JP4348274B2 - チャック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、杭打機または杭抜機において、ジャッキ装置から付与された圧入力または引張力を杭に伝達するためのチャック装置に関する。
両側端部が折り曲げられることにより、平面視でU形状に形成された鋼矢板を地盤に圧入、或いは地盤から引き抜く際には、杭打機または杭抜機のジャッキ装置に取り付けたチャック装置によって鋼矢板を把持することにより、ジャッキ装置から付与された圧入力または引張力を、チャック装置を介して鋼矢板に伝達している。
鋼矢板を把持するチャック装置としては、図7に示すように、平面視でコの字形状に形成された把持部110を備えたチャック装置100がある。このチャック装置100では、把持部110の把持溝111内に鋼矢板Pを挿入し、可動ピン112を把持溝111内に突出させ、可動ピン112と固定ピン113との間に鋼矢板Pを挟むことにより、鋼矢板Pを把持することができる(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−8467号公報(段落0027、図1)
ここで、鋼矢板Pを設置する際には、鋼矢板Pと地山の壁面との間隔を小さくすることが望まれており、鋼矢板Pと壁面との間隔を無くすことが好ましい。
しかしながら、前記チャック装置100では、把持した鋼矢板Pを安定させるには、鋼矢板Pの幅方向の中央部を挟む必要があり、鋼矢板Pの地山側の面上に配置された把持部110が、鋼矢板Pと地山の壁面との間に配置されてしまうため、鋼矢板Pと地山の壁面との間隔を小さくすることが困難になってしまうという問題がある。
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、矢板等の杭と地山の壁面との間隔が小さい場合や、間隔が無い場合であっても、杭を安定させた状態で把持することができ、さらに、各種形状の杭を把持することができるチャック装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、ジャッキ装置から付与された圧入力または引張力を杭に伝達するためのチャック装置であって、ジャッキ装置に取り付けられた支持部と、杭の両側端部を各々挟んで把持する2体の把持部とを備え、各把持部は、水平方向に回動自在な状態で、支持部に取り付けられていることを特徴としている。
このように、本発明のチャック装置では、杭の両側端部を各々挟んで把持する2体の把持部を備えているため、把持部が杭の幅方向の中央部を挟むことなく、杭を安定させた状態で把持することができる。さらに、各把持部が水平方向に回動自在であるため、杭の側端部が折り曲げられている場合であっても、各把持部を水平方向に回動させ、各把持部を折り曲げ角度に対応させることにより、杭の両側端部を確実に把持することができる。
これにより、両側端部が折り曲げられたU形状の矢板を把持する場合には、各把持部を水平方向に回動させて、各把持部を矢板の両側端部の折り曲げ角度に対応させることにより、折り曲げられた両側端部を把持することができる。このとき、矢板の幅方向の中央部には、把持部が配置されないため、矢板の幅方向の中央部と地山の壁面との間隔が小さい場合や、間隔が無い場合であっても、矢板を把持することができる。
また、U形状の矢板に限定されることなく、各把持部を水平方向に回動させることにより、平板状の矢板の両側端部や、H形鋼のフランジ部の両側端部を把持することができるため、各種形状の杭に対応することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のチャック装置であって、支持部は、水平方向に突出している2体のアーム部材を備えており、各アーム部材の基端部が、水平方向に回動自在な状態で、支持部に取り付けられているとともに、把持部は、水平方向に回動自在な状態で、アーム部材の先端部に取り付けられていることを特徴としている。
このように、本発明のチャック装置では、支持部から水平方向に突出したアーム部材の先端部に把持部が取り付けられているとともに、アーム部材の基端部が水平方向に回動自在な状態で支持部に取り付けられているため、基端部を中心としてアーム部材を水平方向に回動させることにより、2体の把持部の間隔を調整することができる。これにより、幅が異なる各種形状の杭の両側端部を把持することができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のチャック装置であって、支持部は、水平方向に回動自在な状態で、ジャッキ装置に取り付けられていることを特徴としている。
このように、本発明のチャック装置では、支持部が水平方向に回動自在な状態で、ジャッキ装置に取り付けられているため、支持部を水平方向に回動させることにより、各把持部によって把持した杭全体の向きを調整することができる。
このようなチャック装置によれば、杭の両側端部を各々挟んで把持する2体の把持部を備えているため、把持部が杭の幅方向の中央部を挟さむことなく、杭を安定させた状態で把持することができる。さらに、各把持部が水平方向に回動自在であるため、杭の側端部が折り曲げられている場合であっても、各把持部を回動させて折り曲げ角度に対応させることにより、杭の両側端部を確実に把持することができる。
これにより、両側端部が折り曲げられたU形状の矢板を把持する場合には、折り曲げられた両側端部を把持することができ、矢板の幅方向の中央部には、把持部が配置されないため、矢板の幅方向の中央部と地山の壁面との間隔が小さい場合や、間隔が無い場合であっても、矢板の両側端部を確実に把持して、ジャッキ装置から付与された圧入力または引張力を杭に伝達することができる。
また、各把持部を水平方向に回動させることにより、U形状や平板状の矢板や、H形鋼のフランジ部を把持することができるため、各種形状の杭に対応することができる。
さらに、支持部から水平方向に突出したアーム部材の先端部に把持部を取り付け、アーム部材の基端部を、水平方向に回動自在な状態で支持部に取り付けた構成では、アーム部材の基端部を中心として水平方向に回動させることにより、2体の把持部の間隔を調整することができるため、幅が異なる各種形状の杭の両側端部を把持することができる。
また、支持部を水平方向に回動自在な状態で、ジャッキ装置に取り付けた構成では、支持部を水平方向に回動させることにより、各把持部によって把持した杭全体の向きを調整することができるため、杭を地盤に圧入する際に、杭の向きおよび圧入位置を微調整することができ、杭打ち作業の施工精度を高めることができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態のチャック装置が取り付けられた杭打機を示した側面図である。図2は、本実施形態のチャック装置を示した側面図である。図3は、本実施形態のチャック装置を示した正面図である。図4は、本実施形態のチャック装置を示した図で、(a)は平面図、(b)は図4(a)のA矢視図、(c)は図4(a)のB矢視図である。
本実施形態では、鋼矢板を地盤に圧入するための杭打機に、本発明のチャック装置を取り付けられた場合を例として説明する。
まず、杭打機の構成について説明した後に、チャック装置の構成およびチャック装置の動作について説明する。
また、以下の説明において、前方とは、図1の左側に対応し、後方とは、図1の右側に対応している。さらに、左右側方とは、図3の左右方向に対応している。
(杭打機の構成)
杭打機1は、図1に示すように、リーダー20と、ジャッキ装置30と、チャック装置10とから構成され、ベースマシンであるラフタークレーン40に取り付けられている。
リーダー20は、図1に示すように、ジャッキ装置30の昇降動作をガイドするものであり、ラフタークレーン40のブーム41の先端部に吊り下げられている。
このリーダー20は、図1、図2および図4(a)に示すように、箱型の鋼管21aの四隅に丸パイプ21bを溶接したガイド本体21と、ガイド本体21の上端部に取り付けられた上部旋回座22と、上部旋回座22の上端部に取り付けられたリーダーブラケット23と、ガイド本体21の下端部に取り付けられた反力板24と、ガイド本体21の下部の両側面から前方に突出している2体の支持ブラケット25,25とから構成され、リーダーブラケット23は、鉛直方向に回動自在な状態で、ラフタークレーン40のブーム41の先端部に取り付けられている。また、上部旋回座22には、鋼矢板を吊り上げて圧入位置の上方に移動させるための吊具(図示せず)が設けられている。この吊具は、ラフタークレーン40から延設された昇降ワイヤに接続されており、ラフタークレーン40によって昇降ワイヤの巻き取り・繰り出しを行うことにより、吊具が昇降可能となっている。
このように、リーダー20の上端部がラフタークレーン40のブーム41の先端部に取り付けられているため、リーダー20をブーム41によって吊り上げることにより、杭打機1を移設することができる。そして、下端部の反力板24を地面に接地させてリーダー20を地盤に立設させることにより、杭打機1を安定した状態で設置することができる。
ジャッキ装置30は、図2、図3および図4(a)に示すように、鋼矢板に付与する圧入力を発生させるものであり、左右方向に所定間隔を空けて配置された2体の油圧ジャッキ31,31によって構成されている。
また、各油圧ジャッキ31,31は、ロッド32が下でシリンダ33が上となっており、各シリンダ33,33の後部には、リーダー20のガイド本体21に対して摺動可能な状態で取り付けられたガイド部材34,34が各々取り付けられている。さらに、各油圧ジャッキ31,31のロッド32の下端部は、リーダー20のガイド本体21から前方に突出している各支持ブラケット25,25の先端部に各々固定されている。これにより、各ロッド32を伸縮させることにより、シリンダ33がリーダー20のガイド本体21に沿って昇降するように構成されている。
(チャック装置の構成)
チャック装置10は、図1に示すように、ジャッキ装置30に取り付けられており、鋼矢板を把持することにより、ジャッキ装置30の各油圧ジャッキ31、31から付与された圧入力を鋼矢板に伝達するものである。
このチャック装置10は、図2,図3,および図4に示すように、ジャッキ装置30に取り付けられている支持部11と、支持部11から前方に突出している2体のアーム部材12,12と、鋼矢板の両側端部を各々挟んで把持する2体の把持部13,13とから構成されている。
支持部11は、ジャッキ装置30の各油圧ジャッキ31,31の間で、各油圧ジャッキ31,31のシリンダ33,33に取り付けられている円筒状の軸受け部11aと、軸周りに回動自在な状態で、軸受け部11a内から下方に突出している回動軸11bと、回動軸11bの下端部に取り付けられたフランジ部14と、フランジ部14に対して回転力を付与するスイングジャッキ15とを備えている。そして、スイングジャッキ15の一端は軸受け部11aに取り付けられ、他端はフランジ部14に取り付けられており、スイングジャッキ15を伸縮させることにより、フランジ部14が回動軸11bを中心として水平方向に回動するように構成されている。
フランジ部14は、上面に回動軸11bの下端部が取り付けられている上板14aと、上板14aの下方に所定間隔を空けて配置された下板14bとから構成されており、上板14aおよび下板14bは、回動軸11bから左右方向に張り出した形状となっている。
上板14aの上面の中央部には、回動軸11bの下端部が挿入される凹部が形成された取付部14cが設けられており、取付部14cおよび回動軸11bに挿通させた水平ピン14dによって、回動軸11bの下端部が上板14aに固定されている。
さらに、フランジ部14の両側部には、軸方向が上下方向に配置された固定軸14e、14eが、上板14aと下板14bとの間に介設されている。また、フランジ部14の中央部には、軸方向が上下方向に配置された支持軸14fが介設されている。この固定軸14e、14eおよび支持軸14fによって、上板14aと下板14bとの間隔が保たれている。
各アーム部材12,12は、軸断面が矩形に形成された部材であり、支持部11から前方に突出しており、各アーム部材12,12が左右方向に所定間隔を空けて配置されている。
このアーム部材12の基端部12aは、フランジ部14の上板14aと下板14bとの間に介設されており、基端部12aを上下方向に貫通している取付孔12b内に、フランジ部14の固定軸14eが挿通されている。これにより、アーム部材12の基端部12aは、固定軸14eの軸周りに回動自在な状態、すなわち、水平方向に回動自在な状態で、支持部11に取り付けられている。なお、本実施形態では、作業員が手動でアーム部材12を回動させるように構成されている。
また、各アーム部材12,12の先端部12cは、各々側方に向けて突出するように湾曲しており、平面視でC形状となっている。さらに、先端部12cの下面には、軸断面がT形状の凹溝であるガイド溝12dが、先端部12cの下面に沿って湾曲して形成されている。
把持部13,13は、平面視で矩形の中空部13aが上下方向に貫通している円筒状の部材であり、その側壁部を上下方向に切り欠いた把持溝13bが形成されることにより、平面視でC形状となっている。
また、把持部13の上面には、軸断面がT形状であり、把持部13の上面に沿って湾曲しているレール部材13cが取り付けられている。このレール部材13cが、アーム部材12の先端部12cの下面に形成されたガイド溝12dに嵌め合わされることにより、把持部13がアーム部材12の先端部12cの下面に吊り下げられた状態となっている。さらに、レール部材13cをガイド溝12d内で摺動させることにより、把持部13がアーム部材12の先端部12cに対して、水平方向に回動するように構成されている。なお、本実施形態では、作業員が手動で把持部13を回動させるように構成されている。
さらに、把持溝13b内の一方の側面13d(図4(b)の前方の側面)には、把持溝13b内に延伸または縮退自在な可動ピン13eが設けられている。この可動ピン13eは、上下方向に所定間隔を空けて2体が設けられており、把持部13内の油圧装置(図示せず)によって、延伸または縮退するように構成されている。
(チャック装置の動作)
以上のように構成されたチャック装置10は、次のように動作して本発明の作用効果を奏する。
図5は、本実施形態のチャック装置によって、U形状の鋼矢板を把持した態様を示した図で、(a)は両側端部が作業領域に向けて折り曲げられた状態で配置された鋼矢板を把持した態様の平面図、(b)は両側端部が地山に向けて折り曲げられた状態で配置された鋼矢板を把持した態様の平面図である。
ここでは、図5に示すように、両側端部が折り曲げられることにより、平面視でU形状の鋼矢板Pを地盤に圧入する場合を例として説明する。
まず、図5(a)に示すように、両側端部が作業領域Sに向けて折り曲げられた状態で配置された鋼矢板Pを把持する場合には、チャック装置10の前方に地山Tの壁面Hが配置されるようにして、作業領域Sに杭打機1(図1参照)を設置する。
続いて、各アーム部材12,12に対して、各把持部13,13を水平方向に回動させることにより、各把持部13,13の各把持溝13b,13b内に、鋼矢板Pの両側端部を挿入することができるように、把持溝13b,13bを前方に向けて移動させ、把持溝13b,13bを鋼矢板Pの両側端部の角度に対応させる。また、各固定軸14e,14eを中心として、各アーム部材12,12を水平方向に回動させることにより、各把持溝13b,13bの間隔を、鋼矢板Pの両側端部の間隔に対応させる。
また、リーダー20の上部旋回座22(図1参照)に設けられた吊具(図示せず)を用いて鋼矢板Pを吊り上げ、チャック装置10の上方から下降させることにより、各把持溝13b,13b内に鋼矢板Pの両側端部を挿入する。そして、各把持部13,13の各可動ピン13e・・・を把持溝13b内に突出させることにより、可動ピン13eが鋼矢板Pの表面に当接し、その押圧力によって鋼矢板Pの側端部が把持溝13b内に挟まれるため、各把持部13,13によって、鋼矢板Pの両側端部を把持することができる。
このように、チャック装置10では、各把持部13,13が鋼矢板Pの両側端部を各々挟んで把持しており、鋼矢板Pの幅方向の中央部を挟さむことなく、鋼矢板Pを安定させた状態で把持することができるため、鋼矢板Pの幅方向の中央部と、地山Tの壁面Hとの間隔を無くした状態で、鋼矢板Pを把持することができる。
また、各把持部13,13によって鋼矢板Pを把持した状態で、スイングジャッキ15(図4(a)参照)を伸縮させることにより、支持部11を中心としてフランジ部14を水平方向に回動させることができる。これにより、各把持部13,13によって把持した鋼矢板P全体の向き、および圧入位置を微調整することができる。
その後、図2および図3に示すように、ジャッキ装置30の油圧ジャッキ31,31のロッド32を縮退させて、シリンダ33をリーダー20に沿って下降させることにより、シリンダ33と共にチャック装置10を下降させる。これにより、ジャッキ装置30から付与された圧入力がチャック装置10を介して鋼矢板Pに伝達され、この圧入力によって鋼矢板Pが地盤に圧入される。
そして、ロッド32を最も縮退させた位置までシリンダ33を下降させた後に、各可動ピン13e・・・を縮退させて、各把持部13,13から鋼矢板Pを開放する。
さらに、各油圧ジャッキ31,31のロッド32を延伸させて、シリンダ33を上昇させ、ロッド32を最も延伸させた後に、前記した鋼矢板Pの圧入と同様にして、鋼矢板Pの両側端部を各把持部13,13によって把持し、ジャッキ装置30から付与された圧入力をチャック装置10を介して鋼矢板Pに伝達することにより、鋼矢板Pの圧入を繰り返す。このようにして、鋼矢板Pの幅方向の中央部と、地山Tの壁面Hとの間隔を無くした状態で、鋼矢板Pを地盤に圧入することができる。
次に、図5(b)に示すように、前記圧入動作で地盤に圧入した鋼矢板Pに隣接させて、両側端部が地山に向けて折り曲げられた状態で配置された鋼矢板P’を圧入する場合には、各把持部13,13の各把持溝13b,13b内に、鋼矢板P’の両側端部を挿入することができるように、各アーム部材12,12に対して、各把持部13,13を水平方向に回動させることにより、各把持溝13b,13bを後方に向けて移動させて、各把持溝13b,13bを鋼矢板P’の両側端部の角度に対応させる。また、各固定軸14e,14eを中心として、各アーム部材12,12を水平方向に回動させることにより、各把持溝13b,13bの間隔を、鋼矢板P’の両側端部の間隔に対応させる。
そして、各把持溝13b,13b内に鋼矢板P’の両側端部を挿入した状態で、各可動ピン13e・・・を把持溝13b内に突出させることにより、鋼矢板P’の両側端部を各把持溝13b,13b内に挟むことができ、各把持部13,13によって、鋼矢板P’の両側端部を把持することができる。これにより、前記した鋼矢板Pの圧入動作と同様にして、鋼矢板P’を地盤に圧入することができる。
このように、チャック装置10では、各把持部13,13を水平方向に回動させて各把持溝13b、13bの向きを調整するとともに、アーム部材12の基端部12a(図4(a)参照)を水平方向に回動させることにより、各把持溝13b、13bの間隔を調整することができるため、鋼矢板P,P’の向き、両側端部の折り曲げ角度、または幅が異なっていても、その両側端部を確実に把持して、鋼矢板P,P’を地盤に圧入することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態には限定されない。例えば、本実施形態では、図5に示すように、平面視でU形状の鋼矢板P,P’を把持しているが、把持部13,13を水平方向に回動させることにより、各種形状の杭を把持することができる。
図6は、本実施形態のチャック装置を用いて、各種形状の杭を把持している態様を示した図で、(a)は平板状の矢板を把持している態様の平面図、(b)はH形鋼の杭を把持している態様を示した平面図である。
図6(a)に示すように、把持部13,13を水平方向に回動させて、各把持部13,13の各把持溝13b,13bを対峙させることにより、平板状の矢板Paの両側端部を各把持部13,13によって把持することができる。さらに、図6(b)に示すように、H形鋼の杭Pbを把持する場合にも、各把持部13,13の各把持溝13b,13bを対峙させることにより、杭Pbのフランジ部の両側端部を把持することができ、H形鋼の杭Pbを把持することができる。
なお、本実施形態では、把持部13,13、およびアーム部材12,12を作業員が手動で回動させるように構成されているが、その構成は限定されるものではなく、油圧装置等の駆動手段を用いて回動させてもよい。また、スイングジャッキ15によって回動させている支持部11を、作業員が手動で回動させるように構成してもよい。
また、本実施形態では、チャック装置10を杭打機1に取り付けた場合について説明したが、同様の構成で杭抜機として利用することもでき、その場合には、地山Tの壁面Hと鋼矢板Pとの間隔が無い場合であっても(図5(a)参照)、鋼矢板Pを確実に把持して引き抜くことができる。
本実施形態のチャック装置が取り付けられた杭打機を示した側面図である。 本実施形態のチャック装置を示した側面図である。 本実施形態のチャック装置を示した正面図である。 本実施形態のチャック装置を示した図で、(a)は平面図、(b)は図4(a)のA矢視図、(c)は図4(a)のB矢視図である。 本実施形態のチャック装置によって、U形状の鋼矢板を把持した態様を示した図で、(a)は両側端部が作業領域に向けて折り曲げられた状態で配置された鋼矢板を把持した態様の平面図、(b)は両側端部が地山に向けて折り曲げられた状態で配置された鋼矢板を把持した態様の平面図である。 本実施形態のチャック装置を用いて、各種形状の杭を把持している態様を示した図で、(a)は平板状の矢板を把持している態様の平面図、(b)はH形鋼の杭を把持している態様を示した平面図である。 従来のチャック装置を示した平面図である。
符号の説明
1 杭打機
10 チャック装置
11 支持部
12 アーム部材
13 把持部
13b 把持溝
13c レール部材
13e 可動ピン
20 リーダー
30 ジャッキ装置
31 油圧ジャッキ
33 シリンダ
P 鋼矢板

Claims (3)

  1. ジャッキ装置から付与された圧入力または引張力を杭に伝達するためのチャック装置であって、
    前記ジャッキ装置に取り付けられた支持部と、
    杭の両側端部を各々挟んで把持する2体の把持部と、を備え、
    前記各把持部は、水平方向に回動自在な状態で、前記支持部に取り付けられていることを特徴とするチャック装置。
  2. 前記支持部は、水平方向に突出している2体のアーム部材を備えており、
    前記各アーム部材の基端部が、水平方向に回動自在な状態で、前記支持部に取り付けられているとともに、
    前記把持部は、水平方向に回動自在な状態で、前記アーム部材の先端部に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のチャック装置。
  3. 前記支持部は、水平方向に回動自在な状態で、前記ジャッキ装置に取り付けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のチャック装置。
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