JP4364103B2 - マッサージ椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、着座した使用者に揺動による刺激を与えることにより、血行促進を図るとともに筋肉のこりをほぐして疲労回復を図るマッサージ椅子に関する。
従来から椅子に着座した使用者に、モータを用いた振動式、空気袋を膨張収縮させるエア式など機械的刺激を与えて按摩するマッサージ椅子が用いられている。そして、マッサージ効果を高めるため、図12に示すように、着座部aと、この着座部aの後部の背もたれbと、着座部aの前部の足載せ台fとを具え、これら着座部a、背もたれb及び足載せ台fに前記振動式等の刺激手段eを設けて、全身を按摩するマッサージ椅子が提案されている(例えば、特許文献1参照)。さらにはマイコンを用いて、各部位の刺激手段eの動作を連係させた制御を行い、マッサージ効果を持続させる工夫がなされている。
特開2003−93463号公報
しかしながら、マッサージ中の使用者は、前向きに座ったままの姿勢を変えることができず、背もたれbにリクライニグ機構を具えた場合でも、上半身の傾きを変化できるに留まる。従って、前記の如く、複数形成された刺激手段eの動作をマイコン制御して、刺激に変化を与えても、使用者の体勢が前向きのままであるため、マッサージ効果が得られる体の箇所が限定されるとともに、継続使用すると感覚が刺激に慣れることからマッサージ効果が徐々に低減するという問題がある。
本発明は、後向きに座部に着座する使用者の両脚を受けるとともに、両脚の外れ落ちを防ぐ脚受けを形成することを基本とし、脚を持ち上げた後向きの着座姿勢での使用を可能とすることによりマッサージ効果の維持向上を図り、しかも安全性及び快適性に優れるマッサージ椅子の提供を課題としている。
前記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、床面に載置される台座と、上方の、使用者が着座する座部との間に、該座部を揺動させマッサージする揺動手段を介在させた椅子基体、及び前記台座に設けられ、前記座部に正規に前向きに着座する使用者の背中を受ける背凭れ部を具えるとともに、背凭れ部は、台座に固定され上にのびる基部の上部に、該基部に固定可能に枢支されて後向きに傾動しうる背受け部を具えるとともに、該背受け部は、この背受け部の後傾状態において、後向きに座部に着座する使用者の両脚を受けるとともに、該背受け部の両側で立上がることにより載置された両脚の外れ落ちを防ぐ立上がり部を有する脚受けを形成したことを特徴とする。
請求項2に係る発明では、前記脚受けは、湾曲状に上拡がりに立ち上がる両側の前記立上がり部を具え、また請求項3に係る発明においては、前記揺動手段は、台座に縦方向に伸縮する下バネを介した上下揺動板と、この上下揺動板に横揺れ可能な揺動バネを介する水平揺動板と、前記台座に取付けられ前記上下揺動板を上下動する第1の揺動モータと、前記上下揺動板に取り付けられ水平揺動板を揺動する第2の揺動モータとからなる。
請求項4に係る発明では、前記座部は、前記水平揺動板上に設けられるとともに、該座部を振動する振動器を具え、また請求項5に係る発明において、前記上下揺動板は、第1の揺動モータにより片振幅2〜10mmの上下動を生じるとともに、前記水平揺動板は、第2の揺動モータにより片振幅2〜10mmの水平動を発生し、かつ前記上下動及び水平動の振動数は、1分間に90〜300回である。
請求項1に係る発明は、背凭れ部の背受け部は、後向きに座部に着座する使用者の両脚を受けるとともに、該背受け部の両側で立上がることにより載置された両脚の外れ落ちを防ぐ立上がり部を有する脚受けを具えるため、前向きに座した姿勢に加え、腹筋に適度の負荷をかけつつ脚受けに両脚を高く支持させた後向きの姿勢で、揺動マッサージを行うことが可能となる。そのため、前後の姿勢を適宜交替して、上半身から脚部に亙る略全身の様々な神経、関節を刺激して疲労回復を図ることができるとともに全身の血行を促進できる。更に後向きマッサージの際には、腹筋を中心とした筋肉トレーニングも同時に行える。しかも立ち上がり部を有する脚受け部によって両脚が安定して支持されるため、使用時の安全性を確保し、リラックスした姿勢が保たれて快適性が得られる。
請求項2に係る発明のように、前記脚受けは、湾曲状に上拡がりに立ち上がる両側の前記立上がり部を具えると、両脚に対する圧迫が低減するため快適性が一層向上し、また請求項3に係る発明のように、揺動手段を、上下揺動板と、水平揺動板と、第1、第2の揺動モータとで構成すると、座部を上下及び水平の両方向に確実に揺動させることができるため、マッサージ効果が高まる。
請求項4に係る発明のように、座部に振動器を設けると、前記揺動に加えて振動により末端神経に対しても有効な刺激を与えることができ、また請求項5に係る発明のように、上下揺動板は、片振幅2〜10mmの上下動を生じるとともに、前記水平揺動板は、片振幅2〜10mmの水平動を発生し、かつ前記上下動及び水平動の振動数を、1分間に90〜300回とすることにより、確実なマッサージ効果が得られ、かつ両脚を持ち上げた姿勢においても、安全に使用できる。
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。図1に示すように、マッサージ椅子1は、使用者Uがその上に座ってマッサージを行う椅子基体5と、使用者Uの背中を受けるため前記椅子基体5の側部に設けられた背凭れ部6とを具える。さらに前記椅子基体5は、床面Fに載置される台座2と、使用者Uが着座するため前記台座2の上方に配された座部3と、該座部3を揺動させるため台座2と座部3との間に設けられる揺動手段4とを具える。
前記台座2は、図1、2に示すように、マッサージ椅子1を床面Fに安定して載置するものであり、本形態では、偏平楕円管を平面視U字状に曲成した主枠21と、この主枠21の後端に架け渡された継ぎ枠22と、該継ぎ枠22と平行に隔設された一対の補助枠23、23と、前記主枠21及び補助枠23上に固着された基板24とを含み構成されたものを例示している。前記主枠21は、その下面に複数のゴム足25を取り付けるとともに、後端部に安全キャップ26を嵌着している。なお台座2は、前記フレーム状の構成の他、盤状に形成することもできる。
前記揺動手段4は、図2、3に示すように、前記台座2の上に設けられる。そして本形態の揺動手段4は、前記基板24の上方に配された略水平の上下揺動板12と、この上下揺動板12を支える下バネ11と、前記上下揺動板12の上方に配された略水平の水平揺動板14と、この水平揺動板14を支える揺動バネ13とを含み構成されたものを例示している。
前記下バネ11は、縦方向に伸縮でき、本形態では、バネ鋼、硬鋼線、ピアノ線等を用いた略垂直な圧縮コイルバネ11Aで形成される。そして該圧縮コイルバネ11Aは、基板24と上下揺動板12との間で、前後左右に分散した4箇所に配置されている。また前記上下揺動板12、基板24には、向き合う円柱状の突起27U、27Dが各々形成され、圧縮コイルバネ11Aは、その上下端部が前記突起27U、27Dに各々嵌合することにより取り付けられる。このようにして、前記上下揺動板12は、圧縮コイルバネ11Aにより上下動可能に支持されている。
尚前記圧縮コイルバネ11Aは、コイル径を例えば25〜100mm程度、本形態では48mmとし、ピッチは例えば8〜35mm程度、本形態では16mmとし、線径は例えば2.5〜11mm程度、本形態では5.5mmとしている。尚、下バネ11は、前記圧縮コイルバネ11Aの他、板バネ、皿バネ、空気バネ、ゴムバネ等を用いることもできる。
前記揺動バネ13は、横方向に揺動でき、本形態では、円柱状のゴムバネ13Aが使用され、該ゴムバネ13Aは、前記上下揺動板12と水平揺動板14との間に、下バネ11と同様、前後左右に分散した4箇所に配置される。尚、ゴムバネ13Aの上下端部は、水平揺動板14、上下揺動板12に対し、接着或いは固着具(図示せず)を用いて各々固着されている。このように、ゴムバネ13Aを介して取り付けられた水平揺動板14は、前記ゴムバネ13Aがバネ性に抗して横方向にずれる所謂せん断変形により、前記上下揺動板12に対して、水平移動可能に支持されている。尚、揺動バネ13は、前記ゴムバネ13Aの他、空気バネ、コイルバネ等を用いることもできる。
また前記揺動手段4は、上下揺動板12を上下動させる第1の揺動モータM1及び前記水平揺動板14を横揺れさせる第2の揺動モータM2を具える。前記第1の揺動モータM1は、図3、4に示すように、モータ軸を水平にした姿勢で、L型のブラケット29により基板24に固着されている。第1の揺動モータM1は、回転速度を調整するためユニット化された減速機28及び出力軸32を有する。また前記上下揺動板12の下部には、ブラケット30を介して第1のベアリング軸受31が設けられ、第1の揺動モータM1の出力軸32は、第1の円形偏芯カム33を介して前記第1のベアリング軸受31に軸支されている。
前記第1の円形偏芯カム33は、本形態では、短丸棒状のカム基部33Aとこのカム基部33Aよりも細く同芯に形成されたカム突部33Bとからなり、前記カム基部33Aの端面には、第1の円形偏芯カム33のカム中心軸線Xcから位置ずれした取付孔34が穿設されている。そしてこの取付孔34に前記出力軸32が嵌合されるとともに、前記カム突部33Bが第1のベアリング軸受31に軸支されている。このように構成されるため、第1の揺動モータM1の出力軸32が回転すると、カム突部33Bは出力軸32の出力中心軸線Xpを中心にした円運動を生じる。そして第1のベアリング軸受31はカム突部33Bを軸支しているため、カム突部33Bに連動した円運動を起し、その結果第1のベアリング軸受31を固着し、かつ前記下バネ11に支持された上下揺動板12は、前記円運動に伴って上下に揺動する。
即ち第1の揺動モータM1が回転中において、図5(A)に示すように、カム中心軸線Xcが、図面において出力中心軸線Xpの左側で水平に並ぶ時、第1のベアリング軸受31及び上下揺動板12は基準高さにある。第1の揺動モータM1の図面上で右廻りの回転が進むと、カム中心軸線Xcは出力中心軸線Xpを中心として右廻りに回転して上昇し、図5(B)に示すように、出力軸32が90°回転すると、カム中心軸線Xcは出力中心軸線Xpの真上、かつ偏芯量に等しい寸法h1高い位置に移動し、これにより第1のベアリング軸受31及び上下揺動板12はh1上昇する。回転が更に進むと、カム中心軸線Xcは下降に転じ、図5(C)に示すように、出力軸32が180°迄回転すると、カム中心軸線Xcは、図面において出力中心軸線Xpの右側で水平に並ぶため、第1のベアリング軸受31及び上下揺動板12は前記基準高さに戻る。回転が更に進むことにより、第1のベアリング軸受31及び上下揺動板12は基準高さから降下し、図5(D)に示すように、出力軸32が270°迄回転すると、カム中心軸線Xcは出力中心軸線Xpの真下、かつ偏芯量に等しい寸法h2低い位置に移動し、これにより第1のベアリング軸受31及び上下揺動板12もh2降下して最下位置に達する。更に回転すると、第1のベアリング軸受31及び上下揺動板12は再度上昇に転じて、出力軸32が360°回転することにより、図5(A)に示す初期の状態に戻り、第1のベアリング軸受31及び上下揺動板12も前記基準高さに復帰する。
前記の如く、上下揺動板12は、下バネ11に支持されるとともに、第1の揺動モータM1によって上下の揺動が与えられるため、使用者Uに確実なマッサージ刺激を与えることができる。なお、上下揺動の片振幅は、本形態では、前記出力中心軸線Xpとカム中心軸線Xcとの偏芯距離で決まるが、例えば、2〜10mm程度、好ましくは3〜8mm、本形態では5mmとしている。2mm未満では、上下揺動による刺激が不足するため、充分なマッサージ効果が得られず、逆に10mmを超えると、過大な上下動により使用者Uが不快感を抱く可能性があるとともに安全性を損ねる恐れがある。
また、上下動の振動数は、例えば1分間に、90〜300回程度、好ましくは145〜225回である。90回未満では、充分な刺激が得られず、逆に300回を超えると、揺動が激しくなり過ぎて安全性、快適感を損ねる可能性がある。なお本形態の第1の揺動モータM1は、図示されないコントローラによりその回転数を調整できる変速モータを用いたものが例示される。具体的には前記出力軸32の回転数は、第1速が毎分145回転、第2速が毎分165回転、標準速度である第3速が毎分185回転、第4速が毎分205回転、そして第5速が毎分225回転の5段階に調整できる。従って、本形態の上下揺動板12は、前記5段階に変化する回転速度にコントロールされて上下動する。
前記第2の揺動モータM2は、図2、4に示すように、モータ軸を垂直にした姿勢で、L型のブラケット35及び固定金具36を介して前記上下揺動板12の下部に固着されている。この第2の揺動モータM2は、前記第1の揺動モータM1と同様、減速機37、出力軸38を有する。また、前記水平揺動板14の下部には、取付板39を介して第2のベアリング軸受40が設けられ、前記上方にのびる出力軸38は第2の円形偏芯カム41を介して前記第2のベアリング軸受40に軸支されている。
また第2の円形偏芯カム41は、前記第1の円形偏芯カム33と略同様の構成を有し、カム中心軸線Ycから偏芯して形成された取付孔42に前記出力軸38が嵌合し、かつカム突部41Bが上下揺動板12の通孔51に挿通されるとともに第2のベアリング軸受40に軸支されている。従って、第2の揺動モータM2が回転すると、カム突部41B及び該カム突部41Bを軸支する第2のベアリング軸受40は、出力軸38の出力中心軸線Ypを中心として円運動する。
即ち第2の揺動モータM2の回転により、カム中心軸線Ycは、図6(A)に示すように、図面において出力中心軸線Ypの左へ距離d1を隔てる位置から、図6(B)に示すように、出力中心軸線Ypの上へd2の距離に移動する。次いで図6(C)に示すように、出力軸38が180°迄回転すると、カム中心軸線Ycは、出力中心軸線Ypの右へ距離d3を隔てる位置に移動し、さらに図6(D)に示すように、出力中心軸線Ypの下へd4の距離に移動した後、出力軸38が360°回転すると、図6(A)に示す初期の位置に戻る。このように、出力軸38が1回転すると、カム中心軸線Ycは、出力中心軸線Ypを中心に偏芯距離(d1〜d4)を半径とした円周上を回転し、その結果第2のベアリング軸受40が固着され、かつ前記揺動バネ13に支持された水平揺動板14は、前記円運動に伴った横揺れを繰り返し、使用者Uに効果的なマッサージ刺激を与えることができる。な水平揺動の片振幅は、本形態では、前記出力中心軸線Ypとカム中心軸線Ycとの偏芯距離で設定されるが、例えば、2〜10mm程度、好ましくは3〜8mm、本形態では5mmとしている。2mm未満では、水平揺動による刺激が不足するため、充分なマッサージ効果が得られず、逆に10mmを超えると、過大な横揺れにより使用者Uが不快感を抱く可能性があるとともに安全性を損ねる恐れがある。
また、水平動の振動数は、マッサージ効果を高め、しかも安全性を維持するために前記上下動の振動数と同様の範囲に設定される。更に、水平動と上下動の振動数を略同一値に設定すると、双方の揺動がバランスすることにより、高いマッサージ効果が得られる点で好ましい。なお、前記揺動手段4は、水平揺動板14から台座2に至る筒状のカバー52により覆われ、安全確保及び外観向上が図られている。
前記座部3は、図2、7に示すように、水平揺動板14の上に形成され、座基板3Aと、クッション部3Bと、該クッション部3Bの上面及び側面を連続して覆う座カバー層3Cとからなる。前記座基板3Aは、前記水平揺動板14より前後に長く形成された楕円形状をなし、水平揺動板14上に積層固着されている。また前記クッション部3Bは、50mm〜200mm程度の厚さで前記座基板3A上にウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム等を用いて形成される。
また前記クッション部3Bの略中央下部に空所43が形成され、この空所43に小型の振動器15が設けられる。本形態の振動器15は、前記座基板3Aに固着された小型モータ15Aとモータ軸に取り付けられた偏芯錘15Bとからなり、偏芯錘15Bの高速回転により座基板3Aに振動が発生する。本形態の座部3では、前記揺動手段4による上下及び水平方向の揺動に加え、短周期の振動が発生するため、使用者Uの末梢神経を刺激して疲労回復、血行促進の効果を一層高めることができる点で好ましい。
前記背凭れ部6は、図2に示すように、前記台座2に固定された上下にのびる基部7と、この基部7の上部に傾動支持手段44を用いて取り付けられた背受け部8とを具え、図10に示すように、前記座部3に前向きに着座する使用者Uの背中を支持する。前記基部7は、台座2に固着され略垂直に立ち上がる下フレーム7Aと、この下フレーム7Aを覆うスポンジ等の下緩衝材7Bと、下緩衝材7Bの表面をカバーする下カバー7Cとからなり、前記背受け部8は、背フレーム8Aと、この背フレーム8Aを覆うとともに前記下緩衝材7Bに連続する背緩衝材8Bと、背緩衝材8Bの表面を覆い、かつ前記下カバー7Cが上に連続してのびた背カバー8Cとからなる。
前記傾動支持手段44は、図8に示すように、前記下フレーム7Aと背フレーム8Aとを枢着する枢軸44Aと、この枢軸44Aに枢支されて背フレーム8Aと一体に回動し、外周に複数のラチェット歯45が隔設されるとともに側方に突出する突部46を有するラチェットギア44Bと、下フレーム7Aに枢支されるとともにバネ47によりラチェットギア44Bに向けて付勢された爪体44Dと、前記枢軸44Aに枢支されるともに前記突部46と衝合する第1、第2のストッパー面S1、S2を有するカム44Eとを具えた公知の機構が用いられている。
前記傾動支持手段44を操作する際には、後傾させた背フレーム8Aを前に向け回動させることにより、爪体44Dとラチェットギア44Bの隔設されたラチェット歯45とが順次係合し、任意の傾きで背フレーム8Aを支持することができる。そして背フレーム8Aを最大前傾させると、前記突部46が第1のストッパー面S1と衝合することによりカム44Eが図面上で左廻りに回動し、その結果爪体44Dをバネ力に抗して押上げ、ラチェット歯45との係合を解除する。再度背フレーム8Aを後傾させると、突部46が第2のストッパー面S2と衝合することによりカム44Eが右廻りに回動し、爪体44Dとラチェット歯45との係合が復帰し、前記傾き調整操作の繰返しが可能となる。
このようにして前記背受け部8は、後向きに任意角度で傾動固定可能に構成され、そして図9に示すように、後傾状態で固定された背受け部8により、後向きに着座する使用者の両脚を受ける脚受け10が形成される。しかも、この脚受け10は、後傾状態の背受け部8の両側で立ち上がる立上がり部9を具える。従って前記座部3が揺動しても、この立上がり部9により使用者Uの両脚が外れ落ちることが阻止され、使用者U自身で両脚の脱落防止を図る必要がなく、安全かつ快適に両脚を持ち上げた姿勢でのマッサージを行うことができる。また本形態の立上がり部9は、後傾状態の背受け部8の両側に上方に拡がって立ち上がる湾曲短腕状に形成され、従って揺動により外側に向け動く使用者Uの両脚を柔らかく受け止めて脱落を阻止するため、脚に圧迫感を与えることなく快適に使用できる点で好ましい。
前記立上がり部9先端間の巾寸法Wは、例えば、300〜700mm程度、好ましくは400〜600mm、本形態では500mmとしている。300mm未満では、マッサージ中に揺動により使用者の脚が落下する可能性があり、逆に700mmを超えると、大きくなり過ぎて取扱い性が低下する。
前記立上がり部9は、前記実施形態に限定されることはなく、後傾状態の背受け部8に両側において、上に向けて突出する半球状の凸部、後傾状態の背受け部8の両側縁が上方に向けて折れ曲がる立上げ片等で形成することもできる。
本発明のマッサージ装置は、叙上の如く構成されるため、図10に示す前向き着座姿勢、図11に示すリクライニング姿勢におけるマッサージに加え、図9に示すように、後向きで着座し、後傾状態の背受け部8の脚受け10に両脚を支持させた姿勢で、揺動マッサージすることができる。そのため双方の姿勢を適宜交替してマッサージすることにより、上半身から脚部先端に亙る全身のあらゆる神経、関節の刺激、全身の血行が促進がされて疲労回復が図られ、しかも腹筋に適度な負荷を与えるなど良好なトレーニング効果が同時に得られる。
尚、叙上の説明は、本発明の実施の形態を例示したものであり、本発明の技術的範囲はこれに限定されるものではない。
本発明の一実施の形態を例示する斜視図である。 その前後方向に切断した縦断面図である。 その横方向に切断した断面図である。 その要部拡大斜視図である。 (A)〜(D)は揺動手段の上下揺動の動作を説明する略図である。 (A)〜(D)は揺動手段の水平揺動の動作を説明する略図である。 座部の内部構造を示す一部切り欠き斜視図である。 背凭れ部の傾動支持手段を説明する正面図である。 使用者が後向きに着座した使用状態を説明する側面図である。 使用者が前向きに着座した使用状態を説明する側面図である。 使用者が前向きに着座し背凭れ部をリクライニングした使用状態を説明する側面図である。 従来例の概略図である。
符号の説明
1 マッサージ椅子
2 台座
3 座部
4 揺動手段
5 椅子基体
6 背凭れ部
7 基部
8 背受け部
9 立上がり部
10 脚受け
11 下バネ
12 上下揺動板
13 揺動バネ
14 水平揺動板
15 振動器
F 床面
M1 第1の揺動モータ
M2 第2の揺動モータ
U 使用者

Claims (5)

  1. 床面に載置される台座と、上方の、使用者が着座する座部との間に、該座部を揺動させマッサージする揺動手段を介在させた椅子基体、及び前記台座に設けられ、前記座部に正規に前向きに着座する使用者の背中を受ける背凭れ部を具えるとともに、
    背凭れ部は、台座に固定され上にのびる基部の上部に、該基部に固定可能に枢支されて後向きに傾動しうる背受け部を具えるとともに、
    該背受け部は、この背受け部の後傾状態において、後向きに座部に着座する使用者の両脚を受けるとともに、該背受け部の両側で立上がることにより載置された両脚の外れ落ちを防ぐ立上がり部を有する脚受けを形成したことを特徴とするマッサージ椅子。
  2. 前記脚受けは、湾曲状に上拡がりに立ち上がる両側の前記立上がり部を具えることを特徴とすることを特徴とする請求項1記載のマッサージ椅子。
  3. 前記揺動手段は、台座に縦方向に伸縮する下バネを介した上下揺動板と、この上下揺動板に横揺れ可能な揺動バネを介する水平揺動板と、前記台座に取付けられ前記上下揺動板を上下動する第1の揺動モータと、前記上下揺動板に取り付けられ水平揺動板を揺動する第2の揺動モータとからなることを特徴とする請求項1又は2記載のマッサージ椅子。
  4. 前記座部は、前記水平揺動板上に設けられるとともに、該座部を振動する振動器を具えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のマッサージ椅子。
  5. 前記上下揺動板は、第1の揺動モータにより片振幅2〜10mmの上下動を生じるとともに、前記水平揺動板は、第2の揺動モータにより片振幅2〜10mmの水平動を発生し、
    かつ前記上下動及び水平動の振動数は、1分間に90〜300回であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のマッサージ椅子。
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