JPH0651704A - シ−トの展張金具 - Google Patents
シ−トの展張金具Info
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- JPH0651704A JPH0651704A JP19324592A JP19324592A JPH0651704A JP H0651704 A JPH0651704 A JP H0651704A JP 19324592 A JP19324592 A JP 19324592A JP 19324592 A JP19324592 A JP 19324592A JP H0651704 A JPH0651704 A JP H0651704A
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- JP
- Japan
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- sheet
- seat
- section
- gripping member
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 軟質シートを枠体に緊張状態に展張するため
の金具であって、展張作業の効率化を主たる目的とす
る。 【構成】 軟質シートを枠体に緊張状態に展張するため
の金具であって、（１）枠体に固定するための支持部
材、（２）シートを挟持するための断面Ｕ型溝部を設け
た把持部材（３）両者を相互の位置の調節可能に連結す
るボルト、（４）把持部材の断面Ｕ型溝部にシートの縁
端部とともに嵌合しシートを固定する断面逆Ｌ型のバー
からなる。 【効果】 シートの縁端部と把持部材の結合作業が従来
技術にくらべ著しく容易となり、かつ位置の精度も向上
する。大きな引張距離を要する場合も額縁の幅を大きく
する必要がなく、画面の有効面積を大きくできる。
の金具であって、展張作業の効率化を主たる目的とす
る。 【構成】 軟質シートを枠体に緊張状態に展張するため
の金具であって、（１）枠体に固定するための支持部
材、（２）シートを挟持するための断面Ｕ型溝部を設け
た把持部材（３）両者を相互の位置の調節可能に連結す
るボルト、（４）把持部材の断面Ｕ型溝部にシートの縁
端部とともに嵌合しシートを固定する断面逆Ｌ型のバー
からなる。 【効果】 シートの縁端部と把持部材の結合作業が従来
技術にくらべ著しく容易となり、かつ位置の精度も向上
する。大きな引張距離を要する場合も額縁の幅を大きく
する必要がなく、画面の有効面積を大きくできる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、内照式看板、オーニン
グ、その他軟質シートを枠体に緊張状態に展張するため
の装置に関する。
グ、その他軟質シートを枠体に緊張状態に展張するため
の装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】看板や装飾テント等に使用される軟質シ
ートを枠に緊張状態で展張状態で展張する方法として、
従来一般的に実施されて来た方法はシートの縁部を折り
返し縫製し、折り返し部に鳩目を設け、これにロープを
通して枠に固定するものであった。また、シートの縁部
を多数の掴み具により把持し、これをねじ機構により枠
に取り付け締め上げて緊張状態を得る方法も採用されつ
つある。しかし、これらの方法は予めシートの縁部に縫
製等の加工を必要するか、シ−トと掴み具の結合に煩雑
な作業を必要とするものであった。これらの問題点を解
決する試みとして、種々の展張金具が提案されており、
出願人も実願平３ー５２３６３号において、固定枠に揺
動可能に取り付けられた梃子様の引張り金具を用いる効
率のよい展張装置の提案を行った。しかし、これらの金
具は一般に引張り距離（ストローク）に限界があり、一
辺の長さが数メ−トルを超える中大型のシートの展張に
は図３に例示するごとき多数の掴み具によってシートの
縁部を把持し、ねじ機構により締め上げる方法によらざ
るを得ない現状である。
ートを枠に緊張状態で展張状態で展張する方法として、
従来一般的に実施されて来た方法はシートの縁部を折り
返し縫製し、折り返し部に鳩目を設け、これにロープを
通して枠に固定するものであった。また、シートの縁部
を多数の掴み具により把持し、これをねじ機構により枠
に取り付け締め上げて緊張状態を得る方法も採用されつ
つある。しかし、これらの方法は予めシートの縁部に縫
製等の加工を必要するか、シ−トと掴み具の結合に煩雑
な作業を必要とするものであった。これらの問題点を解
決する試みとして、種々の展張金具が提案されており、
出願人も実願平３ー５２３６３号において、固定枠に揺
動可能に取り付けられた梃子様の引張り金具を用いる効
率のよい展張装置の提案を行った。しかし、これらの金
具は一般に引張り距離（ストローク）に限界があり、一
辺の長さが数メ−トルを超える中大型のシートの展張に
は図３に例示するごとき多数の掴み具によってシートの
縁部を把持し、ねじ機構により締め上げる方法によらざ
るを得ない現状である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記のごとく、中大型
の内照式看板などの展張には、シートの縁部を多数の掴
み具により把持し、これをねじ機構により枠に取り付け
締め上げて緊張状態を得るが、掴み具により把持するた
めにはシートの縁部を袋状に折り曲げ、ロッドを通す作
業が必要である。掴み具にシ−トを嵌め込み、これにロ
ッドを通す作業は煩雑であり相当の作業時間を必要とし
た。また、現在一般に使用されているねじ機構は、図３
に例示されているごとく、ナット２３を締め上げること
により掴み具２２を引き寄せ、シート２６に緊張を与え
る機構となっているが、掴み具に連結されたボルト２４
を長くすることにより、中大型シートの緊張に必要な大
きな引張り距離を達成することができる。しかし、ボル
トを長くし引張り距離を大きくする為には、額縁２８の
懐を深くする必要があり、額縁の幅が広くなり看板等の
有効面積が小さくなる難点が生じる。
の内照式看板などの展張には、シートの縁部を多数の掴
み具により把持し、これをねじ機構により枠に取り付け
締め上げて緊張状態を得るが、掴み具により把持するた
めにはシートの縁部を袋状に折り曲げ、ロッドを通す作
業が必要である。掴み具にシ−トを嵌め込み、これにロ
ッドを通す作業は煩雑であり相当の作業時間を必要とし
た。また、現在一般に使用されているねじ機構は、図３
に例示されているごとく、ナット２３を締め上げること
により掴み具２２を引き寄せ、シート２６に緊張を与え
る機構となっているが、掴み具に連結されたボルト２４
を長くすることにより、中大型シートの緊張に必要な大
きな引張り距離を達成することができる。しかし、ボル
トを長くし引張り距離を大きくする為には、額縁２８の
懐を深くする必要があり、額縁の幅が広くなり看板等の
有効面積が小さくなる難点が生じる。
【０００４】
【課題を解決するための手段】これらの問題点を解決す
る手段として、発明者は鋭意検討の結果煩雑な袋部の縫
製やロッドの挿入作業を必要としない掴み具の構造、な
らびに長いボルトを使用する場合も額縁の幅を広くする
ことを要しないねじ機構を発明し、中大型の内照式看板
等の展張作業の飛躍的な効率化と画面の有効面積の拡大
を達成した。即ち、本発明は軟質シートを枠体に緊張状
態に展張する装置において、（１）該枠体に固定され、
シートの把持部材をボルトを介して摺動可能に支持する
支持部材と、（２）該支持部材との摺動部、ボルト受け
ねじ孔を設けたアーム部、及びシ−トの縁端部を挟持す
る断面Ｕ型の溝部を有する把持部材と、（３）該支持部
材と該把持部材を結合し、その回動により両者の相対位
置を調節するボルトと（４）断面Ｕ型の溝部にシートの
縁端部とともに嵌合し、シートを固定する断面逆Ｌ型バ
ーからなるシートの展張金具を要旨とするものである。
本発明の展張金具は、軟質シ−トを用いる内照式あるい
は外照式の看板、標示板、オ−ニング、その他シ−トを
枠体に緊張状態に展張する装置に使用される金具であっ
て、展張作業が著しく効率化できることを特長としてい
る。
る手段として、発明者は鋭意検討の結果煩雑な袋部の縫
製やロッドの挿入作業を必要としない掴み具の構造、な
らびに長いボルトを使用する場合も額縁の幅を広くする
ことを要しないねじ機構を発明し、中大型の内照式看板
等の展張作業の飛躍的な効率化と画面の有効面積の拡大
を達成した。即ち、本発明は軟質シートを枠体に緊張状
態に展張する装置において、（１）該枠体に固定され、
シートの把持部材をボルトを介して摺動可能に支持する
支持部材と、（２）該支持部材との摺動部、ボルト受け
ねじ孔を設けたアーム部、及びシ−トの縁端部を挟持す
る断面Ｕ型の溝部を有する把持部材と、（３）該支持部
材と該把持部材を結合し、その回動により両者の相対位
置を調節するボルトと（４）断面Ｕ型の溝部にシートの
縁端部とともに嵌合し、シートを固定する断面逆Ｌ型バ
ーからなるシートの展張金具を要旨とするものである。
本発明の展張金具は、軟質シ−トを用いる内照式あるい
は外照式の看板、標示板、オ−ニング、その他シ−トを
枠体に緊張状態に展張する装置に使用される金具であっ
て、展張作業が著しく効率化できることを特長としてい
る。
【０００５】従来中大型のシ−トの展張金具において
は、図３に例示されているような把持部材２２にシ−ト
２６の縁端部を袋状に折り曲げて嵌め込み、これに側方
からバ−２５、またはロッドを挿入する。挿入作業は多
少困難を伴い、取り付け位置や角度にずれを生じやす
い。これに対し、本発明の展張金具では、図１のシ−ト
５の縁端部を断面逆Ｌ型のバ−４に巻き付け、これを把
持部材２の断面Ｕ型の溝部９に押し込むだけで一応固定
される。シ−トを挟持した把持部材２を支持部材１に通
したボルト３により引き上げると、シ−ト５の緊張とと
もに逆Ｌ型バ−４は、把持部材２のＵ型溝部に押しつけ
られ、シ−ト５は両者に挟まれて抜けることができな
い。シ−トの取り付け位置および角度の精度も高い。実
際の現場での展張では、シ−トと把持部材の取り付け位
置の修正を要することも屡々生じるが、本発明の金具で
は取り脱し取り付けが容易である。逆Ｌ型バ−４の長さ
は把持部材２の幅より十分長いことが金具の数量、作業
量の節減の上で有利である。また逆Ｌ型バ−の上部水平
部の前縁は把持部材の最外壁より若干前方に出ることが
望ましく、それによって把持部材によるシ−ト５のしわ
の発生を避けることが可能となる。このしわの発生防止
の効果も断面逆Ｌ型バ−４を本発明の必須要件とする理
由の一つである。さらに、逆Ｌ型バ−４の内側壁面にす
べりどめ用凹凸１１を形成した場合、シ−ト５の緊張が
強まるとともに図２に示すごとく、逆Ｌ型バ−４が若干
傾斜し、すべりどめ用凹凸１１がシ−ト５を強く圧迫
し、ずれを完全に防止する。また、逆Ｌ型バ−４とシ−
ト５の厚さがＵ型溝部４の幅に適合している場合、現場
での取付作業中に把持部材２からシ−ト５がはずれるこ
とは少ないが、シ−トが薄目の場合は屡々シ−ト５が把
持部材２からはずれ、逆にシ−トが厚目の場合は、シ−
ト５を巻き付けた逆Ｌ型バ−４のＵ型溝部９への押し込
みが困難となる。シ−トの厚さ変動による不都合を回避
し、シ−トの厚さにかかわらずシ−ト５と把持部材２と
の安定した結合を確保する為に逆Ｌ型バ−４の背面にＶ
型に板ばね１２を取り付けた構造とし、かつ、該板ばね
１２に対応するＵ型溝部の内壁上部に突起１３を設けて
もよい。この場合は、工場でシ−ト５に把持部材２を取
り付け設置現場へ運ぶ途中、あるいは現場で枠体６にシ
−ト５を展張する作業中の把持部材２の脱落がほぼ完全
に防止できる。
は、図３に例示されているような把持部材２２にシ−ト
２６の縁端部を袋状に折り曲げて嵌め込み、これに側方
からバ−２５、またはロッドを挿入する。挿入作業は多
少困難を伴い、取り付け位置や角度にずれを生じやす
い。これに対し、本発明の展張金具では、図１のシ−ト
５の縁端部を断面逆Ｌ型のバ−４に巻き付け、これを把
持部材２の断面Ｕ型の溝部９に押し込むだけで一応固定
される。シ−トを挟持した把持部材２を支持部材１に通
したボルト３により引き上げると、シ−ト５の緊張とと
もに逆Ｌ型バ−４は、把持部材２のＵ型溝部に押しつけ
られ、シ−ト５は両者に挟まれて抜けることができな
い。シ−トの取り付け位置および角度の精度も高い。実
際の現場での展張では、シ−トと把持部材の取り付け位
置の修正を要することも屡々生じるが、本発明の金具で
は取り脱し取り付けが容易である。逆Ｌ型バ−４の長さ
は把持部材２の幅より十分長いことが金具の数量、作業
量の節減の上で有利である。また逆Ｌ型バ−の上部水平
部の前縁は把持部材の最外壁より若干前方に出ることが
望ましく、それによって把持部材によるシ−ト５のしわ
の発生を避けることが可能となる。このしわの発生防止
の効果も断面逆Ｌ型バ−４を本発明の必須要件とする理
由の一つである。さらに、逆Ｌ型バ−４の内側壁面にす
べりどめ用凹凸１１を形成した場合、シ−ト５の緊張が
強まるとともに図２に示すごとく、逆Ｌ型バ−４が若干
傾斜し、すべりどめ用凹凸１１がシ−ト５を強く圧迫
し、ずれを完全に防止する。また、逆Ｌ型バ−４とシ−
ト５の厚さがＵ型溝部４の幅に適合している場合、現場
での取付作業中に把持部材２からシ−ト５がはずれるこ
とは少ないが、シ−トが薄目の場合は屡々シ−ト５が把
持部材２からはずれ、逆にシ−トが厚目の場合は、シ−
ト５を巻き付けた逆Ｌ型バ−４のＵ型溝部９への押し込
みが困難となる。シ−トの厚さ変動による不都合を回避
し、シ−トの厚さにかかわらずシ−ト５と把持部材２と
の安定した結合を確保する為に逆Ｌ型バ−４の背面にＶ
型に板ばね１２を取り付けた構造とし、かつ、該板ばね
１２に対応するＵ型溝部の内壁上部に突起１３を設けて
もよい。この場合は、工場でシ−ト５に把持部材２を取
り付け設置現場へ運ぶ途中、あるいは現場で枠体６にシ
−ト５を展張する作業中の把持部材２の脱落がほぼ完全
に防止できる。
【０００６】本発明の展張金具のもう一つの特長は、中
大型のシートに十分な緊張を加えるのに必要な大きな引
張り距離（ストローク）を額縁の幅を大きくすることな
く達成でき、看板などに使用した場合の有効面積を大き
くできることである。図３に示された従来の展張金具で
は、把持部材２２を引き上げるため、ナット２３を締め
ると、ボルト２４も引き上げられ、このため額縁の側板
との間に十分な余裕をとる必要があった。結果として額
縁２７の幅が広くなり、前面総面積の中で看板などの画
面に利用できる面積が制限された。本発明の展張金具で
は、把持部材２を引き上げるため、ボルト３を締めると
把持部材２は上昇するが、ボルト３自体は全く位置を変
えない。したがって、額縁１０の側板との間に余裕をと
る必要がなく、額縁１０の幅を無駄に広くすることを要
しない。
大型のシートに十分な緊張を加えるのに必要な大きな引
張り距離（ストローク）を額縁の幅を大きくすることな
く達成でき、看板などに使用した場合の有効面積を大き
くできることである。図３に示された従来の展張金具で
は、把持部材２２を引き上げるため、ナット２３を締め
ると、ボルト２４も引き上げられ、このため額縁の側板
との間に十分な余裕をとる必要があった。結果として額
縁２７の幅が広くなり、前面総面積の中で看板などの画
面に利用できる面積が制限された。本発明の展張金具で
は、把持部材２を引き上げるため、ボルト３を締めると
把持部材２は上昇するが、ボルト３自体は全く位置を変
えない。したがって、額縁１０の側板との間に余裕をと
る必要がなく、額縁１０の幅を無駄に広くすることを要
しない。
【０００７】
１）シートの縁端部を断面逆Ｌ型のバーとともに把持部
材のＵ型溝部に押し込むのみでシートは把持部材に固定
され、従来のごとくシートの縁端部を袋状に縫製した
り、鳩目を打設する作業および袋部にバ−を挿入する作
業あるいは鳩目にロープを通す作業などの煩雑な作業を
省くことができる。 ２）ねじ機構により把持部材を引き寄せシートに緊張を
与えるに際し、ボルトの位置が移動しない機構としたた
め、額縁の幅に関係なく長いボルトを使用することが可
能となり、長い引張り距離（ストローク）を必要とする
大型看板への対応が可能となった。また、額縁の幅を広
くする必要がなく看板などの有効面積を大きくできる。
材のＵ型溝部に押し込むのみでシートは把持部材に固定
され、従来のごとくシートの縁端部を袋状に縫製した
り、鳩目を打設する作業および袋部にバ−を挿入する作
業あるいは鳩目にロープを通す作業などの煩雑な作業を
省くことができる。 ２）ねじ機構により把持部材を引き寄せシートに緊張を
与えるに際し、ボルトの位置が移動しない機構としたた
め、額縁の幅に関係なく長いボルトを使用することが可
能となり、長い引張り距離（ストローク）を必要とする
大型看板への対応が可能となった。また、額縁の幅を広
くする必要がなく看板などの有効面積を大きくできる。
【０００８】
【実施例】次に実施例により本発明を具体的に説明す
る。図１は本発明に係る展張金具による展張途中の状態
を示す縦断説明図である。ここで支持部材１、把持部材
２、および断面逆Ｌ型バー４はアルミ押出し型材として
製作した。ボルト３は鉄製キャップボルト、シート５は
ポリエステル織物に塩ビ樹脂を被覆したシートである。
但し額縁１０は展張完了後に取り付ける。展張作業は、
まず所要の大きさのシートを平面に拡げ、裏面に金具取
り付け用補助線を描く。これに合せてシート５の縁端部
を長さ２０ｃｍの断面逆Ｌ型バー４に図示のごとく捲き
付け、把持部材２の断面Ｕ型溝部９に押し込む。逆Ｌ型
バー４の背面に設けた板ばね１２がシートをＵ型溝部９
の内壁に押しつけ、かつ、Ｕ型溝部の内壁上部に設けた
突起１３と相俟って、逆Ｌ型バー４およびシート５がＵ
型溝部９から抜け落ちることを防止する。このようにし
てシートと一体化された把持金具２をボルト３によって
支持部材と軽く結合する。この作業をシート５の各辺に
つき２５〜３０ｃｍの間隔で実施するが、シートの下辺
および左右両側については支持部材１との結合を現場で
の取り付けの際行ってもよい。このように金具を取り付
けたシート５を看板等の枠体６に図１のごとく引掛け、
シ−ト面にしわが入らぬよう適宜ボルト３により展張を
行う。図２は展張を完了した状態における断面逆Ｌ型バ
ー４の周辺の一部拡大縦断説明図であ。シート５にかか
る張力により逆Ｌ型バー４の頂部は図面の左および下方
に引かれ本実施例の場合は、若干左に傾斜して、把持部
材２の断面Ｕ型溝部９の左側上端の角に強く押しつけら
れる。この角に対応する逆Ｌ型バー４の内壁にはすべり
どめのため横方向に並行に細いＶ字溝が形成されてお
り、前記の角とＶ字溝とに強く挟まれたシート５は完全
に把持され、すべることはない。最後に額縁１０を取り
付けるが、使用するボルトの長さに関係なく額縁の幅は
数ｃｍ程度でよく、シート面を広く使用できる。
る。図１は本発明に係る展張金具による展張途中の状態
を示す縦断説明図である。ここで支持部材１、把持部材
２、および断面逆Ｌ型バー４はアルミ押出し型材として
製作した。ボルト３は鉄製キャップボルト、シート５は
ポリエステル織物に塩ビ樹脂を被覆したシートである。
但し額縁１０は展張完了後に取り付ける。展張作業は、
まず所要の大きさのシートを平面に拡げ、裏面に金具取
り付け用補助線を描く。これに合せてシート５の縁端部
を長さ２０ｃｍの断面逆Ｌ型バー４に図示のごとく捲き
付け、把持部材２の断面Ｕ型溝部９に押し込む。逆Ｌ型
バー４の背面に設けた板ばね１２がシートをＵ型溝部９
の内壁に押しつけ、かつ、Ｕ型溝部の内壁上部に設けた
突起１３と相俟って、逆Ｌ型バー４およびシート５がＵ
型溝部９から抜け落ちることを防止する。このようにし
てシートと一体化された把持金具２をボルト３によって
支持部材と軽く結合する。この作業をシート５の各辺に
つき２５〜３０ｃｍの間隔で実施するが、シートの下辺
および左右両側については支持部材１との結合を現場で
の取り付けの際行ってもよい。このように金具を取り付
けたシート５を看板等の枠体６に図１のごとく引掛け、
シ−ト面にしわが入らぬよう適宜ボルト３により展張を
行う。図２は展張を完了した状態における断面逆Ｌ型バ
ー４の周辺の一部拡大縦断説明図であ。シート５にかか
る張力により逆Ｌ型バー４の頂部は図面の左および下方
に引かれ本実施例の場合は、若干左に傾斜して、把持部
材２の断面Ｕ型溝部９の左側上端の角に強く押しつけら
れる。この角に対応する逆Ｌ型バー４の内壁にはすべり
どめのため横方向に並行に細いＶ字溝が形成されてお
り、前記の角とＶ字溝とに強く挟まれたシート５は完全
に把持され、すべることはない。最後に額縁１０を取り
付けるが、使用するボルトの長さに関係なく額縁の幅は
数ｃｍ程度でよく、シート面を広く使用できる。
【０００９】
【発明の効果】本発明の展張金具を用いることにより、
中大型シートの枠体への展張作業の効率が飛躍的に向上
し、大きな引張り距離（ストローク）を必要とする場合
も額縁の幅を広くする必要がなく、シート面の有効利用
が可能となる。
中大型シートの枠体への展張作業の効率が飛躍的に向上
し、大きな引張り距離（ストローク）を必要とする場合
も額縁の幅を広くする必要がなく、シート面の有効利用
が可能となる。
【図１】本発明に係る展張金具の展張途中の状態を示す
縦断説明図である。
縦断説明図である。
【図２】本発明に係る展張金具の展張完了の状態を示す
一部拡大縦断説明図である。
一部拡大縦断説明図である。
【図３】従来の展張金具の１例を示す縦断説明図であ
る。
る。
【符号の説明】 １ 支持部材 ２ 把持部材 ３ ボルト ４ 逆Ｌ型バー ５ シート ６ 枠体 ７ 摺動部 ８ アーム部 ９ Ｕ型溝部 １０ 額縁 １１ すべりどめ用凹凸 １２ 板ばね １３ 突起 ２１ 支持部材 ２２ 把持部材 ２３ ナット ２４ ボルト ２５ バー ２６ シート ２７ 額縁
Claims (3)
- 【請求項１】 軟質シートを枠体に緊張状態に展張する
装置において、（１） 該枠体に固定され、シートの把
持部材をボルトを介して摺動可能に支持する支持部材
と、（２） 該支持部材との摺動部、ボルト受けねじ孔
を設けたアーム部、及びシートの縁端部を挟持する断面
Ｕ型の溝部を有する把持部材と、（３） 該支持部材と
該把持部材を結合し、その回動により両者の相対位置を
調節するボルトと、（４） 断面Ｕ型の溝部にシートの
縁端部とともに嵌合し、シートを固定する断面逆Ｌ型バ
ーからなるシートの展張金具。 - 【請求項２】 断面逆Ｌ型バ−の内側壁面にすべりどめ
用凹凸を形成したことを特徴とする請求項１記載のシー
トの展張金具。 - 【請求項３】 断面逆Ｌ型バ−の背面にＶ型に板ばねを
取り付けた構造とし該板ばねに対応する断面Ｕ型溝部の
内壁上部に突起を設けたことを特徴とする請求項１およ
び２記載のシ−トの展張金具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19324592A JPH0651704A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | シ−トの展張金具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19324592A JPH0651704A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | シ−トの展張金具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0651704A true JPH0651704A (ja) | 1994-02-25 |
Family
ID=16304750
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19324592A Pending JPH0651704A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | シ−トの展張金具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0651704A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006336199A (ja) * | 2005-05-31 | 2006-12-14 | Sekisui Jushi Co Ltd | シート張りパネル |
| JP2009063853A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Kanbo Pras Corp | シートの展張装置 |
| JP2016081000A (ja) * | 2014-10-22 | 2016-05-16 | ジャパンレントオール株式会社 | 表示パネル |
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Citations (1)
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| JPH0247681B2 (ja) * | 1980-05-22 | 1990-10-22 | Marusan Patsukingu Seisakusho Kk |
-
1992
- 1992-06-26 JP JP19324592A patent/JPH0651704A/ja active Pending
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