JPH0742288Y2 - シートの定着装置 - Google Patents

シートの定着装置

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JPH0742288Y2
JPH0742288Y2 JP1993024149U JP2414993U JPH0742288Y2 JP H0742288 Y2 JPH0742288 Y2 JP H0742288Y2 JP 1993024149 U JP1993024149 U JP 1993024149U JP 2414993 U JP2414993 U JP 2414993U JP H0742288 Y2 JPH0742288 Y2 JP H0742288Y2
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JP
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frame
sheet
fixing device
pressing
holding frame
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善成 弘田
繁行 松田
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東都興業株式会社
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

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  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、透光性の軟質又は硬質
シートを展張した温室たるビニールハウスにおいて、前
記シートを骨組に定着させるシートの定着装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の一般的なシートの定着装置は、
開口部巾狭の長尺支持フレームと、この支持フレーム内
に嵌合する弾性な係止線条とからなり、支持フレーム内
に係止線条で軟質のビニールシートを押圧して定着させ
るものである。
【0003】ところが、最近、保温性、流滴性、耐久
性、耐寒性にすぐれ、汚れにくく、焼却など廃棄処理も
容易な薄い軟質フイルムが温室用のシートとして開発さ
れた。
【0004】そこで、この軟質フイルムを上記長尺支持
フレームと係止線条とからなるシートの定着装置で定着
しようとすると、このフイルムは伸びに欠けているため
にどうしてもシワが発生し、更に薄いためにシートが支
持フレームとの間でこすれて破断したり、あるいはシー
ト押えのために展張したシート押えひもとの間で摩摺し
てやぶけてしまうという不具合が発生する。
【0005】この為、本出願人は例えば、実公昭54−
42992号公報に開示したシートの定着装置を利用し
て上記の軟質シートを定着しようと試みた。
【0006】このシートの定着装置は、軟質シートのみ
ならず、硬質シートの定着にも使用できるものであり、
シートのシワの発生を防止でき、シートがこすれて破断
するのを防止でき、あるいはシート押え用のシート押え
ひもとの間で摩摺が発生するのを防止できるものであ
る。
【0007】このシートの定着装置は、横断面を鳩尾状
に屈曲成形し且つ両側上端にカールを形成した開口部巾
狭の長尺支持フレームと、長尺支持フレームの形状にほ
ぼ合致して長尺支持フレーム内に嵌合する分割可能な押
えフレームと、押えフレーム内に嵌合して当該押えフレ
ームを長尺支持フレームの内壁に押圧する弾性な係止線
条とからなり、押えフレームの底部中央に長手方向に沿
うストレートなミシン線を形成したものである。
【0008】上記のシートの定着装置では、長尺支持フ
レーム内に押えフレームを介してシートを嵌入させ、押
えフレーム内に強制的に屈曲させながら係止線条を嵌合
したときミシン線を介して押えフレームが2分割され、
分割された押えフレームが長尺支持フレームの内壁方向
に押され、各押えフレームの外面と長尺支持フレームの
内壁とでシートを挾持するものである。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
シートの定着装置は、押えフレームの底部中央にストレ
ートなミシン線が形成されているものであるため、押え
フレームで長尺支持フレーム内にシートを押し込もうと
するとき、シートの張力、いいかえればシートが水平状
態に戻ろうとする自己復元力が押えフレームの背面に作
用し、ミシン線を中心にして押えフレームを内側に折り
曲げてしまったり、若干押えフレームの押圧力を弛める
と逆にミシン線を中心にして逆向きにそりかえってしま
う場合がある。
【0010】この為、押えフレーム内にシートを良好に
仮保持できないばかりか、押えフレーム内に係止線条を
スムースに嵌入できない不具合がある。
【0011】更に、押えフレームで支持フレーム内にシ
ートを仮保持し、係止線条を押えフレーム内に嵌入した
場合、押えフレームはミシン線で分割されて左右横方向
に移動するが、この際、連続して係止線条をよじりなが
ら次々に嵌入操作するため、係止線条のばね力が押えフ
レームに作用し、分割された二つの押えフレームの底部
が若干変形すると共に軸方向にずれが生じ、シートにシ
ワを発生したり、均一な挾持ができない。
【0012】特に、押えフレームにずれが生じると、連
続して複数の押えフレームを支持フレーム内に嵌合させ
る時隣同志の押えフレームの位置合せが出来なくなって
しまう不具合がある。
【0013】更に、上記従来の押えフレームは、ミシン
線を介して両側に2分割されてしまうから、シートの張
り替え時に一度長尺支持フレームから撤去し、再び長尺
支持フレーム内に嵌合して再利用しようとしても、分割
された二つの押えフレームをスムースに位置合せしなが
ら嵌合させることが非常に困難となり、ほとんど不可能
に近いものである。
【0014】そこで、本考案の目的は、シートの定着作
業時に押えフレームが内側に折り曲がったり、逆向きに
そりかえったりせず、位置ずれすることなくシートを良
好に保持でき、シートの材質にかかわらずシワが発生せ
ず、こすれて摩耗するのが防止され、シート押えひもと
の間で摩摺するのが防止でき、押えフレームの再利用も
可能なシートの定着装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案の構成は、開口部巾狭の長尺支持フレーム
と、長尺支持フレーム内に嵌合されて当該長尺支持フレ
ームとでシートを挾持する押えフレームと、押えフレー
ム内に嵌合して当該押えフレームを長尺支持フレームの
内壁に押圧する押圧部材とからなるシートの定着装置に
おいて、前記押えフレームは底部に長手方向に沿う切り
込みを一列又は複数列形成して横方向に伸縮自在な構成
となし、前記押圧部材は弾性な係止線条と押えフレーム
を強制的に横方向に拡げる回転自在な止め片とで構成さ
せてなることを特徴とするものである。
【0016】押え部材としては、押えフレームの横巾よ
り大きい長さを備えた回転自在な止め片で構成し、当該
止め片を押えフレーム内に任意の間隔を設けて複数嵌合
させてもよい。
【0017】止め片としては、押えフレームの横巾より
大きい長さを備えた回転自在な矩形の板本体と、板本体
のコーナに形成した弯曲面と、板本体の中央に形成した
工具挿入用の係止孔と、で構成するのが好ましい。
【0018】止め片としては、押えフレームの横巾より
大きい長さを備えた略々Z字状の線材で構成してもよ
い。
【0019】更に、止め片を構成する板本体のコーナに
近接した位置に切り込みを形成してコーナ部に弾性を付
与するのが好ましい。
【0020】更に、止め片を構成する板本体の端部にひ
もを接続するブラケットを一体に接続してもよい。
【0021】
【作用】押え部材として係止線条と止め片とで構成した
場合、先ず止め片を押えフレーム内で回転すると押えフ
レームの切り込みが拡開し、底部の横巾が拡がる。
【0022】この為、押えフレーム内に係止線条をスム
ースに装着でき、止め片と係止線条とで押えフレームを
押圧し、押えフレームは長尺支持フレームと協働してシ
ートを挾持する。
【0023】押圧部材として止め片を押えフレーム内に
任意の間隔で複数嵌合させた場合には、各止め片を次々
と回動していくことにより押えフレームが次々と横方向
に拡げられ、各止め片のみでシートを定着できる。
【0024】
【実施例】以下、本考案の実施例を図にもとづいて説明
するが、図1乃至図4は本考案の一実施例を示す。
【0025】シートの定着装置Aは、開口部巾狭の長尺
支持フレーム1と、支持フレーム1内に嵌合して支持フ
レーム1と協動しながらシート6を挾持する伸縮可能な
押えフレーム7と、押えフレーム7内に強制的に嵌合さ
れて押えフレーム7を支持フレーム1の内壁側に押圧す
る押圧部材たる弾性な係止線条8と止め片20と、で構
成されている。
【0026】長尺な支持フレーム1は、底部9と、底部
9の両側に斜め内側に傾斜して起立する両側フレーム1
0,10と、両側フレーム10,10の上部に設けたカ
ール2,2と、を有し、底部9と両側フレーム10との
間には鳩尾状溝11が形成されている。
【0027】支持フレーム1は、開口部巾狭であれば、
例えばC型チャンネルのような部材であってもよい。
【0028】押えフレーム7は、図2、図3に示すよう
に断面形状が支持フレーム1の断面形状に相以的に実質
的に合致するものであり、これは、底部12と、底部1
2の両側に傾斜して設けた両側フレーム13,13と、
両側フレーム13,13の上部に設けた押え片14,1
4と、底部12に長手方向に沿って形成した複数の切り
込み16とで構成されている。
【0029】切り込み16は、底部12の長手方向に沿
って複数形成され、この切り込み16は一列でもよく、
図示のように複数列、例えば3列設けてもよい。
【0030】長手方向に沿う各切り込み16の間には接
続部17が設けられている。
【0031】又、隣同志の切り込み16は必ず他側の接
続部17と対向する位置に形成されているのが好まし
い。
【0032】押えフレーム7は、通常図2の状態にある
が、横方向に押圧されると、図3に示すように各切り込
み16が拡開、その分全体の横巾が大きくなる。
【0033】押圧力が中止されると自己復元力で図2の
状態に戻り、要するに切り込み16を介して横方向に伸
縮自在となるように構成されている。
【0034】係止線条8は、公知のように、台形、又は
波形を連続した弾性な線材で構成されている。
【0035】止め片20は、図4に示すように、押えフ
レーム7の横巾と同じか又はこれより大きい長手方向の
長さLを備えた回転自在な矩形、即ち長方形状の板本体
21と、板本体21のコーナに形成した弯曲面22と、
板本体21の中央に形成した工具挿入用の長孔からなる
係止孔23と、各コーナに近接した位置に形成してコー
ナ部24に弾性を付与した切り込み25とで構成されて
いる。
【0036】止め片20の材質と硬度は、押えフレーム
7の材質と硬度と同じ材料、例えば金属、合成樹脂で成
形されるのが好ましい。
【0037】止め片20と押えフレーム7とは異なった
材料で成形しても使用可能であるが、この場合には押え
フレーム7内で強制的に止め片20を回動すると硬度の
小さい方が摩耗する度合が大きくなる。
【0038】この為、同じ材料で成形しておけば、摩耗
の度合を小さくすることができる利点がある。
【0039】次に、シートの装着順序を説明する。
【0040】温室の骨組に長尺支持フレーム1をあらか
じめ固定し、この長尺支持フレーム1の上側にビニール
シートその他の透光性に富んだ軟質又は硬質のシートを
展張する。
【0041】次いで、長尺支持フレーム1内に押えフレ
ーム7を介して押し込み、次に、押えフレーム7内の例
えば端部に止め片20を巾の狭い方から嵌合し、この状
態で係止孔23内にドライバー等の工具を挿入して強制
的に90度回転すると、止め片20の縦方向の長さLが
押えフレーム7の横巾より大きいことから、この止め片
20が押えフレーム7を横方向に押圧し、これを横方向
に拡げる。
【0042】この為、押えフレーム7の切り込み17が
拡開し、両側フレーム13,13が長尺支持フレーム1
の両側フレーム10,10の内壁に当接し、長尺支持フ
レーム1と押えフレーム7とでシート6を挾持する。
【0043】この状態では止め片20が嵌合している位
置では押えフレーム7が横方向に拡がって拡径してお
り、係止線条8の一部をスムースに嵌合でき、この位置
から更に係止線条8の残りの部分を順次押えフレーム7
を拡径させながら嵌合させ、係止線条8で横方向に押圧
された押えフレーム7が順次シート6を定着させる。
【0044】止め片20は、前記のように最初に押えフ
レーム7の端部に嵌合して押えフレーム7の端部を部分
的に拡径してもよいが、あらかじめ、端部や中間の位置
に嵌合して押えフレーム7を長手方向に沿って均一に拡
開しておいてもよい。
【0045】止め片20は、コーナ部24が切り込み2
5で弾性が付与されており、且つ外面に弯曲面22が形
成されているから、押えフレーム7内で90度回転する
時スムースに回転できる。
【0046】押えフレーム7には押え片14が形成され
ているからこの押え片14と長尺支持フレーム1のカー
ル2との間でシート6を挾持し、シート6のばた付きを
防止するワイヤ、ひも、等がシート6上に配設されてい
ても、このワイヤ等がシート6を摩摺するのを防止す
る。
【0047】図5は、止め片20の他の実施例を示す。
【0048】これは、板本体21と弯曲面22と係止孔
23とを備えており、図4の実施例の止め片に対して切
り込み25を省略したものである。
【0049】この実施例でも弯曲面22が形成されてい
ることによりスムースに回動できる。
【0050】図6は、止め片20の他の実施例を示す。
【0051】これは、図4に示す止め片20と実質的に
同じであり、各コーナ部24に近接した位置に切り込み
25aを形成し、この切り込み25aを更に切り欠き2
5cに連続させ、コーナ部24をよりスムースに撓ませ
るようにしたものである。
【0052】図7は、止め片20の他の実施例を示す。
【0053】これは、図4の止め片20を更に変形した
もので、コーナ部24に近接して切り込み25cを形成
すると共に板本体21の両側の内部を一部切削し、弾性
に富んだリップ26を形成したものである。
【0054】作用及び効果は、図4の止め片20と同じ
である。
【0055】図8は、止め片20の他の実施例を示す。
【0056】これは、矩形の板本体21aと、板本体2
1aのコーナに形成した弯曲面22aと、板本体21a
の中央に固定したレバー27とで構成され、板本体21
aを押えフレーム7内に嵌合した後にレバー27で板本
体21aを90度回動し、押えフレーム7を拡径させる
ものである。
【0057】図9は、止め片20の他の実施例を示す。
【0058】これは、線材を略々Z字状に成形した本体
21bと、本体21bのコーナ部4ケ所に形成した弯曲
面22bと前後の水平面28,28とを備えたもので、
本体21bを押えフレーム7内に嵌合した後にペンチ等
の工具で本体21bの中央をつまんで90度回転するも
のである。
【0059】図10は、止め片20の他の実施例を示
す。
【0060】これは、図5の止め片20と実質的に同じ
であり、板本体21の端部にブラケット29を取り付け
たものであり、このブラケット29には孔30が設けら
れ、この孔30を介してブラケット29にシート6のば
た付きを防止するワイヤ、ひもを結合できるようにする
と共に、このブラケット29を把手として使用し、押え
フレーム7でこのブラケット29を介して板本体90度
回動するものである。
【0061】図11は、係止線条を使用しないシートの
定着装置の一実施例を示す。
【0062】図1の実施例では、止め片20であらかじ
め押えフレーム7を一部分拡径し、その後係止線条8を
装着してシートを定着するものであるが、本実施例は、
止め片20のみで押えフレーム7を拡径して固定するも
のである。
【0063】長尺支持フレーム1と押えフレーム7と止
め片20の構造は、それぞれ図1、図2、図4に示した
ものと同一である。
【0064】各止め片20は、あらかじめ押えフレーム
7内に任意の間隔を置いて複数個、独立して嵌合してお
くと共に簡単にはがれるように押えフレーム7の底部1
2上に仮止めしておく。
【0065】但し、各止め片20は、簡単に切断できる
連結部材で任意の間隔を置いて接続しておいてもよい。
【0066】この状態で押えフレーム7をシート6を押
えながら長尺支持フレーム1内に嵌合後止め片20を順
次一つ一つ90度回動すると、その部分の押えフレーム
7が切り込み16を介して拡径し、その両側フレーム1
3がシート6を挾持して定着する。
【0067】止め片20は、複数個存在するから、次々
に押えフレーム7が長手方向に沿って拡径し、各止め片
20で固定する為に、係止線条8を装着しなくてもこの
止め片20のみでシート6が定着されるものである。
【0068】止め片20は、図5乃至図10の実施例に
示すものを使用してもよい。
【0069】図12は、温室の換気窓の付近に装着した
シートの定着装置を示す。
【0070】これは、図11の実施例と同じく、止め片
20と押えフレーム7とからなるシートの定着装置Aを
使用している。
【0071】押えフレーム7は、図2に示す構造と同一
の構造を有し、止め片20は、図10の実施例と実質的
に同じで、板本体21とブラケット29aを備えてい
る。
【0072】ブラケット29は、引掛部29bを有し、
この引掛部29bにシート押えひも30が結合されてい
る。
【0073】この場合、シート6は、シート押えひも3
0で押え込まれ、このシート6の下方をハンドルを介し
てロッドに巻き付けると巻き付けられた分の拡さの開口
が温室の側部に形成されて換気窓として使用される。
【0074】また、巻き戻すと換気窓が閉じるようにな
っている。
【0075】
【考案の効果】1)押えフレームは底部に長手方向に沿
って複数の切り込みを形成しているから押圧部材として
止め片と係止線条、又は止め片のみを嵌合して横方向に
押圧するとこの切り込みが拡開し、押えフレームが拡が
る為に押えフレームと長尺支持フレームでシートを挾持
し定着できる。
【0076】2)押えフレームは底部に切り込みのみを
形成しているだけであるから底部の強度が維持でき、こ
の押えフレームをシートの張力に抗して長尺支持フレー
ム内に嵌合しても内側に折り曲がったり、逆向きにそり
かえるのが防止でき、押圧部材をスムースに押えフレー
ム内に嵌合できる。
【0077】3)同じく、押えフレーム内で止め片を回
動しても押えフレームは横方向に拡径するのみで二つに
分割されることが無い。従って止め片の回動時に分割さ
れて位置ずれするのが防止されるから長尺支持フレーム
内に連続して押えフレームを位置ずれすることなく装着
できる。
【0078】4)押えフレームが分割して位置ずれする
のが防止されるから、シートにシワが発生したり、こす
れてやぶけるのが防止される。
【0079】5)押えフレームは拡径するのみで分割さ
れないから、シートの張り替え時に押圧部材を撤去する
と押えフレームは自己復元力で元の状態に圧縮するから
再利用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】係止線条と止め片とからなる押圧部材を備えた
シートの定着装置の一実施例に係る斜視図である。
【図2】図1に係る押えフレームの斜視図である。
【図3】図2に係る押えフレームが拡径した状態の斜視
図である。
【図4】止め片の一実施例に係る斜視図である。
【図5】止め片の他の実施例に係る斜視図である。
【図6】止め片の他の実施例に係る斜視図である。
【図7】止め片の他の実施例に係る斜視図である。
【図8】止め片の他の実施例に係る斜視図である。
【図9】止め片の他の実施例に係る斜視図である。
【図10】止め片の他の実施例に係る斜視図である。
【図11】押圧部材として止め片のみを使用したシート
の定着装置の斜視図である。
【図12】温室の換気窓の付近に配置してシートの押え
ひもの結合にも利用したシートの定着装置の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 長尺支持フレーム 6 シート 7 押えフレーム 8 押圧部材たる係止線条 12 底部 16 切り込み 20 押圧部材たる止め片 21 板本体 22 彎曲面 23 係止孔 24 コーナ部 25,25a,25c 切り込み 29,29b ブラケット L 長さ

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部巾狭の長尺支持フレームと、長尺
    支持フレーム内に嵌合されて当該長尺支持フレームとで
    シートを挾持する押えフレームと、押えフレーム内に嵌
    合して当該押えフレームを長尺支持フレームの内壁に押
    圧する押圧部材とからなるシートの定着装置において、
    前記押えフレームは底部に長手方向に沿う複数の切り込
    みを一列又は複数列形成して横方向に伸縮自在な構成と
    なし、前記押圧部材は弾性な係止線条と押えフレームを
    強制的に横方向に拡げる回転自在な止め片とで構成させ
    てなるシートの定着装置。
  2. 【請求項2】 開口部巾狭の長尺支持フレームと、長尺
    支持フレーム内に嵌合されて当該長尺支持フレームとで
    シートを挾持する押えフレームと、押えフレーム内に嵌
    合して当該押えフレームを長尺支持フレームの内壁に押
    圧する押圧部材とからなるシートの定着装置において、
    前記押えフレームは底部に長手方向に沿う複数の切り込
    みを一列又は複数列形成して横方向に伸縮自在な構成と
    なし、前記押圧部材は前記押えフレームの横巾より大き
    い長さを備えた回転自在な止め片で構成し、当該止め片
    を押えフレーム内に任意の間隔を設けて複数嵌合させた
    ことを特徴とするシートの定着装置。
  3. 【請求項3】 止め片が押えフレームの横巾より大きい
    長さを備えた回転自在な矩形の板本体と、板本体のコー
    ナに形成した弯曲面と、板本体の中央に形成した工具挿
    入用の係止孔とで構成されている請求項1又は2記載の
    シートの定着装置。
  4. 【請求項4】 止め片が押えフレーム内にあらかじめ仮
    止めされている請求項2記載のシートの定着装置。
  5. 【請求項5】 止め片が押えフレームの横巾より大きい
    長さを備えた略々Z字状の線材で構成されている請求項
    1又は2記載のシートの定着装置。
  6. 【請求項6】 板本体のコーナに近接した位置に切り込
    みを形成してコーナ部に弾性を付与している請求項3記
    載のシートの定着装置。
  7. 【請求項7】 板本体の端部にひもを接続するブラケッ
    トが一体に接続されている請求項3記載のシートの定着
    装置。
JP1993024149U 1993-04-12 1993-04-12 シートの定着装置 Expired - Lifetime JPH0742288Y2 (ja)

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Cited By (1)

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