半導体装置に適用しても良い。
第2の絶縁膜18は、ゲート酸化膜13表面からシリコン窒化膜21が形成される位置までの間の中間の任意の位置に形成されていれば良い。また第2の絶縁膜18はエッチングストッパとして機能する材質の膜であり、かつ、第1の絶縁膜16とは異なる材質であればどのような材質で形成されていても良い。
本発明の一実施形態における半導体装置の完成断面図((a)正面図、(b)パターン密部の側面図、(c)パターン疎部の側面図) 半導体装置を示す平面図 半導体装置の製造工程を示す断面図(その1)((a)正面図、(b)パターン密部の側面図、(c)パターン疎部の側面図) 半導体装置の製造工程を示す断面図(その2) 半導体装置の製造工程を示す断面図(その3) 半導体装置の製造工程を示す断面図(その4) 半導体装置の製造工程を示す断面図(その5) 半導体装置の製造工程を示す断面図(その6) 半導体装置の製造工程を示す断面図(その7) 半導体装置の製造工程を示す断面図(その8) 半導体装置の製造工程を示す断面図(その9) 半導体装置の製造工程を示す断面図(その10) 従来例を示す図9相当図 従来例を示す図12相当図
符号の説明
図面中、12は半導体基板、13はゲート酸化膜(基板表層絶縁膜)、14は多結晶シリコン層(第1の多結晶シリコン層)、14aは下層側多結晶シリコン層、14bは上層側多結晶シリコン層、16はONO膜(第1の絶縁膜)、17は多結晶シリコン層(第2の多結晶シリコン層)、18はシリコン酸化膜(エッチングストップ用絶縁膜,第2の絶縁膜)、19は多結晶シリコン層(第3の多結晶シリコン層)である。

Claims (4)

  1. 半導体基板と、
    この半導体基板表面に形成された基板表層絶縁膜と、
    この基板表層絶縁膜上に形成された複数の第1の多結晶シリコン層であって当該複数の多結晶シリコン層間に凹部が形成された複数の第1の多結晶シリコン層と、
    前記複数の第1の多結晶シリコン層に形成された第1の絶縁膜であって前記第1の多結晶シリコン層間の凹部に沿って形成された第1の絶縁膜と、
    前記第1の絶縁膜上に上面が平坦化された状態で形成された第2の多結晶シリコン層と、
    前記第2の多結晶シリコン層上に前記第1の絶縁膜とは異なる材質により平板状に形成されたエッチングストップ用絶縁膜と
    前記エッチングストップ用絶縁膜上に形成された第3の多結晶シリコン層とを備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. パターンが密に形成されたメモリセル領域当該メモリセル領域の密なパターンよりもパターンが疎に形成された周辺回路領域とを有し、前記メモリセル領域において、前記複数の第1の多結晶シリコン層、前記第1の絶縁膜、前記第2の多結晶シリコン層、前記エッチングストップ用絶縁膜、および、前記第3の多結晶シリコン層が形成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 半導体基板上に基板表層絶縁膜を形成する工程と、
    前記基板表層絶縁膜上に複数の第1の多結晶シリコン層を形成する工程であって当該複数の第1の多結晶シリコン層間に凹部を備えるように形成する工程と、
    前記第1の多結晶シリコン層上に第1の絶縁膜を形成する工程であって前記複数の第1の多結晶シリコン層間の凹部に沿って第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜上に上面が平坦化された状態で第2の多結晶シリコン層を形成する工程と、
    前記第2の多結晶シリコン層上に前記第1の絶縁膜とは異なる材質によりエッチングストップ用絶縁膜を平板状に形成する工程と、
    前記エッチングストップ用絶縁膜上に第3の多結晶シリコン層を形成する工程と、
    この第3の多結晶シリコン層を前記エッチングストップ用絶縁膜の表面が露出するようにエッチングする工程と、
    露出されたエッチングストップ用絶縁膜を除去し、前記基板表層絶縁膜が露出するまで前記第2および第1の多結晶シリコン層をエッチングする工程とを備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. パターンが密に形成されたメモリセル領域当該メモリセル領域の密なパターンよりもパターンが疎に形成された周辺回路領域とを有し、前記メモリセル領域において、前記複数の第1の多結晶シリコン層、前記第1の絶縁膜、前記第2の多結晶シリコン層、前記エッチングストップ用絶縁膜、および、前記第3の多結晶シリコン層を形成することを特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。
JP2003427092A 2003-12-24 2003-12-24 半導体装置およびその製造方法 Expired - Fee Related JP4377676B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003427092A JP4377676B2 (ja) 2003-12-24 2003-12-24 半導体装置およびその製造方法
US11/019,290 US7679128B2 (en) 2003-12-24 2004-12-23 Semiconductor device and method of fabricating the same
US12/632,915 US20100087057A1 (en) 2003-12-24 2009-12-08 Semiconductor device and method of fabricating the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003427092A JP4377676B2 (ja) 2003-12-24 2003-12-24 半導体装置およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005191063A JP2005191063A (ja) 2005-07-14
JP4377676B2 true JP4377676B2 (ja) 2009-12-02

Family

ID=34786452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003427092A Expired - Fee Related JP4377676B2 (ja) 2003-12-24 2003-12-24 半導体装置およびその製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (2) US7679128B2 (ja)
JP (1) JP4377676B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8097911B2 (en) * 2008-12-31 2012-01-17 Intel Corporation Etch stop structures for floating gate devices
KR20110082387A (ko) * 2010-01-11 2011-07-19 삼성전자주식회사 반도체 소자의 형성방법 및 이에 의해 형성된 반도체 소자
US9972633B2 (en) * 2016-01-27 2018-05-15 United Microelectronics Corp. Semiconductor device and method for fabricating the same
CN111640703A (zh) * 2019-07-02 2020-09-08 福建省晋华集成电路有限公司 半导体结构及其形成方法

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61294870A (ja) * 1985-06-21 1986-12-25 Nec Corp 不揮発性半導体記憶装置
IT1196997B (it) * 1986-07-25 1988-11-25 Sgs Microelettronica Spa Processo per realizzare strutture includenti celle di memoria non volatili e2prom con strati di silicio autoallineate transistori associati
US4994406A (en) * 1989-11-03 1991-02-19 Motorola Inc. Method of fabricating semiconductor devices having deep and shallow isolation structures
FR2693308B1 (fr) * 1992-07-03 1994-08-05 Commissariat Energie Atomique Memoire eeprom a triples grilles et son procede de fabrication.
DE4303620A1 (de) * 1993-02-02 1994-08-04 Esd Elect Syst Design Schreib-Lese-Einheit für elektronische Geräte
US5397725A (en) * 1993-10-28 1995-03-14 National Semiconductor Corporation Method of controlling oxide thinning in an EPROM or flash memory array
JP2616460B2 (ja) 1994-09-08 1997-06-04 日本電気株式会社 半導体装置およびその製造方法
JPH0883855A (ja) * 1994-09-13 1996-03-26 Mitsubishi Electric Corp 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法
US5907775A (en) * 1997-04-11 1999-05-25 Vanguard International Semiconductor Corporation Non-volatile memory device with high gate coupling ratio and manufacturing process therefor
US5851881A (en) * 1997-10-06 1998-12-22 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Method of making monos flash memory for multi-level logic
IT1302282B1 (it) * 1998-09-29 2000-09-05 St Microelectronics Srl Cella di memoria eeprom comprendente transistore di selezione contensione di soglia regolata mediante impianto, e relativo processo di
JP2000311956A (ja) * 1999-04-27 2000-11-07 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置とその製造方法
JP2001168306A (ja) * 1999-12-09 2001-06-22 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
KR100387267B1 (ko) * 1999-12-22 2003-06-11 주식회사 하이닉스반도체 멀티 레벨 플래쉬 이이피롬 셀 및 그 제조 방법
JP2001189300A (ja) 1999-12-28 2001-07-10 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置の製造方法
JP4068781B2 (ja) * 2000-02-28 2008-03-26 株式会社ルネサステクノロジ 半導体集積回路装置および半導体集積回路装置の製造方法
US6651160B1 (en) * 2000-09-01 2003-11-18 Mips Technologies, Inc. Register set extension for compressed instruction set
KR100391984B1 (ko) * 2001-08-08 2003-07-22 삼성전자주식회사 다층 터널접합층 패턴을 갖는 반도체 기억소자 및 그제조방법
JP2003179169A (ja) 2001-12-13 2003-06-27 Toshiba Corp 半導体装置及びその製造方法
KR100487560B1 (ko) * 2003-03-10 2005-05-03 삼성전자주식회사 선택 트랜지스터를 갖는 이이피롬 및 그 제조방법
US7094645B2 (en) * 2004-09-17 2006-08-22 Freescale Semiconductor, Inc. Programming and erasing structure for a floating gate memory cell and method of making
US7183161B2 (en) * 2004-09-17 2007-02-27 Freescale Semiconductor, Inc. Programming and erasing structure for a floating gate memory cell and method of making

Also Published As

Publication number Publication date
US7679128B2 (en) 2010-03-16
JP2005191063A (ja) 2005-07-14
US20100087057A1 (en) 2010-04-08
US20050214994A1 (en) 2005-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4886219B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
TWI222115B (en) Method for self-aligned shallow trench isolation and method of manufacturing non-volatile memory device using the same
JP4976977B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2008078298A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2005123524A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2006303009A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2005175420A (ja) Nandフラッシュ素子の製造方法
JP4717374B2 (ja) 犠牲マスク膜を使用して自己整列コンタクト構造体を形成する方法
JP2007103652A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP4759944B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
JP2004311952A (ja) 半導体素子及びその製造方法
KR100827509B1 (ko) 반도체 소자의 형성 방법
JP4377676B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP3287322B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2006253643A (ja) 半導体素子のゲート電極パターン形成方法
JP3966850B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2007110072A (ja) NAND型フラッシュメモリ素子の製造方法{MethodofmanufacturingaNANDtypeflashmemorydevice}
JP2008091368A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US7405124B2 (en) Fabricating method of non-volatile memory
JP4836730B2 (ja) 半導体装置、およびその製造方法
US20060081909A1 (en) Semiconductor device and manufacturing method therefor
JP2007067250A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2008085102A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2006080129A (ja) 半導体装置の製造方法
KR20050002424A (ko) 플래쉬 메모리 소자의 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050609

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080313

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090818

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090911

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120918

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120918

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130918

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees