JP4504514B2 - シートの定着装置 - Google Patents

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Description

【発明が属する技術分野】
本発明は、温室たるビニールハウスにおいて、透光性シートをハウスの骨組に定着させるシートの定着装置に関する。
【0001】
【従来の技術】
この種ビニールハウスにおけるシートの定着装置は開口部巾狭の長尺支持フレームと、この支持フレーム内に嵌合する弾性な係止線条とからなり、支持フレーム内に係止線条でビニールシートを押圧して定着させるものが一般的である。
【0002】
他方、0.1ミリメートル程度の薄い軟質フィルムを温室用のシートとして使用した時、このシートの定着に良好なシートの定着装置として、例えば、実公昭54−42992号公報,実用新案登録第2094628号公報に示すような技術が開発されている。
【0003】
上記公報に開示されたシートの定着装置は開口部巾狭の長尺支持フレームと、長尺支持フレーム内に嵌合されて当該長尺支持フレームとでシートを挾持する分割可能な押えフレームと、押えフレーム内に嵌合して当該押えフレームを長尺支持フレームの内壁に押圧する押圧部材とからなり、押えフレームには底部中央に長手方向に沿ってストレートなミシン線又は長手方向に沿って蛇行する切り込みを形成したものである。
【0004】
上記各シートの定着装置によれば、長尺支持フレーム内に押えフレームを介してシートを嵌入させ、押えフレームを押圧部材で両サイドに押圧するとミシン線又は切り込みを介して押えフレームが左右に二分割されながら長尺支持フレームと協働してシートを挾持するからシートのシワの発生が防止でき、あるいは、押えフレームによって押圧部材がシートに直接当らない為、押圧部材により、シートを傷つけるのを防止でき、又はシートのこすれによる破断が防止できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ミシン線を形成した実公昭54−42992号公報に示すシートの定着装置は、一度ミシン線で切断してしまうと再使用ができなくなり、経済性に劣る。しかも押えフレームで長尺支持フレーム内にシートを押し込もうとするとき、シートの張力、いいかえればシートが水平状態に戻ろうとする自己復元力が押えフレームの背面に作用し、ミシン線を中心にして押えフレームを内側に折り曲げてしまったり、逆にミシン線を中心にして逆向きにそりかえってしまう場合があり、このような動きを抑制しながらシートの定着作業を行うため、作業性が劣るものである。
【0006】
更に、ミシン線を介して押えフレームを分割させるにはばね力の強い又は押圧力の強い押圧部材が必要となり、作業性を著しく低下させ、その部品の加工性が困難となる。そこでミシン線が容易に切断できる材質、例えば薄いプラスチック製の押えフレームを成形すると、逆にこの押えフレームが押圧部材の押圧力に負けて部品的又は全体的に変形し、その上シートにシワが発生してしまう他、押えフレームが劣化しやすく耐久性に劣る。
【0007】
他方、中央に蛇行する切り込みを形成した押えフレームを使用する実用新案登録第2094628号公報に示すシートの定着装置によれば、押えフレームの折れ曲りや、そり返りの不具合は若干解消される反面、シートの張り替え時における再利用の操作が著しく面倒である。即ち、シートの定着時に押圧部材で押圧されると押えフレームが左右に二分割されて離れてしまう。この為シートを張り替える時、長尺支持フレーム内からそれぞれ独立して二つの分割された押えフレームを取り出し、再び新しいシートを嵌入して押えフレームでシートを挾持しょうとする時一枚一枚左右の押えフレームを切り込み面の位置合せをしながら長尺支持フレーム内に嵌合させなければならず、この時シートからの張力が各押えフレームの背面に作用しているから、この張力に抗して位置合せしながら嵌合操作を行なわなければならず、押えフレームの装着作業が著しく面倒で作業能率を低下させる原因となっている。
【0008】
更に上記実用新案登録第2094628号公報には押えフレームの底部を複数の切り込みによってエキスパンダ式に拡径させる技術も開示されているが、この方式によると押圧部材によって一度横方向に拡径させると自己復元力によって元の位置まで復帰できず横巾が拡ったままの状態になってしまう場合がある。この為、シートの張り替え時に再使用すると長尺支持フレーム内から取り出す作業が面倒であり、又再び長尺支持フレーム内に嵌合させる時、横巾が大きすきで装着作業が面倒となる。更に又、上記のように押えフレームを使用したいろいろな従来技術なおいても、例えば、硬質の合成樹脂シート又は網目状のネットからなるシートを定着する場合、このシートは滑りやすいので風等による強い外力が作用すると押えフレームと長尺支持フレームとの間を滑って抜け出てしまう場合もある。
【0009】
そこで、本発明の目的はシートのシワの発生,破断を防止するばかりでなく、押圧力が弱い押圧部材を使用でき、シートの張り替え時にくり返し再利用が可能であり、押えフレームの着脱作業を著しく向上でき、更にシートが滑って抜け出るのを防止できるビニールハウスにおけるシートの定着装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の一つの手段は、水平な底部と底部の両側から起立する両側壁部とからなる開口部巾狭の長尺支持フレームと、長尺支持フレーム内に移動自在に嵌合されて当該長尺支持フレームとでシートを挟持する押えフレームと、押えフレーム内に嵌合して当該押えフレームを上記両側壁部側に押圧する押圧部材とからなるシートの定着装置において、上記押えフレームを上記両側壁部と同一角度に形成した左右一対の係止フレームと、各係止フレームの基端に任意の角度上方又は下方に傾斜して一体に連設した左右一対の底部フレームと、少なくとも一方の底部フレームに長手方向に沿って形成したガイド溝とで構成し、他方の底部フレームをガイド溝内にスライド自在に嵌合させ、次いで上記押圧部材で上記各係止フレームを上記両側壁部に押し当てた時上記一対の底部フレームを傾斜させて上記他方の底部フレームが上記ガイド溝内に復帰して侵入するのを阻止させることを特徴とするものである。
シートの定着装置。
【0011】
この場合、ガイド溝を備えた一方の底部フレームの端部上方に押圧部材に当接するストッパを起立させるのが好ましい。
【0012】
同じく、一方の底部フレームと他方の底部フレームにそれぞれ長手方向に沿ってガイド溝を形成し、各底部フレーム同士を各ガイド溝を介してスライド自在に嵌合させるのが好ましい。
【0013】
同じく、更に別の手段は、 水平な底部と底部の両端から起立する両側壁部とからなる開口部巾狭の長尺支持フレームと、長尺支持フレーム内に移動自在に嵌合されて当該長尺フレームとでシートを挾持する押えフレームと、押えフレーム内に嵌合して当該押えフレームを上記両側壁部側に押圧する押圧部材とからなるシートの定着装置において、上記押えフレームを中央の支持板と、支持板の両側に長手方向に沿って形成したガイド溝と、上記両側壁部と同一角度に形成した左右一対の係止フレームと、各係止フレームの基端に任意の角度上方又は下方に傾斜して一体に連設した底部フレームとで構成し、各底部フレームを上記各ガイド溝内にスライド自在に嵌合させ、次いで上記押圧部材で上記各係止フレームを上記両側壁部に押し当てた時上記一対の底部フレームを傾斜させて上記各底部フレームが上記ガイド溝内に復帰して侵入するのを阻止させることを特徴とするものである
【0014】
同じく、更に別の手段は、 水平な底部と底部の両端から起立する両側壁部とからなる開口部巾狭の長尺支持フレームと、長尺支持フレーム内に移動自在に嵌合されて当該長尺支持フレームとでシートを挾持する押えフレームと、押えフレーム内に嵌合して当該押えフレームを上記両側壁部側に押圧する係止線条4又は係止板からなる押圧部材6とで構成し、上記押えフレームを中央の水平支持板と、上記両側壁部と同一角度に形成した左右一対の係止フレームと、各係止フレームの基端に任意の角度上方又は下方に傾斜して一体に連設した底部フレームと、各底部フレームに長手方向に沿って形成したガイド溝とで構成し、各ガイド溝内に水平支持板の両端部をそれぞれ嵌合させ、次いで上記押圧部材で上記各係止フレームを上記両側壁部に押し当てた時上記一対の底部フレームを傾斜させて上記各底部フレームが上記ガイド溝内に復帰して侵入するのを阻止させることを特徴とするものである。
【0015】
上記各手段において、ガイド溝とガイド溝内に嵌合する底部フレーム又は支持板との間に当該底部フレームがガイド溝内に復帰するのを阻止する滑り止め機構又は引掛機構を設けるのが好ましい。
【0016】
更に上記各手段において、シートの滑りを防止する手段として、長尺支持フレームの内面又は押えフレームの外面の全域又は一部にシートにフリクションを付与する滑り止め機構を設けるのが好ましい。
【0017】
この場合、滑り止め機構がのこぎり歯状の溝,多数の凹凸,ざらざらとした粗面,ふき付けた塗料,ふき付けた多数の粒子又は粘着させたゴムからなるのが好ましい。
【0018】
同じく、滑り止め機構として左右一対の係止フレームの上端を長尺支持フレームの両側壁部よりそれぞれ上方に延長してカールを形成し、このカールの端部にシートを下方に付勢する突起を設けても良い。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図にもとづいて説明する。
【0020】
図1乃至図3は、本発明の一実施の形態を示す。
【0021】
このシートの定着装置は、水平な底部1aと底部1Aの両側から起立する両側壁部1b、1bとからなる開口部巾狭の長尺支持フレーム1と、長尺支持フレーム1内に移動自在に嵌合されて当該長尺支持フレーム1とでシート2を挟持する押えフレーム3と、押えフレーム3内に嵌合して当該押えフレーム3を上記両側壁部1b、1b側に押圧する押圧部材6とからなるものである。
そして、上記押えフレーム3を上記両側壁部1bと同一角度に形成した左右一対の係止フレーム7、7と、各係止フレーム7、7の基端に任意の角度上方又は下方に傾斜して一体に連設した左右一対の底部フレーム8、10と、少なくとも一方の底部フレーム8に長手方向に沿って形成したガイド溝9とで構成し、他方の底部フレーム10をガイド溝9内にスライド自在に嵌合させ、次いで上記押圧部材6で上記各係止フレーム7、7を上記両側壁部1b、1bに押し当てた時上記一対の底部フレーム8、10を傾斜させて上記他方の底部フレーム10が上記ガイド溝9内に復帰して侵入するのを阻止させるものである。
押圧部材6としては係止線条4と係止板片とを独立して単独で使用してもよく同時に協働して使用してもよい。シートとしては合成樹脂シート又は網目状のネットからなるシートが使用される。
【0022】
長尺支持フレーム1は従来と同じく鳩尾状の溝を備え、水平な底部1aとこの底部1aの両端から斜め上方に起立する一対の両側壁部1b,1bと上端にカール1cを設けた断面蟻溝状のフレームからなる。同じく押えフレーム3も長尺支持フレーム1と相似形に形成され、やはり鳩尾状の溝を備え、長尺支持フレーム1の内壁と押えフレーム9の外面とでシート2を均一に挾持し、これによりシート2にシワが発生したり、破断が生じるのを防止している。
【0023】
押えフレーム3は横方向スライド自在に配設した左右一対の係止フレーム7,7と、一方の係止フレーム7の基端に連設した底部フレーム8と、他方の係止フレーム7の基端に連設した板状底部フレーム10とで構成している。左右一対の係止フレーム7,7の角度は長尺支持フレーム1における両側壁部1b,1bの角度と同一もしくはほぼ同一に形成され、その上方には彎曲片たるカール11,11が連設されている。
【0024】
各係止フレーム7,7に連設した底部フレーム8,10は任意の角度下方に傾斜して一体に結合され、これにより係止フレーム7,7と底部フレーム8,10とで形成する鳩尾状の溝12の角度θ2は長尺支持フレーム側の鳩尾状の溝13の角度θ1より大きくなるように成形される。
【0025】
一方の底部フレーム8には長手方向に沿ってガイド溝9が形成され、通常はこのガイド溝9内に他方の底部フレーム10が横方向スライド自在に挿入されれている。押えフレーム3は一方の係止フレーム7側の底部フレーム10をガイド溝9内に挿入しておくことにより二つの両側係止フレーム1b,1b間の横巾は長尺支持フレーム1の底部1aの横巾より小さくされ、この状態で搬送,格納又は長尺支持フレーム1内への着脱操作が行なわれる。
【0026】
即ち、シート2を定着する場合には先ず長尺支持フレーム1内に押えフレーム3を介して押し込む。押えフレーム3は係止フレーム7,7を圧縮した状態で長尺支持フレーム1の開口部より斜めにして嵌合させる。この状態で、例えば係止線条4を押えフレーム3内に自己の弾性に抗して強制的に嵌合させると、この係止線条4が係止フレーム7,7を左右方向に押圧し、これにより係止フレーム7,7と底部フレーム8,10はガイド溝9に案内されながら水平にスライドし、長尺支持フレーム1の内壁に各係止フレーム7,7が押し当てられ、結果的にシート2が係止フレーム7,7と長尺支持フレーム1における両側壁部1b,1bとで挾持され、抜けなくなる。
【0027】
他方、シート2の張り替え時には係止線条をはずし、指等で係止フレーム7,7を内側に押すと係止フレーム7,7と底部フレーム8,10がガイド溝9に沿って内方にスライドし、横巾を小さくした状態で押えフレーム3を長尺支持フレーム1から取り出すことができる。
【0028】
ここで注目すべきところは、係止線条4で左右に係止フレーム7,7が押し拡げられた時、図3に示すようにガイド溝9の出口端付近まで他方の底部フレーム10の端部が移動し、しかも係止フレーム7,7が両壁部1b,1bに当接するが、この時押えフレーム3における二つの底部フレーム8,10が下方に向けて傾斜する。この為二つの底部フレーム8,10はほぼV字状となり、シート2に風雨等の外力による荷重が作用しても押えフレーム3自体は中央から上方に向けて折れ曲がるのが防止される。
【0029】
同様にシート2から係止フレーム7,7と底部フレーム10,10に対して図3(A)の矢印X,X方向に向けて押えフレーム3全体を圧縮させようとする力が作用してもこの圧縮方向の力は各係止フレーム7,7を斜め内側に押圧し、底部フレーム8,10がより鋭角なV字状となる角度となる。その結果図3(B)に示すように他方の底部フレーム10の端部上面がガイド溝9の外端エッジAに引っかかり、同じく底部フレーム10の先端下部エッジBがガイド溝9の下面に鋭角に引っかかり、二つのエッジA,Bの引っかかり作用で他方の底部フレーム10がガイド溝9内に侵入せずつっ張った状態を保持する。いいかえれば押えフレーム3が横方向にスライドした状態では長尺支持フレーム1と協働してシート2を均一に挾持し、シート2に外力が作用しても押えフレーム3は圧縮せず、シート2を挾持した状態を維持できる。更に底部フレーム8,10がV字状となってつっ張ることにより長尺支持フレーム1とV字状の押えフレーム3とが合体した剛性の構造体となる効果も発生する。
【0030】
次に、図4乃至図11は本発明の他の実施の形態に係り、これらは押えフレーム3に他方の底部フレーム10がガイド溝9内に復帰するのを阻止する滑り止め機構又は引掛機構を設けた実施の形態を示す。
【0031】
これらの実施の形態に係るシートの定着装置は、図1の実施の形態と同じく、開口部巾狭の長尺支持フレーム1と、長尺支持フレーム1内に嵌合されて当該長尺支持フレーム1とでシート2を挾持する押えフレーム3と、押えフレーム3内に嵌合して当該押えフレーム3を長尺支持フレーム1の内壁側に押圧する押圧部材6とからなるねのである。そして押えフレーム3を横方向スライド自在に配設した左右一対の係止フレーム7と、各係止フレーム7の基端に任意の角度下方に傾斜して一体に連設した底部フレーム8,10と、一方の底部フレーム8に長手方向に沿って形成したガイド溝9とで構成し、他方の底部フレーム10をガイド溝9内にスライド自在に嵌合させた構成に於て共に一致する。
【0032】
図4の実施の形態では、ガイド溝9の下面に滑り止め機構と引掛機構14を兼ねたのこぎり歯状の歯15を多数形成したものであり、他方の底部フレーム10の先端下部エッジBがこれらの歯15のいずれか、好ましくは端部側の歯15に引掛けられてガイド溝9内に侵入するのを防止させている。
【0033】
同じく、図5の実施の形態では、他方の底部フレーム10の上面に滑り止め機構に引掛機構16とを兼ねたのこぎり歯状の歯17を多数形成し、この歯17にガイド溝9の出口端のエッジAが引掛けられるようにしたものである。
【0034】
同じく、図6の実施の形態では、滑り止め機構18として他方の底部フレーム10の上面とガイド溝9の下面とにそれぞれザラザラとした凹凸19,20をそれぞれ設けたものである。
【0035】
同じく、図7の実施の形態は、引掛機構20として一方の底部フレーム8の先端下部を切欠いて短かくすることにより引掛部21を形成し、この引掛部21に他方の底部フレーム10の先端を引掛けるようにしたものである。
【0036】
同じく、図8の実施の形態では、引掛機構22としてガイド溝9の上下面に多数の凹部22を形成し、他方の底部フレーム10の外面に凸部23を形成し、この底部フレーム10が圧縮方向に押された時凸部23が凹部22の一つに嵌合してそれ以上他方の底部フレーム10が圧縮方向に移動しないようにしているものである。
【0037】
同じく、図8の実施の形態では、引掛機構24として、一方の底部フレーム8内のガイド溝9の上下面に楔状の凹部25を多数形成し、他方の底部フレーム10の外周に楔状の凸部26を形成し、他方の底部フレーム10が圧縮方向の力を受けた時凸部26の端面が凹部25の端面又は一方の底部フレーム8の外端面に当接して引掛けられ、その位置からは圧縮方向には移動しないようにしたものである。
【0038】
この実施の形態では、押えフレーム3を構成する両側の係止フレーム7,7の角度は長尺支持フレーム1の両側壁部1bの角度と同じに形成され、各底部フレームム8,10は水平に形成されているが、各底部フレーム8,10を下方に傾斜してもよい。
【0039】
更に、図10,図11の実施の形態は、他方の底部フレーム10と係止フレーム7との間に傾斜した脚部27を設け、この脚部27の角度により各底部フレーム8,10の端部エッジA,Bが引っかかりやすくして底部フレーム10の圧縮方向への移動を阻止させたものである。この場合、底部フレーム10の下方には比較的大きな空間Sが形成され、例えば長尺支持フレーム1の底部1aの中央にビス等を打ち込んだ時このビスと干渉するのを防止できる。
【0040】
更に、図12,図13の実施の形態は、他方の底部フレーム10にもガイド溝9aを形成し、左右一対の底部フレーム8,10同士が各ガイド溝9,9aを介してスライド自在に嵌合させたものである。この実施の形態では、引掛機構として他方の底部フレーム10の先端に上下二段のエッジB,Bが形成され、このエッジB,Bが一方の底部フレーム8の上面とガイド溝9の下面に斜め方向から喰い込むように引掛けられることからシート2によって押えフレーム3が圧縮に押されてもこのエッジB,Bのつっ張り力で圧縮するのが阻止される。
【0041】
図14の実施の形態は、図1の実施の形態と実質的に同じであるが、この実施の形態では一方の底部フレーム8の端部上方にストッパSを起立して押圧部材6たる係止線条4に当節させたものである。この場合には押えフレーム3が圧縮方向に力をわ受けた時、図1の実施の形態と同じく底部フレーム10の端部エッジBがガイド溝9の下面に斜め方向から引掛けられて圧縮方向の移動を阻止すると共にストッパSが係止線条4に衝合して底部フレーム8,10が上方に浮き上がるのをより強固に阻止している。
【0042】
次に、図15,図16は、本発明の他の実施の形態に係るシートの定着装置を示す。
【0043】
この実施の形態に係わるシートの定着装置は、図1のものと同じく、 水平な底部1aと底部1aの両端から起立する両側壁部1b、1bとからなる開口部巾狭の長尺支持フレーム1と、長尺支持フレーム1内に移動自在に嵌合されて当該長尺フレーム1とでシート2を挾持する押えフレーム3と、押えフレーム3内に嵌合して当該押えフレームを上記両側壁部側に押圧する押圧部材たる係止線条4とからなるものである。
そして、上記押えフレーム3を中央の支持板28と、支持板28の両側に長手方向に沿って形成したガイド溝29、29と、上記両側壁部1b、1bと同一角度に形成した左右一対の係止フレーム7、7と、各係止フレーム7、7の基端に任意の角度上方又は下方に傾斜して一体に連設した底部フレーム8、10とで構成し、各底部フレーム8、10を上記各ガイド溝29、29内にスライド自在に嵌合させ、次いで上記係止線条4で上記各係止フレーム7、7を上記両側壁部1b、1bに押し当てた時上記一対の底部フレーム8、10を傾斜させて上記各底部フレームが上記ガイド溝29、29内に復帰して侵入するのを阻止させるものである。
【0044】
この実施の形態では、中央に支持板28が配置されていることにより左右の係止フレーム7,7が圧縮方向に押されても一対の底部フレーム8,10が上方に浮き上がるのが防止される。又、各底部フレーム8,10の端部エッジB,Bがガイド溝29,29の下面に引掛けられ、ガイド溝29,29の端部エッジC,Cが底部フレーム8,10の上面に引掛けられて各底部フレーム8,10の圧縮方向への移動が阻止される。更に図17,図18は本発明の他の実施の形態に係るシートの定着装置を示す。
【0045】
これは図1の場合と同じく、 水平な底部1aと底部1aの両端から起立する両側壁部1b、1bとからなる開口部巾狭の長尺支持フレーム1と、長尺支持フレーム1内に移動自在に嵌合されて当該長尺支持フレーム1とでシート2を挾持する押えフレーム3と、押えフレーム3内に嵌合して当該押えフレーム3を上記両側壁部側に押圧する押圧部材たる係止線条4とからなるものである。
そして、上記押えフレーム3を中央の水平支持板30と、上記両側壁部1bと同一角度に形成した左右一対の係止フレーム7、7と、各係止フレーム7、7の基端に任意の角度上方又は下方に傾斜して一体に連設した底部フレーム8、10と、各底部フレーム8、10に長手方向に沿って形成したガイド溝9、9とで構成し、各ガイド溝9、9内に水平支持板30の両端部をそれぞれ嵌合させ、次いで上記係止線条4上記各係止フレーム7、7を上記両側壁部1b、1bに押し当てた時上記一対の底部フレームを8、10傾斜させて上記各底部フレーム8、10が上記ガイド溝9、9内に復帰して侵入するのを阻止させるものである。
【0046】
この実施の形態では、図15の実施の形態と同じく、中央に水平支持板30が配設されていることにより一対の底部フレーム8,10が上方に浮き上がるのが防止される。又、係止フレーム7,7と底部フレーム8,10がシート2からの荷重で圧縮方向の力を受けた時ガイド溝9,9の各端部のエッジA,Aが水平支持板30の上面に引掛けられ、水平支持板30の端部下方のエッジD,Dがガイド溝9,9の下面に引掛けられて底部フレーム8,10が圧縮方向に移動するのが阻止される。
【0047】
尚、上記各図10乃至図18の実施形態において、各ガイド溝9,9aと底部フレーム10又は支持板30との間に図4乃至図9に示すような滑り止め機構又は引掛機構を設けてもよい。更に、上記各実施の形態では底部フレーム8,10は下方に傾斜しているが斜め上方に傾斜させてもよい。この場合は押えフレーム3が押し拡げられた時は逆V字状となり、上記と同じ作用,効果が得られる。
【0048】
次に、図19(A)(B)乃至図24(A)(B)はシートの滑りを防止する機構の実施の形態を示す。
【0049】
すでに述べたように、シート2は長尺支持フレーム1内に押えフレーム3を嵌合させ、長尺支持フレーム1の内面と押えフレーム3の外面とでシート2を挾持するから、シート2に外力が作用しても、シート2は普通の風等による外力では抜けない効果がある。しかし、シート2を硬質で表面がつるつるとした材質、例えば、硬質の合成樹脂で成形した場合、あるいは合成樹脂で成形したネットからなるシートの場合、このシート2は長尺支持フレーム1と押えフレーム3に対して滑り易くなる。この為、台風等の大きな外力がシート2に作用すると、シート2が上下方向にばたばたと振動し、長尺支持フレーム1から水平方向に向けて抜け出ようとする力がかかり、この引張力によりシート2が滑って抜け出てしまう。この為、このシート2を固定している骨組がゆがんだり、シート2の端部に設けた換気装置が開口してしまうようなおそれがある。
【0050】
図19乃至図24に示すシートの滑り防止機構は上記のような不具合に対応できるようにしたものである。
【0051】
図19(A)は図1乃至図3に示すシートの定着装置に利用したシート押えフレーム3の外面にシートの滑り止め機構50を付加したものである。即ち、係止フレーム7と底部フレーム8,10との交叉部外面に長手方向に沿って形成した多数ののこぎり歯状の溝51からなれ滑り止め機構50を設けたものである。のこぎり歯状の溝51に代えて多数の凹凸であってもよい。
【0052】
同じく図19(B)は上記に加えて係止フレーム7とカール11との交叉部外面に上記と同じのこぎり歯状の溝52からなるもう一つの滑り止め機構50を設けたものである。
【0053】
この場合には押えフレーム3が長尺支持フレーム1内に嵌合するとシート2が長尺支持フレーム1と押えフレーム3とで教示されると共にシート2が滑り止め機構51に引掛けられる。
【0054】
この為、シート2に大きな台風等による外力が作用しても、この滑り止め機構51が大きなフリクションをシート2に付与するので、シート2が滑りにくくなり、結果的にづるづると長尺支持フレーム1から水平方向に抜け出るのが防止される。滑り止め機構51はシート2に対して挾持力が一番大き部位に設けるのが好ましいが、押えフレーム3の外面全域に形成してもよい。
【0055】
図20は滑り止め機構50を設けた他の実施の形態を示し、これは係止フレーム7と底部フレーム8,10との交叉部外面をざらざらとした粗面52として成形し、この粗面52でシート2に対するフリクションを付与するものである。
【0056】
同じく図21は滑り止め機構50の他の実施の形態を示し、これは上記と同じ交叉部の外面に凹溝53を形成し、この凹溝53内に長手方向に沿って嵌合し又は貼着させたゴム54から構成したものである。この場合にはゴム54がシート2に対してフリクションを付与するものである。
【0057】
同じく図22も他の実施の形態を示し、これは上記と同じ交叉部にふき付けた塗料又は粒子55で滑り止め機構50を形成したものである。
【0058】
更に図23は他の実施の形態に係り、これは長尺支持フレーム1の鳩尾状溝13の内面にのこぎり歯状の溝56又は凹凸からなる滑り止め機構50を形成したものである。この場合にもこの滑り止め機構50がシート2にフリクションを付与する。
【0059】
滑り止め機構50は長尺支持フレーム1の内面全域に設けてもよく、上記の実施の形態と同じく、ざらざらとした粗面、ふき付けた塗料又は多数の粒子、嵌合又は貼着したゴム等であってもよい。
【0060】
更に図24は本発明の他の実施の形態に係り、これは図1と同じシートの定着装置における押えフレーム3を変形したものであり、挾持力の強化とシートの滑りを防止するものである。
【0061】
即ち図12(A)に示すように押えフレーム3を構成する左右一対の係止フレーム7の上端を長尺支持フレーム1の両側壁部1bよりそれぞれ上方に延長してカール11を形成し、このカール11の端部にシート2を下方に付勢する板状の突起56を下方に向けて設け、この突起56をシートの挾持力付勢部材として利用している。この場合、突起56の下端は長尺支持フレーム1のカール1cの頂部より下方まで突出しているのが好ましい。
【0062】
この突起56を使用することにより、シート2が展張された時シート2を突起56がカール1cの頂部より下方に押圧し、シート2にテンションをかけている。これによりシート2がより張力に緊張する。しかも、シート2に風等の外力が作用した時シート2が矢印Xで示すように水平方向に引張り込まれ、この時シート2が突起56を矢印Yで示すように上方に押し上げる。この為カール11を介して係止フレーム7が長尺支持フレーム1のカール1cを支点にして回転し、矢印Zで示すように係止フレーム7がシート2をより締め付ける方向に付勢されシート2に対する挾持力を増大し、シート2の滑りを防止する。
【0063】
図24(B)(C)はカール11の上端を変曲又はほぼ水平に、この端部に断面円形状突起56a,56bを変形し、突起56a,56bでシート2を下方
に付勢しているものである。作用,効果は図12(A)の場合と同じである。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、次の効果がある。
【0065】
(1) 請求項1乃至6の発明によれば、ガイド溝を介して底部フレームを嵌合しているから、このガイド溝を介して係止フレームを圧縮方向,拡径方向にスライドでき、通常は圧縮してコンパクトにでき、搬送,格納が容易となる。使用時には押圧部材が両側フレームを拡径方向たる両側壁方向にスライドさせるから各係止フレームと長尺支持フレームとでシートを挾持し、シートのたるみ、シワの発生を防止し、又シートのこすれによる破断を防止する。
【0066】
(2) 請求項1乃至6の発明によれば、底部フレーム同士が嵌合し又は中央に支持板が存在しているから、この底部フレーム又は支持板が押えフレーム全体を補強し、シートからの張力が圧縮方向に作用しても両側フレームが折れ曲ったり、そり返えることが防止され、従って押えフレームの長尺支持フレームに対する着脱操作が著しく向上し、従ってシートの定着作業が向上し、作業能率の向上と作業コストの低減が図れる。
【0067】
(3) 同じく、請求項1乃至6の発明によれば、係止フレームが両側壁部と同じ角度で、底部フレームが上方又は下方に傾斜しているから、押えフレームが左右に拡径した時傾斜して例えばV字状となり、更にシートから圧縮方向の力を受けるとより鋭角なV字状になろうとし、これにより底部フレームの端部エッジが引っ掛って圧縮方向の移動が阻止され、即ち、上記各底部フレームが上記ガイド溝内に復帰して侵入するのが阻止され、シートの挾持を維持できる。更に押えフレームがV字状となった時長尺支持フレームとで剛性のある構造体となり、シートの定着装置自体がビニールハウスの剛性のある骨組となる。
【0068】
(4) 請求項6の発明によれば、滑り止め機構又は引掛機構を備えているから、より強固に押えフレームが圧縮するのを防止できる。
【0069】
(5) 請求項7,8,9の発明によれば、シートの滑り止め機構を設けたので、この機構がシートに台風等の大きな外力が作用してもフリクションを付与し、シートの滑り抜けを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るシートの定着装置の使用状態を示す斜視図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】(A)図1の縦断拡大正面図である。
(B)図1の一部拡大正面図である。
【図4】他の実施の形態に係る押圧フレームの縦断正面図である。
【図5】他の実施の形態に係る押圧フレームの縦断正面図である。
【図6】他の実施の形態に係る押圧フレームの縦断正面図である。
【図7】他の実施の形態に係る押圧フレームの縦断正面図である。
【図8】他の実施の形態に係る押圧フレームの縦断正面図である。
【図9】他の実施の形態に係るシートの定着装置の縦断正面図である。
【図10】他の実施の形態に係る押圧フレームの縦断正面図である。
【図11】図11の押圧フレームを利用した他のじ」つしの形態に係るシートの定着装置の縦断正面図である。
【図12】他の実施の形態に係る押圧フレームの縦断正面図である。
【図13】図12の押圧フレームを利用した他の実施の形態に係るシートの定着装置の縦断正面図である。
【図14】他の実施の形態に係る押圧フレームの縦断正面図である。
【図15】他の実施の形態に係る押圧フレームの縦断正面図である。
【図16】図15の押圧フレームを利用した他の実施の形態に係るシートの定着装置の縦断正面図である。
【図17】他の実施の形態に係る押圧フレームの縦断正面図である。
【図18】図17の押圧フレームを利用した他の実施の形態に係るシートの定着装置の縦断正面図である。
【図19】(A)(B)はシートの滑り止め機構の一実施の形態を示す斜視図である。
【図20】他の実施の形態に係るシートの滑り機構を示す斜視図である。
【図21】他の実施の形態に係るシートの滑り機構を示す斜視図である。
【図22】他の実施の形態に係るシートの滑り機構を示す斜視図である。
【図23】他の実施の形態に係るシートの滑り機構を示す斜視図である。
【図24】(A)(B)は他の実施の形態に係るシートの滑り機構を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 長尺支持フレーム
1a 水平な底部
1b 両側壁部
2 シート
3 押えフレーム
6 押圧部材
7 係止フレーム
8,10 底部フレーム
9,29 ガイド溝
28 支持板
30 水平支持板
50 滑り止め機構
56 突起
S ストッパ

Claims (9)

  1. 水平な底部と底部の両側から起立する両側壁部とからなる開口部巾狭の長尺支持フレームと、長尺支持フレーム内に移動自在に嵌合されて当該長尺支持フレームとでシートを挟持する押えフレームと、押えフレーム内に嵌合して当該押えフレームを上記両側壁部側に押圧する押圧部材とからなるシートの定着装置において、上記押えフレームを上記両側壁部と同一角度に形成した左右一対の係止フレームと、各係止フレームの基端に任意の角度上方又は下方に傾斜して一体に連設した左右一対の底部フレームと、少なくとも一方の底部フレームに長手方向に沿って形成したガイド溝とで構成し、他方の底部フレームをガイド溝内にスライド自在に嵌合させ、次いで上記押圧部材で上記各係止フレームを上記両側壁部に押し当てた時上記一対の底部フレームを傾斜させて上記他方の底部フレームが上記ガイド溝内に復帰して侵入するのを阻止させることを特徴とするシートの定着装置。
  2. ガイド溝を備えた一方の底部フレームの端部上方に押圧部材に当接するストッパを起立させたことを特徴とする請求項1のシートの定着装置。
  3. 一方の底部フレームと他方の底部フレームにそれぞれ長手方向に沿ってガイド溝を形成し、各底部フレーム同士を各ガイド溝を介してスライド自在に嵌合させたことを特徴とする請求項1のシートの定着装置。
  4. 水平な底部と底部の両端から起立する両側壁部とからなる開口部巾狭の長尺支持フレームと、長尺支持フレーム内に移動自在に嵌合されて当該長尺フレームとでシートを挾持する押えフレームと、押えフレーム内に嵌合して当該押えフレームを上記両側壁部側に押圧する押圧部材とからなるシートの定着装置において、上記押えフレームを中央の支持板と、支持板の両側に長手方向に沿って形成したガイド溝と、上記両側壁部と同一角度に形成した左右一対の係止フレームと、各係止フレームの基端に任意の角度上方又は下方に傾斜して一体に連設した底部フレームとで構成し、各底部フレームを上記各ガイド溝内にスライド自在に嵌合させ、次いで上記押圧部材で上記各係止フレームを上記両側壁部に押し当てた時上記一対の底部フレームを傾斜させて上記各底部フレームが上記ガイド溝内に復帰して侵入するのを阻止させることを特徴とするシートの定着装置。
  5. 水平な底部と底部の両端から起立する両側壁部とからなる開口部巾狭の長尺支持フレームと、長尺支持フレーム内に移動自在に嵌合されて当該長尺支持フレームとでシートを挾持する押えフレームと、押えフレーム内に嵌合して当該押えフレームを上記両側壁部側に押圧する押圧部材とからなるシートの定着装置において、上記押えフレームを中央の水平支持板と、上記両側壁部と同一角度に形成した左右一対の係止フレームと、各係止フレームの基端に任意の角度上方又は下方に傾斜して一体に連設した底部フレームと、各底部フレームに長手方向に沿って形成したガイド溝とで構成し、各ガイド溝内に水平支持板の両端部をそれぞれ嵌合させ、次いで上記押圧部材で上記各係止フレームを上記両側壁部に押し当てた時上記一対の底部フレームを傾斜させて上記各底部フレームが上記ガイド溝内に復帰して侵入するのを阻止させることを特徴とするシートの定着装置。
  6. ガイド溝とガイド溝内に嵌合する底部フレーム又は支持板との間に当該底部フレームがガイド溝内に復帰するのを阻止する滑り止め機構又は引掛機構を設けたことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5のシートの定着装置。
  7. 長尺支持フレームの内面、又は押えフレームの外面の全域又は一部にシートにフリクションを付与する滑り止め機構を設けたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6のシートの定着装置。
  8. 滑り止め機構がのこぎり歯状の溝、多数の凹凸、ざらざらとした粗面、ふき付けた塗料、ふき付けた多数の粒子又は粘着させたゴムからなる請求項7のシートの定着装置。
  9. 左右一対の係止フレームの上端を長尺支持フレームの両側壁部よりそれぞれ上方に延長してカールを形成し、このカールの端部にシートを下方に付勢する突起を設けたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8のシートの定着装置。
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