JP4256411B2 - 強誘電体記憶装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明はデータ記憶装置及びその製造方法に係り、特に強誘電体キャパシタにデータを記憶させる強誘電体記憶装置及びその製造方法に関するものである。
より高密度化、高速化が図れるFeRAMとしてTC(Transistor Capacitor)並列型強誘電体メモリが提案されている(たとえば、特許文献1、2、3、非特許文献1参照。)。TC並列型強誘電体メモリにおいては、トランジスタの配列に並列して3次元キャパシタの配列が形成されている。
この3次元キャパシタの製造、例えばその材料の1つであるPZT(PbZrTiO:チタン酸ジルコン酸鉛)の加工は、フォトリソグラフィーと反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)によって行われている。PZTの加工の後、キャパシタの電極と接するPZTの側壁を含んだPZT表面の全面に電極材料を堆積する。
この方法によると、複数のセルを連続して覆うように堆積した電極材料をこの後独立した電極として機能させる必要がある。そのため、堆積した電極材料を各セルの中央で分離するために、CMP(Chemical Mechanical Polishing:化学的機械的研磨)などの工程がさらに必要になる。しかし、電極材料として用いるプラチナ(Pt)等の貴金属のCMPは、現時点では未だ技術的に確立されていない。
従って、CMPによる分離が難しい場合には、例えばリソグラフィーとエッチングを用いて電極層を分離する手段がとられることになる。この場合には、平行平板キャパシタの幅となるPZTの側壁間の幅よりも細い幅で電極材料を取り除く必要がある。従って、この部分のリソグラフィーの精度がメモリセルのサイズを決めてしまうことになり、微細化が難しいという問題をさらに有していた。
特開2002−299572 特開平10−255483 米国特許第5903492号明細書 N.Nagel et. al.,"New Highly Scalable 3 Dimensional Chain FeRAM Cell with Vertical Capacitor",IEEE Symposium on VLSI technology 2004, pp.146
本発明は、簡易な製造工程によりセルが微細化された強誘電体記憶装置及びその製造方法を提供する。
この発明の第1の態様に係る強誘電体記憶装置の製造方法は、半導体基板上に強誘電体層を形成する工程と、前記強誘電体層の上に第1のハードマスク層を形成する工程と、前記第1のハードマスク層の上に第2のハードマスク層を形成する工程と、前記第2のハードマスク層と前記第1のハードマスク層と前記強誘電体層とを前記基板の主表面と垂直な方向にエッチングして、複数の並列した素子分離用の溝を形成する工程と、前記強誘電体層の前記溝に面した側壁上及び前記第2のハードマスク層上に、電極材料の堆積が不連続的になる段切れを起こすことにより、それぞれ分離された電極層を形成する工程とを具備し、前記溝を形成する工程のエッチングにおいて、前記第2のハードマスク層及び前記強誘電体層のエッチングレートよりも前記第1のハードマスク層のエッチングレートが大きいことを利用して前記第1のハードマスク層をサイドエッチングする。
この発明の第2の態様に係る強誘電体記憶装置の製造方法は、半導体基板上に強誘電体層を形成する工程と、前記強誘電体層の上に第1のハードマスク層を形成する工程と、前記第1のハードマスク層の上に第2のハードマスク層を形成する工程と、前記第2のハードマスク層と前記第1のハードマスク層と前記強誘電体層とを前記基板の主表面と垂直な方向にエッチングして、複数の並列した素子分離用の溝を形成する工程と、前記強誘電体層の前記溝に面した側壁上及び前記第2のハードマスク層上に、電極材料の堆積が不連続的になる段切れを起こすことにより、それぞれ分離された電極層を形成する工程とを具備し、前記溝を形成する工程の後であって、前記電極層を形成する工程の前において、前記第2のハードマスク層及び前記強誘電体層のエッチングレートよりも前記第1のハードマスク層のエッチングレートが大きいことを利用して前記第1のハードマスク層をサイドエッチングする工程をさらに具備する。
本発明は、簡易な製造工程によりセルが微細化された強誘電体記憶装置及びその製造方法を提供できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する要素については、同一符号を付す。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る強誘電体記憶装置の断面図を図1に示す。
図1のTC並列型強誘電体メモリ100は、シリコン(Si)基板10、コンタクトホール11、ゲート電極12、アルミナ(Al)膜13、PZT14(強誘電体層)、電極層15−1、キャップ電極層15−2、第1のハードマスク16、第2のハードマスク17、及び層間絶縁膜(ILD:Inter Layer Dielectric)18、19を備える。
コンタクトホール11は各メモリセルのトランジスタのソース・ドレイン領域20に接続している。ソース・ドレイン領域20は、隣接する一方のトランジスタに対してはソース領域、他方のトランジスタに対してはドレイン領域として機能する。ゲート電極12は各トランジスタのチャネルを制御する。各トランジスタの上にはそれぞれ以下で説明する電極層15−1と強誘電体層14(PZT)からなるキャパシタが形成されている。
PZT14は、各メモリセルとなる強誘電体平行平板キャパシタを構成する強誘電体層である。電極層15−1は、対向する平行平板電極を構成してPZT14を挟んでいるキャパシタ電極であり、プラチナ、イリジウム等貴金属の電極材料から形成されている。
一対の電極層15−1の一方は、PZT14の一方の側壁に形成されている第1の電極部と、ソース領域20に接続しているコンタクトホール11と第1の電極部とを接続するように層間絶縁膜19の上に形成されている第3の電極部とから構成されている。
一対の電極層15−1の他方は、第1の電極部と対向してPZT14の他方の側壁に形成されている第2の電極部と、ドレイン領域20に接続しているコンタクトホール11と第2の電極部とを接続するように層間絶縁膜19の上に形成されている第4の電極部とから構成されている。
第1のハードマスク16はPZT14の上に形成されており、第2のハードマスク17は第1のハードマスク16の上に形成されている。第1のハードマスク16のチャネル長方向の幅Wは、PZT14のチャネル長方向の幅W(即ち、平行平板キャパシタの幅)及び第2のハードマスク17のチャネル長方向の幅Wより小さくなっている。
キャップ電極層15−2は電極層15−1と同一の電極材料からなるが、第2のハードマスク17にのみ接して形成されており、電極層15−1から分離されることによって電気的に絶縁されている。即ち、電極材料は、一般にセル上の全面に堆積しているが、第1のハードマスク16の両側壁上には形成されておらず、これによって対向するキャパシタ電極の電気的な分離がなされている。
以下に、図2乃至図5に示した断面図を用いて、本実施形態に係る強誘電体記憶装置の製造方法を説明する。
図2に示すように、ソース・ドレイン領域20が形成されたシリコン基板10上に層間絶縁膜19を堆積させ、その上に、例えばポリシリコンからなるゲート電極12を作成する。その後さらにゲート電極12を覆うように層間絶縁膜19を堆積させ、その上を平坦化する。
平坦化された層間絶縁膜19の上に、例えば、シリコン窒化膜(SiN等)、シリコン酸化膜(SiO)の積層膜を堆積する(図示せず)。後の強誘電体キャパシタの作成工程では、酸素雰囲気中でのアニールを数回行うことになるが、ここでのシリコン窒化膜等はこのアニールの際に、酸素がゲート電極12まで達して、ゲート材料が酸化するのを防ぐ役割がある。
次に、メモリセル内のトランジスタに対してコンタクトホール11を形成する。具体的には、フォトリソグラフィーによってホールの位置及び形状を決定した後、反応性イオンエッチングにてシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、層間絶縁膜19を除去する。
その後、バリアメタル層(図示せず)をスパッタ法あるいはCVD(Chemical Vapor Deposition:化学気相成長)法で堆積した後、CVD法でタングステンなどの高融点金属を堆積してコンタクトホール11に埋め込む。この後、コンタクトホール11以外の部分のタングステンとバリアメタルをCMP法などで除去し、埋め込みコンタクトホール11を完成させる。コンタクトホール11はソース・ドレイン領域20に接することになる。
さらにその上に、例えばアルミナ膜13を薄く堆積する。この層は、この後この上にPZT14を堆積して結晶化する際にPZT14の結晶性を向上させるのに役にたつ。この後、スパッタ法やCVD法を用いてPZT14を堆積させる。PZT14の堆積膜厚は例えば300nmとする。
後で形成される強誘電体平行平板キャパシタの面積は、この堆積膜厚に、紙面に垂直方向のキャパシタの奥行きを掛けたものになる。もし、面積を大きくしたければ、この堆積膜厚を増やすのが一つの方法である。堆積の最中にPZT14の結晶化を行わない場合には、引き続きPZT14の結晶化のためのアニールを行う。ここまでの工程によって、図2の断面図で示される構造が得られる。
次に、図3に示すようにPZT14の上に、反応性イオンエッチングによってPZT14を加工するときのマスク材となる、第1のハードマスク16及び第2のハードマスク17を順次堆積させる。
このとき下側のマスク材である第1のハードマスク16として、PZT14及び第2のハードマスク17よりもこの後の反応性イオンエッチング時に横方向、即ちシリコン基板10の主表面に平行で平行平板キャパシタの電極面に垂直な方向へのエッチングが進みやすい材料を選択する。即ち、第1のハードマスク16として、PZT14及び第2のハードマスク17よりもエッチングレートが大きい材料を選択する。
そして、レジストを用いたフォトリソグラフィーと反応性イオンエッチングにより、第1のハードマスク16及び第2のハードマスク17を加工し、さらにこれらをマスクとしてPZT14が複数の薄い板形状となるように加工する。即ち、基板10の主表面と垂直な方向にエッチングして、複数の並列した素子分離用の溝を形成することによってその溝の間に複数の並列したセル領域を形成する。
このとき、第1のハードマスク16として上述したようにエッチングレートが大きい材料を使用すると、図4に見られるように、第1のハードマスク16はPZT14及び第2のハードマスク17よりも横方向の幅が小さくなるようにサイドエッチングされる。
この後、例えばCVD法を用いて図5に示すようにプラチナ、イリジウム等貴金属の電極材料を堆積する。電極材料は、PZT14の側壁にも十分な厚みを持つように堆積させる。しかし、第1のハードマスク16に対して第2のハードマスク17が突き出た状態、即ちオーバーハングになっているため、電極材料は第2のハードマスク17の側壁及び上面には堆積するものの、第1のハードマスク16の側壁には堆積しない。即ち、電極材料の堆積が不連続的になり、いわゆる段切れを起こす。
その結果、形成された電極層は図5に示されるように分離された形状になる。即ち、PZT14を挟んで平行平板キャパシタの電極を構成する電極層15−1と、そこから分離されて電気的に絶縁されたキャップ電極層15−2とに自動的に分離される。
最後に、全体を覆うようにSiO等の層間絶縁膜18を堆積させると、図1のようなTC並列型強誘電体メモリが形成される。
ここで本実施形態に係る強誘電体記憶装置の製造方法を従来技術と比較するために、PZTの加工及び電極層の分離に従来技術を用いた場合の製造方法を図6乃至図11を用いて説明する。
結晶化したPZTの層が形成された図2の状態で、PZT14の上全面にフォトレジスト61を塗布する。次にフォトリソグラフィーにより、平行平板キャパシタの誘電体となる部位のフォトレジスト61を残存させた状態を示すのが図6である。引き続き図7に示すように反応性イオンエッチングにより、PZT14を薄い板状に加工する。
ただし、このやり方でPZT14を加工するためには、膜厚の厚いフォトレジストが必要となってしまい、あまり現実的な手法ではない。従って図8に示すように、フォトレジスト81のパターンを、選択比のとりやすいハードマスク82に一旦転写してから反応性イオンエッチングでPZT14を加工するのがより一般的な手法である。
次に、図9に示すように加工後のPZT14の表面形状に沿ってプラチナ、イリジウム等貴金属の電極層15を堆積する。電極層15は、PZT14の側壁にも十分な厚みを持つように堆積させる。
この後、図9の溝となった部分を埋め込むように、例えばSiOの層間絶縁膜18を堆積させる。そして、例えばCMPによって平坦化のためのエッチングを行う。これによって層間絶縁膜18と共に頂部の電極層15が削り取られて電極層15が分離される。すると、図10に示すように、各トランジスタに対して、分離された電極層15がPZT14を挟んだ1つの平行平板キャパシタとして機能するようになる。
しかしながら、電極層15に用いられるプラチナ、イリジウム等貴金属に対してCMPを実行することは、現時点では未だ技術的に確立されていない困難な手法である。従って、その他の手法としては、例えばリソグラフィーとエッチングを用いて電極層15を分離する手段が考えられる。
この場合には、図11に示すように平行平板キャパシタの幅となるPZT14の側壁間の幅よりも細い幅で電極層15の頂部を取り除く必要がある。従って、この部分のリソグラフィーの精度がメモリセルのサイズを決めてしまうことになり、セルの微細化が難しいという問題が生ずる。
以上述べたように、従来技術を用いてPZTの加工及び電極層の分離を行うには、技術的な困難や、セルの微細化が難しくなる等の問題点があった。しかし、本実施形態に係る強誘電体記憶装置の製造方法においては、PZTの上に選択した2種類のハードマスクを堆積させることによって、電極層の堆積時にその分離が自動的に行える。従って従来に比べ、電極層の分離のための工程が省かれるため、製造工程を簡略化することができる。
さらに、本実施形態に係る強誘電体記憶装置においては、リソグラフィーとエッチングを用いて電極層を分離した場合のようにリソグラフィーの精度によってメモリセルのサイズが制限されない。従って、メモリセルの微細化が図れる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る強誘電体記憶装置の製造方法を、図12乃至図15の断面図を用いて以下に説明する。
本実施形態においては、図2までの工程は第1の実施形態と同様である。
図2で示されるPZT14の上に、図12に示すようにPZT14を加工する反応性イオンエッチングにおける2種類のマスク材である第1のハードマスク121及び第2のハードマスク122を順次堆積させる。この工程も、マスク材の選択方法以外は第1の実施形態と同様である。
このとき、この後の素子分離用の溝を形成する工程の後のエッチング工程で第2のハードマスク122及びPZT14に比べて第1のハードマスク121の方がエッチングレートが大きくなるように、マスク材の材料を選択する。
次に、図13に示すように、フォトリソグラフィーと反応性イオンエッチングにより、第1のハードマスク121及び第2のハードマスク122に複数の並列した素子分離用の溝が形成されるように加工する。さらに残存した第1のハードマスク121及び第2のハードマスク122をマスクとして、複数のセル領域が並列した形状となるようにPZT14をエッチングで加工する。
この状態では、図13に示されるように、PZT14と2種類のマスク材である第1のハードマスク121及び第2のハードマスク122は、例えばほぼ同じ幅で加工されている。
この後、図14に示されるようにケミカルドライエッチング(CDE:Chemical Dry Etching)またはウェットエッチングで第1のハードマスク121を等方エッチングする。このとき、上述したように2種類のマスク材を選択しておけば、第1のハードマスク121が第2のハードマスク122に比べて横方向に細くなるようにエッチングされる。
即ち、第1のハードマスク121の横方向、即ち平行平板キャパシタの電極面に垂直な方向の幅Wが、第2のハードマスク122の幅W及びPZT14の幅Wよりも小さくなるようにサイドエッチングされる。
本実施形態においては、図13に示したセル領域を形成する工程と、図14に示したサイドエッチングする工程とをそれぞれ別の工程にすることにより、製造工程におけるマスク材の最適化における選択の幅が広がるという利点がある。
この後、図15に示すように、プラチナ、イリジウム等貴金属の電極材料を例えばCVD法を用いて堆積する。電極材料は、PZT14の側壁にも十分堆積するような方法で堆積させる。第1の実施形態と同様に、第1のハードマスク121に対して第2のハードマスク122が突き出た状態、即ちオーバーハングになっているため電極材料が連続的に堆積されず、いわゆる段切れを起こす。
その結果、形成された電極層は図15に示されるように分離された形状になる。即ち、PZT14を挟んで平行平板キャパシタの電極を構成する電極層15−1と、そこから分離されて電気的に絶縁されたキャップ電極層15−2とに自動的に分離される。
最後に、全体を覆うようにSiO等の層間絶縁膜18を堆積させると、第1の実施形態と同様に図1のようなTC並列型強誘電体メモリが形成される。
このように、本実施形態に係る強誘電体記憶装置の製造方法においても、電極層の分離が自動的に行われるのでその分の工程が省かれるために、従来に比べて製造工程を簡略化することができる。
さらに、本実施形態に係る強誘電体記憶装置においても、リソグラフィーとエッチングを用いて電極層を分離した場合に比べてメモリセルの微細化が図れる。
上述した、本発明の第1乃至第の実施形態においては強誘電体材料としてPZTを選択した場合を例として説明しているが、本発明はPZT以外の強誘電体材料を用いた場合にも適用できることは言うまでもない。
なお、本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出されうる。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出されうる。
第1及び第2の実施形態に係る強誘電体記憶装置の断面図。 第1乃至第3の実施形態に係る強誘電体記憶装置の製造方法を示す断面図。 図2に続く第1の実施形態に係る強誘電体記憶装置の製造方法を示す断面図。 図3に続く第1の実施形態に係る強誘電体記憶装置の製造方法を示す断面図。 図4に続く第1の実施形態に係る強誘電体記憶装置の製造方法を示す断面図。 強誘電体記憶装置の従来の製造方法を示す断面図。 図6に続く強誘電体記憶装置の従来の製造方法を示す断面図。 強誘電体記憶装置の従来の製造方法を示す断面図。 図7に続く強誘電体記憶装置の従来の製造方法を示す断面図。 図9に続く強誘電体記憶装置の従来の製造方法を示す断面図。 図9に続く強誘電体記憶装置の従来の製造方法を示す断面図。 図2に続く第2の実施形態に係る強誘電体記憶装置の製造方法を示す断面図。 図12に続く第2の実施形態に係る強誘電体記憶装置の製造方法を示す断面図。 図13に続く第2の実施形態に係る強誘電体記憶装置の製造方法を示す断面図。 図14に続く第2の実施形態に係る強誘電体記憶装置の製造方法を示す断面図。
符号の説明
100…TC並列型強誘電体メモリ、10…シリコン(Si)基板、11…コンタクトホール、12…ゲート電極、13…アルミナ(Al)膜、14…PZT、 15、15−1…電極層、15−2…キャップ電極層、 16、121、161…第1のハードマスク、 17、122、162…第2のハードマスク、 18、19…層間絶縁膜(ILD)、20…ソース・ドレイン領域 61、81…フォトレジスト、82…ハードマスク。

Claims (2)

  1. 半導体基板上に強誘電体層を形成する工程と、
    前記強誘電体層の上に第1のハードマスク層を形成する工程と、
    前記第1のハードマスク層の上に第2のハードマスク層を形成する工程と、
    前記第2のハードマスク層と前記第1のハードマスク層と前記強誘電体層とを前記基板の主表面と垂直な方向にエッチングして、複数の並列した素子分離用の溝を形成する工程と、
    前記強誘電体層の前記溝に面した側壁上及び前記第2のハードマスク層上に、電極材料の堆積が不連続的になる段切れを起こすことにより、それぞれ分離された電極層を形成する工程とを具備し、
    前記溝を形成する工程のエッチングにおいて、前記第2のハードマスク層及び前記強誘電体層のエッチングレートよりも前記第1のハードマスク層のエッチングレートが大きいことを利用して前記第1のハードマスク層をサイドエッチングする
    ことを特徴とする強誘電体記憶装置の製造方法。
  2. 半導体基板上に強誘電体層を形成する工程と、
    前記強誘電体層の上に第1のハードマスク層を形成する工程と、
    前記第1のハードマスク層の上に第2のハードマスク層を形成する工程と、
    前記第2のハードマスク層と前記第1のハードマスク層と前記強誘電体層とを前記基板の主表面と垂直な方向にエッチングして、複数の並列した素子分離用の溝を形成する工程と、
    前記強誘電体層の前記溝に面した側壁上及び前記第2のハードマスク層上に、電極材料の堆積が不連続的になる段切れを起こすことにより、それぞれ分離された電極層を形成する工程とを具備し、
    前記溝を形成する工程の後であって、前記電極層を形成する工程の前において、
    前記第2のハードマスク層及び前記強誘電体層のエッチングレートよりも前記第1のハードマスク層のエッチングレートが大きいことを利用して前記第1のハードマスク層をサイドエッチングする工程をさらに具備した
    ことを特徴とする強誘電体記憶装置の製造方法。
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