JP2020141979A - 座椅子型マッサージ機 - Google Patents

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JP2020141979A JP2019042669A JP2019042669A JP2020141979A JP 2020141979 A JP2020141979 A JP 2020141979A JP 2019042669 A JP2019042669 A JP 2019042669A JP 2019042669 A JP2019042669 A JP 2019042669A JP 2020141979 A JP2020141979 A JP 2020141979A
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輝男 三原
Teruo Mihara
輝男 三原
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Shinsaku Shimizu
新策 清水
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【課題】 座椅子型マッサージ機においてさまざまなマッサージ姿勢の使用者に対して、効果的なマッサージを安定して施術する。【解決手段】本発明の座椅子型マッサージ機1は、使用者Uの体幅に対応した寸法の横幅を備えると共に、使用者Uの施療部を施療する第1のマッサージユニット7を内蔵したユニット収納体4と、使用者Uの体幅に対応した寸法の横幅を備える支持体5と、支持体5に対してユニット収納体4を互いの交差角度が変更自在となるように連結する連結体6と、を備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、椅子などの座面や床面に載置することで座椅子として着座できると共に、着座した使用者の複数の施療部をマッサージすることができる座椅子型マッサージ機に関するものである。
従来より、椅子などの座面や床面に載置した状態で使用され、上側に仰臥した使用者の施療部をマッサージすることができるマッサージ機としては、特許文献1のようなものが知られている。
特許文献1のマッサージ機は、空気の給排によって伸縮する複数個のエアーセルA1〜Anをベース2上に取り付け、この各エアーセルA1〜Anの上に1枚の揺動板3を設けるとともに、この揺動板3の各エアーセルの上部位置にそれぞれ指圧子B1〜Bnを固定してマッサージ機の動作部1となし、この動作部1の各エアーセルA1〜Anとエアーポンプ、モータ、電磁弁等を備えた空気制御部5とを給排気管C1〜Cnでもって個別に接続し、設定したプログラムにもとづいてエアーセルA1〜Anを伸縮させることにより、揺動板3と共に指圧子B1〜Bnを上下動あるいは揺動させてマッサージが行われるように構成されている。
特開平7−148217号公報
上述した特許文献1のマッサージ機は、床面などに横たえられたマッサージ機の上に使用者が仰臥し、エアーセルを伸縮させることで、エアーセルの上に揺動板を介して取り付けられた指圧子が使用者の背中、臀部、腰部などの施療部を押圧し、施療部のマッサージが行われる構成とされている。
ところが、使用者によっては、上半身を起こした姿勢のまま背中などの施療部をマッサージしたいといった要望や、椅子などに座った状態のまま背中や肩などの施療部をマッサージしたいといった要望が寄せられる場合がある。
このような要望に対して、特許文献1のマッサージ機は、仰臥した使用者に対してしかマッサージを行うことができないという問題を有している。つまり、マッサージ機自体の形状の変更ができないので、さまざまな使用者のマッサージ姿勢に合わせて効果的なマッサージをすることができないという問題を有していた。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、さまざまなマッサージ姿勢をとる使用者に対して、効果的なマッサージを安定して施術することができる座椅子型マッサージ機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の座椅子型マッサージ機は以下の技術的手段を講じている。
即ち、本発明の座椅子型マッサージ機は、使用者の体幅に対応した寸法の横幅を備えると共に、使用者の施療部を施療する第1のマッサージユニットを内蔵したユニット収納体と、使用者の体幅に対応した寸法の横幅を備える支持体と、前記支持体に対してユニット収納体を互いの交差角度が変更自在となるように連結する連結体と、を備えることを特徴とする。
好ましくは、前記ユニット収納体は、使用者の背部の施療部を施療可能とされており、前記支持体は、水平方向を向く載置面に載置されて、前記ユニット収納体を上下方向に沿って起立した姿勢に支持可能とされており、前記連結体は、前記支持体に対してユニット収納体を折れ曲がった状態に連結しているとよい。
好ましくは、前記ユニット収納体は、使用者の背部の施療部を施療可能とされており、前記支持体は、水平方向を向く載置面に載置されて、前記ユニット収納体を水平方向に沿うように横倒した姿勢に支持可能とされており、前記連結体は、前記支持体に対してユニット収納体を水平方向に隣り合うように連結しているとよい。
好ましくは、前記ユニット収納体は、使用者の背部の上側の施療部を施療可能とされており、前記支持体は、上下方向を向く載置面に沿うように配備されて、前記ユニット収納体を上下方向に沿って起立した姿勢に支持可能とされており、前記連結体は、前記支持体に対してユニット収納体を上方に隣り合うように連結しているとよい。
好ましくは、前記ユニット収納体は、使用者の背部の下部の施療部を施療可能とされており、前記支持体は、上下方向を向く載置面に沿うように配備されて、前記ユニット収納体を上下方向に沿って起立した姿勢に支持可能とされており、前記連結体は、前記支持体に対してユニット収納体を下方に隣り合うように連結しているとよい。
好ましくは、前記支持体には、第2のマッサージユニットが設けられているとよい。
好ましくは、前記第1のマッサージユニットを機械式で揺動させる機械マッサージ機構と、前記第2のマッサージユニットをエアーの圧力で膨張または収縮させるエアーマッサージ機構と、が設けられているとよい。
好ましくは、前記エアーマッサージ機構は、前記施療部を下方側から上方へ向けて押圧マッサージを行う第1エアバッグを有しているとよい。
好ましくは、前記第1エアバッグは、支持体の上面前側に配備されているとよい。
好ましくは、前記エアーマッサージ機構は、左右方向に沿って押圧マッサージを行う第2エアバッグを有しているとよい。
好ましくは、支持体の大きさ 椅子の座面上に載置可能なサイズとされているとよい。
本発明の座椅子型マッサージ機によれば、さまざまなマッサージ姿勢の使用者に対して、効果的なマッサージを安定して施術することができる。
本実施形態の座椅子型マッサージ機の斜視図である。 本実施形態の座椅子型マッサージ機のマッサージ機本体とエアバッグの配置を示した図である。 マッサージ機本体の姿勢変更を示した図である。 座椅子型マッサージ機のマッサージ機構を示した図である。 着座姿勢にある座椅子型マッサージ機を示した図である。 仰臥姿勢にある座椅子型マッサージ機を示した図である。 椅子の背もたれに立て掛けた座椅子型マッサージ機を示した図である。 椅子の背もたれに立て掛けた座椅子型マッサージ機を示した図である(上下反転)。
[第1実施形態]
以下、本発明の座椅子型マッサージ機1の実施形態を、図面に基づき詳しく説明する。
図1は、本実施形態の座椅子型マッサージ機1を模式的に示したものである。
図1に示すように、本実施形態の座椅子型マッサージ機1は、椅子などの座面や床面に載置することで座椅子として使用できると共に、着座した使用者Uの複数の施療部をマッサージ可能なものとなっている。
また、座椅子型マッサージ機1は、合成繊維などで形成されたカバー2で覆われており、カバー2の内側にマッサージ本体3が収蔵されている。
マッサージ本体3は、ユニット収納体4と、支持体5と、連結体6と、を備えている。図1の座椅子型マッサージ機1の場合であれば、使用者Uが着座する座部に相当する部分が支持体5であり、背もたれ部に相当する部分がユニット収納体4(マッサージ体)となっている。具体的には、マッサージ本体3に設けられるユニット収納体4は、使用者Uの体幅に対応した寸法の横幅を備えると共に、使用者Uの施療部を施療する第1のマッサージユニット7を内蔵するものとなっている。また、マッサージ本体3に設けられる支持体5はユニット収納体4を所定の位置に支持するものとなっており、連結体6は支持体5に対してユニット収納体4を互いの交差角度が変更自在となるように連結している。
以降では、座椅子型マッサージ機1を構成するユニット収納体4、支持体5、及び連結体6について説明する。
図2に示すように、ユニット収納体4は、上下に長い略半円状の板状に形成された基体8を有している。そして、基体8の内部には金属製のパイプ材25aを組み合わせたフレーム9が組み込まれている。本実施形態の場合、このフレーム9は、基体8の左側と右側とに設けられた一対のストレートのパイプ材25aと、左右のパイプ材25aの間に架け渡されたパイプ材25aとで構成されており、門型の構造を備えている。
上述したフレーム9には第1のマッサージユニット7が配備されている。また、ユニット収納体4(ケーシング)は、使用者Uの体幅に対応した寸法の横幅、言い換えれば使用者Uの体幅とほぼ同じ横幅に形成されている。このような横幅にユニット収納体4を形成すれば、椅子の座面などに対しても椅子の背もたれ部に対しても寸法的に収まるものとなり、座椅子型マッサージ機1を上下反転させた状態で椅子などに取り付けることも可能となるため、椅子型マッサージ機の利便性が向上する。
図4に示すように、第1のマッサージユニット7は、左右のパイプ材25aと同じ方向(図2の場合であれば前方下側から後方上側に向かうように傾斜した方向)に駆動軸10aを向けた駆動モータ10と、駆動軸10aと直交する方向(左右方向)を向く回転軸11と、を有している。駆動軸10aと回転軸11との間には、駆動軸10aの駆動力を回転軸11に伝達するウォームホイール12が配備されている。
また、第1のマッサージユニット7は、回転軸11の左右両側に、回転軸11と一体に回転する略円筒状のボス部材13を有している。ボス部材13の外周面には、回転軸11の軸心に対して傾斜した軸回りを周回する傾斜したカム溝14が形成されており、このカム溝14に対して摺動を許容した状態でマッサージアーム15の基端側が嵌合(遊嵌)している。
第1のマッサージユニット7に設けられるマッサージアーム15は、左右側方から見た場合に略T字状に形成された部材であり、カム溝14に嵌合(遊嵌)している基端側に対して、先端側は回転軸11の軸心に沿った方向に二股状に分岐しており、分岐したそれぞれの先端に施療部をマッサージする施療子16が配備されている。また、マッサージアーム15には外方(図2の姿勢であれば下方)に向かって突出する規制突起17が設けられており、この規制突起17は図示しないユニットケースに取り付けられた板状の規制部材18に接触している。
つまり、駆動モータ10を介して駆動軸10aの駆動力を回転軸11に伝達し、回転軸11を回転させると、回転軸11と一体に回転するボス部材13も回転するようになる。そうすると、ボス部材13の外周面に形成されたカム溝14も、回転軸11の軸心回りに回転する。このとき、カム溝14に遊嵌したマッサージアーム15の基端側もカム溝14に沿って回転軸11の軸心回りを周回しようとする。しかし、上述したマッサージアーム15の規制突起17がユニットケースに取り付けられた規制部材18に接触するため、マッサージアーム15の基端側は回転軸11の軸心回りに周回することはない。その結果、マッサージアーム15は、カム溝14に沿って左右方向にのみ基端側が往復移動し、マッサージアーム15の先端に設けられた施療子16が左右に揺動する。なお、上述したボス部材13は回転軸11の左右両側にそれぞれ配備されており、それぞれのボス部材13に設けられるカム溝14の傾斜方向(回転軸11の軸心に対する傾斜方向)は、左側のボス部材13と右側のボス部材13とで逆となっている。そのため、左側のマッサージアーム15が左方に移動する際は、右側のマッサージアーム15が右方に移動する。また、左側のマッサージアーム15が右方に移動する際は、右側のマッサージアーム15が左方に移動し、マッサージアーム15の先端に設けられた左右の施療子16は、相互に近接離反を繰り返すように動作する。そのため、左右の施療子16の間に施療部を挟み込むようにして第1のマッサージユニット7を動作させれば、施療部に対して機械式で揉みマッサージを行うことが可能となる。
すなわち、上述した駆動モータ10、回転軸11、ボス部材13、マッサージアーム15、施療子16、及び規制部材18などが、機械式で施療部を施療する第1のマッサージユニット7(機械マッサージ機構)を構成している。
図2に示すように、支持体5は、ユニット収納体4を所定の位置に支持する部材である。支持体5の寸法は、上述したユニット収納体4とほぼ同じものとされており、後述する連結体6を境に折り返した場合には支持体5の上にユニット収納体4がはみ出ることなく重なるようになっている。このように支持体5の上にユニット収納体4がほぼ同サイズにて重なる構成を採用すれば、座椅子型マッサージ機1をコンパクトに折りたたむことができ、狭隘なスペースでも収容することが可能となって、座椅子型マッサージ機1の利便性が向上する。
具体的には、支持体5は、軽量化が可能なように内部が空洞とされており、左右両側には後述する第2エアバッグ23を載置するための載置部19が上方に向かって突出するように形成されている。支持体5の後側には、左側と右側とに、ユニット収納体4と同様なストレートのパイプ材25bが配備されており、支持体5のユニット収納体4のパイプ材25aとパイプ材25bとを連結した状態で連結体6が設けられている。
上述した載置部19は、円筒の上部を斜めに切断したような形状(傾斜方向に栽頭された円柱形状)に形成されており、切断されて尖った側を上方に向かって突出するようにして形成されている。載置部19の上面は幅方向内側に傾斜した面を向けるように、かつ幅方向外側に向うにつれて上方に傾斜する傾斜面20に形成されている。この傾斜面20の上側には、傾斜面20に沿うように上述した第2エアバッグ23が配備されている。
ところで、本実施形態の支持体5には、上述した第1のマッサージユニット7に加えて、第2のマッサージユニット21が設けられている。この第2のマッサージユニット21は、第1のマッサージユニット7が機械式であるのに対して、エアーバッグ式となっており、圧縮空気を用いてエアーバッグを膨張収縮させることで施療部を押圧マッサージする構成となっている。
なお、本実施形態では第2のマッサージユニット21が設けられている例を挙げるが、本発明の座椅子型マッサージ機1は第2のマッサージユニット21が設けられていないもの(第1のマッサージユニット7のみのもの)であってもよい。
第2のマッサージユニット21に設けられるエアーマッサージ機構は、施療部を下方側から上方へ向けて押圧マッサージを行う第1エアバッグ22と、左右方向に沿って押圧マッサージを行う第2エアバッグ23と、を有している。
第1エアバッグ22は、支持体5の前側に配備されており、圧縮空気で膨張した場合に施療部を下方側から上方へ向けて押圧マッサージする構成となっている。本実施形態の場合、第1エアバッグ22は、2枚のエアバッグを重ね合わせることで、上下方向に大きな幅で伸縮可能となっている。
第2エアバッグ23は、第1エアバッグ22よりも面積が大きな袋体で構成されており、支持体5の左側と右側とにそれぞれ1枚ずつ配備されている。具体的には、上述したカバー2には、載置部19に対応した位置に幅方向外側に向かって張り出したポケット状のエアバッグ収容部24が設けられており、このエアバッグ収容部24に第2エアバッグ23は差し込まれるように配備されている。また、第2エアバッグ23は、載置部19の傾斜面20に沿った状態で取り付けられているため、圧縮空気で膨張した場合には傾斜面20側には膨らむことが規制されるため幅方向内側に向かって押圧力を発揮し、幅方向(左右方向)の内側に位置する施療部に対して押圧マッサージが可能となる。
連結体6は、支持体5に対してユニット収納体4を互いの交差角度が変更自在となるように連結している。具体的には、連結体6は、ユニット収納体4に設けられたパイプ材25aと、支持体5に設けられたパイプ材25bと、両パイプ材25a、25bを交差角度を変更自在に連結可能なヒンジ部材26と、を有している。このヒンジ部材26は、上述した2つのパイプ材25a、25bを左右方向を向く軸周りに揺動自在に連結するだけでなく、2つのパイプ材25a、25b同士の交差角度を所望の角度に調整可能となっている。このような角度調整可能なヒンジ部材26を連結体6に用いることで、支持体5に対するユニット収納体4の傾動姿勢を大きく変更することが可能となる。
例えば、図3に示すように、本実施形態の座椅子型マッサージ機1の場合であれば、連結体6を用いて支持体5に対するユニット収納体4の傾動姿勢を、以降に示すような着座姿勢、仰臥姿勢、ユニット収納体4を上方に向けた起立姿勢、ユニット収納体4を下方に向けた起立姿勢などに変更可能となっている。
以降では、本実施形態の座椅子マッサージ機が選択可能な傾動姿勢について詳しく説明する。
[着座姿勢]
図5に示すように、着座姿勢は、床面に置かれた座椅子などのように、水平な載置面上に座椅子型マッサージ機1を載置して、着座した使用者Uにマッサージを施術するものである。この着座姿勢では、使用者Uは下肢を前方に投げ出すように下半身を横たえ、かつ上半身は下半身に対して起立したものとなる。
上述した使用者Uに対して、着座姿勢の座椅子型マッサージ機1は、水平な載置面上に支持体5が横倒した状態で載置されており、支持体5は水平方向に沿っている。このように水平方向に沿った支持体5に対して、ユニット収納体4は45°程度の傾斜角度で、後方に倒れ込むように傾動している。なお、図例のユニット収納体4の傾斜角度は45°であるが、着座姿勢のユニット収納体4の傾斜角度は45°に限定されることはない。例えば、水平面に対して、後方に30°、60°、90°のようにさまざまな角度を選択可能としても良い。
さらに、連結体6は、本実施形態の場合であれば、水平方向に伸びる支持体5のパイプ材25bと、水平面に対して45°の角度で傾斜するユニット収納体4のパイプ材25aとを、45°の交差角度に固定するように連結している。
上述した着座姿勢の座椅子型マッサージ機1では、使用者Uは、水平に配備された支持体5に腰を下ろし、ユニット収納体4に自らの背部をもたれかからせることができる。つまり、着座姿勢の支持体5は座椅子でいう座部であり、着座姿勢のユニット収納体は座椅子でいう背もたれ部となっている。
そして、上述した着座姿勢では、ユニット収納体4に内蔵された第1のマッサージユニット7で使用者Uの背部の施療部が施療可能となる。また、使用者Uの臀部が載置される支持体5に、第2のマッサージユニット21を設けておけば、使用者Uの下半身の施療部が施療可能となる。
具体的には、着座姿勢の座椅子型マッサージ機1では、第2のマッサージユニット21の第1エアバッグ22で使用者Uの太腿の施療部を下方から押圧マッサージすると共に、第2のマッサージユニット21の第2エアバッグ22で使用者Uの太腿を左右から挟み込んで挟みマッサージすることができ、太腿などの施療部を効果的にマッサージすることができる。
なお、第2のマッサージユニット21を用いて使用者Uの身体を下方から持ち上げ、使用者Uの上半身を後方に倒れ込むようにユニット収納体4に押し当てた上で、第1のマッサージユニット7で使用者Uの背部の施療部を施療すれば、施療部に施療子16が強く押し当てられるため、施療部を力強く揉み上げることができ、2つのマッサージユニット7、22を協働して用いて良好なマッサージ感を使用者Uに提供することが可能となる。
上述した着座姿勢では、支持体5が床面などに面状態で接触しつつ安定して設置されるため、支持体5の後端側から斜め上方に突き出たユニット収納体4に使用者Uが背部をもたれかからせても、使用者Uの体重を安定かつ良好なバランスで支持することができる。
また、ユニット収納体4と連結体6との間に配備される連結体6は、支持体5に対してユニット収納体4を折れ曲がった状態に連結している。言い換えれば、連結体6は、支持体5に対するユニット収納体4のリクライニング状態を調整している。
例えば、連結体6で支持体5に対してユニット収納体4を垂直に起立した状態(交差角度が90°となる状態)に連結すれば、使用者Uは下半身に対して上半身を垂直に起き上がらせた姿勢でマッサージを受けることができる。また、連結体6で支持体5に対してユニット収納体4を水平面に対して45°に傾斜した状態(交差角度が45°となる状態)に連結すれば、使用者Uは下半身に対して上半身を後方に寝かせた姿勢(後方にリクライニングした姿勢)でマッサージを受けることができる。それゆえ、上述したリクライニング状態を調整可能な連結体6を用いれば、使用者Uが施療を受ける姿勢を自在に変更でき、座椅子型マッサージ機1の利便性を高めることが可能となる。
[仰臥姿勢]
図6に示すように、仰臥姿勢は、着座姿勢と同様に床面に置かれた座椅子のように、水平な載置面上に座椅子型マッサージ機1を載置して、着座した使用者Uにマッサージを施術するものである。仰臥姿勢が着座姿勢と異なるのは、着座姿勢では水平面に対して傾斜方向に起立していたユニット収納体4が、仰臥姿勢では水平方向に沿うように横倒し状態となっている点である。つまり、この仰臥姿勢では、使用者Uは、下半身だけでなく上半身も横になったものとなる。
上述した使用者Uに対して、仰臥姿勢の座椅子型マッサージ機1は、水平な載置面上に支持体5とユニット収納体4とがいずれも横倒しされた状態で水平方向に並んで載置面上に載置されている。つまり、図例のユニット収納体4及び支持体5は水平面に対する傾斜角度が0°となっており、延べ板のように並んだものとなっている。そして、ユニット収納体4と連結体6との間に配備される連結体6は、支持体5とユニット収納体4とを水平に並んだ状態(隣り合った状態)に連結している。
上述した仰臥姿勢では、支持体5とユニット収納体4とが床面などに面状態で接触した状態で安定して設置されるため、使用者Uは床面などに仰臥した楽な姿勢のまま施療を受けられる。そのため、上述した仰臥姿勢を選択できれば、座椅子型マッサージ機1の利便性をさらに向上させることができる。
また、本実施形態の場合、仰臥姿勢の座椅子型マッサージ機1にも、第1のマッサージユニット7に加えて、上述した第2のマッサージユニット21が設けられている。この第2のマッサージユニット21は、使用者の太腿や臀部の施療部を下方から押圧マッサージする第1エアバッグ22と、使用者の臀部や腰部の施療部を左右側方から挟み込んでマッサージする第2エアバッグ23と、を有している。
なお、本発明の座椅子型マッサージ機1には、上述したように第2のマッサージユニット21が設けられていないもの(第1のマッサージユニット7のみのもの)を用いることもできる。機械式でマッサージを行う第1のマッサージユニット7さえあれば、使用者が横になった場合に頭をどちらに向けるかだけで、身体の上側にある背中や肩の施療部をマッサージするか、身体の下側にある腰や臀などの施療部をマッサージするかを自由に選択できる。
なお、図6において、支持体5に配備されたエアバッグを膨らますことにより、使用者の腰部や臀部が持ち上げられ、使用者は心地よいストレッチ運動を行うことが可能となる。加えて、使用者の腰部や臀部が持ち上げられれば、使用者の背中や肩が第1のマッサージユニット7に強く押し付けられるようになり、より効果的なマッサージが可能となる。
また、図5や図6の状況下において、支持体5に配備されたエアバッグ(特に臀部の側部に位置するエアバッグ)を膨らますことにより、使用者の体が座椅子型マッサージ機1に対して位置固定されることとなり、第1のマッサージユニット7によるマッサージを確実に受けることが可能となる。
[ユニット収納体を上方に向けた起立姿勢]
図7に示すように、ユニット収納体4を上方に向けた起立姿勢は、椅子などの背もたれに立て掛けた状態で座椅子型マッサージ機1を配備して、椅子に着座した使用者Uの背側の施療部をマッサージするものとなっている。この起立姿勢が仰臥姿勢と異なるのは、仰臥姿勢では水平面に沿うように並んでいたユニット収納体4及び支持体5が、この起立姿勢では上下方向に沿うように縦並び状態となっている点である。つまり、この起立姿勢では、使用者Uは、椅子などに座ったまま、背側に位置する肩、背中などの施療部を施療することになる。
上述した使用者Uに対して、ユニット収納体4を上方に向けた起立姿勢の座椅子マッサージ機は、支持体5とユニット収納体4とが起立した状態で上下方向に並んで(上下方向を向く載置面に沿うように)椅子などの背もたれ部に立て掛けた状態で配備されている。つまり、図例のユニット収納体4及び支持体5は、使用者Uの背中と、椅子などの背もたれ部との間に挟み込まれた状態で使用される。そして、この起立姿勢では、ユニット収納体4の下に連結体6が配備されるため、ユニット収納体4の第1のマッサージユニット7は使用者Uの肩から背中にかけての施療部を施療する。また、支持体5に第2のマッサージユニット21を設けた場合は、支持体5の第2のマッサージユニット21は使用者Uの腰部や臀部などの施療部を施療することが可能となる。
さらに、この起立姿勢の連結体6は、支持体5とユニット収納体4とを同一面上に並ぶ状態で連結するものであるが、仰臥姿勢とは異なり支持体5とユニット収納体4とが、椅子などの背もたれ部の傾斜方向に並んだ状態(隣り合った状態)で連結されるものとなっている。
上述した起立姿勢では、支持体5とユニット収納体4とを椅子などの背もたれ部との間に挟み込んだまま使用者Uは施療を受けることができるため、背側の施療部に対して強めのマッサージを行いたい場合などに有利となる。
また、上述した起立姿勢の座椅子型マッサージ機1にも、第1のマッサージユニット7に加えて、上述した第2のマッサージユニット21が設けられている。この第2のマッサージユニット21は、使用者の臀部の施療部を後方から押圧マッサージする第1エアバッグ22と、使用者の臀部や腰部の施療部を左右側方から挟み込んでマッサージする第2エアバッグ23と、を有している。
また、図7において、連結体6の角度を変えることで、ユニット収納体4を前方傾斜状態とすることが可能である。こうすることで、第1のマッサージユニットを使用者の肩の前方へ迫り出して使用したり、第1のマッサージユニットを使用者の方に強く当てることが可能となり、より効果的なマッサージが施術することが可能となる。
加えて、ユニット収納体4及び/又は支持体5に一本乃至は複数本の紐体を取り付けておき、この紐体を椅子に結びつけたり、紐体同士の端部を椅子の後側で締結することにより椅子から座椅子型マッサージ機1がずれ落ちたりすることを確実に防ぐことが可能となる。
[ユニット収納体を下方に向けた起立姿勢]
なお、支持体5とユニット収納体4とを椅子などの背もたれ部との間に挟み込むに際しては、ユニット収納体4を下方に向ける、言い換えれば図8に示すように上述した起立姿勢を上下反転させた起立姿勢を採用することができる。
図8に示す起立姿勢は、図7に示す起立姿勢に対して、機械式の第1のマッサージユニット7が背中から腰にかけての施療部を施療可能となっている点に特徴がある。つまり、エアーバッグ式よりも強めにマッサージが可能な機械式の第1のマッサージユニット7を下側に配備することで、肩(背部の上側)よりも腰(背部の下側)を強くマッサージしたいとの要望を有する使用者Uに対して、要望に沿ったマッサージを提供することが可能となる。
つまり、図8に示す起立姿勢では、機械式の第1のマッサージユニット7が下側の施療部をマッサージするため、エアーバッグ式の第2のマッサージユニット22が上側の施療部をマッサージする。具体的には、第2のマッサージユニット21は、使用者の首の施療部を後方から押圧マッサージする第1エアバッグ22と、使用者の肩の施療部を左右側方から挟み込んでマッサージする第2エアバッグ23と、を有している。
上述した座椅子型マッサージ機1は、着座姿勢、仰臥姿勢、ユニット収納体4を上方や下方に向けた起立姿勢などさまざまな傾動姿勢で使用することが可能となっている。それゆえ、床面などに載置した状態で座椅子として使用する場合だけでなく、上半身を起こした姿勢のまま背中などの施療部をマッサージしたいといった要望や、椅子などに座った状態のまま背中や肩などの施療部をマッサージしたいといった要望にも答えることができ、マッサージ姿勢の使用者Uに対して、効果的なマッサージを安定して施術することができる。
図8の場合においても、ユニット収納体4及び/又は支持体5に、一本乃至は複数本の紐体を取り付けておき、この紐体を椅子に結びつけたり、紐体同士の端部を椅子の後側で締結することにより、椅子から座椅子型マッサージ機1がずれ落ちたりすることを確実に防ぐことが可能となる。
なお、図7や図8に示す使用状態において、ユニット収納体がその自重により前側に曲がってしまうことが考えられる。それを防ぐために、連結体の部分にバネなどの付勢部材を設けておき、後方へ付勢されるように(支持体5とユニット収納体4とが常に略水平となる方向に付勢されるように)することは非常に好ましい。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。特に、今回開示された実施形態において、明示的に開示されていない事項、例えば、運転条件や操業条件、各種パラメータ、構成物の寸法、重量、体積などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な値を採用している。
例えば、上述した実施形態では第2のマッサージユニット21が設けられている例を挙げた。しかし、本発明の座椅子型マッサージ機1は、第2のマッサージユニット21が設けられていないもの(第1のマッサージユニット7のみのもの)であってもよい。
1 座椅子型マッサージ機
2 カバー
3 マッサージ本体
4 ユニット収納体
5 支持体
6 連結体
7 第1のマッサージユニット
8 基体
9 フレーム
10 駆動モータ
10a 駆動モータの駆動軸
11 回転軸
12 ウォームホイール
13 ボス部材
14 カム溝
15 マッサージアーム
16 施療子
17 規制突起
18 規制部材
19 載置部
20 傾斜面
21 第2のマッサージユニット
22 第1エアバッグ
23 第2エアバッグ
24 エアバッグ収容部
25a ユニット収納体に設けられたパイプ材
25b 支持体に設けられたパイプ材
26 ヒンジ部材
U 使用者

Claims (11)

  1. 使用者の体幅に対応した寸法の横幅を備えると共に、使用者の施療部を施療する第1のマッサージユニットを内蔵したユニット収納体と、使用者の体幅に対応した寸法の横幅を備える支持体と、前記支持体に対してユニット収納体を互いの交差角度が変更自在となるように連結する連結体と、
    を備えることを特徴とする座椅子型マッサージ機。
  2. 前記ユニット収納体は、使用者の背部の施療部を施療可能とされており、
    前記支持体は、水平方向を向く載置面に載置されて、前記ユニット収納体を上下方向に沿って起立した姿勢に支持可能とされており、
    前記連結体は、前記支持体に対してユニット収納体を折れ曲がった状態に連結している
    ことを特徴とする請求項1に記載の座椅子型マッサージ機。
  3. 前記ユニット収納体は、使用者の背部の施療部を施療可能とされており、
    前記支持体は、水平方向を向く載置面に載置されて、前記ユニット収納体を水平方向に沿うように横倒した姿勢に支持可能とされており、
    前記連結体は、前記支持体に対してユニット収納体を水平方向に隣り合うように連結している
    ことを特徴とする請求項1に記載の座椅子型マッサージ機。
  4. 前記ユニット収納体は、使用者の背部の上側の施療部を施療可能とされており、
    前記支持体は、上下方向を向く載置面に沿うように配備されて、前記ユニット収納体を上下方向に沿って起立した姿勢に支持可能とされており、
    前記連結体は、前記支持体に対してユニット収納体を上方に隣り合うように連結している
    ことを特徴とする請求項1に記載の座椅子型マッサージ機。
  5. 前記ユニット収納体は、使用者の背部の下部の施療部を施療可能とされており、
    前記支持体は、上下方向を向く載置面に沿うように配備されて、前記ユニット収納体を上下方向に沿って起立した姿勢に支持可能とされており、
    前記連結体は、前記支持体に対してユニット収納体を下方に隣り合うように連結している
    ことを特徴とする請求項1に記載の座椅子型マッサージ機。
  6. 前記支持体には、第2のマッサージユニットが設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の座椅子型マッサージ機。
  7. 前記第1のマッサージユニットを機械式で揺動させる機械マッサージ機構と、
    前記第2のマッサージユニットをエアーの圧力で膨張または収縮させるエアーマッサージ機構と、
    が設けられている
    ことを特徴とする請求項6に記載の座椅子型マッサージ機。
  8. 前記エアーマッサージ機構は、前記施療部を下方側から上方へ向けて押圧マッサージを行う第1エアバッグを有している
    ことを特徴とする請求項7に記載の座椅子型マッサージ機。
  9. 前記第1エアバッグは、支持体の上面前側に配備されている
    ことを特徴とする請求項8に記載の座椅子型マッサージ機。
  10. 前記エアーマッサージ機構は、左右方向に沿って押圧マッサージを行う第2エアバッグを有している
    ことを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の座椅子型マッサージ機。
  11. 前記支持体は、椅子の座面上に載置可能なサイズとされている
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の座椅子型マッサージ機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11332929A (ja) * 1998-05-22 1999-12-07 Toshiba Tec Corp 座椅子式マッサージ機

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