JP4347266B2 - 電気機器の分解構造 - Google Patents

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Description

本発明は、電気機器の分解構造に関し、特に解体時に電気機器の筐体に固定されているワイヤハーネスの取り外しを容易とした電気機器の分解構造に関する。
近年、自動車等の車両には、ワイヤハーネスが接続された各種の電装品が装備され、また、ワイヤハーネスを電装品に接続する回路を形成するために、ジャンクションボックス(J/B)、リレーブロック(R/B)、ジョイントコネクタ(J/C)、コネクタホルダ(C/H)、エレクトロニックコントロールユニット(ECU)、等が装備されるようになっている。
一方で、環境問題の認識の高まりと共に資源のリサイクルが重視されており、上記のような多数の電気機器を装備している車両においては、廃棄処分された車両からワイヤハーネスの導体に用いられている銅や、電気部品に用いられている他の金属材料の回収が望まれている。
このような事情を受けて、廃棄車両の解体時に効率良く車体から取り外して回収することが可能な電気機器が種々提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に開示された電気機器は、ワイヤハーネスの末端に取り付けられたコネクタを嵌合固定するためのコネクタフードが筐体の表面に設けられ、このコネクタフードの周壁の肉厚が規格値の1.5〜2倍とされている。そして、廃棄車両の解体時には、クレーン等の引上装置によりワイヤハーネスが引き上げられて筐体ごと車体から取り外される。コネクタフードの周壁の肉厚を規格値の1.5〜2倍にすることで、コネクタフードの機械的強度を高めてワイヤハーネスのコネクタを強固にロックするようにし、解体時にフード根元から破損してワイヤハーネスのロックが外れることを防止している。
特開2003−143738号公報
一般に、廃棄車両のリサイクルおいて、主として銅を導体に用いているワイヤハーネスと、その他の金属材料も含む電気部品とは分別して取り扱われる。
上記特許文献1に開示された電気機器は、コネクタフードの機械的強度を高めてワイヤハーネスのコネクタを強固にロックし、ワイヤハーネスを引き上げて筐体ごと回収する構成となっている。通常、電気機器の筐体は車体に強固に固定されているものであり、ワイヤハーネスの引き上げ荷重の増加が懸念される。さらに、筐体ごとワイヤハーネスを回収した後に筐体とワイヤハーネスを分離することが容易ではない。ワイヤハーネスを切断して筐体から分離することも考えられるが、この場合、作業性の低下が懸念されると共に、ワイヤハーネスの一部が筐体に残ってしまい、ワイヤハーネスの回収率の低下も懸念される。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、解体時にワイヤハーネスと筐体とを容易に且つ確実に分離させることができる電気機器の分解構造を提供することにある。
上記目的は、下記の(1)〜(5)を特徴とする電気機器の分解構造により達成される。
(1)内部に電気部品を収納し、当該電気部品と電気的に接続される複数の接続端子を保持した雌コネクタが表面に設けられた凹部内に配設されている筐体と、末端に取り付けられた雄コネクタを前記雌コネクタに接続して前記筐体に固定されているワイヤハーネスと、を備え、前記ワイヤハーネスが、前記雌雄コネクタの相互の接続方向と交差する方向に引っ張られることにより前記筐体から分離される電気機器の分解構造であって、前記ワイヤハーネスの引張方向への前記雌コネクタの折損を容易とする破損許容部が、前記筐体の凹部に設けられていることを特徴とする電気機器の分解構造。
(2)前記破損許容部が、前記凹部を画成している周壁において前記ワイヤハーネスの引張方向に前記雌コネクタと対向する部分に設けられ、前記凹部の開口縁から伸びる切欠きであることを特徴とする(1)に記載の電気機器の分解構造。
(3)前記破損許容部が、前記凹部を画成している周壁と前記雌コネクタとの間で前記ワイヤハーネスの引張方向に置かれた空隙であることを特徴とする(1)に記載の電気機器の分解構造。
(4)前記破損許容部が、前記凹部を画成している周壁において前記ワイヤハーネスの引張方向に前記雌コネクタと対向する部分であって、当該部分が前記周壁から分離可能に形成されていることを特徴とする(1)に記載の電気機器の分解構造。
(5)前記雌コネクタが、前記ワイヤハーネスの引張方向に多段に設けられており、隣り合う一組の雌コネクタの間に、前記ワイヤハーネスの引張方向への当該雌コネクタの折損を容易とする空隙が置かれていることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の電気機器の分解構造。
本発明によれば、雌コネクタが配置されている筐体の凹部に、ワイヤハーネスの引張方向に当該雌コネクタの折損を容易とする破損許容部が設けられており、ワイヤハーネスが引っ張られた際には、雌コネクタが容易に折損してワイヤハーネスが筐体から分離される。これにより、電気機器の解体において筐体からワイヤハーネスを分離するのに要するワイヤハーネスの引き上げ荷重を低減することができる。さらには、ワイヤハーネスの末端において筐体からワイヤハーネスを確実に分離することができ、ワイヤハーネスの回収量を向上させることができる。このように、本発明によれば、電気機器の解体においてワイヤハーネスと筐体とを容易に且つ確実に分離させることができる。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明に係る電気機器の分解構造の第1実施形態を説明する電気機器の外観斜視図、図2は図1に示す電気機器の雌雄コネクタ周りの縦断面図である。
本実施形態の電気機器の分解構造10は、図1及び図2に示すように、箱形状に形成された筐体11と、当該筐体11に固定されたワイヤハーネス15とを備えた電気機器に適用されている。筐体11は、ねじ留め等により車体に固定されており、その内部には、回路基板や各種電子素子等の電気部品12を収納している。
筐体11の側面には、左右に伸びた横長の凹部14が設けられている。凹部14の内部には、電気部品12と電気的に接続される複数の接続端子をそれぞれ保持した複数(図示の例では3個)の雌コネクタ13が、当該凹部14の長手方向に整列して配置され、この凹部14の底壁に固定されている。これら3個の雌コネクタ13は互いに一体とされている。凹部14を画成している周壁18の内周面と、一体とされた3個の雌コネクタ13の外周面との間には僅かな隙間が置かれている。
ワイヤハーネス15の末端には、各電線の導体と電気的に接続されている複数の接続端子を保持した複数(図示の例では3個)の雄コネクタ16が取り付けられている。これら3個の雄コネクタ16をそれぞれ筐体11の雌コネクタ13にそれぞれ挿嵌して、ワイヤハーネス15は筐体11に固定されている。
雌雄コネクタ13,16には、互いの接続状態を維持する係止手段が設けられている。このような係止手段としては、従来周知の弾性変形可能なロックアーム及び当該ロックアームに係止される係止突起を例示することができる。
筐体11の凹部14を画成している周壁18において、雌コネクタ13の上面に対向する部分には、凹部14の開口縁から伸びる切欠き17が設けられている。切欠き17は、凹部14の長手方向に整列して配置された3個の雌コネクタ13の当該長手方向の幅以上の幅L1を有し、一体とされた3個の雌コネクタ13の上面の大部分を露出させるように凹部14の開口縁から所定長さL2をもって形成されている。
筐体11からワイヤハーネス15を分離するに際しては、ワイヤハーネス15が、例えばクレーン等の引上装置によって、雌雄コネクタ13,16の相互の接続方向と直交する上方に引き上げられる。この引き上げ荷重は、ワイヤハーネス15の雄コネクタ16を介して、雄コネクタ16が接続している雌コネクタ13に作用する。
引き上げ荷重が作用した雌コネクタ13は、凹部14の底壁に固定された基端部19を支点としてその先端部が上方に変位するように撓む。ここで、雌コネクタ13の上面は、凹部14を画成している周壁に設けられた切欠き17によってその大部分が露出されており、換言すれば、雌コネクタ13の撓み(先端部の上方への変位)を規制する部材がない。このため、雌コネクタ13の強度を超える引き上げ荷重が雌コネクタ13に作用すると、当該雌コネクタ13は容易に折損する。
雌コネクタ13の折損、及びワイヤハーネス15の筐体11からの分離は様々な態様をとり得る。例えば、雌コネクタ13の上壁20が破損し、ワイヤハーネス15側の端部が上方に変位するように雄コネクタ16が傾斜することにより、雄コネクタ16と雌コネクタ13との係止が解除され、雌コネクタ13を筐体11に残してワイヤハーネス15が筐体11から分離される。あるいは、基端部19と凹部14の底壁との固定が破損して、雌コネクタ13ごとワイヤハーネス15が筐体11から分離される。
上述のように、本実施形態の電気機器の分解構造10によれば、雌コネクタ13が配置されている筐体11の凹部14に、ワイヤハーネス15の引張方向に当該雌コネクタ13の折損を容易とする切欠き(破損許容部)17が設けられており、ワイヤハーネス15が引っ張られた際には、雌コネクタ13が容易に折損してワイヤハーネス15が筐体11から分離される。これにより、電気機器の解体において筐体11からワイヤハーネス15を分離するのに要するワイヤハーネス15の引き上げ荷重を低減することができる。さらには、ワイヤハーネス15の末端において筐体11からワイヤハーネス15を確実に分離することができ、ワイヤハーネス15の回収量を向上させることができる。このように、本発明によれば、電気機器の解体においてワイヤハーネス15と筐体11とを容易に且つ確実に分離させることができる。
(第2実施形態)
次に、図3及び図4を参照して、本発明に係る電気機器の分解構造の第2実施形態について説明する。
図3は本発明に係る電気機器の分解構造の第2実施形態を説明する電気機器の外観斜視図、図4は図3に示す電気機器の雌雄コネクタ周りの縦断面図である。なお、第1実施形態と同一または同等の部分については、同一の符号を付し、説明を省略或いは簡略化する。
図3、図4に示すように、第2実施形態の電気機器の分解構造30では、一体とされた3個の雌コネクタ13の上壁20と、凹部14を画成している周壁18においてこの上壁20と対向する部分との間に空隙32が設けられている。
空隙32は、一体とされた3個の雌コネクタ13の上面を除く外周面と、凹部14を画成している周壁18の内周面との間におかれた僅かな隙間よりも十分に大きく設定されており、雌コネクタ13が凹部14内で傾斜可能であるように所定の高さL3を有している。
筐体11からワイヤハーネス15を分離するに際しては、ワイヤハーネス15が、例えばクレーン等の引上装置によって上方に引き上げられる。この引き上げ荷重は、ワイヤハーネス15の雄コネクタ16を介して、この雄コネクタ16が接続している雌コネクタ13に作用する。
引き上げ荷重が作用した雌コネクタ13は、凹部14の底壁に固定された基端部19を支点としてその先端部が上方に変位するように撓む。ここで、空隙32が設けられていることにより、雌コネクタ13の撓み(先端部の上方への変位)を規制する部材がない。このため、雌コネクタ13の強度を超える引き上げ荷重が雌コネクタ13に作用すると、当該雌コネクタ13は容易に折損する。雌コネクタ13の折損、及びワイヤハーネス15の筐体11からの分離は、第1実施形態の電気機器の分解構造10と同様の態様をとり得る。
上述のように、本実施形態の電気機器の分解構造30によれば、雌コネクタ13が配置されている筐体11の凹部14に、ワイヤハーネス15の引張方向に当該雌コネクタ13の折損を容易とする空隙(破損許容部)32が設けられており、ワイヤハーネス15が引っ張られた際には、雌コネクタ13が容易に折損してワイヤハーネス15が筐体11から分離される。これにより、電気機器の解体において筐体11からワイヤハーネス15を分離するのに要するワイヤハーネス15の引き上げ荷重を低減することができる。さらには、ワイヤハーネス15の末端において筐体11からワイヤハーネス15を確実に分離することができ、ワイヤハーネス15の回収量を向上させることができる。このように、本発明によれば、電気機器の解体においてワイヤハーネス15と筐体11とを容易に且つ確実に分離させることができる。
(第3実施形態)
次に、図5及び図6を参照して、本発明に係る電気機器の分解構造の第3実施形態について説明する。
図5は本発明に係る電気機器の分解構造の第3実施形態を説明する電気機器の外観斜視図、図6は図5に示す電気機器の雌雄コネクタ周りの縦断面図である。なお、第1実施形態及び第2実施形態と同一または同等の部分については、同一の符号を付し、説明を省略或いは簡略化する。
図5、図6に示すように、第3実施形態の電気機器の分解構造40では、凹部14を画成している周壁18において、一体とされた3個の雌コネクタ13の上壁20と対向する部分(以後、分離板部と称する)41が、周壁18から分離可能に形成されている。
分離板部41は、周壁18の内周面に設けられて且つ両端が凹部14の開口縁に達する略コ字状の溝によって周壁18に区画されて設けられている。分離板部41は、当該分離板部41(特に、凹部14の開口縁を形成している縁)に上下方向に力が作用することにより、前記溝によって薄肉に形成されている連結部42が破断して、周壁18から分離するようになっている。
筐体11からワイヤハーネス15を分離するに際しては、ワイヤハーネス15が、例えばクレーン等の引上装置によって上方に引き上げられる。この引き上げ荷重は、ワイヤハーネス15の雄コネクタ16を介して、この雄コネクタ16が接続している雌コネクタ13に作用する。
引き上げ荷重が作用した雌コネクタ13は、凹部14の底壁に固定された基端部19を支点としてその先端部が上方に変位するように撓む。雌コネクタ13の撓み(先端部の上方への変位)に伴って雌コネクタ13の先端部が分離板部41の縁部を押圧し、雌コネクタ13の撓みを規制する分離板部41が周壁18から分離して除去される。その結果、雌コネクタ13の強度を超える引き上げ荷重が雌コネクタ13に作用すると、当該雌コネクタ13は容易に折損する。雌コネクタ13の折損、及びワイヤハーネス15の筐体11からの分離は、第1実施形態の電気機器の分解構造10と同様の態様をとり得る。
上述のように、本実施形態の電気機器の分解構造40によれば、雌コネクタ13が配置されている筐体11の凹部14に、ワイヤハーネス15の引張方向に当該雌コネクタ13の折損を容易とする分離板部(破損許容部)41が設けられており、ワイヤハーネス15が引っ張られた際には、雌コネクタ13が容易に折損してワイヤハーネス15が筐体11から分離される。これにより、電気機器の解体において筐体11からワイヤハーネス15を分離するのに要するワイヤハーネス15の引き上げ荷重を低減することができる。さらには、ワイヤハーネス15の末端において筐体11からワイヤハーネス15を確実に分離することができ、ワイヤハーネス15の回収量を向上させることができる。このように、本発明によれば、電気機器の解体においてワイヤハーネス15と筐体11とを容易に且つ確実に分離させることができる。
特に、本実施形態の電気機器の分解構造40は、雌コネクタ13を露出させたくない場合や、周壁18と雌コネクタ13との間に空隙を設けることができない場合に好適である。
(第4実施形態)
次に、図7及び図8を参照して、本発明に係る電気機器の分解構造の第4実施形態について説明する。
図7は本発明に係る電気機器の分解構造の第4実施形態を説明する電気機器の外観斜視図、図8は図7に示す電気機器の雌雄コネクタ周りの縦断面図である。なお、第1実施形態、第2実施形態、及び第3実施形態と同一または同等の部分については、同一の符号を付し、説明を省略或いは簡略化する。
図7、図8に示すように、第4実施形態の電気機器の分解構造50は、箱形状に形成された筐体51と、当該筐体51に固定されたワイヤハーネス15とを備えた電気機器に適用されている。
筐体51の側面には、上下に伸びた縦長の凹部54が設けられている。凹部54の内部には、電気部品12と電気的に接続される複数の接続端子をそれぞれ保持した複数(図示の例では3個)の雌コネクタ13が、当該凹部54の長手方向に整列して配置され、この凹部54の底壁に固定されている。
筐体51の凹部54を画成している周壁58において、最上段の雌コネクタ13の上面に対向する部分には、凹部54の開口縁から伸びる切欠き57が設けられている。切欠き57は、雌コネクタ13の幅以上の寸法L4を有し、雌コネクタ13の上面の大部分を露出させるように凹部54の開口縁から所定長さL5をもって形成されている。
また、3個の雌コネクタ13は互いに一体とされているが、隣り合う一組の雌コネクタ13間には、これら一組の雌コネクタ13のうち下段に位置する雌コネクタ13が上方に傾斜可能であるように所定の高さL6を有する空隙62が設けられている。
筐体51からワイヤハーネス15を分離するに際しては、ワイヤハーネス15が、例えばクレーン等の引上装置によって、雌雄コネクタ13,16の相互の接続方向と直交する上方に引き上げられる。この引き上げ荷重は、ワイヤハーネス15の雄コネクタ16を介して、この雄コネクタ16が接続している雌コネクタ13に作用する。
引き上げ荷重が作用した雌コネクタ13は、凹部54の底壁に固定された基端部19を支点としてその先端部が上方に変位するように撓む。ここで、最上段の雌コネクタ13の上面は、凹部54を画成している周壁に設けられた切欠き57によってその大部分が露出されており、換言すれば、雌コネクタ13の撓み(先端部の上方への変位)を規制する部材がない。また、隣り合う一組の雌コネクタ13間には空隙62が設けられており、これら一組の雌コネクタ13のうち下段に位置する雌コネクタ13の撓みを規制する部材がない。このため、雌コネクタ13の強度を超える引き上げ荷重が雌コネクタ13に作用すると、当該雌コネクタ13は容易に折損する。
雌コネクタ13の折損、及びワイヤハーネス15の筐体51からの分離は様々な態様をとり得る。例えば、雌コネクタ13の上壁20が破損し、ワイヤハーネス15側の端部が上方に変位するように雄コネクタ16が傾斜することにより、雄コネクタ16と雌コネクタ13との係止が解除され、雌コネクタ13を筐体51に残してワイヤハーネス15が筐体51から分離される。あるいは、基端部19と凹部54の底壁との固定が破損して、雌コネクタ13ごとワイヤハーネス15が筐体51から分離される。
上述のように、本実施形態の電気機器の分解構造50によれば、複数の雌コネクタ13がワイヤハーネス15の引張方向に多段に設けられている場合に、雌コネクタ13が配置されている筐体51の凹部54に、最上段の雌コネクタ13のワイヤハーネス15の引張方向への折損を容易とする切欠き(破損許容部)57を設け且つ、隣り合う一組の雌コネクタ13間に、これら一組の雌コネクタ13のうち下段に位置する雌コネクタ13のワイヤハーネス15の引張方向への折損を容易とする空隙62を設けており、ワイヤハーネス15が引っ張られた際には、雌コネクタ13が容易に折損してワイヤハーネス15が筐体51から分離される。これにより、電気機器の解体において筐体51からワイヤハーネス15を分離するのに要するワイヤハーネス15の引き上げ荷重を低減することができる。さらには、ワイヤハーネス15の末端において筐体51からワイヤハーネス15を確実に分離することができ、ワイヤハーネス15の回収量を向上させることができる。このように、本発明によれば、電気機器の解体においてワイヤハーネス15と筐体51とを容易に且つ確実に分離させることができる。
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。例えば、破損許容部としての切欠き17、空隙32、分離板部41は、その電気機器が適用される場所に応じて組み合わせて用いることもできる。
本発明に係る電気機器の分解構造の第1実施形態を説明する電気機器の外観斜視図である。 図1に示す電気機器の雌雄コネクタ周りの縦断面図である。 本発明に係る電気機器の分解構造の第2実施形態を説明する電気機器の外観斜視図である。 図3に示す電気機器の雌雄コネクタ周りの縦断面図である。 本発明に係る電気機器の分解構造の第3実施形態を説明する電気機器の外観斜視図である。 図5に示す電気機器の雌雄コネクタ周りの縦断面図である。 本発明に係る電気機器の分解構造の第4実施形態を説明する電気機器の外観斜視図である。 図7に示す電気機器の雌雄コネクタ周りの縦断面図である。
符号の説明
10,30,40,50 電気機器の分解構造
11 筐体
12 電気部品
13 雌コネクタ
14 凹部
15 ワイヤハーネス
16 雄コネクタ
17 切欠き(破損許容部)
18 周壁
32 空隙(破損許容部)
41 分離板部(破損許容部)
62 空隙

Claims (5)

  1. 内部に電気部品を収納し、当該電気部品と電気的に接続される複数の接続端子を保持した雌コネクタが表面に設けられた凹部内に配設されている筐体と、
    末端に取り付けられた雄コネクタを前記雌コネクタに接続して前記筐体に固定されているワイヤハーネスと、
    を備え、
    前記ワイヤハーネスが、前記雌雄コネクタの相互の接続方向と交差する方向に引っ張られることにより前記筐体から分離される電気機器の分解構造であって、
    前記ワイヤハーネスの引張方向への前記雌コネクタの折損を容易とする破損許容部が、前記筐体の凹部に設けられていることを特徴とする電気機器の分解構造。
  2. 前記破損許容部が、前記凹部を画成している周壁において前記ワイヤハーネスの引張方向に前記雌コネクタと対向する部分に設けられ、前記凹部の開口縁から伸びる切欠きであることを特徴とする請求項1に記載の電気機器の分解構造。
  3. 前記破損許容部が、前記凹部を画成している周壁と前記雌コネクタとの間で前記ワイヤハーネスの引張方向に置かれた空隙であることを特徴とする請求項1に記載の電気機器の分解構造。
  4. 前記破損許容部が、前記凹部を画成している周壁において前記ワイヤハーネスの引張方向に前記雌コネクタと対向する部分であって、当該部分が前記周壁から分離可能に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気機器の分解構造。
  5. 前記雌コネクタが、前記ワイヤハーネスの引張方向に多段に配設されており、
    隣り合う一組の雌コネクタの間に、前記ワイヤハーネスの引張方向への当該雌コネクタの折損を容易とする空隙が置かれていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電気機器の分解構造。
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