JPH08257084A - 椅子式エアーマッサージ機 - Google Patents

椅子式エアーマッサージ機

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Publication number
JPH08257084A
JPH08257084A JP6750895A JP6750895A JPH08257084A JP H08257084 A JPH08257084 A JP H08257084A JP 6750895 A JP6750895 A JP 6750895A JP 6750895 A JP6750895 A JP 6750895A JP H08257084 A JPH08257084 A JP H08257084A
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JP
Japan
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leg
exhaust
exhaust pipe
bag
air supply
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Pending
Application number
JP6750895A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Hoshino
彰司 星野
Koichi Abe
功一 阿部
Mikio Mochida
美喜雄 持田
Hiromitsu Ichikawa
洋光 市川
Katsumi Inaba
勝美 稲葉
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
Application filed by TEC CORP filed Critical TEC CORP
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Publication of JPH08257084A publication Critical patent/JPH08257084A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61HPHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
    • A61H2201/00Characteristics of apparatus not provided for in the preceding codes
    • A61H2201/01Constructive details
    • A61H2201/0119Support for the device
    • A61H2201/0138Support for the device incorporated in furniture
    • A61H2201/0149Seat or chair

Landscapes

  • Massaging Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、座部に回動可能に取付けられた身体
受け部の袋体とエア給排気装置とを接続した給排気管を
耐久できるとともに、身体受け部でのマッサージに所期
の効果を発揮できる椅子式エアーマッサージ機を得るこ
とにある。 【構成】座部2の前端部に脚載置部(身体受け部)12を
座部2に対して起倒するように回動可能に取付け、この
脚載置部12に圧縮空気の給排気に伴って膨脹・収縮をす
る袋体15a,15b,16a,16d を設け、この袋体に圧縮空気を
給排気するエア給排気装置30と前記袋体とを可撓性の脚
用給排気管29を介して接続し、座部2の下側に管支え36
を前後方向に揺動するように回動自在に配置し、この管
支え36に給排気管29の中間部を支持させた。それによ
り、脚載置部12の回動に従動して管支え36を前後に揺動
させて、前記排気管29の潰れを防止したことを特徴とし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮空気の給排気によ
り袋体を膨脹・収縮させ、この袋体により椅子に座った
使用者の身体に断続的に圧迫を加えることによりマッサ
ージをする椅子式エアーマッサージ機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、椅子の座部および背凭れ部のう
ち、特に、背凭れ部に膨脹・収縮可能な複数の袋体を配
設し、これら袋体への圧縮空気の供給に伴い袋体が膨脹
する動作により椅子に座った使用者の背中を圧迫し、次
に、前記圧縮空気の供給の停止に伴い背中により押され
る袋体が次の膨脹動作のために収縮することを繰り返し
て、身体をマッサージする椅子式エアーマッサージ機は
知られている。
【0003】そして、このマッサージ機において、袋体
に圧縮空気を給排気するエア給排気装置は、一般的に座
部の下側にあるスペースを利用して、そこに配設される
ことが多く、このエア給排気装置と袋体とは可撓性のチ
ューブを介して接続されている。
【0004】ところで、最近に至り本出願人は、椅子の
座部の前端部に使用者の脚を受ける脚載置部を取付け、
この脚載置部にも脚用の袋体を組み込んで、この脚用袋
体への圧縮空気の給排気により使用者の脚の下肢をマッ
サージできる椅子式エアーマッサージ機を開発した。そ
して、このマッサージ機の脚載置部は、座部に対して起
倒するように回動可能に取付けられ、座部の前方に突出
するように起こされた第1位置、または座部に対して略
直角下方に配置されるように倒された第2位置に移動し
て使用できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように脚載置部を
回動可能に設けた椅子式エアーマッサージ機では、脚用
袋体とエア給排気装置とを接続した給排気管の長さは、
前記第1位置に配置された脚載置体の脚用袋体と座部の
下側に配置されたエア給排気装置とを接続するに足る長
さに設定される。それにより、脚載置部がエア給排気装
置に近付けられる前記第2位置への脚載置部の移動に伴
い、前記給排気管が弛んでその中間部が大きく垂れ下が
ってしまうとともに、この第2位置から前記第1位置に
脚載置部が移動されるに伴い、今度は前記給排気管の弛
みが消失するように給排気管が動かされる。
【0006】そのため、前記給排気管の垂れ下がりを原
因として、この給排気管の脚載置部およびエア給排気装
置への接続部等に疲労を与え易く、前記給排気管の耐久
性が損なわれ易いという問題がある。
【0007】そこで、本発明者は、前記垂れ下がりを防
止するために、脚用の給排気管の中間部を座部の下側で
固定的に支持する構造を開発した。しかし、こうした構
成では、脚用給排気管の中間部が移動不能に固定される
ため、脚載置部を第2位置に配置するに伴い、脚用給排
気管の中間部が前記支持部分において潰れを伴って折れ
曲がってしまうことが分かった。
【0008】こうした折れ曲がりを生じると、その部分
で脚用の給排気管の中間部が損傷し易く、耐久性が損な
われる。それだけではなく、前記折れ曲がり部分で圧縮
空気の流れが大きく妨げられるので、第2位置に脚用載
置部を配置して下肢をマッサージする場合に、脚用袋体
の膨脹・収縮の度合いが減ってマッサージ効果が低下し
てしまうという問題を生じる。
【0009】本発明の目的は、脚載置部のように座部に
対して回動可能に取付けられた身体受け部の袋体とエア
給排気装置とを接続した給排気管の耐久性を向上できる
とともに、前記身体受け部でのマッサージに所期の効果
を発揮できる椅子式エアーマッサージ機を得ることにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の椅子式エアーマッサージ機は、座部の前端
部または後端部の少なくとも一方に身体受け部を前記座
部に対して起倒するように回動可能に取付け、この身体
受け部に圧縮空気の給排気に伴って膨脹・収縮をする袋
体を設け、この袋体に圧縮空気を給排気するエア給排気
装置と前記袋体とを可撓性の給排気管を介して接続し、
前記座部の下側に管支えを前後方向に揺動するように回
動自在に配置し、この管支えに前記給排気管の中間部を
支持させたものである。
【0011】
【作用】前記椅子式エアーマッサージ機において、座部
に対して回動可能に取付けられた身体受け部は、座部に
腰掛けた使用者の脚の下肢または上半身を支持するよう
に受け、この身体受け部の袋体は、それにエア給排気装
置の動作に伴い給排気管を通して圧縮空気が給排気され
ることにより、膨脹・収縮して下肢または上半身を断続
的に圧迫して、下肢または上半身をマッサージする。こ
のマッサージにおいて、身体受け部は、座部に対して回
動されて、使用者が望む使用位置に選択的に配置して使
用される。
【0012】そして、管支えは、エア給排気装置と身体
受け部に設けられた袋体とを接続した可撓性の給排気管
の中間部を支持しているから、身体受け部の回動による
使用位置の選択に伴い、前記給排気管の中間部が垂れ下
がることを防止する。しかも、この管支えは、前後方向
に揺動するように回動自在であるから、身体受け部の回
動による使用位置の選択に伴い、給排気管を介して身体
受け部の回動に応じて前後方向に揺動して、この管支え
において給排気管の中間部が潰れを伴って折れ曲がるこ
とを防止する。
【0013】
【実施例】以下、図1〜図5を参照して本発明の一実施
例を説明する。図1および図2は本発明の一実施例に係
る椅子式エアーマッサージ機の構成を示す斜視図であっ
て、この図1中符号1で示す椅子本体は、座部2と、背
凭れ部3とを有している。
【0014】座部2は、椅子本体1の支持枠1aで下端
を連結された左右一対(一方のみ図示)の支持脚1bの
上端間に渡って略水平に設けられていて、その幅方向両
側には肘掛部2aが設けられている。支持脚1bは図4
に示されるように略コ字形に曲げられた脚枠1bfを有し
ている。背凭れ部3は、座部2の後端部において、この
座部2に対して所定の角度傾斜して固定的に設けられて
いる。なお、本発明において、肘掛部2aは省略しても
よいし、また、背凭れ部3はリクライニング機構を介し
て座部2の後方において起倒可能に設けてもよい。
【0015】図1および図2に示されるように座部2の
前部には椅子本体1に座った使用者の腿部をマッサージ
するための腿用袋体4が設けられ、座部2の後部には前
記使用者の尻部をマッサージするための尻用袋体5が設
けられている。これら袋体4、5は、気密性を有すると
ともに軟質材料を用いて細長い偏平な袋に形成されてい
て、夫々座部2の幅方向に延びて配設されている。これ
ら袋体4、5に対する後述の圧縮空気の給排気に伴い袋
体4、5は膨脹・収縮をする。
【0016】背凭れ部3の下端部には前記使用者の腰部
をマッサージするための腰用袋体6a、6bが配設さ
れ、背凭れ部3の上端部には前記使用者の首部および肩
部をマッサージする首肩用袋体8a、8bが配設されて
いる。さらに、背凭れ部3には、首肩用袋体8a、8b
の下方に位置して前記使用者の背中部をマッサージする
背中用袋体7a、7bが配設されているとともに、この
背中用袋体7a、7bと腰用袋体6a、6bとの間に位
置して前記使用者の背筋をマッサージする背筋用袋体9
が配設されている。
【0017】一対の腰用袋体6a、6b、一対の首肩用
袋体8a、8b、および一対の背中用袋体7a、7b
は、夫々背凭れ部3の幅方向に並設されている。背筋用
袋体9は背凭れ部3の幅方向中央において、この背凭れ
部3の長手方向(縦方向)に延びていて、前記使用者の
背筋位置に対応するように設けられている。
【0018】これら各袋体6a、6b、7a、7b、8
a、8b、および9は、前記袋体4、5と同様に気密性
を有するとともに軟質材料を用いて偏平な袋に形成され
ていて、圧縮空気の給排気に伴い膨脹・収縮をする。な
お、以上のように各袋体が配設された椅子本体1は、柔
軟性を有した表布10aによりカバーされているととも
に、一方の肘掛部2aの外側面にはポケット状をなす収
納部11が設けられている。この収納部11には入力手
段としてのリモートコントローラ31が挿脱可能に差し
込み保持される。
【0019】椅子本体1の前端部には使用者の脚の下肢
を支持する身体受け部としての脚載置部12が連結され
ている。図3および図4などに示されるように載置部1
2は、椅子本体1の両肘掛部2aの前端部直下に配置さ
れた回転不能な枢軸14に取付けられていて、座部2の
前端部に連なって設けられている。枢軸14は一対の支
持脚1bが有する脚枠1bfの前端部間に渡って横架され
ている。
【0020】なお、図3中32はリンク機構などからな
る連結機構であり、その一端部が枢軸14に枢着され、
他端部が脚載置部12に連結されている。この機構32
により脚載置部12は、枢軸14を中心として回動して
図1および図4(B)に示す第1位置と図2および図4
(B)に示す第2位置とに渡り起倒されるように回動可
能に設けられている。
【0021】脚載置部12は図示しないラチェット機構
等からなる位置決め手段により複数の傾斜角度に位置決
めされるように設けられている。それにより、脚載置部
12を図1に示される第1位置、すなわち、座部2の前
端に連なってその前方下側に傾斜した状態にして前方に
突出させて位置決めできる。また、使用者が座部2に腰
掛けたとき、下肢を傾斜配置の脚載置部12上に載置で
きるとともに、図2に示す第2位置、すなわち脚載置部
12を座部2の前端部下部に対し略直角下方に配置され
る姿勢で椅子本体1の前端部下側に収納配置して位置決
めできる。それだけでなく、これら両位置間の任意位置
を選択して位置決めできるようになっている。
【0022】図1〜図3に示されるように脚載置部12
は、その幅方向両側に夫々側壁12a、12bを有して
いるとともに、幅方向中央位置に中間壁12cを有して
いる。これら各壁12a〜12cは平行であって、隣接
する側壁12a、12c間に略U字状の施療溝12d
と、隣接する側壁12b、12c間に略U字状の施療溝
12eとを夫々形成している。施療溝12d、12eは
その上面および長手方向両端が夫々開放された構成であ
って、その内部に使用者の脚の下肢を収納支持するのに
使用される。
【0023】側壁12aと中間壁12cの互いに対向す
る溝側面、および側壁12bと中間壁12cの互いに対
向する溝側面とには、夫々施療溝12d、12eに載置
された脚の下肢をマッサージするための脚用袋体15
a、15bおよび16a、16bが配設されている。こ
れら袋体15a、15b、16a、16bは前記袋体
4、5と同様に気密性を有するとともに軟質材料を用い
て偏平な袋に形成されていて、圧縮空気の給排気に伴い
膨脹・収縮をするものであり、膨脹したとき脚の下肢を
その両側から包み込むように挟む大きさに形成されてい
る。なお、脚載置部12は、以上のように配置された各
袋体15a、15b、16a、16bを覆い隠す柔軟性
を有した表布10bよりカバーされている。
【0024】脚用袋体15a、15b、16a、16b
およびそれ以外の非脚用袋体は図示しないが給排気口を
有し、これらには夫々対応する給排気管23〜29(図
3参照)が接続されている。これらの管23〜29は軟
質な合成樹脂管等の可撓性を有するエアーチューブ等か
らなる。
【0025】前記椅子本体1の下部、つまり座部2の下
側空間にはユニット化されたエア給排気装置30が配置
されている。この装置30は、図示しないが圧縮空気を
生成するエアコンプレッサと、生成された圧縮空気を蓄
えるサージタンクと、このタンクに接続されたロータリ
バルブ等を備えている。
【0026】ロータリバルブは、この種エアー式マッサ
ージ機に用いられている周知のモータ等により駆動され
るロータリ弁であって、サージタンクに連結されたエア
供給管が接続される一つの吸気ポートと、各給排気管2
3〜29が個別に接続される複数の分配ポートと、一つ
の排気ポートとを有しており、その流路切換用のロータ
の回転により、任意に選択された分配ポートと吸気ポー
トとを連通するとともに、選択されなかった分配ポート
を排気ポートに連通させて、各袋体についての選択的給
気と選択的排気とができるように形成されている。
【0027】給排気管23は前記腿用袋体4に接続さ
れ、給排気管24は前記尻用袋体5に接続され、給排気
管25は分岐されて前記腰用袋体6a、6bに個別に接
続され、給排気管26は前記背筋用袋体9に接続され、
給排気管27は分岐されて前記背中用袋体7a、7bに
個別に接続され、給排気管28は分岐されて前記首肩用
袋体8a、8bに個別に接続されている。脚用の給排気
管29は一対備えられ、そのうちの一方の給排気管29
は分岐されて前記脚用袋体15a、15bに個別に接続
され、他方の給排気管29は分岐されて前記脚用袋体1
6a、16bに個別に接続されている。
【0028】また、エア給排気装置30は、図示しない
中央演算処理装置CPU、リードオンメモリROM、ラ
ンダムアクセスメモリROM等を備える周知のマイクロ
コンピュータからなる制御手段を備えている。この制御
手段には各種の動作モードを実行させるプログラムが格
納されており、選択された動作モードにしたがって前記
エアーコンプレッサ、ロータリバルブ等の動作を制御し
て、各袋体に対する選択的給排気を行わせるように構成
されている。
【0029】なお、各種動作モードとしては、全身マッ
サージコース、上半身マッサージコース、および下半身
マッサージコースのコース別動作モードと、首肩、背
中、背筋、腰、尻、腿、および脚の各身体部分を単独に
マッサージするポイントマッサージ動作モード、および
前記コース別動作モードと脚用ポイントマッサージ動作
モード以外の各ポイントマッサージ動作モードに対して
脚用ポイントマッサージ動作モードを同時に実施させる
脚同期動作モードとが設定されている。前記各動作モー
ドは、リモートコントローラ31により入力される。
【0030】前記一対の脚用給排気管29は座部2と脚
載置部12とに渡って設けられていて、既述のように脚
用袋体15a、15b、16a、16bとエア給排気装
置30とを接続している。そして、これら一対の脚用給
排気管29の中間部は管支え機構33より移動可能に支
持されている。
【0031】管支え機構33は、図3および図4に示さ
れるように座部2の下側でかつ脚載置部12側に配置さ
れた前記枢軸14に一対取付けられていて、その詳しい
構成は図5に示されている。
【0032】すなわち、図5中34は枢軸14に例えば
下方に向けて溶接止めにより突設された平板状のベース
であり、その厚み方向が枢軸14と平行となるように配
設されている。このベース34の先端部(下端部)には
回動支点軸35を介して管支え36が回動可能自在に取
付けられている。
【0033】管支え36は、取付け部36aと支え部3
6bとを有している。取付け部36aはベース34の下
端部側面に重ねられ、これらベース34および取付け部
36aをそのおよび厚み方向に貫通して回動支点軸35
が設けられている。枢軸14と平行な回動支点軸35は
その両端に外れ止め部を有している。したがって、管支
え36は回動支点軸35を中心に椅子の前後方向に揺動
するように回動自在に取付けられている。この管支え3
6の支え部36bには脚用給排気管29の中間部が貫通
して支持されている。
【0034】前記構成の椅子式マッサージ機は、椅子本
体1に座った状態で、リモートコントローラ31の操作
を介して必要な動作モード等の指定することで使用され
る。エア給排気装置30が動作されると、前記指定によ
り選択された袋体について、前記ロータリバルブを介し
て前記サージタンクが連通されている期間は、圧縮空気
が供給される。それにより、圧縮空気が供給された袋体
が膨脹する。また、エア給排気装置30が停止されると
ともに前記ロータリバルブを介して選択された袋体に接
続されている給排気管と外気とが連通している期間は、
膨脹した袋体の内部の空気が排出される。それにより、
前記選択された袋体は収縮する。
【0035】このような膨脹・収縮動作がロータリバル
ブの回転に伴い繰返されることにより、身体に対して選
択された袋体による圧迫が断続的に与えられて、マッサ
ージが行われる。
【0036】以上のマッサージにおいて、使用者の下肢
に対するマッサージは、椅子本体1に座った状態で下肢
を脚載置部12の施療溝12d、12e内に収納して行
われる。この場合に、使用者は、脚載置部12の位置
を、図1および図4(B)に示される第1位置、または
図2および図4(A)に示される第2位置のいずれか、
若しくはこれらの中間位置のいずれかに選択して実施す
る。
【0037】脚載置部12が前記第1位置に配置された
場合は、図4(B)に示されるように脚用給排気管29
は略直線状に引き伸ばされたような姿勢を採る。一方、
脚載置部12が前記第2位置に配置された場合には、脚
載置部12はエア給排気装置30に近付けられるので、
第2位置の脚載置部12とエア給排気装置30との距離
に対して必要以上に長い脚用給排気管29は、曲げられ
た姿勢を採る。
【0038】しかし、脚用給排気管29の中間部は、既
述のように管支え機構33の管支え36で吊持されてい
るため、脚載置部12が第2位置に配置されても脚用給
排気管29の中間部が垂れ下がることは防止される。そ
れにより、脚載置部12およびエア給排気装置30に対
する脚用給排気管29の接続部が、脚載置部12の回動
に伴い疲労することを少なくできる。
【0039】その上、管支え36は回動支点軸35を支
点として前後方向に揺動するように回動できるから、脚
載置部12が第2位置から第1位置へ移動される際に
は、それに脚用給排気管29を介して追従にして管支え
36が前方(図5中矢印Aに示す時計回りの方向)に回
動されるとともに、同様に、脚載置部12が第1位置か
ら第2位置へ移動される際には、それに脚用給排気管2
9を介して追従にして管支え36が後方(図5中矢印B
に示す反時計回りの方向)に回動される。
【0040】このように脚載置部12の移動に追従して
回動する管支え36により、脚用給排気管29の中間部
を支持したから、この排気管20も同様に動かされる。
したがって、第1位置から第2位置に脚載置体12が移
動された時に、脚用給排気管29が曲げられるにも拘ら
ず、この管29が管支え36の支え部36b部分で潰れ
を伴って折れ曲がることを防止できる。
【0041】そのため、脚載置部12の移動の繰り返し
に基づいて脚用給排気管29の中間部が管支え36での
支持部分で疲労することが防止される。したがって、脚
用給排気管29は以上のように両端部および中間部にお
いて疲労することが少ないので、その耐久性を向上でき
る。
【0042】さらに、以上のように脚用給排気管29の
中間部が潰されることがないので、その流路断面積が減
ることを防止できる。それにより、脚載置部12を第2
位置に配置した状態でも、脚用給排気管29内を通る圧
縮空気の流れが妨げられることがなく、円滑に圧縮空気
を通すことができる。
【0043】そのため、第2位置に脚用載置部29を配
置して下肢をマッサージする場合に、脚用袋体15a、
15b、16a、16bの膨脹・収縮の度合いが減るこ
とがなく、所期の膨脹・収縮度合いを得て、十分なマッ
サージ効果の発揮させることができる。
【0044】なお、本発明は前記一実施例には制約され
ない。例えば、座部または背凭れ部の少なくとも一方に
エアーマッサージ用の袋体を設けない椅子式マッサージ
機にも適用できる。
【0045】また、リクライニング機構により背凭れ
部、つまり、身体受け部を座部に対して起倒する(この
場合、起きた位置が第1位置であり、また、倒れた位置
が第2位置である。)ように回動可能に取付けた椅子式
マッサージ機にも適用でき、その場合、エア給排気装置
と背凭れ部に設けた袋体とを接続する給排気管の中間部
を、座部の下側でかつ背凭れ部側に設けた管支え機構の
前後方向に揺動自在な管支えで支持して実施すればよ
い。
【0046】また、本発明において管支え36の支え部
36bは、給排気管の中間部を引っ掛け支持するフック
構造としてもよい。さらに、管支え機構33は、前記一
実施例と上下逆様の配置にしてもよいし、或いはベース
34および管支え36が水平または斜めに配置されるよ
うに設けても実施することができる。しかし、前記一実
施例のように身体受け部に配置された袋体に接続する給
排気管の中間部を吊持する姿勢で支持する構成において
は、管支え36が吊り下げ状態にあるので、給排気管の
変位に伴う回動動作の信頼性が極めて高い点で優れてい
る。
【0047】しかも、管支え36は、紐、針金等の吊持
体で構成し、その上端部を枢軸14などのベース(管支
え取付け部)に回動自在に接続し、下端部で給排気管の
中間部を支持する構成としてもよい。また、管支えの揺
動方向は前記一実施例のように前後だけに限るものでは
なく、ベースと管支えとの一方に球状凸部を設け、他方
球状凹部を設けて、これらを球面対偶させて接続するこ
とにより、所定の旋回角度内で自由に揺動できるように
設けてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上詳記したように本発明に係る椅子式
エアーマッサージ機によれば、エア給排気装置と身体受
け部に設けられた袋体とを接続した可撓性の給排気管の
中間部を支持する管支えを、前後方向に揺動するように
回動自在に設けたから、身体受け部の回動による使用位
置の選択に拘らず給排気管の中間部の垂れ下がりと、潰
れを伴う折れ曲がりとを防止して、この給排気管の耐久
性を向上できるとともに、給排気管を通る圧縮空気の円
滑な流れを保証して、身体受け部でのマッサージに所期
の効果を発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る椅子式エアーマッサー
ジ機の構成をその脚載置部が第1位置に配置された状態
で示す斜視図。
【図2】同実施例に係るマッサージ機の構成をその脚載
置部が第2位置に配置された状態で示す斜視図。
【図3】同実施例に係るマッサージ機の構成をその脚載
置部が第2位置に配置された状態で示す平面図。
【図4】(A)は同実施例に係るマッサージ機の一部を
省略して脚載置部が第2位置に配置されたときの脚用給
排気管の状態を示す側面図。(B)は同実施例に係るマ
ッサージ機の一部を省略して脚載置部が第1位置に配置
されたときの脚用給排気管の状態を示す側面図。
【図5】図4(B)中Z部を拡大して示す斜視図。
【符号の説明】
2…座部、 3…背凭れ部(身体受け部)、 12…脚載置部(身体受け部)、 15a、15b、16a、16b…脚用袋体、 29…脚用給排気管、 30…エア給排気装置、 33…管支え機構、 34…ベース、 35…回動支点軸、 36…管支え。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 洋光 神奈川県秦野市堀山下43番地 株式会社テ ック秦野工場内 (72)発明者 稲葉 勝美 神奈川県秦野市堀山下43番地 株式会社テ ック秦野工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】座部の前端部または後端部の少なくとも一
    方に身体受け部を前記座部に対して起倒するように回動
    可能に取付け、この身体受け部に圧縮空気の給排気に伴
    って膨脹・収縮をする袋体を設け、この袋体に圧縮空気
    を給排気するエア給排気装置と前記袋体とを可撓性の給
    排気管を介して接続し、前記座部の下側に管支えを前後
    方向に揺動するように回動自在に配置し、この管支えに
    前記給排気管の中間部を支持させたことを特徴とする椅
    子式エアーマッサージ機。
JP6750895A 1995-03-27 1995-03-27 椅子式エアーマッサージ機 Pending JPH08257084A (ja)

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Cited By (5)

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