JP4374333B2 - 電気給湯機 - Google Patents
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Description
このとき、タンク上部の高温水は給湯用熱交換器2にて水道水と熱交換し、出口温度は熱交換器の能力に応じた温度まで低下してタンク下部に返還されるが、タンク下部に返還される湯の温度は、水道水の温度より高くなるため、タンク下部には水道水に比べ高い温度層が形成される。
通常タンク内は75〜90℃と高温で貯湯しているため、湯はり時にタンク内から取り出す湯量は湯はり量の半分以下と多くない。また、取り出した量だけタンク下部に水道水を給水する際に、タンク内の温水と混ざるためタンク下部の温度は水道水とタンク内下方に残っている温水と混合した中間温度となる。
そのため、タンク下部の温度を低くする必要があるが、上記従来の電気給湯機の場合、給湯をしてもタンク下部の湯温を十分に下げることができない。
また、湯はり時のタンク下部への給水も多くないため、タンク内に混合層などの中温水が形成されやすくなり、ヒートポンプ式の加熱方式においては水を沸き上げる際の効率(COP)を低下させてしまう。
この場合、中温水取出口近くに設けた温度センサによる検出温度が湯はり温度に十分な場合は、タンク下部の中温水を取り出せるだけでなく、高温の湯をタンク上部に残すことができ、これにより、給湯用熱交換器や追い焚き用熱交換器に必要な高温水を効率的に使用することができる。
また、前記温度センサによる検出温度が湯はり温度より低い場合には、混合温度が湯はり温度となるように混合弁の弁開度を制御することで、タンク下部の中温水を取り出すことができる。
さらに、第1混合弁又は第2混合弁の弁開度を制御して中温水の温度を調節することができる。
すなわち、温度センサによる検出温度が湯はり温度に十分な温度の場合は、第1混合弁の貯湯タンク側を全閉、中温水取出口側を全開とし、第2混合弁に中温水取出口から取り出した湯を送る。
また、前記温度センサによる検出温度が湯はり温度より低い場合には、第2混合弁の混合温度(湯はり目標温度)より若干高めになるように第1混合弁の弁開度を制御する。
このとき、第2混合弁では温度差が小さいため、低温側となる水道水を多く必要とせず、そのため、第1混合弁では低温側となる中温水をより多くタンクから取り出すことになり、結果として、温度の低い水道水をタンク下部に多く貯めることができる。
この電気給湯機は、貯湯タンク1の水を加熱するヒートポンプHを備えるとともに、該貯湯タンク1の温水により水道水を間接的に加熱する給湯用熱交換器2を備えている。
そして、この電気給湯機は、貯湯タンク1の中間部に中温水を導出する中温水取出口3を設け、該中温水取出口3付近に温度センサ4を配設するとともに、中温水取出口3から延設した中温水取出配管31を、一方を貯湯タンク上部の取出配管9に接続した第1混合弁5に接続し、該第1混合弁5の下流側配管51を、一方を給水配管6に接続した第2混合弁7に接続するようにしている。
給水配管6から貯湯タンク1に導入された水は、ヒートポンプHにより加温されて貯湯タンク1に貯留されるが、貯湯タンク1の上ほど温度が高く、例えば、上部で約90℃、中間部で約50℃前後の中温水となっている。
第1混合弁5には、この取出配管9が高温側として接続されるとともに、中温水取出口3からの中温水取出配管31が低温側として接続されている。
第2混合弁7には、この第1混合弁5の下流側配管51が高温側として接続されるとともに、給水配管6が低温側として接続されている。
なお、第1混合弁5の下流側配管51には、第1混合弁温度センサ52が配設されるとともに、第2混合弁7の下流側配管71には、第2混合弁温度センサ72が配設されている。
また、第2混合弁7の下流側には、循環ポンプ11と、湯はり回路12をタンク戻り配管13に切り替える切替弁14とが設けられている。
給湯は、図2に示すように、貯湯タンク1の上部に貯留されている高温水を循環ポンプ15にて導出し、給湯用熱交換器2を通して貯湯タンク1下部へ返還させるとともに、この給湯用熱交換器2に給水配管6から水道水を通して所定の温度に加熱することにより行う。
湯はり時は、切替弁14を湯はり回路12側に切り替える。
これにより、第2混合弁7の高温側に60℃の湯を供給し、第2混合弁7で40℃になるように第2混合弁7の弁開度を制御する。
この場合、中温水取出口3からタンク内混合層の中温水を効率的に取り出せることができ、タンク下部に温度の低い水道水を供給することができるだけでなく、貯湯タンク1の上部は高温の湯が残るため、給湯用熱交換器2や追い焚き用熱交換器10に必要な高温水を効率的に使用することができる。
このため、図4に示すように、第1混合弁5の段階で、第2混合弁7で制御する40℃より若干高めの温度(例えば、45〜50℃)に混合した後、第2混合弁7で水道水と混合し40℃になるよう制御する。
このとき、第2混合弁7では温度差が小さいため、低温側となる水道水を多く必要とせず、そのため、第1混合弁5は低温側である30℃の中温水をより多くタンクから取り出すことになり、これにより、温度の低い水道水を貯湯タンク1の下部に多く貯留することができる。
また、湯はり時に循環ポンプ11を運転することで、湯はり回路12の圧力が上昇し、湯はり時間を早くすることもできる。
そして、浴槽側は、循環ポンプ16を駆動して、追い焚き用の入口側配管17から出口側配管18を通るように風呂水を循環させる。
この場合、中温水取出口3近くに設けた温度センサ4による検出温度が湯はり温度に十分な場合は、貯湯タンク1の下部の中温水を取り出せるだけでなく、高温の湯を貯湯タンク1の上部に残すことができ、これにより、給湯用熱交換器2や追い焚き用熱交換器10に必要な高温水を効率的に使用することができる。
また、前記温度センサ4による検出温度が湯はり温度より低い場合には、混合温度が湯はり温度となるように混合弁5、7の弁開度を制御することで、貯湯タンク1の下部の中温水を取り出すことができる。
すなわち、温度センサ4による検出温度が湯はり温度に十分な温度の場合は、第1混合弁5の貯湯タンク1側を全閉、中温水取出口3側を全開とし、第2混合弁7に中温水取出口3から取り出した湯を送る。
また、前記温度センサ4による検出温度が湯はり温度より低い場合には、第2混合弁7の混合温度(湯はり目標温度)より若干高めになるように第1混合弁5の弁開度を制御する。
このとき、第2混合弁7では温度差が小さいため、低温側となる水道水を多く必要とせず、そのため、第1混合弁5では低温側となる中温水をより多く貯湯タンク1から取り出すことになり、結果として、温度の低い水道水を貯湯タンク1の下部に多く貯めることができる。
2 給湯用熱交換器
3 中温水取出口
31 中温水取出配管
4 温度センサ
5 第1混合弁
51 下流側配管
52 第1混合弁温度センサ
6 給水配管
7 第2混合弁
71 下流側配管
72 第2混合弁温度センサ
8 減圧弁
9 取出配管
10 追い焚き用熱交換器
11 循環ポンプ
12 湯はり回路
13 タンク戻り配管
14 切替弁
15 循環ポンプ
16 循環ポンプ
17 入口側配管
18 出口側配管
H ヒートポンプ
H1 入湯配管
H2 出湯配管
Claims (3)
- 貯湯タンクの水を加熱するヒートポンプを備えるとともに、該貯湯タンクの温水により給水配管からの給水を間接的に加熱する給湯用熱交換器と、
貯湯タンクの上部から高温水を取り出す取出配管と、
貯湯タンクの中間部から中温水を取り出す中温水取出配管と、
前記取出配管からの高温水と前記中温水取出配管からの中温水とを混合する第1混合弁と、
前記給水配管からの給水とこの給水より高温の水とを混合する第2混合弁と、
前記取出配管から分岐して設けられる給湯用熱交換器へ向かう配管及び浴槽へ向かう配管とを備え、前記第1及び第2混合弁は、前記取出配管から分岐した浴槽へ向かう配管に設けられることを特徴とする電気給湯機。 - 貯湯タンクの温水を循環させて風呂水を追い焚きする追い焚き用熱交換器をさらに備え、該追い焚き用熱交換器は、前記取出配管から分岐した浴槽へ向かう配管のうち、前記第1及び第2混合弁より上流側の位置に設けられることを特徴とする請求項1記載の電気給湯機。
- 貯湯タンクの上方にシスターンタンクを配設し、該シスターンタンクの水を貯湯タンクに導入するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の電気給湯機。
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