JP2017049720A - 情報処理装置、情報処理装置を備える電子機器、情報処理装置の制御方法、および、プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置を備える電子機器、情報処理装置の制御方法、および、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】種々の情報処理装置の状態に対応づけられた処理を、ユーザの少ない操作で実行できる。【解決手段】情報処理装置である携帯端末(1)は、操作を検出する操作検出部(11)と、携帯端末(1)の動作状態を第1モードから第2モードに切り替えるモード切替部(12)と、自装置の位置の変化および向きの少なくとも一方に関する状態を検出する状態検出部(13)と、状態検出部(13)が検出した自装置の状態に対応する処理を実行する実行要求部(14)を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば携帯端末のような、各種の情報処理を実行する情報処理装置に関する。
ユーザが、携帯端末を操作してアプリケーションを起動する場合、該起動前に複数の操作を行う必要があり、このことが不便と感じるケースが多々ある。そこで、従来、ユーザの操作を少なくする様々な試みがなされている。例えば、特許文献1には、ユーザが上記アプリケーションに対応する姿勢となるよう携帯端末を傾けた状態で、認証部による認証のための操作を行うことで、ユーザが所望するアプリケーションを認証成功に続いて起動する携帯端末が開示されている。
特開2013−232816号公報(2013年11月14日公開)
しかしながら、上述のような従来技術は、携帯端末の姿勢が、認証可能な状態に限定される。このため、上記姿勢に対応して起動するアプリケーションの数が限定されてしまうという問題がある。また、認証のための操作を行うまでに電源キーを押す等、ユーザにとって依然多くの操作が必要になるという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、種々の自装置の状態に対応づけられた処理を、ユーザの少ない操作で実行できる情報処理装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報処理装置は、自装置へのユーザの操作を検出する操作検出部と、該操作検出部が前記操作を検出した場合、操作が無かった場合における自装置の動作状態である第1モードから、操作があった場合における自装置の動作状態である第2モードに切り替えるモード切替部と、自装置の位置の変化および向きの少なくとも一方に関する状態を検出する状態検出部と、前記第2モードにおいて、前記状態検出部が検出した自装置の状態に対応する処理を実行する処理実行部と、を備えていることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る情報処理装置の制御方法は、自装置へのユーザの操作を検出する操作検出ステップと、該操作検出ステップが前記操作を検出した場合、操作が無かった場合における自装置の動作状態である第1モードから、操作があった場合における自装置の動作状態である第2モードに切り替えるモード切替ステップと、自装置の位置の変化および向きの少なくとも一方に関する状態を検出する状態検出ステップと、前記第2モードにおいて、前記状態検出ステップが検出した自装置の状態に対応する処理を実行する処理実行ステップと、含むことを特徴とする。
本発明の一態様によれば、種々の情報処理装置の状態に対応づけられた処理を、ユーザの少ない操作で実行できる効果を奏する。
本発明の実施形態1に係る携帯端末の概略構成を示す機能ブロック図である。 上記携帯端末の概要を示す斜視図である。 上記携帯端末の実行処理の流れの一例を示すフローチャートである。 上記携帯端末の実行処理の動作の例を説明するための図である。 上記携帯端末のモード切替処理の例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る携帯端末の概略構成を示す機能ブロック図である。 上記携帯端末の特定操作パターンの例を説明するためのグラフである。 上記携帯端末の実行処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態3に係る携帯端末の概略構成を示す機能ブロック図である。 上記携帯端末の実行処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各実施形態に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付記し、適宜その説明を省略する。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1について、図1〜図5を参照して説明する。
〔携帯端末の概略構成〕
図2は、本実施形態に係る携帯端末1(情報処理装置)の概要を示す斜視図である。携帯端末1の例としては、スマートフォン、携帯電話機、ノート型PC(Personal Computer)、タブレット端末、電子書籍リーダー、またはPDA(Personal Digital Assistant)などが挙げられ、図2では、携帯端末1としてスマートフォンが記載されている。
本実施形態では、携帯端末1の筐体101に対し、図2に示すように、3次元の直交座標系(X軸、Y軸、およびZ軸)を設定している。なお、携帯端末1の外観は、従来と同様であるので、その説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る携帯端末1の概略構成を示す機能ブロック図である。携帯端末1は、図1に示すように、各種センサ2、記憶部3、カメラ4、通信部5、表示部6、および制御部7を備えている。
各種センサ2は、携帯端末1へのユーザの操作、携帯端末1の位置の変化および向き等を検知するためのセンサである。各種センサ2は、例えば、近接センサ、グリップセンサ(携帯端末を把持していることを検知)、静電センサ、環境センサ、音/光センサ、3軸加速度センサ、ジャイロセンサ等を含む。また、タッチパネル、および物理的なボタンであってもよい。
記憶部3は、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶装置によって構成され、特に、実行処理テーブルが記憶されている。実行処理テーブルは、携帯端末1の動作状態(第1モード、第2モード)と、携帯端末1の状態(移動(動き)、回転、向き)と、実行すべき処理とが対応付けられたテーブルである。
カメラ4は、被写体を撮影する装置である。通信部5は、携帯端末1と外部の装置との間で通信を行う装置である。表示部6は、画像等の各種の情報を表示するための装置である。なお、表示部6はタッチパネルであってもよい。
制御部7は、携帯端末1内の各種構成を統括的に制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサを備える構成である。本実施形態では、制御部7は、サブ制御部10およびメイン制御部30を備えている。
サブ制御部10とメイン制御部30とは、それぞれサブCPUとメインCPUとを有している。また、携帯端末1は、サブ制御部10への電力供給と、メイン制御部30への電力供給とを、独立して制御可能である。それゆえ、携帯端末1は、サブ制御部10とメイン制御部30とを独立して、起動状態またはスリープ状態(休止状態)にすることができる。言い換えると、サブ制御部10は、例えば、複数のセンサからのセンサ値を統合して処理するセンサマイコン等として機能する。これにより、サブ制御部10は種々の処理を行う際に、メインCPUにより実行されるメイン制御部30を必要とせず、メインCPUを介在せずに動作可能となるので、消費電力を抑えることができ、電池の寿命等に対しても効果がある。なお、サブ制御部10への電力供給ラインと、メイン制御部30への電力供給ラインとは、別々であってもよいし、共通であってもよい。共通である場合、携帯端末1は、サブ制御部10およびメイン制御部30のそれぞれへの電力供給を、遮断または抑制する手段を備えることにより、サブ制御部10とメイン制御部30とを独立して、起動状態またはスリープ状態(休止状態)にすることができる。
〔サブ制御部およびメイン制御部の詳細〕
図1に示すように、サブ制御部10は、操作検出部11、モード切替部12、状態検出部13、および実行要求部14を備えている。メイン制御部30は、実行部31を備えている。
操作検出部11は、自装置(携帯端末1)へのユーザの操作を検出する。具体的には、操作検出部11は、各種センサ2の検知結果から携帯端末1へのユーザの操作を検出する。操作検出部11は、携帯端末1へのユーザの操作を検出すると、当該操作を検出したことを示す操作検出信号をモード切替部12および状態検出部13に送信する。ここで、携帯端末1へのユーザの操作とは、例えば、(1)タッチパネル(図示せず)へのタッチ、(2)携帯端末1の把持、(3)携帯端末1の移動、(4)携帯端末1への近接、等である。例えば、上記(1)の操作はタッチパネルで、上記(2)の操作はグリップセンサで、上記(3)の操作は加速度センサで、かつ、上記(4)の操作は近接センサで、それぞれ検出できる。なお、近接センサは、一般に、携帯端末1にて通話を行うために、ユーザが耳を携帯端末1に近づけると、ユーザが表示部6を視認する必要がなくなるので、表示部6を自動的に消灯する機能に利用される。
モード切替部12は、操作が無かった場合における自装置の動作状態である第1モードと、操作があった場合における自装置の動作状態である第2モードとを切り替える。モード切替部12は、現在の自装置の動作状態(第1モードまたは第2モード)を示すモード信号を状態検出部13および実行要求部14に送信する。
具体的には、モード切替部12は、操作検出部11から操作検出信号を受信すると、自装置の動作状態を第1モードから第2モードに切り替える。また、モード切替部12は、所定の条件を満たす場合に、自装置の動作状態を第2モードから第1モードに切り替える。例えば、モード切替部12は、実行要求部14から所定の処理が終了したことを示す処理完了信号を受信すると、携帯端末1の動作状態を第2モードから第1モードに切り替える。なお、このときの携帯端末1の動作状態が第1モードである場合には、第1モードが維持されることになる。
状態検出部13は、モード切替部12からモード信号を受信すると、自装置の位置の変化(動き)および向きの少なくとも一方に関する状態を検出する。状態検出部13は、検出した状態を示す状態検出信号を実行要求部14に送信する。
具体的には、状態検出部13は、各種センサ2により、所定時間内に情報端末の位置が変化したか否か、言い換えると、携帯端末1が移動しているか否かを判定(検出)する。つまり、状態検出部13は、所定時間内の携帯端末1の動きを検出する。携帯端末1の動きは、加速度センサ等で検知することができる。状態検出部13は、携帯端末1の動きの検出がない場合は、携帯端末1が静止している(位置が変化していない)と判定する。
また、状態検出部13は、所定時間内の携帯端末1の向き(上向き、横向き・縦向き)、および回転などの動きを検出する。携帯端末1の回転は、図2に示す各軸(X軸、Y軸、およびZ軸)の周りの回転角で表すことができる。また、携帯端末1の向きは、鉛直線となす角度が最小となる軸が何れであるかで検出することができる。具体的には、当該軸がX軸である場合、携帯端末1は横向きであると判定し、当該軸がY軸である場合、携帯端末1は縦向きであると判定し、当該軸がZ軸である場合、携帯端末1は上向きであると判定する。携帯端末1の向き、および回転は、3軸加速度センサ、ジャイロスコープ等で検出することができる。
実行要求部14(処理実行部)は、携帯端末1の動作状態(第1モード、第2モード)、および、携帯端末1の状態(動き、回転、向き)に対応する処理を実行するようにメイン制御部30に要求する。具体的には、実行要求部14は、モード切替部12からモード信号および、状態検出部13から状態検出信号を受信すると、記憶部3の実行処理テーブルを参照する。そして、実行要求部14は、実行処理テーブルから、携帯端末1の動作状態、および、携帯端末1の状態に対応する処理を判断し、その処理を実行するように要求する実行要求信号を、実行部31に送信する。また、実行要求部14は、実行部31が所定の処理を完了した場合、処理完了信号をモード切替部12に送信する。
実行部31(処理実行部)は、実行要求部14の要求に基づき、各種の処理を実行する。具体的には、実行部31は、実行要求部14からの実行要求信号に基づき、例えば、カメラ4を起動させる処理、メールのアプリケーションを起動させ、表示部6に起動画面を表示させ、通信部5を介してメールの送受信を行う処理などを実行する。ここで、実行部31により実行される処理は、アプリケーションに関する処理に限らない。その他、実行部31により実行される処理としては、例えば、スケジューラー起動、SNS(ソーシャルネットワークサービス)の起動、モバイルライト起動、ゲーム起動、電卓起動、電話帳起動、電話発話開始、電子マネーのアプリケーションの起動、音楽再生、動画再生、BT(ブルートゥース(登録商標))通信起動、Wi-Fi(登録商標)有効、Wi-Fi(登録商標)無効、機内モードへの切替え、スタンバイ状態への移行、画面OFF、電源OFF等が挙げられる。
〔実行処理〕
図3は、携帯端末1の実行処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、携帯端末1は、図3に示すように、携帯端末1の動作状態が第1モードとなる状態で起動される(S1)。
起動が完了すると、操作検出部11は携帯端末1へのユーザによる操作が検出されたか否かを判定する(S2:操作検出ステップ)。上記操作が検出された場合(S2でYES)、モード切替部12は、携帯端末1の動作状態を第1モードから第2モードに切替える(S3:モード切替ステップ)。一方、上記操作が検出されなかった場合(S2でNO)、モード切替部12はモードの切り替えを行わない。そのため、携帯端末1の動作状態は第1モードが維持される。なお、S1〜S3の具体的な処理の例については後述する。
次に、状態検出部13は、所定時間内に携帯端末1の動きを検出したか否かを判定する(S4:状態検出ステップ)。状態検出部13が、携帯端末1の動きを検出した場合(S4でYES)、状態検出部13は、所定時間内に携帯端末1の向きを検出したか否かを判定する(S5:状態検出ステップ)。一方、S4において、状態検出部13が、所定時間内に携帯端末1の動きを検出しなかった場合(S4でNO)、状態検出部13は、携帯端末1が静止していると判断し、所定時間内に携帯端末1の回転を検出したか否かを判定する(S6:状態検出ステップ)。
実行要求部14は、S5において、所定時間内に携帯端末1の向きを検出した場合(S5でYES)、およびS6において、所定時間内に携帯端末1の回転を検出した場合(S6でYES)、状態検出部13が検出した携帯端末1の動作状態(第1モード、第2モード)および状態(動きおよび向き、静止および回転)に対応する処理を実行するように実行部31に要求し、実行部31が当該処理を実行する(S7:処理実行ステップ)。ここで、携帯端末1の静止を検出した場合において実行される処理としては、例えば、メールのアプリケーションの起動、音楽再生などが考えられ、携帯端末1の動きを検出した場合において実行される処理としては、例えば、カメラ4の起動などが考えられる。
その後、実行要求部14は、実行部31により当該処理が完了されるまで待機する(S8でNO)。当該処理が完了すると(S8でYES)、モード切替部12は携帯端末1の動作状態を第2モードから第1モードに切替え(S9)、S2の処理に戻る。
S5において、所定時間内に携帯端末1の向きを検出しなかった場合(S5でNO)、携帯端末1の動作状態が第2モードであれば、モード切替部12は携帯端末1の動作状態を第1モードに切替え(S9)、S2の処理に戻る。S6において、所定時間内に携帯端末1の回転を検出しなかった場合(S6でNO)、携帯端末1の動作状態が第2モードであれば、モード切替部12は携帯端末1の動作状態を第1モードに切替え(S9)、S2の処理に戻る。なお、本実施形態ではS5およびS6における処理は、所定時間経過内に携帯端末1の向きまたは回転を検出できなかった場合にS9へ移行しているが、S9への移行の判定は、回数により行われるものであってもよい。
〔動作例〕
図4は、携帯端末1の実行処理の動作の例を説明するための図である。図4の(a)は、携帯端末1が机の上に置かれている状態を示す。図4の(b)は、ユーザが携帯端末1を、図4の(a)の状態から持ち上げて、手で横向きに把持した状態を示す。図4の(c)は、ユーザが携帯端末1を、図4の(a)の状態から持ち上げて、手で縦向きに把持した状態を示す。
すなわち、例えば、図4の(b)に示すように、机に置かれている携帯端末1にユーザが操作(例えばタッチパネルへのタッチ)を行った上で持ち上げて、横向きに把持するとする。ユーザは、この動作により、第2モードにおいて、状態検出部13により検出された(α)手で横向きに把持されるように持ち上げられた際の携帯端末1の動き、および(β)横向きである携帯端末1の向き、に対応する処理を実行部31に実行させることができる。図4の(b)では、上記動作のみで、カメラ4を起動する処理が実行されていることを示している。
また、例えば、図4の(c)に示すように、机に置かれている携帯端末1にユーザが操作(例えばタッチパネルへのタッチ)を行った上で持ち上げて、縦向きに把持するとする。ユーザは、この動作により、第2モードにおいて、状態検出部13により検出された(γ)手で縦向きに把持されるように持ち上げられた際の携帯端末1の動き、および(δ)縦向きである携帯端末1の向き、に対応する処理を実行部31実行させることができる。図4の(c)では、上記動作のみで、メールのアプリケーションを起動する処理が実行されていることを示している。
したがって、例えば、カメラ4を迅速に使いたい、といった場合に、携帯端末1を持ち上げるといった自然な動作のみでカメラ4を起動することができるため、起動までのユーザの操作を短縮して、即座にカメラ4を起動し、撮影できるといった効果を奏する。
また、カメラ4の撮影では、タッチパネルにタッチした場所に瞬時に起動・ピント合わせまで行うことで、そのまま撮影することができる機能を有していてもよい。さらに、実行要求部14は、携帯端末1を持ち上げるときにタッチパネル等の低消費電力でセンシングできる部分に触れているかどうかも考慮して、実行する処理を決定してもよい。
〔モード切替処理〕
図5は、携帯端末1におけるモード切替処理(S1〜S3)の具体例を示すフローチャートである。図5の(a)〜図5の(d)はそれぞれ、検出するユーザの操作が(1)タッチパネルへのタッチ、(2)携帯端末1の把持、(3)携帯端末1の動き、および(4)携帯端末1への近接、であった場合のモード切替処理の例について示している。
検出するユーザの操作が(1)のタッチパネルへのタッチである場合、図5の(a)に示すように、操作検出部11は、タッチパネルにおいて指のタッチがあったか否かを判定する(S2a)。上記タッチがあった場合(S2aでYES)、モード切替部12は携帯端末1の動作状態を第1モードから第2モードに切替え、上記タッチがなかった場合(S2aでNO)、第1モードを維持する。その後、S4(図3参照)の処理に進む。
検出するユーザの操作が(2)の携帯端末1の把持である場合、図5の(b)に示すように、操作検出部11は、例えば筐体101の側面101a(図2参照)に設けられたグリップセンサが把持されたか否かを判定する(S2b)。上記把持があった場合(S2bでYES)、モード切替部12は携帯端末1の動作状態を第1モードから第2モードに切替え、上記把持がなかった場合(S2bでNO)、第1モードを維持する。その後、S4(図3参照)の処理に進む。
検出するユーザの操作が(3)の携帯端末1の動きである場合、図5の(c)に示すように、操作検出部11は、携帯端末1の任意の方向への所定値を超える加速度が検出されたか否かを判定する(S2c)。上記加速度の検出があった場合(S2cでYES)、モード切替部12は携帯端末1の動作状態を第1モードから第2モードに切替え、上記加速度の検出がなかった場合(S2cでNO)、第1モードを維持する。その後、S4(図3参照)の処理に進む。
検出するユーザの操作が(4)の携帯端末1への近接である場合、図5の(d)に示すように、操作検出部11は、携帯端末1への所定範囲で近接物が検出されたか否かを判定する(S2d)。上記近接物の検出があった場合(S2dでYES)、モード切替部12は携帯端末1の動作状態を第1モードから第2モードに切替え、上記近接物の検出がなかった場合(S2dでNO)、第1モードを維持する。その後、S4(図3参照)の処理に進む。
以上により、本実施形態では、ユーザが携帯端末1を所望の処理に対応する状態にすることで、所望の処理のための操作をしなくとも当該処理を実行することができる。その結果、携帯端末1の状態がユーザの操作によって制約されることがなく、実行すべき処理を種々の状態に対応付けることができる。言い換えると、携帯端末1は、種々の自装置の状態に対応づけられた処理を、ユーザの少ない操作で実行することができる。そのため、ユーザが操作する際のユーザインターフェイスが向上する。
本実施形態に係る携帯端末1は、実行する処理は、多様なジェスチャー(携帯端末1の状態)との組み合わせが可能であり、将来的なインターフェイス向上にもつながる。具体的には、例えば、操作検出部11による操作の検出の有無、状態検出部の位置の変化(動き)および向き(横向きに持ち上げられる、縦向きに持ち上げられる)の違いだけで、(操作有、操作無し)×(横向きに持ち上げられる、縦向きに持ち上げられる)の4種類の処理を選択して実行させることが可能になる。さらに、操作検出部11において検出する操作においても、例えばタッチパネルのタッチする指の本数、位置を操作の条件に採用すると、単純な操作のみで多種類の処理の実行が可能になる。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2について、図6〜図8を参照して説明する。図6は、本実施形態に係る携帯端末1Aの概略構成を示す機能ブロック図である。図6に示す携帯端末1Aは、図1に示す携帯端末1に比べて、サブ制御部10に代えて、サブ制御部10Aが設けられる点が異なり、その他の構成は同様である。
〔サブ制御部の詳細〕
図6に示すサブ制御部10Aは、図1に示すサブ制御部10に比べて、操作検出部11、モード切替部12、状態検出部13、および実行要求部14に代えて、操作検出部11A、モード切替部12A、状態検出部13A、および実行要求部14Aが設けられている点が異なり、その他の構成は同様である。
操作検出部11Aは、モード切替部12Aからモード信号を受信すると操作検出部11と同様の機能に加え、特定の規則性に則るユーザの操作を特定操作パターンとして検出する。操作検出部11Aは、検出した特定操作パターンを実行要求部14Aに送信する。
モード切替部12Aは、モード切替部12と同様の機能に加え、モード信号を操作検出部11Aにも送信する。また、状態検出部13Aが携帯端末1Aの動きを検出しなかったことを示す静止状態検出信号を状態検出部13Aから受信すると、携帯端末1Aの動作状態を第2モードから第1モードに切替える。なお、このとき携帯端末1Aの動作状態が第1モードである場合は、第1モードが維持されることになる。
状態検出部13Aは、状態検出部13と同様の機能に加え、携帯端末1Aの動きを検出しなかった場合、上記静止状態検出信号をモード切替部12Aに送信する。
実行要求部14Aは、状態検出部13Aが第2モードにて検出した携帯端末1Aの状態と、操作検出部11Aが検出した特定操作パターンとの組合せに対応する処理を実行するように実行部31に要求する。また、実行要求部14Aは、(1)実行部31が当該処理を完了し、表示部6が当該処理の表示を終了してメイン制御部30がスタンバイ状態に遷移し、(2)ユーザが携帯端末1Aに触っていない場合、実行部31からの所望の処理が完了したことを示す処理完了信号をモード切替部12Aに送信する。
〔特定操作パターン〕
操作検出部11Aが検出する特定操作パターンは、例えば、(1)ユーザがタッチパネルに触れる指の本数、(2)ユーザがタッチパネルに触れる指の本数と位置、(3)ユーザがタッチパネルにタッチする回数、(4)ユーザがタッチパネルにタッチする回数やタッチ間隔、(5)ユーザが携帯端末1Aに近接する回数や近接間隔、および(6)ユーザが携帯端末1Aに近づいたり離れたりするパターン、等の特定の規則性に則り特定される操作パターンである。具体的には、上記(4)〜(6)の特定操作パターンの検出について、図7に基づき以下に説明する。
図7は、携帯端末1Aにおける特定操作パターンの検出例を説明するためのグラフである。図7の(a)は加速度によるタップの特定の規則性の検出例を示しており、図7の(b)は近接反応による近接の特定の規則性の検出例を示しており、図7の(c)は近接反応による近接の特定の規則性の他の検出例を示している。
上記(4)の特定操作パターンをユーザがタッチパネルにタッチする回数やタッチ間隔で特定する場合、例えば、図7の(a)に示すように、所定時間TLaの間に反応閾値を越える加速度の検出が何回あるかを特定することで、特定操作パターンを決定することができる。図7の(a)は、所定時間TLaの間にタッチが2回ある例である。ユーザがタッチする間隔(時点ta1から時点ta2までの間隔L)は、ユーザ指定でも固定値でもよい。
上記(5)の特定操作パターンをユーザが携帯端末1Aに近接する回数や近接間隔で特定する場合、例えば、図7の(b)に示すように、反応閾値を超える近接反応があってから、当該近接反応の次の反応閾値を超える近接反応が所定時間内に起こり、それが連続して何回発生するかを特定することで、特定操作パターンを決定することができる。言い換えると、「反応閾値を越える近接反応を検出してから一定時間TLbの間に次の反応閾値を越える近接反応を検出する」ことを、連続して何回繰り返すかを特定することで、特定操作パターンを決定することができる。図7の(b)は、上記繰り返しが連続して4回発生する場合の例である。
上記(6)の特定操作パターンをユーザが携帯端末1Aに近づいたり、離れたりするパターンで特定する場合、例えば、図7の(c)に示すように、短い時間TLc1の反応閾値を越える近接反応が2回検出されたのち、長い時間TLc2の反応閾値を越える近接反応が検出される(すなわち「トン、トン、ツー」というイメージである)というパターンを特定することで、特定操作パターンを決定することができる。
〔実行処理〕
図8は、携帯端末1Aの実行処理の一例を示すフローチャートである。図8に示す実行処理において、S21〜S23の処理は、図5におけるS1〜S3の処理と同じである。
S22およびS23の処理の次に、状態検出部13Aは、所定時間内に携帯端末1Aの動きを検出したか否かを判定する(S24:状態検出ステップ)。状態検出部13Aが、所定時間内に携帯端末1Aの動きを検出した場合(S24でYES)、操作検出部11Aは、所定時間内に携帯端末1Aへの特定操作パターンが検出されたか否かを判定する(S25)。所定時間内に携帯端末1Aへの特定操作パターンが検出された場合(S25でYES)、実行要求部14Aは、携帯端末1Aの動作状態のモード、自装置の状態、および、特定操作パターンに対応する処理を実行するように実行部31に要求し、実行部31により当該処理が実行される(S26:処理実行ステップ)。また、表示部6は当該処理を表示する(S27)。
その後、実行要求部14Aは、実行部31により当該処理が完了し、表示部6が当該処理の表示を終了してメイン制御部30がスタンバイ状態に遷移したか否かを判定する(S28)。表示部6が当該処理の表示を終了して実行部31がスタンバイ状態に遷移した場合(S28でYES)、実行要求部14Aは、各種センサ2より、ユーザが携帯端末1Aに接触しているか否かを判定する(S29)。ユーザが携帯端末1Aに接触している場合(S29でNO)、モード切替部12Aは携帯端末1Aの動作状態を第2モードから、第1モードに切替え(S30)、S22の処理に戻る。
S24において、状態検出部13が、所定時間内に携帯端末1Aの動きを検出しなかった場合(S24でNO)、および、S25において、操作検出部11Aが、所定時間内に携帯端末1Aへの特定操作パターンを検出しなかった場合(S25でNO)、S30の処理に移る。
S28において、表示部6が当該処理の表示を終了してスタンバイ状態に入っていない場合(S28でNO)、実行要求部14Aは、表示部6が当該処理の表示を終了するまで待機する。
S29において、ユーザが携帯端末1Aに接触している場合(S29でYES)、実行要求部14Aは、携帯端末1Aへのユーザの接触がなくなるまで待機する。
〔実施形態3〕
本発明の実施形態3について、図9および図10を参照して説明する。
図9は、本実施形態に係る携帯端末1Bの概略構成を示す機能ブロック図である。図9に示す携帯端末1Bは、図1に示す携帯端末1に比べて、サブ制御部10に代えて、サブ制御部10Bが設けられる点が異なり、その他の構成は同様である。
〔サブ制御部の詳細〕
図9に示すサブ制御部10Bは、図1に示すサブ制御部10に比べて、誤検出判定部15が設けられている点が異なり、その他の構成は同様である。
誤検出判定部15は、操作検出部11による携帯端末1Bへのユーザの操作の検出が誤検出か否かを判定する。誤検出判定部15は、上記操作の検出を誤検出と判定した場合、モード切替部12または実行要求部14の動作を停止させる。また、誤検出判定部15は、状態検出部13による携帯端末1Bの位置の変化(動き)および向きの少なくとも一方に関する状態の検出が誤検出か否かを判定する。誤検出判定部15が上記状態を誤検出と判定した場合、実行要求部14の動作を停止させ、携帯端末1Bの動作状態が第2モードである場合、モード切替部12に、携帯端末1Bの動作状態を第2モードから第1モードへ切り替える指示を送信する。
携帯端末1Bが本実施形態の実行処理を行う上で、ユーザが意図しない操作もしくは、ユーザが操作をしていないときに上記実行処理が誤って行われてしまうことが考えられる。例えば、ポケットの中で、誤って操作検出部11Bによりユーザの意図していないタッチが検出されてしまい、ユーザが意図しない処理が実行される場合等である。そこで、誤検出判定部15は、ユーザが意図しないタッチの場合に上記実行処理が実行されないように、操作検出部11が検出したタッチがユーザの意図したタッチか否かを判断し、ユーザの意図していないタッチの場合、当該タッチを誤検出として処理する。
誤検出判定部15は、操作検出部11がユーザの操作としてタッチパネルへのタッチを検出する際、例えば、タッチの強さが閾値以下の場合、タッチが検出された位置が所定の範囲外である場合、あるいは、携帯端末1Bに近接物の近接がある場合に、検出されたタッチは誤検出であると判断してもよい。また、誤検出判定部15は、状態検出部13が携帯端末1Bの状態を検出する際、例えば、携帯端末1に近接物の近接がある場合、あるいは、状態検出時において携帯端末1Bが所定の姿勢ではない場合、等を誤検出と判断してもよい。
また、本実施形態では、誤検出判定部15は、操作検出部11で検出された操作と、状態検出部13で検出された携帯端末1Bの状態との両方において誤検出の判断をしているが、どちらか一方でも構わない。誤検出対策を強化したい場合は、上記両方において誤検出の判断をすることが望ましい。
〔実行処理〕
図10は、携帯端末1Bの実行処理の流れの一例を示すフローチャートである。図10の例では、誤検出を近接センサで判断する場合について説明する。
まず、携帯端末1Bは、図10に示すように、携帯端末1Bの動作状態が第1モードとなる状態で起動される(S41)。起動が完了すると、操作検出部11は携帯端末1へのユーザによる操作が検出されたか否かを判定する(S42:操作検出ステップ)。上記操作が検出された場合(S42でYES)、誤検出判定部15は、携帯端末1Bへの近接物の検出があるか否かを判定する(S43)。携帯端末1Bへの近接物の検出がない場合(S43でNO)、誤検出判定部15は上記操作の検出が誤検出ではないと判断し、モード切替部12は、携帯端末1Bの動作状態を第1モードから第2モードに切替える(S44:モード切替ステップ)。
次に、状態検出部13は、所定時間内に携帯端末1Bの動きを検出したか否かを判定する(S45:状態検出ステップ)。状態検出部13が、所定時間内に携帯端末1Bの動きを検出した場合(S45でYES)、状態検出部13は、所定時間内に携帯端末1Bの向きを検出したか否かを判定する(S46:状態検出ステップ)。状態検出部13が、所定時間内に携帯端末1Bの向きを検出した場合(S46でYES)、誤検出判定部15は、携帯端末1Bへの近接物の検出があるか否かを判定する(S47)。携帯端末1Bへの近接物の検出がない場合(S47でNO)、誤検出判定部15は上記状態の検出が誤検出ではないと判断し、実行要求部14は、携帯端末1Bの動作状態のモード、および、状態検出部13が検出した携帯端末1Bの状態に対応する処理を実行するように実行部31に要求し、実行部31が当該処理を実行する(S48:処理実行ステップ)。
その後、実行要求部14は、実行部31により当該処理が完了されたか否かを判定する(S49)。当該処理が完了すると(S49でYES)、モード切替部12は携帯端末1Bの動作状態を第2モードから、第1モードに切替え(S50)、S42の処理に戻る。
S45において、状態検出部13が、所定時間内に携帯端末1Bの動きを検出しなかった場合(S45でNO)、状態検出部13は、携帯端末1Bが静止していると判断し、所定時間内に携帯端末1Bの回転を検出したか否かを判定する(S51:状態検出ステップ)。その後、実行要求部14は所定時間内に携帯端末1の回転を検出した場合(S51でYES)、S48の処理を行う。
S43において、携帯端末1Bへの近接物の検出がある場合(S43でYES)、誤検出判定部15は、操作検出部11で検出された操作が誤検出であると判断し、モード切替部12または実行要求部14の動作を停止させ、S42の処理に戻る。
S47において、携帯端末1Bへの近接物の検出がある場合(S47でYES)、誤検出判定部15は、状態検出部13で検出された携帯端末1Bの状態が誤検出であると判断し、実行要求部14の動作を停止させ、S50の処理に移動する。
S49において、当該処理が完了していない場合(S49でNO)、実行要求部14は、処理が完了するまで待機する。
S42において、操作検出部11が携帯端末1へのユーザによる操作を検出しなかった場合(S42でNO)、モード切替部12はモードの切り替えを行わずS45の処理に移る。
S46において、所定時間内に携帯端末1の向きを検出しなかった場合(S46でNO)、携帯端末1の動作状態が第2モードであれば、モード切替部12は携帯端末1の動作状態を第1モードに切替え(S50)、S42の処理に戻る。S51において、所定時間内に携帯端末1の回転を検出しなかった場合(S51でNO)、携帯端末1の動作状態が第2モードであれば、モード切替部12は携帯端末1の動作状態を第1モードに切替え(S50)、S42の処理に戻る。
〔付記事項〕
なお、上記実施形態では、本発明を携帯端末1・1A・1Bに適用した場合について説明しているが、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば、携帯型ゲーム機、卓上型ゲーム機のコントローラ、家電のリモートコントローラなど、自装置へのユーザの操作を検出し、かつ、自装置の位置の変化(動き)および向きの少なくとも一方に関する状態を検出可能な任意の情報処理装置に適用可能である。さらに、本発明は、例えば、掃除機、冷蔵庫、空気調節機、洗濯機、自動車など、上記情報処理装置を備えた任意の電子機器に適用可能である。
〔ソフトウェアによる実現例〕
携帯端末1・1A・1Bの制御ブロック(特に操作検出部11・11A、モード切替部12・12A、状態検出部13・13A、実行要求部14・14A、および、誤検出判定部15)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、携帯端末1・1A・1Bは、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)等を備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路等を用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る情報処理装置(携帯端末1・1A・1B)は、情報処理装置であって、自装置へのユーザの操作を検出する操作検出部(11・11A)と、該操作検出部が前記操作を検出した場合、操作が無かった場合における自装置の動作状態である第1モードから、操作があった場合における自装置の動作状態である第2モードに切り替えるモード切替部(12・12A)と、自装置の位置の変化および向きの少なくとも一方に関する状態を検出する状態検出部(13・13A)と、前記第2モードにおいて、前記状態検出部が検出した自装置の状態に対応する処理を実行する処理実行部(実行要求部14・14A)と、を備えている。
上記の構成によれば、ユーザの情報処理装置への操作を検出した場合に、情報処理装置の動作状態が、操作が無かった場合における自装置の動作状態である第1モードから、操作があった場合における自装置の動作状態である第2モードに切替えられる。そして、情報処理装置の動作状態が第2モードになることにより、検出された情報処理装置の自装置の位置の変化および向きの少なくとも一方に関する状態(例えば、自装置の動き、静止、回転等)に対応する処理が処理実行部により実行される。これにより、第2モードにおいて、ユーザが情報処理装置を所望の処理に対応する状態にすることで、所望の処理のための操作をしなくとも当該処理を実行することができる。
その結果、情報処理装置の状態がユーザの操作によって制約されることがなくなるので、種々の情報処理装置の状態に対応づけられた処理を、ユーザの少ない操作で実行することができる。
本発明の態様2に係る情報処理装置(携帯端末1A)は、上記態様1において、前記操作検出部(11A)は、さらに、特定の規則性に則るユーザの操作を特定操作パターンとして検出するものであり、前記処理実行部(実行要求部14A)は、前記状態検出部が前記第2モードにて検出した自装置の状態と、前記操作検出部が検出した前記特定操作パターンとの組合せに対応する処理を実行することが好ましい。
上記構成によれば、処理実行部により実行される処理を、情報処理装置の状態および情報処理装置に対して行われる特定操作パターンの組合せに対応づけることができるので、実行できる処理のバリエーションを増やすことができる。
本発明の態様3に係る情報処理装置(携帯端末1B)は、上記態様1または2において、前記操作検出部(11)による前記操作の検出が誤検出かを判断する誤検出判定部(15)をさらに備えており、該誤検出判定部が誤検出と判定した場合、前記モード切替部または前記処理実行部の動作を停止させることが好ましい。
上記構成によれば、誤検出があった場合、モード切替部または処理実行部の動作は誤検出処理部により停止される。これにより、誤検出に基づく誤動作を防ぐことができる。
本発明の態様4に係る情報処理装置(携帯端末1)は、上記態様1から3のいずれか1つにおいて、前記処理実行部(実行要求部14)は、さらに、前記状態検出部(11)が前記第1モードにて検出した自装置の前記状態に対応する処理を実行することが好ましい。
上記構成によれば、第1モードにて検出した自装置の状態に対応する処理についても実行できる。その結果、実行できる処理のバリエーションを増やすことができる。
本発明の態様5に係る情報処理装置(携帯端末1・1A・1B)は、上記態様1から4のいずれか1つにおいて、前記モード切替部(12・12A)は、所定の条件を満たす場合に、前記第2モードから前記第1モードに切り替えることが好ましい。
上記構成によれば、所定の条件(例えば、自装置がユーザの操作を待機する待機状態となった場合、或いは、処理実行部による処理の実行が完了した場合、等)を満たす場合に、情報処理装置のモードを第1モードに戻すことができるので、次のユーザによる操作に対応することができる。
本発明の態様6に係る電子機器は、上記態様1から5のいずれか情報処理装置(携帯端末1・1A・1B)を備えることが好ましい。
上記の構成によれば、態様1と同様の効果を奏する。
本発明の態様7に係る情報処理装置(携帯端末1)の制御方法は、情報処理装置において、自装置へのユーザの操作を検出する操作検出ステップ(S2)と、該操作検出ステップが前記操作を検出した場合、操作が無かった場合における自装置の動作状態である第1モードから、操作があった場合における自装置の動作状態である第2モードに切り替えるモード切替ステップ(S3)と、自装置の位置の変化および向きの少なくとも一方に関する状態を検出する状態検出ステップ(S4、S5、S9)と、前記第2モードにおいて、前記状態検出ステップが検出した自装置の状態に対応する処理を実行する処理実行ステップ(S6)と、含む。
上記の構成によれば、態様1と同様の効果を奏する。
本発明の各態様に係る情報処理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記情報処理装置が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記情報処理装置をコンピュータにて実現させる情報処理装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1・1A・1B 携帯端末(情報処理装置)10・10A・10B サブ制御部、11・11A 操作検出部、12・12A モード切替部、13・13A 状態検出部、14・14A 実行要求部(処理実行部)、15 誤検出判定部、31 実行部(処理実行部)

Claims (8)

  1. 情報処理装置であって、
    自装置へのユーザの操作を検出する操作検出部と、
    該操作検出部が前記操作を検出した場合、操作が無かった場合における自装置の動作状態である第1モードから、操作があった場合における自装置の動作状態である第2モードに切り替えるモード切替部と、
    自装置の位置の変化および向きの少なくとも一方に関する状態を検出する状態検出部と、
    前記第2モードにおいて、前記状態検出部が検出した自装置の状態に対応する処理を実行する処理実行部と、
    を備えていることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記操作検出部は、さらに、特定の規則性に則るユーザの操作を特定操作パターンとして検出するものであり、
    前記処理実行部は、前記状態検出部が前記第2モードにて検出した自装置の状態と、前記操作検出部が検出した前記特定操作パターンとの組合せに対応する処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記操作検出部による前記操作の検出が誤検出かを判断する誤検出判定部をさらに備えており、
    該誤検出判定部が誤検出と判定した場合、前記モード切替部または前記処理実行部の動作を停止させることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記処理実行部は、さらに、前記状態検出部が前記第1モードにて検出した自装置の前記状態に対応する処理を実行することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記モード切替部は、所定の条件を満たす場合に、前記第2モードから前記第1モードに切り替えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置を備えることを特徴とする電子機器。
  7. 請求項1に記載の情報処理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、前記操作検出部、前記モード切替部、前記状態検出部、および前記処理実行部としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  8. 情報処理装置の制御方法であって、
    自装置へのユーザの操作を検出する操作検出ステップと、
    該操作検出ステップが前記操作を検出した場合、操作が無かった場合における自装置の動作状態である第1モードから、操作があった場合における自装置の動作状態である第2モードに切り替えるモード切替ステップと、
    自装置の位置の変化および向きの少なくとも一方に関する状態を検出する状態検出ステップと、
    前記第2モードにおいて、前記状態検出ステップが検出した自装置の状態に対応する処理を実行する処理実行ステップと、
    を含むことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
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