JP4376824B2 - クリップ - Google Patents

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本発明は、互いの先端部の接合により被挟持物を保持し、該先端部の拡開により被挟持物の保持を解放する一対のクリップ片を備えたクリップに関する。
従来、メモ用紙、コピー用紙、書類、ポスター等のシート体を一枚あるいは複数枚挟んで保持したり、挟んで保持したものを掲示のために吊したりするクリップが種々開発されている。これらクリップは一般に一対のクリップ片と、このクリップ片に挟持力を付与するためのばね部材の3点で構成されており、一対のクリップ片の内部にクリップ片から抜け出さないようにばね部材を介在させるとともに、ばね部材に抗して一対のクリップ片に操作力を与えると、一対のクリップ片の先端が開口できるように組み付けられている(特許文献1、2参照)。
特開2001−88482号公報(図2参照) 特開2003−237274号公報(図1,2参照)
しかしながら、従来のクリップは、部品が3点で構成されているために、製作コストが掛かるだけでなく、ばね部材を両クリップ片に組み付けるのに手間が掛かる難点があった。またシート体の保持時においても、ばね部材に抗して一対のクリップ片に操作力を与え続けていないと、シート体保持のために開いたクリップ片の先端の開口が閉じてしまうので、シート体が保持された際の向きを位置決めするのに片手だけで調整を強いられる不自由さがあった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、部品点数を減らして組み付けを単純化すると共に、シート体の保持時においても両手を使って位置調整が可能なクリップを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載のクリップは、互いの先端部の接合により被挟持物を保持し、該先端部の拡開により被挟持物の保持を解放する一対のクリップ片を備えたクリップであって、一方のクリップ片は、その後方部において該クリップ片本体と一体に連結され外力で偏向される操作部を有すると共に、他方のクリップ片を回動自在に支持する支持部を有し、他方のクリップ片は前記支持部に支持される被支持部を有しており、前記一方のクリップ片の操作部に設けた突部が他方のクリップ片に設けた突部と係止して互いの先端部の接合が維持され、前記操作部を外力により偏向操作することで両突部の係止が外れ、互いの先端部が拡開維持されることを特徴としている。
この特徴によれば、クリップが一対のクリップ片だけで構成されているので、部品構成が簡素であり、組み付けや製造に手間が掛からず、しかも操作部を偏向操作するだけでクリップの互いの先端部が拡開維持されるので、被挟持物の保持時においても両手を使って位置調整が容易に行える。
本発明の請求項2に記載のクリップは、請求項1に記載のクリップであって、前記操作部へ外力の解放による該操作部に生起した復元力は、一方のクリップ片の突部が他方のクリップ片を拡開方向に回動するように押圧することを特徴としている。
この特徴によれば、操作部に生起した復元力を利用することにより、クリップの両先端部をより広く拡開でき、被挟持物を保持する操作がより容易に行える。
本発明の請求項3に記載のクリップは、請求項1または2に記載のクリップであって、前記一方のクリップ片の背面部を壁体に貼着可能に構成したことを特徴としている。
この特徴によれば、一方のクリップ片を壁体に貼着させることにより、ポスター等の薄型掲示物を壁に掲示させるコーナークリップとして用いることができる。
本発明の請求項4に記載のクリップは、請求項1乃至3のいずれかに記載のクリップであって、前記一対のクリップ片の被挟持物保持部は、挟角が略直角をなす2等辺三角形状であることを特徴としている。
この特徴によれば、一対のクリップ片の形状が、挟角が略直角をなす2等辺三角形状であれば、メモ用紙や宣伝用掲示物等の矩形状のシート体の角部を有効に保持できる。
本発明の請求項5に記載のクリップは、請求項4に記載のクリップであって、前記一方のクリップ片の被挟持物保持部の直角をなす2辺に、他方のクリップ片の被挟持物保持部側に向いた案内リブが形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、矩形状のシート体をクリップに保持させる場合に、案内リブでシート体の角部の位置決めができるので、シート体を常に傾くことなく正確に掲示できる。
本発明の請求項6に記載のクリップは、請求項1乃至4のいずれかに記載のクリップであって、前記他方のクリップ片は上方に向けて凸状に湾曲した形状とし、該クリップ片の先端部の両端と前記一方のクリップ片で被挟持物を保持したことを特徴としている。
この特徴によれば、一方のクリップ片に他方のクリップ片が係止された状態では、上方に向けて凸状に湾曲する他方のクリップ片が圧縮された状態となり、他方のクリップ片の先端部の両端が接合する一方のクリップ片の先端部に対する押圧力を集中させることができるので、両クリップ片に保持される被挟持物の密着強度および保持力が高められるとともに、操作部の偏向操作によって一方のクリップ片と他方のクリップ片の係止解除時には圧縮されていた状態が解除され、他方のクリップ片の上方への跳ね上がりが大きくなり、より大きく両クリップ間の拡開度を高められる。
本発明の実施例を以下に説明する。
図1(a)は、本発明の実施例1におけるクリップの拡開状態を示す斜視図であり、図1(b)は、クリップの係止状態を示す斜視図であり、図2は、クリップの分解組立斜視図であり、図3は、クリップの組立後の開閉状態を示す側面図であり、図4は、(a)は、クリップの第2クリップ片を第1クリップ片に係止操作する過程の開始時を示す側断面図であり、図4(b)は、第2クリップ片の押圧操作の途中過程を示す側断面図であり、図4(c)は、第2クリップ片の係止操作完了を示す側断面図である。図5は、クリップの係止状態を示す正面図であり、図6は、クリップの使用例を示す平面図であり、図7(a)は、第2クリップ片を係止状態から解除状態にする過程の開始時を示す側断面図であり、図7(b)は、第1クリップ片の操作部の偏向操作の途中過程を示す側断面図であり、図7(c)は、第2クリップ片の係止解除操作完了を示す側断面図である。
図1(a)に示されるように、符号1は被挟持物である薄紙型ポスター等のシート体20のコーナを挟持するクリップ1であって、このクリップ1は、壁面21等に取り付けられる一方のクリップ片である第1クリップ片2と、この第1クリップ片2の支持部4で開閉可能に枢軸係合された他方のクリップ片である第2クリップ片11とで対をなしている。これら第1クリップ片2と第2クリップ片11はそれぞれ硬質プラスチック樹脂が用いられ、金型による押し出し方法によって成型されている。
クリップ1の非使用状態では第2クリップ片11の先端部12が第1クリップ片2に対して解放された拡開状態となっており、クリップ1の使用状態では図1(b)に示されるように、第2クリップ片11の先端部12が第1クリップ片2の先端部3に向けて接合された閉止状態となっており、シート体20のコーナ部20aが挟持されている。
後で詳述するが、第1クリップ片2の後方の操作部5の操作で、第2クリップ片11を図1(a)に示された拡開状態とし、シート体20のコーナ部20aの挟持を解放可能な構成のクリップ1となっている。以下、本実施例の説明において、クリップ1の正面側を前方をとし背面側を後方とし、クリップ1の左側面側を左方とし右側面側を右方として説明する。
そこで、クリップ1の構造について具体的に説明すると、図2に示されるようにシート体20を保持する第1クリップ片2の第1被挟持物保持部6には、先端部3の両端部3aが前方に向けて左右に末広がりとなっており、後方の挟角が略直角をなす2等辺三角形の扇状に形成されている。
この後方の左右側部には支持部4が立設形成され、内面に上下に向けて支持溝4aが形成されている。支持部4には前方に向けて第1被挟持物保持部6の直角をなす2辺に沿って、それぞれ案内リブ7が形成されている。第1被挟持物保持部6上面の中央位置から先端部3には、シート体20の保持力を高めるために軟質ウレタン等の滑り防止材6aが接着され設けられている。
第1被挟持物保持部6の後端には第2クリップ11を解除状態に操作する操作部5が舌片状で後方に向けて、やや上方に向けて反りあがるように形成され、操作部5の上面には左右所定間隔で小突起5bが複数(本実施例では3箇所)突設されている。なお、前述の支持部4と操作部5との間には上下に貫通する切込溝8が形成され、操作部5の上下方向の弾性力が高められるとともに、両支持部4の左右方向の弾性力も高められている。操作部5上面の左右両端側には支持部4の支持溝4a近傍位置に、前方に向けて傾斜する側面視三角形の突部5aが形成されている。
次いで、第2クリップ片11にも第1クリップ片2と同様に、先端部12の両端部12aが前方に向けて左右に末広がりとなっており、後方の挟角が略直角をなす2等辺三角形の扇状に形成されるとともに、第2クリップ片11は中央部16から盛り上がるように上方に向けて凸状で湾曲に形成されている。
この挟角の後端部13には被支持部として形成された支軸17がそれぞれに左右の外方に向けて凸設されている。支軸17の近傍下面には下方に突設する第1クリップ片2の突部5aと当接可能な突部13aが形成されている。また、第2クリップ片11の先端近傍には左右方向に延び、第1クリップ片2に向けて突出する第2被挟持物保持部14が一対形成されている。
第2クリップ片11を第1クリップ片2に取り付けるには、左右の支軸17を矢印に示されるように左右の支持部4内に強く押圧させていき、両支持部4を押し広げながら下方に移動させていくことで支軸17が支持溝4aに嵌合されるとともに、突部13aの下方が操作部5の突部5aに当接支持されることで、第2クリップ片11が第1クリップ片2に支軸17を介して回動可能に取り付けられる。
そして、図3に示されるように、第1クリップ片2の下面である背面部9には粘着シート9aが設けられており、クリップ1を簡便かつ強固に壁面21に取り付け可能になっている。なお、本実施例の粘着シート9は壁面21(図4参照)に繰り返し着脱しても接着性能がほとんど劣化しにくいシート体が用いられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、従来公知の両面テープを用いて壁面21にクリップ1を取り付けるようにしてもよい。
第2クリップ片11は支軸17が支持溝4aに支持されることで、支軸17を軸にして第2クリップ片11の先端部12を第1クリップ片2の先端部3に向けて回動可能になっており、図示されたクリップ1の状態は第2クリップ片11の解放位置となっている。特に図示しないが両クリップ片2,11の間に被挟持物であるシート体20(図示略)を差し入れ可能になっている。第2クリップ片11の後端部13の一部には回動規制部15が突設され、第2クリップ片11が所定開度以上拡開しないようになっている。
このクリップ1の解放位置での第1クリップ片2の突部5aおよび第2クリップ片11の突部13aとの位置関係は、突部5aが突部13aの後方に位置して第2クリップ片11の後端部13と当接して第2クリップ片11の拡開状態を維持している。
次に、図4に示されるようにクリップ1の係止操作について説明する。なお、クリップ1の係止構造過程を明瞭にするために、クリップ1に挟持されるシート体20を割愛して説明する。
図4(a)に示されるように、クリップ1の解放位置から指で第2クリップ片11の中央部16を矢印の示される下方に押圧して押し下げていく。そして図4(b)に示されるように、第2被挟持物保持部14を第1被挟持物保持部6に当接するように押し下げていくと、突部5aが突部13aによって徐々に押し下げられていくとともに、操作部5は切込溝8により偏向し、下方に湾曲されながら押し下げられていく。
さらに図4(c)に示されるように、指で中央部16が強く押し込まれることで、中央部16の盛り上がった湾曲部分が略平坦に変形され、突部13aが突部5aを乗り越えるとともに、この突部5aおよび操作部5が上方に跳ね上がり係止操作が完了する。このように、クリップ1の係止状態では指で中央部16が押し込まれたことで圧力が加わり、第2クリップ片11が上方に跳ね上がろうとする復元力が蓄えられているが、突部13aが突部5aに係止されるため第2クリップ片11の係止状態が維持される。
この係止操作による第2クリップ片11の係止状態においては、図5に示されるように、第2クリップ片11の両端部12a,12aが外方左右に向けて湾曲されるとともに、下方に向けて一定の押圧力が加わることで、第2クリップ片11の第2被挟持部物保持部14,14が接合する第1クリップ片2の両端部3a,3aの近傍位置に対する押圧力を集中させることができ、両クリップ片2,11に保持される被挟持物であるシート体20の密着強度および保持力が高められ、例えばシート体20が大型で重量のある被挟持物であっても両クリップ片2,11でしっかりと保持され、シート体20の取り外れが確実に防止されている。
さらに、第1被挟持物保持部6に載置されたシート体20は、左右の第2被挟持物保持部14の2箇所で確実に挟持されるとされるとともに、第1被挟持物保持部6の先端部3上面側に設けられた滑り防止材6aによって、シート体20の横ズレも確実に防止されている。
そこで、このクリップ1をシート体20のクリップとして使用したり、図6に示されるように、壁面21の左右に取り付け、矩形状のシート体20の左右のコーナ部20aを挟持させることで、ポスター等の薄型掲示物を壁に掲示させるコーナークリップとして用いることができる。さらに、一対のクリップ片2,11の形状が、それぞれの挟角から略直角をなす2等辺三角形状であるため、メモ用紙や宣伝用掲示物等の矩形状シート体20の角部を案内リブ7に沿わせシート体20が傾かないように保持できる。
このように、シート体20のコーナ部20aに別々にクリップ1を利用するため、本実施例のシート体20のサイズに制限されることなく、各種のシート体20のサイズに合わせて取り付けが行える。また、シート体20のクリップ1への取り付け時には、第2クリップ片11を大きく拡開した状態でシート体20の位置を両手で調整でき、かつ左右両側に設けられた2辺の案内リブ7によって、シート体20のコーナ部20aの角部を当接させることでシート体20の位置決めが容易に行うことができる。なお、この案内リブ7は第2クリップ片11の拡開移動の案内片としれ利用することもできる。
次に、図7に基づきクリップ1の係止解除操作について、クリップ1に挟持されるシート体20を除いた状態で説明する。
図7(a)に示されるように、クリップ1の係止位置から指で第1クリップ片2の操作部5を矢印に示される下方に向けて押圧し、操作部5を偏向操作することで、図7(b)に示されるように、操作部5が徐々に下方に向けて湾曲され押し下げられていくとともに、突部5aも押し下げられていく。また、操作部5の上面には小突起5bが形成されているため指の滑り防止となっている。
さらに操作部5が押し下げられることで、図7(c)に示されるように、突部5aに係止されていた突部13aの係止が解除され、第2クリップ片11の圧縮されていた中央部16の上方に跳ね上がろうとする復元力で、第2クリップ片11の先端部12から上方に跳ね上がり係止状態が解除される。このように、操作部5の偏向操作によって第1クリップ片2と第2クリップ片11の係止解除時には圧縮されていた状態が解除され、第2クリップ片11の上方への跳ね上がりが大きくなり、より大きく両クリップ2,11間の拡開度が高められている。
そして操作部5の押圧操作を止めることで操作部5が弾性力で元の位置に戻るとともに、この操作部5に生起した復元力は、第1クリップ片2の突部5aが第2クリップ片11の後端部13に当接して第2クリップ片11を更に拡開方向に回動するように押圧するために、クリップ1の両先端部3,12の間隔をより広く拡開でき、次にシート体20を保持する場合に挟持作業が容易に行える。
このとき、第2クリップ片11の閉止方向の移動は突部5aにより拘束されているので、第2クリップ片11の解放位置は一定に拡開維持される。この状態において、第2クリップ片11が逆に更に大きく拡開しようとしても、第2クリップ片11の後端部13に設けられた回動規制部15が突部5aに当接して回動が制限される構成となっている。
以上の説明により実施例1では、クリップ1が一対の第1クリップ片2および第2クリップ片11だけで構成されているので部品構成が簡素であり、従来のクリップよりも部品点数を減らして組み付けを単純化できるので、組み付けや製造に手間が掛からず、しかも操作部5を偏向操作するだけで、互いの先端部3,12が拡開維持されるので、被挟持物であるシート体20の保持時においても両手を使って位置調整が容易に行える。
次に、本発明の実施例2を図8に基づいて説明する。図8は、クリップの分解組立斜視図である。なお、以下の実施例2において前述の実施例1と同様の構造部分に関しては、同一の符号を付すことにより詳細な説明は省略することにする。
図8に示されるように、クリップ1’の第1クリップ片2’に形成された案内延長リブ18は、第1被挟持物保持部6の直角をなす2辺の略全側面に沿って、上方を向く案内延長リブ18が形成されている。このように案内延長リブ18を長く延設させたことで、矩形状の用紙等のシート体20をクリップ1に保持させる場合に、案内延長リブ18でシート体20の角部の位置決めができるので、シート体20を常に傾くことなく正確に掲示できる。
次に、本発明の実施例3を図9に基づいて説明する。図9(a)は、クリップの拡開状態を示す斜視図であり、図9(b)は、クリップの閉止状態を示す斜視図である。なお、以下の実施例3において前述の実施例1と同様の構造部分に関しては、同一の符号を付すことにより詳細な説明は省略することにする。
図9(a)に示されるように、クリップ1’’の第2クリップ片11’の中央部16には、上面視コ字状の切り溝が形成され、内部に矩形の弾性力のある保持片19が形成され、前端部の左右方向に延設され下向きに突設した第2被挟持物保持部19aが形成されている。そこで、第1被挟持物保持部6にシート体20のコーナ部20aを載置して、第2クリップ片11’を係止操作することで、図9(b)に示されるようにコーナ部20が第1被挟持物保持部6と第2被挟持物保持部19aに挟持され、保持片19の弾性力によりシート体20がさらに強く押圧され位置固定される。したがって実施例3では、シート体20の挟持する第2被挟持物保持部が1箇所であっても、シート体20を確実に保持できる構成となる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれ、例えば上記実施例では、一対のクリップ片2,11の形状が、それぞれの挟角から略直角をなす2等辺三角形状であるため、矩形状シート体20の角部を合わせて有効に保持できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、シート体20を第1被挟持物保持部と第2被挟持物保持とで確実に保持可能な構成であれば、クリップ片の形状を円形等の他の形状に適宜クリップの利用形態に合わせて変更しても良い。
また、本実施例では、支持体4に支持溝4aを形成し、被支持体を支軸17として第2クリップ片11、11’を開閉支持しているが、支持体4に支軸を設け、被支持体として第2クリップ片11、11’の後端部13に支軸と嵌合する溝を設けて回動自在に第2クリップ片11、11’を支持するようにしても良い。
(a)は、本発明の実施例1におけるクリップの拡開状態を示す斜視図であり、(b)は、クリップの係止状態を示す斜視図である。 クリップの分解組立斜視図である。 クリップの組立後の開閉状態を示す側面図である。 (a)は、クリップの第2クリップ片を第1クリップ片に係止操作する過程の開始時を示す側断面図であり、(b)は、第2クリップ片の押圧操作の途中過程を示す側断面図であり、(c)は、第2クリップ片の係止操作完了を示す側断面図である。 クリップの係止状態を示す正面図である。 クリップの使用例を示す平面図である。 (a)は、第2クリップ片を係止状態から解除状態にする過程の開始時を示す側断面図であり、(b)は、第1クリップ片の操作部の偏向操作の途中過程を示す側断面図であり、(c)は、第2クリップ片の係止解除操作完了を示す側断面図である。 本発明の実施例2におけるクリップの分解組立斜視図である。 (a)は、本発明の実施例3におけるクリップの拡開状態を示す斜視図であり、(b)は、クリップの閉止状態を示す斜視図である。
符号の説明
1、1’、1’’ クリップ
2、2’ 第1クリップ片(一方のクリップ片)
3 先端部
3a 端部
4 支持部
4a 支持溝
5 操作部
5a 突部
5b 小突起
6 第1被挟持物保持部
6a 滑り防止材
7 案内リブ
8 切込溝
9 背面部
9a 粘着シート
11、11’ 第2クリップ片(他方のクリップ片)
12 先端部
12a 端部
13 第2クリップ片の後端部
13a 突部
14 第2被挟持物保持部
15 回動規制部
16 中央部
17 支軸(被支持部)
18 案内延長リブ
19 保持片
19a 第2被挟持物保持部
20 シート体(被挟持物)
20a コーナ部
21 壁面

Claims (6)

  1. 互いの先端部の接合により被挟持物を保持し、該先端部の拡開により被挟持物の保持を解放する一対のクリップ片を備えたクリップであって、一方のクリップ片は、その後方部において該クリップ片本体と一体に連結され外力で偏向される操作部を有すると共に、他方のクリップ片を回動自在に支持する支持部を有し、他方のクリップ片は前記支持部に支持される被支持部を有しており、前記一方のクリップ片の操作部に設けた突部が他方のクリップ片に設けた突部と係止して互いの先端部の接合が維持され、前記操作部を外力により偏向操作することで両突部の係止が外れ、互いの先端部が拡開維持されることを特徴とするクリップ。
  2. 前記操作部へ外力の解放による該操作部に生起した復元力は、一方のクリップ片の突部が他方のクリップ片を拡開方向に回動するように押圧する請求項1に記載のクリップ。
  3. 前記一方のクリップ片の背面部を壁体に貼着可能に構成した請求項1または2に記載のクリップ。
  4. 前記一対のクリップ片の被挟持物保持部は、挟角が略直角をなす2等辺三角形状である請求項1乃至3のいずれかに記載のクリップ。
  5. 前記一方のクリップ片の被挟持物保持部の直角をなす2辺に、他方のクリップ片の被挟持物保持部側に向いた案内リブが形成されている請求項4に記載のクリップ。
  6. 前記他方のクリップ片は上方に向けて凸状に湾曲した形状とし、該クリップ片の先端部の両端と前記一方のクリップ片で被挟持物を保持した請求項1乃至5のいずれかに記載のクリップ。
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