JP4366328B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、広くは半導体装置に関し、特に、チップ内部への水分の浸入を防止する耐湿リング構造を備えた半導体装置に関する。
一般に、半導体集積回路は、ウェハ上に繰り返しパターンから成るデバイスが多数形成された後、個々のチップにダイシングされ、パッケージに組み立てられて製品となる。
外部環境による特性変動を防止するため、配線層の上部に水分やイオンの侵入を防ぐ保護膜を形成し、さらに樹脂封止してパッケージに組み立てられる。
ところが、チップがパッケージ内に封止されていても、樹脂自体を通して、あるいは樹脂と配線との界面を通して水分が浸入することがあり得る。また、半導体チップのダイシング時には、チップの上面は水を通さないシリコン窒化膜(SiN)やポリイミド膜で覆われているものの、ダイシングにより露出した層間絶縁膜の側断面から水が侵入し、デバイス特性を劣化させる。
これを防止するために、ウェハに形成されたIC回路形成領域とダイシング部との間に、回路形成領域を取り囲むようにしてシールリングを形成することが提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。具体的には、回路形成領域の外周に溝を掘り込み、溝の側壁をプラグ材料で被覆し、さらに溝側壁のプラグ材料に接続する金属配線を、チップ上面にリング状に形成することで、回路形成領域全体を取り囲むリング状の耐湿シールが形成される。
この文献ではさらに、ダイシングに先立って、シールリングの外側の層間膜を基板まで掘り込んで断面を露出させ、あらかじめ保護膜で覆っておくことで、二重、三重のシールを構成している。
半導体装置の中でも、特に強誘電体メモリにおいて、デバイス内への水分拡散の防止は重要である。強誘電体メモリは、強誘電体キャパシタを記憶素子とするランダムアクセスメモリであり、不揮発性、低消費電力という特長から、携帯機器等への利用が拡大しつつある。ただし、強誘電体材料に金属酸化物を用いるため、水分の浸入によって引き起こされる還元雰囲気下で、特性劣化を起こしやすい。デバイス中に水分が浸入すると、配線金属が酸化し、その際に発生する水素によって、強誘電体のヒステリシス特性が劣化するのである。
そこで、水や水素の浸入を防ぐために、アルミナなどのバリア膜によってキャパシタを保護するという対策が採られている(たとえば、特許文献2参照。)。
特開2000−277713号公報 特開2002−94021号公報
図1に、従来技術で提案されている耐湿リングの構成を示す。半導体チップ10の回路形成部Aの外側に、基板101に達する耐湿リング102が設けられている。しかし、従来の構成では、ダイシングしたチップ端面で、層間絶縁膜104.107、108の断面が露出する。また、耐湿リング102の上面において、シリコン窒化膜106との間に、水分を通すシリコン酸化膜105が介在するため、チップ端面から、シリコン酸化膜105を介して、耐湿リング102の内部へ水分が侵入するおそれがある。
上記の特許文献1では、これを防ぐために、耐湿リング102の外側のダイシング部分に、さらに溝を掘り下げて、その側面を保護膜で覆うという工程を追加している。
一方、特許文献2で提案されるように、回路素子をアルミナで保護する方法では、アルミナを堆積する工程が新たに必要になることに加え、エッチングの制御が難しく、歩留まりが低下するという問題がある。
そこで、本発明は、半導体チップの内部への水分の侵入を防止し、チップの信頼性向上に寄与する耐湿リング構成を提供することを課題とする。
また、このような耐湿リング構成を簡便な方法で形成することのできる半導体装置の製造方法を提供する。
上記課題を解決するために、チップ周囲に配置した耐湿リングの上面を覆う透水性の保護膜にコンタクト開口(溝部)を設け、耐湿リングの上面を、シリコン窒化膜、アルミナ、ポリイミドなどの非透水性の膜で直接被覆する構成とする。
本発明の第1の側面において提供される半導体装置は、
(a)半導体基板と、
(b)前記半導体基板上の回路形成領域と、
(c)配線層を利用して、前記回路形成領域を取り囲むように構成される耐湿リングと、
(d)前記耐湿リングおよび前記回路形成領域を覆う非透水性の保護膜と
を備え、前記耐湿リングの最表面は、前記非透水性の保護膜により直接被覆されることを特徴とする。
このような構成により、半導体装置の回路形成領域への水分の侵入を、実効的に防止できる。
良好な構成例では、耐湿リングは、半導体基板上に積層される層間絶縁膜の各層で膜厚方向に延びる導体リングと、前記各層の導体リングを相互接続するように、各層間絶縁膜上に配置されるリング配線パターンとを含み、最上層に位置するリング配線パターンは、非透水性の保護膜により直接被覆される。
また、保護膜構成の一例として、回路形成領域は、透水性の保護膜を介して、非透水性の保護膜で覆われ、透水性の保護膜は、耐湿リングの最表面を露出する開口部を有し、耐湿リングの最表面は、前記開口部において、非透水性の保護膜で直接被覆される。
本発明の第2の側面において提供される半導体装置の製造方法は、
(a) 半導体基板上に積層される層間絶縁膜の各層において、回路形成領域を取り囲む導体パターンを、前記回路形成領域の配線と同時に形成し、
(b) 前記層間絶縁膜の最上層に、前記導体パターンおよび前記回路形成領域を覆う透水性の保護膜を形成し、
(c) 前記透水性の保護膜の一部を除去して、前記導体パターンの最表面を露出する開口部を形成し、
(d) 前記透水性の保護膜上に、非透水性の保護膜を形成し、前記開口部において、前記導体パターンの最表面を前記非透水性の保護膜で直接被覆する
工程を含む。
このような方法により、簡単な工程で、チップ内への水分侵入を防止できる構成を実現することができる。
簡便な手法で、半導体チップ内への水分の浸入を防止することができる。
チップ(デバイス)の動作の信頼性を確保することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の良好な実施形態を説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係る半導体装置の耐湿リング構成を示す図である。図2(a)に示すように、ウェハから切り出された半導体チップ10は、その外周に沿って耐湿リング12が形成され、耐湿リング12の内側に回路形成領域Aが配置されている。回路形成領域Aには、図示はしないが、ROM,RAM、ロジック、入出力回路(I/O)などのブロックが形成されている。
図2(b)は、図2(a)のB−B’断面図である。図2(b)に示すように、耐湿リング12は、半導体チップ10の表面領域から、回路素子が形成されている基板に達する深さまで、膜厚方向に延びている。
耐湿リング12の内側に位置する回路形成領域Aでは、半導体基板(シリコン基板など)11上に、複数の層間絶縁膜14、17、18が積層され、各層において、能動素子、コンタクトプラグ、金属配線などが形成されている。図2(b)では、図示の都合上、簡略化して三層に描いているが、さらに多層にわたって積層され得る。
シリコン基板11上で、素子分離領域(LOCOS)13で区画される領域に、能動素子としてのトランジスタ20が形成され、シリコン基板11に、ソース・ドレイン不純物拡散領域21が形成されている。
シリコン基板11上に、トランジスタ20を覆って第1の層間絶縁膜14が位置する。第1の層間絶縁膜14を貫通して、第1層コンタクトプラグ22が膜厚方向に延び、トランジスタ20のソース・ドレイン不純物拡散領域21に接続する。
第1の層間絶縁膜14上には、第1金属配線23が形成されている。第1金属配線23の一部は、第1層コンタクトプラグ22に接続する。この第1金属配線23を覆って、第2の層間絶縁膜17が位置し、第2の層間絶縁膜17上に、第2金属配線25が形成されている。
第2の層間絶縁膜17を貫通して、第2層コンタクトプラグ24が膜厚方向に延び、第2金属配線25と、下層の第1金属配線23とを接続する。
第2金属配線25を覆って、第3の層間絶縁膜18が位置する。第3の層間絶縁膜18上には、最上層のメタル電極27が形成されている。メタル電極27は、第3の層間絶縁膜18を貫通する第3層コンタクトプラグ(不図示)により、下層の第2金属配線25に接続されている。
このような回路形成領域Aと、チップ外周に沿ったスクライブ領域(ダイシング領域)Cの間に、耐湿リング12が張り巡らされている。耐湿リング12は、積層された層間絶縁膜14、17、18の各層で、それぞれ膜厚方向に延びる第1導体リング12a、第2導体リング12c、第3導体リング12eを含む。第1導体リング12aと第2導体リング12cを接続する第1リング配線パターン12bが、第1の層間絶縁膜14上に位置する。第2導体リング12cと第3導体リング12eを接続する第2リング配線パターン12dが、第2の層間絶縁膜17上に位置する。
第1導体リング12aは、シリコン基板11から第1の層間絶縁膜14の膜厚に対応する高さで、回路形成領域Aを取り囲む。第1導体リング12aは、回路形成領域Aの第1層コンタクトプラグ22と同じ工程で形成される。
第1導体リング12aと第2導体リング12cを接続する第1リング配線パターン12bは、回路形成領域Aの第1金属配線23と同じ工程で形成される。
第2導体リング12cは、第2層コンタクトプラグ24と同じ工程で形成され、第2の層間絶縁膜17の膜厚に対応する高さで、回路形成領域Aを取り囲む。第3導体リング12eは、第3の層間絶縁膜18の膜厚に対応する高さで回路形成領域Aを取り囲み、回路形成領域Aの図示しない第3層コンタクトプラグと同じ工程で形成される。
第2導体リング12cと第3導体リング12eを接続する第2リング配線パターン12dは、回路形成領域Aの第2金属配線25と同じ工程で形成される。
最上層に位置する第3リング配線パターン12fは、第3導体リング12eに接続し、回路形成領域Aのメタル電極27と同じ工程で形成される。
本実施形態では、耐湿リングの最上層に位置する第3リング配線パターン12fの表面領域と、ボンディングパッド(図2では不図示)の表面以外の領域を覆って、保護膜としてのシリコン酸化膜15とシリコン窒化膜16が位置する。すなわち、第3リング配線パターン12fの表面領域から、シリコン酸化膜15とシリコン窒化膜16が除去され、第3リング配線パターン12f上に開口(溝)29が形成されている。この開口29により、シリコン酸化膜15とシリコン窒化膜16で保護された回路形成領域Aと、耐湿リング29の間で、シリコン酸化膜15を介した水分の通路が遮断される。
最後に、耐湿リング12と回路形成領域Aを覆って、ポリイミド膜19が位置する。耐湿リング12の第3リング配線パターン12fの表面は、開口29において、直接、非透水性のポリイミド膜19によって被覆される。この構成により、図2(b)に矢印で示すように、耐湿リング12の内側と外側をつなぐ水分の通路を遮断して、耐湿リング12の内部への水分の侵入を防止することができる。
なお、ポリイミドに代えて、窒化シリコン、アルミナなどを非透水性の保護膜19として用いてもよい。
上記の保護膜構成を作製する場合は、まず全面にシリコン酸化膜15と、シリコン窒化膜16を順次堆積し、耐湿リング12の第3リング配線パターン12f上、およびボンディングパッド(図2では不図示)上のシリコン窒化膜16、シリコン酸化膜15を、エッチング除去する。これにより、耐水リング12上に開口29が形成される。
次に、ポリイミドを塗布し、スクライブ領域Cとボンディングパッド(不図示)部分から除去して、図2(b)のようなポリイミド膜19を形成する。ポリイミド膜19は、開口部29内で、直接耐水リング12を覆う。
図3は、回路形成領域Aのボンディングパッド部分の概略断面図である。第3の層間絶縁膜18上に、下層の金属配線(不図示)と接続されるボンディングパッド31が形成されている。耐水リング12の第3リング配線パターン12fの表面と同様に、ボンディングパッド31上からも、シリコン窒化膜16とシリコン酸化膜15が除去されている。また、ポリイミド膜19も、ボンディングパッド31上から除去され、開口33でボンディングパッ31が露出する。
このとき、図3に示すように、ボンディングパッド31の開口部33で露出するシリコン酸化膜15の断面も、ポリイミド膜19によって被覆されるのが望ましい。この構成により、シリコン酸化膜15の露出面からの水分の侵入を防止する。
上述した耐湿リング構成および保護膜構成により、透水性のシリコン酸化膜を介して回路形成領域Aに水分が侵入するのを、防止することができる。回路形成領域A内に、強誘電体メモリブロックを有する場合でも、メモリの還元劣化を防止して、動作の信頼性を維持することができる。
図4は、図2の耐水リング構成の変形例1を示す図である。図4の変形例1では、耐湿リング12の最上面からシリコン酸化膜15のみを除去し、シリコン窒化膜16で全体を被覆する。したがって、耐湿リング12の上面の開口内で、最上層の第3リング配線パターン12fの表面が、直接シリコン窒化膜16で覆われることになる。
なお、ボンディングパッド上では、図3と同様に、シリコン酸化膜15とシリコン窒化膜16の双方が除去されている。シリコン窒化膜16に代えて、アルミナ膜を配置してもよい。その後、スクライブ領域Cとボンディングパッド表面領域を除いて、全面をポリイミド膜19で覆う。
このような保護膜構成でも、耐湿リングの最上面が、非透水性の保護膜(SiN)で直接覆われるので、図2と同様に、水分の侵入を防止する効果を達成できる。
図5は、図2の耐水リング構成の変形例2を示す図であり、図5(a)は平面図、図5(b)は図5(a)のD−D’断面図である。変形例2では、耐湿リング12の最上層の第3リング配線パターン12fのパターンを、チップ切断面まで伸ばしたものである。この構成は、スクライブ領域Cに、窒化シリコンやアルミナなどの非透水性の膜を適用できない場合に有効である。すなわち、耐水リング12の金属膜を。非透水性の保護膜として兼用することによって、チップ断面からの水分の浸入を防止する。
耐湿リング12の内側の回路形成領域Aでは、全体がシリコン酸化膜15で覆われている。最後に、スクライブ領域Cを除く耐水リング12の上面と、回路形成領域A全体をポリイミド膜19で覆う。なお、ボンディングパッド上では、シリコン酸化膜15、ポリイミド膜19が除去されている。図3と同様に、シリコン酸化膜15の断面は、ポリイミド膜19で完全に被覆されている。
このような保護膜構成でも、耐湿リングの最上面が、非透水性の保護膜(ポリイミド)で直接覆われるので、図2と同様に、水分の侵入を防止する効果を達成できる。
以上述べたように、簡便な構成で、半導体チップ内への水分の浸入を防止できる。結果として、デバイスの歩留まりや信頼性の向上を図ることができる。
最後に、以上の説明に関して、以下の付記を開示する。
(付記1) 半導体基板と、
前記半導体基板上の回路形成領域と、
配線層を利用して、前記回路形成領域を取り囲むように構成される耐湿リングと、
前記耐湿リングおよび前記回路形成領域を覆う非透水性の保護膜と
を備え、前記耐湿リングの最表面は、前記非透水性の保護膜により直接被覆されることを特徴とする半導体装置。
(付記2) 前記耐湿リングは、
前記半導体基板上に積層される層間絶縁膜の各層で膜厚方向に延びる導体リングと、
前記各層の導体リングを相互接続するように、前記各層間絶縁膜上に配置されるリング配線パターンと
を含み、最上層に位置する前記リング配線パターンは、前記非透水性の保護膜により直接被覆されることを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記3) 前記回路形成領域は、透水性の保護膜を介して、前記非透水性の保護膜で覆われ、
前記透水性の保護膜は、前記耐湿リングの最表面を露出する開口部を有し、
前記耐湿リングの最表面は、前記開口部において、前記非透水性の保護膜で直接被覆されることを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記4) 前記回路形成領域に形成されるボンディングパッドをさらに備え、
前記透水性の保護膜および非透水性の保護膜は、前記ボンディングパッドの表面を露出する第2の開口部を有し、
前記第2の開口部において、前記透水性の保護膜の断面は、前記非透水性の保護膜で被覆されていることを特徴とする付記3に記載の半導体装置。
(付記5) 前記最上層に位置するリング配線パターンは、前記耐湿リングの外側に位置するスクライブ領域の端部まで延びることを特徴とする付記2に記載の半導体装置。
(付記6) 前記非透水性の保護膜は、ポリイミド膜、アルミナ膜、およびシリコン窒化膜を含むことを特徴とする付記1〜5のいずれかに記載の半導体装置。
(付記7) 前記透水性の保護膜は、シリコン酸化膜を含むことを特徴とする付記1〜6のいずれかに記載の半導体装置。
(付記8) 前記回路形成領域は、強誘電体メモリ領域を含むことを特徴とする付記1〜7のいずれかに記載の半導体装置。
(付記9) 半導体基板上に積層される層間絶縁膜の各層において、回路形成領域を取り囲む導体パターンを、前記回路形成領域の配線と同時に形成し、
前記層間絶縁膜の最上層に、前記導体パターンおよび前記回路形成領域を覆う透水性の保護膜を形成し、
前記透水性の保護膜の一部を除去して、前記導体パターンの最表面を露出する開口部を形成し、
前記透水性の保護膜上に、非透水性の保護膜を形成し、前記開口部において、前記導体パターンの最表面を前記非透水性の保護膜で直接被覆する
工程を含む半導体装置の製造方法。
(付記10) 前記導体パターンの形成は、前記層間絶縁膜の各層の膜厚方向に延びる導体リングと、前記各層間絶縁膜上に位置するリング配線パターンとを、前記回路形成領域の配線形成と同時に形成することを特徴とする付記9に記載の半導体装置の製造方法。
従来の耐湿リングの構成を示す概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る耐水リングと保護膜の構成を示す図である。 図2の半導体チップ上のボンディングパッドと保護膜の構成を示す概略断面図である。 図2の耐水リングと保護膜構成の変形例1を示す図である。 図2の耐水リングと保護膜構成の変形例2を示す図である。
符号の説明
10 半導体チップ(半導体装置)
11 シリコン基板
12 耐水リング
12a、12c、12e 第1〜第3導体リング
12b、12d、12f 第1〜第3リング配線パターン
13 第1の層間絶縁膜
15 シリコン酸化膜(保護膜)
16 シリコン窒化膜(非透水性保護膜)
17 第2の層間絶縁膜
18 第3の層間絶縁膜
19 ポリイミド膜(非透水性保護膜)
20 トランジスタ
31 ボンディングパッド
29、33 開口部

Claims (4)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板上の回路形成領域と、
    配線層を利用して、前記回路形成領域を取り囲むように構成される耐湿リングと、
    前記耐湿リングおよび前記回路形成領域を覆う透水性の保護膜と、
    前記耐湿リングおよび前記回路形成領域を覆う非透水性の保護膜と
    前記透水性の保護膜は、前記耐湿リングの最表面を露出する開口部と、
    を備え、前記耐湿リングの最表面は、前記開口部において、前記非透水性の保護膜により直接被覆されることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記耐湿リングは、
    前記半導体基板上に積層される層間絶縁膜の各層で膜厚方向に延びる導体リングと、
    前記各層の導体リングを相互接続するように、前記各層間絶縁膜上に配置されるリング配線パターンと
    を含み、最上層に位置する前記リング配線パターンは、前記開口部において、前記非透水性の保護膜により直接被覆されることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記最上層に位置するリング配線パターンは、前記耐湿リングの外側に位置するスクライブ領域の端部まで延びることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 半導体基板上に積層される層間絶縁膜の各層において、回路形成領域を取り囲む導体パターンを、前記回路形成領域の配線と同時に形成し、
    前記層間絶縁膜の最上層に、前記導体パターンおよび前記回路形成領域を覆う透水性の保護膜を形成し、
    前記透水性の保護膜の一部を除去して、前記導体パターンの最表面を露出する開口部を形成し、
    前記透水性の保護膜上に、非透水性の保護膜を形成し、前記開口部において、前記導体パターンの最表面を前記非透水性の保護膜で直接被覆する
    工程を含む半導体装置の製造方法。
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