JP4352165B2 - 部分共振型自励式スイッチング電源の低損失化回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はスイッチング電源に関し、特にソフトスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、部分共振型自励式スイッチング電源の低損失化の技術としては、本出願人が先に提供した部分共振型自励式スイッチング電源の低損失化回路(特許第3306542号)がある。図5にその回路構成を示し、図6に動作波形を示す。
【0003】
図5に示した回路において、主スイッチ素子12は正帰還巻線13に発生する電圧によってオン・オフを行い、補助スイッチ素子1は補助巻線2に発生する電圧によってオン・オフするが、正帰還巻線13と補助巻線2の位相は反転しているので、2つのスイッチ素子は交互にオン・オフを行っている。更に、2つのスイッチ素子の制御電極と2つの巻線の間には第1の可飽和インダクタ15と第2の可飽和インダクタ3が各々挿入されているので、主スイッチ素子12はターン・オンの際に遅れが生じ、補助スイッチ素子1はターン・オンとターン・オフのいずれの際にも遅れが生じている。2つのスイッチ素子のターン・オンの遅れの間に第1のスナバコンデンサまたは第1のスナバコンデンサと第2のスナバコンデンサの直列回路とトランスの1次巻線の間に生じる共振現象を利用することによって、主スイッチ素子12がターン・オンするときに、主スイッチ素子12の両端の電圧がゼロになるようにしたことがこの方式の特徴である。
【0004】
図6は図5の回路の動作波形を示しているが、第1のスナバコンデンサ14両端の電圧は、図6が示しているように、主スイッチ素子12がターン・オフするとサージ電圧を吸収して電圧が上昇する。そして、トランスの励磁エネルギが2次巻線20を介して放出されてゼロになったとき下降をはじめ、補助スイッチ素子1がターン・オフするまで下降を続ける。この下降は第1のスナバコンデンサ14とトランスの1次巻線11との間の共振によるものである。補助スイッチ素子1がターン・オフした後は、第1のスナバコンデンサ14と第2のスナバコンデンサ4の合成容量と1次巻線11の間で共振が始まり、第2のスナバコンデンサ4両端の電圧は図6が示すように上昇する。この共振の途中で第2のスナバコンデンサ4の電圧と第1のスナバコンデンサ14の電圧が等しくなるところ、すなわち、第1のスイッチ素子12両端の電圧がゼロになるところで第1のスイッチ素子12がターン・オンする。第1の可飽和インダクタ15は第1のスイッチ素子12が所定の時間遅れてターン・オンするように選ばれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図6の第1のスナバコンデンサ14両端の電圧の波形において、上昇しているところではトランスの励磁エネルギを吸収し、下降しているところでは共振によってエネルギを直流電源19に回生しているので、一見エネルギの損失がないように見えるが、エネルギの吸収及び回生の際にトランスの1次巻線11を流れる電流による損失と第1のスナバコンデンサ14の充放電の際に直列抵抗成分によって生じる損失が存在する。
【0006】
本発明は、上に示した第1のスナバコンデンサ14の充放電によって生じる損失を改善した部分共振型自励式スイッチング電源の低損失化回路を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上の目的を達成するために請求項1記載の発明は、正帰還巻線と主スイッチ素子の制御電極の間に第1の可飽和インダクタを直列に挿入し、かつ主スイッチ素子に並列に第1のスナバコンデンサを接続したことを特徴とする部分共振型自励式スイッチング電源において、主スイッチ素子と第1のスナバコンデンサの間に補助スイッチ素子を直列に挿入し、トランスに補助巻線を巻いて、この補助巻線によって補助スイッチ素子が主スイッチ素子のオンのときにオフに、また主スイッチ素子のオフのときにオンになるように接続し、補助巻線と補助スイッチ素子の制御電極の間に抵抗を直列に挿入し、補助スイッチ素子の制御電極に並列に第2の可飽和インダクタを接続し、補助スイッチ素子に並列に第2のスナバコンデンサを接続し、更に補助スイッチ素子に並列に第1のダイオードを接続した。第1のスナバコンデンサと1次巻線からなる直列共振回路の周期と、補助スイッチ素子がターン・オンしてから第2の可飽和インダクタが飽和するまでの時間は、各々所定の値になるように選ばれている。
【0008】
主スイッチ素子がターンオフした直後の1次巻線によるサージ電圧は第1のスナバコンデンサと第2のスナバコンデンサと補助スイッチ素子に並列に接続されている第1のダイオードを流れて吸収される。少し経って補助スイッチ素子がオン状態になるので、第2のスナバコンデンサ両端の電圧はゼロになり、第1のスナバコンデンサに主スイッチ素子に加わる電圧と同じ値の電圧が充電される。補助スイッチ素子がオン状態の間は第1のスナバコンデンサと1次巻線からなる直列共振回路によって共振が起きているが、第1のスナバコンデンサの容量を十分大きくとることによって共振の振幅が小さくなるので、第1のスナバコンデンサの補助スイッチ素子がターン・オフするまでの振幅の変化は小さくなる。
【0009】
補助スイッチ素子がターン・オフすると第1のスナバコンデンサと第2のスナバコンデンサとの合成容量と1次巻線からなる直列共振回路によって共振は続くが、第2のスナバコンデンサの容量が第1のスナバコンデンサの容量に対して相対的に十分小さく選ばれているので、共振の周期は短くなる。また補助スイッチ素子がターン・オフするときの1次巻線を流れる回生電流の値と、直列共振回路の共振インピーダンスの関係を適当に選ぶことによって、回生電流の力で、第2のスナバコンデンサの電圧を第1のスナバコンデンサの電圧と等しくなるまで充電することができ、共振現象によって主スイッチ素子両端の電圧をゼロまで下げることができる。そして、ゼロになるときに主スイッチ素子がターン・オンするように遅延効果を持つ第1の可飽和インダクタが選ばれているので、主スイッチ素子がターン・オンするときに第1のスナバコンデンサと第2のスナバコンデンサのいずれの電荷も主スイッチ素子を流れて損失になることがない。
【0010】
請求項2記載の発明は遅延回路によって主スイッチ素子のターン・オンを遅らせる点が請求項1と異なっているが、その他は請求項1記載の発明の手段と同じ。
【0011】
遅延回路は正帰還巻線に生じるパルスのエッジを検出し、エッジより遅れて立ち上がるパルスを作り出す回路のようにパルス発生器を持つ遅延回路でもよい。この場合、自励発振という前提と異なるように見えるが発振のタイミングは正帰還巻線の信号に依存している点で自励発振と等価的な発振を行っていると見ることができる。
【0012】
遅延回路は、抵抗とコンデンサによって立ち上がりをなまらせた後でしきい値を超える部分のみを取り出す波形整形回路であっても良い。
【0013】
遅延回路は所定のしきい値でターン・オンする制御電極を有する主スイッチ素子の特性を生かし、正帰還信号を抵抗とコンデンサでなまらせるだけのものであっても良い。
【0014】
請求項3記載の発明は、請求項2の遅延回路と第2のスナバコンデンサを取り除き、主スイッチ素子に並列に第2のダイオードを接続した。第2のスナバコンデンサを取り除くことにより、補助スイッチ素子がターン・オフしたときに共振が止まるが、1次巻線に残った回生電流のエネルギは第2のダイオードを通してフライホイール電流として流れる。また補助スイッチ素子のターン・オフと同時に主スイッチ素子がターン・オンしても良いので遅延回路はなくても良い。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は請求項1記載の発明の実施例に係る部分共振型自励式スイッチング電源の低損失化回路を示す回路図である。図2は図1の回路図の主要部分の電圧電流波形を示す波形図である。
【0016】
図1において、主スイッチ素子112がオン状態のとき、補助スイッチ素子101はオフ状態で、第1のスナバコンデンサ114と第2のスナバコンデンサ105には各々の容量に比例した電荷が充電されているが、それらの直列接続の両端の電圧は主スイッチ素子112の電圧と同じく、ほぼゼロである。主スイッチ素子112がオン状態から、ターンオフすると、トランスの各巻線にはドットマークを付けた側に正の電圧が発生する。1次巻線111にはターンオフ直前まで大きな電流が流れているので、ターンオフの際にサージ電圧が発生する。サージ電圧は第2のスナバコンデンサ105と第1のスナバコンデンサ114からなる直列回路の両端に加わるが、第2のスナバコンデンサ105に加わる電圧は、容量が第1のスナバコンデンサ114の容量より小さく、かつサージ電圧の極性と同じ方向の極性で充電されているので短時間に電荷が空になり、第1のダイオード106の順方向電圧でクランプされる。一方、第1のスナバコンデンサ114は容量が大きく、かつサージ電圧の極性に対して反対の向きの極性で充電されているので更に充電されてゆっくり上昇する。補助巻線102にもドットマーク側を正とする電圧が発生し、補助スイッチ素子101の制御電極の電圧を引き上げて補助スイッチ素子101をオン状態にする。第1のスナバコンデンサ114の電圧は上昇してピークに達した後、オン状態になっている補助スイッチ素子101をそれまでとは逆方向に流れてゆっくり下降する。この逆方向の電流によって第1のスナバコンデンサ114の電荷は1次巻線111を通り、直流電源119に回生される。
【0017】
補助巻線102の電圧が第2の可飽和インダクタ104に加わっているので、第2の可飽和インダクタ104はやがて飽和し、その両端の電圧がゼロになって補助スイッチ素子101がターン・オフする。1次巻線111には直流電源119に向かって流れる電流が残っているので、第1のスナバコンデンサ114と第2のスナバコンデンサ105の直列回路と1次巻線111との間の直列共振が続き、第2のスナバコンデンサ105は充電される。第2のスナバコンデンサ105の容量が小さいので短時間に第1のスナバコンデンサ114と同じ電圧に達し、2つのコンデンサの直列回路の両端の電圧はゼロに達する。
【0018】
2つのコンデンサの直列回路の両端は主スイッチ素子112の両端でもあるので、主スイッチ素子112両端の電圧がゼロに達するが、ゼロに達するまでの過程で、1次巻線111には、直流電源119の電圧と主スイッチ素子112両端の電圧の差が加わるので正帰還巻線113に発生する電圧で主スイッチ素子112がターン・オンしようとする。そこで、第1の可飽和インダクタ115を適当に選び、ターン・オンを遅らせ、主スイッチ素子112の電圧がゼロになるときにターン・オンさせる。
【0019】
可飽和インダクタは、その両端に電圧が印可されると最初は高いインダクタンス値を示すが所定の時間を経過したときに、空芯に巻いたコアと同じ値まで下がる性質を持っている。加える電圧と飽和するまでの時間の積は電圧時間積と呼ばれ、可飽和インダクタの特性を示す項目の1つになっている。正帰還巻線113と主スイッチ素子112の間に第1の可飽和インダクタ115が直列に挿入されているが、第1の可飽和インダクタ115が飽和するまでが遅延時間になる。また、第2の可飽和インダクタ104のように制御電極に並列に接続されていると、飽和するまでは制御電極に電圧が印可されているので、第2の可飽和インダクタ104が飽和するまでが補助スイッチ素子101のオン期間になる。
【0020】
第2の可飽和インダクタ104が補助スイッチ素子101のオン期間を決めるが、第1のスナバコンデンサ114と1次巻線111からなる直列共振回路の共振周期が短いと、第2の可飽和インダクタ104の電圧時間積に関係なく自励発振の原理から決まるオフ期間が支配的になるので、第1のスナバコンデンサ114の容量を十分大きく選び、1次巻線111との間で起きる共振の周期と第2の可飽和インダクタ104が飽和するまでの時間との関係を適当に選ばなければならない。
【0021】
図5に示した従来方式の回路では、主スイッチ素子12がターン・オフする直前に第1のスナバコンデンサ14に充電されている電圧が直流電源19の電圧に近いため、主スイッチ素子12のターン・オフと同時にトランスの励磁エネルギの一部を吸収して、1次巻線11のフライバック電圧に相当する分上昇する。この上昇した分は主スイッチ素子12がターン・オンする直前に共振現象によって直流電源19に回生される。それに対して、図1の回路では、主スイッチ素子112がターン・オフする直前の第1のスナバコンデンサ114の電圧が直流電源119の電圧に1次巻線111のフライバック電圧を加えた値か、それに近い値になっているため、トランスのリーケージインダクタンスの励磁エネルギを吸収するだけで済み、しかもそれが共振によって直流電源119に回生される。そのため第1のスナバコンデンサ114の充放電の繰り返しによって失われるエネルギは、図5に示した従来方式の回路の第1のスナバコンデンサ14の充放電の繰り返しによって失われるエネルギより小さい。
【0022】
図3は請求項2記載の発明の実施例に係る部分共振型自励式スイッチング電源の低損失回路を示す回路図である。
【0023】
図3において、遅延回路107を正帰還巻線113と主スイッチ素子112の間に挿入しているが、その働きは図1の第1の可飽和インダクタと同じであり、回路全体の動作は図1の場合と同じである。
【0024】
図4は請求項3記載の発明の実施例に係る部分共振型自励式スイッチング電源の低損失化回路を示す回路図である。
【0025】
図4において、補助スイッチ素子101に並列に接続する第2のスナバコンデンサが取り除かれていて、代わりに主スイッチ素子112に並列に第2のダイオードが接続されている。第1のスナバコンデンサ114と1次巻線111による共振現象が補助スイッチ素子101のターン・オフによって中断されると、1次巻線111に残っている電流は第2のダイオード108を通り直流電源119に回生される。
【0026】
第2のダイオード108が導通している間に主スイッチ素子112がターン・オンして良いので主スイッチ素子112の制御電極と正帰還巻線113の間に遅延回路を挿入しなくても良い。
【0027】
図1、図2、図3及び図4の中で主スイッチ素子または補助スイッチ素子に並列に接続する第1のダイオードまたは第2のダイオードは、スイッチ素子がMOSFETの場合に見られる寄生ダイオードのようにダイオードの機能を内蔵しているときは省略することができる。
【0028】
【発明の効果】
図5に示した従来の方式に比べて、第1のスナバコンデンサが充放電を繰り返すことによって生じる損失が小さくなるので、第1のスナバコンデンサの容量を大きくすることができ、その結果スナバ効果が改善されて主スイッチ素子に加わるサージ電圧を小さくすることができる。またトランスの全ての巻線に生じるターン・オフに生じる電圧振動の振幅が小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の実施例に係る部分共振型自励式スイッチング電源の低損失化回路を示す回路図である。
【図2】図1の主要部の電圧と電流の波形を示す波形図である。
【図3】請求項2記載の発明の実施例に係る部分共振型自励式スイッチング電源の低損失化回路を示す回路図である。
【図4】請求項3記載の発明の実施例に係る部分共振型自励式スイッチング電源の低損失化回路を示す回路図である。
【図5】従来方式の一例を示す回路図である。
【図6】図5の主要部の電圧と電流の波形を示す波形図である。
【符号の説明】
1 補助スイッチ素子
2 補助巻線
3 第2の可飽和インダクタ
4 第2のスナバコンデンサ
5 ダイオード
11 1次巻線
12 主スイッチ素子
13 正帰還巻線
14 第1のスナバコンデンサ
15 第1の可飽和インダクタ
16 抵抗
17 コンデンサ
18 オン期間制御回路
19 直流電源
20 2次巻線
21 ダイオード
22 コンデンサ
23 負荷
101 補助スイッチ素子
102 補助巻線
103 抵抗
104 第2の可飽和インダクタ
105 第2のスナバコンデンサ
106 第1のダイオード
107 遅延回路
108 第2のダイオード
109 可飽和インダクタ
111 1次巻線
112 主スイッチ素子
113 正帰還巻線
114 第1のスナバコンデンサ
115 第1の可飽和インダクタ
116 抵抗
117 コンデンサ
118 オン期間制御回路
119 直流電源
120 2次巻線
121 ダイオード
122 コンデンサ
123 負荷
Claims (3)
- 自励式スイッチング電源のトランスの1次巻線と前記1次巻線に直列に接続された主スイッチ素子と前記主スイッチ素子を自励発振させるために前記トランスに巻かれた正帰還巻線と前記正帰還巻線と前記主スイッチ素子の制御電極の間に直列に挿入された第1の可飽和インダクタと前記主スイッチ素子に並列に接続された第1のスナバコンデンサと前記主スイッチ素子のオン期間を制御するオン期間制御回路を備えた部分共振型自励式スイッチング電源において、前記主スイッチ素子と前記第1のスナバコンデンサの間に補助スイッチ素子を直列に挿入し、前記トランスに補助巻線を巻いてその信号によって前記補助スイッチ素子が前記主スイッチ素子のオンの間はオフにそして前記主スイッチ素子のオフの間はオンになるように接続し、前記補助スイッチ素子の制御電極と前記補助巻線の間に抵抗を直列に挿入し、前記補助スイッチ素子のゲート・ソース間に第2の可飽和インダクタを接続し、前記補助スイッチ素子に並列に前記第1のスナバコンデンサの容量に対して十分小さい容量を持つ第2のスナバコンデンサを接続し、前記補助スイッチ素子に並列に第1のダイオードを接続し、これによって前記第1のスナバコンデンサによるスイッチングロスを改善したことを特徴とする部分共振型自励式スイッチング電源の低損失化回路。
- 自励式スイッチング電源のトランスの1次巻線と前記1次巻線に直列に接続された主スイッチ素子と前記主スイッチ素子を自励発振させるために前記トランスに巻かれた正帰還巻線と前記正帰還巻線と前記主スイッチ素子の制御電極の間に挿入された遅延回路と前記主スイッチ素子に並列に接続された第1のスナバコンデンサと前記主スイッチ素子のオン期間を制御するオン期間制御回路を備えた部分共振型自励式スイッチング電源において、前記主スイッチ素子と前記第1のスナバコンデンサの間に補助スイッチ素子を直列に挿入し、前記トランスに補助巻線を巻いてその信号によって前記補助スイッチ素子が前記主スイッチ素子のオンの間はオフにそして前記主スイッチ素子のオフの間はオンになるように接続し、前記補助スイッチ素子の制御電極と前記補助巻線の間に抵抗を直列に挿入し、前記補助スイッチ素子のゲート・ソース間に可飽和インダクタを接続し、前記補助スイッチ素子に並列に前記第1のスナバコンデンサの容量に対して十分小さい容量を持つ第2のスナバコンデンサを接続し、前記補助スイッチ素子に並列に第1のダイオードを接続し、これによって前記第1のスナバコンデンサによるスイッチングロスを改善したことを特徴とする部分共振型自励式スイッチング電源の低損失化回路。
- 自励式スイッチング電源のトランスの1次巻線と前記1次巻線に直列に接続された主スイッチ素子と前記主スイッチ素子を自励発振させるために前記トランスに巻かれた正帰還巻線と前記主スイッチ素子に並列に接続された第1のスナバコンデンサと前記主スイッチ素子のオン期間を制御するオン期間制御回路を備えた部分共振型自励式スイッチング電源において、前記主スイッチ素子と前記第1のスナバコンデンサの間に補助スイッチ素子を直列に挿入し、前記トランスに補助巻線を巻いてその信号によって前記補助スイッチ素子が前記主スイッチ素子のオンの間はオフにそして前記主スイッチ素子のオフの間はオンになるように接続し、前記補助スイッチ素子の制御電極と前記補助巻線の間に抵抗を直列に挿入し、前記補助スイッチ素子のゲート・ソース間に可飽和インダクタを接続し、前記補助スイッチ素子に並列に第1のダイオードを接続し、前記主スイッチ素子に並列に第2のダイオードを接続し、これによって前記第1のスナバコンデンサによるスイッチングロスを改善したことを特徴とする部分共振型自励式スイッチング電源の低損失化回路。
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