JP4355565B2 - 椅子の背もたれ - Google Patents

椅子の背もたれ Download PDF

Info

Publication number
JP4355565B2
JP4355565B2 JP2003406851A JP2003406851A JP4355565B2 JP 4355565 B2 JP4355565 B2 JP 4355565B2 JP 2003406851 A JP2003406851 A JP 2003406851A JP 2003406851 A JP2003406851 A JP 2003406851A JP 4355565 B2 JP4355565 B2 JP 4355565B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner shell
skin material
shell
cushion material
rear surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003406851A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005160896A (ja
Inventor
信昭 那須
まさき 海藤
浩 益永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okamura Corp
Original Assignee
Okamura Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okamura Corp filed Critical Okamura Corp
Priority to JP2003406851A priority Critical patent/JP4355565B2/ja
Publication of JP2005160896A publication Critical patent/JP2005160896A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4355565B2 publication Critical patent/JP4355565B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

本発明は、椅子の背もたれの構造に関する。
従来の椅子の背もたれには、インナーシェル(中シェル)の前面にクッション材を取付け、該クッション材を表皮材で覆い、インナーシェルの後面にアウターシェル(外シェル)を取付けたものがある(例えば、特許文献1参照)。
実公平7−21154号公報
しかし、上述のような従来のものは、クッション材の後面全体がインナーシェルおよびアウターシェルにより覆われているので、背もたれの側端および上端が固い印象を与え、高級感に欠けるとともに、側端に当たったときの感触がよくない等の問題がある。
また、表皮材の周縁部に挿通部を形成し、その挿通部に挿通した締付紐条をインナーシェルの裏面において引き締めることにより、表皮材の周縁部をすぼめるようにする場合、締付紐条やそれによって引き締められた表皮材の周縁部が嵩張り、インナーシェルとアウターシェルとの間の間隙内に収まらなくなったり、それらがアウターシェルの外側に露呈して、見苦しくなったりするおそれがある。
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、クッション材およびそれを覆う表皮材がインナーシェルおよびアウターシェルの外側に突出するようにすることにより、外周部にソフトな感じを与え、高級感を出させることができるとともに、美麗な外観を呈することができ、しかも構造が簡単で容易に組み付けできるようにした椅子の背もたれを提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 裏面にアウターシェルの前面を当接させるようにした当接部の外周部に前方に向かって凹入する段部を設け、この段部の外側に、該段部よりさらに前方に凹入するとともに、最外周縁に後方を向く折り返し部が設けられた第2段部を設けた上下方向を向くインナーシェルの前面に、該インナーシェルより外形が大きいクッション材を、周縁部が前記第2段部の後方に外側から回り込むようにして取付け、該クッション材を表皮材で覆うとともに、クッション材がインナーシェルの外周縁より外方に突出するようにして、表皮材の周縁部を前記インナーシェルの裏面の段部に巻き込んで取付け、前記インナーシェルの裏面に、クッション材の外形より小さいアウターシェルを、その前面が前記当接部の裏面に当接するようにして取付け、前記インナーシェルの段部とアウターシェルの外周縁部との間に形成された間隙内に、表皮材の周縁部を収容する。
(2) 上記(1)項において、表皮材の周縁部に形成した挿通部に締付紐条を挿通し、インナーシェルの裏面における段部内で前記締付紐条を引き締めて、表皮材の周縁部をすぼめるようにする。
(3) 上記(1)または(2)項において、インナーシェルの後面の幅方向中央部に、背もたれ杆が嵌まる凹部を形成する。
本発明によると、次のような効果を奏することができる。
(a)請求項1記載の発明によると、クッション材およびそれを覆う表皮材がインナーシェルおよびアウターシェルの外側に突出するようにしたので、背もたれの側面に当接するものに対する衝撃を緩和できるとともに、外周部にソフトな感じを与え、高級感を出させることができる。
また、インナーシェルの外周部に前方に向かって凹入する段部を設け、この段部とアウターシェルの外周部との間に表皮材の周縁部を収容するようにしたので、表皮材の周縁部が嵩張っても見苦しくなることがなく、美麗な外観を保つことができ、しかも構造が簡単で容易に組み付けることができる。
さらに、インナーシェルにおける段部より内側の当接部の裏面にアウターシェルの前面を当接させて、アウターシェルをインナーシェルに取り付けたので、アウターシェルをがたつき等が生じることなく、強固にかつ確実にインナーシェルに取り付けることができる。
しかも、インナーシェルにおける第2段部の後方にクッション材が外側から回り込むようにしたことにより、インナーシェルの外周縁からのクッション材の剥離が防止されるとともに、第2段部がクッション材(2)の側端部の中央寄りに位置し、クッション材の側端部の芯材となって、クッション材の側端部の腰折れを防止することができる。
(b)請求項2記載の発明によると、インナーシェルの裏面側で、表皮材の周縁部に取付けた締付紐条を引き締めることにより、表皮材の周縁部をすぼめるようにしたので、表皮材に張りを持たせることができ、しかも、締付紐条やそれによって引き締められた表皮材の周縁部が嵩張ったとしても、それらを段部とアウターシェルの外周部との間に収容することができるので、それらがアウターシェルの外側に露呈して、見苦しくなったりすることがない。
(c)請求項記載の発明によると、インナーシェルの後面の幅方向中央部に、背もたれ杆が嵌まる凹部を形成したので、背もたれ杆がインナーシェル内に収まり、薄型の背もたれでも背もたれ杆を厚さ方向に突出することなく取付けることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態である椅子の背もたれの分解斜視図、図2は、同じくアウターシェルを除いた状態の背面斜視図、図3は、同じく、中央横断平面図である。
各図に示すように、椅子の背もたれ(A)は、ほぼ上下方向を向くインナーシェル(1)と、インナーシェル(1)の前面に取付けられたクッション材(2)と、このクッション材(2)の表面を覆う表皮材(3)と、インナーシェル(1)の後面に取付けられたアウターシェル(4)とを備えている。
インナーシェル(1)は、合成樹脂または金属等の硬質材で形成されたもので、中央部にクッション材(2)の方向に突出した突出部(5)が形成され、この突出部(5)の裏側に凹部(6)が形成されている。この凹部(6)の両側および上側には、前外方へ傾斜した周縁部(7)が形成されている。
この周縁部(7)は、アウターシェル(4)が当接する当接部(7a)と、この当接部(7a)の外周縁から前方、すなわちクッション材(2)の方向に凹入する段部(7b)と、さらにこの段部(7b)の外周縁から前方に凹入するとともに、最外周縁に後方を向く折り返し部(7c)が設けられた第2段部(7d)とからなっている。
第2段部(7d)の後方には、クッション材(2)が外側から回り込み、インナーシェル(1)の外周縁からのクッション材(2)の剥離が防止されるとともに、第2段部(7d)がクッション材(2)の側端部の中央寄りに位置し、クッション材(2)の側端部の芯材となって、クッション材(2)の側端部の腰折れを防止しうるようになっている。
クッション材(2)は、インナーシェル(1)の前部から、前述のように第2段部(7d)の外側から後方に巻き込むように一体成形された発泡体からなるものである。このクッション材(2)は、インナーシェル(1)およびアウターシェル(4)の外周縁よりさらに外周方向に突出する突出部分(2a)が形成されており、この突出部分(2a)で他物との衝突時の衝撃を緩和することができるようになっている。
表皮材(3)はクッション材(2)の表面を覆うように取付けられている。表皮材(3)の周縁部(3a)は、インナーシェル(1)における段部(7b)の後面に沿うように折り返されている。
この周縁部(3a)の先端には袋状の挿通部(8)が形成されており、この挿通部(8)には可撓性の締付紐条(9)が挿通されている。そして、締付紐条(9)の両端部を引張って緊張させることにより、表皮材(3)の周縁部(3a)がインナーシェル(1)における段部(7b)の後面に沿うようにしてすぼめられる。これにより、表皮材(3)はクッション材(2)の表面で張りつめられた状態となる。
椅子の脚柱(図示せず)の上部に取付けられる背もたれ杆(10)は、インナーシェル(1)の凹部(6)内に嵌合され、かつ背もたれ杆(10)の中間連結板(11)に穿設された取付孔(12)(図1参照)に挿通させた止めねじ(13)をもってインナーシェル(1)の後面に固定されている。
アウターシェル(4)は、インナーシェル(1)の当接部(7a)の後面に当接し、かつ前面に形成された複数の係止片(14)をインナーシェル(1)の後面の係合部(図示せず)に係合させることにより、インナーシェル(1)の後面に強固に取付けられている。このアウターシェル(4)は、クッション材(2)の外形より小さく、かつインナーシェル(1)と同一かまたは若干広い形状であって、インナーシェル(1)の全体を覆い、段部(7b)との間に隙間(15)が形成されるようになっている。表皮材(3)の周縁部(3a)は、この隙間(15)に収容されている。
これにより、表皮材(3)の周縁部(3a)はアウターシェル(4)で覆われて外から見えることがなくなり、美観に優れた椅子となる。
なお、上記実施形態では、締付紐条(9)で表皮材(3)の周縁部(3a)をすぼめる例を示したが、締付紐条を使用しない場合にも適用可能である。
本発明の一実施形態を前側方より見た分解斜視図である。 同じく、背もたれ杆を取り付けたインナーシェルを後側方より見た斜視図である。 同じく、中央横断平面図である。
(A)背もたれ
(1)インナーシェル
(2)クッション材
(2a)突出部分
(3)表皮材
(3a)周縁部
(4)アウターシェル
(5)突出部
(6)凹部
(7)周縁部
(7a)当接部
(7b) 段部
(7c)折り返し部
(7d)第2段部
(8)挿通部
(9)締付紐条
(10)背もたれ杆
(11)中間連結板
(12)取付孔
(13)止めねじ
(14)係止片
(15)隙間

Claims (3)

  1. 裏面にアウターシェルの前面を当接させるようにした当接部の外周部に前方に向かって凹入する段部を設け、この段部の外側に、該段部よりさらに前方に凹入するとともに、最外周縁に後方を向く折り返し部が設けられた第2段部を設けた上下方向を向くインナーシェルの前面に、該インナーシェルより外形が大きいクッション材を、周縁部が前記第2段部の後方に外側から回り込むようにして取付け、該クッション材を表皮材で覆うとともに、クッション材がインナーシェルの外周縁より外方に突出するようにして、表皮材の周縁部を前記インナーシェルの裏面の段部に巻き込んで取付け、前記インナーシェルの裏面に、クッション材の外形より小さいアウターシェルを、その前面が前記当接部の裏面に当接するようにして取付け、前記インナーシェルの段部とアウターシェルの外周縁部との間に形成された間隙内に、表皮材の周縁部を収容したことを特徴とする椅子の背もたれ。
  2. 表皮材の周縁部に形成した挿通部に締付紐条を挿通し、インナーシェルの裏面における段部内で前記締付紐条を引き締めて、表皮材の周縁部をすぼめるようにしたことを特徴とする請求項1記載の椅子の背もたれ。
  3. インナーシェルの後面の幅方向中央部に、背もたれ杆が嵌まる凹部を形成したことを特徴とする請求項請求項1または2に記載の椅子の背もたれ用シート。
JP2003406851A 2003-12-05 2003-12-05 椅子の背もたれ Expired - Fee Related JP4355565B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003406851A JP4355565B2 (ja) 2003-12-05 2003-12-05 椅子の背もたれ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003406851A JP4355565B2 (ja) 2003-12-05 2003-12-05 椅子の背もたれ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005160896A JP2005160896A (ja) 2005-06-23
JP4355565B2 true JP4355565B2 (ja) 2009-11-04

Family

ID=34729070

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003406851A Expired - Fee Related JP4355565B2 (ja) 2003-12-05 2003-12-05 椅子の背もたれ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4355565B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010094448A (ja) * 2008-10-20 2010-04-30 Takano Co Ltd 椅子のクッション構造体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005160896A (ja) 2005-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6550866B1 (en) Chair backrest with ventilating function
JP5562023B2 (ja) 椅子
JP4355565B2 (ja) 椅子の背もたれ
JP4497629B2 (ja) 座あるいは背凭れ等の椅子の構造物
JP4238081B2 (ja) 椅子の座構造
WO2012105390A1 (ja) 椅子用張材の張設構造
JP5513152B2 (ja) 椅子用張材の張設構造
JPH06304351A (ja) シート
JP4731753B2 (ja) 椅子における張り材の取付構造
JP5050012B2 (ja) 座あるいは背凭れ等の椅子の構造物
KR200250543Y1 (ko) 의자용 등받이
JP6339880B2 (ja) 取付部品の固定構造、バックボード及び車両用シート
JP3296211B2 (ja) 車両シートのシートバック構造
CN213282249U (zh) 一种椅背装饰件的连接结构
JPH032221Y2 (ja)
JP4003157B2 (ja) チャイルドシート固定構造
JP3579848B2 (ja) 椅子の肘掛け装置
JPH0810090A (ja) 椅子におけるシェル板への背板取付け構造
JPH0342872Y2 (ja)
JP3334458B2 (ja) ヘルメット
JP2000279267A (ja) アームレスト
JP4495364B2 (ja) 戸当り
USD418178S (en) Stuffed toy with seat belt
JP3512356B2 (ja) チャイルドシート装着用車両用シートの構造
JPH0810088A (ja) 椅 子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090421

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090619

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090728

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090803

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120807

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120807

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130807

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees