JP4348274B2 - チャック装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、前記チャック装置100では、把持した鋼矢板Pを安定させるには、鋼矢板Pの幅方向の中央部を挟む必要があり、鋼矢板Pの地山側の面上に配置された把持部110が、鋼矢板Pと地山の壁面との間に配置されてしまうため、鋼矢板Pと地山の壁面との間隔を小さくすることが困難になってしまうという問題がある。
これにより、両側端部が折り曲げられたU形状の矢板を把持する場合には、各把持部を水平方向に回動させて、各把持部を矢板の両側端部の折り曲げ角度に対応させることにより、折り曲げられた両側端部を把持することができる。このとき、矢板の幅方向の中央部には、把持部が配置されないため、矢板の幅方向の中央部と地山の壁面との間隔が小さい場合や、間隔が無い場合であっても、矢板を把持することができる。
また、U形状の矢板に限定されることなく、各把持部を水平方向に回動させることにより、平板状の矢板の両側端部や、H形鋼のフランジ部の両側端部を把持することができるため、各種形状の杭に対応することができる。
これにより、両側端部が折り曲げられたU形状の矢板を把持する場合には、折り曲げられた両側端部を把持することができ、矢板の幅方向の中央部には、把持部が配置されないため、矢板の幅方向の中央部と地山の壁面との間隔が小さい場合や、間隔が無い場合であっても、矢板の両側端部を確実に把持して、ジャッキ装置から付与された圧入力または引張力を杭に伝達することができる。
また、各把持部を水平方向に回動させることにより、U形状や平板状の矢板や、H形鋼のフランジ部を把持することができるため、各種形状の杭に対応することができる。
さらに、支持部から水平方向に突出したアーム部材の先端部に把持部を取り付け、アーム部材の基端部を、水平方向に回動自在な状態で支持部に取り付けた構成では、アーム部材の基端部を中心として水平方向に回動させることにより、2体の把持部の間隔を調整することができるため、幅が異なる各種形状の杭の両側端部を把持することができる。
また、支持部を水平方向に回動自在な状態で、ジャッキ装置に取り付けた構成では、支持部を水平方向に回動させることにより、各把持部によって把持した杭全体の向きを調整することができるため、杭を地盤に圧入する際に、杭の向きおよび圧入位置を微調整することができ、杭打ち作業の施工精度を高めることができる。
図1は、本実施形態のチャック装置が取り付けられた杭打機を示した側面図である。図2は、本実施形態のチャック装置を示した側面図である。図3は、本実施形態のチャック装置を示した正面図である。図4は、本実施形態のチャック装置を示した図で、(a)は平面図、(b)は図4(a)のA矢視図、(c)は図4(a)のB矢視図である。
本実施形態では、鋼矢板を地盤に圧入するための杭打機に、本発明のチャック装置を取り付けられた場合を例として説明する。
まず、杭打機の構成について説明した後に、チャック装置の構成およびチャック装置の動作について説明する。
また、以下の説明において、前方とは、図1の左側に対応し、後方とは、図1の右側に対応している。さらに、左右側方とは、図3の左右方向に対応している。
杭打機1は、図1に示すように、リーダー20と、ジャッキ装置30と、チャック装置10とから構成され、ベースマシンであるラフタークレーン40に取り付けられている。
このリーダー20は、図1、図2および図4(a)に示すように、箱型の鋼管21aの四隅に丸パイプ21bを溶接したガイド本体21と、ガイド本体21の上端部に取り付けられた上部旋回座22と、上部旋回座22の上端部に取り付けられたリーダーブラケット23と、ガイド本体21の下端部に取り付けられた反力板24と、ガイド本体21の下部の両側面から前方に突出している2体の支持ブラケット25,25とから構成され、リーダーブラケット23は、鉛直方向に回動自在な状態で、ラフタークレーン40のブーム41の先端部に取り付けられている。また、上部旋回座22には、鋼矢板を吊り上げて圧入位置の上方に移動させるための吊具(図示せず)が設けられている。この吊具は、ラフタークレーン40から延設された昇降ワイヤに接続されており、ラフタークレーン40によって昇降ワイヤの巻き取り・繰り出しを行うことにより、吊具が昇降可能となっている。
チャック装置10は、図1に示すように、ジャッキ装置30に取り付けられており、鋼矢板を把持することにより、ジャッキ装置30の各油圧ジャッキ31、31から付与された圧入力を鋼矢板に伝達するものである。
また、把持部13の上面には、軸断面がT形状であり、把持部13の上面に沿って湾曲しているレール部材13cが取り付けられている。このレール部材13cが、アーム部材12の先端部12cの下面に形成されたガイド溝12dに嵌め合わされることにより、把持部13がアーム部材12の先端部12cの下面に吊り下げられた状態となっている。さらに、レール部材13cをガイド溝12d内で摺動させることにより、把持部13がアーム部材12の先端部12cに対して、水平方向に回動するように構成されている。なお、本実施形態では、作業員が手動で把持部13を回動させるように構成されている。
以上のように構成されたチャック装置10は、次のように動作して本発明の作用効果を奏する。
図5は、本実施形態のチャック装置によって、U形状の鋼矢板を把持した態様を示した図で、(a)は両側端部が作業領域に向けて折り曲げられた状態で配置された鋼矢板を把持した態様の平面図、(b)は両側端部が地山に向けて折り曲げられた状態で配置された鋼矢板を把持した態様の平面図である。
さらに、各油圧ジャッキ31,31のロッド32を延伸させて、シリンダ33を上昇させ、ロッド32を最も延伸させた後に、前記した鋼矢板Pの圧入と同様にして、鋼矢板Pの両側端部を各把持部13,13によって把持し、ジャッキ装置30から付与された圧入力をチャック装置10を介して鋼矢板Pに伝達することにより、鋼矢板Pの圧入を繰り返す。このようにして、鋼矢板Pの幅方向の中央部と、地山Tの壁面Hとの間隔を無くした状態で、鋼矢板Pを地盤に圧入することができる。
図6は、本実施形態のチャック装置を用いて、各種形状の杭を把持している態様を示した図で、(a)は平板状の矢板を把持している態様の平面図、(b)はH形鋼の杭を把持している態様を示した平面図である。
10 チャック装置
11 支持部
12 アーム部材
13 把持部
13b 把持溝
13c レール部材
13e 可動ピン
20 リーダー
30 ジャッキ装置
31 油圧ジャッキ
33 シリンダ
P 鋼矢板
Claims (3)
- ジャッキ装置から付与された圧入力または引張力を杭に伝達するためのチャック装置であって、
前記ジャッキ装置に取り付けられた支持部と、
杭の両側端部を各々挟んで把持する2体の把持部と、を備え、
前記各把持部は、水平方向に回動自在な状態で、前記支持部に取り付けられていることを特徴とするチャック装置。 - 前記支持部は、水平方向に突出している2体のアーム部材を備えており、
前記各アーム部材の基端部が、水平方向に回動自在な状態で、前記支持部に取り付けられているとともに、
前記把持部は、水平方向に回動自在な状態で、前記アーム部材の先端部に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のチャック装置。 - 前記支持部は、水平方向に回動自在な状態で、前記ジャッキ装置に取り付けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のチャック装置。
Priority Applications (1)
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JP2004314131A JP4348274B2 (ja) | 2004-10-28 | 2004-10-28 | チャック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004314131A JP4348274B2 (ja) | 2004-10-28 | 2004-10-28 | チャック装置 |
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JP2006125031A JP2006125031A (ja) | 2006-05-18 |
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Family Applications (1)
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