JP4366724B2 - 非水電解液二次電池 - Google Patents

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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リチウムマンガン複合酸化物を正極活物質とする非水電解液二次電池、特に、その電解液の技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子機器のポータブル化,コードレス化が進むにつれ、その駆動用電源として、小型,軽量でかつ高エネルギー密度を有する2次電池の開発が要望されている。
【0003】
非水電解液二次電池に用いる正極材料としては、LiCoO2 ,LiNiO2,LiMn24 等のリチウムと3d軌道に電子を有する遷移金属との複合酸化物が知られている。特に、リチウムマンガン複合酸化物は、他の酸化物に比べ、低公害性で安価であるという利点を有し、この観点から研究開発が盛んになってきている。
【0004】
この研究開発では、電池容量や安全性を向上させる検討の他に、以下のような課題に対しても検討がなされている。
【0005】
非水電解液二次電池は、特に携帯用移動端末の電源としてのニーズが高いため、様々な使用環境が想定されるので、電池開発においては、環境試験が必要不可欠な要素となっている。例えば、高温多湿の雰囲気での使用や低温環境での使用を想定した試験等が必要となる。
【0006】
特に、夏期の自動車内といった高温環境下において、非水電解液二次電池が使用されたり、または保存されたりすると、電池容量の損失やサイクル特性の低下といった電池性能が損なわれることがある。
【0007】
また、このような高温環境下に保存された非水電解液二次電池が、その電池特性を劣化させることは、リチウムマンガン複合酸化物を正極活物質に用いた非水電解液二次電池において、さらに深刻な問題となってきている。
【0008】
これは、高温環境下に保存することによって、正極活物質であるリチウムマンガン複合酸化物中からマンガンイオンが溶出することが直接的な原因となっており、この観点から正極活物質より、マンガンイオンの溶出を抑制させるような材料の検討がなされてきた。例えば、特開平9−73902号公報においては、リチウムマンガン複合酸化物中に含まれるナトリウムを0.1〜0.8モル%にすることにより、原材料中に含まれる不純物を取り除いてマンガンイオンの溶出を抑制する技術が提案されている。また、特開平9−82360号公報においては、リチウムイオン伝導性固体電解質により、正極活物質であるリチウムマンガン複合酸化物の表面を被覆してマンガンイオンの溶出を抑制する技術が提案されている。
【0009】
これらいずれの提案も、高温環境下において使用したり、保存したりした場合、電池特性の劣化を抑えるのには効果があり、これらの技術は、電解液と正極活物質との反応性を低減させるという観点に立ったものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これら従来の技術にあっては、正極活物質としての原材料を調整する過程やリチウムマンガン複合酸化物を合成する過程で、洗浄や再熱処理といった工程の追加が必要となり、このことから原材料や正極活物質の調整に対して合成時間とコストがかかるという問題点を有していた。さらに、これら従来の技術では、電池を高温環境下に保存した場合の電池特性の劣化は抑制されるが、マンガンイオンの溶出を完全に止めることはできないという問題点があった。正極活物質からマンガンイオンが微量でも溶出すると、電池容量が損失するといった電池特性の劣化が発生する。
【0011】
そこで、本発明はこのような従来の問題点を解決するもので、夏期の自動車内のような高温環境下で使用したり、保存されたりした場合でも、高い電池容量を維持することができる非水電解液二次電池を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の問題点を解決するために、本発明の非水電解液二次電池においては、リチウムマンガン複合酸化物を正極活物質とし、リチウム,リチウム合金またはリチウムを可逆的に吸蔵,放出する炭素材料を負極活物質とし、非水電解液には、アルミニウム,ホウ素,カルシウムの群から選ばれた元素を所定量だけ含有させることとしている。そして、含有させた元素のイオンがマンガンイオンよりも優先して溶媒和する性質を利用して非水電解液中におけるマンガンイオンの存在を不安定にしてマンガンイオンの溶出を抑制し、高温環境の下で使用したり、保存したりした場合における充放電特性,保存特性等の電池性能が劣化するのを抑制することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明は、リチウムマンガン複合酸化物を正極活物質とし、リチウム,リチウム合金またはリチウムを可逆的に吸蔵,放出する炭素材料を負極活物質とし、非水電解液にはアルミニウム,ホウ素,カルシウムの群から選ばれた元素を少なくとも0.01モル%含有させたものである。
【0014】
上記のような活物質を備えた非水電解液二次電池が高温環境下において劣化するメカニズムの詳細な理由については、不明ではあるが、以下のように考えられる。
【0015】
一般に、三価の酸化状態を含むマンガン酸化物は、酸等の共存下では、式1のような不均化反応を起こして溶解する。
【0016】
2Mn(III)→Mn(IV)+Mn(II) (1)
このマンガンの溶解現象は、非水電解液中においても生じ、非水電解液二次電池の場合も、正極活物質中にあるマンガンと非水電解液とが反応してマンガンの一部が溶解し、さらに、高温の環境下においては、この溶解をもたらす不均化反応が加速される。
【0017】
溶解したマンガンは、式1のMn(II)として電解液中に溶解し、プラス電荷を有したこのマンガンイオンは、卑な電位である負極活物質側へと移動し、その後、負極活物質上でマンガン化合物として生成される。この負極活物質上で生成したマンガン化合物が、非水電解液二次電池における本来の電荷移動体であるリチウムイオンの移動を阻害する。さらに、生成したマンガン化合物は絶縁体に近いので、電池のインピーダンスが上昇する原因ともなっている。以上のようにして、高温環境下における非水電解液二次電池は、保存後の電池容量の損失を惹起するものと考えられる。
【0018】
そして、非水電解液二次電池の高温環境下における保存後の電池特性の劣化を低減させるには、正極活物質からマンガンイオンを溶出させないこと、あるいは、マンガンイオンが溶出したとしても非水電解液中で不安定な物質に変化させて負極活物質側へ移動させないことが必要不可欠になってくる。
【0019】
しかし、正極活物質中からのマンガンイオンの溶出を完全に止めることは難しいので、溶出したマンガンイオン種が非水電解液中では安定に存在できない状態にすることが必要となる。
【0020】
マンガンイオンが非水電解液中を移動するには、電解液中にあらかじめ溶解させている支持電解質のアニオン種と溶媒和して正負極間を移動できるようになることが必要となるので、マンガンイオンよりも優先的に溶媒和するアルミニウム,ホウ素もしくはカルシウムを添加することによって、正極活物質から溶出したマンガンイオンよりもこれら添加した元素のイオン種を優先的に溶媒和させれば、マンガンイオンが非水電解液中で安定に存在することができない状態となり、非水電解液中を移動することがなくなって、負極活物質上へのマンガン化合物の生成が抑えられる。
【0021】
そして、リチウムイオンの移動が阻害されることがなくなるので、電池容量の損失を惹起することはなくなり、電池性能を向上させることができる。
【0022】
また、負極活物質にマンガン化合物が生成されることもなく、添加した元素の化合物を生成することもなくなるので、電池のインピーダンスが増加することもなく、さらに、非水電解液二次電池の使用電圧範囲内では分解することもなくなる。
【0023】
なお、アルミニウム,ホウ素,カルシウムの含有量が0.01モル%以下では、量が少なすぎて以上で説明した効果が認められないことを確認している。
【0024】
さらに、添加する元素の量は、アルミニウムの場合は0.01モル%以上2モル%以下、ホウ素の場合は0.01モル%以上2モル%以下、カルシウムの場合は0.01モル%以上5モル%以下の範囲が効果的で好ましいことも確認している。
【0025】
そして、アルミニウムの場合は、例えばLiAl(OCH34 ,AlF3 ,LiAlH4 のような化合物を用い、またホウ素の場合は、LiBF4 ,LiBH4 ,Li247 のようなリチウムホウ素酸酸化物を用い、さらにカルシウムの場合は、Ca(BF42 ,CaB47 ,Ca(ClO42 ,CaF2 ,CaCO3 のようなカルシウム塩を用い、支持電解質を溶解した有機溶媒中に溶解させることにより添加することができる。
【0026】
なお、これらの化合物を溶解させる有機溶媒としては、支持電解質を溶解して非水電解質二次電池の非水電解液を形成する、例えばエチレンカーボネート,プロピレンカーボネート,ジメチルカーボネート,ジエチルカーボネート,γ−ブチルラクトン,テトラヒドロフラン,ジオキサン,1.2−ジメトキシエタン,N.N−ジメチルホルムアミド,ジメチルスルホオキシド等を単独あるいは2種類以上を混合したものが使用できる。また、電解液溶解成分である支持電解質としては、電解液に溶解する物質であれば何でも使用できるが、例えば六フッ化リン酸リチウム,過塩素酸リチウム,トリフルオロメタンスルホン酸リチウム,六フッ化ヒ酸リチウム,六フッ化リン酸ナトリウム,過塩素酸ナトリウム,塩化カリウム,塩化ナトリウムのような通常支持塩として使用できるものが好ましい。
【0027】
なお、アルミニウムは2モル%以上、ホウ素は2モル%以上、カルシウムは5モル%以上添加した場合、非水電解液の伝導性が低下して電池特性が低下するので好ましくない。
【0028】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図1を参照して説明する。
【0029】
図1は、本発明の評価に用いる円筒形の非水電解液二次電池の縦断面図を示している。図1において、1は負極で、ロンザ社製人造黒鉛を主材料とし、これとアクリル系結着剤とを重量比で100:6の割合で混合したのもを銅箔の両面に塗着して乾燥し、ついで圧延した後、所定の大きさに切断したものである。2は負極1にスポット溶接したニッケル製の負極リード板、3は正極で、活物質であるLiMn24 に、導電材としてカーボンブラックを、結着剤としてポリ四フッ化エチレンの水性ディスバージョンを用い、これらを重量比で100:3:3の割合で混合したものをアルミニウム箔の両面に塗着して乾燥し、ついで圧延した後、所定の大きさに切断したものである。4は正極3にスポット溶接したチタン製の正極リード板である。なお、結着剤としてのポリ四フッ化エチレンの水性ディスバージョンの混合比率は、その固形分で計算している。5はポリエチレン製の微孔性フィルムからなるセパレータで、負極1と正極3との間に介在させて渦巻状に巻回することにより極板群を構成している。6は極板群の上部に配したポリプロピレン性の上部絶縁板、7は極板群の下部に配したポリプロピレン製の下部絶縁板、8は極板群を収納した鉄にニッケルメッキしたケースである。
【0030】
そして、正極リード板4をチタン製の封口板10に、負極リード板2をケース8の底部にそれぞれスポット溶接した後、所定量の電解液をケース8内の極板群に注入し、ガスケット9を介してケース8の開口部を封口板10により封口して完成電池とする。この電池の寸法は直径14mm,高さ50mmである。なお、11は電池の正極端子で、負極端子は電池のケース8がこれを兼ねている。
【0031】
電解液としては、エチレンカーボネートとジエチルカーボネートを体積比1:1で混合した有機溶媒に、支持電解質として六フッ化リン酸リチウムを1.0モル/リットルの濃度で溶解し、これに以下説明する元素を添加した非水電解液を用いている。
【0032】
また、用いる正極活物質の材料としては、例えばLiMnO2 ,Li2Mn49 ,Li4Mn512等のリチウム複合酸化物、マンガンヨウ化化合物のようなマンガンハロゲン化物,マンガン硫化物、あるいはこれら化合物のマンガンの一部をNi,CoやVといった遷移金属に置き換えた化合物を用いることができ、いずれの場合でも同様の効果が得られる。
【0033】
負極活物質の材料としては、天然黒鉛の他にも人造黒鉛,難黒鉛化炭素,易黒鉛化炭素、また酸化物やケイ化物,金属リチウムを用いることができ、いずれの場合でも同様の効果が得られる。
【0034】
このようにして作製した円筒形の非水電解液二次電池を評価電池とし、その試験条件は、充放電電流100mA,充電終止電圧1.3V,放電終止電圧3.0V,環境温度20℃として充放電を5回繰り返し、その後、さらに4.3Vまで充電電流100mAで充電を行い、ついで60℃で20日間保存した後、3.0Vまで放電してその放電容量を試験した。なお、比較例においては、以上説明した構成と同じで、元素を添加しない電解液を用いた場合(比較例1)および範囲外の元素を添加した電解液を用いた場合の円筒形の非水電解液二次電池を評価電池としている。
【0035】
(比較例2)
アルミニウムが0.002モル重量部含まれるようにAlF3 を添加した電解液を用いた円筒形の非水電解液二次電池。
【0036】
(実施例1)
アルミニウムが0.01モル重量部含まれるようにAlF3 を添加した電解液を用いた円筒形の非水電解液二次電池。
【0037】
(実施例2)
アルミニウムが0.5モル重量部含まれるようにAlF3 を添加した電解液を用いた円筒形の非水電解液二次電池。
【0038】
(実施例3)
アルミニウムが2モル重量部含まれるようにAlF3 を添加した電解液を用いた円筒形の非水電解液二次電池。
【0039】
(比較例3)
アルミニウムが2.5モル重量部含まれるようにAlF3 を添加した電解液を用いた円筒形の非水電解液二次電池。
【0040】
(比較例4)
ホウ素が0.002モル重量部含まれるようにLi247 を添加した電解液を用いた円筒形の非水電解液二次電池。
【0041】
(実施例4)
ホウ素が0.01モル重量部含まれるようにLi247 を添加した電解液を用いた円筒形の非水電解液二次電池。
【0042】
(実施例5)
ホウ素が0.5モル重量部含まれるようにLi247 を添加した電解液を用いた円筒形の非水電解液二次電池。
【0043】
(実施例6)
ホウ素が2モル重量部含まれるようにLi247 を添加した電解液を用いた円筒形の非水電解液二次電池。
【0044】
(比較例5)
ホウ素が2.5モル重量部含まれるようにLi247 を添加した電解液を用いた円筒形の非水電解液二次電池。
【0045】
(比較例6)
カルシウムが0.004モル重量部含まれるようにCa(ClO42 を添加した電解液を用いた円筒形の非水電解液二次電池。
【0046】
(実施例7)
カルシウムが0.01モル重量部含まれるようにCa(ClO42 を添加した電解液を用いた円筒形の非水電解液二次電池。
【0047】
(実施例8)
カルシウムが0.5モル重量部含まれるようにCa(ClO42 を添加した電解液を用いた円筒形の非水電解液二次電池。
【0048】
(実施例9)
カルシウムが5モル重量部含まれるようにCa(ClO42 を添加した電解液を用いた円筒形の非水電解液二次電池。
【0049】
(比較例7)
カルシウムが5.5モル重量部含まれるようにCa(ClO42 を添加した電解液を用いた円筒形の非水電解液二次電池。
【0050】
(比較例8)
ナトリウムが0.05モル重量部含まれるようにNaClO4 を添加した電解液を用いた円筒形の非水電解液二次電池。
【0051】
(比較例9)
ナトリウムが0.5モル重量部含まれるようにNaClO4 を添加した電解液を用いた円筒形の非水電解液二次電池。
【0052】
(比較例10)
ナトリウムが5モル重量部含まれるようにNaClO4 を添加した電解液を用いた円筒形の非水電解液二次電池。
【0053】
以上のようにして得た実施例1〜9および比較例1〜10の非水電解液二次電池について、上記の試験条件で試験した放電容量を、60℃で20日間保存する前の放電容量を100として比較した比容量比(以下、容量維持率という)は表1に示す通りである。
【0054】
【表1】
Figure 0004366724
【0055】
表1からわかるように実施例による非水電解液二次電池は比較例の非水電解液二次電池に比べて、高温環境下における保存後の容量維持率が高く電池性能の劣化が少ないことがわかる。
【0056】
なお、実施例ではAlF3 およびLi247 を、アルミニウムおよびホウ素の添加剤として用いたが、アルミニウムの添加剤としては、LiAlH4 等のリチウムアルミニウム化合物,Al(ClO33 ,LiAl(OCH34 ,AlCl3 等を用いた場合でもほぼ同様の効果が得られ、またホウ素の添加剤としては、LiB58 ,LiBF4 等のリチウムホウ素酸化物,ホウ素ハロゲン化物等を用いた場合でも同様の効果が確認された。
【0057】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、非水電解液中にアルミニウム、あるいはホウ素、もしくはカルシウムを含有させることによって、負極活物質上にマンガン化合物が生成されるのを抑え、高温環境下で保存したり、充放電を繰り返したりした場合でも電池容量が高く維持され、良好な電池性能を発揮することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における円筒形の非水電解液二次電池の縦断面図
【符号の説明】
1 負極
3 正極
5 セパレータ
8 ケース

Claims (1)

  1. リチウムマンガン複合酸化物を正極活物質とし、リチウム,リチウム合金またはリチウムを可逆的に吸蔵,放出する炭素材料を負極活物質とし、非水電解液にリチウムホウ素酸酸化物を0.01モル%以上2モル%以下含む非水電解液二次電池。
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