JP2007202841A - 座構造及び椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】座部に着座する使用者に運動を行わせることができ、その座部の薄型化が図れる座構造を提供する。
【解決手段】上面が使用者を着座させる座面5aとされている座本体5と、この座本体5を移動自在に支持しているフレーム6とを備えている。フレーム6は座本体5の前後左右の側方にそれぞれ側部フレーム7を有している。そして、この側部フレーム7と座本体5の側面5bとの間に座駆動手段8としてのエアセルが介在している。このエアセル8が膨縮動作することによって、座本体5をフレーム6に対して移動させることができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、座構造及びこれを座部に用いた椅子に関する。
腰痛の予防や腰部の筋肉をほぐすなどができる装置として従来知られているものに、例えば特許文献1に示しているように、使用者を着座させる座部と背もたれ部と脚載せ部とを有している椅子部と、この椅子部を床面に対して例えば左右方向に移動させる駆動手段とを備えた椅子型の装置がある。
この特許文献1に記載されている装置は、椅子部の座部の下面と、床面に載置される固定台との間に複数本の伸縮アクチュエータが設けられており、それぞれの伸縮アクチュエータが伸縮動作することによって、椅子部が左右に移動したり、前後に移動したりすることができる。
特開平11−155836号公報(図1参照)
しかし、特許文献1に記載されている装置は、椅子部を移動させるための伸縮アクチュエータが床面側の固定台から上方へ立設され、この伸縮アクチュエータの上部に座部が取り付けられた構造であるため、座部と、この座部を駆動する装置とを含む部分が嵩高くなってしまうという問題点がある。
また、このような座部を動作させる構造を従来知られているマッサージ機能付きの椅子に用いた場合、座部の下方には、背もたれ部をリクライニングさせるための駆動装置や、マッサージ手段を動作させるための駆動装置が収容されているため、座部を動作させる前記伸縮アクチュエータを当該座部の下方に設けることは困難であるという問題点がある。
また、特許文献1に記載されている装置は、使用者の脚を保持する脚載せ部が座部に固定されているため、伸縮アクチュエータが動作すると、使用者の腰部と脚部とを一体として床面に対して運動させる構造である。このため、使用者の脚部を床面に固定状態として腰部を運動させる場合よりも、腰部に対する運動効果が低いという問題点がある。
そこでこの発明は、着座する使用者に運動を行わせることができ、座部の薄型化及び座面方向のコンパクト化が図れる座構造及びこれを用いた椅子を提供することを目的とする。
前記目的を達成するための本発明の座構造は、上面が使用者を着座させる座面とされている座本体と、この座本体の少なくとも一部の側方に側部フレームを有しているとともに当該座本体を移動自在に支持しているフレームと、前記側部フレームと前記座本体との間に介在し当該座本体を前記フレームに対して移動させる座駆動手段とを備えている。
この構成によれば、座本体とこの座本体の少なくとも一部の側方にある側部フレームとの間に座駆動手段が介在しているため、座部を薄型化することができる。また、フレーム内(フレーム上)で座本体と座駆動手段とが構成されるため、平盤状の座部として構成できるとともに、座面方向のコンパクト化が図れる。そして、座本体の移動によって座本体上の使用者は姿勢を変化させることができ運動が行える。
また、本発明の他の座構造は、上面が使用者を着座させる座面とされている座本体と、この座本体の側方に側部フレームを有しているとともに当該座本体を移動自在に支持しているフレームと、前記側部フレームと前記座本体上の使用者との間に介在し使用者を押圧することによって当該座本体を前記フレームに対して移動させる座駆動手段とを備えている。
これによれば、座本体の側方にある側部フレームと座本体上の使用者との間に座駆動手段が介在しているため、座部を薄型化することができる。フレーム上に座本体と座駆動手段とが設けられるため、座面方向のコンパクト化が図れる。そして、座本体の移動によって座本体上の使用者は姿勢を変化させることができ運動が行える。
また、前記各座構造において、前記側部フレームは、前記座本体の左右側に一対及び/又は前後側に一対それぞれ設けられ、前記座駆動手段は、一対の前記側部フレームのそれぞれの前記座本体側に設けられ、前記座本体を左右方向及び/又は前後方向に移動させる駆動手段を有している構造とできる。
これにより、駆動手段が座本体を左右方向に移動させ、座本体上の使用者に対して左右方向の運動を行わせたり、駆動手段が座本体を前後方向に移動させ、座本体上の使用者に対して前後方向の運動を行わせたりすることができる。
また、前記座駆動手段を、空気の給排によって前記側部フレームと前記座本体側との間で膨縮するエアセルとするのが好ましい。
これによれば、側部フレームと座本体側との間にエアセルをコンパクトに収容した状態で設けることができるため、座駆動手段を設けやすくなる。そして、左右、前後に駆動手段としてのエアセルを設けた場合、これらが膨張することで座本体は左右方向若しくは前後方向又はこれら二方向に同時に押され(使用者を介して押され)、座本体はフレームに対して平面的に移動することができる。
また、本発明の椅子は、座部と、この座部の後端部から立設された背もたれ部と、この座部の前端部に設けられた脚載せ部とを備え、前記座部が前記座構造とされている。
これによれば座部が薄型化されるため、この座部を椅子の座部として適用するのが容易となる。すなわち、座本体を座駆動手段によって移動させる座構造と、椅子が備えている他の部材とが干渉することを避けることができる。
また、この椅子において、前記脚載せ部は使用者の脚を保持する保持手段を有し、この保持手段が使用者の脚を保持した状態で前記座部が備えている前記座本体を前記座駆動手段によって左右方向に移動させる制御手段を更に備えているのが好ましい。
これによれば、使用者の脚が脚載せ部に固定された状態で座本体上の腰部に対して左右方向の運動が行われる。
また、この制御手段は、脚が前記保持手段によって保持された使用者の下半身を伸張させるべく、前記座駆動手段によって前記座本体を後方に移動させ、又は、前記座部に対して接近又は離反する方向へ駆動可能とされた前記脚載せ部を前記座部から離反する方向へ移動させる。
これによれば、使用者の脚が脚載せ部に保持手段によって保持された状態で、座本体を後方へ移動させた場合、使用者の下半身を伸張させることができる。そして、この状態で使用者の腰部に対して左右方向の運動が行われることによって、脚が引っ張られて腰部を揺する運動ができ、より効果的な運動が可能となる。
また、使用者の脚が脚載せ部に保持手段によって保持された状態で、脚載せ部を座部から離反する方向へ移動させた場合、使用者の下半身を伸張させることができる。そして、この状態で使用者の腰部に対して左右方向の運動が行われることによって、効果的な運動が可能となる。
また、前記保持手段を、使用者の脚を二方向から挟んで押圧するマッサージ具とすることができる。
これによれば、脚を保持するための別途部材が不要となる。
また、前記椅子において、前記背もたれ部は、背もたれ面の左側部と右側部を前方へ突出させることができる動作手段を備えており、前記座部が備えている前記座本体を前記座駆動手段によって移動させる際に前記背もたれ面の左側部又は右側部を突出させるように、前記動作手段を動作させる制御手段を更に備えているのが好ましい。
これによれば、制御手段は、座本体の移動にあわせて動作手段によって背もたれ面の左側部又は右側部を突出させることができる。これにより、座部における下半身の動きに、背もたれ部における上半身の動きが加えられる。
本発明によれば、座駆動手段が座本体の側方に設けられることによって座構造を薄型化することができる。そして、座本体を移動させることによって、座本体上の使用者は姿勢を変化させることができ運動が行える。そして、この座構造によって付加価値の高い椅子が得られる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1はこの発明の座構造の実施の一形態を示す平面図であり、図2は図1のA−A線における断面図である。この座構造は使用者を着座させるための座部1を構成することができるものであり、上面が使用者を着座させる座面5aとされている座本体5を備えている。この座構造は更に、前記座本体5を移動自在として支持しているフレーム6と、座本体5をフレーム6に対して移動させる座駆動手段8とを備えている。図2の座面5a上の二点鎖線は使用者の左右脚の大腿部を示している。
図1と図2において、座本体5は平面視矩形の平盤部材とされており、側周面に合計四面の側面5bが形成されている。
フレーム6は全体としてこの座本体5よりも大きな輪郭形状とされ、平面視矩形とされている。本発明の座構造が有しているフレーム6は座本体5の前後左右の側方の少なくとも一部に側部フレーム7を有していればよいが、図1と図2の実施の形態では、側部フレーム7として、座本体5の左右外側にそれぞれ設けられている一対の左右フレーム10,11を有し、さらに、座本体5の前後外側にそれぞれ設けられている一対の前後フレーム12,13を有している。左右前後フレームは座本体5の側面の側方に存在しており、これら左右前後フレームによって、フレーム6は座本体5の外周を取り囲む外枠として形成されている。
なお、本発明では、使用者が座本体5の座面5a上に臀部を載置させ座本体5から脚を外側へ伸ばした状態で着座した姿勢を基本姿勢とし、さらに、脚を伸ばした脚先方向を前方(図1では上方)とし、その反対側を後方とし、使用者の右手側(図1及び図2の右)を右側、左手側(図1及び図2の左)を左側としている。
座駆動手段8は、フレーム6の側部フレーム7と座本体5の側面5bとの間に介在しており、動作することによって座本体5をフレーム6に対して移動させることができる。図1と図2の座本体5は平面視矩形の平盤状とされ、フレーム6は前後左右に四辺の側部フレーム7を有しているため、これに対応して座本体5の左右及び前後のそれぞれに、座駆動手段8として左右駆動手段8a,8b及び前後駆動手段8c,8dが設けられている。
左右駆動手段8a,8b及び前後駆動手段8c,8dはそれぞれ、空気の給排によって膨張又は収縮するエアセル(空気袋)とされている。これらエアセルは左右前後フレームのそれぞれの座本体5側の面に設けられている。具体的には、左及び右のエアセル8a,8bはそれぞれ、左フレーム10と座本体5の左側面5bとの間、及び、右フレーム11と座本体5の右側面5bとの間に設けられており、これらの各間でそれぞれ膨縮することができる。そして、前及び後のエアセル8c,8dはそれぞれ、前フレーム12と座本体5の前側面5bとの間、及び、後フレーム13と座本体5の後側面5bとの間に設けられており、これらの各間でそれぞれ膨縮することができる。
また、各エアセルは図示していないエアポンプなどのエア源と配管及び開閉切換弁などを介して接続されており、各エアセルはエアポンプからエアが供給されると膨張し、エアが排出されると収縮する。
そして、これらエアセルの膨縮は開閉切換弁の動作などによって選択的に行われ、左右駆動手段8a,8bは座本体5を左右方向に移動させることができ、前後駆動手段8c,8dは座本体5を前後方向に移動させることができる。すなわち、前後左右のエアセルのうちの少なくとも一つのエアセルが膨張しその反対側にある他が収縮することによって、膨張したエアセルが座本体5の一側面5bを押して移動させることができる。例えば図3と図4に示しているように、右エアセル8bが膨張し、その反対側の左エアセル8aが収縮することによって、座本体5は左方向へ移動することができる。なお、左エアセル8aを収縮させる動作は右エアセル8bによる押圧力によって行うことができる。これにより、この座本体5上の使用者に、座面5aの面内方向、つまり水平の二次元的な方向の運動を行わせることができる。なお、前記開閉切換弁の動作は、座構造が有している制御手段(図示せず)によって行われる。
エアセルの設置位置について説明すると、左フレーム10の前後方向の中央の位置及び座本体5の左側面5bの前後方向中央の位置に、一つの左エアセル8aが設けられている。なお、エアセルの位置及び数はこれに限定されるものではなく、左エアセル8aを左フレーム10の前後方向の複数箇所(例えば2箇所)に設けても良い。また、右・前・後のエアセルの位置及び数についても同様である。
さらに、各エアセルは側部フレーム7と座本体5の両者又はいずれか一方に対して位置変化可能として固定されることなく、側部フレーム7と座本体5との間に挟まれた状態で設けられているのが好ましい。これは、座本体5がフレーム6に対して移動する際、各エアセルとの間において滑りを生じさせることができるからである。
さらに図2において、フレーム6は下フレーム15を有している。下フレーム15は座本体5よりも下位置に設けられており、座本体5の下面に対向するように設けられている。また下フレーム15は、側部フレーム7の下端部と連結されている平板状の第一下部材16と、その上位置の平板状の第二下部材17とを有している。この第一下部材16と側部フレーム7とによって上方に開口する箱部材が形成され、第一下部材16がその底壁とされ、側部フレーム7が側壁とされている。そして、第二下部材17はこの箱部材内の底部に収容された部材とされており、座本体5の下面に対向して設けられている。
そして、この下フレーム15のうちの第二下部材17の上面と座本体5の下面との間に、回転支持部9が介在している。回転支持部9は、回転によって座本体5をその座面5aの面内方向へ転がり移動させる転がり部材を有している構造とされている。これによれば、回転支持部9の回転によって下フレーム15に対して座本体5をその座面5aの面内方向へスムーズに移動させることができる。
さらに、第一下部材16と第二下部材17との間にエアセルからなる傾斜駆動手段18が介在しており、第二下部材17は第一下部材16に対して傾斜自在として前記箱部材内に収容されている。したがって、第二下部材17は、回転支持部材9を介して座本体5を搭載しているとともに、第一下部材16に対して傾斜駆動される。
回転支持部9は例えば回転自在に保持されている複数の玉や複数のローラ(転がり部材)からなる構造とすることができる。そして、この回転支持部9は座本体5の下面又は下フレーム15(第二下部材17)の上面に取り付けられている。
回転支持部9の具体例としては、360°自在に回転できるように保持され平面的に複数配置された玉を用いて構成することができる。この場合、座本体5はその座面5aの面内方向に(二次元的に)自在に移動することができる。または図示しないが、回転支持部は玉やローラが直線状の柱部材に回転自在に取り付けられたガイドレールであってもよい。この場合、前記第二下部材を二層構造としてこの二層間に第一の回転支持部を設け、第二下部材と座本体との間に前記第一の回転支持部に交差(直交)する方向を長手方向として第二の回転支持部を設けることで、座本体はその座面の面内方向に移動することができる。
傾斜駆動手段18は左駆動手段8a等と同様に空気の給排によって膨縮するエアセルとされており、例えば図1に示しているように座本体5の前後左右の各部の下方位置に対応して設けられている。そして、このエアセル18が膨縮することによって第一下部材16に対して第二下部材17を傾斜させる動作を行う。この傾斜のためのエアセル18についても図示しないエアポンプなどのエア源と配管及び開閉切換弁などを介して接続されており、各エアセルはエアポンプからのエアが供給されると膨張し、エアが排出されると収縮する。
そして、これらエアセル18の膨縮は開閉切換弁の動作などによって選択的に行われ、これらのエアセル18のうちの少なくとも一つが膨張し他が収縮することによって第二下部材17を押し上げることができ、第二下部材17を傾斜させることができる。これにより、第二下部材17上に搭載されている座本体15をフレーム6に対して傾斜させることができ、この座本体5上の使用者に高さ方向を含めた三次元的な運動を行わせることができる。
例えば、図6のように、右側のエアセル18が膨張し、左側のエアセル18及び図外の前後のエアセルが収縮することによって、座本体15は左下がりに傾斜する。なお、左のエアセル18などの収縮は使用者の体重及び座本体5の自重によって行うことができる。なお、前記開閉切換弁の動作は、座構造が有している制御手段(図示せず)によって行われる。
また図2に示しているように、座本体5の内部にマッサージ具24が設けられている。マッサージ具24は例えばエアセルとされており、このエアセル24はエアの給排によって膨縮する。このエアセル24の膨縮の動作によって座面5a上の使用者の臀部や大腿部に対してマッサージを施すことができる。なお、このマッサージ具24は他の構成であってもよく、バイブレータであってもよい。
以上の実施の形態による座構造によれば、座駆動手段8としての前後左右のエアセルが、座本体5の側面5bとこの座本体5の側方にある側部フレーム7との間に介在しているため、座部1を薄型化することができる。また、側部フレーム7を外枠部材として、この枠内で座本体5と座駆動手段8とを収容した状態で構成することができる。これにより座駆動手段8を有していても平盤状の座部1として構成できる。
また、左右駆動手段8a,8bが座本体5を左右方向に移動させることによって、座本体5上の使用者に対して強制的に左右方向の運動を行わせることができ、前後駆動手段8c,8dが座本体5を前後方向に移動させることによって、座本体5上の使用者に対して強制的に前後方向の運動を行わせることができる。
さらに、図5に示しているように、左右駆動手段8a,8bのいずれか一方と、前後駆動手段8c,8dのいずれか一方とが膨張し、他が収縮することによって、座本体5を左右方向の一方向と前後方向の一方向との二方向に同時に押すことができ、座本体5をフレーム6の隅部に向かって斜めに移動させることもできる。
また、座駆動手段8としてエアセルを用いた場合、左右などに移動させた座本体5をフレーム6の中央である初期位置に戻す手段としては、座本体5とフレーム6との間に複数のバネ部材(図示せず)を設けてその弾性復元力によって初期位置に戻すようにした構造や、エアセルの膨縮制御によって行う構造とすることができる。
以上のように構成された座構造を有している座部1は、この座部1が床面に載置されて使用されたり、図7に示しているように、床面上に支持脚20を介在させて座部1が設けられている椅子として使用されたりする。そして、これらの使用態様において、図1を参考にして説明すると、フレーム6は、上面が座面5aとされている座本体5を移動自在に支持しており、座駆動手段8は、脚先側が床面に対して固定状態とされた使用者の座本体5上の部分を移動させるべく当該座本体5をフレーム6に対して移動させる構造とされている。
すなわち、本発明の座構造を有する座部1を直接的に床面に載置させて使用する態様においては、使用者が座本体5の上に臀部を載せ、脚を前方へ伸ばして着座した姿勢で、当該脚の脚先側は床面上に載置され脚の自重によって脚先は床面に対して固定された状態となる。この状態で座部1の座本体5を例えば左右方向に移動させることによって、使用者は脚部を床面に対して固定させて腰部を移動させる運動が行える。なお、この態様において、本発明の座構造は、前方へ伸ばした使用者の脚と床面との間に介在させる薄型の脚載せ部材(図示せず)を備えていてもよく、また、座部1の後部に背もたれ部(図示せず)を設けたものであってもよい。
次に、本発明の座構造を有する座部1を採用した椅子について説明する。図7は本発明の椅子の実施の一形態を示す側面図であり、マッサージ機能を有する椅子(以下椅子型マッサージ機という)である。この椅子型マッサージ機は、着座した使用者(施療者)の臀部及び大腿部(太股部)を支持し得る座部1と、この座部1の後端部から立設し使用者の背中及び頭部を支持し得る背もたれ部2と、座部1の左右両側に配置され使用者の肘及び前腕部を支持し得る肘掛け部21とを有している。さらに座部1の前端部には、着座した使用者の脚を保持し床面に対して固定した状態とすることができる脚載せ部3設けられている。そして、これら座部1と背もたれ部2と脚載せ部3の少なくとも一つには、使用者に対してマッサージを行うためのマッサージ手段が設けられている。マッサージ手段としては、例えば、エアセル、施療子(揉み玉)、又はバイブレータ等がある。また、図示しないが、上記エアセルにエアを供給するエア供給装置、各マッサージ手段の動きを制御したり、座部1や背もたれ部2や脚載せ部3の動作を制御したりする制御装置などが座部1の下方に配置されている。
脚載せ部3は上下方向に揺動駆動するように構成されており(図8と図9参照)、主として使用者のふくらはぎ部を保持する第一分割体3aと、主として使用者の足裏や踵を保持する第二分割体3bとを有している。さらに脚載せ部3は座部1に対して接離可能とされており、且つ第一分割体3aと第二分割体3bとが互いに接離可能とされている。これにより脚載せ部3は、使用者の脚の長さに合わせて伸縮できるようになっている。なお、脚載せ部3は座部1に対して上下揺動可能及び座部1に対して接離可能とされている以外は、座部1のフレーム6に対して固定されている。
図8と図9に示しているように、この椅子型マッサージ機は、背もたれ部2が椅子型マッサージ機の左右両側に設けられた支持脚20により傾動可能に支持されており、背もたれ部2の傾倒角度を変化させるためのリクライニング機構rを有している。図8と図9は、座部1及び背もたれ部2の下方に設けられているリクライニング機構rを示した図であり、図8はこのリクライニング機構rにより背もたれ部2を起立させた状態を示しており、図9は背もたれ部2を傾倒させた状態を示している図である。リクライニング機構rは、例えば電動モータ22により伸縮駆動するアクチュエータ23を備えており、このアクチュエータ23の伸縮によりリクライニング動作が行われる。すなわち、アクチュエータ23が伸びると背もたれ部2が起立した状態となり、アクチュエータ23が縮むと背もたれ部2が倒れた状態となる。
そして、この椅子型マッサージ機に前記座構造を有する座部1が用いられている。本発明の座構造が採用された座部1は薄型化されているため、この座構造を椅子型マッサージ機の座部1へ適用するのが容易となる。つまり、座本体5を移動させるための機構と、椅子型マッサージ機が備えている前記エア供給装置や各マッサージ手段の動きを制御する前記制御装置とが干渉することを避けることができる。
図10はこの椅子型マッサージ機の座部1と脚載せ部3及び着座する使用者の概略を示している説明図である。この図における座部1の座構造は、フレーム6の側部フレーム7として一対の左右フレーム10,11を有している。そして、これら左右フレーム10,11の間に左右駆動手段(図示せず)を介して座本体5が設けられている。したがって、この座構造では、座本体5が左右方向に移動することができる。
この椅子型マッサージ機において、脚載せ部3は使用者の脚を保持する保持手段19を有している。図10の保持手段19は、使用者の左右各脚を左右の二方向から挟んで押圧する脚載せ部(フットレスト)用マッサージ具とされている。このマッサージ具19は空気の給排によって膨縮するエアセルとすることができる。つまり、脚載せ部3は、使用者の左右各脚を左右から挟むように押圧してマッサージを施すことができる左右一対のエアセル19を有しており、これらエアセル19を膨張させることによって、使用者の各脚が脚載せ部3に固定された状態とされる。このように保持手段19をマッサージ可能なエアセルによって兼用することによって脚を保持するための別途部材が不要となる。
そして、この椅子型マッサージ機が備え各種動作を制御する制御装置(図示せず)は、このエアセル19が使用者の脚を保持(固定)した状態で、座部1が備えている座本体5を左右駆動手段(図示せず)によって左右方向に移動させることができる。これによれば、使用者の脚が脚載せ部3に固定された状態で座本体5上の使用者に対して左右方向の運動が行われる。なお、図10の二点鎖線で示した状態は、座本体5を右方向へ移動させた状態を示している。このように、使用者の脚部を脚載せ部3に固定した状態で、座本体5を動作させることで、より効果的な骨盤などへの揺動運動が可能となる。
そして、この椅子型マッサージ機は座本体5を後方へ移動させることができる後駆動手段(図示せず)をさらに有しており、前記左右方向の運動の際に、制御手段はこの後駆動手段によって座本体5を後方に移動させることができる。これにより、使用者の脚が脚載せ部3にエアセル19によって保持された状態で、座本体5を後方へ移動させることで、使用者の下半身を伸張させることができる。つまり、脚を引っ張りながら座本体5上の使用者の身体を左右に揺することができる。
この椅子型マッサージ機によって行われる、使用者に対して脚を固定状態として下半身を伸張させ座本体5上の腰部を左右させる動作は、骨盤・椎間板のズレの補正や、これら周辺の小さな筋肉をほぐすなどといった効果が得られる。すなわち、人手によって行われる柔整の施療方法をこの椅子型マッサージ機は行うことができる。なお、人手によって行われる柔整の施療方法は、(1)施療台に載せた患者の足首を掴む(2)その脚を引っ張る(椎骨の間隔を広げる)(3)その脚を揺する(椎間板、骨盤の位置を補正する)ことによって行われ、脚を引っ張りながら左右に揺動させることによって骨盤などを揺動させる。一方、この椅子型マッサージ機によって行われる施療方法は腰部を載せた座本体5を左右動させるため、人手によって行われる脚を揺する動作と力点が違うものの相対的には同様の動作となり、骨盤などの補正について有効である。
また、使用者の下半身を伸張させる他の手段としては、脚載せ部3は脚の長さ方向に沿って座部1と接近又は離反する方向へ駆動されるように構成されており、エアセル19が使用者の脚を保持した状態で、制御手段は脚載せ部3を座部1から離反する方向へ移動させる。これにより、エアセル19によって脚が保持された使用者の下半身を伸張させることができる。この場合においても、使用者の腰部に対して左右方向の運動が行われることで、効果的な柔整の施療が可能となる。
使用者の下半身を伸張させるさらに別の手段としては、脚載せ部3に設けられた保持手段としてのエアセル19が、使用者の脚を二方向から挟んで押圧するとともに、脚を脚先方向へ押圧する動作をするように構成することができる。この場合、エアセル19が使用者の脚を脚先方向へ押すことができ、これによって、脚を介して使用者の下半身を伸張させることができる。そして、この状態で使用者の腰部に対して左右方向の運動が行われることで、効果的な柔整の施療が可能となる。
使用者の身体(下半身)を伸張させるさらに別の手段としては、上昇状態又は降下状態又はこれら中間位置にある脚載せ部3において前記保持手段19によって使用者の脚が保持された状態、つまり、脚載せ部用マッサージ具19によって使用者の左右各脚が左右の二方向から挟まれて保持された状態で、背もたれ部2を後方へ倒す構成とすることができる。この場合、背もたれ部2を後方へ倒すことで、使用者の身体(臀部)の位置が後方へずれるため使用者の身体に牽引力が作用する。
または、上昇状態にある脚載せ部3において前記保持手段19によって使用者の脚が保持された状態から、当該脚載せ部3を降下させる構成とすることができる。この場合、脚が脚先側へ引っ張られるため、使用者の身体に牽引力が作用する。さらに、脚載せ部3を降下させるとともに、背もたれ部2を後方へ倒しても良い。
そして、これら各状態で、座本体5を左右動させて使用者の腰部に対して左右方向の運動が行われ、より効果的な柔整の施療が可能となる。
また、使用者が着座している座本体5を左右動させて運動を行わせる手段としては、座本体5を水平方向に左右動させる以外に、図6に示しているように、傾斜駆動手段18を用いることができる。つまり、この傾斜駆動手段18としての左右エアセルを交互に膨張・収縮させることによって、座本体5の座面5aを右下がりに傾斜した姿勢と左下がりに傾斜した姿勢とを繰り返し行わせることができる。これによれば、三次元的に腰部を揺動させることができる。また、左右駆動手段8a,8bによって座本体5を左右動させるとともに、傾斜駆動手段18によってその座本体5を高さ方向に揺動させる複合動作としてもよい。
また、以上の各実施の形態において、座本体5を左右動させて使用者に運動を行わせる際、背もたれ部2を後方へ倒した状態として行うのが好ましい。これにより、使用者の上半身における体重によって生じる当該使用者の脊椎への負荷が減少するため、身体を左右に揺する動作が容易となり、施療効果をより発揮させることができる。
また、各実施の形態において、座本体5を左右動させる際、脚載せ部3を最も上昇させた位置や最も降下させた位置とするのみならず、これらの中間位置の状態とすることができる。
さらに、以上の各実施の形態において、座本体5を左右動させて使用者に運動を行わせる際、図9に示しているように、脚載せ部3の脚先側部33cを座本体5の座面5aよりも高い位置として行うことができる。なお、前記脚先側部33cは、脚載せ部3の足入れ凹部のうち、使用者の足裏に対向させる足裏面33aと、使用者のふくらはぎの背面から足首の背面を対向させる脚裏面33bとが交差する部分である。
すなわち、脚載せ部3を水平面に対して90°以上の角度となる上昇状態とし、使用者の脚先(足裏)を座面5aよりも高くして、座本体5を左右動させる構成としている。
さらに、図9では、脚載せ部3を90°を越えて上昇させると、水平状であった座面5aが後方へ下傾するように座部1は連動して傾く構成とされている。そして、脚載せ部3の脚裏面33bと座面5aとは後方へ下傾した状態となる。この状態では、脚載せ部3に脚が保持されている使用者は自分の体重によって後方へ向かう力が作用するため、身体(下半身)を伸張させる効果が自動的に生じ、身体を左右に揺する動作によって生ずる施療効果をより発揮させることができる。
また、この図9では脚載せ部3を90°を越えて上昇させると座部1が連動するように構成されているが、座部1が連動しない場合であっても、図17に示しているように構成することができる。図17の座部1は、前記傾斜駆動手段18(図1参照)として、座部1の前部に設けられた前エアセル18aと、座部1の後部に設けられた後エアセル18bとを備えている。そして、前エアセル18aが膨張することによって(これとともに後エアセル18bが収縮することによって)、座本体5の座面5aは後方へ下傾した状態(座面5aが前上がりの状態)となる。この動作により、図9の場合と同様に、脚載せ部3の脚裏面33bと座面5aとは後方へ下傾した状態となる。
図16(a)は椅子型マッサージ機が備えている背もたれ部2の断面図である。この背もたれ部2には使用者の背中の左右両側部のそれぞれに対応するようにマッサージ手段40が設けられている。このマッサージ手段40はエアセル41を有しており、背もたれ部2の身長方向に沿って設けられている。エアセル41は空気の給排によって膨縮できる。そして、左右一対のマッサージ手段40は左右相互離れて設置されており、使用者の背中を両側から挟むように押圧することができる。さらに、一対のマッサージ手段40によって使用者を左右両側から挟むことによって、使用者の上半身が左右に動かないように固定することができる。
また、図16(b)は椅子型マッサージ機が備えている背もたれ部2の変形例を示す断面図である。この背もたれ部2は左右両側に前方(使用者側)へ突出した突起体43を有しており、これら突起体43の間に使用者の上半身が嵌め込まれる。この突起体43のそれぞれの内側面にはマッサージ手段40が設けられている。このマッサージ手段40はエアセル41を有しており、エアセル41は空気の給排によって膨縮できる。そして、左右一対の突起体43(マッサージ具40)は左右相互離れて設置されており、使用者の背中を両側から挟むように押圧することができる。さらに、一対のマッサージ手段40によって使用者を左右両側から挟むことによって、使用者の上半身が左右に動かないように固定することができる。
そして、図16(a)及び(b)の各実施の形態において、使用者の上半身を一対のマッサージ手段40によって固定した状態で、座部1が備えている座本体5を左右駆動手段(図示せず)によって左右方向に移動させることができる。このように、使用者の上半身を背もたれ部2に固定した状態で、座本体5を動作させることによって、より効果的な骨盤などへの揺動運動が可能となる。
図18は椅子型マッサージ機が備えている背もたれ部2の断面図であり、上部(ヘッドレスト)側から見た図である。この背もたれ部2は、使用者側の背もたれ面2aの左側部と右側部とを選択的に前方へ突出させることができる動作手段45を備えている。図18に示している動作手段45は、使用者の背中の左右両側部のそれぞれに対応させるマッサージ手段とされている。なお、図16に示したマッサージ手段40は、使用者の胴部のうち左右両側部に対応する配置とされているが、図18におけるマッサージ手段45は、使用者の胴部のうち背面における左側部と右側部に対応するように設けられており、このマッサージ手段45は使用者の背中の左側部又は右側部を前方へ向かって押圧することができる。このマッサージ手段45は左側のエアセル46aと右側のエアセル46bとを有しており、これらエアセル46a,46bは空気の給排によって膨縮できる。
図18(a)に示しているように、右のエアセル46bが膨張することによって、背もたれ面2aの右側部を使用者側(前方)へ突出させ、背中の右側部を押すことができる。これにより、背もたれ部2に凭れている使用者の上半身(胴部)Bのうちの右半身を左半身よりも前とする捻り動作がされる。一方、図18(b)に示しているように、左のエアセル46aが膨張することによって、背もたれ面2aの左側部を使用者側(前方)へ突出させ、背中の左側部を押すことができる。これにより、背もたれ部2に凭れている使用者の上半身(胴部)Bのうちの左半身を右半身よりも前とする捻り動作がされる。
そして、この椅子型マッサージ機が備えている制御手段(図示せず)は、座駆動手段8(図1参照)によって前記座部1が備えている座本体5を前後方向や左右方向に移動(揺動)させる際に、背もたれ部2における前記マッサージ手段45によって背もたれ面2aの左側部や右側部を前方へ突出させる動作を行わせることができる。
具体的には、図18(a)に示しているように、座駆動手段8(図1参照)によって前記座部1が備えている座本体5を右方向へ移動させる際に、右のエアセル46bを膨張させて背もたれ面2aの右側部を突出させる動作を行わせる。または、図18(b)に示しているように、座駆動手段8によって座本体5を左方向へ移動させる際に、左のエアセル46aを膨張させて背もたれ面2aの左側部を突出させる動作を行わせる。これにより、腰部を右側又は左側へ揺する動作に上半身を捻る動作を伴わせることができる。
そして、この制御手段は、座本体5を右方向へ移動させかつ背もたれ面2aの右側部を突出させる動作と、座本体5を左方向へ移動させかつ背もたれ面2aの左側部を突出させる動作とを交互に行わせる。これにより、より効果的な揺動運動が可能となり施療効果をさらに高めることができる。
さらに、本発明の椅子型マッサージ機において、脚載せ部3は、保持する脚の長手方向前後及びこれに直交する左右方向へ移動可能として構成され、脚載せ部3用の駆動手段(図示せず)によって、この脚載せ部3を前記長手方向前後及び左右方向へ駆動させる構成とすることができる。この脚載せ部3における具体的な動作としては、左右揺動、前後揺動、又は、左右揺動と前後移動とを組み合わせて得られる複合揺動(∞字動作)がある。また、これら各揺動を、脚載せ部3を下方へ降ろした垂下状態又は上方へ跳ね上げた水平状態で行ったり上下中間状態で行ったりすることにより、脚載せ部3を上下又は前後の二次元的に揺動させたり、前後上下左右の三次元的に揺動させることができる。なお、図18(a)(b)では、脚載せ部3を左右揺動させている状態を示している。
そして、この椅子型マッサージ機が備えている制御手段(図示せず)は、脚載せ部3、座部1及び背もたれ部2のいずれか二つ又は全部による組み合わせた動作を行わせることができる。すなわち、座駆動手段8(図1参照)によって前記座部1が備えている座本体5を前後方向や左右方向に移動(揺動)させる動作と、背もたれ部2におけるマッサージ手段45(図18参照)によって背もたれ面2aの左側部や右側部を前方へ突出させる動作と、脚載せ部3用の駆動手段(図示せず)によってこの脚載せ部3を前後方向や左右方向へ移動させる動作と、のうちの少なくとも二つの動作を組み合わせて動作させることができる。
例えば、制御手段は、脚載せ部3において揺動を行わせる際に、座部1において座本体5を左右や前後に移動させる動作と、背もたれ部2において前記マッサージ手段45によって背もたれ面2aの左側部や右側部を前方へ突出させる動作との双方又は一方を動作させることができる。
具体的には、図18(a)では、座駆動手段8(図1参照)によって前記座部1が備えている座本体5を右方向へ移動させる際に、右のエアセル46bを膨張させて背もたれ面2aの右側部を突出させる動作を行わせ、さらに、脚載せ部3を左側へ揺動させた状態にある。また、図18(b)では、座駆動手段8によって座本体5を左方向へ移動させる際に、左のエアセル46aを膨張させて背もたれ面2aの左側部を突出させる動作を行わせ、さらに、脚載せ部3を右側へ揺動させた状態にある。これにより、腰部を右側又は左側へ揺する動作に、上半身及び下半身を捻る動作を伴わせることができる。
次に、以上の椅子型マッサージ機によって行われる施療動作及びこの動作を行わせるための構成の一例を説明する。
この椅子型マッサージ機によって行われる前記柔整の施療による効果の観点から、座本体5の左又は右(前又は後)移動ストロークはそれぞれ2.5cm〜3cmに設定されるのが好ましく、この際の移動時間は左又は右(前又は後)の片側往復が0.5秒〜1秒とされるのが好ましい。つまり、座駆動手段7をエアセルとした場合の膨張し収縮する動作時間がこれらの値に設定されている。そして、この柔整の施療が10分〜14分に設定されている。なお、これら値の設定や動作の制御は制御装置によって行われる。
また、制御手段が前記ストロークと前記移動時間の一方又は双方を自動的に変化させることによって施療にリズムを持たせ、使用者が飽きないようにしている。さらにこの柔整の施療を他の施療工程を含むマッサージプログラムの中に組み込んだものとしてもよい。
さらに、この椅子型マッサージ機が備えている背もたれ部2は、水平に対して120°〜170°の範囲でリクライニングすることができるが、柔整の施療の際、制御手段によって背もたれ部2を140°〜150°にするのが好ましい。
さらに、上下揺動駆動される脚載せ部3は降下したほぼ鉛直姿勢(図8)から上昇してほぼ水平姿勢(図9)となることができるが、柔整の施療の際、制御手段によってこの脚載せ部3を水平に対して20°〜45°に下方へ傾斜させるのが好ましい。これによれば、使用者の姿勢が適切となり、かつ脚の自重によって下半身に対する牽引作用が負荷される。
さらに、本発明の椅子型マッサージ機によって行われる施療動作及びこの動作を行わせるための構成の他の例を説明する。
制御手段の制御によって、脚載せ部3に設けたマッサージ具(エアセルやバイブレータ)によって脚のマッサージを行いながら、座部1において座本体5を動作させる施療動作が可能となる。また、制御手段の制御によって、背もたれ部2に設けたマッサージ手段(エアセル、揉み玉やバイブレータ)によって背中や腰部のマッサージを行いながら、座部1において座本体5を動作させる施療動作が可能となる。なお、この場合、背もたれ部2にマッサージ手段として揉み玉を設け、この揉み玉を動作させることなく所定の位置(例えば腰部)に固定した状態とし、座部1において座本体5を左右や前後に動作させることで、揉み玉は使用者に心地よい刺激を与えることができる。または座本体5の動作と共に、揉み玉が動作することによって揉みや叩きの動作をさせてもよい。さらに、この揉み玉と背もたれ部2のバイブレータとによって複合的な施療を行っても良い。
また、本発明の椅子型マッサージ機によって行われる別の動作について説明する。図6を参考にして説明すると、座本体5は傾斜駆動手段18によってフレーム6に対して傾斜することができる。そして、図7に示しているように、傾斜駆動手段18として、座部1の前部に設けられた前エアセル18aと、座部1の後部に設けられた後エアセル18bとを備えている。
そして、前エアセル18aが膨張した後エアセル18bが収縮することによって、一点鎖線で示しているように座本体5の座面5aは後方へ傾いた状態(座面5aが前上がりの状態)となる。この動作により、座面5aに着座した使用者が椅子前方へずれ動くことを防止できる。
さらに別の動作について説明すると、図7に示しているように、傾斜駆動手段18として、座部1の前部に設けられた前エアセル18aと、座部1の後部に設けられた後エアセル18bとを備えている。
そして、後エアセル18bが膨張することによって、二点鎖線で示しているように座本体5の座面5aの後部が上方へ隆起した状態(座面5aが後上がりの状態)となる。なお、この場合前エアセル18aを収縮させてもよい。さらに、この後エアセル18bの膨張の際に、使用者の肩部に対応させた背もたれ部2のマッサージ手段4に、使用者の肩部を下方へ向かって押圧する動作をさせる。これにより使用者が持ち上げられることで肩部に対して強いマッサージを施すことができる。なお、背もたれ部2のマッサージ手段4は、揉み玉であってもよく、エアの給排によって膨縮するエアセルであってもよい。
このように、椅子型マッサージ機の座部1に本発明の座構造を採用し、この座部1の座本体5に所定の動作を行わせることによって、座本体5上の使用者は前記柔整の施療などの効果的な施療を行ったり、リラックスさせたりすることができる。つまり、椅子型マッサージ機に本発明の座構造を採用し、制御手段が各機器に対して所定の動作を行わせることによってより付加価値の高いものが得られる。
図11は本発明の座構造の他の実施の形態を示す概略図であり、この座構造が椅子型マッサージ機に搭載された状態の正面図である。この座構造は、図1と図2に示した座構造と同様に、上面が使用者を着座させる座面5aとされている座本体5と、この座本体5を移動自在に支持しているフレーム6と、座本体5をフレーム6に対して移動させる座駆動手段8とを備えている。またフレーム6は座本体5の側方の少なくとも一部に側部フレーム7を有している。図11の側部フレーム7は座本体5の左右両外側に設けられた一対の左右フレーム10,11を有しており、座駆動手段8は左駆動手段8aと右駆動手段8bとを有している。さらに、フレーム6は、第一下部材16と第二下部材17とを有する下フレーム15を有しており、第一下部材16と第二下部材17との間に回転支持部9が介在している。
図11の座構造が図1と図2に示したものと異なる点は、座駆動手段8が側部フレーム7と座本体5上の使用者との間に介在している点であり、この座駆動手段8は、座本体5の上に着座した使用者を直接押圧することによって当該座本体5をフレーム6に対して移動させる構成である。具体的には、座本体5の座面5aは左右フレーム10,11の上端よりも低くされており、左右フレーム10,11の座本体5側にある内側面に左右駆動手段8a,8bのそれぞれの一端部が取り付けられている。そして、左右駆動手段8a,8bのそれぞれは、中央部に向かって延伸する動作を行うことができ、他端部が使用者の大腿部や臀部の側面30に接触し押圧する。また、この左右駆動手段8a,8bは図1と図2の実施の形態と同様にエアセルとすることができる。
そして、左右のエアセル8a,8bのうちの一方が膨張して延伸し、他方が収縮することによって、その一方が座本体5上の使用者を押圧し、使用者と座本体5とをともに移動させることができる。また、この実施の形態において、エアセル8a,8bの使用者側の端面に施療子(揉み玉)を設けても良い。
この実施の形態においても、左右駆動手段8a,8bは、座本体5の側方にある側部フレーム7と、座本体5上の使用者との間に介在しているため座構造を薄型化することができる。そして、座本体5の移動によって座本体5上の使用者は姿勢を変化させることができ、図1と図2の実施の形態と同様の運動が行える。なお、図11において示していないが、座本体5を前後方向へ移動させるための前後駆動手段8c,8d、座本体5を傾斜させるための傾斜駆動手段18が、図1と図2の実施の形態と同様の構成とされて設けられていてもよい。
また、図12は図1と図2の座構造の変形例であり、この座構造では、フレーム6が座本体5を移動自在に支持している支持構造が異なる。つまり、この支持構造は、フレーム6と座本体5との間に複数のバネ部材14が介在し、フレーム6はこれらバネ部材14によって座本体5を浮動状態で吊り下げ支持している構造である。具体的には、左右フレーム10,11の座本体5側の面にバネ部材14の一端部が固定され、座本体5の側面5bに当該バネ部材14の他端部が固定されている。そして、これらバネ部材14は図示しないが、前後方向に複数本が並べて設けられている。そして、座本体5がフレーム6の下部とほぼ同じ高さとされて当該座本体5がフレーム6から吊り下げられた状態とするだけのバネ強度(バネ係数)を有するバネ部材14が採用されている。
この構造によれば、座本体5をフレーム6に対して移動自在とさせる構造が簡単になる。また、左右駆動手段8a,8bなどの座駆動手段8の駆動力(エアセルの場合は膨張力)がバネ部材14の弾性力に抗し、座駆動手段8がバネ部材14を弾性変形させることで座本体5をフレーム6に対して移動させることができる。さらに、このバネ部材14の弾性復元力によって座本体5を元の初期位置に自動的に復帰させることができる。
図13は図11に示した座構造の変形例であり、この座構造では、フレーム6が座本体5を移動自在に支持している支持構造が異なる。つまり、図13の支持構造は図12のものと同じ構造であり、この支持構造は、フレーム6と座本体5との間に複数のバネ部材14が介在し、フレーム6はこれらバネ部材14によって座本体5を浮動状態で吊り下げ支持している構造である。具体的には、左右フレーム10,11の座本体5側の面にバネ部材14の一端部が固定され、座本体5の側面5bに当該バネ部材14の他端部が固定されている。そして、これらバネ部材14は図示しないが、前後方向に複数本が並べて設けられている。そして、座本体5がフレーム6の下部とほぼ同じ高さとされて当該座本体5がフレーム6から吊り下げられた状態とするだけのバネ強度(バネ係数)を有するバネ部材14が採用されている。
そして、図13の座構造が備えている座駆動手段8は図11と同様であり、座駆動手段8は側部フレーム7と座本体5上の使用者との間に介在している。この座駆動手段8(左右駆動手段8a,8b)は、座本体5の上に着差した使用者の大腿部や臀部の側面30を押圧することによって当該座本体5をフレーム6に対して移動させることができる。
図14(a)は本発明の座構造の別の実施の形態を示す概略図である。この座構造は、図1と図2に示した座構造と同様に、上面が使用者を着座させる座面5aとされている座本体5と、この座本体5を移動自在に支持しているフレーム6と、座本体5をフレーム6に対して移動させる座駆動手段8とを備えている。この実施の形態における座本体5は、座面5aを有している座上部26と、この座上部26の下面側に当該座上部26と一体として設けられている座下部27とから構成されている。
座下部27は座上部26よりも外周輪郭形状が小さくされている。また、座上部26の外周輪郭形状はフレーム6の外周輪郭形状と同じ(ほぼ同じ)とされている。そして、フレーム6は、座本体5の座下部27の側方に側部フレーム7を有している。図14(a)の側部フレーム7は座下部27の左右両外側に設けられた一対の左右フレーム10,11を有しており、座駆動手段8は左駆動手段8aと右駆動手段8bとを有している。そして、左右駆動手段8a,8bはそれぞれ左右フレーム10,11と座下部27の側面27bとの間に介在している。左駆動手段8aと右駆動手段8bは空気の給排によって膨縮するエアセルとされている。また、フレーム6は、左右フレーム10,11と一体とされている下フレーム15を有しており、下フレーム15の上面と座下部27の下面との間に、図2で示したものと同様の回転支持部9が介在している。
このように構成された座構造によれば、フレーム6内に座駆動手段8及び座本体5を収容した構成とでき、薄型化及び座面5a方向のコンパクト化が図れる。さらにエアセル8a,8bが側方及び上方から側部フレーム7及び座上部26によって覆われて隠された構造となるため、見た目において煩雑さがなくなり、平盤状の座部1を構成することができる。
さらに、座上部26の下面が側部フレーム7の上面よりも上に位置しているため、座上部26の側面と側部フレーム7との間に使用者が挟まれてしまうことを防止できる。
なお、この実施の形態において、側部フレーム7は、前記左右フレーム10,11ではなくまたは前記左右フレーム10,11と共に、座下部27の前後両外側に一対の前後フレーム(図示せず)を設けてもよい。この場合、座駆動手段8は前駆動手段と後駆動手段とを有している。また、下フレーム15を、図2と同様に(図示しないが)第一下部材と、これに対して傾斜自在とされている第二支持部材とから構成し、両者の間に設けられ第一下部材に対して第二下部材を傾斜させる動作を行う傾斜駆動手段(エアセル)をさらに備えた構造としてもよい。さらに、フレーム6が座本体5を支持している支持構造を、図12に示したものと同様に、フレーム6と座本体5との間に介在し座本体5を浮動状態で支持している複数のバネ部材(図示せず)としてもよい。
図14(b)は図14(a)の座構造の変形例を示す概略図である。この座構造は、座本体5の座下部27、フレーム6の側部フレーム7及び座本体5をフレーム6上で支持している支持構造(回転支持部9)の形態について図14(a)と異なるが、その他の構造については同じとされている。すなわち、図14(b)の座構造は、側部フレーム7における座面5aに平行な方向の寸法(厚さ寸法)が大きくされ、座下部27におけるその寸法が小さくされている。したがって、側部フレーム7の上面に座面5aに平行な平面部28が形成されている構造である。各平面部28上には、回転支持部9が有している複数の玉や複数のローラなどの転がり部材の少なくとも一つが存在している。これによれば、座本体5はその側縁部の下面についても回転支持部9が介在してフレーム6に支持されるため、座本体5はふらつきが抑えられ安定する。
図15は本発明の座構造のさらに別の実施の形態を示す概略図である。この座構造は、図1と図2に示した座構造と同様に、上面が使用者を着座させる座面5aとされている座本体5と、この座本体5を移動自在に支持しているフレーム6と、座本体5をフレーム6に対して移動させる座駆動手段8とを備えている。この実施の形態におけるフレーム6は矩形平盤状とされ、また、座本体5についても矩形平盤状とされており、フレーム6は座本体5よりも輪郭を大きくすべく形成された側縁部35を有している。そして、フレーム6の上面と座本体5の下面との間に、図2で示したものと同様の回転支持部9が介在している。
フレーム6の側縁部35は、当該フレーム6の左右両側に一対設けられており、平面視において、これら左右の側縁部35が座本体5の左右両端面から突出している。そして、座駆動手段8は、左駆動手段8aと右駆動手段8bとを有しており、左右駆動手段8a,8bはそれぞれ左右の側縁部35,35と座本体5の左右側面5bとの間に介在している。
座駆動手段8はフレーム6の前記側縁部35上に取り付けられており、座本体5に向かって動作することによって座本体5を移動させることができる。
具体的に説明すると、左右駆動手段8a,8bのそれぞれは空気の給排によって膨縮する空気袋を複数有し、これら空気袋が積み重ねられて構成された扇形のエアセルとされている。エアセル8a,8bのそれぞれは、その扇形中心部がフレーム6上に設けられており(固定されており)、左右のエアセル8a,8bのうちの一方、例えば左のエアセル8aに空気が供給されることで、そのエアセル8aが扇形の中心角度が大きくなる方向に広がって上方へ立ち上がり、座本体5の側面5bに向かって押圧動作する。これに伴い、他方のエアセル8bが収縮することによって、座本体5は左右方向の右方向に移動することができる。
このように構成された座構造によれば、フレーム6上に座駆動手段8及び座本体5を載せた構成とでき、薄型化及び座面5a方向のコンパクト化が図れる。
なお、この実施の形態において、側縁部35は、フレーム6の左右側ではなくまたは前記左右の側縁部35と共に、フレームの前後側に一対の前後側縁部(図示せず)を設けてもよい。この場合、座駆動手段8は前駆動手段と後駆動手段とを有している。また、フレーム6を、図2と同様に(図示しないが)第一下部材と、これに対して傾斜自在とされている第二支持部材とから構成し、両者の間に設けられ第一下部材に対して第二下部材を傾斜させる動作を行う傾斜駆動手段(エアセル)をさらに備えた構造としてもよい。さらに、フレーム6が座本体5を支持している支持構造を、図12に示したものと同様に、フレーム6と座本体5との間に介在し座本体5を浮動状態で支持している複数のバネ部材(図示せず)としてもよい。
そして、図11、図12、図13、図14及び図15に示した座構造を有する座部1を椅子に採用することができ、図7と同様の構成を得ることができる。
また、本発明の座構造及びこれを座として用いた椅子型マッサージ機は、図示する形態に限らずこの発明の範囲内において他の形態のものであってもよく、フレーム6が有している側部フレーム7の形態を変更することができる。つまり、図1のフレーム6は、側部フレーム7として前後左右のそれぞれに鉛直方向に立設されたフレーム部材を有しているが、これに限らず図10に示したように一対の左右フレーム10,11を設けたものや、図示しないが前後左右のいずれか一箇所のみとすることができる。そして、この立設されたフレーム部材に対応させてエアセルなどによる座駆動手段8を設ければよい。
また、座駆動手段8と傾斜駆動手段18をエアセルとして説明したが、このエアセルの数、形状、取り付け位置は変更自在であり、またエアセルの場合、ブローエアセル、布のエアセル又は蛇腹状のエアセルとすることができる。
さらに、座駆動手段8と傾斜駆動手段18はエアセル以外であってもよく、図示しないが、モータによって伸縮するアクチュエータや、これを用いたパラレルリンクによるものとすることができる。
さらに、本発明の座構造を備えた他の椅子としては、音楽を流すことができる音響装置を椅子に備えさせ、その音楽に同調させて、本発明の座構造によって座本体5を移動させてもよい。又は、本発明の座構造を備えた椅子に映像入力のためのインターフェースを設け、映像機器に映し出される映像に応じて(同調させて)この椅子を連動させるように構成してもよい。これにより、施療とは別の効果として音楽や映像と共に使用者に対して臨場感を与える椅子を得ることができる。
また、本発明の座構造において、座本体5を座駆動手段8によって移動させるための制御指令は、座部1(椅子)が備えている制御手段によって自動的に行われてもよく、または、座部1が備えて使用者が操作するジョイスティックなどの操作手段に基づいて行われてもよい。
本発明の座構造の実施の一形態を示す平面図である。 図1のA−A線における断面図である。 座本体を左方向へ移動させた状態にある座構造の平面図である。 座本体を左方向へ移動させた状態にある座構造の断面図である。 座本体を左前方へ斜めに移動させた状態にある座構造の平面図である。 座本体を左下がりに傾斜させた状態にある座構造の断面図である。 本発明の椅子の実施の一形態を示す側面図である。 背もたれ部を起立させた状態にある椅子型マッサージ機の内部構造を示している側面図である。 背もたれ部を傾倒させた状態にある椅子型マッサージ機の内部構造を示している側面図である。 椅子型マッサージ機の座部と脚載せ部及び着座する使用者の概略を示している説明図である。 本発明の座構造の他の実施の形態を示す概略図であり、この座構造が椅子型マッサージ機に搭載された状態の正面図である。 図1と図2の座構造の変形例であり、この座構造が椅子型マッサージ機に搭載された状態の正面図である。 図11に示した座構造の変形例である。 本発明の座構造の別の実施の形態を示す概略図である。 本発明の座構造のさらに別の実施の形態を示す概略図である。 背もたれ部の断面図である。 背もたれ部を傾倒させた状態にある椅子型マッサージ機の内部構造を示している側面図である。 椅子型マッサージ機を上部(ヘッドレスト)側から見た図である。
符号の説明
1 座部
2 背もたれ部
3 脚載せ部
4 マッサージ手段
5 座本体
5a 座面
5b 側面
6 フレーム
7 側部フレーム
8 座駆動手段
8a 左駆動手段
8b 右駆動手段
8c 前駆動手段
8d 後駆動手段
9 回転支持部
10 左フレーム
11 右フレーム
12 前フレーム
13 後フレーム
14 バネ部材
15 下フレーム
16 第一下部材
17 第二下部材
18 傾斜駆動手段
19 保持手段
45 動作手段

Claims (8)

  1. 上面が使用者を着座させる座面とされている座本体と、
    この座本体の少なくとも一部の側方に側部フレームを有しているとともに当該座本体を移動自在に支持しているフレームと、
    前記側部フレームと前記座本体との間に介在し当該座本体を前記フレームに対して移動させる座駆動手段と、
    を備えていることを特徴とする座構造。
  2. 上面が使用者を着座させる座面とされている座本体と、
    この座本体の側方に側部フレームを有しているとともに当該座本体を移動自在に支持しているフレームと、
    前記側部フレームと前記座本体上の使用者との間に介在し使用者を押圧することによって当該座本体を前記フレームに対して移動させる座駆動手段と、
    を備えていることを特徴とする座構造。
  3. 前記側部フレームは、前記座本体の左右側に一対及び/又は前後側に一対それぞれ設けられ、
    前記座駆動手段は、一対の前記側部フレームのそれぞれの前記座本体側に設けられ、前記座本体を左右方向及び/又は前後方向に移動させる駆動手段を有している請求項1又は2に記載の座構造。
  4. 前記座駆動手段は、空気の給排によって前記側部フレームと前記座本体側との間で膨縮するエアセルとされている請求項3に記載の座構造。
  5. 座部と、この座部の後端部から立設された背もたれ部と、この座部の前端部に設けられた脚載せ部と、を備え、
    前記座部が請求項1〜4のいずれか一項に記載の座構造とされていることを特徴とする椅子。
  6. 前記脚載せ部は使用者の脚を保持する保持手段を有し、
    この保持手段が使用者の脚を保持した状態で前記座部が備えている前記座本体を前記座駆動手段によって左右方向に移動させる制御手段を更に備えている請求項5に記載の椅子。
  7. 前記制御手段は、脚が前記保持手段によって保持された使用者の下半身を伸張させるべく、前記座駆動手段によって前記座本体を後方に移動させ、又は、前記座部に対して接近又は離反する方向へ駆動可能とされた前記脚載せ部を前記座部から離反する方向へ移動させる請求項6に記載の椅子。
  8. 前記背もたれ部は、背もたれ面の左側部と右側部を前方へ突出させることができる動作手段を備えており、
    前記座部が備えている前記座本体を前記座駆動手段によって移動させる際に前記背もたれ面の左側部又は右側部を突出させるように、前記動作手段を動作させる制御手段を更に備えている請求項5〜7のいずれか一項に記載の椅子。
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