JP2008085102A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】メモリセル領域のフローティングゲート電極間の干渉防止、特性のバラツキ抑制および耐圧低下の防止を図る構成を提供する。
【解決手段】シリコン基板1に形成した活性領域3上に第1のゲート絶縁膜5、多結晶シリコン膜6が順次形成され、フローティングゲート電極が設けられている。活性領域3を分離するSTI2は、内部に素子間分離絶縁膜4が埋め込まれている。その高さは、第1のゲート絶縁膜5よりも低い高さである。コントロールゲート電極CGの多結晶シリコン9との間に設ける第2のゲート絶縁膜は、フローティングゲート電極の端面および活性領域3の上端部に第1の絶縁膜7と第2の絶縁膜8、フローティングゲート電極の上面に第2の絶縁膜8を形成する構成である。
【選択図】図1
【解決手段】シリコン基板1に形成した活性領域3上に第1のゲート絶縁膜5、多結晶シリコン膜6が順次形成され、フローティングゲート電極が設けられている。活性領域3を分離するSTI2は、内部に素子間分離絶縁膜4が埋め込まれている。その高さは、第1のゲート絶縁膜5よりも低い高さである。コントロールゲート電極CGの多結晶シリコン9との間に設ける第2のゲート絶縁膜は、フローティングゲート電極の端面および活性領域3の上端部に第1の絶縁膜7と第2の絶縁膜8、フローティングゲート電極の上面に第2の絶縁膜8を形成する構成である。
【選択図】図1
Description
本発明は、メモリセル間をSTI(Shallow Trench Isolation)構造で素子間分離を行なうと共にフローティングゲート電極を備えた構成の半導体装置に関する。
この種の半導体装置である例えばNAND型フラッシュメモリにおいては、半導体基板上に第1のゲート絶縁膜を形成し、フローティングゲート(浮遊ゲート)電極となる多結晶シリコン膜を形成した後、シリコン窒化膜を形成するものがある。このプロセスでは、続いてフォトリソグラフィ処理によりシリコン窒化膜、多結晶シリコン膜、第1のゲート絶縁膜およびシリコン基板を、異方性エッチングにより加工して溝を形成してフローティングゲート電極部分を形成する。
この後、トレンチ内部を埋めるように絶縁膜を埋め込み形成し、その上面ををフローティングゲート電極の途中の高さまでエッチングして素子分離領域として形成する。さらにこの上面にONO(Oxide-Nitride-Oxide)膜などの第2のゲート絶縁膜を形成してコントロールゲート(制御ゲート)電極となる多結晶シリコン膜などを形成している。
この場合、上記した溝内部を埋める絶縁膜のエッチング加工のバラツキにより、フローティングゲートとコントロールゲート間に形成される容量がばらつくため、その結果セルの閾値バラツキが大きくなってしまうという問題があった。また、設計ルールの微細化に伴い、素子と素子との距離が短くなり、これによって隣のセルのゲート電極の電荷により干渉を受けるという問題もある。
そこで、このような問題を解決する方法として、例えば特許文献1に示すように、素子分離領域の埋め込み材である絶縁膜の上面をゲート絶縁膜より低くなる高さまでエッチングして、コントロールゲートの多結晶シリコン膜をフローティングゲート電極間に埋め込む構造とすることにより、素子間の干渉を抑制でき、なお且つカップリング比が埋め込み材の高さに依存しなくなり、バラツキを低減できるようにした構成が提供されている。
しかし、上記した特許文献1に示される構成では、素子分離領域に埋め込む絶縁膜の高さを素子形成領域の第1のゲート絶縁膜より低くすることから、フローティングゲート電極とコントロールゲート電極との間に形成したONO膜などの第2のゲート絶縁膜が、素子形成領域の側面に直接接触する構成となる。この結果、コントロールゲート電極のゲート電極の側部に埋め込まれる部分は、シリコン基板との間にONO膜のような薄い絶縁膜が介在しただけの状態となって耐圧が低下し、破壊し易くなるという新たな問題が発生した。
ところが、耐圧を確保するために、フローティングゲート電極とコントロールゲート電極の間の絶縁膜を全体的に厚く形成することで解決しようとすると、それらの電極の間に第2のゲート絶縁膜であるONO膜を介した状態で形成された容量が低下することになり、これによってメモリとしての性能を左右するカップリング比も低下してしまうことになり、そのまま採用することはできなかった。
特開2003−347439号公報
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的は、耐圧の低下を防止しつつカップリング比の低下も起こらないようにした構成の半導体装置およびその製造方法を提供することにある。
本発明の半導体装置は、半導体基板と、この半導体基板の表面に素子形成領域を区画するように形成された溝と、前記素子形成領域に積層された第1のゲート絶縁膜および浮遊ゲート電極と、前記溝の内部に埋め込まれその上面が前記第1のゲート絶縁膜よりも低い位置に形成された素子分離用絶縁膜と、前記浮遊ゲート電極および前記素子形成領域の側壁を覆うように形成される第2のゲート絶縁膜と、前記浮遊ゲート電極および前記溝の内部を埋めるように形成される制御ゲート電極とを備え、前記第2のゲート絶縁膜を、前記浮遊ゲート電極の側面に形成される部分の膜厚が上面に形成される部分の膜厚よりも厚く形成したところに特徴を有する。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板に第1のゲート絶縁膜を形成する工程と、浮遊ゲート電極となる導電層を形成する工程と、前記導電層および第1のゲート絶縁膜をエッチングすると共に前記半導体基板に溝を形成して前記半導体基板に素子形成領域を設けると共にその上部に浮遊ゲート電極を形成する工程と、前記半導体基板に形成した溝内の前記第1のゲート絶縁膜よりも低い高さまで絶縁膜を埋め込む工程と、前記浮遊ゲート電極の側壁部および前記素子形成領域の側壁部に第1の絶縁膜を形成する工程と、前記浮遊ゲート電極の上面、側面および素子形成領域の側面に第2の絶縁膜を形成する工程とからなり、前記第1の絶縁膜及び第2の絶縁膜により第2のゲート絶縁膜を構成したところに特徴を有する。
上記構成および製造方法を採用することで、メモリセルの耐圧低下を引き起こすことなく且つカップリング比の低下も防止することができるようになる。
以下、本発明をNAND型フラッシュメモリに適用した場合の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1はNAND型フラッシュメモリのメモリセル領域の部分の断面構造を模式的に示している。また、図2は、図1で示した切断位置をA−A線で示す平面図である。これら図1および図2において、半導体基板であるシリコン基板1に素子分離領域としてのSTI2が形成され、これによって素子形成領域である活性領域3が区画されている。なお、ここでは対象をメモリセル領域としている関係から、この部分のみを示しているが、NAND型フラッシュメモリは、周知のように上記したメモリセル領域以外にメモリセルトランジスタを駆動するための周辺回路領域が形成されている。
図1はNAND型フラッシュメモリのメモリセル領域の部分の断面構造を模式的に示している。また、図2は、図1で示した切断位置をA−A線で示す平面図である。これら図1および図2において、半導体基板であるシリコン基板1に素子分離領域としてのSTI2が形成され、これによって素子形成領域である活性領域3が区画されている。なお、ここでは対象をメモリセル領域としている関係から、この部分のみを示しているが、NAND型フラッシュメモリは、周知のように上記したメモリセル領域以外にメモリセルトランジスタを駆動するための周辺回路領域が形成されている。
STI2はシリコン基板1を所定深さまでエッチングにより掘り下げて形成した溝内に素子分離用の絶縁膜4を埋め込み形成したもので、この素子分離用の絶縁膜4の上面の位置は、活性領域3の表面つまりシリコン基板1の表面の高さよりも低い位置となっている。これは、後述するように、隣接するゲート電極間での相互干渉を防止するための構成である。
活性領域3の上面には熱酸化などの方法により形成されたシリコン酸化膜からなる第1のゲート絶縁膜5が設けられ、この上にフローティングゲート(浮遊ゲート)電極となる多結晶シリコン膜6が形成されている。この多結晶シリコン膜6の側面および活性領域3のSTI2の絶縁膜4が覆われていない側面部分には、第1の絶縁膜7が形成されている。この第1の絶縁膜は、Oxide-Nitride(シリコン酸化膜およびシリコン窒化膜)を積層した複合膜で構成されている。
また、STI2の上面、多結晶シリコン膜6の上面および第1の絶縁膜の表面を全面に覆うように第2の絶縁膜8が形成されている。第2の絶縁膜8は、ここではOxide-Nitride-Oxide(シリコン酸化膜、シリコン窒化膜およびシリコン酸化膜)の3層構造をなすONO膜により形成されている。そして、上記した第1の絶縁膜7および第2の絶縁膜8とにより第2のゲート絶縁膜が構成されている。第2の絶縁膜8の上面には、これらを全面に覆うようにコントロールゲート電極CGとなる多結晶シリコン膜9およびタングステンシリコン(WSi)膜10が形成されており、多結晶シリコン膜6で構成されるフローティングゲート電極の間を埋めるように形成されている。
なお、完成されたNAND型フラッシュメモリにおいては、上記の構成の上部にさらに層間絶縁膜や配線用の電極膜やその他必要な構成が設けられているが、それらの構成については一般的なものであるから、ここでは図示および説明を省略する。
上記構成を採用することで、STI2の素子分離用の絶縁膜4の上面を活性領域3の第1のゲート絶縁膜5の面より低く形成し、コントロールゲート電極CGの多結晶シリコン膜9をフローティングゲート電極FG間に埋め込むことにより、隣接するフローティングゲート電極FG間の干渉を抑制できる。また、フローティングゲート電極およびコントロールゲート電極の間の容量と、フローティングゲート電極およびシリコン基板1の間の容量との関係を示すカップリング比が、埋め込み材の高さに依存しなくなるため、素子特性のバラツキを低減させることができる。
さらに、多結晶シリコン膜6の上面は第2の絶縁膜8のみが形成され、多結晶シリコン8の側面および活性領域3のSTI2の絶縁膜4が覆われていない側面部分には第2の絶縁膜8に加えて第1の絶縁膜7を設けているので、絶縁膜が全体に厚くなることに起因した容量低下を防止しながらフローティングゲート電極FGとコントロールゲート電極CGとの間の耐圧の低下を防止することができる。
次に上記構成の製造工程について図3および図4を参照して説明する。
図3(a)は製造工程の途中の段階における模式的断面を示しており、半導体基板としてのシリコン基板1を図示の状態に至るまで加工する製造工程を簡単に説明する。まず、シリコン基板1の上面に第1のゲート絶縁膜5となるシリコン酸化膜を熱酸化法により例えば膜厚8nmで成膜する。なお、ここでは周辺回路領域の高耐圧トランジスタに対応して成膜する厚いゲート絶縁膜については説明を省略する。
図3(a)は製造工程の途中の段階における模式的断面を示しており、半導体基板としてのシリコン基板1を図示の状態に至るまで加工する製造工程を簡単に説明する。まず、シリコン基板1の上面に第1のゲート絶縁膜5となるシリコン酸化膜を熱酸化法により例えば膜厚8nmで成膜する。なお、ここでは周辺回路領域の高耐圧トランジスタに対応して成膜する厚いゲート絶縁膜については説明を省略する。
この後、フローティングゲート電極FGを構成する多結晶シリコン膜6を例えば膜厚40nmで成膜し、さらにエッチング処理のマスク材およびCMP処理のストッパ材として機能する窒化シリコン膜11を成膜する。この後、フォトリソグラフィ処理でレジストパターンを形成し、これによってマスク材としてのシリコン窒化膜11を加工し、続いてフローティングゲート電極FGのエッチング加工およびシリコン基板1のエッチング加工をしてシリコン基板1にSTI2となる溝を形成し、これによって素子形成領域である活性領域3を形成する。
次に、形成した溝内に素子分離用の絶縁膜4を埋め込み形成する。ここでは、例えばSiO2を厚く堆積したり、あるいはポリシラザンなどの塗布型酸化膜を塗布して溝内を埋め込むようにする。続いて、埋め込んだ素子分離用の絶縁膜4をCMP処理により平坦化処理する。このとき、上記したシリコン窒化膜11がCMP処理のストッパ材として機能する。このようにして加工処理した状態が図3(a)に示す状態である。
次に、図3(b)に示すように、溝内に埋め込み形成した素子分離用の絶縁膜4を、さらにエッチバック処理をすることにより上面の高さを調整する。ここでは、素子分離用の絶縁膜4の上面の高さを、活性領域3の上面に形成している第1のゲート絶縁膜5の高さよりも低い位置となるようにエッチバック処理を行う。エッチバック処理が終了したら、マスク材としてのシリコン窒化膜11を剥離する処理を行う。
次に、図3(c)に示すように、上記工程の終了後、全面に渡り、すなわちフローティングゲート電極FGとしての多結晶シリコン膜6の上面および側面と、溝内の素子分離用絶縁膜4の表面および活性領域3の側壁部に、第1の絶縁膜7を例えば膜厚10nm程度で形成する。この場合、第1の絶縁膜7は、後述する第2の絶縁膜8を構成するOxide-Nitride-Oxideの3層構成の膜のうちの2層つまりOxide-Nitrideの分を複合した絶縁膜を形成する。
この後、図4(d)に示すように、上記した第1の絶縁膜7をRIE法によりエッチバックする処理を行う。これは、多結晶シリコン膜6の上面つまりフローティングゲート電極FGの上面に形成されている第1の絶縁膜7を除去することが目的である。これにより、フローティングゲート電極FGとなる多結晶シリコン膜6の側面部と活性領域3の絶縁膜4で覆われていない上側面部に第1の絶縁膜7が形成される。
次に、図4(e)に示すように、上記状態のものに第2の絶縁膜8を形成する。第2の絶縁膜8は、上記したように、例えばOxide-Nitride-Oxideの3層の複合膜を連続的に形成するものである。膜厚は例えば15〜20nm程度である。これにより、フローティングゲート電極FGの上面部分では第2の絶縁膜8が形成された状態となり、フローティングゲート電極FGの側面および活性領域3の上側面部では25〜30nm程度の膜厚となる。
この後、コントロールゲート電極CGとなる多結晶シリコン膜9およびタングステンシリコン膜10を成膜し、ゲート電極加工を行うことで図2に示したようなゲートパターンGを形成することで、図1に示す構成を得る。なお、NANDフラッシュメモリの製造工程としては、この後、通常の製造工程として、層間絶縁膜の成膜、コンタクトホールの形成、電極膜の形成など種々の工程を経るようになっている。
このような製造工程を実施するので、活性領域3とコントロールゲート電極CGとの間に介在する絶縁膜を、第2の絶縁膜8に加えて第1の絶縁膜7を形成するのに、特殊な工程を採用することなくしかもフォトリソグラフィ工程を追加することなく成し得るので、コストアップを抑制しながら耐圧を確保できる構成を得ることができるようになる。
また、第1の絶縁膜7として、第2の絶縁膜8と同じ組成の膜種を用いるので、フローティングゲート電極FGの側面部と活性領域3の上側面部に第2の絶縁膜8を厚く形成したのと同様の構成となり、膜質の違いによる応力や不整合などを極力抑制しながら耐圧を確保する構成を得ることができる。
本発明は、上記実施例にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
第2のゲート絶縁膜は、上記実施形態では第2の絶縁膜8に加えて第1の絶縁膜7を形成することで異なる膜厚にする構成としたが、これに限らず、フローティングゲート電極FGの端面部と活性領域3の上端部の絶縁膜の膜厚を厚く形成するようにしても良い。さらには、フローティングゲート電極FGの端面は第2の絶縁膜8のままとし、活性領域3の上端部のコントロールゲート電極CGと対向する部分の絶縁膜のみを厚く形成するようにしても良い。
第2のゲート絶縁膜は、上記実施形態では第2の絶縁膜8に加えて第1の絶縁膜7を形成することで異なる膜厚にする構成としたが、これに限らず、フローティングゲート電極FGの端面部と活性領域3の上端部の絶縁膜の膜厚を厚く形成するようにしても良い。さらには、フローティングゲート電極FGの端面は第2の絶縁膜8のままとし、活性領域3の上端部のコントロールゲート電極CGと対向する部分の絶縁膜のみを厚く形成するようにしても良い。
第2の絶縁膜は、シリコン酸化膜/シリコン窒化膜の2層構造のものを採用する場合で説明したが、これに限らず、シリコン酸化膜あるいはシリコン窒化膜を単独で用いることもできる。さらには、他の材料を絶縁膜として用いることもできる。
図面中、1はシリコン基板(半導体基板)、2はSTI(素子分離領域)、3は活性領域(素子形成領域)、4は素子分離用絶縁膜、5は第1のゲート絶縁膜、6は多結晶シリコン膜(フローティングゲート電極)、7は第1の絶縁膜、8は第2の絶縁膜、9は多結晶シリコン膜、10はタングステンシリコン膜、11はシリコン窒化膜、FGはフローティングゲート電極、CGはコントロールゲート電極である。
Claims (5)
- 表面に素子形成領域を区画する溝が形成された半導体基板と、
前記素子形成領域に積層された第1のゲート絶縁膜および浮遊ゲート電極と、
前記溝の内部に埋め込まれその上面が前記第1のゲート絶縁膜よりも低い位置に形成された素子分離用絶縁膜と、
前記浮遊ゲート電極および前記素子分離用絶縁膜で覆われていない素子形成領域の側面を覆うように形成される第2のゲート絶縁膜と、
前記浮遊ゲート電極および前記溝の内部を埋めるように形成される制御ゲート電極とを備え、
前記第2のゲート絶縁膜は、前記浮遊ゲート電極の側面および前記素子分離用絶縁膜で覆われていない素子形成領域の側面に形成される部分の膜厚が前記浮遊ゲート電極の上面に形成される部分の膜厚よりも厚く形成されていることを特徴とする半導体装置。 - 請求項1に記載の半導体装置において、
前記第2のゲート絶縁膜は、前記浮遊ゲート電極の側面および前記素子分離用絶縁膜で覆われていない素子形成領域の側面に形成された第1の絶縁膜と前記浮遊ゲート電極の上面および前記第1の絶縁膜の表面上に形成された第2の絶縁膜とから構成されていることを特徴とする半導体装置。 - 請求項2に記載の半導体装置において、
前記第2のゲート絶縁膜は、前記第1の絶縁膜として酸化膜および窒化膜のすくなくとも一方を含む絶縁膜を用い、前記第2の絶縁膜としてONO(Oxide-Nitride-Oxide)膜を用いる構成としたことを特徴とする半導体装置。 - 半導体基板に第1のゲート絶縁膜を形成する工程と、
浮遊ゲート電極となる導電層を形成する工程と、
前記導電層および第1のゲート絶縁膜をエッチングすると共に前記半導体基板に溝を形成して前記半導体基板に素子形成領域を設けると共にその上部に浮遊ゲート電極を形成する工程と、
前記半導体基板に形成した溝内の前記第1のゲート絶縁膜よりも低い高さまで絶縁膜を埋め込む工程と、
前記浮遊ゲート電極の側壁部および前記素子形成領域の側壁部に第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記浮遊ゲート電極の上面、側面および素子形成領域の側面に第2の絶縁膜を形成する工程とからなり、
前記第1の絶縁膜及び第2の絶縁膜により第2のゲート絶縁膜を構成したことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 請求項4に記載の半導体装置の製造方法において、
前記第2ゲート絶縁膜を構成する前記第1の絶縁膜は、
全面に当該第1の絶縁膜を形成した後、異方性エッチング手段により前記浮遊ゲート電極の上面部を含む平坦な部分の第1絶縁膜を除去することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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JP2010205822A (ja) * | 2009-03-02 | 2010-09-16 | Toshiba Corp | 半導体装置の製造方法 |
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