JP2001127175A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2001127175A
JP2001127175A JP30204599A JP30204599A JP2001127175A JP 2001127175 A JP2001127175 A JP 2001127175A JP 30204599 A JP30204599 A JP 30204599A JP 30204599 A JP30204599 A JP 30204599A JP 2001127175 A JP2001127175 A JP 2001127175A
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insulating film
gate
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gate insulating
trench
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Naoki Koido
直 樹 小井土
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲート間のショートが発生するのを可及的に
防止することを可能にする。 【解決手段】 半導体基板の素子領域上にゲート絶縁膜
を介して形成されたゲート電極3と、このゲート電極の
両側の素子領域に形成された拡散層15と、ゲート電極
の、拡散層が形成された側と異なる側の側部に形成され
た絶縁物からなる側壁6と、この側壁の外側に形成され
たトレンチ構造の素子分離絶縁膜9と、を備えたことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置および
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、MOS型トランジスタがマトリ
クス状に配置された半導体装置においては、上記MOS
型トランジスタは、浅いトレンチに絶縁材が埋込まれた
素子分離絶縁膜によって素子分離されている。
【0003】そして、この素子分離絶縁膜は、上記MO
S型トランジスタのゲート絶縁膜およびゲート電極の形
成後にトレンチを形成し、このトレンチに絶縁材を埋込
むことによって形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにして形成さ
れた従来の半導体装置の第1の問題点を図9(a),
(b),(c)を参照して説明する。図9(a)は従来
の製造方法によって形成された半導体装置の平面図を示
し、図9(b)は切断線A−A′で切断したときの断面
図を示し、図9(c)は切断線B−B′で切断したとき
の断面図を示す。
【0005】図9(b)に示すように、半導体基板1上
にゲート絶縁膜2を形成した後、このゲート絶縁膜2上
にゲート電極材料の膜およびストッパとなる絶縁膜を順
次積層し、パターニングすることによりゲート電極3を
形成する。図示していないがゲート電極3上にストッパ
となる絶縁膜が設けられている。このとき、ゲート電極
3は基板1から離れるにつれて細くなる、順テーパ形状
となるのが一般的である。
【0006】そしてこのゲート電極3をマスクにして基
板1に浅いトレンチを形成し、このトレンチを絶縁膜9
によって埋込む。続いてCMP(Chemical Mechanical
Polishing)法によって絶縁膜9およびストッパとなる絶
縁膜(図示せず)を削り、平坦化する。このとき絶縁膜
9はゲート電極3が順テーパ形状のため図9(b),
(c)に示すように逆テーパ形状となっている。その
後、ストッパとなる絶縁膜を除去し、ゲート電極材料を
基板全面に堆積し、RIE(反応性イオンエッチング)
を用いてパターニングすることにより、ゲート14を形
成する。このとき、図9(c)に示すようにゲート14
間のゲート電極3も削られて無くなる。
【0007】このように形成された従来の半導体装置に
おいては、ゲート14間のゲート電極3はRIEによっ
て削られて無くなるが、絶縁膜9が逆テーパ状となって
いるため、絶縁膜9の張出し部9aの陰となっているゲ
ート電極材料3aはRIEによって削られず、残った状
態となる。この残ったゲート電極材料3aにより隣接す
るゲート14間が電気的に接続されて、ゲート14間が
ショートするという問題が発生する。
【0008】次に膜厚の異なるゲート絶縁膜を有するM
OS型トランジスタを備えた従来の半導体装置の問題点
を図10を参照して説明する。
【0009】このような膜厚の異なるゲート絶縁膜を有
するMOS型トランジスタを備えた従来の半導体装置に
おいては、膜厚の厚いゲート絶縁膜32が形成された領
域のトレンチ49と、薄いトゲート絶縁膜34が形成さ
れた領域のトレンチ48とは、同時に形成されているた
め、トレンチの深さはほぼ同一となっている(図10参
照)。このため、トレンチ48,49に埋込んだ絶縁膜
50と、ゲート電極35上に形成されたストッパとなる
絶縁膜36とをCMP法により削り平坦化すると、残っ
た絶縁膜36の膜厚が、厚いゲート絶縁膜32が形成さ
れた領域と、薄いゲート絶縁膜34が形成された領域と
では、異なることになる。すなわち、ゲート絶縁膜34
が形成された領域では残った絶縁膜36の厚さはy
でゲート絶縁膜32が形成された領域では、残った絶縁
膜36の厚さはy(<y)となる。
【0010】したがって、これらの絶縁膜36を除去し
た後に、ゲート材料の膜を基板全面に堆積し、パターニ
ングすることによりゲート(図示せず)を形成した場
合、薄いゲート絶縁膜34が形成された領域のゲートに
残さが生じるという問題が生じる。なお、薄いゲート絶
縁膜34が形成された領域上における絶縁膜50のゲー
ト電極35からの高さyをゲートを形成する前に小
さくするためには、ウェットエッチング等により絶縁膜
50をエッチバックすることが考えられるが、この場
合、エッチング量が過ぎると、厚いゲート絶縁膜32ま
でエッチングされるおそれがある。
【0011】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
であって、第1の目的はゲート間ショートを可及的に防
止することのできる半導体装置およびその製造方法を提
供することにある。
【0012】また第2の目的は、ゲート浅さが生じるの
を可及的に防止することのできる半導体装置およびその
製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体装置
の第1の態様は、半導体基板の素子領域上にゲート絶縁
膜を介して形成されたゲート電極と、このゲート電極の
両側の素子領域に形成された拡散層と、前記ゲート電極
の、前記拡散層が形成された側と異なる側の側部に形成
された絶縁物からなる側壁と、この側壁の外側に形成さ
れたトレンチ構造の素子分離絶縁膜と、を備えたことを
特徴とする。
【0014】なお、前記側壁の内面の下端の水平位置
は、前記側壁の外面の上端の水平位置よりも前記ゲート
電極側に存在していることが好ましい。
【0015】なお、前記側壁は前記素子分離絶縁膜とは
材質が異なることを特徴とする。
【0016】また本発明による半導体装置の第2の態様
は、第1のゲート絶縁膜が形成された第1の領域および
前記第1のゲート絶縁膜よりも膜厚が薄い第2のゲート
絶縁膜が形成された第2の領域を有する半導体基板と、
前記第1の領域に形成されて絶縁膜が埋込まれる素子分
離用の第1のトレンチと、前記第2の領域に形成されて
前記絶縁膜が埋込まれる素子分離用の第2のトレンチ
と、を備え、前記第1のトレンチの前記半導体基板表面
からの深さは前記第2のトレンチの深さよりも浅いこと
を特徴とする。
【0017】なお、前記第2のトレンチと前記第1のト
レンチの深さの差は、前記第1のゲート絶縁膜と前記第
2のゲート絶縁膜の膜厚の差の約2〜3倍であることが
好ましい。
【0018】また本発明による半導体装置の製造方法の
第1の態様は、半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲ
ート電極を形成する工程と、このゲート電極の両側の側
面に絶縁材からなる側壁を形成する工程と、この側壁を
マスクとして前記半導体基板に素子分離用のトレンチを
形成する工程と、を備えたことを特徴とする。
【0019】また本発明による半導体装置の製造方法の
第2の態様は、半導体基板の第1の領域に第1のゲート
絶縁膜を形成する工程と、前記半導体基板の前記第1の
領域と異なる第2の領域に前記第1のゲート絶縁膜より
膜厚の薄い第2のゲート絶縁膜を形成する工程と、前記
第1および第2の領域に、ゲート電極膜および絶縁膜を
積層し、前記絶縁膜およびゲート電極膜をパターニング
する工程と、前記パターニングされた絶縁膜をマスクと
して前記第2のゲート絶縁膜をエッチング除去する工程
と、前記パターニングされた絶縁膜をマスクとして前記
第2の領域の半導体基板をエッチングする工程と、続い
て前記パターニングされた絶縁膜をマスクとして前記第
1のゲート絶縁膜をエッチング除去する工程と、前記パ
ターニングされた絶縁膜をマスクとして前記第1および
第2の領域を同時にエッチングして各々の領域にトレン
チを形成する工程と、を備えたことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下、図面
を参照して説明する。
【0021】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態の構成を図1(a),(b)に示す。この第1の
実施の形態は、NANDセル型EEPROMであって、
その平面図を図1(b)に示し、切断線A−A′で切断
したときの断面図を図1(a)に示す。このNANDセ
ル型EEPROMは、浮遊ゲートと制御ゲートがゲート
間絶縁膜を介して積層されたゲート電極を有するMOS
型トランジスタからなるメモリセルが複数個、直列接続
された構成のNANDセルがマトリクス状に配置された
構成となっている。図1(a)はメモリセルを構成する
MOS型トランジスタの、ソースからドレインに向かう
方向(すなわちキャリアが移動する方向)とほぼ垂直方
向の断面を示している。
【0022】本実施の形態のEEPROMは、図1
(a)に示すようにシリコン基板1の素子領域上にゲー
ト絶縁膜2が形成され、このゲート絶縁膜2上に浮遊ゲ
ート3が形成されている。この浮遊ゲート3の両側の素
子領域にはソース・ドレインとなる拡散層15が形成さ
れている。この浮遊ゲート3の、拡散層15が形成され
た側と異なる側の側面に絶縁材からなる側壁6が形成さ
れている。この側壁6の外側には素子分離絶縁膜9が形
成されている。この素子分離絶縁膜9は、半導体基板1
に形成された比較的浅いトレンチに絶縁材を埋込むこと
によって形成されている。
【0023】また浮遊ゲート3上にはゲート間絶縁膜1
2が形成されており、このゲート間絶縁膜12上には制
御ゲート14が形成されている。この制御ゲート14は
ソースからドレインに向かう方向にほぼ垂直な方向に延
びるように形成されている。
【0024】この制御ゲート14は層間絶縁膜16によ
って覆われており、この層間絶縁膜16上にビット線1
7が形成されている。このビット線17はNANDセル
の一端となっている拡散層15とコンタクト18によっ
て電気的に接続されている。
【0025】また本実施の形態においては、側壁6の内
面の下端24の水平位置が外面の上端22の水平位置よ
りも内側すなわち浮遊ゲート3側に位置するように側壁
6は構成されている。したがって図1(a)に示す距離
xは正となるように側壁6が構成されている。
【0026】このように構成したことにより、制御ゲー
ト14間には浮遊ゲート3を構成するゲート材料が残存
せず、制御ゲート間がショートするのを防止することが
できる。
【0027】(第2の実施の形態)次に、上記第1の実
施の形態の半導体装置の製造方法を第2の実施の形態と
して説明する。
【0028】本発明の第2の実施の形態の製造工程断面
図を図2および図3に示す。
【0029】まず、図2(a)に示すように、半導体基
板1上にゲート絶縁膜2を形成し、更にこのゲート絶縁
膜2上に、ゲート電極材として例えばアモルファスシリ
コン層3を形成する。続いてこのアモルファスシリコン
層3上に、後の工程でCMPを行う際のストッパ材とな
る絶縁膜4(例えばシリコン窒化膜)をCVD(Chemic
al Vapor Deposition)法を用いて堆積する(図2(a)
参照)。次いで、トレンチ形成領域に開口を有する、フ
ォトレジストからなるレジストパターン5を形成する
(図2(a)参照)。
【0030】次に図2(b)に示すように、レジストパ
ターン5をマスクとして絶縁膜4およびアモルファスシ
リコン膜3をRIE法を用いてエッチングし、浮遊ゲー
ト3を形成する。
【0031】次に図2(c)に示すように、レジストパ
ターン5を除去した後、絶縁膜4と同じ絶縁材料をCV
D法を用いて基板全面に堆積し、続いてRIE法を用い
てエッチバックすることにより、浮遊ゲート3および絶
縁膜4の側部に上記絶縁材からなる側壁6を形成する。
この側壁はソース・ドレインとなる拡散層が形成される
側とは異なる側の、浮遊ゲート3の側部に形成される。
【0032】次に図3(a)に示すように、絶縁膜4お
よび側壁6をマスクとしてゲート絶縁膜2および半導体
基板1をRIE法を用いて順次エッチングし、トレンチ
7を形成する。
【0033】次に図3(b)に示すように、前の工程で
用いたRIE法によってダメージを受けた半導体基板1
の回復のために、露出している半導体基板1の表面を酸
化し、酸化膜8を形成する。続いて、例えばシリコン酸
化膜からなる絶縁膜9をCVD法を用いて堆積し、トレ
ンチ7を埋める(図3(b)参照)。
【0034】次に図3(c)に示すように、CMP法を
用いて、浮遊ゲート3の上面が露出するまで、絶縁膜
9、絶縁膜4および側壁6を削り、平坦化する。
【0035】このように平坦化されたときの側壁6の内
面(浮遊ゲート3側の面)の下端24(図1(a)参
照)の水平位置が、側壁6の外面(素子分離絶縁膜8側
の面)の上端22(図1(a)参照)の水平位置よりも
浮遊ゲート3側にあるように側壁が形成されていれば、
浮遊ゲート3が順テーパ形状であっても、上記平坦化の
工程の後の工程で制御ゲート14(図1参照)を形成し
た場合に、制御ゲート14間には浮遊ゲート3と同じ材
料が残存しないことになる。これにより制御ゲート14
がショートするのを防止することができる。
【0036】なお図3(c)に示す平坦化の工程に続い
て、基板全面にゲート間絶縁膜12を形成し、続いて制
御ゲート14となる導電膜を基板全面に形成し、この導
電膜およびゲート間絶縁膜12をパターニングすること
により図1に示す制御ゲート14を形成する。その後不
純物イオンを浮遊ゲートの両側の素子領域に導入してソ
ース・ドレインとなる拡散層15(図1参照)を形成す
る。
【0037】なお、本実施の形態においては、側壁6は
ストッパとなる絶縁膜4と同じ材料から形成したが、素
子分離絶縁膜9とエッチング選択比が異なる材料から形
成しても良いことは云うまでもない。また制御ゲート1
4の加工は、浮遊ゲート3と側壁6のエッチング選択比
が低い条件で行うようにする。このようにすることによ
り、制御ゲート14のパターニング後に、制御ゲート間
に浮遊ゲート3と側壁6が残存しないようになる。
【0038】(第3の実施の形態)次に本発明の第3の
実施の形態を図4および図5を参照して説明する。この
第3の実施の形態は、図1に示す第1の実施の形態の半
導体装置の他の製造方法であって、その製造工程を図4
および図5に示す。
【0039】まず、図4(a)に示すように、半導体基
板1上にゲート絶縁膜2、アモルファスシリコン膜3を
順次形成する。続いて、このアモルファスシリコン膜3
上に、トレンチ形成領域に開口部を有するレジストパタ
ーン5を形成する。
【0040】次に図4(b)に示すように、レジストパ
ターン5をマスクとしてアモルファスシリコン膜3をパ
ターニングし、浮遊ゲート3を形成する。このとき浮遊
ゲート3はソース・ドレイン方向(紙面に垂直な方向)
にはパターニングされていない。
【0041】次にレジストパターン5を除去した後図4
(c)に示すように、例えばシリコン窒化膜をCVD法
を用いて基板全面に堆積し、RIE法を用いてエッチバ
ックすることにより、浮遊ゲートの側部および上面に絶
縁膜4を残存させる。
【0042】次に図5(a)に示すように、絶縁膜4を
マスクとしてRIE法を用いてゲート絶縁膜2および半
導体基板1を順次エッチングし、トレンチ7を形成す
る。
【0043】次に図5(b)に示すように、露出してい
る半導体基板の表面を酸化して酸化膜8を形成する。こ
の酸化膜8の形成は前の工程で用いたRIEによるダメ
ージの回復のためである。続いて基板全面に、例えばS
iOからなる絶縁膜9をCVD法を用いて堆積し、
トレンチ7を埋める(図5(b)参照)。
【0044】次に図5(c)に示すように、CMP法を
用いて絶縁膜9および絶縁膜4を、浮遊ゲート3の上面
が露出するまで削る。このとき、図5(c)に示すよう
に浮遊ゲート3の側部には絶縁膜4が残存している。
【0045】以降は第2の実施の形態と同様にして行
う。
【0046】この第3の実施の形態も第2の実施の形態
と同様の効果を奏することは云うまでもない。
【0047】(第4の実施の形態)次に本発明の第4の
実施の形態を図6乃至図8を参照して説明する。この第
4の実施の形態は、膜厚の異なるゲート絶縁膜を有する
MOS型トランジスタを備えた半導体装置の製造方法で
あって、その製造工程を図6乃至図8に示す。
【0048】まず図6(a)に示すように、半導体基板
31上に比較的厚いゲート絶縁膜32を形成する。続い
て図6(b)に示すように薄いゲート絶縁膜が形成され
る領域に開口を有する、フォトレジストからなるレジス
トパターン33を形成する。そしてこのレジストパター
ン33をマスクとしてゲート絶縁膜32をパターニング
し、薄いゲート絶縁膜が形成される領域上の厚いゲート
絶縁膜32を除去する(図6(c)参照)。
【0049】次に、図6(d)に示すように、厚いゲー
ト絶縁膜32が除去された領域に薄いゲート絶縁膜34
を形成する。続いて基板全面に、例えばアモルファスシ
リコンからなるゲート電極材の膜35およびストッパと
なる例えば窒化シリコンからなる絶縁膜36を順次形成
する(図6(e)参照)。そしてトレンチ形成領域に開
口を有する、フォトレジストからなるレジストパターン
37を絶縁膜36上に形成する(図6(e)参照)。
【0050】次にレジストパターン37をマスクとして
絶縁膜36およびゲート電極材膜35をRIE法を用い
て順次エッチングする(図7(a)参照)。続いてレジ
ストパターン37を除去した後、図7(b)に示すよう
に露出している薄いゲート絶縁膜34のみRIE法によ
り除去する。このとき、厚いゲート絶縁膜32も薄いゲ
ート絶縁膜34の厚さ分のみエッチングされる。
【0051】次に図7(c)に示すように、ゲート絶縁
膜32が半導体基板31に対して高選択比を有するRI
E法を用いてエッチングし、薄いゲート絶縁膜34を有
する領域に、トレンチ38を形成する。このとき、トレ
ンチ38の深さは厚いゲート絶縁膜32と薄いゲート絶
縁膜34との膜厚差の2〜3倍程度となるようにする。
【0052】次に図7(d)に示すようにRIE法を用
いて、厚いゲート絶縁膜32をエッチングする。続い
て、薄いゲート絶縁膜34の領域および厚いゲート絶縁
膜32の領域各々にトレンチ38およびトレンチ39を
RIE法を用いて同時に形成する(図7(e)参照)。
このときのトレンチ38とトレンチ39の深さの差xは
ゲート絶縁膜32,34の膜厚差の2〜3倍となる。
【0053】次に図8(a)に示すように、例えば高密
度プラズマCVD法を用いてSiO からなる膜40
を基板全面に堆積し、トレンチ38,39を埋込む。こ
のとき絶縁膜36上からみれば薄いゲート絶縁膜34の
形成された領域および厚いゲート絶縁膜32の形成され
た領域ともに等しい形となる。
【0054】次に図8(b)に示すようにCMP法を用
いて絶縁膜40を削り、平坦化する。するとゲート電極
35上の絶縁膜36の厚さyはゲート絶縁膜の膜厚に依
らず等しくなる(図8(b)参照)。
【0055】なお、薄いゲート絶縁膜34の形成された
領域と厚いゲート絶縁膜32の形成された領域の境界を
図8(c)に示すようにトレンチの中心にすれば、すな
わち図8(c)に示すzとzが等しくなるよう
にすればゲート電極5上の絶縁膜36の高さyは素子部
分では等しくなる。
【0056】以上説明したように、ゲート電極35上の
残膜36の厚さを、薄いゲート絶縁膜34の領域および
厚いゲート絶縁膜32の領域で同一にすることが可能と
なるので、その後の工程で上記残膜を除去してゲートを
形成しても残さが生じないようにすることができる。
【0057】なお、膜厚が3種類以上のゲート絶縁膜を
有する半導体装置においては、最も膜厚の薄いゲート絶
縁膜を有する領域のトレンチの深さが最も深くなるよう
にすれば上記実施の形態と同様の効果を得ることができ
る。
【0058】なお、第1乃至第3の実施の形態はNAN
Dセル型EEPROMであったが、ANDセル型EEP
ROMであっても良いことは云うまでもない。
【0059】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ゲー
ト間がショートするのを可及的に防止することができ
る。
【0060】また本発明によれば、ゲート残さが生じる
のを可及的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成図。
【図2】本発明の第2の実施の形態の製造工程断面図。
【図3】本発明の第2の実施の形態の製造工程断面図。
【図4】本発明の第3の実施の形態の製造工程断面図。
【図5】本発明の第3の実施の形態の製造工程断面図。
【図6】本発明の第4の実施の形態の製造工程断面図。
【図7】本発明の第4の実施の形態の製造工程断面図。
【図8】本発明の第4の実施の形態の製造工程断面図。
【図9】従来の半導体装置の問題点を説明する図。
【図10】従来の半導体装置の他の問題点を説明する
図。
【符号の説明】
1,31 半導体基板(シリコン基板) 2 ゲート絶縁膜 3 浮遊ゲート 4,36 絶縁膜 5 レジストパターン 6 側壁 7,38,39 トレンチ 8 酸化膜 9,40 素子分離絶縁膜 12 ゲート間絶縁膜 14 制御ゲート 15 拡散層(ソース・ドレイン) 16 層間絶縁膜 17 ビット線 18 コンタクト 22 側壁の外面の上端 24 側壁の内面の下端 32 厚いゲート絶縁膜 33,37 レジストパターン 34 薄いゲート絶縁膜 35 ゲート電極(浮遊ゲート)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板の素子領域上にゲート絶縁膜を
    介して形成されたゲート電極と、 このゲート電極の両側の素子領域に形成された拡散層
    と、 前記ゲート電極の、前記拡散層が形成された側と異なる
    側の側部に形成された絶縁物からなる側壁と、 この側壁の外側に形成されたトレンチ構造の素子分離絶
    縁膜と、 を備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】前記側壁の内面の下端の水平位置は、前記
    側壁の外面の上端の水平位置よりも前記ゲート電極側に
    存在していることを特徴とする請求項1記載の半導体装
    置。
  3. 【請求項3】前記側壁は前記素子分離絶縁膜とは材質が
    異なることを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記
    載の半導体装置。
  4. 【請求項4】第1のゲート絶縁膜が形成された第1の領
    域および前記第1のゲート絶縁膜よりも膜厚が薄い第2
    のゲート絶縁膜が形成された第2の領域を有する半導体
    基板と、 前記第1の領域に形成されて絶縁膜が埋込まれる素子分
    離用の第1のトレンチと、 前記第2の領域に形成されて前記絶縁膜が埋込まれる素
    子分離用の第2のトレンチと、 を備え、 前記第1のトレンチの前記半導体基板表面からの深さは
    前記第2のトレンチの深さよりも浅いことを特徴とする
    半導体装置。
  5. 【請求項5】前記第2のトレンチと前記第1のトレンチ
    の深さの差は、前記第1のゲート絶縁膜と前記第2のゲ
    ート絶縁膜の膜厚の差の約2〜3倍であることを特徴と
    する請求項4記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲー
    ト電極を形成する工程と、 このゲート電極の両側の側面に絶縁材からなる側壁を形
    成する工程と、 この側壁をマスクとして前記半導体基板に素子分離用の
    トレンチを形成する工程と、 を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】半導体基板の第1の領域に第1のゲート絶
    縁膜を形成する工程と、 前記半導体基板の前記第1の領域と異なる第2の領域に
    前記第1のゲート絶縁膜より膜厚の薄い第2のゲート絶
    縁膜を形成する工程と、 前記第1および第2の領域に、ゲート電極膜および絶縁
    膜を積層し、前記絶縁膜およびゲート電極膜をパターニ
    ングする工程と、 前記パターニングされた絶縁膜をマスクとして前記第2
    のゲート絶縁膜をエッチング除去する工程と、 前記パターニングされた絶縁膜をマスクとして前記第2
    の領域の半導体基板をエッチングする工程と、 続いて前記パターニングされた絶縁膜をマスクとして前
    記第1のゲート絶縁膜をエッチング除去する工程と、 前記パターニングされた絶縁膜をマスクとして前記第1
    および第2の領域を同時にエッチングして各々の領域に
    トレンチを形成する工程と、 を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005150678A (ja) * 2003-11-19 2005-06-09 Hynix Semiconductor Inc フラッシュメモリ素子の製造方法
JP2006303308A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Toshiba Corp 半導体装置およびその製造方法
JP2011077405A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Toshiba Corp 半導体装置及びその製造方法

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