JP4376172B2 - ユニフォミティ装置とユニフォミティ検査ライン - Google Patents

ユニフォミティ装置とユニフォミティ検査ライン Download PDF

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Description

本発明は、ユニフォミティ装置とユニフォミティ検査ラインに関するものである。
ユニフォミティ装置として、特許文献1(特公平5−301096号公報)に記載のものが公知である。
この従来のものは、ユニフォミティ装置本体の左右両側に、タイヤをユニフォミティ装置本体に供給する取込装置と、当該本体からタイヤを搬出する取出装置とを有し、前記取込装置に搬入コンベヤが連結され、前記取出装置に搬出コンベヤが連結され、前記搬入コンベヤ、取込装置、本体、取出装置、及び搬出コンベヤは、一直線上に配置されていた。
一方、複数のユニフォミティ装置を配置したユニフォミティ検査ラインとして、特許文献2(特開2004−130628号公報)記載のものが公知である。
この従来のものは、タイヤの搬入コンベヤと搬出コンベヤとを互いに平行に配置し、前記両コンベヤ間に複数のユニフォミティ装置をコンベヤに対して並列になるよう配置している。
特公平5−301096号公報 特開2004−130628号公報
前記特許文献1記載のユニフォミティ装置を特許文献2記載の検査ラインに用いた場合、図14に示すようなライン配置にならざるを得ない。
即ち、搬入コンベヤにおいて、ユニフォミティ装置に対応する位置に、ターンテーブルを設け、当該ターンテーブルにより搬入コンベヤで搬送されてくるタイヤの搬送方向を取込装置の方向へ直角に変換する必要があった。同様に搬出コンベヤにおいてもターンテーブルを設けてタイヤ搬送方向を変換する必要があった。
前記図14に示す配置では、大きな設備専有面積が必要となるという問題があった。
そこで、本発明は、前記設備専有面積を小さくすることを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、次の手段を講じた。即ち、本発明は、ユニフォミティ装置本体の左右両側に、タイヤをユニフォミティ装置本体に供給する取込装置と、ユニフォミティ装置本体からタイヤを搬出する取出装置とを別個に有したユニフォミティ装置において、前記取込装置は、該取込装置のタイヤ供給方向に直交する方向にタイヤを搬送する搬入コンベヤを接続可能にすると共に前記搬入コンベヤと同方向にタイヤを搬送可能にする取込コンベヤと、前記取込コンベヤ上のタイヤを把持して前記ユニフォミティ装置本体に移載する搬入トラバーサとを有し、前記取込コンベヤは、前記取込装置のタイヤ供給方向に直交する方向にタイヤを搬送する搬送面を有する取込コンベヤ本体を有し、当該取込コンベヤ本体のタイヤ搬送レベルは、タイヤを搬入コンベヤから当該取込コンベヤ本体に亘って移動させることができるように、前記ユニフォミティ装置本体へタイヤを供給する際の前記搬入トラバーサにおけるタイヤ搬送レベルよりも低く設定されており、前記取出装置は、該取出装置のタイヤ搬出方向に直交する方向にタイヤを搬送する搬出コンベヤを接続可能にすると共に前記搬出コンベヤと同方向にタイヤを搬送可能にする取出コンベヤと、前記ユニフォミティ装置本体からのタイヤを把持して前記取出コンベヤに移載する搬出トラバーサとを有し、前記取出コンベヤは、取出装置のタイヤ搬出方向に直交する方向にタイヤを搬送する搬送面を有する取出コンベヤ本体を有し、当該取出コンベヤ本体のタイヤ搬送レベルは、タイヤを当該取出コンベヤ本体から搬出コンベヤに亘って移動させることができるように、前記ユニフォミティ装置本体からタイヤを搬出する際の前記搬出トラバーサにおけるタイヤ搬送レベルよりも低く設定されている点にある。
本発明によれば、ユニフォミティ装置を、図13に示すように搬入コンベヤや搬出コンベヤに接続することができるので、従来の図14のものに比べ、設備専有面積を小さくできる。
前記タイヤは、その回転中心軸がユニフォミティ装置本体に設けられたリムの中心軸と同一方向に向けられた状態で搬入コンベヤから前記取込コンベヤに向けて搬送されており、前記搬入トラバーサは、搬送されているタイヤの中心軸の向きを変えずに取込コンベヤからタイヤを取り出してユニフォミティ装置本体のリムに移載することが好ましい。
これによれば、タイヤが移動する際に、タイヤの中心軸の向きがリムの中心軸とずれてしまうことがなくなるので、取込コンベヤから取り出したタイヤを直線的に移動させるだけで、そのタイヤをユニフォミティ装置本体のリムに移載することができるようになりタイヤの移載を簡単に行える。
前記搬出トラバーサは、測定完了後のタイヤの姿勢を維持した状態でそのタイヤをユニフォミティ装置本体から取り出して取出コンベヤに移載するのが好ましい。
これによれば、測定後のタイヤの姿勢が変化しないので、例えば、測定結果に基づいて
搬出移載装置側でその測定結果をタイヤの側面等にマーキングする場合、正確な位置に測定結果をマーキングすることが可能となる。
前記搬入トラバーサ及び搬出トラバーサは、タイヤの外周面の複数箇所を押圧部材で押圧してタイヤを把持する把持手段と、この把持手段が把持したタイヤを浮かせることが可能な昇降手段と、この昇降手段で浮かせたタイヤを横送りするスライド手段とを有していることが好ましい。
他の本発明は、前記ユニフォミティ装置が複数配置されたユニフォミティ検査ラインであって、前記各ユニフォミティ装置の取込コンベヤ同士を、搬入コンベヤでそれぞれ直線的に連結すると共に、各ユニフォミティ装置の取出コンベヤ同士を、搬出コンベヤでそれぞれ直線的に連結している点にある。
本発明によれば、ユニフォミティ装置を図13のような配置にすることができるので、従来の図14のものに比べ、ユニフォミティ検査ラインの幅を小さくすることができるため、設備専有面積を小さくできる。
他の本発明は、タイヤ用の搬入コンベヤと搬出コンベヤとを互いに平行に配置し、前記両コンベヤ間に複数のユニフォミティ装置本体を該コンベヤに対して並列に配置したユニフォミティ検査ラインにおいて、前記搬入コンベヤにより搬送されてきたタイヤを把持してユニフォミティ装置へ供給する搬入トラバーサが前記搬入コンベヤ上に設けられ、ユニフォミティ装置本体のタイヤを把持して前記搬出コンベヤに搬出する搬出トラバーサが前記搬入トラバーサとは別個に搬出コンベヤ上に設けられており、前記搬入トラバーサのタイヤ供給方向に直交する方向にタイヤを搬送する前記搬入コンベヤにおけるタイヤ搬送レベルは、タイヤを搬入コンベヤと当該搬入コンベヤ上に設けられた搬入トラバーサとの間を通過させることができるように、前記ユニフォミティ装置本体へタイヤを供給する際の前記搬入トラバーサにおけるタイヤ搬送レベルよりも低く設定されており、前記搬出トラバーサのタイヤ搬出方向に直交する方向にタイヤを搬送する前記搬出コンベヤにおけるタイヤ搬送レベルは、タイヤを搬出コンベヤと当該搬出コンベヤ上に設けられた搬出トラバーサとの間を通過させることができるように、前記ユニフォミティ装置本体からタイヤを搬出する際の前記搬出トラバーサにおけるタイヤ搬送レベルよりも低く設定されている点にある。
本発明によれば、ユニフォミティ装置を図12のような配置にすることができるので、従来の図14のものに比べ、ユニフォミティ検査ラインの幅を小さくすることができるため、設備専有面積を小さくできる。
ユニフォミティ検査ラインにおいて、前記タイヤは、その回転中心軸がユニフォミティ装置本体に設けられたリムの中心軸と同一方向に向けられた状態で搬送されており、前記搬入トラバーサは、搬送されているタイヤの中心軸の向きを変えずに搬入コンベヤからタイヤを取り出してユニフォミティ装置本体のリムに移載することが好ましい。
ユニフォミティ検査ラインにおいて、前記搬出トラバーサは、測定完了後のタイヤの姿勢を維持した状態でそのタイヤをユニフォミティ装置本体から取り出して搬出コンベヤに移載することが好ましい。
ユニフォミティ検査ラインにおいて、前記搬入トラバーサ及び搬出トラバーサは、タイヤの外周面の複数箇所を押圧部材で押圧してタイヤを把持する把持手段と、この把持手段が把持したタイヤを浮かせることが可能な昇降手段と、この昇降手段で浮かせたタイヤを横送りするスライド手段とを有していることが好ましい。
ユニフォミティ検査ラインにおいて、タイヤ搬入の最上流側に、タイヤのビート部に離ケイ剤を塗布するビードルブリケータを設けると共に、タイヤ搬出の最下流側に、タイヤにユニフォミティの測定試験結果をマーキングするマーキング装置を設けたことが好ましい。
これによれば、各ユニフォミティ装置本体にビードルブリケータ及びマーキング装置を設ける必要がなくなって、複数のユニフォミティ装置本体に対してビードルブリケータ及びマーキング装置の共有化ができるので、設備のコストを低減することができる。
設備専有面積を小さくすることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1〜8は、本発明に係るユニフォミティ装置を示し、図1、13は、ユニフォミティ装置が複数配置されたユニフォミティ検査ラインを示している。
図1、13に示すように、ユニフォミティ検査ライン1は、複数配置されたユニフォミティ装置2と、各ユニフォミティ装置2の左右方向一方に配置された搬入コンベヤ3と、各ユニフォミティ装置2の左右方向他方に配置された搬出コンベヤ4とを有している。
なお、下記の説明において、説明の便宜上、図1を見て右手側及び左手側を左右方向とし、この左右方向と直交する方向を前後方向とする。
前記ユニフォミティ装置2は、タイヤのユニフォミティを測定するもので、タイヤのユニフォミティを測定するユニフォミティ装置本体5と、このユニフォミティ装置本体5にユニフォミティを測定する前のタイヤ(以降、「試験前タイヤ」と言う)を供給する取込装置6を有している。また、ユニフォミティ装置2は、ユニフォミティ装置本体5でユニフォミティを測定したタイヤ(以降、「試験済みタイヤ」と言う)をユニフォミティ装置本体5から搬出する取出装置7を有している。
取込装置6は、ユニフォミティ装置2に試験前タイヤを上流工程から搬入するための搬入コンベヤ3に接続されており、取出装置7は、試験済みタイヤを下流工程へ搬出するための搬出コンベヤ4に接続されている。
この取込装置6は、搬入コンベヤ3を接続可能にすると共に搬入コンベヤ3と同方向にタイヤを搬送可能にし、且つ、搬入コンベヤ3から試験前タイヤを取りこんでユニフォミティ装置本体5にそのタイヤを供給するものである。
また、取出装置7は、搬出コンベヤ4を接続可能にすると共に搬出コンベヤ4と同方向にタイヤを搬送可能にし、且つ、ユニフォミティ装置本体5から試験済みタイヤを取り出して搬出コンベヤ4にそのタイヤを供給するものである。
ユニフォミティ検査ライン1において、各ユニフォミティ装置2の取込装置6はユニフォミティ装置本体5の一方(図1,13右側)に配置され、各ユニフォミティ装置2の取出装置7は他方(図1,13左側)に配置され、これら取込装置6及び取出装置7は対向配置している。
即ち、ユニフォミティ検査ライン1において、ユニフォミティ装置2は、取込装置6及び取出装置7が同一側にくるように互いに並列配置している。
搬入コンベヤ3は、ユニフォミティ検査ライン1に配置された各取込装置6同士をそれぞれ連結すると共に、搬出コンベヤ4は、ユニフォミティ検査ライン1に配置された各取出装置7同士をそれぞれ連結している。
搬入コンベヤ3と搬出コンベヤ4とは平行して配置されており、搬入コンベヤ3と搬出コンベヤ4のタイヤの搬送方向は同じ方向である。
したがって、試験前タイヤは上流側から搬入コンベヤ3を介して取込装置6に取り込まれ、そのタイヤは取込装置6によって搬入コンベヤ3の搬送方向に対して直交する方向に搬送の向きが変えられて、ユニフォミティ装置本体5に供給されて試験される。
一方、試験済みタイヤはユニフォミティ装置本体5から取出装置7を介して搬出されて、搬出コンベヤ4によって下流側に搬送されるようになっている。
図1、2に示すように、本発明のユニフォミティ装置2の取込装置6は、搬入コンベヤ3を接続可能にすると共に搬入コンベヤ3と同方向にタイヤを搬送可能にする取込コンベヤ8と、取込コンベヤ8上のタイヤ把持してユニフォミティ装置本体5に移載する搬入トラバーサ9とを有しているものである。
また、本発明のユニフォミティ装置2の取出装置7は、搬出コンベヤ4を接続可能にすると共に搬出コンベヤ4と同方向にタイヤを搬送可能にする取出コンベヤ10と、ユニフォミティ装置本体5のタイヤを把持して取出コンベヤ10に移載する搬出トラバーサ11とを有しているものである。
図1では2台のユニフォミティ装置2が配置されているが、各ユニフォミティ装置2に試験前タイヤを供給する場合は、次のようになる。
下流側にあるユニフォミティ装置2a(以降、「下流ユニフォミティ装置2a」と言う)へ試験前タイヤを供給する場合は、下流工程から搬送されている試験前タイヤを、上流側にあるユニフォミティ装置2b(以降、「上流ユニフォミティ装置2b」と言う)の取込コンベヤ8上を通過させて、上流ユニフォミティ装置2bよりも下流側にある搬入コンベヤ3aに引き継がせて下流ユニフォミティ装置2aへ搬送することで行われる。
上流ユニフォミティ装置2bへ試験前タイヤを供給する場合は、下流工程から搬送されている試験前タイヤを、搬入コンベヤ3を介して上流ユニフォミティ装置2bの取込コンベヤ8に搬送し、この取込コンベヤ8上の試験前タイヤを上流ユニフォミティ装置2bの搬入トラバーサ9を用いてユニフォミティ装置本体5に移載することで行われる。
また、各ユニフォミティ装置2の試験済みタイヤを下流工程に搬送する場合は、次のようになる。
上流ユニフォミティ装置2bから搬出される試験済みタイヤを搬出する場合は、上流ユニフォミティ装置2bの搬出トラバーサ11を用いて試験済みタイヤを取出コンベヤ10に移載し、そのタイヤを、搬出コンベヤ4を介して下流ユニフォミティ装置2aへ向けて搬送して下流ユニフォミティ装置2aの取出コンベヤ10上を通過させ、最下流の搬出コンベヤ4aに引き継ぐことで行われる。
下流ユニフォミティ装置2aから搬出される試験済みタイヤを搬出する場合は、下流ユニフォミティ装置2aの搬出トラバーサ11を用いて試験済みタイヤを取出コンベヤ10に移載して、最下流の搬出コンベヤ4aに引き継ぐことで行われる。
次に、ユニフォミティ装置2の各主要部、搬入コンベヤ3及び搬出コンベヤ4について説明する。
図2に示すように、ユニフォミティ装置本体5は、ユニフォミティ装置2におけるタイヤ搬送レベルLに対し、上下不動でありタイヤTを装着する下リム13を着脱自在な下部スピンドル14と、この下部スピンドル14の上方に位置されてタイヤTの上リム15を着脱可能な上部スピンドル16と、この上部スピンドル16を昇降させるスピンドル昇降装置17と、昇降可能で前記タイヤ搬送レベルLでタイヤTを保持可能なセンターリフト18とを有している。センターリフト18は、搬入トラバーサ9からタイヤTを受け取った後にそのタイヤTを下リム13に載置したり、下リム13のタイヤTを後述するユニフォミティ装置2における搬送レベルL1まで持ち上げて搬出トラバーサ10にタイヤTを受け渡すものである。
また、ユニフォミティ装置本体5は、上部スピンドル16及び下部スピンドル14の上下リム13,15に装着したタイヤTを回転させるドラム装置20を有している。
前記下部スピンドル14、上部スピンドル16、スピンドル昇降装置17及びセンターリフト18は、立体的に箱形のフレーム21に支持されており、ドラム装置20は平面視で矩形状の前記フレーム21からはみ出さないように配置(言い換えれば、ドラム装置20は搬入コンベヤ3と搬出コンベヤ4との間に配置)されている。
ドラム装置20の回転ドラム20aはユニフォミティ装置2におけるタイヤ搬送方向に対し、直交する方向に進退可能となっている。
搬入コンベヤ3及び搬出コンベヤ4は、タイヤTの回転中心軸が縦向きになるようにそのタイヤTを横倒にして搬送するものであり、例えばローラコンベヤが採用されている。 また、搬入コンベヤ3は、タイヤTの回転中心軸をユニフォミティ装置本体5に設けられた上下リム13,15の中心軸と同一方向に向けられた状態で取込コンベヤ8に向けて搬送するようになっている。
図1〜3に示すように、取込装置6の取込コンベヤ8は、搬入コンベヤ3と同一方向にタイヤTを搬送する取込コンベヤ本体8aと、この取込コンベヤ本体8a上のタイヤTを上方に持ち上げ可能な取込リフタ8bとで構成されている。
取込コンベヤ本体8aは、搬入コンベヤ3と同じくローラコンベヤが採用されている。
取込コンベヤ本体8aのタイヤ搬送レベルL1は、タイヤTが該取込コンベヤ本体8aの搬送面Aと搬入トラバーサ9との間を通過できるように、ユニフォミティ装置2におけるタイヤ搬送レベルLよりも低く設定されている。
なお、搬入コンベヤ3と取込コンベヤ本体8aとの搬送レベルL1は同じレベルに設定されている。
したがって、後述するように搬入トラバーサ9がタイヤTをユニフォミティ装置本体5に移動させているときでも、これとは別のタイヤTを搬入コンベヤ3から取込コンベヤ本体8aに亘って移動させることができるようになっている。
取込リフタ8bは、取込コンベヤ本体8a上のタイヤTを搬入トラバーサ9が受け取れ可能な位置まで持ち上げるものである。この実施の形態では、タイヤTを載置する載置台12を取込コンベヤ本体8aの下方側から上方側にかけて(言い換えれば、後述する空間部26で)昇降可能に設け、取込コンベヤ本体8aの搬送面A上にあるタイヤTを載置台12で下方から上方へ持ち上げることによって、タイヤTを搬入トラバーサ9に受け渡しができるようにしている。
なお、取込コンベヤ本体8aの下部に取込リフタ8bを設け、取込コンベヤ本体8a自体を昇降するようにしてもよい。
取込コンベヤ本体8aのローラ22は、搬入コンベヤ3のローラ23と同じ向きになるように配置されており、これにより、搬入コンベヤ3と取込コンベヤ本体8aとの連結部分を跨って試験前タイヤT1が移動できるようにしている。
取出装置7の取出コンベヤ10は、搬出コンベヤ4と同一方向にタイヤTを搬送する取出コンベヤ本体10aと、この取出コンベヤ本体10aに搬出トラバーサ11が把持しているタイヤTを把持位置から下方へ降ろすことのできる取込リフタ10bとで構成されている。
取出コンベヤ本体10aは、搬出コンベヤ4と同じくローラコンベヤが採用されている。取出コンベヤ本体10aのタイヤ搬送レベルL1は、タイヤTが該取出コンベヤ本体10aの搬送面Aと搬出トラバーサ11との間を通過できるように、ユニフォミティ装置2におけるタイヤ搬送レベルLよりも低く設定されている。
なお、搬出コンベヤ4と取出コンベヤ本体10aとの搬送レベルL1は同じレベルに設定されている。
したがって、搬出トラバーサ11が後述するようにユニフォミティ装置本体5からタイヤTを受け取って、そのタイヤTを搬出コンベヤ本体10a側に移動させているときでも、これとは別のタイヤTを搬出コンベヤ4から取出コンベヤ本体10aに亘って移動させることができるようになっている。
取出リフタ10bは、搬出トラバーサ11が把持しているタイヤTを受け取って取出コンベヤ本体10aに受け渡すものである。この実施の形態では、タイヤTを載置する載置台13を取出コンベヤ本体10aの下方側(言い換えれば、後述する空間部26)に昇降可能に設け、この載置台13を、搬出トラバーサ11が取出コンベヤ本体10a上に移動させたタイヤTを受け取るべく上昇させた後、下降させることによってタイヤTを取出コンベヤ本体10aに降ろすことができるようにしている。
なお、取出コンベヤ本体10aの下部に取出リフタ10bを設け、取出コンベヤ本体10a自体を昇降するようにしてもよい。
取出コンベヤ本体10aのローラ24は、搬出コンベヤ4のローラ25と同じ向きになるように配置されており、搬出コンベヤ4と取出コンベヤ本体10aとの連結部分を跨って試験前タイヤT1が移動できるようにしている(図1)。
また、取込コンベヤ本体8a及び取出コンベヤ本体10aのタイヤ搬送幅Dは、搬入コンベヤ3や搬出コンベヤ4のタイヤ搬送幅Dと略同じに設定されている。
取込コンベヤ本体8a及び取出コンベヤ本体10aのローラ22,24は、搬入コンベヤ3や搬出コンベヤ4のローラ23,25と比べその長さが短い左右一対の短ローラで構成されている。
一対の短ローラ22,24の間には所定幅の空間部26が形成されており、この空間部26は、短ローラ22,24の下方に配置される前記取込リフタ8b,取出リフタ10b,ビードルブリケータ27及びマーキング装置28が、タイヤに対して所定の作業をできるようにするためのものである。ビードルブリケータ27による作業を上記空間部26で行う場合には、短ローラ22,24を、取込コンベヤ8に設けられた駆動装置によって個別に駆動可能とし、これにより、コンベヤ上でタイヤを周方向に回転自在に構成することができる。
搬入トラバーサ9は、搬送されている試験前タイヤT1の中心軸の向きを変えずに、取込コンベヤ8から試験前タイヤT1を取り出してユニフォミティ装置2のリム13,15に移載するものであり、取込コンベヤ8上に設けられている。
搬出トラバーサ11は、試験済みタイヤT2の姿勢を維持した状態でそのタイヤをユニフォミティ装置本体5から取り出して取出コンベヤ10に移載するものであり、取出コンベヤ10上に設けられている。
図3〜7に示すように、搬入トラバーサ9と搬出トラバーサ11とは配置される向きが異なるだけで構成は同じものである。搬入トラバーサ9及び搬出トラバーサ11は、タイヤTの外周面の複数箇所を押圧部材30で押圧してタイヤTを把持する把持手段31と、把持手段31で把持したタイヤTを横送りするスライド手段33とを有している。また、搬入トラバーサ9及び搬出トラバーサ11は、把持手段31が把持したタイヤTをその位置から浮かせることが可能な昇降手段32が設けられている。
図4に示すように、スライド手段33が最も下部に設けられ、スライド手段33上に昇降手段32が設けられ、昇降手段32の中で昇降する部材(後述する昇降フレーム)を介して把持手段31の主要部(タイヤTを把持する部分であって後述の押圧部材30など)が保持された構造になっている。
なお、前記横送りするとは、搬入トラバーサ9においては、取込装置6におけるタイヤ供給方向に試験前タイヤT1を送る意味であり、搬出トラバーサ11においては、取出装置7におけるタイヤT搬出方向に試験済みタイヤT2を送る意味である。
次に、搬入トラバーサ9及び搬出トラバーサ11に共通する把持手段31、昇降手段32及びスライド手段33について説明する。
まず、把持手段31について説明する。
図3〜6は把持手段31を示している。この把持手段31はタイヤTの外周面を押圧部材30で押圧して把持させる構造とされている。押圧部材30は、タイヤTの外周面を取り囲む少なくとも3カ所の等配位置(図例では4カ所)に設けられており、これら押圧部材30により、タイヤT外周面の複数箇所を同時に押圧できるようになっている。
各押圧部材30は、コ字状に形成されたローラブラケット35により、ローラ36が縦姿勢で保持された構造である。ローラ36は、タイヤT中心軸と平行させた縦方向の回転軸まわりで回転自在となっている。
押圧部材30は、当初、タイヤTの搬送経路を挟んだ前後両脇位置へ2個ずつが振り分けられた状態で待機するようになされ、タイヤTを把持するときに、タイヤTの径方向に沿いつつ前後の各脇位置(待機位置)から中央(把持位置)へ向けて進出するように動作する(図3参照)。また、タイヤTの把持を終了するときに元の脇位置へ戻るように動作する。
押圧部材30を上記のように動作させる機構は、揺動機構40とリンク機構41とこれらを繋ぐラック・アンド・ピニオン機構42、そしてリンク機構41を駆動する原動部43とを有して構成されている。
図5に示すように、揺動機構40は、左方の脇位置で前後に並ぶ二つの押圧部材30を一組として採用されると共に、右方の脇位置で前後に並ぶ二つの押圧部材30を一組として採用されている。即ち、揺動機構40は前後二組ある。
各組の揺動機構40において、前後に並ぶ押圧部材30からは、互いに対向する方向へ揺動アーム45が延設されており、これら揺動アーム45の各先端部には、回転胴46が連結されている。
これら回転胴46は支持ボックス47の下面で互いに近接して隣り合い、それぞれタイヤT中心軸と平行する回転軸まわりで回転自在に保持されている。また各回転胴46の上部には平ギヤ48が設けられ、これら平ギヤ48同士が噛合して一対の連動ギヤ対49を形成している。
この連動ギヤ対49が2枚の平ギヤ48で形成されていることから、各回転胴46の回転は同期し、且つ相対逆回転をする関係に保持される。従って、前後の揺動アーム45も相対逆方向へ揺動し、前後の押圧部材30が同時に脇位置から中央へ向けて進出したり、元の脇位置へ戻ったりする。
図6に示すように、リンク機構41は、軸受けブロック50によって回転自在に保持された連結シャフト51に対し、その両端部に揺動リンク52を介して押し引きシャフト53が連結されたものである。連結シャフト51には、その中途部に径方向へ突出する入力アーム54が固定されている。
押し引きシャフト53の各先端部にはラックレール55が連結されている。このラックレール55は、上記揺動機構40の支持ボックス47に設けられたピニオンギヤ56と噛合されている。このピニオンギヤ56は、支持ボックス47内を貫通する連結軸57によって連動ギヤ対49の一方の平ギヤ48と一体回転するようになっている。すなわち、このラックレール55とピニオンギヤ56との噛合により、揺動機構40とリンク機構41とを連動させるラック・アンド・ピニオン機構42が形成されている。
原動部43は、リンク機構41の入力アーム54に対して回動自在に連結された駆動フォーク60を有しており、この駆動フォーク60によって入力アーム54に押し引き動作を伝達し、連結シャフト51を回動させる(リンク機構41を動作させる)ようになっている。
この原動部43は、初段駆動部62と二次駆動部64とを有している。初段駆動部62には例えば電動ジャッキが採用されている。また二次駆動部64には例えば空気圧又は油圧などの流体圧シリンダが採用されている。
この原動部43では、初段駆動部62及び二次駆動部64を同時に作動させることで、駆動フォーク60に所定ストロークの押し引きをさせるようになっている。このうち、初段駆動部62は、各押圧部材30を上記の脇位置(タイヤT外周面に未当接の待機位置)からタイヤT外周面へ近接させるに必要な押し引きストロークを有し、二次駆動部64は、このタイヤT外周面の近接位置からタイヤT外周面を押圧状態とさせるに必要な押し引きストロークを有したものとなっている。
すなわち、この原動部43において、初段駆動部62及び二次駆動部64を同時に作動させて駆動フォーク60を押し出すことで、上記したリンク機構41、ラック・アンド・ピニオン機構42、そして前後の揺動機構40を作動させ、全ての押圧部材30でタイヤTの外周面を一斉に押圧させ、把持状態にさせることができる。
また、このタイヤTの把持後に二次駆動部64だけを引き動作させると、全ての押圧部材30がタイヤT外周面に対する押圧解除の状態となり、押圧部材30とタイヤTとの間にはクリアランスが生じるものとなる。
そして、この状態から再び二次駆動部64だけを押し動作させると、全ての押圧部材30により再度、タイヤT外周面を押圧させてタイヤTの把持状態に戻せるものとなる。
なお、押圧部材30を回転或いは回動自在とし、図示しない駆動装置により回転或いは回動するようにして、ビードルブリケータ27による作業を、タイヤTを把持した状態である把持位置で行うように構成することができる。
次にスライド手段33について説明する。
図2〜5に示すように、このスライド手段33は、取込コンベヤ8又は取出コンベヤ10の前後フレーム63の上方に設けられたスライドフレーム65と、前記前後フレーム63に対してスライドフレーム65を移動させるための走行駆動機構66を有している。
上記した把持手段31は、基本的にこのスライドフレーム65に設けられたかたちとなっており、スライドフレーム65が前後フレーム63上をスライドするときに一緒にスライド動作を行うようになっている。
走行駆動機構66は、前後フレーム63上に設けられた固定側ラックレール67と、スライドフレーム65に設けられた移動側ラックレール68と、これら両ラックレール67,68間に挟まれたピニオンギヤ69と、このピニオンギヤ69を固定側ラックレール67に沿って転動させるギヤ移動装置70とを有している。
ピニオンギヤ69は、固定側ラックレール67と移動側ラックレール68との両方に噛合するようになっている。
ギヤ移動装置70は、例えば流体圧シリンダ等によって形成されたもので、ピニオンギヤ69のギヤブラケット71を押し引きできるようになっている。
このような走行駆動機構66では、ピニオンギヤ69をギヤ移動装置70により固定側ラックレール67に沿わせるように移動させることで、この移動量にピニオンギヤ69の自転が加わるかたちとなり、結果、このピニオンギヤ69の移動量に比べて移動側ラックレール68の移動量や移動速度が倍化することになる。
次に昇降手段32について説明する。
図4に示すように、この昇降手段32は、スライド手段33のスライドフレーム65に対し、把持手段31の支持ボックス47を昇降させる構造である。
スライドフレーム65は、中空の角パイプとして形成されて、その角パイプの中に昇降可能に角パイプとして形成された昇降ビーム65aが設置され、その先端部に支持ボックス47が連結されている。
昇降ビーム65aには、その長手方向の複数箇所(図例では2カ所)に昇降リンク74が揺動自在に連結されている。
前後の昇降ビーム65aに連結された2本の昇降リンク74は、それぞれL型リンク73及び連結ロッド75によって平行リンク状に接続されており、それぞれ連動して上下動するようになっている。各L型リンク73は、揺動自在に保持されている。
図7に示すように、L型リンク73の揺動は、リンクブラケット76に対する保持が一本の連結シャフト77を介して行われ、且つ、この連結シャフト77と前後のL型リンク74とは一体揺動可能に連結されている。そして、この連結シャフト77には、その中途部に径方向へ突出する入力リンク78が固定され、この入力リンク78に対して原動部79が連結されている。
原動部79は、スライドフレーム65における連結台80の上部に、上記した把持手段31の原動部43と並んで搭載されている。この原動部79には例えば空気圧又は油圧などの流体圧シリンダが採用されている。
このようなことから、原動部79を押し出し方向へ駆動させれば、全てのL型リンク74が下降し、昇降ビーム65aが下降するのに伴って把持手段31は下降することになり、反対に、原動部79を引き込み方向へ駆動させれば、把持手段31は上昇することになる。
図3に示すように、取込装置6によれば、取込コンベヤ8に設けられた前記駆動装置を駆動させて取込コンベヤ本体8aの短ローラ22を同一方向に回転させることによって、搬入コンベヤ3から試験前タイヤT1を取り込むことができる。
取込装置6で試験前タイヤT1を取り込むと、取込装置6は、搬送されている試験前タイヤT1の回転中心軸と、ユニフォミティ装置本体5のリム13,15の中心軸(言い換えれば、上下スピンドル14,16の回転軸)とを結ぶ仮想移動ラインPが、取込コンベヤ本体8aにおける搬送方向と直交した時点で、短ローラ22の回転を停止し、試験前タイヤT1を取込コンベヤ本体8a上に止める。
そして、取込コンベヤ本体8aの下方に設けられた取込リフタ8bが下方位置から搬入トラバーサ9の押圧部材30で試験前タイヤT1の外周面を把持できる位置まで上昇し、押圧部材30で試験前タイヤT1の外周面を一斉に押圧して把持する。
その後、スライド手段33で押圧部材30(試験前タイヤT1)を、仮想移動ラインPに沿って直線的にタイヤTユニフォミティ装置本体5のリム13,15(センターリフト18)に向けてタイヤ供給方向に移動させる。
そして、試験前タイヤT1の回転中心軸と、リム13,15の回転軸(言い換えれば、上下スピンドル14,16の回転軸)とが一致した時点で、押圧部材30における押圧を解除し、センターリフト18を介して試験前タイヤT1をリム13,15に移載する。その後、押圧部材30は、取込コンベヤ8aの上方側に退避して元の位置に復帰し、待機状態になる。
上記の取出装置7によれば、前記取込装置6と逆の動作が行われる。即ち、ユニフォミティを測定が終了すると、取出コンベヤ10aの上方側で待機している搬出トラバーサ11の押圧部材30をユニフォミティ装置本体5側に移動させて、センターリフト18上にある試験済みタイヤT2の外周面まで移動させ、押圧部材30で試験済みタイヤT2の外周面を一斉に押圧して把持し、前記仮想移動ラインPと同じように直線的に、取出コンベヤ本体10aへ向けて移動させる。
そして、取出コンベヤ本体10a上方に試験済みタイヤT2が移動すると、試験済みタイヤT2を受けるべく取出コンベヤ本体10aの下方に設けられた取出リフタ10bが押圧部材30近傍まで上昇する。把持している試験済みタイヤT2を受け取った後、この取出リフタ10bを搬送レベルL1まで下降させる。取込装置6と同じように押圧部材30は、復帰位置で待機状態となる。
図1に示すように、ユニフォミティ検査ライン1において、タイヤ搬入の最上流側には、タイヤTのビート部に離ケイ剤を塗布するビードルブリケータ27を設けられている。
即ち、最上流側にあるユニフォミティ装置2(2b)の取込装置6の下方、即ち、取込コンベヤ8の下方には、ビードルブリケータ27が設けられている。この実施の形態では、ビードルブリケータ27(後述する離ケイ剤塗布ローラ81)は前記取込リフタ8bに設けられている。
このビードルブリケータ27は、取込装置6で試験前タイヤT1を停止させた後、ユニフォミティ装置2へ試験前タイヤT1を移動させる前に、図2,8に示すように取込コンベヤ8の空間部26を介して試験前タイヤT1の中央開口内へ向けて離ケイ剤塗布ローラ81を上昇させると共に、この離ケイ剤塗布ローラ81をタイヤTビード部へ押しつける。
そのうえで、試験前タイヤT1を把持した後に押圧部材30のローラ36を回転させるか又は、試験前タイヤT1を把持する前に取込コンベヤ8の短ローラ22を個別に駆動させて、試験前タイヤT1を回転させて離ケイ剤を塗布するものである。
なお、ユニフォミティ検査ライン1において、すべてのユニフォミティ装置2にビードルブリケータ27を設けてもよいが、上記のように最上流ユニフォミティ装置2bのみにビードルブリケータ27を設けるのが好ましい。
また、最上流ユニフォミティ装置2bのみにビードルブリケータ27を設けた場合は、搬入コンベヤ3から搬送される試験前タイヤT1のすべてに、離ケイ剤が塗布するように最上流ユニフォミティ装置2bのビードルブリケータ27を駆動させる。
ユニフォミティ検査ライン1において、タイヤ搬出の最下流側に、タイヤTにユニフォミティの測定試験結果をマーキングするマーキング装置28が設けられている。
即ち、最下流側にあるユニフォミティ装置2(2a)の取出装置7の下方、即ち、取出コンベヤ10の下方には、マーキング装置28が設けられている。
マーキング装置28は、各ユニフォミティ装置2で試験が終了した試験済みタイヤT2の外周側面等にマーキングをするもので、上記のように最下流ユニフォミティ装置2aのみにその装置が設けられている場合、各ユニフォミティ装置2に対応した試験済みタイヤT2に所定のマーキングが施されるようになっている。この実施の形態では、マーキング装置28(後述するマーキングヘッド82)は取込リフタ10bに設けられている。
各ユニフォミティ装置2でユニフォミティの測定が終了すると、試験済みタイヤT2の測定試験結果がマーキング装置28に送られ、この試験済みタイヤT2が搬出コンベヤ4を介してマーキング装置28上に到着したときに、測定試験結果に基づいて試験済みタイヤT2の外周側面に押印等がなされる。
具体的には、試験済みタイヤT2に対してマーキングする場所が1カ所ある場合、最下流ユニフォミティ装置2aの取出コンベヤ本体10aは、試験済みタイヤT2がマーキング位置にきたときに、その短ローラ24の回転を停止して試験済みタイヤT2を停止させる。その後、マーキング装置28のマーキングヘッド82を取出コンベヤ10の空間部26を介して試験済みタイヤT2へ向けて上昇させてマーキングする。
また、試験済みタイヤT2に対してマーキングする場所が複数ある場合、最下流ユニフォミティ装置2aの取出コンベヤ本体10aは、試験済みタイヤT2が押圧部材30で把持できる位置にきたときに、その短ローラ24の回転を停止して試験済みタイヤT2を停止させる。
そのうえで、取出リフタ10bで試験済みタイヤT2を上昇させ、押圧部材30で試験済みタイヤT2を把持した後に、押圧部材30のローラ36を図示しない駆動装置により回転させて試験済みタイヤT2を周方向に回転させ、マーキング装置28のマーキングヘッド82を上昇させてマーキングする。
なお、上記のように押圧部材30で試験済みタイヤT2を回転させてマーキングを行う場合、試験を終了した時点で、マーキングする位置に対するタイヤTの回転角度を予め記憶しておき、この情報に基づいて試験済みタイヤT2を回転させるようにしている。
また、本発明のユニフォミティ装置2においては、試験済みタイヤT2の姿勢を維持した状態でそのタイヤT2をユニフォミティ装置2から取り出して取出コンベヤ本体10aに移載しているために、試験終了後からマーキング装置28でマーキングするまではタイヤTの向きが変わらないので、上記のようにマーキング装置28を最下流設けても正確な位置にマーキングを行うことができる。
図1に示すように、ユニフォミティ検査ライン1において、タイヤ搬入の最上流にタイヤに設けられたバーコードを読み取るバーコードリーダ29を設けることが好ましい。
即ち、最上流ユニフォミティ装置2aの取込コンベヤ上(把持手段31よりも上方)に、タイヤの外周面に貼り付けたバーコードを読み取るバーコードリーダ29が設けられている。
バーコードリーダ29は、バーコードを読み取ることによって試験するタイヤの種類、サイズ及び製造番号等の情報を読み取るものであり、前記把持手段31でタイヤを把持し、押圧部材30のローラ36を回転させてタイヤを回転させることでバーコードを読み取ることができる。
ユニフォミティ検査ライン1において、すべてのユニフォミティ装置2にバーコードリーダ29を設けてもよいが、上記のように最上流ユニフォミティ装置2bのみにバーコードリーダ29を設けることで、ユニフォミティ検査ライン1におけるタイヤの情報の共有化が図れ、ユニフォミティ検査ライン1全体の制御を円滑にすることができると共に、設備のコストを低減することができる。
図9は本発明に係るユニフォミティ検査ライン1の第2実施形態を示している。
図9に示すように、このユニフォミティ検査ライン1は、ドラム装置20の配置を変えることにより、前記実施の形態に比べ上流側及び下流側のユニフォミティ装置2を互いに近づけたものでる。
図9に示すように、上流ユニフォミティ装置2bに対応するドラム装置20を、上流ユニフォミティ装置2bのユニフォミティ装置本体5よりも上流側に配置すると共に、下流ユニフォミティ装置2aに対応するドラム装置20を、下流ユニフォミティ装置2aのユニフォミティ装置本体5よりも下流側に配置することで、上下流の2組のユニフォミティ装置2を互いに近づけている。
このようにすれば、上下流の2組のユニフォミティ装置2の監視が容易になると共に、搬入コンベヤ3及び搬出コンベヤ4の長さを短くすることができる。
図10は本発明に係るユニフォミティ検査ライン1の第3実施形態を示している。
図10に示すように、ユニフォミティ検査ライン1は、一対のユニフォミティ装置2を配置し、このユニフォミティ装置2の間に搬入コンベヤ3及び搬出コンベヤ4を配置して一対のユニフォミティ装置2をそれぞれ連結し、搬入コンベヤ3及び搬出コンベヤ4の中途部間に方向切換装置83を設け、搬入コンベヤ3及び搬出コンベヤ4におけるタイヤTの搬送方向を異なる向きにしたものである。また、タイヤを回転させるドラム装置20の一つは、ユニフォミティ装置2の間に配置したものとなっている。
方向切換装置は、例えばターンテーブルから構成されており、タイヤの搬送方向を直交する方向に向きを変えるものである。
搬入コンベヤ3に設けたターンテーブル83は、上流側から搬送された試験前タイヤT1をターンテーブル83で各ユニフォミティ装置2に振り分けるようにしている。搬出コンベヤ4に設けたターンテーブル83は、各ユニフォミティ装置2から搬出されて搬出コンベヤ4から該ターンテーブル83に向かっている試験済みタイヤT2を下流側のコンベヤに向けるようにしている。
図11は、上記第3実施形態のユニフォミティ検査ライン1の変形を示している。
図11に示すように、ユニフォミティ検査ライン1は、一対のユニフォミティ装置2を配置し、前記第3実施形態でユニフォミティ装置2の間に設けていたドラム装置20をその間から外側に出して、ユニフォミティ装置2の間に搬入コンベヤ3や搬出コンベヤ4を兼用する方向切換装置83を設けたものである。
このようにすれば、第3実施形態に比べ一対のユニフォミティ装置2が互いに近づけることができ、両ユニフォミティ装置2を監視し易くなると共に、搬入コンベヤ3及び搬出コンベヤ4の長さを短くすることができる。
図15は、ユニフォミティ装置の変形例を示している。取込コンベヤ本体8aのタイヤ搬送レベルL1は、ユニフォミティ装置2におけるタイヤ搬送レベルLと略同じに設定されている。取出コンベヤ本体10aのタイヤ搬送レベルL1は、ユニフォミティ装置2におけるタイヤ搬送レベルLと略同じに設定されている。
そして、搬入コンベヤ3と取込コンベヤ本体8aとの搬送レベルは同じレベルに設定されいると共に、搬出コンベヤ4と取出コンベヤ本体10bとの搬送レベルは同じレベルに設定されている。
したがって、このユニフォミティ装置2には、上記取込リフタ8bと取出リフタ10bは設けられておらず、この実施の形態での取込コンベヤ8は、昇降しない上下固定の取込コンベヤ本体8aから構成され、取出コンベヤ10は、昇降しない上下固定の取込コンベヤ本体10aから構成されている。
以上、このユニフォミティ装置2では次のようにタイヤが搬入搬出される。
まず、取込コンベヤ8に設けられた前記駆動装置を駆動させて短ローラ22を同一方向に回転させることによって、搬入コンベヤ3から試験前タイヤT1が取りこまれる。
このとき、把持手段31(押圧部材30)及びスライドフレーム65は上昇位置にある(把持手段31及びスライドフレーム65と取込コンベヤ8との間には試験前タイヤT1が通過できるだけのスペースを確保すべく前記把持手段31及びスライドフレーム65が上昇している)。
取込装置6は、搬送されている試験前タイヤT1の回転中心軸と、ユニフォミティ装置本体5のリム13,15の中心軸とを結ぶ仮想移動ラインPが、取込コンベヤ8における搬送方向と直交した時点で、短ローラ22の回転を停止し、試験前タイヤT1が取込コンベヤ8上で止まる。
そして、搬入トラバーサ9の押圧部材30で試験前タイヤT1の外周面を把持できる位置まで、把持手段31(押圧部材30)及びスライドフレーム65が下降し、押圧部材30で試験前タイヤT1の外周面を一斉に押圧して把持する。
その後、試験前タイヤT1を昇降手段32で浮かせ、スライド手段33で押圧部材30(試験前タイヤT1)を、仮想移動ラインPに沿って直線的にタイヤTユニフォミティ装置本体5のリム13,15に向けてタイヤ供給方向に移動させる。
そして、試験前タイヤT1の回転中心軸と、リム13,15の回転軸とが一致した時点で、押圧部材30における押圧を解除し、センターリフト18を介して試験前タイヤT1をリム13,15に移載する。その後、押圧部材30は、取込コンベヤ8に退避して元の位置に復帰し、待機状態になる。
なお、前記待機状態とは、把持手段31及びスライドフレーム65が、試験前タイヤT1の取込を邪魔しないような位置にあることを意味する。具体的には、取込コンベヤ上8を試験前タイヤT1が通過できるように、把持手段31及びスライドフレーム65を上昇させている。
上記の取出装置7によれば、前記取込装置6と逆の動作が行われる。即ち、ユニフォミティを測定が終了すると、取出コンベヤ10上で待機している搬出トラバーサ11の押圧部材30をセンターリフト18上の試験済みタイヤT2の外周面まで移動させ、押圧部材30で試験済みタイヤT2の外周面を一斉に押圧して把持し、前記仮想移動ラインPと同じように直線的に、取出コンベヤ10へ向けて搬出移動させる。
そして、取出コンベヤ10よりも上方で浮いている試験済みタイヤT2を昇降手段32で下降させて、取出コンベヤ10の短ローラ24上に移載し、取込装置6と同じように押圧部材30等は、復帰位置で待機状態となる。
当然の如く、取出装置7における待機状態とは、押圧部材30を含めたスライド手段33やスライドフレーム65が、試験済みタイヤT2の通過を邪魔しないような位置にあることを意味する。具体的には、取出コンベヤ10上を試験済みタイヤT2が通過できるように、把持手段31及びスライドフレーム65を上昇させている。
なお、変形例では、タイヤTが通過する空間を、把持手段31やスライドフレーム65を上昇させることで確保するものであるが、これに代えて、L型リンク73による昇降幅を大きくすると共にスライドフレーム65をタイヤTの取込コンベヤ8や取出コンベヤ10の通過を妨げない形態とし、昇降ビーム65a及び把持手段31を昇降自在にすることでタイヤTが通過する空間を確保してもよい。
本発明は上記の実施の形態に限定されない。上記の実施形態では、ユニフォミティ装置2の取込コンベヤ8に搬入コンベヤ3を連結し、取出コンベヤ10に搬出コンベヤ4を連結するようにしていたが、図12に示すように、搬入コンベヤ3及び搬出コンベヤ4を平行に配置し、その間に複数のユニフォミティ装置本体5(言い換えれば、取込コンベヤ8や取出コンベヤ10を有さないユニフォミティ装置2c)を並列に配置して、各ユニフォミティ装置2cに対応する位置に、前記構成の搬入トラバーサ9や搬出トラバーサ11を配置するようにしてもよい。
即ち、搬入コンベヤ3により搬送されてきたタイヤを把持してユニフォミティ装置2cへ供給する搬入トラバーサ9を搬入コンベヤ3上に設け、ユニフォミティ装置2cのタイヤを把持して搬出コンベヤ4に搬出する搬出トラバーサ10を搬出コンベヤ4上に設けてもよい。
搬入トラバーサ9及び搬出トラバーサ10の支持は、例えば、搬入コンベヤ3及び搬出コンベヤ4のフレームに支持するようにしてもよいし、他のフレームで支持するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態では、マーキング装置28を取出コンベヤ10の下方に設けていたが、マーキング装置28を搬出トラバーサ7の上方に設けても良い。特に、試験済みタイヤT2の両面(上下面)にマーキングする場合は、取出コンベヤ10の下方にマーキング装置28を設けると共に、搬出トラバーサ7の上方に設け、この両マーキング装置28でマーキングを行うと良い。
また、上記の実施の形態では、ユニフォミティ装置本体5(言い換えれば、下リム13)と搬入トラバーサ9とのタイヤTの受け渡しを、センターリフト18を介して行っていたが、センターリフト18を用いずに搬入トラバーサ9自体が把持したタイヤTを下リム13に載置することで行いようにしてもよい。これと同様に、下リム13と搬出トラバーサ11とのタイヤTを受け渡しを、センターリフト18を用いずに搬出トラバーサ11自体で下リム13のタイヤTを把持することで行うようにしてもよい。
本発明に係るユニフォミティ装置を複数配置したユニフォミティ検査ラインの平面図である。 ユニフォミティ装置の側面図である。 ユニフォミティ装置の詳細平面図である。 取込装置の側面図である。 主に把持手段や昇降手段を説明するための斜視図である。 主に把持手段の駆動機構を説明するための斜視図である。 主に昇降手段を説明するための斜視図である。 ビードルブリケータやマーキング装置の動作説明図である。 ユニフォミティ検査ラインの第2実施形態の平面図である。 ユニフォミティ検査ラインの第3実施形態の平面図である。 ユニフォミティ検査ラインの第3実施形態の変形例である。 ユニフォミティ検査ラインの他実施形態の平面図である。 図1におけるユニフォミティ検査ラインの概略平面図である。 従来のユニフォミティ検査ラインの概略平面図である。 ユニフォミティ装置の変形例である。
符号の説明
1 ユニフォミティ検査ライン
2 ユニフォミティ装置
3 搬入コンベヤ
4 搬出コンベヤ
5 ユニフォミティ装置本体
6 取込装置
7 取出装置
8 取込コンベヤ
9 搬入トラバーサ
10 取出コンベヤ
11 搬出トラバーサ

Claims (10)

  1. ユニフォミティ装置本体の左右両側に、タイヤをユニフォミティ装置本体に供給する取込装置と、ユニフォミティ装置本体からタイヤを搬出する取出装置とを別個に有したユニフォミティ装置において、
    前記取込装置は、該取込装置のタイヤ供給方向に直交する方向にタイヤを搬送する搬入コンベヤを接続可能にすると共に前記搬入コンベヤと同方向にタイヤを搬送可能にする取込コンベヤと、前記取込コンベヤ上のタイヤを把持して前記ユニフォミティ装置本体に移載する搬入トラバーサとを有し、
    前記取込コンベヤは、前記取込装置のタイヤ供給方向に直交する方向にタイヤを搬送する搬送面を有する取込コンベヤ本体を有し、当該取込コンベヤ本体のタイヤ搬送レベルは、タイヤを搬入コンベヤから当該取込コンベヤ本体に亘って移動させることができるように、前記ユニフォミティ装置本体へタイヤを供給する際の前記搬入トラバーサにおけるタイヤ搬送レベルよりも低く設定されており、
    前記取出装置は、該取出装置のタイヤ搬出方向に直交する方向にタイヤを搬送する搬出コンベヤを接続可能にすると共に前記搬出コンベヤと同方向にタイヤを搬送可能にする取出コンベヤと、前記ユニフォミティ装置本体からのタイヤを把持して前記取出コンベヤに移載する搬出トラバーサとを有し、
    前記取出コンベヤは、取出装置のタイヤ搬出方向に直交する方向にタイヤを搬送する搬送面を有する取出コンベヤ本体を有し、当該取出コンベヤ本体のタイヤ搬送レベルは、タイヤを当該取出コンベヤ本体から搬出コンベヤに亘って移動させることができるように、前記ユニフォミティ装置本体からタイヤを搬出する際の前記搬出トラバーサにおけるタイヤ搬送レベルよりも低く設定されていることを特徴とするユニフォミティ装置。
  2. 前記タイヤは、その回転中心軸がユニフォミティ装置本体に設けられたリムの中心軸と同一方向に向けられた状態で搬入コンベヤから前記取込コンベヤに向けて搬送されており、前記搬入トラバーサは、搬送されているタイヤの中心軸の向きを変えずに取込コンベヤからタイヤを取り出してユニフォミティ装置本体のリムに移載することを特徴とする請求項1に記載のユニフォミティ装置。
  3. 前記搬出トラバーサは、ユニフォミティ測定後のタイヤの姿勢を維持した状態でそのタイヤをユニフォミティ装置本体から取り出して取出コンベヤに移載することを特徴とする請求項1又は2に記載のユニフォミティ装置。
  4. 前記搬入トラバーサ及び搬出トラバーサは、タイヤの外周面の複数箇所を押圧部材で押圧してタイヤを把持する把持手段と、この把持手段が把持したタイヤを浮かせることが可能な昇降手段と、この昇降手段で浮かせたタイヤを横送りするスライド手段とを有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のユニフォミティ装置。
  5. 前記1〜4のいずれかのユニフォミティ装置を複数配置したユニフォミティ検査ラインであって、
    前記各ユニフォミティ装置の取込コンベヤ同士を、搬入コンベヤでそれぞれ直線的に連結すると共に、各ユニフォミティ装置の取出コンベヤ同士を、搬出コンベヤでそれぞれ直線的に連結していることを特徴とするユニフォミティ検査ライン。
  6. タイヤ用の搬入コンベヤと搬出コンベヤとを互いに平行に配置し、前記両コンベヤ間に複数のユニフォミティ装置本体を該コンベヤに対して並列に配置したユニフォミティ検査ラインにおいて、
    前記搬入コンベヤにより搬送されてきたタイヤを把持してユニフォミティ装置へ供給する搬入トラバーサが前記搬入コンベヤ上に設けられ、ユニフォミティ装置本体のタイヤを把持して前記搬出コンベヤに搬出する搬出トラバーサが前記搬入トラバーサとは別個に搬出コンベヤ上に設けられており、
    前記搬入トラバーサのタイヤ供給方向に直交する方向にタイヤを搬送する前記搬入コンベヤにおけるタイヤ搬送レベルは、タイヤを搬入コンベヤと当該搬入コンベヤ上に設けられた搬入トラバーサとの間を通過させることができるように、前記ユニフォミティ装置本体へタイヤを供給する際の前記搬入トラバーサにおけるタイヤ搬送レベルよりも低く設定されており、
    前記搬出トラバーサのタイヤ搬出方向に直交する方向にタイヤを搬送する前記搬出コンベヤにおけるタイヤ搬送レベルは、タイヤを搬出コンベヤと当該搬出コンベヤ上に設けられた搬出トラバーサとの間を通過させることができるように、前記ユニフォミティ装置本体からタイヤを搬出する際の前記搬出トラバーサにおけるタイヤ搬送レベルよりも低く設定されていることを特徴とするユニフォミティ検査ライン。
  7. 前記タイヤは、その回転中心軸がユニフォミティ装置本体に設けられたリムの中心軸と同一方向に向けられた状態で搬送されており、前記搬入トラバーサは、搬送されているタイヤの中心軸の向きを変えずに搬入コンベヤからタイヤを取り出してユニフォミティ装置本体のリムに移載することを特徴とする請求項6に記載のユニフォミティ検査ライン。
  8. 前記搬出トラバーサは、ユニフォミティ測定後のタイヤの姿勢を維持した状態でそのタイヤをユニフォミティ装置本体から取り出して搬出コンベヤに移載することを特徴とする請求項6又は7に記載のユニフォミティ検査ライン。
  9. 前記搬入トラバーサ及び搬出トラバーサは、タイヤの外周面の複数箇所を押圧部材で押圧してタイヤを把持する把持手段と、この把持手段が把持したタイヤを浮かせることが可能な昇降手段と、この昇降手段で浮かせたタイヤを横送りするスライド手段とを有していることを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載のユニフォミティ検査ライン。
  10. タイヤ搬入の最上流側に、タイヤのビート部に離ケイ剤を塗布するビードルブリケータを設けると共に、タイヤ搬出の最下流側に、タイヤにユニフォミティの測定試験結果をマーキングするマーキング装置を設けたことを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載のユニフォミティ検査ライン。
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