JP4367519B2 - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無用なロックアップクラッチの開放を防止するための急減速判定を行う自動変速機の制御装置に関する。
従来、車両の急減速を判定する装置として、次のような車両用急減速検出装置がある。この車両用急減速検出装置では、まず、変速機の出力軸の回転に同期したパルス信号を入力し、前回のパルス信号の受信から、次のパルス信号の受信までの経過時間を測定して、所定時間前の車速と時間を用いて、急減速の検出を行う。また、この急減速の検出に加え、変速機の出力軸の回転に同期したパルス信号を入力し、前回のパルス信号の受信から、パルス信号が受信されていない現在までの経過時間を測定して、次のパルス信号の受信前であっても、車速の低下を予測し、急減速の検出を行う。この双方の急減速の検出により、何れか一方でも車両の急減速を検出したときに、車両が急減速していると判定する(例えば、特許文献1参照)。
これにより、回転センサからのパルス周期が伸びる低車速領域においても、車速を確定させるための次のパルス信号の入力を待つことなく、現時点におけるパルス信号待ちの状態においてすばやく車両の急減速判定を行い、エンスト防止のためのロックアップクラッチの解除を行うことができる。
特開2004―116563号公報
しかしながら、上述のような従来の車両用急減速検出装置にあっては、出力回転軸回転数の変化量から一律に急減速判定を行い、ロックアップクラッチの解除を行うので、一時的な出力回転数の変化が発生し、急減速判定が行われてしまうため、意図しないロックアップクラッチの開放がなされてしまう虞がある。例えば、短時間で判定制御を行う高応答変速制御を行う際には、エンジン回転が急激に変化し、この変化に伴う一時的な出力回転数の変化より急減速判定が行われ、意図しないロックアップクラッチの開放がなされてしまうという問題があった。
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされたもので、急減速判定を行う閾値を走行状態に応じて切り分けることにより、高応答変速制御を実施する際の誤判定を防止することができる自動変速機の制御装置を提供することを課題とする。
本発明に係る自動変速機の制御装置は、上記課題を解決するため、(1)車両の減速度に基づいて急減速の判定を行う自動変速機の制御装置において、前記車両の減速度を検出する減速度検出手段と、検出された前記減速度が所定の閾値以上であるとき、急減速であると判定する急減速判定手段と、前記車両に対するアクセル操作の有無を検出するアクセル操作検出手段と、前記アクセル操作検出手段によりアクセル操作が検出されたパワーオン状態であると判定された場合には、第1の閾値を設定し、パワーオン状態でないと判定された場合には、前記第1の閾値より小さな第2の閾値を設定する閾値設定手段と、を備え、前記急減速判定手段は、前記減速度検出手段に検出された減速度が、前記閾値設定手段に設定された閾値以上であるとき、急減速であると判定することを特徴とした構成を有している。
この構成により、パワーオン状態である場合には、減速度が、第1の閾値以上であるときに急減速であると判定し、パワーオフ状態である場合には、減速度が、第1の閾値より小さな第2の閾値以上であるときに急減速であると判定することにより、パワーオン状態であるか否かによって減速度を判定する閾値を異ならせるので、走行状態に応じて急減速判定の閾値を変化させて、運転者の意図を反映させることができ、急減速の誤判定を防止することができる。
また、本発明に係る自動変速機の制御装置は、上記(1)に記載の自動変速機の制御装置において、(2)エンジンの出力軸の回転力を、変速比を切り換える変速機構の入力軸の回転力に変換する流体継手と、前記エンジンの出力軸を前記変速機構の入力軸に係合装置により直接または所定の滑りを発生させて係合させる係合制御手段と、を備え、前記係合制御手段は、前記エンジンの出力軸を前記変速機構の入力軸に係合させているとき、前記急減速判定手段により急減速であると判定されたときに限り、前記係合装置による係合を開放させることを特徴とした構成を有している。
この構成により、急減速判定の結果によって係合装置の係合状態を制御するので、係合装置による係合および開放を走行状態に応じて制御することができ、運転者の意図を反映させて、意図しない係合装置の開放を防止することができる。
さらに、本発明に係る自動変速機の制御装置は、上記(1)または(2)に記載の自動変速機の制御装置において、(3)前記車両に対するブレーキ操作の有無を検出するブレーキ操作検出手段を備え、前記閾値設定手段は、前記ブレーキ操作検出手段によりブレーキ操作が検出された場合には、前記第1の閾値および前記第2の閾値より小さな第3の閾値を設定することを特徴とした構成を有している。
この構成により、ブレーキ操作を検出した場合には、前記第1の閾値および前記第2の閾値より小さな第3の閾値を用いて急減速判定を行うことにより、パワーオン/オフ状態に加え、ブレーキ操作を行ったか否かによっても急減速判定を行う閾値を異ならせるので、急減速に拘わる可能性の高いブレーキ操作の有無も判定に反映させ、急減速である可能性の高いブレーキ操作時には、車両の減速度が小さくても、急減速と判定されやすくでき、精密に急減速判定を行うことができる。
さらに、本発明に係る自動変速機の制御装置は、上記(1)から(3)の何れかに記載の自動変速機の制御装置において、(4)前記アクセル操作検出手段は、前記車両に対するアクセル踏力の大きさを検出し、前記閾値設定手段は、前記パワーオン状態であると判定された場合には、前記アクセル操作検出手段により検出されたアクセル踏力の大きさに応じて前記第1の閾値を変更し、前記急減速判定手段は、前記変更された閾値にしたがって急減速判定を行うことを特徴とした構成を有している。
この構成により、アクセル踏力の大きさに応じて閾値が変更され、急減速判定が行われるので、より走行状態に応じた高精度の急減速判定を行うことができる。
さらに、本発明に係る自動変速機の制御装置は、上記(3)に記載の自動変速機の制御装置において、(5)前記ブレーキ操作検出手段は、前記車両に対するブレーキ踏力の大きさを検出し、前記閾値設定手段は、前記ブレーキ操作が検出された場合には、前記ブレーキ操作検出手段により検出されたブレーキ踏力の大きさに応じて前記第3の閾値を変更し、前記急減速判定手段は、前記変更された閾値にしたがって急減速判定を行うことを特徴とした構成を有している。
この構成により、ブレーキ踏力の大きさに応じて閾値が変更され、急減速判定が行われるので、急減速に拘わる可能性の高いブレーキ操作に応じた高精度の急減速判定を行うことができる。
本発明によれば、パワーオン状態で走行中には、第1の閾値を用いて急減速判定を行い、パワーオフ状態で走行中には、第1の閾値より小さな第2の閾値を用いて急減速判定を行うことにより、パワーオン状態であるか否かによって減速度を判定する閾値を異ならせるので、走行状態に応じて急減速判定の閾値を変化させて、運転者の意図を反映させることができ、急減速の誤判定を防止する自動変速機の制御装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1に、本発明の実施の形態に係る自動変速機の制御装置を搭載した車両の要部を模式的に表した概略ブロック図を示す。
図1に示すように、車両1は、原動機であるエンジン2と、エンジン2により出力されたトルクを伝達させるトルクコンバータ3と、トルクコンバータ3の出力軸の回転速度を変速して出力する変速機構4と、を備えており、変速機構4から出力されるトルクは、図示しないディファレンシャルギアを介して駆動輪に伝達されるようになっている。
エンジン2は、ガソリンあるいは軽油などの燃料を燃焼させて動力を出力する公知の動力装置により構成されている。また、トルクコンバータ3および変速機構4は、自動変速機5を構成している。トルクコンバータ3および変速機構4の詳細については、後述する。
車両1は、さらに、エンジン2の回転数を測定するためのエンジン回転数センサ21と、エンジン2の吸入空気量を測定する吸入空気量センサ22と、エンジン2に吸入される空気の温度を測定する吸入空気温度センサ23と、スロットルバルブ31の開度を検知するためのスロットルセンサ24と、駆動輪の回転速度に基づいて車速を測定するための車速センサ25と、エンジン2の冷却水温度を測定するための冷却水温センサ26と、ブレーキペダル35と、ブレーキペダル35に対する踏力を測定するブレーキセンサ27と、シフトレバー28と、シフトレバー28の操作位置(ポジション)を検出する操作位置センサ29と、車両1の横方向の加速度を測定する加速度センサ30と、アクセルペダル32と、アクセルペダル32に対する踏力を測定するアクセルセンサ34と、を備えている。
ブレーキセンサ27は、ブレーキペダル35に対する運転者の操作踏力に応じたマスタシリンダ圧の変化あるいは操作ストロークを測定するようになっており、測定された踏力に応じた電気信号をブレーキ踏力信号として、トランスミッションECU12に出力するようになっている。
なお、本発明において、ブレーキセンサ27は、ブレーキペダル35に対する運転者の操作の有無のみ検出できればよい。
アクセルセンサ34は、ブレーキセンサ27と同様に、アクセルペダル32に対する運転者の操作踏力に応じたマスタシリンダ圧の変化あるいは操作ストロークを測定するようになっており、測定された踏力に応じた電気信号をアクセル踏力信号として、トランスミッションECU12に出力するようになっている。
なお、本発明において、アクセルセンサ34は、アクセルペダル32に対する運転者の操作の有無のみ検出できればよい。
車両1は、さらに、トルクコンバータ3および変速機構4を油圧により制御するための油圧制御回路9と、エンジン2を制御するためのエンジンECU(Engine Electronic Control Unit)11と、油圧制御回路9を制御するためのトランスミッションECU(Transmission Electronic Control Unit)12と、を備えている。
油圧制御回路9は、トルクコンバータ3によるトルクの増大比および変速機構4の変速段を油圧により制御するためのものである。油圧制御回路9の詳細については、後述する。
エンジンECU11は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)および入出力インターフェースを有しており、アクセルペダル32の操作量に応じてエンジン2が制御されるよう、エンジン2に対してエンジン制御信号を出力するようになっている。
また、エンジンECU11は、エンジン回転数センサ21、吸入空気量センサ22、吸入空気温度センサ23、スロットルセンサ24、車速センサ25、冷却水温センサ26およびブレーキセンサ27と接続されており、これらのセンサからエンジン回転数、吸入空気量、吸入空気温度、スロットル開度、車速、冷却水温およびブレーキ踏力を表す信号をそれぞれ入力されるようになっている。
トランスミッションECU12は、図示しないCPU、RAM、ROMおよび入出力インターフェースを有している。ROMは、車速およびスロットル開度に基づいた変速線図を表すマップや、変速制御を実行するためのプログラムなどを記憶している。
また、ROMは、急停止判定のために用いる閾値として代入する“閾値A”、“閾値B”、“閾値C”を記憶している。後述するように、“閾値A”は、ブレーキ操作がされておらず、アクセル操作が行われている状態、すなわち、“パワーオン”走行状態における急停止判定閾値として用いる。“閾値B”は、ブレーキ操作がされておらず、アクセル操作も行われていない状態、すなわち、“パワーオフ”走行状態における急停止判定閾値として用いる。“閾値C”は、ブレーキ操作がされている状態における急停止判定閾値として用いる。
なお、本発明の減速度は、本実施の形態では、後述する変速機構4の出力軸回転数の変化量、すなわち、定期的に検出する変速機構4の出力軸回転数の前回の検出値から、今回の検出値を減算した値とする。また、本発明の急減速の判定は、本実施の形態では、急停止を判定するものとし、変速機構4の出力軸回転数の変化量が、上記“閾値A”、“閾値B”または“閾値C”を代入する急停止判定閾値よりも大きいとき、急減速であると判定するものとする。
ここで、上記“閾値A”、“閾値B”、“閾値C”は、RAMに記憶するようにしてもよい。この場合、閾値変更手段を設けることにより、“閾値A”、“閾値B”、“閾値C”の値を後から変更することができる。
トランスミッションECU12は、変速線図に基づいて自動で変速制御を実行する自動変速モード、手動による運転者のシフト指示に基づいて変速制御を実行する手動変速モード、および自動または手動のいずれの変速も禁止する変速禁止モードで制御されるようになっている。
トランスミッションECU12は、スロットルセンサ24、車速センサ25、冷却水温センサ26、ブレーキセンサ27、操作位置センサ29、加速度センサ30、油温センサ33、アクセルセンサ34および変速機構4の出力軸回転数センサと接続されており、これらのセンサからスロットル開度、車速、冷却水温、ブレーキ踏力、シフトレバー28の位置、車両1の横方向の加速度、作動油温、アクセル踏力および変速機構4の出力軸の回転数を表す信号をそれぞれ入力されるようになっている。
なお、本実施の形態において、トランスミッションECU12は、本発明に係る制御装置、減速度検出手段、急減速判定手段、アクセル操作検出手段、閾値設定手段およびブレーキ操作検出手段を構成している。
ここで、図2にトルクコンバータの原理を説明するためのトルクコンバータの内部模式図を示し、説明する。また、図2(1)は、ポンプインペラーとタービンランナーの配置図であり、図2(2)は、トルクコンバータ内のオイルの流れを示す図である。
トルクコンバータの基本原理は、以下のようなものである。すなわち、扇風機に向かい合わせて風車をおき、扇風機を回転させて風を送ることにより、対向した風車の羽根が回り出すようにしている。また、これだけでは、風車が受けきれなかったパワーは捨てられてしまうが、循環して扇風機の追い風となるように工夫されており、トルクの増加となっている。トルクコンバータでは、これを気体による風の代わりに液体を介して回転を伝達させる。
図2(1)に示すように、実際のトルクコンバータでは、オイル(作動油)のように粘度のある液体で満たされたドーナツ状の容器(以下、ハウジングという)の中に、扇風機(入力側の羽根車)としてポンプインペラー101と、風車(出力側の羽根車)としてタービンランナー102が収められている。また、その間に、少し小さめの羽根車としてステータ103が配置され、オイルの流れる方向を制御するようにしている。
図2(2)にオイルの流れを矢印で示し、説明する。まず、(1)エンジンの力でポンプインペラー101が回ると、ポンプインペラー101の回転でオイルが送り出される。送り出されたオイルは、遠心力でポンプインペラー101の外周からハウジングに沿ってタービンランナー102に流れる。(2)このオイルがタービンランナー102の羽に当たると、その力でタービンランナー102が回る。(3)オイルは、タービンランナー102の背面で反転させられる。(4)オイルは、さらにタービンランナー102の外周から中心へ流れてステータ103に向かう。このとき、流れの方向を変えるオイルがタービンランナー102の羽を押すことになり、その反動力でタービンランナー102を回す。(5)ステータ103の羽に沿って流れたオイルは、ポンプインペラー101の背面に回り込むが、まだ流れようとする力が残っているため、ポンプインペラー101の羽を押す。これにより、ポンプインペラー101は、エンジンの力で回されると同時に、自身が送り出したオイルによっても回され、その力も再びタービンランナー102に送られる。これが繰り返され、同じ速さの回転は伝わらないが、トルクが増大される。
次に、図3にロックアップクラッチを説明するためのトルクコンバータを模式的に表した断面図を示し、説明する。また、図3(1)は、ロックアップクラッチ開放時のトルクコンバータの断面図であり、図3(2)は、ロックアップクラッチ接続時のトルクコンバータの断面図である。
トルクコンバータは、上述のように、オイルによってポンプインペラー101の回転をタービンランナー102に伝えているため、オイルと、ポンプインペラー101およびタービンランナー102と、の摩擦や、伝達ロス等により、入力側の回転数を100%出力側に伝達すること、あるいは、動力を100%伝達することができない。そこで、以下に説明するロックアップ機構により、入力側の回転速度と、出力側の回転速度と、が近づいた場合に、入力軸と出力軸とを直接接続し、入力側の回転数と出力側の回転数を同一にして、エネルギーの損失を防いでいる。
図3(1)に示すように、ロックアップクラッチ107が開放されている場合には、図中の矢印で示すように、エンジンから伝えられたトルクコンバータの入力軸105の回転は、入力軸105と一体となって取り付けられたポンプインペラー101に伝えられ、入力軸105と同一の回転数でポンプインペラー101が回転する。ポンプインペラー101の回転は、オイルを介して、タービンランナー102に伝えられ、タービンランナー102が回転する。タービンランナー102の回転は、タービンランナー102と一体となって取り付けられたトルクコンバータの出力軸106に伝えられ、タービンランナー102と同一の回転数で出力軸106が回転する。しかしながら、ポンプインペラー101からタービンランナー102に回転が伝えられるときに、伝達ロスが発生し、動力を100%伝達することができないため、入力軸105の回転数より出力軸106の回転数の方が低くなってしまう。
そこで、図3(2)に示すように、ロックアップクラッチ107により、トルクコンバータの入力軸105と、出力軸106と、を直接接続し、動力を100%伝達するようにする。
ロックアップクラッチ107が接続された場合には、ロックアップクラッチ107により、トルクコンバータの入力軸105と、出力軸106と、が直接接続される。したがって、図中の矢印で示すように、エンジンから伝えられたトルクコンバータの入力軸105の回転は、ロックアップクラッチ107を介して、直接トルクコンバータの出力軸106に伝えられ、入力軸105と同一の回転数で出力軸106が回転する。これにより、入力軸105の動力を、100%出力軸106に伝達することができる。
次に、図4に本発明の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の構成を表す骨子図を示し、実施の形態に係るトルクコンバータ3および変速機構4について、説明する。
図4に示すように、トルクコンバータ3は、エンジン2と変速機構4との間に配置されており、エンジン2に連結されたポンプ翼車41(前述のポンプインペラー101に相当する)と、変速機構4の入力軸42に連結されたタービン翼車43(前述のタービンランナー102に相当する)と、一方向クラッチ44によって一方向の回転が阻止されているステータ翼車45(前述のステータ103に相当する)とを有している。ポンプ翼車41とタービン翼車43とは、流体を介して動力を伝達するようになっている。
さらに、トルクコンバータ3は、ポンプ翼車41とタービン翼車43との間を直結するためのロックアップクラッチ46(前述のロックアップクラッチ107に相当する)を備えており、車両1の高速走行時において、作動油によりポンプ翼車41とタービン翼車43とを機械的に直結することにより、エンジン2から変速機構4への動力の伝達効率を上げるようになっている。ここで、トルクコンバータ3は、ロックアップクラッチ46を所定の滑り率でスリップさせるフレックスロックアップを実行するようにしてもよい。
また、ポンプ翼車41には、変速機構4を変速制御するための油圧や、各部に潤滑油を供給するための油圧を発生する機械式のオイルポンプ47が設けられている。
変速機構4は、ダブルピニオン型の第1遊星歯車装置48と、シングルピニオン型の第2遊星歯車装置49および第3遊星歯車装置50と、を備えている。第1遊星歯車装置48のサンギヤS1は、クラッチC3を介して入力軸42に選択的に連結されるとともに、一方向クラッチF2およびブレーキB3を介してハウジング51に選択的に連結されている。また、入力軸42の回転方向と反対方向(以下、逆方向という)への回転が阻止されるようになっている。
第1遊星歯車装置48のキャリアCA1は、ブレーキB1を介してハウジング51に選択的に連結される。また、キャリアCA1は、ブレーキB1と並列に設けられた一方向クラッチF1により、常に逆方向の回転が阻止されるようになっている。
第1遊星歯車装置48のリングギヤR1は、第2遊星歯車装置49のリングギヤR2と連結されており、ブレーキB2を介してハウジング51に選択的に連結されるようになっている。第2遊星歯車装置49のサンギヤS2は、第3遊星歯車装置50のサンギヤS3と連結されており、クラッチC4を介して入力軸42に選択的に連結されている。また、サンギヤS2は、一方向クラッチF4およびクラッチC1を介して入力軸42に選択的に連結されており、逆方向への回転が阻止されるようになっている。
第2遊星歯車装置49のキャリアCA2は、第3遊星歯車装置50のリングギヤR3と連結されており、クラッチC2を介して入力軸42に選択的に連結されるとともに、ブレーキB4を介してハウジング51に選択的に連結されるようになっている。また、キャリアCA2は、ブレーキB4と並列に設けられた一方向クラッチF3により、逆方向への回転が阻止されるようになっている。また、第3遊星歯車装置50のキャリアCA3は、出力軸52に連結されている。
クラッチC1〜C4およびブレーキB1〜B4(以下、特に区別しない場合は単にクラッチC、ブレーキBという)は、多板式のクラッチやブレーキなど油圧アクチュエータによって係合制御される油圧式摩擦係合装置により構成されている。また、クラッチCおよびブレーキBは、油圧制御回路9のトランスミッションソレノイドS1〜S4、およびリニアソレノイドSLU、SLTの励磁、非励磁や図示しないマニュアルバルブの作動状態によって切り換えられる油圧回路に応じて、係合状態および解放状態の何れか一方の状態をとるようになっている。したがって、変速機構4は、これらのクラッチCおよびブレーキBの係合状態および解放状態の組み合わせに応じた変速段をとるようになっている。本実施の形態に係る変速機構4は、1速〜6速により構成される6つの前進変速段および1つの後進変速段のうちの何れかの変速段をとるようになっている。
次に、油圧制御回路9について、説明する。油圧制御回路9は、トランスミッションソレノイドS1〜S4、リニアソレノイドSLT、SLUおよび作動油の油温を測定するための油温センサ33を有している。なお、本実施の形態において、油圧制御回路9は、本発明に係るロックアップ制御手段を構成している。
トランスミッションソレノイドS1は、1速から2速への変速時に作動するようになっている。トランスミッションソレノイドS2は、2速から3速への変速時および5速から6速への変速時に作動するようになっている。トランスミッションソレノイドS3は、3速から4速への変速時に作動するようになっている。トランスミッションソレノイドS4は、4速から5速への変速時に作動するようになっている。
リニアソレノイドSLTは、ライン圧制御および図示しないアキュムレータの背圧制御を行うようになっている。リニアソレノイドSLUは、ロックアップ機構の制御を行うようになっている。
トランスミッションソレノイドS1〜S4およびリニアソレノイドSLT、SLUの作動状態に応じて、ライン圧を元圧とする作動油圧により変速機構4の摩擦要素が選択的に締結あるいは解放されるようになっている。これらの摩擦要素の締結および解放の組み合わせによって、変速機構4の入力軸42と出力軸52との回転数の比が変更され、変速段が構成されるようになっている。
図5は、本発明の実施の形態に係る自動変速機の制御装置におけるロックアップ制御処理プログラムの概略処理手順を示すフローチャートである。なお、以下の処理は、トランスミッションECU12を構成するCPUによって所定の時間間隔で実行されるとともに、CPUによって処理可能なプログラムを実現する。
まず、トランスミッションECU12は、ロックアップ制御中であるか否かを判断する(ステップS11)。このロックアップ制御は、エンジン2の出力軸を変速機構4の入力軸にロックアップクラッチにより直接係合させるロックアップ制御のみにあらず、所定の滑りを発生させて係合させるフレックスロックアップ制御も含むものである。
トランスミッションECU12は、ロックアップ制御中であると判断した場合(ステップS11でYes)には、ステップS12に移行する。一方、ロックアップ制御中ではないと判断した場合(ステップS11でNo)には、このステップを繰り返す。
次に、トランスミッションECU12は、ブレーキが“オフ”であるか否かを判断する(ステップS12)。具体的には、トランスミッションECU12は、ブレーキセンサ27によりブレーキ踏力信号が入力されたか否かによって、ブレーキが“オフ”であるか否かを判断する。
トランスミッションECU12は、ブレーキセンサ27によりブレーキ踏力信号が入力されていない場合には、ブレーキが“オフ”であるものと判断し、ステップS13に移行する。一方、トランスミッションECU12は、ブレーキセンサ27によりブレーキ踏力信号が入力された場合には、ブレーキが“オン”であるものと判断し、ステップS16に移行する。
トランスミッションECU12は、ブレーキが“オフ”であると判断した場合(ステップS12でYes)には、“パワーオン”であるか否かを判断する(ステップS13)。具体的には、トランスミッションECU12は、アクセルセンサ34によりアクセル踏力信号が入力されたか否かによって、“パワーオン”であるか否かを判断する。
トランスミッションECU12は、アクセルセンサ34によりアクセル踏力信号が入力されている場合には、“パワーオン”走行であるものと判断し、ステップS14に移行する。一方、トランスミッションECU12は、アクセルセンサ34によりアクセル踏力信号が入力されていない場合には、“パワーオフ”走行であるものと判断し、ステップS15に移行する。
トランスミッションECU12は、“パワーオン”であると判断した場合(ステップS13でYes)には、急停止判定閾値として、あらかじめ設定されている“閾値A”を代入する。また、トランスミッションECU12は、“パワーオフ”であると判断した場合(ステップS13でNo)には、急停止判定閾値として、あらかじめ設定されている“閾値B”を代入する。
一方、トランスミッションECU12は、ブレーキが“オン”であると判断した場合(ステップS12でNo)には、急停止判定閾値として、あらかじめ設定されている“閾値C”を代入する。ここで、上記“閾値A”、“閾値B”、“閾値C”は、下記の関係、
閾値A>閾値B>閾値C
にある。すなわち、“パワーオン”状態の急停止判定閾値となる“閾値A”が最も大きく、ブレーキ“オン”状態の急停止判定閾値となる“閾値C”が最も小さくなるように設定されている。
次に、トランスミッションECU12は、変速機構4の出力軸に設けられた図示しない出力軸回転数センサにより検出された変速機構4の出力軸回転数の変化量が、上記急停止判定閾値より大きいか否かを判断する(ステップS17)。ここで、トランスミッションECU12は、変速機構4の出力軸回転数の変化量として、変速機構4から定期的に入力される出力軸回転数によって、前回入力された出力軸回転数から、今回入力された出力軸回転数を減算することにより、変速機構4の出力軸回転数の変化量を求める。
トランスミッションECU12は、変速機構4の出力軸回転数の変化量が、上記急停止判定閾値より大きくないと判断した場合には(ステップS17でNo)、ステップS12に戻り、上記処理(ステップS12からステップS17)を繰り返す。
一方、トランスミッションECU12は、変速機構4の出力軸回転数の変化量が、上記急停止判定閾値より大きいと判断した場合には(ステップS17でYes)、ロックアップクラッチを解除し、ロックアップ制御を終了させて(ステップS18)、処理を終了する。
したがって、ブレーキが“オフ”であった場合、あるいは、ブレーキセンサ27等に故障があり、ブレーキ信号を検出できなかった場合には、アクセルペダル32が踏み込まれているか否かによって、急減速判定のための閾値を切り分けることができるので、運転者の意図を反映させ、急減速の誤判定を防止することができる。
また、図6に本発明の実施の形態に係る自動変速機の制御装置により制御された変速時のエンジン回転数、タービン回転数および出力軸回転数の変動を表すグラフを示す。
図6に示す変速時のグラフは、ロックアップ制御中であって、500msのとき、変速出力で示されるように、3速から2速に変更されている。このギヤ段の変更にともなって、トランスミッションECU12は、油圧制御回路9にトランスミッションソレノイドS2の作動からトランスミッションソレノイドS1の作動に切り換えさせる。油圧制御回路9は、トランスミッションECU12の制御により、トランスミッションソレノイドS2の作動からトランスミッションソレノイドS1の作動に切り換え、変速機構4の油圧を制御して、実際に3速から2速に変更する。また、このとき、トランスミッションECU12は、エンジンECU11にも変速信号を送り、エンジンECU11により、エンジン2の回転数も同時に上昇させている。これにより、700msから1000ms辺りにかけて、エンジン回転数およびタービン回転数が、上昇している。なお、実際の変速(500ms)からエンジン回転数およびタービン回転数の上昇に入る(700ms)までの遅れは、トランスミッションソレノイドS2の作動により油圧を減圧していき、トランスミッションソレノイドS1の作動により油圧を徐々に増圧させるために発生する。
また、この油圧制御と、エンジン回転数およびタービン回転数と、車両1の慣性力による車速によって、550msから1000ms辺りにかけて、変速機構4の出力軸回転数の変動が発生している。
ここで、急停止判定を行うための閾値が、ブレーキ操作時用の“閾値C”しかなかった場合には、800ms付近の出力軸回転数の変動“X”が、“閾値C”より大きくなるため、走行状況に拘わらず、ロックアップクラッチを開放してしまう。
しかしながら、本発明の自動変速機の制御装置によれば、例えば、ブレーキ操作がされておらず、アクセル操作が行われている、“パワーオン”走行状態であれば、急停止判定閾値は、“閾値A”が用いられるため、変速機構4の出力軸回転数の変動“X”が“閾値A”より小さく、急減速とは判定されない。これにより、SLU指示圧は、最大圧のまま変わらず、ロックアップクラッチを開放しない(図中では、SLU指示圧は最大圧で一定となっている)。すなわち、ロックアップ制御が継続するため、意図しないロックアップクラッチの開放が行われず、ダイレクト感の喪失を防止することができる。
以上のように、本発明の実施の形態に係る自動変速機の制御装置においては、パワーオン状態である場合には、変速機構4の出力軸回転数の変化量が“閾値A”以上であるときに急減速であると判定し、パワーオフ状態である場合には、変速機構4の出力軸回転数の変化量が“閾値A”より小さな“閾値B”以上であるときに急減速であると判定するので、走行状態に応じて急減速判定の閾値を変化させ、運転者の意図を反映させることができ、急減速の誤判定を防止することができる。
また、上記急減速判定の結果によってロックアップクラッチの係合状態を制御するので、ロックアップクラッチの係合および開放を走行状態に応じて制御することができ、意図しないロックアップクラッチの開放を防止することができる。
また、ブレーキ操作を検出した場合には、最も小さな“閾値C”を用いて急減速判定を行うので、急減速に拘わる可能性の高いブレーキ操作の有無も判定に反映させ、急減速である可能性の高いブレーキ操作時には、車両1における変速機構4の出力軸回転数の変化量が小さくても、急減速と判定されやすくでき、精密に急減速判定を行うことができる。
なお、上述した実施の形態においては、ブレーキ操作の有無と、アクセル操作の有無とにより、急減速判定閾値を3種類として急減速の判定を行うようにしているが、これに限定されず、他の判定基準によりさらに多くの急減速判定閾値を設けるようにしてもよい。この場合も上述した自動変速機の制御装置と同様の効果が得られる。
また、上述した実施の形態においては、ブレーキ操作が“オン”か“オフ”によってのみ、急減速判定閾値を切り分けるようにしているが、これに限定されず、ブレーキ踏力の大きさによっても急減速判定閾値を切り分けるようにしてもよい。この場合も上述した自動変速機の制御装置と同様の効果が得られる。
また、アクセル操作についても同様に、アクセル操作が“オン”か“オフ”によってのみ、急減速判定閾値を切り分けるようにしているが、これに限定されず、アクセル踏力の大きさによっても急減速判定閾値を切り分けるようにしてもよい。この場合も上述した自動変速機の制御装置と同様の効果が得られる。
さらに、上述した実施の形態においては、ロックアップ制御について、完全係合させるロックアップ制御中と、フレックスロックアップ制御中とで、同一の制御を行うようにしているが、これに限定されず、完全ロックアップ中とフレックスロックアップ中とで制御を分け、急減速判定閾値を別に設けるようにしてもよい。この場合も上述した自動変速機の制御装置と同様の効果が得られる。
さらに、上述した実施の形態においては、急減速判定閾値として用いる“閾値A”、“閾値B”および“閾値C”は、固定の値としているが、これに限定されず、車両1の車速や加速度など、車両1の走行状態に応じて変化させるようにしてもよい。この場合も上述した自動変速機の制御装置と同様の効果が得られる。
以上説明したように、本発明に係る自動変速機の制御装置は、パワーオン状態で走行中には、第1の閾値を用いて急減速判定を行い、パワーオフ状態で走行中には、第1の閾値より小さな第2の閾値を用いて急減速判定を行うことにより、パワーオン状態であるか否かによって減速度を判定する閾値を異ならせるので、走行状態に応じて急減速判定の閾値を変化させて、運転者の意図を反映させることができ、急減速の誤判定を防止するという効果を奏するものであり、無用なロックアップクラッチの開放を防止するための急減速判定を行う自動変速機の制御装置として有用である。
本発明の実施の形態に係る自動変速機の制御装置を搭載した車両の要部を模式的に表した概略ブロック図である。 トルクコンバータの原理を説明するためのトルクコンバータの内部模式図であり、(1)は、ポンプインペラーとタービンランナーの配置図、(2)は、トルクコンバータ内のオイルの流れを示す図である。 ロックアップクラッチを説明するためのトルクコンバータを模式的に表した断面図であり、(1)は、ロックアップクラッチ開放時のトルクコンバータの断面図、(2)は、ロックアップクラッチ接続時のトルクコンバータの断面図である。 本発明の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の構成を表す骨子図である。 本発明の実施の形態に係る自動変速機の制御装置におけるロックアップ制御処理プログラムの概略処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る自動変速機の制御装置により制御された変速時のエンジン回転数、タービン回転数および出力軸回転数の変動を表すグラフである。
符号の説明
1 車両
2 エンジン
3 トルクコンバータ
4 変速機構
5 自動変速機
9 油圧制御回路(ロックアップ制御手段)
11 エンジンECU
12 トランスミッションECU(制御装置、減速度検出手段、急減速判定手段、アクセル操作検出手段、閾値設定手段、ブレーキ操作検出手段)
21 エンジン回転数センサ
22 吸入空気量センサ
23 吸入空気温度センサ
24 スロットルセンサ
25 車速センサ
26 冷却水温センサ
27 ブレーキセンサ
28 シフトレバー
29 操作位置センサ
30 加速度センサ
31 スロットルバルブ
32 アクセルペダル
33 油温センサ
34 アクセルセンサ
35 ブレーキペダル
41 ポンプ翼車
42 変速機構の入力軸
43 タービン翼車
44 一方向クラッチ
45 ステータ翼車
46 ロックアップクラッチ
47 オイルポンプ
48 第1遊星歯車装置
49 第2遊星歯車装置
50 第3遊星歯車装置
51 ハウジング
52 変速機構の出力軸
101 ポンプインペラー
102 タービンランナー
103 ステータ
105 トルクコンバータの入力軸
106 トルクコンバータの出力軸
107 ロックアップクラッチ

Claims (5)

  1. 車両の減速度に基づいて急減速の判定を行う自動変速機の制御装置において、
    前記車両の減速度を検出する減速度検出手段と、
    検出された前記減速度が所定の閾値以上であるとき、急減速であると判定する急減速判定手段と、
    前記車両に対するアクセル操作の有無を検出するアクセル操作検出手段と、
    前記アクセル操作検出手段によりアクセル操作が検出されたパワーオン状態であると判定された場合には、第1の閾値を設定し、パワーオン状態でないと判定された場合には、前記第1の閾値より小さな第2の閾値を設定する閾値設定手段と、
    を備え、
    前記急減速判定手段は、前記減速度検出手段に検出された減速度が、前記閾値設定手段に設定された閾値以上であるとき、急減速であると判定することを特徴とする自動変速機の制御装置。
  2. エンジンの出力軸の回転力を、変速比を切り換える変速機構の入力軸の回転力に変換する流体継手と、
    前記エンジンの出力軸を前記変速機構の入力軸に係合装置により直接または所定の滑りを発生させて係合させる係合制御手段と、
    を備え、
    前記係合制御手段は、前記エンジンの出力軸を前記変速機構の入力軸に係合させているとき、前記急減速判定手段により急減速であると判定されたときに限り、前記係合装置による係合を開放させることを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の制御装置。
  3. 前記車両に対するブレーキ操作の有無を検出するブレーキ操作検出手段を備え、
    前記閾値設定手段は、前記ブレーキ操作検出手段によりブレーキ操作が検出された場合には、前記第1の閾値および前記第2の閾値より小さな第3の閾値を設定することを特徴とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動変速機の制御装置。
  4. 前記アクセル操作検出手段は、前記車両に対するアクセル踏力の大きさを検出し、
    前記閾値設定手段は、前記パワーオン状態であると判定された場合には、前記アクセル操作検出手段により検出されたアクセル踏力の大きさに応じて前記第1の閾値を変更し、
    前記急減速判定手段は、前記変更された閾値にしたがって急減速判定を行うことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の自動変速機の制御装置。
  5. 前記ブレーキ操作検出手段は、前記車両に対するブレーキ踏力の大きさを検出し、
    前記閾値設定手段は、前記ブレーキ操作が検出された場合には、前記ブレーキ操作検出手段により検出されたブレーキ踏力の大きさに応じて前記第3の閾値を変更し、
    前記急減速判定手段は、前記変更された閾値にしたがって急減速判定を行うことを特徴とする請求項3に記載の自動変速機の制御装置。
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