JP4353907B2 - 携帯型電子機器 - Google Patents

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本発明は、携帯可能な携帯型電子機器及びそのような携帯型電子機器を用いた機器制御システムに関する。
腕情報機器と、腕情報機器との通信を行うための通信アダプタを備えた携帯電話とから構成される機器制御システムにおいて、携帯電話への着呼及び着メールを腕情報機器に送信し、腕情報機器からのオンフック及びオフフックの指令を携帯電話に送信することができるシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、上記システムでは、腕情報機器に傾斜センサを設けて、腕情報機器を傾斜させることによってオンフック及びオフフックの指令を検出すること記載されている。
特開2004−201081(第1図)
しかしながら、腕情報機器を装着している使用者が、オンフックやオフフック等の指令を行う意思が全くないにもかかわらず、腕情報機器が、使用者の生活動作の動きにともなう腕の傾斜を検出して、意図しない指令が行われてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記課題を解決し、意図しないモーションコマンドの発生を防止することができる携帯型電子機器、及びそのような携帯型電子機器を用いた機器制御システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る携帯型電子機器は、携帯型電子機器の姿勢状態を検出する姿勢検出部と、姿勢検出部の検出結果に基づいて所定の操作指令が行われたことを検出する操作指令検出部と、所定の操作指令に応じた動作を行う有効状態と所定の操作指令に応じた動作を行わない無効状態との2つの状態を有する動作部と、動作部における有効状態から無効状態への切り替えと、無効状態から有効状態への切り替えのうち、少なくともいずれか一方の切り替え制御を行う制御部と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る携帯型電子機器では、制御部は、姿勢検出部の検出結果に基づいて切り替え制御を行うことが好ましい。
また、本発明に係る携帯型電子機器では、制御部は、動作部が無効状態の場合において、姿勢検出部が携帯型電子機器の第1の姿勢状態を検出した場合に、動作部を有効状態に切り替えるように制御を行うことが好ましい。
また、本発明に係る携帯型電子機器では、第1の姿勢状態は、携帯型電子機器が、所定期間同じ姿勢に維持された状態であるように設定すること、複数の異なった姿勢間を所定回数移動された状態であるように設定されること、又は所定期間同じ姿勢に維持された後に、複数の異なった姿勢間を所定回数移動された状態であるように設定されることが好ましい。モーションコマンドを有効とするための動作例を規定したものである。
また、本発明に係る携帯型電子機器では、さらに、外部操作スイッチを有し、制御部は、外部操作スイッチの操作に応じて、切り替え制御を行うことが好ましい。
また、本発明に係る携帯型電子機器では、制御部は、動作部が無効状態の場合において、外部スイッチの操作が行われた場合に、動作部を有効状態に切り替えるように制御を行うことが好ましい。
また、本発明に係る携帯型電子機器では、制御部は、動作部が有効状態の場合において、外部スイッチの操作が行われた場合に、動作部を無効状態に切り替えるように制御を行うことが好ましい。
また、本発明に係る携帯型電子機器では、さらに、動作部が、有効状態又は無効状態にあることを表示する動作状態表示部を有することが好ましい。
また、本発明に係る携帯型電子機器では、さらに、所定の操作指令に応じた指示データを生成する指示データ生成部を有し、動作部は、指示データを送信する送信部を含むことが好ましい。
また、本発明に係る携帯型電子機器では、動作部が前記有効状態の場合において、姿勢検出部が第2の姿勢状態を検出することにより、操作指令検出部が第2の姿勢状態に応じた所定の操作指令が行われたことを検出し、指示持データ生成部が、第2の姿勢状態に応じた所定の操作指令に基づいて指示データを生成するとともに、送信部が該指示データを送信することが好ましい。
また、本発明に係る携帯型電子機器では、動作部は、所定の操作指令に応じた表示を行う表示部を含むことが好ましい。
また、本発明に係る携帯型電子機器では、制御部は、動作部が有効状態の場合において、姿勢検出部が第3の姿勢状態を検出した場合、動作部を無効状態に切り替えるように制御を行うことが好ましい。
上記課題を解決するために、本発明に係る機器制御システムは、
姿勢状態を検出する姿勢検出部、姿勢検出部の検出結果に基づいて所定の操作指令が行われたことを検出する操作指令検出部、所定の操作指令に応じた指示データを生成する指示データ生成部、指示データを送信する送信状態と送信しない非送信状態との2つの状態を有する送信部、及び送信部における送信状態から非送信状態への切り替えと、非送信状態から送信状態への切り替えとのうち、少なくともいずれか一方の切り替え制御を行う制御部を含む携帯型電子機器と、
指示データを受信する受信部、及び指示データに応じた動作を行う機器動作部を含む被制御機器と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る携帯型電子機器では、携帯電話への着呼又は着メールに応じた着呼情報又は着メール情報を受信するための受信部と、着呼情報又は着メール情報を表示するための表示部とをさらに有し、受信部が、表示部に、動作部が有効状態又は無効状態にあるかを表示させることが好ましい。携帯電話からの着呼情報又は着メール情報と、モーションコマンドが有効となったことを表示できるように構成した。
また、本発明に係る携帯型電子機器では、携帯電話への着呼又は着メールに応じた着呼情報又は着メール情報を受信するための受信部と、着呼情報又は着メール情報の受信に応じて、バイブレーションを発生する振動発生部又はアラームを出力する出力部とをさらに有することが好ましい。携帯電話からの着呼情報又は着メール情報を受信した場合に、バイブレーション又はアラームを発生できるように構成した。
また、本発明に係る携帯型電子機器では、送信部から送信される指示データは、携帯電話への、保留指示データ、通話指示データ又は着信拒否データであることが好ましい。
また、本発明に係る携帯型電子機器では、第2の姿勢状態に基づく指示データは、メール内容表示指示データ、スクロール指示データ又は簡易返信送信指示データであることが好ましい。
また、本発明に係る携帯型電子機器では、人体の所定の部位に携帯型電子機器を装着する装着部をさらに有することが好ましい。
本発明によれば、姿勢検出部の検出結果に基づいて所定の操作指令が行われたことを検出する操作指令検出部を有し、動作部が、所定の操作指令に応じた動作を行う有効状態と、所定の操作指令に応じた動作を行わない無効状態との2つの状態を有し、動作部における有効状態から無効状態への切り替えと、無効状態から有効状態への切り替えのうち、少なくともいずれか一方の切り替え制御を行う制御部を設けたため、意図しないモーションコマンドの発生を防止することができる。
また、モーションコマンドを実行可能に動かすことができる人体の部位に装着して使用する装着型の電子機器の場合は、常にその部位に装着された状態で使用するため、装着せずに使用する携帯型電子機器に比べて、無意識でコマンドに応じた動きを行うことにより、意図しないモーションコマンドが発生しやすい。したがって、モーションコマンドを有効な状態と無効な状態とに切り替えることは、携帯型電子機器全般で有効であるが、特に装着型の電子機器の場合に有効である。
以下図面を参照して、本発明に係る携帯型電子機器及び携帯型電子機器を用いた機器制御システムについて説明する。
図1に、本発明に係る機器制御システム10の概略構成を示す。
携帯電話100(被制御機器)は、第1アンテナ120、第1無線部122及び第1変調処理部124を有しており、第1アンテナを介して、インターネット、公衆回線網、携帯電話交換網及び携帯電話交換網の基地局を通じて、他の携帯電話及び固定電話との間で通話を行え且つメールサーバとの間で電子メールの交換を行えるように構成されている。
また、携帯電話100は、第2アンテナ130、第2無線部132、及び第2変調処理部134を有しており、第2アンテナを介して、後述する携帯型電子機器200との間でBluetooth方式による短距離無線通信を行えるように構成されている。なお、短距離無線通信としては、スペクトラム拡散方式による微弱電波や、IrDA仕様に基いた赤外線方式を用いることもできる。
さらに、携帯電話100は、CPU等を含んで構成される第1制御部110、RAM140、ROM142、マイク144、各種ボタン等を含んで構成される操作部146、液晶ディスプレイ等を含んで構成される表示部148及びスピーカ150等を有している。第1制御部110は、ROM142に予め記憶されているプログラムに従い、携帯電話100の各要素の制御及び各種処理を行い、処理中に生じるデータを一時的に保存するためにRAM140を利用する。
携帯型電子機器200は、ユーザの腕に装着可能な腕時計形状に構成されている。
また、携帯型電子機器200は、第3アンテナ220、第3無線部222、及び第3変調処理部224を有しており、第3アンテナを介して、携帯電話100との間でBluetooth方式による短距離無線通信を行えるように構成されている。ここで、携帯電話100からデータを受信する場合には、第3無線部222は第3アンテナ220より受信した変調波に周波数変換処理等を施して受信変調波として第3変調処理部224へ出力し、第3変調処理部224は受信変調波に復調処理を施して得られたデータを後述する制御部210へ出力する。携帯電話100へデータを送信する場合には、制御部210から入力されたデータに変調処理を施して送信変調波を作成して第3無線部222へ出力し、第3無線部222は送信変調波を無線周波数に変換して第3アンテナ220から送信する。
さらに、携帯型電子機器200は、CPU等を含んで構成される第2制御部210、RAM240、ROM242、バイブレータを含んで構成される振動発生部244、日時及び時刻調整用や発呼指示用の各種ボタン等を含んで構成される操作部246、日時及び時刻表示等のための液晶ディスプレイ等を含んで構成される表示部248、アラーム音等を出力するための及びスピーカ250、ユーザによる携帯型電子機器200の動作を検出するための傾斜センサ260、日時及び時刻表示のための表示データを作成する計時部270等を有している。第2制御部210は、ROM242に予め記憶されているプログラムに従い、携帯型電子機器200の各要素の制御及び各種処理を行い、処理中に生じるデータを一時的に保存するためにRAM240を利用する。
図2に傾斜センサ260の一例を示す。
図2(a)は傾斜センサ260の断面図であり、図2(b)は傾斜センサ260の電極部分を上面側から見た図である。図に示すように、傾斜センサ260は、基板261に設けられた第1電極262、第2電極263、第3電極264、第4電極265、導電性の接点ボール266、接点ボール受け267及びスルーホール269によって位置決めされた接点ボール押え268等を有している。接点ボール266は、接点ボール受け267及び接点ボール押え268によって基板261に設けられた開口部の中のみで移動できるように移動を制限されている。
傾斜センサ260を傾斜させると、接点ボール266が開口部の周囲に配置した第1電極〜第4電極の何れかに当接し、接点ボール266が載っている接点ボール受けをGNDとして電流が流れ、接点ボール266がどの電極と当接しているかを検知できるように構成されている。また、接点ボール受け267は円錐形状に構成されており、傾斜センサ260が水平状態の時には、接点ボール266は接点ボール受け267の円錐のくぼみに位置し、何れの電極とも当接しないように構成されている。この時、いずれの電極にも電流が流れない。このように、傾斜センサ260は、4つの電極に流れる電流を用いて、傾斜センサが水平状態であるか、四方の何れに傾いているかを検出することができる。
第2制御部210は、傾斜センサ260の出力に基づいて、携帯型電子機器200を所定の姿勢状態とすることによって携帯型電子機器200や携帯電話100の動作を制御するための操作指令であるモーションコマンド(以下MCとする)を検出する。また、第2制御部210は、MCを検出すると、検出したMCの種類に応じて、携帯型電子機器200の動作部である表示部248や第3変調処理部224及び第3無線部222などの動作を制御するための指示や、第3無線部222を介して、携帯電話100の動作を制御するための指示を生成する。すなわち、第2制御部210は、所定の操作指令を検出する操作指令検出部と、所定の操作指令に応じた指示データを生成する指示データ生成部として機能する。
即ちモーションコマンドとは、傾斜センサ260の出力に基づいて、携帯電話100や携帯型電子機器200に所定の動作(保留、簡易返信、スクロールなど)を行わせる操作指令(使用者の操作目的の視点で見た操作指令)をいう。また指示データとは、各モーションコマンドを実行するために、検出されたモーションコマンドの種類に応じて、携帯型電子機器200の各動作部や携帯電話100に対して具体的な動作を実行させるための指示をいう。
図3に、携帯電話100と携帯型電子機器200とから構成される機器制御システムの連携動作の一例を示す。
例えば、携帯電話100は待ち受け状態でユーザの鞄等にしまわれており、携帯型電子機器200がユーザの腕に装着されているものとする。携帯電話100は、着呼又はメール着信があった場合、着呼情報又は着メール情報を携帯型電子機器200へ送信し、携帯型電子機器200では着呼情報又は着メール情報の受信に対して、後述するモーションコマンドを利用して携帯電話100への指示を送信し、携帯電話100では携帯型電子機器200からの指示を実行する。このような連携動作を繰り返すことによって、ユーザは、指先を使わずに、鞄等の中にある携帯電話100に適切な指示を与えることができる。
最初、携帯電話100は電源がONされた待ち受け状態に維持されており(S300)、携帯型電子機器200も電源がONされ且つ表示部の電源をOFF、及びCPUを省電力モードとした省電力モード状態に維持されている(S310)。
第1制御部110は、携帯電話100が着呼又はメールの着信を受けると(S301)、着呼情報又は着メール情報を携帯型電子機器200へ送信する(S302)。
第2制御部210は、携帯電話100から携帯型電子機器200が着呼情報又は着メール情報を受信すると(S311)、省電力モードから通常モードへ移行させ(S312)、表示部248に携帯電話への着呼又はメール着信があった旨を表示させ、振動発生部244を動作させてバイブレーションを発生させ、スピーカ250からアラーム音を出力させるように制御する(S313)。
次に、第2制御部210は、ユーザがMCを有効にさせる動作(以下「MC有効動作」と言う)を行ったことを検出した場合には(S314)、さらに、MCを検出して携帯電話への指示を特定し(S315)、携帯電話100へ指示を送信する(S316)。このMC有効動作も携帯型電子機器200を第1の姿勢状態とすることによって携帯型電子機器200の動作を制御するMCである。その後、第2制御部210は、携帯型電子機器200を省電力モードへ移行させる(S317)。このMC有効動作を行うための具体的な姿勢状態、第3の姿勢状態とすることによって行われるMC無効動作、及び第1、第3とは異なる第2の姿勢状態とすることによって行われる、MC有効動作、MC無効動作以外の各MCについては後述する。
第1制御部110は、携帯型電子機器200からの指示を受信すると(S303)、指示に応じて携帯電話100の各要素の制御及び/又は処理を行う(S304)。
図4に、携帯電話100における制御フローの一例を示す。
図4に示す制御フローは、主に第1制御部110がROM140に予め記憶されているプログラムに従って実行する。
最初に、ユーザによって電源がONされると(S401)、対応する携帯型電子機器200とのリンク処理を行う(S402)。リンク処理によって、携帯電話100へ着呼及びメールの着信があった場合のデータの送信やモーションコマンドによる指示の受信等が、対応する携帯型電子機器200との間で行えるようになる。
次に、携帯電話100への着呼があるか否かが判断され(S403)、着呼があった場合、第1制御部110は、携帯型電子機器200へ着呼があった旨の着呼情報を送信する(S404)。なお、着呼情報には、着呼があった旨以外に、発呼先の登録名称、電話番号及び着呼時間等のデータも併せて送信することが可能である。
次に、携帯型電子機器200からの回線保留指示を受信したか否かが判断され(S405)、回線保留指示を受信した場合、第1制御部110は、回線留保用の音声案内や音楽を発呼側へ送信する回線保留制御を行う(S406)。その後、第1制御部110は、操作部146の所定操作によってONフックがなされたか否かを判断し(S407)、ONフックされた場合、回線切断制御を行って(S413)、S403へ戻る。
回線保留指示が無かった場合、携帯型電子機器200からの通話指示を受信したか否かが判断され(S408)、通話指示を受信した場合、第1制御部110は、発呼先との通話を開始できるように制御を行う(S409)。その後、第1制御部110は、操作部146の所定操作によってONフックがなされたか否かを判断し(S410)、ONフックされた場合、回線切断制御を行って(S413)、S403へ戻る。
通話指示が無かった場合、携帯型電子機器200からの着信拒否指示を受信したか否かが判断され(S411)、着信拒否指示を受信した場合、第1制御部110は、発呼先への所定の音声案内を行う着信拒否制御を行い(S412)、回線切断制御を行って(S413)、S403へ戻る。
着信拒否指示が無かった場合、携帯型電子機器200からの操作終了指示を受信したか否かが判断され(S414)、操作終了指示を受信した場合、第1制御部110は、S403へ戻る。
また、携帯電話100は、回線保留指示、通話指示、着信拒否指示及び操作終了指示の何れも無かった場合には、S405へ戻って、S405、S408、S411及びS414を繰り返し、携帯型電子機器200からの指示の受信を待つ待機状態となる。
S403で着呼が無かった場合、携帯電話100へのメールの着信があるか否かが判断され(S415)、メールの着信があった場合、第1制御部110は、携帯型電子機器200へ着メール情報を送信する(S416)。なお、着メール情報には、メールを着信した旨、メールの送信元、メールの着信日時及び時間、サブジェクト(件名)、メール本文の内容が含まれる。
次に、携帯型電子機器200からの簡易メール送信指示を受信したか否かが判断され(S417)、簡易メール送信指示を受信した場合、第1制御部110は、予めROM140に保存されている簡易メールを送信先へ発信するメール発信制御を行い(S418)、S403へ戻る。
簡易メール送信指示が無かった場合、携帯型電子機器200からの操作終了指示を受信したか否かが判断され(S419)、操作終了指示を受信した場合、第1制御部110は、S403へ戻る。
また、携帯電話100は、簡易メール送信指示及び操作終了指示の何れも無かった場合には、S417へ戻って、S417及びS419を繰り返し、携帯型電子機器200からの指示の受信を待つ待機状態となる。
さらに、携帯電話100は、着呼もメールの着信も何れも無かった場合には、S403へ戻って、S403及びS415を繰り返す、待ち受け状態となる。
図5に、携帯型電子機器200における制御フローの一例を示す。
図5に示す制御フローは、主に第2制御部210がROM240に予め記憶されているプログラムに従って実行する。
最初に、ユーザによって電源がONされると(S501)、対応する携帯電話100とのリンク処理を行う(S502)。リンク処理によって、携帯電話への着呼及びメールの着信があった場合のデータの受信やモーションコマンドによる指示の送信等が、対応する携帯電話100との間で行えるようになる。
次に、着呼情報が受信されたか否かが判断され(S503)、着呼情報を受信した場合、第2制御部210は、図6に示す着呼処理(S504)を行う。また、メール情報が受信されたか否かが判断され(S505)、着メール情報を受信した場合、第2制御部210は、図7に示す着メール処理(S506)を行う。
着呼情報及び着メール情報の何れも受信しない場合には、省電力モードに携帯型電子機器200を移行させ、S503へ戻り、S503、S505及びS507を繰り返し、携帯電話100からの情報の受信を待つ待機状態となる。
図6に、図5に示した携帯型電子機器200における着呼処理の制御フローの一例を示す。
図6に示す着呼処理の制御フローは、主に第2制御部210がROM240に予め記憶されているプログラムに従って実行する。
最初に、省電力モードから通常のモードに携帯型電子機器200を移行させ(S601)、携帯電話100に着呼があった旨を表示部248に表示し(S602)、振動発生部244からバイブレーションを発生させ且つスピーカ250からアラーム音を出力する(S603)。なお、マナーモード等を設定し、バイブレーションのみ発生させアラーム音を消すようにしても良い。
次に、MC有効動作が行われたか否かの判断を行う(S604)。MCは、後述するように、携帯型電子機器200が所定の姿勢状態を取った場合に発生する指示であることから、ユーザが知らず知らずの内に特定の指示を発生しないように、通常では行なわれないような姿勢状態をMC有効動作として予め登録しておき、MC有効動作を行った場合のみ、MCによる指示を発生するようにした。
図8に、MC有効動作の一例を示す。
図8(a)は、携帯電話100に着呼があり、それが携帯型電子機器200に送信されて表示部248に着呼があったことが表示された状況を示している(図6のS602参照)。図8の例では、第2制御部210は、ユーザが携帯型電子機器200を水平状態にt秒間(例えば、3秒)維持された姿勢状態の場合に、MC有効動作が行われたと判断する(図8(b)参照)。携帯型電子機器200が水平状態に維持されているか等の姿勢状態は、傾斜センサ260によって検出する。図2において説明したように、第2制御部210は、第1〜第4の何れの電極にも接点ボールが当接していない場合、携帯型電子機器200が水平状態であると判断する。MC有効動作が確認された場合、図8(b)に示すように、MCによる指示が有効になったことが表示部248に表示される。
図9に、MC有効動作の他の例を示す。
図9(a)は、携帯電話100に着呼があり、それが携帯型電子機器200に送信されて表示部248に着呼があったことが表示された状況を示している(図6のS602参照)。図9の例では、第2制御部210は、図9(b)に示すように、ユーザが携帯型電子機器200を、上へ向けて水平状態から垂直状態にn回(例えば3回)移動させた姿勢状態の場合に、MC有効動作が行われたと判断する。携帯型電子機器200が上へ向けて水平状態から垂直状態へ移動された等の姿勢状態は、傾斜センサ260によって検出する。MC有効動作が確認された場合、図9(b)に示すように、MCによる指示が有効になったことが表示部248に表示される。
図10に、MC有効動作の更に他の例を示す。
図10(a)は、携帯電話100に着呼があり、それが携帯型電子機器200に送信されて表示部248に着呼があったことが表示された状況を示している(図6のS602参照)。図10の例では、第2制御部210は、図10(b)に示すように、ユーザが携帯型電子機器200を、水平状態にt秒間(例えば、3秒)維持した後、上へ向けて水平状態から垂直状態にn回(例えば3回)移動された姿勢状態の場合に、MC有効動作が行われたと判断する。携帯型電子機器200が、水平状態に維持された等の姿勢状態、及び上へ向けて水平状態から垂直状態へ移動された等の姿勢状態は、傾斜センサ260によって検出する。MC有効動作が確認された場合、図10(b)に示すように、MCによる指示が有効になったことが表示部248に表示される。
図8〜図10を用いて、MC有効動作の3例について説明したが、それらは一例であって、他の動作をMC有効動作としても良い。
図6のS604において、MC有効動作が行われたと判断された場合、第2制御部210は、振動発生部244の動作及びアラーム音の発生を停止する(S605)。
次に、第2制御部210は、所定のタイマをスタートさせ(S606)、保留指示を行うためのMCが行われたか否かの判断を行い(S607)、保留指示の為のMCが確認された場合、保留指示が携帯電話100に送信される(S608)。その後、処理フローは、図5のS503へ戻る(S616)。
図11に、保留指示を行うためのMCの一例を示す。
図11の例では、最初に携帯型電子機器200を上方向の垂直位置に一旦停止させ、その後水平位置まで戻す姿勢状態を取ることによって保留指示を行う。携帯型電子機器200の姿勢状態は傾斜センサ260によって検出され、第2制御部210によって保留指示の為のMCが確認された場合、図11に示すように、携帯電話100への着呼が保留されることが表示部248に表示される。すなわち、第2制御部210は、傾斜センサ260による検出結果に応じてMCを検出するとともに指示データを生成し、表示部248と第3変調処理部224及び第3無線部222がMCに応じた動作(保持指示の確認表示及び保留指示の送信)を行う動作部として機能している。他のモーションコマンドの場合も、第2制御部210がMC検出と指示データの生成を行い、表示部248や第3変調処理部224及び第3無線部222がMCに応じた動作を行う動作部として機能する。
図6のS607において、保留指示の為のMCが確認されなかった場合、次に、第2制御部210は、通話指示を行うためのMCが行われたか否かの判断を行い(S609)、通話指示の為のMCが確認された場合、通話指示が携帯電話100に送信される(S610)。その後、処理フローは、図5のS503へ戻る(S616)。
図12に、通話指示を行うためのMCの一例を示す。
図12の例では、最初に携帯型電子機器200を水平状態に一旦停止させ、その後、腕を左に90°回転させる姿勢状態を取ることによって、通話指示を行う。携帯型電子機器200の姿勢状態は傾斜センサ260によって検出され、第2制御部210によって通話指示の為のMCが確認された場合、図12に示すように、携帯電話100への着呼の送信先との通話が開始されることが表示部248に表示される。
図6のS609において、通話指示の為のMCが確認されなかった場合、次に、第2制御部210は、着信拒否指示を行うためのMCが行われたか否かの判断を行い(S611)、着信拒否指示の為のMCが確認された場合、着信拒否指示が携帯電話100に送信される(S612)。その後、処理フローは、図5のS503へ戻る(S616)。
図13に、着信拒否指示を行うためのMCの一例を示す。
図13の例では、最初に携帯型電子機器200を水平状態に一旦停止させ、その後、腕を右に90°回転させる姿勢状態を取ることによって、着信拒否指示を行う。携帯型電子機器200の姿勢状態は傾斜センサ260によって検出され、第2制御部210によって着信拒否指示の為のMCが確認された場合、図13に示すように、携帯電話100への着呼に対して着信拒否がなされることが表示部248に表示される。
図6のS611において、着信拒否指示の為のMCが確認されなかった場合、次に、第2制御部210は、MCを無効にするための動作(以下「MC無効動作」と言う)が行われたか否かの判断を行い(S613)、MC無効動作が確認された場合、以後のMC動作の確認を中止して、処理フローを図5のS503へ戻す(S616)。このMC無効動作も携帯型電子機器200を第3の姿勢状態とすることによって携帯型電子機器200の動作を制御するMCである。
図14に、MC無効動作の一例を示す。
図14の例では、最初に携帯型電子機器200を水平位置で一旦停止させ、その後下方向の垂直位置で停止させる姿勢状態を取ることによって、MC無効動作を行う。携帯型電子機器200の姿勢状態は傾斜センサ260によって検出され、第2制御部210によってMC無効動作が確認された場合、図14に示すように、MC無効動作が確認されたことが表示部248に表示される。
図6のS613において、MC無効動作が確認されなかった場合、次に、第2制御部210は、操作終了入力が、携帯型電子機器200の操作部246から入力されたか否かの判断を行い、操作終了入力がなされた場合には、処理フローを図5のS503へ戻す。操作終了の入力は、操作部246の予め決められたボタンにより入力され、ユーザが携帯型電子機器200による指示を強制終了させたい場合に利用される。
図6のS614において、操作終了入力が確認されなかった場合、次に、第2制御部210は、S606でスタートしたタイマが所定時間経過(例えば3分)しているか否かの判断を行い、所定時間経過している場合には、処理フローを図5のS503へ戻す(S616)。また、所定時間経過していない場合には、再度S607に戻る。
携帯型電子機器200は、保留指示、通話指示、着信拒否指示、MC無効動作及び操作終了入力の何れも無かった場合には、S607、S609、S611、S613及びS615を、タイマが所定時間経過を計測するまで繰り返し、ユーザによるMC、MC無効動作又は操作終了入力を待つ待機状態となる。ユーザが所定時間経過しても何もしない場合には、携帯型電子機器200による指示の意思無しと判断して処理フローを図5のS503へ戻す(S616)。
このように、着呼処理では、携帯電話100から着呼情報を受信した場合、ユーザが携帯型電子機器200を装着した腕で所定の動作を行うことによって、各種の指示を携帯電話100に対して行うことができる。なお、上記の例では、4つのMC(図11〜図14)によって4種類の指示を行ったが、これらは一例であって、他の動作により前述した指示及び/又は他の指示を行わせることが可能である。
図7に、図5に示した携帯型電子機器200における着メール処理の制御フローの一例を示す。
図7に示す着メール処理の制御フローは、主に第2制御部210がROM240に予め記憶されているプログラムに従って実行する。
最初に、省電力モードから通常のモードに携帯型電子機器200を移行させ(S701)、携帯電話100にメールの着信があった旨を表示部248に表示し(S702)、振動発生部244からバイブレーションを発生させ且つスピーカ250からアラーム音を出力する(S703)。なお、マナーモード等を設定し、バイブレーションのみ発生させアラーム音を消すようにしても良い。
次に、MC有効動作が行われたか否かの判断を行う(S704)。MC有効動作は、図8〜図10に示したものの内の1つを利用することができるが、それらは一例であって、他の動作をMC有効動作としても良い。
図7のS704において、MC有効動作が行われたと判断された場合、第2制御部210は、振動発生部244の動作及びアラーム音の発生を停止する(S705)。
次に、第2制御部210は、所定のタイマをスタートさせ(S706)、メール本文の表示指示を行うためのMCが行われたか否かの判断を行い(S707)、メール表示指示の為のMCが確認された場合、メール内容の表示指示が装着型電子機器200に対して行われる(S708)。その後、処理フローは、S707へ戻る。
図7のS707において、メール内容の表示指示の為のMCが確認されなかった場合、次に、第2制御部210は、メール本文をスクロールするスクロール指示を行うためのMCが行われたか否かの判断を行い(S709)、スクロール指示の為のMCが確認された場合、スクロール指示が携帯電話100に送信される(S710)。その後、処理フローは、S707へ戻る。
図7のS709において、スクロール指示の為のMCが確認されなかった場合、次に、第2制御部210は、簡易返信選択指示を行うためのMCが行われたか否かの判断を行い(S711)、簡易返信選択指示の為のMCが確認された場合、簡易返信選択が選択された旨が表示部248に表示される(S712)。その後、処理フローは、S707へ戻る。
図7のS711において、簡易返信選択指示の為のMCが確認されなかった場合、次に、第2制御部210は、簡易返信送信指示の為のMCが行われたか否かの判断を行い(S713)、簡易返信送信指示の為のMCが確認された場合、簡易メールを送信元へ返信する旨の簡易返信指示を携帯電話100に送信する(S714)。その後、処理フローは、S707へ戻る。ここで、簡易返信選択表示とは、ROM240に予め記憶されている「OK」や「NG」等の簡易的な定型文を選択するための表示である、メール着信時に、メール送信者に対して、とりあえず、「OK」や「NG」等の意思表示を行う際に用いられる。
図7のS713において、簡易返信送信指示の為のMCが確認されなかった場合、次に、第2制御部210は、MC無効動作が行われたか否かの判断を行い(S715)、MC無効動作が確認された場合、以後のMC動作の確認を中止して、処理フローを図5のS503へ戻す(S718)。
図7のS715において、MC無効動作が確認されなかった場合、次に、第2制御部210は、操作終了入力が、携帯型電子機器200の操作部246から入力されたか否かの判断を行い(S716)、操作終了入力がなされた場合には、処理フローを図5のS503へ戻す(S718)。操作終了の入力は、操作部246の予め決められたボタンにより入力され、ユーザが携帯型電子機器200による指示を強制終了させたい場合に利用される。
図7のS716において、操作終了入力が確認されなかった場合、次に、第2制御部210は、S706でスタートしたタイマが所定時間経過(例えば3分)しているか否かの判断を行い(S717)、所定時間経過している場合には、処理フローを図5のS503へ戻す(S718)。また、所定時間経過していない場合には、再度S707に戻る。
携帯型電子機器200は、メール内容の表示指示、スクロール指示、簡易返信選択指示、簡易返信送信指示及び操作終了入力の何れも無かった場合には、S707、S709、S711、S713、S715及びS716を、タイマが所定時間経過を計測するまで繰り返し、ユーザによるMC、MC無効動作又は操作終了入力を待つ待機状態となる。ユーザが所定時間経過しても何もしない場合には、携帯型電子機器200による指示の意思無しと判断して処理フローを図5のS503へ戻す(S718)。
図15及び図16に、着メール処理の制御フローに利用されるMCの例を示す。
図15(a)は、携帯電話100にメールの着信があり、それが携帯型電子機器200に送信されて表示部248にメールの着信があったことが表示された状況を示している。図15(a)に示すように表示部248には、メールの着信日時及び時刻、リファレンスが表示される。
図15(b)は、その後、ユーザが携帯型電子機器200を水平状態のt秒間(例えば、3秒)維持した姿勢状態を取ることによって、MC有効動作が行われたと判断された状況を示している。図15(b)に示すように、MCが有効になったことが表示部248に表示される。
図15(c)は、最初に携帯型電子機器200を上方向の垂直位置に一旦停止させ、その後水平位置まで戻す姿勢状態を取ることによってメール内容の表示指示のためのMCが確認された状況を示している。図15(c)に示すように、メール本文の一部が表示部248に表示される。
図16(d)は、最初に携帯型電子機器200を水平状態に一旦停止させ、その後、腕を右に90°回転させる姿勢状態を取ることによって、スクロール指示のためのMCが確認された状況を示している。図16(d)に示すように、メール本文がスクロールされて表示部248に表示される。
図16(e)は、最初に携帯型電子機器200を水平位置で一旦停止させ、その後下方向の垂直位置で停止させる姿勢状態を取ることによって、簡易返信選択指示のためのMCが確認された状況を示している。図16(e)に示すように、簡易返信の内容が表示部248に表示される。最初は、「OKです」が選択されており、もう一度図16(e)の動作を行うと、「NGです」が選択される。すなわち、図16(e)の動作を行うことにより、交互に選択される。
図16(f)は、最初に携帯型電子機器200を水平状態に一旦停止させ、その後、腕を左に90°回転させる姿勢状態を取ることによって、簡易返信送信指示のためのMCが確認された状況を示している。図16(f)に示すように、簡易返信がなされたことが表示部248に表示される。
このように、着メール処理の制御フローでは、携帯電話100から着メール情報を受信した場合、ユーザが携帯型電子機器200を装着した腕で所定の動作を行うことによって、各種の指示を携帯電話100に対して行うことができる。なお、上記の例では、4つのMCによって、メール内容表示指示、スクロール指示、簡易返信選択指示及び簡易返信送信指示の4種類の指示を行ったが、これらは一例であって、他の動作により前述した指示及び/又は他の指示を行わせることが可能である。
上記の実施形態では、図2に示す傾斜センサ260を利用して携帯型電子機器200の姿勢状態を検出したが、傾斜センサ260の代わりに加速度センサ等を利用することも可能である。
上記の実施形態では、携帯型電子機器200を腕時計タイプとして構成したが、指輪、ネックレス、キーホルダ等、人体に装着可能であって、各種の姿勢状態を取ることができれば、他の形態を採用することも可能である。
上記の実施形態では、携帯電話100への着呼があった後、又は携帯電話にメール着信があった後について、携帯型電子機器200から指示を行うMCについて説明した。しかしながら、MCを利用して携帯型電子機器200から発呼やメールの送信を行うように制御することも可能である。さらに、携帯型電子機器200から発呼やメール送信を行う場合には、指示が複雑化することから、MCだけではなく、操作部246を併用して操作入力を行うようにすることも可能である。
上記の実施形態では、携帯型電子機器200の姿勢状態を検出し、有効・無効を切り替えるMC(MC有効動作、MC無効動作)で、他のMCが有効な状態と無効な状態との切り替え動作を行っている(例えば、図8〜図10及び図14参照)。しかしながら、MCが有効な状態とMCが無効な状態との切り替えを、外部操作部材による操作によって行うようにしても良い。例えば、MCが無効な状態で、図8(a)の外部操作部材246の何れかを押すと、MCが有効な状態となり、MCが有効な状態で、図8(a)の外部操作部材246の何れかを押すと、MCが無効な状態となるように構成することができる。その場合、図8(b)、図9(b)及び図10(b)の代わりに、外部操作部材246を操作することとなる。
上記実施形態では、MCが有効な状態とMCが無効な状態との間の両方向の切り替え動作を行っている(例えば、図8〜図10及び図14参照)。しかしながら、一方向のみの切り替え動作のみしか行えないように構成しても良い。例えば、図6において、S613の処理を行わずに、S604の処理のみとし、MCが無効な状態からMCが有効な状態にのみ切り替えるようにすることができる。この場合においても、少なくとも、MCが有効な状態とするまでは、意図しないMCによって意図しない動作をすることはない。また、例えば、図6において、S601の通常モードに移行した時点でMCを自動的に有効な状態とし、S604の処理を行わずに、S613の処理だけを行うようにすることもできる。この場合においても、少なくとも、MCが有効な状態からMCが無効な状態にした後は、意図しないMCによって意図しない動作をすることはない。さらに、例えば、複数のMCの内、日常生活の中で特に意図せずに発生しやすいMCのみを有効な状態と無効な状態とで切り替え制御するようにしても良い。さらに、例えば、複数のMCの内、使用頻度の多いMCのみを有効な状態と無効な状態とで切り替え制御するようにしても良い。
上記の実施形態では、MC有効動作とMC無効動作とが異なる場合について説明したが、これらを同じ動作(MC切替動作)としても良い。その場合、例えば、MCが有効な状態でMC切替動作を行った場合にはMCが無効な状態に移行し、MCが無効な状態でMC切替動作を行った場合にはMCが有効な状態に移行するようにすれば良い。
上記の実施形態では、装着部材であるリストバンドによって、携帯型電子機器200を手首に装着した場合について説明したが、携帯型電子機器200に、例えば把持部を設け、把持部を持ってMC操作を行うようにしても良い。
上記の実施形態では、携帯型電子機器200が、携帯電話との送受信が可能な電子機器である場合について説明した。しかしながら、本発明を、外部にMCを送信せず、MCを用いて携帯型電子機器の操作のみを行うような機器に適用することもできる。例えば、携帯型電子機器が、時刻表示機能、データバンク機能及びカレンダー表示機能等を有している場合に、図11に示すMCを行う毎に、時刻表示機能→データバンク機能→カレンダー表示機能→時刻表示機能の切替を行うようにするモード切替操作を行えるように構成しても良い。また、携帯型電子機器が、データバンクのデータが1画面で表示しきれない場合に、例えば、図16(d)に示すようなMCによって1行単位〜1画面単位先のデータを表示させ、図16(f)に示すようなMCによって1行単位〜1画面単位前のデータを表示させるようなスクロール機能操作を行えるように構成しても良い。さらに、携帯型電子機器200の表示部248に、1ヶ月単位のカレンダーを表示させ、図16(d)に示すようなMCによって1ヶ月前のカレンダーを表示させ、図16(f)に示すようなMCによって1ヶ月先のカレンダーを表示させるようなカレンダー前月・翌月表示機能操作を行えるように構成しても良い。
本発明に係る機器制御システムの概容構成を示すブロック図である。 (a)及び(b)は傾斜センサの概略構成を示す図である。 携帯電話と携帯型電子機器の連携動作を説明するための図である。 携帯電話における制御フローの一例を示す図である。 携帯型電子機器における制御フローの一例を示す図である。 着呼処理の制御フローの一例を示す図である。 着メール処理の制御フローの一例を示す図である。 (a)及び(b)はMC有効動作の一例を説明するための図である。 (a)及び(b)はMC有効動作の他の例を説明するための図である。 (a)及び(b)はMC有効動作の更に他の例を説明するための図である。 MCの一例を示す図である。 MCの他の例を示す図である。 MCの更に他の例を示す図である。 MCの更に他の例を示す図である。 (a)〜(c)は、着メール処理におけるMCの例を示す図である。 (d)〜(f)は、着メール処理におけるMCの例を示す図である。
符号の説明
100 携帯電話
110 第1制御部
130 第2アンテナ
132 第2無線部
134 第2変調処理部
200 携帯型電子機器
210 第2制御部
220 第3アンテナ
222 第3無線部
224 第3変調処理部
244 信号発生部
246 操作部
248 表示部
250 スピーカ
260 傾斜センサ
270 計時部

Claims (5)

  1. 携帯型電子機器において、
    前記携帯型電子機器の姿勢状態を検出する姿勢検出部と、
    前記姿勢検出部の検出結果に基づいて所定の操作指令が行われたことを検出する操作指令検出部と、
    前記所定の操作指令に応じた指示データを生成する指示データ生成部と、
    前記指示データを携帯電話へ送信する送信部を含み、前記所定の操作指令に応じた動作を行う有効状態と、前記所定の操作指令に応じた動作を行わない無効状態との2つの状態を有する動作部と、
    前記動作部における、前記有効状態から前記無効状態への切り替え制御と、前記無効状態から前記有効状態への切り替え制御を行う制御部と、
    携帯電話への着呼又は着メールに応じた着呼情報又は着メール情報を受信するための受信部と、を有し、
    前記制御部は、前記受信部が前記着呼情報又は着メール情報を受信した場合に、前記姿勢検出部の検出結果に基づいて前記無効状態から前記有効状態へ切り替えるか否かの判断を行う、
    ことを特徴とする携帯型電子機器。
  2. 前記携帯型電子機器は、前記着呼情報又は着メール情報の受信に応じて、バイブレーションを発生する振動発生部又はアラームを出力する出力部をさらに有し、
    前記制御部は、前記無効状態から前記有効状態への切り替えにより、前記バイブレーション又はアラームを停止させるように、前記振動発生部又は前記出力部を制御する、請求項1に記載の携帯型電子機器。
  3. 前記送信部から送信される前記指示データは、携帯電話への、保留指示データ、通話指示データ又は着信拒否データであり、
    前記送信部から前記保留指示データ、前記通話指示データ又は前記着信拒否データの何れかが送信されると、前記制御部は、前記姿勢検出部の検出結果に基づいて前記無効状態から前記有効状態へ切り換えるか否かの判断を、前記受信部が前記着呼情報又は前記着メール情報を受信した場合に行う状態になる、請求項1又は2に記載の携帯型電子機器。
  4. 前記携帯型電子機器は、前記動作部が前記有効状態又は前記無効状態にあるかを表示する表示部を更に有する、請求項1〜3の何れか一項に記載の携帯型電子機器。
  5. 携帯型電子機器において、
    前記携帯型電子機器の姿勢状態を検出する姿勢検出部と、
    前記姿勢検出部の検出結果に基づいて所定の操作指令が行われたことを検出する操作指令検出部と、
    前記所定の操作指令に応じた指示データを生成する指示データ生成部と、
    前記指示データを携帯電話へ送信する送信部を含み、前記所定の操作指令に応じた動作を行う有効状態と、前記所定の操作指令に応じた動作を行わない無効状態との2つの状態を有する動作部と、
    前記動作部における、前記有効状態から前記無効状態への切り替え制御と、前記無効状態から前記有効状態への切り替え制御を行う制御部と、
    携帯電話への着呼応じた着呼情報を受信するための受信部と、を有し、
    前記制御部は、前記受信部が前記着呼情報を受信することにより、自動的に前記無効状態から前記有効状態へ切り替え制御を行う、
    ことを特徴とする携帯型電子機器。
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